JP5313426B2 - 容器内に固形粒子状材料を投入する装置 - Google Patents

容器内に固形粒子状材料を投入する装置 Download PDF

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Description

本発明は、容器(vessel)内へ固形粒子状材料を投入する冶金用ランスを提供する。
このランスの1つの応用例が、溶融金属を生産する製法(直接製錬法など)において容器の溶融浴中へ冶金用供給材料を投入する手段としてある。
反応媒体として溶融金属層に依存し、一般にHIsumelt法(HIsmelt process)と呼ばれて知られている製錬法が、本出願人の名義による国際出願PCT/オーストラリア特許第96/00197号(WO第96/31627号)に説明されている。
その国際出願に説明されているHIsmelt法は、鉄を含む供給材料(鉱石、部分還元鉱石および屑流(waste streams)含有金属など)から溶融鉄金属を生産する具体的な応用例を含む溶融浴をベースにした直接製錬法である。HIsmelt法は、
(a)容器内に溶融鉄とスラグの浴を形成すること、
(b)その浴中へ、
(i)金属を含む供給材料、典型的には金属酸化物、および
(ii)金属酸化物の還元剤およびエネルギー源として作用する固形の炭素質材料、典型的には石炭を投入すること、
(c)金属を含む供給材料を金属層の状態の金属に製錬することを含む。
「製錬する」という用語は、ここでは、液状の金属を生産するために、金属酸化物を還元する化学反応が生じる熱処理を意味するものと理解されたい。
HIsmelt法はまた、浴から、浴の上方の酸素含有ガスを含む空間に放出されるCOおよびH2などの反応ガスを後燃焼すること、および金属を含む供給材料を製錬するのに必要な熱エネルギーを供給するために、後燃焼によって生成される熱を浴に移転することを含む。
HIsmelt法はまた、浴の上方で反応ガスを後燃焼することによって生成される熱エネルギーを浴に移転するために効果的な媒体を提供する、好適に多量の上昇しかつその後降下する溶融金属および/またはスラグの小滴または飛沫または流れが存在する浴の基準静止表面(nominal quiescentsurface)上方に、転移域(transition zone)を形成することを含む。
HIsmelt法では、金属を含む供給材料および固形の炭素質材料が、下向きかつ内向きに製錬容器を貫通して延在するように傾斜し、さらに固形物材料を容器底にある金属層中に送出するように容器の下方領域内に達する。商業運転の工程では、ランスが、長期間、典型的には少なくとも数ヶ月間、約1400℃の運転温度を始めとする過酷な条件に製錬容器内で耐えなければならない。したがって、ランスは、このような厳しい環境の中で順調に動作するために、内部強制冷却システムを備えなければならず、さらに実質的な局部温度変化に耐えることが可能でなければならない。本発明は、このような条件下で有効に動作できるランスの製作を可能にする。
本発明によれば、容器内部に収容されている溶融材料中に固形粒子状材料を投入するために、容器内に延在する細長い冶金用ランスを提供し、そのランスが、 (a)固形粒子状材料を通過させるための中央芯管と、
(b)その中央芯管をその長さの実質的な部分全体に取り巻く環状冷却ジャケットであって、芯管の周りに配置した内側の細長い環状冷却液流通路と、内側冷却液流通路の周りに配置した外側の細長い環状冷却液流通路と、ジャケットの前方端で、内側および外側の環状冷却液流通路を相互連結する環状端部液流通路とを画定する環状冷却ジャケットと、
(c)ジャケットの後端領域における、ジャケットの内側の環状冷却液流通路への冷却液の注入口のための冷却液注入口手段と、
(d)ジャケットの後端領域における、外側の環状冷却液流通路からの冷却液の排出口のための冷却液排出口手段であって、それによって、冷却液を、内側の環状冷却液流通路に沿って前方にジャケットの前方端へ、次いで環状端部液流通路を通し、さらに外側の環状冷却液流通路を通して後方に流す冷却液排出口手段と具備し、
