JP5332994B2 - 電力・電力量計 - Google Patents

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Description

本発明は、いわゆる2電力計法によって交流配電線路の電力や電力量を計測する電子式の電力・電力量計において、変流器等の誤接続の検出機能及び修正機能を備えた電力・電力量計に関するものである。ここで、周知のように2電力計法とは、ブロンデルの定理により、三相3線式の交流配電線路から各2つの線間電圧及び相電流をそれぞれ検出して2台の電力計により三相電力や電力量を計測する方法である。
図16は、2電力計法による従来の電力・電力量計の構成図である。
図16において、100R,100S,100Tは三相(R相,S相,T相)3線式の交流配電線路、101R,101Tは線路100R,100Tにそれぞれ接続された変流器(CT)、200は線路100R,100S,100T及び変流器101R,101Tの二次側に接続された電力・電力量計である。なお、変流器101R,101Tに付された「k」,「l」は二次側端子を示す。
電力・電力量計200において、トランス等からなる電圧変換手段201,202は、線路100R,100S,100Tから検出したR相−S相間の線間電圧VRS、S相−T相間の線間電圧VSTをそれぞれ所定の値に変換するものであり、これらのアナログ電圧VRS,VSTはA/D変換手段206,207によりディジタル信号に変換されてマイコン210に入力される。また、電圧VRSはコンパレータ等からなる周波数検出手段205に入力されており、この検出手段205により検出した周波数もマイコン210に入力されている。
一方、変流器101R,101Tによりそれぞれ検出したR相電流及びT相電流は、I−V変換手段203,204によって電圧に変換され、A/D変換手段208,209によりディジタル信号に変換されてマイコン210に入力される。
次に、図17は、マイコン210の内部の信号処理機能を示すブロック図である。
図17において、周波数検出手段205は、線間電圧VRSのゼロクロスから電圧VRSの周波数(周期)を検出する。ここで、周波数検出手段205により検出した周期に基づいて適当な分割数(例えば1周期を24分割)で交流信号を分割し、A/D変換すると、図18のようなサンプリング波形が得られる。
周波数検出手段205では、位相差を求める必要がなく、ゼロクロスの時間間隔から周波数を検出するため、ゼロクロス検出のタイミング誤差があっても、十分な精度の周波数が検出可能である。また、商用周波数の50Hzか60Hzのみを周波数検出の対象とする場合、周波数検出手段205では、50Hzか60Hzの区別だけを行い、1周期を24分割したサンプリング波形を求める時間間隔を、50Hzなら1÷50÷24≒833μ秒、60Hzなら1÷60÷24≒694μ秒、としても十分な精度のサンプリング波形が得られる。
一方、マイコン210には、A/D変換手段206,208の出力信号を乗算する乗算手段211aと、A/D変換手段207,209の出力信号を乗算する乗算手段212aとが設けられている。また、乗算手段211aの出力信号は1周期にわたって平均値を求めるための平均値演算手段211bに入力され、乗算手段212aの出力信号は同じく平均値演算手段212bに入力されている。これらの平均値演算手段211b,212bには、周波数検出手段205により検出した周期も入力されている。
ここで、乗算手段211a及び平均値演算手段211bによりR相有効電力計測手段211が構成され、乗算手段212a及び平均値演算手段212bによりT相有効電力計測手段212が構成されている。
R相有効電力計測手段211及びT相有効電力計測手段212の構成は同一であり、入力される電圧及び電流が異なっている。
すなわち、R相有効電力計測手段211には、R相−S相間の線間電圧VRS及びR相電流IのA/D変換後の信号が入力され、T相有効電力計測手段212には、S相−T相間の線間電圧VST及びT相電流IのA/D変換後の信号が入力されている。ちなみに、これらの電圧及び電流のサンプリング波形は、図19のようになる。
