JP5337325B2 - サンプリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、サンプリング装置に関するものであり、より詳しくはサンプリング部位の汚染防止が実現されたサンプリング装置に関する。
一般に、透析液やRO水など、適正な組成および安全な清浄度の維持が要求される液体を扱うシステムにおいては、検査や分析のため頻繁に液体の抜き取り作業(サンプリング)を行う必要がある。このようなサンプリングを実施する方法として、例えば、特許文献1には、主配管から分岐した取水管および復水管にバルブを設け、この取水管および復水管にサンプリング管を接続することにより、主配管を流れる流体の一部を適宜サンプルする技術が開示されている。
また、特許文献2には、サンプルポートの装着部材に内蔵された弾性体に注射針を突き刺すことにより、透析液等を採取する方法が記載されている。
しかしながら、清浄化に対する要求が高まるとともに、注射針を刺した痕跡部での菌の繁殖、サンプリング流路におけるエアー溜まりの発生や液体の滞留、サンプリング手技に伴うサンプリング部位(液体を吸い取るシリンジ等を差し込む部分およびその周辺)の汚染などが問題視されるようになった。
そこで、注射針を用いることなくサンプリングが行うことができ、サンプリングを行わない時には着脱可能なキャップでサンプリング部位の汚染を防止するとともに、サンプリング部位周辺を液体に浸すことで菌の繁殖をも抑えることが可能な「サンプリングポート」が開示されている(例えば、特許文献3および特許文献4)。
特開平7−128204号公報 特開平11−169456号公報 特許4352368号 特開2009−207706号公報
しかしながら、上記のような特許文献3、4あるいは同種のサンプリングポートにおいては、サンプリング部位の清浄化のために、サンプリングを行わない場合には、主流路からサンプリング部位およびその周辺を通過して再び主流路に戻すという循環流を形成することとしているが、サンプリング流路が細く、サンプリング部位とその周辺の流路の形状も複雑になることから、主流路からサンプリング流路へは液体が流れ込みにくくなるおそれがあり、清浄化のために、主流路からサンプリング流路へ流入し主流路へ戻る停滞しない望ましい循環流を得ることは困難であった。
また、サンプリング流路における液体の流れは、液体の流量、サンプリングポート自体の設置条件や取付け姿勢(上向き・横向き・下向き等)、流体の圧力変動等の影響を受けやすく、サンプリング流路における安定で確実な流れを確保することが難しかった。
そこで本発明の課題は、サンプリング流路における液体の滞留が防止され、サンプリング部位およびその周辺の清浄度を適正に維持可能なサンプリング装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るサンプリング装置は、液体流入路および液体流出路からなる主流路と、前記液体流入路と前記液体流出路との間に設けられた分岐部から分岐し、一端が開口端に形成されたサンプリング流路とを有するハウジングと、
前記ハウジングに着脱可能で前記サンプリング流路の開口端部を覆うキャップと、
前記サンプリング流路を前記主流路から遮断するように付勢されて設けられ、前記キャップが前記ハウジングに装着された際、または前記キャップが前記ハウジングから外されて前記サンプリング流路の開口端部に液体サンプリング手段が装着された際に、前記サンプリング流路と前記主流路との遮断を解除する弁体と、を備え、
液体の移送用配管途中に取付けられて配管内の液体をサンプリングするサンプリング装置であって、
前記液体流出路にベンチュリー部を設け、
前記キャップを前記ハウジングに装着した際に、前記キャップの内部と前記ベンチュリー部ののど部とを連通するバイパス路を形成したことを特徴とするものからなる。
本発明に係るサンプリング装置において、主流路に液体が流れると、液体流出路に設けられたベンチュリー部を液体が通過する際、ベンチュリー部中の流路断面積が絞られた部位であるのど部において液体が加速され圧力が減少する。この状態にてハウジングにキャップが装着されると、弁体によるサンプリング流路の主流路からの遮断が解除され、主流路を流れる液体の一部がサンプリング流路へ流入し、サンプリング流路の開口端部からキャップの内部を経由してバイパス路を通過した後、ベンチュリー部ののど部にて主流路を流れる液体の残りの部分と合流する。このとき、上述の通り、ベンチュリー部ののど部には減圧による相対的な負圧が生じているため、サンプリング流路が細く複雑な形状に形成されている場合であっても、サンプリング流路からバイパス路を経由してベンチュリー部ののど部へ至る流路には差圧により常時液体をバイパス路側からベンチュリー部へ吸い込もうとする流れが発生し、この流路における液体の滞留やエアー溜まりの発生が防止される。その結果、この流路における菌の繁殖および液体内の成分の堆積が抑制され、流路の清浄度が適正に維持される。
