JP5340130B2 - Dc/dc電力変換装置 - Google Patents

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Description

この発明は、直流電圧を昇圧あるいは降圧した直流電圧に変換するDC/DC電力変換装置に関するものである。
従来のDC/DC電力変換装置として、インバータ回路と整流回路との3以上の回路を備え、コンデンサの充放電を利用するものであって、隣接回路間にコンデンサとインダクタを直列接続したLC直列体を接続して共振現象を利用して変換効率を高めるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−72856号公報
しかし、上記従来のDC/DC電力変換装置は、降圧または昇圧可能な段数を増やすと、その分、コンデンサとインダクタを直列接続したLC直列体が多く必要となり、回路の大型化の原因となっていた。
この発明では、上記のような問題点を解決するためになされたものであって、コンデンサとインダクタを直列接続したLC直列体を増やすことなく小型化が可能であり、共振現象を利用したソフトスイッチングにより効率良く入力電圧を降圧又は昇圧することができるDC/DC電力変換装置を提供する。
第1の発明に係るDC/DC電力変換装置は、
第1及び第2端子間に接続された第1平滑コンデンサと、
第1及び第2端子間に第1スイッチング素子と第1整流素子の直列回路及び第2整流素子と第3整流素子の直列回路が並列に接続された並列回路、この並列回路と第3端子の間に第2、第3及び第4スイッチング素子が直列に接続された直列回路、第1スイッチング素子と第1整流素子の接続点及び第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の接続点の間に接続された第2平滑コンデンサ、並びに第2整流素子と第3整流素子の接続点及び第2スイッチング素子と第3スイッチング素子の接続点の間に接続されたインダクタとコンデンサから成るLC直列体を有する回路ブロックとを備え、
この回路ブロックは、第1端子、第2端子及び第3端子の間に、多重個並列接続されており、
各回路ブロック毎にスイッチング素子のスイッチングの位相を360°/(多重数)ずらして駆動させ、
第2端子と第1端子間の電圧を、第3端子と第1端子間の電圧の1/3、1/2又は1/1の電圧に降圧するものである。
第2の発明に係るDC/DC電力変換装置は、
第1及び第2端子間に接続された第1平滑コンデンサと、
第1及び第2端子間に第1スイッチング素子と第2スイッチング素子の直列回路及び第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の直列回路が並列に接続された並列回路、この並列回路と第3端子の間に第1、第2及び第3整流素子が直列に接続された直列回路、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子の接続点及び第2整流素子と第3整流素子の接続点の間に接続された第2平滑コンデンサ、並びに第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の接続点及び第1整流素子と第2整流素子の接続点の間に接続されたインダクタとコンデンサから成るLC直列体を有する回路ブロックとを備え、
この回路ブロックは、第1端子、第2端子及び第3端子の間に、多重個並列接続されており、
各回路ブロック毎にスイッチング素子のスイッチングの位相を360°/(多重数)ずらして駆動させ、
第3端子と第1端子間の電圧を、第2端子と第1端子間の電圧の3倍、2倍又は1倍の電圧に昇圧するものである。
第3の発明に係るDC/DC電力変換装置は、
第1及び第2端子間に接続された第1平滑コンデンサと、
第1及び第2端子間に第1スイッチング素子と第2スイッチング素子の直列回路及び第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の直列回路が並列に接続された並列回路、この並列回路と第3端子の間に第5、第6及び第7スイッチング素子が直列に接続された直列回路、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子の接続点及び第6スイッチング素子と第7スイッチング素子の接続点の間に接続された第2平滑コンデンサ、並びに第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の接続点及び第5スイッチング素子と第6スイッチング素子の接続点の間に接続されたインダクタとコンデンサから成るLC直列体を有する回路ブロックとを備え、
この回路ブロックは、第1端子、第2端子及び第3端子の間に、多重個並列接続されており、
各回路ブロック毎に上記スイッチング素子のスイッチングの位相を360°/(多重数)ずらして駆動させ、
第2端子と上記第1端子間の電圧を第3端子と第1端子間の電圧の1/3、1/2又は1/1の電圧に降圧し、あるいは、第3端子と第1端子間の電圧を第2端子と第1端子間の電圧の3倍、2倍又は1倍の電圧に昇圧するものである。
第1の発明のDC/DC電力変換装置によれば、コンデンサとインダクタを直列接続したLC直列体を増やすことなく、共振現象を利用したソフトスイッチングにより効率良く入力電圧を降圧することができる。
第2の発明のDC/DC電力変換装置によれば、コンデンサとインダクタを直列接続したLC直列体を増やすことなく、共振現象を利用したソフトスイッチングにより効率良く入力電圧を昇圧することができる。
第3の発明のDC/DC電力変換装置によれば、コンデンサとインダクタを直列接続したLC直列体を増やすことなく、共振現象を利用したソフトスイッチングにより効率良く入力電圧を降圧及び昇圧することができる。
実施の形態1によるDC/DC電力変換装置の基本回路図である。 実施の形態1によるDC/DC電力変換装置の回路図である。 実施の形態1による理想スイッチング素子の場合の3分の1動作時のゲート信号波形と電流波形を示す図である。 実施の形態1によるDC/DC電力変換装置の3分の1動作時の電流経路を示す図である。 実施の形態1によるDC/DC電力変換装置の3分の1動作時の電流経路を示す図である。 実施の形態1による実際のスイッチング素子の場合の3分の1動作時のゲート信号波形と電流波形を示す図である。 実施の形態1によるDC/DC電力変換装置の2分の1動作時のゲート信号波形と電流波形を示す図である。 実施の形態1によるDC/DC電力変換装置の2分の1動作時の電流経路を示す図である。 実施の形態1によるDC/DC電力変換装置の2分の1動作時の電流経路を示す図である。 実施の形態1によるDC/DC電力変換装置の1分の1動作時の電流経路を示す図である。 実施の形態1における平滑コンデンサの電圧を示す図である。 実施の形態2によるDC/DC電力変換装置を示す回路図である。 実施の形態2によるDC/DC電力変換装置の3分の1動作時のゲート信号波形を示す図である。 実施の形態3によるDC/DC電力変換装置を示す回路図である。 実施の形態4によるDC/DC電力変換装置を示す回路図である。 実施の形態5によるDC/DC電力変換装置を示す基本回路図である。 実施の形態5によるDC/DC電力変換装置の回路図である。 実施の形態5による理想スイッチング素子の場合の3倍動作時のゲート信号波形と電流波形を示す図である。 実施の形態5によるDC/DC電力変換装置の3倍動作時の電流経路を示す図である。 実施の形態5によるDC/DC電力変換装置の3倍動作時の電流経路を示す図である。 実施の形態5による実際のスイッチング素子の場合の3分の1動作時のゲート信号波形と電流波形を示す図である。 実施の形態5によるDC/DC電力変換装置の2倍動作時のゲート信号波形と電流波形を示す図である。 実施の形態5によるDC/DC電力変換装置の2倍動作時の電流経路を示す図である。 実施の形態5によるDC/DC電力変換装置の2倍動作時の電流経路を示す図である。 実施の形態5によるDC/DC電力変換装置の1倍動作時の電流経路を示す図である。 実施の形態6によるDC/DC電力変換装置を示す回路図である。 実施の形態6によるDC/DC電力変換装置の3倍動作時のゲート信号波形を示す図である。 実施の形態7によるDC/DC電力変換装置を示す回路図である。 実施の形態8によるDC/DC電力変換装置を示す回路図である。 実施の形態9によるDC/DC電力変換装置を示す基本回路図である。 実施の形態9によるDC/DC電力変換装置の回路図である。 実施の形態9によるDC/DC電力変換装置の同期整流を説明する図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1によるDC/DC電力変換装置について説明する。
図1は、この発明の実施の形態1によるDC/DC電力変換装置を示す基本回路図である。図1に示す基本回路は、第1端子Vcom、第2端子VL及び第3端子VHを有し、第1端子Vcom及び第2端子VL間に第1平滑コンデンサC1が接続され、第1端子Vcom、第2端子VL及び第3端子VHの間に回路ブロックAが多重個(m個;mは2以上の整数)並列接続されている。1つの回路ブロックAは、第1端子Vcom及び第2端子VLの間に第1スイッチング素子S1と第1整流素子D1の直列回路及び第2整流素子D2と第3整流素子D3の直列回路が並列に接続された並列回路と、この並列回路と第3端子VHの間に第2、第3及び第4スイッチング素子S2、S3、S4が直列に接続された直列回路と、第1スイッチング素子S1と第1整流素子D1の接続点及び第3スイッチング素子S3と第4スイッチング素子S4の接続点の間に接続された第2平滑コンデンサC2と、第2整流素子D2と第3整流素子D3の接続点及び第2スイッチング素子S2と第3スイッチング素子S3の接続点の間に接続されたインダクタLr1とコンデンサCr1から成るエネルギー移行素子として機能するLC直列体LC1とを備える。
図1の回路ブロックAの詳細について説明する。本実施の形態では、第1〜第4スイッチング素子S1〜S4は、ソースとドレイン間に寄生ダイオードが形成されているパワーMOSFETである。第1〜第3整流素子D1〜D3はダイオードである。第1平滑コンデンサC1の両端子は第1端子Vcomと第2端子VLに接続されている。第1スイッチング素子S1のソース端子側が第1端子Vcomに接続され、ドレイン端子側が第1整流素子D1のアノード側に接続されている。第1整流素子D1のカソード側が第2端子VLに接続されている。第2整流素子D2のアノード側が第1端子Vcomに接続され、カソード側が第3整流素子D3のアノード側に接続されている。第3整流素子D3のカソード側が第2端子VLに接続されている。第2スイッチング素子S2のソース端子側が第2端子VLに接続され、ドレイン端子側が第3スイッチング素子S3のソース端子側に接続されている。第3スイッチング素子S3のドレイン端子側が第4スイッチング素子S4のソース端子側に接続されている。第4スイッチング素子S4のドレイン端子側が第3端子VHに接続されている。平滑コンデンサC2の両端子は、第1スイッチング素子S1と第1整流素子D1の接続点と、第3スイッチング素子S3と第4スイッチング素子S4の接続点に接続されている。コンデンサCr1とインダクタLr1から成るLC直列体LC1の両端子は、第2整流素子D2と第3整流素子D3の接続点と、第2スイッチング素子S2と第3スイッチング素子S3の接続点に接続されている。
そして、図1に示すDC/DC電力変換装置は、第3端子VHと第1端子Vcom間に発電機等の電流源が接続され、第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Voutを、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Vinの1/3、1/2、1/1に降圧する機能を有する。この場合、多重並列接続(m個並列接続;mは2以上の整数)した各回路ブロックA毎に、スイッチング素子のスイッチングの位相を360°/(多重数(m個))ずらして駆動させることにより、平滑コンデンサのリップル電流を減らすことができる。
本実施の形態では、図2に示すように、回路ブロックAを回路ブロックA1及びA2に2重化した場合について説明する。
図2において、回路ブロックA1は、上記で説明した回路ブロックAと同様、第1〜第4スイッチング素子S1〜S4、第1〜第3整流素子D1〜D3、第2平滑コンデンサC2、LC直列体LC1(コンデンサCr1及びインダクタLr1)を備えている。
回路ブロックA2は、第1、第2、第3及び第4スイッチング素子としてそれぞれS5、S6、S7及びS8を、第1、第2及び第3整流素子として、D4、D5及びD6を、第2平滑コンデンサとしてC3を、LC直列体としてLC2(コンデンサCr2及びインダクタLr2)を備えている。回路ブロックA2の各素子の接続状態は、回路ブロックA1つまり図1の回路ブロックAと同じである。
また、第2端子VLと第3端子VHの間に入力側スイッチング素子Sinが接続され、第3端子VHと第4スイッチング素子S4、S8の間に入力側整流素子Dinが接続されている。すなわち、入力側スイッチング素子Sinのソース端子側が第2端子VLに接続され、ドレイン端子側が第3端子VHに接続されている。また、入力側整流素子Dinのアノード側が第3端子VHに接続され、カソード側が第4スイッチング素子S4及びS8のドレイン端子側に接続されている。
制御回路10Aは、ゲート信号Gate(S1)〜Gate(S8)及びゲート信号Gate(Sin)を生成する。スイッチング素子S1〜S8はゲート信号Gate(S1)〜Gate(S8)に基づきゲート駆動され、スイッチング素子Sinはゲート信号Gate(Sin)に基づきゲート駆動される。
次に、本実施の形態のDC/DC電力変換装置の動作について説明する。
[1]3分の1動作
まず、第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Voutを、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Vinの3分の1に降圧する動作について説明する。図3は理想スイッチング素子の場合の3分の1動作時のゲート信号波形と電流波形を示す図である。図4及び図5はDC/DC電力変換装置の3分の1動作時の電流経路を示す図である。なお、図3の各素子Lr1、C2、LR2、C3の電流波形は、図4及び図5の各素子Lr1、C2、LR2、C3の横に記載した丸矢印の向きが正として表している。
(a)図3のt1の期間に、回路ブロックA1では第2スイッチング素子S2及び第4スイッチング素子S4がオン、回路ブロックA2では第1スイッチング素子S5及び第3スイッチング素子S7がオンして、図4に示す以下の経路で電流が流れる。
・Din→S4→C2→D1→C1
・Cr1→Lr1→S2→C1→D2→Cr1
・C3→S7→Lr2→Cr2→D6→C1→S5→C3
ここで、Din→S4→C2→D1→C1の経路によって、第1〜第3端子間の電圧Vinには平滑コンデンサC2及びC1の電圧の和が印加される。また、第4スイッチング素子S4がオンしていても、途中で多重回路の他の回路ブロックの第4スイッチング素子(ここでは回路ブロックA2の第4スイッチング素子S8)がオンすると、そちらの方が電位が低いため、電流がすべて転流する。よって、第4スイッチング素子S4がオンのときの平滑コンデンサC2の電流は、1/(多重数)周期しか流れない(ここでは2重なので1/2周期)。
また、Cr1→Lr1→S2→C1→D2→Cr1の経路は、平滑コンデンサC1の容量がコンデンサCr1の容量に比べ非常に大きいため、インダクタLr1とコンデンサCr1のLC直列体がLC共振回路となり、正弦波の半周期の電流が流れる。また、平滑コンデンサC1がVoutに充電されているので、インダクタLr1とコンデンサCr1の直列回路にVoutが印加されコンデンサCr1の平均電圧はVoutとなる。
また、C3→S7→Lr2→Cr2→D6→C1→S5→C3の経路は、平滑コンデンサC1及びC3の容量がコンデンサCr2の容量に比べ非常に大きいため、インダクタLr2とコンデンサCr2のLC直列体がLC共振回路となり、正弦波の半周期の電流が流れる。また、インダクタLr2、コンデンサCr2、平滑コンデンサC1の直列回路の電圧は2×Voutなので、平滑コンデンサC3は2×Voutに充電される。したがって、次のt2の期間では、Vinに平滑コンデンサC1の電圧と平滑コンデンサC3の電圧を足した、3×Voutが印加される。
(b)次に、図3のt2の期間に、回路ブロックA1では、第1スイッチング素子S1及び第3スイッチング素子S3がオン、回路ブロックA2では、第2スイッチング素子S6及び第4スイッチング素子S8がオンして、図5に示す以下の経路で電流が流れる。
・Din→S8→C3→D4→C1
・Cr2→Lr2→S6→C1→D5→Cr2
・C2→S3→Lr1→Cr1→D3→C1→S1→C2
ここで、Din→S8→C3→D4→C1の経路によって、第1〜第3端子間の電圧Vinには平滑コンデンサC3及びC1の電圧の和が印加される。また、第4スイッチング素子S8がオンしていても、途中で多重回路の他の回路ブロックの第4スイッチング素子(ここでは回路ブロックA1の第4スイッチング素子S4)がオンすると、そちらの方が電位が低いため、電流がすべて転流する。よって、第4スイッチング素子S8がオンのときの平滑コンデンサC3の電流は、1/(多重数)周期しか流れない(ここでは2多重なので1/2周期)。
また、Cr2→Lr2→S6→C1→D5→Cr2の経路は、平滑コンデンサC1の容量がコンデンサCr2の容量に比べ非常に大きいため、インダクタLr2とコンデンサCr2のLC直列体がLC共振回路となり、正弦波の半周期の電流が流れる。また、平滑コンデンサC1がVoutに充電されているので、インダクタLr2とコンデンサCr2の直列回路にVoutが印加されコンデンサCr2の平均電圧はVoutとなる。
また、C2→S3→Lr1→Cr1→D3→C1→S1→C2の経路は、平滑コンデンサC1及びC2の容量がコンデンサCr1の容量に比べ非常に大きいため、インダクタLr1とコンデンサCr1のLC直列体はLC共振回路となり、正弦波の半周期の電流が流れる。また、インダクタLr1、コンデンサCr1、平滑コンデンサC1の直列回路の電圧は2×Voutなので、平滑コンデンサC2は2×Voutに充電される。よって、次のt1の期間では、Vinに平滑コンデンサC1の電圧と平滑コンデンサC2の電圧を足した、3×Voutが印加される。
(c)すべてのスイッチング素子が理想スイッチならば、期間t1から期間t2、期間t2から期間t1の移行は瞬時にできるが、実際のスイッチング素子は瞬時に移行できない。そこで、以下の処置が必要である。
(c−1)第4スイッチング素子S4及びS8を同時にオフにすると、第4スイッチング素子S4及びS8にサージ電圧が出るので、第4スイッチング素子S4及びS8はオン/オフの切り替え時に同時オンの時間を作る。
(c−2)第4スイッチング素子S4と第3スイッチング素子S3、第4スイッチング素子S8と第3スイッチング素子S7を同時オンにすると、Vinに2×Voutの電圧が印加されるので、同時オフする時間を作る。
(c−3)第3スイッチング素子S3と第2スイッチング素子S2、第3スイッチング素子S7と第2スイッチング素子S6を同時オンにすると、例えばC2→S3→S2→C1→S1→C2の電流経路が形成され、平滑コンデンサC2の電圧が2×VoutからVoutになり大電流が流れるので、同時オフする時間を作る。
上記3点を考慮すると図6のようなゲート波形になる。また、回路ブロックAを多重化しないと必ず1番上の段のスイッチング素子つまり第4スイッチング素子がオフする時間にサージ電圧が発生する。
[2]2分の1動作
次に、第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Voutを、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Vinの2分の1に降圧する動作について説明する。図7はDC/DC電力変換装置の2分の1動作時のゲート信号波形と電流波形を示す図である。図8及び図9はDC/DC電力変換装置の2分の1動作時の電流経路を示す図である。
(a)2分の1動作の場合、第1スイッチング素子S1及びS5と、第4スイッチング素子S4及びS8は常時オンである。そして、図7のt3の期間に、回路ブロックA1では第2スイッチング素子S2がオン、回路ブロックA2では第3スイッチング素子S7がオンして、図8に示す以下の経路で電流が流れる。
・Din→S4→C2→S1
・Din→S8→C3→S5
・Cr1→Lr1→S2→C1→D2→Cr1
・C2→S4→S8→S7→Lr2→Cr2→D6→C1→S1→C2
・C3→S7→Lr2→Cr2→D6→C1→S5→C3
ここで、Din→S4→C2→S1と、Din→S8→C3→S5の経路によって、第1〜第3端子間の電圧Vinには、平滑コンデンサC2、平滑コンデンサC3の電圧が印加される。また、第1スイッチング素子S1、第4スイッチング素子S4、第1スイッチング素子S5、第4スイッチング素子S8が常時オンしているため、平滑コンデンサC2、平滑コンデンサC3は並列につながっている。
また、Cr1→Lr1→S2→C1→D2→Cr1の経路は、平滑コンデンサC1の容量がコンデンサCr1の容量に比べ非常に大きいため、インダクタLr1とコンデンサCr1のLC直列体はLC共振回路となり、正弦波の半周期の電流が流れる。また、平滑コンデンサC1がVoutに充電されているので、インダクタLr1とコンデンサCr1の直列回路にVoutが印加され、コンデンサCr1の平均電圧はVoutとなる。
また、C2→S4→S8→S7→Lr2→Cr2→D6→C1→S1→C2と、C3→S7→Lr2→Cr2→D6→C1→S5→C3の経路は、平滑コンデンサC1、C2、C3の容量がコンデンサCr1の容量に比べ非常に大きいため、インダクタLr1とコンデンサCr1のLC直列体はLC共振回路となり、正弦波の半周期の電流が流れる。よって、平滑コンデンサC2、C3に流れる電流は、位相がずれた2つの正弦波の半周期の電流と入力電流を合成した波形となる。平滑コンデンサC2、C3には、インダクタLr1とコンデンサCr1と平滑コンデンサC1の直列回路の電圧が印加されるため、平滑コンデンサC2、平滑コンデンサC3は2×Voutとなる。
(b)次に、図7のt4の期間に、回路ブロックA1では第3スイッチング素子S3がオン、回路ブロックA2では第2スイッチング素子S6がオンして、図9に示す以下の経路で電流が流れる。
・Din→S4→C2→S1
・Din→S8→C3→S5
・C2→S3→Lr1→Cr1→D3→C1→S1→C2
・C3→S8→S4→S3→Lr1→Cr1→D3→C1→S5→C3
・Cr2→Lr2→S6→C1→D5→Cr2
ここで、Din→S4→C2→S1とDin→S8→C3→S5の経路によって、第1〜第3端子間の電圧Vinには、平滑コンデンサC2、C3の電圧が印加される。また、第1スイッチング素子S1、第4スイッチング素子S4、第1スイッチング素子S5、第4スイッチング素子S8が常時オンしているため、平滑コンデンサC2、平滑コンデンサC3は並列につながっている。
また、Cr2→Lr2→S6→C1→D5→Cr2の経路は、平滑コンデンサC1の容量がコンデンサCr2の容量に比べ非常に大きいため、インダクタLr2とコンデンサCr2のLC直列体はLC共振回路となり、正弦波の半周期の電流が流れる。また、平滑コンデンサC1がVoutに充電されているので、インダクタLr1とコンデンサCr1の直列回路にVoutが印加され、コンデンサCr1の平均電圧はVoutとなる。
また、C2→S3→Lr1→Cr1→D3→C1→S1→C2と、C3→S8→S4→S3→Lr1→Cr1→D3→C1→S5→C3の経路は、平滑コンデンサC1、C2、C3の容量がコンデンサCr1の容量に比べ非常に大きいため、インダクタLr1とコンデンサCr1のLC直列体がLC共振回路となり、正弦波の半周期の電流が流れる。よって、平滑コンデンサC2、C3に流れる電流は、位相がずれた2つの正弦波の半周期の電流と入力電流を合成した波形となる。平滑コンデンサC2、C3には、インダクタLr1とコンデンサCr1と平滑コンデンサC1の直列回路の電圧が印加されるため、平滑コンデンサC2、平滑コンデンサC3は2×Voutとなる。よって、第1〜第3端子間の電圧Vinには平滑コンデンサC2、平滑コンデンサC3の電圧が印加されるため、Vinは2×Voutとなる。
[3]1分の1動作
次に、第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Voutを、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Vinの1分の1に降圧する動作について説明する。図10はDC/DC電力変換装置の1分の1動作時の電流経路を示す図である。入力側スイッチング素子Sinを常時オンにして、第3端子VHと第2端子VLを直接接続することにより、第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Voutを第3端子VLと第1端子Vcom間の電圧Vinにする。このとき、スイッチング素子S1〜S8は、第2スイッチング素子S2と第3スイッチング素子S3、第2スイッチング素子S6と第3スイッチング素子S7が同時オンしなければ、どのように作動してもいいが、他の動作への切り替えをスムーズに行うために上述した2分の1動作の場合と同じ動作をさせておく。
[4]3分の1動作から2分の1動作または1分の1動作への切り替え
3分の1動作では、各回路ブロックの第2平滑コンデンサである平滑コンデンサC2及びC3のリップル電流が大きく、これら2つのコンデンサ間に図11の実線に示すように電圧差が生じる。そのため、3分の1動作から2分の1動作に切り替える際に、回路ブロックA1の第1スイッチング素子S1及び第4スイッチング素子S4、回路ブロックA2の第1スイッチング素子S5及び第4スイッチング素子S8をオンしたときに大きな電流が流れる。それを防止するために、下記の手順で切り替える。
(1)図11において、第4スイッチング素子S4を時刻taでオンし時刻tbでオフした後に、第3スイッチング素子S3をオンしない。これにより、平滑コンデンサC2の電圧を、図11の点線pに示すように所定値に保つ。
(2)次に、第4スイッチング素子S8を時刻tcでオフした後に、第3スイッチング素子S7をオンしない。これにより、平滑コンデンサC3の電圧を、図11の点線qに示すように所定値に保つ。
(3)上記(1)、(2)により平滑コンデンサC2及びC3の電圧がそろう。
(4)その後、入力側スイッチング素子Sinをオンにする。
(5)入力側スイッチング素子Sinをオンした後一定時間経過すると平滑コンデンサC1への電流が一定になる。その後、回路ブロックA1の第1スイッチング素子S1及び第4スイッチング素子S4、回路ブロックA2の第1スイッチング素子S5及び第4スイッチング素子S8をオンする。
なお、上記(4)及び(5)の動作は、過渡状態でLC直列体の共振コイルに大電流が流れないようにするためである。
(6)2分の1動作へ切り替えならば、一定時間後入力側スイッチング素子Sinをオフする。1分の1動作へ切り替えならば、入力側スイッチング素子Sinをオンしたままにする。
[5]その他切り替え
その他の動作切り替え、つまり2分の1→1分の1、1分の1→2分の1、2分の1→3分の1、1分の1→3分の1の動作切り替えの場合は、LC直列体のLC共振のピーク電流が若干大きくなるが、瞬時に切り替えできる。
以上のように実施の形態1によれば、コンデンサとインダクタを直列接続したLC直列体を増やすことなく小型化が可能であり、共振現象を利用したソフトスイッチングにより効率良く入力電圧を降圧することができる。
実施の形態2.
図12は実施の形態2によるDC/DC電力変換装置を示す回路図であり、本実施の形態では、回路ブロックAを回路ブロックA1、A2及びA3の3重化した場合について説明する。なお、回路ブロックAを3重以上に多重化する場合も本実施の形態と同様に適用することができる。
図12において、回路ブロックA1は、第1〜第4スイッチング素子S1〜S4、第1〜第3整流素子D1〜D3、第2平滑コンデンサC2、LC直列体LC1(コンデンサCr1及びインダクタLr1)を備えている。
また、回路ブロックA2は、回路ブロックA1と同様に、第1〜第4スイッチング素子S5〜S8、第1〜第3整流素子D4〜D6、第2平滑コンデンサC3、LC直列体LC2(コンデンサCr2及びインダクタLr2)を備えている。
さらに、回路ブロックA3は、回路ブロックA1及びA2と同様に、第1〜第4スイッチング素子S9〜S12、第1〜第3整流素子D7〜D9、第2平滑コンデンサC4、LC直列体LC3(コンデンサCr3及びインダクタLr3)を備えている。回路ブロックA1、A2及びA3の各素子の接続状態は、図1の回路ブロックAと同じである。
また、第2端子VLと第3端子VHの間に入力側スイッチング素子Sinが接続され、第3端子VHと第4スイッチング素子S4、S8、S12の間に入力側整流素子Dinが接続されている。すなわち、入力側スイッチング素子Sinのソース端子側が第2端子VLに接続され、ドレイン端子側が第3端子VHに接続されている。また、入力側整流素子Dinのアノード側が第3端子VHに接続され、カソード側が第4スイッチング素子S4、S8、S12のドレイン端子側に接続されている。
なお、各スイッチング素子のゲート信号を生成するゲート信号制御回路は、図示省略している。
図13は本実施の形態の回路ブロックを3重化した場合の3分の1降圧動作時のゲート信号の波形を示す。実施の形態1で説明した回路ブロックを2重化した場合との動作の相違は、以下の3点である。
(1)多重化した回路ブロック毎にスイッチング素子のスイッチングの位相を360°/(多重数)ずらして駆動させる。つまり、回路ブロックを2重化した場合の180°に対し、3重化の場合は120°ずらしてゲート信号を駆動させる。
(2)3重以上に回路ブロックを多重化すれば、3分の1動作のとき、スイッチング過渡状態を考慮しても第4スイッチング素子S4、S8、S12が同時オフになることはないので、回路ブロックを2重化した場合のようにオン/オフ切り替え時に同時オンにする時間を作る必要がない。よって、デッドタイムが3分の1に減り、インダクタ及びコンデンサから成るLC直列体のLC共振のピーク電流を抑えることができる。
(3)3分の1動作から2分の1動作または1分の1動作への切り替えのときに、実施の形態1で説明した「[4](2)の第4スイッチング素子S8を時刻tcでオフした後に、第3スイッチング素子S7をオンしない」の後に、「第4スイッチング素子S12がオフした後に第3スイッチング素子S11をオンしない」という操作を入れる。
なお、その他の動作は実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
実施の形態3.
図14は実施の形態3によるDC/DC電力変換装置を示す回路図であり、第3端子VHと第1端子Vcomの間に電圧源が接続される場合の回路ブロックが2重化された回路図を示す。3分の1降圧動作のとき、平滑コンデンサC2及びC3の容量をかなり大きくしないと平滑コンデンサC2及びC3のリップル電圧が大きくなり、例えば、第4スイッチング素子S4がオンした瞬間に平滑コンデンサC2と入力端子間の電圧源の電位差により大電流が流れる。これは平滑コンデンサC3や、回路ブロックの多重数を増やしたときのその他の第2平滑コンデンサにおいても同様である。これは、回路全体の大型化につながる。そこで、本実施の形態では、入力端子(第3端子VH)と第4スイッチング素子S4、S8の間にインダクタLinを接続して、入力電圧Vinと第2平滑コンデンサC2、C3と第1平滑コンデンサC1の電圧の和に電圧差があっても突入電流を抑制することで、平滑コンデンサの容量を入力が電流源のとき(実施の形態1又は実施の形態2)の場合と同じ容量で設計することが可能となる。なお、回路動作については、実施の形態1および実施の形態2と同様であるので説明を省略する。
実施の形態4.
図15は実施の形態4によるDC/DC電力変換装置を示す回路図であり、第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Voutを、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Vinの3分の1又は2分の1に降圧する回路を示す。上記実施の形態1の図2と比較して入力側整流素子Dinと、入力側スイッチング素子Sinが取り除かれている。1分の1降圧動作に切り替えると第2平滑コンデンサC2又はC3に電圧Voutがかかり、そのとき過電流が流れるため1分の1降圧動作には切り変えれない。なお、その他の動作は上記実施の形態と同様であるので説明を省略する。
実施の形態5.
図16はこの発明の実施の形態5によるDC/DC電力変換装置を示す基本回路図である。図16に示す基本回路は、第1端子Vcom、第2端子VL及び第3端子VHを有し、第1端子Vcom及び第2端子VL間に第1平滑コンデンサC1が接続され、第1端子Vcom、第2端子VL及び第3端子VHの間に回路ブロックBが多重個(m個;mは2以上の整数)並列接続されている。1つの回路ブロックBは、第1端子Vcom及び第2端子VLの間に第1スイッチング素子S1と第2スイッチング素子S2の直列回路及び第3スイッチング素子S3と第4スイッチング素子S4の直列回路が並列に接続された並列回路と、この並列回路と第3端子VHの間に第1、第2及び第3整流素子D1、D2、D3が直列に接続された直列回路と、第1スイッチング素子S1と第2スイッチング素子S2の接続点及び第2整流素子D2と第3整流素子D3の接続点の間に接続された第2平滑コンデンサC2と、第3スイッチング素S3と第4スイッチング素子S4の接続点及び第1整流素子D1と第2整流素子D2の接続点の間に接続されたコンデンサCr1とインダクタLr1から成るエネルギー移行素子として機能するLC直列体LC1とを備える。
図16の回路ブロックBの詳細について説明する。本実施の形態では、第1〜第4スイッチング素子S1〜S4は、ソースとドレイン間に寄生ダイオードが形成されているパワーMOSFETである。第1〜第3整流素子D1〜D3はダイオードである。第1平滑コンデンサC1の両端子は第1端子Vcomと第2端子VLに接続されている。第1スイッチング素子S1のソース端子側が第1端子Vcomに接続され、ドレイン端子側が第2スイッチング素子S2のソース端子側に接続されている。第2スイッチング素子S2のドレイン端子側が第2端子VLに接続されている。第3スイッチング素子S3のソース端子側が第1端子Vcomに接続され、ドレイン端子側が第4スイッチング素子S4のソース端子側に接続されている。第4スイッチング素子S4のドレイン端子側が第2端子VLに接続されている。第1整流素子D1のアノード側が第2端子VLに接続され、カソード側が第2整流素子D2のアノード側に接続されている。第2整流素子D2のカソード側が第3整流素子D3のアノード側に接続されている。第3整流素子D3のカソード側が第3端子VHに接続されている。平滑コンデンサC2の両端子は、第1スイッチング素子S1と第2スイッチング素子S2の接続点と、第2整流素子D2と第3整流素子D3の接続点に接続されている。コンデンサCr1とインダクタLr1から成るLC直列体LC1の両端子は、第3スイッチング素子S3と第4スイッチング素子S4の接続点と、第1整流素子D1と第2整流素子D2の接続点に接続されている。
そして、図16に示すDC/DC電力変換装置は、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Voutを、第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Vinの3倍、2倍、1倍に昇圧する機能を有する。この場合、多重並列接続(m個並列接続;mは2以上の整数)した回路ブロックB毎に、スイッチング素子のスイッチングの位相を360°/(多重数(m個))ずらして駆動させることにより、平滑コンデンサのリップル電流を減らすことができる。
本実施の形態では、図17に示すように、回路ブロックBを回路ブロックB1及びB2に2重化した場合について説明する。
図17において、回路ブロックB1は、上記で説明した回路ブロックBと同様、第1〜第4スイッチング素子S1〜S4、第1〜第3整流素子D1〜D3、第2平滑コンデンサC2、LC直列体LC1(コンデンサCr1及びインダクタLr1)を備えている。
回路ブロックB2は、第1、第2、第3及び第4スイッチング素子としてそれぞれS5、S6、S7及びS8を、第1、第2及び第3整流素子として、D4、D5及びD6を、第2平滑コンデンサとしてC3を、LC直列体としてLC2(コンデンサCr2及びインダクタLr2)を備えている。回路ブロックB2の各素子の接続状態は、回路ブロックB1つまり図16の回路ブロックBと同じである。
また、第2端子VLと第3端子VHの間に出力側整流素子Doutが接続され、第3端子VHと第3整流素子D3、D6の間に出力側スイッチング素子Soutが接続されている。すなわち、出力側整流素子Doutのアノード側が第2端子VLに接続され、カソード側が第3端子VHに接続されている。また、出力側スイッチング素子Soutのソース端子側が第3端子VHに接続され、ドレイン端子側が第3整流素子D3及びD6のカソード側に接続されている。
