JP5324163B2 - 筆記シート - Google Patents
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Description
このようなシートは、ホワイトボードとして、マーカーで筆記が可能であること(筆記性)、かつマーカーで記載した文字等がイレーサーで消去できること(消去性)、さらにスクリーンとして、各種プロジェクタで投影した画像が眩しくなく目視できること(防眩性)が要求される。
前記公知の光重合性モノマーは、従来積層フィルムの表面層あるいは表面コーティングとして使用されるものを適宜使用することができ、特に限定されない。かかるモノマーの含有量は特に限定されないが、例えば、前記樹脂全体の約5質量%〜約50質量%(固形分換算)とすることができる。
セイカボンドP−1301(大日精化工業株式会社製:ポリエーテルウレタンアクリレート、アクリル系モノマー、及び光重合開始剤を含み、フッ素官能基を含まない樹脂:固形分80%)、
SN−5X−7624(サンノプコ株式会社製:ポリエーテルウレタンアクリレート、光重合性モノマー、ポリエステルウレタン、及び光重合開始剤を含み、フッ素官能基を含まない樹脂:固形分40%)、及び
アデカオプトマーKR566(株式会社ADECA製:アクリル系モノマー及び光重合開始剤を含み、フッ素官能基を含まない樹脂:固形分80%)
から選ばれる一つと、
ディフェンサFH−800ME(大日本インキ株式会社製:フッ素官能基含有ウレタンアクリレート、光重合性モノマー、及び光重合開始剤を含む:固形分90%)との混合物を挙げることができる。
セイカボンドP−1301、SN−5X−7624、およびアデカオプトマーKR566から選ばれる一つが約100質量部に対して、
ディフェンサFH−800MEを約25質量部〜約100質量部とすることができる。
コーティング組成物1:セイカボンドP−1301(固形分80%、大日精化工業株式会社製)100部に対し、ディフェンサFH−800ME(固形分90%、大日本インキ株式会社製)を25部の質量比で混合し、混合溶液をメチルエチルケトンで2倍に希釈した。
コーティング組成物2〜6:コーティング組成物1と同様にして作成した。各成分の含量は表1に記載のとおりであった。
コーティング組成物7:アデカオプトマーKR566(固形分80%、株式会社ADECA製)100部をメチルエチルケトンで2倍に希釈した。
コーティング組成物8:SN−5X−7624(固形分40%、サンノプコ株式会社製)100部に対し、ディフェンサFH−800ME(固形分90%、大日本インキ株式会社製)を25部の重量比で混合し、混合溶液をメチルエチルケトンで2倍に希釈した。各成分の含量は表1に記載のとおりであった。
コーティング組成物9〜12:コーティング組成物8と同様にして作成した。各成分の含量は表1に記載のとおりである。
コーティング組成物1〜4を、それぞれ厚さ100μmの白色PET−Gフィルム(アキレス株式会社製)に、乾燥後の厚さが5μmになるようにワイヤーバーにより塗布し、UVオーブン(Fusion UV System製)で硬化させて、ベースフィルム層上に表面クリア層を形成した。続いて、得られたシートの表面クリア層側にエンボスロールが接するようにしてエンボス加工した。ライナーに、アクリル系粘着剤(ブチルアクリレート:アクリル酸=90:10、質量比、固形分32%)を乾燥後の厚さが40μmになるようにコーティングして粘着剤層を作成し、上記で得られたシートのベースフィルム層側に積層して筆記シートを得た。Ra、Sm、Rtは表2に記載の値であった。
Ra、Sm、Rtを表2に記載の値となるようにエンボスを施した他は実施例1と同様にして筆記シートを得た。
コーティング組成物8〜11を用い、Ra、Sm、Rtを表2に記載の値となるようにエンボスを施した他は実施例1と同様にして筆記シートを得た。
エンボス加工をしなかった以外は実施例1と同様にして筆記シートを得た。
Ra、Sm、Rtを表2に記載の値となるようにエンボスを施した他は実施例1と同様にして筆記シートを得た。
コーティング組成物5を使用した以外は実施例1と同様にして筆記シートを得た。
コーティング組成物6を使用した以外は実施例1と同様にして筆記シートを得た。
コーティング組成物7を使用した以外は実施例1と同様にして筆記シートを得た。
コーティング組成物12を使用した以外は実施例6と同様にして筆記シートを得た。
厚さ100μmの白色PET−Gフィルム(アキレス株式会社製)の片面に厚さ25μmのエチレンテトラフルオロエチレン共重合体樹脂フィルム(旭硝子株式会社製)をラミネートして積層体を得た。この積層体のエチレンテトラフルオロエチレン共重合体樹脂フィルム側にエンボスロールが接するようにしてエンボス加工した。ライナーに、アクリル系粘着剤(ブチルアクリレート:アクリル酸=90:10、質量比、固形分32%)を乾燥後の厚さが40μmになるようにコーティングして粘着剤層を作成し、上記積層体のPET−Gフィルム側に粘着剤面を積層して筆記シートを得た。Ra、Sm、Rtは表2に記載の値であった。
実施例・比較例で得られた各シートについて、ハンディサーフ(東京精密株式会社製)を用いて測定した。結果を表2に示した。
実施例・比較例で得られた各シートについて、高性能非接触3次元表面粗さ測定システム(日本ビーコ株式会社製)を用いて測定した。結果を表2に示した。
ホワイトボードマーカー(パイロット株式会社製WBMAR−12L−B 補充タイプ 中字大型 黒)を用いて、シート表面に5cmの直線を書き、その線にはじきがあるかを目視にて評価した。はじきが無い場合は○、はじきがある場合は×とした。結果を表3に示した。
テスター産業(株)製学振摩耗試験機を用い、摩擦材:PLUS専用イレーザー(プラス株式会社製)の生地部分を切り取ったもの、垂直加重:500gで、予めホワイトボードマーカー 補充タイプ 中字大型 黒(WBMAR−12L−B パイロット株式会社製)を用いて、シート表面に5cmの直線を書いたシート表面を往復1回摩耗後、目視にて直線が消えているかを評価した。直線が消えている場合は○、消えてない場合は×とした。結果を表3に示した。
テスター産業(株)製学振摩耗試験機を用い、摩擦材:PLUS専用イレーザー(プラス株式会社製)の生地部分を切り取ったもの、垂直加重:500gで、予めホワイトボードマーカー 補充タイプ 中字大型 黒(WBMAR−12L−B パイロット株式会社製)を用いて、シート表面に5cmの直線を書いたシート表面を往復1回摩耗後、目視にて直線が消えているかを評価した。直線が消えている(クラック無し)場合は○、消えてない(クラックがあるため、クラックにマーカーが入り込んでいる)場合は×とした。結果を表3に示した。
テスター産業(株)製学振摩耗試験機を用い、摩擦材(スチールウール#0000)垂直加重500gで実施例・比較例で得られた各シートの表面を往復10回摩耗した後、目視にて傷の具合を評価した。傷が見えない場合は○、傷が見える場合は×とした。結果を表3に示した。
実施例・比較例で得られた各シートについて、携帯用光沢計(株式会社村上色彩技術研究所製)を用いて60度鏡面光沢度を測定した。結果を表3に示した。
(態様1)
エンボス加工による凹凸を有する表面クリア層、ベースフィルム層、及び粘着剤層からなり、前記表面クリア層が、フッ素官能基を有する紫外線硬化型のオリゴマーおよび/またはフッ素官能基を有する紫外線硬化型のモノマーを構成要素とする樹脂を含む塗膜であり、かつ前記樹脂が、固形分換算で0.02質量%〜0.1質量%のフッ素を含む筆記シート。
(態様2)
前記フッ素官能基を有する紫外線硬化型のオリゴマーが、アクリル系オリゴマーまたはアクリルウレタン系オリゴマーである態様1に記載の筆記シート。
(態様3)
前記エンボス加工による凹凸の算術平均粗さ(Ra)が1μm〜5μmである態様1または2に記載の筆記シート。
(態様4)
前記エンボス加工による凹凸の凸部間の平均間隔(Sm)が200μm〜800μmである態様1〜3のいずれか一つに記載の筆記シート。
(態様5)
前記エンボス加工による凹凸の最大断面高さ(Rt)が1μm〜30μmである態様1〜4のいずれか一つに記載の筆記シート。
(態様6)
前記表面クリア層表面の60度鏡面光沢度が30%以下である態様1〜5のいずれか一つに記載の筆記シート。
Claims (4)
- エンボス加工による凹凸を有する表面クリア層、ベースフィルム層、及び粘着剤層からなり、前記表面クリア層が、フッ素官能基を有する紫外線硬化型のオリゴマーおよび/またはフッ素官能基を有する紫外線硬化型のモノマーを構成要素とする樹脂を含む塗膜であり、前記樹脂が、固形分換算で0.02質量%〜0.1質量%のフッ素を含み、前記エンボス加工による凹凸の最大断面高さ(Rt)が1μm〜30μmであり、前記表面クリア層表面の60度鏡面光沢度が30%以下である筆記シート。
- 前記フッ素官能基を有する紫外線硬化型のオリゴマーが、アクリル系オリゴマーまたはアクリルウレタン系オリゴマーである請求項1に記載の筆記シート。
- 前記エンボス加工による凹凸の算術平均粗さ(Ra)が1μm〜5μmである請求項1または2に記載の筆記シート。
- 前記エンボス加工による凹凸の凸部間の平均間隔(Sm)が200μm〜800μmである請求項1〜3のいずれか一項に記載の筆記シート。
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