JP5317932B2 - 雄継手用防護材と鋼製部材および地中連続壁の施工方法並びに雄継手用防護材の建て込み方法 - Google Patents
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Description
通常、雌継手付き鋼製部材6(6A)と、雄継手付き鋼製部材6(6B)が交互に建て込まれるため、雌継手付き鋼製部材6(6A)のみで1施工分の端部側を終えるようにしなければならないことは、施工の自由度が拘束されることになり、施工上効率的ではなく、したがって、雄継手用の雌型の雄継手用防護材が望まれていた。
例えば、水平多軸回転式カッターを備えた掘削機を用いて芯材入りソイルセメント壁を造成する場合、水平多軸回転式カッターを備えた掘削機の巾が例えば2.4mであるため、その1施工分の施工長さが、例えば2.4mであり、巾0.75mの鋼製部材を建て込む場合3枚建て込めることができる。
鋼製部材を3枚建て込む場合、断面溝形の雌継手を断面C型雌継手とし、雄継手を断面T型雄継手とした場合、断面C型雌継手付き鋼製部材6(以下、C型とも言う)、断面T型雄継手付き鋼製部材6(以下、T型ともいう)を用いた場合に、C型、T型、C型の継手付き鋼製部材の順で建て込めば、従来の棒状部材30を使用することができる。
しかし、図14に示すように、T型、C型、T型の順で3枚鋼製部材を建て込むと、T型で終わり、次に隣接する鋼製部材の施工を行うために、断面T型雄継手の防護が必要となる。
本発明は、雄継手に嵌合配置可能な雌型の雄継手用防護材と鋼製部材および地中連続壁の施工方法並びに雄継手用防護材の建て込み方法を提供することを目的とする。
また、第2発明では、第1発明の雄継手用防護材において、上下方向の端部に段部を備えていると共に段部先端側に重なり代を備えたボルト接合部を有する短尺の雄継手用防護材ユニット相互が連結されていることを特徴とする。
第3発明では、第1発明または第2発明の雄継手用防護材において、前記の雄継手用防護材ユニットは、その本体に型材が用いられている継手用防護材ユニットであることを特徴とする。
第4発明では、第1発明または第2発明の雄継手用防護材において、前記の雄継手用防護材は、帯状前部板と、その帯状前部板の巾方向両側に間隔をおいて対向して配置された中間帯状板と、前記中間帯状板よりも間隔をおいて内側に張り出すように対向して配置された背面板とを備え、前記帯状前部板と中間帯状板と背面板とはボルトにより固定されて一体化されていることを特徴とする。
第5発明では、第1発明の雄継手用防護材において、前記の雄継手用防護材は、帯状前部板と、その帯状前部板の巾方向両側に間隔をおいて対向して配置された背面部材とを備え、前記帯状前部板と背面部材とはボルトにより着脱可能に固定され、間隔をおいて対向する各背面部材の対向面には、間隔をおいて対向するようにそれぞれ内側帯状板が固定されていることを特徴とする。
第6発明では、第5発明の雄継手用防護材において、雄継手用防護材は、前記帯状前部板の長手方向に延長する中空断面の前記背面部材を備えていることを特徴とする。
第7発明では、第5発明または第6発明の雄継手用防護材において、地中溝を掘削する場合に掘削機側に配置される帯状前部板はボルトにより着脱可能に設けられていることを特徴とする。
第8発明では、第5発明〜第7発明のいずれかに記載の雄継手用防護材において、雄継手用防護材は直列に連結された複数の雄継手用防護材本体ユニットを備え、雄継手用防護材本体ユニットにおける間隔をおいて対向する各内側帯状板間と各背面部材間と帯状前部板とにより形成されている側方開口スリットに配置されている前記内側帯状板に直列に内側接続板が配置され、前記内側接続板には、前記側方開口スリット側に大径凹部が位置するように段付きボルト孔が設けられて、前記側方開口スリット側からボルト締め可能にされ、かつ前記段付きボルト孔にボルト頭部が外側に突出しないように収容された状態で、前記内側接続板は、直列に隣り合う雄継手用防護材本体ユニットにおける各背面部材にボルトにより固定されていることを特徴とする。
第9発明では、第1発明から第8発明のいずれかの雄継手用防護材において、雄継手用防護材の内空寸法は、鋼製部材の雄継手の横断面外形寸法より2mm以上30mm以下の内空寸法を備えていることを特徴とする。
第10発明では、第1発明〜第9発明のいずれかの雄継手用防護材において、雄継手用防護材の上端部に吊り金具を備えていることを特徴とする。
第11発明の鋼製部材においては、第1発明〜第10発明のいずれかに記載の雄継手用防護材を、鋼製部材における一端側の雄継手に嵌合配置したことを特徴とする。
第12発明の地中連続壁の施工方法においては、地盤に造成した地中溝内の経時硬化性材料中の既設の鋼製部材における継手に、第11発明の鋼製部材における他端側の継手を嵌合して建て込むことを特徴とする。
第13発明の地中連続壁の施工方法においては、地盤に造成した地中溝内の経時硬化性材料中の既設の鋼製部材における継手に、第11発明の鋼製部材における他端側の継手を嵌合して建て込んだ後、雄継手用防護材を引き抜き、硬化した経時硬化性材料中の雄継手の周りに雄継手用防護材の引き抜きによる空間を形成し、その空間内に新設の雌継手付き鋼製部材における雌継手を配置すると共に隣り合う既設の鋼製部材における雄継手に嵌合させるようにして、新設の鋼製部材を建て込むことを特徴とする。
第14発明の地中連続壁の施工方法においては、地盤に造成した地中溝内の経時硬化性材料中の既設の鋼製部材における継手に、第10発明の鋼製部材における他端側の継手を嵌合して建て込んだ後、既設側の地中溝に接続するように経時硬化性材料で満たされた新設の地中溝を形成し、その後、雄継手用防護材を引き抜き、硬化した経時硬化性材料中の雄継手の周りに雄継手用防護材の引き抜きによる空間を形成し、その空間内に新設の雌継手付き鋼製部材における雌継手を配置すると共に隣り合う既設の鋼製部材における雄継手に嵌合させるようにして、新設の鋼製部材を建て込むことを特徴とする。
第15発明の雄継手用防護材の建て込み方法では、第1発明〜第10発明のいずれかの雄継手用防護材を前記鋼製部材に取り付けた後、当該鋼製部材と雄継手用防護材を同時に地中溝に建て込むことを特徴とする。
第16発明の雄継手用防護材の建て込み方法では、第1発明〜第10発明のいずれかの雄継手用防護材を、地中溝中に建て込まれた鋼製部材の雄継手の外側に嵌合した状態で前記雄継手に沿って地中溝に建て込むことを特徴とする。
また、第2発明によると、上下方向の端部に段部を備えていると共に段部先端側に重なり代を備えたボルト接合部を有する短尺の雄継手用防護材ユニット相互が連結されているので、短尺の雄継手用防護材ユニットの端部の接合部相互を連結することで、長尺の雄継手用防護材とすることができ、そのため、鋼製部材に用いた場合に、周囲のソイルセメント等の経時硬化性材料が多少硬化した状態でも、雄継手用防護材を引き上げまたは押し下げる上下動させて、経時硬化性材料等の付着を防止して縁切りすることができ、また、雄継手用防護材を高強度材とした場合には、建て込み深度の深い鋼製部材に用いた場合にも、容易に前記の縁切りをしたり、上方に引き抜いて撤去することができる等の効果が得られる。
また、雄継手用防護材の端部に段部および段部先端側にボルト接合部を設けて雄継手用防護材ユニット相互を連結するため、雄継手用防護材ユニット相互の接合部が横方向に嵩張らず横断面をコンパクトにすることができ、雄継手用防護材を上下動または引き上げる場合の硬化が進んだ経時硬化性材料との摩擦抵抗を低減することができるため、付着を防止する縁切り作業も容易になる。そのため、30mあるいは40mを越える深い深度にも容易に対応することができる等の効果が得られる。
第3発明によると、前記の雄継手用防護材ユニットは、その本体に型材が用いられている継手用防護材ユニットであるので、雄継手用防護材ユニットを安価に製作することができる等の効果が得られる。
第4発明によると、前記の雄継手用防護材は、帯状前部板と、その帯状前部板の巾方向両側に間隔をおいて対向して配置された中間帯状板と、前記中間帯状板よりも間隔をおいて内側に張り出すように対向して配置された背面板とを備え、前記帯状前部板と中間帯状板と背面板とはボルトにより固定されて一体化されているので、雄継手用防護材を安価な板材を用いて製作することができ、また各板材の加工も簡単であり、構造も簡単である等の効果が得られる。
第5発明によると、雄継手用防護材は、帯状前部板と、その帯状前部板の巾方向両側に間隔をおいて対向して配置された背面部材とを備え、前記帯状前部板と背面部材とはボルトにより着脱可能に固定され、間隔をおいて対向する各背面部材の対向面には、間隔をおいて対向するようにそれぞれ内側帯状板が固定されているので、ボルトを取り外すことで、容易の帯状前部板等を交換することができる等の効果が得られる。また、板厚の異なる内側帯状板に置き換えるだけで、鋼製部材における雄継手のウェブ板厚が厚くなる場合あるいは薄くなる場合等に変化する場合に容易に対応することができる。
第6発明によると、雄継手用防護材は、前記帯状前部板の長手方向に延長する中空断面の前記背面部材を備えているので、雄継手用防護材の軽量化を図ることができ、雄継手用防護材の長尺化を図る場合に軽量化された分、防護材ユニット相互を連結部の負担が小さくなる。また、例えば、溝形鋼と鋼板とを用いて雄継手用防護材の主要部品を製作することができるため、市販の安価な部材を用いて、安価な雄継手用防護材を製作することができる。
第7発明では、雄継手用防護材において、地中溝を掘削する場合に掘削機側に配置される帯状前部板はボルトにより着脱可能に設けられているので、掘削機側に位置する帯状前部板の磨耗あるいは破損が生じた場合には、ボルトを取り除いて容易に帯状前部板を新たな帯状前部板に交換して、雄継手用防護材の補修を容易に行うことができる。
また、ボルトによる部品が組み立てられていると、雄継手用防護材の組み立て、分解が容易である等の効果がある。
第8発明では、第5発明〜第7発明のいずれかに記載の雄継手用防護材において、雄継手用防護材は直列に連結された複数の雄継手用防護材本体ユニットを備え、雄継手用防護材本体ユニットにおける間隔をおいて対向する各内側帯状板間と各背面部材間と帯状前部板とにより形成されている側方開口スリットに配置されている前記内側帯状板に直列に内側接続板が配置され、前記内側接続板には、前記側方開口スリット側に大径凹部が位置するように段付きボルト孔が設けられて、前記側方開口スリット側からボルト締め可能にされ、かつ前記段付きボルト孔にボルト頭部が外側に突出しないように収容された状態で、前記内側接続板は、直列に隣り合う雄継手用防護材本体ユニットにおける各背面部材にボルトにより固定されているので、雄継手用防護材本体ユニット相互を側方開口スリット側に配置されている内側接続板とボルトにより簡単な構造で接合することができる。また、内側接続板を固定しているボルトを取り外すことで、内側接続板を取り外すことができる。また、内側接続板を固定しているボルト頭部は、内側接続板から突出していないので、地中溝中の既設鋼製部材における雄継手に嵌合させた場合に、内側接続板と雄継手間の距離を一定に保つことができる効果が得られる。
第9発明では、雄継手用防護材において、雄継手用防護材の内空寸法は、鋼製部材の雄継手の横断面外形寸法より2mm以上30mm以下の内空寸法を備えているので、雄継手用防護材を引き抜いた後に、次の鋼製部材を建て込む場合に、既設側の雄継手の周りに新設の鋼製部材における雌継手用の空間を確保することができ、また、雄継手の周りに経時硬化性材料の塊が生じないために、新設の鋼製部材の雌継手をかみ合わせての建て込みが容易に行うことができる等の効果が得られる。
第10発明によると、雄継手用防護材の上端部に吊り金具を備えているので、吊り金具に吊りワイヤーロープ等を連結することで、クレーン等を利用して吊り上げ撤去することができる等の効果が得られる。
第11発明の鋼製部材においては、第1発明〜第10発明のいずれかに記載の雄継手用防護材を、鋼製部材における一端側の雄継手に嵌合配置したので、経時硬化性材料に建て込んだ場合に、水平多軸回転型カッターを備えた掘削機により隣接する新たな地中溝を形成する時に、雄継手が直接カッターに接触することがないので、掘削機による地中溝掘削時に雄継手が損傷することはなく、また、経時硬化性材料が多少硬化した後、雄継手用防護材を引き抜いた場合には、雄継手の周囲に、雄継手用防護材の引き抜きによる空間を深度方向(上下方向)に形成することもでき、次の雌継手付き鋼製部材を建て込む場合に、前記空間に雌継手を配置することができるため、雌継手付き鋼製部材の建て込みが容易になる等の効果が得られる。
第12発明の地中連続壁の施工方法によると、地盤に造成した地中溝内の経時硬化性材料中の既設の鋼製部材における継手に、第6発明の鋼製部材における他端側の継手を嵌合して建て込むので、鋼製部材における一端側の雄継手を、雄継手用防護材を利用して防護しながら施工することができ、また、硬化が進んだ経時硬化性材料から雄継手用防護材を引く抜いた後には、雄継手の周りに大きな硬化した経時硬化性材料塊もないため、新たな雌継手付き鋼製部材の建て込みも容易である等の効果が得られる。
第13発明の地中連続壁の施工方法によると、地盤に造成した地中溝内の経時硬化性材料中の既設の鋼製部材における継手に、第11発明の鋼製部材における他端側の継手を嵌合して建て込んだ後、雄継手用防護材を引き抜き、硬化した経時硬化性材料中の雄継手の周りに雄継手用防護材の引き抜きによる空間を形成し、その空間内に新設の雌継手付き鋼製部材における雌継手を配置すると共に隣り合う既設の鋼製部材における雄継手に嵌合させるようにして、新設の鋼製部材を建て込むので、鋼製部材における一端側の雄継手を、雄継手用防護材を利用して防護しながら施工することができ、また、硬化が進んだ経時硬化性材料から雄継手用防護材を引く抜いた後には、雄継手の周りに大きな硬化した経時硬化性材料塊もなく空間も形成されるため、その空間を有効に利用して新たな雌継手付き鋼製部材における雌継手を配置することができるため、新たな雌継手付き鋼製部材の建て込みも容易である等の効果が得られる。
第14発明の地中連続壁の施工方法によると、地盤に造成した地中溝内の経時硬化性材料中の既設の鋼製部材における継手に、第10発明の鋼製部材における他端側の継手を嵌合して建て込んだ後、既設側の地中溝に接続するように経時硬化性材料で満たされた新設の地中溝を形成し、その後、雄継手用防護材を引き抜き、硬化した経時硬化性材料中の雄継手の周りに雄継手用防護材の引き抜きによる空間を形成し、その空間内に新設の雌継手付き鋼製部材における雌継手を配置すると共に隣り合う既設の鋼製部材における雄継手に嵌合させるようにして、新設の鋼製部材を建て込むので、既設側の地中溝に接続するように経時硬化性材料で満たされた新設の地中溝を形成する時に水平多軸回転型カッターを備えた掘削機を用いて地盤を掘削しても、確実に雄継手を雄継手用防護材により防護することができるため、雄継手が直接水平多軸回転型カッターに接触して損傷することはなく、しかも前記第13発明の効果と動揺な効果も得られる。
第15発明の雄継手用防護材の建て込み方法によると、第1発明〜第10発明のいずれかの雄継手用防護材を前記鋼製部材に取り付けた後、当該鋼製部材と雄継手用防護材を同時に地中溝に建て込むので、雄継手用防護材を効率よく施工することができ施工性がよく、また雄継手用防護材の曲げ剛性と鋼製部材の継手付近の曲げ剛性が共同補完しながら建て込むことができる等の効果がえられる。
第16発明の雄継手用防護材の建て込み方法では、第1発明〜第10発明のいずれかの雄継手用防護材を、地中溝中に建て込まれた鋼製部材の雄継手の外側に嵌合した状態で前記雄継手に沿って地中溝に建て込むので、既設側の鋼製部材の雄継手をガイドとして利用して、容易に雄継手用防護材を建て込むことができる。
前記の側方開口スリット3の奥部側には、前記側方開口スリット3に交差して接続する係止部収容溝4が設けられている。前記の係止部収容溝4は、雌継手に係合するための雄継手における係止フランジ等の係止部を収容するための溝である。前記の側方開口スリット3は、雄継手の基端側(図示の形態では、雄継手のウェブを収容するためのスリットである。
前記の側方開口スリット3と係止部収容溝4とにより、側方および少なくとも下端側が開口された雄継手収容溝5が構成されている。
また、雄継手用防護材1に設けられている雄継手収容溝5奥部の係止部収容溝4の前後方向の巾寸法Cは、これに嵌合される雄継手8の係止部9の前後方向の巾寸法cよりも大きな内空寸法とされている。また、図示の例では、雄継手収容溝5の左右方向の内空寸法Dは、前記雄継手8の左右方向の巾寸法dよりも大きな内空寸法とされている。しかし、前記の雄継手収容溝5の左右方向の内空寸法Dは、前記雄継手8の左右方向の巾寸法dと同じ寸法か、より小さい寸法でもよく、前記の雄継手用防護材1により、雌継手7の左右方向の先端部から雄継手8の左右方向の先端部が保護されていればよい。
また、前記の奥部の係止部収容溝4の前後方向の巾寸法Cおよび左右方向の巾寸法Lは、それぞれ雄継手における係止部4の前後方向の巾寸法cおよび左右方向の板厚寸法t1よりも大きくされ、また、雄継手収容溝5基端側の側方開口スリット3の前後方向の巾寸法Eは、雄継手8の基端側のウェブ10の板厚寸法t2よりも大きくされている。
まず、雄継手用防護材本体2を形成している複数の雄継手用防護材本体ユニット14は、図11に示すように、それぞれ、帯状前面板15と、前記帯状前面板15と同様な巾寸法で重合するように配置された広幅中間板16と、その広幅中間板16の巾方向両側に間隔をおいて対向して配置された中間狭巾帯状板17と、前記中間狭巾帯状板17に重合するように配置され、前記中間狭巾帯状板17よりも間隔をおいて内側に張り出すように間隔をおいて対向して配置された角帯状の背面板18とを備え、前記帯状前面板15と中間狭巾帯状板17と背面板18とは六角穴付ボルト等のボルト19により固定されて一体化されている。
背面板18と中間狭巾帯状板17には、その巾方向中央部に横方向に貫通すると共に上下方向に間隔をおいて多数のボルト挿通孔20,21が設けられている。
内側に位置する広幅中間板16には、その巾方向に間隔を置くと共に上下方向に間隔をおいて横方向に貫通する複数のボルト挿通孔22が設けられている。
帯状前面板15には、その巾方向に間隔を置くと共に上下方向に間隔をおいて横方向に貫通する複数の雌ねじ孔23が設けられている。
前記の帯状前面板15と広幅中間板16とは、溶接等により固定した一体ものであっても、図示のように別体ものでもよく、帯状前面板15が厚板であれば、前記の広幅中間板16をしてもよい。前記の帯状前面板15またはこれと広幅中間板16とにより帯状前部板24を形成している。前記の背面板18間により側方開口スリット3が形成され、中間狭巾帯状板17間の間により、係止部収容溝4が形成されている。
中間位にまたは最下位に位置する雄継手用防護材本体ユニット14の上端部では、帯状前部板24が、中間狭巾帯状板17と背面板18よりも上方に突出するようにされて、段部が形成され、長くされた帯状前部板24の上端部は重なり代を有する接合部とされ、その接合部にボルト挿通孔が設けられ、また背面板18の背面側には、ボルト頭部を収容する大径溝が設けられて段付きのボルト挿通孔とされている。
前記の中間位に位置する雄継手用防護材本体ユニット14を複数ユニット直列にボルト接合して、上端部の雄継手用防護材本体ユニット14と下端部の雄継手用防護材本体ユニット14との間に介在させることで、雄継手用防護材1を長尺とすることができ、鋼製部材6の建て込み深度が深い場合にも対応可能にされている。
また、図10に示すように、直列に隣り合う一方の雄継手用防護材本体ユニット14における広幅中間板16と、他方の雄継手用防護材本体ユニット14における各中間狭巾帯状板17とは、一方にシアーピン(シアーキー)37が固定され、他方に凹部が形成されて、シアーピン(シアーキー)37が他方の凹部に嵌合されていることで、直列に隣り合う雄継手用防護材本体ユニット14間の引張力は、シアーキー(シアーキー)37にせん断力を作用させて伝達させることも可能にされている。
また、図12に示すように、雄継手用防護材本体2の上端部に、ストッパ付き吊り金具13を設けるようにしてもよい。この形態では、上端部に位置する雄継手用防護材本体ユニット14の上端部に、下位または中間位に位置する雄継手用防護材本体ユニット14と同様な構成の段部および接続部を備えた構成としている。
また、図12に示す構造では、鋼板からなるストッパ11の下面側に、下方に向かって突出する接続片25が一体に設けられ、その接続片25には、上下方向に間隔をおくと共に左右方向に間隔をおいて複数の雌ねじ孔26を備え、ボルト接合可能にされている。
前記のストッパ付き吊り金具13における接続片25が、適宜ボルト挿通孔を備えた位置調整板27が介在されて、上端部に位置する雄継手用防護材本体ユニット14における背面板18に重合されて、複数のボルト19により連結されて一体化されている。
また、雄継手用防護材本体ユニット14を、鋼製部材6における雄継手の一端側に順次嵌合させて、雄継手用防護材1を順次スライド移動させ、雄継手用防護材本体ユニット14相互を直列に連結することでも、鋼製部材6の雄継手の全長に渡って嵌合配置することができる。
前記のような雄継手用防護材1を備えた鋼製部材6を、雄継手用防護材1と共に吊り上げて、既設の鋼製部材に隣接して、雄継手用防護材1を備えた鋼製部材6を、建て込むようにすればよい。
また、建て込まれた既設の鋼製部材における雄継手に嵌合配置する場合には、下端側の雄継手用防護材本体ユニット14を、適宜保持装置により保持した状態で、上位の雄継手用防護材本体ユニット14を吊り降ろして、既設の鋼製部材における雄継手に嵌合配置し、上下の雄継手用防護材本体ユニット14をボルト接合することでもよい。
ストッパ付き吊り金具13を設けない場合には、雄継手用防護材本体2の上端部に、下部にクランプ装置を備えていると共に上部に吊り金具を備えたクランプ付吊り金具を雄継手用防護材本体2の上端部に取り付けることでも可能である。
鋼製部材6における雄継手8を断面T字状の雄継手8とした場合、雄継手収容溝5と断面T字状の雄継手8におけるフランジからなる係止部9およびウェブ10との左右方向の間に隙間Gを設ける場合には、下記表1に示すように、少なくとも2mmの間隙Gを設けておくとよい。すなわち、雄継手用防護材の内空寸法は、鋼製部材の雄継手の横断面外形寸法より2mm以上30mm以下の内空寸法を備えているとよい。
また、前記の間隙Gが30mm以上だと、雌継手7内に配置される棒状部材30(図15および図16参照)の間に残置された硬化されたソイルセメント塊等の経時硬化性材料塊により、雄継手8を雌継手に嵌合することが不可能になる恐れが高くなる。
硬化するソイルセメント等の経時硬化性材料33と雄継手用防護材1との付着を防止するために、適宜の時間間隔をおいて、前記雄継手用防護材1を上動または上下動させて縁切りを行う。前記の縁切りは、雄継手用防護材1における上端部のストッパ付き吊り金具13を吊り上げ上昇またはストッパ11を押圧することで、雄継手用防護材1全体を上下に相対的に動かすことで、硬化したソイルセメント等の経時硬化性材料33との付着を防止することができる。
その後、所定時間経過後の翌日等に、施工を再開する時に、図5に示すように、図示省略の水平多軸回転式カッターを備えた掘削機を用いて、既設側の地中溝35に接続するように経時硬化性材料33で満たされた新設の地中溝35を造成し、その後、図6に示すように、雄継手用防護材1をクレーン等(図示を省略した)で上方に引き抜く。これにより雄継手8の周囲に空間34が形成される。
その後、図7に示すように、新設の雌継手付き鋼製部材6における雌継手7を、既設側の雄継手8周りの空間34および雄継手8に嵌合するように、新設の鋼製部材6を建て込み、続いて雄継手付き鋼製部材6、さらには図示省略の3枚目の雌継手付き鋼製部材の順に、3枚の鋼製部材6(6A,6B,6A)を建て込み、1サイクルの建て込みとして、さらに地中溝35を造成して3枚の鋼製部材6(6B,6A,6B)を建て込んで完了させる。
前記の場合、3枚目の雌継手付き鋼製部材6により完了させる場合には、図15に示すように、雌継手付き鋼製部材6における雌継手7内に棒状部材30を嵌合配置した状態で、3枚目の雌継手付き鋼製部材6を建て込む。
また、新設側に水平多軸回転式カッターを備えた掘削機を用いて、鋼製部材3枚分の地中溝を造成した場合には、断面T字状の雄継手付き鋼製部材(鋼矢板)が3枚目の鋼製部材となる。
なお、前記の上下方向の空間34と新設側に造成され経時硬化性材料33で満たされた地中溝35間の硬化した部分36は、新設の鋼製部材6におけるウェブ10部分によって、切り裂かれて破砕されるため、新設側の流動状態の経時硬化性材料33が流入して、所定時間経過後に硬化するため、継手嵌合部の止水性が低下することはない地中連続壁の施工方法となっている。
前記溝形鋼40における前面側のフランジ41には、フランジ長手方向に間隔をおいて横方向の雌ねじ孔44を備え、溝形鋼40におけるウェブ43には、ウェブ43の幅方向背面側よりに、内側帯状板39が溶接により固定されている。前記の内側帯状板39は、雄継手用防護材本体ユニット14における溝形鋼40の長手方向端部の接合部付近を除く部分に配置されて固定されている。
また、各溝形鋼40における前面側のフランジ41には、部材長手方向に間隔をおいて複数の雌ねじ孔を備えている。
前記のストッパ付き吊り金具13の下端部が、平面視で係止部収容溝4の上方に位置していることで、平面視で鋼製部材における雄継手先端部上に載置可能になるため、前記吊り金具13の下端部はストッパ11としての作用を果たすことができる。
また、図21および図23(b)あるいは図24に示すように、上下の位置決め用帯状板46は、これに設けられた段付きのボルト挿通孔に挿通されると共に帯状前部板24または短尺の前部接続板49の雌ねじ孔にねじ込まれたボルト19により固定されている。
前記の位置決め用帯状板46と各背面部材38と内側帯状板39あるいは後記の内側接続板50により係止部収容溝4が形成されている。また、間隔をおいて対向する前記の各内側帯状板39間または内側接続板50間により、雄継手におけるウェブ部分を配置する側方開口スリット3が形成されている。
また、雄継手用防護材1を、地中溝中に建て込まれた鋼製部材6(6B)の雄継手8の外側に嵌合した状態で前記雄継手8に沿って地中溝に建て込むと、既設側の鋼製部材6(6B)の雄継手8をガイドとして利用して、容易に雄継手用防護材1を建て込むことができる。
2 雄継手用防護材本体
3 側方開口スリット
4 係止部収容溝
5 雄継手収容溝
6 鋼製部材
6a 鋼製部材本体
6A 雌継手付き鋼製部材
6B 雄継手付き鋼製部材
7 雌継手
8 雄継手
9 係止部
10 ウェブ
11 ストッパ
12 ブラケット
13 ストッパ付き吊り金具
14 雄継手用防護材本体ユニット
15 帯状前面板
16 広幅中間板
17 中間狭巾帯状板
18 背面板
19 ボルト
20 ボルト挿通孔
21 ボルト挿通孔
22 ボルト挿通孔
23 雌ねじ孔
24 帯状前部板
25 接続片
26 雌ねじ孔
27 位置調整板
28 フランジ
29 横軸
30 棒状部材
31 地中連続壁
32 地盤
33 経時硬化性材料
34 空間
35 地中溝
36 硬化した部分
38 背面部材
37 シアーピン(シアーキー)
39 内側帯状板
40 溝形鋼
41 フランジ
42 溝閉塞板
43 ウェブ
44 雌ねじ孔
45 雌ねじ孔
46 位置決め用帯状板
47 帯状雌ねじ部材
48 端部閉塞板
49 前部接続板
50 内側接続板
Claims (16)
- 地盤に形成された地中溝内に建て込まれて地中連続壁を構築する場合に用いられる略断面H形等の鋼製部材の継手に嵌合される継手防護材であって、当該鋼製部材における雌継手の外径より大きな外形寸法を有し、かつ鋼製部材における雄継手の外形寸法より大きな内空寸法を有する雄継手収容溝を備えていることを特徴とする雄継手用防護材。
- 上下方向の端部に段部を備えていると共に段部先端側に重なり代を備えたボルト接合部を有する短尺の雄継手用防護材ユニット相互が連結されていることを特徴とする請求項1に記載の雄継手用防護材。
- 雄継手用防護材ユニットは、その本体に型材が用いられている継手用防護材ユニットであることを特徴とする請求項1または2に記載の雄継手用防護材。
- 前記の雄継手用防護材は、帯状前部板と、その帯状前部板の巾方向両側に間隔をおいて対向して配置された中間帯状板と、前記中間帯状板よりも間隔をおいて内側に張り出すように対向して配置された背面板とを備え、前記帯状前部板と中間帯状板と背面板とはボルトにより固定されて一体化されていることを特徴とする請求項1または2に記載の雄継手用防護材。
- 前記の雄継手用防護材は、帯状前部板と、その帯状前部板の巾方向両側に間隔をおいて対向して配置された背面部材とを備え、前記帯状前部板と背面部材とはボルトにより着脱可能に固定され、間隔をおいて対向する各背面部材の対向面には、間隔をおいて対向するようにそれぞれ内側帯状板が固定されていることを特徴とする請求項1に記載の雄継手用防護材。
- 雄継手用防護材は、前記帯状前部板の長手方向に延長する中空断面の前記背面部材を備えていることを特徴とする請求項5に記載の雄継手用防護材。
- 地中溝を掘削する場合に掘削機側に配置される帯状前部板はボルトにより着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項5または6に記載の雄継手用防護材。
- 雄継手用防護材は直列に連結された複数の雄継手用防護材本体ユニットを備え、雄継手用防護材本体ユニットにおける間隔をおいて対向する各内側帯状板間と各背面部材間と帯状前部板とにより形成されている側方開口スリットに配置されている前記内側帯状板に直列に内側接続板が配置され、前記内側接続板には、前記側方開口スリット側に大径凹部が位置するように段付きボルト孔が設けられて、前記側方開口スリット側からボルト締め可能にされ、かつ前記段付きボルト孔にボルト頭部が外側に突出しないように収容された状態で、前記内側接続板は、直列に隣り合う雄継手用防護材本体ユニットにおける各背面部材にボルトにより固定されていることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の雄継手用防護材。
- 雄継手用防護材の内空寸法は、鋼製部材の雄継手の横断面外形寸法より2mm以上30mm以下の内空寸法を備えていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の雄継手用防護材。
- 雄継手用防護材の上端部に吊り金具を備えていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の雄継手用防護材。
- 請求項1〜10のいずれか1項に記載の雄継手用防護材を、鋼製部材における一端側の雄継手に嵌合配置したことを特徴とする鋼製部材。
- 地盤に造成した地中溝内の経時硬化性材料中の既設の鋼製部材における継手に、請求項11の鋼製部材における他端側の継手を嵌合して建て込むことを特徴とする地中連続壁の施工方法。
- 地盤に造成した地中溝内の経時硬化性材料中の既設の鋼製部材における継手に、請求項11の鋼製部材における他端側の継手を嵌合して建て込んだ後、雄継手用防護材を引き抜き、硬化した経時硬化性材料中の雄継手の周りに雄継手用防護材の引き抜きによる空間を形成し、その空間内に新設の雌継手付き鋼製部材における雌継手を配置すると共に隣り合う既設の鋼製部材における雄継手に嵌合させるようにして、新設の鋼製部材を建て込むことを特徴とする地中連続壁の施工方法。
- 地盤に造成した地中溝内の経時硬化性材料中の既設の鋼製部材における継手に、請求項10の鋼製部材における他端側の継手を嵌合して建て込んだ後、既設側の地中溝に接続するように経時硬化性材料で満たされた新設の地中溝を形成し、その後、雄継手用防護材を引き抜き、硬化した経時硬化性材料中の雄継手の周りに雄継手用防護材の引き抜きによる空間を形成し、その空間内に新設の雌継手付き鋼製部材における雌継手を配置すると共に隣り合う既設の鋼製部材における雄継手に嵌合させるようにして、新設の鋼製部材を建て込むことを特徴とする地中連続壁の施工方法。
- 請求項1〜10のいずれか1項の雄継手用防護材を前記鋼製部材に取り付けた後、当該鋼製部材と雄継手用防護材を同時に地中溝に建て込むことを特徴とする雄継手用防護材の建て込み方法。
- 請求項1〜10のいずれか1項の雄継手用防護材を、地中溝中に建て込まれた鋼製部材の雄継手の外側に嵌合した状態で前記雄継手に沿って地中溝に建て込むことを特徴とする雄継手用防護材の建て込み方法。
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