JP5330361B2 - 取り外し可能な連動接続軸を用いたバイブロハンマ連動装置及び杭又は壁体の打設方法 - Google Patents

取り外し可能な連動接続軸を用いたバイブロハンマ連動装置及び杭又は壁体の打設方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5330361B2
JP5330361B2 JP2010268253A JP2010268253A JP5330361B2 JP 5330361 B2 JP5330361 B2 JP 5330361B2 JP 2010268253 A JP2010268253 A JP 2010268253A JP 2010268253 A JP2010268253 A JP 2010268253A JP 5330361 B2 JP5330361 B2 JP 5330361B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interlocking
shaft
hammer
vibratory
connection shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010268253A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012117296A (ja
Inventor
敏男 井上
博康 横山
一也 谷田
佳 溝次
勇吉 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chowa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Chowa Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chowa Kogyo Co Ltd filed Critical Chowa Kogyo Co Ltd
Priority to JP2010268253A priority Critical patent/JP5330361B2/ja
Publication of JP2012117296A publication Critical patent/JP2012117296A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5330361B2 publication Critical patent/JP5330361B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Description

本発明は、取り外し可能な連動接続軸を用いたバイブロハンマ連動装置及び杭又は壁体の打設方法に関する。
従来、大口径の杭又は長尺の壁体、例えば鋼板セル等を打設する場合、単体のバイブロハンマにより行うと、巨大な駆動源及び大質量が必要であるために製作・搬送に支障があった。従って、杭又は壁体に複数(多数)のバイブロハンマを取付け、それらを連動させて同調運転することにより1つの打設装置を構成し、打設を行っている。例えば、特許文献1〜3に記載されている。
複数のバイブロハンマを連動する場合、隣り合う2つのバイブロハンマの一方における1つの軸と他方における1つの軸が、ユニバーサルジョイント等の連係手段を介して連動されている。連動された複数のバイブロハンマは、適宜の駆動手段により各々の駆動軸を駆動され、同調運転される。「同調運転」とは、連動された全てのバイブロハンマの振動位相が一致していることをいう。
また、連動させて使用した複数のバイブロハンマの連動を解除して、各々を単体のバイブロハンマとして使用することもよく行われている。
図5は、単体のバイブロハンマの主要部を例示した斜視図であり、(a)は二軸バイブロハンマ、(b)は四軸バイブロハンマである。
図5(a)に示す二軸バイブロハンマ20は、駆動軸14と従動軸15(便宜上、幾何学上の軸のみを図示)の2つの軸を備える。駆動軸14にはプーリ16が装着され、図示しない駆動手段によりプーリ16に回転力が伝達され、回転駆動される。駆動軸14及び従動軸15にはそれぞれ、軸と共に回転するように固定された固定偏心重錘11と、軸に固定されない可動偏心重錘12とが装着されている。さらに、駆動軸14に伝達された回転力を他の全ての軸に伝達するための4つのギア13が設けられている。
固定偏心重錘11と可動偏心重錘12は、互いに一定の位相差を保持して同期回転する。この位相差は、可動偏心重錘12を調整することにより変更できる。可動偏心重錘12の調整は、バイブロハンマを停止して行うタイプと、バイブロハンマの稼働中に行うために位相可変器(例えば、特許文献5及び6)を備えたタイプとが知られている。いずれにしても、1つの軸についての偏心モーメントは、固定偏心重錘11と可動偏心重錘12の各偏心モーメントを加算したものとなる。さらに、二軸バイブロハンマ20の総合的な偏心モーメントは、2つの軸の各々の偏心モーメントを加算したものとなる。
