JP5332793B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インク吐出ヘッドを搭載・担持するキャリッジを主走査方向に摺動させて画像形成を行うインクジェット方式の画像形成装置に関するものである。
画像形成装置における画像形成方式としては、インクジェット方式を採用するものが従来からよく知られている。インクジェット方式は、形成されるべき画像に対応したインクをインク吐出ヘッドから吐出することで画像形成を行う方式であり、このインク吐出ヘッドが搭載・担持されるキャリッジが、記録媒体の搬送方向である副走査方向に直交する主走査方向に往復移動することで記録媒体に画像を形成する。このキャリッジの主走査方向における往復移動のために、該キャリッジには断面円形状のキャリッジ軸受けが設けられていて、キャリッジは、このキャリッジ軸受けを通した円形状のガイドロッド上に摺動可能に支持されている。
このようなキャリッジをガイドロッド上で摺動可能に支持する構造においては、キャリッジ軸受けとガイドロッドとの間に少なくとも若干の間隙を設けなければならない。しかしながら、この間隙を設けたことに起因して、キャリッジがガイドロッド上を摺動しながら往復移動する際に、キャリッジにガタツキや振動が発生してしまうという問題があった。キャリッジがガタツクと、インクの着弾位置がぶれることによる色ずれが発生したり、一直線であるべき画像が波打ってしまうなど、良好な形成画像を得ることができない。
そこで、特許文献1では、この間隙に起因するキャリッジ摺動時のガタツキ及びこのガタツキに起因するキャリッジの異音発生を抑制するために、断面略U字状の軸受けを用いて2点でガイドロッドをまずは支持し、この2点とは別に、この2点間の中心点に対向する側からガイドロッドを挟み込む弾性付勢部材を設けて、軸受け上の2点と弾性付勢部材との合計3点でキャリッジを支持するキャリッジ支持構造を開示する。
キャリッジをガイドロッドに摺動自在に支持する構造において、特許文献1に記載のあるような弾性付勢部材と軸受けとでガイドロッドを挟み込み、且つ、弾性付勢部材の弾性力でガイドロッドを軸受けに押さえつける構造であれば、キャリッジの主走査方向の往復移動の際に生じるガタツキを簡易な方法で抑制することが可能となるが、その一方で、特許文献1に記載されるような弾性付勢部材の構造ではキャリッジを画像形成装置に組み付ける際に相当の困難性乃至注意力を伴うことになる。
具体的には、特許文献1の弾性付勢部材は、キャリッジの固定部から延びた後で等しい長さで左右に延在するT字型の弾性体と、このT字型弾性体の上辺部における左右端部に設けられ、ガイドロッドを軸受け側に押さえつける摺動部とから成り、このT字型弾性体の弾性変形により摺動部をガイドロッドに押し付けるように構成している。ここで、これらの摺動部は、T字型弾性体の弾性変形によりガイドロッドを軸受けに押さえ付けるように作用するので、ガイドロッドが挿入されていない状態における断面方向での摺動部と軸受けとの距離乃至間隔は、ガイドロッドの直径よりも小さく構成されなければならない。その一方で、キャリッジをガイドロッドに取り付け乃至組み付ける際には、ガイドロッドをキャリッジに設けられた軸受けに通さねばならず、その際には、ガイドロッドの直径よりも摺動部と軸受けとの距離が小さいので、T字型弾性体の上辺左右に振り分けられ、その末端部に取り付けられた摺動部を擦るようにしてガイドロッドをキャリッジに挿入していかなければならない。このガイドロッド挿入時において、特許文献1の弾性付勢部材では摺動部自身が互いに弾性体で連結されているので、摺動部が挿入されていくガイドロッドに引っかかり、左右の摺動部を繋いでいる弾性体のT字型上辺を変形させてしまうことにもなりかねず、摺動部やこれら摺動部を連結するT字型弾性体の上辺部に変形を与えることなくキャリッジを組み付けることは非常に困難で有るか、又は、相当な注意を必要とする。加えて、万が一にも左右の摺動部を繋いでいる弾性体のT字型上辺が変形してしまえば、所望の弾性力をガイドロッドに付与させられないばかりか、さらには弾性力付与方向も適切ではなくなってしまう。
