JP5339615B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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この発明は、液晶表示装置に関する。
液晶表示装置は、軽量、薄型、低消費電力などの特徴を生かして、パーソナルコンピュータなどのOA機器やテレビなどの表示装置として各種分野で利用されている。近年では、液晶表示装置は、携帯電話などの携帯端末機器や、カーナビゲーション装置、ゲーム機などの表示装置としても利用されている。
このような液晶表示装置においては、例えば、特許文献1によれば、プリズムシートを通過した光がマトリクス状に配置される画素と干渉することに起因した干渉縞(モアレ)を解消するために、拡散機能を有する偏光板を備えた液晶表示装置が開示されている。このような拡散機能を有する偏光板は、粒状の拡散材を含有した接着層を含んでいる。特に、このような拡散材を含有した接着層は、表示パネルの下側ガラス基板と偏光子との間などに配置されている。
特開2006−215390号公報
この発明の目的は、表示品位の良好な液晶表示装置を提供することにある。
この発明の一態様によれば、
第1基板と、前記第1基板に向かい合う第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層と、を備えた液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルの前記第1基板の外面に配置されるとともに、複数の光学部材を積層することによって構成された第1光学素子と、
前記第1光学素子と向かい合い、前記液晶表示パネルを照明する照明ユニットと、
前記液晶表示パネルの前記第2基板の外面に配置された第2光学素子と、
前記第1基板と前記第1光学素子とを接着するとともに入射光を前方散乱する第1接着層と、
前記第1光学素子を構成する複数の光学部材のうちの2つの光学部材を接着するとともに入射光を前方散乱する第2接着層と、
を備えたことを特徴とする液晶表示装置が提供される。
また、この発明の一態様によれば、
第1基板と、前記第1基板に向かい合う第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層と、を備えた液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルの前記第1基板の外面に配置された第1光学素子と、
前記第1光学素子と向かい合い、前記液晶表示パネルを照明する照明ユニットと、
前記液晶表示パネルの前記第2基板の外面に配置された第2光学素子と、
前記第1基板と前記第1光学素子とを接着するとともに入射光を前方散乱する第1接着層と、
前記第2基板と前記第2光学素子とを接着するとともに入射光を前方散乱する第2接着層と、
を備えたことを特徴とする液晶表示装置が提供される。
この発明によれば、表示品位の良好な液晶表示装置を提供することができる。
図1は、この発明の一実施の形態に係る液晶表示装置の構成を概略的に示す図である。 図2は、第1実施形態に適用可能な透過型の液晶表示パネルの構造を概略的に示す断面図である。 図3は、第1実施形態における液晶表示装置の構造を概略的に示す断面図である。 図4は、第1実施形態における液晶表示装置の他の構造を概略的に示す断面図である。 図5は、第1実施形態における液晶表示装置の他の構造を概略的に示す断面図である。 図6は、第1実施形態における液晶表示装置の他の構造を概略的に示す断面図である。 図7は、第2実施形態に適用可能な半透過型の液晶表示パネルの構造を概略的に示す断面図である。 図8は、第2実施形態における液晶表示装置の構造を概略的に示す断面図である。
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
第1実施形態では、各画素がバックライトからのバックライト光を選択的に透過して画像を表示する透過表示部として構成された透過型の液晶表示装置を例に説明する。
図1に示すように、液晶表示装置は、アクティブマトリクスタイプの液晶表示装置であって、液晶表示パネルLPNを備えている。この液晶表示パネルLPNは、一対の基板、すなわち第1基板としてのアレイ基板ARと、アレイ基板ARに対向して配置された第2基板としての対向基板CTと、を備えている。これらのアレイ基板ARと対向基板CTとは、図示しないシール材によって貼り合わせられている。また、液晶表示パネルLPNは、アレイ基板ARと対向基板CTとの間に保持された液晶層LQを備えている。
このような液晶表示パネルLPNは、画像を表示する表示エリアすなわちアクティブエリアDSPを備えている。このアクティブエリアDSPは、m×n個のマトリクス状に配置された複数の画素PXによって構成されている(但し、m及びnは正の整数である)。
