JP5325400B2 - ハードディスクドライブ、ハードディスクドライブにおける再生方法及びコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、ハードディスクドライブ、ハードディスクドライブにおける再生方法及びコンピュータ読取可能な記録媒体に係り、より詳細には、再生的中率を従来より向上させることによってハードディスクドライブのパフォーマンスをさらに向上させることが可能なハードディスクドライブ、ハードディスクドライブにおける再生方法及びコンピュータ読取可能な記録媒体に関する。
ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:以下、HDD)は、データ情報を含んだデジタル電子パルスを永久的な磁場に変えてディスクに記録し、ディスクに記録されたデータを再生することが可能なデータ保存装置である。このようなHDDは、大量のデータを高速で記録及び再生できるので、コンピュータシステムの代表的な補助記憶装置として活用されている。
米国特許第6848019号明細書 米国特許第6604178号明細書 特開2001−6304号公報 特開1995−312046号公報
HDDに記録された高容量のデータを再生しようとする場合には、再生しようとするデータが記録されたターゲットセクタ(Target Sector)を捜すために磁気ヘッドがディスク上を移動しなければならない。ところが、このような磁気ヘッドの移動時間はHDDの再生時間を遅延させる恐れがあり、これによりHDDのパフォーマンスが低下する可能性が発生するという問題点があった。
また、ターゲットトラック(Target Track)に磁気ヘッドが到着しても、ディスクの回転によってターゲットセクタが磁気ヘッドの位置する所まで到逹するには所定時間が必要となり、これにより予めターゲットトラックに到着した磁気ヘッドが如何なる任務も行なわずに待機する待機時間が長くなるという問題点があった。
これにより、HDDの再生時間を遅延させ、パフォーマンス低下を招くという問題が生じていた。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、再生的中率を従来より向上させることによりHDDのパフォーマンスをさらに向上させることが可能な、新規かつ改良されたハードディスクドライブ、ハードディスクドライブにおける再生方法及びコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ハードディスクドライブに備えられたメモリに保存されたプリフェッチデータに対する再生方法であって、ハードディスクドライブのディスク上のターゲットセクタに記録されたデータの再生命令を受信する段階と、移動時間Tと探索時間Tとに基づいて待機時間Tを求める段階と、待機時間Tの間、再生命令を実行する前に磁気ヘッドの現在位置Pでディスクからプリフェッチデータを再生してメモリに保存する段階と、を含み、移動時間Tは、ターゲットセクタを初期位置Pからターゲット位置Pに移動させるためにディスクが回転するのに必要な時間であり、探索時間Tは、ハードディスクドライブの磁気ヘッドを現在位置Pからターゲット位置Pまで移動させるのに必要な時間であることを特徴とする、ハードディスクドライブにおける再生方法が提供される。
待機時間Tを求める段階は、移動時間が前記探索時間より大きいか同一である場合、ディスクの回転によってターゲットセクタが磁気ヘッドと同一軸線上に移動するまでにかかる移動時間Tを得る段階と、磁気ヘッドが現在位置するトラックからターゲットトラックに到達するまでにかかる探索時間Tを得る段階と、移動時間Tから探索時間Tを差し引いて待機時間Tを算出する段階と、を含むようにしてもよい。
移動時間Tを得る段階は、下記の数式によって移動時間Tを得るようにしてもよい。
ここで、NTSは、ターゲットセクタについての物理情報データであり、Nは、磁気ヘッドの現在位置Pと関連したセクタについての物理情報データであり、Nは、ターゲットセクタと関連したターゲットトラックに含まれたセクタの個数であり、Tは、ディスクの一回転にかかる時間である。
探索時間Tは、磁気ヘッドが現在位置Pからターゲット位置Pまで移動するときの移動トラック数に関する探索時間テーブルを用いて得られるものであってもよい。
待機時間Tを求める段階は、移動時間が探索時間より小さい場合、ディスクの一回転にかかる時間である回転周期時間Tから、移動時間Tと探索時間Tとを差し引く段階を含むようにしてもよい。
待機時間Tの間にプリフェッチデータを再生する段階は、待機時間Tを予め定められた基準時間Tと比較する段階と、待機時間Tが基準時間Tより大きければ、待機時間Tから基準時間Tを差し引いた時間の間に磁気ヘッドが現在位置Pでディスクからプリフェッチデータを再生し、待機時間Tが基準時間Tより小さいか同じであれば、磁気ヘッドが直ちにターゲット位置Pに移動される段階と、を含むようにしてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ハードディスクドライブに備えられたメモリに保存されたプリフェッチデータに対する再生方法を実行させるコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、再生方法は、ハードディスクドライブのディスク上のターゲットセクタに記録されたデータの再生命令を受信する段階と、移動時間Tと探索時間Tとに基づいて待機時間Tを求める段階と、待機時間Tの間、再生命令を実行する前に磁気ヘッドの現在位置Pでディスクからプリフェッチデータを再生してメモリに保存する段階と、を含み、移動時間Tは、ターゲットセクタを初期位置Pからターゲット位置Pに移動させるためにディスクが回転するのに必要な時間であり、探索時間Tは、ハードディスクドライブの磁気ヘッドを現在位置Pからターゲット位置Pまで移動させるのに必要な時間であることを特徴とする、コンピュータ読取可能な記録媒体が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、少なくとも一つのディスクと、ディスクからデータを再生し、データを記録する磁気ヘッドと、ディスクから再生されたデータを保存するように設定されたメモリと、ディスク上のターゲットセクタに記録されたデータの再生命令をホスト機器から受信し、移動時間Tと探索時間Tとに基づいて待機時間Tを求め、待機時間Tの間に、再生命令を行う前に現在位置Pでディスクからプリフェッチデータを再生してメモリに保存するように設定されたコントローラと、を含み、移動時間Tは、ターゲットセクタを初期位置Pからターゲット位置Pに移動させるためにディスクが回転するのに必要な時間であり、探索時間Tは、ハードディスクドライブの磁気ヘッドを現在位置Pからターゲット位置Pまで移動させるのに必要な時間であることを特徴とする、ハードディスクドライブが提供される。
以上説明したように本発明によれば、再生的中率を従来より向上させることができ、これによりHDDのパフォーマンスをさらに向上させることが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、図1〜6を参照して、本発明の一実施形態にかかるHDDについて説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかるHDDの構成を示す分解斜視図であり、図2は、図1のHDDに備えられたディスクの概略構成を示す模式図であり、図3は、図1のHDDの駆動回路の概略構成を示すブロック図であり、図4A及び図4Bは、図1のHDDに備えられたディスクの回転と磁気ヘッドの相対的な移動とを示す模式図であり、図5A及び図5Bは、図1のHDDに備えられたディスクの回転と磁気ヘッドの相対的な移動とを再び示す模式図であり、図6は、図1のHDDに保存されたプリフェッチデータに対する再生的中率を向上させる制御方法の処理の流れを示すフローチャートである。
これらの図面に図示されるように、本発明の一実施形態によるHDD100は、データが記録される少なくとも一枚のディスク110と、ディスク110を回動させるスピンドルモータ120と、ピボット軸130aを軸心として回動しディスク110上を移動するヘッドスタックアセンブリ(HSA、Head Stack Assembly)130と、回路部品の大部分、特に後述するコントローラ170をPCB(Printed Circuit Board)上に装着し、上記の構成部品を制御する印刷回路基板組立体(PCBA、Printed Circuit Board Assembly)140と、これらの構成部品が組み立てられるベース150と、ベース150の上部を覆蓋し、これら構成部品を外部のほこり及び異物などから保護し密封するカバー160と、を備える。
ディスク110は、一枚だけ設けられてもよく、複数枚設けられてもよい。複数枚のディスク110が設けられる場合、ディスク110は、所定の距離だけ相互に離隔してベース150の上部に積層される。ディスク110の両側面は、薄膜の磁性物質でコーティングされ、ここにデータが保存される。磁性物質は、電気メッキ、スパッタリング(sputtering)、化学的気相蒸着(chemical vapor−deposition)、物理的気相蒸着(physical vapor−deposition)などの方法によってディスク110の側面上にコーティングされる。
ディスク110のサイズは、0.85インチ、1.0インチ、1.8インチ、2.5インチ、3.5インチ、5.25インチ、8インチ及び14インチなどであることができるが、本発明の権利範囲はこれに限定されない。ディスク110の材質は、アルミニウム合金、ガラス、ガラス合成物及びマグネシウム合金などであることができるが、本発明の権利範囲はこれに限定されない。
ディスク110は、図2に示されたように、多数個の同心円で形成された多数(実質的に、数十万個)のトラック111を備えている。トラック111は、一枚のディスク110に形成された同心円を意味するが、HDD100は一般的に多数枚のディスク110が積層されて使われるために、多数枚のディスク110のそれぞれに形成されたトラック111のうち同一の半径を有するトラック111のセットを意味するシリンダ111という用語として使われることが便利な場合が多い。すなわち、シリンダ111は、同一の半径を有するトラック111を多数枚のディスク110に対して仮想の線で連結させたものと解釈されうるが、トラック111と物理的に同じ意味を有すると解される。
各トラックは、サーボセクタ(Servo Sector)とデータセクタ(Data Sector)とを含む多数個のセクタ112を備える。サーボセクタは、ディスク110の各トラック111に対する固有情報であるグレーコード及び磁気ヘッド131のオントラックのための比較情報であるバーストなどを含むサーボ情報が記録される。データセクター、512バイト(Byte)の実質的なユーザーデータ及び当該データの微細なエラーを訂正するエラー訂正コード(ECC:Error Correction Code)などが記録される。
一般的に、ディスク110は、物理的な情報(Physical Configuration)を意味するCHS(Cylinder Head Sector)によって物理的に名付けられることができる。すなわち、ディスク110のセクタ112は、ディスク110の中心から半径方向に同一軸線を成すインデックス(Index)を基準に時計回り方向に回転しながらそれぞれ第1セクタ、第2セクタ〜第nセクタ(ここで、nは一つのトラックに含まれたセクタの個数を意味する)と名付けられる。
スピンドルモータ120は、ディスク110と結合され、後述するコントローラ170の制御信号を受けてディスク110を回動させる。スピンドルモータ120の回転角速度は、3,600rpm、5,400rpm、7,200rpm、10,000rpmなどがあることができるが、本発明の権利範囲はこれに限定されない。
ヘッドスタックアセンブリ130は、磁気ヘッド131をディスク110上の所望の位置に移動させるようにピボット軸130aを軸心として回動する。ヘッドスタックアセンブリ130は、ディスク110からデータを再生しディスク110にデータを記録する磁気ヘッド131と、磁気ヘッド131を搭載してディスク110上に磁気ヘッド131を浮上させるスライダ(図示せず)と、スライダをディスク110の表面に向けて弾性支持するサスペンション(図示せず)と、ピボット軸130aに回動可能に結合されて磁気ヘッド131がディスク110上に至るように延設されたアクチュエータアームと、アクチュエータアームを回動させるアクチュエータ135とを備える。
磁気ヘッド131は、ディスク110の表面に形成された磁界を感知してディスク110からデータを再生するか、ディスク110の表面を磁化させることでディスク110にデータを記録することができる。磁気ヘッド131は、ディスク110のトラックを移動し、再生しようとするデータが記録されたセクタまたはデータを記録しようとするセクタがその直下方に位置した時、データを再生するか記録する。
スライダは、磁気ヘッド131を物理的に支持すると同時に、磁気ヘッド131がディスク110の表面に浮上する時、正確に位置させる機能を提供する。このような機能を提供するために、スライダは、ディスク110の回転によって発生する揚力を活用できるようにそりのような流線型の形状を有することが望ましい。
サスペンションは、後述するアクチュエータアーム(図示せず)とスライダとを相互連結させ、スライダをディスク110の表面側に弾性支持する。したがって、サスペンションは、HDD100に発生する微細な振動によってスライダが大きい振幅で動くことによって、磁気ヘッド131がディスク110面にあまりにも近づきすぎて衝突したり、磁気ヘッド131がディスク110面からあまりにも遠くなって記録能力及び再生能力が低下することを抑制する機能を提供する。
アクチュエータアームは、その一端がサスペンションに連結され、その他端はピボット軸130aに相対回転可能に結合される。アクチュエータアームは、磁気ヘッド131がディスク110の表面を自由に移動できるように長く延設される。
アクチュエータ135は、アクチュエータアームをピボット軸130aを軸心として回動させる。アクチュエータ135は、ボイスコイル(図示せず)とマグネット(図示せず)とを備える。アクチュエータ135は、マグネットによって発生した磁気力線及びボイスコイルを流れる電流の相互作用によって発生する電磁気力によって、フレミングの左手の法則による方向にアクチュエータアームを回動させる。コントローラ170は、この電磁気力を制御して磁気ヘッド131をディスク110上の所望の方向に移動させる。
アクチュエータ135は、図3でボイスコイルモータ(VCM:Voice Coil Motor)として図示されているが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、入力信号によって所定角度ずつ回動させるステッパモータ(stepper motor)であってもよい。アクチュエータ135をボイスコイルモータとした場合、熱に強く、定期的なフォーマットが不要であり、信頼度が卓越しているという長所がある。
