JP5333242B2 - フレーム式原子吸光分光光度計 - Google Patents
フレーム式原子吸光分光光度計 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5333242B2 JP5333242B2 JP2010002724A JP2010002724A JP5333242B2 JP 5333242 B2 JP5333242 B2 JP 5333242B2 JP 2010002724 A JP2010002724 A JP 2010002724A JP 2010002724 A JP2010002724 A JP 2010002724A JP 5333242 B2 JP5333242 B2 JP 5333242B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scale
- atomic absorption
- chamber
- liquid
- absorption spectrophotometer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Description
図6は、従来のフレーム式原子吸光分光光度計を示す概略構成図である。また、図7は、逆火現象が発生した際の図3に示すチャンバ部とドレイン排出部との模式図である。
フレーム式原子吸光分光光度計101は、空気(助燃ガス)を供給する助燃ガス供給部11と、アセチレンガス(燃焼ガス)を供給する燃料ガス供給部12と、測定試料を霧化するネブライザ30と、空気とアセチレンガスと測定試料とを混合した混合試料を調整するチャンバ部115と、火炎5を形成するバーナヘッド(燃焼部)2と、測定光を出射する光源8と、測定光の光強度を検出する測定光検出器13と、チャンバ部115に取り付けられたドレイン排出部31と、チャンバ部115に取り付けられた安全栓132と、コンピュータにより構成される信号処理部(制御部)120とを備える。
このようなチャンバ部115の壁面115aの材質としては、例えば、ポリプロピレン等が挙げられる。
そして、チャンバ部115の内部空間には、空気とアセチレンガスと測定試料とを混合するためのポリプロピレン製のミキサ115bと、測定試料を霧化する球状のセラミックス製のインパクトビーズ115cとが配置されている。
助燃ガス供給部11は、フッ素樹脂製の助燃ガスチューブ(助燃ガス供給管)11cを開閉する電磁弁11aと、空気の流量を調整する空気流量調節部11bとを有する。そして、助燃ガス供給部11は、信号処理部120からの制御信号に基づいた流量(例えば、15.0L/min)で、空気を供給する。
これにより、助燃ガスチューブ11cを通してチャンバ部115の内部空間に空気が、所定の流量(例えば、15.0L/min)で噴出すると、負圧によってキャピラリ管30aを通して測定試料が吸い上げられるようになっている。つまり、霧状になった測定試料もチャンバ部115の内部空間に吹き出される。また、アセチレンガスも、所定の流量(例えば、2.0L/min)で燃料ガスチューブ12cを通してチャンバ部115の内部空間に吹き出される。
その結果、チャンバ部115の内部空間では、霧状になった測定試料とアセチレンガスと空気とが混合されながら混合試料となり、その混合試料がバーナヘッド2に所定の流量で送られることになる。
測定光検出器13は、水平方向に光源8と対向するように配置され、火炎5によって原子化した測定試料を通過した測定光を分光器(図示せず)で分光して、分光した測定光の光強度を検出する。そして、測定光の光強度を示す検出信号を信号処理部120に出力する。
ガス流量制御部21aは、入力装置22からの操作信号に基づいて、チャンバ部115の内部に供給する空気の流量とアセチレンガスの流量とを調整するように、燃料ガス流量調節部12bと空気流量調節部11bとに制御信号を出力する制御を行う。
計算部21bは、入力装置22からの操作信号に基づいて、バーナヘッド2の点火装置(図示せず)に制御信号を出力するとともに、測定光検出器13からの検出信号に基づいて、火炎5によって原子化した測定試料による吸光度を算出して、吸光度から測定試料に含まれる目的成分の量を計算することにより、表示装置23に計算結果を表示する制御を行う。
そこで、霧化しきれなかった測定試料をチャンバ部115の内部空間から排出するために、ドレイン排出部31が形成されている。ドレイン排出部31は、フッ素樹脂製のドレインチューブ31aと、ドレイン排出口31bを有するドレインタンク31cとを備える。