一方、キャップがハウジングから取り外された場合は、サンプリング流路を主流路から遮断するように付勢されて設けられた弁体によりサンプリング流路が遮断されるので、サンプリング流路の開口端からの液体の溢出が防止される。そして、サンプリング流路の開口端部に液体サンプリング手段が装着されると、弁体によるサンプリング流路の遮断が解除され、主流路を流れる液体の一部がサンプリング流路を経由して液体サンプリング手段へ流入し、サンプリングが行われる。サンプリング作業の終了後、液体サンプリング手段をサンプリング流路の開口端部から取り外すと、弁体によりサンプリング流路が再び遮断され、液体の溢出が防止される。したがって、本発明に係るサンプリング装置によれば、通常はハウジングにキャップを装着してサンプリング流路内に液体が流れるようにしておくことによりサンプリング流路の清浄度を維持することができ、サンプリングを実施するために一時的にキャップが取り外された場合においても、サンプリング流路からの液体の溢出が防止され、サンプリング作業を迅速に行うことができる。
本発明に係るサンプリング装置において、のど部とサンプリング流路との間の圧力差は、流路内を流れる液体の圧力が低い場合にも発生し、かつ、流路の向きに依存しないため、サンプリング装置の設置条件や取り付け姿勢の変更、液体の流量および圧力の変動などによる影響を受けにくく、装置の設置条件や運転条件の変化に影響されない安定した通液が実現可能となる。また、補助動力源などを用いることなく簡素な構造にてサンプリング流路における安定した通液が実現されるため、サンプリング装置の大型化、複雑化を避けることができ、製造コストの上昇が抑制される。
さらに、本発明に係るサンプリング装置は、通常運転時だけではなく、サンプリング装置を含む液体処理システム全体に洗浄液を流通させて洗浄を行う場合にも効果を発揮する。すなわち、サンプリング装置のハウジングにキャップが装着された状態にて上述の洗浄工程を行うことにより、洗浄液の一部がサンプリング流路へ流入し、サンプリング流路、キャップ内部およびバイパス路の洗浄が行われる。このように主流路およびサンプリング流路内を洗浄液が流れる場合においても、サンプリング流路からバイパス路を経由してベンチュリー部ののど部へ至る流路には差圧により洗浄液の流れが発生するので、サンプリング流路の洗浄作業が迅速かつ効果的に行われ、洗浄時間の短縮および清浄度の向上が図られる。洗浄液に代えて消毒液を流通させ、液体処理システム全体の消毒を行う場合にも、同様の効果が発揮される。
上記バイパス路の構造はとくに限定されない。例えば、バイパス路はハウジングの内部に形成されていてもよいし、ハウジングの外部に形成されていてもよい。バイパス路がハウジングの内部に形成されている場合、バイパス路内には、キャップがハウジングから取り外された際にバイパス路を閉塞し、キャップがハウジングに装着された際にバイパス路の閉塞を解除する弁部材が設けられ、キャップ取り外し時におけるバイパス路からの液体の溢出およびバイパス路からベンチュリー部へのエアーの流入が防止されていることが好ましい。また、バイパス路がハウジングの外部に形成されている場合、バイパス路には、ベンチュリー部ののど部からの逆流を防止する逆止弁が設けられていることが好ましい。
本発明に係るサンプリング装置は、とくに、清浄度の要求が厳しい透析液や透析用水のサンプリングに好適に用いることができる。
上記サンプリング装置においては、弁体の変位量によって、キャップの着脱状態または/および液体サンプリング手段(以下、単に「サンプリング手段」と表記することもある)の装脱着状態を検知する検知手段を有する構造を採用することが好ましい。サンプリング装置にキャップが装着されていないと、サンプリング流路が設けられたサンプリング部位が大気にさらされ、しかもバイパス路から流入する液体によるサンプリング流路の洗浄がなされなくなるため、サンプリング部位が汚染される可能性がある状態でサンプリング装置が放置されるおそれが生じる。キャップの着脱状態等を検知可能な検知手段を設け、キャップの装着忘れを監視することにより、このようなサンプリング部位における汚染の可能性が未然に防止され、サンプリング流路の清浄度の維持がより確実に達成される。このような検知手段としては、例えば、光学的センサ、リミットスイッチ、リードスイッチ等が挙げられる。また、弁体の変位を検知する方法としては、弁体そのものの変位を直接検知する方法だけでなく、弁体の変位と連動する部材(例えば、弁体受け)の変位を検知することで間接的に弁体の変位を検知する方法を用いることもできる。
