JP5341442B2 - マグネトロン - Google Patents

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Description

本発明は、スプリアスの発生を抑制するマグネトロンの構造に関する。
特許文献1には、スプリアスレベルを低く抑えるマグネトロンの構造が提案されている。すなわち、特許文献1の図1には、カソード2とアノードベーン4間の作用空間3に磁場を付与する一対のポールピース6,6の対向面の形状を工夫することで、スプリアスレベルを低く抑えるようにしている。具体的には、ポールピース6,6の対向面を20°以上のテーパを有する円錐台形状に形成して、作用空間の磁束密度を、特許文献1の図3の磁束密度分布図に示すように、軸方向の中心位置より両端側で大きくなるようにしたものである。一般的に、カソード2、アノードベーン4の軸方向両端部である境界面では電界が乱れるため、磁界はこの近傍の電子分布を低下させるように作用している可能性がある。そこで、特許文献1に記載の形状を採用して、この境界近傍の磁界を強くすることで、電子をミラー効果(磁力線が漏斗状に収束しているミラーと呼ばれる領域で斥力をうける現象)によって磁界の弱い方に跳ね返させて電子分布をカソード2の軸方向中心部に寄せ、これにより均一に運動する電子の割合を増加させて不要輻射(スプリアス)を低減するというものである。
特開2000−299070号公報
しかしながら、特許文献1の図1に示すように対向面をペーパ状に加工したポールピース6,6では、特許文献1の図3に示すように、作用空間内の磁束密度は径方向全体に亘って直線的に傾斜した分布となっている。従って、このような作用空間の径方向全域に亘る磁束密度分布の不均一によってスプリアスの抑制には限界がある。特に、マグネトロンは、レーダで使用されるマグネトロンでは、所定の繰り返し周波数でパルス状にマイクロ波を発生させる使用態様が一般的であることから、マイクロ波が発生するパルス期間のうち、特にその立ち上がり期間に発生するスプリアスの抑制を検討する必要があるが、特許文献1では、この点に関する考察は全くない。また、マイクロ波応用機器、適用分野が増大する中で、スプリアス規制が厳しくなる傾向がある一方、フィルタを介在させる構成では基本波に比して多少周波数の異なるスプリアスの抑制に限界があり、また小型化の要請に沿わないことから、マグネトロン単体でのスプリアス対策が一層求められている。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、前記作用空間の径方向に対する磁束密度を中心側から所定範囲までに対して略連続的に減少させることで、特にパルス立ち上がり期間に亘って高域側のスプリアスを抑制するマグネトロンを提供するものである。
請求項1記載の発明は、柱状の陰極と、この陰極と同心に配置され、所定の作用空間だけ離間して配置された円筒状の陽極と、前記作用空間を挟んで軸方向両側に対向配置され、軸方向に垂直な対向面を有する一対のポールピースとを備えたマグネトロンにおいて、前記作用空間の径方向に対する磁束密度を中心側から所定範囲まで略連続的に減少させ、前記所定範囲より径方向外側を一様に分布させる磁束密度変更部材を設けたことを特徴とするものである。
この発明によれば、陽極への電圧印加によって陰極と陽極との間の作用空間に電界が付与され、さらにポールピースを通して、作用空間に軸方向に平行な磁界が付与され、作用空間では電界と磁界とが互いに直交する空間とされる。陰極から飛び出した電子の群(電子雲)は作用空間を旋回し、電界の旋回と同期することで、電子のポテンシャルエネルギーが陽極側のキャビティで共振して、基本周波数の電磁波(マイクロ波)に変換される。そして、磁束密度変更部材によって、作用空間の径方向に対する磁束密度が中心側から所定範囲まで略連続的に減少する勾配となるので、電界が印加された(立ち上がり期間)における陰極周辺の電子の相対的な高速回転(ドリフト角速度)に起因する高域側のスプリアスが抑制される。なお、その後の駆動期間では平衡状態にある電子雲によって本来周波数のマイクロ波が発生され、全体として高域側のスプリアスが抑制される。
かつ、陰極側の磁束密度に傾斜を与え、それより外側では従来通りの一様分布とすることで、パルス立ち上がり期間における陰極側での電子雲の挙動に応じたスプリアス抑制制御が可能となる。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のマグネトロンにおいて、前記磁束密度変更部材は、前記磁束密度を、前記中心側から第1の範囲に対して軸心からの距離の2乗に反比例して減少させ、さらに前記第1の範囲から前記所定範囲に対して前記軸心からの距離に反比例して減少させるものであることを特徴とする。この構成によれば、磁束密度は、作用空間の中心側から外径方向の第1の範囲に対して軸心からの距離の2乗に反比例して減少する勾配分布とすることで、立ち上がり時での高域側のスプリアスが抑制され、さらに前記第1の範囲から前記所定範囲に対して前記軸心からの距離に反比例して減少する勾配分布とすることで、立ち上がり時を含む立ち上がり期間での高域側のスプリアスが抑制される。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載のマグネトロンにおいて、前記磁束密度変更部材は、前記各ポールピースの前記対向面に前記陰極と同心に設けられた環状の磁性部材であることを特徴とする。この構成によれば、環状の磁性部材によって陰極の表面から外径方向に磁束密度が減少する勾配分布が形成されるので、立ち上がり期間での高域側のスプリアスが抑制される。
請求項4記載の発明は、請求項に記載のマグネトロンにおいて、前記環状の磁性部材は、所定距離離れた同心の二重構造を有するものであることを特徴とする。この構成によれば、内側の磁性部材で中心側ほど磁束密度が高くなり、一方、外側の磁性部材によって、作用空間の所定範囲より外側で、内側の磁性部材によって漸減する勾配を持ち上げて一定化される。従って、立ち上がり期間での高域側のスプリアスが抑制され、かつ立ち上がり期間後では、基本周波数のマイクロ波が効率よく発生する。
請求項1記載の発明によれば、作用空間の径方向に対する磁束密度を中心側から所定範囲までに対して略連続的に減少させる勾配分布とすることで、特にパルス立ち上がり期間において高域側のスプリアスを抑制することができる。かつ、パルス立ち上がり期間における陰極側での電子雲の挙動に応じたスプリアス抑制制御ができる。
請求項2,3記載の発明によれば、立ち上がり時を含む立ち上がり期間での高域側のスプリアスを抑制できる。
請求項記載の発明によれば、立ち上がり期間での高域側のスプリアスを抑制でき、かつ立ち上がり期間後では、基本周波数のマイクロ波を効率よく発生させることができる。
図1は、本発明に係るマグネトロンが適用される一例である、レーダ装置のマイクロ波送受信機の構成図である。マイクロ波送受信機は、例えば9.4GHzのマイクロ波を基本波として発振するマグネトロン101を有する。パルス駆動回路102は、所定の繰り返し周波数、例えば2000ppsで、75ns程度のパルス幅を有するトリガパルスをマグネトロン101に出力して、マグネトロン101をトリガパルスの印加期間駆動させ、パルス状のマイクロ波を間欠的に発生させるものである。サーキュレータ103は、マグネトロン101で発生したマイクロ波パルスをアンテナ側へ伝搬すると共に、アンテナ側からの受信信号を受信回路側へ伝搬する切替器である。ロータリージョイント104は、静止系と回転系とを電気的に接続するためのものである。アンテナ105は、図略のモータで定速回転させられており、マイクロ波パルスを狭指向性を有する探知パルスとして実質的に360°方向に送信するものである。リミッタ回路106は、受信開始直後の高レベルの電力信号レベルを抑制して受信回路107を保護する。受信回路107は、物標で反射されアンテナ105に帰来した信号を受信するものである。受信された物標からの信号は受信回路107で検出されて、図略のモニタに、距離及び方位を識別可能に表示される。
図2は、マグネトロン101の一般的な構造を説明するための縦断面図である。図2において、アノードシリンダ1は円筒状を有し、その軸の中央には所定半径を有する円筒形状のカソード2が同心で配置されている。アノードシリンダ1の内壁側には周方向に等間隔を有して放射状のアノードベーン4が配設されている。アノードベーン4の内端壁とカソード2の外周面との間には環状の作用空間3が形成されている。なお、隣接するアノードベーン4,4間の空間は共振空洞(キャビティ)として機能する。マグネトロン101の駆動時には、アノードベーン4が所定電位Vaとなるように、図略の電源からの電圧印加が行われ、カソード2とアノードベーン4との間の作用空間3に所定の電界Eが形成される。
作用空間3を挟んで軸方向両側には、磁性体からなる一対のポールピース5が配置されている。各ポールピース5の対向面は軸方向に直角で平行な平面とされている。ポールピース5の外側にはそれぞれマグネット6が配置されている。マグネット6の磁束は両ポールピース5を介して、カソード2とアノードベーン4の間の作用空間3に軸方向の磁界を形成する。
かかる一般的構造において、次に、カソード2から飛び出した電子及びその群である電子雲の振る舞いについて、図3〜図8を用いて説明する。
図3は、電子雲(電子極)とキャビティを回る電界との関係を示した図である。電子雲はカソード2とアノードベーン4との間の作用空間3でE×Bドリフト(E:電界、B:磁界)により、カソード2の周りを図中の矢印方向に回転する。電子雲の各電子のポテンシャルエネルギーはキャビティ内の電界と作用して電磁界に変換される。電子雲の回転速度とキャビティを回る電界の速度とが等しい状態で共振が起こり、マグネトロン101は発振する。以下、作用空間の状態に別けて、電子のドリフト角速度を検証する。
[A] 平衡状態の場合
まず、作用空間3が平衡状態(カソード2から飛び出した電子の個数とカソード2で吸収されていく電子の個数とが同一)にあるとすると、電子は一様な磁界Bで、磁界に直交する平面内においてサイクロイド運動を行い、カソード2の周囲を旋回(ドリフト)する。このときの電子のドリフト速度Vは、
Figure 0005341442
として表される。ここで、キャビティにπモードの電界が励振されていると仮定し、その周波数をf、モード数をN(πモードではキャビティの数の1/2)とおくと、キャビティに励振される電界が半径rの円周上を回転する速度は、
Figure 0005341442
と表される。ここで、軸中心からの距離をr、軸中心からアノードベーン4の内端壁までの寸法(半径)をr、カソード2の半径をrとおき、アノードベーン4に電圧Vaが印加されているとすると、そのときの、電位の分布φは、平衡状態にあるとして、
Figure 0005341442
となる。ここで、電界の強さEは、E=∂φ/∂rであるから、(数3)は、
Figure 0005341442
となる。そして、マグネトロン101の発振条件は、前述のとおり、キャビティを回る電界の速度Vと電子雲の回転速度Vとが一致することである。V=Vであるならば、電子雲の同一箇所に、励振されている電界の力を受け続けることになって(図3(a),(c)参照)、発振が起きる。次に、(数1)、(数2)(数4)から、Vaは、
Figure 0005341442
となる。また、V=E/B、V=rω(ω:ドリフト角速度)から得られる、ω=(1/r)・E/Bと(数4)とから、ドリフト角速度ωは、
Figure 0005341442
となる。(数6)から判るように、(数6)では距離rが相殺されている。このため、ドリフト角速度ωは、距離rに依存せず、作用空間3内で一定となる。以上より、電子雲は、アノードベーン4の電圧Vaの立ち上がり時にゆっくりと回転を始め、電圧Vaが定常状態になると、所望の回転速度となるような動作になると予想される。
[B] 真空中の場合
次に、マグネトロン101の立ち上がり時について説明する。マグネトロン101の立ち上がり時は、カソード2から飛び出す電子の個数は少ないため、作用空間3を真空中と同等に扱うことができる。この状態での同軸導体間の電位分布V(r)は、
Figure 0005341442
で表すことができる。σ=r/rとすると、電界Eは、∂V(r)/∂rであるから、(数7)は、
Figure 0005341442
となる。従って、ドリフト角速度ωは、(数8)と前述のω=(1/r)・E/Bとから、
Figure 0005341442
のように求まる。(数9)によれば、ドリフト角速度ωは、距離rの2乗に反比例していることが判る。従って、作用空間3内のうち、カソード2に近い領域にある電子ほど高い角速度で回転していることになる。
図4は、電子雲の状態(左側の図)と電位分布(右側の図)とを示す図で、図4(a)〜(d)は電子雲の形成過程に対応している。すなわち、図4(a)は、真空中での状態、図4(b)は、作用空間3のうちカソード2の近傍に電子雲が形成された状態、図4(c)は、作用空間3の中心側略半分辺りに対して電子雲が形成された状態、図4(b)は、平衡状態を示している。図4(a)の電位分布は、(数7)で示した「真空中の場合」のものであり、図4(d)の電位分布は、(数3)で示した「平衡状態の場合」のものである。
図5は、「真空中の場合」と「平衡状態の場合」とにおけるそれぞれの作用空間3内での電位分布とドリフト角速度とを示した特性図で、図5(a)は電位分布を示し、図5(a)はドリフト角速度を示している。なお、特性図は、磁束密度0.379Tによるものである。また、図5の横軸に示すように、マグネトロン101は、カソード2の表面が軸中心から1.2mmの位置にあり、アノードベーン4の内端壁が半径1.8mmの位置にあり、作用空間3は1.2mm〜1.8mmの範囲となる。
図中、[1]は「真空中の場合」に対応し、[2]は「平衡状態の場合」に対応する。図5に示す「真空中の場合」の電位分布に対応して、電子はカソード2近傍では高いドリフト角速度で回転する。作用空間3内の電子が増大して、「平衡状態の場合」の電位分布に移行するに従い、ドリフト角速度は低くなっていき、「平衡状態の場合」では、距離rによらず一定になると予想される。
ところで、図5から、電子の輻射開始から平衡状態に達するまでの間に、図4(b)のように、電界強度が一定(電位分布が直線的)になる電位分布の状態も考えられるので、この点についても説明する。
[C] 電界強度一定の場合
電界強度一定の場合、電界は、
Figure 0005341442
のように求まる。そして、電子雲が作用空間3を回転するドリフト角速度ωは、
Figure 0005341442
となる。(数11)によれば、ドリフト角速度ωは、距離rに反比例していることが判る。従って、作用空間3内のうち、カソード2に近い電子ほど高い角速度で回転していることになる。
図6は、図5に、(数10)、(数11)で示される「電界強度一定の場合」における特性線[3]を追記したものである。以上の説明で、立ち上がり時、すなわち真空時〜電界強度一定状態までの立ち上がり期間、カソード2の近傍乃至は周囲で、周波数の高いスプリアスが発生することが判る。
[D] 磁界によるドリフト角速度補正
磁束密度に勾配を付けることにより、ドリフト角速度が一定になるようにする。すなわち、「真空中の場合」のE×Bドリフトの速度から、
Figure 0005341442
同様に、「一様電界の場合」のE×Bドリフトの速度から、
Figure 0005341442
従って、「真空中の場合」に、磁界B(磁束密度と同義とする)を距離rの2乗に反比例するようにすれば、ドリフト角速度が一定にできる。すなわち、(数12)から、磁束密度Bを、
Figure 0005341442
となるように補正し、また、「一様電界の場合」に、磁界B(磁束密度と同義とする)を距離rに反比例するようにすれば、ドリフト角速度が一定にできる。すなわち、(数13)から、磁束密度Bを、
Figure 0005341442
となるように補正すればよい。
図7は、ドリフト角速度補正後の特性図で、図7(a)は、「一様電界の場合」の(式15)に対応する修正された特性図であり、図7(b)は、「真空中の場合」の(式14)に対応する修正された特性図である。図7において、立ち上がり期間のドリフト角速度を一定にするには、カソード2付近の磁束密度の分布に勾配を設ければよい。
ところで、図7の修正された特性線によれば、「平衡状態の場合」には、カソード2の表面側の電子雲は低い周波数に同期することになるが、発振現象に大きく関与するのは、作用空間3内のアノードベーン4側にある電子雲(電子極)と考えられることから、周波数の低いスプリアスの発生を抑制し、さらにπモードの発振を安定させるためには、アノードベーン4側での磁束密度を一様分布とする方が好ましい。
そして、修正の具体例としては、カソード2の表面から、図7に示す特性線[1]と特性線[3]との交点まで、すなわち図7(a)、(b)では、いずれも略1.5mm付近まで磁束密度に勾配による分布を与えるようにする。すなわち、カソード2の表面から前記交点である略1.5mmまでの途中である所定範囲、例えば略半分までの範囲を、距離rの2乗に反比例する磁束密度分布とし、前記所定範囲から前記交点付近までの残り範囲を距離rに反比例する磁束密度分布とする。そして、交点付近から作用空間3の外方残り範囲は補正せず、平衡状態の場合の均一な磁束密度とする。
図8は、作用空間3内における補正後の特性図で、図8(a)は補正後の磁束密度、図8(b)は補正後のドラフト角速度の各特性図である。図8(a)において、カソード2の表面(軸中心から1.2mm)〜1.35mm辺りまでは距離rの2乗に反比例し、1.35mm〜1.5mm辺りまでは距離rに反比例し、1.5mm〜アノードベーン4の内端壁(軸中心から1.8mm)までは一定となっている。
そして、図8(b)によれば、カソード2の近傍、すなわち1.2mm〜1.35mmでは、エミッション初期(パルスの立ち上がり時)に、基本波のドリフト角速度(略6.6E+09)に対して高いドリフト角速度が主役となる(特性線[1]参照)が、その後のパルス期間中は、一様電界の場合、平衡状態の場合(特性線[2]、[3]参照)が主流となり、かつ作用空間が少なくとも真空中状態ではなくなるため、低いドリフト角速度に移行する。また、1.35mm〜1.5mm辺りでは、一様電界の場合によるドリフト角速度は、ほぼ安定したドリフト角速度である一方、平衡状態の場合による多少低いドリフト角速度、及び立ち上がり時のみ真空中の場合による多少高いドリフト角速度が含まれる。そして、1.5mm〜アノードベーン4の内端壁(軸中心から1.8mm)では、立ち上がり期間で真空中及び一様電界による低いドリフト角速度が表れ、その後のパルス期間中は、平衡状態による、基本波のドリフト角速度に相当する一定のドリフト角速度である。立ち上がり期間における真空中及び一様電界による低いドリフト角速度は、いわゆるカソード2の付近となるので、発振現象には実質的に関与しているものではない。
この結果、マグネトロン101が所定の繰り返し周波数で駆動されて、マイクロ波パルスを発生する毎に、その立ち上がり期間での高域側のスプリアスは結果的に抑制され、かつパルス期間に亘っても高域側のスプリアスが抑制されることになる。なお、基本波に対応するドリフト角速度に対して低いドリフト角速度によるスプリアスは、基本波より波長が長いためマイクロ波伝送用の導波管を通過することができず、特別な部材を採用するまでもなく効果的に遮断し得る。
以下、実施形態について説明する。図9は、本発明に係るマグネトロンの第1実施形態を示す縦断面図、図10は、ポールピースの構造を示す斜視図、図11は、作用空間とポールピースとの位置関係を示す縦断面図、図12は、図10、図11における作用空間での磁束密度の分布図である。
マグネトロン10は、図略の円筒状を有するアノードシリンダの軸の中央に所定半径(例えば略3.2mm)を有する円筒形状のカソード12が同心で配置されている。カソード12の軸方向両側には鍔状の保護用エンドハット121が取り付けられている。図略のアノードシリンダの内壁側周囲には等間隔で放射状のアノードベーン14が配設されている。アノードベーン14の内端壁とカソード12の外周面との間には環状の作用空間13が形成されている。隣接するアノードベーン14,14間の空間は共振空洞(キャビティ)として機能する。マグネトロン10の動作時には、アノードベーン14が所定電位Vaとなるように電圧印加が行われ、カソード12とアノードベーン14との間の作用空間13に所定の電界Eが形成される。
作用空間13を挟んで軸方向両側には、磁性体からなる一対のポールピース15が配置されている。各ポールピース15の対向面は軸方向に直角で平行な平面とされている。ポールピース15の軸方向外側にはそれぞれ図略のマグネットが配置されている。そして、図略のマグネットの磁束は両ポールピース15を介して、カソード12とアノードベーン14の間の作用空間13に軸方向の磁界を形成する。
ポールピース15は、中心に軸方向に平行な支持孔150を有し、対向面151は軸方向に直交する平面とされている。対向面151には軸心の周りに、磁束密度変更部材17としての、同心でそれぞれ所定径を有する磁性材からなる円筒体171,172が取り付けられている。円筒体171,172は、ポールピース15のスリーブとして突設された一体物でもよく、別体でもよい。また、円筒体171,172の材質はポールピース15と同一でもよく、あるいはポールピース15と異なる透磁率を有するものでもよい。
第1実施形態では、内側の円筒体171はカソード12の半径に対応する半径を有し、外側の円筒体172は、アノードベーン14の内端壁よりも外側のキャビティ内の適所に対応する半径を有している。円筒体171,172は半径を除き、同一形状としてもよく、あるいは高さ、厚みがそれぞれ設定されたものとしてもよい。
内側の円筒体171は、カソード12の近傍に低磁気抵抗領域を形成し、この領域に磁束を集中させるための磁路を構成している。外側の円筒体172は、内側の円筒体171によって作用空間13からキャビティ内に亘って減少する磁束密度分布を持ち上げるように修正して、作用空間13の途中、例えば作用空間13の中央付近から少なくとも作用空間13の最外位置(アノードベーン14の内端壁)外方に向けて磁束密度を略一定化させるためのものである。円筒体171,172による磁界修正は、それらの高さ寸法、厚み寸法、半径寸法(及び間隔)、透磁率が主要なパラメータとなる。円筒体171は、半径が1.6mm、高さは1.2mm〜1.3mm(カソード12に接触しない寸法)であり、円筒体172は、半径が4.0mm、高さは1.2mm〜1.3mm(アノードベーン14に接触しない寸法)である。厚みはいずれも0.数mm程度である。
図11では、カソード12の軸方向寸法が1.6mm(各エンドハット121が0.3mm)である。また、図11中に示されるスケールを参照して、カソード12の半径は、2.0mmであり、アノードベーン14の内端壁の半径は、2.9mmである。従って、作用空間13は、カソード2の軸心からの距離R(mm)としたとき、R=2.0mm〜2.9mmの範囲となる。なお、軸方向の寸法は、カソード12の軸方向中心を基準として、軸方向の距離をX(mm)で表している。
図12は、R−X座標系における図10の構成における磁束密度[T:テスラ]の分布を示すものである。[1]は、X=0mmにおける磁束密度分布の特性線、[2]は、X=0.8mmにおける磁束密度分布の特性線である。[1]の特性線によれば、カソード12表面(R=2.0mm)から緩やかな曲線(下向きに凸)で漸減し、R=2.5mm辺りからR=2.9mmで略一定(安定)している。また、[2]の特性線によれば、カソード12表面(R=2.0mm)からR=2.3mm辺りまで比較的急勾配の曲線(下向きに凸)で減少し、R=2.3mm辺りからR=2.6mm値まで略直線的に漸減し、その外方では略一定(安定)している。
本発明は、好ましくは、図8で示したように、磁束密度の分布として、カソード近傍を距離rの2乗に反比例させ、その外側を距離rに反比例させ、更にその外方を一定となるように設計するものであるが、カソードの近傍について、距離rの2乗に反比例させ、あるいは距離rに反比例させるように設計しても、図8の[1]と[2]のみの特性線、また[2]と[3]のみの特性線からして、それぞれ高域側の周波数のスプリアスを抑制できるものである。また、本発明は、好ましくは、図8で示したように、磁束密度の分布として、カソード近傍を距離rの2乗に反比例させ、その外側を距離rに反比例させ、更にその外方を一定となるように設計するものであるが、具体的な実施例に示すように、正確にカソード近傍を距離rの2乗に反比例させ、その外側を距離rに反比例させることは困難であり、あくまで近似したものとして実現しているが、これによっても、実質的に効果は得られる。
以下、図13〜図15を用いて、その他の実施形態を説明する。図13は、本発明に係るマグネトロンの第2実施形態を示す縦断面図である。図13では、ポールピース25の対向面251であって、カソード22の半径に対応する位置近傍に一体として、あるいは別体として磁性材からなる1個の円筒体27が設けられている。この円筒体27によって、カソード22の近傍に低磁気抵抗領域を形成して、この領域に磁束を集中させるための磁路を構成している。従って、カソード22の表面から作用空間に向けて磁束密度を減少する分布が実現できる。円筒体27の磁性、形状を調整することで、すなわち、磁束の集中範囲を狭めるようにすることで、作用空間23の略中央から外方側に円筒体27による磁束密度の変化ができるだけ表れないようにすれば、この作用空間23の略半分位置より外方側の範囲の磁束密度を略一定として扱うことが可能となる。
図14は、本発明に係るマグネトロンの第2実施形態を示す縦断面図である。ポールピース35の径方向の一部分についてポールピース35より高透磁率を有する環状の円筒体37を嵌合等することで形成したものである。円筒体37の半径をカソード32の表面位置に対応するものとすることで、カソード32の表面から作用空間に向けて磁束密度を減少する分布が実現できる。ポールピース35の軸中心の支持孔350を一回り大きく穿設し、この支持孔350に対応する径を有する円筒体37を圧入して嵌合し、あるいは接着などで固定して形成することができる。支持孔350がない構造では、ポールピース35を不連続な2個の環状体として構成し、その間に円筒体37を嵌合し、3者を接着等することで形成すればよい。なお、肉厚全部でなく、ポールピース35の対向面251側に所要深さの環状溝を穿設し、円筒体37をこの溝に嵌挿する構成としてもよい。
図15は、本発明に係るマグネトロンの第2実施形態を示す縦断面図である。ポールピース45の外側に配置されるマグネット46の中心に孔乃至は隙間を形成しておき、この隙間に、電磁コイル47を設置したものである。電磁コイル47は、励磁される磁束が軸方向と平行になる向きにされている。電磁コイル47には常時所要レベルの電流を供給してカソード47の表面近傍に対して高い磁束密度を付与するようにしてもよいが、以下のようにしてもよい。励磁部471は、パルス駆動回路102(図1参照)からのトリガパルスを受けて、その立ち上がり時、すなわち前述した「真空中の場合」までの立ち上がり時のみ、乃至はさらに「一様電界の場合」の状態までを含む立ち上がり期間のみ、所定の励磁電流を供給することで、高磁束密度領域の動的に形成する態様としてもよい。このようにすることで、立ち上がり期間で高域側のスプリアスは抑制され、かつその後は、「平衡状態の場合」のみで、作用空間全体に亘って、本来の均一な磁束密度を提供することができる。
また、さらに他の実施形態として、エンドハットの外周側の所定範囲を磁性体で構成することで、カソード表面近傍に磁束の集中を実現し、高い磁束密度分布を得るようにしてもよい。なお、磁束密度補正(変更)部材としての円筒体171,172に代えて、筒形状ではない、種々の環状(リング)形状を採用することも可能である。
本発明に係るマグネトロンが適用される一例である、レーダ装置のマイクロ波送受信機の構成図である。 マグネトロンの一般的な構造を説明するための縦断面図である。 電子雲(電子極)とキャビティを回る電界との関係を示した図である。 電子雲の状態(左側の図)と電位分布(右側の図)とを示す図で、図4(a)〜(d)は電子雲の形成過程に対応している。 「真空中の場合」と「平衡状態の場合」とにおけるそれぞれの作用空間内での電位分布とドリフト角速度とを示した特性図で、図5(a)は電位分布を示し、図5(a)はドリフト角速度を示している。 図5に、(数10)、(数11)で示される「電界強度一定の場合」における特性線[3]を追記したものである。 ドリフト角速度補正後の特性図で、図7(a)は、「一様電界の場合」の(式15)に対応する修正された特性図であり、図7(b)は、「真空中の場合」の(式14)に対応する修正された特性図である。 作用空間内における補正後の特性図で、図8(a)は補正後の磁束密度、図8(b)は補正後のドラフト角速度の各特性図である。 本発明に係るマグネトロンの第1実施形態を示す縦断面図である。 ポールピースの構造を示す斜視図である。 作用空間とポールピースとの位置関係を示す縦断面図である。 図10、図11における作用空間での磁束密度の分布図である。 本発明に係るマグネトロンの第2実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係るマグネトロンの第2実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係るマグネトロンの第2実施形態を示す縦断面図である。
10,101 マグネトロン
2,12,22,32,42 カソード(陰極)
3,13 作用空間
4,14,24,34,44 アノードベーン(陽極)
5,15,25,35,45 ポールピース
17 磁束密度変更部材
171,172,27,37 円筒体(磁束密度変更部材)
47 電磁コイル(磁束密度変更部材)

Claims (4)

  1. 柱状の陰極と、この陰極と同心に配置され、所定の作用空間だけ離間して配置された円筒状の陽極と、前記作用空間を挟んで軸方向両側に対向配置され、軸方向に垂直な対向面を有する一対のポールピースとを備えたマグネトロンにおいて、
    前記作用空間の径方向に対する磁束密度を中心側から所定範囲まで略連続的に減少させ、前記所定範囲より径方向外側を一様に分布させる磁束密度変更部材を設けたことを特徴とするマグネトロン。
  2. 前記磁束密度変更部材は、前記磁束密度を、前記中心側から第1の範囲に対して軸心からの距離の2乗に反比例して減少させ、さらに前記第1の範囲から前記所定範囲に対して前記軸心からの距離に反比例して減少させるものであることを特徴とする請求項1記載のマグネトロン。
  3. 前記磁束密度変更部材は、前記各ポールピースの前記対向面に前記陰極と同心に設けられた環状の磁性部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載のマグネトロン。
  4. 前記環状の磁性部材は、所定距離離れた同心の二重構造を有するものであることを特徴とする請求項記載のマグネトロン。
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