制御回路10Bは、ゲート信号Gate(S1)〜Gate(S8)及びゲート信号Gate(Sin)を生成する。スイッチング素子S1〜S8はゲート信号Gate(S1)〜Gate(S8)に基づきゲート駆動され、スイッチング素子Soutはゲート信号Gate(Sout)に基づきゲート駆動される。
次に、本実施の形態のDC/DC電力変換装置の動作について説明する。
[1]3倍動作
まず、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Voutを、第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Vinの3倍に昇圧する動作について説明する。図18は理想スイッチング素子の場合の3倍動作時のゲート信号波形と電流波形を示す図である。図19及び図20は3倍動作時の電流経路を示す図である。なお、図18の各素子Lr1、C2、LR2、C3の電流波形は、図19及び図20の各素子Lr1、C2、LR2、C3の横に記載した丸矢印の向きが正として表している。
(a)3倍動作では出力側スイッチング素子Soutは常時オンである。そして、図18のt5の期間に、回路ブロックB1では第2スイッチング素子S2及び第3スイッチング素子S3がオン、回路ブロックB2では第1スイッチング素子S5及び第4スイッチング素子S8がオンして、図19に示す下記の経路で電流が流れる。
・C1→S2→C2→D3→Sout
・C1→D1→Lr1→Cr1→S3→C1
・C1→S8→Cr2→Lr2→D5→C3→S5→C1
ここで、C1→S2→C2→D3→Soutの経路によって、第1端子Vcomと第3端子間の電圧Voutには平滑コンデンサC1と平滑コンデンサC2の電圧の和が印加される。
また、C1→D1→Lr1→Cr1→S3→C1の経路は、平滑コンデンサC1の容量がコンデンサCr1の容量に比べ非常に大きいため、インダクタLr1とコンデンサCr1のLC直列体はLC共振回路となり、正弦波の半周期の電流が流れる。また、平滑コンデンサC1が電圧Vinに充電されているので、インダクタLr1とコンデンサCr1の直列回路に電圧Vinが印加され、コンデンサCr1の平均電圧はVinとなる。
また、C1→S8→Cr2→Lr2→D5→C3→S5→C1の経路は、平滑コンデンサC1、平滑コンデンサC3の容量がコンデンサCr2の容量に比べ非常に大きいため、インダクタLr2とコンデンサCr2のLC直列体はLC共振回路となり、正弦波の半周期の電流が流れる。また、平滑コンデンサC1、インダクタLr2、コンデンサCr2の直列回路の電圧は2×Vinなので、平滑コンデンサC3は電圧2×Vinに充電される。よって、次のt6の期間では、第1端子Vcomと第3端子間の電圧Voutに平滑コンデンサC1の電圧と平滑コンデンサC3の電圧を足した電圧3×Vinが印加される。
(b)次に、図18のt6の期間に、回路ブロックB1では第1スイッチング素子S1及び第4スイッチング素子S4がオン、回路ブロックB2では第2スイッチング素子S6及び第3スイッチング素子S7がオンして、図20に示す下記の経路で電流が流れる。
・C1→S6→C3→D6→Sout
・C1→D4→Lr2→Cr2→S7→C1
・C1→S4→Cr1→Lr1→D2→C2→S1→C1
ここで、C1→S6→C3→D6→Soutの経路によって、第1端子Vcomと第3端子間の電圧Voutには平滑コンデンサC1と平滑コンデンサC3の電圧の和が印加される。
また、C1→D4→Lr2→Cr2→S7→C1の経路は、平滑コンデンサC1の容量がコンデンサCr2の容量に比べ非常に大きいため、インダクタLr2とコンデンサCr2のLC直列体はLC共振回路となり、正弦波の半周期の電流が流れる。また、平滑コンデンサC1が電圧Vinに充電されているので、インダクタLr2とコンデンサCr2の直列回路に電圧Vinが印加されコンデンサCr2の平均電圧はVinとなる。
また、C1→S4→Cr1→Lr1→D2→C2→S1→C1の経路は、平滑コンデンサC1、平滑コンデンサC2の容量がコンデンサCr1の容量に比べ非常に大きいため、インダクタLr1とコンデンサCr1のLC直列体はLC共振回路となり、正弦波の半周期の電流が流れる。また、平滑コンデンサC1、インダクタLr1、コンデンサCr1の直列回路の電圧は2×Vinなので、平滑コンデンサC3の電圧は2×Vinに充電される。よって、次のt5の期間では、第1端子Vcomと第3端子間の電圧Voutに平滑コンデンサC1の電圧と平滑コンデンサC2の電圧を足した、電圧3×Vinが印加される。
(c)すべてのスイッチング素子が理想スイッチならば、t5からt6、t6からt5のオン/オフの移行は瞬時にできるが、実際のスイッチング素子では瞬時にできない。そこで、以下の処置が必要である。
(c−1)第2スイッチング素子S2及びS6を同時オフにすると、第1端子Vcomと第3端子間の電圧Voutに電圧2×Vinが印加されるので、第2スイッチング素子S2及びS6はオン/オフの切り替え時に同時オンの時間を作る。
(c−2)第1スイッチング素子S1と第2スイッチング素子S2、第3スイッチング素子S3と第4スイッチング素子S4、第1スイッチング素子S5と第2スイッチング素子S6、または第3スイッチング素子S7と第4スイッチング素子S8を同時オンにすると、アーム短絡(第1端子Vcomと第2端子VL間が短絡)するので、上記各スイッチング素子間で同時オフする時間を作る。
上記2点を考慮すると図21のようなゲート信号波形になる。
[2]2倍動作
次に、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Voutを、第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Vinの2倍に昇圧する動作について説明する。図22はDC/DC電力変換装置の2倍動作時のゲート信号波形と電流波形を示す図である。図23及び図24はDC/DC電力変換装置の2倍動作時の電流経路を示す図である。
(a)2倍動作の場合、出力側スイッチング素子Soutと第1スイッチング素子S1及びS5は常時オンである。そして、図22のt7の期間に、回路ブロックB1では第3スイッチング素子S3がオン、回路ブロックB2では第4スイッチング素子S8がオンして、図23に示す下記の経路で電流が流れる。
・S1→C2→D3→Sout
・S5→C3→D6→Sout
・C1→D1→Lr1→Cr1→S3→C1
・C1→S8→Cr2→Lr2→D5→C3→S5→C1
ここで、S1→C2→D3→Soutと、S5→C3→D6→Soutの経路によって、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Voutには平滑コンデンサC2、平滑コンデンサC3の電圧が印加される。また、C1→D1→Lr1→Cr1→S3→C1、C1→S8→Cr2→Lr2→D5→C3→S5→C1の経路の動作は、上記3倍動作のt5期間の動作と同じである。
(b)次に、図22のt8の期間に、回路ブロックB1では第4スイッチング素子S4がオン、回路ブロックB2では第3スイッチング素子S7がオンして、図24に示す下記の経路で電流が流れる。
・S1→C2→D3→Sout
・S5→C3→D6→Sout
・C1→D4→Lr2→Cr2→S7→C1
・C1→S4→Cr1→Lr1→D2→C2→S1→C1
ここで、S1→C2→D3→Soutと、S5→C3→D6→Soutの経路によって、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Voutには平滑コンデンサC2、平滑コンデンサC3の電圧が印加される。また、C1→D4→Lr2→Cr2→S7→C1、C1→S4→Cr1→Lr1→D2→C2→S1→C1の経路の動作は、上記3倍動作のt6の期間の動作と同じである。
上記のように動作することにより、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Voutに電圧2×Vinを出力する。
[3]1倍動作
次に、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Voutを、第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Vinの1倍にする動作について説明する。図25はDC/DC電力変換装置の1倍動作時の電流経路を示す図である。出力側スイッチング素子Soutを常時オフにすることにより、出力側整流素子Doutを通じて第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Voutを第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Vinにする。このとき、スイッチング素子S1〜S8は、第1スイッチング素子S1と第2スイッチング素子S2、第3スイッチング素子S3と第4スイッチング素子S4、第1スイッチング素子S5と第2スイッチング素子S6、第3スイッチング素子S7と第4スイッチング素子S8が同時オンしなければ、どのように作動してもいいが、他の動作への切り替えをスムーズに行うために上述した2倍動作の場合と同じ動作をさせておく。
[4]動作切り替え
昇圧の場合、どの動作モードからどの動作モードへの切り替えも過電流が流れることなく切り替えることができる。
以上のように実施の形態5によれば、コンデンサとインダクタを直列接続したLC直列体を増やすことなく小型化が可能であり、共振現象を利用したソフトスイッチングにより効率良く入力電圧を昇圧することができる。
実施の形態6.
図26は実施の形態6によるDC/DC電力変換装置を示す回路図であり、本実施の形態では、回路ブロックBを回路ブロックB1、B2及びB3の3重化した場合について説明する。なお、回路ブロックBを3重以上に多重化する場合も本実施の形態と同様に適用することができる。
図26において、回路ブロックB1は、第1〜第4スイッチング素子S1〜S4、第1〜第3整流素子D1〜D3、第2平滑コンデンサC2、LC直列体LC1(コンデンサCr1及びインダクタLr1)を備えている。
また、回路ブロックB2は、回路ブロックB1と同様に、第1〜第4スイッチング素子S5〜S8、第1〜第3整流素子D4〜D6、第2平滑コンデンサC3、LC直列体LC2(コンデンサCr2及びインダクタLr2)を備えている。
さらに、回路ブロックB3は、回路ブロックB1及びB2と同様に、第1〜第4スイッチング素子S9〜S12、第1〜第3整流素子D7〜D9、第2平滑コンデンサC4、LC直列体LC3(コンデンサCr3及びインダクタLr3)を備えている。回路ブロックB1、B2及びB3の各素子の接続状態は、図16の回路ブロックBと同じである。
また、第2端子VLと第3端子VHの間に出力側整流素子Doutが接続され、第3端子VHと第3整流素子D3、D6、D9の間に出力側スイッチング素子Soutが接続されている。すなわち、出力側整流素子Doutのアノード側が第2端子VLに接続され、カソード側が第3端子VHに接続されている。また、出力側スイッチング素子Soutのソース端子側が第3端子VHに接続され、ドレイン端子側が第3整流素子D3、D6及びD9のカソード側に接続されている。
なお、各スイッチング素子のゲート信号を生成するゲート信号制御回路は、図示省略している。
図27は本実施の形態の回路ブロックを3重化した場合の3倍動作時のゲート信号の波形を示す。実施の形態5で説明した回路ブロックを2重化した場合との動作の相違は、以下の2点である。
(1)多重化した回路ブロック毎にスイッチング素子のスイッチングの位相を360°/(多重数)ずらして駆動させる。つまり、回路ブロックを2重化した場合の180°に対し、3重化の場合は120°ずらしてゲート信号を駆動させる。
(2)3重以上に回路ブロックを多重化すれば、3倍動作のとき、スイッチング過渡状態を考慮しても第2スイッチング素子S2、S6、S10が同時オフになることはないので、回路ブロックを2重化した場合のようにオン/オフ切り替え時に同時オンにする時間を作る必要がない。よって、デッドタイムが3分の1に減り、インダクタ及びコンデンサから成るLC直列体のLC共振のピーク電流を抑えることができる。
なお、その他の動作は実施の形態5と同様であるので説明を省略する。
実施の形態7.
図28は実施の形態7によるDC/DC電力変換装置を示す回路図であり、第3端子VHと第1端子Vcomの間に電圧源が接続される場合の回路ブロックが2重化された回路図を示す。3倍昇圧動作のとき、平滑コンデンサC2及びC3の容量をかなり大きくしないと平滑コンデンサC2及びC3のリップル電圧が大きくなり、例えば、第2スイッチング素子S2がオンした瞬間に平滑コンデンサC2と出力端子間の電圧源の電位差により大電流が流れる。これは平滑コンデンサC3や、回路ブロックの多重数を増やしたときのその他の第2平滑コンデンサにおいても同様である。これは、回路全体の大型化につながる。そこで、本実施の形態では、第3端子VHと第3整流素子D3、D6の間にインダクタLoutを接続して、出力電圧Voutと第2平滑コンデンサC2、C3と第1平滑コンデンサC1の電圧の和に電圧差があっても突入電流を抑制することで、平滑コンデンサの容量を出力が電流源のとき(実施の形態1又は実施の形態2)の場合と同じ容量で設計することが可能となる。なお、回路動作については、実施の形態1および実施の形態2と同様であるので説明を省略する。
実施の形態8.
図29は実施の形態8によるDC/DC電力変換装置を示す回路図であり、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Voutを、第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Vinの3倍又は2倍に昇圧する回路を示す。上記実施の形態5の図17と比較して出力側整流素子Doutと、出力側スイッチング素子Soutが取り除かれている。1倍の昇圧動作に切り替えると第2平滑コンデンサC2又はC3に電圧Voutがかかり、そのとき過電流が流れるため1倍昇圧動作には切り変えれない。なお、その他の動作は上記実施の形態と同様であるので説明を省略する。
実施の形態9.
図30はこの発明の実施の形態9によるDC/DC電力変換装置を示す基本回路図である。図30に示す基本回路は、第1端子Vcom、第2端子VL及び第3端子VHを有し、第1端子Vcom及び第2端子VL間に第1平滑コンデンサC1が接続され、第1端子Vcom、第2端子VL及び第3端子VHの間に回路ブロックEが多重個(m個;mは2以上の整数)並列接続されている。1つの回路ブロックEは、第1端子Vcom及び第2端子VLの間に第1スイッチング素子S1と第2スイッチング素子S2の直列回路及び第3スイッチング素子S3と第4スイッチング素子S4の直列回路が並列に接続された並列回路と、この並列回路と第3端子VHの間に第5、第6及び第7スイッチング素子S5、S6、S7が直列に接続された直列回路と、第1スイッチング素子S1と第2スイッチング素子S2の接続点及び第6スイッチング素子S6と第7スイッチング素子S7の接続点の間に接続された第2平滑コンデンサC2と、第3スイッチング素子S3と第4スイッチング素子S4の接続点及び第5スイッチング素子S5と第6スイッチング素子S6の接続点の間に接続されたコンデンサCr1とインダクタLr1から成るエネルギー移行素子として機能するLC直列体LC1とを備える。
図30の回路ブロックEの詳細について説明する。本実施の形態では、第1〜第7スイッチング素子S1〜S7は、ソースとドレイン間に寄生ダイオードが形成されているパワーMOSFETである。第1平滑コンデンサC1の両端子は第1端子Vcomと第2端子VLに接続されている。第1スイッチング素子S1のソース端子側が第1端子Vcomに接続され、ドレイン端子側が第2スイッチング素子S2のソース端子側に接続されている。第2スイッチング素子S2のドレイン端子側が第2端子VLに接続されている。第3スイッチング素子S3のソース端子側が第1端子Vcomに接続され、ドレイン端子側が第4スイッチング素子S4のソース端子側に接続されている。第4スイッチング素子S4のドレイン端子側が第2端子VLに接続されている。第5スイッチング素子S5のソース端子側が第2端子VLに接続され、ドレイン端子側が第6スイッチング素子S6のソース端子側に接続されている。第6スイッチング素子S6のドレイン端子側が第7スイッチング素子S7のソース端子側に接続されている。第7スイッチング素子S7のドレイン端子側が第3端子VHに接続されている。平滑コンデンサC2の両端子は、第1スイッチング素子S1と第2スイッチング素子S2の接続点と、第6スイッチング素子S6と第7スイッチング素子S7の接続点に接続されている。コンデンサCr1とインダクタLr1から成るLC直列体LC1の両端子は、第3スイッチング素子S3と第4スイッチング素子S4の接続点と、第5スイッチング素子S5と第6スイッチング素子S6の接続点に接続されている。
そして、図30に示すDC/DC電力変換装置は、第3端子VH−第1端子Vcom間と、第2端子VL−第1端子Vcom間との間で、双方向にエネルギーを送ることができる。すなわち、図30のDC/DC電力変換装置は、第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Vaを、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Vbの1/1、1/2、1/3に降圧する機能を有し、また、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Vbを、第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Vaの1倍、2倍、3倍に昇圧する機能を有する。この場合、多重並列接続(m個並列接続;mは2以上の整数)した回路ブロックE毎に、スイッチング素子のスイッチングの位相を360°/(多重数(m個))ずらして駆動させることにより、平滑コンデンサのリップル電流を減らすことができる。
本実施の形態では、図31に示すように、回路ブロックEを回路ブロックE1及びE2に2重化した場合について説明する。
図31において、回路ブロックE1は、上記で説明した回路ブロックEと同様、第1〜第7スイッチング素子S1〜S7、第2平滑コンデンサC2、LC直列体LC1(コンデンサCr1及びインダクタLr1)を備えている。
また、回路ブロックE2は、第1〜第7スイッチング素子としてそれぞれS8〜S14を、第2平滑コンデンサとしてC3を、LC直列体としてLC2(コンデンサCr2及びインダクタLr2)を備えている。回路ブロックE2の各素子の接続状態は、回路ブロックE1つまり図30の回路ブロックEと同じである。
また、第3端子VHと第7スイッチング素子S7、S14の間に第8スイッチング素子S15が接続され、第2端子VLと第3端子VHの間に第9スイッチング素子S16が接続されている。すなわち、第8スイッチング素子S15のソース端子側が第3端子VHに接続され、ドレイン端子側が第7スイッチング素子S7、S14のドレイン端子側に接続されている。また、第9スイッチング素子S16のソース端子側が第2端子VLに接続され、ドレイン端子側が第3端子VHに接続されている。
制御回路10Eは、ゲート信号Gate(S1)〜Gate(S16)を生成する。スイッチング素子S1〜S16はゲート信号Gate(S1)〜Gate(S16)に基づきゲート駆動される。
次に、図31のDC/DC電力変換装置の動作について説明する。
(1)まず、第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Vaを、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Vbの1/1、1/2、1/3に降圧する動作について説明する。
この場合、第1スイッチング素子S1及びS8が実施の形態1の第1スイッチング素子S1及びS5、第2スイッチング素子S2及びS9が実施の形態1の第1整流素子D1及びD4、第3スイッチング素子S3及びS10が実施の形態1の第2整流素子D2及びD5、第4スイッチング素子S4及びS11が実施の形態1の第3整流素子D3及びD6、第5スイッチング素子S5及びS12が実施の形態1の第2スイッチング素子S2及びS6、第6スイッチング素子S6及びS13が実施の形態1の第3スイッチング素子S3及びS7、第7スイッチング素子S7及びS14が実施の形態1の第4スイッチング素子S4及びS18、第8スイッチング素子S15が実施の形態1の整流素子Din、第9スイッチング素子S16が実施の形態1のスイッチング素子Sinの役割を担う。
ここで、実施の形態1のスイッチング素子の役割を担う本実施の形態のスイッチング素子(第1、第5、第6、第7、第9スイッチング素子)は、実施の形態1と同様のゲート信号が与えられ、実施の形態1の整流素子(ダイオード)の役割を担う本実施の形態のスイッチング素子(第2、第3、第4、第8スイッチング素子)は常時オフし、整流素子(ダイオード)として働く。
すなわち、各回路ブロックE1、E2において、第1スイッチング素子S1及び第6スイッチング素子S6のスイッチングと、第5スイッチング素子S5及び第7スイッチング素子S7のスイッチングを交互に行い、第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Vaを、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Vbの1/3の電圧に降圧することができる。
また、各回路ブロックE1、E2において、第1スイッチング素子S1と第7スイッチング素子S7をオンし、第5スイッチング素子S5と第6スイッチング素子S6のスイッチングを交互に行い、第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Vaを、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Vbの1/2の電圧に降圧することができる。
さらに、第9スイッチング素子S16をオンし、第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Vaを、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Vbの1/1の電圧に降圧することができる。
以上のように本実施の形態の降圧動作は、実施の形態1で説明した降圧動作と同様な動作を適用することができる。
(2)次に、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Vbを、第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Vaの1倍、2倍、3倍に昇圧する動作について説明する。
この場合、第1スイッチング素子S1及びS8が実施の形態5の第1スイッチング素子S1及びS5、第2スイッチング素子S2及びS9が実施の形態5の第2スイッチング素子S2及びS6、第3スイッチング素子S3及びS10が実施の形態5の第3スイッチング素子S3及びS7、第4スイッチング素子S4及びS11が実施の形態5の第4スイッチング素子S4及びS8、第5スイッチング素子S5及びS12が実施の形態5の第1整流素子D1及びD4、第6スイッチング素子S6及びS13が実施の形態5の第2整流素子D2及びD5、第7スイッチング素子S7及びS14が実施の形態5の整流素子D3及びD6、第8スイッチング素子S15が実施の形態5のスイッチング素子Sout、第9スイッチング素子S16が実施の形態5の整流素子Doutの役割を担う。
ここで、実施の形態5のスイッチング素子の役割を担う本実施の形態のスイッチング素子(第1、第2、第3、第4、第8スイッチング素子)は、実施の形態5と同様のゲート信号が与えられ、実施の形態5の整流素子(ダイオード)の役割を担う本実施の形態のスイッチング素子(第5、第6、第7、第9スイッチング素子)は常時オフし、整流素子(ダイオード)として働く。
すなわち、各回路ブロックE1、E2において、第2スイッチング素子S2及び第3スイッチング素子S3のスイッチングと、第1スイッチング素子S1及び第4スイッチング素子S4のスイッチングを交互に行い、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Vbを、第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Vaの3倍の電圧に昇圧することができる。
また、各回路ブロックE1、E2において、第1スイッチング素子S1をオンし、第3スイッチング素子S3と第4スイッチング素子S4のスイッチングを交互に行い、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Vbを、第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Vaの2倍の電圧に昇圧することができる。
さらに、第8スイッチング素子S15をオフし、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Vbを、第2端子VLと第1端子Vcom間の電圧Vaの1倍の電圧に昇圧することができる。
以上のように本実施の形態の昇圧動作は、実施の形態5で説明した降圧動作と同様な動作を適用することができる。
ここで、実施の形態9で説明した回路は、昇降圧動作時ともに同期整流が可能である。整流素子(ダイオード)の役割を担うスイッチング素子を電流が流れると同時にオンして、同時オンしているスイッチング素子の役割を担うスイッチング素子より早めにオフする。すなわち、共振現象を利用してソフトスイッチングするスイッチング素子と同時にオンする整流素子(ダイオード)の役割を担うスイッチング素子は共振周期より少し早めにオフする。例えば、図30の昇圧動作時のC1→S5→Lr1→Cr1→S3→C1の電流経路において、図32に示すように、第3スイッチング素子S3と同時にオンする整流素子(ダイオード)の役割を担う第5スイッチング素子S5は、共振周期より少し早めにオフすることで、第5スイッチング素子S5が整流素子(ダイオード)として働く。また、ハードスイッチングするスイッチング素子と同時オンする整流素子(ダイオード)の役割を担うスイッチング素子は同時オンするスイッチング素子よりも早めにオフする。その結果、スイッチング素子が整流素子(ダイオード)よりオン抵抗による損失が少ないため効率を上げることができる。
また、3倍の昇圧時又は3分の1の降圧時に、第1スイッチング素子S1と第7スイッチング素子S7、若しくは第1スイッチング素子S8と第7スイッチング素子S14が同時オンすると、第3端子VHと第1端子Vcom間の電圧Vbに3×Vaの電圧が加わっていたところに、2×Vaの電圧が加わり、大電流が流れる。したがって、3倍の昇圧時の第7スイッチング素子S7は図21のスイッチング素子S3、S5、S8のゲート信号、第7スイッチング素子S14は図21のスイッチング素子S1、S4、S7のゲート信号となり、1/3の降圧時の第1スイッチング素子S1は図6のスイッチング素子S2、S5、S7のゲート信号、第1スイッチング素子S8は図6のスイッチング素子S1、S3、S6ゲート信号と同じゲート信号となる。
本実施の形態9では、回路ブロックEを回路ブロックE1、E2の2重化した場合について説明したが、上記実施の形態と同様に回路ブロックEを3重化した場合、また回路ブロックEを3重以上に多重化する場合も上記実施の形態と同様に適用することができる。
また、本実施の形態9において、第3端子と第7スイッチング素子の間にインダクタを接続しても良い。
なお、上記実施の形態では、スイッチング素子として、ソースとドレイン間に寄生ダイオードが形成されているパワーMOSFETを用いたが、IGBT等、制御電極でオンオフ動作が制御できる他の半導体スイッチング素子でも良い。その場合、実施の形態9で同期整流する場合に、図32の第5スイッチング素子S5のようにダイオードの役割をするスイッチング素子のみ、必ずダイオードが逆並列接続された素子を用い、このダイオードがパワーMOSFETの寄生ダイオードの機能を果たす。その他の素子は、必ずしもダイオードが逆並列接続された素子である必要はない。
Vcom 第1端子、VL 第2端子、VH 第3端子、C1 第1平滑コンデンサ、
C2,C3,C4 第2平滑コンデンサ、
S1〜S12,Sin,Sout スイッチング素子、
D1〜D9,Din,Dout 整流素子、LC1〜LC3 LC直列体、
A,A1〜A3,B,B1〜B3,E,E1〜E2 回路ブロック。

Claims (19)

  1. 第1及び第2端子間に接続された第1平滑コンデンサと、
    上記第1及び第2端子間に第1スイッチング素子と第1整流素子の直列回路及び第2整流素子と第3整流素子の直列回路が並列に接続された並列回路、上記並列回路と第3端子の間に第2、第3及び第4スイッチング素子が直列に接続された直列回路、上記第1スイッチング素子と上記第1整流素子の接続点及び上記第3スイッチング素子と上記第4スイッチング素子の接続点の間に接続された第2平滑コンデンサ、並びに上記第2整流素子と上記第3整流素子の接続点及び上記第2スイッチング素子と上記第3スイッチング素子の接続点の間に接続されたインダクタとコンデンサから成るLC直列体を有する回路ブロックとを備え、
    上記回路ブロックは、上記第1端子、第2端子及び第3端子の間に、多重個並列接続されており、
    上記各回路ブロック毎に上記スイッチング素子のスイッチングの位相を360°/(多重数)ずらして駆動させ、
    上記第2端子と上記第1端子間の電圧を、上記第3端子と上記第1端子間の電圧の1/3、1/2又は1/1の電圧に降圧するDC/DC電力変換装置。
  2. 上記各回路ブロックにおいて、上記第1スイッチング素子及び上記第3のスイッチング素子のスイッチングと、上記第2スイッチング素子及び第4スイッチング素子のスイッチングを交互に行い、
    上記第2端子と上記第1端子間の電圧を、上記第3端子と上記第1端子間の電圧の1/3の電圧に降圧する請求項1に記載のDC/DC電力変換装置。
  3. 上記各回路ブロックにおいて、上記第1スイッチング素子と上記第4スイッチング素子をオンし、上記第2スイッチング素子と上記第3スイッチング素子のスイッチングを交互に行い、
    上記第2端子と上記第1端子間の電圧を、上記第3端子と上記第1端子間の電圧の1/2の電圧に降圧する請求項1に記載のDC/DC電力変換装置。
  4. 上記第3端子と上記第2端子の間に入力側スイッチング素子を接続し、上記入力側スイッチング素子をオンし、
    上記第2端子と上記第1端子間の電圧を、上記第3端子と上記第1端子間の電圧の1/1の電圧に降圧する請求項1に記載のDC/DC電力変換装置。
  5. 上記第3端子と上記第4スイッチング素子との間にインダクタを接続した請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のDC/DC電力変換装置。
  6. 第1及び第2端子間に接続された第1平滑コンデンサと、
    上記第1及び第2端子間に第1スイッチング素子と第2スイッチング素子の直列回路及び第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の直列回路が並列に接続された並列回路、上記並列回路と第3端子の間に第1、第2及び第3整流素子が直列に接続された直列回路、上記第1スイッチング素子と上記第2スイッチング素子の接続点及び上記第2整流素子と上記第3整流素子の接続点の間に接続された第2平滑コンデンサ、並びに上記第3スイッチング素子と上記第4スイッチング素子の接続点及び上記第1整流素子と上記第2整流素子の接続点の間に接続されたインダクタとコンデンサから成るLC直列体を有する回路ブロックとを備え、
    上記回路ブロックは、上記第1端子、第2端子及び第3端子の間に、多重個並列接続されており、
    上記各回路ブロック毎に上記スイッチング素子のスイッチングの位相を360°/(多重数)ずらして駆動させ、
    上記第3端子と上記第1端子間の電圧を、上記第2端子と上記第1端子間の電圧の3倍、2倍又は1倍の電圧に昇圧するDC/DC電力変換装置。
  7. 上記各回路ブロックにおいて、上記第2スイッチング素子及び上記第3スイッチング素子のスイッチングと、上記第1スイッチング素子及び第4スイッチング素子のスイッチングを交互に行い、
    上記第3端子と上記第1端子間の電圧を、上記第2端子と上記第1端子間の電圧の3倍の電圧に昇圧する請求項6に記載のDC/DC電力変換装置。
  8. 上記各回路ブロックにおいて、上記第1スイッチング素子をオンし、上記第3スイッチング素子と上記第4スイッチング素子のスイッチングを交互に行い、
    上記第3端子と上記第1端子間の電圧を、上記第2端子と上記第1端子間の電圧の2倍の電圧に昇圧する請求項6に記載のDC/DC電力変換装置。
  9. 上記第3端子と上記第3整流素子の間に出力側スイッチング素子を接続し、上記出力側スイッチング素子をオフし、
    上記第3端子と上記第1端子間の電圧を、上記第2端子と上記第1端子間の電圧の1倍の電圧に昇圧する請求項6に記載のDC/DC電力変換装置。
  10. 上記第3端子と上記第3整流素子との間にインダクタを接続した請求項6から請求項9のいずれか1項に記載のDC/DC電力変換装置。
  11. 第1及び第2端子間に接続された第1平滑コンデンサと、
    上記第1及び第2端子間に第1スイッチング素子と第2スイッチング素子の直列回路及び第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の直列回路が並列に接続された並列回路、上記並列回路と第3端子の間に第5、第6及び第7スイッチング素子が直列に接続された直列回路、上記第1スイッチング素子と上記第2スイッチング素子の接続点及び上記第6スイッチング素子と上記第7スイッチング素子の接続点の間に接続された第2平滑コンデンサ、並びに上記第3スイッチング素子と上記第4スイッチング素子の接続点及び上記第5スイッチング素子と上記第6スイッチング素子の接続点の間に接続されたインダクタとコンデンサから成るLC直列体を有する回路ブロックとを備え、
    上記回路ブロックは、上記第1端子、第2端子及び第3端子の間に、多重個並列接続されており、
    上記各回路ブロック毎に上記スイッチング素子のスイッチングの位相を360°/(多重数)ずらして駆動させ、
    上記第2端子と上記第1端子間の電圧を上記第3端子と上記第1端子間の電圧の1/3、1/2又は1/1の電圧に降圧し、あるいは、上記第3端子と上記第1端子間の電圧を上記第2端子と上記第1端子間の電圧の3倍、2倍又は1倍の電圧に昇圧するDC/DC電力変換装置。
  12. 上記各回路ブロックにおいて、上記第1スイッチング素子及び上記第6スイッチング素子のスイッチングと、上記第5スイッチング素子及び第7スイッチング素子のスイッチングを交互に行い、
    上記第2端子と上記第1端子間の電圧を、上記第3端子と上記第1端子間の電圧の1/3の電圧に降圧する請求項11に記載のDC/DC電力変換装置。
  13. 上記各回路ブロックにおいて、上記第1スイッチング素子と上記第7スイッチング素子をオンし、上記第5スイッチング素子と上記第6スイッチング素子のスイッチングを交互に行い、
    上記第2端子と上記第1端子間の電圧を、上記第3端子と上記第1端子間の電圧の1/2の電圧に降圧する請求項11に記載のDC/DC電力変換装置。
  14. 上記第3端子と上記第2端子の間に第9スイッチング素子を接続し、上記第9スイッチング素子をオンし、
    上記第2端子と上記第1端子間の電圧を、上記第3端子と上記第1端子間の電圧の1/1の電圧に降圧する請求項11に記載のDC/DC電力変換装置。
  15. 上記各回路ブロックにおいて、上記第2スイッチング素子及び上記第3のスイッチング素子のスイッチングと、上記第1スイッチング素子及び第4スイッチング素子のスイッチングを交互に行い、
    上記第3端子と上記第1端子間の電圧を、上記第2端子と上記第1端子間の電圧の3倍の電圧に昇圧する請求項11に記載のDC/DC電力変換装置。
  16. 上記各回路ブロックにおいて、上記第1スイッチング素子をオンし、上記第3スイッチング素子と上記第4スイッチング素子のスイッチングを交互に行い、
    上記第3端子と上記第1端子間の電圧を、上記第2端子と上記第1端子間の電圧の2倍の電圧に昇圧する請求項11に記載のDC/DC電力変換装置。
  17. 上記第3端子と上記第7スイッチング素子の間に第8スイッチング素子を接続し、上記第8スイッチング素子をオフし、
    上記第3端子と上記第1端子間の電圧を、上記第2端子と上記第1端子間の電圧の1倍の電圧に昇圧する請求項11に記載のDC/DC電力変換装置。
  18. 上記各回路ブロックにおいて、整流素子の役割を担う上記スイッチング素子を電流が流れると同時にオンして、同時オンしているスイッチング素子の役割を担う上記スイッチング素子より早めにオフする請求項11から請求項17のいずれか1項に記載のDC/DC電力変換装置。
  19. 上記第3端子と上記第7スイッチング素子との間にインダクタを接続した請求項11から請求項18のいずれか1項に記載のDC/DC電力変換装置。
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