JP5337155B2 - 組み込み機器におけるapi評価システム - Google Patents

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Description

本発明は、装置を評価する技術に関し、特にマイクロコンピュータが組み込まれた装置を評価する技術に関する。
近年家電機器の商品サイクルの短期化から開発期間の短縮化が要求されるようになり、その結果、組み込みソフト開発の検証工数においても効率化が要求されている。検証工数の効率化のために、マイクロコンピュータのユーザプログラムを自動で評価する検証システムが研究されている。(例えば、特許文献1参照)。
図12を参照して従来技術について説明する。この従来技術の検証システムは、ホストコンピュータ2と、ユーザシステム1(以降、ターゲットシステムまたはターゲット装置とも呼ぶ)とに、以下の構成を備える。すなわち、ホストコンピュータ2上の検証装置はコマンド制御部121と通信制御部124とを備える。コマンド制御部121は評価結果比較部123とコマンド実行部122とを備える。ユーザシステム1上には、通信制御部102(データ受信部103とデータ送信部104とからなる)と、コマンド判定部105と、ユーザメモリ108と、同期コマンド処理部106と、非同期コマンド処理部107とを備える。
上記従来の検証システムでは、ホストコンピュータ2上の検証装置のコマンド制御部121からユーザシステム1上のリアルタイムOSの機能を操作するコマンドを出力することによって、ユーザプログラムを制御して検証を行なう。
特開2002−189617号公報
しかしながら、従来の検証システムでは、リアルタイムOS上の機能を使用してユーザプログラムを制御するため、ユーザプログラムをタスク単位でしか制御することができない。そのため、種々のテスト項目において、API界面でテストすることができない。なお、APIとは、Application Program Interfaceのことであって、OSやミドルウェア等のプラットフォームに対応するソフトウェアを開発する際に使用可能な命令/関数やそれら命令/関数を利用するためのプログラム上の手続きを定めた規約の集合等からなるインターフェースを示す。
本発明のAPI検証システムは、
API(Application Program Interface)を実行可能なターゲット装置と、前記ターゲット装置に相互通信可能に接続されたAPI検証装置とを備え、
前記API検証装置は、
前記APIのテスト手順が記述されたテスト手順記述部と、
前記ターゲット装置におけるAPIインターフェースを前記テスト手順記述部に提供したうえで当該テスト手順記述部から前記テスト手順を取り出し、取り出した当該テスト手順で前記APIを呼び出すコマンドを発行する仮想API部と、
前記コマンドのスクリプト解釈を行なうスクリプト実行部と、
前記スクリプト実行部でスクリプト解釈された前記コマンドを前記ターゲット装置に送信するコマンド送信部と、
前記コマンドに基づいて前記APIを実行する前記ターゲット装置から前記APIの実行結果ログを受信するログ受信部と、
を備え、
前記仮想API部は、前記ログ受信部が受信する前記実行結果ログから前記APIを実行することで得られる戻り値を取得し、
前記仮想API部は、前記ターゲット装置上で実行される前記APIと同種のインターフェースを有しており、
かつ前記仮想API部は、
前記ターゲット装置で前記APIを実行させるトリガを出力するAPI実行器と、
前記APIに渡すパラメータを記憶するパラメータ記憶器と、
前記ターゲット装置が前記APIの実行を完了するタイミングを検出するAPI実行完了待機設定器と、
前記ターゲット装置で実行される前記APIにおける実行完了イベントを管理するイベント情報管理器と、
前記実行結果ログから、前記戻り値を示す情報と、API実行完了を示す情報と、イベント情報に関するログとを抽出するログフィルタと、
を備え、
前記ターゲット装置は、
前記API検証装置が送信する前記コマンドを受信するコマンド受信部と、
前記コマンドと前記APIとを互いに対応させて記憶するコマンド・API対応管理部と、
前記コマンド受信部で受信する前記コマンドに対応付けられた前記APIを前記コマンド・API対応管理部において特定したうえで、特定した前記APIを実行するコマンド実行部と、
前記APIが提供する機能が実装されたユーザプログラムと、
前記コマンド実行部で前記APIが実行されることで得られる戻り値と返却引数の値とを含む前記実行結果ログを作成するログ出力部と、
前記実行結果ログの出力方法を定義するログ記述ルール管理部と、
前記ログ記述ルール管理部で定義された前記出力方法に基づいて前記実行結果ログを前記API検証装置に送信するログ送信部と、
を備える。
かかる構成により、ターゲット装置上のユーザプログラムをAPI単位で制御し、ターゲット装置上で出力したログからテスト結果を判定することを可能となる。
本発明のAPI検証システムは、
前記APIの実行後に任意のタイミングで発生する、非同期イベントを受信するイベント受信部をさらに備え、
前記ログ記述ルール管理部は、前記非同期イベントに関するログの出力方法を定義し、
前記イベント受信部は、前記非同期イベントの受信を前記ログ出力部に通知し、
前記ログ出力部は、前記非同期イベントを検証する際には、前記ログ記述ルール管理部から読み出した前記非同期イベントに関するログ記述ルールを含む実行結果ログを生成し、
前記仮想API部は、
前記ターゲット装置で前記非同期イベントが発生するタイミングを検出する非同期イベント待機設定器をさらに備え、
前記イベント情報管理器は、前記非同期イベントの情報をさらに管理し、
前記ログフィルタは、前記イベント情報管理器で管理している前記非同期イベントの情報に基づいて、前記実行結果ログから前記非同期イベントに関するログを抽出する、
のが好ましい。
かかる構成により、前記発明に加え、API検証システム上で非同期イベントに対応する制御も可能となる。
本発明のAPI検証システムは、
前記テスト手順記述部は、
第一のテスト手順が記述された第一のテスト手順記述部と、
第二のテスト手順が記述された第二のテスト手順記述部と、
を備え、
前記仮想API部は、
前記第一のテスト手順記述部から読出した前記第一のテスト記述と前記第二のテスト手順記述部から読出した前記第二のテスト記述とに、これらのテスト手順を個別に識別する識別子を付与したうえで、識別子付与後の両テスト手順を、前記API実行器における両テスト手順の実施状態に応じて前記API実行器に順次出力する仮想API制御器を、
さらに備え、
前記API実行器は、
前記第一のテスト手順に記載されたAPI実行手順を実施する第一のAPI実行器と、
前記第二のテスト手順に記載されたAPI実行手順を実施する第二のAPI実行器と、
をさらに備え、
前記API実行完了待機設定器は、前記第一のAPI実行器と、前記第二のAPI実行器とにAPI実行完了通知を行ない、
前記コマンド実行部は、前記コマンドから前記識別子に基づいて前記第一、第二のテスト手順のどちらが実行されているのかを判別したうえでその判別結果を前記ログ出力部に出力し、
前記ログ出力部は、前記判別結果に基づいて前記第一のテスト手順と前記第二のテスト手順とのうちのどちらを実施しているかを示すログを含んだ前記実行結果ログを出力する、
のが好ましい。
かかる構成により、複数のテスト手順を同時に実行することが可能となる。なお、同構成により、テスト手順を複数のターゲット上で実行することも可能となる。
本発明のAPI検証装置によれば、テストスクリプトからユーザシステム上に実装されたソフトウェアをAPI単位で制御することが可能となる。これにより、テスト実行時のシステムの状態をAPI呼び出しにより取得したうえで、取得した状態に応じて関連するソフトウェアを制御することができる。そのため、常に同じテスト条件を作り出すことができる。その結果、デバイスドライバなどの下位層のソフトウェアを、APIの界面でテストすることが可能となる。
本発明の実施の形態1における検証システム全体を示す構成図である。 実施の形態1におけるパラメータ記憶器に登録するデータ構造である。 実施の形態1におけるイベント情報である。 実施の形態1におけるコマンド構造を示す図である。 実施の形態1におけるコマンド・API対応を表す図である。 実施の形態1におけるログ記述ルールである。 実施の形態1における検証システム全体を示す構成図である。 実施の形態1における検証システム全体を示す構成図である。 実施の形態1における実行ログ記述ルールである。 本発明の実施の形態2における検証システム全体を示す構成図である。 本発明の実施の形態3における検証システム全体を示す構成図である。 従来例における検証システム全体を示す構成図である。
以下、本発明のAPI検証装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるAPI検証装置のブロック図である。本実施形態にかかる検証システムは、ホストPC上で動作するAPI検証装置1000Aとターゲット装置2000Aとを備える。API検証装置1000Aは、テスト手順記述部1100、仮想API部1200、スクリプト実行部1300、コマンド送信部1400、およびログ受信部1500を備える。仮想API部1200は、API実行器1201、パラメータ記憶器1202、API実行完了待機設定器1203、イベント情報管理器1204、ログフィルタ1205、およびテスト結果判定部1600を備える。ターゲット装置2000Aは、コマンド受信部2100、コマンド実行部2200、コマンド・API対応管理部2300、ユーザプログラム2400、ログ出力部2500、ログ記述ルール管理部2600、およびログ送信部2700を備える。
以下、実際に検証を行なう際の流れを説明するとともに各部の動作を説明する。検証動作は、API検証装置1000Aのコマンド送信動作と、ターゲット装置2000Aのログ送信動作と、API検証装置1000Aのログ受信動作とを含む。
(API検証装置1000Aのコマンド送信動作)
テスト手順記述部1100にはテスト実行手順が記述されている。テスト実行手順は、APIに渡す引数の値の代入手順やAPIの呼び出し順序が記載されたものである。以降、テスト実行手順をAPIの実行単位に区切ったものをAPIの実行手順と呼ぶ。検証が開始されるとテスト手順記述部1100は、テスト手順をAPI実行器1201に出力する。テスト手順を受け取ったAPI実行器1201は、引数や戻り値を設定する変数の情報をパラメータ記憶器1202に登録するとともに、APIの実行が完了するまで待機する旨のAPIの実行登録をAPI実行完了待機設定器1203に行なう。その後、API実行器1201は、API実行手順をスクリプト実行部1300に出力する。
ここでパラメータ記憶器1202に登録・記憶されるパラメータ詳細内容について説明する。パラメータ詳細内容とは、引数や戻り値を設定する変数の情報のことである。図2はパラメータ記憶器1202に登録・記憶されるパラメータ詳細内容を示す図である。パラメータ記憶器1202には、パラメータ詳細内容として、API名と、そのAPIに渡される引数および戻り値とが互いに関連付けられた状態で格納される。したがって、パラメータの詳細内容を参照すれば、登録されているAPI名から引数と戻り値とを特定できる。引数と戻り値とには、APIを呼び出す際においてAPIに入力されるパラメータの値のみが設定される。そのうえで、引数と戻り値とには、APIの呼び出しが完了した後において出力パラメータが設定される。なお、出力パラメータの設定はログフィルタ1205より行なわれる。
