JP5315715B2 - 光カプラ - Google Patents

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本発明は、光通信に用いる光カプラに関する。本発明において光カプラとは、任意の光入力端から入力された信号を、減衰量は異なるにしても全ての光出力端に分配して出力するものを言うものとする。この際、光入力端と光出力端に対となるものがある場合は、当該対となる光入力端から入力された信号は、それと対となる光出力端に出力されても、されなくても良いものとする。また、当該対となる光入力端と光出力端とは、一体化した1個の光端子である、光入出力端となっている場合を含む。
家庭内、若しくは、自動車、電車、航空機、船舶などの輸送機器内で構築されているLAN技術に、光通信技術を適用する試みが多数展開されている。ここにおいて、任意の光入力端から入力された信号を、低減衰量で全ての光出力端に分配して出力する光カプラが求められている。光カプラについては、例えば非特許文献1として示した富士ゼロックス社のホームページに簡明な説明がある。
一方、本願出願人らは、光硬化性樹脂液に、光ファイバ等から当該樹脂液の硬化光を照射すると、硬化樹脂による集光が生じることで、長尺の軸状のコアを形成する、自己形成光導波路を多数開発し、出願している。下記特許文献1乃至4はその一部である。
特許第4011283号 特開2002−365459 特開2004−149579 特開2005−347441 http://www.fujixerox.co.jp/company/tr/tr96/Takeshi_Ota/T_Ota101.html
光カプラの製造方法としては、通常、ガラスファイバの融着によるものが広く知られている。しかしガラスファイバを融着させるための装置自体が高価である。また、製造工程が複雑で長時間を要する。結果、ガラスファイバの融着による光カプラは極めてコストの高いものであった。さらに、ガラスファイバの融着による光カプラは、小規模光LANで用いられるプラスチック光ファイバ(POF)との接続が容易でない。
また、プラスチック光ファイバ(POF)を用いた光カプラも知られている。しかし、これはプラスチック光ファイバ(POF)を言わば束ねただけのものであり、大きさも例えば7cm程度と、光LANを形成する装置としては大きなものしか知られてない。
一方、本発明者らは上記特許文献1乃至4に示した、自己形成光導波路の応用として光カプラを開発すべく鋭意努力した結果、以下に示す新規な光カプラを完成した。尚、本発明の光カプラは構造が新規であって、特に上記自己形成光導波路の製造方法を適用することで容易に製造可能なものである。
請求項1に係る発明は、1個の光入力端と1個の光出力端とを1対として、3対から成る光入力端及び光出力端と、各対の光入力端及び光出力端に対応して、それぞれが配設された3個のハーフミラーと、光入力端と光出力端から入射される光硬化性樹脂を光硬化させる波長の光の経路に沿って硬化され、異なる方向からの光により成長したコアが光ハンダ効果により滑らかな側面で合体した接続部を有し、3個の光入力端と3個の光出力端と3個のハーフミラーとを繋ぎ、ハーフミラーとの接続部に他の部分より径の大きい光ハンダ効果により形成された瘤状のコアを有し、3個のハーフミラーが分岐点となっている光硬化性樹脂から成る軸状の自己形成による光導波路とを有し、軸状の光導波路は、ハーフミラーを3個の頂点に有する三角形部分と、当該三角形の3個の辺を長さ方向に延長して、各ハーフミラーについて一方の方向に延長され、そのハーフミラーに対応した光入力端に接続された第1延長部と、他の方向に延長され、そのハーフミラーに対応した光出力端に接続された第2延長部とを有し、三角形の各頂点に位置するハーフミラーは、各々当該頂点を形成する2辺の成す面に垂直で当該2辺の成す内角の二等分線を含む平面に配置され、任意の光入力端から入力された信号光は、その光入力端に対応するハーフミラーに入射して反射光と透過光となり、反射光は隣接する一方のハーフミラーに入射しそのハーフミラーによる透過又は反射した光がそのハーフミラーに対応した光出力端に入力され、透過光は隣接する他方のハーフミラーに入射しそのハーフミラーによる透過又は反射した光がそのハーフミラーに対応した光出力端に入力され、信号光を入力する光入力端と対となる出力端以外の2個の光出力端にのみ各々減衰を伴って分配されることを特徴とする光カプラである。
ここで、ハーフミラーとは、例えば誘電体多層膜から成り、入射した光の一部を透過し、一部が反射するものを言うものとする。ここにおいて、透過率と反射率が50%ずつのものに限定されるものではなく、所望の波長において所望の透過率及び反射率とすれば良い。信号光として複数の波長または波長帯域が設定されている場合は、少なくとも信号光として用いる波長に対し、透過率も反射率も100%とならなければ良い。これは以下の請求項でも同じである。
尚、光硬化性樹脂を硬化させるための光の波長に対して、請求項1又は2に言うハーフミラーの作用は、必ずしもハーフミラーである必要もない。尤も、硬化波長に対してもハーフミラーの作用を生ずることが好ましい。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の光カプラにおいて、対となる光入力端と光出力端のうち、少なくとも1対は、1個の光入出力端子であることを特徴とする。
本明細書には、上記発明とは別に、以下のことも記載されている。
複数個の光入力端と、複数個の光出力端と、複数個のハーフミラーと、複数個の光入力端と複数個の光出力端と複数個のハーフミラーとを繋ぎ、複数個のハーフミラーが分岐点となっている軸状の光導波路とを有し、軸状の光導波路は、複数個のハーフミラーを繋ぐ部分が多角形を形成している光カプラが記載されている。また、更に1個のミラーを有し、当該ミラーが前記軸状の光導波路の屈曲点となっており、軸状の光導波路は、複数個のハーフミラーとミラーを繋ぐ部分が多角形を形成している構造が記載されている。
尚、ミラーは、実質的に透過が無い物であれば良く、所望の波長において透過率が完全に0%であることを要求するものでも、当該波長において反射率が完全に100%であることを要求するものでもない。これは以下の構造においても同じである。
また、ハーフミラーはn個であり、光入力端はnI個(但しnI≦n)であり、光出力端はnO個(但しnO≦n)であり、軸状の光導波路は、n個のハーフミラーをn個の頂点に有するn角形部分と、当該n角形のn個の辺を長さ方向に延長してnI個の光入力端及びnO個の光出力端をハーフミラーと繋ぐ部分とを有し、n角形の各頂点に位置するハーフミラーは、各々当該頂点の内角二等分線に垂直に配置され、nI個の光入力端の任意の光入力端から入力された信号光は、nO個の光出力端の全てに各々減衰を伴って分配されることを特徴とする光カプラも記載されている。光入力端の個数nIと光出力端の個数nOは異なっていても良いが、同数でも良い。
ハーフミラーを分岐点且つ多角形の頂点とした、軸状の光導波路コアを有する新規なカプラについて説明する。任意の光入力端から入力された信号を、減衰量は異なるにしても全ての光出力端に分配して出力する。この際、光入力端と光出力端に対となるものがある場合は、当該対となる光入力端から入力された信号は、それと対となる光出力端に出力されても、されなくても良いものとする。また、当該対となる光入力端と光出力端とは、一体化した1個の光端子である、光入出力端となっている場合を含むものとする。
軸状の光導波路コアは、光硬化性樹脂を用いた自己形成光導波路の技術により容易に形成できる。
即ち、以下の各図においてハーフミラー及びミラーを適当な筐体内部に保持し、当該筐体内部に液状の光硬化性樹脂を配置して、各図において光入力端、光出力端、光入出力端として示した位置の例えば全てから、光硬化性樹脂を硬化しうる波長の光を照射する。すると、光入力端、光出力端、光入出力端として示した位置から軸状の自己形成光導波路が成長を始める。こうして、各図において示した光の経路に沿ってコアが形成される。異なる方向からコアが成長し、合体した場合はいわゆる光ハンダ効果により、合体部が側面が滑らかな柱状となって好適である。また、2方向からハーフミラー及びミラーの反射(屈曲)部に成長した場合に、当該反射(屈曲)部においても光ハンダ効果により径の大きい瘤状のコアができることもある。
また、以下に示す通り、1個のミラーを追加してもカプラが形成可能である。
光導波路で多角形を形成し、全ての頂点にハーフミラーを配置して、例えば当該多角形に対して、全ての信号光が右回りになる場合を考える。尚、当該多角形に対して、全ての信号光が左回りになる場合も同様である。光導波路の多角形に対して、全ての信号光が右回りになるようにすると各辺を延長した場合に頂点から外側を見て右側の延長側に信号光が出力されることが理解できる。光カプラの原理を図1で説明する。
考えている多角形をn角形(nは3以上の自然数)とし、各頂点をP−i(iはn以下の自然数)とおく。以下の説明で、i+1やi+2がnを超えた場合は、各々i+1−n、i+2−nを示すものとする。
図1のように、頂点P−iに、当該内角二等分線に垂直にハーフミラーHM−iが配置されている。頂点P−iを成す二辺を延長し、図1のように、当該延長の内、左斜め上方向から信号光の入力In−iがされたとすると、ハーフミラーHM−i上の頂点P−iにおいて一部反射され、出力Out−iとなる。また透過光は頂点P−iの右隣の頂点P−(i+1)に達する。頂点P−(i+1)には当該内角二等分線に垂直にハーフミラーHM−(i+1)が配置されているので、透過光は出力Out−(i+1)となり、一部反射されてさらに右隣の頂点P−(i+2)に達する。これを繰り返して頂点P−iに、信号光の入力In−iがされると、それは減衰を伴って全ての出力Out−j(jはn以下の自然数)に分配されることとなる。図1においては、頂点P−iにされた信号光の入力In−iは、ハーフミラーHM−iで反射されて当該頂点P−iから外側を見て右側の延長側に信号光が出力され(Out−i)、ハーフミラーHM−iを透過した信号光は多角形を右回りしながら各頂点P−jのハーフミラーHM−jを透過した信号光が、当該頂点P−jから外側を見て右側の延長側に出力される(Out−j)。各頂点P−jのハーフミラーHM−jで反射した信号光が、多角形の右回りの次の頂点P−(j+1)のハーフミラーHM−(j+1)に達する。こうして、全ての頂点に減衰を伴って信号光が分配され、各頂点から外側を見て右側の延長側に信号光が出力される。
容易に理解できる通り、各頂点から外側を見て左側の延長側から入力された信号光は全てこのように多角形を右回りに伝送し、各頂点において各頂点から外側を見て右側の延長側に信号光が出力される。
即ち、ハーフミラーの配置された多角形の各頂点の、多角形の2つの辺の延長のうち、各頂点から外側を見て右側の延長側に光出力端を、各頂点から外側を見て左側の延長側に光入力端を配置させれば良い。
全く逆に、ハーフミラーの配置された多角形の各頂点の、多角形の2つの辺の延長のうち、各頂点から外側を見て左側の延長側に光出力端を、各頂点から外側を見て右側の延長側に光入力端を配置させても良い。
この配置は、例えば4対の光入力端In−1〜4と光出力端Out−1〜4を有するものとして図2.Aや図2.Bの通りにできる。即ち、四角形ABCDの各頂点にハーフミラーHM−a〜dを、各頂点の内角二等分線に垂直に配置する。4頂点A、B、C、Dは都合により右回りに配置した。
図2.Aにおいては、頂点Aに、ベクトルAB方向に光入力端In−1から入力し、ベクトルDA方向に光出力端Out−1から取り出す構成を示している。他の4頂点における入出力も同様である。
図2.Bにおいては、頂点Bに、ベクトルBC方向に光入力端In−1から入力し、頂点AにおいてベクトルDA方向に光出力端Out−1から取り出す構成を示している。他の4頂点における入出力も同様である。
図2.Cは図2.BからIn−4とOut−4を除いた、3対の光入力端と光出力端を有する光カプラの原理図である。
以下、本発明の原理について説明する。本発明は、上記の原理において、光入力端子と光出力端子を対として3対、ハーフミラーを3個設けたものである。本発明のように、光導波路で三角形を形成し、全ての頂点にハーフミラーを配置する。これを図3.A及び図3.Bで説明する。三角形の3つの頂点をA、B、Cとし、それらに置かれたハーフミラーをHM−a、HM−b、HM−cとする。
図3.AのようにハーフミラーHM−aにベクトルAC方向に入射した信号光In−a−1はベクトルAB方向とAC方向に分配され、三角形ABCの頂点Aの両隣の2頂点B及びCに到達する。各頂点B及びCにおいては、ハーフミラーHM−b及びHM−cにより、2方向に分岐するが、これは当該三角形の頂点B及びCを形成する2辺の延長側である。この際例えば頂点Aから頂点Bに到達した信号光はさらに隣の頂点Cに向うことは無い。同様に、頂点Aから頂点Cに到達した信号光はさらに隣の頂点Bに向うことは無い。
そこで、各頂点に対してそれを成す2辺の延長方向の何れかに光入力端を、それと対となる光出力端を必ず同じ頂点に設ける(図3.B)。すると、頂点Aに設けられた光入力端In−aから入力された信号光は、頂点Bに設けられた光出力端Out−bと頂点Cに設けられた光出力端Out−cから減衰を伴って取り出すことが可能である。同様に、頂点Bに設けられた光入力端In−bから入力された信号光は、頂点Cに設けられた光出力端Out−cと頂点Aに設けられた光出力端Out−aから減衰を伴って取り出すことが可能であり、頂点Cに設けられた光入力端In−cから入力された信号光は、頂点Aに設けられた光出力端Out−aと頂点Bに設けられた光出力端Out−bから減衰を伴って取り出すことが可能である。この時、各頂点に設けられた対をなす光入力端と光出力端は、各々独立して入れ換えても光カプラとしての機能に変化は無い。
各頂点での光入力端と光出力端を一体化すると(図3.C)、頂点Aに設けられた光入出力端In/Out−aから入力された信号光は、頂点Bに設けられた光入出力端In/Out−bと頂点Cに設けられた光入出力端In/Out−cから減衰を伴って取り出すことが可能である。同様に、頂点Bに設けられた光入出力端In/Out−bから入力された信号光は、頂点Cに設けられた光入出力端In/Out−cと頂点Aに設けられた光入出力端In/Out−aから減衰を伴って取り出すことが可能であり、頂点Cに設けられた光入出力端In/Out−cから入力された信号光は、頂点Aに設けられた光入出力端In/Out−aと頂点Bに設けられた光入出力端In/Out−bから減衰を伴って取り出すことが可能である。
本発明とは別に、ミラーを1個かませれば、三角形を四角形とできる。これを図4で示す。図4.A及び図4.Bに示す通り、右回りに4頂点ABCDを有する四角形を考える。頂点DにはミラーMを配置する。
図4.Aのように、ハーフミラーHM−aにベクトルAB方向に入射した信号光In−a−1はベクトルAB方向とAD方向に分配され、四角形ABCDの頂点Aの両隣の2頂点B及びDに到達する。頂点Dでは、ミラーMにより信号光はベクトルDC方向に向きを変えて頂点Cに到達する。各頂点B及びCにおいては、ハーフミラーHM−b及びHM−cにより、2方向に分岐するが、これは当該四角形の頂点B及びCを形成する2辺の延長側である。この際例えば頂点Aから頂点Bに到達した信号光はさらに隣の頂点Cに向うことは無い。同様に、頂点Aから頂点Dを経由して頂点Cに到達した信号光はさらに隣の頂点Bに向うことは無い。以上は、ハーフミラーHM−aにベクトルAD方向に入射した信号光In−a−2を考えても全く同様であり、ハーフミラーHM−cにベクトルCB方向やCD方向に入射した信号光を考えても全く同様である。
図4.Bのように、ハーフミラーHM−bにベクトルBC方向に入射した信号光In−b−1はベクトルBA方向とBC方向に分配され、四角形ABCDの頂点Bの両隣の2頂点A及びCに到達する。各頂点A及びCにおいては、ハーフミラーHM−a及びHM−cにより、2方向に分岐するが、これは当該四角形の頂点A及びCを形成する2辺の延長側である。この際例えば頂点Bから頂点Aに到達した信号光はさらに隣の頂点Dに向うことは無い。同様に、頂点Bから頂点Cに到達した信号光はさらに隣の頂点Dに向うことは無い。以上は、ハーフミラーHM−bにベクトルBA方向に入射した信号光In−b−2を考えても全く同様である。
こうして、図4.Cのように、各頂点A、B、Cに対してそれを成す2辺の延長方向の何れかに光入力端を、それと対となる光出力端を必ず同じ頂点に設ける。すると、頂点Aに設けられた光入力端In−aから入力された信号光は、頂点Bに設けられた光出力端Out−bと頂点Cに設けられた光出力端Out−cから減衰を伴って取り出すことが可能である。同様に、頂点Bに設けられた光入力端In−bから入力された信号光は、頂点Cに設けられた光出力端Out−cと頂点Aに設けられた光出力端Out−aから減衰を伴って取り出すことが可能であり、頂点Cに設けられた光入力端In−cから入力された信号光は、頂点Aに設けられた光出力端Out−aと頂点Bに設けられた光出力端Out−bから減衰を伴って取り出すことが可能である。この時、各頂点に設けられた対をなす光入力端と光出力端は、各々の頂点ごとに他の頂点と独立して入れ換えても光カプラとしての機能に変化は無い。
各頂点での光入力端と光出力端を一体化すると(図4.D及び図4.E)、頂点Aに設けられた光入出力端In/Out−aから入力された信号光は、頂点Bに設けられた光入出力端In/Out−bと頂点Cに設けられた光入出力端In/Out−cから減衰を伴って取り出すことが可能である。同様に、頂点Bに設けられた光入出力端In/Out−bから入力された信号光は、頂点Cに設けられた光入出力端In/Out−cと頂点Aに設けられた光入出力端In/Out−aから減衰を伴って取り出すことが可能であり、頂点Cに設けられた光入出力端In/Out−cから入力された信号光は、頂点Aに設けられた光入出力端In/Out−aと頂点Bに設けられた光入出力端In/Out−bから減衰を伴って取り出すことが可能である。
こうして、光入力端、光出力端、光入出力端とハーフミラー及びミラーが、各図で示した光の経路を全て含むように、軸状のコアで接続される。こうして、コアのn角形部分と、n角形部分の各辺をハーフミラーを通り越して延長したコアの枝状部分とで、光カプラが形成される。コアを形成する前に筐体を加工して、光入力端、光出力端、光入出力端に光ファイバその他の外部光導波路を容易に接続できるようにすることも任意である。こうして、コアを形成するための硬化光導入端と、コアを形成したのちの光入力端、光出力端、光入出力端とを筐体の同じ位置にすることで、光カプラを容易に製造できる。コア周囲をクラッド材で覆うかどうかは任意である。
尚、図1乃至図4を用いた説明においては、幾何光学に基づき理想的な状態を説明したが、例えば光硬化性樹脂を用いた光導波路は径を有するコアであり、ハーフミラーやミラーも単なる平面ではなく厚さを有しているため、散乱光が生じ、例えば図1乃至図4を用いた説明では到達しないはずの位置に当該散乱光がノイズとなって到達することがあり得る。
このように、図1乃至図4を用いた説明は極めて簡略化して、本願各発明の原理を説明するものであり、径を有する光導波路の伝送経路が、あたかも直線であるかのように示したが、本発明に係る光カプラは、必ずしも図1乃至図4を用いた説明通りに全ての信号経路が限定されるものではない。
本発明の実施に用いるハーフミラーとミラーは、入手可能な任意の材料、任意の部材により形成できる。尚、以下の説明で容易に理解できる通り、ハーフミラーはその両面で反射を想定しており、透過光と光路がほぼ一致する必要があるので、ハーフミラーの厚さは薄い方が、理想的には平面が好ましい。
また、本発明の本質部分ではないが、光カプラに外部から光ファイバ等の外部光導波路を接続する必要があるので、光カプラには当該接続構造が設けられるべきである。当該接続構造は、コネクタ又はコネクタレセプタクルとして使用可能な任意のものを選択できる。
本発明の光カプラの光導波路を自己形成光導波路とする場合、上記特許文献1乃至4に示された様々な手法を用いることができる。尚、コアのみを形成して、クラッドを形成しない、即ちコア周囲の空気をクラッドとした光カプラとしても良い。
自己形成光導波路を形成するための光硬化性樹脂液は、入手可能な任意のものを適用できる。硬化機構も、ラジカル重合、カチオン重合其の他任意である。硬化光は一般的にはレーザ光が好ましい。レーザの波長と強度で、光硬化性樹脂液の硬化速度を調整すると良い。尚、光硬化開始剤(光重合開始剤)は光硬化性樹脂液とレーザの波長に応じ、入手可能な任意のものを適用できる。これらについては、本願出願人が共願人である例えば特許文献3に次のものが列挙されている。
構造単位中にフェニル基等の芳香族環を一つ以上含んだものが高屈折率、脂肪族系のみからなる場合は低屈折率となる。屈折率を下げるために構造単位中の水素の一部をフッ素に置換したものであっても良い。
脂肪族系としてはエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、テトラプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール等の多価アルコール。
芳香族系としてはビスフェノールA、ビスフェノールS、ビスフェノールZ、ビスフェノールF、ノボラック、o-クレゾールノボラック、p-クレゾールノボラック、p-アルキルフェノールノボラック等の各種フェノール化合物等。
これら、あるいはこれらから任意に1種乃至複数種選択された多価アルコールのオリゴマー(ポリエーテル)の構造を有する比較的低分子(分子量3000程度以下)骨格に、反応基として次の官能基等を導入したもの。
〔ラジカル重合性材料〕
ラジカル重合可能なアクリロイル基等のエチレン性不飽和反応性基を構造単位中に1個以上、好ましくは2個以上有する光重合性モノマー及び/又はオリゴマー。エチレン性不飽和反応性基を有するものの例としては、(メタ)アクリル酸エステル、イタコン酸エステル、マレイン酸エステル等の共役酸エステルを挙げることができる。
〔カチオン重合性材料〕
カチオン重合可能なオキシラン環(エポキシド)、オキセタン環等の反応性エーテル構造を構造単位中に1個以上、好ましくは2個以上有する、光重合性のモノマー及び/又はオリゴマー。オキシラン環(エポキシド)としては、オキシラニル基の他、3,4-エポキシシクロヘキシル基なども含まれる。またオキセタン環とは、4員環構造のエーテルである。
〔ラジカル重合開始剤〕
ラジカル重合性モノマー及び/又はオリゴマーから成るラジカル重合性材料の重合反応を光によって活性化する化合物である。具体例としては、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル及びベンゾインプロピルエーテル等のベンゾイン類、アセトフェノン、2,2-ジメトキシ-2-フェニルアセトフェノン、2,2-ジエトキシ-2-フェニルアセトフェノン、1,1-ジクロロアセトフェノン、1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2-メチル-1-(4-(メチルチオ)フェニル)-2-モルホリノプロパン-1-オン及びN,N-ジメチルアミノアセトフェノン等のアセトフェノン類、2-メチルアントラキノン、1-クロロアントラキノン及び2-アミルアントラキノン等のアントラキノン類、2,4-ジメチルチオキサントン、2,4-ジエチルチオキサントン、2-クロロチオキサントン及び2,4-ジイソプロピルチオキサントン等のチオキサントン類、アセトフェノンジメチルケタール及びベンジルジメチルケタール等のケタール類、ベンゾフェノン、メチルベンゾフェノン、4,4'-ジクロロベンゾフェノン、4,4'-ビスジエチルアミノベンゾフェノン、ミヒラーズケトン及び4-ベンゾイル-4'-メチルジフェニルサルファイド等のベンゾフェノン類、並びに2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド等が挙げられる。尚、ラジカル重合開始剤は単独で使用しても、2種以上を併用しても良く、また、これらに限定されることはない。
〔カチオン重合開始剤〕
カチオン重合性モノマー及び/又はオリゴマーから成るカチオン重合性材料の重合反応を光によって活性化する化合物である。具体例としては、ジアゾニウム塩、ヨードニウム塩、スルホニウム塩、セレニウム塩、ピリジニウム塩、フェロセニウム塩、ホスホニウム塩、チオピリニウム塩が挙げられるが、熱的に比較的安定であるジフェニルヨードニウム、ジトリルヨードニウム、フェニル(p-アニシル)ヨードニウム、ビス(p-t-ブチルフェニル)ヨードニウム、ビス(p-クロロフェニル)ヨードニウムなどの芳香族ヨードニウム塩、ジフェニルスルホニウム、ジトリルスルホニウム、フェニル(p-アニシル)スルホニウム、ビス(p-t-ブチルフェニル)スルホニウム、ビス(p-クロロフェニル)スルホニウムなどの芳香族スルホニウム塩等のオニウム塩光重合開始剤が好ましい。芳香族ヨードニウム塩および芳香族スルホニウム塩等のオニウム塩光重合開始剤を使用する場合、アニオンとしてはBF4 -、AsF6 -、SbF6 -、PF6 -、B(C6F5)4 -などが挙げられる。尚、カチオン重合開始剤は単独で使用しても、2種以上を併用しても良く、また、これらに限定されることはない。
本発明による光カプラを作製した。図5はその写真図である。図5の光カプラは図4.Cで原理を説明した光カプラである。3枚のハーフミラーと1枚のミラーに4頂点をおく四角形の一辺が5mmのものである。図5の光カプラを形成するためには、例えば透明筐体の底に3枚のハーフミラーと1枚のミラーを固定して液状の光硬化性樹脂を満たし、6個の入出力端の位置から、例えば光ファイバを用いて、当該光硬化性樹脂を硬化させうる波長の硬化光を導入する。当該硬化光は例えばレーザ光が好ましい。こうして、上記特許文献1乃至4の技術により、硬化物の屈折率が未硬化の液状物よりも屈折率が高いことで集光が生じて、長尺の軸状のコアが硬化光の6個の導入端から順次成長する。当該軸状のコアは3枚のハーフミラーと1枚のミラーに達すると各々透過及び反射して、さらに軸状のコアが成長していく。この際、いわゆる光ハンダにより、異なる方向から延びたコアの合体部は滑らかな側面を有する、1本の軸状のコアとなる。こうして、6個の導入端からの光の中心軸が、3枚のハーフミラーと1枚のミラーとで透過及び反射する方向全てに軸状のコアが形成されることで、6個の入出力端と3枚のハーフミラーと1枚のミラーとが、径を有する光導波路のコアで接続される。この光導波路は、実質的に図4の各図で説明したような、1つの光入力端から4つの光入力端への光伝送を行いうるものである。
実際、図5の光カプラにおいては、In−aからOut−b、cへの伝送損失に対し、In−aからOut−aへの好ましからざる伝送損失が約10dB大きく、良好な光カプラとして用いることができることがわかった。
図5に図4.Cで原理を説明した光カプラの完成写真を示したが、ほとんど同様に、図2.B及び2.C、図3.B及び3.C、図4.D及び4.Eで原理を説明した光カプラを、自己形成光導波路により作成できた。尚、図5の写真図の光カプラの作用でも説明したが、図1乃至図4の理想的な伝搬原理の他に、そのような説明では伝送しないはずの出力端にも、一部漏れ光が出力されることも同様である。
この場合、それら各原理図で、光入力端、光出力端、光入出力端として示した位置から、光ファイバにより硬化光を導入することで、光ファイバ等の外部光導波路と接続するためのコアの枝部が形成される。この際、本来光経路としては不要である部分にコアが部分的に形成されたとしても、本願発明の効果は低減しない。
本発明の光カプラを幹線から各端末に分岐するための分岐装置として用いることで、光LANを構成可能である。
本願の請求項4に係る光カプラの原理の説明図。 本願の請求項4に係る光カプラの原理の更なる説明図。 本願の請求項5に係る光カプラの原理の説明図。 本願の他の例に係る光カプラの原理の説明図。 図4.Cの原理図に対応する、本発明による光カプラの写真図。
HM:ハーフミラー
M:ミラー

Claims (2)

  1. 1個の光入力端と1個の光出力端とを1対として、3対から成る光入力端及び光出力端と、
    前記各対の前記光入力端及び前記光出力端に対応して、それぞれが配設された3個のハーフミラーと、
    前記光入力端と前記光出力端から入射される光硬化性樹脂を光硬化させる波長の光の経路に沿って硬化され、異なる方向からの光により成長したコアが光ハンダ効果により滑らかな側面で合体した接続部を有し、前記3個の光入力端と前記3個の光出力端と前記3個のハーフミラーとを繋ぎ、前記ハーフミラーとの接続部に他の部分より径の大きい光ハンダ効果により形成された瘤状のコアを有し、前記3個のハーフミラーが分岐点となっている、前記光硬化性樹脂から成る軸状の自己形成による光導波路とを有し、
    前記軸状の光導波路は、前記ハーフミラーを3個の頂点に有する三角形部分と、当該三角形の3個の辺を長さ方向に延長して、各ハーフミラーについて一方の方向に延長され、そのハーフミラーに対応した前記光入力端に接続された第1延長部と、他の方向に延長され、そのハーフミラーに対応した前記光出力端に接続された第2延長部とを有し、
    前記三角形の各頂点に位置する前記ハーフミラーは、各々当該頂点を形成する2辺の成す面に垂直で当該2辺の成す内角の二等分線を含む平面に配置され、
    任意の前記光入力端から入力された信号光は、その光入力端に対応するハーフミラーに入射して反射光と透過光となり、前記反射光は隣接する一方のハーフミラーに入射しそのハーフミラーによる透過又は反射した光がそのハーフミラーに対応した前記光出力端に入力され、前記透過光は隣接する他方のハーフミラーに入射しそのハーフミラーによる透過又は反射した光がそのハーフミラーに対応した前記光出力端に入力され、前記信号光を入力する前記光入力端と対となる前記出力端以外の2個の前記光出力端にのみ各々減衰を伴って分配される
    ことを特徴とする光カプラ。
  2. 前記対となる前記光入力端と前記光出力端のうち、少なくとも1対は、1個の光入出力端子であることを特徴とする請求項1に記載の光カプラ。
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