そこで、組み付け性を改良するために、例えば、T字型で単独に構成された弾性体を、2つの板部材を用いた別体で構成することができればよいが、このように構成してしまうと、今度は、別体で構成された弾性体のガイドロッド軸線方向乃至長手方向の剛性が弱まってしまい、その結果、キャリッジの往復移動時に弾性体がよれたり捻れたりすることで、キャリッジのガタツキを防止することができるような適切な弾性力をガイドロッドに付与することができなくなってしまう。
本発明は、上記した従来の問題に鑑み、弾性付勢部材の作用により適切な弾性力でキャリッジ軸受けにガイドロッドを押し付けることでガイドロッド上を往復移動するキャリッジのガタツキを抑制できるという効果を維持しながらも、画像形成装置にキャリッジを組み付ける際の組み付け作業性を向上させることのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、副走査方向に搬送される記録媒体上に画像を形成するインク吐出ヘッドが搭載されるキャリッジであって、前記記録媒体の主走査方向に往復移動するキャリッジと、前記キャリッジを往復移動可能に支持するためのガイドロッドと、前記キャリッジに設けられるキャリッジ軸受けと、を有し、前記キャリッジ軸受けに前記ガイドロッドが挿通されることにより、前記キャリッジが前記キャリッジ軸受けを介して前記ガイドロッド上を主走査方向に摺動して往復移動することができる画像形成装置において、前記キャリッジには、前記ガイドロッドを前記キャリッジ軸受けに弾性付勢するための弾性付勢機構が設けられ、前記弾性付勢機構は、断面略L字状の弾性付勢部材を前記ガイドロッド長手方向に少なくとも2本有し、前記少なくとも2本の弾性付勢部材の一端には、前記ガイドロッドの周面に摺動可能に接触しながらも、前記キャリッジ軸受けと協働して前記ガイドロッドを挟み込むことで、前記ガイドロッドを前記キャリッジ軸受けに弾性付勢する摺動可能部材が設けられ、前記少なくとも2本の弾性付勢部材は、前記断面略L字状のうち前記摺動可能部材が設けられていない一辺の少なくとも一部分で連結されていることを特徴とする画像形成装置を提案する。
さらに、本発明において、前記断面略L字状の弾性付勢部材の摺動可能部材が設けられていない一端部に、摺動可能部材が設けられている方向に延在する延在部を、更に設けることで、前記弾性付勢部材が断面略コの字状になるように構成し、前記延在部を互いに連結させる延在部連結部を設けると有利である。
さらに、本発明において、前記延在部連結部の少なくとも一部分に曲げ加工部が設けられると有利である。
さらに、本発明において、前記摺動可能部材の両端部には、前記摺動可能部材の両端部から中央部に向かって、ガイドロッドの長手方向に対して上方に傾斜するテーパ部が設けられると有利である。
本発明によれば、ガイドロッドをキャリッジ軸受けに向かって弾性付勢する弾性付勢機構は、少なくとも2本の断面略L字状の板部材などで構成され、その一端部に摺動可能部材を設けられた弾性付勢部材を有し、さらに、摺動可能部材が設けられていない弾性付勢部材の一辺を少なくともその一部分で互いに連結する構成を取るため、ガイドロッドをキャリッジに挿通する際に該ガイドロッドに直接接触する摺動可能部材を極力自由な状態にすることができる結果、キャリッジを容易にガイドロッドに組み付けることが可能になることに加え、摺動可能部材が設けられていない一辺の少なくとも一部分を互いに連結しているため、連結された2本の弾性付勢部材のガイドロッド軸線方向乃至長手方向の剛性を上げることが可能になり、キャリッジが主走査方向に摺動する際に発生するガタツキを抑制するために必要である適切な弾性力をガイドロッドに付与することが可能となる。
インクジェット方式の画像形成装置の一実施形態を示す斜視図である。 図1で示されるようなインクジェット方式の画像形成装置の機構部を示した概略断面図である。 図1で示されるようなインクジェット方式の画像形成装置における機構部要部の平面図である。 本願発明の弾性付勢機構を取り付ける前のキャリッジと弾性付勢機構とを概略的に示した斜視図である。 本願発明の弾性付勢機構を取り付けた後のキャリッジと弾性付勢機構とを概略的に示した斜視図である。 図5の左方からキャリッジ33の側方面を透過的に眺めて、キャリッジがキャリッジ軸受けと摺動可能部材とを用いてガイドロッドに支持されることを説明するための説明図である。 本願発明の弾性付勢機構を取り付ける前のキャリッジと弾性付勢機構とを概略的に示した斜視図である。 図5に示された本願発明の弾性付勢部材がキャリッジに取り付けられた後の状態を、キャリッジの後方から眺めた概略後方図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本発明が適用されるようなインクジェット方式の画像形成装置の一例を前方から眺めた斜視図である。この画像形成装置は、装置本体1と、記録用紙などの記録媒体を積載して収容しておくために設けられ、装置本体1に着脱自在に装着される給紙トレイ2と、装置本体1で画像が形成された後の記録媒体をストックするための排紙トレイ3とを概略備えている。さらに、図示した例では、装置本体1前面の一端部側にインクカートリッジを装填するためのカートリッジ装填部4が設けられ、このカートリッジ装填部4の上面には、操作ボタンや表示器などを備える操作/表示部5が形成されている。
カートリッジ装填部4には、色の異なるインク(黒インク(k)、シアンインク(c)、マゼンタインク(m)、イエローインク(y))がそれぞれ収容されている複数のインクカートリッジ10k、10c、10m、10yが、装置本体1の前面側から後方側に向かって挿入され装填されている。このカートリッジ装填部4には、インクカートリッジ10を着脱する際に開閉する前カバー6が設けられている。
次に、図1で示されるようなインクジェット方式の画像形成装置の機構部を示した概略断面図である図2と、図1で示されるようなインクジェット方式の画像形成装置における機構部要部の平面図である図3とを用いて、このインクジェット方式の画像形成装置の構成、機構及び動作を説明する。
まず、キャリッジ33は、フレーム20を構成する左右のメイン側板21A、21Bに横架された主ガイドロッド31と従ガイドロッド32とにより主走査方向(図3における矢印参照)に摺動自在に保持され、図示しない主走査モータによってやはり図示しないタイミングベルトを介して主走査方向に移動することができるように構成されている。このタイミングベルトは、図2でキャリッジ33から左方に突出している係合リブ38と係合していて、このリブ38を介してタイミングベルトの回動作用によりキャリッジ33を主走査方向に往復移動させる。また、このキャリッジ33には、黒インク、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクの各色のインクを吐出する複数のノズル列を有するインク吐出ヘッド34が搭載されている。
インク吐出ヘッド34には、インクを吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として、例えば、圧電素子などの圧電アクチュエータを備えたものを使用できる。この圧力発生手段としては、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータや、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、さらには、静電力を用いる静電アクチュエータなども採用することができる。
また、キャリッジ33は、各インク吐出ヘッド34にそれぞれ対応するインクを供給するための各色に応じたインクタンク35も搭載している。これらインクタンク35には、可撓性を有する供給チューブ(例えば、ポリエチレン製チューブ)を介して、カートリッジ装填部4に装着された各色のインクカートリッジ10から対応したインクが補充供給される。このカートリッジ装填部4には、インクカートリッジ10内のインクを送液するための送液手段として、供給ポンプユニット24が設けられていている。なお、供給チューブ36は、前ステー29上に設けられた保持部材37にてその途中部分を保持される。
さらに、給紙トレイ2の記録媒体積載部41上に収容された記録媒体(例えば、記録用紙など)42を給送するための給送部としては、記録媒体積載部41から記録媒体42を1枚ずつ分離給送するための給紙コロ43と、この給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44とが備えられる。