コントローラ170は、HDD100の機械的、電気的動作を制御するものであって、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、マイクロプロセッサ(Micro Processor)、マイクロコントローラ(Micro Controller)などで構成されることができる。あるいは、後述するようなHDD100の再生的中率向上方法(S100、S200)を実行するソフトウェア(software)またはファームウェア(firmware)が記録された記録媒体であってもよい。
コントローラ170は、図3に示されるように、スピンドルモータ120に制御信号を入力してスピンドルモータ120の回転角速度を統制(減速または加速)できる。また、コントローラ170は、ボイスコイルモーター135を制御して磁気ヘッド131を指定されたセクタに移動させ、磁気ヘッド131を制御してディスク110からデータを再生するか、ディスク110にデータを記録させ、後述するように磁気ヘッド131の探索時間Tとターゲットセクタの移動時間Tとを基に磁気ヘッド131の待機時間Tを算出してその待機時間Tの間に磁気ヘッド131がさらにデータを再生及び保存するように制御できる。
図3に示されるように、本発明の第一実施形態によるHDD100は、プリアンプ171と、リード/ライトチャンネル172と、ホストインタフェース173と、メモリ174と、ボイスコイルモータドライバ136と、スピンドルモータドライバ122と、これらを制御するコントローラ170とを備える。
プリアンプ(Pre−AMP)171は、磁気ヘッド131がディスク110から再生したデータ信号を増幅するか、リード/ライトチャンネル172によって変換された記録電流を増幅して磁気ヘッド131を介してディスク110に記録させる。
リード/ライトチャンネル(R/W Channel)172は、プリアンプ171が増幅した信号をデジタル信号に変換してホストインタフェース173を介してホスト機器(図示せず)に伝送するか、ユーザが入力したデータをホストインタフェース173を介して受信し記録に容易な二進データストリーム(Binary Data Stream)に変換してプリアンプ171に入力する。
ホストインタフェース(Host Interface)173は、デジタル信号に変換されたデータをホスト機器に伝送するか、ユーザが入力したデータをホスト機器から受信しコントローラ170を介してリード/ライトチャンネル172に入力する。
メモリ174は、フラッシュメモリのようなランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)などで具現可能である。メモリ174は、HDD100内に一つ以上提供されてもよい。例えば、メモリ174は、コントローラ170と連結されて使われるソフトウェアの全体あるいは部分を保存するために使われてもよい。
付加的にメモリ174は、ディスク110から引き出されたプリフェッチデータを保有するデータキャッシュとして使われてもよい。情報理論とデジタルデータ基礎装置の作動本質は、或るデータはその次の再生動作で他のデータよりさらに接近されやすいことがある。例えば、最近に接近されたデータは、度々それより前に接近されたデータより近い所でさらに容易に接近されうる。したがって、磁気ヘッド131が再生/記録命令を実行していない場合、HDD100のコントローラ170は、ディスク110から選択されたデータを引き出すためのプリフェッチデータ再生動作を行なってそれをメモリ174に保存しておくことができる。以降、データ再生命令が下された場合、正常なハードディスク動作が始まる前に(または、動作が始まる時)、まず、メモリ174に該当のデータが保存されているか否かが一次的に検索される。要求されたデータがメモリ174に保存されている場合(メモリ174に対する“再生的中”)、データは従来のHDDの再生動作を通じた典型的な提供方法よりもさらに早く提供されることができる。このような方式により、データ接近速度は著しく向上されうる。キャッシュプリフェッチデータに対する再生的中率は、メモリ174に保存されたプリフェッチデータの量に比例して増加する。
このような方法により、本発明の実施形態においては、次の再生動作の再生的中率を向上させるためにコントローラ170によって計算された待機時間(Latency Time、T)を使ってメモリ174に保存されたキャッシュプリフェッチデータの量を増加させる。
本発明の実施形態によるHDD100に提供されるコントローラ170は、磁気ヘッド31を移動させるためのボイスコイルモータ135の動作とディスク110を回転させるためのスピンドルモータ120の動作とを含む、ディスク110の再生及び記録動作を制御するように設定される。コントローラ170は、さらに、探索時間Tと移動時間Tとの関数として待機時間Tを計算するように設定される。
データ再生動作において、磁気ヘッド131によって提供されたデータ再生信号は、プリアンプ171によって増幅されリード/ライトチャンネル172によって変換された後、コントローラ170の全制御の下、ホストインタフェース172を介してホスト機器に出力される。
データ記録動作で、ホスト機器からのデータがホストインタフェース173を介して受信され、コントローラ170を介してリード/ライトチャンネル172に入力されてディスク110上に記録に適した二進データストリームに変換される。しかし、そのような記録/再生動作が行われない時、コントローラ170は、プリフェッチデータに対するHDDの資源を使って再生的中率を向上させるためにメモリ174にデータを保存する。
待機時間Tの概念は、HDD100が再生命令を受信した時に、どのような事が起こるかを正確に考慮することでさらによく理解されうる。二つの基本機能がターゲットセクタに向ける再生動作を果たすために実行されなければならない。
第1に、磁気ヘッド131は適切な位置に移動されなければならない。このために、コントローラ170は、ボイスコイルモータドライバ136を介してボイスコイルモータ(VCM)135に制御信号を印加する。印加された制御信号は、ボイスコイルモータ(VCM)135に印加された電流の量を調節し、それによってボイスコイルを介して流れる電流と磁石によって発生した磁場との間の相互作用によって発生する回動力を調節する。ボイスコイルモータ(VCM)135の回動力により、アクチュエータアームが回転し、磁気ヘッド131が現在位置Pからディスク110上の要求されるターゲット位置Pに移動される。磁気ヘッド131を再配置させるために必要な時間は、探索時間Tと定義される。
第2に、磁気ヘッド131下の適切な位置に、受信された再生命令によって指示されたターゲットセクタが位置するようにディスク110が回転されなければならない。これはスピンドルモータドライバ122を介してコントローラ170からオン制御信号を印加し、スピンドルモータ120の動作を制御することで達成される。データ再生のためにターゲットセクタが磁気ヘッド131下の適切な位置に位置するようにディスク110を回転させるのに必要な時間は、移動時間Tと定義される。
探索時間Tと移動時間Tとから待機時間Tを計算する処理は、受信された再生命令に応答して磁気ヘッド131を正確に移動させるに先立ってコントローラ170によって行われる。このような計算によって待機時間Tが十分に長いことが確認される場合、HDD100は、メモリ170をロード(load)して現在の磁気ヘッド位置でプリフェッチ再生動作を行い、プリフェッチに対する再生的中率を向上させる。
以下、メモリ174に保存されたプリフェッチデータに対する再生的中率を向上させるために、HDD100の動作を制御する一つの方法を説明する。まず、図4A及び図4Bを参照して、磁気ヘッド131がトラック111b上の現在位置Pにあり、トラック111aに沿ったターゲットセクタ112aが再生されうるターゲット位置Pまで軸Lに沿って移動される場合について説明する。図4Bにさらに詳細に示されるように、磁気ヘッド131がターゲット位置Pまでの再生命令を受信した時、現在位置Pから直ちに移動した場合、ディスク110は初期位置Pから中間位置Pまで探索時間Tの間に回転する。しかし、その後、ディスク110が中間位置Pからターゲット位置Pまで回転する間、磁気ヘッド131は待機時間Tの間待機する。言い換えると、移動時間Tが探索時間Tよりさらに長ければ、磁気ヘッド131は待機時間Tの間何もしない状態にあるため本発明の実施形態で修正されるHDDの資源の無駄使いとなる。
図6に、HDD100に備えられるメモリに保存されたプリフェッチデータに対する再生的中率を向上させるための一つの制御方法(S100)が示される。この制御方法は、計算された待機時間Tを最大限活用する。図示された制御方法によると、再生命令を受信し、磁気ヘッド131を移動させる(S110)前に、コントローラ170は、移動時間Tを得て(S120)、探索時間Tを得る(S130)。そして、これら二つの値から待機時間Tを計算する(S140)。その後、計算された待機時間Tが十分に長ければ、コントローラ170は現在位置Pでプリフェッチ再生動作を行うように磁気ヘッド131に指示する(S150)。
本発明の一実施形態によるこのような制御方法で、移動時間Tと探索時間Tとは多様な方法により得ることができる。例えば、再生動作に関連した移動時間Tを得ることは、ディスク110上のトラック111に沿ったセクタレイアウトに関する知識と関連して行われる。このような情報は、シリンダヘッドセクタに含まれた情報(CHS)のようなディスク110に記録された物理的情報データに依存して容易に得ることができ、多様な他のセクタトラッキング技術を用いることができる。
一つの接近方法で、各セクタは、トラック111に沿った位置を指示するアドレスによって確認される。このようなアドレスによれば、各セクタは、番号が付けられた位置(トラック111に沿って1番目からN番目)を有すると観察される。このような関係から、移動時間Tは、次の数式1によって計算されることができる。
ここで、NTSは、ターゲットセクタについての物理情報データであり、Nは、磁気ヘッドが現在位置Pと関連したセクタについての物理情報データであり、Nは、ターゲットセクタと関連したターゲットトラックに含まれたセクタの個数であり、Tは、ディスク110の一回転にかかる時間である。