R相有効電力計測手段211及びT相有効電力計測手段212では、乗算手段211a,212a及び平均値演算手段211b,212bにより1周期の平均値を求めてR相有効電力及びT相有効電力を演算する。2電力計法では、これらのR相有効電力とT相有効電力とを加算手段213により加算して有効電力を算出しており、電力量は、算出した有効電力を所定時間加え合わせて算出している。
こうして算出した電力・電力量は、図16における表示器214により表示すると共に、通信回路215を介して外部に伝送される。
さて、上述した2電力計法により電力・電力量を計測する場合、線間電圧及び電流は所定の相から検出する必要があり、また、変流器については、電源側、負荷側という向き(極性)を正しく接続する必要がある。
例えば、本来R相に接続すべき変流器101RをT相に接続し、T相に接続すべき変流器101TをR相に接続するなどの誤接続があると、図19に示したサンプリング波形のIとIとが入れ替わるため、電力の計算結果が本来の値とは異なることになる。また、R相の変流器101Rの電源側、負荷側を逆方向に接続すると、R相電流Iのサンプリング波形のプラス・マイナス符号が逆になるため、この場合にも電力を正しく計測することができない。
これらの誤接続を発見するには、変流器の配線を追ってチェックする必要があるが、配線長が長い場合には接続の正誤を確認することが困難な場合がある。また、誤接続を見つけたとしても、通電中の電気回路を停電状態にして配線し直す必要があるため、停電状態にすることが困難な電気回路では誤接続の修正も難しいという問題がある。
なお、他の従来技術として、変流器や計器用変圧器の誤接続を検出し、これを自己修正するようにした電子式電力計測器が、特許文献1に記載されている。
この従来技術は、被計測入力電圧・電流の中から一つの電圧または電流を選んで位相基準を設定し、入力される他の電圧・電流のそれぞれにつき上記位相基準からの位相差が所定範囲外であるときに変流器や計器用変圧器の接続方向の誤りを検出すると共に、誤接続が検出された場合には該当する計測入力電圧・電流の極性を反転させて電力演算を行うことにより、誤接続を自己修正するものである。
特開2002−286769号公報(段落[0009]〜[0017],[0019]〜[0022]、図1〜図4,図5等)
特許文献1に記載された従来技術では、変流器等の接続相を間違えて他の相に接続したような場合の誤接続を検出することができない。
また、例えば変流器の接続方向の正誤を判定するための位相差(力率角)の範囲が0〜75度に設定されており、低力率時のように力率角が上記範囲以外の場合には、接続方向の誤りを検出できないという問題があった。
更に、この従来技術では、被計測電気量(入力信号)のゼロクロスに基づいて位相差を検出する原理に基づいているので、公報の段落[0014]に記載されているごとく、ゼロクロス検出のタイミング誤差を考慮してクロック数を調整する等の対応策を採る必要があった。
そこで、本発明の解決課題は、力率の良否にかかわらず、また、入力信号のゼロクロス検出を要することなく、変流器の誤接続(接続方向の誤りや他相への誤接続)を検出可能とした電力・電力量計を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、R相,T相,S相からなる三相3線式の交流配電線路に接続された電圧検出手段及び電流検出手段により各二つの線間電圧及び相電流をそれぞれ検出し、これらの電気量を用いて2電力計法により前記交流配電線路の電力を計測する電力・電力量計において、
前記電流検出手段により検出したR相電流とT相電流とをスカラ合成してS相電流を求めるスカラ合成手段と、
前記R相電流と前記T相電流とをベクトル合成してS相電流を求めるベクトル加算電流算出手段と、
前記スカラ合成手段の出力信号の大きさと前記ベクトル加算電流算出手段の出力信号の大きさとを比較する電流比較手段と、
前記R相電流と前記電圧検出手段により検出したR相−S相間の線間電圧とから、R相有効電力を計測するR相有効電力計測手段及びR相無効電力を計測するR相無効電力計測手段と、
前記T相電流と前記電圧検出手段により検出したS相−T相間の線間電圧とから、T相有効電力を計測するT相有効電力計測手段及びT相無効電力を計測するT相無効電力計測手段と、
前記R相有効電力計測手段及び前記R相無効電力計測手段の出力から、R相−S相間の線間電圧とR相電流との位相差を求めるR相電流位相差算出手段と、