ドレインチューブ31aは、直径φd(例えば、8mm)である円筒形状に形成された壁面を有し、側方から見るとU字状に折れ曲がっている。左上側になるドレインチューブ31aの一端部が、チャンバ部115の下部にOリングを介して取り付けられるとともに、右上側になるドレインチューブ31aの他端部が、ドレインタンク31cの下部にOリングを介して取り付けられている。具体的には、ドレインチューブ31aは、チャンバ部115の下部から下方に長さL1(例えば、200mm)で伸びた後、左方に長さL3(例えば、80mm)で伸び、さらに上方に長さL2(例えば、80mm)で伸びる。なお、長さL2は、長さL1より短くなっている。
これにより、ドレイン排出部31は、第一設定量V1(=π×(φd/2)2×(2L2+L3+H)+π×(φt/2)2×H)の液体を貯留することができるようになっている。そして、測定前に、ドレイン排出部31に第一設定量V1の液体を貯留しておけば、測定中に、ドレイン排出部31は、霧化しきれなかった測定試料をチャンバ部115の内部空間から排出するとともに、第一設定量V1を超えた量の液体を、ドレイン排出口31bから外部に排出する。つまり、ドレイン排出部31は、第一設定量V1の液体を常に貯留しておくことになり、液体の液面の位置は、高さ(L2+H)である。
そこで、測定者の安全のために、チャンバ部115の壁面115aが、逆火現象が発生しても破損することがないように、チャンバ部115の壁面115aに円形状の開口部115dを形成して、開口部115cに円錐台形状の安全栓132を取り付けている。このような安全栓132は、測定者等のヒトによって開口部115cに差し込まれて取り付けることにより、チャンバ部115の内部空間で逆火現象が発生した際には、逆火現象が発生した際に生じた圧力P0によって開口部115cに取り付けられていた安全栓132が、外れるようになっている(図7参照)。つまり、チャンバ部115の壁面115aに加わる圧力P0を、外部に逃がすことで低くなるようにしている。なお、安全栓132が外れることにより、圧力P0より低くなる圧力P1が加わるが、チャンバ部115の壁面115aは圧力P1に対する機械的強度を有するが、ミキサ115bやインパクトビーズ115cは圧力P1に対する機械的強度を有さないため、ミキサ115bやインパクトビーズ115cは、破損する場合もある。
ここで、本件発明者は、以前に安全栓を取り付けることを廃止することにより、逆火現象が発生した際に加わる圧力P1を算出することができるフレーム式原子吸光分光光度計を作製した。このようなフレーム式原子吸光分光光度計では、安全栓を取り付けていないため、逆火現象が発生した際に生じた圧力P0は、ドレインチューブに貯留されている液体に加わることになる。すると、測定中は、ある量の測定試料がドレインチューブに導かれれば、ある量の液体がドレインチューブから排出されることになり、その結果、ドレインチューブに第一設定量V1の液体を貯留しておくことになるが、逆火現象が発生した際には、ある量以上V2の液体がドレイン排出口から排出される。
そこで、このようなフレーム式原子吸光分光光度計によれば、チャンバ部の内部空間で逆火現象が発生した際にドレインチューブから排出される液体の量V2に基づいて、発生した逆火現象の規模を決定することを見出した。
また、上記発明において、前記液体量検出器は、前記排出部内に配置されたフロートセンサであり、前記フロートセンサは、前記排出部に貯留される液体の液面の高さを検出するようにしてもよい。
そして、上記発明において、表示装置と、逆火現象の規模と点検項目との関係を記憶する記憶部とを備え、前記制御部は、決定した逆火現象の規模に基づいて、前記表示装置に点検項目を表示するようにしてもよい。
さらに、上記発明において、前記記憶部は、逆火現象の規模と各逆火現象の規模が発生した回数と点検項目との関係を記憶し、前記制御部は、各逆火現象の規模が発生した回数を記憶部に記憶させていき、決定した逆火現象の規模と回数とに基づいて、前記表示装置に点検項目を表示するようにしてもよい。
フレーム式原子吸光分光光度計1は、空気(助燃ガス)を供給する助燃ガス供給部11と、アセチレンガス(燃焼ガス)を供給する燃料ガス供給部12と、測定試料を霧化するネブライザ30と、空気とアセチレンガスと測定試料とを混合した混合試料を調整するチャンバ部15と、火炎5を形成するバーナヘッド(燃焼部)2と、測定光を出射する光源8と、測定光の光強度を検出する測定光検出器13と、チャンバ部15に取り付けられたドレイン排出部31と、ドレイン排出部31内に配置されたフロートセンサ(液体量検出器)32と、コンピュータにより構成される信号処理部(制御部)20とを備える。
このようなチャンバ部15の壁面15aの材質としては、例えば、ポリプロピレン等が挙げられる。
そして、チャンバ部15の内部空間には、空気とアセチレンガスと測定試料とを混合するためのポリプロピレン製のミキサ15bと、測定試料を霧化する球状のセラミックス製のインパクトビーズ15cとが配置されている。