例えば、受信された再生命令によって、ターゲットセクタがターゲットトラック111aに沿った第25番目の位置に位置するものとして確認され、一方に磁気ヘッド131によって現在再生されるセクタが現在トラック111bで第10番目のセクタであり、さらにターゲットトラック111aに含まれたセクタの総個数が10万個であり、ディスク110の一回転にかかる時間が1msであれば、移動時間Tは、次の数式2によって計算される
このような関係から、ターゲットセクタ112aに関連する物理情報は、再生命令の一部分としてホスト機器からHDD100と通信される論理アドレスから分かり、現在セクタに関連する物理情報データは、各記録/再生動作の間にコントローラ170によってアップデート(Up−date)されるレジスタ値(Register)から分かる。
探索時間Tは、磁気ヘッド131が現在位置したトラック111bからターゲットトラック111aに到着するまでにかかる時間を求めることで得られる。磁気ヘッド131の移動は、作業例で軸Lに沿って直線的に行われ、ディスク110上のトラック境界で固定されるため、探索時間Tは、実験的に導出された経験的データ及び/または統計的に計算されたデータが入力された探索時間テーブルを参照して得られる。
移動時間Tが探索時間Tと同じかさらに大きい場合に、待機時間Tは、移動時間Tから探索時間Tを単純に差し引くことで得られる。
例えば、基準時間Tと比較することによって判断されるように、計算された待機時間Tが十分に長い場合、HDD100は、現在位置Pで一つ以上のプリフェッチデータ再生動作を行うことができる。計算された待機周期が十分に長くない場合、磁気ヘッド131は、ターゲット位置Pに直ちに移動する。
このような制御方法が、図5A及び図5Bにさらに詳しく図示される。ここで、待機時間Tの間にコントローラ170によって計算されたように、ターゲットセクタ112aが初期位置Pから中間位置Pに到着する。磁気ヘッド131は、待機時間Tの間に現在位置Pで一つ以上のプリフェッチデータ再生動作を行ってメモリ174にプリフェッチデータを保存する。待機時間T及び探索時間Tが満了するやいなや、ディスク110は、中間位置Pからターゲット位置Pまでターゲットセクタ112aを移動させるように回転され、磁気ヘッド131は、現在位置Pからターゲット位置Pまで移動する。
図7を参照して、本発明の他の実施形態によるHDDに備えられたメモリに保存されたプリフェッチデータに対する再生的中率を向上させる制御方法について説明する。図7は、移動時間Tが探索時間Tより小さい場合の、ターゲットセクタ112aと磁気ヘッド131との相対的位置を図示した模式図である。図8は、本実施形態の条件と前者の条件(TM≧)とを考慮した制御方法による処理の流れを示すフローチャートである。
図7及び図8を参照すれば、本発明の他の実施形態によるHDD100内の向上した再生的中率を提供する制御方法(S200)は、ディスク110のターゲットセクタ112aに記録されたデータを磁気ヘッド131で再生せよとの再生命令を受信する段階(S210)を含む。その後、移動時間Tが得られ(S220)、探索時間Tが得られる(S230)。移動時間Tと探索時間Tとの比較が行われる(S240)。それぞれに対して待機時間Tの決定に対する計算接近方法が比較結果によって指令される(S250、S260)。待機時間Tが定義された基準時間Tより大きい場合、HDD100は、現在位置Pで一つ以上のプリフェッチ再生動作を行う(S280)。待機時間Tが定義された基準時間Tより大きくない場合、磁気ヘッド131は直ちにターゲット位置Pに移動する(S290)。
移動時間Tが探索時間Tより小さいと判断された場合(S240)に、移動時間T及び探索時間Tに対する待機時間Tの計算は、次の数式3によってなされうる。
=T−(T−T) ・・・(数式3)
ここで、Tは、ディスク110の一回転にかかる時間である。
図7に図示されたように、ターゲットセクタ112aの中間位置Pからターゲット位置Pまでの移動に必要な移動時間Tが探索時間Tより小さい時、ターゲットセクタ112aは通過地点Pに位置する。したがって、ターゲットセクタ112aがターゲット位置Pに戻って回転する間、磁気ヘッド131は待機しなければならない。これはHDDの資源の非效率的な使用に繋がる。したがって、移動時間Tが探索時間Tより小さければ、待機時間Tはある環境でプリフェッチ再生動作を行うことを許容する他の方式により計算されなければならない。
上述したように、本発明の実施形態にかかるHDDの再生的中率向上方法によれば、計算された待機時間の間に磁気ヘッド131が一つ以上のプリフェッチ動作を行うことができるため、相対的により多くのプリフェッチデータをメモリ174に保存しておくことができる。メモリ174に対するこのようなプリフェッチデータの付加的な提供は、次の再生動作時の再生的中率を向上させる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、ハードディスクドライブ、ハードディスクドライブにおける再生方法及びその方法を行うコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体関連の技術分野に適用可能である。
本発明の一実施形態ににかかるハードディスクドライブの構成を示す分解斜視図である。 図1のハードディスクドライブに備えられたディスクの概略構成を示す模式図である。 図1のハードディスクドライブの駆動回路の概略構成を示すブロック図である。 図1のハードディスクドライブに備えられたディスクの回転と磁気ヘッドの相対的な移動とを示す模式図である。 図1のハードディスクドライブに備えられたディスクの回転と磁気ヘッドの相対的な移動とを示す模式図である。 図1のハードディスクドライブに備えられたディスクの回転と磁気ヘッドの相対的な移動とを示す模式図である。 図1のハードディスクドライブに備えられたディスクの回転と磁気ヘッドの相対的な移動とを示す模式図である。 図1のハードディスクドライブに保存されたプリフェッチデータに対する再生的中率を向上させる制御方法の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態によるハードディスクドライブの再生的中率向上方法において、移動時間Tが探索時間Tより小さい場合のターゲットセクタと磁気ヘッドとの相対的位置を示す模式図である。 本実施形態の条件と前者の条件(T≧T)とを考慮した制御方法による処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
110 ディスク
120 スピンドルモーター
130 ヘッドスタックアセンブリ
131 磁気ヘッド
135 アクチュエータ
140 印刷回路基板組立体
150 ベース
160 カバー
170 コントローラ
171 プリアンプ
172 リード/ライトチャンネル
173 ホストインタフェース
174 メモリ

Claims (15)

  1. ハードディスクドライブに備えられたメモリに保存されたプリフェッチデータに対する再生方法であって、
    前記ハードディスクドライブのディスク上のターゲットセクタに記録されたデータの再生命令を受信する段階と、
    移動時間Tと探索時間Tとに基づいて待機時間Tを求める段階と、
    前記待機時間T を予め定められた基準時間T と比較し、前記待機時間T が前記基準時間T より大きければ、前記待機時間Tの間、前記再生命令を実行する前に磁気ヘッドの現在位置Pで前記ディスクからプリフェッチデータを再生して前記メモリに保存する段階と、
    を含み、
    前記移動時間Tは、前記ターゲットセクタを初期位置Pからターゲット位置Pに移動させるために前記ディスクが回転するのに必要な時間であり、前記探索時間Tは、前記ハードディスクドライブの磁気ヘッドを現在位置Pから前記ターゲット位置Pまで移動させるのに必要な時間であり、
    前記待機時間Tが基準時間Tよりも小さいか同じであれば、前記磁気ヘッドが直ちに前記ターゲット位置Pに移動される
    ことを特徴とする、ハードディスクドライブにおける再生方法。
  2. 前記待機時間Tを求める段階は、
    前記移動時間が前記探索時間より大きいか同一である場合、前記ディスクの回転によって前記ターゲットセクタが前記磁気ヘッドと同一軸線上に移動するまでにかかる移動時間Tを得る段階と、
    前記磁気ヘッドが現在位置するトラックからターゲットトラックに到達するまでにかかる探索時間Tを得る段階と、
    前記移動時間Tから前記探索時間Tを差し引いて前記待機時間Tを算出する段階と、
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載のハードディスクドライブにおける再生方法。
  3. 前記移動時間Tを得る段階は、下記の数式によって前記移動時間Tを得ることを特徴とする、請求項2に記載のハードディスクドライブにおける再生方法。
    ここで、NTSは、前記ターゲットセクタについての物理情報データであり、Nは、前記磁気ヘッドの前記現在位置Pと関連したセクタについての物理情報データであり、Nは、前記ターゲットセクタと関連したターゲットトラックに含まれたセクタの個数であり、Tは、前記ディスクの一回転にかかる時間である。
  4. 前記探索時間Tは、前記磁気ヘッドが前記現在位置Pから前記ターゲット位置Pまで移動するときの移動トラック数に関する探索時間テーブルを用いて得られることを特徴とする、請求項2または3のいずれかに記載のハードディスクドライブにおける再生方法。
  5. 前記待機時間Tを求める段階は、
    前記移動時間が前記探索時間より小さい場合、前記ディスクの一回転にかかる時間である回転周期時間Tから、前記探索時間Tから前記移動時間Tを差し引いた差を差し引く段階を含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のハードディスクドライブにおける再生方法。
  6. ハードディスクドライブに備えられたメモリに保存されたプリフェッチデータに対する再生方法を実行させるコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
    前記再生方法は、
    前記ハードディスクドライブのディスク上のターゲットセクタに記録されたデータの再生命令を受信する段階と、
    移動時間Tと探索時間Tとに基づいて待機時間Tを求める段階と、
    前記待機時間T を予め定められた基準時間T と比較し、前記待機時間T が前記基準時間T より大きければ、前記待機時間Tの間、前記再生命令を実行する前に磁気ヘッドの現在位置Pで前記ディスクからプリフェッチデータを再生して前記メモリに保存する段階と、
    を含み、
    前記移動時間Tは、前記ターゲットセクタを初期位置Pからターゲット位置Pに移動させるために前記ディスクが回転するのに必要な時間であり、前記探索時間Tは、前記ハードディスクドライブの前記磁気ヘッドを現在位置Pから前記ターゲット位置Pまで移動させるのに必要な時間であり、
    前記待機時間Tが基準時間Tよりも小さいか同じであれば、前記磁気ヘッドが直ちに前記ターゲット位置Pに移動される
    ことを特徴とする、コンピュータ読取可能な記録媒体。
  7. 前記待機時間Tを求める段階は、
    前記移動時間Tが前記探索時間Tより大きいか同一である場合、前記ディスクの回転によって前記ターゲットセクタが前記磁気ヘッドと同一軸線上に移動するまでにかかる移動時間Tを得る段階と、
    前記磁気ヘッドが現在位置するトラックからターゲットトラックに到達するまでにかかる探索時間Tを得る段階と、
    前記移動時間Tから前記探索時間Tを差し引いて前記待機時間Tを算出する段階と、
    を含むことを特徴とする、請求項に記載のコンピュータ読取可能な記録媒体。
  8. 前記移動時間Tを得る段階は、下記の数式によって前記移動時間Tを得ることを特徴とする、請求項に記載のコンピュータ読取可能な記録媒体。
    ここで、NTSは、前記ターゲットセクタについての物理情報データであり、Nは、前記磁気ヘッドの前記現在位置Pと関連したセクタについての物理情報データであり、Nは、前記ターゲットセクタと関連したターゲットトラックに含まれたセクタの個数であり、Tは前記ディスクの一回転にかかる時間である。
  9. 前記探索時間Tは、前記磁気ヘッドが前記現在位置Pから前記ターゲット位置Pまで移動するときの移動トラック数に関する探索時間テーブルを用いて得られることを特徴とする、請求項またはのいずれかに記載のコンピュータ読取可能な記録媒体。
  10. 前記待機時間Tを求める段階は、
    前記移動時間Tが前記探索時間Tより小さい場合、前記ディスクの一回転にかかる時間である回転周期時間Tから、前記探索時間Tから前記移動時間Tを差し引いた差を差し引く段階を含むことを特徴とする、請求項のいずれかに記載のコンピュータ読取可能な記録媒体。
  11. 少なくとも一つのディスクと、
    前記ディスクからデータを再生し、データを記録する磁気ヘッドと、
    前記ディスクから再生されたデータを保存するように設定されたメモリと、
    ディスク上のターゲットセクタに記録されたデータの再生命令をホスト機器から受信し、移動時間Tと探索時間Tとに基づいて待機時間Tを求め、前記待機時間T を予め定められた基準時間T と比較し、前記待機時間T が前記基準時間T より大きければ、前記待機時間Tの間に、前記再生命令を行う前に現在位置Pで前記ディスクからプリフェッチデータを再生して前記メモリに保存するように設定されたコントローラと、を含み、
    前記移動時間Tは、前記ターゲットセクタを初期位置Pからターゲット位置Pに移動させるために前記ディスクが回転するのに必要な時間であり、前記探索時間T、前記磁気ヘッドを現在位置Pから前記ターゲット位置Pまで移動させるのに必要な時間であり、
    前記待機時間Tが基準時間Tよりも小さいか同じであれば、前記磁気ヘッドが直ちに前記ターゲット位置Pに移動される
    ことを特徴とする、ハードディスクドライブ。
  12. 前記コントローラは、前記移動時間Tが前記探索時間Tより大きいか同一である場合、前記移動時間Tと前記探索時間Tとを得て、前記移動時間Tから前記探索時間Tを差し引いて前記待機時間Tを得ることを特徴とする、請求項11に記載のハードディスクドライブ。
  13. 前記探索時間Tは、前記磁気ヘッドが前記現在位置Pから前記ターゲット位置Pまで移動するときの移動トラック数に関する探索時間テーブルを用いて得られることを特徴とする、請求項12に記載のハードディスクドライブ。
  14. 前記コントローラは、下記の数式によって移動時間を得ることを特徴とする、請求項1113のいずれかに記載のハードディスクドライブ。
    ここで、NTSは、前記ターゲットセクタについての物理情報データであり、Nは、前記磁気ヘッドの現在位置Pと関連したセクタについての物理情報データであり、Nは、前記ターゲットセクタと関連したターゲットトラックに含まれたセクタの個数であり、Tは、前記ディスクの一回転にかかる時間である。
  15. 前記コントローラは、前記移動時間Tが前記探索時間Tより小さい場合、前記ディスクの一回転にかかる時間である回転周期時間Tから、前記探索時間Tから前記移動時間Tを差し引いた差を差し引いて前記待機時間Tを算出することを特徴とする、請求項1114のいずれかに記載のハードディスクドライブ。
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