JP5331553B2 - マルチチャンネル音響におけるインパルス応答測定システム、残響音生成装置、及び残響音生成システム - Google Patents

マルチチャンネル音響におけるインパルス応答測定システム、残響音生成装置、及び残響音生成システム Download PDF

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Description

本発明は、インパルス応答(室内音響特性)を測定し、その特性に基づいた残響(初期反射や後部残響)を生成する、マルチチャンネル音響におけるインパルス応答測定システム、残響音生成装置、及び残響音生成システムに関するものである。
マルチチャンネル音響のコンテンツ制作では、残響のない音源に対して人工的に残響を付加する装置が必須であり、従来、実際の残響空間で測定した室内音響特性(インパルス応答)を利用して残響を生成する装置が知られている(例えば、非特許文献1の図4参照)。インパルス応答測定は、建築音響で、その測定基準点でどのような直接音と間接音(残響音)を合わせたどのような音が聞こえるのかをシミュレーションするために用いられる技法である。一方、ある音源に対し、初期反射音や後部残響音などの間接音(残響音)を付加することが求められるコンテンツ制作では、直接音を除いた間接音の特性だけをできるだけ高品質にシミュレーションできることが求められる。
図10に、建築音響などで用いられるコンサートホールなどの残響音場における従来の方向別インパルス応答測定システムにおけるマイクロホンの配置を示す。
方向別インパルス応答は、音源エリアに置かれた全指向性スピーカ1001から再生される測定音を、視聴エリアに測定基準点1007を中心として円周上に等間隔に複数配置(図10では一例として8個配置)された単一指向性マイクロホン1002〜1009で収音することによって測定される。コンサートホールの場合、音源エリアはステージであり、視聴エリアは客席である。図中の単一指向性マイクロホン1002〜1009の矢印は指向性方向を表している。
建築音響などでは、測定点に配置された1本の全指向性マイクロホンで応答を測定する場合もあるが、マルチチャンネル音響で利用するためには、一般に測定基準点に対し複数の方向からの応答を測定することが多い。また、従来の5.1チャンネル音響などのマルチチャンネル音響方式では、スピーカを単一平面内に配置する方式であるために、この測定も単一平面内の円周上に単一指向性マイクロホンを配置する測定法が一般的に用いられている。
従来の残響音生成システムについて、図11及び図12を用いて説明する。残響音生成システムは、残響音場におけるインパルス応答を測定するインパルス応答測定システムと、インパルス応答を用いて残響を生成する残響音生成装置を備える。図11は従来の方向別インパルス応答測定システムの構成図であり、図12は従来の残響音生成装置の構成図である。
従来のインパルス応答測定システムは、測定信号生成装置1100と、単一指向性マイクロホン群1103とを備える。測定信号生成装置1100は、測定信号生成部1101と、増幅アンプ1102と、全指向性スピーカ1001とを備える。
測定信号生成部1101は、時間引き延ばしパルス(TSP:Time Stretched Pulse)信号などに代表される測定信号を生成する。測定信号は、増幅アンプ1102で増幅され、全指向性スピーカ1001から音出力される。単一指向性マイクロホン群1103は、図10に示すように配置された単一指向性マイクロホン1002〜1009である。そして、各単一指向性マイクロホンが全指向性スピーカ1001から出力される測定音を収音することによって、インパルス応答1104が求まる。
従来の残響音生成装置は、入力信号生成部1201と、畳み込み演算部1202とを備える。
入力信号生成部1201は、入力信号(残響音を付加したい信号)を生成する。畳み込み演算部1202は、入力信号生成部1201で生成された入力信号とインパルス応答1104の畳み込み演算を行い、残響音1203を出力する。
このように、従来の残響音生成システムでは、図11に示す方向別インパルス応答測定システムによって残響音場におけるインパルス応答を求め、該インパルス応答を図12に示す残響音生成装置に入力することにより、残響音を生成していた。
映像情報メディア学会誌 Vol.61, No.5(2007) pp.638−644
残響時間は、直接音の提示で測定音圧が定常状態になった後、その提示を中止してから、測定音圧が約60dB低下するまでの時間を意味し、この60dBの時間的な音圧変化を正しく測定することが求められる。そのため、インパルス応答測定では、できるだけ高いSN比を確保して応答を測定することが必須となる。しかし、一般のコンサートホール等では空調や外来者による暗騒音が存在し、かつ、測定用マイクロホンの固有雑音等によって、測定系で十分なSN比が確保できないことも多い。そのような場合にはスピーカから発生させる測定信号の音圧レベルをできるだけ大きくし、その分だけSN比を高くするように、マイクロホンのプリアンプのゲインを設定する必要がある。
しかし、マイクロホンのプリアンプのゲイン設定の上限は、全指向性スピーカに正対した単一指向性マイクロホン1002の受音レベルで決まる。なぜなら、全指向性スピーカ1001からの直接音成分を最も大きく受音する単一指向性マイクロホンは、全指向性スピーカに正対した単一指向性マイクロホン1002であり、かつ、全指向性スピーカ1001から単一指向性マイクロホン1002に到来する直接音成分が、その後に到来する間接音成分に比べて最も音圧レベルが大きいためである。
このように従来の測定系では、直接音の到達レベルで測定系のダイナミックレンジの上限が決まっており、目的とする残響付加の用途に耐え得る特性が得られないという問題があった。
また、従来の測定系で利用される測定信号を発生させる全指向性スピーカ1001は、12面体スピーカなど、複数のスピーカユニットを球面上に配置したスピーカが用いられるため、各スピーカユニットの大きさが小さくならざるを得なかった。そのため、低域周波数の再生に限界があり、コンテンツ制作で特に重要となる低域(低音)の残響特性が十分に再現されないという問題があった。
本発明の目的は、上記問題を解決するため、コンテンツ制作における要求を十分満たし、かつ、低域を含む既存の多様な残響音場の特性に基づいた残響付加が可能となる、マルチチャンネル音響におけるインパルス応答測定システム、残響音生成装置、及び残響音生成システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るマルチチャンネル音響におけるインパルス応答測定システムは、残響音場におけるインパルス応答を測定するインパルス応答測定システムであって、測定信号を生成する測定信号生成手段と、前記測定信号生成手段によって生成した測定信号を高域測定信号と低域測定信号に分割する測定信号分割手段と、前記測定信号分割手段によって生成した高域測定信号を音出力する高域音出力手段と、前記測定信号分割手段によって生成した低域測定信号を音出力する低域音出力手段と、前記高域音出力手段によって出力した音を複数の第1の収音器で収音し、高域インパルス応答を生成する高域インパルス応答生成手段と、前記低域音出力手段によって出力した音を複数の第2の収音器で収音し、低域インパルス応答を生成する低域インパルス応答生成手段とを備え、前記第1の収音器による収音と前記第2の収音器による収音は個別に行われ、前記第1の収音器は両指向性マイクロホンでありヌル方向が音源エリア側に向くように配置され、前記第2の収音器は全指向性マイクロホンであることを特徴とする。
また、本発明に係るマルチチャンネル音響におけるインパルス応答測定システムにおいて、前記第1の収音器の数及び前記第2の収音器の数は、前記高域インパルス応答生成手段によって生成した高域インパルス応答及び前記低域インパルス応答生成手段によって生成した低域インパルス応答から求められる残響音を付加した信号を再生するマルチチャンネル音響のチャンネル数と同数であることを特徴とする。
また、本発明に係るマルチチャンネル音響におけるインパルス応答測定システムにおいて、LFE(Low Frequency Effects)チャンネルのインパルス応答を測定する場合に、前記第1の収音器の数は、前記高域インパルス応答生成手段によって生成した高域インパルス応答及び前記低域インパルス応答生成手段によって生成した低域インパルス応答から求められる残響音を付加した信号を再生するマルチチャンネル音響のLFEチャンネルを除くチャンネル数と同数であり、前記第2の収音器の数は、前記マルチチャンネル音響のLFEチャンネル数と同数であることを特徴とする。
また、本発明に係るマルチチャンネル音響におけるインパルス応答測定システムにおいて、LFEチャンネルのインパルス応答を測定する場合に、前記第1の収音器の数は、前記高域インパルス応答生成手段によって生成した高域インパルス応答及び前記低域インパルス応答生成手段によって生成した低域インパルス応答から求められる残響音を付加した信号を再生するマルチチャンネル音響のLFEチャンネルを除くチャンネル数と同数であり、前記第2の収音器の数は、前記マルチチャンネル音響のチャンネル数と同数であることを特徴とする。
さらに、本発明に係るマルチチャンネル音響における残響音生成装置は、マルチチャンネル音響における残響音を生成する残響音生成装置であって、入力信号を生成する入力信号生成手段と、前記入力信号を高域入力信号と低域入力信号に分割する入力信号分割手段と、上記インパルス応答測定システムにおける高域インパルス応答生成手段によって生成された高域インパルス応答と、前記高域入力信号との畳み込み演算を行い、高域残響音を生成する第1の畳み込み演算手段と、該インパルス応答測定システムの低域インパルス応答生成手段によって生成された低域インパルス応答と、前記低域入力信号との畳み込み演算を行い、低域残響音を生成する第2の畳み込み演算手段と、前記高域残響音と前記低域残響音とを加算する加算手段と、前記高域残響音の数nと前記低域残響音の数mを比較する比較手段とを備え、前記比較手段がm>nであると判定した場合には、n個の高域残響音とn個の低域残響音は前記加算手段によって加算し、(m−n)個の低域残響音はそのまま出力することを特徴とする。
さらに、本発明に係るマルチチャンネル音響における残響音生成システムは、上記インパルス応答測定システムと、マルチチャンネル音響における残響音を生成する残響音生成装置と、を備える残響音生成システムであって、前記残響音生成装置は、入力信号を生成する入力信号生成手段と、前記入力信号を高域入力信号と低域入力信号に分割する入力信号分割手段と、前記インパルス応答測定システムの高域インパルス応答生成手段によって生成された高域インパルス応答と、前記高域入力信号との畳み込み演算を行い、高域残響音を生成する第1の畳み込み演算手段と、前記インパルス応答測定システムの低域インパルス応答生成手段によって生成された低域インパルス応答と、前記低域入力信号との畳み込み演算を行い、低域残響音を生成する第2の畳み込み演算手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、高品質、かつ広帯域の残響音を生成することができるようになる。その結果、従来では実現できなかった多様な残響付加が可能となり、マルチチャンネル音響システム用のコンテンツ音響制作の創造性を増大することができるようになる。
本発明による実施例1のインパルス応答測定システムにおけるマイクロホンの配置を示す図である。 本発明による実施例1のインパルス応答測定システムの構成図である。 本発明による実施例1の残響音生成装置の構成図である。 本発明による実施例2のインパルス応答測定システムにおけるマイクロホンの配置を示す図である。 本発明による実施例2の残響音生成装置の構成図である。 本発明による実施例3のインパルス応答測定システムにおけるマイクロホンの配置を示す図である。 本発明による実施例3の残響音生成装置の構成図である。 両指向性マイクロホンの指向特性及び周波数特性を示す図である。 全指向性マイクロホンの指向特性及び周波数特性を示す図である。 従来の方向別インパルス応答の測定システムにおけるマイクロホンの配置を示す図である。 従来の方向別インパルス応答測定システムの構成図である。 従来の残響音生成装置の構成図である。
以下、本発明の各実施例について図面を参照して説明する。
本発明による実施例1の残響音生成システムについて、図1、図2及び図3を用いて説明する。残響音生成システムは、残響音場におけるインパルス応答を測定するインパルス応答測定システムと、インパルス応答を用いて残響音を生成する残響音生成装置とを備える。図1は、インパルス応答測定システムにおけるマイクロホンの配置について示す図である。図2は、インパルス応答測定システムの構成図である。図3は、残響音生成装置の構成図である。
