JP2007139701A - タイヤ空気圧検出装置、および、空気圧情報特定装置 - Google Patents

タイヤ空気圧検出装置、および、空気圧情報特定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】タイヤローテーションの後に識別(ID)コードとホイールの装着位置との対応を記憶させる操作をしなかった場合でも、各車輪の空気圧を特定可能なタイヤ空気圧検出装置、および、空気圧情報特定装置を提供する。
【解決手段】車両の各車輪より発生した振動を各々検出し、振動情報として出力する複数の振動検出手段と、前記各車輪にそれぞれ備えられ、該各車輪のタイヤ内部の空気圧を各々検出し、該空気圧を空気圧情報として各々無線出力する複数の空気圧センサと、前記振動情報と、前記空気圧情報との相関を演算する相関演算部と、前記相関に基づき前記空気圧情報を出力した空気圧センサが備えられた車輪を特定する特定部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車に搭載されるタイヤ空気圧検出装置、および、空気圧情報特定装置に関する。
車両のタイヤ空気圧を監視するシステムとして、特許文献1の技術が知られている。この特許文献1では、固有の識別(ID)コードを持った送信機を、各ホイールのリム部のドロップセンタ(ウエル)に装着する。さらに、これらの送信機は、識別(ID)コードに加えて、各タイヤの空気圧を表す圧力コードも無線出力する。
さらに、各送信機より無線出力された識別(ID)コードと圧力コードとは、自動車内に備えた受信機により受信される。この受信機には、予め識別(ID)コードと送信機の装着場所との対応が記憶されている。そのため受信機は、各ホイールに備えられた各送信機から送信された識別(ID)コードから、各圧力コードの送信元である送信機を識別し、各タイヤの空気圧を特定することができる。
また、タイヤとホイールをセットにしてタイヤローテーションをした場合には、タイヤローテーション前と後では、識別(ID)コードとホイールの装着位置とが対応しなくなる。このシステムにおいては、識別(ID)コードとホイールの装着位置とが対応しないと、各タイヤの空気圧を特定することができない。そこで、タイヤローテーション後に、整備技術者がボタンを操作して、新たに識別(ID)コードとホイールの装着位置との対応を受信機に記憶させていた。
特表平8−505939号公報
特許文献1においては、タイヤローテーションの度に、受信機に対して、整備技術者が識別(ID)コードとホイールの装着位置との対応を記憶させる操作を行う必要があり、整備性が悪いという問題があった。
本発明は、上記課題を鑑み、タイヤローテーションの後に識別(ID)コードとホイールの装着位置との対応を記憶させる操作をしなくても、各車輪の空気圧を特定可能なタイヤ空気圧検出装置、および、空気圧情報特定装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、車両の各車輪より発生した振動を各々検出し、振動情報として出力する複数の振動検出手段(11a,11b,11c,11d)と、前記各車輪にそれぞれ備えられ、該各車輪のタイヤ内部の空気圧を各々検出し、該空気圧を空気圧情報として各々無線出力する複数の空気圧センサ(12a,12b,12c,12d)と、前記振動情報と、前記空気圧情報との相関を演算する相関演算部と、前記相関に基づき前記空気圧情報を出力した空気圧センサ(12a,12b,12c,12d)が備えられた車輪を特定する特定部とを備えることを特徴とする。
すなわち、振動検出手段(11a,11b,11c,11d)は、車両の各車輪より発生した振動をそれぞれ検出する。そして、振動検出手段(11a,11b,11c,11d)は、検出した振動を振動情報として相関演算部に出力する。空気圧センサ(12a,12b,12c,12d)が無線形式で出力する空気圧情報は、各車輪のタイヤ内部の空気圧である。相関演算部は、各振動情報と、各空気圧情報との相関を各々演算する。特定部は、相関演算部が演算した相関に基づいて、空気圧情報を出力した空気圧センサ(12a,12b,12c,12d)が備えられた車輪を特定する。
請求項2に記載の発明は、車両の各バネ下の振動を各々検出し、該バネ下の振動情報として出力する複数の振動検出手段(11a,11b,11c,11d)と、前記各バネ下の各車輪にそれぞれ備えられ、該各車輪のタイヤ内部の空気圧を各々検出し、該空気圧を空気圧情報として各々無線出力する複数の空気圧センサ(12a,12b,12c,12d)と、前記振動情報と、前記空気圧情報との相関を演算する相関演算部と、前記相関に基づき前記空気圧情報を出力した空気圧センサ(12a,12b,12c,12d)が備えられた車輪を特定する特定部とを備えることを特徴とする。