(i)ジャケットの前方端部分の外壁が、高い伝熱特性を有し、かつジャケットを冷却液流によって冷却するとき、1100℃より高い外部温度に長期間耐えることができる第1の材料から形成され、
(ii)ジャケットの本体部分の外壁が、ジャケットを冷却液流によって冷却するとき、1100℃より高い外部温度に長期間曝されても、その構造的な特性を維持し、それによってその外壁が、このような温度においてランスの支持に寄与する構造部材としての役割を果たす第2の材料から形成され、さらに
(iii)前方端部分の外壁および本体部分の外壁が一体に溶接されている。
ランスの高い伝熱性と構造部分との上述の組合せによって、ランスを相対的に長くすることが可能になり、その結果、
(a)金属およびスラグの溶融浴を収容する容器内へランスが進入する位置が、静止スラグ層上方の容器の側壁内を取ることができ、したがって必然的に容器の極めて過酷な炉床領域の上方にあり、
(b)供給材料を炉床領域の中心部分の中へ送出するために、ランスが下向きかつ内向きに十分な距離を延在する。
ランスの進入箇所をこの位置に、すなわち、静止スラグ層上方に配置することによって、容器が溶融金属およびスラグを収容しているときに、必要ならばランスを交換することも可能になる。したがって、ランスの交換に、容器を空にすることを伴う容器の大幅な運転休止の必要がない。
ジャケットが、前方端部分の外壁と本体部分の外壁の間に位置する移行部を具備し、かつその移行部が両方の外壁と一体に溶接されていることが好ましい。
本体部分の外壁の壁厚が、前方端部分の外壁のそれよりも薄いことが好ましい。
移行部の一方の端部における壁厚が、前方端部分の外壁のそれと実質的に同じであり、かつ移行部の他方の端部における壁厚が、本体部分のそれと実質的に同じであることが好ましい。
温度が、1200℃よりも高いことが好ましい。
温度が、1300℃よりも高いことがより好ましい。
第1の材料が、銅または銅合金であることが好ましい。
第2の材料が、鋼鉄であることが好ましい。
移行部が、鋼鉄から形成されていることが好ましい。
前方端部分と移行部の間の溶接部が、ニッケルまたはニッケル合金でバタリングされていることが好ましい。
ジャケットの外壁が、外壁上にスラグが凝固するためのキー構造を有することが好ましい。
キー構造が、切込みまたはばち形断面を有することが好ましい。
使用に際して、自立的であるランスの長さが、少なくとも1.5メートルであることが好ましい。
ジャケットの内側および外側の環状冷却液流通路と環状端部液流通路が、
(a)環状の丸みをおびた端部連結部によってジャケットの前方端で閉鎖される単一の中空環状構造を形成するために、環状の丸みをおびた端部連結部によってジャケットの前方端で相互連結された内管および外管と、
(b)中空環状構造内部に配置され、(i)中空環状構造の内部を前記内側と外側の細長い環状液流通路に分割するように、その内部で延在する管部分と、(ii)環状端部液流通路が、環状構造の前記前方端部分と前記中空環状構造の環状の丸みをおびた端部連結部の間で画定されるように、前記中空環状構造の環状の丸みをおびた端部連結部に隣接して配置されている前方端部分とを有する、細長い環状構造とによって画定されることが好ましい。
外管が、一体に溶接されている前方部と後方部を有することが好ましい。
外管の前方部が、第1の材料から形成されている、ジャケットの前方端部分の外壁を画定することがより好ましい。
外管の後方部がまた、第2の材料から形成されている、ジャケットの本体部分の外壁を画定することがより好ましい。
外管が、前方部と後方部の間に位置し、かつ前方部と後方部に溶接されている移行部を有することがより好ましい。
丸みをおびた端部連結部が、第1の材料から形成されていることがより好ましい。
前方端部分と細長い環状構造の管部分とが一体に溶接されていることが好ましい。