前記T相有効電力計測手段及び前記T相無効電力計測手段の出力から、S相−T相間の線間電圧とT相電流との位相差を求めるT相電流位相差算出手段と、
前記R相電流位相差算出手段及び前記T相電流位相差算出手段の出力の差を算出するR相・T相位相差算出手段と、
前記R相電流位相差算出手段から出力された位相差が所定範囲にあるか否かを判定するR相接続チェック手段と、
前記T相電流位相差算出手段から出力された位相差が所定範囲にあるか否かを判定するT相接続チェック手段と、
前記R相接続チェック手段及び前記T相接続チェック手段に力率条件を入力する力率条件入力手段と、
前記電流比較手段、前記R相・T相位相差算出手段、前記R相接続チェック手段及び前記T相接続チェック手段の出力から、前記電流検出手段の誤接続を含む配線状態を判断する配線状態判断手段と、を備えたものである。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載した電力・電力量計において、
前記配線状態判断手段により、前記配電線路のある相に接続された前記電流検出手段の接続方向の誤りを検出した際に、当該電流検出手段により検出した電流の符号を逆転させて当該相の前記有効電力計測手段及び前記無効電力計測手段に入力させる手段と、
前記配線状態判断手段により、前記配電線路のある相に接続された前記電流検出手段の接続相の誤りを検出した際に、当該電流検出手段により検出した電流を当該電流検出手段が接続されている相の前記有効電力計測手段及び前記無効電力計測手段に入力させる手段と、を備えたものである。
本発明によれば、入力信号のゼロクロス検出を要することなく、変流器の誤接続(接続方向の誤りや他相への誤接続)を検出することができるため、ゼロクロスの検出誤差に左右されるおそれがない。また、負荷の力率が悪い場合であっても確実に誤接続を検出することが可能である。
更に、誤接続を検出した場合には、マイコン等による演算処理によって誤接続状態を簡単に修正することができる。
本発明の実施形態を示すブロック図である。 本発明の第1実施例を示すブロック図である。 図2における電流比較手段の動作を示すフローチャートである。 図2におけるR相接続チェック手段の動作を示すフローチャートである。 図2におけるT相接続チェック手段の動作を示すフローチャートである。 図2における配線状態判断手段の動作を示すフローチャートである。 図2における表示器の表示例を示す図である。 力率が1の場合の電圧、電流のベクトル図である。 ベクトル加算によるS相電流の算出原理を示す波形図である。 変流器の誤接続時における各相電流のベクトル図である。 力率がcosφの場合の電圧、電流のベクトル図である。 力率が1.0の場合のR相の変流器の誤接続による位相差を示すベクトル図である。 力率が1.0の場合のT相の変流器の誤接続による位相差を示すベクトル図である。 本発明の第2実施例の主要部を示すブロック図である。 第2実施例の動作を示すフローチャートである。 従来技術を示すブロック図である。 図16の詳細なブロック図である。 図17における交流信号のサンプリング波形を示す図である。 図17におけるマイコンの入力電圧及び電流のサンプリング波形を示す図である。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。まず、図1はこの実施形態の機能を示すブロック図である。
図1において、1は、R相電流I及びT相電流Iのスカラ合成によりS相電流Iを求めるS相電流スカラ合成手段、2は、R相電流I及びT相電流Iのベクトル加算によりS相電流を求めるR相・T相ベクトル加算電流算出手段、3は、上記スカラ合成手段1の出力とベクトル加算電流算出手段2の出力とを比較する電流比較手段である。なお、上記スカラ合成の内容については後述する。
また、4は、図17において説明したのと同様に乗算手段及び平均値演算手段からなるR相有効電力計測手段、5は、入力電圧を90度遅延させて乗算手段及び平均値演算手段により無効電力を演算するR相無効電力計測手段、6は、上記有効電力計測手段4及び無効電力計測手段5の出力を用いてR相電流Iと線間電圧VRSとの位相差θを演算するR相電流位相差算出手段である。
