JP5313847B2 - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の空燃比制御装置に関し、特に内燃機関の吸気系内に発生する圧力脈動を利用する慣性過給を行うように構成された内燃機関の空燃比制御を行うものに関する。
特許文献1には、吸気弁の作動位相(バルブタイミング)を変更するバルブタイミング制御機構を備える内燃機関の燃料噴射量制御装置が示されている。この装置によれば、機関の過渡運転状態で適用される燃料噴射量の補正量である加減速補正量が吸気管内圧力の変化量に応じて算出され、吸気管内圧力変化量がバルブタイミングに応じて算出される。これにより、機関の加減速時における燃料噴射量が適正値に設定される。
また吸気系内に発生する圧力脈動を利用する慣性過給を行うように構成された内燃機関は、例えば特許文献2に示されるように広く知られている。
特開2005−83248号公報 特開2009−127609号公報
吸気弁の作動位相を変更する動弁機構を備え、かつ慣性過給を行う内燃機関においては、慣性過給の効果が大気圧の変化によっても変化する。したがって、特許文献1に示された燃料噴射量の補正手法を適用するのみでは、適切な燃料噴射量の補正を行うことができず、空燃比が所望値からずれる場合がある。
本発明はこの点に着目してなされたものであり、吸気弁の作動位相を変更する動弁機構を備え、かつ慣性過給を行う内燃機関に供給する混合気の空燃比を適切に制御し、良好な慣性過給効果及び排気特性を維持することができる内燃機関の空燃比制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、複数気筒と、該複数気筒に空気を導入する吸気系であって、該吸気系内の圧力脈動を抑制するためのチャンバ(7)と、複数気筒に連通する分岐通路(2a,2b,2c)と、前記チャンバ(7)と前記複数の分岐通路(2a,2b,2c)の集合部とを接続する接続通路(2)とからなる吸気系と、前記複数気筒に設けられる吸気弁の作動位相を変更する可変動弁機構(40)とを備え、前記吸気系に連通する複数気筒の吸気行程がオーバラップしないように構成されている内燃機関の空燃比制御装置において、大気圧を検出する大気圧センサ(31)と、前記吸気系内の吸気圧(PBA)を検出する吸気圧センサ(9)と、平地の大気圧である基準大気圧(PA0)における吸気圧を基準として設定される基本空燃比制御量マップ(TIマップ)を用いて、前記吸気圧センサによる検出吸気圧(PBA)に対応する前記機関の運転状態に応じ基本空燃比制御量(TIM)を算出する基本空燃比制御量算出手段と、前記大気圧センサによる検出大気圧(PA)が前記基準大気圧(PA0)と異なる場合において前記吸気系内に発生する圧力脈動を利用する慣性過給が行われたときに、適正量の燃料が噴射されて前記機関に供給する混合気の空燃比が所望値に維持されるように、前記基本空燃比制御量(TIM)を補正するための慣性過給補正量(KPACHGX)を前記吸気弁の作動位相(CAIN)及び検出大気圧(PA)に応じて算出する補正量算出手段と、前記基本空燃比制御量(TIM)を前記慣性過給補正量(KPACHGX)により補正して空燃比制御量(TOUT)を算出する補正手段とを備え、前記空燃比制御量(TOUT)により前記空燃比を制御することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の空燃比制御装置において、前記補正量算出手段は、前記慣性過給の効果が大きい所定機関回転数範囲(RNECHG)内で前記検出吸気圧(PBA)と前記検出大気圧(PA)との差圧(|PBGA|)が小さくなるほど増加するように前記慣性過給補正量(KPACHGX)を算出することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、基準大気圧における吸気圧を基準として設定される基本空燃比制御量マップを用いて検出吸気圧に対応する機関の運転状態に応じ基本空燃比制御量が算出されるとともに、検出大気圧が基準大気圧と異なる場合において吸気系内に発生する圧力脈動を利用する慣性過給が行われたときに、適正量の燃料が噴射されて空燃比が所望値に維持されるように、基本空燃比制御量を補正するための慣性過給補正量が吸気弁の作動位相及び検出大気圧に応じて算出される。そして、基本空燃比制御量を慣性過給補正量により補正して空燃比制御量が算出され、空燃比制御量により空燃比が制御される。したがって、吸気弁の作動位相及び大気圧の変化に拘わらず、慣性過給による充填効率の変化を考慮した空燃比制御量の設定を行うことができ、空燃比を適切に制御し、良好な慣性過給効果及び排気特性を維持することができる。
請求項2に記載の発明によれば、慣性過給の効果が大きい所定機関回転数範囲内で検出吸気圧と検出大気圧との差圧が小さくなるほど増加するように慣性過給補正量が算出されるので、大気圧の変化に拘わらず、慣性過給による充填効率の変化を考慮した空燃比制御量の設定を行うことができる。
本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。 吸気弁の作動特性を示す図である。 各気筒の吸気弁のリフトカーブ及び行程を示す図である。 基本燃料量(TIM)を算出するためのマップを示す図である。 大気圧補正係数(KPA)を算出する処理のフローチャート(第1の実施形態)である。 図5の処理で参照されるテーブルを示す図である。 慣性過給補正係数(KPACHGX)を算出する処理のフローチャートである。 図7の処理で実行される処理の詳細を示すフローチャートである。 図7の処理で実行される処理の詳細を示すフローチャートである。 大気圧補正係数(KPA)を算出する処理のフローチャート(第2の実施形態)である。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の一実施形態にかかる内燃機関とその制御装置の構成を示す図である。図1において、3気筒を有する内燃機関(以下単に「エンジン」という)1は、吸気弁及び排気弁と、これらを駆動するカムを備えるとともに、吸気弁を駆動するカムの、クランク軸回転角度を基準とした作動位相を連続的に変更するカム位相可変機構としての弁作動特性可変機構40を備えている。弁作動特性可変機構40により吸気弁を駆動するカムの作動位相が変更され、吸気弁の作動位相が変更される。
エンジン1の吸気通路2にはエアクリーナ7及びスロットル弁3が配されている。また、スロットル弁3にはスロットル弁開度センサ4が連結されており、当該スロットル弁3の開度THの検出信号が電子コントロールユニット(以下(ECU)という)5に供給される。吸気通路2は、分岐通路2a,2b,2cに分岐し、分岐通路2a,2b,2cは、それぞれエンジン1の3つの気筒に連通する。
吸気通路2のエアクリーナ7の近傍には、吸気温TAを検出する吸気温センサ8が取り付けられ、スロットル弁3の下流には吸気圧PBAを検出する吸気圧センサ9が取り付けられている。エンジン1の本体には、エンジン冷却水温TWを検出するエンジン冷却水温センサ10が取り付けられている。
分岐通路2a,2b,2cには、それぞれ燃料噴射弁6が設けられており、各燃料噴射弁は図示しない燃料ポンプに接続されていると共にECU5に電気的に接続されて当該ECU5からの信号により燃料噴射弁6の開弁時間及び開弁時期が制御される。エンジン1の各気筒の点火プラグ15は、ECU5に接続されており、ECU5は点火プラグ15に点火信号を供給し、点火時期制御を行う。
ECU5には、エンジン1のクランク軸(図示せず)の回転角度を検出するクランク角度位置センサ11及び、エンジン1の吸気弁を駆動するカムが固定されたカム軸の回転角度を検出するカム角度位置センサ12が接続されており、クランク軸の回転角度及びカム軸の回転角度に応じた信号がECU5に供給される。クランク角度位置センサ11は、一定クランク角周期毎(例えば30度周期)に1パルス(以下「CRKパルス」という)と、クランク軸の所定角度位置を特定するパルスを発生する。また、カム角度位置センサ12は、エンジン1の特定の気筒の所定クランク角度位置でパルス(以下「CYLパルス」という)と、各気筒の吸入行程開始時の上死点(TDC)でパルス(以下「TDCパルス」という)を発生する。これらのパルスは、燃料噴射時期、点火時期等の各種タイミング制御及びエンジン回転数(エンジン回転速度)NEの検出に使用される。なお、カム角度位置センサ12より出力されるTDCパルスと、クランク角度位置センサ11より出力されるCRKパルスとの相対関係からカム軸の実際の作動位相CAINが検出される。以下の説明では「吸気弁作動位相CAIN」といい、本実施形態では、最遅角位相を基準とした進角量として定義される。
エンジン1の排気通路21には排気浄化装置22が設けられており、その上流側には空燃比センサ23が取り付けられている。またECU5には、大気圧PAを検出する大気圧センサ31が接続されている。
上述した各種センサの検出信号は、ECU5に供給される。
弁作動特性可変機構40は、吸気弁の作動位相を連続的に変更するために、その開度が連続的に変更可能な電磁弁を備えている。弁作動特性可変機構40の具体的な構成は、例えば特開2000−227013号公報に示されている。
弁作動特性可変機構40により、吸気弁は、図2に実線L2で示す特性を中心として、吸気弁作動位相CAINの変化に伴って破線L1で示す最進角位相から、一点鎖線L3で示す最遅角位相までの間の位相で駆動される。
ECU5は各種センサからの入力信号波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入力回路、中央演算処理ユニット(以下「CPU」という)、CPUで実行される演算プログラム及び演算結果等を記憶する記憶回路のほか、燃料噴射弁6、点火プラグ15、弁作動特性可変機構40に駆動信号を供給する出力回路等から構成される。
ECU5のCPUは、上記センサの検出信号に応じて、エンジン1に供給する燃料量(燃料噴射弁6の開弁時間)の制御、吸気弁作動位相CAINの制御、及び点火時期制御を行う。
燃料噴射弁6の開弁時間TOUT(以下の説明では、「燃料噴射量TOUT」という)は、下記式(1)により算出される。
TOUT=TIM×KPA×KAF×KCMD×KTOTAL (1)
TIMは、基本燃料量、具体的には燃料噴射弁6の基本燃料噴射時間であり、エンジン回転数NE、吸気圧PBA、及び吸気弁作動位相CAINに応じて設定されたTIマップを検索して決定される。TIマップは、エンジン回転数NE、吸気圧PBA、及び吸気弁作動位相CAINに対応する運転状態において、エンジンに供給する混合気の空燃比がほぼ理論空燃比になるように設定されている。すなわち、基本燃料量TIMは、エンジンの単位時間当たりの吸入空気量(質量流量)にほぼ比例する値を有する。
KPAは大気圧PAに応じて設定される大気圧補正係数である。本実施形態では、大気圧補正係数KPAは大気圧PAだけでなく、吸気圧PBA、ゲージ圧PBGA(=PBA−PA)、エンジン回転数NE、及び吸気弁作動位相CAINに応じて設定される。
KCMDは目標空燃比係数であり、エンジン回転数NE、吸気圧PBA、エンジン水温TW等のエンジン運転パラメータに応じて設定される。目標空燃比係数KCMDは、空燃比A/Fの逆数、すなわち燃空比F/Aに比例し、理論空燃比のとき値1.0をとるので、目標当量比ともいう。
KAFは、空燃比センサ23の検出値から算出される検出当量比KACTが目標空燃比係数KCMDに一致するように算出される空燃比補正係数である。
KTOTALは、上記以外の補正係数、例えばエンジン水温TWに応じて算出されるエンジン水温補正係数KTW、排気還流量に応じて算出されるEGR補正係数KEGR、エンジン始動直後において燃料供給量を増加させるための始動後補正係数KAST、吸気温TAに応じて算出される吸気温補正係数KTAなどの積である。
図3は、本実施形態における気筒#1〜#3の行程(同図(b))と、吸気弁のリフトカーブ(同図(a))を示す。本実施形態では、エンジン1は3気筒エンジンであり、図3に示すように各気筒の吸気弁の開弁期間は重複しないので、各気筒においてほぼ同等の慣性過給効果が得られるように吸気系(エアクリーナ7から各気筒の吸気口まで)が構成されている。すなわち、本実施形態においてはエアクリーナ7の容量が大きいため、エアクリーナ7が圧力脈動を抑制するチャンバとして機能し、気筒の吸気弁の開弁により生じる圧力波を、エアクリーナ7(チャンバ)により開放端反射させて、吸気弁の閉弁直前に吸気弁近傍を空気の密状態とすることにより、圧力脈動を利用した慣性過給が行われる。本実施形態では、スロットル弁3がほぼ全開とされる運転状態において、エンジン回転数NEが4000rpm近傍において慣性過給効果が得られる。
図4は、上述したTIマップの設定例を示す図であり、PBA1は、平地(標高0m)におけるスロットル全開運転に対応する吸気圧、PBA2は、より低い吸気圧であり、例えば標高1300mの地点におけるスロットル全開運転に対応する吸気圧、PBA3は、さらに低い吸気圧であり、例えば標高2800mの地点におけるスロットル全開運転に対応する吸気圧である。TIマップは平地における吸気圧PBAを基準として設定されるため、吸気圧PBA2あるいはPBA3においては、慣性過給の効果が得られないことを前提として設定されている。したがって、高地においてスロットル弁全開運転を行った場合には、図4に示すA部において、吸入空気量に対して燃料噴射量が不足し、空燃比が所望の空燃比からずれる。そこで、本実施形態では、上述した大気圧補正係数KPAを下記式(2)により算出する構成を採用している。
KPA=1.0+KPACHGX×KPAA×(CPAB+1.0)
(2)
式(2)においてKPACHGXが慣性過給補正係数であり、図4に示すA部における燃料噴射量を補正するために導入された補正係数である。またKPAAは、大気圧PAに応じて設定され、高地における排圧の低下及び空気密度の低下影響を補正するための基本大気圧補正係数であり、CPABは、吸気圧PBAに応じて算出され、高地における排圧低下の影響を補正するための排圧補正係数である。
慣性過給補正係数KPACHGXを含む式(2)を用いて大気圧補正係数KPAを算出することにより、高地において慣性過給が行われたときに、適正な量の燃料が噴射され、空燃比を所望値に維持することができる。
図5は、大気圧補正係数KPAを算出する処理のフローチャートである。この処理は、ECU5のCPUでTDCパルスの発生に同期して実行される。
ステップS11では、吸気圧PBAに応じて図6(a)に示すCPABテーブルを検索し、排圧補正係数CPABを算出する。CPABテーブルは、吸気圧PBAが増加するほど排圧補正係数CPABが減少するように設定されている。
ステップS12では、大気圧PAに応じて図6(b)に示すKPAAテーブルを検索し、基本大気圧補正係数KPAAを算出する。KPAAテーブルは、平地に対応する大気圧では「0」に設定され、大気圧PAが低下するほど増加するように設定されている。
ステップS13では、ゲージ圧PBGAが所定ゲージ圧PACHG(例えば−13.3kPa(−100mmHg)以上であるか否かを判別する。この答が否定(NO)であるときは、慣性過給補正係数KPACHGXを「1.0」、すなわち無補正値に設定する(ステップS15)。
ステップS13の答が肯定(YES)であるときは、図7に示すKPACHGX算出処理を実行し、慣性過給補正係数KPACHGXを算出する(ステップS14)。ステップS16では、上記式(2)により、大気圧補正係数KPAを算出する。
図7のステップS21では、大気圧PAが第1所定大気圧PA1(例えば82.6kPa(620mmHg))より高いか否かを判別し、その答が肯定(YES)であるときは、第1係数値KPACHGX0を「1.0」(大気圧PAが平地の大気圧PA0に等しいときの係数値)に設定し(ステップS22)、図8及び図9に示すKPACHGX1算出処理を実行して第2係数値KPACHGX1を算出する(ステップS23)。第2係数値KPACHGX1は、大気圧PAが第1所定大気圧PA1に等しいときの係数値である。
ステップS24では、大気圧PAを下記式(3)に適用し、補間演算により慣性過給補正係数KPACHGXを算出する。
Figure 0005313847
ステップS21でPA≦PA1であるときは、ステップS23と同様にして第2係数値KPACHGX1を算出する(ステップS25)とともに、図示しないKPACHGX2算出処理を実行し、第3係数値KPACHGX2を算出する(ステップS26)。第3係数値KPACHGX2は、大気圧PAが第1所定大気圧PA1より低い第2所定大気圧PA2(例えば71.3kPa(535mmHg))に等しいときの係数値である。KPACHGX2算出処理は、図8及び図9に示すKPACHGX1算出処理と処理手順は同一であって、使用するマップを第1所定大気圧PA1に対応するものから第2所定大気圧PA2に対応するもの変えたものに相当する。
ステップS27では、大気圧PAを下記式(4)に適用し、補間演算により慣性過給補正係数KPACHGXを算出する。
Figure 0005313847
図8及び図9は、第2係数値KPACHGX1を算出する処理のフローチャートである。
ステップS31では、吸気弁作動位相CAINが第1位相CAINML0以下であるか否かを判別し、その答が肯定(YES)であるときは、エンジン回転数NE及びゲージ圧PBGAに応じて第1KPC1マップを検索し、第1マップ検索値KPC1M0を算出する(ステップS32)。第1KPC1マップは、第1位相CAINML0に対応する係数値が設定されたマップであり、慣性過給効果が大きい回転数範囲RNECHG(例えば図4に示すA部に対応する回転数範囲)において「1.0」より大きな値に設定されており、回転数範囲RNECHG内では、ゲージ圧PBGAが増加するほど、第1マップ設定値が増加するように設定されている。また回転数範囲RNECHGに対応する領域以外の領域では、第1KPC1マップは「1.0」に設定されている。なお、以下に説明する第2〜第5KPC1マップも同様に設定されている。
ステップS33では、第2係数値KPACHGX1を第1マップ検索値KPC1M0に設定し、本処理を終了する。
ステップS31で、CAIN>CAINML0であるときは、吸気弁作動位相CAINが第5位相CAINML4以上であるか否かを判別する(ステップS34)。この答が肯定(YES)であるときは、エンジン回転数NE及びゲージ圧PBGAに応じて第5KPC1マップを検索し、第5マップ検索値KPC1M4を算出する(ステップS35)。第5KPC1マップは、第5位相CAINML5に対応する係数値が設定されたマップである。
ステップS36では、第2係数値KPACHGX1を第5マップ検索値KPC1M4に設定し、本処理を終了する。
ステップS34の答が否定(NO)、すなわちCAINML0≦CAIN<CAINML4であるときは、ステップS41(図9)に進み、吸気弁作動位相CAINが第2位相CAINML1より小さいか否かを判別する。この答が肯定(YES)であるときは、ステップS32と同様に第1マップ検索値KPC1M0を算出する(ステップS42)とともに、エンジン回転数NE及びゲージ圧PBGAに応じて第2KPC1マップを検索し、第2マップ検索値KPC1M1を算出する(ステップS43)。第2KPC1マップは、第2位相CAINML1に対応する係数値が設定されたマップである。
ステップS44では、第1補間演算係数値KPC1R0及び第2補間演算係数値KPC1R1を、それぞれ第1マップ検索値KPC1M0及び第2マップ検索値KPC1M1に設定し、ステップS45では、第1補間演算位相CAIN0及び第2補間演算位相CAIN1を、それぞれ第1位相CAINML0及び第2位相CAINML1に設定する。
ステップS60では、下記式(5)に吸気弁作動位相CAINを適用し、第2係数値KPACHGX1を算出する。式(5)により吸気弁作動位相CAINに応じた補間演算が行われる。
Figure 0005313847
ステップS41の答が否定(NO)、すなわちCAINML1≦CAIN<CAINML4であるときは、ステップS46に進み、吸気弁作動位相CAINが第3位相CAINML2より小さいか否かを判別する。この答が肯定(YES)であるときは、ステップS43と同様に第2マップ検索値KPC1M1を算出する(ステップS47)とともに、エンジン回転数NE及びゲージ圧PBGAに応じて第3KPC1マップを検索し、第3マップ検索値KPC1M2を算出する(ステップS48)。第3KPC1マップは、第3位相CAINML2に対応する係数値が設定されたマップである。
ステップS49では、第1補間演算係数値KPC1R0及び第2補間演算係数値KPC1R1を、それぞれ第2マップ検索値KPC1M1及び第3マップ検索値KPC1M2に設定し、ステップS50では、第1補間演算位相CAIN0及び第2補間演算位相CAIN1を、それぞれ第2位相CAINML1及び第3位相CAINML2に設定する。その後、前記ステップS60に進む。
ステップS46の答が否定(NO)、すなわちCAINML2≦CAIN<CAINML4であるときは、ステップS51に進み、吸気弁作動位相CAINが第4位相CAINML3より小さいか否かを判別する。この答が肯定(YES)であるときは、ステップS48と同様に第3マップ検索値KPC1M2を算出する(ステップS52)とともに、エンジン回転数NE及びゲージ圧PBGAに応じて第4KPC1マップを検索し、第4マップ検索値KPC1M3を算出する(ステップS53)。第4KPC1マップは、第4位相CAINML3に対応する係数値が設定されたマップである。
ステップS54では、第1補間演算係数値KPC1R0及び第2補間演算係数値KPC1R1を、それぞれ第3マップ検索値KPC1M2及び第4マップ検索値KPC1M3に設定し、ステップS55では、第1補間演算位相CAIN0及び第2補間演算位相CAIN1を、それぞれ第3位相CAINML2及び第4位相CAINML3に設定する。その後、前記ステップS60に進む。
ステップS51の答が否定(NO)、すなわちCAINML3≦CAIN<CAINML4であるときは、ステップS53と同様に第4マップ検索値KPC1M3を算出する(ステップS56)とともに、ステップS35と同様に第5マップ検索値KPC1M4を算出する(ステップS57)。
ステップS58では、第1補間演算係数値KPC1R0及び第2補間演算係数値KPC1R1を、それぞれ第4マップ検索値KPC1M3及び第5マップ検索値KPC1M4に設定し、ステップS59では、第1補間演算位相CAIN0及び第2補間演算位相CAIN1を、それぞれ第4位相CAINML3及び第5位相CAINML4に設定する。その後、前記ステップS60に進む。
ステップS41〜S60により、吸気弁作動位相CAINに応じた補間演算が行われる。なお、第1位相CAINML0〜第5位相CAINML4は、CAINML0<CAINML1<CAINML2<CAINML3<CAINML4なる関係を満たす。
図8及び図9の処理により、エンジン回転数NE、ゲージ圧PBGA、及び吸気弁作動位相CAINに応じて、第2係数値KPACHGX1が算出される。
以上のように本実施形態では、エンジン運転状態に応じて基本燃料量TIMが算出されるとともに、吸気弁作動位相CAIN及び大気圧PAに応じて、慣性過給補正係数KPACHGXが算出され、慣性過給補正係数KPACHGXを用いて大気圧補正係数KPAが算出される。そして、基本燃料量TIMを大気圧補正係数KPAにより補正して燃料噴射量TOUTが算出される。したがって、吸気弁作動位相CAIN及び大気圧PAの変化に拘わらず、慣性過給による充填効率の変化を考慮した慣性過給補正係数KPACHGXの設定を行うことができ、空燃比を適切に制御し、良好な慣性過給効果及び排気特性を維持することができる。
本実施形態では、弁作動特性可変機構40が可変動弁機構に相当し、エアクリーナ7が圧力脈動を抑制するためのチャンバに相当する。またECU5が、基本空燃比制御量算出手段、補正量算出手段、及び補正手段を構成する。具体的には、図7に示す処理が選択手段を含む補正量算出手段を構成する。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、図7に示す処理により慣性過給補正係数KPACHGXを算出し、式(2)により大気圧補正係数KPAを算出するようにしたが、本実施形態は、式(2)に含まれるすべての要素を考慮したKPAマップを、大気圧PA、エンジン回転数NE、ゲージ圧PBGA、及び吸気弁作動位相CAINに応じて予め設定しておき、これらのパラメータの検出値に応じてKPAマップを検索して大気圧補正係数KPAを算出するようにしたものである。以下に説明する点以外は、第1の実施形態と同一である。
図10は、本実施形態における大気圧補正係数算出処理のフローチャートである。この処理は、図7の「KPACHGX」を「KPA」に変更したものに相当する。
ステップS22aでは、第1大気圧補正係数値KPA0を「1.0」(大気圧PAが平地の大気圧PA0に等しいときの係数値)に設定する。ステップS23aでは、図8及び図9に示すKPACHGX1算出処理と同様のKPA1算出処理(図示せず)を実行して第2大気圧補正係数値KPA1を算出する。第2大気圧補正係数値KPA1は、大気圧PAが第1所定大気圧PA1に等しいときの係数値である。KPA1算出処理で参照されるマップは、エンジン回転数NE、ゲージ圧PBGA、及び吸気弁作動位相CAINに応じて設定された5つのマップ(第1の実施形態における第1KPC1マップ〜第5KPC1マップに対応するマップ)である。
ステップS24aでは、大気圧PAを下記式(3a)に適用し、補間演算により大気圧補正係数KPAを算出する。
Figure 0005313847
ステップS25aでは、ステップS23aと同様にして第2大気圧補正係数値KPA1を算出し、ステップS26aでは、図示しないKPA2算出処理を実行し、第3大気圧補正係数値KPA2を算出する。第3大気圧補正係数値KPA2は、大気圧PAが第2所定大気圧PA2に等しいときの係数値である。KPA2算出処理は、KPA1算出処理と処理手順は同一であって、使用するマップを第1所定大気圧PA1に対応するものから第2所定大気圧PA2に対応するもの変えたものに相当する。
ステップS27aでは、大気圧PAを下記式(4a)に適用し、補間演算により慣性過給補正係数KPAを算出する。
Figure 0005313847
本実施形態では、第1の実施形態における慣性過給補正係数KPACHGXを用いていないが、大気圧補正係数KPAが、慣性過給による吸入空気量の増加に対応可能に設定されるので、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
本実施形態では、図10の処理が補正量算出手段に相当する。
なお本発明は上述した実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態では、エンジン回転数NE、吸気圧PBA、及び吸気弁作動位相CAINに応じて設定されたTIマップを検索して基本燃料量TIMを算出するようにしたが、エンジン回転数NE、吸気圧PBA、及び吸気弁作動位相CAINに応じて設定されたGAIRマップを検索して吸入空気流量GAIRを算出し、吸入空気流量GAIRに応じて基本燃料量TIMを算出する構成を採用してもよい。その場合、基本燃料量TIMを大気圧補正係数KPAで補正することに代えて、吸入空気流量GAIRを大気圧補正係数KPAで補正するようにしてもよい。
また上述した実施形態では、3気筒エンジンに本発明を適用した例を示したが、3つの気筒からなる気筒群を2つ備える6気筒エンジンにも適用可能である。すなわち、第1気筒群(#1〜#3気筒)及び第2気筒群(#4〜#6気筒)に対応して独立した吸気系が設けられているエンジンでは、それぞれ気筒群において各気筒の吸気弁開弁期間がオーバラップしないように構成することができる。したがって、吸気行程における脈動成分の干渉がなく、すべての気筒において所望の慣性過給効果を得ることができる。
また本発明は、吸気通路2の途中にサージタンクを備えるエンジンの空燃比制御にも適用可能であり、その場合にはサージタンクが圧力脈動を抑制するためのチャンバに相当する。
また本発明は、クランク軸を鉛直方向とした船外機などのような船舶推進機用エンジンなどの制御にも適用が可能である。
1 内燃機関
2 吸気通路
5 電子制御ユニット(基本空燃比制御量算出手段、補正量算出手段、補正手段)
6 燃料噴射弁
7 エアクリーナ(脈動抑制手段)
9 吸気圧センサ
31 大気圧センサ
40 弁作動特性可変機構(可変動弁機構)

Claims (2)

  1. 複数気筒と、
    該複数気筒に空気を導入する吸気系であって、該吸気系内の圧力脈動を抑制するためのチャンバと、複数気筒に連通する分岐通路と、前記チャンバと前記複数の分岐通路の集合部とを接続する接続通路とからなる吸気系と、
    前記複数気筒に設けられる吸気弁の作動位相を変更する可変動弁機構とを備え、
    前記吸気系に連通する複数気筒の吸気行程がオーバラップしないように構成されている内燃機関の空燃比制御装置において、
    大気圧を検出する大気圧センサと、
    前記吸気系内の吸気圧を検出する吸気圧センサと、
    平地の大気圧である基準大気圧における吸気圧を基準として設定される基本空燃比制御量マップを用いて、前記吸気圧センサによる検出吸気圧に対応する前記機関の運転状態に応じた基本空燃比制御量を算出する基本空燃比制御量算出手段と、
    前記大気圧センサによる検出大気圧が前記基準大気圧と異なる場合において前記吸気系内に発生する圧力脈動を利用する慣性過給が行われたときに、適正量の燃料が噴射されて前記機関に供給する混合気の空燃比が所望値に維持されるように、前記基本空燃比制御量を補正するための慣性過給補正量を前記吸気弁の作動位相及び前記検出大気圧に応じて算出する補正量算出手段と、
    前記基本空燃比制御量を前記慣性過給補正量により補正して空燃比制御量を算出する補正手段とを備え、
    前記空燃比制御量により前記空燃比を制御することを特徴とする内燃機関の空燃比制御装置。
  2. 前記補正量算出手段は、前記慣性過給の効果が大きい所定機関回転数範囲内で前記検出吸気圧と前記検出大気圧との差圧が小さくなるほど増加するように前記慣性過給補正量を算出することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の空燃比制御装置。
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