JP5323940B2 - 通信システムにおける使用のためのアップリング再同調 - Google Patents

通信システムにおける使用のためのアップリング再同調

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Description

本発明は、概して、モバイル通信システム内のデータ送信に関し、より具体的には、ユーザエージェントとアクセスデバイスとの間のアップリンクを再同期するための方法に関する。
本明細書で使用される場合、用語「ユーザエージェント」および「UE」は、電気無線通信能力を有する、携帯電話、携帯情報端末、携帯式またはラップトップコンピュータ、および類似のデバイス等の無線デバイスを指すことができる。いくつかの実施形態では、UAは、モバイル無線デバイスを指し得る。また、用語「UA」は、デスクトップコンピュータ、セットトップボックス、またはネットワークノード等、同様の能力を有するが運搬可能ではないデバイスを指し得る。
従来の無線電気通信システムでは、基地局内の送信機器またはアクセスデバイスは、セルとして知られる地理的領域全体に信号を送信する。技術の発展に伴って、より高度な機器が導入され、以前には可能ではなかったようなサービスを提供可能になっている。このような高度な機器として、例えば、E−UTRAN(発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク)ノードB(eNB)、従来の無線電気通信システム内の同等機器より高度に発展した基地局または他のシステムおよびデバイスが含まれ得る。そのような高度または次世代機器は、本明細書では、長期発展型機器(LTE)と称され、そのような機器を使用するパケットベースのネットワークは、発展型パケットシステム(EPS)と称され得る。本明細書で使用されるように、用語「アクセスデバイス」は、電気通信システム内の他の構成要素へのアクセスをUAに提供可能である、従来の基地局またはLTE eNB(発展型ノードB)等の任意の構成要素を指す。
E−UTRAN等のモバイル通信システムでは、アクセスデバイスは、1つ以上のUAへの無線アクセスを提供する。アクセスデバイスは、アクセスデバイスと通信する全UA間でアップリンクおよびダウンリンクデータ送信リソースを配分するためのパケットスケジューラを備える。スケジューラの機能は、とりわけ、UA間の利用可能な無線インターフェース能力を分割するステップと、各UAのパケットデータ送信のために使用されるリソース(例えば、副搬送周波数およびタイミング)を決定するステップと、パケット配分およびシステム負荷を監視するステップと、を含む。スケジューラは、ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)およびアップリンク共有チャネル(PUSCH)データ送信のための物理層リソースを配分し、スケジューリングチャネルを通して、UAにスケジューリング情報を送信する。UAは、アップリンクおよびダウンリンク送信のタイミング、周波数、データブロックサイズ、変調、および符号化のためのスケジューリング情報を参照する。
アクセスデバイスと、アクセスデバイスへの接続が既に確立されたUAとの間のスケジューリングされていない通信を開始するためには、いくつかの方法がある。本明細書では、UAによって始動される第1の方法と、アクセスデバイスによって始動される第2の方法と、を含む、通信を開始するための2つの方法について、説明される。当業者は、UAとアクセスデバイスとの接続が最初に確立された後、アクセスデバイスが、一意のセル無線ネットワーク端末識別子(C−RNTI)をUAに配分することを認識するはずである。UA始動通信の場合、UAは、最初に、アクセスデバイスと関連付けられたセル内のアクセスデバイスにアクセスすることを要求する必要がある。アクセスを要求するために、UAは、ランダムアクセス(RA)プロセスを始動し、それによって、UAは、ランダムに、または所定のルールを介して、RAプリアンブルと呼ばれる複数の所定のコード配列のうちの1つを選択し、非同期RAチャネル(RACH)上で選択されたRAプリアンブルを送信する。アクセスデバイスが、RAプリアンブルを受信すると、アクセスデバイスは、RAプリアンブルのためのRAプリアンブル識別子(idまたはindex)と、アップリンク(UL)タイミング同期を調節するタイミング前進値と、後続メッセージを送信するために配分されるULリソースを示す許可情報と、ランダムアクセスプロシージャの際、一時的UAIDとして使用される、一時的セル無線ネットワーク端末ID(一時的C−RNTI)と、を含む、RA応答メッセージを送信する。RA応答メッセージを受信後、UAは、RAプリアンブルidを検証し、検証されたRAプリアンブルidが、送信されたRAプリアンブルのものと等しい場合、UAは、アップリンクスケジューリング送信をアクセスデバイスに送信する。例示的種類のアップリンクスケジューリング送信の1つとして、アクセスデバイスに送信されるUAのアップリンクバッファ内のデータ量を報告するために、割り当てられたC−RNTIを含む、バッファ状態報告(BSR)が挙げられる。
複数のUAが、同一プリアンブルをアクセスデバイスに同時に送信する場合、RAプロシージャの際、競合が生じる。競合が生じると、アクセスデバイスは、競合を解決し、PDCCH上で、競合に勝利したUAのC−RNTIに競合解決(CR)メッセージを送信する。C−RNTIを有する各UAは、RA競合に勝利または敗北したのかどうかは、CRメッセージのC−RNTIから決定可能である。CRメッセージのC−RNTIが、UAのものではない場合、UAは、競合に敗北しており、UAは、RAプロシージャを再開する。CRメッセージのC−RNTIが、UAのC−RNTIと合致する場合、UAは、競合に勝利しており、ランダムアクセスプロシージャの完了を成功させる。
アクセスデバイス始動通信の場合、アクセスデバイスは、PDCCH上で、UAと関連付けられたC−RNTIに、専用プリアンブルとともに、ダウンリンクデータ到達通知を送信することによって、スケジューリングされていない通信を開始可能である。C−RNTIと関連付けられたUAが、ダウンリンクデータ到達通知を受信すると、UAは、アクセスデバイスが、UAに送信するためのデータを有していることを認識し、専用プリアンブル送信(すなわち、アクセスデバイスによって、C−RNTI専用に割り当てられたプリアンブル)を生成し、アクセスデバイスに返信することによって、ランダムアクセスプロセスを開始する。アクセスデバイスは、専用プリアンブルが受信されると、RA応答を送信し、RA応答は、他のデータの中でもとりわけ、アップリンク(UL)タイミング同期を調節するタイミング前進値を含む。
UAは、その配分された時間間隔でのみ、データを送信することが許容されている。送信されるデータがある場合、UAは、UAデータバッファにデータを一時的に記憶し、許可されたアップリンク配分を使用して、データを送信する。時々、UAは、BSRとして、バッファ内に記憶されたデータ量をアクセスデバイスに報告し、データを送信するためのリソースの配分を要求する。アクセスデバイスは、少なくとも部分的に、BSRによって報告されるデータ量に基づいて、UAにアップリンク許可を配分し、その許可に関してUAに通信する。許可が受信された後、UAは、配分された許可と一致するように、アップリンク共有チャネル上で、データを送信する。
UAに対する、アップリンク時間の整合または同期を維持する非競合アクセス要求を促進するために、アクセスデバイスは、アップリンクリソースをUAに周期的に割り当ててもよく、その際、UAは、UAのアップリンクデータバッファ内にデータがある場合、BSR送信または他のアップリンクスケジューリング送信をアクセスデバイスに送信するためのアップリンク許可を要求するために、アクセスデバイスにスケジューリング要求(SR)を送信し得る。SRは、物理アップリンク制御チャネルPUCCH上で、オン/オフ・キーイングを使用する。アクセスデバイスは、アップリンク周期の間、SRを監視し、本周期の間、SRが受信されない場合、UAが、UAのバッファ内に送信のためのアップリンクデータを有していないことを認識するようにプログラムされ、アクセスデバイスは、BSR配信のためのアップリンク周期の許可より先に進む。
割り振られた周期の間に、SR信号が検出される場合、アクセスデバイスは、UAが、より多くのアップリンクリソースを要求しているとみなし、BSR配信のためのアップリンクリソースを許可する。BSR配信のためのアップリンクリソースが、UAで受信された後、UAは、配分されたリソースを使用して、BSRをアクセスデバイスに送信する。BSRが配信された後、アクセスデバイスは、バッファされたデータを配信するために要求されるさらなるアップリンクリソースを識別し、バッファされたデータの送信のための付加的アップリンクリソースを許可し得る。
最新版のE−UTRANでは、拡張アップリンクチャネルが、スケジューリング機構および合成型自動再送要求(HARQ)スキームをサポートするために提供される。HARQの実施例は、3GPP TS36.321に規定されている。HARQスキームは、E−UTRANでは、アップリンクおよびダウンリンクの両方において使用される。例えば、ダウンリンク送信例を挙げると、受信される各プロトコルデータユニット(PDU)に対して、肯定応答(ACK)が、UAによって行われる巡回冗長検査(CRC)が、復号化の成功を示した後、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)またはPUSCH上で、UAからアクセスデバイスに送信される。CRCが、PDUが正しく受信されていないことを示す場合、UAは、正しく受信されなかったPDUの再送を要求するために、PUCCHまたはPUSCH上で、否定応答(NACK)を送信する。
アップリンク送信の場合、HARQスキームは、若干複雑であって、物理HARQ指標チャネル(PHICH)上での肯定および否定応答に加え、新しい送信許可、再送許可またはPDCCH上のデータの不存在を伴い、UA挙動は、PDCCHおよびPHICHチャネルの両方を介して受信したデータに依存する。
UAからアクセスデバイスへのアップリンク送信を促進するために、アクセスデバイスおよびUAは、UAとアクセスポイントとの間の距離にかかわらず、エラーに対する許容限度を有する時間で送信がアクセスデバイスに到達するように、送信タイミングを調節する必要がある。本目的を達成するために、送信タイミング調節が必要とされるかまたは周期的である場合、アクセスデバイスは、MAC制御要素として、時間前進値を含む、時間整合(TA)コマンドを送信し(3GPP TS36.321のセクション5.2および6.1.3.5参照)、UAは、時間整合(TA)タイマを作動させる。TAコマンドが受信されると、UAは、受信したTA値を適用し、TAタイマを再開する。TAタイマが終了する場合、UAは、アップリンク時間整合またはアップリンク同期が喪失されたことを認識し、制御チャネルリソース(例えば、PUCCHまたはSRSリソース)を解放する。アップリンク同期とは、UAが、アップリンク時間整合を維持することを意味する。
データが、UAからアクセスデバイスに、またはその逆に、送信される必要がある場合は常時、送信が生じ得るように、迅速にリソースを配分することが、非常に重要であって、業界は、常に、配分プロセスにおける不必要なステップを排除するために方法を模索している。解決のために、いくつかのプロセスステップを必要する状況の1つは、制御チャネルリソースが解放され、新しいランダムアクセスプロセスが行わなければならないように、TAタイマ終了時に、アップリンク同期が喪失される場合である。
アップリンク同期は、意図的またはエラーを介して、喪失され得る。意図的喪失の場合、アクセスデバイスは、通信チャネルの最適使用を促進するようにプログラムされる。チャネルを最適に使用するための方法の1つは、UAが、リソース配分を正当化するために十分なトラフィックを生成していない場合、配分されたリソース(例えば、PUCCHおよびSRSリソース)をUAに解放させることである。UAにリソースを解放させるために、アクセスデバイスは、UAへのTAコマンドの送信を停止し、それによって、UAに任意の明示的信号伝達を伴わずに、UAのために構成される、アップリンク制御リソースをUAに解放させ得る。
エラーを介したアップリンク同期の喪失の場合、ノイズのあるチャネル上では、TAコマンドは、UAに到達しない場合があるが、アクセスデバイスは、ACK確認配信を誤って感知し得る。ここでは、UAのTAタイマが、次のTAコマンドの受信前に終了する場合、UAは、アップリンク同期を喪失し、制御チャネルリソースを解放し得る。
UAがリソースを解放後、UAは、アクセスデバイスにデータを送信する必要があり得る。例えば、アクセスデバイスにおけるNACK−ACKエラーによって、同期が喪失されているが、データが、UAのアップリンクバッファ内に常駐している場合、UAは、アクセスデバイスにデータを直ちに送信する必要があるであろう。別の事例として、UAが、新しいアップリンクデータを受信する場合、UAは、アクセスデバイスにデータを送信する必要があるであろう。同様に、UAがリソースを解放後、アクセスデバイスは、UAにデータを送信する必要があり得る。ここでは、アクセスデバイスは、新しいダウンリンクデータ到達通知をUAに送信し、UAは、上述のように、ランダムアクセスプロシージャを開始することによって応答する。
アクセスデバイスが、アップリンク同期が喪失されるように、TAタイマを意図的に終了させ、続いて、UAが、アクセスデバイスへの送信のための新しいアップリンクデータを受信する場合、または続いて、アクセスデバイスが、UAに送信される新しいダウンリンクデータを受信する場合、3GPP TS36.331に規定されるように、ランダムアクセスプロシージャが完了後、アクセスデバイスは、RRC接続再構成メッセージをUAに送信し、UAは、RRC接続再構成完了メッセージによって返信し、データ転送開始前に、リソースの再割当を行う。
したがって、アップリンク同期喪失後、アップリンク同期を再確立するためのプロセスステップの数と、同期を再確立するために必要とされるデータ送信量と、を低減させることが可能なシステムを有することは、有利となるであろう。
TAタイマ周期が終了し、UAが制御チャネルリソースを解放後、解放されたリソースは、UA−アクセスデバイス通信が、次に確立される必要がある場合に、UAによる使用のために依然として利用可能かつ有効であり得ることが認識されている。ここでは、解放されたリソースが、依然として利用可能である場合、アップリンクを再同期するために現在の基準によって要求される、いくつかのステップは、排除され得る。より具体的には、解放されたリソースが、依然として有効であって、アクセスデバイスが、TAコマンドの送信を停止したため、同期が喪失されている場合、アクセスデバイスは、2つのRRCメッセージが回避可能であるように、競合解決メッセージ(例えば、ランダムアクセスプロシージャの間のPDCCH上でのアップリンク許可の際)またはダウンリンクデータ到達指標において、リソースが有効であることを示すことが可能である。代替例では、アクセスデバイスが、新しいダウンリンクデータ到達通知をUAに送信する場合、通知は、2つのRRCメッセージが回避可能であるように、リソースが依然として有効であることの指標を含み得る。さらに、アクセスデバイスが、新しいダウンリンクデータ到達通知をUAに送信し、UAが、ランダムアクセスプロシージャを開始する場合、アクセスデバイスからのRA応答は、リソースが依然として有効であることの指標を含み得る。
したがって、上述および関連目的を達成するために、本開示は、以下に詳述される特徴を備える。以下の説明および付随の図面は、本発明の詳細なある例証的側面を説明する。しかしながら、これらの側面は、本開示の原理を採用可能な種々の方法を示すものであるが、それらのいくつかにすぎない。本開示の他の側面、利点、および新規特徴は、図面と照らして検討されることによって、以下の本開示の発明を実施するための形態から明白となるであろう。
次に、付随の図面を参照して、本開示の種々の側面を説明するが、同一番号は、全体を通して、類似または対応要素を指す。しかしながら、図面およびそれに関連する説明は、請求される主題を開示される特定の形態に限定することを意図するものではないことを理解されたい。むしろ、請求される主題の精神および範囲内にある、修正、均等物、および代替をすべて網羅することが意図される。
本明細書で使用されるように、用語「構成要素」、「システム」等は、実行時のハードウェア、ハードウェアとソフトウェア、ソフトウェアの組み合わせ、またはソフトウェアのいずれかである、コンピュータ関連エンティティを指すことが意図される。例えば、構成要素は、プロセッサ上で起動するプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行のスレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得るが、それらに限定されない。例証として、コンピュータ上で起動するアプリケーションおよびコンピュータは両方とも、構成要素であり得る。1つ以上の構成要素は、プロセスおよび/または実行のスレッド内に常駐し得、構成要素は、1つのコンピュータ上にローカライズされてもよく、および/または2つ以上のコンピュータに分散され得る。
用語「例示的」とは、本明細書では、例示的事例または例証としての役割を果たす意味として使用される。「例示的」として本明細書に説明される任意の側面または設計は、必ずしも、他の側面あるいは設計よりも好ましいあるいは有利であると解釈されるものではない。
さらに、開示される主題は、標準的プログラミングおよび/またはエンジニアリング技術を使用して、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの任意の組み合わせを生成し、コンピュータまたはプロセッサベースのデバイスを制御し、本明細書に詳述される側面を実装する、システム、方法、装置、または製造品として実装され得る。用語「製造品」(または代替として、「コンピュータプログラム製品」)は、本明細書で使用されるように、任意のコンピュータ可読デバイス、搬送波、または媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含することが意図される。例えば、コンピュータ可読媒体は、磁気記憶デバイス(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストライプ...)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)...)、スマートカード、およびフラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック)を含むことが可能であるが、それらに限定されない。加えて、搬送波は、電子メールの送受信の際、あるいはインターネットまたはローカルエリアネットワーク(LAN)等のネットワークへのアクセスの際に使用されるもの等、コンピュータ可読電子データを搬送するために採用可能であることを理解されたい。当然ながら、当業者は、請求される主題の範囲または精神から逸脱することなく、多くの修正が、本構成に成され得ることを認識するであろう。
本明細書に説明される少なくともいくつかの実施形態は、アップリンク制御チャネルと関連付けられたアップリンク制御チャネル構成を再使用するための方法であって、ユーザエージェントにおいて、アクセスデバイスによって割り当てられたアップリンク制御チャネルリソース構成を受信するステップと、受信したアップリンク制御チャネルリソース構成と関連付けられた制御チャネルリソースを使用し、アクセスデバイスに送信するステップと、時間整合タイマ終了後、アップリンク制御チャネルリソース構成を保持するステップと、を含む、方法を含む。
少なくともある場合には、本方法は、アクセスデバイスとの時間整合を再確立するステップと、アップリンク制御チャネルリソース構成と関連付けられた制御チャネルリソースを再使用し、アクセスデバイスに送信するステップと、をさらに含む。いくつかの実施形態では、アクセスデバイスとの時間整合を再確立するステップは、ランダムアクセスプロシージャを通して、アクセスデバイスとの整合を再確立するステップを含む。
いくつかの実施形態では、アップリンク制御チャネルリソース構成を保持するステップは、アップリンク制御チャネルリソース構成を記憶するステップを含む。少なくともいくつかの場合、本方法は、時間整合タイマ終了後、保持されたアップリンク制御チャネルリソース構成が、依然として有効であることを決定するステップをさらに含む。少なくともある場合には、本方法は、保持されたアップリンク制御チャネルリソース構成が、依然として有効であることを決定後、保持されたアップリンク制御チャネルリソース構成と関連付けられた制御チャネルリソースを再使用し、アクセスデバイスに送信するステップをさらに含む。少なくともある場合には、本方法は、時間整合タイマ終了後、保持されたアップリンク制御チャネルリソース構成と関連付けられた制御チャネルリソースを再使用し、アクセスデバイスに送信するステップをさらに含む。
いくつかの実施形態は、アップリンク制御チャネルと関連付けられたアップリンク制御チャネル構成を再使用するための方法であって、ユーザエージェントにおいて、時間整合タイマを維持するステップと、アクセスデバイスによって割り当てられたアップリンク制御チャネルリソース構成を受信するステップと、受信したアップリンク制御チャネルリソース構成と関連付けられた制御チャネルリソースを使用し、アクセスデバイスに送信するステップと、時間整合タイマ終了後、(i)アップリンク制御チャネルリソース構成を記憶するステップと、(ii)ランダムアクセスプロシージャを通して、アクセスデバイスとの整合を再確立するステップと、(iii)アップリンク制御チャネルリソース構成と関連付けられた制御チャネルリソースを再使用し、アクセスデバイスに送信するステップと、を含む、方法を含む。
いくつかの実施形態は、プロセッサと、プロセッサと連結される送信機と、プロセッサと連結される受信機とを備え、プロセッサは、アクセスデバイスによって割り当てられたアップリンク制御チャネルリソース構成を受信するステップと、受信したアップリンク制御チャネルリソース構成と関連付けられた制御チャネルリソースを使用し、送信機を介して、アクセスデバイスに送信するステップと、時間整合タイマ終了後、アップリンク制御チャネルリソース構成を保持するステップと、を行うようにプログラムされる、ユーザエージェント装置を含む。
ある場合には、プロセッサは、アクセスデバイスとの時間整合を再確立するステップと、アップリンク制御チャネルリソース構成と関連付けられた制御チャネルリソースを再使用し、アクセスデバイスに送信するステップと、を行うようにさらにプログラムされる。
ある場合には、プロセッサは、ランダムアクセスプロシージャを通して、アクセスデバイスとの整合を再確立するステップによって、アクセスデバイスとの整合を再確立するステップを行う。
いくつかの実施形態は、プロセッサに連結されるメモリをさらに含み、プロセッサは、メモリ内にアップリンク制御チャネルリソース構成を記憶するステップによって、アップリンク制御チャネルリソース構成を保持するステップを行う。
ある場合には、プロセッサは、時間整合タイマ終了後、保持されたアップリンク制御チャネルリソース構成が、依然として有効であることを決定するステップを行うようにさらにプログラムされる。
ある場合には、プロセッサは、保持されたアップリンク制御チャネルリソース構成が、依然として有効であることを決定後、保持されたアップリンク制御チャネルリソース構成と関連付けられた制御チャネルリソースを再使用し、アクセスデバイスに送信するステップを行うようにさらにプログラムされる。
ある場合には、プロセッサは、時間整合タイマ終了後、保持されたアップリンク制御チャネルリソース構成と関連付けられた制御チャネルリソースを再使用し、アクセスデバイスに送信するステップを行うようにさらにプログラムされる。
他の実施形態は、プロセッサと、プロセッサと連結される送信機と、プロセッサと連結される受信機とを備え、プロセッサは、時間整合タイマを維持するステップと、受信機を介して、アクセスデバイスによって割り当てられたアップリンク制御チャネルリソース構成を受信するステップと、受信したアップリンク制御チャネルリソース構成と関連付けられた制御チャネルリソースを使用し、送信機を介して、アクセスデバイスに送信するステップと、時間整合タイマ終了後、(i)アップリンク制御チャネルリソース構成を記憶するステップと、(ii)ランダムアクセスプロシージャを通して、アクセスデバイスとの整合を再確立するステップと、(iii)アップリンク制御チャネルリソース構成と関連付けられた制御チャネルリソースを再使用し、送信機を介して、アクセスデバイスに送信するステップと、を行うようにプログラムされる、ユーザエージェント装置を含む。
本願発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
制御チャネルリソース構成(12)を受信するステップと、
該受信した制御チャネルリソース構成と関連付けられた該制御チャネルリソースを使用し、送信するステップ(137、184)と、
時間整合タイマ終了後(123、160)、該制御チャネルリソース構成を保持するステップ(172)と
を含む、方法。
(項目2)
時間整合を再確立するステップ(172)と、前記制御チャネルリソース構成(12)と関連付けられた前記制御チャネルリソースを再使用するステップ(184)とをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記時間整合を再確立するステップは、ランダムアクセスプロシージャを通して、時間整合を再確立するステップ(172)を含む、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記制御チャネルリソース構成を保持するステップは、前記制御チャネルリソース構成を記憶するステップ(172)を含む、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記時間整合タイマ終了後(160)、前記保持された制御チャネルリソース構成と関連付けられた前記制御チャネルリソースを再使用し、アクセスデバイス(12)に送信するステップ(184)をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記制御チャネルリソース構成は、前記整合タイマが切れる前に記憶される、項目1に記載の方法。
(項目7)
プロセッサ(802)と、
送信機(808)と、
受信機(808)と
を備え、該プロセッサは、
割り当てられた制御チャネルリソース構成を受信するステップと、
該受信した制御チャネルリソース構成と関連付けられた該制御チャネルリソースを使用し、該送信機(808)を介して、送信するステップ(137)と、
時間整合タイマ終了後(123、160)、該制御チャネルリソース構成を保持するステップ(172)と
を行うようにプログラムされる、ユーザエージェント装置(10)。
(項目8)
前記プロセッサ(802)は、時間整合を再確立するステップ(172)と、前記制御チャネルリソース構成と関連付けられた前記制御チャネルリソースを再使用するステップ(184)とを行うようにさらにプログラムされる、項目9に記載のユーザエージェント装置。
(項目9)
前記プロセッサ(12)は、ランダムアクセスプロシージャを通して、アクセスデバイスとの時間整合を再確立するステップ(172)によって、時間整合を再確立するステップを行う、項目10に記載のユーザエージェント装置。
(項目10)
メモリ(804)をさらに含み、前記プロセッサは、該メモリ(804)内に前記制御チャネルリソース構成を記憶するステップ(172)によって、前記制御チャネルリソース構成を保持するステップを行う、項目9に記載のユーザエージェント装置。
(項目11)
前記プロセッサ(802)は、前記時間整合タイマ終了後(123、160)、前記保持された制御チャネルリソース構成と関連付けられた前記制御チャネルリソースを再使用し、アクセスデバイス(12)に送信するステップ(184)を行うようにさらにプログラムされる、項目9に記載のユーザエージェント装置。
(項目12)
ユーザエージェント(10)において、
制御チャネルリソースのための構成を受信するステップと、
該受信した制御チャネルリソースを使用し、送信するステップ(137、184)と、
時間整合タイマ終了後(123、160)、該制御チャネルリソースの構成を保持するステップ(172)と、
ランダムアクセスプロシージャを通して、時間整合を再確立後、該制御チャネルリソースの構成と関連付けられた該リソースを使用し、送信するステップと
を含む、方法。
(項目13)
前記制御チャネルリソースの構成を保持するステップは、前記制御チャネルリソース構成を記憶するステップ(172)を含む、項目12に記載の方法。
(項目14)
前記時間整合タイマ終了後、前記制御チャネルリソースの前記保持された構成が、依然として有効であることを決定するステップ(178、180、182)をさらに含む、項目12に記載の方法。
(項目15)
前記制御チャネルリソースの前記保持された構成が、依然として有効であることを決定した後、該制御チャネルリソースの該保持された構成と関連付けられた前記リソースを再使用し、送信するステップ(184)をさらに含む、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記制御チャネルリソースの構成は、前記整合タイマ終了前に記憶される、項目14に記載の方法。
(項目17)
プロセッサ(802)と、
送信機(808)と、
受信機(808)と
を備え、該プロセッサは、制御チャネルリソースのための構成を受信するステップと、該受信した制御チャネルリソースを使用し、送信するステップ(137、184)と、
時間整合タイマ終了後(123、160)、該制御チャネルリソースの構成を保持するステップ(172)と、
ランダムアクセスプロシージャを通して、時間整合を再確立後、該制御チャネルリソースの構成と関連付けられた該リソースを使用し、送信するステップと
を行うようにプログラムされる、ユーザエージェント装置(10)
(項目18)
メモリ(804)をさらに含み、前記プロセッサは、該メモリ内に前記制御チャネルリソース構成を記憶するステップ(172)によって、前記制御チャネルリソースの構成を保持するステップを行う、項目17に記載のユーザエージェント装置。
(項目19)
前記プロセッサ(802)は、前記時間整合タイマ終了後、前記制御チャネルリソースの前記保持された構成が、依然として有効であることを決定するステップ(178、180、182)を行うようにさらにプログラムされる、項目17に記載のユーザエージェント装置。
(項目20)
前記プロセッサ(802)は、前記制御チャネルリソースの前記保持された構成が、依然として有効であることを決定した後、前記制御チャネルリソースの前記保持された構成と関連付けられた該リソースを再使用し、送信するステップ(184)を行うようにさらにプログラムされる、項目19に記載のユーザエージェント装置。
(項目21)
前記制御チャネルリソースの構成は、前記整合タイマ終了前に記憶される、項目17に記載のユーザエージェント装置。
(項目22)
無線通信システム内の無線アクセスデバイスにおいて、
ユーザエージェント(10)からスケジューリング送信を受信するステップ(212)と、
スケジューリングリソース配分が、該ユーザエージェントに以前に割り当てられたことを決定するステップ(213)と、
該以前に割り当てられた配分が、依然として有効であることを決定するステップ(214)と、
該ユーザエージェントに、該以前に割り当てられた配分が、依然として有効であることを示すメッセージを送信するステップ(216)と
を含む、方法。
(項目23)
前記メッセージを送信するステップは、前記ユーザエージェントに、競合解決メッセージ(216)を送信するステップを含む、項目22に記載の方法。
(項目24)
以前に割り当てられた配分が、無効である場合、前記方法が新しい配分プロセスを行うステップをさらに含む、項目22に記載の方法。
本開示をより完全に理解するために、添付の図面および発明を実施するための形態と併せて理解される、以下の簡単な説明を参照する。類似参照数字は、類似部品を表す。
図1は、ユーザエージェント(UA)と、アクセスデバイスと、移動性管理エンティティ(MME)とを含む、無線通信システムの図である。 図2は、UAとアクセスデバイスとの間の通信シーケンスを例証する、概略図である。 図3は、図2に類似するが、アップリンク同期が喪失されるが、データがUAのアップリンクバッファ内にある場合は常時、UAは、通常BSRを自動的にトリガする、異なる通信シーケンスを例証する。 図4は、TAタイマが終了後も、データが、UAのアップリンクバッファ内に依然として存在する場合、アップリンクをアクセスデバイスと再同期させるために、図1のUAによって行われる方法またはプロセスを例証する、工程図である。 図5は、UAとのアップリンク通信が喪失されると、再同期させるために、図1のアクセスデバイスによって行われる方法またはプロセスを例証する、工程図である。 図6は、図2に類似するが、異なる通信シーケンスを例証する。 図7は、図2に類似するが、異なる通信シーケンスを例証する。 図8は、本開示の種々の実施形態のうちのいくつかに対して、動作可能なユーザエージェントを含む、無線通信システムの図である。 図9は、本開示の種々の実施形態のうちのいくつかに対して、動作可能なユーザエージェントのブロック図である。 図10は、本開示の種々の実施形態のうちのいくつかに対して、動作可能なユーザエージェント上に実装され得る、ソフトウェア環境の図である。 図11は、本開示の種々の実施形態のうちのいくつかに対して、好適な例証的汎用コンピュータシステムである。
次に、図面(同一参照番号は、いくつかの図を通して、類似要素に対応する)、より具体的には、図1を参照すると、図1は、長期発展型(LTE)制御プレーンプロトコルスタックを例証する、概略ブロック図を含む。
UA10は、アクセスデバイス(すなわち、発展型ノードB)12と、移動性管理エンティティ(MME)14の両方と通信する。種々の層が、制御プレーンプロトコルスタック内に例証される。非アクセス階層(NAS)層15は、移動性およびセッション管理に対処し得る。パケットデータ収斂プロトコル(PDCP)層16は、UA10およびアクセスデバイス12の両方上に例証される。PDCP層16は、インターネットプロトコル(IP)ヘッダ圧縮および解凍、ユーザおよび信号送信データの暗号化、ユーザデータの転送、ならびに無線送信路のためのシーケンス番号(SN)の維持を行う。
PDCP層16の下は、アクセスデバイス12上の無線リンク制御プロトコル層と通信する、無線リンク制御(RLC)プロトコル層18である。理解されるように、通信は、図1に例証されるもの等、プロトコルスタック内の物理層を通して生じる。しかしながら、UAのRLC層18からのRLC−プロトコルデータユニット(PDU)は、アクセスデバイス12上のRLC層によって解釈される。RLC層18の下は、媒体アクセス制御(MAC)データ通信プロトコル層20である。当業者によって理解されるように、RLCおよびMACプロトコルは、LTE無線インターフェースのデータリンク副層を形成し、LTE内のアクセスデバイス12上およびUA10上に常駐する。物理層22と称される層1(L1)LTEは、RLC/MAC層18および20下にあって、標識が含意するように、通信のための物理層である。
依然として図1を参照すると、制御プレーンは、UA10とアクセスデバイス12との間の無線リソースの割当、構成、および解放に関与する、プロトコルスタックの一部である、無線リソース制御(RRC)プロトコル層24を含む。LTEのためのRRCプロトコルの基本機能は、3GPP TR36.300およびTS36.331に説明されている。
アクセスデバイス12は、以下の機能を担う:無線リソース管理;無線送信路制御、無線許可制御、接続移動性制御、アップリンクおよびダウンリンクの両方におけるUAへのリソースの動的配分(スケジューリング);IPヘッダ圧縮およびユーザデータストリームの暗号化;UAアタッチメントにおけるMMEの選択;サービングゲートウェイへのユーザプレーンデータのルーティング;ページングメッセージ(MMEから派生)のスケジューリングおよび送信;ブロードキャスト情報のスケジューリングおよび送信;ならびに移動性およびスケジューリングのための測定および測定報告構成。
MME14は、以下の機能を担う:アクセスデバイス12へのページングメッセージの配信;セキュリティ制御;アイドル状態移動性制御;システムアーキテクチャエボリューション(SAE)送信路制御;非アクセス階層(NAS)信号伝達の暗号化および完全性保護。
依然として図1を参照すると、本開示の少なくともいくつかの実施形態では、UA10は、有利には、同期が喪失された後、アクセスデバイス12とのアップリンク通信を再同期するための肯定的ステップを講じることが可能である。本目的を達成するために、図2を参照すると、UA10とアクセスデバイス12との間の例示的一連の通信が、例証される。図2では、下方を指す矢印96および98は、TAタイマ周期を表す。100では、TAコマンドが、アクセスデバイス12からUA10に送信される。コマンド100が、101において受信されると、UA10は、TAコマンド内のTA値を適用し、TAタイマを再開し(96参照)、102において、ACKをアクセスデバイス12に送信する。
依然として図2を参照すると、104において、別のTAコマンドがUA10に送信される。しかしながら、この時、TAコマンドは、正しく受信されておらず、したがって、TAデータを使用して、TAタイマをリセットすることができず、タイマは、時間切れまで継続する。TAコマンドが、適切に受信されなかったため、UA10は、105において、PDUが再送信されるべきであることを示す、NACKをアクセスデバイス12に返信する。109では、アクセスデバイス12は、NACKを受信し、108において、TAコマンドが、UA10に折り返し再送信される。107では、TAコマンドが受信され、UA10は、TAコマンド内のTA値を適用し、TAタイマを再開し(98参照)、再送が正しく受信されたことを示すACKが、アクセスデバイス10に返信される。
再び図2を参照すると、112では、別のTAコマンドが、UA10に送信されるが、再び誤って受信される。111では、UA10は、アクセスデバイス12にNACK(114)を送信し、TAコマンドの再送を要求する。しかしながら、この時、アクセスデバイス12は、NACK114の代わりに、ACKを誤って検出し、したがって、デバイス12は、UA10にTAコマンドを再送信しない。TAコマンドが受信されないため、TAタイマ98は、116において、時間切れまたは終了し、アップリンク同期が喪失される。ここでは、アクセスデバイス12は、アップリンク同期が喪失されたことを認識せず、実際、UA10へのリソース配分が、依然として有効であるかのうように、依然として動作する。UA10は、TAタイマ終了時、同期が喪失されたことを認識する。
本開示の少なくともいくつかの実施形態によると、UAのタイマが終了し、アップリンク同期が喪失されるが、データが、アップリンクバッファ内に存在する場合、UA10は、アクセスデバイスによって割り当てられたアップリンク制御チャネルリソース構成を記憶し、リソースを解放し、アップリンクスケジューリング送信(例えば、BSR)を直ちにトリガし、アクセスデバイス12に対し」、アップリンク同期を再確立することを示し、送信するためのデータ量を報告するようにプログラムされる。本目的を達成するために、UAは、ランダムアクセスプロセスを開始し、アクセスデバイス12からのRA応答に応じて、アップリンクスケジューリング送信を送信する。UA10は、アップリンクスケジューリング送信において、アクセスデバイスによってUAに現在割り当てられている、セル無線ネットワーク端末識別子(C−RNTI)を含む。アクセスデバイス12が、アップリンクスケジューリング送信を受信すると、アクセスデバイス12は、C−RNTIを識別し、C−RNTIと関連付けられたUAが、SRリソース配分を現在有しているかどうかを認識するようにプログラムされる。UAが、SRリソース配分を現在有し、SRリソース配分の代わりに、RACHを使用している場合、アクセスデバイス12は、UAが、アップリンク同期を喪失し、かつ現在も喪失していることを認識する。アクセスデバイス12は、C−RNTIと関連付けられたUAに配分されたアップリンク制御チャネルリソースが、依然として有効であるかどうかを決定し、そうである場合、配分が依然として有効であって、他のデータを送信するためにUA10によって使用されるべきであることの指標とともに、UA10にアップリンク許可を送信する。他のデータとしては、例えば、サウンディング参照信号、スケジューリング要求、チャネル品質指標(CQI)、ランク指標(RI)、およびプリコーディング行列指標(PMI)を含むチャネル品質状態情報、準定常スケジューリングの場合のACK/NACKフィードバックがある。次いで、UAは、記憶されたアップリンクリソース構成を使用し、以前に解放されたリソースを識別し、今後の通信のために、それらのリソースの使用を開始する。
上述と一貫して、図3を参照すると、図2に例証される一連のものと類似する一連の通信が、示される。図3では、図2におけるように、下方を指す矢印118および132は、TAタイマ周期を表す。ここでは、UA10は、上述の実施例におけるように、セル内のUAを一意的に識別する、セル無線ネットワーク端末ID(C−RNTI)と既に関連付けられていると仮定する。
図3では、120において、TAコマンドが、UA10に送信されるが、正しく受信されない。121では、UA10は、NACK122をアクセスデバイス12に返信し、TAコマンドが再送されるべきであることを示す。NACK122は、ACKとして誤って検出され、したがって、アクセスデバイス12は、TAコマンドをUA10に再送しない。123では、TAタイマ周期118が、終了する。
タイマ終了時、UA10は、リソースを解放する前に、アクセスデバイスによって割り当てられたアップリンク制御チャネルリソースの構成を記憶する。次いで、UA10は、RACHを介して、RAプリアンブルをアクセスデバイス12に送信することによって、ランダムアクセスプロセスを開始する。RAプリアンブルに応じて、アクセスデバイス12は、RA応答126をUA10に送信する。応答は、RAプリアンブルのためのRAプリアンブル識別子、アップリンク(UL)タイミング同期を調節するタイミング前進(TA)情報、後続メッセージを送信するために配分されたULリソースを示す許可情報、およびランダムアクセスプロシージャの際、一時的UAIDとして使用される、一時的C−RNTIを含む。
RA応答メッセージを受信後、UA10は、RAプリアンブル識別子を検証し、検証されたRAプリアンブル識別子が、送信されたRAプリアンブルのものである場合、UAは、アップリンクリソースを使用して、アップリンクスケジューリング送信128(例えば、BSR)を送信する。メッセージは、現在割り当てられているC−RNTIを含む(RA応答126内に含まれていた一時的C−RNTIに対立するものとして))。
129では、アクセスデバイス12は、C−RNTIを含むはずであったメッセージ128が、実際は、現在割り当てられているC−RNTIを含むことを識別し、SRリソースが、UA10に現在配分されているかどうかを決定する。SRリソースが、UA10に現在配分されている場合、アクセスデバイス12は、UA10とのアップリンク同期が喪失されていると結論付けるようにプログラムされる(すなわち、スケジューリング要求のためのアップリンクリソースが、UA10に割り当てられており、UA10が、アップリンク同期を維持していた場合、UA10は、ランダムアクセスプロシージャではなく、スケジューリング要求リソースを使用していたことになる)。133では、アクセスデバイス12は、他のデータでもとりわけ、UA10のためのリソース配分が、依然として有効であることの指標を含む、競合解決(CR)メッセージ130をUA10に送信する。131では、UA10は、以前に解放されたリソースの記憶された構成にアクセスし、その構成を使用して、後続データ送信137のためのアップリンク制御情報をアクセスデバイス12に送信する。
次に図4を参照すると、アップリンク同期が喪失されているが、データが、UAのアップリンクバッファ内に残っている場合、自動的にBSRをトリガするために、UA10によって行われるプロセス150が、例証される。また、図5を参照すると、UA10との再同期するために、アクセスデバイス12によって行われるプロセス190が、例証される。以下、プロセス150および190が、併せて説明される。また、図1も参照すると、図5のブロック192では、アクセスデバイス12は、TAコマンドを含む、PDUをUA10に送信する。ブロック194では、アクセスデバイス12は、送信されたPDUに応じて、ACKまたはNACKのいずれかを監視する。
図4では、ブロック152において、UA10は、アクセスデバイス12から送信される、PDUを監視する。ブロック154では、PDUが受信されると、制御は、ブロック156に進み、UA10が、PDUが正しく受信されたかどうかを決定する。PDUが正しく受信されている場合、制御は、ブロック164に進み、UA10が、ACKをアクセスデバイス12に送信する。次に、決定ブロック166では、UA10は、PDUが、TAコマンドを含むかどうかを決定する。PDUが、TAコマンドを含まない場合、制御は、ブロック170に進み、PDUが消費され、その後、制御は、ブロック152に戻り、次の受信したPDUの監視が行われる。再びブロック166を参照すると、受信したPDUが、TAコマンドを含む場合、制御は、ブロック168に進み、UA10が、TAコマンド内のTA値を適用し、TAタイマを再開し、その後、制御は、ブロック152に戻る。
再び図1および4を参照すると、PDUが、ブロック156において、正しく受信されなかった場合、制御は、プロセスブロック158に進み、UA10が、NACKをアクセスデバイス12に送信する。ブロック160では、UA10が、TAタイマ周期が終了したかどうかを決定する。TAタイマが終了していない場合、制御は、ブロック152に戻り、次のPDUの監視が行われる。ブロック160で、TAタイマが終了している場合、制御は、ブロック162に進み、UA10が、データがUAのアップリンクバッファ内に存在するかどうかを決定する。ブロック162において、データがUAのアップリンクバッファ内に存在しない場合、制御は、ブロック152に戻る。データがUAのアップリンクバッファ内に存在する場合、制御は、ブロック162からブロック172に進む。ブロック172では、UA10は、アクセスデバイスによって割り当てられたアップリンク制御チャネルリソースの構成を記憶し、リソースを解放し、ランダムアクセスプロセスを開始し、アップリンクスケジュール送信、例えば、BSRをアクセスデバイス12に送信する。本目的を達成するために、上述と一貫して、UA10が、RAプリアンブルをアクセスデバイス12に送信すると、ランダムアクセスプロセスが、開始される。ブロック174では、UA10が、アクセスデバイス12からのRA応答を監視する。
再び図1および5を参照すると、決定ブロック196では、アクセスデバイス12が、ACKが受信されたかどうかを決定する。ACKが受信されていない場合、制御は、決定ブロック208に進み、アクセスデバイス12が、NACKが受信されたかどうかを決定する。NACKが受信されていない場合、制御は、ブロック208からブロック194に戻り、アクセスデバイス12が、ACKまたはNACKの監視を継続する。ブロック208では、NACKが受信されている場合、制御は、ブロック210に進み、アクセスデバイス12が、TAコマンドを含むPDUをUA10に再送信する。
依然として図1および5を参照すると、ブロック196では、ACKが受信されている場合、制御は、プロセスブロック198に進み、アクセスデバイス12が、RACHを監視し、ランダムアクセスプロセスが開始されたかどうかを決定する。決定ブロック200では、RAプリアンブルが受信されている場合、制御は、ブロック202に進み、アクセスデバイス12が、RAプリアンブル識別子、アップリンクタイミング同期を調節するためのタイミング整合情報、後続メッセージを送信するために配分されたアップリンクリソースを示す許可情報、および一時的C−RNTIを含む、RA応答をUA10に送信する。ブロック204では、RA応答が送信された後、アクセスデバイス12は、配分されたリソースを使用するUA10からのアップリンクスケジューリング送信を監視する。
再び図1および4を参照すると、ブロック176では、RA応答が受信されると、制御は、ブロック178に進み、UA10が、RA応答において配分されたリソースを使用し、第1の、すなわち、初期C−RNTIを含む、スケジューリングされた送信をアクセスデバイス12に送信する。ブロック180では、UA10が、アクセスデバイス12からの競合解決メッセージを監視する。
再び図1および5を参照すると、ブロック206において、アップリンクスケジューリング送信が、UA10から受信されると、ブロック212では、アクセスデバイス12が、アップリンクスケジューリング送信がC−RNTIを含むかどうかを決定する。アップリンクスケジューリング送信が、C−RNTIを含まない場合、制御は、ブロック218に進み、アクセスデバイス12が、通常の競合解決プロセスを行う。しかしながら、ブロック212において、アップリンクスケジューリング送信が、C−RNTIを含む場合、制御は、ブロック213に進む。ブロック213では、UA10が、SRリソースが受信したC−RNTIと関連付けられたUAに既に配分されているかどうかを決定する。SRリソースが配分されていない場合、制御は、ブロック218に進み、通常の競合解決プロセスが行われる。SRリソースが、UAに既に配分されている場合、アクセスデバイス12は、UAとのアップリンク同期が喪失されていることを認識し、制御は、ブロック214に進む。ブロック214では、アクセスデバイス12は、アップリンクスケジューリング送信内に含まれる、C−RNTIと関連付けられたUAのための既存のリソース配分を識別し、その配分(例えば、アップリンク制御情報の送信のためのリソース)が有効のままであるかどうかを決定する。配分が有効のままではない場合、制御は、ブロック220に進み、新しいリソース配分プロセスが行われる。ブロック214では、既存のリソース配分が有効のままである場合、制御は、ブロック216に進み、アクセスデバイス12は、既存の配分が有効であることを示す、競合解決メッセージを送信する。
再び図1および4を参照すると、競合解決メッセージが、ブロック182において受信されると、制御は、プロセスブロック184に進み、UA10が、以前に解放されたリソースが有効であることを識別し、記憶されたリソース構成にアクセスし、そのリソース構成の使用を開始する。ブロック184後、制御は、ブロック152に戻り、次のPDUのための監視が行われる。
アクセスデバイスがUAへのTAコマンドの送信を停止後、したがって、UAが制御チャネルリソースを解放した後、UAが、新しいアップリンクデータを取得した場合、UAがランダムアクセスプロセスを開始する時、解放されたリソースが依然として有効であって、UAによる使用のために利用可能である場合、図4および5に関する上述のものに類似するプロセスが行われ、通信を効率的に再開し得る。本目的を達成するために、図6を参照すると、図2に例証される一連のものと類似する一連の通信が、示される。図6では、図2におけるように、下方を指す矢印250および270は、TAタイマ周期を表す。ここでは、UA10は、セル内のUAを一意的に識別する、C−RNTIと既に関連付けられていると仮定する。
図6では、252において、TAタイマ周期が終了し、UA10が、制御チャネルリソースを解放する。254では、新しいアップリンクデータが、UA10に到達し、UA10が、RAプリアンブルをアクセスデバイス12に送信することによって、ランダムアクセスプロセスを開始する。RAプリアンブルに応じて、アクセスデバイス12は、一時的C−RNTIを含む、RA応答258をUA10に送信する。それに応じて、UA10が、UA10に現在割り当てられているC−RNTIを含む、アップリンクスケジューリング送信260をアクセスデバイス12に送信する。262では、アクセスデバイス12は、アップリンクスケジューリング送信260が、現在割り当てられているC−RNTIを含むことを識別し、したがって、UA10が、新しいアップリンク送信の開始を試行しようとしているUAであると結論付けるようにプログラムされている。アクセスデバイスは、UA10に以前に割り当てられたアップリンク制御チャネルリソースが利用可能であるかどうか検証する。264では、以前に割り当てられたリソースが利用可能である場合、アクセスデバイス12は、他のデータの中でもとりわけ、UAのためのリソース配分が依然として有効であることの指標を含む、競合解決(CR)メッセージ266をUA10に送信する。268では、UA10は、記憶されたアップリンクリソース構成の使用を開始し、後続データ送信269のために、アップリンク制御情報をアクセスデバイス12に送信する。
アクセスデバイスが、UAへのTAコマンドの送信を停止後、新しいダウンリンクデータが、アクセスデバイス12によって受信される場合、したがって、UAが、制御チャネルリソースを解放し、解放されたリソースが、依然として有効であって、UAによる使用のために利用可能である場合、図6に関して上述のものと類似するプロセスが行われ、通信を確立し得る。本目的を達成するために、図7を参照すると、図6に例証される一連のものと類似する一連の通信が、示される。図7では、図2におけるように、下方を指す矢印250および270は、TAタイマ周期を表す。ここでは、UA10は、セル内のUAを一意的に識別する、C−RNTIと既に関連付けられていると仮定する。
図7では、252において、TAタイマ周期が終了し、UA10が、アップリンク制御チャネルリソースの構成を記憶し、リソースを解放する。254では、新しいダウンリンクデータが、アクセスデバイス12に到達し、アクセスデバイス12は、新しいダウンリンクデータ到達通知240をUA10に送信することによって、一連の通信を開始する。RAプリアンブルに応じて、アクセスデバイス12は、一時的C−RNTIを含むRA応答258をUA10に送信する。それに応じて、UA10は、UA10に現在割り当てられているC−RNTIを含む、アップリンクスケジューリング送信260をアクセスデバイス12に送信する。262では、アクセスデバイス12は、アップリンクスケジューリング送信260が、現在割り当てられているC−RNTIを含むことを識別し、したがって、UA10が、ダウンリンクデータ到達通知への応答を試行しているUAであると結論付けるようにプログラムされる。アクセスデバイスは、UA10に以前に割り当てられているアップリンク制御チャネルリソースが、利用可能であるかどうか検証する。264では、以前に割り当てられたリソースが、利用可能である場合、アクセスデバイス12は、他のデータの中でもとりわけ、UAのためのリソース配分が、依然として有効であることの指標を含む、競合解決(CR)メッセージ266をUA10に送信する。268では、UA10が、記憶されたアップリンクリソース構成の使用を開始し、TAタイマ周期270によって示されるように、後続データ送信269のために、アップリンク制御情報をアクセスデバイス12に送信する。
ここでは、アクセスデバイス12が、図7における一連の通信を開始するため、アクセスデバイス12は、ランダムアクセスプロシージャを開始するUAの身元を把握していることを理解されたい。本理由から、少なくともいくつかの実施形態では、競合解決メッセージの一部として、有効配分指標を送信する代わりに、アクセスデバイス12は、配分が有効であることを示す、通知240の一部として、専用プリアンブル(すなわち、UA10専用にアドレス指定されたプリアンブル)を送信可能である。この場合、図7では、プロセスは、256において停止し、268に進むことが可能である。これらの概念と一貫して、再び図7を参照すると、252では、TAタイマ周期が終了し、UA10が、制御チャネルリソースを解放する。240では、新しいダウンリンクデータが、アクセスデバイス12に到達し、アクセスデバイス12は、新しいダウンリンクデータを受信するために、UA10に以前に割り当てられているアップリンクリソースが、依然として有効であって、利用可能であることを決定する。リソースが利用可能である場合、アクセスデバイス12は、UA10を専用に識別する専用プリアンブルを含み、アップリンクリソースが、利用可能であって、有効であることを示す、新しいダウンリンクデータ到達通知240をUA10に送信することによって、一連の通信を開始する。専用プリアンブルが受信されると、UA10は、記憶されたリソース構成にアクセスし、それらのリソースを使用して、アクセスデバイスとの通信を開始し、図7のプロセスは、通信256において停止され得る。
図8は、UA10の例示的実施形態を含む、無線通信システムを例証する。UA10は、本開示の側面を実装するために動作可能であるが、本開示は、これらの実装に限定されるべきではない。携帯電話として図示されているが、UA10は、無線ハンドセット、ポケットベル、携帯情報端末(PDA)、携帯用コンピュータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータを含む、種々の形態を成し得る。多くの好適なデバイスは、これらの機能のうちのいくつかはまた全てを組み合わせる。本開示のいくつかの実施形態では、UA10は、携帯用、ラップトップ、またはタブレットコンピュータのような汎用コンピュータデバイスではなく、むしろ、携帯電話、無線ハンドセット、ポケットベル、PDA、または車両内に搭載される電気通信デバイス等の特殊用途通信デバイスである。また、UA10は、デスクトップコンピュータ、セットトップボックス、またはネットワークノード等、同様の能力を有するが運搬可能ではないデバイスであるは、デバイスを含むか、あるいはデバイス内に含められてもよい。UA10は、ゲーム、在庫管理、ジョブ制御、および/またはタスク管理機能等、特殊活動をサポートし得る。
UA10は、ディスプレイ702を含む。また、UA10は、ユーザによる入力のために、概して704と称される、タッチセンサ式表面、キーボード、または他の入力キーも含む。キーボードは、QWERTY、Dvorak、AZERTY、および逐次タイプ等、完全または縮小英数字キーボード、または電話キーパッドと関連するアルファベット文字を伴う従来の数字キーパッドであり得る。入力キーは、さらなる入力機能を提供するように内向きに押下され得る、トラックホイール、終了またはエスケープキー、トラックボール、および他のナビゲーションまたは機能キーを含み得る。UA10は、ユーザが選択するためのオプション、ユーザが作動させるための制御、および/またはユーザが指図するためのカーソルあるいは他の指標を提示し得る。
さらに、UA10は、ダイヤルする番号、またはUA10の動作を構成するための種々のパラメータ値を含む、ユーザからのデータ入力を受け取ってもよい。さらに、UA10は、ユーザコマンドに応じて、1つ以上のソフトウェアまたはファームウェアアプリケーションを実行し得る。これらのアプリケーションは、ユーザ対話に応じて、種々のカスタマイズされた機能を果たすようにUA10を構成し得る。加えて、UA10は、例えば、無線基地局、無線アクセスポイント、またはピアUA10から、無線でプログラムおよび/または構成され得る。
UA10によって実行可能な種々のアプリケーションの中には、ディスプレイ702がウェブページを表示することを可能にするウェブブラウザがある。ウェブページは、無線ネットワークアクセスノード、携帯電話の基地局、ピアUA10、または任意の他の無線通信ネットワークあるいはシステム700との無線通信を介して、取得され得る。ネットワーク700は、インターネット等の有線ネットワーク708に連結される。無線リンクおよび有線ネットワークを介して、UA10は、サーバ710等の種々のサーバ上の情報へのアクセスを有する。サーバ710は、ディスプレイ702上に表示され得る、コンテンツを提供し得る。代替として、UA10は、中継式またはホップ式の接続において、媒介として作用するピアUA10を通して、ネットワーク700にアクセスし得る。
図9は、UA10のブロック図を示す。UA110の周知の種々の構成要素が描写されるが、ある実施形態では、列挙された構成要素のサブセットおよび/または列挙されていない付加的構成要素が、UA10に含まれ得る。UA10は、デジタル信号プロセッサ(DSP)802と、メモリ804と、を含む。示されるように、UA10はさらに、アンテナおよびフロントエンドユニット806と、無線周波数(RF)送受信機808と、アナログベースバンド処理ユニット810と、マイクロホン812と、イヤホンスピーカ814と、ヘッドセットポート816と、入力/出力インターフェース818と、可撤性メモリカード820と、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート822と、短距離無線通信サブシステム824と、アラート826と、キーパッド828と、タッチセンサ式表面を含み得る液晶ディスプレイ(LCD)830と、LCDコントローラ832と、電荷結合素子(CCD)カメラ834と、カメラコントローラ836と、グローバルポジショニングシステム(GPS)センサ838と、を含み得る。ある実施形態では、UA10は、タッチセンサ式画面を提供しない、別の種類のディスプレイを含み得る。ある実施形態では、DSP802は、入力/出力インターフェース818を通過せずに、メモリ804と直接通信し得る。
DSP802または何らかの他の形態のコントローラあるいは中央処理ユニットは、メモリ804に記憶された、またはDSP802自体内に含まれるメモリに記憶された、組み込みソフトウェアまたはファームウェアに従って、UA10の種々の構成要素を制御するように動作する。組み込みソフトウェアまたはファームウェアに加えて、DSP802は、メモリ804に記憶された、または、可撤性メモリカード820のような携帯用データ記憶媒体等の情報搬送波媒体を介して、あるいは有線または無線ネットワーク通信を介して利用可能となる、他のアプリケーションを実行し得る。アプリケーションソフトウェアは、所望の機能性を提供するようにDSP802を構成する、コンパイルされた一式の機械可読命令を備えてもよく、または、アプリケーションソフトウェアは、DSP802を間接的に構成するようにインタープリタまたはコンパイラによって処理される、高次ソフトウェア命令であり得る。
アンテナおよびフロントエンドユニット806は、無線信号と電気信号との間で変換するように提供されてもよく、UA10が、セルラーネットワークまたは何らかの他の利用可能な無線通信ネットワークから、あるいはピアUA10から、情報を送受信することを可能にする。ある実施形態では、アンテナおよびフロントエンドユニット806は、複数のアンテナを含み、ビーム形成および/または多重入出力(MIMO)動作をサポートし得る。当業者に周知であるように、MIMO動作は、困難なチャネル条件を克服する、および/またはチャネルスループットを増加させるために使用することができる、空間的多様性を提供し得る。アンテナおよびフロントエンドユニット806は、アンテナ同調および/またはインピーダンス整合構成要素、RF電力増幅器、および/または低雑音増幅器を含み得る。
RF送受信機808は、周波数シフトを提供し、受信したRF信号をベースバンドに変換し、ベースバンド送信信号をRFに変換する。いくつかの説明では、無線送受信機またはRF送受信機は、変調/復調、符号化/復号、インターリービング/デインターリービング、拡散/逆拡散、逆高速フーリエ変換(IFFT)/高速フーリエ変換(FFT)、周期的接頭辞添付/除去、および他の信号処理機能等、他の信号処理機能性を含むと理解され得る。簡単にする目的で、ここでの説明は、RFおよび/または無線段階から、この信号処理の説明を分離し、その信号処理を、アナログベースバンド処理ユニット810および/またはDSP802あるいは他の中央処理ユニットに概念的に割り当てる。いくつかの実施形態では、RF送受信機808、アンテナおよびフロントエンド806の複数部分、およびアナログベースバンド処理ユニット810が、1つ以上の処理ユニットおよび/または特定用途向け集積回路(ASIC)に組み入れられてもよい。
アナログベースバンド処理ユニット810は、入力および出力の種々のアナログ処理、例えば、マイクロホン812およびヘッドセット816からの入力と、イヤホン814およびヘッドセット816への出力のアナログ処理を提供し得る。本目的のために、アナログベースバンド処理ユニット810は、UA10を携帯電話として使用可能にする、内蔵マイクロホン812およびイヤホンスピーカ814への接続のためのポートを有し得る。さらに、アナログベースバンド処理ユニット810は、ヘッドセットまたは他のハンズフリーマイクロホンおよびスピーカ構成に接続するためのポートを含み得る。アナログベースバンド処理ユニット810は、1つの信号方向にデジタル・アナログ変換を、反対の信号方向にアナログ・デジタル変換を提供し得る。いくつかの実施形態では、アナログベースバンド処理ユニット810の機能性の少なくとも一部が、デジタル処理構成要素によって、例えば、DSP802によって、または他の中央処理ユニットによって提供され得る。
DSP802は、変調/復調、符号化/復号、インターリービング/デインターリービング、拡散/逆拡散、逆高速フーリエ変換(IFFT)/高速フーリエ変換(FFT)、周期的接頭辞添付/除去、および無線通信と関連する他の信号処理機能を行ってもよい。ある実施形態では、例えば、符号分割多重アクセス(CDMA)技術用途において、送信器機能のために、DSP802は、変調、符号化、インターリービング、および拡散を行ってもよく、受信機機能のために、DSP802は、逆拡散、デインターリービング、復号、および復調を行ってもよい。別の実施形態では、例えば、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)技術用途において、送信器機能のために、DSP802は、変調、符号化、インターリービング、逆高速フーリエ変換、および周期的接頭辞添付を行ってもよく、受信機機能のために、DSP802は、周期的接頭辞除去、高速フーリエ変換、デインターリービング、復号、および復調を行ってもよい。他の無線技術用途では、さらに他の信号処理機能、および信号処理機能の組み合わせが、DSP802によって行われ得る。
DSP802は、アナログ処理ユニット810を介して、無線ネットワークと通信し得る。いくつかの実施形態では、通信は、インターネット接続を提供し、ユーザがインターネット上のコンテンツへのアクセスを獲得すること、および電子メールおよびテキストメッセージを送受信することを可能にし得る。入力/出力インターフェース818は、DSP802ならびに種々のメモリおよびインターフェースを相互接続する。メモリ804および可撤性メモリカード820は、DSP802の動作を構成するためのソフトウェアならびにデータを提供し得る。とりわけ、インターフェースは、USBインターフェース822および短距離無線通信サブシステム824であり得る。USBインターフェース822を使用して、UA10を充電し得、また、UA10を周辺デバイスとして機能させ、パーソナルコンピュータまたは他のコンピュータシステムと情報を交換可能にし得る。短距離無線通信サブシステム824は、赤外線ポート、Bluetooth(登録商標)インターフェース、IEEE 802.11準拠無線インターフェース、またはUA10が他の近くのモバイルデバイスおよび/または無線基地局と無線通信することを可能にし得る、任意の他の短距離無線通信サブシステムを含み得る。
さらに、入力/出力インターフェース818は、トリガされると、例えば、ベルを鳴らす、メロディを再生する、または振動することによって、UA10にユーザへ通知を提供させる、アラート826にDSP802を接続し得る。アラート826は、無音で振動することによって、または特定の発呼者に対して特定の事前に割り当てられたメロディを再生することによって、着信電話、新しいテキストメッセージ、および予約のリマインダ等の種々の事象のうちのいずれかをユーザに警告するための機構としての機能を果たし得る。
キーパッド828は、インターフェース818を介して、DSP802に連結し、ユーザが、選択を行う、情報を入力する、および別様にUA10に入力を提供するための1つの機能を提供する。キーボード828は、QWERTY、Dvorak、AZERTY、および逐次タイプ等、完全または縮小英数字キーボード、または電話キーパッドと関連するアルファベット文字を伴う従来の数字キーパッドであり得る。入力キーは、さらなる入力機能を提供するように内向きに押下され得る、トラックホイール、終了またはエスケープキー、トラックボール、および他のナビゲーションまたは機能キーを含み得る。別の入力機構は、タッチスクリーン能力を含み、また、ユーザにテキストおよび/またはグラフィックを表示し得る、LCD830であり得る。LCDコントローラ832は、DSP802をLCD830に連結する。