同様に、7は、乗算手段及び平均値演算手段からなるT相有効電力計測手段、8は、入力電圧を90度遅延させて乗算手段及び平均値演算手段により無効電力を演算するT相無効電力計測手段、9は、上記有効電力計測手段7及び無効電力計測手段8の出力を用いてT相電流Iと線間電圧VSTとの位相差θを演算するT相電流位相差算出手段である。
更に、10は力率条件として力率の良否を入力する力率条件入力手段、11はR相電流Iの位相差θ及び力率に基づいてR相の変流器の接続状態を判断するR相接続チェック手段、12はR相電流Iの位相差θとT相電流Iの位相差θとの差を演算するR相・T相位相差算出手段、13はT相電流Iの位相差θ及び力率に基づいてT相の変流器の接続状態を判断するT相接続チェック手段である。
また、14は、前記電流比較手段3、チェック手段11,13及び位相差算出手段12の出力に基づいて、変流器の接続状態(正常接続、逆方向接続、他相への誤接続)を判断する配線状態判断手段である。
次に、この実施形態における各手段の機能を詳述する。
まず、三相3線式の交流配電線路において、R相−S相間の線間電圧VRS、R相電流I、S相−T相間の線間電圧VST、T相電流Iを被計測電気量としたとき、これらのベクトル図は図8のようになる。なお、図8は、力率が1.0の場合のものである。
R相電流I、S相電流I、T相電流Iはそれぞれ120°の位相差があるため、I,I,Iのベクトルを合算するとゼロになる。このため、I=−(I+I)となるが、電流実効値は符号がないため、S相電流Iは、図9に示すようにR相電流I及びT相電流Iの交流波形を加算した値の実効値となる。このようにして、本実施形態では、直接検出していないS相電流を図1のR相・T相ベクトル加算電流算出手段2により算出する。
ここで、例えばT相の変流器が逆方向に接続されている場合、I,I及びIのベクトル図は図10のようになる。このような誤接続の場合、R相・T相ベクトル加算電流算出手段2から出力されるS相電流Iの大きさは、本来の値の√3倍となる。
一方、三相電流のバランスが保たれている場合、Iは、I及びIの実効値(スカラ値)の平均値に近い値となる。図1におけるS相電流スカラ合成手段1を、I及びIの実効値からIを求める手段として構成すると、図10のごとくT相の変流器を逆方向に接続した場合、R相・T相ベクトル加算電流算出手段2の出力信号の大きさは、S相電流スカラ合成手段1の出力信号の大きさの約1.7倍になる。
つまり、図10に示したT相の変流器の逆接続時のように、R相の変流器により検出される電流とT相の変流器により検出される電流との位相差が正常時の120°を大きく逸脱している場合、S相電流スカラ合成手段1の出力信号に対してR相・T相ベクトル加算電流算出手段2の出力信号はその大きさにおいて約1.7倍になる。
このため、図1の電流比較手段3により、S相電流スカラ合成手段1の出力信号の大きさとR相・T相ベクトル加算電流算出手段2の出力信号の大きさとを比較し、両者の比に応じて、図1の配線状態判断手段14が変流器の逆接続を検出することができる。
ここで、前述したように、図8のベクトル図は力率が1.0の場合である。一般に、力率がcosφである時のベクトル図は図11のようになる。この図11では、VRSとIとの位相差が(30°+φ)であり、VSTとIとの位相差が(φ−30°)である。この2つの位相差の差をとると、(30°+φ)−(φ−30°)=60°となる。
従って、図1のR相電流位相差算出手段6によりVRSとIとの位相差である(30°+φ)を求めると共に、T相位相差算出手段9によりVSTとIとの位相差である(φ−30°)を求め、その差をR相・T相位相差算出手段12により計算した結果が60°から逸脱していれば、配線状態判断手段14は、力率が1.0でない場合でも、例えば変流器が本来の相ではない他の相に誤接続されていたり、逆方向に接続されていることを判断可能である。
なお、VRSとIとの位相差θは、R相有効電力計測手段4、R相無効電力計測手段5によりそれぞれ計測したP,Qを用いて、R相電流位相差算出手段6が、数式1によりcosθ,sinθを求めて計算する。
Figure 0005332994
同様に、VSTとIとの位相差θは、T相有効電力計測手段、T相無効電力計測手段によりそれぞれ計測したP,Qから、T相電流位相差算出手段9が、数式2により計算する。