丸みをおびた端部連結部が、内管と外管のそれぞれに溶接されていることが好ましい。
ジャケットの次の構成要素間、すなわち、
(i)丸みをおびた端部連結部と内管の間、
(ii)丸みをおびた端部連結部と外管の間、および
(iii)前方端部分と管部分の間の溶接連結部が、ジャケットの組立てを容易にするために軸線方向に間隔を置かれていることが好ましい。
芯管が、一部が冷却ジャケット内部に位置しかつ冷却ジャケットによって遮蔽されている一部分と、冷却ジャケットを越えて延在する別の部分を有するノズルを具備し、そのノズルが芯管に容易に着脱できるように、ノズルが、芯管の相補的なねじ山部に係合するねじ山が切ってある後端を有することが好ましい。
環状端部液流通路が、内側の環状冷却液流通路から外側の環状冷却液流通路まで滑らかに外側および後方向へ湾曲し、かつ環状端部液流通路を通る水流に関する有効断面積が、内側および外側の環状冷却液流通路の断面流量面積よりも小さいことが好ましい。
さらに、単一の中空環状構造が、その熱膨張および収縮の格差による、その内管と外管の間の相対的な長手方向の動きを許容するように取り付けられ、かつ細長い環状構造がその動きに適応するように取り付けられることが好ましい。
冷却液が水であることが好ましい。
本発明によれば、溶融鉄金属を生産するために鉄を含む供給材料を溶解する溶融浴ベースの製法を運転するための容器であって、炉床、炉床から上方に延在する側壁、および側壁を貫通して容器内に延在する上述の冶金用ランスのうちの少なくとも一方を有する容器が同様に提供される。
ランスの寸法が、ランスが容器内に少なくとも1.5メートル延在し、かつその長さにわたって自立的であるように選択されることが好ましい。
ランスの自立的な長さが少なくとも2.5メートルであることが好ましい。
ランスが、下方向に容器の側壁を貫通し、かつ水平面に対して30から60°の角度で炉床領域内に延在することが好ましい。
側壁が水冷パネルから形成されている部分を含み、かつランスがその部分を貫通して延在することが好ましい。
本発明を十二分に説明するために、添付図面を参照して1つの具体的な実施形態を説明する。
図1は、国際特許出願PCT/オーストラリア特許第96/00197号に説明されているHIsmelt法を運転するのに適切な直接製錬容器(direct smelting vessel)を例示し、その国際出願の開示を相互参照によって合体する。以下の説明は、溶融鉄を生産するために鉄鉱石を製錬することに関連する。
図を参照すると、全体として冶金容器を符号11として示し、耐火煉瓦から作製した基部12および側部13を含む炉床と、その炉床の側部13から上方向に延在して、水冷パネルから形成した上方本体部151と水冷パネルおよび耐火煉瓦の内張りから形成した下方本体部153とを含む、概ね円筒形の本体を形成する側壁14と、屋根17と、排ガス用の排気口18と、溶融金属を連続して排出するための前炉19と、溶融スラグを排出する湯出し口21とを備える。
使用に際して、容器は、静止状態の下で、溶融金属層22およびその金属層22上の溶融スラグ層23を含む、鉄とスラグの溶融浴を収容する。「金属層」という用語は、ここでは、大部分が金属である浴の領域を意味するものと理解されたい。「スラグ層」という用語は、ここでは、大部分がスラグである浴の領域を意味するものと理解されたい。符号24によって表示した矢印は、金属層22の基準静止表面の位置を示し、さらに符号25によって表示した矢印は、スラグ層23の(すなわち、溶融浴の)基準静止表面の位置を示す。「静止表面」という用語は、容器内にガスおよび固形物が存在しないときの表面を意味するものと理解されたい。
容器には、高温のエア・ブラストを容器の上方領域に送出するための下方向に延在する高温空気噴付けランス26が嵌合する。
容器にはまた、鉄鉱石、固形炭素質材料および酸素が欠乏しているキャリヤ・ガス(carrier gas)によって運ばれる溶剤を溶融浴中に投入するために、下向きにかつ内向きに側壁14を貫通して延在し、さらにスラグ層23中に達する固形物投入ランス27(2つを示す)が嵌合する。ランス27の位置は、それらの炉内進入箇所がスラグ層23の静止表面25上方にあり、かつその放出口端28が、工程運転中は、金属層22上方にあるように配置されている。ランスのこのような位置によって、溶融金属との接触による損傷の危険性を減らし、かつ水が容器内の溶融金属と接触する重大な危険性を伴わずに、強制内部水冷によってランスを冷却することも可能になる。ランス27は、水平面に対して30°から60°の角度で、容器内に少なくとも1.5メートル延在し、かつその長さにわたって自立的である。固形物投入ランスの構造を図2から6に詳細に例示する。
HIsmelt法を運転するために容器を使用する際は、鉄鉱石、固形炭素質材料(典型的には石炭)およびキャリヤ・ガス(典型的にはN2)によって運ばれる溶剤(典型的には、石灰およびマグネシア)が、ランス27を経由して溶融浴内に投入される。固形材料/キャリヤ・ガスの勢いによって、固形材料およびガスが溶融浴の下方領域に達する。固形材料とキャリヤ・ガスの投入によって、溶融金属が浮揚して持ち上がり、次に固形炭素とスラグが溶融浴中で実質的な攪拌を引き起こし、その結果、溶融浴の体積が拡大し、矢印30によって示す表面を有するようになる。攪拌の程度は、溶融浴全体を通して、典型的には1450から1550°の適度に均一な温度になる程である。さらに、溶融金属、固形炭素およびスラグが浮揚し持ち上がることによって引き起こされる溶融材料の飛沫、小滴および流れの上方移動が、容器内の溶融浴上方の上部空間31内に達して、
(a)転移域28を形成し、さらに
(b)幾らかの溶融材料(大部分がスラグ)を、転移域28を越えてその転移域28上方にある側壁14の上方本体部151の一部および屋根17にまで跳ね上げる。
拡大した溶融浴および転移域28が、持ち上がった浴を画定する。
以上の他に、ランス26を経由して800から1400℃の温度にある高温のエア・ブラストが、転移域28内で反応ガス、すなわちCOおよびH2を後燃焼し、さらにガス空間内で約2000℃以上の高温を生じる。その熱が、ガス噴付け領域内で、上昇しかつ降下する溶融材料の飛沫、小滴および流れに移転され、次いでその熱は、一部が溶融浴全体に移転される。
図2から6を参照すると、固形物投入ランス27がそれぞれ、固形物材料を送出する中央芯管31とその中央芯管31をその長さの実質的な部分にわたって取り巻く環状冷却ジャケット32とを有する。
図4を参照すると、中央芯管31が、ほとんどその長さ全体を鋼鉄管33から形成されている。中央芯管31はまた、その前方端に、冷却ジャケット32の前方端を越えて突出するノズルを形成するステンレス鋼部分34を有する。芯管31の前方端部34が、溶接部101で一体に溶接されている前方部分93とアダプタ部分35を有する。その前方端部34は、アダプタ部分35と管33に形成したねじ山36によって管33に連結されている。このような構成によって、その前方端部34を容易に交換することが可能になる。
中央芯管31は、一連の鋳造セラミック管によって形成した薄いセラミックの内張り37で内側全体を前方端部34まで裏打ちされている。図3で最も適正に分かるように、中央芯管31の後方端が、T字状部分39にカップリング38を介して連結するが、そのT字部分を通って、粒子状の固形物材料を加圧流動化するガス運搬体、例えば窒素によって送出する。
最初に図2Aを参照すると、環状冷却ジャケット32が、丸みをおびた前端連結部44によって相互連結する外管および内管42、43からなる長い中空環状構造41と、その中空環状構造41内に、その中空環状構造41の内部を内側の細長い環状水流通路(環状冷却液流通路)46と外側の細長い環状水流通路(環状冷却液流通路)47とに分割するように配置されている細長い環状構造45とを含む。
図4を参照すると、ジャケット32の前端連結部44が、中実の熱間鍛造の銅ビレットから手削りされている。前端連結部44に関する材料選択は、1300℃を超える運転温度で高い伝熱性を備えていることが基本である。