図5(b)に示す四軸バイブロハンマ40は、上段に1つの駆動軸14と1つの従動軸15を、下段に2つの従動軸15を備えている。各軸14、15には、それぞれ固定偏心重錘11と、軸に固定されない可動偏心重錘12とが装着されている。さらに、駆動軸14に伝達された回転力を他の全ての軸に伝達するための8つのギア13が設けられている。
図6(a)は、図5(a)に示した単体の二軸バイブロハンマ20の概略的な平面図である。従来、バイブロハンマを単体で用いるときは、非連動用の駆動軸14(以下、「非連動駆動軸」と称する)と、非連動用の従動軸15(以下、「非連動従動軸」と称する)をバイブロハンマに組み込み用いていた。ここで、非連動用の軸とは、別のバイブロハンマの軸と連動しない軸を意味する。以下、非連動駆動軸と非連動従動軸を区別しない場合、「非連動軸」と称する場合がある。
図6(b)は、非連動駆動軸14の側面図である。一方の端部はプーリ16を取り付ける部分14dで終端しており、他方の端部はケース19のベアリング19aにより支持される部分で終端している。
図6(c)は、非連動従動軸15の側面図である。双方の端部とも、ケース19のベアリング19aにより支持される部分で終端している。
このように、非連動軸14、15は、いずれも、ケース19から外部へ不要に突出する部分が無いように設計されている。これは、単体のバイブロハンマを用いてリーダ打ち(特許文献4を参照)や斜杭打ちを行う場合、杭の位置決めやガイドのために杭の近傍に設置されるリーダと、杭の上端に取り付けられるバイブロハンマとが干渉しないようにするためである。仮に、バイブロハンマの軸の一部が外部に突出しているとすると、リーダを杭から離さなければならず、施工に支障を来す。また、リーダを用いない施工の場合でも、バイブロハンマの軸の一部が外部に突出していると、たとえカバーで覆っていたとしても周囲の作業員にとって極めて危険である。
次に、図7(a)は、互いに連動させた2台の二軸バイブロハンマ20L、20Rの平面図である。従来、2台のバイブロハンマの一方の駆動軸と他方の従動軸を連動させるとき、連動用の駆動軸114(以下、「連動駆動軸」と称する)と、連動用の従動軸115(以下、「連動従動軸」と称する)をバイブロハンマに組み込み用いていた。ここで、連動用の軸とは、別のバイブロハンマの軸と連動させる軸を意味する。以下、連動駆動軸と連動従動軸を区別しない場合、「連動軸」と称する場合がある。
なお、図7(a)に示すように、連動させない方の軸については、不要の突出部の無い非連動駆動軸14及び非連動従動軸15を組み込んでいる。
図7(b)は、連動駆動軸114の側面図である。連動させる一方の端部は、ケース19のベアリング19aにより支持される部分からさらにフランジ取付部114aが突出している。他方の端部は、プーリ16を取り付ける部分114dで終端している。
図7(c)は、連動従動軸115の側面図である。連動させる一方の端部は、ケース19のベアリング19aにより支持される部分からさらにフランジ取付部115aが突出している。他方の端部は、ケース19のベアリング19aにより支持される部分で終端している。
フランジ取付部114a、115aは、軸を連動させるために必要な突出部である。図7(b)(c)には、接続用部品であるフランジ部品7も示されている。図7(a)に示すように、2つのフランジ部品7、7は、1つの連係手段6の両端にそれぞれ配置される。フランジ部品7における広く平坦なフランジ面が、連係手段6の端部へ取り付けられる。フランジ部品7における貫通孔に、フランジ取付部114a、115aがそれぞれ挿入され固定される。連動軸114、115とフランジ部品7と連係手段6とは、回転力を伝達可能に接続されている。連係手段6は、ユニバーサルジョイント又はタイヤカップリングである。
図6(b)(c)に示した非連動軸14、15と、図7(b)(c)に示した連動軸114、115とは、全く異なる部品である。従って、非連動軸を組み込んだバイブロハンマを単体で用いた後に、別のバイブロハンマと連動させて用いる場合には、1つの非連動軸を取り外して連動軸に交換しなければならない。その逆の場合、すなわち連動させていた複数のバイブロハンマの連動を解いて単体で用いる場合にも、連動軸を取り外して非連動軸に交換しなければならない。連動軸を取り付けたまま単体で用いると、フランジ取付部が114a、115aが外部に突出した形態となるため、上述した通り、リーダと干渉したり、危険となったりするなど、種々の問題を生じるからである。
特公昭58−36126号公報 特開昭59−41523号公報 特公昭61−22692号公報 特開2003−65759号公報 特開平9−3891号公報 特開2002−66458号公報
しかしながら、連動軸と非連動軸を交換するには、バイブロハンマをほぼ全体的に分解し再び組み立てる必要があり、極めて煩雑で時間の掛かる作業となる。このような交換作業を、施工の途中で頻繁に行うことは現実的ではない。また、軸の交換を避けるために、単体専用、連動専用のバイブロハンマをそれぞれ用意すると、必要なバイブロハンマの台数が多くなりコストが高くなる。
以上の現状に鑑み、本発明は、複数のバイブロハンマを連動するための新規の連動構造であって、連動時と非連動時の間で軸を交換することなく単体でも使用可能であるようなバイブロハンマの連動構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を有する。括弧内の数字は、後述する実施例を示した図面中の符号であり、参照のために付する。
本発明によるバイブロハンマの連動構造は、バイブロハンマ(2R,2L)を別のバイブロハンマと連動させるべく、前記バイブロハンマ(2R,2L)の連動軸(4,5)の回転力を、前記別のバイブロハンマとの間に介在する連係手段(6)に伝達するためのものであり、前記バイブロハンマ(2R,2L)の連動軸(4,5)と、前記連係手段(6)の端部に取り付けられるフランジ部品(7)との間を、回転力を伝達可能かつ取り外し可能である連動接続軸(8)により接続したことを特徴とする。
好適例では、前記バイブロハンマ(2R,2L)の連動軸(4,5)は、その端部に第1の連動接続軸挿入孔(4a,5a)を穿設されており、前記フランジ(7)部品は、その端部に第2の連動接続軸挿入孔(7a)を穿設されており、かつ、前記連動接続軸(8)は、前記第1の連動接続軸挿入孔(4a,5a)に対し回転力を伝達可能かつ取り外し可能に挿入固定される第1の挿入突部(8b)と、前記第2の連動接続軸挿入孔(7a)に対し回転力を伝達可能かつ取り外し可能に挿入固定される第2の挿入突部(8c)とを具備することを特徴とする。
本発明によるバイブロハンマ連動装置は、上記のバイブロハンマの連動構造により連動される複数のバイブロハンマを備えたことを特徴とする。
本発明による杭又は壁体の打設方法は、上記のバイブロハンマ連動装置を用いて杭又は壁体を打設することを特徴とする。
本発明によるバイブロハンマは、上記のバイブロハンマの連動構造に適応したバイブロハンマ(2R,2L)であって、その連動軸(4,5)の少なくとも一方の端部に前記第1の連動接続軸挿入孔(4a,5a)を穿設されていることを特徴とする。
本発明による連動接続軸は、バイブロハンマ(2R,2L)を別のバイブロハンマと連動させるべく、前記バイブロハンマ(2R,2L)の連動軸(4,5)の回転力を、前記別のバイブロハンマとの間に介在する連係手段(6)に伝達するためのバイブロハンマの連動構造において、前記バイブロハンマ(2R,2L)の連動軸(4,5)と、前記連係手段(6)の端部に取り付けられるフランジ部品(7)との間を接続するために用いられるものであり、前記バイブロハンマ(2R,2L)の連動軸(4,5)の端部に穿設された第1の連動接続軸挿入孔(4a,5a)に対し回転力を伝達可能かつ取り外し可能に挿入固定される第1の挿入突部(8b)と、前記フランジ部品(7)の端部に穿設された第2の連動接続軸挿入孔(7a)に対し回転力を伝達可能かつ取り外し可能に挿入固定される第2の挿入突部(8c)とを具備することを特徴とする。
本発明によるバイブロハンマの連動構造は、バイブロハンマの連動軸と、連係手段の端部に取り付けられるフランジ部品との間を、回転力を伝達可能かつ取り外し可能である連動接続軸により接続したものである。これにより、連動時には、1台のバイブロハンマの連動軸の回転力を、連動接続軸、フランジ部品及び連係手段を介して別のバイブロハンマの連動軸に伝達することができる。また、非連動時には、連動接続軸を取り外すのみでバイブロハンマは不要の突出部の無い形態となり、単体のバイブロハンマとして使用可能となる。従って、1台のバイブロハンマを連動形態で使用する場合と、非連動形態すなわち単体で使用する場合の切替において、連動軸と非連動軸を互いに交換する必要がない。よって、従来、軸の交換時に行っていたバイブロハンマの分解及び組立の作業が不要となる。これにより、より効率的かつ低コストの施工が実現される。
本発明の連動構造により互いに連動させた二台の二軸バイブロハンマの概略的な平面図である。 (a)は、図1に示した連動駆動軸、連動接続軸及びフランジ部品の一部断面展開側面図であり、(b)は一部断面組立側面図である。 (a)は、図1に示した連動従動軸、連動接続軸及びフランジ部品の一部断面展開側面図であり、(b)は一部断面組立側面図である。 (a)は、連動時における図2に示した連動駆動軸及びその近傍領域を示す一部断面側面図であり、(b)は非連動時における同じ領域の図である。 (a)は単体の二軸バイブロハンマの主要部を示す斜視図であり、(b)は単体の四軸バイブロハンマの主要部を示す斜視図である。 (a)は、図5(a)に示した単体の二軸バイブロハンマの概略的な平面図である。(b)は、非連動駆動軸の側面図である。(c)は、非連動従動軸の側面図である。 (a)は、互いに連動させた2台の二軸バイブロハンマの平面図である。(b)は、従来の連動駆動軸の側面図である。(c)は、従来の連動従動軸の側面図である。
以下、実施例を示した図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明によるバイブロハンマの連動構造を適用して互いに連動させた二台の二軸バイブロハンマ2R、2Lの概略的な平面図である。バイブロハンマ2Rは右配置用であり、バイブロハンマ2Lは左配置用である。
図示の例では、バイブロハンマ2Rの駆動軸が、本発明を適用した連動駆動軸4であり、バイブロハンマ2Lの従動軸が、本発明を適用した連動従動軸5である。なお、バイブロハンマ2Rの従動軸は、図6(c)に示した従来の非連動従動軸15であり、バイブロハンマ2Lの駆動軸は、図6(b)に示した従来の非連動駆動軸14である。
連動駆動軸4及び連動従動軸5以外の各バイブロハンマの構成要素は、図5〜図7を参照して説明したものと同じであり、同じ構成要素には同じ符号を付している。
バイブロハンマ2Rの連動駆動軸4では、連動させる側の一方の端部は、ケース19のベアリング19aにより支持される部分で終端しており、他方の端部は、プーリ16を取り付ける部分4dで終端している。従って、連動駆動軸4における連動側の端部は、ケース19から突出していない。その替わりに、連動接続軸8が接続されている。連係手段6の両端にはそれぞれフランジ部品7、7が取り付けられており、連動接続軸8は、一方のフランジ部品7に接続されている。
バイブロハンマ2Lの連動従動軸5では、連動させる側の一方の端部は、ケース19のベアリング19aにより支持される部分で終端しており、他方の端部もまた、ケース19のベアリング19aにより支持される部分で終端している。従って、連動従動軸5における連動側の端部は、ケース19から突出していない。その替わりに、もう1つの連動接続軸8が接続されている。この連動接続軸8は、もう1つのフランジ部品7に接続されている。
図2(a)は、図1に示した連動駆動軸4、連動接続軸8及びフランジ部品7の一部断面展開側面図であり、(b)は、同じく一部断面組立側面図である。
図2(a)に示すように、連動駆動軸4は、その連動させる側の端部において、端面4bから軸方向に円柱状の第1の連動接続軸取付孔4aが穿設されている。第1の連動接続軸取付孔4aの周囲の端面には、適宜の数のボルト孔4cが軸方向に形成されている。反対側の端部4dは、プーリの取付部分である。
フランジ部品7は、連係手段の側に向いた環状円板のフランジ7cと、フランジ7cの径よりも小さい径の円筒部7bとを具備する。円筒部7bの端面7dから軸方向に第2の連動接続軸挿入孔7aが穿設されている。一方、フランジ7cの端面には、第2の連動接続軸挿入孔7aの径より大きい径の凹部7eが形成され、第2の連動接続軸取付孔7aと連通している。凹部7eの底には座板7fが載置される。座板7fには、適宜の数の孔7f1が軸方向に貫通している。
連動接続軸8は、略円柱状の胴部を有し、胴部の軸方向中間位置には、胴部の径より大きい径の鍔部8aが突出形成されている。図示の例では、鍔部8aの径は、連動駆動軸4の端面4bの径と同じである。鍔部8aには、適宜の数の孔8a1が軸方向に貫通している。鍔部8aよりも連動駆動軸4に近い部分は、第1の挿入突部8bであり、連動駆動軸4に穿設した第1の連動接続軸取付孔4aと嵌合する。第1の挿入突部8bの長さは、第1の連動接続軸取付孔4aの長さよりも短い。
一方、鍔部8bよりもフランジ部品7に近い部分は、第2の挿入突部8cであり、フランジ部品7に穿設した第2の連動接続軸取付孔7aと嵌合する。第2の挿入突部8cの挿入部分の長さは、第2の連動接続軸取付孔7aの長さと同じである。第2の挿入突部8cの基部には若干径の大きい肩部8c1が形成されている。第2の挿入突部8cの端面には、フランジ部品7の座板7fの孔7f1に対応するボルト孔8iが軸方向に形成されている。
第1の挿入突部8b及び第2の挿入突部8cの各々の外周面上には、軸方向にキー8d1、8d2が適宜形成されている。これらのキー8d1、8d2は、回転力を伝達するためのものである。
図2(b)に示すように、連動接続軸8の第1の挿入突部8bは、連動駆動軸4の第1の連動接続軸取付孔4aに挿入され、ボルト8eが鍔部8aの孔8a1を通して連動駆動軸4のボルト孔4cに締結される。図示のように、連動接続軸8の鍔部8aと連動駆動軸4の端面4bとが当接している。
