JP5313433B2 - スケーラブルデータの算術復号化方法及び装置、スケーラブルデータのビットストリームの切断方法、スケーラブルオーディオデータの算術復号化方法、及びスケーラブルオーディオデータのビットストリームの切断方法、並びに記録媒体 - Google Patents
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Description
また、本発明が解決しようとする他の課題は、スケーラブルオーディオデータのビットストリームの切断方法を提供するところにある。
スケーラブル算術符号化されたシンボルを復号化するスケーラブルデータの算術復号化方法において、(a)復号化しようとする前記シンボルと当該シンボルが発生する確率とを利用して当該シンボルを算術復号化するステップ、及び(b)前記シンボルの復号化完了如何を示すアンビギュイティをチェックして、復号化継続如何を決定するステップとを含む。前記(b)ステップは、スケーラブル復号化のために、切断された後で残った有効なビットストリームを復号化した後、拡張性のために、切断されたビットストリームを復号化するための仮想のデータを利用して復号化する場合、前記仮想のデータに関係なく前記シンボルが復号化される場合には、復号化を進め続け、前記仮想のデータに依存して前記シンボルが復号化される場合には、前記アンビギュイティが発生したと判断して復号化を完了するステップを含むことを特徴とする。
target_bytes=(target_bits+7)/8 …式(3)
ただし、
target_bits=(int)(target_bitrate/2*1024*osf/sampling_rate+0.5)-16…式(4)
(式(4)において、target_bitrateは、目標にしようとする伝送ビットレート(bit/sec)、sampling_rateは、入力信号のサンプリング周波数(Hz)、osfは、1,2,4のうちのいずれかの値を有する因子(oversampling factor)を表す)
また、ビットストリームが切断された場合にも、復号化終了時点が分かり、除去された部分に対しても付加的な復号化が可能である。
まず、復号化するビットストリームのヘッダ情報からデコーディングモード(復号化モード)を探す。ここで、デコーディングモードがCBAC(Context-Based Arithmetic Coding)モード(文脈基盤の算術符号化モード)である場合、復号化しようとするシンボルの文脈を参照して当該シンボルが発生する確率を得る。
また、デコーディングモードがBPGC(BitPlane Golomb Coding)モード(ビットプレーンゴロム符号化モード)である場合、復号化するデータがラプラシアン分布を有すると仮定して復号化しようとするシンボルが発生する確率を得る。
また、デコーディングモードが低エネルギーモードである場合、ビットストリームのヘッダの確率モデル情報を利用して復号化しようとするシンボルが発生する確率を得る。
もし、「(v1+v2−low+1)・214<(high−low+1)・freq」であれば、シンボルsymは1に復号化されて生成される。この条件についてv2を中心に整理すれば、式(1)で表される。
図6に示したアンビギュイティチェック部540は、復号化継続如何判断部600、追加復号化部620及び復号化中断部640を備える。
追加復号化部620は、dummyをv2のビット数としたときに、Kが2dummy−1以上であれば、シンボルを1に復号化し、Kが0以下であれば、シンボルを0に復号化するものである。
復号化中断部640は、Kが0と2dummy−1との間であれば、アンビギュイティが発生したと決定して復号化を中断するものである。
まず、シンボル決定/確率予測部500は、算術符号化されたスケーラブルビットストリームで復号化しようとするシンボルを探して決定し(ステップ700)、決定されたシンボルが発生する確率を予測する(ステップ710)。
まず、復号化するビットストリームのヘッダ情報からデコーディングモードを探す。ここで、デコーディングモードがCBACモードである場合、復号化しようとするシンボルの文脈を参照して当該シンボルが発生する確率を得る。
また、デコーディングモードがBPGCモードである場合、復号化するデータがラプラシアン分布を有すると仮定して復号化しようとするシンボルが発生する確率を得る。
また、デコーディングモードが低エネルギーモードである場合、ビットストリームのヘッダの確率モデル情報を利用して復号化しようとするシンボルが発生する確率を得る。
terminate_decoding( )関数は、アンビギュイティが発生した場合のLLE(lossless enhancement layer)データの復号化を終了する関数である。
符号ビットエラーを防止するために、現在のスペクトルラインのスペクトル値は、符号ビットを復号化する間にアンビギュイティが発生する場合に0に設定される。
本実施形態に係る算術復号化過程では、あらゆるインデックス変数は、以前の算術復号化過程から行われる。
まず、ビットストリームのヘッダ情報からビットストリームの長さを解釈する(ステップ1000)。次いで、ビットストリームを読み取る(ステップ1010)。式(3)を利用して、ターゲットビットレートに該当するバイトを計算する(ステップ1020)。このターゲットビットレートは、式(4)で示され、サーバまたはユーザなど外部から与えられうる。
target_bytes=(target_bits+7)/8
