JP5329794B2 - 通信異常検知装置 - Google Patents

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この発明は、通信異常検知装置に関し、より具体的には複数の電子制御装置の間の通信異常を検知する装置に関する。
一般的に内燃機関には、それを制御する上で燃料噴射装置(インジェクタ)、点火装置(イグナイタ)およびスロットルバルブなどの駆動をそれぞれ電子的に制御すべく複数の電子制御装置(ECU(Electronic Control Unit))が設けられる。各電子制御装置はCAN(Controller Area Network)通信などにより、それらを駆動制御するために必要となる複数種のデータを互いに送受信する。従来、複数種のデータを送受信する電子制御装置の間の通信異常を検知するものとして様々なものが提案されている。
例えば、下記の特許文献1にあっては、送信側の電子制御装置において複数の数値データを送信するに際し、複数の数値データの合計値を送信データに付加すると共に、受信側の電子制御装置において受信した複数の数値データの合計値を算出し、算出された合計値と受信した合計値を比較して確認することにより、電子制御装置の間の通信異常を検知している。また、下記の特許文献2にあっては、送信側の電子制御装置において送信データに通信毎に変化する監視情報、具体的には通信毎に1と0のいずれか交互に変化させられるフラグを付加して送信すると共に、受信側の電子制御装置において当該フラグの通信毎の変化を監視することにより、電子制御装置の間の通信異常を検知している。
特許第3156493号 特開2001−197154号公報
しかしながら、上記した特許文献に記載の通信異常検知は、送信側の電子制御装置において確認用あるいは監視用のデータを送信データに付加して送信し、受信側の電子制御装置においてそれを確認あるいは監視する構成であることから、送信側の電子制御装置が通信毎に送信データを更新することができずに同一内容のデータを繰り返して送信するといった通信異常を検知することができなかった。また、送信データに確認用あるいは監視用のデータを別途設ける必要があることから、通信リソースを有効に利用する点では改善の余地があった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、複数の種類のデータを周期的に送受信する複数の電子制御装置の間の通信異常を検知する通信異常検知装置において、同一内容のデータを繰り返して送信するといった通信異常を検知すると共に、送信データに確認用あるいは監視用のデータを別途設けることなく、通信リソースを有効に利用するようにした通信異常検知装置を提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1にあっては、複数の種類のデータを周期的に送受信する複数の電子制御装置の間の通信異常を検知する通信異常検知装置において、前記複数の電子制御装置の一方は、前記複数の種類のデータの内、今回送信すべきデータを決定し、少なくとも前記決定した送信すべきデータの種類に応じたコマンドを他方に送信し、前記他方に、受信した前記コマンドに応じてウオッチドッグタイマの値を初期化するウオッチドッグパルスの周期を変更させると共に、前記変更されたウオッチドッグパルスの周期を計測し、前記計測されたウオッチドッグパルスの周期が前記送信したコマンドに応じて変更されていないとき、前記通信異常があると検知する如く構成した。
また、請求項2にあっては、前記一方は、前記一方と他方の演算負荷に基づいて前記複数種の制御データの内、今回送信すべきデータを決定する如く構成した。
上記において「通信異常」とは、電子制御装置の一方が同一内容のデータを繰り返して送信するといった通信内容の異常をいうが、電子制御装置の他方における受信異常や演算異常を含むものと解しても良い。
請求項1にあっては、複数の種類のデータを周期的に送受信する複数の電子制御装置の一方は、複数の種類のデータの内、今回送信すべきデータを決定し、少なくとも決定した送信すべきデータの種類に応じたコマンドを他方に送信し、他方に、受信したコマンドに応じてウオッチドッグタイマの値を初期化するウオッチドッグパルスの周期を変更させると共に、変更されたウオッチドッグパルスの周期を計測し、計測されたウオッチドッグパルスの周期が送信したコマンドに応じて変更されていないとき、通信異常があると検知するように構成したので、同一内容のデータを繰り返して送信するといった通信異常を検知することができる。
即ち、電子制御装置の一方は、複数の種類のデータの内、今回送信すべきデータを決定し、少なくともその決定した送信すべきデータの種類に応じたコマンド他方に送信し、他方に、受信したコマンドに応じてウオッチドッグパルスの周期を変更させるにも関わらず、一方において計測される他方のウオッチドッグパルスの周期が送信したコマンドに応じて変更されていない場合にあっては、電子制御装置の一方が送信内容を更新することができず、前回通信時と同一内容のデータを送信する状況が想定されるため、上記のような通信異常を検知することができる。
また、複数の種類のデータの内、今回送信すべきデータを利用して通信異常を検知するため、送信データに確認用あるいは監視用のデータを別途設ける必要がなく、よって通信リソースを有効に利用することができる。
請求項2に係る通信異常検知装置にあっては、一方は、一方と他方の演算負荷に基づいて複数種の制御データの内、今回送信すべきデータを決定するように構成、換言すれば一方と他方の演算負荷に応じてウオッチドッグパルスの周期が設定されるように構成したので、一方がウオッチドッグパルスの周期を計測するために要する演算負荷と他方がウオッチドッグパルスを生成するために要する演算負荷を不要に増大させることなく、上記の効果を得ることができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る通信異常検知装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係る通信異常検知装置を含む複数の電子制御装置を示すブロック図である。
図1において、符号10は、内燃機関(以下、「エンジン」という)の燃料噴射装置(インジェクタ)および点火装置(イグナイタ)を電子的に制御する電子制御装置(ECU(Electronic Control Unit)。以下、「エンジン制御ユニット」という)(電子制御装置の一方)を示す(図中に「UNIT1」と示す)。符号12は、スロットルバルブを電子的に制御する電子制御装置(ECU(Electronic Control Unit)。以下「スロットルバルブ制御ユニット」という)(電子制御装置の他方)を示す(図中に「UNIT2」と示す)。
エンジン制御ユニット10は中央演算装置たるCPU10aと、各種プログラムを格納するROM(図示なし)と、各種センサから出力されたデータやCPU10aで演算されたデータを一時的に記憶するRAM(図示なし)からなり、各種プログラムに従って制御対象たる燃料噴射装置および点火装置の駆動を制御する。スロットルバルブ制御ユニット12も同様なCPU12a、ROM(図示なし)、RAM(図示なし)からなり、各種プログラムに従ってスロットルバルブの駆動を制御する。
エンジン制御ユニット10とスロットルバルブ制御ユニット12は通信線14を介して接続され、データを他方へ送信すると共に、他方からデータを受信するための送受信機10b,12bをそれぞれ備える。各送受信機10b,12bはそれぞれのCPU内部に配置されるCANコントローラ10c,12cによって制御される。このように、エンジン制御ユニット10とスロットルバルブ制御ユニット12は、いわゆるCAN(Controller Area Network)通信によって接続され、データ送受信自在とされる。
エンジン制御ユニット10は、アクセル開度センサ、スロットル開度センサ、吸気圧センサなどに接続され、各種センサの出力データが入力される。具体的に、出力データはアクセル開度AP,スロットル開度θth,吸気圧PAなどである。スロットルバルブ制御ユニット12は、バッテリ電圧センサ、ホールセンサなどに接続され、各種センサの出力データが入力される。具体的に、出力データはバッテリ電圧VB,ホール電流IHなどである。エンジン制御ユニット10とスロットルバルブ制御ユニット12は、それら複数種のデータをCAN通信を介して周期的に相互に送受信する。
また、スロットルバルブ制御ユニット12はCPU12aの動作を監視するウオッチドッグタイマ12dを備える。具体的に、ウオッチドッグタイマ12dはCPU12aに所定の周期毎に信号(以下、「ウオッチドッグパルス」という)を発生させて自身に送信させると共に、所定時間経過してもCPU12aからウオッチドッグパルスが送信されないとき、CPU12aの動作に割り込みをかけてCPU12aを再起動する。
CPU12aが発生するウオッチドッグパルスは、専用線16を介してエンジン制御ユニット10のCPU10aにも送信される。CPU10aは、送信されるウオッチドッグパルスの周期を適宜なタイマを用いて計測可能に構成される。
この発明に係る通信異常検知装置はCANコントローラからなると共に、複数種のデータを一方から他方に送信するに際し、エンジン制御ユニット10とスロットルバルブ制御ユニット12の間のCAN通信の異常を検知する。次図以降のフロー・チャートから通信異常検知について具体的に説明する。