次に、連動接続軸8の第2の挿入突部8cは、フランジ部品7の第2の連動接続軸取付孔7aに挿入され、ボルト8hが座板7fの孔7f1を通して連動接続軸8のボルト孔8iに締結される。図示のように、連動接続軸8の肩部8c1とフランジ部品7の端面とが当接している。
キー8d1により連動駆動軸4と連動接続軸8の間で回転力が伝達される。キー8d2により連動接続軸8とフランジ部品7との間で伝達される。なお、連動接続軸8と、連動駆動軸4及びフランジ部品7の各々との間の具体的な固定手段は、回転力を伝達可能でありかつ取り外し可能であればよく、図示の例に限定されない。
図3(a)は、図1に示した連動従動軸5、連動接続軸8及びフランジ部品7の一部断面展開側面図であり、(b)は、同じく一部断面組立側面図である。
図3(a)に示すように、連動従動軸5は、その連動させる側の端部において、端面5bから軸方向に円柱状の第1の連動接続軸取付孔5aが穿設されている。第1の連動接続軸取付孔5aの周囲の端面には、適宜の数のボルト孔5cが軸方向に形成されている。
フランジ部品7及び連動接続軸8は、図2に示したものと全く同じものであり、同じ構成要素には同じ符号を付している。
図3(b)に示すように、連動接続軸8の第1の挿入突部8bは、連動従動軸5の第1の連動接続軸取付孔5aに挿入され、ボルト8eが鍔部8aの孔8a1を通して連動従動軸5のボルト孔5cに締結される。図示のように、連動接続軸8の鍔部8aと連動従動軸5の端面5bとが当接している。
次に、連動接続軸8の第2の挿入突部8cは、フランジ部品7の第2の連動接続軸取付孔7aに挿入され、ボルト8hが座板7fの孔7f1を通して連動接続軸8のボルト孔8iに締結される。
キー8d1により連動従動軸5と連動接続軸8の間で回転力が伝達される。キー8d2により連動接続軸8とフランジ部品7との間で伝達される。 なお、連動接続軸8と、連動従動軸5及びフランジ部品7の各々との間の具体的な固定手段は、回転力を伝達可能でありかつ取り外し可能であればよく、図示の例に限定されない。
図4(a)は、図2に示した連動時における連動駆動軸4及びその近傍領域を、さらに詳細に示す一部断面側面図であり、(b)は、非連動時における同じ領域の図である。
図4(a)に示すように、連動時における連動駆動軸4の連動側の端部は、ケース19のベアリング19aにより支持され、かつ、連動接続軸8が挿入固定されている。連動接続軸8はさらに、フランジ部品7に挿入固定されている。連動時に用いるベアリングカバー31はベアリング19aの外側を覆っているが、その中央には、シール部材31aを介して連動接続軸8が貫通している。
図4(b)に示すように、非連動時には、連動駆動軸4における第1の連動接続軸取付孔4aは空洞である。図示しないが、別の実施例として、空洞を充填するためのダミー部品を固定してもよい。この端部は、ケース19のベアリング19aにより支持されている。非連動時に用いるベアリングカバー32は、ベアリング19aと連動駆動軸4の端面の全体を覆っている。
このように、1台のバイブロハンマの連動駆動軸4に連動接続軸8を取り付けることにより、別のバイブロハンマと連動させることができ、そして、連動接続軸8を取り外すだけで、そのバイブロハンマを直ちに単体で使用することが可能である。連動駆動軸4自体を交換する必要はない。このように、従来に比べて、バイブロハンマの連動形態と単体形態の切替作業を格段に効率的に行うことができる。
図示しないが、図3に示した連動従動軸5の連動時と非連動時についても、図4の連動駆動軸4の場合と全く同様である。
以上では、二軸バイブロハンマを二台連動させる場合を例として、本発明のバイブロハンマの連動構造を説明した。しかし、本発明のバイブロハンマの連動構造は、種々のタイプのバイブロハンマに適用可能である。例えば、一軸、四軸、またはそれ以上の数の軸をもつ多軸のバイブロハンマに適用可能である。単体のバイブロハンマがどのようなタイプであっても、それを別のバイブロハンマと連動させる場合には、1又は複数の軸のうち1つの軸が連動軸として用いられる。従って、その連動軸が、連動側の端部に穿設された連動接続軸挿入孔を有するものであればよい。なお、連動軸は、駆動軸の場合も従動軸の場合もある。
また、三台以上のバイブロハンマを連動させる場合、中間に配置されるバイブロハンマについては、連動軸の両端部に連動接続軸挿入孔を穿設すればよい。これにより、連動軸の両端部に連動接続軸を挿入固定することが可能となる。駆動軸におけるプーリ側の端部(図3の符号4d)は、その外周面上にプーリが取り付けられるが、その端面に連動接続軸挿入孔を穿設して連動接続軸を挿入固定することは可能である。これにより、駆動軸のプーリ側の端部も連動可能となる。
