JP5308946B2 - データ提供装置、データ提供方法、データ提供プログラム、及びデータ提供システム - Google Patents
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Description
ハードディスクレコーダは、テレビ放送信号等を受信して内蔵の大容量ハードディスクに動画のデジタルデータ(コンテンツデータ)として録画し、録画したコンテンツデータの提供を受けた再生部が再生を行う装置である。
また、非特許文献1には、DLNA(Digital Living Network Alliance;登録商標)で策定しているDMS(Digital Media Server)が記載されている。DMSは、動画、音声、静止画等のコンテンツデータをハードディスク等の内蔵の大容量ストレージ(以下、ローカルディスク)に保存し、DMP(Digital Media Player)の要求に応じて提供する装置である。
また、ストリーミング映像配信方式のように、ネットワークを介してコンテンツデータを受信して提供する技術として、特許文献1、2の技術が知られている。
一方、従来のストリーミング映像配信方式では、クライアント装置が再生したコンテンツデータをすべて消去するので、コンテンツデータの提供要求があるたびに、コンテンツデータをダウンロードしなければならない。よって、この方式では、同じコンテンツデータを再度提供するときに、ネットワークに負荷をかけ、また、コンテンツデータの提供開始までに、時間がかかるという欠点があった。
また、特許文献2記載の技術では、アップロードしたコンテンツデータをダウンロードする時に、ハードディスクレコーダやDMSと同様に、ローカルディスクの空き容量が足りなくなるという欠点があった。例えば、特許文献2記載の技術では、利用者が情報端末のローカルディスクのデータをアップロードしてデータを削除する操作を行い、ダウンロードするコンテンツデータの容量の空き容量を確保することが考えられる。しかし、利用者が常にコンテンツの所在やディスクの空き容量を意識し、空き容量の計算等をして操作をしなければならないという煩わしさがあった。
このように、上記の従来技術では、コンテンツデータを提供する場合に、ローカルディスクの記憶容量が不足するという欠点、又は、ネットワークに負荷がかかるという欠点があった。
上記構成によると、データ提供装置は、前記データブロックをデータブロック各々の提供頻度を示す情報に基づいて選択して削除し、提供するデータブロックが削除されている場合、ネットワークを介して接続された記憶装置にバックアップされた当該データブロックをダウンロードして提供するので、例えば、提供頻度が低いデータブロックを削除し、ローカルディスクの記憶容量が不足することを防止することができる。また、データ提供装置は、提供頻度が高いデータブロックをローカルディスクに記憶して提供することができ、ネットワークに負荷をかけずにデータを提供することができる。また、ネットワーク障害等によって記憶装置と通信ができない場合であっても、例えば、記憶部が記憶する提供頻度が高いデータブロックを提供することができる。また、データ提供装置は、連続したデータを分割したデータブロックをダウンロードするので、連続したデータをダウンロードする場合と比較して、通信の中断や再開の制御を容易にすることができる。
上記構成によると、データ提供装置は、前記連続したデータを分割してデータブロックを生成し、生成したデータブロックを前記記憶装置にバックアップするので、連続したデータをアップロードする場合と比較して、通信の中断や再開の制御を容易にすることができる。
上記構成によると、データ提供装置は、前記記憶部の空き容量が予め定めた閾値以下になった場合に、前記データブロック各々の提供頻度を示す情報に基づいて、前記記憶部が記憶するデータブロックを削除するので、利用者が常にコンテンツの所在やディスクの空き容量を意識して空き容量の計算等をして操作をすることなく、ローカルディスクの記憶容量が不足することを防止することができる。
上記構成によると、データ提供装置は、一般的に連続したデータは先頭から順に提供されるため、順序が遅く提供頻度が低いデータブロックを優先して削除し、記憶部又はデータ提供装置の記憶領域の空き容量を確保することができる。逆に、データ提供装置は、順序が早く提供頻度が高いデータブロックの連続したデータを、記憶部から提供することができ、迅速に連続したデータを提供することができる。
上記構成によると、データ提供装置は、マークを付された数が少なく提供頻度が低いデータブロックを優先して削除し、記憶部又はデータ提供装置の記憶領域の空き容量を確保することができる。逆に、データ提供装置は、マークを付された数が多く提供頻度が高いデータブロックの連続したデータを、データ提供装置の記憶部b11から提供することができ、迅速に連続したデータを提供することができる。
上記構成によると、データ提供装置は、提供回数の実績が少なく提供頻度が低いデータブロックを優先して削除し、記憶部又はデータ提供装置の空き容量を確保することができる。逆に、データ提供装置は、提供回数の実績が多く提供頻度が高いデータブロックの連続したデータを、データ提供装置の記憶部から提供することができ、迅速にデータブロックを提供することができる。
前記連続したデータを分割したデータブロックであって記憶部が記憶するデータブロックを、前記データブロック各々の提供頻度を示す情報に基づいて選択して削除するブロック削除処理手段、前記記憶部が記憶するデータブロックを前記連続したデータ中での順序に従って提供するとともに、提供するデータブロックが前記記憶部から削除されている場合、ネットワークを介して接続された記憶装置にバックアップされた当該データブロックをダウンロードして提供するデータ提供処理手段、として機能させるデータ提供プログラムである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。図1は、本発明の実施形態に係るデータ提供システムの概念図である。なお、この図は、DMS(Digital Media Server)B1を用いたデータ提供システム1と、ハードディスクレコーダB2を用いたデータ提供システム2と、の2つのデータ提供システムを示す。なお、本発明は、データ提供システム1、2のどちらの構成であってもよい。
また、DMS B1は、記憶したコンテンツブロックをコンテンツデータ中での順序に従ってDMP A13に提供する。DMP A13は、提供されたデータを再生してテレビA11に表示し、また、音声出力する。また、DMS B1は、記憶したコンテンツブロックを、ネットワークC1を介して接続されたストレージサーバD1にアップロードしてバックアップする。また、PC A12は、DMP A13及びDMS B1にLAN等のネットワークを介して接続され、利用者は、PC A12の操作によってDMP A13及びDMS B1を制御する。
以下、DMS B1及びハードディスクレコーダB2を、それぞれ、NW(ネットワーク)メディアサーバb1、b2という。
また、図2において、実線で示したコンテンツブロック(ハッチングしたコンテンツブロック、例えば、コンテンツブロックI1)は、NWメディアサーバb1に記憶されていることを示す。一方、点線で示したコンテンツブロック(例えば、コンテンツブロックI3)は、NWメディアサーバb1から削除されていることを示す。
以下、図3〜6を用いて、NWメディアサーバb1が行う処理の概略を説明する。
図3は、本実施形態に係るNWメディアサーバb1が行うブロック登録処理を示す概略図である。この図において、NWメディアサーバb1には、ダウンロード等によってコンテンツデータIが記憶される。NWメディアサーバb1は、コンテンツデータIを検知すると、検知したコンテンツデータIを分割してコンテンツブロックI1〜I6を生成し、記憶部b11に記憶する。なお、このときコンテンツデータIは削除される。
NWメディアサーバb1は、記憶部b11に記憶したコンテンツブロックI1〜I6をストレージサーバD1に送信する。ストレージサーバD1は、受信したコンテンツブロックI1〜I6をバックアップ記憶部d11に記憶する。
図4において、NWメディアサーバb1は、コンテンツブロックI1〜I6をコンテンツブロックIでの順序に従って提供し、DMP A13は、NWメディアサーバb1から提供されたデータを再生してテレビA11に表示させる。利用者は、PC A12を操作してマークを付する再生箇所を選択する。NWメディアサーバb1は、選択された再生箇所に対応するデータの位置を示すマーク情報を記憶する。なお、NWメディアサーバb2の場合、利用者は、リモコンA22を操作してマークを付する。
図7は、本実施形態に係るデータ提供システム1が具備する装置の構成を示す概略ブロック図である。この図において、テレビA11は表示部a11を、DMP A13はコンテンツ再生部a12と入力受付部a13とを、PC A12は入力部a14を、含んで備える。また、NWメディアサーバは、記憶部b11、コンテンツ登録部b12、ブロック登録処理部b13、及びブロック削除処理部b14を含んで備える。また、ストレージサーバD1は、バックアップ記憶部d11を含んで備える。
ブロック登録処理部b13は、記憶部b11から読み出したコンテンツデータを分割してコンテンツブロックを生成する。ブロック登録処理部b13は、生成したコンテンツブロックを記憶部b11に記憶し、また、ストレージサーバD1のバックアップ記憶部d11にバックアップする。ブロック登録処理部b13の詳細については、後述する。
ブロック削除処理部b14は、後術する視聴ポイントPに基づいて、記憶部b11が記憶するコンテンツブロックを選択して削除する。ブロック削除処理部b14の詳細については、後述する。
コンテンツ提供処理部b15は、記憶部b11が記憶するコンテンツブロックをコンテンツデータ中での順序に従ってDMP A13に提供する。ここで、コンテンツ提供処理部b15は、提供するコンテンツブロックが記憶部b11から削除されている場合、ストレージサーバD1のバックアップ記憶部d11にバックアップされた当該コンテンツブロックを、ダウンロードして提供する。コンテンツ提供処理部b15の詳細については、後述する。
なお、図8において、コンテンツ提供処理部b15は、記憶部b11が記憶するコンテンツブロックをコンテンツデータ中での順序に従ってコンテンツ再生部a12に提供する。
以下、NWメディアサーバb1のブロック登録処理部b13、ブロック削除処理部b14、及びコンテンツ提供処理部b15の詳細について説明をする。
コンテンツデータ検知部b131は、定期的に、コンテンツデータ記憶部b111内を検索し、コンテンツデータが記憶されているか否かを判定する。判定の結果、新たなコンテンツデータが記憶されている場合、コンテンツデータ検知部b131は、コンテンツデータを抽出してブロック分割部b132に出力する。
ブロック分割部b132は、コンテンツデータ検知部b131から入力されたコンテンツデータを分割してコンテンツブロックを生成し、生成したコンテンツブロックをコンテンツブロック記憶部b113に記憶する。また、ブロック分割部b132は、コンテンツブロックに分割したコンテンツデータをコンテンツデータ記憶部b111から削除する。また、ブロック分割部b132は、生成したコンテンツブロックの情報を生成し、コンテンツ管理情報記憶部b112が記憶するテーブルを更新する。
