JP5325592B2 - 測位システム用信号送信機 - Google Patents

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Description

本発明は、GPS信号送信機およびその信号送信方法に関し、特に、衛星からの電波を受信することができない場所に設置されるGPS信号送信機およびその信号送信方法に関する。
位置情報の取得に、GPS(Global Positioning System)が利用されることが多い。GPSは、GPS衛星を使った測位システムの一つである。GPSにおいて、受信機は、地上約2万キロメートルの軌道を周回するGPS衛星から、時刻情報が含まれる測位信号を受信し、受信した測位信号を計算することによって、地球上における自局の位置(緯度、経度、高さ)を知ることができる。GPSは、米国で開発されたシステムである。
GPS衛星を利用した測位システムを、一般にGNSS(Global Navigation Satelite System、「全地球測位システム」)という。GNSSには、現在運用中であるGPS以外にも、ロシア連邦のグローナス(GLONASS)、欧州連合のガリレオ(Galileo)、日本の準天頂衛星システムといった測位システムの運用が予定されている。本明細書では、衛星測位システムを総称してGPSとする。
GPSによる測位には、GPS衛星から送信される時刻情報を受信することが必要である。したがって、受信機が時刻情報を含む信号を必要な強度で受信することができないトンネル、地下、屋内等の環境(以下、屋内)に位置する場合には、受信機は、必要な精度の位置情報を取得することができない。
特許文献1には、GPS衛星の測位信号を受信することができない屋内において、位置情報を提供する方法が開示されている。具体的には、特許文献1においては、GPSの航法メッセージに準拠した信号を送信する屋内に設置された装置(以下、GPS信号送信機)が、GPS信号を受信することができる装置(以下、GPS信号受信機という)に位置情報を送信する。GPS信号受信機は、GPS信号送信機の位置情報を取得することによって自局の位置を特定するものである。
また、特許文献2には、固定受信局が受信したGPS衛星からのデータを施設内へ送信すると共に自局の位置情報を施設内へ送信し、送信されたGPS衛星のデータを受信して固定受信局を経たGPS衛星との距離を算出すると共に、受信した位置情報及びGPS衛星の位置に基づいてGPS衛星と固定受信局との距離を算出し、これらの結果から各固定受信局との距離を算出して、自局の位置を求める技術が開示されている。
また、非特許文献1には、特許文献1が前提とするGPS信号送信機の送信する地上補完信号(IMES(Indoor Messaging System)信号)の送信方式、フォーマット、信号出力等について規定している。
特開2007−278756号公報 特許平10−48317号公報
準天頂衛星システムユーザインタフェース仕様書(IS−QZSS)[online]、[平成21年1月19日検索]、インターネット<URL:http://qzss.jaxa.jp/is−qzss/IS−QZSS_10_J.pdf>
特許文献1に記載された技術に基づく装置によれば、屋内において位置情報を提供することはできる。しかしながら、当該装置においては、装置を構成する部品が多く、デジタル処理ブロックとアナログ処理ブロックが分離しており、さらに複数のクロックが必要とされる等、構成が複雑であり、その為装置のサイズも大きくならざるを得ない。また、全体として非常に精度の高い部品を使用しなければ装置を動作されることが出来ない。このため、個々の部品も高価なものが多く全体として製造コストが高くなり、消費される電力量が大きくなるという問題がある。
さらに、一装置で一の送信機しか実現しえず、設置やメンテナンスコストも高くなる。これらの問題は、屋内における位置測位のサービスの発展を阻害する要因になり得る。
また、特許文献2に記載する方式においては、複数の装置が必要となり、設置規模が大規模なものになる。また、屋外で観測される衛星の情報を屋内に引き込む必要が生じ、その設置コストは無視し得ないものである。また送信機側においては高度な情報連携が必要となり、また受信機側においては送信機の送信に対応した改造が必要になるなど等、その実現性において多くの困難が想定される。
本発明は、前述したこれらの問題に鑑みてなされたものであり、低コスト、省電力、小型化可能な技術を提供することを目的とする。
本発明の代表的な一例を示せば以下のとおりである。
