JP5315946B2 - タイヤ空気圧モニタ装置、タイヤ空気圧モニタ装置付き車両およびタイヤ位置特定方法 - Google Patents

タイヤ空気圧モニタ装置、タイヤ空気圧モニタ装置付き車両およびタイヤ位置特定方法 Download PDF

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Description

本発明は、各タイヤのタイヤ空気圧を監視するタイヤ空気圧モニタ装置、タイヤ空気圧モニタ装置付き車両およびタイヤ位置特定方法の技術分野に属する。
この種の技術としては、特許文献1に記載の技術が開示されている。この公報では、タイヤ毎に受信手段を設置し、タイヤ側端末器が送信した空気圧データ信号を受信した際の電波強度が最も大きい受信手段を選択し、この受信手段により出力された空気圧データ信号を取得して、タイヤ位置を特定しているものが開示されている。
特開2004−196007号公報
しかしながら受信手段に最も近いタイヤ側端末器が送信した空気圧データ信号の電波強度が最も大きいとは限らないため、上記従来技術ではタイヤ位置を誤って特定しまい、異なるタイヤ位置のタイヤ空気圧を監視してしまうおそれがあった。
本発明は上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、正しいタイヤ位置のタイヤ空気圧を監視することができるタイヤ空気圧モニタ装置、タイヤ空気圧モニタ装置付き車両およびタイヤ位置特定方法を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明においては、受信強度演算部において
演算した無線信号の受信強度のうち、最も大きい受信強度と次に大きい受信強度との差が設定値未満であるときは、
演算した無線信号の受信強度のうち、最も小さい受信強度の無線信号を発信した送信手段を装着したタイヤは、車体に装備した複数のタイヤのうち、該無線信号を受信した受信手段から最も遠いタイヤの位置にあると判断することでタイヤ位置を特定し、演算した前記無線信号の前記受信強度のうち、最も大きい受信強度と次に大きい受信強度との差が設定値以上であるときは、最も大きい受信強度の無線信号を発信した送信手段を装着したタイヤは、該無線信号を受信した受信手段から最も近いタイヤの位置にあると判断してタイヤ位置を特定し、位置を特定したタイヤに最も近い受信手段によって、該タイヤのタイヤ識別符号を有する無線信号からタイヤ空気圧を入力し、タイヤ空気圧を監視するようにした。
大きい受信強度間の受信強度順位特定精度に比べて、小さい受信強度間の受信強度特定精度は高いため、タイヤ位置を正確に特定することが可能となり、正しい位置のタイヤ空気圧を監視することができる。
以下、本発明のタイヤ空気圧モニタ装置、タイヤ空気圧モニタ装置付き車両およびタイヤ位置特定方法を実現する最良の形態を、実施例1、実施例2に基づいて説明する。
[実施例1]
まず、構成を説明する。
図1は実施例1のタイヤ空気圧モニタ装置を適用した車両1を示す全体図である。車両1は、左前輪タイヤ2FL、右前輪タイヤ2FR、左後輪タイヤ2RL、右後輪タイヤ2RRを装備し、タイヤ2缶の距離は左右間距離よりも前後間距離を長くして配置している。送信機3FL,3FR,3RL,3RRを各タイヤ2の空気入れバルブ付近に取り付けている。
また各タイヤ2の近傍の車体側に送信機3が発信する無線信号を受信する受信機4FL,4FR,4RL,4RRを取り付け、受信機4から入力した情報に基づいてディスプレイ5、ワーニングランプ6を制御するコントロールユニット7を有している。
図2は送信機3、受信機4、コントロールユニット7の構成図である。
送信機3は、タイヤ2の空気圧を検出する圧力センサ30と、作用する遠心力が小さい領域では開(OFF)となり遠心力が大きい領域では閉(ON)となる遠心力スイッチ31と、特定用途向け集積回路であるApplication Specific Integrated Circuit32(以下、ASIC32)と、無線信号を発信する発信子33、発信アンテナ34とを有している。
送信機3は、圧力センサ30が検出したタイヤ2の空気圧情報と、固有のタイヤ識別符号とを載せた無線信号を発信子33、発信アンテナ34により発信する。また電池寿命を確保するために遠心力スイッチ10bの開閉をトリガにして、停止を含む車速が低い領域では長い発信間隔(例えば1時間)、車速が高い領域では短い発信間隔(例えば1分)というように発信周期を2段階に変える。
受信機4は、送信機3が発信した無線信号を受信する受信アンテナ40と、受信回路であるチューナ41とを有している。受信機4が受信した無線信号の情報はコントロールユニット7に入力される。
コントロールユニット7は、5V電源回路70と、各チューナ41から無線信号の受信データを入力し、演算処理を行うマイクロコンピュータ71と、タイヤ2の位置とタイヤ識別符号とを関連づけて登録するための電気的に記憶情報を消去可能な読み出し専用メモリであるEEPROM72と、受信データに基づいて各タイヤ2のタイヤ空気圧情報を表示する表示駆動指令をディスプレイ5に出力する表示駆動回路73と、受信データのうち装着タイヤの圧力値を判断して圧力低下時にタイヤ空気圧警報指令をワーニングランプ6に出力するワーニングランプ出力回路74とを有している。
マイクロコンピュータ71は、受信機4が受信した各送信機3が発信した無線信号の受信強度から、各タイヤ2の位置を特定し、タイヤ位置とタイヤ識別符号とを関連づける。またマイクロコンピュータ71は、タイヤ2に最も近い受信機4(例えば左前輪タイヤ2FLに最も近い左前の受信機4FL)が受信した無線信号からタイヤ2の空気圧情報を入力し、タイヤ空気圧を監視する。タイヤ空気圧値から圧力低下時には表示駆動回路73、ワーニングランプ出力回路74を制御して、ディスプレイ5、ワーニングランプ6を駆動する。
〔受信強度について〕
図3は左後輪の送信機3RLが発信した無線信号を、各受信機4において受信した電界強度を示す図である。また図4は右後輪の送信機3RRが発信した無線信号を、各受信機4において受信した電界強度を示す図である。図中のRflは左前の受信機4FL、Rfrは左前の受信機4FR、Rrlは左前の受信機4RL、Rrlは左前の受信機4RLが受信した電界強度を示す。図3、図4は送信機3RL,3RRをそれぞれ取り付けたタイヤ2RL,2RRを転がして、回転角10度毎に各受信機4が受信した無線信号の電界強度を記している。
電波は送信機3と受信機4の距離が長いほど減衰するため、送信機3から遠い受信機4が受信した無線信号の電界強度は、近い受信機4が受信した無線信号の電界強度よりも小さくなる。実施例1の車両1では各送信機3と各受信機4との間の距離はいずれも異なるため電界強度の大小によりある受信機4に対する各送信機3の距離の遠近を判断することができる。
しかし、図3、図4に示すように、回転角によって各受信機4が受信する無線信号の電界強度は一定でなく、回転角によって電界強度の大小関係が変わることがあるため、電界強度の大小を判定することができない。
そこで受信機4が受信する無線信号を複数回受信し、複数の電界強度情報を統計的に処理して無線信号の受信強度の大小を判定するようにしている。
図5は車両1の左後に配置した受信機4RLが受信した各タイヤ識別符号を有する無線信号の電界強度と、受信強度を示す表である。図6は車両1の右後に配置した受信機4RRが受信した各タイヤ識別符号を有する無線信号の電界強度と、受信強度を示す表である。受信した無線信号のうち電界強度が設定値以上(例えば2.0[V/m])であるものを有効フレームと呼び、受信強度の指数として有効フレーム数を用いている。また別の受信強度の指数として有効フレームの電界強度の合計を用いている。受信強度の指数として有効フレーム数や有効フレームの電界強度の合計を用いることによって、ある受信機4に対する各送信機3の距離の遠近を判断することができる。
〔位置特定処理〕
図7はコントロールユニット7におけるタイヤ位置を特定する処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1では、送信機3からの無線信号を受信してステップS2へ移行する。受信した無線信号から、タイヤ識別符号と受信電界強度の情報を入力する。
ステップS2では、各タイヤ識別符号の有効フレーム数と有効フレームの電界強度の合計を演算してステップS3へ移行する。
ステップS3では、無線信号を受信した受信機4毎に受信強度(有効フレーム数、有効フレームの電界強度の合計)順にタイヤ識別符号と受信強度とを登録してステップS3へ移行する。
図8は受信機4毎に受信強度順にタイヤ識別符号と受信強度とを登録した状態を示す図である。図中のRfl,Rfr,Rrl,Rrrは左前の受信機4FL、右前の受信機4FR、左後の受信機4RL、右後の受信機4RRを示し、Rfl:1〜Rfl:4, Rfr:1〜Rfr:4, Rrl:1〜Rrl:4, Rrr:1〜Rrr:4は各受信機4が受信した無線信号の受信強度順位を示す。またIDはタイヤ識別符号を示し、左前輪タイヤのタイヤ識別符号を「A」、 右前輪タイヤのタイヤ識別符号を「B」、 左後輪タイヤのタイヤ識別符号を「C」、 右後輪タイヤのタイヤ識別符号を「D」としている。また図中のSは受信強度を示し、S1は有効フレーム数、S2は有効フレームの電界強度合計を示す。
以下では各受信機4における無線信号の受信強度を、受信強度順位1位から4位の順に、1位受信強度S(Rxx:1)、2位受信強度S(Rxx:2)、3位受信強度(Rxx:3)、4位受信強度(Rxx:4)と記す。xxには受信機4の位置に応じて、fl,fr,rl,rrが記載される。
ステップS4では、左前の受信機4FLの1位受信強度S(Rfl:1)と、2位受信強度S(Rfl:2)との差が設定値Sth以上であるか否かを判断する。この差が設定値Sth以上であればステップS5へ移行し、設定値Sth未満であればステップS6へ移行する。この設定値Sthは、有効フレーム数では例えば10、有効フレームの電界強度合計では例えば100[V/m]に設定している。
ステップS5では、左前輪送信機3FLのタイヤ識別符号ID(Tfl)を、左前の受信機4FLの受信強度順位1位のタイヤ識別符号ID(Rfl:1)として登録してステップS7へ移行する。
ステップS6では、左前輪送信機3FLのタイヤ識別符号ID(Tfl)を、右後の受信機4RRの受信強度順位4位のタイヤ識別符号ID(Rrr:4)として登録してステップS7へ移行する。
ステップS7では、右前の受信機4FRの1位受信強度S(Rfr:1)と、2位受信強度S(Rfr:2)との差が設定値Sth以上であるか否かを判断する。この差が設定値Sth以上であればステップS8へ移行し、設定値Sth未満であればステップS9へ移行する。
ステップS8では、右前輪送信機3FRのタイヤ識別符号ID(Tfr)を、右前の受信機4FRの受信強度順位1位のタイヤ識別符号ID(Rfr:1)として登録してステップS10へ移行する。
ステップS9では、右前輪送信機3FRのタイヤ識別符号ID(Tfr)を、左後の受信機4RLの受信強度順位4位のタイヤ識別符号ID(Rrl:4)として登録してステップS10へ移行する。
ステップS10では、左後の受信機4RLの1位受信強度S(Rrl:1)と、2位受信強度S(Rrl:2)との差が設定値Sth以上であるか否かを判断する。この差が設定値Sth以上であればステップS11へ移行し、設定値Sth未満であればステップS12へ移行する。
ステップS11では、左後輪送信機3RLのタイヤ識別符号ID(Trl)を、左後の受信機4RLの受信強度順位1位のタイヤ識別符号ID(Rrl:1)として登録してステップS13へ移行する。
ステップS12では、左後輪送信機3RLのタイヤ識別符号ID(Trl)を、右前の受信機4FRの受信強度順位4位のタイヤ識別符号ID(Rfr:4)として登録してステップS13へ移行する。
ステップS13では、右後の受信機4RRの1位受信強度S(Rrr:1)と、2位受信強度S(Rrr:2)との差が設定値Sth以上であるか否かを判断する。この差が設定値Sth以上であればステップS14へ移行し、設定値Sth未満であればステップS15へ移行する。
ステップS14では、右後輪送信機3RRのタイヤ識別符号ID(Trr)を、右後の受信機4RRの受信強度順位1位のタイヤ識別符号ID(Rrr:1)として登録して処理を終了する。
ステップS15では、右後輪送信機3RRのタイヤ識別符号ID(Trr)を、左前の受信機4FLの受信強度順位4位のタイヤ識別符号ID(Rfl:4)として登録して処理を終了する。
〔位置特定処理動作〕
コントロールユニット7におけるタイヤ位置を特定する処理動作について説明する。ここでは、登録した受信機4毎の受信強度順が図8のようになっている場合の処理動作を一例として説明する。図9は、コントロールユニット7におけるタイヤ位置を特定する処理動作を説明する図である。
図7のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3と移行する。
ステップS2において前述の図5、図6に示すように受信強度の指数である有効フレーム数と有効フレームの電界強度の合計を演算する。
ステップS3において図8に示すように受信機4毎に受信強度順にタイヤ識別符号と受信強度とを登録する。ここで受信強度の指数としては有効フレーム数のみを使用しても良いし、有効フレームの電界強度の合計のみを使用しても良いし、その両方を使用しても良い。実施例1では有効フレーム数と有効フレームの電界強度の合計の両方を使用しており、受信強度の順位は有効フレーム数が多い順に順位付けし、同順位の場合には有効フレームの電界強度の合計を用いて順位付けしている。
図8に示すように受信強度順位、タイヤ識別符号、受信強度が登録された場合には、ステップS4→ステップS5→ステップS7→ステップS9→ステップS10→ステップS11→ステップS13→ステップS15→ENDと移行する。
ステップS4において、左前の受信機4FLの1位受信強度S(Rfl:1)と、2位受信強度S(Rfl:2)との差が設定値Sth以上であるか否かを判定する。
図8において、左前の受信機4FLの1位受信強度S(Rfl:1)は有効フレーム数では65、有効フレームの電界強度の合計では280.9[V/m]である。また位受信強度S(Rfl:2)は有効フレーム数では47、有効フレームの電界強度の合計では114.6[V/m]である。よって、1位受信強度S(Rfl:1)と、2位受信強度S(Rfl:2)との差は、有効フレーム数では18、有効フレームの電界強度の合計では166.3[V/m]であり、設定値以上であるためステップS5へ移行する。
ステップS5において、左前輪送信機3FLのタイヤ識別符号ID(Tfl)を、左前の受信機4FLの受信強度順位1位のタイヤ識別符号ID(Rfl:1)「A」として登録する。
すなわち、ステップS4,S5において左前の受信機4FLの受信強度順位1位は、タイヤ識別符号「A」の情報を載せた無線信号であることが確定でき、タイヤ識別符号「A」の情報を載せた無線信号を発信した送信機3の位置は、左前の受信機4FLから最も近い左前輪タイヤ2FLであると判断することができる(図9(a))。
ステップS7において、右前の受信機4FRの1位受信強度S(Rfr:1)と、2位受信強度S(Rfr:2)との差が設定値Sth以上であるか否かを判定する。図8において、右前の受信機4FRの1位受信強度S(Rfr:1)は、有効フレーム数では63、有効フレームの電界強度の合計では263.1[V/m]である。また2位受信強度S(Rfr:2)は、有効フレーム数では58、有効フレームの電界強度の合計では203.6[V/m]である。よって、1位受信強度S(Rfr:1)と2位受信強度S(Rfr:2)との差は、有効フレーム数では5、有効フレームの電界強度の合計では59.5[V/m]であり、設定値未満であるためステップS9へ移行する。
ステップS9において、右前輪送信機3FRのタイヤ識別符号ID(Tfr)を、左後の受信機4RLの受信強度順位4位のタイヤ識別符号ID(Rrl:4)「B」として登録する。
すなわち、ステップS7において左後の受信機4FLの受信強度順位1位は、タイヤ識別符号「B」の情報を載せた無線信号であるか、タイヤ識別符号「A」の情報を載せた無線信号であるかを確定できない(図9(a))。一方、左後の受信機4RLの受信強度順位4位は、タイヤ識別符号「B」を載せた無線信号であることが確定している。そこでタイヤ識別符号「B」の情報を載せた無線信号を発信した送信機3の位置は、左後の受信機4RLから最も遠い右前輪タイヤ2FRであることを判断することができる(図9(b))。
ステップS10において、左後の受信機4RLの1位受信強度S(Rrl:1)と、2位受信強度S(Rrl:2)との差が設定値Sth以上であるか否かを判定する。
図8において、左後の受信機4RLの1位受信強度S(Rrl:1)は、有効フレーム数では64、有効フレームの電界強度の合計では223.1[V/m]である。また2位受信強度S(Rrl:2)は、有効フレーム数では35、有効フレームの電界強度の合計では81.3[V/m]である。よって、1位受信強度S(Rrl:1)と、2位受信強度S(Rrl:2)との差は、有効フレーム数では29、有効フレームの電界強度の合計では141.8[V/m]であり、設定値以上であるためステップS11へ移行する。
ステップS11において、左後輪送信機3RLのタイヤ識別符号ID(Trl)を、左後の受信機4Rの受信強度順位1位のタイヤ識別符号ID(Rrl:1)「C」として登録する。
すなわち、ステップS10,S11において左後の受信機4RLの受信強度順位1位は、タイヤ識別符号「C」の情報を載せた無線信号であることが確定でき、タイヤ識別符号「C」の情報を載せた無線信号を発信した送信機3の位置は、左後の受信機4RLから最も近い左後輪タイヤ2RLであると判断することができる(図9(a))。
ステップS13において、右後の受信機4RRの1位受信強度S(Rrr:1)と、2位受信強度S(Rrr:2)との差が設定値Sth以上であるか否かを判定する。
図8において、右後の受信機4RRの1位受信強度S(Rrr:1)は、有効フレーム数では50、有効フレームの電界強度の合計では167.3[V/m]である。また2位受信強度S(Rrr:2)は、有効フレーム数では50、有効フレームの電界強度の合計では167.0[V/m]である。よって、1位受信強度S(Rrr:1)と2位受信強度S(Rrr:2)との差は、有効フレーム数では0、有効フレームの電界強度の合計では0.3[V/m]であり、設定値未満であるためステップS15へ移行する。
ステップS15において、右後輪送信機3RRのタイヤ識別符号ID(Trr)を、左前の受信機4FLの受信強度順位4位のタイヤ識別符号ID(Rfl:4)「D」として登録する。
すなわち、ステップS13において右後の受信機4RLの受信強度順位1位は、タイヤ識別符号「C」の情報を載せた無線信号であるか、タイヤ識別符号「D」の情報を載せた無線信号であるかを確定できない(図9(a))。一方、左前の受信機4FLの受信強度順位4位は、タイヤ識別符号「D」を載せた無線信号であることが確定している。そこでタイヤ識別符号「D」の情報を載せた無線信号を発信した送信機3の位置は、左前の受信機4FLから最も遠い右後輪タイヤ2RRであることを判断することができる(図9(b))。
〔位置特定作用〕
電波は送信機3と受信機4の距離が長いほど減衰するため、送信機3から遠い受信機4が受信した無線信号の電界強度は、近い受信機4が受信した無線信号の電界強度よりも小さくなる。実施例1の車両1では各送信機3と各受信機4との間の距離はいずれも異なるため電界強度の大小によりある受信機4に対する各送信機3の距離の遠近を判断することができる。
図10は距離と電界強度との関係を示すグラフである。図10中のT1,T2,T3,T4は受信機4が受信した無線信号の電界強度を示しており、T1,T2,T3,T4の順に受信機4に近い送信機3が発信した無線信号の電界強度を示している。
図10に示すように、電界強度は距離が大きくなるほど減衰率が大きくなる。また一般的な4輪車両では、前後のタイヤ間距離に対して左右のタイヤ間距離の方が短い。そのため、ある受信機4RRにおいて受信する無線信号は、1番近い送信機3が発信した無線信号の電界強度と、2番目に近い送信機3が発信した無線信号の電界強度との差は、3番目に近い送信機3が発信した無線信号の電界強度と、4番目に近い送信機3が発信した無線信号の電界強度との差よりも小さい。そのため、ある受信機4に最も近い送信機3が発信した無線信号の受信電界強度と、2番目に近い送信機3が発信した無線信号の受信電界強度の大小の判定を正確に行うことができないおそれがある。
例えば、図8に示すように右前の受信機4FRの1位受信強度S(Rfr:1)と2位受信強度S(Rfr:2)との差は、有効フレーム数では5、有効フレームの電界強度の合計では59.5[V/m]であり、受信強度の順位を正確に確定できる程度の大きさの差が発生していない。
また、ある受信機4に最も近い送信機3が発信した無線信号の受信電界強度と、2番目に近い送信機3が発信した無線信号の受信電界強度との大小関係が逆転することがある。これはハーネスの長短といった部品バラツキにより送信機3の発信強度の強弱や、受信機4の受信感度の高低、また車両1の形状や受信機4の搭載位置による電波の遮断等に起因する。
例えば、図8に示すように左前の受信機4RRが受信した受信強度は、受信強度順位1位のタイヤ識別符号が「C」であり、受信強度順位2位のタイヤ識別符号が「D」である。すなわち、左後の受信機4RRに1番近い左後輪送信機3RRのタイヤ識別符号と、2番目に近い右後輪送信機3RLとの順位が逆転している。
そこで実施例1では、コントロールユニット7において、受信した無線信号の受信強度を演算し、演算した無線信号の受信強度のうち、最も小さい受信強度の無線信号を発信した送信機3を装着したタイヤ2は、車体に装備した複数のタイヤ2のうち、該無線信号を受信した受信機4から最も遠いタイヤ2の位置にあると判断するようにした。
図10に示すように、ある受信機4に3番目に近い送信機3が発信した無線信号の受信電界強度と、4番目に近い送信機3が発信した無線信号の受信電界強度との差は、1番近い送信機3が発信した無線信号の電界強度と、2番目に近い送信機3が発信した無線信号の電界強度との差よりも大きい。そのため、ある受信機4に3番目に近い送信機3が発信した無線信号の受信強度と、4番目に近い送信機3が発信した無線信号の受信強度の大小を高精度に判定することが可能となり、タイヤ位置を正確に特定することができる。よって、正しい位置のタイヤ空気圧を監視することができる。
また実施例1では、コントロールユニット7において演算した無線信号の受信強度のうち、最も大きい受信強度と次に大きい受信強度との差が設定値以上であるときは、最も大きい受信強度の無線信号を発信した送信機3を装着したタイヤ2は、該無線信号を受信した受信機4から最も近いタイヤ2の位置にあると判断するようにした。
よって、最も大きい受信強度と次に大きい受信強度との大小を正確に判定することができ、タイヤ位置を正確に特定することができる。
また実施例1では、車体の左前、右前、左後、右後の位置にタイヤ2を装備し、タイヤ2の左右間距離よりも前後間距離を長くして配置するようにした。
よって、ある受信機4に3番目に近い送信機3が発信した無線信号の受信電界強度と、4番目に近い送信機3が発信した無線信号の受信電界強度との差は、1番近い送信機3が発信した無線信号の電界強度と、2番目に近い送信機3が発信した無線信号の電界強度との差よりも大きくすることが可能となる。したがって、最も小さい受信強度の無線信号を発信した送信機3を装着したタイヤ2の特定精度を向上することができる。
また実施例1では、受信機4は、各タイヤ2の送信機3の発信アンテナ34が発信する無線信号を複数回受信し、コントロールユニット7は、受信した無線信号の電界強度が設定値以上である無線信号(有効フレーム)の受信回数(有効フレーム数)によって受信強度を演算することとした。
よって、受信機4における各送信機3が発信する無線信号の受信強度間の差を拡大することが可能となるため、受信強度を特定することができる。
また実施例1では、受信機4は、各タイヤ2の送信機3の発信アンテナ34が発信する無線信号を複数回受信し、コントロールユニット7は、受信した無線信号の電界強度が設定値以上である無線信号の電界強度の合計によって受信強度を演算することとした。
よって、受信機4における各送信機3が発信する無線信号の受信強度間の差を拡大することが可能となるため、受信強度を特定することができる。
〔実施例1の効果〕
次に実施例1の効果について以下に列記する。
(1)タイヤ空気圧を検出する圧力センサ30と、検出したタイヤ空気圧とタイヤ識別符号とを無線信号により発信する発信アンテナ34とを有し、車体に装備した複数のタイヤ2にそれぞれ取り付けた送信機3と、発信アンテナ34において発信した無線信号を受信し、タイヤ2近傍の車体側に取り付けた受信機4と、受信した無線信号の受信強度を演算し、演算した無線信号の受信強度のうち、最も小さい受信強度の無線信号を発信した送信機3を装着したタイヤ2は、車体に装備した複数のタイヤ2のうち、該無線信号を受信した受信機4から最も遠いタイヤ2の位置にあると判断することでタイヤ位置を特定し、位置を特定したタイヤに最も近い受信機4によって、該タイヤのタイヤ識別符号を有する無線信号からタイヤ空気圧を入力し、タイヤ空気圧を監視するコントロールユニット7を設けた。
大きい受信強度間の受信強度順位特定精度に比べて、小さい受信強度間の受信強度特定精度は高いため、タイヤ位置を正確に特定することが可能となり、正しい位置のタイヤ空気圧を監視することができる。
(2)コントロールユニット7は、演算した無線信号の受信強度のうち、最も大きい受信強度と次に大きい受信強度との差が設定値以上であるときは、最も大きい受信強度の無線信号を発信した送信機3を装着したタイヤは、該無線信号を受信した受信機4から最も近いタイヤの位置にあると判断することとした。
よって、最も大きい受信強度と次に大きい受信強度との大小を正確に判定することができ、タイヤ位置を正確に特定することができる。
(3)車体は左前、右前、左後、右後の位置にタイヤ2を装備し、タイヤ2の左右間距離よりも前後間距離を長くして配置することとした。
よって、ある受信機4に3番目に近い送信機3が発信した無線信号の受信電界強度と、4番目に近い送信機3が発信した無線信号の受信電界強度との差は、1番近い送信機3が発信した無線信号の電界強度と、2番目に近い送信機3が発信した無線信号の電界強度との差よりも大きくすることが可能となる。したがって、最も小さい受信強度の無線信号を発信した送信機3を装着したタイヤ2の特定精度を向上することができる。
(4)受信機4は、各タイヤ2の送信機3の発信アンテナ34が発信する無線信号を複数回受信し、コントロールユニット7は、受信した無線信号の電界強度が設定値以上である無線信号の受信回数によって受信強度を演算することとした。
よって、受信機4における各送信機3が発信する無線信号の受信強度間の差を拡大することが可能となるため、受信強度を特定することができる。
(5)受信機4は、各タイヤ2の送信機3の発信アンテナ34が発信する無線信号を複数回受信し、コントロールユニット7は、受信した無線信号の電界強度が設定値以上である無線信号の電界強度の合計によって受信強度を演算することとした。
よって、受信機4における各送信機3が発信する無線信号の受信強度間の差を拡大することが可能となるため、受信強度を特定することができる。
(6)車両1において、タイヤ空気圧を検出する圧力センサ30と、検出したタイヤ空気圧とタイヤ識別符号とを無線信号により発信する発信アンテナ34とを有し、車体に装備した複数のタイヤ2にそれぞれ取り付けた送信機3と、発信アンテナ34において発信した無線信号を受信し、タイヤ2近傍の車体側に取り付けた受信機4と、受信した無線信号の受信強度を演算し、演算した無線信号の受信強度のうち、最も小さい受信強度の無線信号を発信した送信機3を装着したタイヤ2は、車体に装備した複数のタイヤ2のうち、該無線信号を受信した受信機4から最も遠いタイヤ2の位置にあると判断することでタイヤ位置を特定し、位置を特定したタイヤに最も近い受信機4によって、該タイヤのタイヤ識別符号を有する無線信号からタイヤ空気圧を入力し、タイヤ空気圧を監視するコントロールユニット7を設けた。
大きい受信強度間の受信強度順位特定精度に比べて、小さい受信強度間の受信強度特定精度は高いため、タイヤ位置を正確に特定することが可能となり、正しい位置のタイヤ空気圧を監視することができる。
(7)タイヤ空気圧を検出する圧力センサ30と、検出したタイヤ空気圧とタイヤ識別符号とを無線信号により発信する発信アンテナ34とを有し、車体に装備した複数のタイヤ2にそれぞれ取り付けた送信機3と、発信アンテナ34において発信した無線信号を受信し、タイヤ2近傍の車体側に取り付けた受信機4と、を有し、タイヤ位置特定方法として、受信した無線信号の受信強度を演算し、演算した無線信号の受信強度のうち、最も小さい受信強度の無線信号を発信した送信機3を装着したタイヤ2は、車体に装備した複数のタイヤ2のうち、該無線信号を受信した受信機4から最も遠いタイヤ2の位置にあると判断することでタイヤ位置を特定し、位置を特定したタイヤ2に最も近い受信機4によって、該タイヤ2のタイヤ識別符号を有する無線信号からタイヤ空気圧情報を入力し、タイヤ空気圧を監視することとした。
大きい受信強度間の受信強度順位特定精度に比べて、小さい受信強度間の受信強度特定精度は高いため、タイヤ位置を正確に特定することが可能となり、正しい位置のタイヤ空気圧を監視することができる。
[実施例2]
実施例1では全輪のタイヤ2の近傍に受信機4を設けたが、実施例2では右前輪タイヤ2FRと右後輪タイヤ2RRの近傍に受信機4を設けるようにした。
図11は実施例2のタイヤ空気圧モニタ装置を適用した車両1を示す全体図である。車両1は、左前輪タイヤ2FL、右前輪タイヤ2FR、左後輪タイヤ2RL、右後輪タイヤ2RRを装備し、送信機3FL,3FR,3RL,3RRを各タイヤ2の空気入れバルブ付近に取り付けている。また右前輪タイヤ2FRと右後輪タイヤ2RRの近傍の車体側に送信機3が発信する無線信号を受信する受信機4FR,4RRを取り付け、受信機4から入力した情報に基づいてディスプレイ5、ワーニングランプ6を制御するコントロールユニット7を有している。
〔位置特定処理〕
図12はコントロールユニット7におけるタイヤ位置を特定する処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS21では、送信機3からの無線信号を受信してステップS2へ移行する。受信した無線信号から、タイヤ識別符号と受信電界強度の情報を入力する。
ステップS22では、各タイヤ識別符号の有効フレーム数と有効フレームの電界強度の合計を演算してステップS3へ移行する。
ステップS23では、無線信号を受信した受信機4毎に受信強度(有効フレーム数と有効フレームの電界強度の合計)順にタイヤ識別符号と受信強度とを登録してステップS3へ移行する。
図12は受信機4毎に受信強度順にタイヤ識別符号と受信強度とを登録した状態を示す図である。図中のRfr,Rrrは右前の受信機4FR、右後の受信機4RRを示し、Rfr:1〜Rfr:4, Rrr:1〜Rrr:4は各受信機4が受信した無線信号の受信強度順位を示す。またIDはタイヤ識別符号を示し、左前輪タイヤのタイヤ識別符号を「A」、 右前輪タイヤのタイヤ識別符号を「B」、 左後輪タイヤのタイヤ識別符号を「C」、 右後輪タイヤのタイヤ識別符号を「D」としている。また図中のSは受信強度を示し、S1は有効フレーム数、S2は有効フレームの電界強度合計を示す。
以下では各受信機4における無線信号の受信強度を、受信強度順位1位から4位の順に、1位受信強度S(Rxx:1)、2位受信強度S(Rxx:2)、3位受信強度(Rxx:3)、4位受信強度(Rxx:4)と記す。xxには受信機4の位置に応じて、fr,rrが記載される。
ステップS24では、左前輪送信機3FLのタイヤ識別符号ID(Tfl)を、右後の受信機4RRの4位受信強度のタイヤ識別符号ID(Rrr:4)として登録してステップS25へ移行する。
ステップS25では、左後輪送信機3RLのタイヤ識別符号ID(Trl)を、右前の受信機4FRの4位受信強度のタイヤ識別符号ID(Rfr:4)として登録してステップS26へ移行する。
ステップS26では、右前の受信機4FRの受信強度順位1位のタイヤ識別符号ID(Rfr:1)と、ステップS24において登録した左前輪送信機3FLのタイヤ識別符号ID(Tfl)とが一致するか否かを判定し、一致しない場合にステップS27へ移行し、一致する場合にはステップS28へ移行する。
ステップS27では、右前輪送信機3FRのタイヤ識別符号ID(Tfr)を、右前の受信機4FRの受信強度順位1位のタイヤ識別符号ID(Rfr:1)として登録してステップS29へ移行する。
ステップS28では、右前輪送信機3FRのタイヤ識別符号ID(Tfr)を、右前の受信機4FRにおいて受信した無線信号のうち、2番受信強度が大きい受信強度のタイヤ識別符号ID(Rfr:2)として登録してステップS29へ移行する。
ステップS29では、右後の受信機4RRにおいて受信した無線信号のうち、受信強度順位1位のタイヤ識別符号ID(Rrr:1)と、ステップS25において登録した左後輪送信機3RLのタイヤ識別符号ID(Trl)とが一致するか否かを判定し、一致しない場合にステップS30へ移行し、一致する場合にはステップS31へ移行する。
ステップS30では、右後輪送信機3RRのタイヤ識別符号ID(Trr)を、右後の受信機4RRにおいて受信した無線信号のうち、受信強度順位1位のタイヤ識別符号ID(Rrr:1)として登録して処理を終了する。
ステップS31では、右後輪送信機3RRのタイヤ識別符号ID(Trr)を、右後の受信機4RRにおいて受信した無線信号のうち、2番受信強度が大きい受信強度のタイヤ識別符号ID(Rrr:2)として登録して処理を終了する。
〔位置特定処理動作〕
コントロールユニット7におけるタイヤ位置を特定する処理動作について説明する。ここでは、登録した受信機4毎の受信強度順が図13のようになっている場合の処理動作を一例として説明する。図14は、コントロールユニット7におけるタイヤ位置を特定する処理動作を説明する図である。
図12のフローチャートにおいて、ステップS21→ステップS22→ステップS23と移行する。
ステップS22において前述の図5、図6に示すように受信強度の指数である有効フレーム数と有効フレームの電界強度の合計を演算する。
ステップS23において図13に示すように受信機4毎に受信強度順にタイヤ識別符号と受信強度とを登録する。ここで受信強度の指数としては有効フレーム数のみを使用しても良いし、有効フレームの電界強度の合計のみを使用しても良いし、その両方を使用しても良い。実施例2では有効フレーム数と有効フレームの電界強度の合計の両方を使用しており、受信強度の順位は有効フレーム数が多い順に順位付けし、同順位の場合には有効フレームの電界強度の合計を用いて順位付けしている。
図13に示すように受信強度順位、タイヤ識別符号、受信強度が登録された場合には、ステップS24→ステップS25→ステップS27→ステップS29→ステップS30→ENDと移行する。
ステップS24において、左前輪送信機3FLのタイヤ識別符号ID(Tfl)を、右後の受信機4RRの受信強度順位4位のタイヤ識別符号ID(Rrr:4)「A」として登録する。
ステップS25において、左後輪送信機3RLのタイヤ識別符号ID(Trl)を、右前の受信機4FRの受信強度順位4位のタイヤ識別符号ID(Rfr:4)「C」として登録する。
車体の左側には受信機4を取り付けていないため、左側のタイヤ位置の特定に右側の受信機4の情報を用いることとした。
右後の受信機4RRの受信強度4位はタイヤ識別符号ID(Rrr:4)「A」を載せた無線信号であることが確定している。そこでステップS24では、タイヤ識別符号「A」の情報を載せた無線信号を発信した送信機3の位置は、右後の受信機4RRから最も遠い左前輪タイヤ2FLであることを判断することができる(図14(a))。
また、右前の受信機4FRの受信強度4位はタイヤ識別符号ID(Rfr:4)「C」を載せた無線信号であることが確定している。そこでステップS25では、タイヤ識別符号「C」の情報を載せた無線信号を発信した送信機3の位置は、右前の受信機4FRから最も遠い左後輪タイヤ2RLであることを判断することができる(図14(a))。

ステップS26において、右前の受信機4FRの受信強度順位1位のタイヤ識別符号ID(Rfr:1)と、ステップS24において登録した左前輪タイヤ2FLのタイヤ識別符号ID(Tfl)とが一致するか否かを判定する。図14に示すように、右前の受信機4FRの受信強度1位のタイヤ識別符号ID(Rfr:1)は「B」であり、ステップS24において登録した左前輪タイヤ2FLのタイヤ識別符号ID(Tfl)は「A」であり、両者は一致しないためステップS27へ移行する。
ステップS27において、右前輪送信機3FRのタイヤ識別符号ID(Tfr)を、右前の受信機4FRの受信強度順位1位のタイヤ識別符号ID(Rfr:1)「B」として登録する。
右前の受信機4FRの受信強度1位の無線信号は、右前輪送信機3FRが発信した無線信号、または左前輪送信機3FLが発信した無線信号である可能性がある。ステップS26において、すでに確定している左前輪タイヤ2FLのタイヤ識別符号ID(Tfl)と、右前の受信機4FRの受信強度1位のタイヤ識別符号ID(Rfr:1)との一致を判定し、右前の受信機4FRの受信強度1位の無線信号は、右前輪送信機3FRが発信した無線信号であるか左前輪送信機3FLが発信した無線信号であるかを判断できる。今回は、右前の受信機4FRの受信強度1位の無線信号は、右前輪送信機3FRが発信した無線信号であると判断できる。そしてステップS27において、右前の受信機4FRの受信強度順位1位のタイヤ識別符号「B」の情報を載せた無線信号を発信した送信機3の位置は、右前輪タイヤ2FRであると判断することができる(図9(b))。
ステップS29において、右後の受信機4RRの受信強度順位1位のタイヤ識別符号ID(Rrr:1)と、ステップS25において登録した左後輪タイヤRLのタイヤ識別符号ID(Trl)とが一致するか否かを判定する。図14に示すように、右後の受信機4RRの受信強度1位のタイヤ識別符号ID(Rrr:1)は「C」であり、ステップS25において登録した左前輪送信機3FLのタイヤ識別符号ID(Trl)は「C」であり、両者は一致するため、ステップS31へ移行する。
ステップS31において、右後輪送信機3FRのタイヤ識別符号ID(Tfr)を、右後の受信機4FRの受信強度順位2位のタイヤ識別符号ID(Rrr:2)「D」として登録する。
右後の受信機4RRの受信強度1位の無線信号は、右後輪送信機3RRが発信した無線信号、または左後輪送信機3RLが発信した無線信号である可能性がある。ステップS29において、すでに確定している左後輪タイヤ2RLのタイヤ識別符号ID(Trl)と、右後の受信機4RRの受信強度1位のタイヤ識別符号ID(Rrr:1)との一致を判定し、右後の受信機4RRの受信強度1位の無線信号は、右後輪送信機3RRが発信した無線信号であるか左後輪送信機3RLが発信した無線信号であるかを判断できる。今回は、右後の受信機4RRの受信強度1位の無線信号は、左後輪送信機3RLが発信した無線信号であると判断できる。そしてステップS27において、右前の受信機4FRの受信強度順位2位のタイヤ識別符号「D」の情報を載せた無線信号を発信した送信機3の位置は、右後輪タイヤ2RRであると判断することができる(図9(b))。
〔位置特定作用〕
受信機4は、対応するタイヤ2の送信機3(例えば、右前の受信機4FRに対応するタイヤ2は右前輪タイヤ2FRであり、その送信機は右前輪送信機3FR)が発信する無線信号のみを受信するのではなく、他の送信機3が発信する無線信号も受信することが可能である。ここで、全タイヤ2の近傍に受信機4を取り付けるのではなく、全タイヤ2のうちいくつかのタイヤ2の近傍に受信機4を取り付けることが考えられる。
そこで実施例2では、受信機4を、左または右の一方の前後のタイヤ2の近傍の車体に取り付けた。
この構成により、受信機4の数を減らすことができ、製造コストを抑制し、また製造作業効率を向上することができる。
なお、実施例2では受信機4を右側のタイヤ近傍の車体に取り付けたが、左側のタイヤ近傍の車体に取り得付けても良い。この場合、コントロールユニット7の処理において左右を切り換えなければならないが、実施例2に記載した同様の考え方を用いれば良い。
〔実施例2の効果〕
次に実施例2の効果について以下に記載する。
(8)受信機4を、左または右の一方の前後のタイヤ2の近傍の車体に取り付けた。
受信機4の数を減らすことができ、製造コストを抑制し、また製造作業効率を向上することができる。
〔他の実施例〕
以上、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1、実施例2基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は、実施例1、実施例2に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、実施例1、実施例2ではタイヤ2の位置を、送信機3が発信した無線信号を受信した受信機4における受信強度の順位を用いて行ったが、受信強度から送信機3と受信機4との距離を推定し、距離の順位を用いて行うようにしても良い。距離が短い順の順位は、受信強度が強い順の順位と一致するため実施例1、実施例2と同様にタイヤ2の位置を特定することができる。
この効果について以下に記載する。
(9)タイヤ2の空気圧を検出する圧力センサ30と、検出したタイヤ空気圧とタイヤ識別符号とを無線信号により発信する発信アンテナ34とを有し、車体に装備した複数のタイヤ2にそれぞれ取り付けた送信機3と、発信アンテナ34において発信した無線信号を受信し、タイヤ2近傍の車体側に取り付けた受信機4と、受信した無線信号から該無線信号を発信した送信機3までの距離を推定し、最も遠い距離の送信機3は、車体に装備した複数のタイヤ2のうち、該無線信号を受信した受信機4から最も遠いタイヤ2の位置にあると判断することでタイヤ位置を特定し、位置を特定したタイヤ2に最も近い受信機4によって、該タイヤ2のタイヤ識別符号を有する無線信号からタイヤ空気圧を入力し、タイヤ空気圧を監視するコントロールユニット7を設けた。
近い距離間の送信機3の距離順位特定精度に比べて、遠い距離間の送信機3の距離順位特定精度は高いため、タイヤ位置を正確に特定することが可能となり、正しい位置のタイヤ空気圧を監視することができる。
なお、圧力センサ30は本発明の空気圧検出部に相当し、ASIC32、発信子33、発信アンテナ34は本発明の発信部に相当し、送信機3は本発明の送信手段に相当し、受信機4は本発明の受信手段に相当し、コントロールユニット7は本発明の位置特定手段、タイヤ空気圧監視手段に相当する。
実施例1のタイヤ空気圧モニタ装置を適用した車両を示す全体図である。 実施例1の送信機、受信機、コントロールユニットの構成図である。 実施例1の左後輪の送信機が発信した無線信号の電界強度を示す図である。 実施例1の右後輪の送信機が発信した無線信号の電界強度を示す図である。 実施例1の左後の受信機が受信した無線信号の受信強度を示す表である。 実施例1の右後の受信機が受信した無線信号の受信強度を示す表である。 実施例1のタイヤ位置を特定する処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の受信機毎の受信強度順の登録した状態を示す図である。 実施例1のタイヤ位置を特定する処理動作を説明する図である。 実施例1の距離と電界強度との関係を示すグラフである。 実施例2のタイヤ空気圧モニタ装置を適用した車両を示す全体図である。 実施例2のタイヤ位置を特定する処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の受信機毎の受信強度順の登録した状態を示す図である。 実施例2のタイヤ位置を特定する処理動作を説明する図である。
符号の説明
1 車両
2 タイヤ
3 送信機(送信手段)
4 受信機(受信手段)
7 コントロールユニット(位置特定手段、タイヤ空気圧監視手段)
30 圧力センサ(空気圧検出部)
32 ASIC(発信部)
33 発信子(発信部)
34 発信アンテナ(発信部)

Claims (9)

  1. タイヤ空気圧を検出する空気圧検出部と、検出した前記タイヤ空気圧とタイヤ識別符号とを無線信号により発信する発信部とを有し、車体に装備した複数のタイヤにそれぞれ取り付けた送信手段と、
    前記発信部において発信した前記無線信号を受信し、前記タイヤ近傍の車体側に取り付けた受信手段と、
    前記受信した無線信号の受信強度を演算し、
    演算した前記無線信号の前記受信強度のうち最も大きい受信強度と次に大きい受信強度との差が設定値未満であるときは、最も小さい受信強度の無線信号を発信した送信手段を装着したタイヤは、前記車体に装備した複数のタイヤのうち、該無線信号を受信した受信手段から最も遠いタイヤの位置にあると判断することでタイヤ位置を特定し、
    演算した前記無線信号の前記受信強度のうち、最も大きい受信強度と次に大きい受信強度との差が設定値以上であるときは、最も大きい受信強度の無線信号を発信した送信手段を装着したタイヤは、該無線信号を受信した受信手段から最も近いタイヤの位置にあると判断してタイヤ位置を特定する位置特定手段と、
    位置を特定したタイヤに最も近い受信手段によって、該タイヤのタイヤ識別符号を有する無線信号からタイヤ空気圧を入力し、タイヤ空気圧を監視するタイヤ空気圧監視手段と、
    を設けたことを特徴とするタイヤ空気圧モニタ装置。
  2. タイヤ空気圧を検出する空気圧検出部と、検出した前記タイヤ空気圧とタイヤ識別符号とを無線信号により発信する発信部とを有し、車体に装備した複数のタイヤにそれぞれ取り付けた送信手段と、
    前記タイヤ近傍の車体側に取り付けられ、前記発信部において発信した前記無線信号を受信する複数の受信手段と、
    任意のタイヤ位置から最も遠い受信手段において受信した前記無線信号の受信強度のうち、最も小さい受信強度の前記無線信号を送信した前記送信手段が、前記任意のタイヤ位置にあると特定する位置特定手段と、
    前記位置特定手段によって前記任意のタイヤ位置の前記送信手段が特定された後に、前記任意のタイヤ位置に最も近い前記受信手段が受信した前記特定されたタイヤ位置のタイヤ空気圧を入力し、タイヤ空気圧を監視するタイヤ空気圧監視手段と、
    を設けたことを特徴とするタイヤ空気圧モニタ装置。
  3. 請求項1に記載のタイヤ空気圧モニタ装置において、
    前記位置特定手段は、
    前記任意のタイヤ位置から最も近い受信手段において受信した受信強度が、最も大きいものと次に大きいものとの差が設定値以上であるときには、前記最も近い受信手段において受信した前記無線信号の受信強度のうち、最も大きい受信強度の前記無線信号を送信した前記送信手段が、前記任意のタイヤ位置にあると特定し、
    前記任意のタイヤ位置から最も近い受信手段において受信した受信強度が、最も大きいものと次に大きいものとの差が設定値未満であるときには、前記最も遠い受信手段において受信した前記無線信号の受信強度のうち、最も小さい受信強度の前記無線信号を送信した前記送信手段が、前記任意のタイヤ位置にあると特定することを特徴とするタイヤ空気圧モニタ装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のタイヤ空気圧モニタ装置において、
    前記車体は左前、右前、左後、右後の位置にタイヤを装備し、タイヤの左右間距離よりも前後間距離を長くして配置することを特徴とするタイヤ空気圧モニタ装置。
  5. 求項4に記載のタイヤ空気圧モニタ装置において、
    前記受信手段を、左または右の一方の前後のタイヤの近傍の車体に取り付けたことを特徴とするタイヤ空気圧モニタ装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のタイヤ空気圧モニタ装置において、
    前記受信手段は、各タイヤの前記発信部が発信する無線信号を複数回受信し、
    前記位置特定手段は、受信した前記無線信号の電界強度が設定値以上である無線信号の受信回数によって受信強度を演算することを特徴とするタイヤ空気圧モニタ装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のタイヤ空気圧モニタ装置において、
    前記受信手段は、各タイヤの前記発信部が発信する無線信号を複数回受信し、
    前記位置特定手段は、受信した前記無線信号の電界強度が設定値以上である無線信号の電界強度の合計によって受信強度を演算することを特徴とするタイヤ空気圧モニタ装置。
  8. タイヤ空気圧を検出する空気圧検出部と、検出した前記タイヤ空気圧とタイヤ識別符号とを無線信号により発信する発信部とを有し、車体に装備した複数のタイヤにそれぞれ取り付けた送信手段と、
    前記発信部において発信した前記無線信号を受信し、前記タイヤ近傍の車体側に取り付けた受信手段と、
    前記受信した無線信号から該無線信号を発信した前記送信手段までの距離を推定し、
    推定した前記送信手段の距離のうち、最も遠い距離と次に遠い距離との差が設定値未満であるときは、最も遠い距離の送信手段は、前記車体に装備した複数のタイヤのうち、該無線信号を受信した受信手段から最も遠いタイヤの位置にあると判断することでタイヤ位置を特定し、
    推定した前記送信手段の距離のうち、最も遠い距離と次に遠い距離との差が設定値以上であるときは、最も近い距離の送信手段は、前記車体に装備した複数のタイヤのうち、該無線信号を受信した受信手段から最も近いタイヤの位置にあると判断することでタイヤ位置を特定する位置特定手段と、
    位置を特定したタイヤに最も近い受信手段によって、該タイヤのタイヤ識別符号を有する無線信号からタイヤ空気圧を入力し、タイヤ空気圧を監視するタイヤ空気圧監視手段と、
    を設けたことを特徴とするタイヤ空気圧モニタ装置。
  9. タイヤ空気圧を検出する空気圧検出部と、検出した前記タイヤ空気圧とタイヤ識別符号とを無線信号により発信する発信部とを有し、車体に装備した複数のタイヤにそれぞれ取り付けた送信手段と、
    前記発信部において発信した前記無線信号を受信し、前記タイヤ近傍の車体側に取り付けた受信手段と、
    を有し、
    前記受信した無線信号の受信強度を演算し、
    演算した前記無線信号の前記受信強度のうち最も大きい受信強度と次に大きい受信強度との差が設定値未満であるときは、最も小さい受信強度の無線信号を発信した送信手段を装着したタイヤは、前記車体に装備した複数のタイヤのうち、該無線信号を受信した受信手段から最も遠いタイヤの位置にあると判断することでタイヤ位置を特定し、
    演算した前記無線信号の前記受信強度のうち、最も大きい受信強度と次に大きい受信強度との差が設定値以上であるときは、最も大きい受信強度の無線信号を発信した送信手段を装着したタイヤは、該無線信号を受信した受信手段から最も近いタイヤの位置にあると判断してタイヤ位置を特定し、
    位置を特定したタイヤに最も近い受信手段によって、該タイヤのタイヤ識別符号を有する無線信号からタイヤ空気圧を入力し、タイヤ空気圧を監視することを特徴とするタイヤ位置特定方法。
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