JP5320180B2 - 車両のレイン・乗員検出センサ - Google Patents
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しかし、これらはいずれも座席に直接配置する部品と配線を必要とし、レイアウト上のスペース確保に困難を伴い、しかも乗員検出専用である点でコストパーフォマンスも低いという問題がある。
一方、車両の走行環境に応じて自動的にウインドワイパをオン・オフするために、例えば特開2004−340712号公報に開示されたような、降雨の有無を検知するレインセンサが搭載されるようになっている。
そこで本発明は、降雨検知と乗員検出の機能を併せ持って、低コストで実現でき、しかも座席への部品設置スペースの必要もなくした車両のレイン・乗員検出センサを提供することを目的とする。
図1は実施の形態にかかるセンサ装置の回路ブロック図である。
センサ装置10は車両内の諸装置を総合制御する車両制御装置5に接続されるとともに、イグニションスイッチ2経由の電源とイグニションスイッチ2を経由しないバッテリ1から直接のB電源とを供給される電源回路3を備えて、電源回路3により常時動作する制御部12を有している。
電源回路3はまた、イグニションスイッチ2がオフ(OFF)の場合、その旨を示すイグニションオフ信号(IG OFF)を制御部12へ出力する。
制御部12には、発光素子駆動回路14を介して、例えば赤外線LEDを用いた発光素子16が接続されている。
センサ装置10はまた、例えばフォトダイオードからなる受光素子18を備える。
受光素子18には、電流電圧変換回路(I/V変換回路)20と受光信号切替回路24が順次に接続し、受光信号切替回路24には第1のフィルタ/増幅回路26と第2のフィルタ/増幅回路30とが並列に接続されている。
電流電圧変換回路20には外光成分低減回路22が付設されている。
第2のフィルタ/増幅回路30にはサンプルホールド回路32が接続され、その出力が制御部12のA/Dポートhに入力される。
また制御部12はポートaから発光素子を点灯させるための点灯タイミング信号と、D/Aポートfから光量信号とを発光素子駆動回路14へ出力する。
ポートbからはレイン・乗員選択信号が受光信号切替回路24に入力され、ポートcからは消灯期間信号が第1のフィルタ/増幅回路26および第2のフィルタ/増幅回路30に入力される。
サンプルホールド回路32には制御部12のポートdからサンプリングのタイミング信号が入力される。
さらに、ピークホールド回路28とサンプルホールド回路32には制御部12のポートeからリセット信号が入力される。
なお、制御部12と同様に、上述した他の回路等も電源回路3からの電源により動作する。
図2はウインドシールドに垂直な面で切断した縦断面図、図3は図2におけるA−A部断面図である。なお、図3には後述する第1のプリズム50を臨ませる窓42の断面も併せて示している。
センサ装置10は、互いに対向する前壁41と収容部44を有するケーシング40にユニット化されて、車両のウインドシールドWの内壁(室内側)に取り付けられる。
すなわち、前壁41に形成した窓42に第1のプリズム50が設けられ、収容部44内に配置された基板48には前壁41に対向する上面に発光素子16と受光素子18が設置される。
第1のプリズム50は平坦な底面54と、これを挟んで反対方向に延びる光導入部52および光導出部56を備えて縦長形状をなしている。
なお、光導入部52および光導出部56の各先端は凸レンズ形状となっている。
発光素子16から出射された光は光導入部52を通って底面54からウインドシールドWの外側界面で反射し、光導出部56を経て受光素子18に入射する。
第2、第3のプリズム60、70は、それぞれ互いに垂直な第1反射面64および第2反射面66と、第1反射面64に指向する第1光ガイド部62および第2反射面66に指向する第2光ガイド部68とを備え、第1光ガイド部62と第2光ガイド部68の軸線が平行となっている。
第3のプリズム70も、第1反射面64を前壁41に接着され、第1光ガイド部62と第2光ガイド部68がウインドシールドWの面に対して直角方向に並ぶように配置されて、第1光ガイド部62の先端が受光素子18に対向し、第2光ガイド部68の先端が座席方向に向けられている。
第2、第3のプリズム60、70の第1光ガイド部62の先端は凸レンズ形状となっている。
発光素子16から出射された光は第2のプリズム60の第1光ガイド部62を通って第1反射面64で第2反射面66へ反射し、第2反射面66から第2光ガイド部68を通って開口47より座席方向へ送出される。
座席位置で反射した光が開口47より第3のプリズム70の第2光ガイド部68を通って第2反射面66で第1反射面64へ反射し、第1反射面64から第1光ガイド部62を通って受光素子18に入射する。
底面54を接着した領域がウインドシールドWにおける雨滴の検知面となる。
センサ装置10の回路またはその一部は、ケーシング40内の基板48に実装することができる。
発光素子16、受光素子18、電流電圧変換回路20、第1のフィルタ/増幅回路26およびピークホールド回路28は、従来のレインセンサの基本構成と同じである。すなわち、センサ装置10は、レインセンサの回路を共有して、さらに第2のフィルタ/増幅回路30およびサンプルホールド回路32を付加して乗員検出機能をも有するものとして構成される。
制御部12は、前述のとおり、D/Aポートfから光量信号と、ポートaから発光素子を点灯させるための点灯タイミング信号とを出力する。
光量信号は電圧値として出力され、乗員検出センサとして作動時には、座席位置からの散乱光を検出のため発光素子16からの出力を高光量とするように、レインセンサとしての作動時と比較して高電圧が発光素子駆動回路14へ入力される。
一方、車両制御装置5からの指令を受けたときには、割り込みによってセンサ装置10が乗員検出センサとして作動するように、制御部12は異なる点灯タイミング信号を乗員検出用タイミング信号として出力する。乗員検出用タイミング信号は、例えば点灯期間12.5μsec、周期1sec以上のパルスである。
レイン検出用と比較して消灯期間を長くしてあるので、発光素子16の順電流を大きくでき、光量信号にしたがって乗員検出時の出射パルス光の輝度を高くすることができる。
発光素子16と受光素子18は、前述のレイアウト説明のとおり、発光素子16からのパルス光がウインドシールドWに接着した第1のプリズム50を介してウインドシールドWの界面で反射した反射光、およびパルス光が座席位置で反射した反射光を受光素子18が受光可能なように配置されている。
乗員検出用タイミング信号出力時の光量信号は、周期がレイン検出用タイミング信号よりも長いので、レイン検出用タイミング信号出力時よりも高く設定できる。これにより、例えばレイン検出用タイミング信号の発光素子駆動電流を0.1Aとするとき、乗員検出用タイミング信号の発光素子駆動電流は1Aとして、乗員検出用のパルス光は高輝度で出射される。
電流電圧変換回路20に付設された外光成分低減回路22は、受光電流に含まれる外光成分の周波数帯域をカバーするローパスフィルタ回路を含み、電流電圧変換回路20の出力からローパスフィルタ回路を通過した信号を受光素子18の出力に対して低減方向に電流電圧変換回路20の入力側に帰還させる。これにより電流電圧変換回路20の出力から一定(直流)または低周波数帯域の外光成分が低減される。
外光成分低減回路22を付設した電流電圧変換回路20は例えば特開2004−340712号公報等に開示されているので、詳細は当該公報の記載を引用する。
すなわち、レインセンサとして作動する場合には、レイン検出用タイミング信号が出力されている間、レイン・乗員選択信号がHとなり、電流電圧変換回路20の出力信号電圧が第1のフィルタ/増幅回路26へ入力される。他方、乗員検出センサとして作動する場合には、乗員検出用タイミング信号が出力されている間、レイン・乗員選択信号がLとなり、電流電圧変換回路20の出力信号電圧が第2のフィルタ/増幅回路30へ入力される。
第1のフィルタ/増幅回路26には、レイン検出用タイミング信号における消灯期間、すなわち、点灯期間12.5μsec、周期500μsecのときには500−12.5=487.5μsecの期間、制御部12から消灯期間信号が入力される。この間、外部からの不要な光を増幅させないため、第1のフィルタ/増幅回路26内部では、増幅回路にフィルタ出力が入力されないようになっている。
なお、消灯期間信号はレイン検出用タイミング信号を反転させて入力するようにしてもよい。
制御部12は、ピーク値をディジタル値に変換した上所定の判定処理によって降雨レベルの判定を行う。制御部12は内蔵のROMに雨滴判定プログラムを格納している。
第1受光信号に基づく上記の処理は従来のレインセンサと同様である。
第2のフィルタ/増幅回路30には、乗員検出用タイミング信号における消灯期間、すなわち、点灯期間12.5μsec、周期1sec(=1000μsec)のときには1000−12.5=987.5μsecの期間、制御部12から消灯期間信号が入力される。この間、第2のフィルタ/増幅回路30内部では、増幅回路にフィルタ出力が入力されないようになっている。
なお、第2受光信号は座席位置からの反射に対応するもので、制御部12はROMに乗員判定プログラムを格納しているとともに、比較用として乗員が座席にいない場合の第2受光信号のサンプリング値データを基準波形として記憶させてある。
センサ装置10は、イグニションスイッチ2がオン(ON)の場合に、レインセンサおよび乗員検出センサとして機能する一方、電源回路3から制御部12へイグニションオフ信号が入力している間はレインセンサの機能を停止し乗員検出センサとして機能のみするようになっている。
図4、図5は、制御動作の流れを示すフローチャートであり、一定時間間隔で実行される。なお、とくにステップとして記載していないが、一定時間間隔の毎回のフローごとに後述する作業メモリの記憶データは初期化される。
イグニションスイッチ2がオンしているときはステップ101に進み、イグニションスイッチ2がオフしているときは直接ステップ111へ進む。
ステップ101では、制御部12は車両制御装置5から乗員検出処理の割込み指令がないかどうかをチェックする。
割込み指令がないときはステップ102へ進み、割込み指令があるときはステップ110へ進む。
これにより、ステップ103では発光素子駆動回路14が発光素子16を駆動して、パルス光を出射させ、第1のプリズム50を介して受光素子18が反射光を受光する。
ステップ104で、受光素子18の出力が電流電圧変換回路20で電圧値に変換され、ステップ105において、第1のフィルタ/増幅回路26で第1受光信号へ増幅される。
ステップ107において、制御部12は第1受光信号のピーク値を読み込み、これをディジタル値に変換して、内部の作業メモリに記憶したあと、ピークホールド回路28へリセット信号を出力する。
ステップ108において、作業メモリに蓄積されたピーク値の個数が所定数に達しているかをチェックする。
ピーク値の個数が所定数に達していないときは、ステップ101へ戻り、ステップ107までの処理を繰り返す。
すなわち、第1のプリズム50の底面54を接着した検知面に水滴の付着がない場合には、パルス光はウインドシールドWの界面で全反射されるが、検知面に水滴の付着がある場合には、空気と水の屈折率の違いから一部の光は外部へ抜けて、受光素子18への入射量が減少する現象を検出して判定を行う。
降雨レベルの判定結果は車両制御装置5へ出力してフローを終了する。
車両制御装置5では、降雨レベルの判定結果に基づいて、不図示のワイパーの駆動を制御する。
次のステップ111から118は乗員検出の処理である。
まずステップ111において、制御部12は乗員検出用タイミング信号(点灯タイミング信号)と光量信号を発光素子駆動回路14へ出力する。あわせて、受光信号切替回路24へのレイン・乗員選択信号をLとし、また、乗員検出用タイミング信号に対応して消灯期間信号を第2のフィルタ/増幅回路30へ出力する。
これにより、ステップ112では、発光素子16がパルス光を出射し、受光素子18が反射光を受光する。すなわち、パルス光は第2のプリズム60を経て座席方向へ送出され、座席位置からの反射光が第3のプリズム70を経て受光素子18で受光される。
ステップ113で、受光素子18の出力が電流電圧変換回路20で電圧値に変換され、ステップ114において、第2のフィルタ/増幅回路30で第2受光信号へ増幅される。
ステップ116において、制御部12は第2受光信号のサンプリング値を読み込み、これをディジタル値に変換して、内部の作業メモリに記憶したあと、サンプルホールド回路32へリセット信号を出力する。
ステップ117において、作業メモリに記憶したサンプリング値の組数が所定数に達しているかをチェックする。
サンプリング値の組数が所定数に達していないときは、ステップ111へ戻り、ステップ116までの処理を繰り返す。
乗員の有無の判定結果は車両制御装置5へ出力される。
車両制御装置5では、乗員有無の判定結果に基づいて、エンジンをかけたまま座席から離れようとする際に注意を促す警報を出力したり、イグニションスイッチ2がオフしている場合にはドアの開閉が正規のキーで行われたかどうかの情報と併せて車両への不正な侵入を監視することができる。
イグニションスイッチ2がオンしているときは、割込み処理が完了したものとして、ステップ101へ戻る。
一方、イグニションスイッチ2がオフしているときは、フローを終了する。これにより、レインセンサの機能は停止される。
レインセンサとして動作中(通常の走行中)に、例えば停車して乗員が降車する場合等に車両制御装置5が車速ゼロやドアの開操作を検知したときのみ、割込み指令を受けてステップ101からステップ110以下の処理へ進んで乗員検出センサとして動作する。
乗員検出処理を終了した後はステップ101へ戻り、割込み指令が消えていれば、中断したレインセンサとしての動作を最初からやり直すことになる。
一方、イグニションスイッチがオフしている間は、ステップ100からステップ111へ進み、乗員検出センサとして動作した後は処理を終了する。したがって、一定時間間隔で乗員検出センサ機能のみが繰り返されることとなる。
このステップ100、111〜118の処理、すなわちイグニションスイッチオフ時に乗員検出を行うことにより、例えば車両制御装置5ではドアの開閉が正規のキーで行われたかの情報と併せて、具体的には乗員有検出とドアの開閉が正規のキーによりされなかったことにより、車両盗難目的の車両への不正侵入を監視できる。
とくに、第2のプリズム60における第1反射面64と第2反射面66とが発明における第1反射部を構成する。そして、第3のプリズム70における第1反射面64と第2反射面66とが第2反射部を構成し、同じく第3のプリズム70における第1光ガイド部62が発明における第3光ガイド部に該当し、第2光ガイド部68が発明における第4光ガイド部に該当する。
また、制御部12からの信号に基づいて発光素子16を駆動する発光素子駆動回路14が駆動制御手段を構成し、第1のフィルタ/増幅回路26とピークホールド回路28が第1の処理手段を構成し、第2のフィルタ/増幅回路30とサンプルホールド回路32が第2の処理手段を構成している。
そして、図4のフローチャートにおけるステップ107〜109が降雨判定手段を構成し、図5のフローチャートにおけるステップ116〜118が乗員判定手段を構成している。
そしてさらに、乗員の有無を判定時にはパルス光の周期を長く設定するので、確実にパルス光の光量を高くすることができる。
一方、乗員の有無の判定においては、サンプルホールド回路32による受光信号の波形に基づいて判定するので、ソフト解析によって確実な判定が可能である。
第2のプリズム60は、先端が発光素子16に対向する第1光ガイド部62と、先端が座席に対向する第2光ガイド部68と、第1光ガイド部62に入射した光を第2光ガイド部68へ導く第1反射面64および第2反射面66とを備え、第3のプリズム70は、先端が受光素子18に対向する第1光ガイド部62と、先端が座席に対向する第2光ガイド部68と、第2光ガイド部68に入射した光を第1光ガイド部62へ導く第1反射面64および第2反射面66とを備えるので、発光素子16から出射される光を効率良く座席方向へ導き、座席からの反射光を受光素子18に集光することができる。
以上の第1のプリズム50、第2、第3のプリズム60、70により、ウインドシールドWに落下する雨滴を確実に検出することができるとともに、座席上の乗員の有無を検出することができる。
また、降雨レベルの判定および乗員有無の判定は制御部12におけるソフト処理により行うものとしたが、必要に応じて、例えばピークホールド回路28にハード構成による雨滴検出回路を接続したり、あるいはサンプルホールド回路にハード構成による乗員検出回路を接続して、制御部12は単にそれらの検出結果を受けて車両制御装置5へ転送する構成とすることもできる。
2 イグニションスイッチ
3 電源回路
5 車両制御装置
10 センサ装置
12 制御部(状態判定制御手段)
14 発光素子駆動回路
16 発光素子
18 受光素子
20 電流電圧変換回路
22 外光成分低減回路
24 受光信号切替回路
26 第1のフィルタ/増幅回路
28 ピークホールド回路
30 第2のフィルタ/増幅回路
32 サンプルホールド回路
40 ケーシング
41 前壁
42 窓
44 収容部
45 底壁
46 周壁
47 開口
48 基板
50 第1のプリズム(第1の光ガイド手段)
52 光導入部
54 底面
56 光導出部
60 第2のプリズム
62 第1光ガイド部
64 第1反射面
66 第2反射面
68 第2光ガイド部
70 第3のプリズム
W ウインドシールド
Claims (8)
- 発光素子と、
受光素子と、
前記発光素子からの光を車両のウィンドシールドへ導き、ウィンドシールドからの反射光を前記受光素子へ導く第1の光ガイド手段と、
前記発光素子からの光を座席方向へ導き、座席からの反射光を前記受光素子へ導く第2の光ガイド手段と、
前記受光素子の出力を電圧信号に変換する電流電圧変換回路と、
該電流電圧変換回路の出力を第1の処理手段または第2の処理手段へ切り替え入力する受光信号切替回路と、
前記発光素子を駆動する駆動制御手段と、
前記第1の処理手段の処理に基づいて降雨の状態を判定する降雨判定手段と、
前記第2の処理手段の処理に基づいて乗員の有無を判定する乗員判定手段とを有することを特徴とする車両のレイン・乗員検出センサ。 - 前記駆動制御手段は前記発光素子からパルス光を出射させるものであり、
乗員の有無を判定するときは、降雨の状態を判定するときよりも前記パルス光の光量を高く設定することを特徴とする請求項1に記載の車両のレイン・乗員検出センサ。 - 前記駆動制御手段は、乗員の有無を判定するときは、降雨の状態を判定するときよりも前記パルス光の周期を長く設定することを特徴とする請求項2に記載の車両のレイン・乗員検出センサ。
- 前記第1の処理手段はピークホールド回路を含み、
前記降雨判定手段は、前記受光素子の出力のピーク値に基づいて降雨の状態を判定することを特徴とする請求項2または3に記載の車両のレイン・乗員検出センサ。 - 前記第2の処理手段はサンプルホールド回路を含み、
前記乗員判定手段は、前記受光素子の出力のサンプル値に基づいて乗員の有無を判定することを特徴とする請求項2から3のいずれか1に記載の車両のレイン・乗員検出センサ。 - 前記第1の光ガイド手段は、ウインドシールドに取り付けられる底面と、それぞれ該底面に指向するとともに該底面を挟んで反対方向に延びる光導入部および光導出部を備えて、前記光導入部の先端を前記発光素子に対向させ、前記光導出部の先端を前記受光素子に対向させた第1のプリズムからなり、
前記第2の光ガイド手段は、第2のプリズムと第3のプリズムからなり、
前記第2のプリズムは、先端が前記発光素子に対向する第1光ガイド部と、先端が座席に対向する第2光ガイド部と、前記第1光ガイド部に入射した光を前記第2光ガイド部へ導く第1反射部とを備え、
前記第3のプリズムは、先端が前記受光素子に対向する第3光ガイド部と、先端が座席に対向する第4光ガイド部と、前記第4光ガイド部に入射した光を前記第3光ガイド部へ導く第2反射部とを備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1に記載の車両のレイン・乗員検出センサ。 - 前記第2のプリズムは、前記第1光ガイド部、第1反射部および第2光ガイド部が延びる方向が、前記第1のプリズムにおける光導入部、底面および光導出部が延びる方向を横切るように配置され、
前記第3のプリズムは、前記第3光ガイド部、第2反射部および第4光ガイド部が延びる方向が、前記第1のプリズムにおける光導入部、底面および光導出部が延びる方向を横切るように配置されていることを特徴とする請求項6に記載の車両のレイン・乗員検出センサ。 - 前記第2のプリズムと第3のプリズムは、前記第1のプリズムを挟んで該第1のプリズムの光導入部、底面および光導出部が延びる長手方向の両端に配置されて、前記発光素子、受光素子および第1のプリズムとともにケーシング内に収納され、
前記第2光ガイド部と第4光ガイド部は、それぞれ前記ケーシングに形成されて座席に面する開口に臨んでいることを特徴とする請求項7に記載の車両のレイン・乗員検出センサ。
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