本発明に係るサンプリング装置によれば、ハウジングにキャップが装着されることによりサンプリング流路が主流路およびベンチュリー部ののど部と連通され、サンプリング流路内に恒常的な液体の流れが発生するので、サンプリングが実施されていない場合においても、キャップの装着によりサンプリング流路におけるエアー溜まりの発生や液体の滞留、外気への接触が防止され、サンプリング流路の清浄度が適正に維持される。また、ベンチュリー部ののど部とサンプリング流路との間の差圧は、主流路を流れる液体の圧力が低い場合であっても発生するので、装置の設置条件や運転条件の変化による影響の少ない安定的な液体の流れがサンプリング流路内に確保され、設置自由度および動作安定性に優れたサンプリング装置が実現される。さらに、補助動力源を用いることなくサンプリング流路内の通液が実現可能となるので、装置の複雑化、大型化および製造コストの上昇が抑えられる。さらに、キャップの着脱状態または/およびサンプリング手段の装脱着状態を検知する検知手段を設け、キャップの装着忘れを監視することにより、サンプリング流路の清浄度の維持がより確実に達成される。
本発明の第1の実施態様に係るサンプリング装置の縦断面図である。 本発明の第2の実施態様に係るサンプリング装置の縦断面図である。 図2のサンプリング装置の弁部材付近を拡大した拡大縦断面図である。 本発明の第3の実施態様に係るサンプリング装置の縦断面図である。 図4のサンプリング装置の動作試験を行うための水循環システムを示す機器系統図である。 本発明の第4の実施態様に係るサンプリング装置の縦断面図である。
以下、本発明の望ましい実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施態様に係るサンプリング装置を示しており、(A)はサンプリング装置のハウジングにキャップが装着された状態、(B)はサンプリング装置のハウジングからキャップが取り外された状態を、それぞれ示している。図1(A)のサンプリング装置1において、ハウジング2には、液体流入路4と、分岐部5と、ベンチュリー部7を有する液体流出路6とがこの順に連通されてなる主流路3が設けられている。また、ハウジング2内には、分岐部5から分岐し、キャップが取り外された際にはハウジング2の外側へと開口可能なサンプリング流路9と、ベンチュリー部7ののど部8から分岐しハウジング2の外部へ開口するバイパス路11とが形成されている。ハウジング2の外周面にはねじ部13が形成されており、このねじ部13に着脱自在に螺合されたキャップ30によって、サンプリング流路9の開口端部10およびバイパス路11の開口部12が覆われている。ねじ部13にはシール材14が設けられており、ねじ部13にキャップ30が装着された際にこのシール材14がキャップ30の内周面に圧接されることにより、キャップ30の内部空間31の密閉性が確保され、液体の漏出が防止されている。
サンプリング流路9の主流路側端部15は分岐部5内に突出する形状に形成されており、分岐部5において、サンプリング流路9の周囲には、液体流入路4と液体流出路6とを連通する環状流路16が形成されている。また、分岐部5には、サンプリング流路9の主流路側端部15を開閉可能な弁体17が主流路側端部15に対向して設けられており、弁体17は、ばね18により主流路側端部15に向けて付勢されている。なお、液体流入路4、液体流出路6および環状流路16は弁体17により閉塞されることはないので、弁体17によりサンプリング流路9の主流路側端部15が閉塞された状態においても、液体流入路4を流れる液体は、サンプリング流路9の周囲を迂回する環状流路16を経由して液体流出路6へ流入することが可能である。
サンプリング流路9内には、移動ロッド19が、サンプリング流路9の内周壁面に沿って摺動自在に収納されており、移動ロッド19の分岐部側端部は弁体17と当接している。移動ロッド19の横断面形状は略十字形状に形成されており、サンプリング流路9内には移動ロッド19により4本の通路が画成されている。なお、移動ロッド19の形状は上記のみに限定されるものではなく、移動ロッド19がサンプリング流路9内に収納された状態にて液体がサンプリング流路9内を通過可能であればよい。
キャップ30にはピン32が設けられており、キャップ30がハウジング2のねじ部13に螺着されると、ピン32により押圧された移動ロッド19がばね18による付勢に抗して弁体17を押し込むことにより、サンプリング流路9の遮断が解除され、サンプリング流路9が主流路3に連通された状態となる。
