JP5323805B2 - 表示装置、方法及びプログラム - Google Patents

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本発明は、所定の幅及び高さを有する表示領域においてスクロール表示が可能な情報の表示態様を制御する表示装置、方法及びプログラムに関する。
従来、端末の表示領域に表示された情報をユーザの操作に基づいてスクロール(移動)表示するとともに、さらなるユーザの操作を受け付けることに基づいてスクロール後に表示された情報を拡大表示することが一般的に行われている。
例えば、Web上で提供される電子地図では、ユーザの操作によりスクロール表示及び拡大表示が行われており、また、画像データやテキストデータに対しても同様にスクロール表示及び拡大表示が行われている。
ところで、このようなスクロール表示及び拡大表示を行うためには、ユーザは、スクロール操作をした後に拡大操作を別途行わなければならず、煩雑であった。特に、表示領域の小さい携帯端末においては、表示情報のスクロール及び拡大をする頻度が多く、その都度、ユーザには煩雑な操作が求められていた。
この点、移動後の表示情報の倍率調整を自動的に行う装置として、特許文献1に開示された表示地図提案装置が知られている。この表示地図提案装置では、地図上に表示されたテキスト情報(駅名など)に対応するサジェスション情報(近隣の駅名など)をユーザに提供するとともに、ユーザに選択されたサジェスション情報に対応する地図を提供する。このとき、特許文献1の表示地図提案装置では、選択されたサジェスション情報の種別により異なる倍率に調整した地図をユーザに提供することで、表示情報の移動と拡大とを同時に行っている。
特開2010−039835号公報(図8)
しかしながら、特許文献1の表示地図提案装置では、予めサジェスション情報として登録された地点しか表示することができず、登録された地点から離れた地点については、相変わらずユーザがスクロール操作及び拡大操作を行わなければならなかった。
そこで、本発明は、スクロール後の拡大表示を予め登録された位置に限らず任意の位置で可能な表示装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
(1) 所定の幅及び高さを有する表示領域においてスクロール表示が可能な情報の表示態様を制御する表示装置であって、ユーザから、前記表示領域に表示された前記情報のスクロール操作を受け付ける操作受付手段と、前記操作受付手段が受け付けた前記スクロール操作に基づいて、前記表示領域に表示された前記情報をスクロール表示する表示制御手段と、前記操作受付手段が受け付けた前記スクロール操作による移動距離を算出する移動距離算出手段と、前記移動距離算出手段が算出した移動距離の幅方向成分及び高さ方向成分の長さが、それぞれ前記表示領域の有する前記所定の幅及び高さに対して所定以上短いか否かを判定するズーム判定手段と、前記ズーム判定手段により所定以上短いと判定されることを条件に、スクロール後に前記表示領域に表示された情報を拡大表示するズーム処理手段と、を備える表示装置。
(1)の表示装置によれば、操作受付手段がスクロール操作を受け付けると、ズーム処理手段は、スクロール後に表示された情報を拡大表示する。これにより、ユーザの拡大操作を必要とすることなくスクロール操作のみに基づいて情報の拡大表示を行うことができ、ユーザが所望する任意の位置の情報を自動的に拡大表示することができる。
このとき、ズーム処理手段は、スクロール操作による移動距離の幅方向成分及び高さ方向成分の長さが、それぞれ表示領域の有する幅及び高さに対して所定以上短い場合に限って、自動的な拡大表示を行う。ここで、表示領域に表示された情報のスクロール操作が大きい(移動距離が長い)場合は、ユーザの所望する情報に未だスクロールされていない可能性が高く、移動距離が短い場合は、ユーザの所望する情報の近傍までスクロールされている可能性が高い。そのため、(1)の表示装置によれば、ユーザの所望する情報の近傍までスクロールされた場合に限って自動的な拡大表示を行うことができ、いたずらに拡大表示を行うことにより利便性を損なうことを防止することができる。
(2) 前記ズーム処理手段は、前記移動距離が短いほど大きな拡大率で前記拡大表示を行う、(1)に記載の表示装置。
(2)の表示装置によれば、ユーザの所望する情報に近いほど(移動距離が短いほど)詳細な情報を表示することができ、利便性を高めることができる。
(3) 前記ズーム処理手段は、スクロール後に前記表示領域に表示された情報の中心位置を中心として前記拡大表示を行う、(1)又は(2)に記載の表示装置。
(3)の表示装置によれば、スクロール後の中心位置を中心に拡大表示するため、利便性を高めることができる。
(4) 前記ズーム処理手段は、スクロール後に前記表示領域に新たに表示された情報の表示範囲の重心を中心として前記拡大表示を行う、(1)又は(2)に記載の表示装置。
スクロール前に表示されていなかった情報であって、スクロール後に新たに表示された情報は、ユーザが所望する情報である可能性が高い。そのため、(4)の表示装置によれば、ユーザが所望すると予想される情報を中心に拡大表示することができ、利便性を高めることができる。
(5) 前記ズーム判定手段は、前記移動距離の幅方向成分及び高さ方向成分の長さが、それぞれ前記表示領域の有する前記所定の幅及び高さの2分の1より短いか否かを判定する、(1)から(4)の何れかに記載の表示装置。
(5)の表示装置によれば、自動的な拡大表示を行う移動距離を適切に管理することができ、利便性を高めることができる。
(6) 前記表示領域が有する所定の幅及び高さは、前記表示領域の外接矩形の幅及び高さである(1)から(5)の何れかに記載の表示装置。
(6)の表示装置によれば、表示領域の形状に限らず、スクロール後の自動的な拡大表示を適切に管理することができ、利便性を高めることができる。
(7) 所定の幅及び高さを有する表示領域を備える表示装置が前記表示領域に表示する情報のスクロール表示の表示態様を制御する方法であって、ユーザから、前記表示領域に表示された前記情報のスクロール操作を受け付けるステップと、前記スクロール操作に基づいて前記表示領域に表示された前記情報をスクロール表示するステップと、前記スクロール操作による移動距離を算出するステップと、算出した移動距離の幅方向成分及び高さ方向成分の長さが、それぞれ前記表示領域の有する前記所定の幅及び高さに対して所定以上短いか否かを判定するステップと、所定以上短いと判定されることを条件に、スクロール後に前記表示領域に表示された情報を拡大表示するステップと、を含む方法。
(8) 所定の幅及び高さを有する表示領域を備える表示装置に前記表示領域に表示される情報のスクロール表示の表示態様を制御させるプログラムであって、ユーザから、前記表示領域に表示された前記情報のスクロール操作を受け付けるステップと、前記スクロール操作に基づいて前記表示領域に表示された前記情報をスクロール表示するステップと、前記スクロール操作による移動距離を算出するステップと、算出した移動距離の幅方向成分及び高さ方向成分の長さが、それぞれ前記表示領域の有する前記所定の幅及び高さに対して所定以上短いか否かを判定するステップと、所定以上短いと判定されることを条件に、スクロール後に前記表示領域に表示された情報を拡大表示するステップと、を前記表示装置に実行させるプログラム。
(7)の方法及び(8)のプログラムによれば、(1)の表示装置と同様の効果を奏する。
本発明によれば、ユーザの拡大操作を必要とすることなく、スクロール操作のみに基づいて表示領域に表示される情報を拡大表示することができる。
本発明の表示装置の外観を示す図である。 本発明の表示装置の機能構成を示す図である。 ズーム判定手段による拡大判定を示す図である。 表示装置によるスクロールに伴う拡大表示を示す図である。 拡大表示の中心位置の例を示す図である。 拡大表示の倍率の例を示す図である。 表示装置による処理の流れを示すフローチャートである。 表示装置の表示部の形状並びにその幅及び高さを示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[表示装置1の外観]
初めに、図1を参照して、本発明の表示装置1の外観について説明する。
本実施形態の表示装置1は、所定の幅(図中X)及び高さ(図中Y)を有する矩形状の表示部10を備える携帯型の端末である。表示部10は、タッチパネル式の液晶表示部であり、ユーザからのタッチ操作により表示される情報を切り換える。例えば、ユーザが表示部10をなぞる(ドラッグ)ことで表示される情報が移動表示(スクロール)され、ユーザが表示部10をタップ(クリック)することで表示される情報が拡大(ズーム)される。すなわち、本実施形態では、「スクロール操作」とは、ユーザが表示部10をなぞることをいい、「拡大操作」とは、ユーザが表示部10をタップすることをいう。
表示部10は、表示装置1の状態に応じて表示する内容を回転可能なピボット機能を有する。そのため、表示部10の有する幅及び高さは、表示装置1の状態に応じて異なり(図1(1)、(2)参照)、図中Xが表示部10の有する幅となり、図中Yが表示部10の有する高さとなる。また、後述する移動距離の幅方向成分及び高さ方向成分についても同様に、図中X方向の移動距離成分が幅方向成分となり、図中Y方向の移動距離成分が高さ方向成分となる。
なお、以下では、表示部10に表示される情報として地図情報を例にとって本実施形態の表示装置1について説明する。
[表示装置1の構成]
続いて、図2を参照して、本発明の表示装置1の機能構成について説明する。表示装置1は、表示装置1の制御を行う制御部2と、各種プログラムや各種データを記憶する記憶部3と、を含んで構成される。
制御部2は、操作受付手段21と、表示制御手段22(ズーム処理手段)と、移動距離算出手段23と、ズーム判定手段24と、を含み、記憶部3に記憶されたプログラム及びデータに基づいて、表示装置1の制御を行う。
記憶部3は、各種データ(例えば、地図情報)を記憶するデータ格納部31と、各種プログラムを記憶するプログラム格納部32と、を含む。
操作受付手段21は、表示部10に表示された地図情報のスクロール操作や拡大操作を含む各種操作を受け付ける。本実施形態では、操作受付手段21は、タッチパネルが受け付けたユーザの操作信号を受信することで、ユーザの操作を受け付ける。
表示制御手段22は、操作受付手段21が受け付けたユーザの操作に基づいて、表示部10の表示を制御する。表示制御手段22は、例えば、操作受付手段21が受け付けたスクロール操作に基づいて地図情報のスクロールし、操作受付手段21が受け付けた拡大操作に基づいて地図情報の拡大表示する。
特に、本実施形態では、表示制御手段22は、操作受付手段21が受け付けたスクロール操作が所定の条件を満たす場合に、地図情報のスクロールに加え、拡大表示を行う。すなわち、表示制御手段22は、本発明のズーム処理手段としても機能する。
移動距離算出手段23は、操作受付手段21が受け付けたユーザのスクロール操作による移動距離を算出する。具体的には、移動距離算出手段23は、スクロール前の表示部10の所定位置(例えば、中心)に表示された地図情報と、スクロール後の表示部10の前記所定位置と対応する位置(例えば、中心)に表示された地図情報との距離を、スクロール操作による移動距離として算出する。
なお、本実施形態では、スクロール操作による移動距離として、スクロール前後の表示部10の地図情報の移動距離を用いているが、スクロール操作による移動距離として、ユーザのスクロール操作の移動距離(すなわち、ドラッグ操作の距離)を用いてもよい。
ズーム判定手段24は、移動距離算出手段23が算出した移動距離から、地図情報のスクロールに加え拡大表示を行うか否かを判定する。具体的には、算出した移動距離の幅方向成分及び高さ方向成分の長さが、それぞれ表示部10の有する幅及び高さに対して所定以上短いか否かを判定し、所定以上短い場合に地図情報のスクロールに加え拡大表示を行うと判定し、そうでない場合に地図情報のスクロールのみを行うと判定する。
「所定以上」については、任意に設定することができるが、本実施形態では、移動距離の幅方向成分及び高さ方向成分の長さが、それぞれ表示部10の有する幅及び高さに対して2分の1以下である場合を、所定以上短い場合としている。なお、表示部10の有する幅及び高さの2分の1以下の長さは、記憶部3の所定の格納部に予め記憶しておくこととしてもよい。
図3を参照して、ズーム判定手段24による判定の具体例について説明する。なお、図中、移動前10Aは、スクロール前の表示部10に表示されていた地図情報の範囲を示し、中心点P1は、移動前10Aの中心点を示す。また、移動後10Bは、スクロール後の表示部10に表示される地図情報の範囲を示し、中心点P2は、移動後10Bの中心点を示す(図4〜図6において同じ)。
図3(1)を参照して、スクロールによる移動距離が中心点P1から中心点P2の距離であるため、移動距離の幅方向成分としてΔX、移動距離の高さ方向成分としてΔY1が算出される。このとき、ΔX1及びΔY1は、それぞれ表示部10の幅X及び高さYの2分の1以下であるため、ズーム判定手段24は、地図情報のスクロールに加え拡大表示を行うと判定する。
一方、図3(2)を参照して、スクロールによる移動距離の幅方向成分としてΔX2、移動距離の高さ方向成分としてΔY2が算出される。このとき、ΔX2は、表示部10の幅Xの2分の1を超えるため、ズーム判定手段24は、地図情報のスクロールのみを行うと判定する。
このように、ズーム判定手段24により、スクロールによる移動距離の幅方向成分及び高さ方向成分の長さが、それぞれ表示部10の有する幅及び高さに対して所定以上短いと判定されると、表示制御手段22(ズーム処理手段)は、地図情報のスクロールに加え、拡大表示を行う。
図4を参照して、表示制御手段22(ズーム処理手段)によるスクロールに伴う地図情報の拡大表示について説明する。なお、図中、拡大表示10Cは、スクロールに伴う拡大表示により表示部10に表示される地図情報の範囲を示す。
図4(1)を参照して、移動前10A(右上)には、医療センター101が表示されている。このとき、医療センター101の右上方向(B方向)にはドーム102が存在しており、図4(1)では、ドーム102の表示を望むユーザが地図情報をスクロールしようと、左下方向(A方向)にタッチパネルをなぞっている(スクロール操作)。
表示装置1の操作受付手段21は、このスクロール操作を受け付け、地図情報のスクロール要求を表示制御手段22に行う。
その結果、表示制御手段22は、表示部10の地図情報をスクロールし、図4(2)に示すように、ドーム102を含む移動後10Bを表示する。
その後、ユーザがタッチパネルから指を離すと、移動距離算出手段23は、スクロール操作による移動距離を算出し、ズーム判定手段24は、算出した移動距離の幅方向成分及び高さ方向成分の長さに基づいて地図情報の拡大表示を行うか否かを判定する。ここで、図4では、ズーム判定手段24は、地図情報の拡大表示を行うと判定し、地図情報の拡大表示要求を表示制御手段22(ズーム処理手段)に行っている。
その結果、表示制御手段22(ズーム処理手段)は、表示部10の地図情報を拡大表示し、図4(3)に示すように、ドーム102を拡大した拡大表示10Cを表示する。
<スクロールに伴う拡大表示の中心位置>
ところで、図4では、表示制御手段22(ズーム処理手段)は、移動後10Bに新たに表示されたドーム102を中心に地図情報を拡大表示しているが、スクロールに伴う地図情報の拡大表示の際の中心位置は、任意に設定することができる。なお、以下では、図5を用いて、スクロールに伴う拡大表示の中心位置の好適な一例を説明する。
図5において、重心P3とは、新たに表示された領域(移動後10Bのうち移動前10Aと重複しない領域)の重心であり、ラインL1とは、中心点P2を端点とし重心P3を通る直線である。
移動後10Bの中心点P2を中心に拡大
ユーザは、所望する情報を中心にするようにスクロール操作を行う場合がある。そのため、移動後10Bの中心点P2を中心に拡大表示することで、利便性を高めることができる。
重心P3を中心に拡大
スクロール前に表示されていなかった情報であって、スクロール後に新たに表示された情報は、ユーザが所望する情報である可能性が高い。すなわち、ユーザは、所望する情報が表示部10に表示された段階でスクロール操作を終了する場合があり、このような場合には、移動後10Bの中心点P2がユーザの所望する情報の中心とはならない。そのため、重心P3を中心に拡大表示することで、ユーザが所望すると予想される情報を中心に拡大表示することができ、利便性を高めることができる。
ラインL1上の任意の点を中心に拡大
ユーザのスクロール操作の意図は、移動後10Bの中心点P2から新たに表示された領域の重心P3を通る直線の方向に存在する可能性が高い。そのため、中心点P2から重心P3を通るラインL1上の任意の点を中心に拡大表示することで、ユーザが所望すると予想される情報を中心に拡大表示することができ、利便性を高めることができる。
このようなスクロールに伴う拡大表示の好適な中心位置は、記憶部3の所定の格納部に予め記憶されており、表示制御手段22(ズーム処理手段)は、記憶された中心位置に基づいて拡大表示を行う。
なお、図5に示すスクロールに伴う拡大表示の中心位置は、好適な一例を示したにすぎず、例えば、移動前10Aの中心点P1を端点とし移動後10Bの中心点P2を通る直線状の任意の点などその他の位置を中心に拡大表示することとしてもよい。また、拡大表示の中心位置をユーザが任意に選択可能としてもよい。
<スクロールに伴う拡大表示の倍率>
表示制御手段22(ズーム処理手段)は、スクロールに伴う拡大表示の際に地図情報を一律に拡大表示することとしてもよく、スクロール操作による移動距離に基づいて異なる倍率で拡大表示することとしてもよい。
この点、移動距離に基づいて異なる倍率で拡大表示する際の好適な一例について、図6を参照して説明する。
移動距離に基づいて異なる倍率で拡大表示する際、表示制御手段22(ズーム処理手段)は、移動距離が短いほど大きな倍率で拡大表示することが好ましい。移動距離が短い場合、ユーザが所望する情報に近い情報が表示されている可能性が高いため、より詳細な情報を表示することができるためである。なお、この場合の移動距離とは、中心点P1から中心点P2の距離であってもよく、中心点P1から中心点P2の距離の幅方向成分又は高さ方向成分の長さのうちの長い方向成分の長さであってもよい。
図6(1−1)では、移動距離がN1であり、図6(1−2)では、移動距離がN2(>N1)である。すなわち、図6(1−1)の方が移動距離が短い。そのため、表示制御手段22(ズーム処理手段)は、図6(1−1)のほうをより大きな倍率で拡大表示し、より詳細な情報を表示する。
続いて、表示制御手段22(ズーム処理手段)が行う拡大表示の具体的な倍率の好適な一例について図6(2)を参照して説明する。
拡大表示の具体的な倍率の好適な一例としては、中心点P1から中心点P2の距離の幅方向成分又は高さ方向成分の長さのうちの長い方向成分の長さが、表示部10の対応する幅又は高さの2分の1となる大きさの倍率とすることができる。図6(2)を参照して、ΔXとΔYとではΔXの方が長い(大きい)。そのため、表示制御手段22は、地図上のΔXに対応する幅が表示部10の幅Xの2分の1となる倍率に拡大表示する。
このようなスクロールに伴う拡大表示の倍率は、記憶部3の所定の格納部に予め記憶されており、表示制御手段22(ズーム処理手段)は、記憶された倍率に基づいて拡大表示を行う。
なお、表示部10の幅X又は高さYの2分の1となる倍率とは、あくまで一例であり、表示部10の幅X又は高さYの4分の3となる倍率などその他の倍率で拡大表示することとしてもよい。
[表示装置1のハードウェア構成]
以上説明した表示装置1のハードウェアは、一般的なコンピュータによって構成することができる。一般的なコンピュータは、例えば、制御部2として、中央処理装置(CPU)を備える他、記憶部3として、メモリ(RAM、ROM)、ハードディスク(HDD)及び光ディスク(CD、DVDなど)を、ネットワーク通信装置として、各種有線及び無線LAN装置を適宜備え、これらは、バスラインにより接続されている。このような一般的なコンピュータにおいて、CPUは、表示装置1を統括的に制御し、記憶部3に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
[表示装置1の処理]
続いて、図7を参照して、表示装置1の処理の流れについて説明する。図7は、記憶部3のプログラム格納部32に記憶されたプログラムに従い実行される処理のうち、スクロールに伴う拡大表示処理を示すフローチャートである。
S1:初めに、操作受付手段21は、表示部10に表示された地図情報のスクロール操作を受け付け、表示制御手段22は、スクロール操作に基づいて地図情報をスクロールする。
S2:続いて、移動距離算出手段23は、操作受付手段21が受け付けたユーザのスクロール操作による移動距離を算出する。
S3:続いて、ズーム判定手段24は、移動距離算出手段23が算出した移動距離の幅方向成分及び高さ方向成分の長さが、それぞれ表示部10の有する幅及び高さに対して所定以上短いか否かを判定することで、地図情報のスクロールに加え拡大表示を行うか否かを判定する。このとき、ズーム判定手段が拡大表示を行わないと判定すると処理を終了する。
S4:一方、ズーム判定手段が拡大表示を行うと判定すると、表示制御手段22(ズーム処理手段)は、スクロールした地図情報を拡大表示し、処理を終了する。
[表示装置1の効果]
以上のような表示装置1によれば、スクロール操作による移動距離の幅方向成分及び高さ方向成分のそれぞれが、表示部10の有する幅及び高さの所定以下(例えば、2分の1以下)である場合に、スクロールに加え拡大表示を行う。
これにより、ユーザのスクロール操作とは別の拡大操作を必要とすることなく、表示部10の表示情報、特に、スクロールの結果であるユーザが所望する位置の表示情報を自動的に拡大表示することができる。
このとき、表示装置1は、移動距離が長い場合には、表示部10の表示情報を拡大表示せず、移動距離が短い場合に限って拡大表示を行う。これにより、ユーザの所望する情報に未だスクロールされていない可能性が高い場合に表示情報を拡大表示することがなく、ユーザの所望する情報の近傍までスクロールされた可能性の高い場合に限って(移動距離が十分短い場合に限って)自動的な拡大表示を行うことができ、いたずらに拡大表示を行うことにより利便性を損なうことを防止することができる。
また、表示装置1は、スクロール操作による移動距離が短いほど拡大表示の倍率を大きくするため、ユーザの所望する情報に近いほど詳細な情報を表示することができ、利便性を高めることができる。
このとき、表示装置1は、拡大表示の中心位置をユーザの利便性に合わせて任意に設定(ユーザが選択することも可能)することとしているため、スクロールに伴う拡大表示の利便性を高めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではなく、例えば、表示装置1が実行する図7に示す処理(方法)及び所定の端末に図7に示す処理を実行させるプログラムを含む。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
また、本実施形態では、地図情報を表示する表示部として、矩形状の表示部10を用いて説明したが、表示部の形状は、矩形状に限らず任意の形状であってよく、例えば、図8(1)に示すように楕円形状の表示部11であってもよく、また、図8(2)に示すように星形状の表示部12であってもよい。この場合において、表示部11,12の有する幅及び高さは、任意の形状の表示部の外接矩形300の有する幅及び高さとすることができ、この幅及び高さを用いて拡大表示の判断を行うことができる。
なお、表示部10の形状ではなく、地図情報を表示する表示領域の形状が楕円形状や星形状などの任意の形状の場合にも、外接矩形300の有する幅及び高さを用いて本発明を適用することができる。すなわち、表示部10は矩形状であるが、地図表示アプリケーションが有する地図表示領域が楕円形状や星形状などである場合には、外接矩形300の有する幅及び高さを用いて拡大表示の判断を行うことができる。
これにより、表示領域の形状に限らず、スクロール後の自動的な拡大表示を適切に管理することができ、利便性を高めることができる。
また、本実施形態では、表示装置1として、携帯型の端末を用いて説明したが、表示装置1は、携帯型の端末に限られない。また、表示装置1の入力デバイスもタッチパネルに限られず、その他の入力デバイスを用いることとしてもよい。また、スクロール後の自動的な拡大表示を行う情報として、地図情報を用いて説明したが、本発明は、画像情報やテキスト情報などのその他の情報にも適用可能である。
1 表示装置
10 表示部
2 制御部
21 操作受付手段
22 表示制御手段
23 移動距離算出手段
24 ズーム判定手段
3 記憶部
31 データ格納部
32 プログラム格納部

Claims (7)

  1. 所定の幅及び高さを有する表示領域においてスクロール表示が可能な情報の表示態様を制御する表示装置であって、
    ユーザから、前記表示領域に表示された前記情報のスクロール操作を受け付ける操作受付手段と、
    前記操作受付手段が受け付けた前記スクロール操作に基づいて、前記表示領域に表示された前記情報をスクロール表示する表示制御手段と
    クロール後に前記表示領域に新たに表示された情報の表示範囲の重心を中心として前記表示領域に表示された情報を拡大表示するズーム処理手段と、
    を備える表示装置。
  2. 前記操作受付手段が受け付けた前記スクロール操作による移動距離を算出する移動距離算出手段と、
    前記移動距離算出手段が算出した移動距離の幅方向成分及び高さ方向成分の長さが、それぞれ前記表示領域の有する前記所定の幅及び高さに対して所定以上短いか否かを判定するズーム判定手段と、を備え、
    前記ズーム処理手段は、
    前記ズーム判定手段により所定以上短いと判定されることを条件に、スクロール後に前記拡大表示を行う、
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記ズーム処理手段は、前記移動距離が短いほど大きな拡大率で前記拡大表示を行う、請求項に記載の表示装置。
  4. 前記ズーム判定手段は、前記移動距離の幅方向成分及び高さ方向成分の長さが、それぞれ前記表示領域の有する前記所定の幅及び高さの2分の1より短いか否かを判定する、請求項2または3に記載の表示装置。
  5. 前記表示領域が有する所定の幅及び高さは、前記表示領域の外接矩形の幅及び高さである請求項からの何れか1つに記載の表示装置。
  6. 所定の幅及び高さを有する表示領域を備える表示装置が前記表示領域に表示する情報のスクロール表示の表示態様を制御する方法であって、
    ユーザから、前記表示領域に表示された前記情報のスクロール操作を受け付けるステップと、
    前記スクロール操作に基づいて前記表示領域に表示された前記情報をスクロール表示するステップと、
    クロール後に前記表示領域に新たに表示された情報の表示範囲の重心を中心として前記表示領域に表示された情報を拡大表示するステップと、
    を含む方法。
  7. 所定の幅及び高さを有する表示領域を備える表示装置に前記表示領域に表示される情報のスクロール表示の表示態様を制御させるプログラムであって、
    ユーザから、前記表示領域に表示された前記情報のスクロール操作を受け付けるステップと、
    前記スクロール操作に基づいて前記表示領域に表示された前記情報をスクロール表示するステップと、
    クロール後に前記表示領域に新たに表示された情報の表示範囲の重心を中心として前記表示領域に表示された情報を拡大表示するステップと、
    を前記表示装置に実行させるプログラム。
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