JP5318247B1 - 通信制御装置、及び通信制御方法 - Google Patents

通信制御装置、及び通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】処理負担を軽減する。
【解決手段】実施形態の通信制御装置は、出力手段と、送信手段と、受信手段と、を備える。出力手段は、画像情報を表示部に出力制御する。送信手段は、第1の通信装置に対して、前記画像情報をユニキャストで送信する。受信手段は、第2の通信装置から、前記画像情報の送信要求を受信する。送信手段は、さらに、受信手段が第2の通信装置から送信要求を受信した場合に、ユニキャストによる第1の通信装置に対する画像情報の送信を停止し、第1の通信装置及び第2の通信装置に対して、画像情報をマルチキャストで送信する。
【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、通信制御装置、及び通信制御方法に関する。
従来、任意の通信装置が表示していた映像データを、有線あるいは無線を介して他の通信装置に送信し、当該他の通信装置が受信した映像データを表示する技術が知られている。
特開2010−166612号公報
従来用いられていた画面転送は、送信側の通信装置と、受信側の通信装置と、が1対1で接続して、送信側の通信装置が映像データをユニキャストで送信していた。このため、受信側の通信装置が複数台接続することを考慮していなかった。仮に複数の通信装置に対して映像データを送信する場合に、それぞれに対してユニキャストで送信することになり処理負担が大きくなるという問題が生じる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の通信装置に対して映像データ等を送信する際の処理負担の軽減した通信制御装置、及び通信制御方法を提供する。
実施形態の通信制御装置は、出力手段と、送信手段と、受信手段と、を備える。出力送信手段は、画像情報を表示部に出力制御する。送信手段は、第1の通信装置に対して、前記画像情報をユニキャストで送信する。受信手段は、第2の通信装置から、前記画像情報の送信要求を受信する。送信手段は、さらに、前記受信手段が前記第2の通信装置から前記送信要求を受信した場合に、前記第1の通信装置に対して一時停止コマンドの発行を要求する発行要求を送信し、前記発行要求に応じて前記第1の通信装置が送信した一時停止コマンドを前記受信手段が受信した場合に、ユニキャストによる前記第1の通信装置に対する前記画像情報の送信を停止し、前記第1の通信装置及び前記第2の通信装置に1のマルチキャストアドレスを通知し、前記第1の通信装置及び前記第2の通信装置を含む、前記マルチキャストアドレスに対して、前記画像情報をマルチキャストで送信する。
図1は、第1の実施形態にかかる無線LAN画面転送の概要を示した図である。 図2は、第1の実施形態にかかる通信装置の外観の一例を示す平面図である。 図3は、第1の実施形態にかかる通信装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4は、第1の実施形態にかかる通信装置の通信プロトコルスタックの構造を示した図である。 図5は、第1の実施形態にかかる通信装置が、第2の通信装置に対して映像データを送信開始するまでの概念を示した図である。 図6は、第1の実施形態にかかる第1の通信装置及び第2の通信装置が、ユニキャストで映像データの送信を開始するまでのシーケンスを示した図である。 図7は、第1の実施形態にかかる第1の通信装置が、複数の通信装置に対してマルチキャストで映像データを送信開始するまでの概念を示した図である。 図8は、第1の実施形態にかかる第1の通信装置及び第2の通信装置の間で、マルチキャストで映像データの送信を開始するまでのシーケンスを示した図である。 図9は、第1の実施形態にかかる第1の通信装置及び第3の通信装置の間で、マルチキャストで映像データの送信を開始するまでのシーケンスを示した図である。 図10は、第1の実施形態にかかる第1の通信装置が、第4の通信装置及び第5の通信装置に対してマルチキャストで映像データを送信開始するまでの概念を示した図である。 図11は、第1の実施形態にかかる第1の通信装置による映像データの送信先が増加する際のシーケンスを示した図である。 図12は、第1の実施形態にかかる第1の通信装置による映像データの送信先が減少する際のシーケンスを示した図である。 図13は、第2の実施形態にかかる第1の通信装置が、第2の通信装置に対してマルチキャストで映像データを送信開始するまでの概念を示した図である。 図14は、第2の実施形態にかかる第1の通信装置による映像データの送信先が増加する際のシーケンスを示した図である。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる無線LAN画面転送の概要を示した図である。図1に示す例では、送信側として第1の通信装置100と、受信側として第2の通信装置150_1と、第3の通信装置150_2と、を備えている。本実施形態にかかる無線LANを用いた画面転送は、第1の通信装置100が表示する映像データをエンコードして、第2の通信装置150_1及び第3の通信装置150_2のうちいずれか一つ以上に送信する。そして、第2の通信装置150_1及び第3の通信装置150_2のうちいずれか一つ以上は、受信した映像データに対してデコードした後、表示部に表示する。
本実施形態では、第1の通信装置100と、受信側として第2の通信装置150_1と、第3の通信装置150_2と、の間で無線通信を行う際、無線LAN規格のIEEE802.11nで接続する。接続する際、アクセスポイント(AP)を中継せずに、第1の通信装置100、第2の通信装置150_1及び第3の通信装置150_2と、の間を直接接続して、通信を行う。アクセスポイントなしに、1対1、又は1対nで接続する無線通信方式として、本実施形態ではWi−Fi Directを用いる。Wi−Fi Directは、Wi−Fi Allianceが規格化した無線通信方式であるため説明を省略する。なお、本実施形態は、Wi−Fi Directを用いた例について説明するが、アクセスポイントを中継せずに、表示する画面の同期を可能とする無線通信方式であればよい。
本実施形態は、第1の通信装置100、第2の通信装置150_1、及び第3の通信装置150_2として、タブレット型通信端末を用いる例とする。
なお、第1の通信装置100、第2の通信装置150_1、及び第3の通信装置150_2は、タブレット型通信端末に制限するものではなく、例えば、スマートフォンなどの携帯通信端末や携帯可能なPC等を通信装置として用いても良い。
次に、第1の通信装置100の構成について説明する。なお、第2の通信装置150_1、及び第3の通信装置150_2は、第1の通信装置100と同様の構成を備えるものとする。
図2は、第1の通信装置100の外観の一例を示す平面図である。第1の通信装置100は、ユーザが把持する薄い箱状の筐体201を備える。第1の通信装置100は、筐体201の前面(一方の主面)側に、情報を表示する表示部202を備えている。表示部202は、ユーザによってタッチされた表示画面上の位置を検知するタッチパネルを備える。
また、第1の通信装置100は、筐体201の側面側に、音声出力を行うためのスピーカ205を備える。さらに、第1の通信装置100は、画像を撮影するためのカメラモジュール203を備える。
さらに、第1の通信装置100は、筐体201の前面側であって表示部202の上側に、音声を集音する集音部であるマイク204を備える。
図3は、第1の通信装置100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、第1の通信装置100は、上述の構成に加え、CPU(Central Processing Unit)316、システムコントローラ317、グラフィックスコントローラ318、タッチパネルコントローラ319、不揮発性メモリ320、RAM(Random Access Memory)321、音声処理部322、および無線通信モジュール323を備える。
表示部202は、ディスプレイ202aとタッチパネル202bとを組み合わせた、いわゆるタッチスクリーンとして構成される。ディスプレイ202aは、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどである。タッチパネル202bは、ユーザの指やスタイラスペンなどによってタッチされたディスプレイ202aの表示画面上の位置(タッチ位置)を検知する。
CPU316は、第1の通信装置100の動作を統括的に制御するプロセッサである。CPU316は、システムコントローラ317を介して第1の通信装置100の各部を制御する。不揮発性メモリ320は、オペレーションシステムや各種のアプリケーションプログラム、プログラムの実行に必要な各種データなどを記憶する。RAM321は、第1の通信装置100のメインメモリとして、CPU316がプログラムを実行する際の作業領域を提供する。
CPU316は、例えば、不揮発性メモリ320からRAM321にロードされるオペレーションシステムや各種のアプリケーションプログラムを実行することにより、第1の通信装置100の各部を制御するための機能を実現する。
システムコントローラ317は、不揮発性メモリ320およびRAM321に対するアクセスを制御するメモリコントローラを内蔵する。また、システムコントローラ317は、グラフィックスコントローラ318、タッチパネルコントローラ319、音声処理部322との通信を実行する機能を有する。また、システムコントローラ317は、カメラモジュール203からの画像情報を入力する機能を有する。また、システムコントローラ317は、無線通信モジュール323を利用して第1の通信装置100の外部から各種情報を取得する機能を有する。
グラフィックスコントローラ318は、表示部202のディスプレイ202aを制御する表示コントローラである。タッチパネルコントローラ319は、タッチパネル202bを制御し、ユーザによるタッチ位置を示す座標データをタッチパネル202bから取得する。
音声処理部322は、CPU316による制御のもとで、音声合成などの音声処理を施して生成した音声ガイダンスなどをスピーカ205から出力させる処理を行うとともに、マイク204で集音した音声に対する処理を行う。
無線通信モジュール323は、CPU316による制御のもとで、他の通信装置との間の無線通信を実行する。
図4は、本実施形態にかかる第1の通信装置100の通信プロトコルスタックの構造を示した図である。図4に示す様に、第1の通信装置100は、最上位に画面制御アプリケーション401を有している。そして、画面制御アプリケーション401のより下の階層に、無線LANで映像データを転送するためのソフトウェア群が階層状に設けられている。なお、第2の通信装置150_1〜第5の通信装置150_4も同様の構成を有しているものとして説明を省略する。
図4に示す様に、第1の通信装置100は、無線LANで映像データを転送するためのソフトウェア群として、無線LAN画面転送アプリケーション402と、Discovery層403と、RTSP層404と、Video_Codec層405と、Audio_Codec層406と、PES層407と、HDCP_2.0層408と、MPEG_TS層409と、RTP層410と、TCP層411と、UDP層412と、IP層413と、Wi−Fi(IEEE802.11n)層414と、を有している。
そして、図4で示したソフトウェア群に含まれる各ソフトウェアは、上位の層から入力された情報を通信に適した形式に変換して、当該下位の層に出力する。また、各ソフトウェアは、下位の層から入力された情報を上位の層に適した形に変換して、当該上位の層に出力する。
Wi−Fi(IEEE802.11n)層414は、無線通信を行うための層であり、Wi−Fi direct通信に対応している。また、Discovery層403は、無線通信可能な通信装置を検出するための層であり、Wi−Fi direct通信に対応している。
RTSP(Real Time Streaming Protocol)層404は、無線通信を介して接続する通信装置を遠隔操作するためのプロトコルとする。本実施形態にかかるRTSP層404は、RFC2326をベースに無線LANで画面転送を行うために機能追加している。
RTP(Real-time Transport Protocol)層410は、RFC3550に規格化された通信手法を用いて通信を行う。
本実施形態にかかる各通信装置100、150_1〜150_4は、画面転送の制御プロトコルとしてRTSP(TCP)を用い、映像送信プロトコルとしてRTP(UDP)を用いる。
無線LAN画面転送アプリケーション402は、Discovery層403と、RTSP層404と、を呼び出して、第1の通信装置100と他の通信装置との間で、映像データの送信開始までの制御を行う。また、無線LAN画面転送アプリケーション402は、RTSP層404を呼び出して、他の通信装置との間でデータの送受信(例えば、映像データの転送等)を行うための制御を行う。さらに、無線LAN画面転送アプリケーション402は、映像データの送信終了時の制御を行う。
画面制御アプリケーション401は、出力制御部451と、送信制御部452と、受信制御部453と、を備え、表示部202に表示する画面の制御を行うと共に、当該画面を他の通信装置に送信するための制御を行う。
出力制御部451は、第1の通信装置100で実行されているアプリケーションに基づいて生成された画面を示す映像データ(動画像データ)を表示部202に出力制御する。なお、本実施形態では、送信対象が動画像データの場合について説明するが、静止画像データでも良い。
送信制御部452は、画面制御アプリケーション401より下層のソフトウェア群を用いて、無線通信を介して接続された通信装置に対して、映像データを送信制御する。本実施形態では、送信制御部452は、下層のソフトウェア群を呼び出すことで、送信先の通信装置が1台の場合に、映像データをユニキャストで送信し、送信先の通信装置が複数台の場合に、映像データをマルチキャストで送信する制御が行われる。
ユニキャスト(unicast)とは、通信ネットワークで、単一の送信相手を指定して、データを送信する手法をいう。送信相手を指定するためにIPアドレスを用いる。
マルチキャスト(multicast)とは、通信ネットワークで、指定された複数の通信装置に対して、同時にパケット(データ)を送信する手法をいう。一対多で通信を行う場合、ユニキャストを用いるよりも、ネットワーク負荷を軽減することができる。
また、複数の通信装置にパケットを送信する手法としては、他にブロードキャスト(broadcast)がある。ブロードキャストは、不特定多数に同時にパケット(データ)を送信する手法である。本実施形態ではブロードキャストを利用しないが、実施態様によってはブロードキャストで映像データを送信しても良い。
受信制御部453は、画面制御アプリケーション401より下層のソフトウェア群を呼び出して、無線通信を介して接続された通信装置から、映像データを送信するための情報を受信制御する。例えば、受信制御部453は、映像データの送信要求を受信制御する。
例えば、第1の通信装置100が、第2の通信装置150_1に対して映像データをユニキャストで送信している場合に、受信制御部453が第3の通信装置150_2から映像データの送信要求を受信した場合、送信制御部452は、下層の無線LAN画面転送アプリケーション402を呼び出すことで、ユニキャストによる第2の通信装置150_1に対する映像データの送信が停止する。その後、送信制御部452が、無線LAN画面転送アプリケーション402を呼び出して、第2の通信装置150_1及び第3の通信装置150_2に対して、映像データをマルチキャストで送信するための制御を行う。
次に、本実施形態にかかる無線LANを介した映像データの送信手順について説明する。以降に示す図では、送信側として第1の通信装置100が設けられている。そして、受信側として、第2の通信装置150_1、第3の通信装置150_2、第4の通信装置150_3、及び第5の通信装置150_4が設けられている。
図5は、第1の通信装置100が、第2の通信装置150_1に対してユニキャストで映像データを送信開始するまでの概念を示した図である。図5に示す例では、教育現場を想定しており、4名の生徒の各々が、画面の受信表示を行う通信装置(第2の通信装置150_1〜第5の通信装置150_4)を有し、教師が、画面の提供を行う通信装置(第1の通信装置100)を有している。そして、4名の生徒の一人が有する第2の通信装置150_1が、教師が有する第1の通信装置100に接続する例とする。
まず、第2の通信装置150_1(画面受信側)及び第1の通信装置100(画面提供側)が、無線LANによる画面転送の開始制御を行う(ステップS501)。本実施形態では、第1の通信装置100が、Device Discovery処理を行って、発見した通信装置からいずれか(図5では、第2の通信装置150_1)を選択し、選択された第2の通信装置150_1からRTSPコネクションを確立する。
その後、第1の通信装置100が、第2の通信装置150_1に対して、無線LANを介して、ユニキャストで画面を示した映像データの転送を行う(ステップS502)。これにより、第1の通信装置100から第2の通信装置150_1に対して、ユニキャストで映像データが送信される。
図6は、第1の通信装置100及び第2の通信装置150_1が、RTSPコネクションを確立し、ユニキャストで映像データの送信を開始するまでのシーケンスを示した図である。このように、図6に示す例は、第1の通信装置100の受信制御部453が、すでに、第2の通信装置150_1から、画面を示した映像データの転送要求を受信している。このため、RTSPのコマンドを用いて処理が行われる。なお、RTSPの各種コマンドは、すでに公開されているため説明を省略する。
まず、第1の通信装置100の送信制御部452は、無線LAN画面転送アプリケーション402を呼び出して、第2の通信装置150_1との間の接続を要求する。
これにより、第1の通信装置100の無線LAN画面転送アプリケーション402は、RTSP層404を呼び出して、"OPTION_req(オプション・リクエスト)"を、第2の通信装置150_1に送信する(ステップS601)。当該リクエストは、第2の通信装置150_1が備えているオプションをリクエストするためのコマンドとする。
第2の通信装置150_1は、"OPTION_req(オプション・リクエスト)"を受信した場合に、第2の通信装置150_1の無線LAN画面転送アプリケーション402が、RTSP層404を呼び出して、受信したリクエストの応答である"OPTION_rsp(オプション・レスポンス)"を、第1の通信装置100に送信する(ステップS602)。当該レスポンスにより、第2の通信装置150_1が備えているオプションが、第1の通信装置100に通知される。
そして、第2の通信装置150_1の無線LAN画面転送アプリケーション402が、"OPTION_req"を、第1の通信装置100に送信する(ステップS603)。
第1の通信装置100は、"OPTION_req"を受信した場合に、第1の通信装置100の無線LAN画面転送アプリケーション402が、受信したリクエストの応答である"OPTION_rsp"を、第2の通信装置150_1に送信する(ステップS604)。
次に、第1の通信装置100の無線LAN画面転送アプリケーション402が、"GET_PARAMETER_req(ゲット・パラメータ・リクエスト)"を、第2の通信装置150_1に送信する(ステップS605)。
そして、第2の通信装置150_1の無線LAN画面転送アプリケーション402が、ステップS605の応答として"GET_PARAMETER_rsp(ゲット・パラメータ・レスポンス)"を、第1の通信装置100に送信する(ステップS606)。
次に、第1の通信装置100の無線LAN画面転送アプリケーション402が、"SET_PARAMETER_req(セット・パラメータ・リクエスト)"を、第2の通信装置150_1に送信する(ステップS607)。
そして、第2の通信装置150_1の無線LAN画面転送アプリケーション402が、ステップS607の応答として"SET_PARAMETER_rsp(セット・パラメータ・レスポンス)"を、第1の通信装置100に送信する(ステップS608)。
次に、第1の通信装置100の無線LAN画面転送アプリケーション402が、"SET_PARAMETER_req(セット・パラメータ・リクエスト)"を、第2の通信装置150_1に送信する(ステップS609)。
ステップS609のリクエストには、“xxx_request: SETUP”が含まれている。これは、本実施形態のために拡張したパラメータであり、第1の通信装置100から、第2の通信装置150_1に対してセットアップのコマンドの発行を要求するパラメータである。つまり、第1の通信装置100の映像データの転送は、第2の通信装置150_1からのコマンドの発行をトリガーに行われるため、本実施形態では、第1の通信装置100が、準備が整い次第、当該コマンドの発行を、第2の通信装置150_1に要求することとした。
そして、第2の通信装置150_1の無線LAN画面転送アプリケーション402が、ステップS609の応答として"SET_PARAMETER_rsp(セット・パラメータ・レスポンス)"を、第1の通信装置100に送信する(ステップS610)。図6に示す例では、"RTSP/1.0 200 OK"が含まれているため、セットアップ・コマンドの発行を了承したことが示されている。
次に、第2の通信装置150_1の無線LAN画面転送アプリケーション402が、"SETUP_req(セットアップ・リクエスト)"を、第1の通信装置100に送信する(ステップS611)。当該リクエストの"Transport: RTP/AVP/UDP;unicast;client_port=1028"には、画面転送に用いるプロトコルや、ユニキャストであること、画面転送に用いるポート番号が含まれている。
そして、第1の通信装置100の無線LAN画面転送アプリケーション402が、"SETUP_rsp(セットアップ・レスポンス)"を、第2の通信装置150_1に送信する(ステップS612)。当該レスポンスでは、セッション識別子"12345678"や、ユニキャストを用いること等が定められている。
次に、第2の通信装置150_1の無線LAN画面転送アプリケーション402が、"PLAY_req(プレイ・リクエスト)"を、第1の通信装置100に送信する(ステップS613)。
そして、第1の通信装置100の無線LAN画面転送アプリケーション402が、"PLAY_rsp(プレイ・レスポンス)"を、第2の通信装置150_1に送信する(ステップS614)。
その後、第1の通信装置100が、RTP層410を用いて、映像データをユニキャストで送信を開始する(ステップS615)。
上述した処理手順により、第1の通信装置100から、第2の通信装置150_1に対して、ユニキャストで映像データの送信が開始される。
ユニキャストで1対1の映像データの送信が開始された後、他の通信装置から画面転送の要求を受け付けた場合について説明する。
図7は、第1の通信装置100が、第3の通信装置150_2からの転送開始要求に応じて、複数の通信装置に対してマルチキャストで映像データを送信開始するまでの概念を示した図である。
図7に示す様に、第1の通信装置100と第2の通信装置150_1とが1対1接続のWi−Fi Directで無線LAN画面転送しているものとする(ステップS701)。その時に、新たにもう1台の通信装置(例えば第3の通信装置150_2)が、第1の通信装置100に接続して無線LANで画面転送の開始制御を要求し、動作中の第2の通信装置150_1と同じ映像を表示しようとする(ステップS702)。
その際に、第1の通信装置100は、ユニキャストからマルチキャストに切り換えることで対応する。このため、第1の通信装置100と第2の通信装置150_1との間で、RTSPコネクションを切断せずに、ユニキャストでの映像データの送信を一時停止(PAUSE)するための制御を行う(ステップS703)。これにより、ユニキャストの送信が停止する。
そして、RTP転送の再準備(SETUP)を行う。これにより、セッション識別子が新たなものになる。そして、第1の通信装置100が、RTSPコネクションの転送開始(PLAY)をトリガーとして、第2の通信装置150_1と第3の通信装置150_2とを含むマルチキャストアドレスに対して映像データの転送を再開する(ステップS704)。これにより、映像データのマルチキャスト転送が開始される。
つまり、第1の通信装置100が、複数の通信装置の各々に対して、ユニキャストで送信を行うと、第1の通信装置100の処理負担及びネットワークの負担が大きくなる。そこで、本実施形態では、1対nで画面転送を行う場合に、マルチキャストで映像データを送信することとした。
図8は、第1の通信装置100及び第2の通信装置150_1の間で、マルチキャストで映像データの送信を開始するまでのシーケンスを示した図である。図8に示すシーケンスでは、第3の通信装置150_2から映像データの転送開始要求を受け付けているものとする。このため一時停止(PAUSE)を行うための処理が開始される。
まず、第1の通信装置100の無線LAN画面転送アプリケーション402が、"SET_PARAMETER_req)"を、第2の通信装置150_1に送信する(ステップS801)。
ステップS801のリクエストには、“xxx_request: PAUSE”が含まれている。これは、本実施形態のために拡張したパラメータであり、第1の通信装置100から、第2の通信装置150_1に対して一時停止のコマンドの発行を要求するパラメータである。つまり、第1の通信装置100の画面の転送は、第2の通信装置150_1からのコマンドの発行をトリガーに行われるため、第1の通信装置100が、第2の通信装置150_1に一時停止するためのコマンドを要求することとした。
そして、第2の通信装置150_1の無線LAN画面転送アプリケーション402が、ステップS801の応答として"SET_PARAMETER_rsp"を、第1の通信装置100に送信する(ステップS802)。
次に、第2の通信装置150_1の無線LAN画面転送アプリケーション402が、"PAUSE_req(ポーズ・リクエスト)"を、第1の通信装置100に送信する(ステップS803)。当該リクエストには一時停止の対象となるセッション識別子"12345678"が含まれている。
そして、第1の通信装置100の無線LAN画面転送アプリケーション402が、ステップS803の応答として、"PAUSE_rsp(ポーズ・レスポンス)"を、第2の通信装置150_1に送信する(ステップS804)。
そして、第1の通信装置100が、RTPによる映像データ(セッション識別子"12345678")の送信を切断する(ステップS805)。
次に、第1の通信装置100の無線LAN画面転送アプリケーション402が、"SET_PARAMETER_req(セット・パラメータ・リクエスト)"を、第2の通信装置150_1に送信する(ステップS806)。ステップS806のリクエストには、図6で示したシーケンスと同様に、“xxx_request: SETUP”が含まれている。
そして、第2の通信装置150_1の無線LAN画面転送アプリケーション402が、ステップS806の応答として"SET_PARAMETER_rsp(セット・パラメータ・レスポンス)"を、第1の通信装置100に送信する(ステップS807)。
次に、第2の通信装置150_1の無線LAN画面転送アプリケーション402が、"SETUP_req(セットアップ・リクエスト)"を、第1の通信装置100に送信する(ステップS808)。
そして、第1の通信装置100の無線LAN画面転送アプリケーション402が、"SETUP_rsp(セットアップ・レスポンス)"を、第2の通信装置150_1に送信する(ステップS809)。当該レスポンスには、セッション識別子"abcdefgh"であることや、通信にマルチキャストを用いること、及びマルチキャストアドレス"224.0.1.11"等が定められている。そして、第2の通信装置150_1は、マルチキャストアドレス"224.0.1.11"に自装置が含まれるよう設定を行う。
次に、第2の通信装置150_1の無線LAN画面転送アプリケーション402が、"PLAY_req(プレイ・リクエスト)"を、第1の通信装置100に送信する(ステップS810)。当該リクエストにも、セッション識別子"abcdefgh"であることや、通信にマルチキャストを用いること等が定められている。
そして、第1の通信装置100の無線LAN画面転送アプリケーション402が、"PLAY_rsp(プレイ・レスポンス)"を、第2の通信装置150_1に送信する(ステップS811)。
その後、第1の通信装置100が、RTP層410を用いて、マルチキャストアドレスに、マルチキャストで映像データの送信を開始する(ステップS812)。
図9は、第1の通信装置100及び第3の通信装置150_2の間で、マルチキャストで映像データの送信を開始するまでのシーケンスを示した図である。図9に示すマルチキャストで映像データを送信するまでのシーケンスは、図6に示すユニキャストで映像データを送信するまでのシーケンスとほぼ同様の処理を行う。
そこで、図9で示した処理のうち、図6のユニキャストを行う場合と異なる点について説明する。ステップS911において、第3の通信装置150_2の無線LAN画面転送アプリケーション402が、"SETUP_req(セットアップ・リクエスト)"を、第1の通信装置100に送信している。その際、ステップS611では、送信手法としてユニキャストを指定していたが、ステップS911では、送信手法を指定していない。これは、第3の通信装置150_2が、第1の通信装置100から、第2の通信装置150_1との間で転送が行われていたことを予め通知されているためである。
そして、第1の通信装置100の無線LAN画面転送アプリケーション402が、"SETUP_rsp(セットアップ・レスポンス)"を、第3の通信装置150_2に送信する(ステップS912)。当該レスポンスでは、セッション識別子"jklmnopq"や、マルチキャストを用いること、さらにはマルチキャストアドレス"224.0.1.11"等が定められている。そこで、第3の通信装置150_2は、マルチキャストアドレス"224.0.1.11"に自装置が含まれるよう設定を行う。
その後、第3の通信装置150_2の無線LAN画面転送アプリケーション402が、"PLAY_req(プレイ・リクエスト)"を、第1の通信装置100に送信する(ステップS913)。その際に、通信手法がマルチキャスト又はユニキャストであるかの指定は行わない。また、セッション識別子"jklmnopq"が設定されている。
そして、第1の通信装置100の無線LAN画面転送アプリケーション402が、"PLAY_rsp(プレイ・レスポンス)"を、第3の通信装置150_2に送信する(ステップS914)。
その後、第1の通信装置100が、RTP層410を用いて、マルチキャストアドレスに、映像データをマルチキャストで送信を開始する(ステップS915)。
上述したシーケンスにより、第1の通信装置100から、第2の通信装置150_1及び第3の通信装置150_2に対して、マルチキャストで映像データの送信が開始される。
図10は、第1の通信装置100が、転送開始要求に応じて、第4の通信装置150_3及び第5の通信装置150_4に対してマルチキャストで映像データを送信開始するまでの概念を示した図である。
図10に示す例では、すでに、第1の通信装置100、第2の通信装置150_1、及び第3の通信装置150_2の間で、1対2接続のWi−Fi Directで無線LANを介して、画面を表した映像データを送信している(ステップS1001)。その時に、新たにもう2台の通信装置(第4の通信装置150_3、第5の通信装置150_4)が、第1の通信装置100に接続して無線LANで映像送信の開始制御を要求し、動作中の第2の通信装置150_1及び第3の通信装置150_2と同じ映像を表示しようとする(ステップS1002、S1003)。
すでに、マルチキャストで送信が行われているため、第4の通信装置150_3、及び第5の通信装置150_4は、第1の通信装置100とRTSPコネクションを確立して、RTPを用いて、映像データを送信するための設定を行う。例えば、マルチキャストアドレスの設定等を行う。
また、第2の通信装置150_1、及び第3の通信装置150_2は、必要に応じて、第1の通信装置100との間で、無線LANを介して、映像データの送信制御を行う(ステップS1004、S1005)。
これにより、第1の通信装置100は、第2の通信装置150_1、第3の通信装置150_2、第4の通信装置150_3及び第5の通信装置150_4に対してマルチキャストで映像データを送信する(ステップS1006)。
図11は、第1の通信装置100による映像データの送信先が増加する際のシーケンスを示した図である。
まず、第1の通信装置100及び第2の通信装置150_1が、RTSPのセッションを開始するためのセットアップを行う(ステップS1101)。なお、図11に示す"OPEN"は、OPTIONメソッド処理や、GET_PARAMETERメソッド処理や、SET_PARAMETERメソッド処理等をまとめて示したものとする。
次に、第1の通信装置100及び第2の通信装置150_1は、RTSPのセッションを確立した後、映像データの転送するPLAYの開始制御を行う(ステップS1102)。
そして、第1の通信装置100が、第2の通信装置150_1に対して、RTPを用いて、ユニキャストで映像データを送信する(ステップS1103)。
その後、第1の通信装置100、及び第3の通信装置150_2との間で、RTSPのセッションを開始するためのセットアップを行う(ステップS1104)。
これにより、第1の通信装置100及び第2の通信装置150_1の間で、映像データの送信を一時停止(PAUSE)する制御を行う(ステップS1105)。
次に、第1の通信装置100及び第2の通信装置150_1は、マルチキャストするためのセッションを確立した後、映像データの送信するPLAYの開始制御を行う(ステップS1106)。
さらに、第1の通信装置100及び第3の通信装置150_2も、マルチキャストするためのセッションを確立した後、映像データの送信するPLAYの開始制御を行う(ステップS1107)。
これにより、第1の通信装置100は、第2の通信装置150_1及び第3の通信装置150_2に対して、RTPを用いてマルチキャストで、映像データを送信する(ステップS1108、S1109)。
図12は、第1の通信装置100が、送信停止要求に応じて、映像データの送信先が減少する際のシーケンスを示した図である。
まず、第1の通信装置100は、第2の通信装置150_1及び第3の通信装置150_2に対して、RTPを用いてマルチキャストで、映像データを送信する(ステップS1201、S1202)。
次に、第3の通信装置150_2が、送信停止を要求するために、RTSPのTEARDOWNコマンドによる送信の停止制御を行う(ステップS1203)。
そして、第1の通信装置100及び第2の通信装置150_1の間で、映像データの送信を一時停止(PAUSE)する制御を行う(ステップS1204)。
次に、第1の通信装置100及び第2の通信装置150_1は、ユニキャストを行うためのセッションを確立した後、映像データの送信するPLAYの開始制御を行う(ステップS1205)。
その後、第1の通信装置100が、第2の通信装置150_1に対して、ユニキャストで映像データを送信する(ステップS1206)。
上述した処理手順により、送信対象が1台になった場合に、マルチキャストからユニキャストに切り替わる。これにより、ネットワークリソースの消費を抑えることができる。
従来、無線LANによる画面を示した映像データの転送は、送信側の通信装置と、受信側の通信装置と、を1対1で接続し、ユニキャストで送信していた。このため、2台の通信装置に映像データを送信することは考慮されておらず、仮に2台の通信装置を接続した場合には、それぞれ別のRTSPコネクションを確立した上で、2台の通信装置のそれぞれに対して映像データをユニキャストで送信する必要があった。しかしながら、送信側の通信装置の処理能力や、無線LANのスループットに限界があるために、現状では困難であった。
これに対して、上述した実施形態では、複数の通信装置からの接続要求があった場合に、RTPによる映像データの転送方式をユニキャストから、マルチキャストに切り替えることとした。マルチキャストであれば、送信側の通信装置の処理負担や無線LANのスループットを、複数の通信装置にそれぞれユニキャストで送信する場合よりも負担を軽減することができる。これにより、理論的には、何十台の通信装置に映像データを送信することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、送信対象が1台の場合にユニキャストで送信する場合について説明した。しかしながら、送信対象が1台の場合にユニキャストで送信することに制限するものではない。そこで、第2の実施形態では、送信対象が1台の場合でもマルチキャストで送信する場合について説明する。
なお、第1の通信装置100〜第5の通信装置150_4の構成については、第1の実施形態と同様として説明を省略する。
図13は、第1の通信装置100が、第2の通信装置150_1に対してマルチキャストで映像データを送信開始するまでの概念を示した図である。
第2の通信装置150_1(画面受信側)及び第1の通信装置100(画面提供側)が、無線LANによる画面転送の開始制御を行う(ステップS1301)。本実施形態では、第1の通信装置100が、Device Discovery処理を行って、発見した通信装置からいずれか(図13では、第2の通信装置150_1)を選択し、選択された第2の通信装置150_1からRTSPコネクションを確立する。
その後、第1の通信装置100が、第2の通信装置150_1に対して、無線LANを介して、マルチキャストで画面を示した映像データを送信する(ステップS1302)。これにより、第1の通信装置100から第2の通信装置150_1に対して、ユニキャストで映像データが送信される。
図14は、第1の通信装置100による映像データの送信先が増加する際のシーケンスを示した図である。
まず、第1の通信装置100及び第2の通信装置150_1が、RTSPのセッションを開始するためのセットアップを行う(ステップS1401)。
次に、第1の通信装置100及び第2の通信装置150_1は、RTSPのセッションを確立した後、映像データの転送するPLAYの開始制御を行う(ステップS1402)。
そして、第1の通信装置100が、第2の通信装置150_1に対して、RTPを用いて、マルチキャストで映像データを送信する(ステップS1403)。
その後、第1の通信装置100、及び第3の通信装置150_2との間で、RTSPのセッションを開始するためのセットアップを行う(ステップS1404)。
第1の実施形態では、ユニキャストからマルチキャストに切り替えるために、映像データの送信を一時停止(PAUSE)する制御が行われたが、第2の実施形態では、1台の場合からマルチキャストで映像データの送信を行っているために、一時停止は行われない。
そして、第1の通信装置100及び第3の通信装置150_2は、マルチキャストを行うためのセッションを確立した後、映像データの送信するPLAYの開始制御を行う(ステップS1405)。
これにより、第1の通信装置100は、第3の通信装置150_2に対して、RTPを用いて、マルチキャストで映像データを送信する(ステップS1406)。
本実施形態では、送信先が1台の時から映像データをマルチキャストで送信しているので、他の通信装置はマルチキャストの映像データの転送要求を発行して、マルチキャストアドレスを設定するだけで、映像データを表示可能となる。
また、送信先が1台から2台に増加する際に、RTPを用いた映像データの送信は停止されないため、最初から接続している通信装置に影響を与えることを抑止できる。
なお、第2の実施形態では、第1の通信装置100とRTSPコネクションを確立して、RTPを用いたマルチキャストで、映像データの転送を開始するまでのシーケンスは、図9で示したシーケンスと同様のため、説明を省略する。
本実施形態は、第1の通信装置100は、転送先となる通信装置が1台の場合からマルチキャストで転送を行っているため、通信装置が1台から2台に増加しても、RTP転送は停止されない。このため、転送先となる通信装置が増加した際に、最初から映像データを転送している通信装置に影響を与えることを抑止できる。
上述した実施形態では、無線通信で映像データを送信する場合について説明したが、無線通信を行う場合に制限するものではなく、有線通信で映像データを送信しても良い。その際に、行われるユニキャストとマルチキャストとの間の切り替え手法は、上述した実施形態と同様のため説明を省略する。
本実施形態の通信装置で実行される通信制御プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態の通信装置で実行される通信制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の通信装置で実行される通信制御プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施形態の通信制御プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100、150_1〜150_4…通信装置、401…画面制御アプリケーション、402…無線LAN画面転送アプリケーション、403…Discovery層、404…RTSP層、405…Video_Codec層、406…Audio_Codec層、407…PES層、408…HDCP_2.0層、409…MPEG_TS層、410…RTP層、411…TCP層、412…UDP層、413…IP層、414…Wi−Fi(IEEE802.11n)層、451…出力制御部、452…送信制御部、453…受信制御部

Claims (9)

  1. 画像情報を表示部に出力制御する出力手段と、
    第1の通信装置に対して、前記画像情報をユニキャストで送信する送信手段と、
    第2の通信装置から、前記画像情報の送信要求を受信する受信手段と、を備え、
    前記送信手段は、さらに、前記受信手段が前記第2の通信装置から前記送信要求を受信した場合に、前記第1の通信装置に対して一時停止コマンドの発行を要求する発行要求を送信し、前記発行要求に応じて前記第1の通信装置が送信した一時停止コマンドを前記受信手段が受信した場合に、ユニキャストによる前記第1の通信装置に対する前記画像情報の送信を停止し、前記第1の通信装置及び前記第2の通信装置に1のマルチキャストアドレスを通知し、前記第1の通信装置及び前記第2の通信装置を含む、前記マルチキャストアドレスに対して、前記画像情報をマルチキャストで送信する、
    通信制御装置。
  2. 前記送信手段は、前記第1の通信装置に対して、第1の識別子で識別される第1セッションを用いて前記画像情報をユニキャストで送信し、前記第1セッションを停止してユニキャストによる前記画像情報の送信を停止し、前記第1の識別子と異なる第2の識別子で識別される第2セッションを用いて前記画像情報を前記第1の通信装置にマルチキャストで送信し、前記第1の識別子と異なる第3の識別子で識別される第3セッションを用いて前記画像情報を前記第3の通信装置にマルチキャストで送信する、
    請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記送信手段は、前記受信手段が前記第2の通信装置から前記送信要求を受信した場合に、前記第2の通信装置とのRTSPコネクションを維持したまま、ユニキャストによる前記第1の通信装置に対する前記画像情報の送信を停止する、
    請求項1又は2に記載の通信制御装置。
  4. 前記送信手段は、前記マルチキャストアドレスに前記画像情報を送信している場合に前記受信手段が第3の通信装置から画像情報の要求を受けると、前記第3の通信装置に前記マルチキャストアドレスを送信し、前記第3の通信装置を含む前記マルチキャストアドレスに前記画像情報を送信する、
    請求項1乃至3のいずれか1つに記載の通信制御装置。
  5. 前記受信手段は、前記送信手段により前記第1の通信装置及び前記第2の通信装置に対して前記画像情報がマルチキャストで送信された後に、前記画像情報の送信の停止要求を、前記第1の通信装置又は前記第2の通信装置から受信し、
    前記送信手段は、前記受信手段により前記第1の通信装置又は前記第2の通信装置から前記停止要求を受信された場合に、マルチキャストによる前記画像情報の送信を停止し、前記停止要求を送信しなかった前記第1の通信装置又は前記第2の通信装置に対して、前記画像情報をユニキャストで送信する、
    請求項1乃至4のいずれか1つに記載の通信制御装置。
  6. 前記送信手段は、さらに、1台の通信装置に対して、前記画像情報をマルチキャストで送信可能であり、前記受信手段が第2の通信装置から前記送信要求を受信した際、前記第1の送信装置のみにマルチキャストで送信している場合、前記第1の通信装置に対する前記画像情報の送信を停止せずに、前記第1の通信装置及び前記第2の通信装置に対して前記画像情報をマルチキャストで送信する、
    請求項1乃至5のいずれか1つに記載の通信制御装置。
  7. 前記送信手段は、前記第1の通信装置及び前記第2の通信装置のうち少なくとも1つと無線で、他の通信中継装置を介さずに送信し、
    前記受信手段は、前記第2の通信装置と無線で、他の通信中継装置を介さずに受信する、
    請求項1乃至のいずれか1つに記載の通信制御装置。
  8. 前記送信手段は、RTP(Real-time Transport Protocol)を用いて、前記画像情報を送信する、
    請求項1乃至のいずれか一つに記載の通信制御装置。
  9. 通信制御装置で実行される通信制御方法であって、
    出力手段が、画像情報を表示部に出力制御する出力ステップと、
    送信手段が、第1の通信装置に対して、前記画像情報をユニキャストで送信する第1の送信ステップと、
    受信手段が、第2の通信装置から、前記画像情報の送信要求を受信する受信ステップと、
    前記送信手段が、前記受信手段が前記第2の通信装置から前記送信要求を受信した場合に、前記第1の通信装置に対して一時停止コマンドの発行を要求する発行要求を送信し、前記発行要求に応じて前記第1の通信装置が送信した一時停止コマンドを前記受信ステップにより受信された場合に、ユニキャストによる前記第1の通信装置に対する前記画像情報の送信を停止し、前記第1の通信装置及び前記第2の通信装置に1のマルチキャストアドレスを通知し、前記第1の通信装置及び前記第2の通信装置を含む、前記マルチキャストアドレスに対して、前記画像情報をマルチキャストで送信する第2の送信ステップと、
    を含むことを特徴とする通信制御方法。
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