図1(A)に示すように、キャップ30がハウジング2のねじ部13に装着されサンプリング流路9の遮断が解除されている場合、液体流入路4へ流入した液体は、その大部分が、分岐部5において環状流路16を流れてサンプリング流路9を迂回し、液体流出路6のベンチュリー部7を通過した後、液体流出路6の終端からその先の流路へ流動する。このように主流路3に液体が流れている状態においては、ベンチュリー部7を液体が通過する際、絞り部であるのど部8において液体が加速され圧力が減少する。一方、液体流入路4へ流入した液体の残りの部分は、分岐部5において主流路側端部15を通りサンプリング流路9へ流入し、キャップ30の内部空間31およびバイパス路11を通過した後、ベンチュリー部7ののど部8にて、主流路3を流れる大部分の液体と合流する。上述のとおり、主流路3を流れる液体によりベンチュリー部7ののど部8には、上記圧力減少に伴う相対的な負圧が生じているので、サンプリング流路9からバイパス路11を経由してのど部8へ至る流路には主流路との差圧に伴う吸い込み力により常時液体の流れが発生し、この流路における液体の滞留やエアー溜まりの発生が防止される。このようにサンプリング流路9、キャップ30の内部空間31およびバイパス路11における恒常的な液体の流れが確保されることにより、これらの流路における菌の繁殖や液体内の成分の堆積等が抑制され、流路の清浄度が適正に維持される。
液体のサンプリングを行う場合には、キャップ30をハウジング2のねじ部13より取り外した後、サンプリング手段、例えば、シリンジ(図示せず)をサンプリング流路9の開口端部10に装着し、サンプリング流路9内の液体を採取する。まず、キャップ30がねじ部13から取り外され、ピン32による移動ロッド19の押圧が解除されると、図1(B)に示すように、ばね18の作用により弁体17がサンプリング流路9の主流路側端部15を閉止する。この閉止により、サンプリング流路9が主流路3から遮断され、開口端部10からの液体の溢出が防止される。一方、上述のとおり、液体流入路4と液体流出路6との連通は分岐部5に設けられた環状流路16により確保されているので、キャップ30が取り外されサンプリング流路9が主流路3から遮断された状態においても、液体流入路4から液体流出路6への流れは継続される。
次いで、サンプリング手段、例えば、シリンジがサンプリング流路9の開口端部10に装着され、装着とともにあるいは装着後に、シリンジを押圧することにより、移動ロッド19が押圧されると、弁体17がばね18の付勢に抗して押し込まれ、弁体17によるサンプリング流路9の遮断が解除される。その結果、主流路3を流れる液体の一部が主流路側端部15よりサンプリング流路9へ流入し、シリンジ内へ液体が収容される。
液体の採取が終了し、シリンジが除去されると、ばね18の作用により弁体17がサンプリング流路9の主流路側端部15へ向けて押し込まれ、サンプリング流路9が再び主流路3から遮断され、開口端部10からの液体の溢出が防止される。
そして、キャップ30がハウジング2のねじ部13に装着されると、図1(A)に示すように、ピン32により押圧された移動ロッド19がばね18による付勢に抗して弁体17を押し込み、サンプリング流路9の遮断が解除され、主流路3を流れる液体の一部がサンプリング流路9へ流入する。上述の通り、ベンチュリー部7ののど部8には液体の流れにより負圧が生じているので、サンプリング流路9からバイパス路11を経由してのど部8へ至る流路には差圧により常時液体の流れが発生し、液体の滞留やエアー溜まりの発生が防止され、流路の清浄度が適正に維持される。
なお、サンプリング装置1の構成は、サンプリング装置1を含む液体処理システムに液体の代わりに洗浄液を流通させ、液体処理システム全体を洗浄する場合にも効果を発揮する。すなわち、サンプリング装置1のハウジング2にキャップ30が装着された状態にて上記の洗浄工程を行うことにより、主流路3を流れる洗浄液の一部がサンプリング流路9へ流入し、主流路3だけでなく、サンプリング流路9、キャップ30の内部空間31およびバイパス路11にも洗浄液が流される。このように主流路3およびサンプリング流路9内を洗浄液が流れる場合においても、サンプリング流路9からバイパス路11を経由してベンチュリー部7ののど部8へ至る流路には差圧により洗浄液の流れが発生するので、サンプリング流路9の洗浄作業が迅速かつ効果的に行われ、洗浄時間の短縮および清浄度の向上が図られる。
図2および図3は、本発明の第2の実施態様に係るサンプリング装置を示しており、とくに、ハウジングの内部にバイパス路が設けられるとともに、キャップがハウジングから取り外された際にバイパス路を閉塞し、キャップがハウジングに装着された際にバイパス路の閉塞を解除する弁部材がバイパス路内に設けられた例を示している。図2のサンプリング装置101において、ハウジング102には、液体流入路4と、分岐部5と、ベンチュリー部7を有する液体流出路6とがこの順に連通されてなる主流路3が設けられている。また、ハウジング102内には、分岐部5から分岐しハウジング102の外側へ開口するサンプリング流路9と、ベンチュリー部7ののど部8から分岐しハウジング102の外部へ開口するバイパス路111とが形成されており、バイパス路111内には、バイパス路111を開閉可能な弁部材140が収容されている。ハウジング102の外周面にはねじ部13が形成されており、このねじ部13に着脱自在に螺合されたキャップ30によって、サンプリング流路9の開口端部10およびバイパス路111の開口部が覆われている。ねじ部13にはシール材14が設けられており、ねじ部13にキャップ30が装着された際にこのシール材14がキャップ30の内周面に圧接されることにより、キャップ30の内部空間31の密閉性が確保され、液体の漏出が防止されている。
図3は、図2に示したサンプリング装置101の弁部材140付近を拡大した拡大断面図であり、図3(A)はキャップ30がハウジング102に装着された状態を、図3(B)はキャップ30がハウジング102より取り外された状態を、それぞれ示している。図3(A)において、バイパス路111は、ハウジング102の外部へ開口する流入孔141と、分岐部5への開口部を有する弁室142と、液体流出部6に設けられたベンチュリー部7ののど部8へ開口する流出孔143により構成されている。バイパス路111内には、流入孔141に遊挿される軸部144、弁室142内に収容される基部145および流入孔141を閉塞可能なシール部146により構成される弁部材140が、流入孔141の軸方向に沿って移動自在に収納されている。バイパス路111の流入孔141の開口部は、ハウジング102のねじ部に装着されたキャップ30により覆われており、弁部材140の軸部144は、キャップ30により弁室側へ押し込まれている。また、弁室142には、弁室142の分岐部5への開口部を封止する止めねじ147により支持され、弁部材140を流入孔141側へ付勢するばね148が収納されている。なお、サンプリング装置101のその他の構成は図1(A)に示したサンプリング装置1と同様であるので、図1(A)と同一の符号を付すことにより、説明を省略する。
サンプリング装置101において、ハウジング102のねじ部13にキャップ30が螺合されると、サンプリング流路9およびバイパス路111の閉塞が解除される。すなわち、バイパス路111においては、図3(A)に示すように、キャップ30がばね148による付勢に抗して弁部材140の軸部144を押圧することにより、弁部材140がばね148側へ押し込まれ、弁部材140のシール部146による流入孔141の閉塞が解除される。一方、サンプリング流路9においては、図2に示すように、キャップ30に設けられたピン32により押圧された移動ロッド19がばね18による付勢に抗して弁体17を押し込むことにより、サンプリング流路9の主流路側端部15の遮断が解除され、サンプリング流路9が主流路3に連通された状態となる。その結果、サンプリング流路9の主流路側端部15から、サンプリング流路9、キャップ30の内部空間31、流入孔141、弁室142および流出孔143をこの順に通過してベンチュリー部7ののど部8へ到達する流路が形成される。
キャップ30がハウジング102のねじ部13に装着されている場合、液体流入路4へ流入した液体は、その大部分が、分岐部5において環状流路16を流れ、液体流出路6のベンチュリー部7を通過した後、液体流出路6の終端からその先の流路へ流動する。このような主流路3における液体の流れにより、ベンチュリー部7ののど部8には減圧による相対的な負圧が発生する。一方、液体流入路4へ流入した液体の残りの部分は、分岐部5において主流路側端部15を通りサンプリング流路9へ流入し、キャップ30の内部空間31を流れ、流入孔141、弁室142および流出孔143からなるバイパス路111を通過した後、ベンチュリー部7ののど部8にて主流路3を流れる液体と合流する。このとき、サンプリング流路9からバイパス路111を経由してのど部8へ至る流路には主流路との差圧に伴う吸い込み力により常時液体の流れが発生しているので、この流路における液体の滞留やエアー溜まりの発生が防止され、菌の繁殖や液体内の成分の堆積等が抑制され、流路の清浄度が適正に維持される。