上述したバイブロハンマの連動構造を用いて複数のバイブロハンマを連動させることにより、バイブロハンマ連動装置を構成することができる。このようなバイブロハンマ連動装置における複数のバイブロハンマは、平面視にて環状または線状(直線状若しくは曲線状)に配置することができる。このようなバイブロハンマ連動装置は、特に、大口径の杭又は長尺の壁体の打設に好適である。
2R、2L:二軸バイブロハンマ
4:連動駆動軸
5:連動従動軸
6:連係手段
11:固定偏心重錘
12:可動偏心重錘
13:ギア
14:非連動駆動軸
15:非連動従動軸
16:プーリ
19:ケース
19a:ベアリング
20、20R、20L:二軸バイブロハンマ(従来)
40:四軸バイブロハンマ(従来)
114:連動駆動軸(従来)
115:連動従動軸(従来)

Claims (6)

  1. バイブロハンマ(2R,2L)を別のバイブロハンマと連動させるべく、前記バイブロハンマ(2R,2L)の連動軸(4,5)の回転力を、前記別のバイブロハンマとの間に介在する連係手段(6)に伝達するためのバイブロハンマの連動構造において、
    前記バイブロハンマ(2R,2L)の連動軸(4,5)と、前記連係手段(6)の端部に取り付けられるフランジ部品(7)との間を、回転力を伝達可能かつ取り外し可能である連動接続軸(8)により接続したことを特徴とする
    バイブロハンマの連動構造。
  2. 前記バイブロハンマ(2R,2L)の連動軸(4,5)は、その端部に第1の連動接続軸挿入孔(4a,5a)を穿設されており、
    前記フランジ(7)部品は、その端部に第2の連動接続軸挿入孔(7a)を穿設されており、かつ、
    前記連動接続軸(8)は、前記第1の連動接続軸挿入孔(4a,5a)に対し回転力を伝達可能かつ取り外し可能に挿入固定される第1の挿入突部(8b)と、前記第2の連動接続軸挿入孔(7a)に対し回転力を伝達可能かつ取り外し可能に挿入固定される第2の挿入突部(8c)とを具備することを特徴とする
    請求項1に記載のバイブロハンマの連動構造。
  3. 請求項1又は2に記載のバイブロハンマの連動構造により連動される複数のバイブロハンマを備えたことを特徴とするバイブロハンマ連動装置。
  4. 請求項3に記載のバイブロハンマ連動装置を用いて杭又は壁体を打設することを特徴とする杭又は壁体の打設方法。
  5. 請求項2に記載のバイブロハンマの連動構造に適応したバイブロハンマ(2R,2L)であって、その連動軸(4,5)の少なくとも一方の端部に前記第1の連動接続軸挿入孔(4a,5a)を穿設されていることを特徴とするバイブロハンマ。
  6. バイブロハンマ(2R,2L)を別のバイブロハンマと連動させるべく、前記バイブロハンマ(2R,2L)の連動軸(4,5)の回転力を、前記別のバイブロハンマとの間に介在する連係手段(6)に伝達するためのバイブロハンマの連動構造において、前記バイブロハンマ(2R,2L)の連動軸(4,5)と、前記連係手段(6)の端部に取り付けられるフランジ部品(7)との間を接続するために用いられる連動接続軸(8)であって、
    前記バイブロハンマ(2R,2L)の連動軸(4,5)の端部に穿設された第1の連動接続軸挿入孔(4a,5a)に対し回転力を伝達可能かつ取り外し可能に挿入固定される第1の挿入突部(8b)と、
    前記フランジ部品(7)の端部に穿設された第2の連動接続軸挿入孔(7a)に対し回転力を伝達可能かつ取り外し可能に挿入固定される第2の挿入突部(8c)とを具備することを特徴とする連動接続軸。
JP2010268253A 2010-12-01 2010-12-01 取り外し可能な連動接続軸を用いたバイブロハンマ連動装置及び杭又は壁体の打設方法 Active JP5330361B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010268253A JP5330361B2 (ja) 2010-12-01 2010-12-01 取り外し可能な連動接続軸を用いたバイブロハンマ連動装置及び杭又は壁体の打設方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010268253A JP5330361B2 (ja) 2010-12-01 2010-12-01 取り外し可能な連動接続軸を用いたバイブロハンマ連動装置及び杭又は壁体の打設方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012117296A JP2012117296A (ja) 2012-06-21
JP5330361B2 true JP5330361B2 (ja) 2013-10-30

Family