即ち、本発明のGPS信号送信機は、水晶発振器と、水晶発振器が出力するクロックを用いて、第1の搬送波と第1の搬送波とは逆相の第2の搬送波を出力する搬送波生成器と、水晶発振器が出力するクロックで駆動され、擬似乱数符号であるC/Aコードに基づいて制御信号を出力するマイコンと、マイコンからの制御信号に基づいて第1の搬送波と第2の搬送波とを切り換えて変調波を生成するスイッチと、変調波を無線送信するアンテナと、を備える。
本発明によれば、低コスト、省電力、小型化可能な技術を提供することが可能となる。
できる。
本発明の実施形態におけるGPS信号送信機を利用した位置情報システムを示す図である。 従来のGPS信号送信機におけるハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施形態におけるGPS信号送信機におけるハードウェア構成を示す図である。 GPSにおける当該BPSK変調を説明する図である。 本発明の実施形態におけるGPS信号送信機のマイコンに格納されるソフトウエア構成を示す図である。 GPSにおける当該BPSK変調を行う為に必要な演算を示す概念図である。 GPSの衛星番号であるPRN番号に対応したC/Aコードの1023ビットの擬似乱数符号から生成するデータ列を示す図である。 一の装置から異なる複数の屋内GPS電波を作成するハードウェアを示す図である。 QPSK変調を実現する為に変更した図8のハードウェア構成の一部を示す図である。 GPS衛星からの航行メッセージによって、GPS信号受信機が位置情報を取得する方法を示す概念図である。
以下、本発明を実施する形態について説明する。
(1)第一の実施例
図1は、本発明の実施形態であるGPS信号送信機を利用した位置情報システムを示す図である。位置情報を送信する1台以上のGPS信号送信機5と、当該情報を受信するGPS信号受信機1(例えば、GPS対応携帯端末等)とから成る。なお、GPS信号受信機1は、通常のGPS衛星7からの電波も受けることができるものとする。
図2は、本実施形態の比較例であり、従来のGPS信号送信機におけるハードウェア構成を示す図である。
水晶発振器4―1は、FPGA4−2とPLL周波数シンセサイザ4―3に対して、基準クロック(10MHz)を与える。
FPGA4−2は、水晶発振器4―1から得られたクロックを用いて、FPGA4−4を駆動する同期信号を生成する。FPGAとは「Field Programmable Gate Array」の略であり、ユーザーが入出力を定義することによって、ディジタル論理回路を作成することができる、書き換え可能なデバイスをいう。
FPGA4−4は、マイコン4−5から制御命令を受けて、航法メッセージ、およびC/Aコード(疑似乱数符号(pseudo randon noise code))を生成する。
ここに航法メッセージとは、GPS信号受信機1が測位計算を行う為に知らなければならないGPS衛星7の情報を含むメッセージをいう。一方、C/Aコードとは、擬似雑音符合とよばれる0と1が、一見不規則に交替するディジタル符号列であり、GPS衛星7ごとに割り付けられている識別用のデータとして用いられているコードであり、GPS衛星を識別する手段としても使用されている。この番号によって、GPS信号受信機1内部では所定の擬似雑音符号を発生して受信波形と比較して、所望の衛星を捕捉・受信する。なお、これらの内容については、「GPS―理論と応用 87−88頁(Bernhard Hofmann‐Wellenhof, James Collins, Herbert Lichtenegger著 ISBN: 4431711589)に詳しい。
PLL周波数シンセサイザ4―3は、プログラムカウンタ等の制御機能を有するマイコン4−6と連携して、GPS電波の搬送波である1.57542GHzの正弦波を生成する。なお屋内GPS用の航行メッセージ、フォーマットに関しては前述の非特許文献12に詳しい記載がある。
信号変調器4―7は、FPGA4−4から時系列で送付されてくるビット情報をアナログ変調し、直交変調器4―8を介してGPS電波の変調方式である二位相偏移変調(Binary Phase Shift Keying、以下BPSK変調という)を行う。
直交変調器4―8から出力された信号は、ノイズ成分を除去するフィルタ4―9を経過し、最後にアッテネータ4―10にて送信出力を、地球上で受信されるGPS電波と同程度に減衰させた後、アンテナ4―11から送出されることになる。
計算機6は、マイコン4―5に対して、マイコン4―5が生成するC/Aコードや送信するメッセージを設定する。
図2に記載の装置では、装置を構成する部品が多く、デジタル処理ブロックとアナログ処理ブロックが分離しており、さらに複数のクロックが必要とされる等、構成が複雑であり、その為装置のサイズも大きくならざるを得ない。また、全体として非常に精度の高い部品を使用しなければ装置を動作されることが出来ない。このため、個々の部品も高価なものが多く全体として製造コストが高くなり、消費される電力量が大きくなるという問題がある。さらに、一装置で一の送信機しか実現しえず、設置やメンテナンスコストも高くなる。
図2に対して、図3は、本実施形態に係わるGPS信号送信機におけるハードウェア構成を示す図である。
水晶発振器5―1は、16.368MHzの水晶発振器であり、マイコン5―2は水晶発振器の同期信号を使用して動作する。本実施形態のGPS信号送信機において16.368MHzを使っている理由は、GPS向けでは、16.367MHz、および32.736MHzの発振器は汎用性が高く、精度の高い小型の発振器が低価格で入手できることに因ることと、32.736MHzでは、マイコンによってはオーバスペックで、動作しないことがあることに因る。
PLL周波数シンセサイザ5―3は、図2と同様にGPS電波の搬送波である1.57542GHzの正弦波とその逆相の正弦波を生成する。PLL周波数シンセサイザ5―3は、16.368MHzの水晶発振器から、1/32で分周化して先ず511.5kHzを生成した後、PLLのフィードバックの分周値を1/3080とすることで、3080倍にして目的の搬送波とその逆相の搬送波を同時に生成する。
スイッチ5―4は、マイコン5―2から送信されるビット信号をからシリアルインターフェースを介して受けて、スイッチを切り替えることで、BPSK変調を実現する。
これを実施するシリアルインターフェースとしては、SPI(Serial Peripheral Interface)を用いる方法がある。SPIはシリアルインターフェースの一種であり、バス接続にして使用することが可能である。SPIバスとはSCK(シリアル・クロック)と単方向のSDI、SDOの3本の信号線(GNDは含まず)で通信する同期式のシリアル通信である。バスには複数のスレーブを接続が可能であるが、それらを特定するためにマスタはSS(スレーブ・セレクト)信号でスレーブを選択しなければならない。データのフォーマットや原理が単純なため高速で通信できるというメリットを有する。
本実施形態では搬送波の位相を反転するタイミングである1.023MHzの速度でスイッチを切り替えることで、BPSK変調を実現する。ここに1.023MHzとは、水晶発振器の16.368MHzの1/16倍の速度であり、SPIが水晶発振器と同期して動くことを利用しているものである。
さらに、抵抗5―5を用いて出力を減衰させ、さらにフィルタ5―6でノイズ成分を除去した後に、GPS電波としてアンテナ5―7から送出されることになる。アンテナ5−7からは、GPS信号送信機が設置された場所またはアンテナが設置された場所を示す信号が送信される。ここで送信される信号は非特許文献1に記載されたフォーマットで送信される。このGPS信号送信機から送信された信号を受信したGPS信号受信機は、当該受信した信号からGPS信号送信機またはアンテナの位置を示す情報を抽出する装置構成を備えている。
抵抗5―5については、それをT型やπ型のアッテネータとして構成してもよい。また、電圧値で制御することができる可変抵抗を、マイコン5―2のD/A変換端末を介したアナログ電圧で制御することで、抵抗値を変えるような可変アッテネッターとすることで。マイコン5―2によって空中線電力を調整するようにしても良い。
フィルタ5―6は、表面弾性波フィルタ(Surface Acoustic Wave Filter、以下、SAWフィルタという)は、大量に生産されていて、安くて供給が安定しているという点で有効である。また、極めて帯域の狭いフィルタが実現できる点も有効である。本実施形態の方式に因れば、スイッチ5−4で位相の異なる搬送波を切り替えることにより、急激な位相差が発生し、搬送波は不連続になる。この為、帯域が広がり、帯域以外にノイズが生じ、エネルギーを分散させてしまうという問題がある。この為、帯域外で急激な減衰が得られるSAWフィルタを用いることによって、帯域外への放射が減らす。但し、上記の同様の目的を達成し得るのであればフィルタの種類は問わない。
なお、計算機6の働きは、図2の内容に同じである。
かかる構成によって、2つのFPGA,CPU,信号変調器、直交変調器が不要になっており、低コスト化、小型化、省電力化に資することになる。特に、一の水晶発振器で、アナログの搬送波を生成すると同時に、デジタル処理によってBPSK変調を実現しており、設置部品の点数を減らすことが可能となる。具体的には、サイズにして約1/20、重さにして約1/12、消費電力にして約1/30を達成することが出来た。
このGPSにおける当該BPSK変調を図4を用いて説明する。1.57542GHzの搬送波を、1540波単位(約1μ秒)で、C/Aコードの0または1の内容に応じてこの位相を反転させる(図4(1))。この位相反転は、図3のスイッチ5―4にて行なう。
これによってビット情報が表現されることになる(図4(2))。この情報がスイッチ5―4から出力された後、抵抗5―5にて所定の電力まで低減され、ノイズ成分を除去するフィルタ5―6を経過し、アンテナ5―7から送出されることになる。なお、図4(2)の搬送波が連続して20回連続して、GPS信号受信機1において受信されることによって、1ビット分の電文情報となる(図4(3))。
図5は、本実施形態のGPS信号送信機5のマイコン5―2に格納されるソフトウエア構成を示す図である。GPS情報計算プログラム5204は、後述する実施例においてGPSの軌道情報等を算出するプログラムであり、設置情報等管理プログラム5207は、本実施形態のGPS信号送信機またはそのアンテナ、または当該送信機またはアンテナによって提供される場所の位置情報を記憶し管理するプログラムである。
計算機用シリアル通信プログラム5202は、外部の計算機と接続して、航法メッセージやC/Aコードを取得し、 航法メッセージ格納プログラム5203は、上記の通信プログラムを介して獲得した航法メッセージをマイコン5―2のRAMに格納し、C/Aコード格納プログラム5206は、PRN番号に割りつけられた1024ビットからなる疑似乱数符号をRAMに格納する。スイッチ制御プログラム兼通信プログラム5208は、上記のRAMに格納された情報の論理積を演算し、当該演算結果をリアルタイムでスイッチ5―4に転送する。
図6は、この演算の様子を示す概念図である。
図6(1)は、航法メッセージの情報のシーケンスを示す図である。例えば、航行メッセージで使用される”5”という数値は、ビット列とすると”101”と表記できる。この情報は、1→0→1→という順番で20ミリ秒単位でGPS信号受信機1にて認識される。
図6(2)は、C/Aコードの情報のシーケンスを示す図である。C/Aコードは、1024ビットの1と0とからなる情報列であり、これは1ミリ秒毎に繰り返して出現する。従って20ミリ秒の間には、同じC/Aコードが20回繰り返されることになる(図4(3)と同じ)。
スイッチ制御プログラム兼通信プログラム5208は、上記(1)(2)の排他的論理和(以下XORという)を計算し、この結果を、スイッチ5―4に転送する。 スイッチは上記の1、0の情報に応じて、位相が反転した2つの搬送波を切り替えて、目的の電波を作る。
ところが、上記の方式に因れば、1.023MHzのタイミングでビットシフト又は、XORの演算を実施する必要が発生し、マイコン5―2のCPUに過負荷を与える可能性がある。これらの過負荷は、制御信号たるビット情報のビット落ちを招き、航行メッセージを破壊することになる。そこで、スイッチ制御プログラム兼通信プログラム5208は、上記の1、0のビット情報を休みなく出力し続けられるように、GPS特有の信号の性質を利用した以下の処理を行う。
図7は、GPSの衛星番号であるPRN番号に対応したC/Aコードの1023ビットの擬似乱数符号から生成するデータ列を示す図である。
マイコン5―2は、水晶発振器5―1から16.368MHzのクロックを供給されており、またSPIバスから1.023MHzの速度でスイッチを切り替えることでPSK変調を実現する。従って、マイコン5―2は、16クロックサイクル毎にビット情報を休みなく出力し続けることが必要である。
ここで、マイコン5―2のUARTが8ビット(=1バイト)単位である場合、128クロックサイクル毎に1バイトを用意する必要がある。UARTとは、シリアル転送方式のデータとパラレル転送方式のデータを相互に変換するためのデバイスのことである。
マイコン5―2がスイッチ5―4に転送する制御命令は、1023ビットの擬似ランダム符号を繰り返すものであり、20周期毎に、そのまま1023ビットを送信する(0)か、反転した1023ビットを送信する(1)か、を決定する。前述したように、この反転の有無によって1ビットの情報0/1が表わされることになる。
ここで、CPU負荷を低減する為に、以下の処理を行なう。
まず、図7に示すように、PRN番号に対応したC/Aコードの1023ビットの擬似乱数符号から、以下のデータ列を生成し、予めマイコン5―2の記憶領域に格納しておく。
(1)前半4周期が 0 、後半4周期が 0 であるデータ列(A)
(2)前半4周期が 0 、後半4周期が 1 であるデータ列(B)
(3)前半4周期が 1 、後半4周期が 0 であるデータ列(C)
(4)前半4周期が 1 、後半4周期が 1 であるデータ列(D)
上記のデータ列は、4×1023ビット+4×1023ビット=1023バイトになる。