図2は、送信側の電子制御装置が実行する通信異常検知に係るフロー・チャートである。送信側の電子制御装置としてはエンジン制御ユニット10とスロットルバルブ制御ユニット12のいずれも妥当するが、説明の便宜上、ここではエンジン制御ユニット10を送信側の電子制御装置とする。具体的に、図2のフロー・チャートはエンジン制御ユニット10のCANコントローラ10cによって実行されるプログラムである。
まずS10において、エンジン制御ユニット10とスロットルバルブ制御ユニット12の演算負荷に応じてコマンドCMDが発行される。例えば、エンジン制御ユニット10の演算負荷が高く、スロットルバルブ制御ユニット12の演算負荷が低い場合には1のコマンドCMDが発行される。逆にエンジン制御ユニット10の演算負荷が低く、スロットルバルブ制御ユニット12の演算負荷が高い場合にはnのコマンドCMDが発行される。尚、演算負荷の高低は各種センサの出力データに基づいて推定される。
コマンドCMDは、1からn(n≧2)までの自然数の内のいずれかの数値である。nはエンジン制御ユニット10が送信すべきデータ種の総数に相当する。ここで、データの種類毎に異なるコマンドCMDが割り当てられる。例えば、アクセル開度APには1、スロットル開度θthには2,吸気圧PAには3のコマンドCMDが割り当てられる。
次いでS12に進み、コマンドCMDとそれに割り当てられたデータ種の数値を送信データとして送信する。ここで送信について具体的には、CANコントローラ10cがそれらを送信するように送受信機10bに指示し、送受信機10bがそれらを今回の送信データとして更新して送信する。また、送信データの内、少なくともコマンドCMDは前記したRAMに一時的に記憶される。
尚、S12において複数種のデータを周期毎に送信するように、S10においてはエンジン制御ユニット10とスロットルバルブ制御ユニット12の演算負荷に応じてコマンドCMDを発行しつつも一定の期間で全てのコマンドCMDを発行するように構成される。
次いで、送信データを受信する受信側の電子制御装置について説明する。
図3は、受信側の電子制御装置が実行する通信異常検知に係るフロー・チャートである。ここでは、スロットルバルブ制御ユニット12を受信側の電子制御装置として説明する。具体的には、図3のフロー・チャートはスロットルバルブ制御ユニット12のCANコントローラ12cによって実行されるプログラムである。
S100において、エンジン制御ユニット10から送信されたコマンドCMDとそれに割り当てられたデータ種の数値を受信したか否か判断される。否定されるときにはプログラムをスキップする一方、肯定されるときにはS102に進んで受信したコマンドCMDが1であるか否か判断される。
S102で肯定されるとき、S104に進んで1の認識コードIDが作成されると共に、S106に進んでウオッチドッグパルスの周期として周期Aが設定される。一方、S102で否定されるとき、S108に進んで受信したコマンドCMDが2であるか否か判断される。S108で肯定されるとき、S110に進んで2の認識コードIDが作成されると共に、S112に進んでウオッチドッグパルスの周期として周期Bが設定される。一方、S108で否定されるとき、以降は同様に、S114からS116のステップに示す如く、受信したコマンドCMDが3,4,5,・・・nであるか否か判断され、肯定されるとき、3,4,5,・・・nの認識コードIDが作成されると共に、ウオッチドッグパルスの周期として周期C,D,E・・・Nが設定される。このように、認識コードIDも1からn(n≧2)までの自然数であると共に、受信したコマンドCMDと同一の認識コードIDが作成される。また、受信したコマンドCMDに応じてウオッチドッグパルスの周期が設定(変更)される。
次いでS120に進み、作成された認識コードIDを返信データとしてエンジン制御ユニット10に返信する。ここで返信について具体的には、CANコントローラ12cが今回作成した認識コードIDを返信するように送受信機12bに指示し、送受信機12bが認識コードIDを今回の返信データとして更新してエンジン制御ユニット10に返信する。尚、S114において否定されるとき、プログラムをスキップする。
図2に戻って送信側のフロー・チャートの説明を続けると、S14において、スロットルバルブ制御ユニット12からの返信データ、即ち認識コードIDを受信したか否か判断する。S12において送信データを送信した後、適度な時間が経過しても認識コードIDを受信しないときにはS14で否定され、S12に戻って再度同一の送信データをスロットルバルブ制御ユニット12に送信する。このように、エンジン制御ユニット10は、スロットルバルブ制御ユニット12からの返信データを受信しない限り、同一種のデータを繰り返し送信する。
一方、認識コードIDを受信するとS14で肯定されてS16に進み、前記したようにCPU10aにおいてウオッチドッグパルスの周期が計測される。
次いでS18に進み、計測されたウオッチドッグパルスの周期が設定周期と一致するか否か判断される。設定周期とは、S10において発行されるコマンドCMDに対応して予め設定されるウオッチドッグパルスの周期である。設定周期自体は、スロットルバルブ制御ユニット12において受信したコマンドCMDに応じて設定される周期A,B,C,・・・Nと同一である。
S18で肯定されるとき、エンジン制御ユニット10とスロットルバルブ制御ユニット12の間の通信は正常であると判断され、S10に戻って新たなコマンドCMDが発行される。
一方、S18で否定されるとき、S20に進んでS18において計測周期と設定周期が一致しないと判断された回数を適宜なカウンタを用いて計測する。次いでS22に進み、一致しないと判断された回数が所定回数に達したか否か判断される。S22で否定されるときはS16に戻る一方、S22で肯定されるとき、S24に進んでエンジン制御ユニット10とスロットルバルブ制御ユニット12の間の通信は異常であると判断する。通信が異常であると判断されるときにはプログラムを終了し、それ以降のデータの送信を停止する。
S18において計測されたウオッチドッグパルスの周期と設定周期が一致しない場合としては、S12においてCANコントローラ10cが今回発行したコマンドCMDとそれに対応するデータ種の数値を送信するように送受信機10bに指示するにも関わらず、送受信機10bがそれらを今回の送信データとして更新することができずに前回送信したコマンドCMDとそれに対応するデータ種の数値を繰り返し送信する場合が考えられる。即ち、この場合、スロットルバルブ制御ユニット12は前回と同一のコマンドCMDを受信することから、前回と同一のウオッチドッグパルスの周期が設定される結果、S18において両者が一致しないと判断される。
尚、送受信機12bの受信異常やCANコントローラ10c,12cの演算異常が生じている場合にもS18などにおいて両者が一致しないと判断され得るが、それらの事象が生じる可能性は低く無視できる程度である。
このように、エンジン制御ユニット10は、複数の種類のデータの内、今回送信すべきコマンドCMDを発行・送信し、スロットルバルブ制御ユニット12に、受信したコマンドCMDに応じてウオッチドッグタイマの値を初期化するウオッチドッグパルスの周期を変更させると共に、変更されたウオッチドッグパルスの周期を計測し、計測されたウオッチドッグパルスの周期が送信したコマンドCMDに応じて変更されているか否かを判断することから、変更されていない場合にはエンジン制御ユニット10において同一内容のデータを繰り返して送信するといった通信異常が生じていることを検知することができる。また、複数の種類のデータの内、今回送信すべきデータを利用して通信異常を検知するため、送信データに確認用あるいは監視用のデータを別途設ける必要がなく、よって通信リソースを有効に利用することができる。
また、エンジン制御ユニット10は、エンジン制御ユニット10とスロットルバルブ制御ユニット12の演算負荷に基づいて今回送信すべきコマンドCMDを決定することから、換言すればエンジン制御ユニット10とスロットルバルブ制御ユニット12の演算負荷に応じてウオッチドッグパルスの周期が設定されることから、エンジン制御ユニット10がウオッチドッグパルスの周期を計測するために要する演算負荷とスロットルバルブ制御ユニット12がウオッチドッグパルスを生成するために要する演算負荷を不要に増大させることなく、上記の通信異常を検知することができる。
次いで、この発明の第2実施例に係る通信異常検知装置について説明する。
図4は、第2実施例に係る通信異常検知装置についての送信側の電子制御装置が実行する、図2と同様なフロー・チャートである。また、図5は、第2実施例に係る通信異常検知装置についての受信側の電子制御装置が実行する、図3と同様なフロー・チャートである。尚、両図において第1実施例と共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
第1実施例と相違する点に焦点をおいて説明すると、第2実施例にあっては、送信側のエンジン制御ユニット10は送信データとしてコマンドCMDのみを送信すると共に、受信側のスロットルバルブ制御ユニット12は識別コードIDと受信したコマンドCMDに対応するデータ種の数値からなる返信データを返信するように構成した。
図4フロー・チャートのS12aに示すように、送信側のエンジン制御ユニット10はコマンドCMDのみからなる送信データを受信側のスロットルバルブ制御ユニット12に送信する。また、図5フロー・チャートのS100aに示すように、受信側のスロットルバルブ制御ユニット12はコマンドCMDを受信したか否か判断する。
S120aにおいては、識別コードIDと受信したコマンドCMDに対応するデータ種の数値からなる返信データを作成し、それをエンジン制御ユニット10に返信する。ここで、例えば受信したコマンドCMDが1であれば、1の識別コードIDとバッテリ電圧VBの数値からなる返信データを作成して送信する。また、例えば受信したコマンドCMDが2であれば、2の識別コードIDとホール電流IHの数値からなる返信データを作成して送信する。
図4フロー・チャートのS14aに示すように、送信側のエンジン制御ユニット10において識別コードIDと数値からなる返信データを受信したか否か判断される。
残余の構成は第1実施例と同様である。よって、第2実施例に係る通信異常検知装置にあっても、第1実施例と同様な効果を得ることができる。即ち、エンジン制御ユニット10において同一内容のデータを繰り返して送信するといった通信異常が生じていることを検知することができると共に、複数の種類のデータの内、今回返信させるべきデータを決定してその種のデータを返信させることを利用して通信異常を検知するため、返信データに確認用あるいは監視用のデータを別途設ける必要がなく、よって通信リソースを有効に利用することができる。
以上のように、この発明の第1および第2実施例にあっては、複数の種類(n種類)のデータを周期的に送受信する複数の電子制御装置(エンジン制御ユニット10,スロットルバルブ制御ユニット12)の間の通信異常を検知する通信異常検知装置において、前記複数の電子制御装置の一方(エンジン制御ユニット10)は、前記複数の種類のデータの内、今回送信すべきデータ(コマンドCMD+数値、またはコマンドCMD)を決定し、少なくとも前記決定した送信すべきコマンドCMDを他方(スロットルバルブ制御ユニット12)に送信し(S12,S12a)、前記他方に、受信した前記コマンドCMD(データの種類)に応じてウオッチドッグタイマ12dの値を初期化するウオッチドッグパルスの周期を変更させると共に(S102,S106,S108,S112,S114,S118)、前記変更されたウオッチドッグパルスの周期を計測し(S16)、前記計測されたウオッチドッグパルスの周期が前記送信したコマンドCMD(データの種類)に応じて変更されていないとき、前記通信異常があると検知する(S18からS24)如く構成した。
前記一方は、前記一方と他方の演算負荷に基づいて前記複数種の制御データの内、今回送信すべきデータを決定する(S10)如く構成した。
尚、上記において、送信側の電子制御装置をエンジン制御ユニット10、受信側の電子制御装置をスロットルバルブ制御ユニット12として説明したが、逆であっても良い。
この発明の第1実施例に係る通信異常検知装置を含む複数の電子制御装置を示すブロック図である。 図1に示す通信異常検知装置の送信側の電子制御装置が実行するフロー・チャートである。 図1に示す通信異常検知装置の受信側の電子制御装置が実行するフロー・チャートである。 この発明の第2実施例に係る通信異常検知装置の送信側の電子制御装置が実行する、図2と同様なフロー・チャートである。 この発明の第2実施例に係る通信異常検知装置の受信側の電子制御装置が実行する、図3と同様なフロー・チャートである。
符号の説明
10:エンジン制御ユニット、12:スロットルバルブ制御ユニット、14:通信線、16:専用線

Claims (2)

  1. 複数の種類のデータを周期的に送受信する複数の電子制御装置の間の通信異常を検知する通信異常検知装置において、前記複数の電子制御装置の一方は、前記複数の種類のデータの内、今回送信すべきデータを決定し、少なくとも前記決定した送信すべきデータの種類に応じたコマンドを他方に送信し、前記他方に、受信した前記コマンドに応じてウオッチドッグタイマの値を初期化するウオッチドッグパルスの周期を変更させると共に、前記変更されたウオッチドッグパルスの周期を計測し、前記計測されたウオッチドッグパルスの周期が前記送信したコマンドに応じて変更されていないとき、前記通信異常があると検知することを特徴とする通信異常検知装置。
  2. 前記一方は、前記一方と他方の演算負荷に基づいて前記複数種の制御データの内、今回送信すべきデータを決定することを特徴とする請求項1記載の通信異常検知装置。
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