視聴ポイント計算部b142は、コンテンツ管理情報記憶部b112が記憶するテーブルを読み出し、コンテンツデータの登録日、コンテンツデータ中でのコンテンツブロックの順序、コンテンツブロックの提供頻度、マーク情報のポイント合算値、及びお気に入りランクの合算値のいずれか又はその組み合わせに基づいて、コンテンツブロック毎に視聴ポイントPを計算する。なお、視聴ポイント計算部b142が行う視聴ポイントPの計算処理の詳細については、後述する。視聴ポイント計算部b142は計算した視聴ポイントPをブロック削除部b143に出力する。
ブロック削除部b143は、視聴ポイント計算部b142から入力された視聴ポイントPの値が低いブロックコンテンツを削除する。ブロック削除部b143は、コンテンツブロックを削除した場合、記憶部b11にそのコンテンツブロックがないことを示す情報を、コンテンツブロック記憶部b113に登録する。
マーク付与部b153は、入力受付部a13からマーク付与情報が入力されると、コンテンツ提供部b151がそのとき提供中のデータの位置を示すマーク情報をコンテンツ管理情報記憶部b112に記憶する。また、マーク付与部b153は、入力受付部a13からタグ情報が入力されると、タグ情報をコンテンツ管理情報記憶部b112に記憶する。
以下、コンテンツ管理情報記憶部b112が記憶するテーブルについて説明をする。
図12は、本実施形態に係るコンテンツ管理情報記憶部b112が記憶するテーブルとそれらの関係を示す概念図である。
コンテンツ管理情報記憶部b112は、コンテンツブロックテーブルT1、提供ログテーブルT2、コンテンツテーブルT3、提供コンテンツテーブルT4、マークテーブルT4、タグ情報テーブルT5、及びマークポイントテーブルT6を記憶する。これらのテーブルT1〜T6は、リレーショナル形式のデータベースにより管理されている。なお、E1を付した鎖線で囲まれた記号はテーブル間の関係を示し、コンテンツブロックテーブルT1と提供ログテーブルT2とが、1対多であることを示す。同様に、図12は、コンテンツテーブルT3とコンテンツブロックテーブルT1、コンテンツテーブルT3と提供コンテンツテーブルT4、コンテンツテーブルT3とマークテーブルT4、コンテンツテーブルT3とタグ情報テーブルT5、はそれぞれ1対多であることを示す。
ここで、コンテンツIDはコンテンツデータの識別情報である。例えば、この項目の値は、「I」、「J」、又は「K」である。また、ブロック番号はコンテンツブロックの識別情報であり、コンテンツデータ中でのコンテンツブロックの順序を示す情報である。例えば、この項目の値は、「1」、「2」、・・・、「6」であり、コンテンツデータ中でのコンテンツブロックの順序を示す。
アップロード済状態は、アップロード済みか否か、つまり、コンテンツブロックのバックアップが完了したか否かを示す情報である。例えば、この項目の値は、バックアップが完了していないことを示す「未アップロード」、又はバックアップが完了したことを示す「アップロード済み」のいずれかである。ローカル有無は、コンテンツブロックが記憶部b11のコンテンツブロック記憶部b113にあるか否かを示す情報である。例えば、この項目の値は、コンテンツブロックがコンテンツブロック記憶部b113にあることを示す「あり」、又はコンテンツブロックがコンテンツブロック記憶部b113にないことを示す「なし」である。
年月日は、コンテンツブロックを提供した年月日を示す情報である。なお、この提供ログテーブルT2の主キーは、コンテンツID、ブロック番号である。なお、年月日は時刻を含んでもよい。
リソースパスは、コンテンツデータを記憶するフォルダ名である。ファイル名は、コンテンツデータのファイル名である。コンテンツ名は、コンテンツデータのコンテンツ名である。ファイルサイズは、コンテンツデータのファイルのデータ量を示す情報である。コンテンツブロック数は、コンテンツデータから分割したコンテンツブロックの総数を示す情報である。コンテンツタイプは、コンテンツデータの種類を示す情報である。例えば、この項目の値は、「写真」、「動画」、「音声」である。登録日は、コンテンツデータを記憶部b11に記憶した日を示す情報である。バックアップ可否は、コンテンツブロックのバックアップを許可するか否かを示す情報であり、例えば、コンテンツデータの登録時に利用者等が選択する情報である。この項目の値は、バックアップを許可することを示す「可」、又はバックアップを許可しないことを示す「否」である。
IPアドレスは、コンテンツデータの提供を受けている装置の識別情報であり、その装置のIPアドレスである。例えば、図1中のデータ提供システム1の場合はDMP A13のIPアドレスである。本実施形態では、IPアドレスを装置の識別情報としているが、本発明はこれに限らず、装置に予め登録された識別情報(例えば、MAC(Media Access Control address)アドレス、又はホスト名)であってもよく、提供コンテンツテーブルT4のIPアドレスに代えてこの識別情報を用いてもよい。
バイト位置は、提供中のデータの位置であってコンテンツブロックの先頭データからの位置を示す情報であり、バイト数で表わされる。提供位置は、提供中のデータ位置であってコンテンツデータの先頭からの位置を示す情報であり、バイト数で表わされる。つまり、バイト位置はコンテンツブロック内の相対値であり、提供位置はコンテンツデータ中の絶対位置を示す情報である。なお、バイト位置と提供位置との関係については、後述する。
マークIDは、マークの識別情報である。マーク名は、マークを付した箇所のコンテンツに対して利用者が選択した評価を示す情報である。例えば、この項目の値は、「とても面白い」、「面白い」、「面白くない」である。
マークポイントテーブルT6は、マーク名及びマークポイントの各項目を有している。マーク名は、上記のコンテンツブロックテーブルT4のものと同じであるので、説明は省略する。マークポイントは、マーク名に対する評価の数値を示す。
以下、データ提供システム1の動作について、図14〜図21を用いて説明をする。
(ステップS101)コンテンツ登録部b12は、コンテンツデータをコンテンツ記憶部b111に記憶する。その後、ステップS102に進む。
(ステップS102)コンテンツ登録部b12は、コンテンツ管理情報記憶部b112のコンテンツテーブルT3にレコードを追加する。具体的には、コンテンツ登録部b12は、コンテンツIDが払い出したコンテンツID、リソースパスがステップS101にてコンテンツデータを記憶したフォルダ名、ファイル名がコンテンツデータのファイル名のレコードを生成する。コンテンツ登録部b12は、生成したレコードに、ファイルサイズ、コンテンツタイプ、登録日、バックアップ可否を追加し、情報を追加したレコードをコンテンツテーブルT3に追加する。
(ステップS201)コンテンツデータ検知部b131は、時間Tsが経過したか否かを判定する。時間Tsが経過したと判定した場合(Yes)、ステップS202に進む。一方、時間Tsが経過していないと判定した場合(No)、ステップS201をくり返す。
(ステップS202)コンテンツデータ検知部b131は、コンテンツデータ記憶部b111内を検索してコンテンツデータが記憶されているか否かを判定することで、コンテンツブロックに分割されていないコンテンツデータ(新規コンテンツデータという)が記憶されているか否かを判定する。新規コンテンツデータが記憶されている場合(Yes)、ステップS203に進む。一方、新規コンテンツデータが記憶されていなかった場合(No)、ステップS201に戻る。
(ステップS203)ブロック分割部b132は、ステップS202で記憶されていると判定した新規コンテンツデータをコンテンツブロックに分割し、コンテンツブロック記憶部b113に記憶する。その後、ステップS204に進む。
(ステップ206)NWメディアサーバb1の電源がオフになっている場合(Yes)、動作を終了する。一方、電源がオフになっていない場合(No)、ステップS201に戻る。
(ステップS301)バックアップ部b133は、時間Tuが経過したか否かを判定する。時間Tuが経過したと判定した場合(Yes)、ステップS302に進む。一方、時間Tuが経過していないと判定した場合(No)、ステップS301をくり返す。
(ステップS302)バックアップ部b133は、コンテンツ管理情報記憶部b112のコンテンツブロックテーブルT1でアップロード済状態が「未アップロード」のレコードがあるか否かを判定する。「未アップロード」のレコードがある場合(Yes)、ステップS303に進む。一方、「未アップロード」のレコードがない場合(No)、ステップS307に進む。
(ステップS304)バックアップ部b133は、提供コンテンツテーブルT4にレコードが存在するか否か、つまり、コンテンツデータをコンテンツ提供処理部b15が提供中であるか否かを判定する。コンテンツデータを提供中であると判定した場合(Yes)、ステップS307に進む。これにより、コンテンツデータを提供中に、CPUやネットワークに負荷をかけてデータの提供を阻害することを防止することができる。一方、コンテンツデータを提供中でないと判定した場合(No)、ステップS305に進む。
(ステップS306)バックアップ部b133は、ステップS305でバックアップしたコンテンツブロックのコンテンツID及びブロック番号を検索キーとして、コンテンツブロックテーブルT1のレコードを抽出し、抽出したレコードのアップロード済状態を「アップロード済み」に更新する。その後、ステップS307に進む。
(ステップS307)NWメディアサーバb1の電源がオフになっている場合(Yes)、動作を終了する。一方、電源がオフになっていない場合(No)、ステップS301に戻る。
なお、図16の動作において、ステップS304の処理を省略し、ステップS303で読み出したバックアップ可否の値が「可」である場合(Yes)にステップS305に進んでもよい。このような構成は、CPUが高性能である場合やネットワークがブロードバンドネットワークである場合など、負荷よりもコンテンツブロックのアップロードを優先する場合に好適である。
(ステップS401)DMP A13のコンテンツ再生部a12は、NWメディアサーバb1のコンテンツ提供部b151へ、コンテンツデータの提供を要求する提供要求を送信する。この提供要求には、コンテンツID及びDMP A13のIPアドレスが含まれる。その後、ステップS402に進む。
(ステップS402)コンテンツ提供部b151は、コンテンツ管理情報記憶部b112のコンテンツテーブルT3に、ステップS401で取得したコンテンツIDがある場合、そのコンテンツIDに対応する情報を取得する。その後、ステップS403に進む。
なお、ステップS401で取得したコンテンツIDがない場合、コンテンツ提供部b151はコンテンツ再生部a12に対して、コンテンツを提供することができないことを示す情報を送信し、動作を終了する。
(ステップS404)コンテンツ提供部b151は、コンテンツ管理情報記憶部b112の提供コンテンツテーブルT4に、ステップS403で生成した提供コンテンツレコードを追加して書き込む。その後、ステップS405に進む。
(ステップS406)コンテンツ提供部b151は、提供中のコンテンツブロックのコンテンツIDと同じコンテンツIDのレコードをコンテンツブロックテーブルT1から読み出し、読み出したレコードのコンテンツデータ位置とバイト位置から提供位置を計算する。この計算方法については後述する。また、コンテンツ提供部b151は、提供中のコンテンツブロックのレコードを提供コンテンツテーブルT4から読み出し、読み出したレコードのブロック番号、バイト位置、及び提供位置を更新する。
その後、コンテンツ提供部b151は、ステップS405,S406の処理をくり返す。なお、コンテンツデータの提供が終了した場合、コンテンツ提供部b151は、終了したコンテンツデータに対応する提供コンテンツテーブルのレコードを削除する。
(ステップS411)NWメディアサーバb1のマーク付与部b153は、コンテンツ管理情報記憶部b112の提供コンテンツテーブルのレコードを読み出す。その後、ステップS412に進む。
(ステップS412)マーク付与部b153は、ステップS411にて読み出したレコードの情報を表示する。その後、マーク付与部b153は、ステップS411、S412の処理をくり返す。その後、ステップS413に進む。
(ステップS414)マーク付与部b153は、ステップS413で入力されたマーク付与情報のコンテンツID及びIPアドレスのレコードを、提供コンテンツテーブルT4から読み出す。その後、ステップS415に進む。
(ステップS415)マーク付与部b153は、マークレコードを生成する。具体的には、マーク付与部b153は、マークIDが払い出したマークID、マーク名がステップS413で入力されたマーク名のレコードを生成する。また、マーク付与部b153は、ステップS414にて読み出したレコードのIPアドレス、ブロック番号、バイト位置を生成したレコードに追加する(このレコードをマークレコードという)。その後、ステップS416に進む。
(ステップS416)マーク付与部b153は、ステップS415で生成したマークレコードをマークテーブルT4に追加する。その後、ステップS417に進む。
(ステップS417)マーク付与部b153は、処理結果をPC A13に出力する。その後、動作を終了する。
(ステップS420)DMP A13の入力受付部a13は、タグ入力を行うホームページ(HP)へのアクセス要求を受け付ける。その後、ステップS421に進む。
(ステップS421)NWメディアサーバb1のマーク付与部b153は、コンテンツ管理情報記憶部b112のコンテンツテーブルのレコードを読み出す。その後、ステップS412に進む。
(ステップS422)マーク付与部b153は、ステップS411にて読み出したレコードの情報(例えば、コンテンツ名やコンテンツの静止画像)を表示する。その後、ステップS413に進む。
(ステップS424)マーク付与部b153は、ステップS423で受け付けた情報からタグ情報レコードを生成する。その後、ステップS425に進む。
(ステップS425)マーク付与部b153は、ステップS424で生成したタグ情報レコードをタグ情報テーブルT5に追加する。その後、ステップS426に進む。
(ステップS426)マーク付与部b153は、処理結果をPC A13に出力する。その後、動作を終了する。
図19(A)は、コンテンツブロックIj(j=1、2、3)のコンテンツブロック長がLjバイトであることを示す。また、この図は、バイト位置がLr1バイトであることを示し、コンテンツブロックI4の先頭からLr1バイトのデータr1が提供されていることを示す。
図19(B)は、データt1が、図19(A)中のデータr1に対応することを示す。また、図19(B)は、提供位置がLt1バイトであることを示し、データt1がコンテンツデータIの先頭からLt1バイトのデータであることを示す。つまり、バイト位置Lr1と提供位置Lt1との関係は、Lt1=ΣLj+Lr1である。ここで、jは整数であり、Σは提供コンテンツテーブルT4が記憶するブロック番号Nb、つまり、提供中のコンテンツブロックのブロック番号Nbより小さい番号のブロック番号jについて和をとることを示す。コンテンツ提供部b151は、この式で提供位置Lt1を計算する。また、逆にこの式を用いてLt1からLr1を計算する。
(ステップS501)空き容量検出部b141は、時間Tdが経過したか否かを判定する。時間Tdが経過したと判定した場合(Yes)、ステップS502に進む。一方、時間Tdが経過していないと判定した場合(No)、ステップS501をくり返す。
(ステップS502)空き容量検出部b141は、記憶部b11の空き容量を検出し、検出した空き容量が予め定めた閾値以下であるか否かを判定する。空き容量が閾値以下であると判定した場合(Yes)、ステップS51に進む。一方、空き容量が閾値より大きいと判定した場合(No)、ステップS506に進む。
(ステップS51)視聴ポイント計算部b142は、コンテンツブロック毎に視聴ポイントPを計算する。なお、視聴ポイント計算部b142が行う視聴ポイント計算処理の詳細は、図21を用いて後述する。視聴ポイント計算部b142は、コンテンツブロックT1の視聴ポイントの値を、計算した視聴ポイントPで更新する。その後、ステップS503に進む。
(ステップS504)ブロック削除部b143は、ステップS503で削除したコンテンツブロックのコンテンツID及びブロック番号を検索キーとして、コンテンツブロックテーブルT1のレコードを読み出す。ブロック削除部b143は、読み出したレコードのローカル有無の値を「なし」に更新する。その後、ステップS505に進む
(ステップS505)ブロック削除部b143は、記憶部b11の記憶領域の空き容量を検出し、検出した空き容量が予め定めた閾値以下であるか否かを判定する。空き容量が閾値以下であると判定した場合(Yes)、ステップS503に戻る。一方、空き容量が閾値より大きいと判定した場合(No)、ステップS506に進む。
(ステップS506)NWメディアサーバb1の電源がオフになっている場合(Yes)、動作を終了する。一方、電源がオフになっていない場合(No)、ステップS501に戻る。
(ステップS511)視聴ポイント計算部b142は、登録日時が遅いコンテンツのコンテンツブロックほどポイントが高くなるように、登録日ポイントP1を計算する。具体的には、視聴ポイント計算部b142は、定数w1、当日の日付Dt、及びコンテンツテーブルT3の登録日Drを用いて、登録日ポイントP1を、P1=w1−(Dt−Dr)として計算する。例えば、w1=100、コンテンツ登録が2日前とした場合、P1=100−2=98ポイントとなる。なお、登録日ポイントP1の計算には、日に加えて時刻を含めてもよい。
これにより、NWメディアサーバb1は、登録した日時が古く利用者の記憶も古いため提供頻度が低いコンテンツブロックを優先して削除し、NWメディアサーバb1の記憶領域の空き容量を確保することができる。逆に、NWメディアサーバb1は、登録した日時が新しく利用者の記憶も新しいため提供頻度が高いコンテンツブロックのコンテンツデータを、NWメディアサーバb1の記憶部b11から提供することができ、ストレージサーバD1からNWメディアサーバb1を介して提供する場合と比較して、迅速にコンテンツデータを提供することができる。
これにより、NWメディアサーバb1は、一般的にコンテンツデータは先頭から順に提供されるため、順序が遅く提供頻度が低いコンテンツブロックを優先して削除し、NWメディアサーバb1の記憶領域の空き容量を確保することができる。逆に、NWメディアサーバb1は、順序が早く提供頻度が高いコンテンツブロックのコンテンツデータを、NWメディアサーバb1の記憶部b11から提供することができ、迅速にコンテンツデータを提供することができる。
これにより、NWメディアサーバb1は、提供回数の実績が少なく提供頻度が低いコンテンツブロックを優先して削除し、NWメディアサーバb1の記憶領域の空き容量を確保することができる。逆に、NWメディアサーバb1は、提供回数の実績が多く提供頻度が高いコンテンツブロックのコンテンツデータを、NWメディアサーバb1の記憶部b11から提供することができ、迅速にコンテンツデータを提供することができる。
これにより、NWメディアサーバb1は、マークを付された数が少なく利用者の嗜好も低くて、提供頻度が低いコンテンツブロックを優先して削除し、NWメディアサーバb1の記憶領域の空き容量を確保することができる。逆に、NWメディアサーバb1は、マークを付された数が多く利用者の嗜好も高くて、提供頻度が高いコンテンツブロックのコンテンツデータを、NWメディアサーバb1の記憶部b11から提供することができ、迅速にコンテンツデータを提供することができる。
これにより、NWメディアサーバb1は、利用者の嗜好や関心が低く提供頻度が低いコンテンツブロックを優先して削除し、NWメディアサーバb1の記憶領域の空き容量を確保することができる。逆に、NWメディアサーバb1は、利用者の嗜好や関心が高く提供頻度が高いコンテンツブロックのコンテンツデータを、NWメディアサーバb1の記憶部b11から提供することができ、迅速にコンテンツデータを提供することができる。
なお、本実施形態において、ステップS516にてポイントP1〜P5の全てを合算して視聴ポイントPを計算しているが、本発明はこれに限らず、ポイントP1〜P5のいずれか又はいずれかの組み合わせの和を、視聴ポイントPとして計算してもよい。
(ステップS601)ブロック取得部b152は、時間Tgが経過したか否かを判定する。時間Tgが経過したと判定した場合(Yes)、ステップS602に進む。一方、時間Tgが経過していないと判定した場合(No)、ステップS601をくり返す。
(ステップS602)ブロック取得部b152は、提供コンテンツテーブルT4のレコードがあるか否かを判定することで、提供中のコンテンツデータがあるか否かを判定する。提供中のコンテンツデータがあると判定した場合(Yes)、ステップS603に進む。一方、提供中のコンテンツデータがないと判定した場合(No)、ステップS607に進む。
(ステップS606)ブロック取得部b152は、ステップS605でダウンロードしたコンテンツブロックのコンテンツID及びブロック番号を検索キーとして、コンテンツブロックテーブルT1のレコードを読み出す。ブロック取得部b152は、読み出したレコードのローカル有無の値を「あり」に更新する。その後、ステップS607に進む。
(ステップS607)NWメディアサーバb1の電源がオフになっている場合(Yes)、動作を終了する。一方、電源がオフになっていない場合(No)、ステップS601に戻る。
また、本実施形態では、NWメディアサーバb1、b2は、コンテンツブロック記憶部b113の空き容量が予め定めた閾値以下になった場合に、視聴ポイントPに基づいて、コンテンツブロック記憶部b113が記憶するコンテンツブロックを削除するので、利用者が常にコンテンツの所在やディスクの空き容量を意識して空き容量の計算等をして操作をすることなく、ローカルディスクの記憶容量が不足することを防止することができる。
以下、本実施形態の変形例1について説明をする。
上記実施形態では、コンテンツブロック長が可変長である場合について説明をした。本変形例では、コンテンツブロック長が固定長である場合について説明をする。
本変形例1では、ブロック分割部b132は、定義表T8が記憶するブロック長の長さでコンテンツデータを分割してコンテンツブロックを生成する。また、コンテンツ提供部b151は、提供位置Lt1を、Lt1=(Nb−1)L+Lr1で計算する。ここで、Nbは提供コンテンツテーブルT4が記憶するブロック番号Nb、つまり、提供中のコンテンツブロックのブロック番号Nbを示す。
コンテンツブロック長の一例としては、「(4096×1024=)4194304」バイトである。例えば、httpプロトコルのような通信プロトコルの場合、プロトコル上のオーバヘッドは200バイト程度であり、上記の値であれば、プロトコルのオーバヘッドも十分小さくすることができる。また、上記の値は、ハードディスクドライブのセクタサイズの整数倍であり、整数倍でない場合と比較して、ハードディスクドライブの利用効率がよい。
また、逆に、コンテンツブロック長は、この長さより大きくてもよい。この場合、プロトコルのオーバヘッドを小さくすることができる。
以下、本実施形態の変形例2について説明をする。
上記実施形態では、コンテンツブロックがファイルとして管理する場合について説明をした。本実施形態では、ハードディスクドライブの物理記憶領域の単位(セクタ単位)で管理する場合について説明をする。
まず、一例として、分割単位がセクタ分割パターン(左から2番目の列)では、ユーザレベル及びファイルシステムレベルがコンテンツデータである。この場合、物理レベルでは、セクタ単位のデータを、コンテンツブロックとして記憶する。この場合、セクタを管理するファイルシステムでコンテンツ管理情報を管理する。例えば、コンテンツID及びブロック番号とセクタの識別情報とが対応付けられ、ファイルシステムは、記憶されたその対応情報に基づいて、コンテンツID及びブロック番号とセクタの識別情報との変換を行う。
例えば、視聴ポイント計算部b142は、再生済みの回より小さい回のコンテンツのコンテンツブロックのポイントを、再生中の回より大きい回のコンテンツのコンテンツブロックのポイントより低いポイントとして、視聴ポイントPに加算してもよい。再生済みの回より小さい回のコンテンツは、一度再生されると再び再生される可能性が低く、提供する可能性が低いコンテンツブロックを優先して削除し、NWメディアサーバb1の記憶領域の空き容量を確保することができる。なお、回を示す情報として、録画日時とタイトルを用いてもよい。
また、視聴ポイント計算部b142は、再生済みの回の次の次の回以降のコンテンツコンテンツのコンテンツブロックのポイントを、再生済みの回の次の回のコンテンツのコンテンツブロックのポイントより低いポイントとして、視聴ポイントPに加算してもよい。再生済みの回の次の次の回以降のコンテンツコンテンツは、再生済みの回の次の回のコンテンツが再生されるまで視聴される可能性が極端に低く、すぐに提供する可能性が低いコンテンツブロックを優先して削除し、NWメディアサーバb1の記憶領域の空き容量を確保することができる。
例えば、視聴ポイント計算部b142は、連続したストーリー等が回に分けられるコンテンツ毎に、スキップ操作をされたコンテンツの開始からのバイト位置を記憶部から読み出す。視聴ポイント計算部b142は、同じバイト位置が予め定められた回数以上、スキップ操作がされている場合、そのスキップ開始からスキップ終了位置に含まれるコンテンツブロックのポイントを、これ以外のコンテンツブロックのポイントより低いポイントとして、視聴ポイントPに加算してもよい。連続したストーリー等が回に分けられるコンテンツでは、コマーシャルや同じシーンが、毎回、同じ時間帯に行われる場合がある。利用者がこの時間帯をスキップ操作でスキップ(又は早送り操作で早送り)した場合、次の回以降でも、同じ時間帯をスキップ(又は早送り)する可能性が高く、提供する可能性が低いコンテンツブロックを優先して削除し、NWメディアサーバb1の記憶領域の空き容量を確保することができる。
また、上記実施形態において、記憶部b11は、NWメディアサーバb1、b2以外の装置に備えられてもよい。
Claims (9)
- 連続したデータを提供するデータ提供装置において、
前記連続したデータを分割してデータブロックを生成するブロック分割部と、
前記ブロック分割部が生成したデータブロックを記憶装置にバックアップするバックアップ部と、
前記データの登録日、前記データ中でのデータブロックの順序、前記データブロックの提供頻度、前記データブロック毎の利用者の評価、前記データに対する利用者の嗜好性、前記データが回に分けられるコンテンツの場合の回を示す情報、前記データが回に分けられるコンテンツの場合のスキップ操作または早送り操作の情報のうち少なくとも2種類以上の情報を参照して、前記データブロック毎に視聴ポイントを算出し、該算出した視聴ポイントに応じて記憶部が記憶する前記データブロックのうち、削除するデータブロックを決定し、該決定したデータブロックを前記記憶部から削除するブロック削除処理部と、
前記記憶部が記憶するデータブロックを前記連続したデータ中での前記データブロックの順序に従って提供するとともに、提供するデータブロックが前記記憶部から削除されている場合、ネットワークを介して接続された前記記憶装置にバックアップされた当該データブロックをダウンロードして提供することで、前記連続したデータ中での前記データブロックの順序に従って前記データブロックを提供し、この提供位置を提供中の前記データブロックのデータ位置とバイト位置とから計算するデータ提供処理部と、
を備えることを特徴とするデータ提供装置。 - 前記バックアップ部は、前記記憶装置にバックアップをしていないデータブロックがあるか否か判定し、バックアップをしていないデータブロックがある場合、該データブロックを前記記憶部から読み出して前記記憶装置にバックアップすることを特徴とする請求項1に記載のデータ提供装置。
- 前記データ提供処理部が提供したデータブロックを再生するデータ再生部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ提供装置。
- 前記ブロック削除処理部は、前記記憶部の空き容量が予め定めた閾値以下になった場合に、削除するデータブロックを決定し、該決定したデータブロックを前記記憶部から削除することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの項に記載のデータ提供装置。
- マークを付与することを示す情報が入力されると、提供中のデータの位置を示すマーク情報と該マークを付した箇所のデータに対して利用者が選択した評価を示す情報であるマーク名とを関連付けてマークテーブルに記憶するマーク付与部を備え、
前記ブロック削除処理部は、前記マークテーブルを参照して、前記マーク名毎に割り当てられたポイントと前記データブロックに各マーク名のマークが付された数とを少なくとも用いて、前記視聴ポイントを算出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかの項に記載のデータ提供装置。 - 前記データブロックの提供頻度は、前記データブロック各々の提供回数であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかの項に記載のデータ提供装置。
- 連続したデータを提供するデータ提供装置におけるデータ提供方法において、
前記データ提供装置が、前記連続したデータを分割してデータブロックを生成する過程と、
前記データ提供装置が、前記データブロックを生成する過程が生成したデータブロックを記憶装置にバックアップする過程と、
前記データ提供装置が、前記データの登録日、前記データ中でのデータブロックの順序、前記データブロックの提供頻度、前記データブロック毎の利用者の評価、前記データに
対する利用者の嗜好性、前記データが回に分けられるコンテンツの場合の回を示す情報、前記データが回に分けられるコンテンツの場合のスキップ操作または早送り操作の情報のうち少なくとも2種類以上の情報を参照して、前記データブロック毎に視聴ポイントを算出し、該算出した視聴ポイントに応じて記憶部が記憶する前記データブロックのうち、削除するデータブロックを決定し、該決定したデータブロックを前記記憶部から削除する過程と、
前記データ提供装置が、前記記憶部が記憶するデータブロックを前記連続したデータ中での前記データブロックの順序に従って提供するとともに、提供するデータブロックが前記記憶部から削除されている場合、ネットワークを介して接続された記憶装置にバックアップされた当該データブロックをダウンロードして提供することで、前記連続したデータ中での前記データブロックの順序に従って前記データブロックを提供し、この提供位置を提供中の前記データブロックのデータ位置とバイト位置とから計算する過程と、
を有することを特徴とするデータ提供方法。 - 連続したデータを提供するデータ提供装置のコンピュータを
前記連続したデータを分割してデータブロックを生成するブロック分割手段、
前記ブロック分割手段が生成したデータブロックを記憶装置にバックアップするバックアップ手段、
前記データの登録日、前記データ中でのデータブロックの順序、前記データブロックの提供頻度、前記データブロック毎の利用者の評価、前記データに対する利用者の嗜好性、前記データが回に分けられるコンテンツの場合の回を示す情報、前記データが回に分けられるコンテンツの場合のスキップ操作または早送り操作の情報のうち少なくとも2種類以上の情報を参照して、前記データブロック毎に視聴ポイントを算出し、該算出した視聴ポイントに応じて記憶部が記憶する前記データブロックのうち、削除するデータブロックを決定し、該決定したデータブロックを前記記憶部から削除するブロック削除処理手段、
前記記憶部が記憶するデータブロックを前記連続したデータ中での前記データブロックの順序に従って提供するとともに、提供するデータブロックが前記記憶部から削除されている場合、ネットワークを介して接続された記憶装置にバックアップされた当該データブロックをダウンロードして提供することで、前記連続したデータ中での前記データブロックの順序に従って前記データブロックを提供し、この提供位置を提供中の前記データブロックのデータ位置とバイト位置とから計算するデータ提供処理手段、
として機能させるデータ提供プログラム。 - 連続したデータを提供するデータ提供装置と、前記データ提供装置から提供されたデータを再生するデータ再生装置と、を具備するデータ提供システムにおいて、
前記データ提供装置は、
前記連続したデータを分割してデータブロックを生成するブロック分割部と、
前記ブロック分割部が生成したデータブロックを記憶装置にバックアップするバックアップ部と、
前記データの登録日、前記データ中でのデータブロックの順序、前記データブロックの提供頻度、前記データブロック毎の利用者の評価、前記データに対する利用者の嗜好性、前記データが回に分けられるコンテンツの場合の回を示す情報、前記データが回に分けられるコンテンツの場合のスキップ操作または早送り操作の情報のうち少なくとも2種類以上の情報を参照して、前記データブロック毎に視聴ポイントを算出し、該算出した視聴ポイントに応じて記憶部が記憶する前記データブロックのうち、削除するデータブロックを決定し、該決定したデータブロックを前記記憶部から削除するブロック削除処理部と、
提供するデータブロックが前記記憶部から削除されている場合、ネットワークを介して接続された記憶装置にバックアップされた当該データブロックを、ダウンロードして提供することで、前記連続したデータ中での前記データブロックの順序に従って前記データブロックを提供し、この提供位置を提供中の前記データブロックのデータ位置とバイト位置とから計算するデータ提供処理部と、
を備え、
前記データ再生装置は、前記データ提供装置が提供したデータブロックを再生するデータ再生部を備えることを特徴とするデータ提供システム。
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