上記データ列を、順番にUARTに渡すことによって、本実施形態のGPS信号送信機は所定の信号を生成する。例えば、0を20周期、1を20周期送信する場合は、AABDDをUARTに転送すれば足る。
かかる処理を行うことによって、ビットシフトやXORの処理などを行うことなく、単に、A、B、C、D のデータ列のどれを送信するかをUARTに一定時間毎に(1023×128クロックサイクル毎に)指示するだけで足り、クロック単位でのCPUの動作は不要となり、CPUの負荷が劇的に低減され、ビット落ちなどによる航法メッセージの内容が破壊されることを回避する。
上記のデータ列でなく、送信するメッセージ分の全データ列を予め準備しておくという方法もありえる。 現在A〜Dのデータ列の情報量は、1023x8x4 ビットであり、約4キロバイト程度である。GPSの電文データ1ビットに必要となる制御ビット情報は、1023x20 ビット(約2560バイト)である。航行メッセージは1フレームが5サブフレームから構成され、1サブフレームは300ビットであるので、電文として必要なビット数は300x5 ビットであり、これを、必要となるデータ列に換算すると、300 x 5 x 1023 x 20 ビット、約3.8メガバイトとなり、単にリソースの無駄に留まらず、マイコンに格納できる容量を越えるものとなる。従って、送信するメッセージ分の全データ列を予め準備しておくという方法は、現実的ではない。

また上記の方法は、マイコン本来の計算能力を有効に使わないという点から有効なリソース活用ではなく、仮に外付けのメモリを使用したとしても、I/O処理によってビット落ちが発生する恐れがある。
(2)第二の実施例
次に、本発明の実施の形態たる、第二の実施例について説明する。第二の実施例におけるGPS信号送信機の構成、各構成の機能や動作は特に示さない限りは第一の実施例と同様である。
図8は、マイコン5―2が有するシリアルインターフェースを介してビット制御信号を受けるスイッチを複数準備して、一の装置から異なる複数の屋内GPS電波を作成するハードウェアを示す図である。
本図においては、図3のハードウェア構成図と比較して、4つのスイッチ5ー4、抵抗5ー5、フィルタ5ー6、およびアンテナ5ー7からなる電波を生成する部分が追加されている。PLL周波数シンセサイザ5ー3は、2種類の位相の異なる搬送波を提供する点においては同一であるが、マイコン5ー2はそれぞれのスイッチ5ー4に対して異なるビット制御信号を提供する点で異なる。
当該制御信号の内容は、図8の4つのアンテナによって提供される位置を生成する信号を生成するものとなり、具体的には異なるPRN番号、緯度、経度、高度情報等の内容を含む信号となる。緯度、経度、高度情報については、アンテナ5ー7が設置される位置情報を予め調べておき、これらの内容を、計算機6を介して、設置情報等管理プログラム5206に転送する。
ソフトウェア構成は、図5に示す内容に同じである。但し、航法メッセージ格納プログラム5204、C/Aコード格納プログラム5206は、図8に示す複数のスイッチを制御する情報を有し、また、スイッチ制御プログラム兼通信プログラム5208は、これらの複数のスイッチを並列に実施しうるように制御される。
本実施例においても、図3と同様にSPIを用いる方法を例として説明する。
マイコン5―2が、SPIのマスタとなり、スイッチ5―4がSPIのスレーブとなる。マイコン5―2は通信する4つのスイッチ5−4の一つを選択し、3本の信号線からなるSPIバスを通じて、所定のスイッチの制御を行う。このような制御によって、一組のGPSの搬送波から、複数の屋内GPS送信信号を生成することが可能となる。
なお、図8には電波を生成する部分は4つしか記載されていないが、この数に限定する必要はない。
アンテナ5ー7は、現実にはアンテナケーブルにて延長されて、所定の位置に設置される。一例としては、本実施形態のGPS信号送信機をあるフロアの天井の中心部に配置して、そこから複数のアンテナケーブルを引き回して、所定の場所にアンテナを設置するようにしても良い。
図9は、QPSK変調を実現する為に変更した図8のハードウェア構成の一部を示す図である。PLL周波数シンセサイザ5―3の出力部に、1/2π位相変換装置5−8を設けて、1/2πの位相差のある4の搬送波を生成し、当該4の搬送波を、スイッチ5―4で切り替えることで容易に実現可能である。8PSK変調方式を含む、全PSK変調方式においても同様の方法を取りえる。また、搬送波と1/2πの位相変換した搬送波の2波のみから、各種のPSK変換を行う方式を生成しても良い。
一のGPS信号送信機によって二以上のGPS電波を生成することが可能となる為、装置コスト、省電力、省スペースに資することになる。
