次に、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
[1.動画配信システムの概要]
まず、本発明に係る一実施形態の動画配信システムの概要について図1を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態の動画配信システムの概要説明図である。
図1の(A)に示すように、本実施形態に係る動画配信システム1は、動画配信装置10と端末装置20とを備えており、動画配信装置10と端末装置20とは、ネットワークを介して通信可能に接続されている。
動画配信装置10は、表示ページ40の情報を端末装置20へ送信し、端末装置20は、動画配信装置10から受信した表示ページ40を表示する。動画配信装置10から送信される表示ページ40には動画表示領域41に加えて広告表示領域42a〜42cが設けられている。
したがって、動画配信サービスを提供する事業者は、広告表示領域42a〜42cを広告主に使用させることで、広告料を収入源として動画サービスを運営することができる。
動画表示領域41に表示する動画コンテンツとして、例えば、映画やドラマなどの電子コンテンツがある。また、広告表示領域42a〜42cに表示する広告コンテンツとして、静止画広告や動画広告の電子コンテンツがある。
図1の(A)に示す表示ページ40は、右側に2つの広告表示領域42a,42bと下側に広告表示領域42cを設けた例を示したが、広告表示領域のサイズ、数及び位置などは適宜変更される。なお、動画表示領域41のサイズや位置なども適宜変更される。
このように、動画配信システム1は、動画表示領域と広告表示領域とを含む表示ページを端末装置20へ提供するものであるが、さらに、動画配信サービスを事業として成立させつつも、より大きなサイズの動画表示領域でユーザに動画コンテンツを視聴させることができる仕組みが組み込まれている。
すなわち、動画配信システム1では、動画表示領域をより大きなサイズとすることによって、広告コンテンツの表示サイズや表示数が減少したり、或いは広告コンテンツの表示場所がなくなったりした場合であっても、事業の運営を可能とするものである。
具体的には、図1の(B)に示すように、動画配信装置10から提供される表示ページ40に対して、端末装置20のユーザは、動画表示領域41の拡大操作を行うことができる。動画表示領域41の拡大操作は、端末装置20の操作部(例えば、マウス)を操作することによって行うことができる。
このように動画表示領域41の拡大操作が行われると、端末装置20は、動画配信装置10に対して拡大要求を行う。この拡大要求には、拡大操作の操作量に応じた情報が含まれている。動画配信装置10は、端末装置20から拡大要求を受信すると、対価の情報を収集する。具体的には、動画配信装置10は、端末装置20に対して、対価の情報を要求し、端末装置20から対価の情報を送信させる。
動画配信装置10は、対価の情報として、様々な情報を要求することができる。対価の情報は、動画配信サービスの事業者や広告主などにとって望ましい情報であり、例えば、課金の情報やマーケティングの情報などである。
課金の情報は、金銭やポイントでの支払いを行うための情報であり、例えば、クレジットカード情報(例えば、クレジット番号や期限などの情報)やポイントの情報(ポイントカードのIDやパスワード)である。また、課金の情報は、予めクレジットカード情報やポイントの情報などが動画配信装置10に登録されている場合には、例えば、端末装置20のユーザがクレジットカードやポイントでの決済を承諾したことを示す情報である。
また、マーケティングの情報には、アンケート情報、ユーザのプロフィール情報、ユーザによる動画の視聴履歴の情報などがある。
アンケート情報は、予め設定されたアンケートに対する回答の情報であり、マーケティングのために必要な情報である。例えば、広告表示領域に広告を行う商品に関するアンケート結果を、アンケート情報とすることで、商品の広告主に有用なマーケティング情報となる。また、例えば、動画配信サービスに関するアンケート結果を、アンケート情報とすることで、動画配信サービスの提供者に有用なマーケティング情報となる。
ユーザのプロフィール情報は、ユーザの略歴や人物像などを示す情報であり、例えば、ユーザの学歴、職歴、嗜好、氏名、住所、性別、年齢などの情報がある。また、ユーザによる動画の視聴履歴の情報は、例えば、動画配信装置10を利用して視聴した動画コンテンツの種類、内容、視聴日時、視聴回数などの情報である。
動画配信装置10は、端末装置20などから拡大要求に対する対価の情報を収集し、その収集結果に基づいて、動画表示領域41のサイズをユーザからの拡大要求に応じたサイズへ変更する。
例えば、動画配信装置10は、対価の情報が課金の情報である場合、例えば、収集した課金の情報に基づいて決済処理が終了した場合に、動画表示領域41を拡大した表示ページ40の情報を端末装置20へ送信する。また、対価の情報を、アンケート情報やユーザのプロフィール情報などとする場合、動画配信装置10は、例えば、これらの情報を収集した場合に、動画表示領域41を拡大した表示ページ40の情報を端末装置20へ送信する。
なお、動画表示領域41を拡大する場合、動画配信装置10は、拡大する動画表示領域41のサイズや位置に応じて、広告表示領域42a〜42cのサイズや数などを変更する。例えば、図1の(B)では、広告表示領域42a,42bのサイズが小さくなって配置が変更され、広告表示領域42cは大きさがそのままで配置が変更された場合の例を示している。
図1の(B)に示す状態から、ユーザはさらに、図1の(C)に示すように、動画表示領域41のさらなる拡大操作を行うことができる。動画配信装置10においては、動画表示領域41のサイズが大きくなるほど対価が高くなるように設定されている。そのため、動画配信装置10は、さらに対価の情報を収集し、この収集結果に基づいて、動画表示領域41のサイズをユーザからの拡大要求に応じたサイズへ変更する。
ここでは、ユーザが要求する動画表示領域41のサイズが表示ページ40に広告表示領域42a〜42cを配置可能なサイズを越えているため、図1の(C)に示すように、広告表示領域42a〜42cを配置していない表示ページ40が動画配信装置10から送信される。
このように、本実施形態に係る動画配信装置10では、端末装置20からの動画表示サイズの拡大要求を受け付けた場合に、拡大要求に対する対価の情報を収集し、その収集結果に基づいて、表示ページにおける動画表示領域のサイズを拡大要求に応じたサイズとする。
したがって、ユーザによる動画表示サイズの拡大操作によって広告効果の減少や広告機会の消滅を招くような場合であっても、対価の収集によって収益の機会を確保することが可能となる。しかも、より大きなサイズで動画コンテンツを視聴することができることから動画配信サービスの魅力が向上する。そのため、より多くのユーザがサービスを利用することになり、結果として、広告表示領域の価値を高めることができる。
なお、上述では、広告表示領域を設ける場合の動画配信サービスについて説明したが、広告表示領域を設けない動画配信サービスであってもよい。すなわち、端末装置20からの動画表示サイズの拡大要求を受け付けた場合に、拡大要求に対する対価の情報を収集し、表示ページにおける動画表示領域のサイズを拡大要求に応じたサイズとすることができればよい。例えば、動画表示領域のサイズを予め定められた初期設定サイズとしておき、それよりも大きなサイズとする拡大要求に対して対価の情報を収集するようにする。
[2.動画配信システムの具体的な構成及び動作]
次に、図2〜図11を参照して、上述した動画配信システム1の具体的な構成及び動作の一例を詳細に説明する。なお、以下においては、動画配信装置10が送信する表示ページの情報をウェブページの情報として説明するが、表示ページはウェブページに限定されるものではない。すなわち、動画表示領域と広告表示領域を含むことができる表示ページであれば、どのような表示ページであってもよい。
まず、本実施形態に係る動画配信システム1の構成について具体的に説明する。図2は、本実施形態に係る動画配信システム1の構成を示す図である。
図2に示すように、本実施形態に係る動画配信システム1は、動画配信装置10と、複数の端末装置201〜20nとを備えている。動画配信装置10と各端末装置201〜20nとは、例えば、インターネットなどのネットワーク30に接続されている。
各端末装置201〜20nは、通信手段21と、ブラウザ22と、操作手段23と、表示手段24とを備える。ブラウザ22は、操作手段23へのユーザの操作に基づき、通信手段21を介して動画配信装置10との間で情報の送受信を行って、動画配信装置10からウェブページを取得する。
動画配信装置10から端末装置20へ送信されるウェブページの情報には、例えば、HTML(HyperText Markup Language)ファイル、動画コンテンツ、広告コンテンツが含まれている。そして、各端末装置201〜20nは、ブラウザ22によって、例えば、図3の(A)に示すような動画表示領域44と広告表示領域45a〜45cを含むウェブページ43を表示手段24に表示する。
具体的には、ブラウザ22は、HTMLファイル内に含まれるメタ情報に基づき、動画表示領域44の大きさおよび位置を特定し、広告表示領域45a〜45cの大きさおよび位置を特定する。また、ブラウザ22は、HTMLファイル内に含まれるメタ情報に基づき、動画コンテンツの送信を要求する動画要求信号、広告コンテンツの送信を要求する広告要求信号を動画配信装置10へ送信し、動画コンテンツや広告コンテンツを動画配信装置10から取得する。
ブラウザ22には、動画コンテンツや広告コンテンツを表示するためのプラグインソフトが組み込まれており、ブラウザ22は、動画表示領域44に動画コンテンツを表示させ、広告表示領域45a〜45cに広告コンテンツを表示させる。
また、ブラウザ22には、ユーザによる操作手段23への操作によって動画表示領域44のサイズを拡大する要求を行うためのプラグインソフトが組み込まれている。図3の(B)に示す例では、ユーザによる操作手段23(例えば、マウス)への操作によって、ポインタ46を移動させ、拡大要求を行う表示サイズを示す枠線47の大きさを変更している様子を示している。この枠線47は、操作手段23への操作量(例えば、図3の(B)に示す例では、右方向の操作量又は下方向への操作量)に比例して大きさが変更される。
この枠線47は、大きさが変更される前は、動画表示領域44と同じサイズである。そして、操作手段23への操作によって枠線47が動画表示領域44よりも大きなサイズに変更された場合に、プラグインソフトの処理によって、ブラウザ22から枠線47の大きさに応じた拡大要求信号が通信手段21を介して動画配信装置10へ送信される。
このように行われる拡大要求が動画配信装置10によって許可された場合、例えば、図3の(C)に示すように、動画表示領域44のサイズを拡大された枠線47と同じサイズとし、広告表示領域45a〜45cの数、配置およびサイズなどを変更したウェブページが端末装置20の表示手段24に表示される。この図3の(C)に示す例では、広告表示領域45cが削除され、また、広告表示領域45a,45bの配置やサイズが変更されている。
また、拡大要求を行う表示サイズを示す枠線47の大きさが図3の(B)に示す枠線47’であった場合、同様に、ブラウザ22から枠線47’の大きさに応じた拡大要求信号が通信手段21を介して動画配信装置10へ送信される。
そして、動画配信装置10によって拡大要求が許可された場合に、例えば、図3の(D)に示すように、広告表示領域45a〜45cが削除され、動画表示領域44のサイズを拡大された枠線47’と同じサイズとしたウェブページが端末装置20の表示手段24に表示される。
このように、各端末装置201〜20nのブラウザ22は、動画配信装置10から動画表示領域と広告表示領域とを含むウェブページの情報を取得し、動画および広告を表示した画面を表示手段24に表示する。そして、ブラウザ22は、動画表示領域のサイズを拡大する拡大要求を動画配信装置10へ送信することができ、この拡大要求が動画配信装置10によって許可された場合に、動画表示領域を拡大したウェブページを表示手段24に表示することができる。
上述のように構成される動画配信システム1について、まず、動画配信装置10の構成について詳細に説明する。図4は、本実施形態に係る動画配信装置10のブロック図である。なお、以下においては、端末装置201〜20nのいずれか又は全部をいう場合には、端末装置20とする。
図4に示すように、動画配信装置10は、通信インタフェース(I/F)11と、記憶部12と、制御部13とを備えている。
通信I/F11は、動画配信装置10をネットワーク30経由で端末装置20と接続できるようにするためのインタフェースであり、例えば、イーサネット(登録商標)・アダプタを含む。なお、ネットワーク30がインターネットの場合、動画配信装置10はルータなどを介してネットワーク30に接続される。
記憶部12は、記憶領域12a〜記憶領域12gを有しており、例えば、不揮発性の記憶デバイス(不揮発性半導体メモリ、ハードディスク装置、光ディスク装置等)、ランダムアクセス可能な記憶デバイス(例えばSRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory))などによって構成される。
記憶領域12aには、複数の動画コンテンツの情報が記憶される。この動画コンテンツは、動画配信装置10から端末装置20へストリーミング配信されてウェブページの動画表示領域に表示されるコンテンツであり、例えば、映画やドラマなどの電子コンテンツがある。
記憶領域12bには、複数の広告コンテンツの情報が記憶されている。この広告コンテンツは、動画配信装置10から端末装置20へ送信されてウェブページの広告表示領域に表示されるコンテンツであり、例えば、静止画広告や動画広告の電子コンテンツなどがある。
記憶領域12cには、複数種類のHTMLファイルの情報が記憶される。このHTMLファイルは、動画配信装置10から端末装置20へ送信されてウェブページを形成する。
記憶領域12dには、ブラウザ22に組み込まれるプラグインソフトが記憶される。例えば、動画コンテンツや広告コンテンツを端末装置20で表示するプラグインソフトや端末装置20において動画表示領域のサイズを拡大する要求を行うためのプラグインソフトなどが記憶領域12dに記憶される。プラグインソフトは、動画配信装置10から端末装置20へ送信されてブラウザ22に組み込まれる。
記憶領域12eには、マーケティング情報が記憶される。マーケティング情報には、例えば、アンケート情報、ユーザのプロフィール情報、ユーザによる動画の視聴履歴の情報などがある。
記憶領域12fには、対価テーブルが記憶される。対価テーブルは、動画表示領域44のサイズの範囲と対価の情報との関係を定義づけるテーブルであり、対価の情報の種類毎に記憶領域12fに記憶される。例えば、対価の情報がクレジットカード決済に関する情報である場合の対価テーブルとして、例えば、図5に示すように、動画表示領域44のサイズVの範囲と料金との関係を定義するテーブルとなる。
また、図示しないが、対価の情報がポイント決済に関する情報である場合の対価テーブルは、例えば、動画表示領域44のサイズVの範囲と減算ポイントとの関係を定義するテーブルとなる。この場合、例えば、動画表示領域44のサイズVが大きくなるほど、減算ポイントが段階的に高くなるように対価テーブルを定義する。
また、図示しないが、対価の情報がアンケートに関する情報である場合の対価テーブルは、例えば、動画表示領域44のサイズVの範囲とアンケートの内容との関係を定義するテーブルとなる。この場合、例えば、動画表示領域44のサイズVが大きくなるほど、質問量(アンケート項目数)が多くなるように、又は、個人情報により踏み込んだアンケートになるように対価テーブルを定義する。このように収集する情報の量や質を動画表示領域44のサイズVに応じて変更することで、動画表示領域44のサイズVに見合った情報を収集することができる。
また、対価の情報が動画の視聴履歴や商品購入履歴などの情報である場合の対価テーブルは、例えば、動画表示領域44のサイズVの範囲と購入履歴の内容との関係を定義するテーブルとなる。この場合、例えば、動画表示領域44のサイズVが大きくなるほど、対価の情報とする履歴の数、期間などが増やせるように、又は、個人情報により踏み込んだ履歴となるように対価テーブルを定義する。このように収集する情報の量や質を動画表示領域44のサイズVに応じて変更することで、動画表示領域44のサイズVに見合った情報を収集することができる。
記憶領域12gには、ユーザ情報として、動画配信サービスを利用するユーザ毎の情報が記憶されている。具体的には、ユーザ情報として、決済情報、視聴履歴情報、商品購入履歴情報、プロフィール情報およびポイント情報などがユーザIDに関連づけられてユーザ毎に記憶領域12gに記憶される。
ここで、図6および図7を参照し、記憶領域12gに記憶されるユーザ情報を具体的に説明する。図6は、記憶領域12gに記憶されるユーザ情報の一例を示す図であり、図7は表示サイズの一例を示す図である。
図6に示すように、ユーザ情報には、ユーザID、パスワード、決済情報、視聴履歴情報、商品購入履歴情報、プロフィール情報およびポイント情報を含んでいる。
決済情報は、動画表示領域44のサイズ拡大要求に対する対価の決済に関する情報であり、決済済みか未決済かの別、および決済の内容などが含まれる。決済の内容には、期間に関する情報と、動画表示サイズに関する情報とが含まれる。
例えば、期間に関する情報には、年単位、1ヶ月単位、1日単位、動画単位などがある。また、動画表示サイズに関する情報は、動画表示領域44のサイズを規定する情報であり、図7に示すように、タイプ1〜5までの情報がある。
例えば、ユーザIDが「1001」のユーザに関して、月額固定でタイプ3の画像表示サイズの決済が完了しており、その決済の有効期間が2011年1月1日から2011年2月1日までであることを示している。したがって、ユーザIDが「1001」のユーザは、2011年1月1日から2011年2月1日までの間、追加の決済なしにタイプ3までの動画表示サイズV(≦サイズVc:図7参照)で動画コンテンツを閲覧することができる。
また、ユーザIDが「1002」のユーザに関して、動画コンテンツ「九州の旅」に関して動画表示タイプ5の決済が完了していることを示している。したがって、ユーザIDが「1002」のユーザは、追加の決済なしに動画コンテンツ「九州の旅」をタイプ5までの動画表示サイズV(≦サイズVe:図7参照)で閲覧することができる。
また、ユーザIDが「1003」のユーザに関して、決済情報がないことを示しており、したがって、ユーザIDが「1003」のユーザは、追加の決済なしにはタイプ1までの動画表示サイズでしか動画コンテンツを閲覧することができない。
視聴履歴情報は、ユーザが視聴した動画コンテンツの履歴を示す情報であり、ユーザが視聴した動画コンテンツを特定する情報や視聴日時の情報などが含まれる。例えば、図6では、ユーザIDが「1001」のユーザが視聴した動画コンテンツとして、「△△物語」や「××の夢」などがあることを示している。なお、動画コンテンツを特定する情報は、図6に示すような動画コンテンツの名称ではなく、動画コンテンツのIDなどであってもよい。
商品購入履歴情報は、各種商品のネット通販を行うショッピングサーバ(図示せず)において、各ユーザが購入した商品の履歴であり、ショッピングサーバから取得される情報である。なお、動画配信装置10に各種商品を販売するショッピングサーバの機能を持たせても良い。
プロフィール情報は、端末装置20の各ユーザに関する情報であり、図6に示すように、氏名、年齢、性別、職業、職歴、学歴、嗜好(例えば、趣味、好きな食べ物、好きな商品など)などの情報が含まれる。このプロフィール情報は、例えば、端末装置20のユーザが動画配信サービスの利用を開始する際などに取得される。
例えば、端末装置20が動画配信サービスの利用開始を動画配信装置10へ要求すると、動画配信装置10からプロフィール情報入力ページの情報が端末装置20へ送信される。端末装置20のユーザは、操作手段23を操作してプロフィール情報入力ページにプロフィール情報を入力し、動画配信装置10へ送信する。これにより、動画配信装置10においてユーザのプロフィール情報が取得され、ユーザIDに関連づけて記憶領域12gへ記憶される。
なお、図6に示す例では、一つのテーブルに各ユーザ情報を定義することとしたが、ユーザIDに決済情報、視聴履歴情報、商品購入履歴情報、プロフィール情報およびポイント情報のそれぞれを関連づけた複数のテーブルを記憶領域12gに記憶していてもよい。また、図6に示す例では、ユーザ情報として、ユーザID、決済情報、視聴履歴情報、商品購入履歴情報およびプロフィール情報を例に挙げて説明するが、その他の情報を含んでいても良い。
ポイント情報は、例えば、動画配信サービスの利用に応じて加算され、また、クレジット決済を行った場合に決済額に応じて加算されるポイントの情報である。なお、図示しないショッピングサーバでの商品の購入額に応じたポイントの情報であってもよい。
図4に戻って、動画配信装置10の構成について説明をつづける。制御部13は、動画配信装置10の全体制御を行う制御部である。制御部13は、送信手段13aと、受信手段13bと、要求受付手段13cと、データ取得手段13dと、収集手段13eとをさらに備えている。
なお、図4には、制御部13の機能的な構成を示しているが、この制御部13は、物理的にはCPU(Central Processing Unit)とフラッシュメモリ(flash memory)とRAM(Random Access Memory)とを有する情報処理装置を備えている。そして、CPUがフラッシュメモリから動画配信プログラムを読出し、RAMを作業領域として使用して実行することにより、上述した各手段13a〜13e等として機能する。
送信手段13aは、通信I/F11を介して端末装置20へ情報を送信する。例えば、送信手段13aは、動画表示領域と広告表示領域とを含むウェブページの情報を端末装置20へ送信する。また、送信手段13aは、対価の情報を収集するためのウェブページの情報を端末装置20へ送信する。
受信手段13bは、通信I/F11を介して端末装置20からの情報を受信する。例えば、受信手段13bは、HTMLファイルの送信を要求するファイル要求信号、動画コンテンツの送信を要求する動画要求信号、広告コンテンツの送信を要求する広告要求信号、および動画表示サイズの拡大を要求する拡大要求信号などを端末装置20から受信する。
また、受信手段13bは、端末装置20から送信される課金の情報やプロフィール情報などを受信し、また、図示しないショッピングサーバから送信される商品購入情報を受信する。なお、課金の情報は、例えば、クレジット決済に関する情報やポイント決済に関する情報である。
また、受信手段13bは、端末装置20からプラグインソフトの送信要求があった場合、データ取得手段13dへ送信要求に応じたプラグインソフトの送信処理を要求する。なお、端末装置20は、プラグインソフトがブラウザ22に組み込まれていない場合に、動画配信装置10に対してプラグインソフトの送信要求を行う。
要求受付手段13cは、受信手段13bによって受信されたファイル要求信号、動画要求信号、広告要求信号および拡大要求信号などを受け付ける。例えば、要求受付手段13cは、動画要求信号を受け付けた場合、動画要求信号によって指定された動画コンテンツの情報を視聴情報としてユーザIDに関連づけて記憶領域12gへ記憶し、データ取得手段13dへ動画要求信号に応じた動画コンテンツの送信処理を要求する。
また、要求受付手段13cは、端末装置20からプロフィール情報を受け付けた場合、このプロフィール情報をユーザIDに関連づけて記憶領域12gへ記憶する。
また、要求受付手段13cは、拡大要求信号を受け付けた場合、記憶領域12gに記憶されたユーザ情報に基づいて、対価の情報を収集する必要があるか否かを判定する。具体的には、要求受付手段13cは、拡大要求信号を行ったユーザのユーザIDに関連づけられた決済情報を参照し、拡大要求信号によって要求されている動画表示サイズがすでに決済済みであるか否かを判定する。
要求されている動画表示サイズがすでに決済済みであると判定した場合、要求受付手段13cは、拡大要求信号に応じた動画表示サイズとなるように、データ取得手段13dへ要求する。一方、要求受付手段13cは拡大要求信号に応じた動画表示サイズとするために必要な対価の情報の収集を収集手段13eへ要求する。
要求受付手段13cは、収集手段13eによって必要な対価が収集されて決済処理などが完了した場合に、動画表示領域44のサイズが拡大要求に応じたサイズへ変更する変更手段として機能する。具体的には、要求受付手段13cは、収集手段13eによって決済処理などが完了した場合、データ取得手段13dに対して動画表示領域44のサイズを拡大要求に応じたサイズとする要求を行う。
データ取得手段13dは、要求受付手段13cからの要求に応じたウェブページの情報を送信手段13aから端末装置20へ送信させる。例えば、データ取得手段13dは、要求受付手段13cからファイル要求信号に応じた要求を受けた場合、ファイル要求信号に応じたHTMLファイルを端末装置20へ送信手段13aから送信させる。
また、データ取得手段13dは、要求受付手段13cから画像要求信号に応じた要求を受けた場合、画像要求信号に応じた画像コンテンツを記憶領域12aから読み出し、送信手段13aから端末装置20へ送信させる。また、データ取得手段13dは、要求受付手段13cから広告要求信号に応じた要求を受けた場合、広告要求信号に応じた広告コンテンツを記憶領域12bから読み出して送信手段13aから端末装置20へ送信させる。
また、データ取得手段13dは、要求受付手段13cから動画表示領域44のサイズを拡大要求に応じたサイズとする要求があった場合、動画表示領域44のサイズが拡大要求に応じたサイズとなるHTMLファイルを記憶領域12cから読み出して送信手段13aから端末装置20へ送信させる。
すなわち、記憶領域12cには動画表示領域44のサイズが異なるHTMLファイルが記憶されており、データ取得手段13dは、ファイル要求信号に応じたHTMLファイルを記憶領域12cから読み出して送信手段13aから送信させる。なお、データ取得手段13dは、HTMLファイルの動画表示領域44に関する記述を変更することによって、ファイル要求信号に応じたHTMLファイルを生成し、送信手段13aから送信させるようにしてもよい。
また、データ取得手段13dは、要求受付手段13cからプラグインソフトの送信処理要求があった場合、要求に応じたプラグインソフトを記憶領域12dから読み出して送信手段13aから端末装置20へ送信させる。
収集手段13eは、要求受付手段13cからの要求に基づき、拡大要求に応じた動画表示サイズとするために必要な対価の情報を収集する。対価の情報の収集は、期間選択ページ、対価選択ページ、対価情報入力ページなどによって行われる。
具体的には、収集手段13eは、データ取得手段13dに対して、期間選択ページを生成するためのHTMLファイルの取得を要求する。この要求に対して、データ取得手段13dは、期間選択ページを生成するためのHTMLファイルを記憶領域12cから読み出して送信手段13aから端末装置20へ送信させる。
ここで、端末装置20に表示される期間選択ページの一例を図8に示す。期間選択ページ50は、拡大要求した動画表示サイズを適用する期間をユーザに入力させるためのウェブページである。この期間選択ページ50には、図8に示すように、1年、1ヶ月、24時間および今回の動画のみのいずれかを選択するチェックボックス50a〜50dと、送信ボタン50eとが配置されている。
端末装置20のユーザは、操作手段23を操作して、チェックボックス50a〜50dのいずれかを選択し、送信ボタン50eを押下することにより、ユーザが選択した情報が端末装置20から送信され、受信手段13bを介して収集手段13eへ入力される。
次に、収集手段13eは、データ取得手段13dに対して、選択された情報に応じた対価選択ページを生成するためのHTMLファイルの取得を要求する。この要求に対して、データ取得手段13dは、対価選択ページを生成するためのHTMLファイルを記憶領域12cから読み出して送信手段13aから端末装置20へ送信させる。
ここで、対価選択ページの一例を図9に示す。対価選択ページ51は、対価の種類をユーザに選択させるためのウェブページである。この対価選択ページ51には、図9に示すように、クレジットカードでの支払い、ポイントでの支払い、アンケートの入力および個人情報の送信許可のいずれかを選択するチェックボックス51a〜51dと、送信ボタン51eとが配置されている。
なお、図9に示す対価選択ページ51は、図8に示す期間選択ページ50において、チェックボックス50dをユーザが選択した場合に端末装置20に表示させるウェブページであり、ユーザが選択した期間に応じて異なる対価選択ページ51が端末装置20で表示される。例えば、チェックボックス50aをユーザが選択した場合、対価選択ページ51では、チェックボックス51a,51bのみ表示され、クレジットカードでの支払いおよびポイントでの支払いのいずれかのみが選択可能となる。
端末装置20のユーザは、操作手段23を操作して、チェックボックス51a〜51dのいずれかを選択し、送信ボタン51eを押下することにより、ユーザが選択した情報が端末装置20から送信され、受信手段13bを介して収集手段13eへ入力される。
収集手段13eは、記憶領域12fから対価テーブル(図5参照)を読み出し、拡大要求に対応する対価に関する情報に基づき、データ取得手段13dに対して、選択された情報に応じた対価情報入力ページを生成するためのHTMLファイルの取得を要求する。この要求に対して、データ取得手段13dは、対価情報入力ページを生成するためのHTMLファイルを記憶領域12cから読み出して送信手段13aから端末装置20へ送信させる。
ここで、対価情報入力ページの一例を図10に示す。対価情報入力ページは、対価の情報をユーザに入力させるためのウェブページであり、図9に示す対価ページにおいて選択されたチェックボックス51a〜51dに応じて異なる内容になっている。
図10の(A)には、ユーザがクレジットカードによる支払いを選択した場合(チェックボックス51aを選択した場合)に端末装置20で表示される対価情報入力ページの一例が示されている。この対価情報入力ページ52Aには、カード名義、クレジット会社、カード番号および有効期限のそれぞれの情報を入力するための入力ボックス53a〜53dや送信ボタン53eが配置されている。また、対価テーブルに基づいた金額の情報が表示される。
端末装置20のユーザは操作手段23を操作してこれらの入力ボックス53a〜53dへ必要な情報を入力した後、送信ボタン53eを押下することによって、各入力ボックス53a〜53dへ入力された情報であるクレジット情報が端末装置20から送信され、受信手段13bを介して収集手段13eへ入力される。
収集手段13eは、記憶領域12fからクレジットカード決済に関する対価テーブル(図5参照)を読み出し、拡大要求に対応する料金の情報を判断する。そして、収集手段13eは、拡大要求に対応する料金の情報と、対価の情報として端末装置20から取得したクレジット情報とを、クレジット会社の決済サーバ(図示せず)へ送信手段13aから送信させる。クレジット会社の決済サーバから受信手段13bによって決済完了の通知を受けると、収集手段13eは、記憶領域12eの対応する決済情報を更新する。また、収集手段13eは、データ取得手段13dに対して動画表示領域を拡大したウェブページを端末装置20に送信するように要求する。
例えば、図6に示すユーザID「1002」のユーザが、動画コンテンツ「九州の旅」を表示するウェブページを端末装置20で表示している場合に、動画表示領域を最大とする拡大要求を行ったとする。また、ユーザの操作によって、図8に示す期間選択ページのチェックボックス50dが選択され、図9に示す対価選択ページ51のチェックボックス51aが選択され、図10の(A)に示す対価情報入力ページ52Aによってクレジット情報を取得したとする。
この場合、収集手段13eは、図6に示すように、ユーザID「1002」に対応する決済情報とは、動画表示サイズに関する情報は「タイプ5」で、期間に関する情報は、「動画単位」であり、決済対象の動画コンテンツは「九州の旅」である。
図10の(B)には、ユーザがポイントによる支払いを選択した場合(チェックボックス51bを選択した場合)に端末装置20で表示される対価情報入力ページの一例が示されている。この対価情報入力ページ52Bには、ポイントの減算を実行するための選択ボタン54aと、ポイントの減算を中止するための選択ボタン54bとが表示されている。また、対価テーブルに基づいた減算ポイントの情報が表示される。
端末装置20のユーザは操作手段23を操作して、ポイントの減算を承諾する場合に選択ボタン54aを選択する。選択ボタン54aが選択されると、その旨の情報が端末装置20から送信され、受信手段13bを介して収集手段13eへ入力される。
収集手段13eは、対価の情報として、ポイントの減算を承諾する意志を示す情報を収集すると、記憶領域12gに記憶したポイント情報のうち、拡大要求を行ったユーザに対応するポイント情報から拡大要求に応じたポイントを減算して決済処理を完了する。
決済処理が完了すると、収集手段13eは、クレジット決済の場合と同様に、記憶領域12gの対応する決済情報を更新する。また、収集手段13eは、データ取得手段13dに対して動画表示領域44を拡大したウェブページを端末装置20に送信するように要求する。
図10の(C)には、アンケートの入力を選択した場合(チェックボックス51cを選択した場合)に端末装置20で表示される対価情報入力ページの一例が示されている。この対価情報入力ページ52Cには、ユーザに対する質問事項がアンケート形式で列挙されている。また、この対価情報入力ページ52Cは、拡大要求に応じた動画表示領域44のサイズに応じたアンケート内容となる。
ユーザは操作手段23を操作して、チェックボックス55a,55b,・・・を適宜選択し、選択が終了した場合に、送信ボタン56を押下する。これにより、各入力ボックス55a,55b,・・・へ適宜入力されたアンケート情報(質問に対する回答の情報)が端末装置20から送信され、受信手段13bを介して収集手段13eへ入力される。
収集手段13eは、対価の情報としてアンケート情報を収集すると、このアンケート情報を記憶領域12eに記憶し、クレジット決済の場合と同様に、記憶領域12gの対応する決済情報を更新する。また、収集手段13eは、データ取得手段13dに対して動画表示領域を拡大したウェブページを端末装置20に送信するように要求する。
図10の(D)には、個人情報の送信を許可する選択をした場合(チェックボックス51dを選択した場合)に端末装置20で表示される対価情報入力ページの一例が示されている。この対価情報入力ページ52Dには、個人情報の送信を実行するための選択ボタン57aと、個人情報の送信を中止するための選択ボタン57bとが表示されている。
また、この対価情報入力ページ52Dは、拡大要求に応じた動画表示領域44のサイズに応じて送信する個人情報を異なるようにできる。例えば、送信する個人情報を、タイプ2では、動画の視聴履歴のみとし、タイプ3では、商品購入履歴のみとし、タイプ4では、ユーザのプロフィールのみとし、タイプ5では、動画の視聴履歴、商品購入履歴およびユーザのプロフィールとすることができる。
ユーザは操作手段23を操作して、個人情報の送信を承諾する場合に選択ボタン57aを選択する。選択ボタン57aが選択されると、その旨の情報が端末装置20から送信され、受信手段13bを介して収集手段13eへ入力される。
収集手段13eは、対価の情報として、個人情報の送信を承諾したことを示す情報を収集すると、記憶領域12gに記憶したマーケティング情報を読み出して、所定のマーケティングサーバ(図示せず)へ出力する。
具体的には、収集手段13eは、記憶領域12gに記憶した視聴履歴情報、商品購入履歴情報およびプロフィール情報のうち、拡大要求を行ったユーザに対応する視聴履歴情報、商品購入履歴情報およびプロフィール情報を読み出して、送信手段13aから所定のマーケティングサーバへ送信させる。なお、動画配信装置10内にマーケティング情報を収集して解析する解析手段を設けた場合には、この解析手段へマーケティング情報を出力する。
マーケティング情報の出力処理を完了すると、収集手段13eは、クレジット決済の場合と同様に、記憶領域12gの対応する決済情報を更新する。また、収集手段13eは、データ取得手段13dに対して動画表示領域44を拡大したウェブページを端末装置20に送信するように要求する。
なお、上述した期間選択ページ、対価選択ページおよび対価情報入力ページは、一例に過ぎず、対価の情報を収集することができれば、上記と異なるウェブページを端末装置20へ送信することができる。
以上のように構成された動画配信装置10の具体的動作について図11を用いて説明する。図11は、動画配信装置10の制御部13が実行する処理手順の概要を示すフローチャートである。
この処理は、端末装置20から所定の要求があった場合に開始される処理であり、制御部13を構成するマイクロコンピュータ(CPU)がプログラムに基づき処理を行なって実行(実現)されるが、図4に示した機能ブロックとの関係を分かりやすくする為、便宜的に各機能ブロックが実行するという表現を用いて説明する。
図11に示すように、動画配信装置10において、要求受付手段13cは、端末装置20からログイン要求があったか否かを判定する(ステップS10)。要求受付手段13cは、ユーザIDとパスワードを含む要求信号が記憶領域12gに記憶されている場合にログイン要求があったと判定する。
この処理において、ログイン要求があったと判定されると(ステップS10,Yes)、データ取得手段13dは、動画配信サービスのTOPページを形成するHTMLファイルを記憶領域12cから読み出し、送信手段13aは、ログイン要求信号を送信した端末装置20へデータ取得手段13dによって読み出したHTMLファイルを送信手段13aから送信させる(ステップS11)。なお、TOPページには、再生可能な動画コンテンツのリストが表示される。端末装置20のユーザは操作手段23を操作して、視聴したい動画コンテンツを選択する。これにより、動画要求信号が端末装置20から動画配信装置10へ送信される。
また、要求受付手段13cは、記憶領域12gにログイン中であるフラグ(以下、「ログインフラグ」と記載する)をオンにする。なお、このフラグは、端末装置20からログオフ要求があった場合などに、オフに変更される。
一方、ログイン要求がないと判定すると(ステップS10,No)、要求受付手段13cは、端末装置20からファイル要求があったか否かを判定する(ステップS12)。要求受付手段13cは、ログインフラグがオンであるユーザからファイル要求信号を受信した場合に、ファイル要求があったと判定する。この処理において、ファイル要求があったと判定されると(ステップS12,Yes)、データ取得手段13dは、ファイル要求に応じてHMTLファイルを記憶領域12cから読み出し、送信手段13aは、データ取得手段13dによって読み出されたHTMLファイルを、ファイル要求を行った端末装置20へ送信する(ステップS13)。
ステップS12において、ファイル要求がないと判定すると(ステップS12,No)、要求受付手段13cは、端末装置20から拡大要求があったか否かを判定する(ステップS14)。要求受付手段13cは、ログインフラグがオンであるユーザから拡大要求信号を受信した場合に、拡大要求があったと判定する。この処理において、拡大要求があったと判定すると(ステップS14,Yes)、要求受付手段13cは、拡大要求に対する決済が済んでいるか否かを判定する(ステップS15)。
具体的には、要求受付手段13cは、拡大要求を行ったユーザの決済情報(図6参照)を記憶領域12gから読み出し、要求に応じた決済が済んでいるか否かを判定する。例えば、図6に示すユーザID「1001」のユーザから拡大要求があった場合、拡大要求がタイプ3(図7参照)までのものであれば、決済済みであると判定する一方で、拡大要求がタイプ4以上であれば、決済済みでないと判定する。なお、期間(2011年2月1日)は経過していないとする。また、図6に示すユーザID「1003」のユーザから拡大要求があった場合、決済済みでないと判定する。また、図6に示すID「1002」のユーザから拡大要求があった場合、その拡大要求が動画コンテンツ「九州の旅」を視聴する場合に行われたものであれば、決済済みであると判定し、それ以外のコンテンツを視聴する場合に行われたのであれば、決済済みではないと判定する。
ステップS15において、拡大要求に対する決済が済んでいないと判定されると(ステップS15,No)、収集手段13eは、対価の情報の収集処理を行う(ステップS16)。対価の情報を収集した場合、収集手段13eは、決済処理を行う(ステップS17)。この決済処理は、例えば、対価の情報がクレジット決済に関するものである場合、クレジットカード会社のサーバへアクセスし、決済情報を記憶領域12gへ記憶することによって行う。また、例えば、対価の情報がアンケート情報である場合、アンケート情報を記憶領域12eへ記憶し、決済情報を記憶領域12gへ記憶することによって行う。
決済処理が終了した場合、又は、ステップS15において、拡大要求に対する決済が済んでいると判定された場合(ステップS15,Yes)、データ取得手段13dは、拡大要求に応じたHTMLファイルを記憶領域12cから読み出して、送信手段13aは、データ取得手段13dによって読み出されたHTMLファイルを端末装置20へ送信する(ステップS18)。
ステップS14において、拡大要求がなかったと判定すると(ステップS14,No)、要求受付手段13cは、動画要求があったか否かを判定する(ステップS19)。要求受付手段13cは、ログインフラグがオンであるユーザの端末装置20から動画要求信号を受信した場合に、動画要求があったと判定する。この処理において、動画要求があったと判定されると(ステップS19,Yes)、データ取得手段13dは、動画要求に応じた動画コンテンツを記憶領域12bから読み出して、送信手段13aは、データ取得手段13dによって読み出された動画コンテンツを端末装置20へ送信する(ステップS20)。
ステップS19において、動画要求がないと判定されると(ステップS19,NO)、要求受付手段13cは、広告要求があったか否かを判定する(ステップS21)。要求受付手段13cは、ログインフラグがオンであるユーザの端末装置20から広告要求信号を受信した場合に、動画要求があったと判定する。この処理において、広告要求があったと判定されると(ステップS21,Yes)、データ取得手段13dは、広告要求に応じた広告コンテンツを記憶領域12bから読み出して、送信手段13aは、データ取得手段13dによって読み出された広告コンテンツを端末装置20へ送信する(ステップS22)。
ステップS21において、広告要求がないと判定されると(ステップS21,No)、データ取得手段13dは、要求に応じた処理を行う(ステップS23)。制御部13は、ステップS11,S13,S18,S20,S22,S23の処理が終了したときに、図11に示す処理を終了する。
[3.その他の実施形態]
上述においては、動画配信装置10は、一つのサーバから構成される例を示したが、複数のサーバから構成するようにしてもよい。例えば、図12に示すように、ポータルサーバ101、動画配信サーバ102、広告配信サーバ103、顧客管理サーバ104などに分けて構成してもよい。この場合、処理の流れは、例えば、図13に示す流れになる。
ここで、図13に示す流れを簡単に説明する。端末装置20からの要求はポータルサーバ101で受け付けられる(ステップS101)。ポータルサーバ101は、ユーザが顧客管理サーバ104に登録されているかを確認し(ステップS102)、ユーザ登録がされている場合、TOPページを端末装置20へ送信する(ステップS103)。TOPページには、動画コンテンツのリストが掲載されており、端末装置20のユーザにより動画コンテンツが選択されると、動画ページの要求が端末装置20から送信される(ステップS104)。この要求に対して、ポータルサーバ101は要求に応じたHTMLファイルを端末装置20へ送信する(ステップS105)。
端末装置20は、受信したHTMLファイルに基づいて、動画コンテンツを動画配信サーバ102へ要求する(ステップS106)。動画配信サーバ102は、顧客管理サーバ104にユーザのライセンスの有無を確認し(ステップS107)、動画コンテンツを配信してよいと判定すると、端末装置20から要求された動画コンテンツを端末装置20へ送信する(ステップS108)。また、端末装置20は、受信したHTMLファイルに基づいて、広告コンテンツを広告配信サーバ103へ要求する(ステップS109)。広告配信サーバは、端末装置20から要求された広告コンテンツを端末装置20へ送信する(ステップS110)。
その後、端末装置20のユーザが拡大要求の操作を行った場合、端末装置20からポータルサーバ101へ拡大要求が行われる(ステップS111)。この拡大要求に対して、ポータルサーバ101は、顧客管理サーバ104に決済済みであるか否かを問い合わせる(ステップS112)。決済済みである場合には、対価の情報の収集や決済処理を行わずに、ステップS116へ移行する。一方、決済済みでない場合、ポータルサーバ101は、端末装置20に対して対価の情報を要求し(ステップS113)、端末装置20から対価の情報を送信させる(ステップS114)。
ポータルサーバ101は、例えば、クレジット決済の場合、決済サーバ105へアクセスして決済処理を行い、決済が終了すると顧客管理サーバ104で管理しているユーザの決済情報を更新する(ステップS115)。決済処理が終了すると、ポータルサーバ101は、拡大要求に応じたHTMLファイルを端末装置20へ送信する(ステップS116)。端末装置20は、拡大要求に応じたHTMLファイルに基づいて、動画配信サーバ102へ動画コンテンツを要求する(ステップS117)。
この要求に対して、動画配信サーバ102は、顧客管理サーバ104にユーザのライセンスの有無を確認し(ステップS118)、動画コンテンツを配信してよいと判定すると、端末装置20から要求された動画コンテンツを端末装置20へ送信する(ステップS119)。これによって、拡大要求に応じた動画コンテンツをユーザが視聴することができる。なお、顧客管理サーバ104などで、ユーザのプロフィール、動画履歴、商品購入履歴などが管理される。
また、上述においては、HTMLファイルにおいて動画表示領域44のサイズを変更することとしたが、動画表示領域44のサイズが変更できればどのような方法であってもよい。例えば、ブラウザ22のプラグインソフトで動画表示領域44のサイズを変更することができるようにし、このプラグインソフトを動画配信装置10から制御することで動画表示領域44のサイズを変更するようにしてもよい。例えば、動画配信装置10から動画表示領域44のサイズを変更する指令信号を送信し、ブラウザ22に組み込まれたプラグインソフトがこの指令信号に基づいて動画表示領域44のサイズを変更するようにしてもよい。
また、上述においては、拡大要求に応じたHTMLファイルに基づき、動画表示領域44のサイズの拡大に応じて解像度を上げた動画コンテンツを表示させるようにしてもよい。また、動画コンテンツの解像度を上げることによって、動画表示領域44のサイズを拡大するようにしてもよい。
また、上述においては、動画配信装置10から送信する情報としてウェブページを一例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、端末装置20において動画コンテンツおよび広告コンテンツを表示することができる表示ページの情報であればよく、例えば、専用のビューアソフトによって表示可能な情報であってもよい。この場合、例えば、動画配信装置10から専用のビューアソフトを端末装置20へ送信し、端末装置20で専用のビューアソフトを動作させることができる。
また、上述においては、枠線47の大きさに応じた拡大要求を行うこととしたが、ウェブページ43にスライドバーを配置し、このスライドバーへの操作量に応じた拡大要求を行うようにしてもよい。なお、動画表示領域44のサイズは、例えば、縦方向や横方向へ画素単位で調整することができようにすることで、ユーザの所望のサイズで動画コンテンツを視聴することができる。
また、上述においては、操作手段23への操作量に応じて拡大するサイズを選択するようにしたが、拡大させるサイズの選択はこれに限られない。例えば、図14に示すように、動画配信装置10から送信するウェブページ43に、動画表示サイズを選択させる複数の選択ボタン59a〜59cを配置するようにしてもよい。図14に示す例では、動画表示領域44のサイズが最も小さい「サイズ小」の状態であり、端末装置20のユーザは、操作手段23を操作して、選択ボタン59b,59cを選択することによって、動画表示領域44のサイズを拡大することができる。
例えば、選択ボタン59bを選択した場合、その選択情報を含む拡大要求信号が端末装置20から動画配信装置10へ送信される。そして、動画配信装置10において拡大要求が許可されると、端末装置20において、動画表示領域44が中ぐらいの「サイズ中」の状態になる。なお、選択ボタンは、3つに限られず、2つでもよいし、4つ以上でもよい。
また、表示ページの広告表示領域に表示した広告コンテンツを選択することによって、さらに詳しい広告コンテンツを閲覧できるようになっている場合、記憶領域12gに記憶するユーザ情報として、さらに、ユーザが選択して閲覧した広告コンテンツの情報を要求受付手段13cによって記憶領域12gへ追加するようにしてもよい。
そして、この広告コンテンツの閲覧情報を対価の情報とすることで、マーケティング情報をより有益なものとすることができる。しかも、広告コンテンツを選択したときに動画コンテンツを表示している動画表示領域44のサイズもユーザ情報とすることにより、どのような動画表示領域44のときに、どのような広告コンテンツがよく選択されているかを把握することができる。
また、上述においては、対価の情報に基づいた決済処理が完了した場合に、端末装置20に表示させるウェブページ43の動画表示領域44を拡大することとしたが、決済処理が完了する前に動画表示領域44を拡大するようにしてもよい。例えば、要求受付手段13cは、端末装置20から拡大要求を受け付けた場合に、この拡大要求に応じたHTMLファイルを端末装置20へ送信して動画表示領域44を拡大しておく。
その後、収集手段13eによって対価の収集や決済処理ができないと判定された場合に、動画表示領域44を拡大する前のHTMLファイルを端末装置20へ送信して動画表示領域44を拡大前の状態又は決済済みの最大の大きさにする。このように、決済処理が完了するまでの一定期間は、要求に応じたサイズで動画配信し、決済処理が完了しなければ、決済が済んでいる最大のサイズまで縮小したりすることで、ユーザにより迅速に拡大した動画表示領域44で動画コンテンツを視聴させることができる。
また、動画表示領域44のサイズを、決済が済んでいるサイズまで自由に変更でき、それ以上になったときに、拡大要求を行うか否かを選択させてもよい。この場合、要求受付手段13cは、端末装置20から拡大要求を受け付けると、記憶領域12gに記憶された決済情報に基づき、拡大要求に応じた決済が済んでいるか否かを判定し、決済が済んでいなければ、決済が済んでいるサイズまで動画表示領域44を拡大させ、かつ拡大要求を行うか否かの選択ボタンを表示するウェブページ43を形成するHTMLファイルを送信する。そして、その後選択ボタンが押下された場合に、動画配信装置10は端末装置20から対価の情報を収集する。
また、決済が済んでいる場合には、常に決済されたサイズの動画表示領域44を配置したウェブページ43を端末装置20に表示させるようにしてもよい。この場合、要求受付手段13cは、端末装置20のユーザが動画コンテンツの配信を要求する毎に、ユーザの決済情報を確認し、決済情報に応じたサイズの動画表示領域44を配置したウェブページ43を形成するHTMLファイルを端末装置20へ送信する。
また、上述においては、対価選択ページにおいて、クレジットカードでの支払い、ポイントでの支払い、アンケートの入力および個人情報の送信許可のいずれかを選択することとしたが、ポイントがない場合などには、ポイントでの支払を選択させるチェックボックス51bは表示しないようにしてもよい。
また、動画コンテンツに応じて、対価の種類を変更することもできる。例えば、ある動画コンテンツに対しては課金による対価とし、他の動画コンテンツに対してはアンケート情報による対価とする。このようにすることで、より望ましい対価を回収することが可能となる。例えば、ある動画コンテンツの表示に連動して表示させる広告コンテンツがあり、この広告コンテンツの広告主が金銭よりもアンケート情報を望む場合、アンケート情報のみを対価とする。
また、動画コンテンツの種類(例えば、映画、ドラマ、グルメ、スポーツなどのジャンル別)や、動画コンテンツを提供する時間帯などに応じて、対価の種類を変更することもできる。
なお、上述においては、表示ページに広告表示領域を設ける例を中心に説明したが、動画表示サイズの拡大要求に対して対価の情報を収集し、動画表示領域を拡大するものであればよく、必ずしも、広告表示領域を設ける必要はない。
以上、本発明の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。