JP5315110B2 - 車体下部構造 - Google Patents
車体下部構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5315110B2 JP5315110B2 JP2009083360A JP2009083360A JP5315110B2 JP 5315110 B2 JP5315110 B2 JP 5315110B2 JP 2009083360 A JP2009083360 A JP 2009083360A JP 2009083360 A JP2009083360 A JP 2009083360A JP 5315110 B2 JP5315110 B2 JP 5315110B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle body
- floor
- frame
- cross member
- floor frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
フロアパネルの接合部は、フロアフレームの後端部に重ね合わせるように上向き湾曲状に隆起されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、フロアパネルの接合部を上向き湾曲状にプレス成形する場合、接合部の幅寸法を小さく抑えることは設備上難しいとされている。
これらの補強フレームは、前端が前記クロスバーによって連結されているとともに、ステイユニットにより補強されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記クロスバーの両端には、車体前後方向に突出する突出部が形成され、これらの突出部は、後端部が前記補強フレームに取り付けられ、前端部が前記部品取付部に取り付けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記ステイユニットは、サブフレームおよびサイドシルに取り付けられた倒れ防止ステイと、この倒れ防止ステイから前記補強フレームに架け渡された連結ステイとを有することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、前記部品取付部は、前記フロアパネルに溶接されているとともに、前記上向きに隆起したフロアフレームの下面に重ねられ締結されていることを特徴とする。
そして、フロアパネルの水平部にフロアフレームの後接合部を接合させた。
これにより、上向湾曲状に隆起させる部位の幅寸法に、フロアフレームの幅寸法が影響されることなく、フロアフレームの幅寸法を小さく抑えることができる。
これにより、フロアパネルを容易に形成することができ、生産性の向上を図ることができる。
これにより、フロアパネルの車幅方向に作用する荷重に対してフロアパネルの剛性を傾斜壁で高めることができる。
これにより、フロアパネルに凹凸の制約が多い場合でも、部品取付部を用いることで、クロスバーを、好適な位置(所望位置)に設けることができるので、設計の自由度を高めることができる。
図1、図2に示すように、車体下部構造10は、フロアパネル11に設けられた前クロスメンバー12と、前クロスメンバー12の車体後方に設けられた後クロスメンバー13と、前クロスメンバー12および後クロスメンバー(ミドルクロスメンバー)13間に設けられた左右のフロアフレーム(フロアフレーム)14,15と、フロアパネル11の後方に設けられた左右のリヤフレーム27,28と、左右のリヤフレーム27,28間に設けられた下部補強ユニット(下部部品)16とを備えている。
フロアトンネル21は、上方に向けて隆起した状態で車体前後方向に延出する部位である。
この左隆起部22は、フロアパネル11の底部11aから車体後方に向けて上り勾配θ1(図6参照)で張り出された傾斜壁25と、傾斜壁25から車体後方に向けて略水平に張り出された水平部26とを有している。
この右隆起部23は、左隆起部22と左右対称に設けられた部位であり、各構成部材に左隆起部22と同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
左前クロスメンバー部34および右前クロスメンバー部35は車幅方向に向けて直線状に配置されている。
この左前クロスメンバー部34は、前フランジ41および後フランジ42がフロアパネル11に接合(スポット溶接)されている。
左後クロスメンバー部44および右後クロスメンバー部は車幅方向に向けて直線状に配置されている。
この左後クロスメンバー部44は、前フランジ51および後フランジ52がフロアパネル11に接合(スポット溶接)されている。
この左フロアフレーム14は、車体前後方向に向けて延出されたフレーム本体55と、フレーム本体55の前端部55bに設けられた前接合部56と、フレーム本体55の後端部55aに設けられた後接合部(フロアフレームの後端部)57とを有する。
外フランジ65の後端部65a(以下、「外後フランジ部」という)は、外後下辺63bと同様に、車体後方に向けて上り勾配θ1で傾斜されている。
また、外フランジ65は、外後フランジ部65aを除いた部位65b(図5参照)がフロアパネル11に接合(スポット溶接)されている。
内フランジ64の後端部64a(以下、「内後フランジ部」という)は、外壁63の外後下辺と同様に、車体後方に向けて上り勾配θ1で傾斜されている。
内フランジ64は、内後フランジ部64aを除いた部位64bがフロアパネル11に接合(スポット溶接)されている。
具体的には、後接合部57は、略矩形状に形成され、頂部61の後縁61b、内後フランジ部64aの後縁64cおよび外後フランジ部65aの後縁65cから車体後方に張り出された張出片である。
この後接合部57が、水平部26に接合(スポット溶接)されている。
よって、従来技術のように、フロアパネル11のうち左フロアフレーム14に接合する部位を、左フロアフレーム14の断面略コ字状に合わせて上向湾曲状に隆起させる必要がない。
これにより、断面略コ字状の左フロアフレーム14の幅寸法Wを小さく抑え、幅狭の左フロアフレーム14を設けることができる。
これにより、フロアパネル11を容易に形成することができ、生産性の向上を図ることができる。
前内接合部72は、左前クロスメンバー部34の後折曲壁39に接合(スポット溶接)されている。
前外接合部73は、左前クロスメンバー部34の後折曲壁39に接合(スポット溶接)されている。
取付ブラケット78は、フロアパネル11に接合(スポット溶接)されたブラケット本体81と、ブラケット本体81に設けられたカラー82とからなる。
ブラケット本体81は、前後の上折曲片81a,81bが頂部61にボルト84,84で取り付けられ、前後の内側折曲片(図示せず)が内壁62に接合(スポット溶接)され、前後の外側折曲片81c,81dが外壁63に接合(スポット溶接)されている。
左フロアフレーム14の後端部14aおよび取付ブラケット78で左部品取付部(部品取付部)86が形成されている。
すなわち、左部品取付部86は左フロアフレーム14に設けられている。
この右フロアフレーム15の後端部15aおよび取付ブラケットで右部品取付部(部品取付部)87(図2参照)が形成されている。
すなわち、右部品取付部87は右フロアフレーム15に設けられている。
下部補強ユニット16は、左右のリヤフレーム27,28間の車体下部に設けられている。
右補強フレーム92は、左補強フレーム91と同様に、右サイドシル32の車幅方向内側で、かつ、右ステイユニット97の車幅方向内側に配置されている。
左右の補強フレーム91,92は車体後方に向けて、それぞれの間隔が漸次狭まるように略ハ字状に設けられている。
クロスバー94は、左端部に設けられた左突出部101と、右端部に設けられた右突出部102とを有する。
右突出部102は、後端部が右補強フレーム92の後端部92aにボルト106で取り付けられ、前端部が右部品取付部87にボルト107で取り付けられている。
この左ステイユニット96は、左サイドシル31および左補強フレーム91に架け渡された前左連結ステイ111と、サブフレーム113および左サイドシル31に取り付けられた左倒れ防止ステイ114と、左倒れ防止ステイ114および左補強フレーム91の中央部91aに架け渡された後左連結ステイ115とを備えている。
さらに、右フロアフレーム15の後端部15aおよび取付ブラケットで右部品取付部87が形成されている。
これにより、フロアパネル11に凹凸の制約が多い場合でも、左右の部品取付部86,87を利用することで、下部補強ユニット16の取付部(すなわち、左突出部101および右突出部102)を好適な位置(所望の位置)に設けることができ、設計の自由度を高めることができる。
これにより、クロスバー94の左突出部101を左部品取付部86で強固に支えることができる。
図7に示すように、フロアパネル11に左隆起部22の傾斜壁25を設け、傾斜壁25を車体後方に向けて上り勾配θ(図6参照)で張り出した。
傾斜壁25を設けることで、フロアパネル11の車幅方向に対する剛性を高めることができる。
例えば、前記実施例では、下部部品として下部補強ユニット16を例示したが、これに限らないで、例えば、下部カバー部品などの他の下部部品に適用することも可能である。
Claims (5)
- フロアパネルの車室側に車体前後方向に向けて延出されたフロアフレームが設けられ、前記フロアフレームが上向きに隆起した状態に形成され、前記フロアフレームの後接合部が前記フロアパネルの隆起部に接合された車体下部構造であって、
前記隆起部は、
車体後方に向けて上り勾配で張り出された傾斜壁と、
前記傾斜壁から車体後方に向けて略水平に張り出された水平部と、を有し、
前記フロアフレームの後方には、左右のサイドシル間に架け渡されたクロスメンバーが設けられ、
前記クロスメンバーは、車体前方に向けて略水平に延びたフランジを有し、
前記フロアフレームの後接合部及び前記フランジがこの順に前記水平部に重ねられるとともに接合され、
前記フロアフレームに部品取付部が設けられ、
前記部品取付部には、車幅方向に延びるクロスバーが取り付けられ、
このクロスバーは、前記クロスメンバーに締結されていることを特徴とする車体下部構造。 - 前記クロスメンバーには、左右一対の補強フレームが設けられており、
これらの補強フレームは、前端が前記クロスバーによって連結されているとともに、ステイユニットにより補強されていることを特徴とする請求項1記載の車体下部構造。 - 前記クロスバーの両端には、車体前後方向に突出する突出部が形成され、
これらの突出部は、後端部が前記補強フレームに取り付けられ、前端部が前記部品取付部に取り付けられていることを特徴とする請求項2記載の車体下部構造。 - 前記ステイユニットは、サブフレームおよびサイドシルに取り付けられた倒れ防止ステイと、この倒れ防止ステイから前記補強フレームに架け渡された連結ステイとを有することを特徴とする請求項2又は請求項3記載の車体下部構造。
- 前記部品取付部は、前記フロアパネルに溶接されているとともに、前記上向きに隆起したフロアフレームの下面に重ねられ締結されていることを特徴とする請求項1〜請求項4いずれか1項記載の車体下部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009083360A JP5315110B2 (ja) | 2009-03-30 | 2009-03-30 | 車体下部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009083360A JP5315110B2 (ja) | 2009-03-30 | 2009-03-30 | 車体下部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010234899A JP2010234899A (ja) | 2010-10-21 |
JP5315110B2 true JP5315110B2 (ja) | 2013-10-16 |
Family
ID=43089670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009083360A Expired - Fee Related JP5315110B2 (ja) | 2009-03-30 | 2009-03-30 | 車体下部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5315110B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6158173U (ja) * | 1984-09-25 | 1986-04-18 | ||
JPS62116360A (ja) * | 1985-11-15 | 1987-05-27 | Mazda Motor Corp | 自動車のサスペンシヨンア−ム支持構造 |
JP4529487B2 (ja) * | 2004-03-05 | 2010-08-25 | マツダ株式会社 | 車両の燃料タンク支持構造 |
-
2009
- 2009-03-30 JP JP2009083360A patent/JP5315110B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010234899A (ja) | 2010-10-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4621982B2 (ja) | 車体下部構造 | |
JP4654917B2 (ja) | 車体後部構造 | |
JP4483592B2 (ja) | ダッシュパネル補強構造 | |
JP6235637B2 (ja) | 自動車の車体構造 | |
JP4853080B2 (ja) | 自動車の車体構造 | |
JP2010047114A (ja) | 自動車のフレーム構造 | |
JP2007152998A (ja) | 車両の下部車体構造 | |
JP2008137483A (ja) | 車体前部構造 | |
JP2010167978A (ja) | 車体構造 | |
JP2007261481A (ja) | 車両の側部車体構造 | |
JP4822191B2 (ja) | 車体前部構造 | |
JP5262522B2 (ja) | 車体前部構造 | |
JP2008126927A (ja) | 車体前部構造 | |
JP5402010B2 (ja) | 車両の下部車体構造 | |
JP5369696B2 (ja) | 車両の下部車体構造 | |
JP6112666B2 (ja) | 自動車の車体構造 | |
JP4666254B2 (ja) | キャブオーバ型車両の乗降口周縁部構造 | |
JP4485993B2 (ja) | ステアリングハンガビームの取付部構造 | |
JP5321081B2 (ja) | 車両の下部車体構造 | |
JP2011173506A (ja) | クロスメンバ構造 | |
JP5215917B2 (ja) | 車体下部構造 | |
JP2009040127A (ja) | 自動車の前部車体構造 | |
JP5315110B2 (ja) | 車体下部構造 | |
JP4592399B2 (ja) | 車両のフロントピラー構造 | |
JP2010167819A (ja) | 車両の下部車体構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111125 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120522 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130306 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130402 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130531 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130702 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130708 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5315110 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |