JP5341133B2 - 飛翔害虫誘引剤、飛翔害虫誘引装置、及び飛翔害虫誘引方法 - Google Patents

飛翔害虫誘引剤、飛翔害虫誘引装置、及び飛翔害虫誘引方法 Download PDF

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Description

本発明は、ハエ類、蚊類、コバエ類等の飛翔害虫、特に、ショウジョウバエ、ノミバエ、クロバネキノコバエ、キノコバエ、チョウバエ等のコバエ類を誘引する飛翔害虫誘引剤、飛翔害虫誘引装置、及び飛翔害虫誘引方法に関する。
コバエ等の飛翔害虫を捕獲する目的で、飛翔害虫を捕獲する容器の内部に誘引剤を仕込んだ装置が市販されている。ここで、飛翔害虫を効率よく捕獲するためには、誘引効果の高いものを誘引剤として使用することが重要となる。従来においては、例えば、ハエ取り用トラップに使用する誘引剤として、果実、果実加工品、醸造酒、蒸留酒、酒粕、乳酸飲料等を用いるものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1では、誘引剤がハエ取りトラップの内部に仕込まれている。ハエはトラップに設けられた誘引孔から発せられる誘引剤の芳香成分に誘引され、当該誘引孔からトラップ内部に侵入し、体表面が誘引剤で濡らされることにより、そのまま脱出不能となって、トラップ内で死滅するしくみとなっている。
特開2002−20213号公報
特許文献1に示されている果実、果実加工品、醸造酒、蒸留酒、酒粕、乳酸飲料等を有効成分とする誘引剤は、例えば、ハエ類を対象とした誘引剤として広く用いられている。しかしながら、現状では、これらの誘引剤についての検討は十分になされているとは言えない。
また、飛翔害虫に対してさらに高い誘引効果を示す誘引剤についての研究開発も十分に行われていない。ユーザーからは、少量の使用であっても、コバエ類等の飛翔害虫に対して十分な誘引効果を発揮し得る誘引剤が望まれている。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、種々の飛翔害虫に対して優れた誘引効果を示す飛翔害虫誘引剤、及び飛翔害虫誘引装置を提供することを目的とする。また、当該飛翔害虫誘引装置を用いて行う飛翔害虫誘引方法を確立することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る飛翔害虫誘引剤の特徴構成は、
酸度が6.1±0.4重量%であるバルサミコ酢を含む誘引物質を有効成分とする飛翔害虫誘引剤であって、
前記バルサミコ酢を含む誘引物質は、バルサミコ酢と白ワインビネガーとの混合物である。
ハエ類、蚊類、コバエ類等の種々の飛翔害虫に対して効果的な防除を行うためには、高い誘引効果を示す誘引剤を用いることが重要となる。
この点、本構成の飛翔害虫誘引剤は、酸度が6.1±0.4重量%であるバルサミコ酢を含む誘引物質を有効成分とする飛翔害虫誘引剤であって、バルサミコ酢を含む誘引物質は、バルサミコ酢と白ワインビネガーとの混合物である。本発明者らによる鋭意研究の結果、バルサミコ酢と白ワインビネガーとの混合物は飛翔害虫に対して特に誘引効果が高いことが判明した。そこで、この誘引効果の優れた酸度が6.1±0.4重量%であるバルサミコ酢と白ワインビネガーとの混合物を有効成分とする飛翔害虫誘引剤を使用すると、ハエ類、蚊類、コバエ類等の種々の飛翔害虫を大量に誘引することができる。
上記課題を解決するための本発明に係る飛翔害虫誘引装置の特徴構成は、
飛翔害虫を捕集する筐体を備えた飛翔害虫誘引装置であって、酸度が6.1±0.4重量%であるバルサミコ酢を含む誘引物質を発散させて前記飛翔害虫を前記筐体の内部に誘引する誘引部を備え、前記バルサミコ酢を含む誘引物質は、バルサミコ酢と白ワインビネガーとの混合物である
本構成の飛翔害虫誘引装置であれば、上述の飛翔害虫誘引剤と同様の優れた作用効果を得ることができる。すなわち、誘引効果の優れた酸度が6.1±0.4重量%であるバルサミコ酢と白ワインビネガーとの混合物を発散させる誘引部が飛翔害虫を筐体の内部に大量に誘引することができる。また、誘引した飛翔害虫は筐体の内部で死滅するため、高い防除効果(殺虫効果)も期待できる。
上記課題を解決するための本発明に係る飛翔害虫誘引方法の特徴構成は、
飛翔害虫を捕集する筐体を備えた飛翔害虫誘引装置を用いて行う飛翔害虫誘引方法であって、酸度が6.1±0.4重量%であるバルサミコ酢を含む誘引物質を発散させて前記飛翔害虫を前記筐体の内部に誘引する誘引工程を包含し、前記バルサミコ酢を含む誘引物質は、バルサミコ酢と白ワインビネガーとの混合物である
本構成の飛翔害虫誘引方法であれば、上述の飛翔害虫誘引剤及び飛翔害虫誘引装置と同様の優れた作用効果を得ることができる。すなわち、誘引効果の優れた酸度が6.1±0.4重量%であるバルサミコ酢と白ワインビネガーとの混合物を発散させる誘引部が飛翔害虫を筐体の内部に大量に誘引することができる。また、誘引した飛翔害虫は筐体の内部で死滅するため、高い防除効果(殺虫効果)も期待できる。
本発明の実施形態による飛翔害虫誘引装置の断面を示した概略構成図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施形態や図面に記載される構成に限定されることを意図しない。
初めに、本明細書中の用語「バルサミコ酢」について説明する。バルサミコ酢とは、一般には、イタリア北部のエミリア・ロマーニャ州モデナ地方において、ブドウを原料に伝統的製法で作られている酢を意味する。本場のバルサミコ酢は、省令や法律(例えば、1965年発令の省令であるアチュート・バルサミコ・ディ・モデナ)によって定義されている。アチュート・バルサミコ・ディ・モデナによれば、バルサミコ酢は、伝統的技術により製造され、濃縮ブドウ果汁に少なくとも10年熟成したワインビネガーを所定の割合含めることにより、濃縮ブドウ果汁のアルコール発酵及び酢酸発酵を促進し、独特の風味や芳香を醸し出すものにされる。バルサミコ酢の熟成には、例えば、樫、栗、桑、ネズ等の木材で作られた樽が使用される。完成したバルサミコ酢は、甘酸っぱさを有しており、芳香が深く、濃褐色を呈した液体である。バルサミコ酢は、酢酸含有量が6重量%以上、アルコール度が1.5重量%以下、糖分含有量が30g/L以上のものが市場に流通される。
このように、バルサミコ酢は、本来、厳密に定義された食酢である。しかしながら、本発明における「バルサミコ酢」は、その構成成分、性質、状態等が、上述した「本場のバルサミコ酢」と実質同等であればよい。従って、例えば、イタリア以外の国で製造された食酢であっても、性質が「本場のバルサミコ酢」と実質同等であれば「バルサミコ酢」とみなし、そのような食酢も本発明の範囲に含まれる。
〔飛翔害虫誘引剤〕
本発明の飛翔害虫誘引剤は、主成分(有効成分)として、バルサミコ酢又はバルサミコ酢を含む誘引物質を含む。本発明者らの鋭意研究の結果、従来使用されてきた誘引剤と比較して、バルサミコ酢は飛翔害虫に対して特に誘引効果が高いことが判明した。そこで、この誘引効果の優れたバルサミコ酢又はバルサミコ酢を含む誘引物質を有効成分とする飛翔害虫誘引剤を使用すると、ハエ類、蚊類、コバエ類等の種々の飛翔害虫を大量に誘引することができる。
本発明の飛翔害虫誘引剤は、バルサミコ酢の他に、醸造酢、酒類、酒粕、糖類、果実、果実加工品、乳酸製品、魚介類、魚介類加工品、魚介類抽出物、食肉、食肉加工品、食肉抽出物、及び香料からなる群から選択される少なくとも一つ(以下、第二成分と記す場合がある。)をさらに含んでも構わない。
醸造酢の例としては、リンゴ酢、米酢、玄米酢、粕酢、大豆酢、黒酢、ワインビネガー、すだち酢、赤酢、柿酢、麦芽酢、紫イモ酢、サトウキビ酢等が挙げられる。
酒類の例としては、紹興酒、桂花陳酒、焼酎、ウォッカ、日本酒、果実酒、ブドウ酒、リンゴ酒、ウメ酒、ワイン、シャンパン、ブランデー、ウイスキー、ビール、発泡酒、ラム酒、ジン、リキュール、白酒、黄酒、マッコリ、泡盛等が挙げられる。
糖類の例としては、砂糖、黒砂糖、ハチミツ類、液糖、ブドウ糖、ショ糖、麦芽糖、三温糖、オリゴ糖、多糖類、甜菜糖、メープルシロップ、トレハロース等が挙げられる。
果実の例としては、リンゴ、オレンジ、ミカン、レモン、ブドウ、メロン、スイカ、ナシ、バナナ、マンゴー、パイナップル、キーウイ、パパイア、イチゴ、カキ、アボガド、セイヨウスモモ(プルーン)、ブルーベリー、ヤマモモ、オウトウ、モモ等が挙げられる。
果実加工品の例としては、フルーツジュース、フルーツゼリー、フルーツ寒天、フルーツ缶詰、ドライフルーツ、フルーツペースト、フルーツピューレ等が挙げられる。
乳酸製品の例としては、カルピス(登録商標)、ヤクルト(登録商標)等の乳酸飲料、ヨーグルト、チーズ、漬物等の乳酸食品が挙げられる。
魚介類の例としては、サバ、カツオ、ムロアジ、イワシ、マグロ、ブリ、タイ、イカ、タコ、エビ、カニ、コイ、フナ、アユ、ナマズ、ブラックバス等が挙げられる。
魚介類加工品の例としては、カツオブシ、サバブシ、干物、練物、魚粉、魚卵加工品等が挙げられる。
魚介類抽出物の例としては、カツオブシフレーバー、サバブシフレーバー、ムロアジフレーバー、エビフレーバー、カニフレーバー、魚油等が挙げられる。
食肉の例としては、牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉、馬肉等が挙げられる。
食肉加工品の例としては、ハム、ソーセージ、ベーコン、ひき肉、人造肉、干肉、燻製肉、肉骨粉等が挙げられる。
食肉抽出物の例としては、牛肉エキス、豚肉エキス、鶏肉エキス、羊肉エキス、馬肉エキス、ビーフフレーバー、ポークフレーバー、チキンフレーバー、動物性油脂等が挙げられる。
香料の例としては、合成香料、天然香料、調合香料等が挙げられる。これらのうち、合成香料としては、イソブタノール、イソアミルアルコール、フェネチルアルコール、イソ酪酸、乳酸エチル、2−メチル酪酸、メチオノール、ベンジルアルコール、1−メチル−1−ペンタノール、1−ヘプタノール、2−ヘプタノール、3−ヘプタノール、1−オクタノール、2−オクタノール、3−オクタノール、cis−3−ヘキセノール、1−オクテン−3−オール、1−ペンタノール、2−メチルブタナール、n−ヘキサナール、n−ヘプタナール、アセトアルデヒド、イソブチルアルデヒド、イソバレルアルデヒド、バニリン、エチルバニリン、メチルバニリン、ヘリオトロビン、フルフラール、アセトイン、ソトロン、2−ヘプタノン、ジアセチル、イソ酪酸エチル、吉草酸エチル、イソ吉草酸エチル、コハク酸ジメチル、コハク酸ジエチル、プロピオン酸エチル、酪酸エチル、安息香酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸プロピル、酢酸、乳酸、プロピオン酸、パルミチン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸等が挙げられる。その他、香料として、ローストシュガーフレーバー、ゴマ油フレーバー、オニオンフレーバー、キャベツフレーバー、ヌカフレーバー、ミソフレーバー、ローストショウユフレーバー、ビールフレーバー、コーンフレーバー、ピーナッツフレーバー、バターフレーバー、チーズフレーバー、ミルクフレーバー、ハニーフレーバー、メープルエッセンス等も使用可能である。
上記列挙した第二成分も、バルサミコ酢と同様に誘引剤として機能する。飛翔害虫誘引剤に第二成分である他の誘引剤を追加することにより、当該飛翔害虫誘引剤から種々の芳香成分を発散させることができ、結果として、種々の飛翔害虫に対して高い誘引効果を示すことができる。また、第二成分である他の誘引剤(すなわち、バルサミコ酢とは異なる誘引剤)を含めることにより、比較的高価なバルサミコ酢の使用量を低減することができるので、飛翔害虫誘引剤として特に有用である。
なお、本発明の飛翔害虫誘引剤には、上述した物質の他に、苦味剤、防腐剤、安定剤、甘味料、着色料、保存料、油脂、ゲル化剤、乳化剤、脂肪族多価アルコール又は糖アルコールなどの蒸散抑制物質、増量剤、精製水等のさらなる成分を含ませても構わない。上記蒸散抑制物質としては、グリセリン、プロピレングリコール、トリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、トリメチルグリシン、キシリトール、ソルビトール、ジグリセロール等が挙げられる。
さらに、本発明の飛翔害虫誘引剤に殺虫剤を組み合わせることも有効である。飛翔害虫誘引剤と殺虫剤とを混合しても、飛翔害虫誘引剤の効果は実質的に低下しない。組み合わせ可能な殺虫剤としては、例えば、アレスリン、プラレトリン、イミプロトリン、フタルスリン、トランスフルトリン、レスメトリン、フェノトリン、シフェノトリン、ペルメトリン、サイパーメスリン、エトフェンプロックス、シフルスリン、デルタメスリン、ビフェントリン、フェンバレレート、フェンプロパスリン、エムペンスリン、シラフルオフェン、メトフルトリン、プロフルトリン、天然ピレトリン、除虫菊エキス、等のピレスロイド系化合物、カルバリル、プロポクスル、メソミル、チオジカルブ等のカーバメート系化合物、フェニトロチオン、ダイアジノン、マラソン、ピリダフェンチオン、プロチオホス、ホキシム、クロルピリホス、ジクロルボス等の有機リン系化合物、メトキサジアゾン等のオキサジアゾール系化合物、フィプロニル等のフェニルピラゾール系化合物、アミドフルメト等のスルホンアミド系化合物、ジノテフラン、イミダクロプリド等のネオニコチノイド系化合物、メトプレン、ハイドロプレン、ピリプロキシフェン等の昆虫成長制御化合物等が挙げられ、これらを単独又は混合して使用することができる。
これらの殺虫剤のうち、とりわけ、ネオニコチノイド系化合物を有効成分とするネオニコチノイド系殺虫剤を好適に使用することができる。ネオニコチノイド系殺虫剤としては、各種のものが使用可能である。特に、水溶性のものは使用に適している。ネオニコチノイド系殺虫剤は、飛翔害虫に対する忌避性が小さく、飛翔害虫をバルサミコ酢又はバルサミコ酢を含む誘引物質の高い誘引作用により殺虫剤の近傍にまで効果的に引き寄せることができる。そして、誘引された飛翔害虫が殺虫剤を少量でも接触又は摂取すれば、確実に飛翔害虫を死滅させることができる。最も好適に使用可能な殺虫剤は、ジノテフランである。ジノテフランもネオニコチノイド系殺虫剤の一種であり、水溶性である。飛翔害虫誘引剤と組み合わせる場合のジノテフランの含有量は、総重量に対して0.01〜1.0重量%とすることが好ましい。ジノテフランの含有量が0.01重量%未満では十分な殺虫効果が得られないおそれがある。一方、ジノテフランの含有量を1.0重量%より大きくしても殺虫効果は大きく向上しないため、通常、1.0重量%が上限となる。
〔飛翔害虫誘引装置〕
本発明においては、上記の飛翔害虫誘引剤を用いて、飛翔害虫を捕集する飛翔害虫誘引装置を構成する。以下、本発明の飛翔害虫誘引装置の実施形態について、図1を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態による飛翔害虫誘引装置100の断面を示した概略構成図である。本実施形態の飛翔害虫誘引装置100は、使用する際、水平な設置面に据え付けても構わないが、断面が縦長に構成されているので、壁等の垂直面に取り付けることも可能である。飛翔害虫誘引装置100は、コバエ等の飛翔害虫Xを捕集する筐体10を備える。筺体10は、本体1と蓋部2とから構成される。本体1の内底部には後述の誘引部3が設置され、内側部には飛翔害虫Xを捕獲するための粘着シート6が貼着されている。蓋部2には、飛翔害虫Xを引き込む誘引孔5が形成されている。誘引孔5の延長線上に粘着シート6が存在する。さらに、蓋部2は、本体1に対して着脱可能に構成される。これにより、必要に応じて、本体1の内部の誘引部3や粘着シート6を取り替えることができる。