一方、キャップ30がハウジング102のねじ部13から取り外されると、サンプリング流路9およびバイパス路111は両方とも閉塞される。すなわち、バイパス路111においては、図3(B)に示すように、ばね143によって付勢された弁部材140が流入孔141へ向けて押し込まれることにより、弁部材140のシール部146が流入孔141の弁室142側開口部の周部に圧接され、流入孔141が閉塞される。その結果、バイパス路111の流入孔141からベンチュリー部6内へのエアーの流入が遮断され、大気中の埃や微生物の侵入が防止されるため、キャップ30が取り外された状態においても、バイパス路111、ひいては主流路3の清浄度が維持される。また、サンプリング流路9においては、キャップ30の取り外しにより移動ロッド19の押圧が解除されるため、ばね18に付勢された弁体17によりサンプリング流路9の主流路側端部15が主流路3から遮断され、開口端部12からの液体の溢出が防止される。なお、液体流入路4と液体流出路6との連通は分岐部5に設けられた環状流路16により確保されているので、キャップ30が取り外されサンプリング流路9およびバイパス路111が閉塞された状態においても、液体流入路4から液体流出路6への流れは継続される。
図4は、本発明の第3の実施態様に係るサンプリング装置を示しており、とくに、ハウジングの外部にバイパス路が設けられるとともに、ベンチュリー部ののど部からの逆流を防止する逆止弁がバイパス路に設けられた例を示している。図4のサンプリング装置201において、ハウジング202には、液体流入路4と、分岐部5と、ベンチュリー部7を有する液体流出路6とがこの順に連通されてなる主流路3が設けられ、ベンチュリー部7ののど部8とハウジング202の外部とを連通する流入部251が形成されている。また、ハウジング202内には、分岐部5から分岐しハウジング202の外側へ開口するサンプリング流路9が形成されている。ハウジング202の外周面にはねじ部13が形成されており、このねじ部13に着脱自在に螺合されたキャップ230によって、サンプリング流路9の開口端部10が覆われている。ねじ部13にはシール材14が設けられており、ねじ部13にキャップ230が装着された際にこのシール材14がキャップ230の内周面に圧接されることにより、キャップ230の内部空間231の密閉性が確保され、液体の漏出が防止されている。キャップ230には、キャップ230装着時にサンプリング流路9内に収納された移動ロッド19を弁体17に向けて押圧するピン232と、キャップ230の内部空間231とキャップ230の外部とを連通する流出部250とが設けられており、この流出部250とハウジング202に形成された流入部251とを連通するバイパス路211が、ハウジング202の外部に設けられている。バイパス路211には逆止弁252が設けられており、ベンチュリー部7ののど部8からの逆流が防止されている。なお、サンプリング装置201のその他の構成は図1(A)に示したサンプリング装置1と同様であるので、図1(A)と同一の符号を付すことにより、説明を省略する。
サンプリング装置201のハウジング202に設けられたねじ部13へキャップ230が螺着されると、図4に示すように、キャップ230のピン232により移動ロッド19が弁体17へ向けて押圧され、弁体17がばね18の付勢に抗してばね18側へ押し込まれる。その結果、弁体17によるサンプリング流路の主流路側端部15の遮断が解除され、サンプリング流路9が主流路3に連通された状態となる。このとき、液体流入路4へ流入した液体の大部分は、環状流路16およびベンチュリー部7を通過して液体流出路6へ流れ、この流れにより、ベンチュリー部7ののど部8には減圧による相対的な負圧が発生する。一方、液体流入路4へ流入した液体の残りの部分は、分岐部5において主流路側端部15を通りサンプリング流路9へ流入し、キャップ230の内部空間231から流出部250を経由してバイパス路211を通過した後、流入部251よりベンチュリー部7ののど部8へ流入し、主流路3を流れる液体と合流する。このとき、サンプリング流路9からバイパス路211を経由してのど部8へ至る流路には差圧により常時液体の流れが発生しているので、この流路における液体の滞留やエアー溜まりの発生が防止され、菌の繁殖や液体内の成分の堆積等が抑制され、流路の清浄度が適正に維持される。
一方、キャップ230がハウジング202のねじ部13から取り外されると、キャップ230のピン232による移動ロッド19の押圧が解除されるため、ばね18の付勢により弁体17がサンプリング流路9の主流路側端部15へ向けて押し込まれ、サンプリング流路が主流路3から遮断される。なお、液体流入路4と液体流出路6との連通は分岐部5に設けられた環状流路16により確保されているので、キャップ30が取り外されサンプリング流路9が主流路3から遮断された状態においても、液体流入路4から液体流出路6への流れは継続される。