加えて、この画像形成装置は、この給紙コロ43と分離パッド44とが圧接する分離ニップ部の作用により1枚毎に分離された記録媒体42をインク吐出ヘッド34の下方側に送込むために設けられる各構成要素であって、記録媒体42を案内するガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48と、をさらに備えている。また、給送されてきた記録媒体42をインク吐出ヘッド34に対向する位置に静電吸着して搬送する搬送ベルト51をも備えている。
この搬送ベルト51は、無端状のベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け回されて、ベルト搬送方向、すなわち記録媒体の副走査方向に回動するように構成されている。また、この搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56も設けられ、この帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置、構成されている。さらに、搬送ベルト51の裏側には、インク吐出ヘッド34による画像形成領域に対応してプラテン部となるガイド部材57が配置される。
さらに、インク吐出ヘッド34で画像を形成された記録媒体42を機外に排出するための排紙部として、搬送ベルト51から記録媒体42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロ63とが設けられ、該排紙ローラ62の下方には、排紙トレイ3が設けられる。
図2に示されるような画像形成装置の例のように、装置本体1の背面部に両面ユニット71を設けることもできる。この両面ユニット71は、搬送ベルト51の逆方向回転により戻される記録媒体42を取り込んで、反転させ、再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に記録媒体42を給送するために設けられる。
また、図3に示されているように、キャリッジ33の主走査方向一方側(図示した例では、図3の右方側)の非画像形成領域乃至非印字領域には、インク吐出ヘッド34のノズル状態を維持し、回復するための回復手段を含む維持回復機構81が配置されている。この維持回復機構81には、インク吐出ヘッド34の各ノズルを一括してキャッピングするためのキャップ部材82と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード83と、増粘したインクを排出するために画像形成に寄与しないインクを吐出させる空吐出を行うときのインクを受ける空吐出受け84などが設けられる。そして、この維持回復機構81による維持回復動作で生じるインクの廃液、例えば、キャップ82に排出されたインク廃液、ワイパーブレード83に付着してワイパークリーナー85で除去されたインク廃液、あるいは、空吐出受け84に空吐出されたインク廃液は、図示しない廃液タンクに排出されて収容される。
一方で、図3に示されているように、キャリッジ33の主走査方向他方側(図示した例では、図3の左方側)の非画像形成領域には、画像形成中などに増粘したインクを排出するために、画像形成に寄与しないインクを吐出させる空吐出を行うときのインクを受ける空吐出受け88が配置されている。この空吐出受け88は、インク吐出ヘッド34のノズル列方向に沿った開口部89が設けられる。
次いで、このように構成される画像形成装置における画像形成動作を説明する。例えば、図示しないパーソナルコンピュータなどから画像形成装置に画像形成指令が送られてくると、記録媒体42が給紙トレイ2から給紙コロ43と分離パッド44との作用により1枚毎に分離・給送される。この記録媒体42は、ガイド部材45などにより案内されて略鉛直上方に搬送され、さらに先端を搬送ガイド47に案内されて、先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられる。このとき、図示しない制御部のACバイアス供給部から帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51は、交番する帯電電圧パターン、すなわち、搬送ベルト51の回動方向である副走査方向にプラスとマイナスの電圧が所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラスとマイナスとが交互に帯電した搬送ベルト51上に記録媒体42が給送されると、記録媒体42が搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の回動動作によって記録媒体42が副走査方向に搬送される。この記録媒体42が搬送ベルト51に吸着されている状態で、キャリッジ33を主走査方向に往復移動させながら、インク吐出ヘッド34から画像信号に応じたインクを吐出するように制御することにより、停止している記録媒体42にインクを吐出して1行分の画像形成を行い、その後、記録媒体42を所定量搬送させて、次行の画像形成を行う。これを画像形成終了信号を受け取るか、又は、記録媒体42の後端が画像形成領域に到達した信号を受け取るまで繰返すことで、画像形成動作を実行する。所望の画像を形成された記録媒体42は、搬送ベルト51から分離爪61により分離され、排紙ローラ62及び排紙コロ63とにより排紙トレイ3に排出される。
ここで、画像形成動作待機中のキャリッジ33は、維持回復機構81側に移動させられており、キャップ部材82でインク吐出ヘッド34の吐出面をキャッピングし、ノズルを湿潤状態に保つことにより、インク乾燥による吐出不良が防止できるようになっている。さらに、キャップ部材82でインク吐出ヘッド34の吐出面をキャッピングした状態で、図示しない吸引ポンプによってノズルからインクを吸引し、増粘したインク排出する回復動作を行うこともできるように構成されている。
これまで、本願発明が適用されるようなインクジェット方式の画像形成装置を説明してきたが、次いで、本願発明の主要部である弾性付勢機構90について図4、図5及び図6を用いて説明する。
図4は、弾性付勢機構90を取り付ける前のキャリッジ33と弾性付勢機構90とを概略的に示した斜視図であり、図5は、弾性付勢機構90を取り付けた後のキャリッジ33と弾性付勢機構90とを概略的に示した斜視図である。また、図6は、図5の左方からキャリッジ33の側方面を透過的に眺めて、キャリッジ33がキャリッジ軸受け92a、92bと摺動可能部材93a、93bとを用いてガイドロッド31に支持されることを説明するための説明図である。すなわち、図6は、キャリッジ33の左方の側面が透明部材であると仮定した際に、この左方側面からキャリッジ軸受け92aと弾性付勢機構90を眺めた図に相当し、また、この図6では、発明の理解を深めるためにキャリッジ軸受け92a、弾性付勢機構90及びガイドロッド31以外は適宜省略して描かれている。図4や図5、あるいは図6に示される弾性付勢機構90は、ガイドロッド31をキャリッジ軸受け92a、92bに弾性付勢するために設けられるものであり、その構成は、板材などから成り、板バネとして作用する断面略L字状の弾性付勢部材91a及び91bをガイドロッド31の長手方向に有し、この弾性付勢部材の一端部には、摺動可能部材93a、93bが設けられている。さらには、この弾性付勢部材91a及び91bは、摺動可能部材93a、93bが設けられていない断面L字状の一辺の少なくとも一部分で連結部94により連結されている。加えて、図示した実施例では、断面略L字状の弾性付勢部材91a、91bにおいて、摺動可能部材93a、93bが設けられている一方の端部とは逆側の他端部に、摺動可能部材93a、93bが設けられている方向に延在する延在部がさらに設けられ、すなわち、弾性付勢部材91a及び91bだけに着目してその断面を見た場合に、その断面を略コの字状になるような延在部が設けられ、これら延在部を連結する延在部連結部95もまた設けられる。この延在部連結部95は、弾性付勢機構90をキャリッジ33に取り付ける際の取り付け面として作用するものである。
