JP5338494B2 - Construction method of the ceiling part of the water type gas holder - Google Patents
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Description
本発明は、有水式ガスホルダの天井部の施工方法に関する。 The present invention relates to a method for constructing a ceiling portion of a water-containing gas holder.
製鉄所においては、製鉄所から発生する高炉ガス(BFG)、コークス炉ガス(COG)、転炉ガス(LDG)など副生ガスを燃料として利用するために、当該副生ガスを一旦貯蔵するための有水式ガスホルダが設置されている。有水式ガスホルダ100は、図13に示すように、水101を貯留した水槽102の内部に、上下に移動自在な複数のテレスコープ型のガス槽である外槽103、中槽104及び内槽105を有し、隣接するガス槽の間にカップ106と封水板107による水封部を設けた構造となっている。そして、ガス貯蔵量が増加するとガス槽内の圧力の上昇に伴い各ガス槽が上昇し、ガス貯蔵量が減少するとガス槽内の圧力の下降に伴い各ガス槽が下降するようになっている。
In order to use by-product gases such as blast furnace gas (BFG), coke oven gas (COG), converter gas (LDG), etc. generated from the steel plant as fuel, the by-product gas is temporarily stored. The water-based gas holder is installed. As shown in FIG. 13, the water-containing
一般に、このような有水式ガスホルダは、複数の鋼板を溶接により接合することにより形成されている。内槽105の天井105aは、図14に示すように、アーチ状に形成された天井骨組み120の上に、天井板用鋼板121をその一部が重なるように敷き並べ、重なりあう部分を外面から溶接することによって形成されている。これにより、内槽105内の圧力が上昇した際に、図14に破線で示すように天井105a全体が撓む構造となっている。
Generally, such a water-containing gas holder is formed by joining a plurality of steel plates by welding. As shown in FIG. 14, the
ところで、製鉄所から発生する副生ガス中には、CO2ガス等の腐食成分と飽和水蒸気が含まれている。そのため、有水式ガスホルダ内は、副生ガス及び副生ガス中の飽和水蒸気が結露して発生した凝縮水にCO2等の腐食成分が溶け込んだ水101により腐食環境となる。したがって、このような副生ガスを貯蔵する貯槽においては、その内面に、腐食を防止するための防食塗装が施されることが通常である(例えば、特許文献1)。
Incidentally, the by-product gas generated from the ironworks contains corrosive components such as CO2 gas and saturated water vapor. Therefore, the inside of the water-containing gas holder becomes a corrosive environment due to the
上述のような防食塗装を行うにあたっては、通常、あらかじめ防食塗装を施した鋼板を用い、溶接の熱により防食塗装が剥がれた箇所は、溶接後に補修塗装を行うという方法が用いられている。しかしながら、有水式ガスホルダの天井105aを構成する天井板用鋼板121は天井骨組み120上に敷き並べた状態で溶接されるため、溶接の熱により防食塗装が剥がれた箇所の補修をしようとする際、天井板用鋼板121の裏面の天井骨組み120に接した部分は、防食塗装の補修を行うことができなかった。
In performing the anticorrosion coating as described above, a method is generally used in which a steel plate that has been subjected to an anticorrosion coating in advance is used, and a portion where the anticorrosion coating is peeled off by the heat of welding is repaired after welding. However, since the ceiling
このため、図14に破線で示すように天井105aが浮き上がった際、防食塗装が剥がれた箇所の天井板用鋼板121が腐食環境下に曝され、防食塗装が剥がれた箇所の腐食が進行し、ついには開孔して内部の副生ガスが外部に漏れるという問題があった。
For this reason, as shown by the broken line in FIG. 14, when the
天井板用鋼板121の腐食を防止するための手段として、例えばステンレス鋼のような耐食鋼板を使用することも考えられるが、一般に有水式ガスホルダは直径が数十メートルに及ぶ巨大な構造物であり、天井105aの全面を耐食鋼板で形成すると非常に高価なものとなるため、費用の面から現実的な対策とはいえない。
As a means for preventing the corrosion of the
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、有水式ガスホルダの天井板用鋼板の、従来は防食塗装を行うことができなかった箇所にも防食塗装を施すことで、有水式ガスホルダを長寿命化することを目的としている。 The present invention has been made in view of the above points, and a water-containing gas holder is provided by applying an anti-corrosion coating to a portion of a steel plate for a ceiling plate of a water-containing gas holder that could not be conventionally subjected to the anti-corrosion coating. The purpose is to extend the service life.
前記の目的を達成するための本発明は、鋼製天井骨組みの組み立て後に当該天井骨組みの上に天井板用鋼板を敷き並べて溶接し、当該天井板用鋼板の内面である天井裏面を防食塗装する、有水式ガスホルダの天井部の施工方法において、前記天井骨組みの上にスペーサーを介して天井板用鋼板を敷き並べ、前記天井骨組みと前記天井板用鋼板との間に隙間を確保して前記天井板用鋼板における前記スペーサーと反対の面を溶接し、溶接後に天井裏面の防食塗装を施すことを特徴としている。
In order to achieve the above object, the present invention achieves the above-mentioned object by coating and welding a ceiling plate steel plate on the ceiling framework after assembling the steel ceiling framework, and anticorrosion coating the ceiling back surface, which is the inner surface of the ceiling plate steel plate. in construction methods of the ceiling portion of Arimizu type gas holder, said ceiling framework via a spacer on the side by side laying ceiling plate steel plate, to secure a gap between the ceiling framework and the ceiling plate steel plate wherein The surface opposite to the said spacer in the steel plate for ceiling boards is welded, and the anti- corrosion coating of the ceiling back surface is given after welding.
本発明によれば、スペーサーにより天井板用鋼板と天井骨組みとの間に隙間を確保した状態で溶接を行うので、従来は天井骨組みに接しているため補修塗装ができなかった天井板用鋼板溶接部の裏面に、当該隙間から補修塗装を施すことができる。これにより、有水式ガスホルダの天井が腐食環境下に曝されることに起因する開孔を防止し、有水式ガスホルダを長寿命化することができる。 According to the present invention, since welding is performed in a state in which a gap is secured between the ceiling plate steel plate and the ceiling frame by the spacer, the steel plate welding for the ceiling plate that could not be repaired conventionally because it is in contact with the ceiling frame. Repair coating can be applied to the back surface of the part from the gap. Thereby, the opening resulting from exposure of the ceiling of the water-containing gas holder to a corrosive environment can be prevented, and the life of the water-containing gas holder can be extended.
前記スペーサーは、前記天井骨組みに形成されたボルト穴を挿通して設けられたスペーサーボルトであってもよく、前記天井骨組みの上に載置された耐火材または断熱材であってもよい。 The spacer may be a spacer bolt provided through a bolt hole formed in the ceiling frame, or may be a refractory material or a heat insulating material placed on the ceiling frame.
また、前記スペーサーボルトは、前記天井裏面の防食塗装後に除去され、前記スペーサーボルトの除去後に前記ボルト穴の内面及び前記スペーサーボルトの接触部に防食塗装を行ってもよい。 The spacer bolt may be removed after the anti-corrosion coating on the back surface of the ceiling, and the anti-corrosion coating may be applied to the inner surface of the bolt hole and the contact portion of the spacer bolt after the spacer bolt is removed.
前記天井骨組みは、組み立て前にあらかじめ塗装されていてもよく、前記天井板用鋼板は、前記天井骨組みの上に敷き並べられる前にあらかじめ防食塗装が施されていてもよい。 The ceiling frame may be pre-painted before assembling, and the steel sheet for ceiling plate may be pre-coated with anticorrosion before being laid on the ceiling frame.
なお、前記天井板用鋼板にあらかじめ施される防食塗装は、溶接熱影響部を除いた部分に施されていてもよい。 In addition, the anti-corrosion coating previously given to the said steel plate for ceiling boards may be given to the part except a welding heat influence part.
本発明によれば、有水式ガスホルダの天井板用鋼板の、従来は防食塗装を行うことができなかった箇所にも防食塗装を施すことで、有水式ガスホルダを長寿命化することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, it is possible to prolong the life of the water-containing gas holder by applying the anti-corrosion coating to the portion of the steel plate for the ceiling plate of the water-containing gas holder that could not be conventionally subjected to the anti-corrosion coating. .
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は本実施の形態にかかる有水式ガスホルダ1の構成の概略を示す縦断面図である。 Embodiments of the present invention will be described below. FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing an outline of a configuration of a water-containing gas holder 1 according to the present embodiment.