CCDカメラ834は、装備された場合、UE10がデジタル写真を撮ることを可能にする。DSP802は、カメラコントローラ836を介して、CCDカメラ834と通信する。別の実施形態では、電荷結合素子カメラ以外の技術に従って動作するカメラが採用され得る。GPSセンサ838は、グローバルポジショニングシステム信号を復号するようにDSP802に連結され、それによって、UA10がその位置を決定することを可能にする。また、種々の他の周辺機器が、付加的な機能、例えば、ラジオおよびテレビ受信を提供するように含まれ得る。
図10は、DSP802によって実装され得る、ソフトウェア環境902を例証する。DSP802は、ソフトウェアの残りが動作する、プラットフォームを提供する、オペレーティングシステムドライバ904を実行する。オペレーティングシステムドライバ904は、UAハードウェアのためのドライバに、アプリケーションソフトウェアにアクセス可能な標準インターフェースを提供する。オペレーティングシステムドライバ904は、UA10上で起動するアプリケーション間の制御を転送する、アプリケーション管理サービス(「AMS」)906を含む。また、図10に示されるのは、ウェブブラウザアプリケーション908、メディアプレーヤアプリケーション910、およびJava(登録商標)アプレット912である。ウェブブラウザアプリケーション908は、UA10をウェブブラウザとして動作するように構成し、ユーザが、ウェブページを読み出し、表示するため情報をフォームに入力し、リンクを選択することを可能にする。メディアプレーヤアプリケーション910は、音声または視聴覚媒体を読み出し、再生するようにUA10を構成する。Java(登録商標)アプレット912は、ゲーム、ユーティリティ、および他の機能性を提供するようにUA10を構成する。構成要素914は、本明細書に記載の機能性を提供する場合がある。
上述のUA10、アクセスデバイス120、および他の構成要素は、上述の作用に関連する命令を実行可能な処理構成要素を含む場合がある。図11は、本明細書に開示される1つ以上の実施形態を実装するために好適な処理構成要素1010を含む、システム1000の実施例を例証する。プロセッサ1010(中央プロセッサユニット(CPUまたはDSP)として称され得る)に加えて、システム1000は、ネットワーク接続デバイス1020と、ランダムアクセスメモリ(RAM)1030と、読取専用メモリ(ROM)1040と、二次記憶装置1050と、入力/出力(I/O)デバイス1060と、を含む場合がある。いくつかの実施形態では、最小数のHARQプロセスIDの決定を実装するためのプログラムが、ROM1040内に記憶され得る。ある場合には、これらの構成要素のうちのいくつかは、存在しなくてもよく、あるいは相互の組み合わせ、または図示されない他の構成要素との種々の組み合わせとして、組み合わされ得る。これらの構成要素は、単一の物理エンティティ内、または2つ以上の物理エンティティ内に位置する場合がある。プロセッサ1010によって講じられていると本明細書に記載するいずれの措置も、プロセッサ1010のみ、あるいは図中に示される、または示されない1つ以上の構成要素と協働するプロセッサ1010によって講じられる場合がある。
プロセッサ1010は、それがネットワーク接続デバイス1020、RAM1030、ROM1040、または二次記憶装置1050(ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、または光ディスク等、種々のディスクベースのシステムを含む場合がある)からアクセスする場合がある、命令、コード、コンピュータプログラム、またはスクリプトを実行する。1つのプロセッサ1010のみが示されているが、複数のプロセッサが存在し得る。したがって、命令が、プロセッサによって実行されているように述べられ得るが、命令は、同時に、順次、あるいは別様に1つまたは複数のプロセッサによって実行され得る。プロセッサ1010は、1つ以上のCPUチップとして実装され得る。
ネットワーク接続デバイス1020は、モデム、モデムバンク、イーサネット(登録商標)デバイス、ユニバーサルシリアルバス(USB)インターフェースデバイス、シリアルインターフェース、トークンリングデバイス、光ファイバ分散データインターフェース(FDDI)デバイス、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)デバイス、符号分割多重アクセス(CDMA)デバイス、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM)無線送受信機デバイス等の無線送受信機デバイス、マイクロ波アクセス用の世界的相互運用性(WiMAX)デバイス、および/またはネットワークに接続するための他の周知のデバイスの形態を成し得る。これらのネットワーク接続性デバイス1020によって、プロセッサ1010が、情報を受信する場合があるか、またはプロセッサ1010が情報を出力する場合がある、インターネット、あるいは1つ以上の電気無線通信ネットワークまたは他のネットワークと、プロセッサ1010が通信することを可能にし得る。
また、ネットワーク接続デバイス1020は、無線周波数信号またはマイクロ波周波数信号等の電磁波の形態で、データを無線で送信および/または受信することが可能な1つ以上の送受信機構成要素1025も含む場合がある。代替として、データは、導電体の表面内または上を、同軸ケーブル内、導波管内、光ファイバ等の光媒体内、あるいは他の媒体内を伝播し得る。送受信機構成要素1025は、別個の受信および送信ユニット、または単一の送受信機を含み得る。送受信機1025によって送信または受信される情報は、プロセッサ1010によって処理されるデータ、あるいはプロセッサ1010によって実行される命令を含み得る。そのような情報は、例えば、コンピュータデータベースバンド信号または搬送波内に具現化される信号の形態として、ネットワークから受信し、ネットワークに出力され得る。データは、データを処理または生成するか、あるいはデータを送信または受信するかのいずれかに対して、望ましいとされ得る、異なるシーケンスに従って順序付けられてもよい。ベースバンド信号、搬送波に統合される信号、あるいは現在使用されている、または今後開発される他の種類の信号は、送信媒体と称されてもよく、当業者に周知のいくつかの方法に従って生成され得る。
RAM1030を使用して、揮発性データ、および可能性として、プロセッサ1010によって実行される命令を記憶する場合がある。ROM1040は、典型的には、二次記憶装置1050のメモリ容量より小さいメモリ容量を有する、不揮発性メモリデバイスである。ROM1040を使用して、命令、および可能性として、命令の実行の際に読み取られるデータを記憶する場合がある。RAM1030およびROM1040両方へのアクセスは、典型的には、二次記憶装置1050へのアクセスより高速である。二次記憶装置1050は、典型的には、1つ以上のディスクドライブまたはテープドライブから成り、RAM1030が全ての作業用データを保持するのに十分大きくない場合、データの不揮発性保存用に、またはオーバーフローデータ記憶デバイスとして使用される場合がある。二次記憶装置1050は、プログラムが実行用に選択される時、RAM1030へロードされるプログラムを記憶するために使用され得る。
I/Oデバイス1060は、液晶ディスプレイ(LCD)、タッチスクリーンディスプレイ、キーボード、キーパッド、スイッチ、ダイヤル、マウス、トラックボール、音声認識装置、カード読取装置、紙テープ読取装置、プリンタ、ビデオモニタ、または他の周知の入力デバイスを含み得る。また、送受信機1025は、ネットワーク接続デバイス1020の構成要素である代わりに、またはそれに加えて、I/Oデバイス1060の構成要素であると見なされる場合がある。I/Oデバイス1060の一部または全部は、ディスプレイ702および入力704等、UA10の上述の図面に描写される種々の構成要素に実質的に類似し得る。
TS36.321、TS36.331、およびTS36.300といった、3rd Generation Partnership Project (3GPP) Technical Specifications (TS)が、参照することにより本明細書に組み込まれる。
いくつかの実施形態が、本開示で提供されているが、開示されたシステムおよび方法が、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、多くの他の特定の形態で具現化され得ることを理解されたい。本実施例は、制限的ではなく例証的と見なされ、本明細書で提供される詳細に限定されることを意図しない。例えば、種々の要素または構成要素を、別のシステムに組み入れるか、または一体化し得、あるいは、ある特徴を省略するか、または実装しなくてもよい。例えば、上述の実施形態は、UAが、TAタイマ終了後、解放前に、アップリンクリソースの指標を記憶することを示すが、他の実施形態では、UAは、指標を記憶しなくてもよく、アクセスデバイスが、解放されたリソースが依然として有効であることを認識すると、アクセスデバイスは、リソースが有効であることの指標の送信に加えて、以前に解放されたリソースを再許可するリソース許可も送信し得る。
また、個別または別個のものとして種々の実施形態において説明および例証される技法、システム、サブシステム、および方法を、本開示の範囲から逸脱することなく、他のシステム、モジュール、技法、または方法に組み入れるか、または一体化し得る。連結もしくは直接連結または相互に通信するように図示または説明される他のアイテムは、電気的、機械的、またはその他の方法かどうかにかかわらず、何らかのインターフェース、デバイス、または中間構成要素を通して、間接的に連結または通信し得る。変更、置換、および改変の他の例は、当業者により解明可能であり、本明細書で開示される精神および範囲から逸脱することなく行うことができる。
本発明の範囲を公に周知させるため、以下の請求項の範囲が主張される。
(項目1)
アップリンク制御チャネルと関連付けられたアップリンク制御チャネル構成を再使用するための方法であって、ユーザエージェント(10)において、
アクセスデバイス(12)によって割り当てられたアップリンク制御チャネルリソース構成を受信するステップと、
該受信したアップリンク制御チャネルリソース構成と関連付けられた制御チャネルリソースを使用し、該アクセスデバイス(12)に送信するステップ(137、184)と、
時間整合タイマ終了後(123、160)、該アップリンク制御チャネルリソース構成を保持するステップ(172)と
を含む、方法。
(項目2)
前記アクセスデバイス(12)との時間整合を再確立するステップ(172)と、前記アップリンク制御チャネルリソース構成と関連付けられた前記制御チャネルリソースを再使用し、該アクセスデバイス(12)に送信するステップ(184)とをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記アクセスデバイスとの時間整合を再確立するステップは、ランダムアクセスプロシージャを通して、前記アクセスデバイスとの整合を再確立するステップ(172)を含む、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記アップリンク制御チャネルリソース構成を保持するステップは、前記アップリンク制御チャネルリソース構成を記憶するステップ(172)を含む、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記時間整合タイマ終了後、前記保持されたアップリンク制御チャネルリソース構成が、依然として有効であることを決定するステップ(178、180、182)をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記保持されたアップリンク制御チャネルリソース構成が、依然として有効であることを決定後、前記保持されたアップリンク制御チャネルリソース構成と関連付けられた前記制御チャネルリソースを再使用し、前記アクセスデバイス(12)に送信するステップ(184)をさらに含む、項目5に記載の方法。
(項目7)
前記時間整合タイマ終了後(160)、前記保持されたアップリンク制御チャネルリソース構成と関連付けられた前記制御チャネルリソースを再使用し、前記アクセスデバイス(12)に送信するステップ(184)をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記アップリンク制御チャネルリソース構成は、前記整合タイマ終了前に記憶される、項目1に記載の方法。
(項目9)
プロセッサ(802)と、
該プロセッサと連結される送信機(808)と、
該プロセッサと連結される受信機(808)と
を備え、該プロセッサは、
アクセスデバイス(12)によって割り当てられたアップリンク制御チャネルリソース構成を受信するステップと、
該受信したアップリンク制御チャネルリソース構成と関連付けられた該制御チャネルリソースを使用し、該送信機(808)を介して、該アクセスデバイスに送信するステップ(137)と、
時間整合タイマ終了後(123、160)、該アップリンク制御チャネルリソース構成を保持するステップ(172)と
を行うようにプログラムされる、ユーザエージェント装置(10)。
(項目10)
前記プロセッサ(802)は、前記アクセスデバイス(12)との時間整合を再確立するステップ(172)と、前記アップリンク制御チャネルリソース構成と関連付けられた前記制御チャネルリソースを再使用し、該アクセスデバイスに送信するステップ(184)とを行うようにさらにプログラムされる、項目9に記載のユーザエージェント装置。
(項目11)
前記プロセッサ(12)は、ランダムアクセスプロシージャを通して、前記アクセスデバイスとの整合を再確立するステップ(172)によって、前記アクセスデバイスとの整合を再確立するステップを行う、項目10に記載のユーザエージェント装置。
(項目12)
前記プロセッサ(802)に連結されるメモリ(804)をさらに含み、該プロセッサは、該メモリ(804)内に前記アップリンク制御チャネルリソース構成を記憶するステップ(172)によって、前記アップリンク制御チャネルリソース構成を保持するステップを行う、項目9に記載のユーザエージェント装置
(項目13)
前記プロセッサ(802)は、前記時間整合タイマ終了後(123、160)、前記保持されたアップリンク制御チャネルリソース構成が、依然として有効であることを決定するステップ(178、180、182)を行うようにさらにプログラムされる、項目9に記載のユーザエージェント装置。
(項目14)
前記プロセッサ(802)は、前記保持されたアップリンク制御チャネルリソース構成が、依然として有効であることを決定後、該保持されたアップリンク制御チャネルリソース構成と関連付けられた前記制御チャネルリソースを再使用し、前記アクセスデバイス(12)に送信するステップ(184)を行うようにさらにプログラムされる、項目13に記載のユーザエージェント装置。
(項目15)
前記プロセッサ(802)は、前記時間整合タイマ終了後(123、160)、前記保持されたアップリンク制御チャネルリソース構成と関連付けられた前記制御チャネルリソースを再使用し、前記アクセスデバイス(12)に送信するステップ(184)を行うようにさらにプログラムされる、項目9に記載のユーザエージェント装置。

Claims (19)

  1. デバイスにおける方法であって、前記方法は、
    時間整合タイマを動作させることにより、アップリンク時間の整合を維持することと、
    物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)の構成を受信することであって、前記構成は、PUCCHリソースを特定する、ことと、
    前記PUCCHリソースを用いてアップリンク送信を送信することと、
    前記時間整合タイマの終了後、前記PUCCHリソースを解放し、前記PUCCHリソースの構成を維持することと、
    続いてアップリンク時間の整合を再同期することと、
    アップリンク時間の整合を再同期した後に、さらなるアップリンク送信を送信するために前記PUCCHリソースが依然として利用可能であるかどうかを決定することと
    を含む、方法。
  2. 前記PUCCHリソースが依然として利用可能であると決定された場合、前記PUCCHリソースを用いてさらなるアップリンク送信を送信することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記アップリンク時間の整合を再同期することは、ランダムアクセスプロシージャを実行することを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ランダムアクセスプロシージャを実行する間にアップリンクデータをバッファすることと、
    アップリンク時間の整合の再確立後に、前記さらなるアップリンク送信において前記アップリンクデータを送信することと
    をさらに含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記PUCCHリソースは、ACK/NACKフィードバックに関連付けられている、請求項1に記載の方法。
  6. 前記PUCCHリソースは、ACK/NACKフィードバックを送信するために前記デバイスによって用いられる、請求項1に記載の方法。
  7. 前記時間整合タイマは、アクセスデバイスから受信される1つ以上の時間前進コマンドによって制御される、請求項1に記載の方法。
  8. 前記構成を維持することは、前記構成を前記デバイスのメモリ内に保持することを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記PUCCHは、合成型自動再送要求(HARQ)スキームに対するサポートを提供し、前記HARQにおいて、ACK/NACKフィードバックは、前記PUCCHリソースを用いて、前記デバイスによってアクセスデバイスに通信される、請求項1に記載の方法。
  10. 前記決定することは、前記構成が依然として利用可能であるという指標を受信することに基づいている、請求項1に記載の方法。
  11. ユーザエージェント装置であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサに結合された送信機と、
    前記プロセッサに結合された受信機と
    を含み、
    前記プロセッサは、
    時間整合タイマを動作させることにより、アップリンク時間の整合を維持することと、
    物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースの構成を受信することであって、前記構成は、アップリンクリソースを特定する、ことと、
    前記PUCCHリソースを用いてアップリンク送信を送信することと、
    前記時間整合タイマの終了後、前記PUCCHリソースを解放し、前記PUCCHリソースの構成を維持することと、
    続いてアップリンク時間の整合を再同期することと、
    アップリンク時間の整合を再同期した後に、さらなるアップリンク送信を送信するために前記PUCCHリソースが依然として利用可能であるかどうかを決定することと
    を行うようにプログラムされている、ユーザエージェント装置。
  12. 前記プロセッサは、前記PUCCHリソースが依然として利用可能であると決定された場合、前記PUCCHリソースを用いて前記さらなるアップリンク送信を送信するようにさらにプログラムされている、請求項11に記載のユーザエージェント装置。
  13. 前記プロセッサは、前記アップリンク時間の整合を再同期する動作の間にランダムアクセスプロシージャを実行するようにさらにプログラムされている、請求項11に記載のユーザエージェント装置。
  14. 前記プロセッサに結合されたメモリをさらに含み、前記プロセッサは、前記構成を前記メモリ内に格納することによって前記構成を維持する、請求項11に記載のユーザエージェント装置。
  15. ソフトウェアを含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記ソフトウェアは、プロセッサによって実行されると、
    時間整合タイマを動作させることにより、アップリンク時間の整合を維持することと、
    物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースの構成を受信することであって、前記構成は、アップリンクリソースを特定する、ことと、
    前記PUCCHリソースを用いてアップリンク送信を送信することと、
    前記時間整合タイマの終了後、前記PUCCHリソースを解放し、前記時間整合タイマの終了にもかかわらず、前記PUCCHリソースの構成を維持することと、
    続いてアップリンク時間の整合を再同期することと、
    アップリンク時間の整合を再同期した後に、さらなるアップリンク送信を送信するために前記PUCCHリソースが依然として利用可能であるかどうかを決定することと
    を前記プロセッサに行わせる、非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体。
  16. 通信ネットワークのアクセスデバイスにおける方法であって、前記方法は、
    アップリンクリソースをユーザエージェントに割り当てることと、
    アップリンクリソース構成を前記ユーザエージェントに送ることと、
    1つ以上の時間前進コマンドを前記ユーザエージェントに送信することにより、前記ユーザエージェント内の時間整合タイマを制御することと、
    前記アップリンクリソースを介して前記ユーザエージェントからアップリンク送信を受信することと、
    前記時間整合タイマが終了した後、アップリンク送信要求を受信することと、
    前記アップリンクリソース構成が依然として利用可能であるという指標を送ることと
    を含む、方法。
  17. 前記アップリンク送信要求を受信したことに応答して、アップリンク許可を前記ユーザエージェントに送ることにより、以前に割り当てられたアップリンクリソースを用いる送信を許可する、請求項16に記載の方法。
  18. 前記構成が依然として利用可能であるという前記指標は、前記アクセスデバイスから前記ユーザエージェントへのメッセージに含まれている、請求項16に記載の方法。
  19. 前記構成が依然として利用可能であるという前記指標は、アクセスノードから前記デバイスへのメッセージに含まれている、請求項18に記載の方法。
JP2011529344A 2008-09-29 2009-09-29 通信システムにおける使用のためのアップリング再同調 Active JP5323940B2 (ja)

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