すなわち、振動検出手段(11a,11b,11c,11d)は、車両の各サスペンションのバネ下の振動をそれぞれ検出する。そして、振動検出手段(11a,11b,11c,11d)は、検出した振動を振動情報として相関演算部に出力する。空気圧センサ(12a,12b,12c,12d)が無線形式で出力する空気圧情報は、各車輪のタイヤ内部の空気圧である。相関演算部は、各振動情報と、各空気圧情報との相関を各々演算する。特定部は、相関演算部が演算した相関に基づいて、空気圧情報を出力した空気圧センサ(12a,12b,12c,12d)が備えられた車輪を特定する。
請求項3に記載の発明は、車両の各バネ下の振動を表す複数の振動情報と、該各バネ下の各車輪の空気圧を表す複数の無線形式の空気圧情報とを用いる装置であって、前記振動情報と、前記空気圧情報との相関を演算する相関演算部と、前記相関に基づき各々の前記空気圧情報と、各々の前記振動情報との間で最も相関が高い組み合わせを特定する特定部とを備えることを特徴とする。
すなわち、振動情報は、車両の各バネ下の振動を表す。そして、空気圧情報は、各車輪の空気圧を表し、無線形式で送信される。相関演算部は、振動情報と、空気圧情報との相関を演算する。特定部は、相関演算部が演算した相関に基づき、最も相関が高い、空気圧情報と振動情報の組み合わせを特定する。
請求項4に記載の発明は、前記相関演算部は、前記振動情報と、複数の前記空気圧情報とを用いて、各々相関係数を演算するものであり、前記特定部は、前記振動情報との相関係数が最も高い空気圧情報を、該振動情報の発生元である車輪の空気圧情報であると判定することを特徴とする。
すなわち、相関係数は、相関演算部が、振動情報と、複数の空気圧情報とを用いて各々演算する。特定部は、振動情報と、その振動情報が表す車輪の空気圧情報とは相関関係にあるという特徴を用いる。そして、特定部は、ある振動情報との相関係数が最も高くなる空気圧情報を、その振動情報が表す車輪の空気圧情報とする。
請求項5に記載の発明は、前記相関演算部は、前記振動情報と、複数の前記空気圧情報とを用いて、各々相関係数を演算するものであり、前記特定部は、前記振動情報との相関係数が最も低い空気圧情報を、該振動情報の発生元である車輪から最も距離が遠い車輪の空気圧情報であると判定することを特徴とする。
すなわち、相関係数は、相関演算部が、振動情報と、複数の空気圧情報とを用いて各々演算する。特定部は、振動情報と、その振動情報が表す車輪の空気圧情報とは相関関係にあるという特徴を用いる。そして、特定部は、ある振動情報との相関係数が最も低くなる空気圧情報を、その振動情報が表す車輪と最も距離が遠い車輪の空気圧情報とする。
請求項6に記載の発明は、前記相関演算部は、所定時間内における、前記振動情報がピーク値となる時刻と、前記各空気圧情報がピーク値となる時刻とをそれぞれ演算し、前記特定部は、前記振動情報がピーク値となる時刻に最も近い時刻に、ピーク値となる空気圧情報を、該振動情報の発生元である車輪の空気圧情報であると判定することを特徴とする。
すなわち、所定時間内における、振動情報がピーク値となる時刻と、各空気圧情報がピーク値となる時刻とが、相関演算部によりそれぞれ演算される。特定部は、振動情報がピーク値となる時刻に最も近い時刻に、ピーク値となる空気圧情報を、振動情報が表す車輪の空気圧情報であると判定する。
請求項7に記載の発明は、前記相関演算部は、前記振動情報と、複数の前記空気圧情報とが似ているかどうかを演算するものであり、前記特定部は、前記振動情報と最も似ている空気圧情報を、該振動情報の発生元である車輪の空気圧情報であると判定することを特徴とする。
すなわち、振動情報と空気圧情報が似ているかどうかは、相関演算部により演算される。そして、振動情報に最も似ている空気圧情報を、特定部が振動情報の発生元であり車輪の空気圧情報であると判定する。
請求項8に記載の発明は、前記振動情報は、バネ下の上下方向の加速度、または、速度、変位、力または、歪であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、前記相関演算部は、前記振動情報と、複数の前記空気圧情報とを用いて、各々相関係数を演算するとともに、前記相関係数同士の差が所定範囲内である場合に、前記装置が故障していると判定することを特徴とする。
すなわち、各相関係数は、相関演算部により、振動情報と、複数の空気圧情報とを用いて、各々演算される。さらに、相関演算部は、相関係数同士の差が所定範囲内である場合に、装置が故障していると判定する。
請求項9に記載の発明は、前記装置はさらに、前記特定部の判定結果と、複数の前記空気圧情報とに基づいて、車輪の空気圧の状態を報知する報知部(15)を備えることを特徴とする。
すなわち、報知部(15)は、特定部の判定結果と、空気圧情報とに基づいて、車輪の空気圧の状態を報知する。
以下、実施例1および実施例4を用いて、本発明を実施するための最良の形態を述べる。
〔実施例1〕
図1から図4を用いて実施例1について説明する。
図1は、車両におけるタイヤ空気圧報知装置の配置図である。タイヤ空気圧報知装置は、4個のGセンサ(11a,11b,11c,11d)と、4個の内圧センサ(12a,12b,12c,12d)と、内圧受信部(13)と、位置判定部(14)と、乗員に車輪の空気圧の低下を報知する報知部(15)とからなる。
