JP2017163251A - テレイグジスタンスを利用したコミュニケーションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】テレイグジスタンスを利用したコミュニケーションシステムにおいて,第3者であっても操作者と通話相手間のコミュニケーションをリアルタイムで共有できることを目的とする。【解決手段】コミュニケーションシステム1は,操作端末3と,操作端末3によって遠隔操作されるロボット型端末2と,操作端末3とロボット型端末2間でやりとりされる通話データを中継し,操作者6aと通話相手6b間の通話内容を示す傍聴用データを傍聴用端末5へリアルタイムでストリーミング配信する通話管理装置4を含む。また,通話管理装置4は,傍聴用端末5に入力されたコメントが送信されると,全ての傍聴用端末5および操作端末3へこのコメントを配信し,全ての傍聴用端末5および操作端末3に表示させる。【選択図】図1

Description

本発明は,遠隔地にあるロボットを自分の分身として扱うテレイグジスタンス(Telexistence)に係る発明である。
遠隔地に居る通話相手とのコミュニケーションに,遠隔地にあるロボットを自分の分身として扱うテレイグジスタンスを利用することが検討されている。テレイグジスタンスを利用して遠隔地に居る通話相手とコミュニケーションする際,特許文献1で開示されている発明のように,コミュニケーション機能を有するロボットを遠隔地におき,遠隔地に居る通話相手とコミュニケーションする者は,操作端末によりロボットを遠隔操作してこの通話相手とコミュニケーションする。
テレイグジスタンス用のロボットは,無線LAN通信などのネットワーク通信機能を備え,音声通話によるコミュニケーションを行えるようにマイクとスピーカを備え,映像通話によるコミュニケーションを行えるようにカメラとディスプレイを備える。ロボットが有するコミュニケーション機能はこれらの機能に限定されず,ロボットを遠隔操作する操作者の感情をロボットが実行するジェスチャーにより表現できるように,バイブレーション用のモータや,手足を動かすモータをロボットに備えさせる場合もある。なお,特許文献1では,テレイグジスタンス用のロボットを人型としているが,特許文献2で開示されているような動物型とすることもできる。
ロボットの遠隔操作に用いる操作端末は,パーソナルコンピュータ,スマートフォンまたはタブレットコンピュータなどを利用して実現される装置である。操作端末は,ロボットを利用して遠隔地に居る通話相手とコミュニケーションが行えるように,マイク,スピーカ,カメラ,ディスプレイ,および,移動体通信などのネットワーク通信機能を備え,更に,ロボットの遠隔操作に用いる機能を備える。
特開2007−190641号公報 特開2003−305669号公報
特許文献1で開示されている発明と同様の構成により,操作端末を用いてロボットを遠隔操作する操作者は,遠隔地においたロボットを利用して,遠隔地にいる通話相手とコミュニケーションを行うことが可能になる。しかし,テレイグジスタンスを利用した従来のコミュニケーションシステムでは,ロボットを操作する操作者と,ロボットがおかれた場所にいる通話相手のみがコミュニケーション可能で,これ以外の者は,操作者と通話相手間のコミュニケーションの内容を共有できなかった。例えば,一人暮らしの高齢者または入院患者などを通話相手とする場合,操作者以外の人であっても操作者と通話相手間のコミュニケーションをリアルタイムで共有できることが望ましい。
そこで,本発明は,テレイグジスタンス用のロボットを利用して,ロボットを遠隔操作する操作者とロボットをおいた場所にいる通話相手がコミュニケーションを行うシステムにおいて,操作者以外の第3者であっても操作者と通話相手間のコミュニケーションをリアルタイムで共有できるシステムを提供する。
上述した課題を解決する第1の発明は,遠隔地におかれるロボット型端末と,前記ロボット型端末の遠隔操作に利用される操作端末と,前記操作端末と前記ロボット型端末間でやりとりされる通話データを中継する通話管理装置と,前記通話データの傍聴に用いられる傍聴用端末がネットワークに接続されたコミュニケーションシステムである。第1の発明に係る前記操作端末は,前記通話管理装置を介して前記ロボット型端末と双方向通信し,前記操作端末が取得した前記通話データを前記ロボット型端末へ送信し,前記ロボット型端末から受信した前記通話データを再生する処理を行う操作端末制御部を備える。第1の発明に係る前記ロボット型端末は,前記通話管理装置を介して前記操作端末と双方向通信し,前記ロボット型端末が取得した前記通話データを前記操作端末へ送信し,前記操作端末から受信した前記通話データを再生する処理を行うロボット制御部を備える。第1の発明に係る前記通話管理装置は,前記操作端末と前記ロボット型端末を双方向接続させた後,前記操作端末と前記ロボット型端末間の通話データを中継する処理を行う通話管理部と,前記操作端末から前記ロボット型端末へ送信される前記通話データと前記ロボット型端末から前記操作端末へ送信される前記通話データをミキシングした傍聴用データをリアルタイムで生成し,前記通話管理装置にアクセス要求した前記傍聴用端末へ前記傍聴用データをストリーミング配信する処理を行う傍聴管理部を備える。第1の発明に係る前記傍聴用端末は,前記通話管理装置から前記傍聴用データがストリーミング配信されると,前記傍聴用データを再生する処理を行う再生制御部を備える。
上述した課題を解決する第2の発明は,第1の発明に記載したコミュニケーションシステムにおいて,前記傍聴用端末は,前記再生制御部が再生している前記傍聴用データに対するコメントの入力を受付け,入力された前記コメントを前記通話管理装置へ配信するコメント受付け部を備え,前記通話管理装置の前記傍聴管理部は,前記傍聴用端末から配信された前記コメントを,前記傍聴用データをストリーミング配信している全ての前記傍聴用端末および前記操作端末へ配信する処理を行い,前記操作端末の前記操作端末制御部は,前記ロボット型端末から受信した前記通話データを再生する処理に加え,前記通話管理装置から配信されたコメントを表示する処理を行い,前記ロボット型端末の前記ロボット制御部は,前記操作端末から受信した前記通話データを再生する処理に加え,前記通話管理装置から配信されたコメントを表示する処理を行うことを特徴とする。なお,第2の発明は,前記操作端末と前記ロボット型端末間でやりとりされる前記通話データのみならず,前記傍聴用端末を所持する傍聴者のコメントを,前記操作端末を操作する操作者および傍聴者で共有できるようにした発明である。
本発明のように構成することで,操作者以外の傍聴者が所持する傍聴用端末に対して,操作端末とロボット型端末間でやりとりされる通話データから生成した傍聴用データがリアルでストリーミング配信されるため,操作者以外の傍聴者も操作者と操作者の通話相手間のコミュニケーションをリアルタイムで共有できる。
本実施形態に係るコミュニケーションシステムの構成を説明する図。 本実施形態に係るロボット型端末のブロック図。 本実施形態に係る操作端末のブロック図。 本実施形態に係る傍聴用端末のブロック図。 本実施形態に係る通話管理装置のブロック図。 本実施形態に係るコミュニケーションシステムで実行される一連の処理を説明する図。
ここから,本発明の好適な実施形態を記載する。なお,以下の記載は本発明の技術的範囲を束縛するものでなく,理解を助けるために記述するものである。
図1は,本実施形態に係るコミュニケーションシステム1の構成を説明する図である。本実施形態に係るコミュニケーションシステム1は,テレイグジスタンスを利用したシステムである。図1に図示したように,本実施形態に係るコミュニケーションシステム1は,通話機能を備えたロボット型端末2と,コミュニケーション機能を備えロボット型端末2の遠隔操作に利用される操作端末3と,操作端末3とロボット型端末2間でやりとりされる通話データを中継する通話管理装置4を含む。
更に,操作者6aと同じ場所にいない傍聴者6cであっても,操作者6aと操作者6aの通話相手6b(以下,「通話相手6b」と記す。)間の通話をリアルタイムで共有できるように,本実施形態に係るコミュニケーションシステム1では,操作端末3を操作する操作者6aとロボット型端末2が置かれた場所にいる通話相手6b間の通話内容を傍聴する傍聴者6cが所持する傍聴用端末5を含み,通話管理装置4は,操作者6aと通話相手6b間の通話内容を傍聴用端末5へリアルタイムでストリーミング配信する。
まず,本実施形態に係るコミュニケーションシステム1を構成するロボット型端末2について説明する。図2は,本実施形態に係るロボット型端末2のブロック図である。本実施形態に係るロボット型端末2は,テレイグジスタンス用のロボットで実現される端末である。ロボット型端末2は,テレイグジスタンス用のロボットと同様にコミュニケーション機能として,マイク22,スピーカ23,カメラ24,ディスプレイ25,複数のアクチュエータ26,バイブレータ27およびロボット制御部20を備え,更に,ネットワーク通信機能として無線LAN通信回路21を備える。
ロボット型端末2のマイク22は,音声を音声データに変換する音声入力デバイスで,ロボット型端末2のスピーカ23は,音声データを音声に変換する音声出力デバイスである。ロボット型端末2のカメラ24は,撮影した映像の映像データを出力するデバイスで,ロボット型端末2のディスプレイ25は,映像データを再生するデバイスである。ロボット型端末2のアクチュエータ26は,ロボット型端末2が身振り手振りなどのジェスチャーを行うためのデバイスで,具体的には,ロボット型端末2の関節を動作させるモータである。ロボット型端末2のバイブレータ27は,ロボット型端末2を振動させるためのデバイスである。
ロボット型端末2のロボット制御部20は,本実施形態に係るロボット型端末2の動作を制御する機能で,ロボット型端末2に実装されたCPUを動作させるコンピュータプログラムにより実現される。ロボット型端末2のロボット制御部20は,通話管理装置4を介して操作端末3と双方向接続すると,通話管理装置4を介して操作端末3と双方向通信し,ロボット制御部20が取得した通話データを操作端末3へ送信し,操作端末3から受信した通話データを再生する処理を行う。
操作端末3とロボット型端末2間でやりとりされる通話データには音声データと映像データが含まれる。ロボット型端末2のロボット制御部20は,マイク22が出力した音声データとカメラ24が出力した映像データを少なくとも通話データとして取得する。また,ロボット型端末2のロボット制御部20は,操作端末3から伝送された通話データデータに含まれる音声データをスピーカ23にて再生し,この通話データに含まれる映像データをディスプレイ25にて再生する。
加えて,本実施形態に係るロボット型端末2のロボット制御部20は,操作端末3に入力された動作指示命令が通話管理装置4を介して伝送されると,この動作指示命令に対応する処理を実行する。動作指示命令によってジェスチャーが指示されている場合,ロボット型端末2のロボット制御部20は,動作指示命令で指示されたジェスチャーが実行されるようにロボット型端末2のアクチュエータ26を作動させる。また,動作指示命令によってバイブレーションが指示されている場合,ロボット型端末2のロボット制御部20は,動作指示命令で指示されたパターンの振動が生じるようにロボット型端末2のバイブレータ27を作動させる。
次に,本実施形態に係るコミュニケーションシステム1を構成する操作端末3について説明する。操作端末3は,携帯可能なコンピュータを利用して実現される装置である。操作端末3として利用するコンピュータとしては,スマートフォンやタブレットコンピュータが好適である。
図3は,本実施形態に係る操作端末3のブロック図である。図3に図示したように,本実施形態に係る操作端末3は,コミュニケーション機能として,マイク32,スピーカ33,カメラ34,ディスプレイ35,動作指示部36および操作端末制御部30を備え,更にネットワーク通信機能として移動体通信回路31を備える。
操作端末3のマイク32は,音声を音声データに変換する音声入力デバイスで,操作端末3のスピーカ33は,音声データを音声に変換する音声出力デバイスである。操作端末3のカメラ34は,撮影した映像の映像データを出力するデバイスで,操作端末3のディスプレイ35は,映像データを再生するデバイスである。操作端末3の動作指示部36は,ロボット型端末2に行わせる動作を指示するための機能である。物理的な押しボタンにより操作端末3の動作指示部36を実現することもできるが,タッチパネルを有するスマートフォンで操作端末3を実現する場合,タッチパネルに表示するボタンオブジェクトにより操作端末3の動作指示部36を実現できる。
操作端末3の操作端末制御部30は,操作端末3の動作を制御する機能で,操作端末3として利用するコンピュータのCPUを動作させるコンピュータプログラムにより実現される。なお,操作端末3には,操作端末制御部30として機能する専用のコンピュータプログラム(例えば,スマートフォンのアプリケーション)がインストールされることになる。
操作端末3の操作端末制御部30は,通話管理装置4を介してロボット型端末2と双方向通信接続すると,通話管理装置4を介してロボット型端末2と双方向通信し,操作端末制御部30が取得した通話データをロボット型端末2へ送信し,ロボット型端末2から受信した通話データを再生する処理を行う。操作端末3の操作端末制御部30が取得する通話データには,マイク32が出力した音声データとカメラ34が出力した映像データが含まれる。更に,操作端末3の操作端末制御部30は,ロボット型端末2から受信した通話データに含まれる音声データをスピーカ33にて再生し,この通話データに含まれる映像データをディスプレイ35にて再生する。ロボット型端末2と同様に,操作端末3の操作端末制御部30は,マイク32が出力した音声データとカメラ34が出力した映像データを少なくとも通話データとして取得する。また,操作端末3の操作端末制御部30は,ロボット型端末2から伝送された通話データに含まれる音声データをスピーカ33にて再生し,この通話データに含まれる映像データをディスプレイ35にて再生する。
更に,操作端末3の操作端末制御部30は,動作指示部36が操作されると,動作指示部36の操作内容により定まる動作指示命令をロボット端末宛てに送信する。
更に,本実施形態に係る操作端末3の操作端末制御部30は,傍聴用端末5に入力されたコメントが通話管理装置4を介して配信されると,操作端末制御部30が再生している通話データの映像データと共に,通話管理装置4から配信されたコメントをディスプレイ35上に表示する処理を行う。なお,通話管理装置4から配信されたコメントをディスプレイ35上に表示する方式(例えば,横方向にスクロールするテロップなど)は任意でよい。
次に,本実施形態に係るコミュニケーションシステム1を構成する傍聴用端末5について説明する。傍聴用端末5は,携帯可能なコンピュータを利用して実現される装置である。傍聴用端末5として利用するコンピュータとしては,スマートフォンやタブレットコンピュータが好適である。
図4は,本実施形態に係る傍聴用端末5のブロック図である。図4に図示したように,本実施形態に係る傍聴用端末5は,後述する通話管理装置4からストリーミング配信された傍聴用データを再生する機能として,スピーカ52,ディスプレイ53および再生制御部50を備える。更に,傍聴用端末5は,傍聴用データのコメントを受付ける機能として,キーボード55およびコメント受付け部54を備える。更に,傍聴用端末5は,ネットワーク通信機能として移動体通信回路51を備える。
傍聴用端末5のスピーカ52は,音声データを音声に変換する音声出力デバイスで,傍聴用端末5のディスプレイ53は,映像データを再生するデバイスである。
傍聴用端末5の再生制御部50は,後述する通話管理装置4からストリーミング配信される傍聴用データを再生する機能で,傍聴用端末5と利用するコンピュータのCPUを動作させるコンピュータプログラムにより実現される機能である。なお,汎用のウェブブラウザとウェブブラウザ上で動作する動画再生プレイヤーで再生制御部50を実現するのが好適な形態である。
傍聴用端末5が通話管理装置4に接続すると,通話管理装置4から傍聴用端末5へ傍聴用データがストリーミング配信され,傍聴用端末5の再生制御部50は,スピーカ52およびディスプレイ53を用いて傍聴用データを再生する。通話管理装置4側で,操作端末3からロボット型端末2へ送信される通話データと,ロボット型端末2から操作端末3へ送信される通話データをミキシングしたデータを傍聴用データとして生成すれば,操作者6aと同じ場所にいない傍聴者6cであっても,操作者6aと通話相手6b間の通話内容をリアルタイムで共有できる。
なお,傍聴用端末5の再生制御部50は,後述する通話管理装置4からコメントが配信されると,再生制御部50が再生している通話データの映像データに加え,通話管理装置4から配信されたコメントをディスプレイ53上に表示する処理を行う。
傍聴用端末5のコメント受付け部54は,傍聴用端末5の再生制御部50が再生した傍聴用データに対する意見や感想を傍聴者6cが入力するための機能で,傍聴用端末5として利用するコンピュータのCPUを動作させるコンピュータプログラムとキーボード55により実現される機能である。本実施形態に係る傍聴用端末5のコメント受付け部54は,キーボード55を利用して入力されたコメントを通話管理装置4に送信する処理を行う。
傍聴用端末5のコメント受付け部は様々な形態で実現できる。キーボード55はハードウェアキーボードでもソフトウェアキーボードでもよい。また,傍聴用端末5の再生制御部50をブラウザで実現する場合,コメント受付け部54として機能するコンピュータプログラムをHTMLにより記述することができる。
次に,本実施形態に係るコミュニケーションシステム1を構成する通話管理装置4について説明する。通話管理装置4は,汎用的なネットワーク対応サーバやMCU(Multi-point Control Unit)など複数台の端末と同時接続可能なサーバを利用して実現される装置である。
図5は,本実施形態に係る通話管理装置4のブロック図である。図5で図示したように,本実施形態に係る通話管理装置4は,通話管理装置4として利用するサーバのCPUを動作させるコンピュータプログラムにより実現される機能として,通話管理部40および傍聴管理部41を備え,ネットワーク通信機能として有線のネットワーク通信回路42を備える。
通話管理装置4の通話管理部40は,ロボット型端末2への接続要求を操作端末3から受けると,接続先となるロボット型端末2と操作端末3を双方向接続し,操作端末3とロボット型端末2間でやりとりされる通話データを中継する処理を行う。なお,URLを利用してロボット型端末2への接続要求を操作端末3から受け付けるように構成するのが一般的である。
また,通話管理装置4の傍聴管理部41は,操作端末3からロボット型端末2へ送信される通話データと,ロボット型端末2から操作端末3へ送信される通話データをミキシングすることで傍聴用データを生成し,通話管理装置4の傍聴管理部41にアクセス要求した傍聴用端末5に対して傍聴用データをストリーミング配信する処理を行う。なお,URLを利用して通話管理装置4の傍聴管理部41へのアクセス要求を受け付けるように構成するのが一般的である。
加えて,本実施形態に係る通話管理装置4の通話管理部40は,傍聴用端末5からコメントが配信されると,傍聴用端末5から配信されたコメントを,傍聴用データをストリーミング配信している全ての傍聴用端末5および操作端末3へ配信する処理を行う。
最後に,本実施形態に係るコミュニケーションシステム1で実行される一連の処理について説明する。図6は,本実施形態に係るコミュニケーションシステム1で実行される一連の処理を説明する図である。
操作端末3を所持する操作者6aが遠隔地にいる通話相手6bと通話する際,まず,操作端末3の操作端末制御部30は,通話管理装置4の通話管理部40に対してロボット型端末2との接続要求を行う(S1)。
通話管理装置4の通話管理部40は,ロボット型端末2への接続要求を操作端末3から受けると,接続要求をした操作端末3と接続先となるロボット型端末2を双方向接続する(S2)。なお,通話管理装置4の通話管理部40は,操作端末3とロボット型端末2を双方向接続する際,双方向接続に係るセキュリティ(操作端末3が接続可能なロボット型端末2であるかなど)を確認することが望ましい。
操作端末3とロボット型端末2が双方向接続すると,通話管理装置4を介して操作端末3とロボット型端末2間で通話が実行される(S3)。操作端末3とロボット型端末2間で通話が実行されている間,通話管理装置4の通話管理部40は,操作端末3から受け取った通話データをロボット型端末2へ送信し,ロボット型端末2から受け取った通話データを操作端末3へ送信する処理を行う。
操作端末3とロボット型端末2間で通話がされると,通話管理装置4の傍聴管理部41は,操作端末3からロボット型端末2へ送信される通話データと,ロボット型端末2から操作端末3へ送信される通話データをミキシングすることで傍聴用データをリアルタイムで生成する(S4)。
通話管理装置4を介した通話が実行されている間,アクセス要求を傍聴用端末5から受けると(S5),アクセス要求をした傍聴用端末5と通話管理装置4は接続した状態になる(S6)。なお,通話管理装置4へのアクセス要求を行う際,傍聴者6cは,傍聴用端末5の再生制御部50として機能するコンピュータプログラムを起動させる。
通話管理装置4の傍聴管理部41は,アクセス要求をした傍聴用端末5と接続すると,アクセス要求をした傍聴用端末5に対して,通話管理装置4の傍聴管理部41が生成している傍聴用データをストリーミング配信する(S7)。
傍聴用端末5の再生制御部50は,通話管理装置4からストリーミング配信された傍聴用データをディスプレイ53などで再生する(S8)。通話管理装置4からストリーミング配信された傍聴用データを再生している時に,傍聴者6cが傍聴用端末5のキーボード55を操作してコメントを入力すると(S9),傍聴用端末5のコメント受付け部54は,キーボード55を用いて傍聴者6cが入力したコメントを通話管理装置4に送信する処理を行う(S10)。
通話管理装置4の傍聴管理部41は,傍聴用データをストリーミング配信している傍聴用端末5からコメントが送信されると,傍聴用データをストリーミング配信している全ての傍聴用端末5および操作端末3に対してこのコメントを配信する処理を行う(S11)。
操作端末3の操作端末制御部30は,通話管理装置4からコメントが配信されると,操作端末制御部30が再生している通話データの映像データに加え,通話管理装置4から配信されたコメントをディスプレイ35上に表示する処理を行う(S12a)。また,傍聴用端末5の再生制御部50は,通話管理装置4からコメントが配信されると,再生制御部50が再生している通話データの映像データに加え,通話管理装置4から配信されたコメントをディスプレイ53上に表示する処理を行う(S12b)。
操作端末3とロボット型端末2間で通話が実行されているとき,操作端末3とロボット型端末2間の通話の終了指示を受けると,通話管理装置4は,操作端末3とロボット型端末2間の双方向接続,および,傍聴用端末5と通話管理装置4の接続を切断して,この手順は終了する(S13)。操作端末3とロボット型端末2間の通話の終了を,操作端末3またはロボット型端末2から通話管理装置4に指示できるように構成することもできるし,時刻に基づいて操作端末3とロボット型端末2間の通話の終了を通話管理装置4側で判断することもできる。
このように,本実施形態に係るコミュニケーションシステム1によれば,操作端末3とロボット型端末2間でやりとりされる通話データを中継する通話管理装置4から傍聴用端末5に対して,操作端末3とロボット型端末2間でやりとりされる通話内容を示す傍聴用データがリアルでストリーミング配信されるため,操作者6a以外の傍聴者6cも,操作者6aと操作者6aの通話相手6b間の通話内容をリアルタイムで共有できる。また,傍聴者6cが傍聴用端末5に入力したコメントを通話管理装置4から操作端末3および傍聴用端末5に配信することで,傍聴者6cが傍聴用端末5に入力したコメントを全ての傍聴者6cおよび操作者6a間で共有できる。
1 コミュニケーションシステム
2 ロボット型端末
20 ロボット制御部
3 操作端末
30 操作端末制御部
36 動作指示部
4 通話管理装置
40 通話管理部
41 傍聴管理部
5 傍聴用端末
50 再生制御部
54 コメント受付け部
6a 操作者
6b 操作者の通話相手
6c 傍聴者

Claims (2)

  1. 遠隔地におかれるロボット型端末と,前記ロボット型端末の遠隔操作に利用される操作端末と,前記操作端末と前記ロボット型端末間でやりとりされる通話データを中継する通話管理装置と,前記通話データの傍聴に用いられる傍聴用端末がネットワークに接続され,
    前記操作端末は,前記通話管理装置を介して前記ロボット型端末と双方向通信し,前記操作端末が取得した前記通話データを前記ロボット型端末へ送信し,前記ロボット型端末から受信した前記通話データを再生する処理を行う操作端末制御部を備え,
    前記ロボット型端末は,前記通話管理装置を介して前記操作端末と双方向通信し,前記ロボット型端末が取得した前記通話データを前記操作端末へ送信し,前記操作端末から受信した前記通話データを再生する処理を行うロボット制御部を備え,
    前記通話管理装置は,
    前記操作端末と前記ロボット型端末を双方向接続させた後,前記操作端末と前記ロボット型端末間の通話データを中継する処理を行う通話管理部と,
    前記操作端末から前記ロボット型端末へ送信される前記通話データと前記ロボット型端末から前記操作端末へ送信される前記通話データをミキシングした傍聴用データをリアルタイムで生成し,前記通話管理装置にアクセス要求した前記傍聴用端末へ前記傍聴用データをストリーミング配信する処理を行う傍聴管理部を備え,
    前記傍聴用端末は,前記通話管理装置から前記傍聴用データがストリーミング配信されると,前記傍聴用データを再生する処理を行う再生制御部を備え,
    たことを特徴とするコミュニケーションシステム。
  2. 前記傍聴用端末は,前記再生制御部が再生している前記傍聴用データに対するコメントの入力を受付け,入力された前記コメントを前記通話管理装置へ配信するコメント受付け部を備え,
    前記通話管理装置の前記傍聴管理部は,前記傍聴用端末から配信された前記コメントを,前記傍聴用データをストリーミング配信している全ての前記傍聴用端末および前記操作端末へ配信する処理を行い,
    前記操作端末の前記操作端末制御部は,前記ロボット型端末から受信した前記通話データを再生する処理に加え,前記通話管理装置から配信されたコメントを表示する処理を行い,
    前記ロボット型端末の前記ロボット制御部は,前記操作端末から受信した前記通話データを再生する処理に加え,前記通話管理装置から配信されたコメントを表示する処理を行う,
    ことを特徴とする,請求項1に記載したコミュニケーションシステム。
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