JP5327820B2 - 無人搬送システム - Google Patents

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本発明は、無人搬送システム、より詳細には、誘導ラインと、誘導ラインに沿って走行する無人搬送車と、走行経路の位置情報を表す次元コードから構成されたIDマークとを備えた無人搬送システムに関する。
従来から、工場や倉庫等において、誘導ラインと、誘導ラインに沿って走行する無人搬送車と、走行経路の位置情報を表す次元コードから構成されたIDマークとを備えた、例えば、特許文献1、2に記載の無人搬送システムが知られている。
特許文献1に記載の無人搬送システムは、路面に敷設された誘導ラインと、誘導ラインに沿って走行する無人搬送車と、誘導ライン上に設けられ、走行経路の位置情報を表す次元コード(バーコード)から構成されたIDマークと、次元コードリーダとを備える。
この無人搬送システムでは、次元コードリーダによって次元コードが読み取られ、位置情報が認識され、無人搬送車の走行制御が行われる。
また、特許文献2に記載の無人搬送システムは、誘導ラインと、無人搬送車と、誘導ラインの近傍に設けられ、走行経路の位置情報を表す次元コードから構成されたIDマークと、撮像手段と、位置認識手段とを備える。
この無人搬送システムでは、次元コードリーダの代わりに撮像手段によってIDマークが撮像される。そして、該撮像されたIDマークの画像データを用いて、位置認識手段が、IDマークを読み取り、位置情報を認識する。
しかしながら、これらの無人搬送システムにおいては、IDマークが汚れに覆われたり破損したりしている場合、IDマークの位置情報を認識することができなかったり、または誤認識してしまうといった問題があった。このため、IDマークの位置情報に基づいて走行する無人搬送車が思わぬ事故を引き起こす恐れもあった。
ところで、汚れや破損等に強くてIDマークの位置情報の認識性を向上させた無人搬送システムとして、特許文献3に記載の無人搬送システムが知られている。
特許文献3に記載の無人搬送システムは、図9(A)に示すように、誘導ライン2と、誘導ライン2の両側に左右対称に設けられた同一の次元コードから構成された2つのIDマーク5A’、5B’とを備える。なお、これらのIDマーク5A’、5B’は停止、発進、後退等を指示するための走行制御情報を有する。
この無人搬送システムでは、例えば、図9(B)に示すように、一方のIDマーク5A’が汚れDに覆われて、該IDマーク5A’の走行制御情報を認識することができない場合であっても、他方のIDマーク5B’によって、本来の正しい走行制御情報を認識することができる。
特開昭61−122715号公報 特開2001−134318号公報 特開2001−188610号公報
しかしながら、特許文献3に記載の無人搬送システムにおいては、上述したように、IDマーク5A’、5B’の認識性は向上するものの、依然として以下のような問題がある。
例えば、図9(C)に示すように、両方のIDマーク5A’、5B’が次元コードの色(例えば、ハッチングをかけた部分の色)と同色の汚れDに覆われている場合、IDマーク5A’、5B’の走行制御情報とは異なった走行制御情報が誤認識される問題がある。すなわち、この無人搬送システムは、次元コードの色と同色の汚れDに弱いという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題は、IDマークのチェック機能を備えることにより、IDマークの汚れや破損に強く、正しい位置情報を認識可能な無人搬送システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、走行経路の路面に敷設された誘導ラインと、前記誘導ラインに沿って走行する無人搬送車と、前記走行経路の位置情報を表す次元コードから構成されたIDマークと、前記無人搬送車に搭載され、前記路面を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された前記IDマークを含む前記路面の画像データを用いて前記IDマークを読み取り、前記IDマークの前記位置情報を認識する位置認識手段とを備えた無人搬送システムであって、前記IDマークは、複数のビット領域を含む第1の次元コードと、前記第1の次元コードに含まれる各ビット領域に隣接した複数のビット領域を含む第2の次元コードとから構成され、前記第1および第2の次元コードに含まれる各ビット領域が、互いに異なる第1の色または第2の色に着色されており、互いに隣接した前記第1および第2の次元コードに含まれるビット領域が、異なった色に着色されており、前記位置認識手段は、前記第1および第2の次元コードに含まれる互いに隣接したビット領域同士を比較することによって、読み取った前記IDマークの前記位置情報がエラーか否かを判定することを特徴とする無人搬送システムとしたものである。
上記無人搬送システムは、前記第1の色に対応するビット値を第1のビット値とし、前記第2の色に対応するビット値を前記第1のビット値と反転関係にある第2のビット値とし、前記第1の色にも前記第2の色にも該当しない場合に対応するビット値を第3のビット値としたとき、前記位置認識手段が、前記第2の次元コードに含まれる各ビット領域のビット値に前記第3のビット値が含まれている場合に、読み取った前記IDマークの前記位置情報がエラーであると判定するよう構成することができる。
上記無人搬送システムは、前記第1の色に対応するビット値を第1のビット値とし、前記第2の色に対応するビット値を前記第1のビット値と反転関係にある第2のビット値とし、前記第1の色にも前記第2の色にも該当しない場合に対応するビット値を第3のビット値としたとき、前記位置認識手段が、前記第1および第2の次元コードに含まれる互いに隣接したビット領域のビット値が反転関係にない場合に、読み取った前記IDマークの前記位置情報がエラーであると判定するよう構成することができる。
また、上記無人搬送システムは、前記第1の次元コードに含まれる各ビット領域のビット値に前記第3のビット値が含まれているが、前記第2の次元コードに含まれる各ビット領域のビット値に前記第3のビット値が含まれていない場合に、前記位置認識手段が、第3のビット値となっている前記第1の次元コードに含まれるビット領域のビット値を、隣接した前記第2の次元コードに含まれるビット領域のビット値を反転させたものにすることによって、前記第1の次元コードの前記位置情報を認識するよう構成することもできる。
上記各無人搬送システムは、前記IDマークが、前記誘導ライン上に設けられ、前記IDマークにおける前記第1の色が、前記誘導ラインの色と同じ色であることが好ましい。
また、上記各無人搬送システムは、前記位置認識手段で認識した前記位置情報に基づいて前記無人搬送車を走行制御する走行制御手段をさらに備え、前記位置認識手段が、読み取った前記IDマークの前記位置情報がエラーであると判定した場合に、前記無人搬送車を停止させる停止信号を前記走行制御手段に出力することが好ましい。
本発明によれば、IDマークのチェック機能を備えることにより、IDマークの汚れや破損に強く、正しい位置情報を認識可能な無人搬送システムを提供することができる。
本発明の一実施例に係る無人搬送システムを概略的に示した平面図である。 本実施例に係る無人搬送システムで使用されるカウント用マークおよびIDマークを示す平面図である。 本実施例に係る無人搬送システムで生成される画像データの一例とIDマークの読取方向を示す図である。 本実施例に係る無人搬送システムを概略的に示した平面図である。 本実施例に係る無人搬送システムで生成される画像データの一例とIDマークの読取方向を示す図である。 本実施例に係る無人搬送システムの動作を説明するフローチャートである。 本実施例に係る無人搬送システムで使用されるIDマークを示す平面図であって、(A)はIDマークが何の汚れ等にも覆われていない場合、(B)は第2の次元コードのみが異色の汚れに覆われている場合、(C)は第1および第2の次元コードが同色の汚れに覆われている場合である。 本実施例に係る無人搬送システムで使用されるIDマークを示す平面図であって、(A)は第1の次元コードのみが異色の汚れに覆われている場合、(B)は第1および第2の次元コードが異色の汚れに覆われている場合である。 従来の無人搬送システムで使用されるIDマークを示す平面図であって、(A)はIDマークが何の汚れ等にも覆われていない場合、(B)は一方のIDマークが異色の汚れに覆われている場合、(C)は両方のIDマークが同色の汚れに覆われている場合である。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施例に係る無人搬送システムを概略的に示した平面図である。
同図に示すように、無人搬送システム1は、走行経路の路面に敷設された誘導ライン2と、誘導ライン2に沿って走行する無人搬送車3と、誘導ライン2上に設けられた複数のカウント用マーク4およびIDマーク5(5A、5B)とを備える。
誘導ライン2は、路面と明確に区別可能な色に着色されている。路面は、本実施例では例えば白色に着色されているが、これに限定されるものではなく、例えば灰色や緑色等の他の色に着色されていてもよい。また、誘導ライン2は、塗料を塗布したり、接着剤を介して色付きテープを路面に貼り付けたりすることによって、形成される。
本実施例では、誘導ライン2は、赤色のテープで形成されている。
図2は、無人搬送システム1で使用されるカウント用マーク4およびIDマーク5を示す平面図である。
同図に示すように、カウント用マーク4およびIDマーク5においては、ハッチングをかけた部分が、ハッチングのない部分とは明確に区別可能な色に着色されている。カウント用マーク4およびIDマーク5は、誘導ライン2と同様、塗料を塗布したり、接着剤を介して色付きテープを路面または誘導ライン2上に貼り付けたりすることによって、形成される。
本実施例では、カウント用マーク4およびIDマーク5は、いずれも、ハッチングをかけた部分が青色のテープで形成され、ハッチングのない部分が誘導ライン2と同色(赤色)のテープで形成されている。
カウント用マーク4は、IDマーク5の領域(後述するビット領域)を特定するためのものである。カウント用マーク4は、誘導ライン2の幅方向および延伸方向の寸法がそれぞれW1(例えば、50mm)、L1(例えば、50mm)であり、青色に着色された2つの領域と、赤色に着色された2つの領域とからなる。後述する位置認識手段7は、これらの各領域の境界線の交点を求めることによって、カウント用マーク4の中心位置C4を求める。
IDマーク5は、走行経路の絶対位置等に関する位置情報を有するものである。IDマーク5は、誘導ライン2の幅方向および延伸方向の寸法がそれぞれW2(例えば、40mm)、L2(例えば、30mm)であり、カウント用マーク4から誘導ライン2の延伸方向にL3(例えば、5mm)だけ離れた位置に設けられている。
本実施例では、IDマーク5は、第1の次元コード5Aと第2の次元コード5Bとから構成される。
第1の次元コード5Aは、複数の(例えば、8=8×1の)のビット領域を含む。また、第2の次元コード5Bは、第1の次元コード5Aに含まれる各ビット領域に隣接した複数の(例えば、8=8×1の)のビット領域を含む。
また、第1および第2の次元コード5A、5Bに含まれる各ビット領域は、互いに異なる第1の色(例えば、赤色)または第2の色(例えば、青色)に塗り分けられている。
そして、第1および第2の次元コード5A、5Bに含まれる互いに隣接したビット領域は、異なった色に必ず着色されている。
すなわち、第1の次元コード5Aに含まれる各ビット領域の第1および第2の色の組み合わせによって、IDマーク5は、28通りの位置情報を表すことができる。そして、後述するように、無人搬送システム1は、IDマーク5を構成した第1および第2の次元コード5A、5Bに含まれる互いに隣接したビット領域同士を比較することによって、IDマーク5自体がチェックされるように構成したものである。
ここで、IDマーク5の中心位置C5は、カウント用マーク4の中心位置C4から誘導ライン2の延伸方向に所定距離(L1/2+L3+L2/2)だけ離れた位置にある。また、IDマーク5の全体のビット領域は、中心位置C5を中心としたW2×L2の矩形領域である。さらに、第1および第2の次元コード5A、5Bに含まれる各ビット領域の数は、予め設定されている。
したがって、この無人搬送システム1では、カウント用マーク4に対するIDマーク5の相対的な位置が決まっているため、位置認識手段7が、カウント用マーク4の中心位置C4を特定できれば、どこにIDマーク5があるのかを特定することができる。また、IDマーク5がいくつのビット領域に分かれているのかも予め決まっているので、IDマーク5の領域が特定できれば、IDマーク5の第1および第2の次元コード5A、5Bに含まれる各ビット領域がどこかを特定し、IDマーク5の位置情報を読み取ることもできる。
再び図1を参照して、無人搬送車3は、撮像手段6と、位置認識手段7と、走行制御手段8と、車体の四隅に設けられた車輪9とを搭載している。
撮像手段6は、路面の撮像領域Aを所定のフレームレート(例えば、30フレーム/秒)で撮像して該撮像領域Aの画像データPを生成するCCDカメラ等からなる。
位置認識手段7は、撮像手段6によって撮像された誘導ライン2、カウント用マーク4、IDマーク5等を含む路面の撮像領域Aの画像データPを用いてIDマーク5を読み取り、IDマーク5の位置情報を認識するものである。
また、位置認識手段7は、第1および第2の次元コード5A、5Bに含まれる互いに隣接したビット領域同士を比較することによって、読み取ったIDマーク5の位置情報がエラーか否かを判定する。すなわち、位置認識手段7は、第1および第2の次元コード5A、5Bに含まれる互いに隣接したビット領域の色が異なっていない場合は、読み取ったIDマーク5の位置情報がエラーであると判定する一方、色が異なっている場合には、読み取った位置情報がエラーでないと判定する。この位置認識手段7の詳細な動作については、後述する。
走行制御手段8は、位置認識手段7によって認識された現在の位置に基づいて、車輪9の操舵角をフィードバック制御等して、無人搬送車3を走行制御するものである。
次に、本実施例に係る無人搬送システム1の動作について、以下に説明する。
図3は、本実施例に係る無人搬送システム1で生成される画像データPの一例とIDマーク5の読取方向を示す図である。
図1に示す状態から無人搬送車3が矢印の走行方向に前進していくと、撮像手段6によって、図3に示すような画像データPが生成される。この画像データPを受け取った位置認識手段7は、カウント用マーク4の中心位置C4を特定し、その後、予め決まっているカウント用マーク4およびIDマーク5の相対的な関係に基づいて、IDマーク5の領域を特定する。
続いて、図3に示すように、位置認識手段7は、特定したIDマーク5の領域を16の領域に分割し、さらに、該16の領域のうちの8つの領域(カウント用マーク4に近い側の領域)を第1の次元コード5Aに含まれるビット領域とし、該16の領域のうちの8つの領域(カウント用マーク4から遠い側の領域)を第2の次元コード5Bに含まれるビット領域とし、各ビット領域の色が赤色なのか青色なのかを矢印の読み取り方向に従って判定する。
なお、図4に示すように、無人搬送車3が180°向きを変えた状態で後進していく場合には、撮像手段6によって、図5に示すような画像データPが生成される。この場合、位置認識手段7は、図5に示すような矢印の読み取り方向に従って、各ビット領域の色が赤色なのか青色なのかを判定する。
次に、図6〜8を参照して、位置認識手段7の動作をさらに詳しく説明する。
図6は、本発明に係る無人搬送システム1の動作を説明するフローチャートである。また、図7(A)〜(C)および図8(A)、(B)は、いずれも様々な状態のIDマーク5を示す平面図である。
まず、位置認識手段7は、画像データPを用いて、図3または図5に示すように、カウント用マーク4を基準として、IDマーク5を構成した第1および第2の次元コード5A、5Bにおける各ビット領域を特定する(図6のステップS10参照)。
そして、位置認識手段7は、第1の色に対応するビット値を第1のビット値とし、第2の色に対応するビット値を第1のビット値と反転関係にある第2のビット値とし、第1の色にも第2の色にも該当しない場合(例えば、第1および第2の色のいずれとも異なる第3の色に該当する場合や、1つのビット領域に2色以上の色が混在する等の何らかの原因で該ビット領域を認識できない場合)に対応するビット値を第3のビット値とする(ステップS20)。本実施例では、例えば、第1のビット値を0とし、第2のビット値を1(0と反転関係(排他的関係)にある1)とし、第3のビット値を2とする。
その後、位置認識手段7は、第1および第2の次元コード5A、5Bに含まれる互いに隣接した各ビット領域の比較を行う(図6のステップS30〜38参照)。
ステップS30〜S38では、位置認識手段7が、例えば図3に示すような第1および第2の次元コード5A、5Bに含まれる左側から1番目の互いに隣接したビット領域のビット値同士、該左側から2番目の互いに隣接したビット領域のビット値同士、・・・該左側から8番目のビット領域の互いに隣接したビット値同士について、それぞれ比較を行っていく。
例えば、図7(A)に示すように、第1および第2の次元コード5A、5Bのいずれもが正常な場合(IDマーク5に汚れD等のない場合)を考える。
同図において、第1および第2の次元コード5A、5Bに含まれる左側から1番目の互いに隣接したビット領域のビット値はそれぞれ第1のビット値0と第2のビット値1であり、該左側から2番目の互いに隣接したビット領域におけるビット値はそれぞれ第1のビット値0と第2のビット値1であり、・・・該左側から8番目の互いに隣接したビット領域におけるビット値はそれぞれ第2のビット値1と第1のビット値0である。
まず、位置認識手段7は、第1の次元コード5Aに含まれるビット領域のビット値が、第1のビット値0、または、第2のビット値1であるか否かを判定する(図6のステップS31)。第1の次元コード5Aに含まれる左側から1番目のビット領域のビット値は第1のビット値0であるので、位置認識手段7は、次に、第2の次元コード5Bに含まれるビット領域のビット値が、第1のビット値0、または、第2のビット値1であるか否かを判定する(ステップS32)。第2の次元コード5Bに含まれる左側から1番目のビット領域のビット値は第2のビット値1であるので、位置認識手段7は、次に、互いのビット値が反転関係になっているか否かを判定する(ステップS33)。第1および第2の次元コード5A、5Bに含まれる左側から1番目のビット領域のビット値0、1は互いに反転関係になっているため、位置認識手段7は、第1および第2の次元コード5A、5Bに含まれる左側から1番目のビット領域のビット値の比較を終了する(ステップS38)。このように、位置認識手段7は、第1および第2の次元コード5A、5Bに含まれる左側から2番目のビット領域のビット値・・・8番目のビット領域のビット値についても、同様の比較を行っていく。
そして、各ビット領域のすべてのビット値の比較が終了する(ステップS38)と、位置認識手段7は、エラーがあるかを判定する(ステップS40)。図7(A)の場合においては、エラーはないので、位置認識手段7は、第1の次元コード5Aに含まれる各ビット領域のビット値から位置情報={0,0,1,0,1,0,0,1}を認識する。
次に、図7(B)に示すように、第2の次元コード5Bが該次元コード5Bの色とは異なる色の汚れ(以下、「異色の汚れ」という)Dに覆われている場合を考える。
この場合、同図に示すように、第2の次元コード5Bに含まれる左側から5〜8番目のビット領域のビット値は第3のビット値2であるので、位置認識手段7は、ステップS32の判定において、エラーとする(図6のステップS34)。
そして、各ビット領域のすべてのビット値の比較が終了すると、位置認識手段7は、ステップS40の判定において、ステップS34でのエラーがあったので、IDマーク5の位置情報がエラーであると判定する(ステップS42)。
すなわち、第1の次元コード5Aが汚れD等に覆われることなく正常であったとしても、第2の次元コード5Bに含まれる各ビット領域のビット値に第3のビット値2が含まれていることから、該第2の次元コード5Bは第1の次元コード5Aのチェック機能を果たさなくなり、念のために、位置認識手段7は、読み取ったIDマーク5の位置情報がエラーであると判定する。
次に、図7(C)に示すように、第1および第2の次元コード5A、5Bが該次元コード5A、5Bの色と同色の汚れ(以下、「同色の汚れ」という)Dに覆われている場合を考える。
この場合、同図に示すように、第1および第2の次元コード5A、5Bに含まれる左側から1〜4番目の互いに隣接したビット領域のビット値は全て第2のビット値1であって反転関係になっていないので、位置認識手段7は、ステップS33の判定において、エラーとする(図6のステップS34)。
そして、各ビット領域のすべてのビット値の比較が終了すると、位置認識手段7は、ステップS40の判定において、ステップS34でのエラーがあったので、IDマーク5の位置情報がエラーであると判定する(ステップS42)。
すなわち、互いに隣接した第1および第2の次元コード5A、5Bに含まれる各ビット領域のビット値が反転関係になっておらず、IDマーク5に汚れDや破損等が生じていることは明らかであるので、位置認識手段7は、読み取ったIDマーク5の位置情報がエラーであると判定する。
次に、図8(A)に示すように、第1の次元コード5Aのみが異色の汚れDに覆われている場合を考える。
この場合、同図に示すように、第1の次元コード5Aに含まれる左側から5〜8番目のビット領域のビット値は第3のビット値2であるので、位置認識手段7は、ステップS31の判定後、第2の次元コード5Bに含まれるビット領域のビット値が、第1のビット値0、または、第2のビット値1であるか否かを判定する(図6のステップS35)。第2の次元コード5Bに含まれる左側から5〜8番目のビット領域のビット値は第1のビット値0または第2のビット値1であるので、位置認識手段7は、第3のビット値2となっている第1の次元コード5Aに含まれる左側から5〜8番目のビット領域のビット値(2、2、2、2)を、隣接した第2の次元コード5Bに含まれる左側から5〜8番目のビット領域のビット値(0、1、1、0)をそれぞれ反転させたもの(1、0、0、1)にする(ステップS36)。
そして、各ビット領域のすべてのビット値の比較が終了すると、位置認識手段7は、ステップS40の判定においてエラーはなかったので、第1の次元コード5Aに含まれるビット領域の第3のビット値2である各ビット値を、第2の次元コード5Bに含まれる隣接したビット領域のビット値を反転させた各ビット値とすることで、位置情報={0,0,1,0,1,0,0,1}を認識する。(ステップS41)。
すなわち、第1の次元コード5Aに含まれるビット領域のビット値に第3のビット値が含まれており、一見すると、第1の次元コード5Aの位置情報を認識できない場合であっても、位置認識手段7は、第3のビット値となっているビット値を、隣接した第2の次元コード5Bに含まれるビット領域のビット値を反転させたものにすることにより、第1の次元コード5Aの位置情報を復元することができる。
最後に、図8(B)に示すように、第1および第2の次元コード5A、5Bが異色の汚れDに覆われている場合を考える。
この場合、同図に示すように、第1の次元コード5Aに含まれる左側から4〜8番目のビット領域のビット値、および、第2の次元コード5Bに含まれる左側から6〜8番目のビット領域のビット値は、いずれも第3のビット値2であるので、位置認識手段7は、ステップS35の判定においてエラーとする(図6のステップS37)。
そして、各ビット領域のすべてのビット値の比較が終了すると、位置認識手段7は、ステップS40の判定において、ステップS37のエラーがあったので、IDマーク5の位置情報がエラーであると判定する(ステップS42)。
すなわち、第1の次元コード5Aの位置情報が認識できない上、図6(B)の場合と同様、第2の次元コード5Bは第1の次元コード5Aのチェック機能を果たさないので、位置認識手段7は、読み取ったIDマーク5の位置情報がエラーであると判定する。
以上をまとめると、次のようになる。
この無人搬送システム1は、IDマーク5を構成した第1および第2の次元コード5A、5Bに含まれる互いに隣接したビット領域同士を比較することによって、IDマーク5自体がチェックされるように構成されている。言い換えれば、無人搬送システム1は、第1の次元コード5Aを第2の次元コード5Bでチェックするように構成されている。
したがって、無人搬送システム1によれば、互いに隣接した第1および第2の次元コード5A、5Bに含まれる各ビット領域の色が異なっていない場合(図7(B)、図7(C)、および図8(B)等参照)は、読み取ったIDマーク5の位置情報がエラーであると判定することができる一方、色が異なっている場合には、読み取った位置情報がエラーでないと判定することができる。
また、無人搬送システム1によれば、第1および第2の次元コード5A、5Bの両方が同色の汚れDに覆われた場合(図7(C)参照)であっても、読み取ったIDマーク5の位置情報がエラーであると判定することができるので、該位置情報を誤認識することを防止することができる。このため、無人搬送システム1は、IDマーク5の色と同色の汚れDにも強いと言える。
また、この無人搬送システム1においては、位置認識手段7は、第2の次元コード3Bに含まれるビット領域のビット値に第3のビット値2が含まれている場合(図6のステップS32またはS35でNoと判定された場合を参照)、または、互いに隣接するビット領域のビット値が反転関係にない場合(図6のステップS33でNoと判定された場合を参照)に、読み取った位置情報がエラーであると判定することができる。
さらに、この無人搬送システム1においては、位置認識手段7は、第1の次元コード5Aに含まれるビット領域のビット値に第3のビット値が含まれているが、第2の次元コード5Bに含まれるビット領域のビット値に第3のビット値が含まれていない場合(図6のステップS35でYesと判定された場合を参照)に、第3のビット値となっている第1の次元コード5Aに含まれるビット領域のビット値を、隣接した第2の次元コード5Bに含まれるビット領域のビット値を反転させたものにすることによって、第1の次元コード5Aの位置情報を復元して認識することができる。
さらに、この無人搬送システム1においては、IDマーク5の一方の色を誘導ライン2の色としているので、無人搬送システム1において使用する色(色付きテープまたは塗料の量)を減らすことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明の構成はこれらの実施形態に限定されるものではない。
例えば、無人搬送システム1において、位置認識手段7が、IDマーク5の位置情報がエラーであると判定したときに、無人搬送車3を停止させる停止信号を走行制御手段8に出力するようになっていることが好ましい。
この構成によれば、位置認識手段7によって、IDマーク5の位置情報がエラーであると判定されたときに無人搬送車3を停止させることができるので、無人搬送車3の走行面での安全性を向上させることができる。
また、上記実施例の図7(B)の場合においては、無人搬送システム1は、位置認識手段7がIDマーク5の位置情報がエラーであると判定するように構成されているが、そもそも第1の次元コード5Aが汚れD等に覆われることなく正常であるので、位置認識手段7がエラーと判定することなく、第1の次元コード5Aに含まれる各ビット領域のビット値から位置情報を認識するように構成されてもよい。
また、IDマーク5におけるビット領域の数、形状、位置等は何ら限定されるものではなく、適宜変更可能である。また、ビット値も、第1〜3のビット値0〜2に限定されるものではなく、適宜変更可能である(第1のビット値と第2のビット値が反転関係にあればよい)。
1 無人搬送システム
2 誘導ライン
3 無人搬送車
4 カウント用マーク
5 IDマーク
5A 第1の次元コード
5B 第2の次元コード
5A’、5B’ 従来のIDマーク
6 撮像手段
7 位置認識手段
8 走行制御手段
9 車輪
A 撮像領域
D 汚れ
P 画像データ

Claims (6)

  1. 走行経路の路面に敷設された誘導ラインと、前記誘導ラインに沿って走行する無人搬送車と、前記走行経路の位置情報を表す次元コードから構成されたIDマークと、前記無人搬送車に搭載され、前記路面を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された前記IDマークを含む前記路面の画像データを用いて前記IDマークを読み取り、前記IDマークの前記位置情報を認識する位置認識手段とを備えた無人搬送システムであって、
    前記IDマークは、複数のビット領域を含む第1の次元コードと、前記第1の次元コードに含まれる各ビット領域に隣接した複数のビット領域を含む第2の次元コードとから構成され、
    前記第1および第2の次元コードに含まれる各ビット領域が、互いに異なる第1の色または第2の色に着色されており、
    互いに隣接した前記第1および第2の次元コードに含まれるビット領域が、異なった色に着色されており、
    前記位置認識手段は、前記第1および第2の次元コードに含まれる互いに隣接したビット領域同士を比較することによって、読み取った前記IDマークの前記位置情報がエラーか否かを判定することを特徴とする無人搬送システム。
  2. 前記第1の色に対応するビット値を第1のビット値とし、前記第2の色に対応するビット値を前記第1のビット値と反転関係にある第2のビット値とし、前記第1の色にも前記第2の色にも該当しない場合に対応するビット値を第3のビット値としたとき、
    前記位置認識手段は、前記第2の次元コードに含まれる各ビット領域のビット値に前記第3のビット値が含まれている場合に、読み取った前記IDマークの前記位置情報がエラーであると判定することを特徴とする請求項1に記載の無人搬送システム。
  3. 前記第1の色に対応するビット値を第1のビット値とし、前記第2の色に対応するビット値を前記第1のビット値と反転関係にある第2のビット値とし、前記第1の色にも前記第2の色にも該当しない場合に対応するビット値を第3のビット値としたとき、
    前記位置認識手段は、前記第1および第2の次元コードに含まれる互いに隣接したビット領域のビット値が反転関係にない場合に、読み取った前記IDマークの前記位置情報がエラーであると判定することを特徴とする請求項1または2に記載の無人搬送システム。
  4. 前記位置認識手段は、前記第1の次元コードに含まれる各ビット領域のビット値に前記第3のビット値が含まれているが、前記第2の次元コードに含まれる各ビット領域のビット値に前記第3のビット値が含まれていない場合に、第3のビット値となっている前記第1の次元コードに含まれるビット領域のビット値を、隣接した前記第2の次元コードに含まれるビット領域のビット値を反転させたものにすることによって、前記第1の次元コードの前記位置情報を認識することを特徴とする請求項2または3に記載の無人搬送システム。
  5. 前記IDマークは、前記誘導ライン上に設けられ、
    前記IDマークにおける前記第1の色は、前記誘導ラインの色と同じ色であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の無人搬送システム。
  6. 前記位置認識手段で認識した前記位置情報に基づいて前記無人搬送車を走行制御する走行制御手段をさらに備え、
    前記位置認識手段は、読み取った前記IDマークの前記位置情報がエラーであると判定したときは、前記無人搬送車を停止させる停止信号を前記走行制御手段に出力することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の無人搬送システム。
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