API実行完了待機設定器1203は、API完了イベントをイベント情報管理器1204に登録する。具体的にはAPI実行完了待機設定器1203は、API完了イベントとして“WAITING情報”をイベント情報管理器1204に登録する。イベント情報管理器1204は、“WAITING情報”に基づいて、登録された情報(APIやそのパラメータ詳細内容)がログフィルタ1205にイベントとして通知されるまで、”WAITING”(待ち)を行なう。ここで言う”WAITING”とは、例えば無限ループや定期的にイベントを確認するポーリング処理などを示すが、それらに限定されるものではないのはいうまでもない。
イベント情報管理器1204は、APIの完了イベントとAPIとを関連付けてなるイベント情報を保持する。図3はイベント情報管理器1204が保持するイベント情報の例を示す。図3の例では、文字列でイベント名を表しており、仮想API部1200は、イベント情報管理器1204が保持するイベント情報を検出するか否かに基づいて、処理がAPIの呼び出しから復帰してきたか否かを判断する。パラメータ記憶器1202は、API実行器1201によって登録処理される引数や戻り値といったパラメータ詳細情報を保持する。
スクリプト実行部1300はAPI実行器1201から送られてきたAPI実行手順を解釈することでそれを図4に示すコマンドの構造(以下、単にコマンドと称す)に変換する。スクリプト実行部1300は、コマンド(API実行手順)をコマンド送信部1400に出力する。コマンド送信部1400は、スクリプト実行部1300から受け取ったコマンドを送信順序に従ってターゲット装置2000Aに送信する。
ここで、コマンド送信部1400によって送信されるコマンドの説明を行なう。図4に示すようにコマンドは文字列によって表されており、先頭の「APINAME」という文字列によって表わされるAPIとその引数とが順次配置されている。コマンドは、その配置順に沿ってコマンド送信部1400からターゲット装置2000Aに送信される。
(ターゲット装置2000Aのコマンド受信/ログ送信動作)
コマンド受信部2100は、API検証装置1000Aから送信されるコマンドを受信し、コマンド実行部2200に渡す。コマンド実行部2200は、コマンド・API対応管理部2300に格納されているコマンドとAPIとの対応付けを参照することで、受信したコマンドに対応するAPIをユーザプログラム2400から読み出して実行する。以下、さらに詳細に説明する。
コマンド・API対応管理部2300は、図5に示すように、API名と、そのAPIがユーザプログラム2400のメモリ(以下、単にメモリという)上に配置されているアドレスとを対応付けて保持している。コマンド実行部2200は、コマンド内のAPI名(図例では「APINAME_X」(X:通し番号)からなる文字列)を、コマンド・API対応管理部2300に参照することで、そのAPIが配置されているメモリ上の先頭アドレス(以下、API先頭アドレスという)を特定する。さらにコマンド・API対応管理部2300は、特定したAPI先頭アドレスに存在するAPIを実行する。更にコマンド実行部2200は、API実行した結果(引数・戻り値)をユーザプログラム2400から取得して、ログ出力部2500に渡す。ログ出力部2500は、ログ記述ルール管理部2600に設けられた管理情報(以下、ログ記述ルールという)を元に受け取ったAPI実行結果を示すログ(以下、API実行結果ログと呼ぶ)を作成し、作成したAPI実行結果ログをログ送信部2700に出力する。
ログ記述ルール管理部2600が管理するログ記述ルールの構造について図6を参照して説明する。図6は、ユーザプログラム2400上のAPIを呼び出した場合のログ記述ルールの例を示す。この例では、先頭に「EVT_APIRET:」という文字列が、その後に「RETVAL」の部分が、さらにその後に「ARGVAL1」、「ARGVAL2」の部分が設けられている。なお、ここでいう前後とは、データ送信順序に沿った位置関係をいう。
「EVT_APIRET:」は、APIを呼び出す際のログ記述ルールであることを示す。「RETVAL」の部分には、APIを呼び出す際に返却された戻り値がログとして付加される。「ARGVAL1」、「ARGVAL2」の部分には、APIの引数として出力されるパラメータのログが付加される。
ログ出力部2500による出力動作に戻って説明を行う。ログ出力部2500は、テスト結果を判定するためのログ(以下、テスト結果を判定するためのログという)を、ログ記述ルールで記述されたAPI実行結果ログとともにログ送信部2700に出力する。テスト結果を判定するためのログは、例えばAPIに渡した引数・戻り値の情報やAPIの内部の処理経路を表すログのことを示し、その先頭には、テスト結果を判定するためのログであることを表すヘッダが付加される。このヘッダの一例が図9に示す「<EXLOG>」である。以降、API実行結果ログとテスト結果を判定するためのログとを合わせて実行結果ログという。ログ送信部2700は、実行結果ログをAPI検証装置1000Aのログ受信部1500に送信する。
(API検証装置1000Aのログ受信動作)