Figure 0005332994
更に、力率が1.0の場合、R相の変流器の誤接続(自相における逆接続、他相への誤接続)によるVRSとIとの位相差θは図12のようになり、T相の変流器の誤接続(同上)によるVSTとIとの位相差θは図13のようになる。図12、図13において、実線は変流器の正常接続時、点線は誤接続時の電流ベクトルである。
これらの図12、図13から明らかなように、正常接続時と誤接続時との位相差はどのケースでも60°以上あるため、力率1.0における電圧と電流との位相差が±30°以内(力率0.866以上)の場合、どの相に誤接続したかを判別可能である。
また、力率が1.0でなくても、通常の電力・電力量計の計測では、力率1.0における電圧と電流との位相差に対して180°以上ずれることはないので、R相の変流器の接続が正常であれば位相差θは−60°≦θ≦120°、T相の変流器の接続が正常であれば位相差θは−120°≦θ≦60°の範囲に入っているはずである。
従って、図1のR相接続チェック手段11、T相接続チェック手段12が力率に応じて位相差θ,θが属する位相範囲をチェックし、その結果から、配線状態判断手段14が各相の変流器の誤接続を検出することができる。
また、本実施形態では、誤接続を発見した場合に、内部信号の入替だけで簡単に電力・電力量を計測可能とする手段を設ける。
図12、図13から、変流器を逆接続した場合には、正常接続時に比べて位相差が180°反転する。つまり、逆接続の場合、A/D変換器によりサンプリング信号の符号を逆転させる手段を設ければ、変流器を正常な方向に接続したのと等価な状態を実現でき、これによって電力・電力量を正常に計測することができる。更に、本来、R相に接続するべき変流器をT相に接続し、本来、T相に接続するべき変流器をR相に接続した場合のような接続相の誤りについては、変流器の接続相を入れ替える手段を設ければ、変流器を本来の相に接続したのと等価な状態を実現でき、これによって電力・電力量を正常に計測することができる。
以下、本実施形態を具体化した第1実施例、第2実施例について説明する。
図2は、本発明の第1実施例を示すブロック図である。
図2において、マイコン300の入力側の構成は図17と同様であるため、同一の参照符号を付して詳述を省略する。
マイコン300の機能を説明すると、まず、R相電流計測手段321は、A/D変換手段208から出力されるR相電流Iを用いて、乗算手段311、平均値演算手段312及び開平手段313により、図19に示したIのサンプリング信号の実効値(自乗平均値の平方根)を求める。同様に、T相電流計測手段322は、A/D変換手段209から出力されるT相電流Iを用いて、乗算手段314、平均値演算手段315及び開平手段316により、Iのサンプリング信号の実効値を求める。
図19では、1周期について24回サンプリングしているので、R相電流1周期のサンプル値をIR1,IR2,……,IR24、T相電流1周期のサンプル値をIT1,IT2,……,IT24とすると、各相電流の実効値は数式3によって求めることができる。
Figure 0005332994
一方、図2のR相・T相ベクトル加算電流算出手段2は、図9により説明したごとく、IとIとを加算した値の実効値を数式4により計算し、その結果をIとする。
Figure 0005332994
なお、I及びIが一定値未満である場合には、電流が通流していない、つまり無通電と判断してI=0とする。
また、S相電流スカラ合成手段1は、単純にIとIとの算術平均値を求めるものとし、次式によって平均値ISAを計算する。
SA=(I+I)÷2
こうして求められたI及びISAは、電流比較手段3に入力される。
図3は、電流比較手段3の動作を示すフローチャートである。
ステップS1において、ISAがゼロならば無通電を示すので、マイコン300の内部メモリ(RAM)のR相結果、T相結果を「無通電」にする(ステップS2)。また、ステップS3において、IがゼロならばR相結果を「無通電」にし(ステップS4)、ステップS5において、IがゼロならばT相結果を「無通電」にする(ステップS6)。その後、ステップS7によりIがISAの√3倍になっているかを判定する。ここでは、√3(≒1.73)倍に対して余裕をみて、I/ISAが1.25倍以上ならば、判定結果として、変流器の接続方向の誤りを示す「接続異常有り」を記憶する(ステップS8)。
図2に戻って、R相有効電力計測手段4、T相有効電力計測手段7の構成は図17における各計測手段211,212と同様であり、304,309は乗算手段、305,310は平均値演算手段である。
すなわち、R相有効電力、T相有効電力は、数式5により演算する。
Figure 0005332994
また、R相無効電力計測手段5、T相無効電力計測手段8により求めるR相無効電力、T相無効電力については、何れも電流に90°前の位相の電圧を掛け合わせれば計算できるため、ここでは、遅延手段301,306により電圧を90°(24÷4=6サンプル)遅延させた信号を各相の電流に乗算手段302,307にて乗算し、1周期分の平均値を平均値演算手段303,308により演算する。
すなわち、R相無効電力計測手段5、T相無効電力計測手段8は、数式6によってR相無効電力、T相無効電力を計算する。
Figure 0005332994
更に、R相電流位相差算出手段6では、R相電流の位相差θを数式1におけるcosθ,sinθから計算し、T相電流位相差算出手段9では、T相電流の位相差θを数式2におけるcosθ,sinθから計算する。
R相・T相位相差算出手段12では、位相差θと位相差θとの差θを求める。すなわち、数式1,数式2を用いて数式7,数式8を演算することにより、cosθ,sinθを計算してθを求める。
Figure 0005332994
Figure 0005332994
変流器の接続が正常の場合、前述したようにθは60°であるため、±30°の範囲なら正常とする。つまり、cosθがcos30°〜cos90°の範囲であり、かつ、sinθがsin30°〜sin90°の範囲ならば正常とする。
配線状態判断手段14は、R相・T相位相差算出手段12により求めたcosθ,sinθに基づき、「0≦cosθ≦0.866、かつ、sinθ≧0.5」が成り立たなければ、判定結果としてマイコン300の内部メモリに「接続異常有り」を記憶する。
また、この実施例では、図2に示す如く力率条件入力手段10を押釦スイッチにより構成してあり、例えば力率0.866以上の負荷(力率が良い負荷)が接続されている場合には、ユーザにより押釦スイッチがONされている時に変流器の接続チェックを行うようにする。
図4は、図2におけるR相接続チェック手段11の動作を示すフローチャートである。
R相接続チェック手段11には、R相電流位相差算出手段6により計算したcosθ,sinθ、及び、力率条件入力手段10からの力率条件が入力されている。
図4のステップS11では、力率条件入力手段10を構成する押釦スイッチがONかOFFかを判定しており、押釦スイッチがOFFの場合(負荷の力率が悪い場合、ステップS11No)、θが120°〜300°の範囲、すなわち、「cosθ≦0.5であってsinθ≦0.866」ならば、配線状態判断手段14はR相結果として「逆通電」状態であると判断し、この判断結果をマイコン300の内部メモリに記憶する(ステップS23Yes,S24)。そうでない場合は、内部メモリに「不明」を記憶する(ステップS23No,S25)。
また、押釦スイッチがONの場合(負荷の力率が0.866以上の場合、ステップS11Yes)、図4のフローチャートの左側に移行する。すなわち、位相角θの大きさに従って、ステップS12,S14,S16,S18,S20に示す条件分岐を行い、配線状態判断手段14はR相結果として「正常」(S13)、「T相逆接続」(S15)、「S相接続」(S17)、「逆接続」(S19)、「T相接続」(S21)、または「S相逆接続」(S22)と判断し、この判断結果をマイコン300の内部メモリに記憶する。
図5は、図2におけるT相接続チェック手段13の動作を示すフローチャートである。
T相接続チェック手段13には、T相電流位相差算出手段9により計算したcosθ,sinθ、及び、力率条件入力手段10からの力率条件が入力されている。
T相接続チェック手段13では、押釦スイッチがOFFの場合の判断基準となる位相角範囲が60°〜240°であり(ステップS43)、その判断結果に応じてT相結果が「逆通電」(S44)または「不明」(S45)となる一方、押釦スイッチがONの場合におけるステップS32,S34,S36,S38,S40の条件分岐によるT相結果が、「S相逆接続」(S33)、「R相接続」(S35)、「逆接続」(S37)、「S相接続」(S39)、「R相逆接続」(S41)、または「正常」(S42)となる。
図6は、図2における配線状態判断手段14の動作を示すフローチャートである。
この実施例では、電流比較手段3による比較結果、R相・T相位相差算出手段12による算出結果、R相接続チェック手段11によるチェック結果、T相接続チェック手段13によるチェック結果を利用するため、これらをそれぞれステップS51,S53,S55,S57等のサブルーチンにより呼び出している。
すなわち、図3の電流比較を行った後、R相及びT相の変流器が接続された状態で図4のR相接続チェック、図5のT相接続チェック及びR相・T相の位相差算出を行い(ステップS52No,S53,S54No,S55,S56No,S57)、R相結果及びT相結果が何れも「正常」である場合に(ステップS58Yes)、判定結果として接続異常がないことを確認してから「接続正常」と判断する(ステップS59No,S60)。
なお、図7は、図2における表示器15の表示例を示す図である。
この例では、電力・電力量を表示する表示部154,155の他に、変流器の接続チェック結果を表示部151,152,153によりランプにて表示するように構成されている。
例えば、マイコンの内部メモリに記憶された判定結果により変流器の接続が正常であれば、表示部151の「接続正常」のランプを点灯させ、接続に異常があれば、「接続異常有り」のランプを点灯させる。また、表示部152では、R相の接続チェック結果に従い、所定箇所のランプを点灯させる。但し、R相接続チェック結果が不明である場合には、表示部152のランプは全て消灯となる。同様にして、T相の接続チェック結果については、表示部153によりランプを点灯または消灯させる。
次に、図14は本発明の第2実施例の主要部を示すブロック図である。
この実施例では、マイコン350により判定したR相結果及びT相結果に応じて、R相電流またはT相電流の正負の符号を逆転させたり、あるいは、R相電流とT相電流とを入れ替えて各相の有効電力計測手段4,7、無効電力計測手段5,8に入力することで、検出された誤接続に対して配線を変更せずに適正な接続状態に修正するようにしたものである。
図14において、A/D変換手段208,209と各相の有効電力計測手段4,7及び無効電力計測手段5,8との間には、R相符号逆転手段16、T相符号逆転手段17、及び相入替手段18が設けられており、これらの各手段16,17,18はマイコン350のソフトウェアによって有効、無効となるように構成されている。
図15は、この実施例の動作を示すフローチャートである。
図15において、ステップS71,S72によりR相とT相の変流器の接続が入れ替わっているか否かを判定し、入れ替わっている場合には、図14の相入替手段18を有効にし(ステップS71Yes,S72Yes,S73)、それ以外では無効とする(ステップS80)。マイコン350における実際の内部処理では、相入替手段18が有効である時に図14におけるR相のA/D変換手段208の出力信号をT相電流用のメモリ領域に格納し、T相のA/D変換手段209の出力信号をR相電流用のメモリ領域に格納する。
また、図15において、R相とT相とを入れ替えた後に、R相結果がT相への逆接続を示しているか否かを判定し、その結果に応じて図14のT相符号逆転手段17を無効または有効とする(ステップS74,S75,S76)。続いて、T相結果がR相への逆接続を示しているか否かを判定し、その結果に応じて図14のR相符号逆転手段16を無効または有効とする(ステップS77,S78,S79)。
更に、R相とT相との入れ替えが不要である場合、R相結果が自相における逆接続を示しているか否かを判定し、その結果に応じてR相符号逆転手段16を無効または有効とする(ステップS81,S82,S83)。続いて、T相結果が自相における逆接続を示しているか否かを判定し、その結果に応じてT相符号逆転手段17を無効または有効とする(ステップS84,S85,S86)。
以上のように、この実施例によれば、各相の変流器に誤接続があったとしても、実際に配線を変更することなく、ソフトウェア上の処理によって適正な接続状態に修正することが可能である。
1:S相電流スカラ合成手段
2:R相・T相ベクトル加算電流算出手段
3:電流比較手段
4:R相有効電力計測手段
5:R相無効電力計測手段
6:R相電流位相差算出手段
7:T相有効電力計測手段
8:T相無効電力計測手段
9:T相電流位相差算出手段
10:力率条件入力手段
11:R相接続チェック手段
12:R相・T相位相差算出手段
13:T相接続チェック手段
14:配線状態判断手段
15:表示器
16:R相符号逆転手段
17:T相符号逆転手段
18:相入替手段
100R,100S,100T:配電線路
101R,101T:変流器
151,152,153,154,155:表示部
201,202:電圧変換手段
203,204:I−V変換手段
205:周波数検出手段
206,207,208,209:A/D変換手段
300,350:マイコン
301,306:遅延手段
302,304,307,309,311,314,318:乗算手段
303,305,308,310,312,315,319:平均値演算手段
313,316,320:開平手段
317,323:加算手段
321:R相電流計測手段
322:T相電流計測手段
324:除算手段

Claims (2)

  1. R相,T相,S相からなる三相3線式の交流配電線路に接続された電圧検出手段及び電流検出手段により各二つの線間電圧及び相電流をそれぞれ検出し、これらの電気量を用いて2電力計法により前記交流配電線路の電力を計測する電力・電力量計において、
    前記電流検出手段により検出したR相電流とT相電流とをスカラ合成してS相電流を求めるスカラ合成手段と、
    前記R相電流と前記T相電流とをベクトル合成してS相電流を求めるベクトル加算電流算出手段と、
    前記スカラ合成手段の出力信号の大きさと前記ベクトル加算電流算出手段の出力信号の大きさとを比較する電流比較手段と、
    前記R相電流と前記電圧検出手段により検出したR相−S相間の線間電圧とから、R相有効電力を計測するR相有効電力計測手段及びR相無効電力を計測するR相無効電力計測手段と、
    前記T相電流と前記電圧検出手段により検出したS相−T相間の線間電圧とから、T相有効電力を計測するT相有効電力計測手段及びT相無効電力を計測するT相無効電力計測手段と、
    前記R相有効電力計測手段及び前記R相無効電力計測手段の出力から、R相−S相間の線間電圧とR相電流との位相差を求めるR相電流位相差算出手段と、
    前記T相有効電力計測手段及び前記T相無効電力計測手段の出力から、S相−T相間の線間電圧とT相電流との位相差を求めるT相電流位相差算出手段と、
    前記R相電流位相差算出手段及び前記T相電流位相差算出手段の出力の差を算出するR相・T相位相差算出手段と、
    前記R相電流位相差算出手段から出力された位相差が所定範囲にあるか否かを判定するR相接続チェック手段と、
    前記T相電流位相差算出手段から出力された位相差が所定範囲にあるか否かを判定するT相接続チェック手段と、
    前記R相接続チェック手段及び前記T相接続チェック手段に力率条件を入力する力率条件入力手段と、
    前記電流比較手段、前記R相・T相位相差算出手段、前記R相接続チェック手段及び前記T相接続チェック手段の出力から、前記電流検出手段の誤接続を含む配線状態を判断する配線状態判断手段と、
    を備えたことを特徴とする電力・電力量計。
  2. 請求項1に記載した電力・電力量計において、
    前記配線状態判断手段により、前記配電線路のある相に接続された前記電流検出手段の接続方向の誤りを検出した際に、当該電流検出手段により検出した電流の符号を逆転させて当該相の前記有効電力計測手段及び前記無効電力計測手段に入力させる手段と、
    前記配線状態判断手段により、前記配電線路のある相に接続された前記電流検出手段の接続相の誤りを検出した際に、当該電流検出手段により検出した電流を当該電流検出手段が接続されている相の前記有効電力計測手段及び前記無効電力計測手段に入力させる手段と、
    を備えたことを特徴とする電力・電力量計。
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