[インパルス応答測定システムにおけるマイクロホンの配置]
測定音を発生させるスピーカは、全指向性スピーカ101に加え、全指向性スピーカ101で再生できない重低音域を再生できる低域専用スピーカ102を併用する。なお、この二つのスピーカは同時に測定音を発生するのではなく、後述するように、個別に測定音を発生し、個別に測定を行なう。
測定音を収音するマイクロホンは、両指向性マイクロホン103〜111と、全指向性マイクロホン112〜120をペアにし、後述するように、必要な測定点に分散して配置される。図中の両指向性マイクロホン103〜111の矢印は指向性方向を表している。本実施例では、両指向性マイクロホン及び全指向性マイクロホンの数が各々9個の場合について説明する。
マイクロホンは、図10に示した従来例のように一つの測定基準点1007の周りに円周上に配置されるのではなく、室内の側壁や天井などからの反射音を収音しやすい場所に分散して配置される。具体的には、両指向性マイクロホン103〜111は、スピーカから出力される直接音と間接音の比が1:1となる範囲よりも離して配置され、隣り合う両指向性マイクロホンの間隔が互いに均等な距離となるように配置される。また、側面からの距離は、両指向性マイクロホンで測定する応答の最低周波数の波長の1/2以上であることが望ましい。例えば、最低周波数が100Hzの場合は、側面からの望ましい距離は1.7m以上となる。なお、マイクロホンは、単一平面上だけではなく、例えば22.2マルチチャンネル音響方式などに代表されるスピーカを三次元配置するマルチチャンネル音響方式においては、マイクロホンも高さを変えて三次元的に、必要な測定点に分散して配置される。図1は、分かり易く示すために、一例として平面状の9点で測定した場合を示しているが、22.2マルチチャンネル音響に対応した測定点は22か所となる。
両指向性マイクロホンは、一般的に図8(a)に示す指向特性を有する。したがって、ヌル方向(最も感度が低い方向)がスピーカ側に向くように配置される。一般には、スピーカを音源エリア中央に置くことが多いので、図1に示すように、両指向性マイクロホン103〜111は、正の指向性方向が側壁、ヌル方向が音源エリア側に向くように配置される。
両指向性マイクロホン103〜111をこのような方向に配置することにより、全指向性スピーカ101から両指向性マイクロホン103〜111に到来する直接音成分の音圧レベルを従来例に比べて大きく削減することができ、その分だけ、両指向性マイクロホン103〜111のプリアンプ(図示しない)のゲインを上げることができる。この結果、従来例に比べて、より小さな残響音成分まで測定することが可能となり、測定された残響特性の品質を上げることができる。
また、両指向性マイクロホンは、一般的に、図8(b)に示す周波数特性を有し、相対感度は200Hz辺りから低下し、100Hz付近では約3dB程度低下する。
一方、全指向性マイクロホンは、一般的に、図9(a)に示す指向特性、及び図9(b)に示す周波数特性を有する。全指向性マイクロホンは、両指向性マイクロホンと異なり、20Hzから20kHzにわたりほぼフラットな周波数特性を有し、相対感度の低下がほとんどない。
したがって、本発明によるインパルス応答測定システムでは、測定信号を低域カット周波数Fc(例えばFc=200Hz)で高域と低域に分割し、高域については、上述したように全指向性スピーカ101と両指向性マイクロホン103〜111を用いて測定し、低域については、低域専用スピーカ102と全指向性マイクロホン112〜120を用いて、独立して測定する。図1に示すように、低域のインパルス応答測定用の全指向性マイクロホン112〜120は、両指向性マイクロホン103〜111と、同じ測定点に分散して配置される。例えば、両指向性マイクロホン103と全指向性マイクロホン112は同じ位置に配置される。
このようにすることで、従来例では十分に測定できなかった低域の残響応答についても測定することが可能となり、コンテンツ制作で要求される残響音品質に十分対応することができるようになる。
なお、マイクロホンの配置位置は、図1に示した位置に限定されるものではなく、残響音を付加したい測定点に任意に配置することができる。
次に、本発明によるインパルス応答測定システムの構成及び動作について、図2を用いて説明する。
[インパルス応答測定システムの構成及び動作]
インパルス応答測定システムは、測定音発生装置200と、両指向性マイクロホン群206と、全指向性マイクロホン群207とを備える。測定音発生装置200は、測定信号生成部201と、切り替えスイッチ210と、高域通過フィルタ202と、低域通過フィルタ203と、増幅アンプ204及び205と、全指向性スピーカ101と、低域専用スピーカ102とを備える。
測定信号生成部201は、時間引き延ばしパルス(TSP:Time Stretched Pulse)信号などに代表される測定信号を生成する機能を有する。
切り替えスイッチ210は、高域インパルス応答を測定する場合には、測定信号を高域通過フィルタ202に入力させ、低域インパルス応答を測定する場合には、低域通過フィルタ203に入力させる機能を有する。
高域通過フィルタ202は、測定信号のうち低域カット周波数Fc以上の高い周波数(f≧Fc)の高域信号のみを通過させる機能を有し、低域通過フィルタ203は、測定信号のうち低域カット周波数Fcより低い周波数(f<Fc)の低域信号のみを通過させる機能を有する。Fcは、両指向性マイクロホン103〜111の相対感度が低下する周波数(例えば、Fc=200Hz)に設定される。
増幅アンプ204は、高域通過フィルタ202を通過後の高域測定信号を増幅し、増幅アンプ205は、低域通過フィルタ203を通過後の低域測定信号を増幅する機能を有する。なお、測定信号が十分に大きい場合には、増幅アンプ204及び205はなくてもよい。
両指向性マイクロホン群206は、図1に示すように配置された両指向性マイクロホン103〜111であり、各測定点において、全指向性スピーカ101から発生される高域音を収音する。全指向性マイクロホン群207は、図1に示すように配置された全指向性マイクロホン112〜120であり、各測定点において、低域専用スピーカ102から発生される低域音を収音する。
高域インパルス応答208は、両指向性マイクロホン群206によって測定されるインパルス応答であり、低域インパルス応答209は、全指向性マイクロホン群207によって測定されるインパルス応答である。高域信号の測定点は9点(両指向性マイクロホンの数は9個)であるため、高域インパルス応答208は9個得られ、低域信号の測定点は9点(全指向性マイクロホンの数は9個)であるため、低域インパルス応答209は9個得られる。
本インパルス応答測定システムによれば、高域インパルス応答を測定する場合には、測定信号生成部201によって生成された測定信号は、高域通過フィルタ202によって高域成分のみ抽出され、増幅アンプ204によって増幅された後、全指向性スピーカ101から音出力される。そして、両指向性マイクロホン群206によって高域インパルス応答208が求まる。一方、低域インパルス応答を測定する場合には、測定信号生成部201によって生成された測定信号は、低域通過フィルタ203によって低域成分のみ抽出され、増幅アンプ205によって増幅された後、低域専用スピーカ102から音出力される。そして、全指向性マイクロホン群207によって低域インパルス応答209が求まる。高域インパルス応答208及び低域インパルス応答209は、次に説明する残響音生成装置に入力される。
次に、本発明による残響音生成装置の構成及び動作について、図3を用いて説明する。
[残響音生成装置の構成及び動作]
残響音生成装置は、入力信号生成部301と、高域通過フィルタ302と、低域通過フィルタ303と、畳み込み演算部304及び305と、レベル調整器306及び307と、加算器308とを備える。
入力信号生成部301は、残響音を付加したい信号を生成する機能を有する。
高域通過フィルタ302は、測定信号のうち低域カット周波数Fc以上の高い周波数(f≧Fc)の高域信号のみを通過させる機能を有し、低域通過フィルタ303は、測定信号のうち低域カット周波数Fcより低い周波数(f<Fc)の低域信号のみを通過させる機能を有する。Fcは、インパルス応答測定システムの高域通過フィルタ202及び低域通過フィルタ203にて設定された周波数と同じである。
畳み込み演算部304は、高域通過フィルタ302を通過した測定信号と、高域インパルス応答208の畳み込み演算を行い、畳み込み演算部305は、低域通過フィルタ303を通過した測定信号と、低域インパルス応答209の畳み込み演算を行う。高域インパルス応答208及び低域インパルス応答209はそれぞれ測定点数分(9個)得られているので、畳み込み演算もそれぞれ9回行われる。
レベル調整器306及び307は、最適な残響音を生成するために、畳み込み演算部304及び305で得られた高域残響音及び低域残響音のレベルをそれぞれ調整する機能を有する。なお、レベル調整器306及び307を有することが好ましいが、なくても本発明の効果を得ることができる。
加算器308は、高域残響音と低域残響音を加算し、残響音309を生成する機能を有する。残響音309は、各測定点における残響音であり、測定点数分(9個)生成される。
本残響音生成装置によれば、入力信号生成部301によって生成された入力信号は、高域通過フィルタ302及び低域通過フィルタ303によって、高域入力信号と低域入力信号に分割される。そして、畳み込み演算部304によって、高域入力信号と高域パルス応答208を畳み込み演算することで高域残響音が得られ、畳み込み演算部305によって、高域入力信号と高域パルス応答208を畳み込み演算することで高域残響音が得られる。その後、レベル調整器306及び307によって、高域残響音及び低域残響音のレベルがそれぞれ調整され、加算器308によって、調整後の高域残響音と低域残響音を加算し、残響音309が生成される。
この装置で得られた残響音を元の入力信号に加算することにより、残響効果が得られる。マルチチャンネル音響でのコンテンツ制作においては、残響を付加したい音源(入力信号)に対して、残響音生成装置によりn個の残響音を生成し、それぞれの残響音を測定点と対応したスピーカ(チャンネル)から再生することにより、所望の残響効果を得ることができる。
次に、マルチチャンネル音響再生方式で用いられるLFEと呼ばれる低域効果チャンネルを利用する場合の残響音生成システムについて、実施例2として説明する。例えば、5.1チャンネル方式ではLFEチャンネルが1チャンネル、22.2チャンネル方式ではLFEチャンネルが2チャンネルある。実施例1と同じ部分については、同じ参照符号を付して説明を省略する。
図4に、実施例2に係るインパルス応答測定システムにおけるマイクロホンの配置を示す。実施例1に係るインパルス応答測定システムでは、両指向性マイクロホンと全指向性マイクロホンをペアで分散配置したが、実施例2では、LFEチャンネル数と同数の全指向性マイクロホンを、十分に離して配置する。全指向性マイクロホン間の距離は、測定する低域インパルス応答の最低周波数の波長の1/2以上であることが望ましい。例えば、最低周波数が40Hzの場合は、全指向性マイクロホン間の望ましい距離は4.25m以上となる。図4はLFEチャンネルが2チャンネルの場合について示しており、全指向性マイクロホン401及び402と、両指向性マイクロホン106〜108とが、等間隔になるように配置する。LFEチャンネルが1チャンネルの場合には、視聴エリアの中央に全指向性マイクロホンを1つ配置する。両指向性マイクロホン103〜111の配置位置及び配置方向については、実施例1と同じである。
インパルス応答測定システムの構成は、図2に示した実施例1に係るインパルス応答測定システムと同じである。両指向性マイクロホン群206は、図4に示すように配置される両指向性マイクロホン103〜111であり、全指向性マイクロホン群207は、図4に示すように配置される全指向性マイクロホン401及び402である。高域信号の測定点は9点(両指向性マイクロホンの数は9個)であるため、高域インパルス応答208は9個得られ、低域信号の測定点は2点(全指向性マイクロホンの数は2個)であるため、低域インパルス応答209は2個得られる。
図5に、実施例2に係る残響音生成装置の構成を示す。畳み込み演算部304は、高域インパルス応答208が9個得られているので畳み込み演算を9回行い、高域残響音501を9個生成する。畳み込み演算部305は、低域インパルス応答209が2個得られているので畳み込み演算を2回行い、低域残響音502を2個生成する。