この弾性付勢部材91a、91bの一端部に設けられた摺動可能部材93a、93bは、ガイドロッド31の周面に接触しながらも、弾性付勢部材91a、91bの板バネの作用によりキャリッジ軸受け92a、92bと協働してガイドロッド31を挟み込み、当該ガイドロッド31をキャリッジ軸受け92a、92bの周面に押圧して、弾性付勢するように作用する。この摺動可能部材93a、93bの取り付け例が、図5の左方からキャリッジ33の側方面を透過的に眺めて、キャリッジ33がキャリッジ軸受け92a、92bと摺動可能部材93a、93bとを用いてガイドロッド31に支持されることを説明するための説明図である図6に示されている。図6に示されるように、本実施形態では、キャリッジ軸受け92a、92bは、図6中でハの字状に構成される傾斜部を備えた断面略円形状に構成されており、このキャリッジ軸受け92a、92bを挿通されるガイドロッド31は、この傾斜部に2点で接触するようになっている。また、弾性付勢部材91a、91bの板バネの作用により摺動可能部材93a、93bが図中下方からガイドロッド31を弾性付勢し、結果、キャリッジ33は、キャリッジ軸受け92a、92bの傾斜部2点と、摺動可能部材93a、93bとの合計3点でガイドロッド31に支持されている。
このように、摺動可能部材93a、93bによってガイドロッド31を弾性付勢することにより、キャリッジ軸受け92a、92bとガイドロッド31との間に形成される間隙をなくし、キャリッジ33が主走査方向にガイドロッド31上を往復移動する際のガタツキを極力抑制することを意図しているが、仮に、断面略L字状乃至コの字上の弾性付勢部材91a、91bだけを2本設けたとすると、板材である弾性付勢部材91a、91bだけでは、キャリッジ33がガイドロッド31上を往復移動する際に、これら板材のガイドロッド長手方向に対する剛性が足らず、弾性付勢部材91a、91bがよれたり捩れたりしてしまうため、キャリッジ軸受け92a、92bとガイドロッド31との間の間隙をなくすための十分な弾性付勢力をガイドロッド31に付与することができないことが判明した。
そこで、本願発明では、摺動可能部材93a、93bが設けられていない断面L字状の一辺において弾性付勢部材91a及び91bを互いに連結する連結部94を設けることで、キャリッジ33がガイドロッド31上を往復移動する際に、これら板材のガイドロッド長手方向(主走査方向)に対する剛性を増加させている。このように構成することで、キャリッジ33がガイドロッド31上を往復移動したとしても、ガイドロッド31の長手方向に弾性付勢部材91a、91bがよれたり捻れたりすることが防止されるので、キャリッジ33がガイドロッド31上を摺動可能に往復移動する際のキャリッジ33のガタツキを抑制する効果を維持することが可能となる。
その一方で、本願発明のように構成することにより、摺動可能部材93a、93bは、従来技術とは相違して摺動可能部材93a、93b自身を互いに直接連結していないので、ガイドロッド31をキャリッジ33に挿通する際に該ガイドロッド31に直接接触する摺動可能部材93a、93bを極力自由な状態にすることができる結果、作業者がキャリッジ33を容易にガイドロッド31に組み付けることが可能になり、ガイドロッド31をキャリッジ33のキャリッジ軸受け92a、92bに挿通する際の組み付け作業性を向上させることができる。
なお、弾性付勢機構90をキャリッジ33に取り付ける一例を本実施形態にしたがって示すと、まず、本実施形態のキャリッジ33には、上述したインクタンク35やインク吐出ヘッド34などが設けられる一室をキャリッジ33の途中で間仕切りするための壁部であって、図4で見てキャリッジ33をガイドロッド31の奥側に間仕切りする壁部75が設けられている。この壁部75からガイドロッド31を跨ぐように水平方向に延在するやはり水平壁部76が設けられており、今度は、この水平壁部76の端部からガイドロッド31を覆うように垂直壁部77が設けられている。この垂直壁部77には、やはり上述したタイミングベルトと係合する係合リブ38が設けられていて、この係合リブ38に不図示のタイミングベルトが係合することにより、無端状のタイミングベルトの回動動作に伴って、キャリッジ33は主走査方向に往復移動できるようになっている。そこで、本実施形態の弾性付勢機構90は、この水平壁部76と垂直壁部77とに対応するように、弾性付勢部材91a、91bのL字状断面及び延在部連結部95を構成し、弾性付勢機構90をキャリッジ33に取り付けた際には、弾性付勢部材91a、91bのL字状断面及び延在部連結部95が水平壁部76及び垂直壁部77と適合できるように構成している。また、図4から見て取れるように、キャリッジ33の間仕切り用壁部75には係合孔97が設けられていて、且つ、この係合孔97に対応する位置に、延在部連結部95には係合爪98a、98bが設けられていて、これら係合孔97に係合爪98a、97bを挿入して係止することにより、弾性体機構90をキャリッジ33に位置固定可能に取り付けている。このような係合爪と係合孔とを用いて弾性体機構90をキャリッジ33に取り付けてもよいが、接着剤などを用いて、弾性体機構90をキャリッジ33に永久固定することもできる。また、係合爪と係合孔を用いて位置を確定し、さらに接着剤を用いて弾性体機構90をキャリッジ33に永久固定してもよい。
また、図示した例では、上記した不図示のタイミングベルトと係合する係合リブ38が弾性付勢機構90の取り付け側に存在するために、連結部94は、当該弾性付勢機構90が取り付け時にこの係合リブ38と緩衝乃至衝突しないように、摺動可能部材93a、93bが設けられていない断面L字状の一辺全て渡り延在していない。しかしながら、このような係合リブ38が存在しなければ、当該摺動可能部材93a、93bが設けられていない断面L字状の一辺の全部にわたり連結部94を設けることも可能である。すなわち、本発明では、キャリッジ33がガイドロッド31上を摺動して往復移動する際に、弾性付勢部材91a、92bがよれたり捻れたりするなどの変形をしないように構成できれば、摺動可能部材93a、93bが設けられていない断面L字状の一辺の少なくとも一部分に連結部94が設けてあればよいことになる。
さらに、図示した例で見て取ることのできる延在部連結部95は、弾性付勢機構部90をキャリッジ33に取り付ける際の取り付け面を構成するものであり、本願発明の弾性付勢機構90を構成する上では必ずしも必要な構成要素ではない。弾性付勢機構部90をキャリッジ33に位置固定可能に配置することができれば、延在部連結部95を省略することも可能である。この構成の一例を図7に示す。図7は、図4と同様に、弾性付勢機構90がキャリッジ33に取り付けられる前の弾性付勢機構90とキャリッジ33とを示す斜視図である。図7に示される実施例では、図4などに示されるこれまで説明してきた弾性付勢機構90とは相違して延在部連結部95が省略されているため、弾性付勢機構90は、断面略L字状の弾性付勢部材91a、91bをガイドロッド長手方向に2本有し、この弾性付勢部材の一端には、ガイドロッド31の周面に摺動可能に接触しながらも、キャリッジ軸受け92a、92bと共同してガイドロッド31を挟み込むことで、ガイドロッド31をキャリッジ軸受け92a、92bに弾性付勢する摺動可能部材93a、93bが設けられており、加えて、この2本の弾性付勢部材91a、91bは、摺動可能部材93a、93bが設けられていない断面L字状の一辺の少なくとも一部分を連結部94によって連結されている。図7に示されるように、水平壁部76が省略されているとしても、図7に示す弾性付勢機構90は、例えば接着剤などで垂直壁部77に位置固定することで、弾性付勢部材91a、91bの弾性力を摺動可能部材93a、93bを介してガイドロッド31に付与することができるので、本願発明の目的を達成することができる。なお、図7に示す実施形態では、発明の理解を深めるために図4などとは相違して、水平壁部76が省略されて描かれているが、水平壁部76が設けられていてもよい。
また図4、図5及び図6に戻って、この弾性付勢機構部90をキャリッジ33に取り付ける際に、作業者が容易に取り付け作業を実施することができるように、延在部連結部95に曲げ加工を施し、曲げ加工部99を設けてもよい。この曲げ加工の一例は、図4などにも見て取れるように、延在部連結部95の図4中手前側の一部を上方に折り曲げた、折り曲げ部99に表されている。この曲げ加工部99を設けることで、作業者は弾性付勢機構部90をキャリッジ33に取り付ける際に、曲げ加工部99をキャリッジ33側に押すことで、上述した係合爪98a、98bを係合孔97に挿入して弾性付勢機構部90をキャリッジ33に容易に固定することが可能となり、作業者がキャリッジ33に弾性付勢機構90を非常に簡易な方法で取り付けることができるようになる。なお、この曲げ加工部99が設けられることにより弾性付勢機構部90自体の曲げ剛性が高まり、キャリッジ33に取り付ける前の変形を効果的に防止することもできる。