有水式ガスホルダ1は、水2を貯留する水槽10と、水槽10の内部に昇降自在に設けられた複数のガス槽である外槽11、中槽12及び内槽13と、水槽10の周囲に垂直に配置され外槽11、中槽12及び内槽13の昇降動作を案内する複数の基柱14と、を有している。
The water-containing gas holder 1 includes a
水槽10は、有水式ガスホルダ1の底部に配置され内部に水を貯留するための槽であって、この水がガスシールの役割を担う。水槽10は、底面が略円形で、蓋の無い略円筒形に形成されている。また、水槽10には、例えば転炉からの副生ガスをガス槽内に供給すると共に、当該副生ガスを需要先に排出するガス配管(図示せず)が底面を貫通して設けられ、水槽10の水面上まで延伸している。
The
外槽11は水槽10の内部に、中槽12は外槽11の内部に、内槽13は中槽12の内部に挿入され、それぞれ昇降自在に設けられている。外槽11及び中槽12は、例えば、底面及び蓋の無い略円筒形に形成されている。内槽13は、天井15を有し、底の無い略円筒形に形成されている。
The
水槽10、外槽11、中槽12及び内槽13の内面には、副生ガス中の腐食成分及び副生ガス中の腐食成分が溶解した水2により各槽が腐食することを防止するため、防食塗装(図示せず)が施されている。
In order to prevent the inner surfaces of the
隣接する外槽11と中槽12及び中槽12と内槽13との間には、それぞれ下カップ封水板20及び上カップ封水板21による水封部22が設けられている。下カップ封水板20は中槽12と内槽13の外周面下端部に設けられ、上方が開口した略U字状の断面形状を有している。上カップ封水板21は、外槽11と中槽12の内周面上端部に設けられ、下カップ封水板20とは反対に、下方が開口した略U字状の断面形状を有している。このため、相対する略U字状の形状を有する下カップ封水板20と上カップ封水板21とは互いに係合することができる。したがって、有水式ガスホルダ1内のガス貯蔵量が増加し、有水式ガスホルダ1の内圧が上昇した際に、内槽13の上昇力は中槽12に伝達され、中槽12の上昇力は外槽11に伝達される。これにより、内槽13は中槽12及び外槽12を上方に牽引し、図1に示すように中槽12及び外槽11を上昇させることができる。
Between the adjacent
各下カップ封水板20内には、水槽10内に着座中に水2が貯留された状態となっており、中槽12及び内槽13が上昇すると、各上カップ封水板21が各下カップ封水板20内の水2の水面より下方に挿入される。これにより、中槽12及び内槽13内部のガスが槽外に漏洩しない構造となっている。外槽11は、その下端部が水槽10の水3の水面より下方に没することにより、外槽11内部から槽外に副生ガスの漏洩を防止することができる。
In each lower
基柱14は、例えば水槽10の周囲に垂直に等間隔で複数本配置されている。なお、図1では図示の都合上、水槽10の中心を対称に配置された2本の基柱14のみを、模式的に示している。この基柱14は、外槽11及び中槽12の最上部並びに内槽13の天井15上の最外縁部に設けられた上部ガイドローラ25と当接し、各ガス槽が昇降する際にガイドする役割を担う。
For example, a plurality of
次に、内槽13の構造について説明する。図2は内槽13の天井15近傍の構成の概略を示す縦断面図である。天井15は、内槽13の側板13a上に設けられた上に凸なアーチ状の天井骨組み30と、天井骨組み30上に設けられた天井板31により構成されている。なお、天井骨組み30は、例えばH形鋼である。
Next, the structure of the
天井板31は、天井骨組み30上に、図3に示すように、例えば複数の扇形の天井板用鋼板Mを、その端部を互いに重ね合わせて敷き並べ、上に重なる天井板用鋼板Mの端部と下に重なる天井板用鋼板Mの上面とを隅肉溶接で接合することにより形成されている。天井骨組み30及び天井板31の全面には、防食塗装(図示せず)が施されている。
As shown in FIG. 3, the
次に、以上のように構成された天井15を形成する手順について説明する。図4に準備工程A及び据付工程Bのフロー図を示す。作業は大きく分けて、天井骨組み30の上架前に実施される準備工程Aと、天井骨組み30の上架後に防食塗装Pを行うまでの据付工程Bとからなる。
Next, a procedure for forming the
準備工程Aでは、天井骨組み30が内槽13の側板13aに上架される前に、天井骨組み30の天井板用鋼板Mが敷き並べられる側の所定の位置にボルト穴40が複数形成される。ボルト穴40に対応する位置であって天井板用鋼板Mが敷き並べられる面と反対側の面には、全周溶接によりナット41が取り付けられる(図4のA1及び図5)。
In the preparation step A, a plurality of bolt holes 40 are formed at predetermined positions on the side of the
次いで、ナット41を取り付けた天井骨組み30の全面に防食塗装Pを施す(図4のA2及び図6)。なお、この際、ボルト穴40の内面及びナット41内面のねじ山の部分は、防食塗装Pを施しても、後述のスペーサーボルト42との接触により防食塗装Pが剥がれるため、この時点では防食塗装Pは施されない。
Next, the anticorrosion coating P is applied to the entire surface of the
天井骨組み30に防食塗装Pを施した後、ナット41を介し、スペーサーボルト42の先端42aが、ボルト穴40を挿通して天井骨組み30の上面から突出するように取り付けられる(図4のA3及び図7)。スペーサーボルト42は、このナット41により、天井骨組み30の上面から突出する部分、即ち先端42aの高さが調節自在となっており、スペーサーボルト42が天井骨組み30の上面から突出する高さは、後述する天井板31の溶接後に、天井骨組み30と天井板31の間に防食塗装Pを施すことが可能な所定の隙間Sを確保するように調整されている。
After the anti-corrosion coating P is applied to the
防食塗装Pが施され、スペーサーボルト42が取り付けられた天井骨組み30は、内槽13の側板13aに上架され、アーチ状に組み立てられる(図4のB1)。次いで、天井板用鋼板Mが、天井骨組み30の上面から突出するスペーサーボルト42の先端42a上に、その端部を互いに重ね合わせて敷き並べられる(図4のB2及び図8)。この際、スペーサーボルト42は天井骨組み30と天井板用鋼板Mとの間に所定の隙間Sを形成するスペーサーとして機能する。また、天井骨組み30にスペーサーボルト42が取り付けられる箇所、即ち天井骨組み30にボルト穴40が形成される箇所は、スペーサーボルト42の先端42a上に天井板用鋼板Mを載置した状態で、天井板用鋼板Mの溶接作業が可能となるように設定されている。なお、図8においては図示の都合上、防食塗装Pを施していない天井板用鋼板Mを敷き並べているが、天井板用鋼板Mの副生ガスと接する面には、あらかじめ防食塗装Pを施しておくことが好ましい。あらかじめ防食塗装Pを施しておくことで、天井骨組み30の上架後の高所作業が低減されるためである。
The
スペーサーボルト42上に敷き並べられた天井板用鋼板Mは、上に重なる天井板用鋼板Mの端部と下に重なる天井板用鋼板Mの上面とを隅肉溶接で接合され、天井板31が形成される(図4のB3)。なお、天井板用鋼板Mのうち、隅肉溶接により接合される隅肉溶接部43の近傍については、あらかじめ防食塗装Pを施しても溶接の熱影響により防食塗装Pが剥がれてしまう。したがって、天井板用鋼板Mにあらかじめ防食塗装Pを施す場合にも、天井板用鋼板Mの隅肉溶接部43の近傍については、防食塗装Pをあらかじめ施しておく必要はない。
The ceiling plate steel plates M laid on the
溶接作業完了後、隙間Sを利用して天井板用鋼板Mに防食塗装Pを施し乾燥させる(図4のB4及び図9)。防食塗装Pが完全に乾燥した後、スペーサーボルト42を順次ナット41から抜去し、一体に形成された天井板31を天井骨組み30上に着地させる(図4のB5及び図10)。
After the welding operation is completed, the anticorrosion coating P is applied to the ceiling plate steel plate M using the gap S and dried (B4 in FIG. 4 and FIG. 9). After the anticorrosion coating P is completely dried, the
その後、スペーサーボルト42を抜去した後のボルト穴40の内面及びナット41の内面にも防食塗装Pが施される。なおこの際、スペーサーボルト42の上端42aと天井板用鋼板Mとが接触していたため、防食塗装Pをすることが出来なかった箇所、あるいはスペーサーボルト42と接触することによりあらかじめ施された防食塗装Pが損傷した箇所にも防食塗装Pが施される(図4のB6及び図11)。これにより、天井板31の副生ガスと接触する側の面の全面に防食塗装Pが施される。
Thereafter, the anticorrosion coating P is also applied to the inner surface of the
本実施の形態にかかる有水式ガスホルダ1は以上のように構成されており、次にこの有水式ガスホルダ1の動作について説明する。 The water-containing gas holder 1 according to the present embodiment is configured as described above. Next, the operation of the water-containing gas holder 1 will be described.
先ず、ガス配管から副生ガスが有水式ガスホルダ1内に流入すると、内槽13内のガス圧力が上昇する。それに伴い、内槽13が上昇すると共に天井板31の全体が上に撓み、天井骨組み30上に着地していた部分の天井板31が副生ガスに曝される。この際、天井板31は副生ガスと接触する面の全面に亘って防食塗装Pが施されているので、天井板用鋼板Mの母材表面が腐食環境下に曝されることなく運転が可能である。
First, when by-product gas flows into the water-containing gas holder 1 from the gas pipe, the gas pressure in the
そして、有水式ガスホルダ1の各ガス槽は、貯蔵する副生ガスの量に応じて昇降動作を繰り返し行う。 And each gas tank of the water-containing gas holder 1 repeats raising / lowering operation | movement according to the quantity of by-product gas to store.
以上の実施の形態によれば、スペーサーボルト42により天井板用鋼板Mと天井骨組み30との間に、防食塗装Pの作業が可能な所定の隙間Sを確保した状態で天井板用鋼板Mの溶接を行うので、従来は天井骨組みに接しているため防食塗装Pを施すことができなかった天井板用鋼板M溶接部の裏面に、当該隙間Sから防食塗装Pを施すことができる。これにより、有水式ガスホルダの天井15が腐食環境下に曝されることで開孔することを防止し、有水式ガスホルダ1の長寿命化を図ることができる。また、スペーサーボルト42により隙間Sを設けることにより、従来は天井板用鋼板Mの溶接部と接することで、溶接の熱の影響を受けていた天井骨組み30も溶接の熱の影響が大幅に軽減されるので、天井骨組み30の防食塗装Pも傷むことがなく、これにより天井骨組み30に腐食が発生することも防止できる。さらに、天井骨組み30の、溶接の熱の影響による機械的強度の低下も軽減できる。
According to the above-described embodiment, the ceiling plate steel plate M is secured in a state where the predetermined gap S that allows the work of the anticorrosion coating P is secured between the ceiling plate steel plate M and the
なお、以上の実施の形態において、天井板用鋼板Mの溶接部を除く箇所及び天井骨組み30にはあらかじめ防食塗装Pを施していたが、必ずしも防食塗装Pはあらかじめ施しておく必要はなく、天井骨組みの上架後に防食塗装Pを施してもよい。また、天井板用鋼板Mの溶接部にもあらかじめ防食塗装Pを施しておき、溶接後に熱により防食塗装Pが剥がれた箇所に補修塗装として防食塗装Pを施すようにしてもよく、あらかじめ防食塗装Pを施す範囲は、作業の安全性や費用を総合的に判断し、任意に決定されるものである。
In the above embodiment, the portion other than the welded portion of the ceiling plate steel plate M and the
以上の実施の形態においては、天井骨組み30にボルト穴40を設けるため、天井骨組み30の強度が低下することが考えられる。その場合、強度が不足する箇所には、適宜必要な補強が行われる。
In the above embodiment, since the bolt holes 40 are provided in the
また、以上の実施の形態においては、天井板用鋼板Mの溶接後にスペーサーボルト42を抜去したが、溶接前に天井板用鋼板Mの下面の全面にあらかじめ防食塗装Pを施しておき、ボルト穴40を、スペーサーボルト42が天井板用鋼板Mの溶接による熱の影響を受けない箇所、即ち溶接後に防食塗装Pを施す必要が無い箇所を支持するように設けていれば、溶接後の防食塗装Pは溶接の熱影響部のみに施せばよいため、必ずしもスペーサーボルト42を抜去する必要はない。スペーサーボルト42を抜去しない場合、天井板31の防食塗装Pにかかる工程を削減することが可能となる。
Further, in the above embodiment, the
なお、スペーサーボルト42を抜去しない場合は、スペーサーボルト42の腐食を防止するために、ナット41及びスペーサーボルト42を天井骨組み30に取り付けた状態で、ナット41及びスペーサーボルト42ごと天井骨組み30に防食塗装Pを施しておくことが好ましい。
In the case where the
また、スペーサーボルト42を抜去する必要がない箇所に設ける場合、スペーサーとして用いるものは必ずしもスペーサーボルト42である必要はなく、天井板31が当該スペーサー上に着地する際の荷重を支持できるものであれば任意に選択が可能である。この場合、溶接時の熱が万が一スペーサーに伝わった際に、熱により強度が低下せず、且つ防食塗装Pを施さずとも有水式ガスホルダ1内の雰囲気により腐食しない材質のものが好ましく、例えば耐火レンガや珪酸カルシウム等の断熱材などの使用が提案できる。耐火レンガなどを用いる場合は、例えば図12に示すように、天井骨組み30の上面に溶接等により固定され、天井骨組み30と共に防食塗装Pが施されたスタッド50により、耐火レンガ51を固定するようにしてもよい。このようにすることで、スペーサーボルト42を用いる際に必要であったボルト孔40の加工及び天井骨組み30の補強が不要となるので、天井骨組み30の加工費が低減できる。なお、スペーサーを天井骨組み30から撤去しない場合は、天井板用鋼板Mと当該スペーサーが接触する際に、防食塗装Pが剥がれることを防止するため、天井板用鋼板Mと当該スペーサーとの接触部の防食塗装Pを他の箇所に比較して厚く塗っておくことが好ましい。
Further, when the
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。 The preferred embodiments of the present invention have been described above with reference to the accompanying drawings, but the present invention is not limited to such examples. It is obvious for those skilled in the art that various modifications or modifications can be conceived within the scope of the idea described in the claims, and these naturally belong to the technical scope of the present invention. It is understood.
本発明は、有水式ガスホルダの天井板を施工する際に有用である。 The present invention is useful when constructing a ceiling plate of a water-containing gas holder.
1 有水式ガスホルダ
2 水
10 水槽
11 外槽
12 中槽
13 内槽
13a 側板
14 基柱
15 天井
20 下カップ封水板
21 上カップ封水板
22 水封部
25 上部ガイドローラ
30 天井骨組み
31 天井板
40 ボルト穴
41 ナット
42 スペーサーボルト
42a 先端
43 隅肉溶接部
50 スタッド
51 耐火レンガ
M 天井板用鋼板
P 防食塗装
S 隙間
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Water-containing
Claims (7)
前記天井骨組みの上にスペーサーを介して天井板用鋼板を敷き並べ、
前記天井骨組みと前記天井板用鋼板との間に隙間を確保して前記天井板用鋼板における前記スペーサーと反対の面を溶接し、
溶接後に天井板用鋼板裏面の防食塗装を施すことを特徴とする、有水式ガスホルダの天井部の施工方法。 In the construction method of the ceiling portion of the water-containing gas holder, after assembling the steel ceiling frame, the ceiling plate steel plate is laid and welded on the ceiling frame and welded, and the ceiling back surface, which is the inner surface of the ceiling plate steel plate, is anticorrosive coated. ,
Laying the steel plate for the ceiling plate on the ceiling frame via a spacer,
Securing a gap between the ceiling framework and the steel plate for ceiling plate and welding the surface opposite to the spacer in the steel plate for ceiling plate ,
The construction method of the ceiling part of a water-containing gas holder characterized by performing the anti-corrosion coating of the back surface of the steel plate for ceiling plates after welding.
前記スペーサーボルトの除去後に前記ボルト穴の内面及び前記スペーサーボルトの接触部に防食塗装を行うことを特徴とする、請求項2に記載の有水式ガスホルダの天井部の施工方法。 The spacer bolt is removed after the anti-corrosion coating on the back surface of the ceiling,
The method for constructing a ceiling portion of a water-containing gas holder according to claim 2, wherein after the spacer bolt is removed, anticorrosion coating is applied to the inner surface of the bolt hole and the contact portion of the spacer bolt.
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