lle_ics_length=min(lle_ics_length,target_bytes)
このようにして、更新されたlle_ics_lengthを有する切断されたビットストリームを生成する。
520 シンボル復号化部
540 アンビギュイティチェック部
600 復号化継続如何判断部
620 追加復号化部
640 復号化中断部
Claims (10)
- スケーラブル算術符号化されたシンボルを復号化する方法において、
(a)復号化しようとするシンボルとそのシンボルが発生する確率とを利用して算術復号化するステップと、
(b)ビットストリームに含まれたコード情報に対応して、シンボルの復号化完了如何を示すアンビギュイティをチェックして、復号化継続如何を決定するステップと、を含み、
前記(b)ステップは、
(b1)式(1)及び式(2)の右辺値をKとするとき、前記Kを計算してKによって前記シンボルの復号化継続如何を判断するステップと、
(b2)dummyをv2のビット数としたときに、前記Kが2 dummy −1以上であれば、前記シンボルを1に復号化し、前記Kが0以下であれば、前記シンボルを0に復号化するステップと、
(b3)前記Kが0と2 dummy −1との間であれば、前記アンビギュイティが発生したと決定して復号化を中断するステップと、
を含むことを特徴とするスケーラブルデータの算術復号化方法。 - 前記(a)ステップの前に、
復号化しようとする前記シンボルを探すステップと、
当該シンボルが発生する確率を計算するステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項1記載のスケーラブルデータの算術復号化方法。 - 前記シンボルが発生する確率を計算するステップは、
復号化するビットストリームのヘッダ情報からデコーディングモードを探すステップと、
前記デコーディングモードが文脈基盤の算術符号化モードである場合、復号化しようとする前記シンボルの文脈を参照して当該シンボルが発生する確率を得るステップと、
を含むことを特徴とする請求項2記載のスケーラブルデータの算術復号化方法。 - 前記(a)ステップは、
ビットプレーン上の値のうち最初に0でないサンプルが復号化されれば、それに該当する符号ビットを算術復号化し、
前記(b3)ステップは、
前記Kが0と2dummy−1との間であれば、前記アンビギュイティが発生したと決定して復号化を中断し、直前に復号化されたサンプルを0にセッティングして復号化を終了することを特徴とする請求項3記載のスケーラブルデータの算術復号化方法。 - 前記シンボルが発生する確率を計算するステップは、
復号化するビットストリームのヘッダ情報からデコーディングモードを探すステップと、
前記デコーディングモードがビットプレーンゴロム符号化モードである場合、復号化するデータがラプラシアン分布を有すると仮定して復号化しようとする前記シンボルが発生する確率を得るステップと、
を含むことを特徴とする請求項2記載のスケーラブルデータの算術復号化方法。 - 前記(a)ステップは、
ビットプレーン上の値のうち最初に0でないサンプルが復号化されれば、それに該当する符号ビットを算術復号化し、
前記(b3)ステップは、
前記Kが0と2dummy−1との間であれば、前記アンビギュイティが発生したと決定して復号化を中断し、直前に復号化されたサンプルを0にセッティングして復号化を終了する、
ことを特徴とする請求項5記載のスケーラブルデータの算術復号化方法。 - 前記シンボルが発生する確率を計算するステップは、
復号化するビットストリームのヘッダ情報からデコーディングモードを探すステップと、
前記デコーディングモードが低エネルギーモードである場合、前記ビットストリームのヘッダの確率モデル情報を利用して復号化しようとする前記シンボルが発生する確率を得るステップと、
を含むことを特徴とする請求項2記載のスケーラブルデータの算術復号化方法。 - スケーラブル算術符号化されたシンボルを復号化するスケーラブルデータの算術復号化装置において、
復号化しようとする前記シンボルと当該シンボルが発生する確率とを利用して当該シンボルを算術復号化するシンボル復号化部と、
前記シンボルの復号化完了如何を示すアンビギュイティをチェックして、復号化継続如何を決定するアンビギュイティチェック部と、を備え、
前記アンビギュイティチェック部は、
式(1)及び式(2)の右辺値をKとするとき、前記Kを計算してKによって前記シンボルの復号化継続如何を判断する復号化継続如何判断部と、
dummyをv2のビット数としたときに、前記Kが2dummy−1以上であれば、前記シンボルを1に復号化し、前記Kが0以下であれば、前記シンボルを0に復号化する追加復号化部と、
前記Kが0と2dummy−1との間であれば、前記アンビギュイティが発生したと決定して復号化を中断する復号化中断部と、
を備えることを特徴とするスケーラブルデータの算術復号化装置。 - 復号化しようとする前記シンボルを探して当該シンボルが発生する確率を計算するシンボル決定/確率予測部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項8記載のスケーラブルデータの算術復号化装置。 - 請求項1乃至7のいずれか一項記載のスケーラブルデータの算術復号化方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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