アレイ基板ARは、アクティブエリアDSPにおいて、第1方向Hに沿ってそれぞれ延出したn本のゲート線Y(Y1〜Yn)、第1方向Hに直交する第2方向Vに沿ってそれぞれ延出したm本のソース線X(X1〜Xm)、各画素PXにおいてゲート線Yとソース線Xとの交差部を含む領域に配置されたm×n個のスイッチング素子W、各画素PXに配置されスイッチング素子Wに接続されたm×n個の画素電極EP、ゲート線Yと同様に第1方向D1に沿って延出し補助容量CSを構成するよう画素電極EPに容量結合する補助容量線AYなどを備えている。
ゲート線Y、ソース線X、及び、補助容量線AYは、例えばアルミニウム、モリブデン、タングステン、チタンなどの低抵抗な導電材料によって形成されている。
各スイッチング素子Wは、例えば、nチャネル薄膜トランジスタによって構成されている。スイッチング素子Wのゲート電極WGは、ゲート線Yに電気的に接続されている(あるいは、ゲート電極WGはゲート線Yと一体的に形成されている)。スイッチング素子Wのソース電極WSは、ソース線Xに電気的に接続されている(あるいは、ソース電極WSはソース線Xと一体に形成されている)。スイッチング素子Wのドレイン電極WDは、画素電極EPに電気的に接続されている。
画素電極EPは、インジウム・ティン・オキサイド(ITO)やインジウム・ジンク・オキサイド(IZO)などの光透過性を有する導電材料によって形成されている。
n本のゲート線Yは、それぞれアクティブエリアDSPの外側に引き出され、ゲートドライバYDに接続されている。なお、ゲートドライバYDを構成する少なくとも一部は、アレイ基板ARに備えられていても良い。ゲートドライバYDは、コントローラCNTによる制御に基づいてn本のゲート線Yに順次走査信号(駆動信号)を供給する。
また、m本のソース線Xは、それぞれアクティブエリアDSPの外側に引き出され、ソースドライバXDに接続されている。なお、ソースドライバXDを構成する少なくとも一部は、アレイ基板ARに備えられていても良い。ソースドライバXDは、コントローラCNTによる制御に基づいて各行のスイッチング素子Wが走査信号によってオンするタイミングでm本のソース線Xに映像信号(駆動信号)を供給する。これにより、各行の画素電極EPは、対応するスイッチング素子Wを介して供給される映像信号に応じた画素電位にそれぞれ設定される。
一方、対向基板CTは、アクティブエリアDSPにおいて、対向電極ETなどを備えている。この対向電極ETは、ITOやIZOなどの光透過性を有する導電材料によって形成されている。この対向電極ETは、複数の画素PXに共通である。つまり、対向電極ETは、各画素PXの画素電極EPと対向し、コモン電位のコモン端子COMに電気的に接続されている。
図2に示すように、液晶表示パネルLPNのアレイ基板ARは、ガラス板や石英板などの光透過性を有する絶縁基板10を用いて形成されている。このアレイ基板ARは、絶縁基板10の対向基板CTに対向する側に、スイッチング素子W、画素電極EPなどを備えている。
スイッチング素子Wは、絶縁基板10の上に配置された半導体層12を備えている。この半導体層12は、例えば、ポリシリコンやアモルファスシリコンなどによって形成可能であり、ここではポリシリコンによって形成されている。半導体層12は、チャネル領域12Cを挟んだ両側にそれぞれソース領域12S及びドレイン領域12Dを有している。この半導体層12は、ゲート絶縁膜14によって覆われている。このゲート絶縁膜14は、絶縁基板10の上にも配置されている。ゲート絶縁膜14は、例えば、酸化シリコン及び窒化シリコンなどの無機系材料によって形成されている。
スイッチング素子Wのゲート電極WGは、ゲート絶縁膜14の上に配置され、半導体層12のチャネル領域12Cの直上に位置している。このゲート電極WGは、例えば、上述したゲート線と同一材料を用いて同一工程で形成可能であり、ゲート線と一体的に形成可能である。このようなゲート電極WGは、ゲート線などとともに層間絶縁膜16によって覆われている。この層間絶縁膜16は、ゲート絶縁膜14の上にも配置されている。層間絶縁膜16は、例えば、酸化シリコン及び窒化シリコンなどの無機系材料によって形成されている。
スイッチング素子Wのソース電極WS及びドレイン電極WDは、層間絶縁膜16の上に配置されている。ソース電極WSは、ゲート絶縁膜14及び層間絶縁膜16を貫通するコンタクトホールを通して半導体層12のソース領域12Sにコンタクトしている。ドレイン電極WDは、ゲート絶縁膜14及び層間絶縁膜16を貫通するコンタクトホールを通して半導体層12のドレイン領域12Dにコンタクトしている。これらのソース電極WS及びドレイン電極WDは、例えば、上述したソース線と同一材料を用いて同一工程で形成可能である。また、ソース電極WSは、ソース線と一体的に形成可能である。これらのソース電極WS及びドレイン電極WDは、ソース線などとともに絶縁膜18によって覆われている。
この絶縁膜18は、例えば、光透過性を有する有機系材料や無機系材料によって形成されている。有機系材料からなる絶縁膜18は、例えば、スピンコートなどの手法によって塗布された後に硬化処理されることにより形成可能である。このため、絶縁膜18は、下地の凹凸を吸収し、その表面が概ね平坦に形成されている。
画素電極EPは、アクティブエリアDSPにおいて各画素PXに配置されている。すなわち、この画素電極EPは、絶縁膜18の上に配置され、絶縁膜18に形成されたコンタクトホールを通してドレイン電極WDと電気的に接続されている。
このようなアレイ基板ARの対向基板CTと対向する表面、つまり、液晶層LQに接する面は、第1配向膜20によって覆われている。この第1配向膜20は、画素電極EPを覆っている。
一方、液晶表示パネルLPNの対向基板CTは、ガラス板や石英板などの光透過性を有する絶縁基板30を用いて形成されている。この対向基板CTは、絶縁基板30のアレイ基板ARに対向する側に、カラーフィルタ層34、対向電極ETなどを備えている。
カラーフィルタ層34は、各画素PXに配置されている。このようなカラーフィルタ層34は、絶縁基板30の上に配置されている。これらのカラーフィルタ層34は、互いに異なる複数の色、例えば赤色、青色、緑色といった3原色にそれぞれ着色された樹脂材料によって形成されている。すなわち、赤色に着色された樹脂材料、緑色に着色された樹脂材料、青色に着色された樹脂材料は、それぞれ赤色を表示する画素、緑色を表示する画素、青色を表示する画素PXに配置されている。
対向電極ETは、カラーフィルタ層34の上に配置されている。このような対向電極ETは、各画素PXの画素電極EPと対向している。
なお、カラーフィルタ層34は、対向基板CT側に配置されているが、アレイ基板AR側に配置しても良い。この場合、アレイ基板ARにおける絶縁膜18などをカラーフィルタ層34に置き換えることが可能である。また、対向基板CTには、カラーフィルタ層34の表面の凹凸の影響を緩和するために、カラーフィルタ層34と対向電極ETとの間に、透明な樹脂材料からなるオーバーコート層を配置しても良い。
このような対向基板CTのアレイ基板ARと対向する表面、つまり液晶層LQに接する面は、第2配向膜36によって覆われている。この第2配向膜36は、対向電極ETを覆っている。
上述したようなアレイ基板ARと対向基板CTとは、それぞれの第1配向膜20及び第2配向膜36が対向するように配置されている。このとき、アレイ基板ARの第1配向膜20と対向基板CTの第2配向膜36との間には、図示しないスペーサ(例えば、樹脂材料によって一方の基板と一体的に形成された柱状スペーサ)により、所定のセルギャップが形成されている。
液晶層LQは、上述したセルギャップに封入されている。すなわち、液晶層LQは、アレイ基板ARの画素電極EPと対向基板CTの対向電極ETとの間に保持された液晶組成物によって構成されている。液晶層LQと画素電極EPとの間には、第1配向膜20が介在している。液晶層LQと対向電極ETとの間には、第2配向膜36が介在している。
また、図2に示すように、液晶表示パネルLPNを照明する照明ユニットとしてのバックライトBLは、液晶表示パネルLPNのアレイ基板ARと対向する側に配置されている。このようなバックライトBLとしては、種々の形態が適用可能であり、また、光源として発光ダイオードを利用したものや冷陰極管を利用したものなどのいずれでも適用可能であり、ここでは詳細な構造については説明を省略する。
液晶表示パネルLPNの一方の外面、つまり、アレイ基板ARの外面には、第1光学素子OD1が配置されている。また、液晶表示パネルLPNの他方の外面、つまり、対向基板CTの外面には、第2光学素子OD2が配置されている。これらの第1光学素子OD1及び第2光学素子OD2について、以下により詳細に説明する。
図3に示すように、透過型の液晶表示パネルLPNは、アレイ基板ARと対向基板CTとの間に液晶層LQを備えている。第1光学素子OD1は、アレイ基板ARと向かい合っている。第2光学素子OD2は、対向基板CTと向かい合っている。バックライトBLは、第1光学素子OD1と向かい合っている。
このバックライトBLは、例えば、図示しない光源(例えば白色の発光ダイオード)からの光を液晶表示パネルLPNに向けて案内する導光板41、導光板41の上面すなわち第1光学素子OD1と向かい合う側の面に配置された複数の光学シート42などを備えて構成されている。光学シート42としては、例えば、拡散シート42A、一方向にプリズムが延出した第1プリズムシート42B、第1プリズムシート42Bのプリズムと直交する方向に延出したプリズムを有する第2プリズムシート42Cなどがある。
第1光学素子OD1は、複数の光学部材を積層することによって構成され、例えば光学部材として、アレイ基板ARと向かい合う第1光学部材として第1位相差板R1、第1位相差板R1と向かい合う第2光学部材として第1偏光板PL1、及び、第1偏光板PL1と向かい合う第3光学部材として輝度向上板Bを備えている。第2光学素子OD2も同様に、複数の光学部材を積層することによって構成され、例えば光学部材として、対向基板CTと向かい合う第2位相差板R2、及び、第2位相差板R2と向かい合う第2偏光板PL2を備えている。第1位相差板R1及び第2位相差板R2は、例えば、λ/4位相差板である。第1偏光板PL1及び第2偏光板PL2は、例えば、それぞれの吸収軸が互いに直交するように配置されている。
第1光学素子OD1及び第2光学素子OD2は、それぞれアレイ基板AR(厳密には、アレイ基板ARを構成する絶縁基板10)及び対向基板CT(厳密には、対向基板CTを構成する絶縁基板30)に接着されている。また、第1光学素子OD1の各光学部材は、互いに接着されている。同様に、第2光学素子OD2の各光学部材も、互いに接着されている。
すなわち、アレイ基板ARと第1位相差板R1との間には、両者を接着する接着層51が介在している。第1位相差板R1と第1偏光板PL1との間には、両者を接着する接着層52が介在している。第1偏光板PL1と輝度向上板Bとの間には、両者を接着する接着層53が介在している。対向基板CTと第2位相差板R2との間には、両者を接着する接着層61が介在している。第2位相差板R2と第2偏光板PL2との間には、両者を接着する接着層62が介在している。これらの5つの接着層51乃至53及び61乃至62のうち、少なくとも2つは、拡散機能を有する接着層である。
上述したバックライトBLにおいては、拡散シート42Aやプリズムシート42B及び42Cなどの各種光学シート42を通過した光の干渉によってモアレが発生し、このモアレがそのまま液晶表示パネルLPNを通して視認されるおそれがある。このため、表示品位を向上するために、液晶表示パネルLPNを観察したときにバックライトBLの構成に起因したモアレを解消することが求められている。
このようなモアレは、バックライトBLからの光を適度に拡散することによって解消することが可能である。そこで、拡散機能を有する接着層を配置する試みがなされている。このような拡散機能を有する接着層は、例えば、粘着剤の内部に粘着剤とは屈折率が異なる微小なフィラーを分散させることによって形成されている。
拡散機能を有する単一の接着層によってモアレを解消しようとすると、拡散機能を表す指標としてのヘイズを高く設定する必要がある。なお、ヘイズとは、試験片を通過する透過光のうち散乱によって入射光から2.5°以上逸れた透過光の百分率で表される値である。
高ヘイズの接着層では、十分な拡散機能を得るために多量のフィラーを分散させる必要があるため、粘着剤の総量が減少して接着層として十分な接着力を得ることが困難となり、剥離しやすいなどの信頼性の低下を招くおそれがある。また、拡散機能と接着力とを両立するために粘着剤の総量を増やすと、接着層の厚さが増大してしまい、液晶表示装置全体の薄型化が阻害されるおそれがあり、また、接着層自体の厚さが不均一となりやすく、拡散機能にムラが発生しやすくなる。
本実施形態においては、バックライトBLからの光を適度に拡散する拡散機能を有する複数の接着層を配置することにより、モアレを解消している。
図3に示した例では、接着層51及び接着層53がそれぞれ拡散機能を有する第1接着層A1及び第2接着層A2に相当している。これらの接着層51及び接着層53は、入射光を前方散乱する機能を有しており、粘着剤にフィラーを分散させることによって形成されている。これらの接着層51及び接着層53は、接着層52と比較して高いヘイズを有している。また、これらの接着層51及び接着層53は、接着層52と比較して低い接着力を有している。
なお、接着層52、接着層61、及び、接着層62は、実質的に透明な粘着剤からなり拡散機能はほとんど有していないが、必要に応じて、接着層51などと同様の拡散機能を有していても良い。また、第1接着層A1及び第2接着層A2のそれぞれは、上記の例に限らず、接着層52、接着層61、及び、接着層62のいずれであっても良い。
この第1実施形態によれば、拡散機能を有する複数の接着層を配置したことにより、バックライトBLからの光のモアレを解消するのに十分な拡散機能を得ることが可能となる。このため、表示品位の良好な液晶表示装置を提供することができる。
また、既存の接着層のうちの少なくとも2層が拡散機能を有する接着層に置換されたため、各接着層の接着力を十分に維持できるとともに、接着層の極端な厚さの増加を招くことがない。つまり、接着力の低下に起因した不所望な剥離が防止され、信頼性の低下を防止できる。さらに、液晶表示装置全体の厚さの増加を抑制できる。
次に、この第1実施形態における変形例について説明する。
図4に示した例は、図3に示した例と比較して輝度向上板を省略した点で相違する。
すなわち、透過型の液晶表示パネルLPNとバックライトBLとの間に配置された第1光学素子OD1は、光学部材として、アレイ基板ARと向かい合う第1光学部材として第1位相差板R1、及び、第1位相差板R1と向かい合う第2光学部材として第1偏光板PL1を備えている。第2光学素子OD2は、光学部材として、対向基板CTと向かい合う第2位相差板R2、及び、第2位相差板R2と向かい合う第2偏光板PL2を備えている。
アレイ基板ARと第1位相差板R1とを接着する接着層51は、拡散機能を有する第1接着層A1である。第1位相差板R1と第1偏光板PL1とを接着する接着層52は、拡散機能を有する第2接着層A2である。対向基板CTと第2位相差板R2とを接着する接着層61、及び、第2位相差板R2と第2偏光板PL2とを接着する接着層62は、実質的に透明な粘着剤からなり拡散機能はほとんど有していないが、必要に応じて、接着層51などと同様の拡散機能を有していても良い。また、第1接着層A1及び第2接着層A2のそれぞれは、上記の例に限らず、接着層61及び接着層62のいずれであっても良い。
