JP5314031B2 - レーザアブレーション及び誘電材料を用いて電極を画定する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に試験センサを形成する方法に関する。より詳細には、本発明は、一般にレーザアブレーションを用いることによって、分析対象物の濃度の測定を支援するように適合された電気化学試験センサを形成するための方法に関する。
体液内の分析対象物の定量測定は、特定の生理的な異常の診断および保守において、非常に重要である。例えば、ラクテート、コレステロールおよびビリルビンは、特定の患者において監視されるべきである。特に、糖尿病患者がその体液内のグルコースレベルを頻繁に確認して、食餌におけるグルコース摂取を調整することは重要である。そのような試験の結果を用いて、もしあれば、どのインシュリン又は他の薬物を投与する必要があるかを判断することができる。一のタイプの血中グルコース試験システムでは、試験センサを用いて、血液試料を試験する。
試験センサは、血中グルコースと反応するバイオセンシング又は試薬材料を含有する。一のタイプの電気化学試験センサは、ベース又は基板と蓋とを含む多層試験センサである。他のタイプの電気化学試験センサは、ベース、スペーサ及び蓋を含む。既存の電気化学試験センサは、電極パターンの形状で、少なくとも2つの電極を含む。これらの電極の両端に電位が与えられ、電流が作用電極で計測される。電流計測は、作用電極のサイズに正比例する。
電気化学試験センサの精度は通常、試験センサ製造プロセスで作用電極の領域が精密に画定することができると改善される。現在、電極パターン(作用電極を含む)は通常、電極画定技術(すなわち、印刷又はレーザアブレーション)によって、ベース上で1つの軸上に画定され、その他の軸は、ベースに取り付けられた第2の層(蓋又はスペーサ)によって画定される。ベース及び蓋又はスペーサを取り付ける工程は、多くの場合高さ、あまり望ましくない公差を有する。例えば、ベース及び蓋又はスペーサを積層させることは、望まれるよりも少ない変動(すなわち、±0.005インチ)を有する傾向がある。一方で、レーザアブレーションの使用は、より望ましい公差(すなわち、±0.0005インチ)を有する。このように、蓋又はスペーサの配置における公差は、その後作用電極領域の形成の精密度に影響する著しい要因になる。
したがって、作用電極をよりよく画定することによって、試験センサをベースとするシステムの精度を改善する方法を用いることが望ましい。また、製造プロセスのロット内での再現性を向上させることが望ましい。
一の方法では、ベースを備えることを含む電気化学試験センサが形成される。電気化学活性材料は、ベース上に配置される。電気化学活性材料をレーザアブレーションして、電極パターンを形成する。誘電材料は、電極パターンを覆って配置される。誘電材料の選択された領域をレーザアブレーションして、電極パターンの一部を露出させる。第2の層が付与されて、試験センサにチャネルを形成することを支援する。チャネルは、内部に位置付けられた試薬に流体試料を接触させることを可能にすることを支援する。誘電材料は、ベースと第2の層との間に配置される。
別の方法では、ベースを備えることを含む電気化学試験センサが形成される。電極パターンは、ベース上に形成される。誘電材料は、電極パターンを覆って形成される。誘電材料の選択された領域は、レーザアブレーションを受けて、電極パターンの一部を露出させる。第2の層が付与されて、試験センサにチャネルを形成することを支援する。チャネルは、内部に位置付けられた試薬に流体試料を接触させることを可能にすることを支援する。誘電材料は、ベースと第2の層との間に配置される。
さらなる方法では、ベースを備えることを含む電気化学試験センサが形成される。電気化学活性材料は、ベース上に配置される。誘電材料は、電気化学活性材料を覆って付与される。誘電材料の第1の選択された領域をレーザアブレーションして、電気化学活性材料を露出させる。誘電材料の第2の選択された領域と、電気化学活性材料とをレーザアブレーションして、ベースを露出させる。第1の選択された領域は、第2の選択された領域とは異なる。第2の層が付与されて、試験センサにチャネルを形成することを支援する。チャネルは、内部に位置付けられた試薬に流体試料を接触させることを可能にすることを支援する。誘電材料は、ベースと第2の層との間に配置される。
一の実施形態の電気化学試験センサの平面図である。 図1Aの電気化学試験センサの側面図である。 図1Aの電気化学試験センサで用いられるベースの平面図である。 別の実施形態の電気化学試験センサの平面図である。 図2Aの電気化学試験センサの側面図である。 一のプロセスによる電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 一のプロセスによる電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 一のプロセスによる電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 一のプロセスによる電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 一のプロセスによる電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 一のプロセスによる電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 一のプロセスによる電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 一のプロセスによる電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 一のプロセスによる、スペーサを有する電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 一のプロセスによる、スペーサを有する電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 一のプロセスによる、スペーサを有する電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 一のプロセスによる、スペーサを有する電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 一のプロセスによる、スペーサを有する電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 一のプロセスによる、スペーサを有する電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 一のプロセスによる、スペーサを有する電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 一のプロセスによる、スペーサを有する電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 一のプロセスによる、スペーサを有する電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 他のプロセスによる電気化学試験センサの形成に用いられる数ステップのシーケンスである。 他のプロセスによる電気化学試験センサの形成に用いられる数ステップのシーケンスである。 さらなるプロセスによる電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 さらなるプロセスによる電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 さらなるプロセスによる電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 さらなるプロセスによる電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 さらなるプロセスによる電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 さらなるプロセスによる電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 さらなるプロセスによる電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 さらなるプロセスによる電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 さらなるプロセスによる電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 さらなるプロセスによる、スペーサを有する電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 さらなるプロセスによる、スペーサを有する電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 さらなるプロセスによる、スペーサを有する電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 さらなるプロセスによる、スペーサを有する電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 さらなるプロセスによる、スペーサを有する電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 さらなるプロセスによる、スペーサを有する電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 さらなるプロセスによる、スペーサを有する電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 さらなるプロセスによる、スペーサを有する電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 さらなるプロセスによる、スペーサを有する電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。 さらなるプロセスによる、スペーサを有する電気化学試験センサを形成するステップのシーケンスである。
本発明は、電気化学試験センサをベースとするシステムの精度を改善する方法に向けられる。本発明はまた、製造プロセスのロット内での再現性を向上させることに向けられる。より具体的には、本発明は、レーザアブレーション工程を用いて電極パターンをよりよく画定することによって、試験センサをベースとするシステムの精度及び精密度を改善することに向けられる。電極パターンをよりよく画定することによって、分析対象物濃度のより精密な読み取りが得られる。
本発明はまた、電極パターンのみならず、導電リード線及び試験センサ接点の精度を改善することにも向けられる。また、電極パターン及び、より詳細には作用電極領域の画定は、製品コストをする低減させる一方で、同時に流体試料量を低減させる場合がある。費用及び試料量は、電極パターンのエッジ品質の精度のために低減される。より正確に画定された領域を有することにより、作用電極領域をより小さくすることができ、このことが分析で用いられる化学及び流体試料の量の低減につながる。
電気化学試験センサは、流体試料を受けて、機器又は計器を用いて分析されるように適合される。試験センサは、分析対象物の濃度の測定を支援する。計測され得る分析対象物は、グルコース、コレステロール、脂質プロフィール、マイクロアルブミン、尿素、クレアチニン、クレアチン、フルクトース、ラクテート、又はビリルビンを含む。他の分析対象物濃度を測定してもよいことが意図される。分析対象物は、例えば全血試料、血清試料、血漿試料、ISF(間質液)及び尿等の他の体液、及び非体液内にあってもよい。
本発明のプロセスを用いて作られる電気化学試験センサは、少なくともベースと、電極用の電気化学活性導電層と、誘電材料と、蓋及び/又はスペーサ等の第2の層とを含む。一の実施形態では、電気化学試験センサは、ベースと、電極用の電気化学活性導電層と、誘電材料と、蓋とを含む。他の実施形態では、電気化学試験センサは、ベースと、電極用の電気化学活性導電層と、誘電材料と、スペーサと、蓋とを含む。
ベース、スペーサ及び蓋は、さまざまな材料、例えばポリマー材料から作られてもよい。ベース、スペーサ及び蓋を形成するために用いてもよいポリマー材料の非限定的な例は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン、ポリイミド及びそれらの組み合わせを含む。ベース、スペーサ及び蓋が、他の材料で独立して作られてもよいことが意図される。ベース上の電気化学活性面は、さまざまな導電材料から作られてもよく、炭素、金、プラチナ、パラジウム又はそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
電気化学試験センサの1つの非限定的な例が、図1A〜1Dに示される。図1A、1Bは、導電材料を有するベース12、誘電材料16及び蓋20を含む電気化学試験センサ10を図示する。図1Cは、誘電材料及び蓋のないベース12を図示する。図1Bを再度参照すると、ベース12及び蓋20が互いに取り付けられると、チャネル22(例えば毛管チャネル)が形成される。毛管チャネル22は、閉塞された流路を提供し、試験センサ10内に試料を導入して、最終的に電極30、32、34に接触させることによって、反応ゾーンを形成する。
図1Aに示されるように、試験センサ10は、酵素を含有する反応又は流体受け領域50を含む。酵素は、試験される所望の分析対象物と反応して、流体試料の分析対象物濃度の測定を支援するように選択される。反応領域50は、流体試験試料(例えば血液)中の対象とする分析対象物(例えばグルコース)を、電極パターンの部材によって、生成された電流の点から、電気化学的に計測可能である化学種に変換するための試薬を含む。
通常、試薬は酵素(例えばグルコースオキシダーゼ)を含有し、これが分析対象物(例えばグルコース)及び電子受容体(例えばフェリシアン酸塩)と反応して、電極によって検出することができる電気化学的に計測可能な種を生成する。反応領域50は、ポリマー、酵素及び電子受容体を含んでもよい。また、反応領域50は、本発明のいくつかの実施形態において、さらなる成分、例えば緩衝剤及び界面活性剤を含んでもよい。他の酵素を用いて、グルコース、例えばグルコースデヒトロゲナーゼと反応させてもよいことが意図される。別の分析対象物の濃度を測定しようとする場合、適当な酵素を選択して分析対象物と反応させる。
図1Cのベース12は、導電材料及び、より具体的には複数の電極30、32、34、複数の導電リード線又はトレース40、42及び試験センサ接点44、46を含む。図1Cの複数の電極は、少なくとも対電極30及び本発明の作用電極32を含む。作用電極は、作用電極及び対電極間に電位が与えられると、電流を計測する。対電極は、作用電極で生じる反応を支持するように、十分に大きいことが望ましい。印加された電圧は、対電極に隣接して付着させた試薬を基準にしてもよい。
他の電極、例えばトリガ電極34が、図1Cに示される。他の電極が用いられてもよいことが意図される。例えば、電気化学試験センサは、不十分な充填状態を検出する検出電極を含んでもよい。電気化学試験センサは、選択されたヘマトクリット濃度とともに生じるバイアスの補正を支援するヘマトクリット電極をさらに含んでもよい。さらなる電極は、場合によっては所望の分析対象物の計測と干渉することがある他の分析対象物又は種を検出する電極を含むが、これに限定されない。また、別の分析対象物の濃度の測定を支援する第2の作用電極を用いてもよい。
本発明の方法で、より多い又はより少ない電極を形成することができることが意図される。例えば、電気化学試験センサは、ちょうど2つの電極又は少なくとも3つの電極を含んでもよい。ちょうど2つの電極は、作用電極及び対電極であってもよく、これらの電極が電気的に接続されてそれらの間に電位が作り出されるときに、電気化学的に電流が作り出される。
電極は、導電材料、例えば金属材料(例えば金、プラチナ、ロジウム、ルテニウム、又はそれらの組み合わせ)又は炭素等で形成される。電気化学試験センサの部品の例は、それらの作用も含めて、例えば米国特許第6,531,040号に見出すことができる。例えば米国特許第6,531,040号に開示されているもの以外の電気化学試験センサの他の部品を用いてもよいことが意図される。
誘電材料は、ベース上で電気化学活性材料を絶縁することを支援する。誘電材料は、さまざまな材料及び方法、例えばスパッタリングによる誘電体コーティング(例えば窒化チタンアルミニウム、二酸化チタン及び二酸化ケイ素)、スロットダイコーティング、グラビア印刷、スピンコーティング、スクリーン印刷ポリマー材料溶液又はインク(例えば蛍光ポリマー、パリレンポリマー及びアクリル)から作られてもよい。他の誘電材料、例えば他の市販の誘電コーティングを用いてもよいことが意図される。
電気化学試験センサの別の非限定的な例が、図2A、2Bに示される。図2A、2Bは、伝導材料を有するベース112、誘電材料116、スペーサ118及び蓋120を含む電気化学試験センサ100を図示する。ベース112及び誘電材料116は、上述のベース12及び誘電材料16と同じか又は類似していてもよい。ベース112、誘電材料116、スペーサ118及び蓋120が互いに取り付けられると、チャネル122(例えば毛管チャネル)が形成される。毛管チャネル122は、閉塞された流路を提供し、試験センサ10内に試料を導入して、最終的に電極に接触させることによって、反応ゾーンを形成する。
ベース112上に形成された電極は、ベース12に関連して上述されたものと同じであってもよい。一の実施形態では、電極は対電極と作用電極とを含む。他の実施形態では、電極は、さらなる電極、例えば上述のトリガ電極、検出電極、ヘマトクリット電極第2の作用電極及び他の電極を含んでもよい。
本発明は、電気化学試験センサを形成するための発明のプロセスに向けられる。一の方法では、電気化学試験センサは、リボン片から形成され得る。リボン片は、多重シートプロセス又はウェブプロセス等のプロセスから作られてもよい。例えば、ベース、誘電材料、スペーサ及び蓋を有する実施形態では、ベースリボン片、誘電リボン片、スペーサリボン片及び蓋リボン片を用いてもよい。改善された効率のために、電気化学試験センサは、一般にすべてのリボン片が取り付けられた後に形成される。別の実施形態では、ベースリボン片は、例えば蓋リボン片等の第2の層で取り付けられる(例えば積層される)ように適合される。
一の方法によれば、電気化学試験センサが形成される。本方法は、ベースを備えることと、ベース上に電気化学活性材料を配置することとを含む。電気化学活性材料は、レーザアブレーションを受けて、電極パターンを形成する。誘電材料は、電極パターンを覆って付与される。誘電材料の選択された領域がレーザアブレーションを受けて、電極パターンの一部を露出させる。第2の層が付与されて、試験センサのチャネル(例えば毛管チャネル)の形成を支援する。毛管チャネルは、内部に位置付けられた試薬に流体試料を接触させることを支援する。
電気化学活性材料は、ベース上に配置されるか又は位置付けられ、一般に厚さ約50〜約500オングストローム(Å)、より典型的には厚さ約150〜約350オングストローム(Å)である。電気化学活性材料は、例えば物理蒸着法(例えばスパッタリング)、化学蒸着法(CVD)、スクリーン印刷又は積層された金属箔を用いて、ベース上に位置付けられ得る。
電極パターンは、マスク及びレーザ、例えばエキシマレーザ、固体、YAG(単一、二重又は3重周波数)または二酸化炭素ベースのレーザ等を用いることによって画定され得る。マスクの一例は、クロムオンガラスマスクであり、光線が、選択された領域のみを通過することが可能になる。
別の方法によれば、電極パターンは、レーザによってラインの直接書き込みを用いて形成され得る。レーザを用いたラインの直接書き込みによる方法では、レーザ光線を移動させて、電極パターンを画定する。レーザは、例えば複数の電極、導電リード線及び計器接点を画定してもよい。本方法では、層の除去が可能なエネルギのビームを作り出し、移動させて電極パターンを形成することができるレーザを用いてもよい。そのようなレーザの非限定的な例は、二酸化炭素ベースのレーザ、及びすべてのイットリウムベースのレーザ、例えばイットリウムアルミニウムガーネット(YAG)レーザである。
本方法で電極パターンが形成された後、誘電材料が付与されて、電極パターンを絶縁する。誘電材料は、物理蒸着法(例えばスパッタリング)、化学蒸着法(CVD)、スピンコーティング、スロットダイコーティング、リバースロール、又は印刷(例えばグラビア又はスクリーン印刷)等の方法によって付与され得る。
第2のレーザアブレーションを用いて、誘電材料の選択された領域を除去し、電極パターンの一部を露出させる。このように、本プロセスでは、分析対象物の電気化学的検出のために用いられる全電極領域が、誘電材料のレーザアブレーションによって画定される。また、第2のレーザアブレーションが、試験センサ接点を露出させてもよい。
他の実施形態では、試験センサ接点は、第1のレーザアブレーション又は印刷された導電層によって形成されて、レーザアブレーションで作られた導電リード線に取り付けられてもよい。別の実施形態では、試験センサ接点は、この領域を誘電コーティングから遮るマスクによって形成され得る。誘電材料に依存して、第2のレーザアブレーション工程は、電気化学活性材料から電極パターンを形成するレーザアブレーション工程と類似するか又は同じ方法で行われてもよい。例えば、第1及び第2のレーザアブレーション工程は、異なる強度で、及び/又は異なる回数のパルスを用いて行われてもよい。異なる特徴/特性を用いる別個のレーザアブレーション工程が行われてもよいことが意図される。
一のプロセスでは、試薬は電極面に付与され得る。試薬は、例えばグラビア又はスクリーン印刷、微細蒸着(例えばインクジェット噴霧)及びコーティング(例えばスロットコーティング)によって、電極面に付与されてもよい。また、試薬は、誘電材料等の他の面、又は蓋又はスペーサ等の第2の面上に位置付けられてもよい。これらの実施形態のいずれにおいても、試薬が流体試料に、例えば毛管チャネルを用いることによって接触する必要がある。
そして、ベースが第2の層に取り付けられる。一の実施形態では、ベースは蓋に取り付けられる。上述のように、ベース及び蓋は、個別のリボン片の形状であってもよい。他の実施形態では、ベースはスペーサに取り付けられる。上述のように、ベース及びスペーサは、個別のリボン片の形状であってもよい。別の実施形態では、第2の層は、スペーサと蓋の組み合わせであってもよい。スペーサと蓋の組み合わせは、ベースのリボン片に取り付けられる前に予め形成されたリボン片(スペーサのリボン片と蓋のリボン片との組み合わせ)の形状であってもよい。リボン片が用いられる場合、試験センサは、機械的パンチ又は他の方法を用いて実行されてもよい。
ベースは、例えば感圧接着剤及び/又はホットメルト接着剤を用いて、第2の層(例えば、蓋又はスペーサ)に取り付けられてもよい。このように、ベースと第2の面との間の取り付けは、圧力、熱又はそれらの組み合わせを用いる。他の材料を用いて、第2の面にベースを取り付けてもよいことが意図される。また、ベース及び第2の面が、超音波エネルギ又は溶剤溶着を用いて取り付けられてもよいことが意図される。
図3A〜3Hを参照すると、電気化学試験センサ200を形成する方法が図示される。図3A、3Bを参照すると、ベース及び基板210が図示され、その上には電気化学活性材料220が配置されている。図3Aに示されるように、本実施形態では、電気化学活性材料220はベース210全体を覆う。図3Cを参照すると、電気化学活性材料220は、レーザアブレーションを受けて、電極パターン228を形成する。電極パターン228は、複数の電極を含む。より詳細には、電極パターン228は、対電極230、作用電極232及びトリガ電極234を含む。レーザアブレーション工程後に残留する電気化学活性材料220の一部は、複数の導電リード線240、242及び複数の試験センサ接点244、246を形成する。導電リード線240、242は、電極と試験センサ接点244、246との間の電気的な連絡を確立することを支援する。試験センサ接点244、246は、計器接点(図示せず)と電気的に接続されて、例えば分析対象物濃度の測定を支援する計器に、分析対象物の情報を伝達することを支援する。
本方法では、電極パターン228が形成された後、図3Dに図示されるように誘電材料250が電極パターンを覆って配置される。誘電材料250は、電極パターン228を絶縁する。図3Eを参照すると、誘電材料250の選択された領域は、レーザアブレーションを受けて、電極の少なくとも一部を露出させる。露出した電極パターンは、概ね円形の領域230a、232a、234aとして図3Eに示される。他の多角形又は非多角形の電極が、レーザアブレーションによって露出されてもよいことが意図される。図3Eでは、本プロセスの誘電材料250もまたレーザアブレーションを受けて、試験センサ接点244、246を露出させる。このように、本方法では、2つの別個の又は別々のレーザアブレーション工程が行われる。第2のレーザアブレーション工程で電極を露出させた後、第2の層が付与される。例えば、図3F〜3Hでは、蓋270は誘電材料250に取り付けられて、流体を受けるための開口272(図3H参照)を形成する。
別の方法を参照すると、図4A〜4Iの電気化学試験センサ300が形成される。図4A、4Bを参照すると、ベース又は基板310が図示され、その上には電機化学活性材料320が配置されている。図4Aに示されるように、本実施形態では、電気化学活性材料320はベース310全体を覆う。図4Cを参照すると、電気化学活性材料320は、レーザアブレーションを受けて、電極パターン328を形成する。電極パターン328は、複数の電極を含む。より詳細には、電極パターン328は、対電極330、作用電極332及びトリガ電極334を含む。レーザアブレーション後に残留する電気化学活性材料320の一部は、複数の導電リード線340、342及び複数の試験センサ接点344、346を形成する。導電リード線340、342は、電極と試験センサ接点344、346との間の電気的な連絡を確立することを支援する。試験センサ接点344、346は、計器接点(図示せず)と電気的に接続されて、例えば分析対象物濃度の測定を支援する計器に、分析対象物の情報を伝達することを支援する。
本方法では、電極パターン328が形成された後、図4Dに図示されるように誘電材料350が電極パターンを覆って配置される。誘電材料350は、電極パターン328を絶縁する。図4Eを参照すると、誘電材料350の選択された領域は、レーザアブレーションを受けて、電極の少なくとも一部を露出させる。図4Eでは、本プロセスの誘電材料350もまたレーザアブレーションを受けて、試験センサ接点344、346を露出させる。露出した電極パターンは、概ね円形の領域330a、332a、334aとして図4Eに示される。他の多角形及び非多角形の電極が、レーザアブレーションによって露出されることに加え、1つの電極上に複数のパターンが形成されてもよいことが意図される。
本方法では、2つの別個の又は別々のレーザアブレーション工程が行われる。第2のレーザアブレーション工程で電極を露出させた後、第2の層が付与される。例えば、図4Fでは、スペーサ360は誘電材料350に取り付けられる。図4Gでは、蓋370はスペーサ360に取り付けられる。蓋370、スペーサ360及び誘電材料350は、流体を受けるための開口372(図4I参照)の形成を支援する。
他の方法、例えば印刷(例えばスクリーン印刷、グラビア又はインクジェット印刷)、コーティング(例えばリバースロール、スロットダイ)、蒸着、スパッタリング及び電気化学的蒸着等によって、ベース上に複数の電極が画定されてもよいことが意図される。例えば、図5Aを参照すると、ベース又は基板380が備えられ得る。図3Bに示されるように、電極パターン382は、例えば印刷、コーティング、蒸着、スパッタリング又は電気化学的蒸着によって、ベース380に付加されてもよい。電極パターン382は、複数の電極384、386、388、複数の導電リード線390、392及び複数の試験センサ接点394、396を含む。電極パターン382がベース380上に形成された後、本プロセスを、図3D〜3Hに関連して上述された工程を行うことによって継続して、電気化学試験センサを形成してもよい。別のプロセスでは、電極パターン382がベース380上に形成された後、本プロセスを、図4D〜4Iに関連して上述された工程を行うことによって継続して、電気化学試験センサを形成してもよい。
別の方法では、電気化学試験センサは、最初にベース又は基板を備えることによって形成され得る。電気化学活性材料は、ベース上に配置される。誘電材料は、電気化学活性材料を覆って付与される。このように、本方法では、電極パターンは、誘電材料が電気化学活性材料に付与される前には作り出されない。誘電材料の第1の選択された領域は、レーザアブレーションを受けて、電気化学活性材料を露出させる。誘電材料の第2の選択された領域がレーザアブレーションを受けて、電気化学活性材料がベースから露出する。第1の選択された領域は、第2の選択された領域とは異なる。第2の層が付与されて、試験センサにチャネル(例えば毛管チャネル)を形成することを支援する。毛管チャネルは、内部に位置付けられた試薬に流体試料を接触させることを可能にすることを支援する。誘電材料は、ベースと第2の層との間に位置付けられる。
図6A〜6Iを参照すると、電気化学試験センサ400を形成する方法が図示される。図6A、6Bを参照すると、ベース又は基板410が図示され、その上には電気化学活性材料420が配置されている。図6Aに示されるように、本実施形態では、電気化学活性材料420はベース410全体を覆う。図6C、6Dを参照すると、誘電材料450は、電気活性材料420を覆って配置される。誘電材料450が電気活性材料420を覆って配置された後、2つのレーザアブレーション工程が形成される。
図6Eに図示されるように、第1のレーザアブレーション工程は、誘電材料450及び電気化学活性材料420全体に及び、複数のライン412、414を形成する。複数のライン412、414は、基板410まで延びる。複数のライン412、414は、本実施形態では、複数の電極の外側境界、導電リード線及び試験センサ接点境界を形成する。より具体的には、本実施形態の複数の電極は、対電極430、作用電極432、及びトリガ電極434を含む。その他の実施形態と同様に、複数の電極は、数が変わってもよい。通常、複数の電極は、少なくとも作用電極及び対電極を含む。
図6Fを参照すると、第2のレーザアブレーション工程は、流体試料に曝される選択された領域430a、432a、434aにおいて、誘電材料450のみに及ぶ。領域430a、432a、434aは、図6Fに図示されたもの以外の形状であってもよいことが意図される。また、第2のレーザアブレーション工程は、複数の試験センサ接点444、446を形成する。このように、第2のレーザアブレーション工程は、電気化学活性材料420のみに及ぶ。一の方法では、第1のレーザアブレーション工程及び第2のレーザアブレーション工程は、異なる強度の異なるパルスを用いて行われる。このように、第2のレーザアブレーション工程は、より低い電力強度で作用し得る。これらのステップは、複数のレーザ、スプリットビームを含む単一のレーザ、又は時間の異なる単一のレーザによって行われてもよい。第1及び第2のレーザアブレーション工程の順番を逆転させてもよいことが意図される。例えば、選択された領域430a、432a、434aは、複数のライン412、414の前に形成されてもよい。
レーザアブレーション工程で電極を露出させた後、第2の層が付与される。例えば、図6G〜6Iでは、蓋470は誘電材料450に取り付けられて、流体を受けるための開口472(図6I参照)を形成する。
図7A〜7Iを参照すると、電気化学試験センサ500を形成する方法が図示される。図7A、7Bを参照すると、ベース又は基板510が図示され、その上には電気化学活性材料520が配置されている。図7Aに示されるように、本実施形態では、電気化学活性材料520はベース510全体を覆う。図7C、7Dを参照すると、誘電材料550は、電気活性材料520を覆って配置される。誘電材料550が電気活性材料520を覆って配置された後、2つのレーザアブレーション工程が形成される。
図7Eに図示されるように、第1のレーザアブレーション工程は、誘電材料550及び電気化学活性材料520全体に及び、複数のライン512、514を形成する。複数のライン512、514は、基板510まで延びる。複数のライン512、514は、本実施形態では、複数の電極の外側境界、導電リード線及び試験センサ接点境界を形成する。より具体的には、本実施形態の複数の電極は、対電極530、作用電極532、及びトリガ電極534を含む。その他の実施形態と同様に、複数の電極は、数が変わってもよい。通常、複数の電極は、少なくとも作用電極及び対電極を含む。
図7Fを参照すると、第2のレーザアブレーション工程は、流体試料に曝される選択された領域530a、532a、534aにおいて、誘電材料550のみに及ぶ。領域530a、532a、534aは、図7Fに図示されたもの以外の形状であってもよいことが意図される。また、第2のレーザアブレーション工程は、複数の試験センサ接点544、546を形成する。このように、第2のレーザアブレーション工程は、電気化学活性材料520のみに及ぶ。一の方法では、第1のレーザアブレーション工程及び第2のレーザアブレーション工程は、異なる強度の異なるパルスを用いて行われる。このように、第2のレーザアブレーション工程は、より低い電力強度で作用し得る。これらのステップは、複数のレーザ、スプリットビームを含む単一のレーザ、又は時間の異なる単一のレーザによって行われてもよい。第1及び第2のレーザアブレーションの順番を逆転させてもよいことが意図される。例えば、選択された領域530a、532a、534aは、複数のライン512、514の前に形成されてもよい。レーザアブレーション工程で電極が露出された後、第2の層が付与される。
図7Gでは、スペーサ560は誘電層550に付加される。図7H〜7Jに示されるように、蓋570はスペーサ560に取り付けられ、蓋570、スペーサ560及び誘電材料550は、流体を受けるための開口572(図7J参照)の形成を支援する。
プロセスA
電気化学試験センサを形成するための方法であって、
ベースを備える工程と、
ベース上に電気化学活性材料を配置する工程と、
電極パターンを形成するために、電気化学活性材料をレーザアブレーションする工程と、
電極パターンを覆って誘電材料を付与する工程と、
電極パターンの一部を露出させるために、誘電材料の選択された領域をレーザアブレーションする工程と、
試験センサに、内部に位置付けられた試薬に流体試料を接触させることを可能にすることを支援するチャネルを形成することを支援するために、第2の層を付与する工程とを含み、
誘電材料が、ベースと第2の層との間に配置される。
プロセスB
代替プロセスAの方法であって、選択された領域をレーザアブレーションすることが、試験センサ上の計器接点をさらに露出させる。
プロセスC
代替プロセスAの方法であって、第2の層が蓋である。
プロセスD
代替プロセスAの方法であって、第2の層がスペーサであり、チャネルを画定するために、蓋とベースとの間に位置付けられているスペーサに蓋を付与することをさらに含む。
プロセスE
代替プロセスAの方法であって、第2の層が、スペーサと蓋との組み合わせである。
プロセスF
代替プロセスAの方法であって、電気化学活性材料が、金属導電材料である。
プロセスG
代替プロセスAの方法であって、試薬が、グルコースオキシダーゼ又はグルコースデヒドロゲナーゼを含む。
プロセスH
代替プロセスAの方法であって、チャネルが毛管チャネルである。
プロセスI
電気化学試験センサを形成するための方法であって、
ベースを備える工程と、
ベース上に電極パターンを形成する工程と、
電極パターンを覆って誘電材料を付与する工程と、
電極パターンの一部を露出させるために、誘電材料の選択された領域をレーザアブレーションする工程と、
試験センサに、内部に位置付けられた試薬に流体試料を接触させることを可能にすることを支援するチャネルを形成することを支援するために、第2の層を付与する工程とを含み、
誘電材料が、ベースと第2の層との間に配置される。
プロセスJ
代替プロセスIの方法であって、電極パターンが、印刷、コーティング、蒸着、スパッタリング又は電気化学的蒸着によって形成される。
プロセスK
代替プロセスJの方法であって、電極パターンが印刷によって形成される。
プロセスL
代替プロセスIの方法であって、第2の層が蓋である。
プロセスM
代替プロセスIの方法であって、第2の層がスペーサであり、チャネルを画定するために、蓋とベースとの間に位置付けられているスペーサに蓋を付与することをさらに含む。
プロセスN
代替プロセスIの方法であって、第2の層が、スペーサと蓋との組み合わせである。
プロセスO
電気化学試験センサを形成するための方法であって、
ベースを備える工程と、
ベース上に電気化学活性材料を配置する工程と、
電気化学活性材料を覆って誘電材料を付与する工程と、
電気化学活性材料を露出させるために、誘電材料の第1の選択された領域をレーザアブレーションする工程と、
ベースを露出させるために、誘電材料の第1の選択された領域とは異なる第2の選択された領域と、電気化学活性材料とをレーザアブレーションする工程と、
試験センサに、内部に位置付けられた試薬に流体試料を接触させることを可能にすることを支援するチャネルを形成することを支援するために、第2の層を付与する工程とを含み、
誘電材料が、ベースと第2の層との間に配置される。
プロセスP
代替プロセスOの方法であって、選択された領域をレーザアブレーションすることが、試験センサ上の計器接点をさらに露出させる。
プロセスQ
代替プロセスOの方法であって、第2の層が蓋である。
プロセスR
代替プロセスOの方法であって、第2の層がスペーサであり、チャネルを画定するために、蓋とベースとの間に位置付けられているスペーサに蓋を付与することをさらに含む。
プロセスS
代替プロセスOの方法であって、第2の層が、スペーサと蓋との組み合わせである。
プロセスT
代替プロセスOの方法であって、電気化学活性材料が、金属導電材料である。
プロセスU
代替プロセスOの方法であって、試薬が、グルコースオキシダーゼ又はグルコースデヒドロゲナーゼを含む。
プロセスV
代替プロセスOの方法であって、チャネルが毛管チャネルである。
一以上の特定の実施形態を参照して本発明を説明してきたが、当業者においては、本発明の本質及び範囲から逸脱することなく、これらに対して数多くの変更がなされてもよいことが認識されよう。これらの実施形態、及びその明らかな変形はそれぞれ、本発明の本質及び範囲に含まれることが意図される。

Claims (10)

  1. 電気化学試験センサを形成するための方法であって、
    ベースを備える工程と、
    ベース上に電気化学活性材料を配置する工程と、
    電極パターンを形成するために、電気化学活性材料をレーザアブレーションする工程と、
    電極パターンを覆って誘電材料を付与する工程と、
    電極パターンの一部を露出させるために、誘電材料の選択された領域をレーザアブレーションする工程と、
    電気化学試験センサに、少なくともベースと第2の層とによって形成されている毛管チャネルであって、内部に位置付けられた試薬に流体試料を接触させることを可能にすることを支援する毛管チャネルを形成することを支援するために、第2の層を付与する工程とを含み、
    誘電材料が、ベースと第2の層との間に配置される方法。
  2. 選択された領域をレーザアブレーションすることが、試験センサ上の計器接点をさらに露出させる、請求項1記載の方法。
  3. 第2の層が蓋である、請求項1記載の方法。
  4. 第2の層がスペーサであり、チャネルを画定するために、蓋とベースとの間に位置付けられているスペーサに蓋を付与することをさらに含む、請求項1記載の方法。
  5. 試薬が、グルコースオキシダーゼ又はグルコースデヒドロゲナーゼを含む、請求項1記載の方法。
  6. 電気化学試験センサを形成するための方法であって、
    ベースを備える工程と、
    ベース上に電極パターンを形成する工程と、
    電極パターンを覆って誘電材料を形成する工程と、
    電極パターンの一部を露出させるために、誘電材料の選択された領域をレーザアブレーションする工程と、
    電気化学試験センサに、少なくともベースと第2の層とによって形成されている毛管チャネルであって、内部に位置付けられた試薬に流体試料を接触させることを可能にすることを支援する毛管チャネルを形成することを支援するために、第2の層を付与する工程とを含み、
    誘電材料が、ベースと第2の層との間に配置される方法。
  7. 電極パターンが、印刷、コーティング、蒸着、スパッタリング又は電気化学的蒸着によって形成される、請求項6記載の方法。
  8. 第2の層がスペーサであり、チャネルを画定するために、蓋とベースとの間に位置付けられているスペーサに蓋を付与することをさらに含む、請求項6記載の方法。
  9. 電気化学試験センサを形成するための方法であって、
    ベースを備える工程と、
    ベース上に電気化学活性材料を配置する工程と、
    電気化学活性材料を覆って誘電材料を付与する工程と、
    電気化学活性材料を露出させるために、誘電材料を第1のパターンでレーザアブレーションする工程と、
    ベースを露出させるために、誘電材料及び電気化学活性材料を第1のパターンとは異なる第2のパターンでレーザアブレーションする工程と、
    電気化学試験センサに、少なくともベースと第2の層とによって形成されている毛管チャネルであって、内部に位置付けられた試薬に流体試料を接触させることを可能にすることを支援する毛管チャネルを形成することを支援するために、第2の層を付与する工程とを含み、
    誘電材料が、ベースと第2の層との間に配置される方法。
  10. 第2の層が蓋である、請求項9記載の方法。
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