本発明の更なる有利な実施形態として、図8に表されているように、摺動可能部材93a、93bの両端部に、前記摺動可能部材93a、93bの両端部から中央部に向かって、ガイドロッド31の長手方向に対して上方に延在するテーパ部96を設けることもできる。図8は、図5に示された本願発明の弾性付勢部材がキャリッジに取り付けられた後の状態を、キャリッジの後方から眺めた概略後方図である。このテーパ部96を設けることで、ガイドロッド31をキャリッジ33のキャリッジ軸受け92a、92bに挿通する際に、摺動可能部93a、93bと接触するガイドロッド31の挿通方向を案内することが可能になるため、より効果的にキャリッジ33のガイドロッド31への組み付け作業性を向上させることが可能となる。
最後に、これまで図面を用いて説明してきた断面略L字状の弾性付勢部材91a、91bは、弾性付勢機構90においてガイドロッド31の長手方向に2本設けられているが、本願発明はこれに限られるものではない、図示した実施形態における弾性付勢部材91a、91bの間に、同様の構成を有する弾性付勢部材をさらに設けたとしても、本願発明の目的を達成することができることは当業者には明らかであろう。すなわち、本願発明における弾性付勢機構90は、ガイドロッドの長手方向に少なくとも2本の弾性付勢部材を有していればよい。
31 ガイドロッド
33 キャリッジ
90 弾性付勢機構
91a、91b 弾性付勢部材
92a、92b キャリッジ軸受け
93a、93b 摺動可能部材
94 連結部
95 延在部連結部
96 テーパ部
99 曲げ加工部
特開2006−205537号公報

Claims (3)

  1. 副走査方向に搬送される記録媒体上に画像を形成するインク吐出ヘッドが搭載されるキャリッジであって、前記記録媒体の主走査方向に往復移動するキャリッジと、
    前記キャリッジを往復移動可能に支持するためのガイドロッドと、
    前記キャリッジに設けられるキャリッジ軸受けと、を有し、
    前記キャリッジ軸受けに前記ガイドロッドが挿通されることにより、前記キャリッジが前記キャリッジ軸受けを介して前記ガイドロッド上を主走査方向に摺動して往復移動することができる画像形成装置において、
    前記キャリッジには、前記ガイドロッドを前記キャリッジ軸受けに弾性付勢するための弾性付勢機構が設けられ、
    前記弾性付勢機構は、断面略L字状の弾性付勢部材を前記ガイドロッド長手方向に少なくとも2本有し、
    前記少なくとも2本の弾性付勢部材の一端には、前記ガイドロッドの周面に摺動可能に接触しながらも、前記キャリッジ軸受けと協働して前記ガイドロッドを挟み込むことで、前記ガイドロッドを前記キャリッジ軸受けに弾性付勢する摺動可能部材が設けられ、
    前記少なくとも2本の弾性付勢部材は、前記断面略L字状のうち前記摺動可能部材が設けられていない一辺の少なくとも一部分で連結され、
    前記断面略L字状の弾性付勢部材の前記摺動可能部材が設けられていない一端部に、前記摺動可能部材が設けられている方向に延在する延在部を、更に設けることで、前記弾性付勢部材が断面略コの字状になるように構成し、
    前記延在部を互いに連結させる延在部連結部を設けることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記延在部連結部の少なくとも一部分に曲げ加工部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記摺動可能部材の両端部には、前記摺動可能部材の両端部から中央部に向かって、ガイドロッドの長手方向に対して上方に傾斜するテーパ部が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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