図5に示した例は、図3に示した例と比較して第1位相差板及び第2位相差板を省略した点で相違する。
すなわち、透過型の液晶表示パネルLPNとバックライトBLとの間に配置された第1光学素子OD1は、光学部材として、アレイ基板ARと向かい合う第1光学部材として第1偏光板PL1、及び、第1偏光板PL1と向かい合う第2光学部材として輝度向上板Bを備えている。第2光学素子OD2は、光学部材として、対向基板CTと向かい合う第2偏光板PL2を備えている。
アレイ基板ARと第1偏光板PL1とを接着する接着層51は、拡散機能を有する第1接着層A1である。第1偏光板PL1と輝度向上板Bとを接着する接着層52は、拡散機能を有する第2接着層A2である。対向基板CTと第2偏光板PL2とを接着する接着層61は、実質的に透明な粘着剤からなり拡散機能はほとんど有していないが、必要に応じて、接着層51などと同様の拡散機能を有していても良い。また、第1接着層A1及び第2接着層A2のいずれか一方は、上記の例に限らず、接着層61であっても良い。
図6に示した例は、図5に示した例と比較して輝度向上板を省略した点で相違する。
すなわち、透過型の液晶表示パネルLPNとバックライトBLとの間に配置された第1光学素子OD1は、光学部材として、アレイ基板ARと向かい合う第1偏光板PL1を備えている。第2光学素子OD2は、光学部材として、対向基板CTと向かい合う第2偏光板PL2を備えている。
アレイ基板ARと第1偏光板PL1とを接着する接着層51は、拡散機能を有する第1接着層A1である。対向基板CTと第2偏光板PL2とを接着する接着層61は、拡散機能を有する第2接着層A2である。
これらの変形例のいずれにおいても同様の効果が得られる。
上述した第1実施形態において、第1接着層A1及び第2接着層A2の配置位置に応じた効果について説明する。
液晶表示パネルLPNと第1光学素子OD1と接着する接着層51が第1接着層A1である場合、第1光学素子OD1のリワーク性を改善することが可能となる。すなわち、液晶表示パネルLPNに第1光学素子OD1を接着する工程で、両者の間に異物が混入したり、第1光学素子OD1の接着位置が許容範囲を超えてずれてしまったりした場合には、第1光学素子OD1を液晶表示パネルLPNから剥がし、貼り直す作業が必要となる。この場合、接着層51の接着力が高すぎると、第1光学素子OD1を液晶表示パネルLPNから剥がしにくく、作業効率の低下を招く。
このため、接着層51としては、信頼性を損なわない程度に適度な接着力を有する一方で、リワーク作業の際に第1光学素子OD1を液晶表示パネルLPNから剥がし易い程度の接着力を有していることが望まれる。一方で、第1光学素子OD1及び第2光学素子OD2については、リワークは不要であるため、各光学部材を接着する接着層については、全体の厚さを低減しつつ信頼性を確保するために、薄い厚さで強い接着力を有することが望ましい。
第1接着層A1は接着剤中にフィラーを含有しているため、その接着力はフィラーを含有していない透明な接着層の接着力と比較して低い。このため、接着層51が第1接着層A1である場合には、接着層51が透明な接着層である場合と比較して、第1光学素子OD1を液晶表示パネルLPNから剥がしやすくなる。また、第1接着層A1のみで高い拡散機能(つまり高ヘイズ)を実現するわけではなく、第1接着層A1と第2接着層A2とで必要な拡散機能が得られれば良いため、第1接着層A1としては、粘着剤中のフィラーの密度を抑え、信頼性を損なわない程度に適度な接着力を確保できる。
このような効果は、液晶表示パネルLPNと第2光学素子OD2と接着する接着層61が第1接着層A1または第2接着層A2である場合にも同様に得られる。
また、第1光学素子OD1において、第1偏光板PL1と輝度向上板Bとを接着する接着層53(図5に示した例では接着層52)が第2接着層A2である場合、第1偏光板PL1を通過した光の偏光度を適度に維持することが可能となる。すなわち、拡散機能を有する複数の接着層を設ける場合、第1偏光板PL1と液晶表示パネルLPNとの間と、第1偏光板PL1とバックライトBLとの間とに分散して設けることにより、第1偏光板PL1を通過した光が過度に拡散されるのを抑制できる。
また、接着層51が第1接着層A1であり、且つ、接着層52または接着層53が第2接着層A2である場合には、液晶表示装置を観察した際に、文字のボケやにじみなどの発生を抑制することができ、表示品位の低下を防止できる。すなわち、拡散機能を有する複数の接着層を設ける場合、液晶表示パネルLPNとバックライトBLとの間に設けることにより、液晶表示パネルLPNを通過した光が過度に拡散されるのを抑制できる。液晶表示パネルLPNよりも観察者側に設けられる接着層のうち、拡散機能を有する接着層は、にじみなどの表示品位の低下を抑制するために1層以下であることが望ましい。
上述した第1接着層A1及び第2接着層A2の各々は、20%乃至70%の範囲のヘイズを有することが望ましい。ヘイズが20%未満の場合、モアレを解消するのに十分な拡散機能を得ることができない。また、ヘイズが20%未満の場合には、十分な拡散機能を得るために、より多数、例えば3層以上の接着層に拡散機能を持たせる必要があるが、上述したような効果を得るためには拡散機能を有する接着層の配置位置には制約があって望ましくない。一方、ヘイズが70%を超える場合には、上述した通り、接着力の低下や接着層の厚さの増加などの不具合があり、望ましくない。
上述した第1接着層A1及び第2接着層A2の各々は、5乃至30nmの厚さを有することが望ましい。厚さが5nm未満の場合には、上述したヘイズを実現するために含有したフィラーの密度が高くなり、接着層として十分な接着力を得ることができない。一方、厚さが30nmを超える場合には、粘着剤の密度が高くなって粘着力が高くなりすぎたり、装置全体の厚みが増加したりして望ましくない。
接着層51が第1接着層A1である場合には、上述した5乃至30nmの厚さの範囲において厚い方が望ましい。この接着層51は、アレイ基板ARを構成する絶縁基板10の表面に接着される。このため、接着層51の厚さにより、絶縁基板10の表面の凹凸を吸収することができる。また、比較的厚い接着層51においては、ヘイズを調整するためのフィラーの含有量や、粘着剤による接着力の調整を容易に行うことができる。
次に、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、各画素PXがバックライトBLからのバックライト光を選択的に透過して画像を表示する透過表示部PTと、対向基板CTの側から入射した外光を選択的に反射して画像を表示する反射表示部PRとを有する半透過型の液晶表示装置を例に説明する。
図7に示すように、第2実施形態においては、図2に示した第1実施形態と比較して、画素電極EPが反射電極EPRと透過電極EPTとを有する点で相違している。なお、第1実施形態と同一の構成については、同一の参照符号を付して詳細な説明は省略する。
すなわち、アレイ基板ARを構成する絶縁基板10の上には、ゲート絶縁膜14、層間絶縁膜16、絶縁膜18、スイッチング素子W、画素電極EPなどが配置されている。画素電極EPは、スイッチング素子Wのドレイン電極WDに電気的に接続されている。画素電極EPの透過電極EPTは、第1実施形態と同様に、ITOやIZOなどによって形成されている。画素電極EPの反射電極EPRは、アルミニウム(Al)や銀(Ag)などの光反射性を有する導電材料によって形成されている。この反射電極EPRの表面すなわち反射面には、凹凸のパターンが形成されることが望ましい。これらの透過電極EPTと反射電極EPRとは電気的に接続されている。このようなアレイ基板ARの液晶層LQに接する表面は、第1配向膜20によって覆われている。
対向基板CTを構成する絶縁基板30の上には、カラーフィルタ層34、対向電極ETなどが配置されている。対向基板CTの液晶層LQに接する表面は、第2配向膜36によって覆われている。
各画素PXにおいて、反射表示部PRにおける第1配向膜20と第2配向膜36との間の液晶層LQの厚さは、透過表示部PTにおける第1配向膜20と第2配向膜36との間の液晶層LQの厚さの約半分である。図2に示した例では、反射電極PERは絶縁膜18の上に配置される一方で、透過電極PETは層間絶縁膜16の上に配置されている。つまり、反射表示部PRと透過表示部PT8とにおける液晶層LQの厚さの差は、絶縁膜18の厚さ分に相当する。なお、このような反射表示部PRと透過表示部PT8とにおける液晶層LQの厚さの差は、対向基板CTの側に設けた電気的絶縁性且つ光透過性を有する樹脂層によって形成しても良い。
このような構成の半透過型の液晶表示パネルLPNのアレイ基板ARの側には第1光学素子OD1が接着され、また、対向基板CTの側には第2光学素子OD2が接着されている。液晶表示パネルLPNを照明するバックライトBLは、第1光学素子OD1と向かい合うように配置されている。これらの第1光学素子OD1及び第2光学素子OD2は、上述した第1実施形態と同様の構成が適用可能である。その一例を以下に説明する。
図8に示すように、第1光学素子OD1は、複数の光学部材によって構成され、例えば光学部材として、アレイ基板ARと向かい合う第1位相差板R1、第1位相差板R1と向かい合う第1偏光板PL1、及び、第1偏光板PL1と向かい合う輝度向上板Bを備えている。第2光学素子OD2も同様に、複数の光学部材によって構成され、例えば光学部材として、対向基板CTと向かい合う第2位相差板R2、及び、第2位相差板R2と向かい合う第2偏光板PL2を備えている。
アレイ基板ARと第1位相差板R1とを接着する接着層51、第1位相差板R1と第1偏光板PL1とを接着する接着層52、第1偏光板PL1と輝度向上板Bとを接着する接着層53、対向基板CTと第2位相差板R2とを接着する接着層61、及び、第2位相差板R2と第2偏光板PL2とを接着する接着層62のうち、少なくとも2つは、拡散機能を有する接着層である。
この第2実施形態においては、接着層51及び接着層61がそれぞれ拡散機能を有する第1接着層A1及び第2接着層A2に相当している。接着層52、接着層53、接着層62は、実質的に透明な粘着剤からなり拡散機能はほとんど有していないが、必要に応じて、接着層51などと同様の拡散機能を有していても良い。また、第1接着層A1は、上記の例に限らず、接着層52及び接着層53のいずれであっても良い。
この第2実施形態によれば、上述した第1実施形態の効果に加え、透過表示のみならず反射表示においても良好な表示品位を得ることができる。特に、反射表示においては、第2接着層A2の拡散機能により、反射電極EPRの表面で反射された光が凹凸の周期性によって干渉するのを防止することができ、虹ムラなどの発生を抑制することができる。
このような第2実施形態においても、第1実施形態において図4乃至図6を参照して説明した変形例のいずれも適用可能である。この場合、反射表示の際の表示品位を改善する上で、拡散機能を有する少なくとも1つの接着層が液晶表示パネルLPNの観察者側に配置されることが望ましく、接着層61が拡散機能を有することが望ましい。
次に、実施例1乃至3及び比較例1乃至3について説明する。
(実施例1)
実施例1では、画素ピッチが25μm×75μmであり、画素数が800×480であり、表示モードとしては垂直配向モード(MVA)を採用した透過型の液晶表示パネルLPNを作成した。画素電極EP及び対向電極ETは、ITOによって形成した。第2光学素子OD2は、第2偏光板PL2と1/4波長板である第2位相差板R2とを貼合した円偏光板である。第1光学素子OD1は、第2光学素子OD2と同一構成の円偏光板を構成するように第1偏光板PL1と1/4波長板である第1位相差板R1とを貼合し、さらに、第1偏光板PL1に輝度向上板Bを貼合した。
拡散機能を有する第1接着層A1は、第1位相差板R1と第1偏光板PL1とを接着する接着層部分に形成した。また、拡散機能を有する第2接着層A2は、第1偏光板PL1と輝度向上板Bとを接着する接着層部分に形成した。これらの第1接着層A1及び第2接着層A2は、粘着剤の内部に粘着剤とは屈折率が異なる微小なフィラーを分散させることにより形成している。拡散機能を有する独立した接着層の総数は2層とした。第1接着層A1及び第2接着層A2のそれぞれのヘイズは45%とし、それぞれの厚さは25μmとした。
このような実施例1における液晶表示装置の光学特性を評価した。表示画面の画質については、バックライトBLを構成する光学シート42の干渉に起因したモアレが視認されることはなく、良好であった。また、信頼性については、第1接着層A1及び第2接着層A2の接着力は十分であり、また、第1光学素子OD1及び第2光学素子OD2のいずれも十分な接着力で液晶表示パネルLPNに接着されており、良好であった。また、液晶表示装置の全体の厚さについては、増加していないことが確認された。
(実施例2)
この実施例2において、実施例1との相違点は第1光学素子OD1が輝度向上板を省略した構造になっていることである。実施例2では、拡散機能を有する第1接着層A1は、第1位相差板R1と第1偏光板PL1とを接着する接着層部分に形成した。また、拡散機能を有する第2接着層A2は、アレイ基板ARと第1位相差板R1とを接着する接着層部分に形成した。拡散機能を有する独立した接着層の総数は2層とした。第1接着層A1及び第2接着層A2のヘイズ及び厚さは実施例1と同一である。
このような実施例2における液晶表示装置の光学特性を評価したところ、実施例1と同様に、表示画面の画質は良好であり、信頼性の低下、厚さの増加という副作用を防止することが可能になった。
(実施例3)
この実施例3において、実施例1との相違点は適用する液晶表示パネルLPNが半透過型であることである。各画素PXは、透過電極PETを配置した透過表示部PTと、アルミニウムを主成分として形成された反射電極PERを配置した反射表示部PRとに領域分割されている。半透過型では、反射電極PERによって反射された光により反射表示を行う。このため、反射表示の際に光を適度に拡散させるために、液晶表示パネルLPNの対向基板CTと第2光学素子OD2との間に拡散機能を有する接着層を配置し、さらに反射電極PERに凹凸パターンを形成した。一方、アレイ基板ARと第1位相差板R1とを接着する接着層部分に拡散機能を有する接着層を配置した。拡散機能を有する独立した接着層の総数は2層とした。第1接着層A1及び第2接着層A2のヘイズ及び厚さは実施例1と同一である。
このような実施例3における液晶表示装置の光学特性を評価したところ、透過表示及び反射表示ともに表示画面の画質は良好であり、信頼性の低下、厚さの増加という副作用を防止することが可能になった。
(比較例1)
比較例1において、実施例1との相違点はいずれの接着層も実質的に透明とし、拡散機能を有する独立した接着層の総数はゼロとしたことである。
このような比較例1における液晶表示装置の光学特性を評価したところ、表示画面の画質については、バックライトBLを構成する光学シート42の干渉に起因したモアレが視認された。
(比較例2)
この比較例2において、実施例1との相違点は、第1光学素子OD1の第1偏光板PL1と輝度向上板Bとを接着する接着層部分が拡散機能を有する接着層によって形成され、他の接着層は実質的に透明とし、拡散機能を有する独立した接着層の総数は1層としたことである。拡散機能を有する接着層については、そのヘイズは45%とし、その厚さは25μmとした。
このような比較例2における液晶表示装置の光学特性を評価したところ、表示画面の画質については、バックライトBLを構成する光学シート42の干渉に起因したモアレが依然として視認された。
(比較例3)
この比較例3において、実施例1との相違点は、第1光学素子OD1の第1偏光板PL1と輝度向上板Bとを接着する接着層部分が拡散機能を有する接着層によって形成され、他の接着層は実質的に透明とし、拡散機能を有する独立した接着層の総数は1層としたことである。この拡散機能を有する接着層については、そのヘイズは80%とし、その厚さは40μmとした。
このような比較例3における液晶表示装置の光学特性を評価したところ、表示画面の画質については、バックライトBLを構成する光学シート42の干渉に起因したモアレが視認されず、良好であったが、接着層の厚さの増加に伴って液晶表示装置全体の厚さが増大してしまった。また、耐久性の低下を伴い実用性を損なう課題を生じていた。
以上説明したように、この実施の形態によれば、表示品位の良好な液晶表示装置を提供することができる。
なお、この発明は、上記実施形態そのものに限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
LPN…液晶表示パネル PX…画素
AR…アレイ基板 CT…対向基板 LQ…液晶層
BL…バックライトユニット
Y…ゲート線 X…ソース線 W…スイッチング素子
EP…画素電極 ET…対向電極 40…液晶分子
OD1…第1光学素子
PL1…第1偏光板 R1…第1位相差板 B…輝度向上板
OD2…第2光学素子
PL2…第2偏光板 R2…第2位相差板
A1…第1接着層 A2…第2接着層

Claims (7)

  1. 第1基板と、前記第1基板に向かい合う第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層と、を備えた液晶表示パネルと、
    前記液晶表示パネルの前記第1基板の外面に配置されるとともに、フィラーを含む第1接着層と、フィラーを含む第2接着層と、フィラーを含まない第3接着層と、前記第1接着層により前記第1基板に接着された第1光学部材と、前記第3接着層により前記第1光学部材に接着された第2光学部材と、前記第2接着層により前記第2光学部材に接着された第3光学部材とを積層することによって構成された第1光学素子と、
    前記第1光学素子と向かい合い、前記液晶表示パネルを照明する照明ユニットと、
    フィラーを含まない第4接着層と、
    前記第4接着層により前記液晶表示パネルの前記第2基板の外面に接着された第2光学素子と、
    を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記第1光学部材は第1位相差板であり、前記第2光学部材は第1偏光板であり、前記第3光学部材は輝度向上板であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 第1基板と、前記第1基板に向かい合う第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶層と、を備えた液晶表示パネルと、
    前記液晶表示パネルの前記第1基板の外面に配置されるとともに、フィラーを含む第1接着層と、フィラーを含む第2接着層と、前記第1接着層により前記第1基板に接着された第1光学部材と、前記第2接着層により前記第1光学部材に接着された第2光学部材と、を積層することによって構成された第1光学素子と、
    前記第1光学素子と向かい合い、前記液晶表示パネルを照明する照明ユニットと、
    フィラーを含まない第4接着層と、
    前記第4接着層により前記液晶表示パネルの前記第2基板の外面に接着された第2光学素子と、
    を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  4. 前記第1光学部材は第1位相差板であり、前記第2光学部材は第1偏光板であることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 前記第1光学部材は第1偏光板であり、前記第2光学部材は輝度向上板であることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
  6. 前記第2光学素子は、複数の光学部材を積層することによって構成され、各光学部材を接着する接着層はいずれもフィラーを含まないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  7. 前記第1接着層及び前記第2接着層は、20%乃至70%の範囲のヘイズを有し、且つ、5乃至30nmの厚さを有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
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