図2に示すように、左前内圧センサ(12a)は、車両の左前ホイール(22)のリムのウエル(くぼみ)に取り付けられている。そして、左前内圧センサ(12a)は、所定時間範囲内における左前タイヤ(左前輪)(21)の空気圧を検出し、無線にて出力する。同様に、右前内圧センサ(12b)は右前ホイールに、左後内圧センサ(12c)は左後ホイールに、右後内圧センサ(12d)は右後ホイールに取り付けられており、それぞれの内圧センサが各タイヤの空気圧を検出して、無線にて各々出力する。なお、ホイールのウエルは、タイヤとリムとで密閉されたの空間に含まれている。
左前Gセンサ(11a)は、図2に示すように、左前ナックル(23)に取り付けられている。左前ナックル(23)は、左前輪と共に回転せず、かつ、左前輪に近く、かつ、左前サスペンション(24)のバネ下にある。このため、左前Gセンサ(11a)は、路面の凹凸により発生する左前輪の上下方向の加速度を検出することができ、検出した上下方向の加速度を左前G情報G(1)として出力する。
同様に、右前Gセンサ(11b)は右前ナックルに取り付けられ、右前輪の上下方向の加速度を検出し右前G情報G(2)として出力する。左後Gセンサ(11c)は左後ナックルに取り付けられ、左後輪の上下方向の加速度を検出し左後G情報G(3)として出力する。右後Gセンサ(11d)は右後ナックルに取り付けられ、右後輪の上下方向の加速度を検出し右後G情報G(4)として出力する。
一方、図1に示すように、車両内部に設置された内圧受信部(13)は、左前内圧センサ(12a)、および、右前内圧センサ(12b)、および、左後内圧センサ(12c)、および、右後内圧センサ(12d)が無線にて出力した内圧情報P(1〜4)を受信する。そして、内圧受信部(13)は、受信した4種類の内圧情報P(1〜4)を位置判定部(14)に出力する。
位置判定部(14)は、車両内部に設置されている。この位置判定部(14)には、内圧受信部(13)が受信した送信元が不明な4種類の内圧情報P(1〜4)と、左前G情報G(1)、および、右前G情報G(2)、および、左後G情報G(3)、および、右後G情報G(4)が入力される。そして、後述する図4の処理を経て、各車輪の内圧を特定し、報知部(15)に各車輪の内圧情報Ps(1)、Ps(2)、Ps(3)、Ps(4)を出力する。
ここで、各内圧情報P(1〜4)と、各G情報G(1)、G(2)、G(3)、G(4)との違いについて述べる。4種類の内圧情報P(1〜4)は、無線形式で内圧受信部(13)へ各々入力される。このため、内圧受信部(13)では、各内圧情報P(1〜4)が、どの内圧センサから送信された情報であるかを特定することができない。一方、4種類のG情報は、有線形式で位置判定部(14)へ各々入力される。通常、位置判定部(14)は、4個の入力ポートを設けて各G情報を別々に取得するか、または、1個の入力ポートを設けて、取得するタイミングを調整して各G情報を別々に取得する。このため、位置判定部(14)は、取得した各G情報が、どのGセンサから出力されたG情報であるかを容易に特定することができる。
図3を用いて、走行中の車両における左前内圧情報Ps(1)と、左前G情報G(1)との相関性について述べる。図3(a)は、縦軸を左前内圧センサ(12a)が検出した左前内圧情報Ps(1)、横軸を時間とした左前内圧の時系列変化を表す。図3(b)は、縦軸を左前Gセンサ(11a)が検出した左前G情報G(1)、横軸を時間とした左前Gの時系列変化を表す。
この図3(a)および図3(b)における時刻t1は、左前輪が凸部に差し掛かった時刻である。このとき、左前輪の内圧が高まるとともに、上方向のG(加速度)が掛かる。一方、時刻t2は、左前輪が路面の凹部に差し掛かった時刻である。このとき、左前輪の内圧が低くなるとともに、下方向のG(加速度)が掛かる。このように、図3(a)に示す内圧の変化と、図3(b)に示すG(加速度)とは相関関係にある。
なお、通常、4輪が同時に同一形状の凹凸を踏むことはないため、各車輪のG情報G(1)、G(2)、G(3)G(4)は互いに相関関係がない。
上記関係を鑑みると、4種類の内圧情報P(1〜4)の中で、左前G情報G(1)との相関性が最も高い内圧情報が、左前内圧センサ(12a)により計測された内圧情報Ps(1)であると特定することができる。
以下、図4のフローチャートを用いて、位置判定部(14)と報知部(15)とで行われる内部処理について説明する。ステップS401では、位置パラメータnとパラメータmと最大相関係数ηMAXとを初期化(n=1、m=1、ηMAX=0)する。なお、位置パラメータnは車輪の位置を表すパラメータである。位置パラメータn=1は左前輪を表し、G(1)は左前輪のG情報、Ps(1)は左前輪の内圧情報を表す。ステップS401より続くステップS402では、各GセンサからG情報G(1)、G(2)、G(3)、G(4)を取得し、内圧受信部(13)から内圧情報P(1〜4)を取得する。ステップS402より続くステップS403では、位置パラメータnがn>4であるかどうかを条件に分岐判定を行う。n>4であるならステップS411へ進み、n>4でないならステップS404へ進む。
ステップS404からステップS408の処理は、位置パラメータnの内圧情報Ps(n)を特定する処理である。具体的には、位置パラメータnのG情報G(n)と、位置が不明な4種類の内圧情報P(m)との相関係数η(m)を演算し、相関係数η(m)の中で最大の相関係数をとったP(m)を位置パラメータnの内圧情報Ps(n)とする。(ただし、m=1,2,3,4)
ステップS404では、パラメータmがm>4であるかどうかを条件に分岐判定を行う。m>4であるならステップS409へ進み、m>4でないならステップS405へ進む。ステップS405では、G(n)とP(m)との相関係数η(m)を演算する。ステップS405より続くステップS406では、相関係数η(m)≧最大相関係数ηMAXであるかどうかを条件に分岐判定を行う。相関係数η(m)≧最大相関係数ηMAXであるならステップS407へ進み、相関係数η(m)≧最大相関係数ηMAXでないならステップS408へ進む。ステップS407では、最大相関係数ηMAX=相関係数η(m)とするとともに、Ps(n)=P(m)とし、ステップS408へ進む。ステップS408では、m=m+1とする。
ステップS404にてm>4と判定された場合に進むステップS409およびステップS410の処理について述べる。ステップS404にてm>4と判断された状態とは、4種類の相関係数η(1〜4)の演算が行われ、位置パラメータnの内圧情報Ps(n)が特定された状態である。このため、ステップS409では、未だに特定されていないPs(n+1)の内圧情報を特定するために、n=n+1とする。そして、ステップS409より続くステップS410では、mとηMAXとを初期化(m=1、ηMAX=0)し、ステップS403へ戻る。
ステップS403にてn>4と判定された場合に進むステップS411以下の処理について述べる。ステップS403にてn>4と判断された状態とは、各車輪4箇所の内圧情報Ps(1)、Ps(2)、Ps(3)、Ps(4)が全て特定された状態である。
ステップS411では、左前内圧情報Ps(1)が閾値Plim以下であるかどうかを条件に分岐判定を行う。左前内圧情報Ps(1)が閾値Plim以下であると判定されたならステップS412へ進み、左前内圧情報Ps(1)が閾値Plim以下でないと判定されたならステップS413へ進む。ステップS412では、報知部(15)が乗員に対して“左前輪の空気圧が不足している”との報知を行う。
ステップS413では、右前内圧情報Ps(2)が閾値Plim以下であるかどうかを条件に分岐判定を行う。右前内圧情報Ps(2)が閾値Plim以下であると判定されたならステップS414へ進み、右前内圧情報Ps(2)が閾値Plim以下でないと判定されたならステップS415へ進む。ステップS414では、報知部(15)が乗員に対して“右前輪の空気圧が不足している”との報知を行う。
ステップS415では、左後内圧情報Ps(3)が閾値Plim以下であるかどうかを条件に分岐判定を行う。左後内圧情報Ps(3)が閾値Plim以下であると判定されたならステップS416へ進み、左後内圧情報Ps(3)が閾値Plim以下でないと判定されたならステップS417へ進む。ステップS416では、報知部(15)が乗員に対して“左後輪の空気圧が不足している”との報知を行う。
ステップS417では、右後内圧情報Ps(4)が閾値Plim以下であるかどうかを条件に分岐判定を行う。右後内圧情報Ps(4)が閾値Plim以下であると判定されたならステップS418へ進み、右後内圧情報Ps(4)が閾値Plim以下でないと判定されたならステップS401へ戻る。ステップS418では、報知部(15)が乗員に対して“右後輪の空気圧がしている”との報知を行い、ステップS401に戻る。
前述の図4のフローチャートに示したように、本構成は、各内圧情報P(1〜4)に送信元の内圧センサの位置情報が含まれていなくても、各内圧情報P(1〜4)と各G情報G(1)、G(2)、G(3)、G(4)との相関を演算することで、各内圧情報P(1〜4)の送信元を特定できる。このため、あらかじめ内圧センサの識別(ID)コードと車輪の装着位置との対応を記憶させ、内圧情報に識別(ID)コードを付加することなく、各内圧情報P(1〜4)の送信元を特定することができる。そして、どの車輪の空気圧が減少しているかを乗員に報知することができる。
なお、全相関係数の絶対値が小さい場合には、タイヤ空気圧報知装置が故障していると判定することも可能である。
また、位置判定部(14)や内圧受信部(13)の内部に、各G情報G(1)、G(2)、G(3)、G(4)や各内圧情報P(1〜4)のノイズ成分を除去するために、バンドパスフィルタを設置するなどしても良い。
〔実施例2〕
図5を用いて実施例2について説明する。この実施例2における前述の実施例1との相違点は、各内圧情報P(1〜4)の送信元を特定するアルゴリズムが異なる点である。なお、前述の実施例1と同等の構成については、実施例1と同様の符号を付し、本実施例2における説明を省略する。
本実施例では、各内圧センサ(12a,12b,12c,12d)の出力周波数が互いに異なる。そして、内圧受信部(13)が一度に受信できる内圧情報は、1種類だけである。このため、内圧受信部(13)は、受信する周波数を一定時間間隔Tで変化させて各内圧情報P(1〜4)を受信する。
一方、位置判定部(14)は、4つの入力ポートを持ち、常時、各Gセンサ(11a,11b,11c,11d)からのG情報G(1)、G(2)、G(3)、G(4)を取得している。
図5を用いて、各内圧情報P(1〜4)の送信元を特定する処理の流れを示す。図5のステップS501は、一定時間間隔T毎に実行される。なお、ステップS501からステップS517までの処理に要する時間は一定時間間隔T以下である。
ステップS501では、位置パラメータnとパラメータmと最大相関係数ηMAXとを初期化(n=1、m=1、ηMAX=0)する。ステップS501より続くステップS502では、各GセンサからG情報G(1)、G(2)、G(3)、G(4)を取得する。ステップS502より続くステップS503では、内圧受信部(13)から内圧情報Piを取得する。ステップS503より続くステップS504では、位置パラメータnがn>4であるかどうかを条件に分岐判定を行う。n>4であるならステップS509へ進み、n>4でないならステップS505へ進む。ステップS505では、G(n)とPiの相関係数η(n)を演算する。ステップS505より続くステップS506では、相関係数η(n)≧最大相関係数ηMAXであるかどうかを条件に分岐判定を行う。相関係数η(n)≧最大相関係数ηMAXであるならステップS506へ進み、相関係数η(n)≧最大相関係数ηMAXでないならステップS508へ進む。ステップS507では、最大相関係数ηMAX=相関係数η(n)、および、m=nとして、ステップS508へ進む。ステップS508では、n=n+1とする。
ステップS504でn>4である場合に進むステップS509では、Pi≦Plimであるかどうかを条件に分岐判定を行う。Pi≦PlimであるならステップS510へ進み、Pi≦PlimでないならステップS501へ戻る。ステップS510では、mが1であるか否かを条件に分岐判定を行う。nが1であるならステップS511へ進み、mが1でないならステップS512へ進む。ステップS511では、報知部(15)が乗員に対して“左前輪の空気圧が不足している”との報知を行う。
ステップS512では、mが2であるか否かを条件に分岐判定を行う。nが2であるならステップS513へ進み、mが2でないならステップS514へ進む。ステップS513では、報知部(15)が乗員に対して“右前輪の空気圧が不足している”との報知を行う。
ステップS514では、mが3であるか否かを条件に分岐判定を行う。nが3であるならステップS515へ進み、mが3でないならステップS516へ進む。ステップS516では、報知部(15)が乗員に対して“左後輪の空気圧が不足している”との報知を行う。
ステップS516では、mが4であるか否かを条件に分岐判定を行う。nが4であるならステップS517へ進み、mが4でないならステップS501へ戻る。ステップS517では、報知部(15)が乗員に対して“右後輪の空気圧が不足している”との報知を行い、ステップS501へ戻る。
ステップS501からステップS517までの処理が一定時間間隔T毎に実行されるため、ステップS503にて内圧受信部(13)が受信する内圧情報Piは処理毎に異なる。すなわち、ある時刻tにおいてステップS501以下の処理が開始され、ステップS503で左前輪の内圧情報が受信され、時刻t+Tに開始された処理ではステップS503で右前輪の内圧情報が受信され、時刻t+T×2に開始された処理ではステップS503で左後輪の内圧情報が受信され、時刻t+T×3に開始された処理ではステップS503で右後輪の内圧情報が受信される。例えば、タイヤローテーションにより左右前輪と左右後輪を入れ替えた場合、時刻tでは左後輪(元左前輪)、時刻t+Tでは右後輪(元右前輪)、時刻t+T×2では左前輪(元左後輪)、時刻t+T×3では右前輪(元右後輪)が受信される。このように、送信元を特定する処理と、内圧受信部(13)が内圧情報を受信する周期とを同期することで、実施例1に比べて簡易な構成ながらも、同様の作用効果を奏することが可能である。
なお、送信元を特定する処理と、内圧受信部(13)が内圧情報を受信する周期とを同期させない場合は、車輪毎に、内圧情報が特定される頻度が異なる可能性があるが、送信元を特定し報知を行うことは可能である。
〔実施例3〕
図6を用いて実施例3について説明する。この実施例3における前述の実施例1との相違点は、各内圧情報P(1〜4)の送信元を特定するアルゴリズムが異なる点である。なお、前述の実施例1と同等の構成については、実施例1と同様の符号を付し、本実施例3における説明を省略する。
本実施例では、各内圧情報P(1〜4)の送信元を特定する処理において、所定時間内Δtにおける各G情報G(1)、G(2)、G(3)、G(4)のピークが発生した時刻を検出する。これに加え、所定時間内Δtにおける各内圧情報P(1〜4)のピークが発生した時刻も検出する。そして、G情報G(n)のピークが発生した時刻に対して、最も近い時刻にピークが発生した内圧情報P(1〜4)をG情報G(n)を検出した車輪の内圧情報Ps(n)とする。以下、図6を用いて、各内圧情報の送信元を特定する処理の具体的な内容を説明する。
図6(a)は、左前輪のG情報G(1)の時系列変化を表す。この図6(a)に示すように、所定時間内ΔtにおいてG(1)は、時刻t3でピークとなる。
図6(b)は、送信元が不明な内圧情報P(1)の時系列変化である。この内圧情報P(1)は、時刻t4でピークを持つ。図6(c)は、送信元が不明な内圧情報P(2)の時系列変化である。この内圧情報P(2)は、時刻t5でピークを持つ。図6(d)は、送信元が不明な内圧情報P(3)の時系列変化である。この内圧情報P(3)は、時刻t6でピークを持つ。図6(e)は、送信元が不明な内圧情報P(4)の時系列変化である。この内圧情報P(4)は、時刻t7でピークを持つ。
そして、時刻t4および時刻t5および時刻t6および時刻t7の中で、時刻t3に最も近い時刻がt5であるため、位置判定部(14)は、左前輪のG情報G(1)に対応する内圧情報Ps(1)はt5でピークとなるP(2)であると判定する。
以上に示すとおり、本構成は、G情報G(n)のピーク時刻は、G情報を検出したGセンサに近い車輪に備えられた内圧センサの内圧情報Ps(n)のピーク時刻に近いという特徴を用いて、各内圧情報P(1〜4)の送信元を特定する。これにより、実施例1のように相関係数を演算する必要がないため、演算量を減らすことができる。
〔実施例4〕
図7および図8を用いて実施例4について説明する。この実施例4は、実施例1の構成に対して、一箇所のGセンサが故障した場合に、車輪位置を特定する処理を追加している。なお、前述の実施例1と同等の構成については、実施例1と同様の符号を付し、本実施例4における説明を省略する。
図7は、位置判定部(14)にて行われる処理を表すフローチャートである。ステップS701では、位置パラメータnとパラメータmとを初期化(n=1、m=1)する。ステップS701より続くステップS702では、各Gセンサ(11a,11b,11c,11d)からG情報G(1)、G(2)、G(3)、G(4)を取得し、内圧受信部(13)から内圧情報P(1〜4)を取得する。ステップS702より続くステップS703では、位置パラメータnがn>4であるかどうかを条件に分岐判定を行う。n>4であるならステップS708へ進み、n>4でないならステップS704へ進む。
ステップS704では、パラメータmがm>4であるかどうかを条件に分岐判定を行う。m>4であるならステップS707へ進み、m>4でないならステップS705へ進む。ステップS705では、G(n)とP(m)との相関係数η(n,m)を演算する。ステップS705より続くステップS706では、m=m+1として、ステップS704へ戻る。ステップS703にて、n>4である場合に進むステップS708では、図7を用いて説明する位置特定処理を行い、ステップS701へ戻る。
図7の処理において、右前輪G情報G(2)が検出できず、相関係数η(2,1〜4)が演算できなかったとする。そして、図8は、ステップS708の処理が開始された時点で、位置判定部(14)に記憶された相関係数η(n,m)を表す。図8(a)は、左前輪G情報G(1)と、送信元が不明な内圧情報P(1〜4)との相関係数η(1,1〜4)を表す。図8(b)は、右前輪G情報G(2)と、送信元が不明な内圧情報P(1〜4)との相関係数η(2,1〜4)であるが、右前輪G情報G(2)が検出できなかったため全てが不明となっている。図8(c)は、左後輪G情報G(3)と、送信元が不明な内圧情報P(1〜4)との相関係数η(3,1〜4)を表す。図8(d)は、右後輪G情報G(4)と、送信元が不明な内圧情報P(1〜4)との相関係数η(4,1〜4)を表す。
この図8(b)に示すように、右前輪では最も大きい値を持つ相関係数を特定することができない。そこで、右前輪から最も距離が遠い車輪である図8(c)の左後輪の相関係数η(3,1〜4)に注目する。左後輪では、η(3,2)が最も小さい相関係数となっている。さらに、左前輪における相関係数η(1,2)と、右後輪における相関係数η(4,2)とは、両方とも、最も大きい値を持つ相関係数でも、最も小さい値を持つ相関係数でもない。このため、左後輪より最も遠い車輪、すなわち右前輪の内圧情報は、内圧情報P(2)であると特定できる。
このように、他の車輪の相関係数を演算し、前述の処理を行うことで、車両の対角線上に位置するGセンサの両方が故障しない限り、各車輪の内圧情報Ps(n)を特定することができる。
〔その他の実施例〕
前述の実施例1では、ある車輪近傍に備えられたGセンサ(11a,11b,11c,11d)からのG情報G(1)、G(2)、G(3)、G(4)と、各内圧情報P(1〜4)との組み合わせ毎に相関係数ηを演算し、相関係数が最も高くなる場合の内圧情報をその車輪の内圧情報とすることで、各内圧情報の送信元を特定していた。しかし、内圧情報を特定するための手段は、相関係数の演算以外の手段を用いても良い。例えば、ある車輪近傍に備えられたGセンサからのG情報G(n)、および、各内圧情報P(1〜4)の特徴点を抽出し、これらをパターンマッチングする。そして、もっともマッチングした内圧情報を、その車輪の内圧情報Ps(n)とすることもできる。
前述の実施例1では、ある車輪近傍に備えられたGセンサ(11a,11b,11c,11d)からのG情報G(1)、G(2)、G(3)、G(4)と、各内圧情報P(1〜4)との組み合わせ毎に相関係数ηを演算し、相関係数が最も高くなる場合の内圧情報をその車輪の内圧情報とすることで、各内圧情報の送信元を特定していた。しかし、各内圧情報の送信元を特定する方法は、相関係数が最も大きくなる場合の内圧情報をその車輪の内圧情報とすることに限定されない。例えば、相関係数が最も小さくなる内圧情報を、その車輪の対角線上に位置する車輪の内圧情報とすることによっても、各内圧情報の送信元を特定可能である。また、ある車輪のG情報と全内圧情報との相関係数を演算した際に、全相関係数の中で2番目に相関係数が大きくなる内圧情報は、ある車輪とその車輪の対角線に位置する車輪以外の車輪に備えられた内圧センサから送信された可能性が高い。この特徴を用いれば、実施例1よりもさらに、各内圧情報の送信元を特定する精度を上げることができる。
一般には路面の凹凸を左右それぞれの前輪が通った後に後輪が通過するために、後輪の振動波形はホイールベースを車速で割った時間だけ前輪の波形を遅らせた形になることを用いて精度の向上、もしくは振動検出手段や空気圧センサの故障を判定することもできる。
前述の各実施例では、空気圧が低下したことについての報知は、乗員に対してのみ行っていたが、報知する対象は乗員に限定されない。例えば、整備担当者に分かるように空気圧の変化を記録するなどしても良い。
前述の各実施例では、Gセンサ(11a,11b,11c,11d)はナックルに、内圧センサ(12a,12b,12c,12d)はリムのウエルに設置されていた。しかし、これらのセンサの設置場所は、実施例の内容に限定されない。Gセンサは、車輪と共に回転せずに、車輪に発生した振動を検出できる場所であれば良い。このため、例えば、ストラットやアクスルビーム、ロアアームなどに設置することも可能である。また、内圧センサにおいても、タイヤのインナーライナや、リムのフランジ、ハンプなどに設置しても良い。さらに、車輪に発生した振動を検出する場所としては、サスペンションのバネ上であっても良い。この場合、サスペンションにより、車輪の振動が減衰されてしまうが、実施することは可能である。
前述の各実施例では、Gセンサ(11a,11b,11c,11d)により各車輪より発生した振動を検出していた。しかし、各車輪より発生した振動を検出する手段は、Gセンサに限らない。例えば、振動により発生した車体の変位、歪み量や、歪み速度などを検出して、振動情報としても良い。
なお、各実施例では車輪の位置の特定において、相関係数が大きい場合としたが、信号の正負の取り方では相関係数が小さいほうで特定することもある。
実施例1において用いられるタイヤ空気圧報知装置のブロック図である。 実施例1において用いられる左前Gセンサ(11a)および左前内圧センサ(12a)の取り付け状態を表す図である。 実施例1において用いられる図であり、図3(a)は左前内圧情報Ps(1)の時系列変化、図3(b)は左前G情報G(1)の時系列変化を表す。 実施例1において用いられる位置判定部(14)および報知部(15)の内部処理を表すフローチャートである。 実施例2において用いられる位置判定部(14)および報知部(15)の内部処理を表すフローチャートである。 実施例3において用いられる図であり、図6(a)は左前G情報G(1)の時系列変化、図6(b)は内圧情報P(1)の時系列変化、図6(c)は内圧情報P(2)の時系列変化、図6(d)は内圧情報P(3)の時系列変化、図6(e)は内圧情報P(4)の時系列変化を表す。 実施例4において用いられる位置判定部(14)の内部処理を表すフローチャートである。 実施例4において用いられる図であり、図8(a)は左前輪の相関係数η(1,1〜4)、図8(b)は右前輪の相関係数η(2,1〜4)、図8(c)は左後輪の相関係数η(3,1〜4)、図8(d)は右後輪の相関係数η(4,1〜4)を表す。
符号の説明
11a 左前Gセンサ
11b 右前Gセンサ
11c 左後Gセンサ
11d 右後Gセンサ
12a 左前内圧センサ
12b 右前内圧センサ
12c 左後内圧センサ
12d 右後内圧センサ
13 内圧受信部
14 位置判定部
15 報知部
21 左前タイヤ
22 左前ホイール
23 左前ナックル
24 左前サスペンション

Claims (10)

  1. 車両の各車輪より発生した振動を各々検出し、振動情報として出力する複数の振動検出手段(11a,11b,11c,11d)と、
    前記各車輪にそれぞれ備えられ、該各車輪のタイヤ内部の空気圧を各々検出し、該空気圧を空気圧情報として各々無線出力する複数の空気圧センサ(12a,12b,12c,12d)と、
    前記振動情報と、前記空気圧情報との相関を演算する相関演算部と、
    前記相関に基づき前記空気圧情報を出力した空気圧センサ(12a,12b,12c,12d)が備えられた車輪を特定する特定部とを備えることを特徴とするタイヤ空気圧検出装置。
  2. 車両の各バネ下の振動を各々検出し、該バネ下の振動情報として出力する複数の振動検出手段(11a,11b,11c,11d)と、
    前記各バネ下の各車輪にそれぞれ備えられ、該各車輪のタイヤ内部の空気圧を各々検出し、該空気圧を空気圧情報として各々無線出力する複数の空気圧センサ(12a,12b,12c,12d)と、
    前記振動情報と、前記空気圧情報との相関を演算する相関演算部と、
    前記相関に基づき前記空気圧情報を出力した空気圧センサ(12a,12b,12c,12d)が備えられた車輪を特定する特定部とを備えることを特徴とするタイヤ空気圧検出装置。
  3. 車両の各バネ下の振動を表す複数の振動情報と、該各バネ下の各車輪の空気圧を表す複数の無線形式の空気圧情報とを用いる装置であって、
    前記振動情報と、前記空気圧情報との相関を演算する相関演算部と、
    前記相関に基づき各々の前記空気圧情報と、各々の前記振動情報との間で最も相関が高い組み合わせを特定する特定部とを備えることを特徴とする空気圧情報特定装置。
  4. 前記相関演算部は、前記振動情報と、複数の前記空気圧情報とを用いて、各々相関係数を演算するものであり、
    前記特定部は、前記振動情報との相関係数が最も高い空気圧情報を、該振動情報の発生元である車輪の空気圧情報であると判定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のタイヤ空気圧検出装置。
  5. 前記相関演算部は、前記振動情報と、複数の前記空気圧情報とを用いて、各々相関係数を演算するものであり、
    前記特定部は、前記振動情報との相関係数が最も低い空気圧情報を、該振動情報の発生元である車輪から最も距離が遠い車輪の空気圧情報であると判定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のタイヤ空気圧検出装置。
  6. 前記相関演算部は、所定時間内における、前記振動情報がピーク値となる時刻と、前記各空気圧情報がピーク値となる時刻とをそれぞれ演算し、
    前記特定部は、前記振動情報がピーク値となる時刻に最も近い時刻に、ピーク値となる空気圧情報を、該振動情報の発生元である車輪の空気圧情報であると判定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のタイヤ空気圧検出装置。
  7. 前記相関演算部は、前記振動情報と、複数の前記空気圧情報とが似ているかどうかを演算するものであり、
    前記特定部は、前記振動情報と最も似ている空気圧情報を、該振動情報の発生元である車輪の空気圧情報であると判定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のタイヤ空気圧検出装置。
  8. 前記振動情報は、バネ下の上下方向の加速度、または、速度、変位、力または、歪であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のタイヤ空気圧検出装置。
  9. 前記相関演算部は、前記振動情報と、複数の前記空気圧情報とを用いて、各々相関係数を演算するとともに、
    前記相関係数同士の差が所定範囲内である場合に、前記装置が故障していると判定することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載のタイヤ空気圧検出装置。
  10. 前記装置はさらに、前記特定部の判定結果と、複数の前記空気圧情報とに基づいて、車輪の空気圧の状態を報知する報知部(15)を備えることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載のタイヤ空気圧検出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010531261A (ja) * 2007-06-20 2010-09-24 ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン 多車軸車両の全タイヤidのオートロケーション
CN103009940A (zh) * 2011-09-23 2013-04-03 三星电机株式会社 轮胎气压监测系统(tpms)装置
JP2013079001A (ja) * 2011-10-04 2013-05-02 Pacific Ind Co Ltd 車輪位置判定装置

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