ログ受信部1500は、ターゲット装置2000Aから受信した実行結果ログをログフィルタ1205に出力する。ログフィルタ1205は、実行結果ログを受け取ると、イベント情報管理器1204から“WAITING情報”を取得する。“WAITING情報”とは、前述した通り、待ちAPI実行完了待機設定器1203がWAITING(待ち)を行なっているAPI(イベント)に関する情報である。ログフィルタ1205は、実行結果ログを“WAITING情報”に基づいて解析することで、実行結果ログの中に、WAITING(待ち)を行なっているAPIの実行結果が含まれるか否かを判断する。含まれると判断する場合、ログフィルタ1205は、WAITING(待ち)を行なっているAPIの実行が完了したと判断してそのことをAPI実行完了待機設定器1203に通知する。API実行完了待機設定器1203は、受け取った通知(API完了通知)に基づいて、実行が完了したAPIのWAITING(待ち)を解除する。さらにログフィルタ1205は、実行結果ログから、処理が完了したAPIのAPI実行結果ログを抽出する。このログは前述したように引数や戻り値の情報である。ログフィルタ1205は、抽出したAPI実行結果ログをパラメータ記憶器1202に登録されている変数の情報に照合させることでその値(引数・戻り値)を設定する。ログフィルタ1205は、設定したAPI実行結果ログの値(引数・戻り値)をログフィルタ1205を介してAPI実行完了待機設定器1203に出力する。
さらにログフィルタ1205は、実行結果ログから、テスト結果を判定するためのログを抽出し、抽出したテスト結果を判定するためのログをテスト結果判定部1600に出力する。テスト結果判定部1600はテスト結果を判定するためのログを解析することで、実行が完了したAPIが正しく実行されたか否かを判定する。
API実行完了待機設定器1203は、WAITING(待ち)を解除したタイミングでAPI実行結果ログの値(引数・戻り値)をAPI実行器1201を介してテスト手順記述部1100に出力する。テスト手順記述部1100は、取得したAPI実行結果ログの値(引数・戻り値)に基づいて次のAPIの呼び出しを実施する。
以上説明したように、本実施の形態によれば仮想API部1200がターゲット装置2000Aと同期してAPIの呼び出しコマンドの送信や、決まった形式で出力された実行結果ログを解析してその引数・戻り値を設定したうえで、設定した引数・戻り値をテスト手順記述部1100に返却する。これにより、テスト手順記述部1100上では、仮想API部1200が提供するユーザプログラムと同じインターフェースを用いて、ターゲット側APIの実行を制御することが可能となる。これにより本実施の形態では、ターゲット装置2000A上で出力された実行結果ログに基づいてテスト結果判定部1600がテスト結果を自動的に判定することが可能となる。
なお、本実施の形態では、図7に示すように、ターゲット装置2000Fにログ蓄積部2900とログフィルタ2800とを設けてもよい。この構成では、テスト結果を判定するためのログを一旦ターゲット装置2000Fのログ蓄積部2900で蓄積したうえで、テスト手順が一通り実施されたタイミングでテスト結果を判定するためのログをターゲット装置2000Fのログ送信部2700からAPI検証装置1000Fに送信する。API検証装置1000Fでは、受信したテスト結果を判定するためのログをログ受信部1500とログフィルタ1215とを介してテスト結果判定部1600に出力する。これによれば、テスト結果を判定するためのログの伝送に起因してAPIの実行が遅延することが防止される。
さらに、本実施の形態では、図8に示すように、ターゲット装置2000Gにログフィルタ2800と第二のログ送信部2710とをさらに設け、API検証装置1000Gに第二のログ受信部1510をさらに設けてもよい。この構成では、ターゲット装置2000Gのログフィルタ2800が、API実行結果ログからテスト結果を判定するためのログを抽出したうえで、抽出したテスト結果を判定するためのログを、ログフィルタ2800が第二のログ送信部2710を介してAPI検証装置1000Gに送信する。API検証装置1000Gでは、第二のログ受信部1510でテスト結果を判定するためのログを受信したうえで、第二のログ受信部1510から直接にテスト結果判定部1600に出力することでテスト結果を判定するためのログの伝送に起因してAPIの実行が遅延することが防止される。
(実施の形態2)
実施の形態2では、非同期イベントを検証するシステムについて説明する。まず、本実施の形態2における、非同期イベントの定義について明らかにする。非同期イベントとは、API実行をトリガとしてターゲット装置上のハードウェア、ソフトウェアから発生する割り込みイベントのことを示す。例えば、メモリ間のデータ転送開始処理が実装されたAPIの場合、APIの呼び出し後、データの転送開始処理自体は確認できるが、データの転送処理自体が実施されたどうかは、実際にハードウェア及び更に下位にあたるプログラムからの応答を受けるまで確認することができない。ここで言う“応答”とは、例えばデータ転送完了通知等を示す。このようなハードウェア及び下位プログラムからの応答のことを非同期イベントと呼ぶ。
図10は本発明の実施の形態2の構成図である。図10についても図1と同様に、ホストPC上で動作するAPI検証装置1000Bとターゲット装置2000Bとを備える。API検証装置1000Bは、テスト手順記述部1100、仮想API部1210、スクリプト実行部1300、コマンド送信部1400、およびログ受信部1500を備える。仮想API部1210は、API実行器1201、パラメータ記憶器1202、API実行完了待機設定器1203、イベント情報管理器1214、ログフィルタ1215、および非同期イベント待機設定器1216を備える。
ターゲット装置2000Bは、コマンド受信部2100、コマンド実行部2200、コマンド・API対応管理部2300、ユーザプログラム2400、ログ出力部2500、ログ記述ルール管理部2610、ログ送信部2700、およびイベント受信部3000を備える。
本実施の形態が実施の形態1と異なる点は、
・API検証装置1000Bが非同期イベント待機設定器1216を備えること、
・イベント情報管理器1214が非同期イベント情報管理機能を備えること、
・ログフィルタ1215が非同期イベント抽出機能を備えること、
・ターゲット装置2000Bにイベント受信部3000を備えること、
である。
以下、本実施の形態において、非同期イベントのWAITING(待ち)処理を実施する際における各部の動作を説明する。検証動作は、API検証装置1000Bの準備動作と、ターゲット装置2000Bのログ送信動作と、API検証装置1000Bのログ受信動作とを含む。
(API検証装置1000Bの準備動作)
非同期イベントのWAITING(待ち)処理を行なう場合、テスト手順記述部1100は、非同期イベント待機設定器1216に、非同期イベントのWAITING(待ち)処理を行なう際の手順を示す情報を出力する。非同期イベント待機設定器1216は、イベント情報管理器1214に、WAITING(待ち)処理を行なうイベント情報を登録する。なお、非同期イベントのWAITING(待ち)処理を行なう手順とは、非同期イベント待機設定器1216によって待機開始が設定されたうえで待機が終了する(返却される)までの間の一連の処理手順のことを示す。
(ターゲット装置2000Bのログ送信動作)
API検証装置1000Bの準備動作が完了した後、テスト手順記述部1100からのAPIの実行などをトリガとして、ターゲット装置2000Bの上のシステムで非同期イベントが発生すると、イベント受信部3000は、ユーザプログラム2400から、非同期イベントが発生した際に通知されるパラメータを受信し、ログ出力部2500に出力する。ログ出力部2500はログ記述ルール管理部2610から非同期イベントのログ記述ルールを参照して非同期イベントの実行結果ログを作成する。ログ出力部2500は、作成した非同期イベントの実行結果ログをログ送信部2700に出力する。ログ送信部2700は、受け取った非同期イベントの実行結果ログをAPI検証装置1000Bのログ受信部1500に送信する。
(API検証装置1000Bのログ受信動作)
ログ受信部1500は、ログ送信部2700から受け取った非同期イベントの実行結果ログをログフィルタ1215に出力する。ログフィルタ1215は、受け取った非同期イベントの実行結果ログを解析する。この解析において、イベント情報管理器1214に登録されている非同期イベントを検出すると、ログフィルタ1215は、非同期イベントログに含まれるパラメータをパラメータ記憶器1202に設定し、さらに、非同期イベントを検出したことを非同期イベント待機設定器1216に通知する。
非同期イベント待機設定器1216は、非同期イベント検出通知を受け取ると、パラメータ記憶器1202から非同期イベントにより返却される変数を呼び出し、呼び出した変数に非同期イベント時に返却された値を設定して、テスト手順記述部1100に返却する。
以上のように、本実施の形態では、非同期イベントのWAITING(待ち)処理を行なう際に、ログフィルタ1215が、イベント情報管理器1214を参照して非同期イベントを判断することで、ターゲット装置2000Bにおける非同期イベントの発生(非同期イベントの実行ログ)を検知し、非同期イベント待機設定器1216に非同期イベントの発生を通知する。なお、ログフィルタ1215が、イベント情報管理器1214から参照する情報は、API検証装置1000Bの準備動作にて予め設定しておいた、WAITING(待ち)処理を行うイベント情報である。
これにより、APIを実行し戻り値を取得した後、実際の内部処理が行われ、その動作が完了した時点で発生する非同期イベントの受信をもってAPIの目的が達成される、いわゆる非同期イベントの検証を実施することが可能となる。
(実施の形態3)
本発明の実施形態3にかかる検証システムは、図11に示すように、ホストPC上で動作するAPI検証装置1000Dと第一のターゲット装置2000Aaと第二のターゲット装置2000Abとを備える。第一のターゲット装置2000Aaは、第一のコマンド受信部2100a、第一のコマンド実行部2200a、第一のコマンド・API対応管理部2300a、第一のユーザプログラム2400a、第一のログ出力部2500a、第一のログ記述ルール管理部2600a、および第一のログ送信部2700aを備える。第二のターゲット装置2000Abは、第二のコマンド受信部2100b、第二のコマンド実行部2200b、第二のコマンド・API対応管理部2300b、第二のユーザプログラム2400b、第二のログ出力部2500b、第二のログ記述ルール管理部2600b、および第二のログ送信部2700bを備える。
このように第一のターゲット装置2000Aaと第二のターゲット装置2000Abとは、ターゲット装置2000Aと同様の構成を備える。さらには、API検証装置1000Dが、テスト手順記述部1100、仮想API部1220、スクリプト実行部1300、コマンド送信部1400、およびログ受信部1500を備える点は、実施の形態1(図1)と同様である。
本実施の形態が実施の形態1(図1)と異なるのは、仮想API部1220に、仮想API制御器1217と、第一のAPI実行器1221aと、第二のAPI実行器1221bと、API実行完了待機設定部1223とを備えることである。但し、第一のAPI実行器1221aと第二のAPI実行器1221bとは全く同じ機能を有する。
以上のように構成された本実施の形態の検証システムについて、以下に各部の動作を説明する。検証動作は、API検証装置1000Dのコマンド送信動作と、第一、第二のターゲット装置2000Aa、2000Abのログ送信動作と、API検証装置1000Dのログ受信動作とを含む。
(API検証装置1000Dのコマンド送信動作)
第一のテスト手順記述部1100aと第二のテスト手順記述部1100bとにはそれぞれテスト手順が記述されている。テスト手順には、APIに渡す引数に値を代入する手順やAPIを呼び出す順序が記載されている。検証が開始されると第一のテスト手順記述部1100aと第二のテスト手順記述部1100bとは、テスト手順を、仮想API制御器1217に出力する。第一のテスト手順記述部1100aと第二のテスト手順記述部1100bとに記述されているテスト手順には、各々のテストを識別するための識別情報(以下、スクリプト識別情報という)が記述されている。
仮想API制御器1217は、第一のAPI実行器1221aあるいは第二のAPI実行器1221bにAPI実行手順を出力する。仮想API制御器1217は、API実行手順の出力に際して、第一のAPI実行器1221aと第二のAPI実行器1221bとのうちのどちらにAPI実行手順を出力するかを選択する。以下、その選択方法について説明する。
まず仮想API制御器1217は、任意に選択した一つのAPI実行器(例えば第一のAPI実行器1221a)にAPI実行手順を出力可能であるかどうかを判断する。この判断は、選択したAPI実行器において既に他のテスト手順が実施されている状態であるか否かを確認することで実施される。出力可能であると判断する場合、仮想API制御器1217は、出力可能と判断した方のAPI実行器(例えば第一のAPI実行器1221a)にAPI実行手順を出力する。出力不可能であると判断する場合、仮想API制御器1217は、出力不可能と判断した方とは異なる他方のAPI実行器(例えば第二のAPI実行器1221b)にAPI実行手順を出力する。以下、API実行手順が出力されるAPI実行器に、便宜的に符号1221xを付す。
なお、仮想API制御器1217は、API実行手順を出力する際には、API実行手順を送信するターゲット装置を識別する識別情報(以下、ターゲット装置識別情報という)をAPI実行手順に付加する。ターゲット装置の識別情報とは、例えばIPアドレスやMACアドレスを示すが、それらに限定されるものではないのはいうまでもない。
API実行手順を受け取ったAPI実行器1221xは、スクリプト実行部1300にAPI実行手順を出力する。この時、API実行器1221xはスクリプト記述情報に基づいて、実行しているスクリプトを特定する情報を作成して保持しておく。スクリプト実行部1300は、受け取ったAPI実行手順を解釈することでコマンド(API名と引数との構造)に変換してコマンド送信部1400に出力する。スクリプト実行部1300は、作成するコマンドに、ターゲット装置識別情報やスクリプトの記述情報を更に付与する。ターゲット装置識別情報は、前述したように仮想API制御器1217によってAPI実行手順に付加されている。
コマンド送信部1400は、API実行手順に付加されたターゲット装置識別情報に基づいて、コマンド(API実行手順)をターゲット装置2000Axに送信する。ここで、ターゲット装置2000Axは、第一のターゲット装置2000Aa、または第二のターゲット装置2000Ab、または両ターゲット装置2000Aa、2000Abとなる。
(第一、第二のターゲット装置2000Aa、2000Abのコマンド受信/ログ送信動作)第一のターゲット装置2000Aaと第二のターゲット装置2000Abとは全く同機能を有し、同じ動作をするため、第一のターゲット装置2000Aaを代表してその動作の説明を行なう。
第一のコマンド受信部2100aは、コマンドを受信するとそのコマンドを第一のコマンド実行部2220aに出力する。第一のコマンド実行部2220aは、第一のコマンド・API対応管理部2300aを参照することで、受信したコマンドをコマンドそのものとAPI引き数とに変換する。第一のコマンド実行部2220aは、変換により得られるコマンドとAPI引き数とに基づいて第一のユーザプログラム2400a上のAPIを実行する。
第一のコマンド実行部2220aは、第一のユーザプログラム2400a上のAPIを実行することで、実行しているスクリプトを特定する情報(以下、スクリプト識別情報という)と、実行しているターゲットを特定する情報(以下、ターゲット識別情報という)と、APIを実行した結果得られる戻り値とを取得し、それらを第一のログ出力部2500aに出力する。
第一のログ出力部2500aは、API実行の結果得られる戻り値とスクリプト識別情報とターゲット識別情報とを第一のログ送信部2700aに出力する。戻り値とスクリプト識別情報とターゲット識別情報とは、第一のログ記述ルール管理部2600aの指示に従ってAPIを実行した結果のログ(実行結果ログ)である。第一のログ送信部2700aは、受け取った実行結果ログを、第一のログ出力部2500aからAPI検証装置1000Dのログ受信部1500に送信する。
(API検証装置1000Dのログ受信動作)
ログ受信部1500は、受信した実行結果ログを仮想API部1220のログフィルタ1205に出力する。ログフィルタ1205は、受信した実行結果ログを、イベント情報管理器1204を参照して調べることで、API実行完了待機状態のイベントを示すログが受信ログ内にあるか否かを判断する。API実行完了待機状態のイベントを示すログが受信ログ内にあると判断するとログフィルタ1205は、API実行完了待機状態のイベントに対応する戻り値パラメータをパラメータ記憶器1202に設定した後、API実行完了待機設定器1223にスクリプト識別情報とターゲット識別情報とを通知する。API実行完了待機設定器1223は、通知を受けたスクリプト識別情報とターゲット識別情報とを第一のAPI実行器1221aと第二のAPI実行器1221bとに出力する。第一のAPI実行器1221aと第二のAPI実行器1221bとは、スクリプト識別情報を解釈して、そのスクリプトが現在実行しているスクリプトであると判断すれば、パラメータ記憶器1202から上記戻り値パラメータを取得して、その戻り値パラメータを仮想API制御器1217に返却する。戻り値パラメータの返却を受けた仮想API制御器1217は、スクリプト識別情報に基づいて第一のテスト手順記述部1100aと第二のテスト手順記述部1100bとのうちの一つを特定したうえで、特定したテスト手順記述部に戻り値を返却する。但し、同じスクリプトを別のターゲット上でも実行している場合はもう一方のターゲット上でのAPIの実行完了を待つ。
以上説明したように、本実施の形態によれば複数のテスト手順を実行することが可能となる。なお、本実施の形態によれば一つ以上のテスト手順を実行する場合に、仮想API制御器1217からコマンド送信先を指定することで複数のターゲット装置を同時にAPI単位で制御することが可能となる。
以上のように、本発明にかかるAPI検証装置は、テストスクリプトからユーザシステム上に実装されたソフトウェアをAPI単位で制御することが可能となる、という効果を有し、API検証装置やターゲット側のシステムと組み合わせた、API検証システムとして有用である。
1000A API検証装置
2000A ターゲット装置
2000Aa 第一のターゲット装置
2000Ab 第二のターゲット装置
1100 テスト手順記述部
1100a 第一のテスト手順記述部
1100b 第二のテスト手順記述部
1200 仮想API部
1201 API実行器
1201a 第一のAPI実行器
1201b 第二のAPI実行器
1202 パラメータ記憶器
1203 API実行完了待機設定器
1204 イベント情報管理器
1205 ログフィルタ
1217 仮想API制御器
1221a 第一のAPI実行器
1221b 第二のAPI実行器
1300 スクリプト実行部
1400 コマンド送信部
1500 ログ受信部
1510 第二のログ受信部
1800 テスト結果判定部
2100 コマンド受信部
2100a 第一のコマンド受信部
2100b 第二のコマンド受信部
2200 コマンド実行部
2200a 第一のコマンド実行部
2200b 第二のコマンド実行部
2300 コマンド・API対応管理部
2300a 第一のコマンド・API対応管理部
2300b 第二のコマンド・API対応管理部
2400 ユーザプログラム
2400a 第一のユーザプログラム
2400b 第二のユーザプログラム
2500 ログ出力部
2500a 第一のログ出力部
2500b 第二のログ出力部
2600 ログ記述ルール管理部
2600a 第一のログ記述ルール管理部
2600b 第二のログ記述ルール管理部
2610 ログ記述ルール管理部
2700 ログ送信部
2700a 第一のログ送信部
2700b 第二のログ送信部
2710 第二のログ送信部
2800 ログフィルタ
2900 ログ蓄積部

Claims (8)

  1. API(Application Program Interface)を実行可能なターゲット装置に相互通信可能に接続されたAPI検証装置であって、
    前記APIのテスト手順が記述されたテスト手順記述部と、
    前記ターゲット装置におけるAPIインターフェースを前記テスト手順記述部に提供したうえで当該テスト手順記述部から前記テスト手順を取り出し、
    前記ターゲット装置で前記APIを実行させるトリガを出力するAPI実行器と、
    前記APIに渡すパラメータを記憶するパラメータ記憶器と、
    前記ターゲット装置が前記APIの実行を完了するタイミングを検出するAPI実行完了待機設定器と、
    前記ターゲット装置で実行される前記APIにおける実行完了イベントを管理するイベント情報管理器と、
    前記ターゲット装置上でAPIを実行した際に出力される、APIの引数や戻り値のログ、API実行に起因してターゲット装置で発生するイベント情報のログ、APIの内部の処理経路を表すログからなる実行結果ログから、APIの引数や戻り値のログと、イベント情報のログを抽出するログフィルタ、から構成される仮想API部と、
    前記コマンドのスクリプト解釈を行なうスクリプト実行部と、
    前記スクリプト実行部でスクリプト解釈された前記コマンドを前記ターゲット装置に送信するコマンド送信部と、
    前記コマンドに基づいて前記APIを実行する前記ターゲット装置から前記APIの実行結果ログを受信するログ受信部と、
    を備え、
    前記仮想API部は、前記ログ受信部が受信する前記実行結果ログから前記APIを実行することで得られる戻り値やターゲット上で発生するイベントを取得する、
    API検証装置。
  2. 請求項のAPI検証装置と、前記ターゲット装置とを備え、
    前記ターゲット装置は、
    前記API検証装置が送信する前記コマンドを受信するコマンド受信部と、
    前記コマンドと前記APIとを互いに対応させて記憶するコマンド・API対応管理部と、
    前記コマンド受信部で受信する前記コマンドに対応付けられた前記APIを前記コマンド・API対応管理部において特定したうえで、特定した前記APIを実行するコマンド実行部と、
    前記APIが提供する機能が実装されたユーザプログラムと、
    前記コマンド実行部で前記APIが実行されることで得られる戻り値と返却引数の値と前記APIのテスト結果を判定するためのログとを含む前記実行結果ログを作成するログ出力部と、
    前記実行結果ログの出力方法を定義するログ記述ルール管理部と、
    前記ログ記述ルール管理部で定義された前記出力方法に基づいて前記実行結果ログを前記API検証装置に送信するログ送信部と、
    を備える、
    検証システム。
  3. 前記ターゲット装置は、
    前記APIの実行後に任意のタイミングで発生する、非同期イベントを受信するイベント受信部をさらに備え、
    前記ログ記述ルール管理部は、前記非同期イベントに関するログの出力方法を定義し、
    前記イベント受信部は、前記非同期イベントの受信を前記ログ出力部に通知し、
    前記ログ出力部は、前記非同期イベントを検証する際には、前記ログ記述ルール管理部から読み出した前記非同期イベントに関するログ記述ルールを含む実行結果ログを生成し、
    前記仮想API部は、
    前記ターゲット装置で前記非同期イベントが発生するタイミングを検出する非同期イベント待機設定器をさらに備え、
    前記イベント情報管理器は、前記非同期イベントの情報をさらに管理し、
    前記ログフィルタは、前記イベント情報管理器で管理している前記非同期イベントの情報に基づいて、前記実行結果ログから前記非同期イベントに関するログを抽出する、
    請求項の検証システム。
  4. 前記テスト手順記述部は、
    第一のテスト手順が記述された第一のテスト手順記述部と、
    第二のテスト手順が記述された第二のテスト手順記述部と、
    を備え、
    前記仮想API部は、
    前記第一のテスト手順記述部から読出した前記第一のテスト手順と前記第二のテスト手順記述部から読出した前記第二のテスト手順とに、これらのテスト手順を個別に識別する識別子を付与したうえで、識別子付与後の両テスト手順を、前記API実行器における両テスト手順の実施状態に応じて前記API実行器に順次出力する仮想API制御器を、
    さらに備え、
    前記API実行器は、
    前記第一のテスト手順に記載されたAPI実行手順を実施する第一のAPI実行器と、
    前記第二のテスト手順に記載されたAPI実行手順を実施する第二のAPI実行器と、
    をさらに備え、
    前記API実行完了待機設定器は、前記第一のAPI実行器と、前記第二のAPI実行器とにAPI実行完了通知を行ない、
    前記コマンド実行部は、前記コマンドから前記識別子に基づいて前記第一、第二のテスト手順のどちらが実行されているのかを判別したうえでその判別結果を前記ログ出力部に出力し、
    前記ログ出力部は、前記判別結果に基づいて前記第一のテスト手順と前記第二のテスト手順とのうちのどちらを実施しているかを示すログを含んだ前記実行結果ログを出力する、
    請求項検証システム
  5. 前記ターゲット装置は、
    第一のターゲット装置と、
    第二のターゲット装置と、
    を備え、
    前記テスト手順記述部に記述された前記テスト手順には、当該テスト手順を実行するターゲット装置を指定する情報がさらに記述されており、
    前記API実行器は、
    第一のAPI実行器と、
    第二のAPI実行器と、
    を備え、
    前記仮想API部は、
    前記テスト手順で指定されたターゲット装置の識別情報と前記API実行器とを関連付けたコマンドを前記API実行器に出力する仮想API制御器を、
    さらに備え、
    前記API実行完了待機設定器は、前記ログフィルタが抽出する前記実行結果ログを、前記第一のAPI実行器と前記第二のAPI実行器とに通知する、
    請求項の検証システム。
  6. 前記ログフィルタは、前記実行結果ログから前記APIのテスト結果を判定するためのログをさらに抽出し、
    前記API検証装置は、
    前記テスト結果を判定するためのログに基づいて前記APIが正しく実行されたか否かを判定するテスト結果判定部を、
    さらに備える、
    請求項の検証システム。
  7. 前記ターゲット装置は、
    前記テスト結果を判定するためのログの記述ルールが記述されたログ記述ルール管理部と、
    前記テスト結果を判定するためのログと前記実行結果ログとを振り分けるログフィルタと、
    前記ログフィルタによって振り分けられた前記テスト結果を判定するためのログを蓄積するログ蓄積部と、
    をさらに備え、
    前記ログ送信部は、APIの実行完了後、前記テスト結果の判定を行なうためのログを前記ログ蓄積部から読み出して、前記API検証装置に送信する、
    請求項の検証システム。
  8. 前記ターゲット装置は、
    前記テスト結果を判定するためのログと前記実行結果ログとを振り分けるログフィルタと、
    前記ログフィルタで振り分けられた前記テスト結果を判定するためのログを前記API検証装置に送信する第二のログ送信部と、
    を備え、
    前記API検証装置は、
    前記第二のログ送信部から送信された前記テスト結果の判定するためのログを受信して前記テスト結果判定部に直接出力する第二のログ受信部を、
    さらに備える、
    請求項の検証システム。
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