図6は、本発明の第4の実施態様に係るサンプリング装置401を示しており、(A)はサンプリング装置401にキャップ30が装着された状態を、(B)はサンプリング装置401からキャップ30が取り外された状態を、(C)はサンプリング装置401に液体サンプリング手段としてのシリンジ402が取り付けられた状態を、それぞれ示している。また、サンプリング装置401には、弁体受け403の変位に基づいて弁体17の変位を検知する検知手段としての光学的センサ404が設けられている。なお、サンプリング装置401のその他の構成は図1に示したサンプリング装置1と同様であるので、図1と同一の符号を付すことにより、説明を省略する。
キャップ30にはピン32が設けられており、キャップ30がハウジング2に装着されると、図6(A)に示すように、ピン32により押圧された移動ロッド19がばね18による付勢に抗して弁体17および弁体受け403を押し込み、弁体17によるサンプリング流路9と主流路3との間の遮断が解除される。また、光学的センサ404によって弁体受け403の変位が検知され、弁体17によるサンプリング流路9の遮断が解除されたこと、すなわちキャップが装着されたことが通知される。
キャップ30がハウジング2から取り外されると、ピン32による移動ロッド19の押圧が解除され、ばね18の作用によって弁体受け403および弁体17がサンプリング流路9の主流路側端部15へ向けて押し込まれる。その結果、図6(B)に示すように、弁体17によりサンプリング流路9の主流路側端部15が閉止され、サンプリング流路9が主流路3から遮断される。また、このような弁体受け403および弁体17の変位は光学的センサ404によって検知されるため、使用者は、キャップ30がサンプリング装置401から取り外されたことを知ることができる。
液体のサンプリングを行う場合には、キャップ30をハウジング2より取り外した後、サンプリング手段としてのシリンジ402をサンプリング流路9の開口端部10に装着し、サンプリング流路9内の液体を採取する。シリンジ402がサンプリング流路9の開口端部10に装着され、装着とともにあるいは装着後に、シリンジ402を押圧することにより、移動ロッド19が押圧されると、図6(C)に示すように、弁体17および弁体受け403がばね18の付勢に抗して押し込まれ、弁体17によるサンプリング流路9の遮断が解除される。このとき、弁体受け403および弁体17の変位は光学的センサ404によって検知されるので、使用者はシリンジ402が確実に装着されているかどうかを確認することができる。
液体の採取が終了し、シリンジ402が除去されると、図6(B)に示すように、ばね18の作用により弁体受け403を介して弁体17がサンプリング流路9の主流路側端部15へ向けて押し込まれる。その結果、サンプリング流路9が再び主流路3から遮断され、開口端部10からの液体の溢出が防止され、光学的センサ404によってサンプリング流路9の遮断およびシリンジ402の取り外しが検知される。
このように、図6に示すサンプリング装置401によれば、光学的センサ404によってキャップ30の着脱状態およびシリンジ402の装脱着状態を検知することができるため、キャップ30の装着忘れを監視することができ、サンプリング流路9の清浄度の維持がより確実に達成される。なお、弁体17の変位を検知する検知手段は光学的センサのみに限定されるものではなく、リミットスイッチやリードスイッチ等の種々の検知手段を適宜採用することができる。また、サンプリング手段としてシリンジ以外のものを使用することもできる。
図5に示す水循環システム300を用いて、図4に示したサンプリング装置201の動作試験を行った。図5の水循環システム300においては、貯水槽301の水を水循環システム内で循環させるポンプ302と、流量計303と、サンプリング装置201とが水の流れ方向(図5の矢印方向)にこの順で設けられており、各機器は配管304により接続されている。サンプリング装置201のベンチュリー部7においては、4φ穴径(流域断面積12.56mm)の液体流出路6内に2.8φ相当(流域断面積にして約半分)ののど部8が設けられている。また、各機器間を接続する配管304およびサンプリング装置201のバイパス路211としては無色透明な管を採用し、管内の様子が観察できるようにした。なお、ポンプ302および流量計303としては以下の機器を使用した。
ポンプ: IWAKI Magnet Gear Pump MDG−R2BB24−03A
流量計: TOKYO KEISO 流量調整付き流量計(レンジ200〜700ml/min)
(実験1)
サンプリング装置201にキャップ230が装着された状態にて、水循環システム300に無着色水を通水し、水循環システム300内を水が正常に流れること、漏水が発生しないことを目視確認した。
(実験2)
サンプリング装置201にキャップ230が装着された状態において、水循環システム300に着色水を通水し、動作確認を行った。流量200ml/minおよび流量700ml/minの2種類の条件下にて試験を実施し、いずれの条件下においても、サンプリング装置201のバイパス路211内に着色水が流れることを目視確認した。
(実験3)
サンプリング装置201にキャップ230が装着された状態において、流量200ml/minにて水循環システム300に着色水を通水した。そして、通水中にバイパス路211を流入部251から取り外し、流入部251からベンチュリー部6の下流方向へエアーが流入することを目視確認することにより、流入部251に、ベンチュリー部6ののど部7方向への吸引力が働いていることを確認した。
(実験4)
サンプリング装置201にキャップ230が装着された状態において、バイパス路211に設けられた逆止弁252をフローメータ(図示略)と交換した。交換後、流量500ml/minにて水循環システム300に水を通水し、フローメータが回転することを確認した。
(実験5)
バイパス路211に取り付けられたフローメータを逆止弁252と交換した後、サンプリング装置201にキャップ230が装着された状態において、流量500ml/minにて水循環システム300に水を通水した。そして、通水中にキャップ230の取り外し作業を実施し、サンプリング流路9の開口端部10およびキャップ230のいずれにおいても水の溢出が発生しないことを確認した。
本発明に係るサンプリング装置は、とくに、高い清浄度が要求される透析システムに用いられるサンプリング装置として好適なものである。
1、101、201、401 サンプリング装置
2、102、202 ハウジング
3 主流路
4 液体流入路
5 分岐部
6 液体流出路
7 ベンチュリー部
8 のど部
9 サンプリング流路
10 開口端部
11、111、211 バイパス路
12 開口部
13 ねじ部
14 シール材
15 主流路側端部
16 環状流路
17 弁体
18 ばね
19 移動ロッド
30、230 キャップ
31、231 内部空間
32、232 ピン
140 弁部材
141 流入孔
142 弁室
143 流出孔
144 軸部
145 基部
146 シール部
147 止めねじ
148 ばね
250 流出部
251 流入部
252 逆止弁
300 液体循環システム
301 貯液槽
302 ポンプ
303 流量計
304 配管
402 シリンジ
403 弁体受け
404 光学的センサ

Claims (7)

  1. 液体流入路および液体流出路からなる主流路と、前記液体流入路と前記液体流出路との間に設けられた分岐部から分岐し、一端が開口端に形成されたサンプリング流路とを有するハウジングと、
    前記ハウジングに着脱可能で前記サンプリング流路の開口端部を覆うキャップと、
    前記サンプリング流路を前記主流路から遮断するように付勢されて設けられ、前記キャップが前記ハウジングに装着された際、または前記キャップが前記ハウジングから外されて前記サンプリング流路の開口端部に液体サンプリング手段が装着された際に、前記サンプリング流路と前記主流路との遮断を解除する弁体と、を備え、
    液体の移送用配管途中に取付けられて配管内の液体をサンプリングするサンプリング装置であって、
    前記液体流出路にベンチュリー部を設け、
    前記キャップを前記ハウジングに装着した際に、前記キャップの内部と前記ベンチュリー部ののど部とを連通するバイパス路を形成したことを特徴とするサンプリング装置。
  2. 前記バイパス路が前記ハウジングの内部に形成されている、請求項1に記載のサンプリング装置。
  3. 前記キャップが前記ハウジングから取り外された際に前記バイパス路を閉塞し、前記キャップが前記ハウジングに装着された際に前記バイパス路の閉塞を解除する弁部材が前記バイパス路内に設けられている、請求項2に記載のサンプリング装置。
  4. 前記バイパス路が前記ハウジングの外部に形成されている、請求項1に記載のサンプリング装置。
  5. 前記ベンチュリー部ののど部からの逆流を防止する逆止弁が前記バイパス路に設けられている、請求項4に記載のサンプリング装置。
  6. 前記液体が透析液または透析用水である、請求項1〜5のいずれかに記載のサンプリング装置。
  7. 前記弁体の変位量によって、前記キャップの着脱状態または/および前記液体サンプリング手段の装脱着状態を検知する検知手段を有する、請求項1〜6のいずれかに記載のサンプリング装置。
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