(3)第三の実施例
次に、本発明の実施の形態たる、第三の実施例について説明する。第三の実施例におけるGPS信号送信機の構成、各構成の機能や動作は特に示さない限りは第一の実施例と同様である。なお、第1の実施例と第2の実施例ではGPS信号送信機が、GPS信号送信機の位置またはアンテナの位置を示す情報を送信する例を示したが、第3の実施例では、GPS信号送信機が、実際のGPS衛星が送出するGPS信号と同様の信号を送信する例を示す。つまり第3の実施例では、GPS信号送信機がGPS衛星の信号を擬似的に送信する。
図8と同じハードウェア構成を使って、GPS信号受信機側の改造なくしてGPS信号受信機に位置情報を提供する疑似GPS衛星装置の実現方法について記載する。
屋内においてGPSが使用できない理由は、屋内においてGPS信号をGPS信号受信機が受信することができないからである。従って、屋内においても屋外で受信するGPSの信号と同一の信号を、その信号を受けとるタイミングで提供することがきれば、屋内においても既存のGPS信号受信機においても位置情報を取得することができる。
第一、第二の実施例においては、GPS信号送信機に、例えば、非特許文献1に記載の信号を解釈し得るような改造が前提となるが、本方式においてはかかる改造を前提としない。原則として屋外で取得できるGPS電波を生成するからである。非特許文献1に記載の信号を解釈し得るような改造とは、後述する、最低4つのGPS衛星から送信されるGPS信号の到着時刻の差分を利用することで、受信機1の位置を算出する方法ではなく、GPS信号が伝送する航行メッセージに、直接GPS信号送信機、またはそのアンテナの位置情報を搭載した場合において、受信機側で当該位置情報を解釈し得るような改造のことである。
図10は、GPS衛星7からの航行メッセージによって、GPS信号受信機が位置情報を取得する方法を示す概念図である。
地上にあるGPS信号受信機1は、4つのGPS衛星7―1、7―2、7―3、7―4の時計を観測している。各衛星はGPS時刻に同期した時計を持っているが、各衛星からGPS信号送信機の距離が異なるため、到達する迄に時間差が発生する。
各GPS衛星7の時刻がTsになった時に送付された航行メッセージを受信した時刻を、それぞれTa,Tb,Tc,Tdとする。この際、各GPS衛星7は宇宙空間上の自己の座標(地球中心、地球固定の直交座標系 Earth−Centered Earth−Fiexed(以下、ECEFという)を正確に知っているものとする。
なお、GPS信号受信機1とGPS衛星7の時刻が同期しているというという条件は成立しないとする。従って、時刻Tsと、Ta,Tb,Tc,Tdの時間差に光速cを乗算した値は、厳密にはGPS信号受信機1とGPS衛星7の距離を示すものには成り得ない。しかし、ここで、GPS信号受信機1とGPS衛星7の時刻ずれをΔtとすると、ΔtとGPS信号受信機1の座標(ECEF)を合わせた4つの未知数は、時刻Tsと、Ta,Tb,Tc,Tdの時間差に光速cを乗算した値を使って、4連立方程式を得ることができる。
従って、GPS信号受信機1が少なくとも4つのGPS衛星7の時刻情報を観測できれば、GPS信号受信機1のGPS信号受信機1の座標。またΔtによって、GPS信号受信機1がGPS衛星7の時刻と同期時刻を得た後は、その時刻のずれが大きくならない期間内であれば、3つの衛星でも位置測位が可能となる。ECEF座標は、GPS信号受信機1で、近似式等を用いて緯度、経度、高度情報に変換される。
マイコン5―4は、屋外であればGPS信号受信機1が受信できるであろう4つのGPS衛星7の航法メッセージを生成する。なお、前述のGPS測位の原理、または、航法メッセージの内容については、 前述した「GPS―理論と応用」89−90頁、209−214頁に詳しい。
ここでは、図10で説明した、Ta,Tb,Tc,Tdの航法メッセージ到着時間差を生成する方法について説明する。
光速は秒速30万キロメートルであるので、例えば10メートル程度の誤差のGPS信号送信機を実現する為には、30MHz程度の送信タイミングの精度が必要となる。従って、本実施例においては、水晶発振器5―1の周波数を高くし、高性能のマイコン5―2を使用することを前提として、SPIの速度を32.736MHzの速度として、スイッチ5−4を切り替えることでBPSK変調と同時に航法メッセージの送信タイミングを調整する。
図8に示すように、本実施形態は4つのアンテナ5―7を具備しているので、原則として4連立方程式を解くことができる。
マイコン5―2は、全てのGPS衛星7の軌道情報(エフェリメス)を保持する。GPS衛星7の軌道は一般的には楕円で現わされ、宇宙空間内で地球と軌道面の位置関係を表わすには、昇交点赤経、軌道傾斜角、近地点引数の3つのパラメータによって軌道面が定まり、さらに、軌道長半径、離心率、真近点角によって、衛星の軌道が決定されることになる。この他の精度を上げる為の補正パラメータ、その他が追加されるが、本実施形態においてはこれらの情報をマイコン5―2にて準備しなくても良い。以下この情報を簡易エフェリメスという。
本装置においては、GPS衛星7を模擬する時刻はマイコン5―2によって提供される時刻であり、これが現実のGPS衛星7と厳密に一致している必要はない。屋内における精度10メートル程度の位置を提供することを目的とするのであって、GPS信号受信機1において厳密時刻を必要とする訳ではないからである。
また、実際のGPSにおいては、エフェリメスの情報は一定時間毎に更新されるが、本装置ではそのような更新を行わなくても良い。厳密なGPS衛星7の座標情報が必要という訳ではなく、結果として本装置の送信によって、本装置の設置された場所の妥当な位置情報が、GPS信号受信機1において提供されれば良いからである。
アルマナック情報についても、マイコン5―2で提供し得るように、エフェリメスと同程度の情報を提供すれば良い。屋内では現実に不要な情報であるからである。屋内から屋外に出た時に、大きな情報のずれが発生せず、正常な屋外測位に復帰できる程度の情報があれば十分であるからである。以下、この情報を、簡易アルマナックという。
但しマイコン5―2に通信機能を設けられる場合は、外部からこれらの情報を取得しても良い。
マイコン5―2が4つのスイッチ5―4に与える制御データを生成する方法と、そのタイミングの計算方法を含めた、GPS信号送信機が送信する電波の生成のフローを以下に説明する。
(Step.1)GPS信号送信機のGPS情報計算プログラム5204は、設置情報等管理プログラム5206に格納されている、GPS信号送信機が提供すべき位置情報を予め読み出しておき、その時間において、当該位置が屋外であったとすれば、観測されたであろうGPS衛星を4つ選択する。この選択に際しては、仰角の高い衛星であって、全天に分散しているものを選択するなどの選択基準を採用しても良い。測位精度に資するからである。
(Step.2)GPS情報計算プログラム5204は、選択したGPS衛星の存在する宇宙空間の座標を、簡易エフェリメス情報を使って算出し、GPS信号送信機が提供すべき位置情報までの距離を算出する。さらに、この距離を光速で除算することで、当該GPS衛星がGPS信号を転送した場合に到達する時間を算出する。
(Step.3)上記算出した時間から、当該位置が屋外であったとすれば、受信されたであろうGPS衛星からのGPS信号の時刻を算出し、当該時刻と必要な航行メッセージの情報を、スイッチ制御プログラム兼通信プログラム5208に渡す。
(Step.4)スイッチ制御プログラム兼通信プログラム5208は、上記指定されたタイミングがくる前に、前記A〜Dのデータ列で構成されるビット制御情報を生成し、上記指定されたタイミングで、当該ビット制御情報をUARTに渡す。
上記の(Step.1)から(Step.4)の処理を繰り返すことによって、本実施形態のGPS信号送信機からGPS信号を受信したGPS信号受信機1は、GPS信号送信機が提供を予定している位置情報を4連立方程式の演算結果として受けとることができる。
なお、屋内において屋外と同一のC/Aコードを有するGPS信号を模擬することになると、屋内と屋外の境界部において同一C/AコードからなるGPS信号が混信する場合があり得る。そこで、上記の(Step.1)を、以下に示すように変更することで、この問題を解決することができる。
(Step.1’)GPS信号送信機のGPS情報計算プログラム5204は、設置情報等管理プログラム5206に格納されている、GPS信号送信機が提供すべき位置情報を予め読み出しておき、その時間において、当該位置が屋外であったとすれば、観測されるはずのないGPS衛星を4つを選択する。例えば、GPS信号送信機が提供すべき位置と地球の中心と点対称の位置において観測されうるGPS衛星を4つを選択する。具体的には本装置が日本国内で設置されるのであれば、その時刻においてブラジル国で観測されるGPS衛星を選択する。
かかる選択によっても、GPSは原則として地球の中心を中心とした全ての位置情報を測位し得るので、GPS信号受信機1は位置情報を測位できる。また屋外においては観測される筈のないGPS衛星のGPS信号を使っているので、混信の問題は発生しない。
以上のように、本発明の実施形態によれば、低コスト、省電力、小型化、容易な設置を実現しつつ、装置のスケーラビリティを担保しつつ、送信機側の最小限の改造または無改造で屋内における位置情報を提供する装置を提供することができる。
また、ベースとなるマイコン1台のみで、複数の異なるGPS信号を同時に生成できる。また、低消費電力を実現することができる。また、省スペース化を実現する。アンテナケーブルを延長するだけで、1フロアで数台分の送信機を取りつけることができる。さらに、GPS信号受信機の改造を行うことなく、屋内においても位置情報を提供することができる。
1 GPS信号受信機
5 GPS信号送信機(本発明の実施形態)
7 GPS衛星
6 計算機
4 GPS信号送信機(従来)
4―1 水晶発振器
4―2 FPGA
4−3 PLL周波数シンセサイザ
4−4 FPGA
4―5 マイコン
4―6 マイコン
4―7 信号変調器
4―8 直交変換器
4―9 フィルタ
4―10 アッテネータ
4―11 アンテナ
5―1 水晶発振器
5―2 マイコン
5―3 PLL周波数シンセサイザ
5―4 スイッチ
5―5 抵抗
5―6 フィルタ
5―7 アンテナ
5―8 1/2π位相変換装置
5202 計算機シリアル通信プログラム
5203 航法メッセージ格納プログラム
5206 C/Aコード格納プログラム
5204 GPS情報計算プログラム
5207 設置情報等管理プログラム
5208 スイッチ制御プログラム兼通信プログラム

Claims (5)

  1. 測位システムにおいて受信機が利用するメッセージを送信する、測位システム用信号送信機であって、
    前記測位システムは、
    前記メッセージがj情報ビット(jは2以上)で構成され、
    1情報ビット毎に、kビットの疑似乱数符号と排他的論理和演算した結果をm回(mは2以上)繰り返し、前記j情報ビットの前記メッセージを送出する仕様である場合に、
    与えられるクロックを用いて、位相差が等間隔の2つまたは4つの搬送波を出力する搬送波生成器と、
    切り替え信号に基づいて、前記2つまたは4つの搬送波を切り換えて、前記メッセージをPSK変調したPSK変調波を生成するスイッチと、
    前記クロックで駆動され、プログラムを実行することにより、前記メッセージに基づく前記切り替え信号を生成する制御信号生成手段と、
    前記PSK変調波を無線送信するアンテナと、
    前記制御信号生成手段が前記切り替え信号を生成する際に実行するプログラムを記憶する記憶部と、を備え、
    前記j情報ビットのメッセージを、nビットデータの組み合わせで表現するために、予め、複数のnビット長の基本データを構成し、
    各々の前記nビットの基本データについて、前記基本データの各1ビットを、前記擬似乱数符号のkビットと排他的論理和演算したk×nビットのデータを、前記切り替え信号の生成用データとして予め生成して、前記記憶部に格納しておき、
    前記制御信号生成手段は、
    パラレルデータから前記切り替え信号を生成するために用いるパラレルシリアル変換手段を備え、
    前記j情報ビットのメッセージを表現する、j×k×mビットのデータを前記PSK変調するために、前記記憶部から、あらかじめ設定されたプログラムに従い選択した前記切り替え信号生成用データを読み出し、
    選択した前記切り替え信号生成用データを分割して、前記パラレルシリアル変換手段に供給し、
    前記パラレルシリアル変換手段の出力を用いて前記切り替え信号を生成し、出力する
    ことを特徴とする測位システム用信号送信機。
  2. 請求項1記載の測位システム用信号送信機において、
    前記k=1023である
    ことを特徴とする測位システム用信号送信機。
  3. 請求項1または2記載の測位システム用信号送信機において、
    前記m=20である
    ことを特徴とする測位システム用信号送信機。
  4. 請求項1から3のいずれか一に記載の測位システム用信号送信機において、
    前記n=8である
    ことを特徴とする測位システム用信号送信機。
  5. 請求項1から4のいずれか一に記載の測位システム用信号送信機において、
    前記PSK変調がBPSK変調である場合に、
    前記搬送波生成器は、位相差が等間隔の2つの搬送波を出力し、
    前記スイッチは、前記切り替え信号に基づいて、前記2つの搬送波を切り換えて、BPSK変調波を生成し、
    前記PSK変調がQPSK変調である場合に、
    前記搬送波生成器は、位相差が等間隔の4つの搬送波を出力し、
    前記スイッチは、前記切り替え信号に基づいて、前記4つの搬送波を切り換えて、QPSK変調波を生成する
    ことを特徴とする測位システム用信号送信機。
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