外管および内管42、43は、少なくとも2メートルの長さが典型的である。内管43は、鋼鉄から形成され、前方端を前端連結部44に溶接部83で連結されている。外管42には2つの主要部、すなわち前方部50と後方部48があり、さらに2つの主要部の間に位置しかつ溶接部95、97でそれらの2つの主要部に溶接されている移行部51を含む。その前方部50は銅製であり、その後方部48および移行部51は鋼鉄製である。前方部50と移行部51の間の溶接部95が、ニッケルまたはニッケル合金でバタリング(buttered)されている。バタリング(buttering)の段階は、溶接するべき部分を600℃まで予熱することを含む。前方部50は、溶接部79で前端連結部44に溶接されている。移行部51の前方にあるランス部分が、ランスの前方端部分であり、そして移行部51があり、さらにその移行部51の後方にあるランス部分が、ランスの本体部分である。内管43と外管42の後方部48とに関する材料選択は、容器内で1300℃を超える温度に曝されたとき、構造が損なわれないことが基本である。したがって、これらの構成要素の材料選択に関して主に考慮することは、構成要素の構造部材としての性能である。外管42の前方部50に関する材料選択は、1300℃を超える運転温度で高い伝熱性を備えていることが基本である。性能要件に適合するために、前方部50の壁厚が、後方部48のそれよりも厚い。移行部51は、前方部50に溶接されている端部から後方部48に溶接されている他端部にかけて、壁厚が薄くなっていくように形成されている。
細長い環状構造45は、機械加工した鋼鉄製の前端部分49に溶接部85で溶接した長い鋼鉄管60によって形成されているが、その前方端部分は、中空環状構造41の前端連結部44内部に収まり、内側の環状水流通路46および外側の環状水流通路47の前方端部を相互連結する環状端部液流通路53を形成する。
図4で最も適正に分かるように、溶接部79、83および85が、ジャケット32を製造し易くするために軸線方向にずらしてある。最初に、前端連結部44と内管43を一体に溶接することによって、ジャケット32の構成要素を一体に組み立てて、溶接部83を形成するように構成されている。次の段階は、一連の円周方向に間隔をおいたダボ(dowels)70を介して、前端部分49を前端連結部44に連結し、次いで管60を前方端部分49に溶接することである。得られる溶接部85を溶接部83の軸線方向に前方に配置することによって、溶接部85を形成するとき、既に形成した溶接部83に対する熱の影響を最小限に抑える。最終段階は、外管42(前方部50、移行部51および後方部48を一体に溶接することによって先行して組み立てた)を前端連結部44に溶接することである。同様に、得られる溶接部79を溶接部85の軸線方向に前方に配置することによって、溶接部79を形成するとき、既に形成した溶接部85に対する熱の影響を最小限に抑える。
環状冷却ジャケット32の後端に、注水口(冷却液注入口手段)52を設けて、その注水口を通じて冷却水の流れを内側環状水流通路46内に導入し、かつ排水口(冷却液排出口手段)53を設けて、その排水口から水をランスの後端にある外側環状水流通路47から抜き取る。したがって、ランスの使用に際して、冷却水は、内側の環状水流通路46を通ってランスを前方に流れ下り、次いで外側に向かってかつ環状端部液流通路53を回り込んで戻り、外側環状水流通路47内に流入し、その通路を通って冷却水が、ランスに沿って後方に流れて排水口53から流出する。それによって、投入された固形物材料がランスの前方端から吐出する前に、それが確実に溶解または燃焼しないように、最も冷たい水がこの材料と熱移転関係にあることを保証し、かつランスの中央芯部を通って投入される固形物材料の効果的な冷却とランスの前方端および外表面の効果的な冷却とを可能にする。
管42と中空環状構造41の前端連結部44との外表面は、四角い突き出たボス54の規則的なパターンが機械加工されており、それらのボスが、ランスの外表面上にスラグが凝固するためのキー構造(keying formations)として機能するように、それぞれのボスが切込みまたはばち形(dove−tail)断面を有する。ランス表面上にスラグが凝固することによって、ランスの金属構成要素中の温度を最低限にするのを助ける。ランスの前方または先端上に凝結するスラグが、容器内部の過酷な運転条件にランスの金属構成要素を曝すことからさらに保護するランス延在部として機能する延在パイプを、固形材料から形成するための土台の役割を果たすことが使用に際して判明した。
ランスの先端部を冷却することにとって、環状端部液流通路53付近の高い水流速度を維持することが重要であることが判明した。特に、最大の熱移転を実現するためには、約毎秒10メートルの水流速度をこの領域で維持することが最も望ましい。この領域の水流速度を最大にするために、環状端部液流通路5を通る水流に関する有効断面積を、内側環状水流通路46と外側環状水流通路47の有効断面積よりも大幅に小さくする。細長い環状構造45の前端部分49は、内側環状水流通路46の前方端から流れる水が、環状端部流通路53内を通過する前に、渦および速度損失(losses)を最小にするために、内側に向かって狭くなっていくまたは先細りになっているノズル水流通路部分61を通過するような形状になされかつ位置決めされている。環状端部流通路53はまた、その通路の屈曲部付近および外側環状水流通路47に戻っていく水流の増大した速度を維持するように、水が流れる方向に有効流量面積が減少する。このような様式で、過剰な水圧低下およびランスの他の部分における障害物の危険性もなく、冷却ジャケットの先端領域で必要な高い水流速度を実現することが可能になる。
環状端部液流通路53付近の冷却水の適切な速度を維持し、かつ熱移転のばらつきを最小にするためには、前端部分49と細長い環状構造45と中空環状構造41の連結部44との間で、一定に制御された間隔を維持することが重要である。それは、ランスの構成要素における熱膨張および収縮の較差による問題を提起する。特に、中空環状構造41の外管42は、その構造の内管43よりも遥かに高温に曝され、したがってその構造の先方端が、図4に破線62によって示すような様式で前方にせり出す傾向がある。それによって、ランスが溶融炉内部の運転条件に曝されるとき、環状端部液流通路53を画定する構成要素(前端連結部44、前端部分49の間の間隙が広くなる傾向が生じる。反対に、温度の降下が運転中に起こると、その通路が狭くなる傾向が生じ得る。この問題を克服するために、中空環状構造41の内管43の後端を摺動式取付け部63で支持し、その内管がその構造の外管42に対して軸線方向に移動できるようにし、管43および細長い環状構造45が軸線方向に一体に移動できるように、細長い環状構造45の後端も同様に摺動式取付け部64に取り付け、かつ一連の円周方向に間隔をおいた連結クリート(cleats)65によって、中空環状構造41の内管43に連結する。さらに、ランス・ジャケットの熱膨張および収縮下での適切な間隔を維持するために、中空環状構造41と細長い環状構造45の端部分(前端連結部44、前端部分49を、円周方向に間隔をおいたダボ70によって確実に相互連結する。
細長い環状構造45の内部端に関する摺動式取付け部64は、注水口52および排水口53’を画定する水流マニホルド構造68に取り付けたリング66によって設けられ、かつOリング・シール69によって封止されている。中空環状構造41の内管43の後端に関する摺動式取付け部63は、水マニホルド構造68に固定したリング・フランジ71によって同様に設けられ、かつOリング・シール72によって封止されている。環状ピストン73が、リング・フランジ71内部に位置し、かつ注水口52から供給する冷却水流を受け入れる注水口マニホルド室74を閉鎖するように、中空環状構造41の内管43の背後端にねじ山連結部80によって連結されている。ピストン73は、リング・フランジ71の硬化表面内部を摺動し、Oリング81、82が嵌めてある。ピストン73によって設けた摺動式封止によって、中空環状構造41の熱膨張格差による内管43の動きを許容するばかりでなく、それによって管43の動きが、冷却ジャケット中の過剰な水圧によって生じるどんな構造的な動きにも適応することができる。何らかの理由で冷却水流の圧力が過剰になると、中空環状構造41の外管が外側に圧迫されることになり、さらにピストン73が、それに従って内管を移動して圧力の増大を緩和することができる。ピストン73とリング・フランジ71の間の内部空間75が、ピストンが動けるようにかつピストンを通過して漏出する水を逃がせるように、開孔76を貫通して通してある。
環状冷却ジャケット32の後部には、ランスを途中まで下ったところに外部補剛パイプ83が設けられ、そのパイプが環状冷却水通路84を画定し、それを通って別体の冷却水流が、注水ダクト85および排水ダクト86を経由して通過する。
典型的には、冷却水は、ジャケットの先端領域で毎分10メートルの水流速度を生み出すために、800kPaの最大動作圧において毎時100m3の流量で、冷却ジャケットを通過することになる。冷却ジャケットの内部および外部は、約200℃の温度格差に曝される可能性があり、摺動式取付け部63、64内部での管42および細長い環状構造45の動きは、ランスの動作中にかなりの大きさになり得るが、環状端部液流通路53の有効断面流量面積は、全運転条件を通じて実質的に一定に維持される。
例示したランスは、直接還元溶融炉内に固形物を投入するために設計されているが、同様のランスを使用して固形粒子状材料をいずれの冶金炉中にも導入することができるし、あるいは高い温度条件が常態であるいずれの容器にも導入できることが理解されよう。したがって、本発明は、例示した構造の詳細に限定されることはなく、さらに数多くの変更形態および変形形態が、本発明の趣旨および範囲に入るものと理解されたい。
本発明に従って製作した一対の固形物投入ランスを組み込んだ冶金炉をよぎる垂直断面図である。 固形物投入ランスのうちの一方の長手方向断面図である。 固形物投入ランスのうちの他方の長手方向断面図でり、図2Aで示されるものと線A−Aで接合されている。 ランスの後方端部をよぎる長手方向断面を示す拡大図である。 ランスの前方端部をよぎる断面を示す拡大図である。 ジャケットの移行部を例示する、ランスの後方端部の一部を示す拡大断面図である。 図2Bの線6−6における横断面を示す拡大図である。

Claims (15)

  1. 金属及びスラグからなる溶融浴内に延在する細長い冶金用ランスであって、該冶金用ランスは、溶融浴内の金属層に固形粒子状材料を投入し、
    (a)固形粒子状材料を通過させるための中央芯管と、
    (b)前記中央芯管をその長さの一部分全体に取り巻く環状冷却ジャケットであって、芯管の周りに配置した内側の細長い環状冷却液流通路と、内側冷却液流通路の周りに配置した外側の細長い環状冷却液流通路と、ジャケットの前方端で、内側および外側の環状冷却液流通路を相互連結する環状端部液流通路とを画定する環状冷却ジャケットと、
    (c)ジャケットの後端領域における、ジャケットの内側の環状冷却液流通路への冷却液の注入のための冷却液注入口手段と、
    (d)ジャケットの後端領域における、外側の環状冷却液流通路からの冷却液の排出のための冷却液排出口手段であって、それによって、冷却液を、内側の環状冷却液流通路に沿って前方にジャケットの前方端へ、次いで環状端部液流通路を通し、さらに外側の環状冷却液流通路を通して後方に流す冷却液排出口手段とを有し、
    (i)前記環状冷却ジャケットが、銅または銅合金でできた前端連結部によって相互連結された内管および外管を含み、
    (ii)ジャケットの前方端部分の外壁が、高い伝熱特性を有し、かつジャケットを冷却液流によって冷却するとき、1100℃より高い外部温度に耐えることができる、銅または銅合金からなる第1の材料から形成され、
    (iii)ジャケットの本体部分の外壁が、ジャケットを冷却液流によって冷却するとき、1100℃より高い外部温度に曝されても、その構造的な特性を維持し、それによって外壁が、このような温度においてランスの支持に寄与する構造部材としての役割を果たす、鋼鉄からなる第2の材料から形成され、さらに
    (iv)前方端部分の外壁および本体部分の外壁が一体に溶接されている、ランス。
  2. ジャケットが、前方端部分の外壁と本体部分の外壁の間に位置する移行部を具備し、該移行部が両方の外壁と一体に溶接されている、請求項1に記載のランス。
  3. 本体部分の外壁の壁厚が前方端部分の外壁の壁厚よりも薄い、請求項2に記載のランス。
  4. 移行部の一方の端部における壁厚が、前方端部分の外壁の壁厚と同じであり、かつ移行部の他方の端部における壁厚が、本体部分の壁厚と同じである、請求項3に記載のランス。
  5. 移行部が鋼鉄から形成されている、請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載のランス。
  6. 前方端部分と移行部の間の溶接部が、ニッケルまたはニッケル合金でバタリングされている、請求項2から請求項5までのいずれか一項に記載のランス。
  7. 使用に際して、自立的であるランスの長さが、少なくとも1.5メートルである、請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載のランス。
  8. ジャケットの内側および外側の環状冷却液流通路と環状端部液流通路が、
    (a)環状の丸みをおびた前端連結部によってジャケットの前方端で閉鎖される単一の中空環状構造を形成するために、環状の丸みをおびた前端連結部によってジャケットの前方端で相互連結された内管および外管と、
    (b)中空環状構造内部に配置された細長い環状構造であって、該細長い環状構造が管部分および前端部分を有し、(i)前記管部分が、中空環状構造の内部を前記内側と外側の細長い環状液流通路に分割するように、中空環状構造の内部に延在し、(ii)前記前端部分は、前記中空環状構造の環状の丸みをおびた前端連結部に隣接して配置されて、環状端部液流通路が、前記前端部分と前記前端連結部との間で画定されるようになっている、前記細長い環状構造と
    によって画定される、請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のランス。
  9. 前記細長い環状構造の前記前方端部分と前記管部分とが一体に溶接されている、請求項8に記載のランス。
  10. 丸みをおびた前端連結部が、内管と外管のそれぞれに溶接されている、請求項8または請求項に記載のランス。
  11. ジャケットの次の構成要素間、すなわち、
    (i)丸みをおびた前端連結部と内管の間、
    (ii)丸みをおびた前端連結部と外管の間、および
    (iii)前記細長い環状構造の前記前方端部分と前記管部分の間
    の溶接連結部が、ジャケットの組立てを容易にするために軸線方向に間隔を置かれている、請求項8から請求項10までのいずれか一項に記載のランス。
  12. 溶融鉄金属を生産するために鉄を含む供給材料を溶解する溶融浴ベースの製法を運転するための容器であって、炉床、炉床から上方に延在する側壁、および側壁を貫通して容器内に延在する、請求項1から請求項11までのいずれか一項に記載の冶金用ランスのうちの少なくとも一つを有する容器。
  13. ランスが、容器内に少なくとも1.5メートル延在し、かつその長さにわたって自立的である、請求項12に記載の容器。
  14. ランスの自立的な長さが少なくとも2.5メートルである、請求項13に記載の容器。
  15. ランスが、下向きに容器の側壁を貫通し、水平面に対して30°から60°の角度で炉床領域内に延在する、請求項12から請求項14までのいずれか一項に記載の容器。
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