ID=46500447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010268253A Active JP5330361B2 (ja) 2010-12-01 2010-12-01 取り外し可能な連動接続軸を用いたバイブロハンマ連動装置及び杭又は壁体の打設方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5330361B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6332914B2 (ja) * 2013-06-06 2018-05-30 株式会社エーコー バイブロハンマユニット
CN107687170A (zh) * 2017-09-25 2018-02-13 五冶集团上海有限公司 振动锤转换接头及其使用方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57116828A (en) * 1981-01-07 1982-07-21 Kensetsu Kikai Chiyousa Kk Driver for wall body
JPS5941523A (ja) * 1982-08-31 1984-03-07 Kensetsu Kikai Chiyousa Kk 壁体打設装置
JP3643980B2 (ja) * 2000-08-30 2005-04-27 調和工業株式会社 振動装置ユニット
JP2002129563A (ja) * 2000-10-20 2002-05-09 Chowa Kogyo Kk 同期連動杭打装置および同期連動杭打方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012117296A (ja) 2012-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4659098B2 (ja) 3自由度を有する姿勢変更機構を備えたパラレルリンクロボット
JP5270462B2 (ja) 偏心揺動型歯車装置および偏心揺動型歯車装置におけるクランク軸の組み付け方法
US8162789B2 (en) Reduction gear box
JP2010210442A (ja) 二軸引張試験装置
JP5330361B2 (ja) 取り外し可能な連動接続軸を用いたバイブロハンマ連動装置及び杭又は壁体の打設方法
CN106090134B (zh) 外齿轮、偏心摆动型齿轮装置、机器人、偏心摆动型齿轮装置的使用方法
BRPI0711581A2 (pt) dispositivo e instrumento de perfuração com vibrações axiais automantidas
JP2010270475A (ja) 作業機械の把持装置及びこれを備えた作業機械
JP5846615B2 (ja) 気動工具のインパクト機構
JP2006200557A (ja) 伝動装置
WO2015151842A1 (ja) ヒューマノイドロボットの関節機構
RU2391504C2 (ru) Приводное устройство для вращающегося, работающего с колебательным нагружением инструмента и инструмент с таким устройством
JP4973727B2 (ja) プレス機械
JP5478552B2 (ja) 離間配置バイブロハンマの連動装置及び杭又は壁体の打設方法
KR101133114B1 (ko) 뒤틀림 진동 댐퍼 및 뒤틀림 진동 댐퍼를 구비한 회전 부재
JP4739909B2 (ja) 作業工具
KR100284868B1 (ko) 토로이달형 무단 변속기
JP5349431B2 (ja) 杭又は壁体の打設装置及び打設方法並びにバイブロハンマ
JP2004232459A (ja) 硬岩地層への鋼矢板連続打設工法、及び該工法に用いる機器
JP2012137111A (ja) 消振機
DK2772606T3 (en) Drive device and method of operating a drive device
JP6332914B2 (ja) バイブロハンマユニット
WO2024018613A1 (ja) 歯当たり調整治具
JP2009276211A (ja) 継手装置および試験装置
JP6952964B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120828

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130725

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5330361

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250