コンテンツ制作においては、源音に加えて、原音(入力信号)から生成したn個の高域残響音を各チャンネルに対応するスピーカから再生し、m個の低域残響音をLFEの各チャンネルに対応する低域専用スピーカから再生する。
実施例2の残響音生成システム(インパルス応答測定システム及び残響音生成装置)によっても、コンテンツ制作で要求される残響音の品質を十分満たすことが可能である。そして、実施例1に比べてシステムを簡素化でき、その分コストメリットをあげることが可能である。
次に、LFEチャンネルが2チャンネルの場合について、実施例2の変形を実施例3として説明する。実施例1又は実施例2と同じ部分については、同じ参照符号を付して説明を省略する。
図6に、実施例3に係るインパルス応答測定システムにおけるマイクロホンの配置を示す。両指向性マイクロホン103〜111の配置位置及び配置方向については、実施例1及び実施例2と同じである。全指向性マイクロホン601〜609の配置位置は、実施例1の全指向性マイクロホン112〜120と同じである。全指向性マイクロホン610及び611の配置位置は、実施例2の全指向性マイクロホン401及び402と同じである。
インパルス応答測定システムの構成については、図2に示した実施例1に係るインパルス応答測定システムと同じである。両指向性マイクロホン群206は、図6に示すように配置された両指向性マイクロホン103〜111であり、全指向性マイクロホン群207は、図6に示すように配置された全指向性マイクロホン601〜611である。高域信号の測定点は9点(両指向性マイクロホンの数は9個)であるため、高域インパルス応答208は9個得られ、低域信号の測定点は11点(全指向性マイクロホンの数は11個)であるため、低域インパルス応答209は11個得られる。
図7に、実施例3に係るインパルス応答測定システムの構成を示す。畳み込み演算部304は、高域インパルス応答208が9個得られているので畳み込み演算を9回行い、高域残響音501を9個生成する。畳み込み演算部305は、低域インパルス応答209が11個得られているので畳み込み演算を11回行い、演算結果のうち両指向性マイクロホンと全指向性マイクロホンをペアで分散配置した9点に対応する9個の演算結果をレベル調整器307に出力する。加算器308は、高域残響音と低域残響音を加算し、残響音701を9個生成する。また、畳み込み演算部305は、演算結果のうち全指向性マイクロホン610及び611に対応する2個の演算結果を、低域残響音702として出力する。
実施例3の残響音生成システム(インパルス応答測定システム及び残響音生成装置)によれば、より残響音の品質を向上させることが可能である。
上述の実施例は、個々に代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができ、更に、各実施例を組み合わせて別の実施例を実現することができることは当業者に明らかである。従って、本発明は、上述の実施例によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
このように、本発明によれば、高品質な残響音を生成することができるので、残響音を付加する任意の用途に有用である。
101 全指向性スピーカ
102 低域専用スピーカ
201 測定信号生成部
202 高域通過フィルタ
203 低域通過フィルタ
204、205 増幅アンプ
206 両指向性マイクロホン
207 全指向性マイクロホン
208 高域インパルス応答
209 低域インパルス応答
301 入力信号生成部
302 高域通過フィルタ
303 低域通過フィルタ
304、305 畳み込み演算部
306、307 加算器
308 加算器
309 残響音

Claims (6)

  1. 残響音場におけるインパルス応答を測定するインパルス応答測定システムであって、
    測定信号を生成する測定信号生成手段と、
    前記測定信号生成手段によって生成した測定信号を高域測定信号と低域測定信号に分割する測定信号分割手段と、
    前記測定信号分割手段によって生成した高域測定信号を音出力する高域音出力手段と、
    前記測定信号分割手段によって生成した低域測定信号を音出力する低域音出力手段と、
    前記高域音出力手段によって出力した音を複数の第1の収音器で収音し、高域インパルス応答を生成する高域インパルス応答生成手段と、
    前記低域音出力手段によって出力した音を複数の第2の収音器で収音し、低域インパルス応答を生成する低域インパルス応答生成手段とを備え、
    前記第1の収音器による収音と前記第2の収音器による収音は個別に行われ
    前記第1の収音器は両指向性マイクロホンでありヌル方向が音源エリア側に向くように配置され、前記第2の収音器は全指向性マイクロホンであることを特徴とするインパルス応答測定システム。
  2. 前記第1の収音器の数及び前記第2の収音器の数は、前記高域インパルス応答生成手段によって生成した高域インパルス応答及び前記低域インパルス応答生成手段によって生成した低域インパルス応答から求められる残響音を付加した信号を再生するマルチチャンネル音響のチャンネル数と同数であることを特徴とする、請求項1に記載のインパルス応答測定システム。
  3. LFEチャンネルのインパルス応答を測定する場合に、前記第1の収音器の数は、前記高域インパルス応答生成手段によって生成した高域インパルス応答及び前記低域インパルス応答生成手段によって生成した低域インパルス応答から求められる残響音を付加した信号を再生するマルチチャンネル音響のLFEチャンネルを除くチャンネル数と同数であり、
    前記第2の収音器の数は、前記マルチチャンネル音響のLFEチャンネル数と同数であることを特徴とする、請求項1に記載のインパルス応答測定システム。
  4. LFEチャンネルのインパルス応答を測定する場合に、前記第1の収音器の数は、前記高域インパルス応答生成手段によって生成した高域インパルス応答及び前記低域インパルス応答生成手段によって生成した低域インパルス応答から求められる残響音を付加した信号を再生するマルチチャンネル音響のLFEチャンネルを除くチャンネル数と同数であり、
    前記第2の収音器の数は、前記マルチチャンネル音響のチャンネル数と同数であることを特徴とする、請求項1に記載のインパルス応答測定システム。
  5. マルチチャンネル音響における残響音を生成する残響音生成装置であって、
    入力信号を生成する入力信号生成手段と、
    前記入力信号を高域入力信号と低域入力信号に分割する入力信号分割手段と、
    請求項1からのいずれか1項に記載のインパルス応答測定システムにおける高域インパルス応答生成手段によって生成された高域インパルス応答と、前記高域入力信号との畳み込み演算を行い、高域残響音を生成する第1の畳み込み演算手段と、
    該インパルス応答測定システムの低域インパルス応答生成手段によって生成された低域インパルス応答と、前記低域入力信号との畳み込み演算を行い、低域残響音を生成する第2の畳み込み演算手段と
    前記高域残響音と前記低域残響音とを加算する加算手段と、
    前記高域残響音の数nと前記低域残響音の数mを比較する比較手段とを備え、
    前記比較手段がm>nであると判定した場合には、n個の高域残響音とn個の低域残響音は前記加算手段によって加算し、(m−n)個の低域残響音はそのまま出力することを特徴とする残響音生成装置。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載のインパルス応答測定システムと、
    マルチチャンネル音響における残響音を生成する残響音生成装置と、
    を備える残響音生成システムであって、
    前記残響音生成装置は、
    入力信号を生成する入力信号生成手段と、
    前記入力信号を高域入力信号と低域入力信号に分割する入力信号分割手段と、
    前記インパルス応答測定システムの高域インパルス応答生成手段によって生成された高域インパルス応答と、前記高域入力信号との畳み込み演算を行い、高域残響音を生成する第1の畳み込み演算手段と、
    前記インパルス応答測定システムの低域インパルス応答生成手段によって生成された低域インパルス応答と、前記低域入力信号との畳み込み演算を行い、低域残響音を生成する第2の畳み込み演算手段と、
    を備えることを特徴とする残響音生成システム。
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