誘引部3にはバルサミコ酢又はバルサミコ酢を含む誘引物質が仕込まれている。従って、誘引部3は、例えば、液体吸収可能なスポンジ、セルロース、紙、繊維集合体等で構成することができる。また、バルサミコ酢又はバルサミコ酢を含む誘引物質をそのまま誘引部3として使用することも可能である。あるいは、バルサミコ酢又はバルサミコ酢を含む誘引物質をゲル状に固めたものを誘引部3として使用しても構わない。誘引部3は、バルサミコ酢又はバルサミコ酢を含む誘引物質を発散させて、飛翔害虫Xを筐体10の内部に誘引するように機能する。筐体10の内部に誘引された飛翔害虫Xは、筐体10の内部空間を動き回る。そして、粘着シート6に接触することにより捕獲される。粘着シート6に捕獲された飛翔害虫Xは、そのまま死滅する。
なお、誘引部3には、誘引物質とともに殺虫剤を同時に仕込んでおくことも可能である。この場合、誘引した飛翔害虫Xに対して殺虫剤を接触又は摂取させることができるので、飛翔害虫Xを確実に死滅させることができる。
次に、本発明の飛翔害虫誘引剤の効能を確認するため、本発明に基づく実施例について説明する。また、本発明との比較のため、比較例についても合わせて説明する。
なお、以下の実施例では、バルサミコ酢として、株式会社ミツカン製の業務用ぶどう酢「バルサミコ20Lキュービ」を使用した。本実施例で使用したバルサミコ酢の分析値を以下に示す。
・酸度 :6.1±0.4重量%
・水分含有量 :100g当たり75.2g
・有機酸含有量:100g当たり5.5g
<実施例1>
上述の実施形態に実質的に相当する飛翔害虫誘引装置を使用し、飛翔害虫の捕集試験を実施した。飛翔害虫誘引剤として、バルサミコ酢(10重量%)、キサンタンガム(2重量%)、及び精製水(残部)からなるゲル10gを使用した。この飛翔害虫誘引剤を仕込んだ飛翔害虫誘引装置をコバエ類が集っているゴミ箱近傍に設置し、装置内部に捕獲されたコバエ類の数をカウントした。実施例1は参考例として示す。
その結果、実施例1では、1日経過後、32匹のショウジョウバエを捕獲した。
<実施例2>
誘引剤としてバルサミコ酢2gを含浸させた脱脂綿(4cm角)を飛翔害虫誘引装置の内部に配置した。飛翔害虫誘引装置は、直径76mm×高さ38mmのサイズを有する円筒状のプラスチック製容器であり、蓋部に1個当たり3.2mmの開孔面積を有する誘引孔が3箇所穿設されている。ショウジョウバエ約100匹を放出した約6mの試験室の床面に飛翔害虫誘引装置を設置し、1日経過後に装置内部に捕獲されたショウジョウバエの数をカウントした。この試験は2回行った。実施例2は参考例として示す。
その結果、実施例2における平均捕獲虫数は、72.5匹であった。
<比較例1〜8>
実施例2で使用したバルサミコ酢の代わりに、白ワインビネガー(比較例1)、黒酢(比較例2)、リンゴ酢(比較例3)、米酢(比較例4)、玄米酢(比較例5)、赤酢(比較例6)、麦芽酢(比較例7)、及び紫イモ酢(比較例8)を使用し、同様の飛翔害虫の捕集試験を実施した。これらの比較例1〜8は、実施例2と同時に実行した。
その結果、比較例1〜8における平均捕獲虫数は、2.5匹(比較例1)、13.0匹(比較例2)、0.0匹(比較例3)、0.5匹(比較例4)、1.5匹(比較例5)、0.0匹(比較例6)、0.5匹(比較例7)、及び2.0匹(比較例8)であった。このように、バルサミコ酢以外の誘引剤では、バルサミコ酢(実施例2)と比較して、飛翔害虫の誘引効果が明らかに劣っていた。
実施例2及び比較例1〜8の試験結果を表1にまとめた。
Figure 0005341133
<実施例3>
上述の実施形態に実質的に相当する飛翔害虫誘引装置を使用し、飛翔害虫の捕集試験を実施した。なお、実施例3以降では、飛翔害虫誘引剤に殺虫剤としてジノテフランを含ませたものを使用して試験を行った。このような誘引剤と殺虫剤との混合物であっても、飛翔害虫誘引剤の効能を確認することは十分可能である。また、飛翔害虫誘引剤と殺虫剤とを混合することにより飛翔害虫誘引剤の効能が低下しないか確認を行うという観点から、これらの実施例も有用である。実施例3で使用した飛翔害虫誘引剤の構成を以下に示す。
(1)誘引剤
バルサミコ酢 :5.0重量%
桂花陳酒 :2.5重量%
カツオブシフレーバー:0.5重量%
三温糖 :2.0重量%
(2)殺虫剤
ジノテフラン :0.1重量%
(3)他成分
苦味剤、防腐剤、精製水
上記(1)〜(3)を混合した薬液10gをセルロース系担体(30mm角、12mm厚)に保持させた薬剤保持体を飛翔害虫誘引装置の内部に配置した。薬液保持体は、上記実施形態で説明した誘引部3である。飛翔害虫誘引装置は、縦45mm×横45mm×高さ20mmのサイズを有するプラスチック製容器であり、蓋部に1個当たり3.2mmの開孔面積を有する誘引孔が53箇所穿設されている。この飛翔害虫誘引装置をコバエ類が集っている台所の流し台に設置し、装置内部に捕獲されたコバエ類の数をカウントした。実施例3は参考例として示す。
その結果、実施例3では、約1ヵ月間にわたり、ショウジョウバエやノミバエ等のコバエ類に対して優れた誘引性を示し、装置に捕獲したコバエ類の総数は約150匹に達した。
<実施例4>
飛翔害虫誘引剤と殺虫剤とを筐体内部に別々に設けた飛翔害虫誘引装置(図示せず)を使用し、飛翔害虫の捕集試験を実施した。誘引部としてセルロース系担体(9mm角、6mm厚)を使用した。また、殺虫剤を、誘引部とは別に設けたセルロース系担体(45mm角、6mm厚)に含ませた。実施例4における誘引剤及び殺虫剤の構成を以下に示す。
(1)誘引剤
バルサミコ酢(0.5g)
(2)殺虫剤
ジノテフラン含有薬液(10g)
〔内訳〕
ジノテフラン :0.2重量%
グラニュー糖 :3.0重量%
精製水 :残部
上記(1)及び(2)を夫々のセルロース系担体に保持させ、飛翔害虫誘引装置の内部に配置した。飛翔害虫誘引装置は、縦60mm×横70mm×高さ10mmのサイズを有するプラスチック製容器であり、蓋部に1個当たり3.2mmの開孔面積を有する誘引孔が16箇所穿設されている。この飛翔害虫誘引装置をコバエ類が集っているカブトムシ飼育ケースの側方に設置し、装置内部に捕獲されたコバエ類の数をカウントした。実施例4は参考例として示す。
その結果、実施例4では、1日経過後に多数のコバエ類(ショウジョウバエ)が誘引され、装置に捕獲したコバエ類の総数は25匹に達した。
<実施例5>
実施例3で使用した誘引剤(バルサミコ酢を含む混合誘引剤)を、5.0重量%バルサミコ酢単独の誘引剤に変更し、実施例5として飛翔害虫の捕集試験を実施した。この実施例5では、ショウジョウバエ300匹を放出した約25mの試験室の床面に飛翔害虫誘引装置を設置し、1日経過後に装置内部に捕獲されたショウジョウバエの数をカウントした。この試験は3回行った。実施例5は参考例として示す。
その結果、実施例5における平均捕獲虫数は、141.3匹であった。
<比較例9〜12>
実施例5で使用した誘引剤(5.0重量%バルサミコ酢)を、5.0重量%リンゴ酢(比較例9)、5.0重量%黒酢(比較例10)、5.0重量%米酢(比較例11)、及び5.0重量%白ワイン酢(比較例12)に夫々変更し、比較例9〜12として同様の飛翔害虫の捕集試験を実施した。これらの比較例9〜12は、実施例5と同時に実行した。すなわち、ショウジョウバエ300匹を放出した約25mの試験室の床面に飛翔害虫誘引装置を設置し、1日経過後に装置内部に捕獲されたショウジョウバエの数をカウントした。この試験は3回行った。
その結果、比較例9〜12における平均捕獲虫数は、12.0匹(比較例9)、51.0匹(比較例10)、10.3匹(比較例11)、及び38.7匹(比較例12)であった。このように、バルサミコ酢を含まない誘引剤では、バルサミコ酢単独の誘引剤(実施例5)と比較して、飛翔害虫の誘引効果が明らかに劣っていた。
実施例5及び比較例9〜12の試験結果を表2にまとめた。
Figure 0005341133
<実施例6〜13>
実施例3で使用した誘引剤(バルサミコ酢を含む混合誘引剤)を、表3に記載のバルサミコ酢を含む8種類の混合誘引剤に変更し、実施例6〜13として飛翔害虫の捕集試験を実施した。この実施例6〜13では、夫々について、ショウジョウバエ300匹を放出した約6mの試験室の床面に飛翔害虫誘引装置を設置し、2時間経過後に装置内部に捕獲されたショウジョウバエの数をカウントした。この試験は3回行った。実施例7〜13は参考例として示す。試験結果を表3に示す。
<比較例13〜20>
実施例3で使用した誘引剤(バルサミコ酢を含む混合誘引剤)を、表3に記載のバルサミコ酢を含まない8種類の単独誘引剤又は混合誘引剤に変更し、比較例13〜20として飛翔害虫の捕集試験を実施した。比較例13〜20は、実施例6〜13で使用した誘引剤から夫々バルサミコ酢を除いたものに相当する。ここで、比較例13及び実施例6を同時に実行した。同様に、比較例14及び実施例7、比較例15及び実施例8、比較例16及び実施例9、比較例17及び実施例10、比較例18及び実施例11、比較例19及び実施例12、並びに比較例20及び実施例13を夫々同時に実施した。試験結果を表3に示す。
Figure 0005341133
表3の結果から、誘引剤としてバルサミコ酢を含有するもの(実施例6〜13)は、何れもショウジョウバエの平均捕獲虫数が100匹を超えており、高い誘引効果を示すことが判明した。一方、誘引剤としてバルサミコ酢を含有しないもの(比較例13〜20)は、一定の誘引効果は認められるが、ショウジョウバエの平均捕獲虫数は、誘引剤としてバルサミコ酢を含有するもの(実施例6〜13)より劣っていた。バルサミコ酢は、飛翔害虫に対して特に高い誘引効果を示す。従って、この誘引効果の優れたバルサミコ酢又はバルサミコ酢を含む誘引物質を有効成分とする飛翔害虫誘引剤を使用すると、ハエ類、蚊類、コバエ類等の種々の飛翔害虫を大量に誘引することができる。
3 誘引部
10 筺体
100 飛翔害虫誘引装置

Claims (3)

  1. 酸度が6.1±0.4重量%であるバルサミコ酢を含む誘引物質を有効成分とする飛翔害虫誘引剤であって、
    前記バルサミコ酢を含む誘引物質は、バルサミコ酢と白ワインビネガーとの混合物である飛翔害虫誘引剤
  2. 飛翔害虫を捕集する筐体を備えた飛翔害虫誘引装置であって、
    酸度が6.1±0.4重量%であるバルサミコ酢を含む誘引物質を発散させて前記飛翔害虫を前記筐体の内部に誘引する誘引部を備え、前記バルサミコ酢を含む誘引物質は、バルサミコ酢と白ワインビネガーとの混合物である飛翔害虫誘引装置。
  3. 飛翔害虫を捕集する筐体を備えた飛翔害虫誘引装置を用いて行う飛翔害虫誘引方法であって、
    酸度が6.1±0.4重量%であるバルサミコ酢を含む誘引物質を発散させて前記飛翔害虫を前記筐体の内部に誘引する誘引工程を包含し、前記バルサミコ酢を含む誘引物質は、バルサミコ酢と白ワインビネガーとの混合物である飛翔害虫誘引方法。
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