ドレインチューブ31aは、直径φd(例えば、8mm)である円筒形状に形成された壁面を有し、側方から見ると、U字状に折れ曲がっている。右上側になるドレインチューブ31aの一端部が、チャンバ部15の下部にOリングを介して取り付けられるとともに、左上側になるドレインチューブ31aの他端部が、ドレインタンク31cの下部にOリングを介して取り付けられている。
これにより、ドレイン排出部31は、第一設定量V1(=π×(φd/2)2×(2L2+L3+H)+π×(φt/2)2×H)の液体を貯留することができるようになっている。そして、測定前に、ドレイン排出部31に第一設定量V1の液体を貯留しておけば、測定中に、ドレイン排出部31は、霧化しきれなかった測定試料をチャンバ部15の内部空間から排出するとともに、第一設定量V1を超えた量の液体を、ドレイン排出口31bから外部に排出する。つまり、ドレイン排出部31は、第一設定量V1の液体を常に貯留しておくことになり、液体の液面の位置は、高さ(L2+H)である。
なお、逆火現象が発生したときには、変化量ΔHがマイナス値になるが、測定前に、ドレイン排出部31に第一設定量V1の液体を貯留する作業を行う際には、変化量ΔHがプラス値になる。
メモリ25には、逆火現象の規模と各逆火現象が発生した回数と点検項目との関係(指示テーブル)が予め記憶されている。図5は、逆火現象の規模と各逆火現象が発生した回数と点検項目との関係を示す図である。
具体的には、フロートセンサ32からの検出信号を所定の時間間隔(例えば、0.5秒)で取得して、液面の高さの変化量ΔHを算出する。そして、液面の高さの変化量|ΔH|が1.2mm未満となったときには、逆火現象の規模「小」と決定して、液面の高さの変化量|ΔH|が1.2mm以上1.8mm未満となったときには、逆火現象の規模「中」と決定して、液面の高さの変化量|ΔH|が1.8mm以上3.1mm未満となったときには、逆火現象の規模「大」と決定して、液面の高さの変化量|ΔH|が3.1mm以上となったときには、逆火現象の規模「想定外」と決定している。
P0×V’=P1×(V’+V2)・・・(1)
なお、V’は、チャンバ部15の内部空間の体積Vcと逆火現象が発生する前のドレインチューブ31aの内部空間に存在する混合試料の体積Vdとを足した体積(Vc+Vd)であり、例えば、65,087mm3となる。
ここで、ドレインチューブ31aの具体的な構造から、ドレインチューブ31aの内部空間に存在する混合試料の体積Vdは、式(2)で表される。
Vd=π×(φd/2)2×(L1−L2−H)・・・(2)
V2=π×(φd/2)2×|Δh|=(π×(φd/2)2+π×(φt/2)2)×|ΔH|・・・(3)
そして、式(1)に、式(2)〜式(3)を代入すると、式(1’)が導かれる。
P0×(Vc+π×(φd/2)2×(L1−L2−H))=P1×(Vc+π×(φd/2)2×(L1−L2−H)+π×(φd/2)2×|Δh|)・・・(1’)
P1×π×(φd/2)2+π×(φd/2)2×(H+L2−|Δh|)×μ×g=Pa×π×(φt/2)2+π×(φt/2)2×H×μ×g+π×(φd/2)2×L2×μ×g・・・(4)
なお、gは、重力加速度である。
これにより、式(1’)と式(3)と式(4)とを用いて、ΔHに安全点検制御部21cで算出された数値を代入することにより、P1とP0とを求めることができる。つまり、変化量ΔHがわかれば、逆火現象が発生した際にチャンバ部15の内部空間で生じた圧力P0がわかるとともに、チャンバ部15の内部空間に加わった圧力P1もわかることになる。よって、フレーム式原子吸光分光光度計1において変化量ΔHがいくらになれば、どの逆火現象の規模になるかを判断することができ、その結果、変化量ΔHと逆火現象の規模との関係を予めメモリ25に記憶させておくことができる。
安全点検制御部21cは、算出された液面の高さの変化量|ΔH|が1.2mm未満となったときには、逆火現象の規模「小」であると判定して、指示テーブルに基づいて、表示装置23に以下のような点検項目を表示する。
「逆火が発生しました。再点火をする前に以下の確認をおこなってください。
・バーナヘッドがチャンバ部にしっかり取り付けられていること。
・ネブライザがチャンバ部にしっかり取り付けられていること。」
その結果、測定者は、表示装置23に表示された点検項目を観察して、バーナヘッド2がチャンバ部15にしっかり取り付けられていることや、ネブライザ30がチャンバ部15にしっかり取り付けられていることを安全点検することになる。そして、測定者が安全点検することが終われば、フレーム式原子吸光分光光度計1を復旧させる。つまり、逆火現象の規模「小」であると判定されたときには、測定者はサービス員を呼ばずに、フレーム式原子吸光分光光度計1を復旧させることができる。
「逆火が発生しました。再点火をする前に以下の確認をおこなってください。
・バーナヘッドがチャンバ部にしっかり取り付けられていること。
・ネブライザがチャンバ部にしっかり取り付けられていること。
・ドレインチューブに損傷がないこと。
・ミキサとインパクトビーズとに損傷がないこと。」
その結果、測定者は、表示装置23に表示された点検項目を観察して、バーナヘッド2がチャンバ部15にしっかり取り付けられていることや、ネブライザ30がチャンバ部15にしっかり取り付けられていることや、ドレインチューブ31aに損傷がないことや、ミキサ15bとインパクトビーズ15cとに損傷がないことを安全点検することになる。そして、測定者は、ドレインチューブ31aとミキサ15bとインパクトビーズ15cとに損傷がなければ、フレーム式原子吸光分光光度計1を復旧させる。
一方、測定者は、ドレインチューブ31aやミキサ15bやインパクトビーズ15cに損傷があれば、サービス員を呼ぶ。呼ばれたサービス員は、ドレインチューブ31aやミキサ15bやインパクトビーズ15cの損傷を確認し、ドレインチューブ31aやミキサ15bやインパクトビーズ15c等の部品を新品の部品と交換するとともに、Oリング等も確認する。
つまり、逆火現象の規模「中」であると判定されたときには、ドレインチューブ31aとミキサ15bとインパクトビーズ15cとに損傷がなければ、測定者はサービス員を呼ばずに、フレーム式原子吸光分光光度計1を復旧させることができる。
「逆火が発生しました。再点火をする前に以下の確認をおこなってください。
・バーナヘッドがチャンバ部にしっかり取り付けられていること。
・ネブライザがチャンバ部にしっかり取り付けられていること。
・ドレインチューブに損傷がないこと。
・ミキサとインパクトビーズとに損傷がないこと。」
その結果、測定者は、表示装置23に表示された点検項目を観察して、バーナヘッド2がチャンバ部15にしっかり取り付けられていることや、ネブライザ30がチャンバ部15にしっかり取り付けられていることや、ドレインチューブ31aに損傷がないことや、ミキサ15bとインパクトビーズ15cとに損傷がないことを安全点検することになる。そして、測定者は、ドレインチューブ31aとミキサ15bとインパクトビーズ15cとに損傷がなければ、フレーム式原子吸光分光光度計1を復旧させる。
一方、測定者は、ドレインチューブ31aやミキサ15bやインパクトビーズ15cに損傷があれば、サービス員を呼ぶ。呼ばれたサービス員は、ドレインチューブ31aやミキサ15bやインパクトビーズ15cの損傷を確認し、ドレインチューブ31aやミキサ15bやインパクトビーズ15c等の部品を新品の部品と交換するとともに、Oリング等も確認する。
つまり、逆火現象の規模「大」であると判定されても、2回以下であると判定されたときには、ドレインチューブ31aとミキサ15bとインパクトビーズ15cとに損傷がなければ、測定者はサービス員を呼ばずに、フレーム式原子吸光分光光度計1を復旧させることができる。
「逆火が発生しました。フレーム式原子吸光分光光度計の電源をOFFし、ガスの元栓
を閉めてください。サービス員へ連絡して、安全点検を受けてください。」
その結果、測定者は、表示装置23に表示された点検項目を観察して、サービス員を呼ぶことになる。呼ばれたサービス員は、ドレインチューブ31aやミキサ15bやインパクトビーズ15cの損傷を確認し、ドレインチューブ31aやミキサ15bやインパクトビーズ15c等の部品を新品の部品と交換するとともに、Oリングや助燃ガス供給部11や燃料ガス供給部12等も確認する。さらに、メモリ25に記憶された逆火現象の規模「大」の回数をリセットさせる。
よって、逆火現象の規模「大」であると判定され、3回目であると判定されたときには、サービス員が安全点検するまで、フレーム式原子吸光分光光度計1が使用できなくなる。
「逆火が発生しました。フレーム式原子吸光分光光度計の電源をOFFし、ガスの元栓
を閉めてください。サービス員へ連絡して、安全点検を受けてください。」
その結果、測定者は、表示装置23に表示された点検項目を観察して、サービス員や装置設計者等を呼ぶことになる。呼ばれたサービス員や装置設計者等は、ドレインチューブ31aやミキサ15bやインパクトビーズ15cの損傷を確認し、ドレインチューブ31aやミキサ15bやインパクトビーズ15c等の部品を新品の部品と交換するとともに、Oリングや助燃ガス供給部11や燃料ガス供給部12等も確認する。さらに、メモリ25に記憶された逆火現象の規模「大」の回数をリセットさせる。
よって、逆火現象の規模「想定外」であると判定されたときには、サービス員が安全点検するまで、フレーム式原子吸光分光光度計1が使用できなくなる。
2:バーナヘッド(燃焼部)
5:火炎
8:光源
11c:助燃ガスチューブ(助燃ガス供給管)
12c:燃料ガスチューブ(燃料ガス供給管)
13:測定光検出器
15:チャンバ部
15a:壁面
20:信号処理部(制御部)
31:ドレイン排出部
31a:ドレインチューブ(排出管)
31b:ドレイン排出口
32:フロートセンサ(液体量検出器)
Claims (4)
- 燃料ガス供給管と、
助燃ガス供給管と、
壁面で囲まれ、当該壁面の内部空間に供給された燃料ガス及び助燃ガスに測定試料を霧化して導入することで、燃料ガスと助燃ガスと測定試料とを混合した混合試料を調整するチャンバ部と、
前記チャンバ部の上部に配置され、前記チャンバ部から供給された混合試料中の燃料ガス及び助燃ガスに点火して火炎を形成する燃焼部と、
前記火炎によって原子化した測定試料に測定光を出射する光源と、
前記測定試料を通過した測定光の光強度を検出する測定光検出器と、
前記チャンバ部の内部空間と連通され、霧化しきれなかった測定試料をチャンバ部の内部空間から排出するとともに第一設定量V1の液体を貯留することが可能な排出管と、第一設定量V1を超えた量の液体を排出管から排出することが可能な排出口とを有する排出部と、
制御部とを備えるフレーム式原子吸光分光光度計であって、
前記チャンバ部の内部空間で逆火現象が発生した際に排出部から排出される液体の量V2を検出する液体量検出器を備え、
前記制御部は、前記液体量検出器で検出された液体の量V2に基づいて、発生した逆火現象の規模を決定することを特徴とするフレーム式原子吸光分光光度計。 - 前記液体量検出器は、前記排出部内に配置されたフロートセンサであり、
前記フロートセンサは、前記排出部に貯留される液体の液面の高さを検出することを特徴とする請求項1に記載のフレーム式原子吸光分光光度計。 - 表示装置と、
逆火現象の規模と点検項目との関係を記憶する記憶部とを備え、
前記制御部は、決定した逆火現象の規模に基づいて、前記表示装置に点検項目を表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフレーム式原子吸光分光光度計。 - 前記記憶部は、逆火現象の規模と各逆火現象の規模が発生した回数と点検項目との関係を記憶し、
前記制御部は、各逆火現象の規模が発生した回数を記憶部に記憶させ、決定した逆火現象の規模と回数とに基づいて、前記表示装置に点検項目を表示することを特徴とする請求項3に記載のフレーム式原子吸光分光光度計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010002724A JP5333242B2 (ja) | 2010-01-08 | 2010-01-08 | フレーム式原子吸光分光光度計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010002724A JP5333242B2 (ja) | 2010-01-08 | 2010-01-08 | フレーム式原子吸光分光光度計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011141225A JP2011141225A (ja) | 2011-07-21 |
JP5333242B2 true JP5333242B2 (ja) | 2013-11-06 |
Family
ID=44457170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010002724A Expired - Fee Related JP5333242B2 (ja) | 2010-01-08 | 2010-01-08 | フレーム式原子吸光分光光度計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5333242B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102323231B (zh) * | 2011-08-19 | 2013-04-24 | 中国科学院安徽光学精密机械研究所 | 多轴差分吸收光谱仪标定系统及方法 |
JP7327590B2 (ja) * | 2022-06-16 | 2023-08-16 | 株式会社島津製作所 | 原子吸光分光光度計 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5984457U (ja) * | 1982-11-30 | 1984-06-07 | 株式会社島津製作所 | 光学分析用噴霧装置 |
JPH03269258A (ja) * | 1990-03-19 | 1991-11-29 | Hitachi Ltd | クロマトグラフ用データ処理装置 |
JP3896842B2 (ja) * | 2001-12-18 | 2007-03-22 | 株式会社島津製作所 | フレーム式原子吸光分光光度計 |
JP4084045B2 (ja) * | 2002-01-17 | 2008-04-30 | 独立行政法人科学技術振興機構 | ガス発生炉安全装置 |
JP2005221397A (ja) * | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Hitachi Naka Instruments Co Ltd | 原子吸光光度計 |
JP2008107265A (ja) * | 2006-10-27 | 2008-05-08 | Shimadzu Corp | 原子吸光分析装置 |
JP5413138B2 (ja) * | 2009-11-09 | 2014-02-12 | 株式会社島津製作所 | フレーム式原子吸光分光光度計及びその製造方法 |
-
2010
- 2010-01-08 JP JP2010002724A patent/JP5333242B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011141225A (ja) | 2011-07-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Ruggles et al. | Ignitability and mixing of underexpanded hydrogen jets | |
EP3156778B1 (en) | Leak detection | |
JP5333242B2 (ja) | フレーム式原子吸光分光光度計 | |
JP3209543U (ja) | フレーム式原子吸光光度計 | |
JP2024062994A (ja) | 容器内の液体の体積パラメータを検出するための方法およびシステム | |
JP6722750B2 (ja) | ガス漏洩試験器を較正する方法 | |
CN104090072A (zh) | 一种油气浓度检测仪标定装置 | |
US8593627B2 (en) | Apparatus and method for inspecting the inner surface of a tubular structure for contamination | |
JP5413138B2 (ja) | フレーム式原子吸光分光光度計及びその製造方法 | |
US9250110B2 (en) | Volume measurement of a liquid, method and device | |
Yang et al. | Quantitative study of the factors of LNG liquid foam stability: Operating parameters and collection containers and time | |
JP2008026052A (ja) | 環状ワークの漏れ検査装置 | |
KR20200120119A (ko) | 용기 펌프의 불량검사장치 | |
JP4414406B2 (ja) | ミスト爆発における限界支燃性ガス濃度を測定する方法およびその装置 | |
JP3201420U (ja) | フレーム式原子吸光光度計 | |
RU2480397C2 (ru) | Устройство для калибровки аппарата для раздачи жидкого топлива и способ использования такого устройства | |
US6493081B1 (en) | Flame-type atomic absorption spectrophotometer | |
KR102139304B1 (ko) | 가스감지기용 교정 장치 및 이를 이용한 교정 방법 | |
JP2010078577A (ja) | フレーム原子吸光光度計 | |
JP2016191622A (ja) | 破砕機の可燃性ガス検出方法および破砕機の防爆装置 | |
JP3593470B2 (ja) | フレーム原子吸光光度計、及びその制御方法 | |
TWI472736B (zh) | 氣體檢漏裝置與氣體檢漏方法 | |
KR101245680B1 (ko) | 화재방지장치 | |
WO2020245750A1 (en) | Container monitoring device | |
JP3741373B2 (ja) | 容器の漏れ検査方法と装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121005 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130516 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130702 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130715 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5333242 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |