JP5308883B2 - Nmrプローブ - Google Patents
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図3Aに、本発明の第2の実施形態に係るNMRプローブ2の要部の斜視図を示し、図3Bに、その断面図を示す。第2の実施形態のNMRプローブ2が、第1の実施形態のNMRプローブ2と異なる点は、第2ソレノイドコイル7の配置を変えている点で、第1ソレノイドコイル6の中心軸9方向の両方の外側に、第2ソレノイドコイル7の巻き線の少なくとも1ターンである第1ターン(t1)と第2ターン(t2)がそれぞれ配置されている点である。これにより、第2ソレノイドコイル7の中心軸9方向の長さH2は、第1ソレノイドコイル6の中心軸9方向の長さH1とは異なり、より長くなっている。ただ、第2ソレノイドコイル7の中心軸9方向の長さH2の中間位置9Cは、第1ソレノイドコイル6の中心軸9方向の長さH1の中間位置9Cに一致している。第1ソレノイドコイル6と第2ソレノイドコイル7のサンプル入りホルダ5までの距離は等しく、この2つのコイルをサンプル入りホルダ5の近傍に等距離に配置できるので、第1ソレノイドコイル6と第2ソレノイドコイル7とで2種類の核を高い感度に測定できる。
図4Aに、本発明の第3の実施形態に係るNMRプローブ2の要部の斜視図を示し、図4Bに、その断面図を示す。第3の実施形態のNMRプローブ2が、第1の実施形態のNMRプローブ2と異なる点は、第1の実施形態の第2ソレノイドコイル7を延長させて、第1ソレノイドコイル6の中心軸9方向の両方の外側に、具体的には上側に第2ソレノイドコイル7の巻き線の少なくとも1ターンである第1ターン(t1)と、下側に少なくとも1ターンである第5ターン(t5)が配置されている点である。これにより、第2ソレノイドコイル7の中心軸9方向の長さH2は、第1ソレノイドコイル6の中心軸9方向の長さH1とは異なり、より長くなっている。ただ、第2ソレノイドコイル7の中心軸9方向の長さH2の中間位置9Cは、第1ソレノイドコイル6の中心軸9方向の長さH1の中間位置9Cに一致している。中心軸9から第1ソレノイドコイル6、中心軸9から第2ソレノイドコイル7までの距離は、略ボビン8の外周の半径に等しい。第1ソレノイドコイル6と第2ソレノイドコイル7の2つのコイルを、サンプル入りホルダ5の近傍に等距離に配置できるので、第1ソレノイドコイル6と第2ソレノイドコイル7とで2種類の核を高い感度に測定できる。
第4の実施形態では、第3の実施形態で定性的に説明した共通の中心軸9を持ちかつ二重螺旋に配置した第1ソレノイドコイル6と第2ソレノイドコイル7とによる高次の不整磁場の抑制の効果を、シミュレーション結果を用いて定量的に説明する。
δf(r’)=dBz(r’)×γ ・・・(1)
δf(y)=−0.001y4+0.1328y2−3.0266 ・・・(2)
δf(y)=0.0003y4−0.0283y2−1.2629 ・・・(3)
δf(y)=−0.0007y4+0.1045y2−4.2876 ・・・(4)
図8Aに、本発明の第5の実施形態に係るNMRプローブ2の要部の斜視図を示し、図8Bに、その断面図を示す。第5の実施形態のNMRプローブ2が、第2の実施形態のNMRプローブ2と異なる点は、3つ目の第3ソレノイドコイル10が追加されている点である。第3ソレノイドコイル10の内径は、第1ソレノイドコイル6と第2ソレノイドコイル7の内径に等しくなっている。第3ソレノイドコイル10の中心軸9は、第1ソレノイドコイル6と第2ソレノイドコイル7の中心軸9に一致するように配置されている。第3ソレノイドコイル10の第1ターン(t1)は、第1ソレノイドコイル6の互いに隣り合う第1ターン(t1)と第2ターン(t2)の間にあって、第1ソレノイドコイル6の第1ターン(t1)と第2ターン(t2)に沿って配置されている。第3ソレノイドコイル10のコイルの巻き初めおよび巻き終わりは、第1ソレノイドコイル6のコイルの巻き初めと巻き終わりの間に配置されている。第1ソレノイドコイル6と第2ソレノイドコイル7と第3ソレノイドコイル10とは互いに電気的に接続されていない。
図9に、本発明の第6の実施形態に係るNMRプローブ2の要部の断面図を示す。第6の実施形態のNMRプローブ2が、第3の実施形態のNMRプローブ2(図4B参照)と異なる点は、第1ソレノイドコイル6及び第2ソレノイドコイル7の隣接する巻き線の間隔W1、W2、W3、W4、W5、W6、W7、W8が、中心軸9方向の全域において、略同一になっている(W1=W2=W3=W4=W5=W6=W7=W8)点である。また、第1ソレノイドコイル6の中心軸9方向の巻き線の線幅(巻き線の直径)WL1は、第2ソレノイドコイル7の中心軸9方向の巻き線の線幅(巻き線の直径)WL2に等しく(WL1=WL2)、第1ソレノイドコイル6と第2ソレノイドコイル7の体積磁化率は等しくなっている。すなわち、第1ソレノイドコイル6及び第2ソレノイドコイル7の巻き線が、略同一寸法、略同一材料のワイヤになっている。これらによれば、不整磁場の発生源となる磁荷dqmを、y方向(中心軸9方向)に等間隔に配置できる。そして、高次の不整磁場を抑制し、静磁場の均一性を高めることができる。
第7の実施形態では、第6の実施形態で定性的に説明した巻き線の間隔を均一に配置した第1ソレノイドコイル6と第2ソレノイドコイル7とによる高次の不整磁場の抑制の効果を、シミュレーション結果を用いて定量的に説明する。第1ソレノイドコイル6には、第4の実施形態の第1ソレノイドコイル6(図5(a)参照)を用いた。
δf(y)=0.0014y4−0.1048y2−1.1266 ・・・(5)
δf(y)=0.0004y4+0.0279y2−4.1518 ・・・(6)
図12に、本発明の第8の実施形態に係るNMRプローブ2の要部の断面図を示す。第8の実施形態のNMRプローブ2が、第6の実施形態のNMRプローブ2(図9参照)と異なる点は、第1ソレノイドコイル6と第2ソレノイドコイル7の巻き線が、ワイヤではなく、箔である点である。箔であれば、厚さ均一で材質一定の1枚の箔から、第1ソレノイドコイル6と第2ソレノイドコイル7とを切り出し分けることができ、略同一の厚さで、略同一材料の箔状の第1ソレノイドコイル6と第2ソレノイドコイル7を形成することができる。また、第1ソレノイドコイル6の中心軸9方向の巻き線の線幅WL1と、第2ソレノイドコイル7の中心軸9方向の巻き線の線幅WL2とが略等しくなるように切り出せば、第1ソレノイドコイル6と第2ソレノイドコイル7の巻き線の断面の寸法を略同一寸法に容易に設定することができる。
図13Aに、本発明の第9の実施形態に係るNMRプローブ2の要部の斜視図を示し、図13Bに、その断面図を示す。第9の実施形態のNMRプローブ2が、第8の実施形態のNMRプローブ2(図12参照)と異なる点は、第1ソレノイドコイル6の中心軸9方向の巻き線の線幅WL1が、第2ソレノイドコイル7の中心軸9方向の巻き線の線幅WL2と異なり、大きくなっている(WL1>WL2)点である。線幅WL1を大きくすることで第1ソレノイドコイル6の充填率(フィリングファクタ)が向上し、スペクトルの感度を上げることができる。
図14に、本発明の第10の実施形態に係るNMRプローブ2の回路図を示す。NMRプローブ2は、第1ソレノイドコイル6と第2ソレノイドコイル7と第3ソレノイドコイル10を有している。第1ソレノイドコイル6と第2ソレノイドコイル7と第3ソレノイドコイル10としては、第5の実施形態(図8A参照)の第1ソレノイドコイル6と第2ソレノイドコイル7と第3ソレノイドコイル10を用いることができる。
図15に、本発明の第11の実施形態に係るNMRプローブ2の回路図を示す。第11の実施形態のNMRプローブ2が、第10の実施形態のNMRプローブ2と異なる点は、第2ソレノイドコイル7の両端、すなわち、コイルの巻き初めと巻き終わりが、重水素核のラーモア周波数に一致する周波数で共振(同調整合)する同調整合回路13に接続されている点である。重水素核のラーモア周波数は、静磁場の磁場強度が7テスラ(T)の場合には46MHzであり、14テスラ(T)の場合には92MHzである。これによれば、水素核、炭素核に加え、重水素核も測定することができる。
図16に、本発明の第12の実施形態に係るNMRプローブ2の回路図を示す。第12の実施形態のNMRプローブ2が、第11の実施形態のNMRプローブ2と異なる点は、スイッチ部14を有している点である。スイッチ部14は、第1ソレノイドコイル6、第2ソレノイドコイル7と第3ソレノイドコイル10の両端それぞれにおいて、同調整合回路11、12、13と、第1ソレノイドコイル6、第2ソレノイドコイル7、第3ソレノイドコイル10とに接続する。スイッチ部14を切り替えることで、第1ソレノイドコイル6、第2ソレノイドコイル7と第3ソレノイドコイル10を、同調整合回路11、12、13に接続して所望の共鳴周波数(ラーモア周波数)に同調整合されるものと、開回路になるものとに設定することができる。例えば、第1ソレノイドコイル6の両端に接続された一対のスイッチ部14をオンすることにより、第1ソレノイドコイル6を同調整合回路11に接続し、第1ソレノイドコイル6に高周波電流を導通させることができる。また、第1ソレノイドコイル6の両端に接続された一対のスイッチ部14をオフすることにより、第1ソレノイドコイル6を同調整合回路11から遮断し、第1ソレノイドコイル6を、開回路にし、高周波電流を導通させなくすることができる。
図17に、本発明の第13の実施形態に係るNMRプローブ2を搭載したNMR装置1を示す。第13の実施形態のNMR装置1が、第1の実施形態のNMR装置1と異なる点は、静磁場の方向(z方向)が鉛直方向になり、第1ソレノイドコイル6と第2ソレノイドコイル7の作る高周波磁場の方向(y方向)が水平方向になっている点である。これによっても、静磁場と高周波磁場を直交させることができ、NMR計測が可能である。サンプル入りホルダ5は、NMRプローブ2の出し入れに伴って着脱することができる。NMRプローブ2には、第1の実施形態から第12の実施形態のNMRプローブ2を用いることで、同様の効果を得ることができる。なお、第1の実施形態から第13の実施形態では、サンプルに溶液、固体を問わず適用が可能である。
2 NMRプローブ
3 超電導マグネット
4 クライオスタット
5 サンプル入りホルダ
6 第1ソレノイドコイル
7 第2ソレノイドコイル
8 ボビン
9 中心軸
10 第3ソレノイドコイル
11、12、13 同調整合回路
14 スイッチ部
15 シムコイル
Claims (23)
- 第1ソレノイドコイルを搭載したNMRプローブにおいて、
内径が前記第1ソレノイドコイルに等しく、中心軸が前記第1ソレノイドコイルの中心軸に一致するように配置され、前記第1ソレノイドコイルと異なる核を測定する第2ソレノイドコイルを有し、
前記第2ソレノイドコイルの少なくとも1ターンの巻き線は、前記第1ソレノイドコイルの互いに隣り合う2ターンの巻き線の間を、前記2ターンの巻き線に沿って配置されることを特徴とするNMRプローブ。 - 前記第1ソレノイドコイルの前記中心軸方向の両方の外側に、前記第2ソレノイドコイルの巻き線の少なくとも1ターンが配置されることを特徴とする請求項1に記載のNMRプローブ。
- 第1ソレノイドコイルを搭載したNMRプローブにおいて、
内径が前記第1ソレノイドコイルに等しく、中心軸が前記第1ソレノイドコイルの中心軸に一致するように配置され、前記第1ソレノイドコイルと異なる核を測定する第2ソレノイドコイルを有し、
前記第1ソレノイドコイルの前記中心軸方向の両方の外側に、前記第2ソレノイドコイルの巻き線の少なくとも1ターンが配置されることを特徴とするNMRプローブ。 - 前記第1ソレノイドコイル及び前記第2ソレノイドコイルの隣接する巻き線の間隔が、前記中心軸方向の全域において、略同一になっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のNMRプローブ。
- 前記第1ソレノイドコイル及び前記第2ソレノイドコイルの巻き線が、略同一寸法、略同一材料のワイヤ又は箔であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のNMRプローブ。
- 前記第1ソレノイドコイル及び前記第2ソレノイドコイルの巻き線が、略同一の厚さの箔であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のNMRプローブ。
- 前記第1ソレノイドコイルと前記第2ソレノイドコイルのどちらか一方は、同調整合回路に接続して所望の共鳴周波数に同調整合され、他方は開回路にすることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のNMRプローブ。
- 前記第1ソレノイドコイルと前記第2ソレノイドコイルのそれぞれは、対応する同調整合回路に接続して所望の共鳴周波数に同調整合されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のNMRプローブ。
- 対応する前記同調整合回路に接続する前記第1ソレノイドコイルと前記第2ソレノイドコイルの両端の少なくとも一方に接続するそれぞれに接続する対のスイッチ部を有し、
前記スイッチ部を切り替えることで、前記第1ソレノイドコイルと前記第2ソレノイドコイルのどちらか一方を、同調整合回路に接続して所望の共鳴周波数に同調整合し、他方は開回路にすることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のNMRプローブ。 - 内径が前記第1ソレノイドコイルに等しく、中心軸が前記第1ソレノイドコイルの中心軸に一致するように配置され、前記中心軸方向の長さが前記第1ソレノイドコイルと前記第2ソレノイドコイルとは異なるとともに、前記第1ソレノイドコイルと前記第2ソレノイドコイルとは異なる核を測定する1つ又は複数の第3ソレノイドコイルを有し、
前記第3ソレノイドコイルの少なくとも1ターンの巻き線は、前記第1ソレノイドコイルの互いに隣り合う2ターンの巻き線の間を、前記2ターンの巻き線に沿って配置されることを特徴とする請求項3に記載のNMRプローブ。 - 前記第1ソレノイドコイル、前記第2ソレノイドコイル及び前記第3ソレノイドコイルの隣接する巻き線の間隔が、前記中心軸方向の全域において、略同一になっていることを特徴とする請求項10に記載のNMRプローブ。
- 前記第1ソレノイドコイル、前記第2ソレノイドコイル及び前記第3ソレノイドコイルの巻き線が、略同一寸法、略同一材料のワイヤ又は箔であることを特徴とする請求項10又は請求項11のいずれか1項に記載のNMRプローブ。
- 前記第1ソレノイドコイル、前記第2ソレノイドコイル及び前記第3ソレノイドコイルの巻き線が、略同一の厚さの箔であることを特徴とする請求項10乃至請求項11のいずれか1項に記載のNMRプローブ。
- 前記第1ソレノイドコイル、前記第2ソレノイドコイルと前記第3ソレノイドコイルには、同調整合回路に接続して所望の共鳴周波数に同調整合されるものと、開回路になるものとがあることを特徴とする請求項10乃至請求項13のいずれか1項に記載のNMRプローブ。
- 前記第1ソレノイドコイル、前記第2ソレノイドコイルと前記第3ソレノイドコイルのそれぞれは、対応する同調整合回路に接続して所望の共鳴周波数に同調整合されることを特徴とする請求項10乃至請求項14のいずれか1項に記載のNMRプローブ。
- 対応する前記同調整合回路に接続する前記第1ソレノイドコイル、前記第2ソレノイドコイルと前記第3ソレノイドコイルの両端それぞれに接続する対のスイッチ部を有し、
前記スイッチ部を切り替えることで、前記第1ソレノイドコイル、前記第2ソレノイドコイルと前記第3ソレノイドコイルを、同調整合回路に接続して所望の共鳴周波数に同調
整合されるものと、開回路になるものとに設定することを特徴とする請求項14又は請求
項15のいずれか1項に記載のNMRプローブ。 - 第1ソレノイドコイルを搭載したNMRプローブにおいて、
内径が前記第1ソレノイドコイルに等しく、中心軸が前記第1ソレノイドコイルの中心軸に一致するように配置され、前記中心軸方向の長さが前記第1ソレノイドコイルとは異なり、前記第1ソレノイドコイルと異なる核を測定する第2ソレノイドコイルを有し、
前記第2ソレノイドコイルの前記中心軸方向の長さの中間位置は、前記第1ソレノイドコイルの前記中心軸方向の長さの中間位置に一致することを特徴とするNMRプローブ。 - 前記第1ソレノイドコイルと前記第2ソレノイドコイルとで、二重螺旋を構成していることを特徴とする請求項17に記載のNMRプローブ。
- 前記第2ソレノイドコイルは、前記中心軸方向の長さが前記第1ソレノイドコイルの前記中心軸方向の長さより長く、前記第1ソレノイドコイルの前記中心軸方向の両側に配置されることを特徴とする請求項17又は請求項18に記載のNMRプローブ。
- 内径が前記第1ソレノイドコイルに等しく、中心軸が前記第1ソレノイドコイルの中心軸に一致するように配置され、前記中心軸方向の長さが前記第1ソレノイドコイルと前記第2ソレノイドコイルとは異なるとともに、前記第1ソレノイドコイルと前記第2ソレノイドコイルとは異なる核を測定する1つ又は複数の第3ソレノイドコイルを有し、
前記第3ソレノイドコイルの前記中心軸方向の長さの中間位置は、前記第1ソレノイドコイルの前記中心軸方向の長さの中間位置に一致することを特徴とする請求項17乃至請求項19のいずれか1項に記載のNMRプローブ。 - 第1ソレノイドコイルを搭載したNMRプローブにおいて、
内径が前記第1ソレノイドコイルに等しく、中心軸が前記第1ソレノイドコイルの中心軸に一致するように配置される第2ソレノイドコイルを有し、
前記第2ソレノイドコイルの少なくとも1ターンの巻き線は、前記第1ソレノイドコイルの互いに隣り合う2ターンの巻き線の間を、前記2ターンの巻き線に沿って配置されるとともに、
前記第1ソレノイドコイルの前記中心軸方向の両方の外側に、前記第2ソレノイドコイルの巻き線の少なくとも1ターンが配置される
ことを特徴とするNMRプローブ。 - 第1ソレノイドコイルを搭載したNMRプローブにおいて、
内径が前記第1ソレノイドコイルに等しく、中心軸が前記第1ソレノイドコイルの中心軸に一致するように配置される第2ソレノイドコイルを有し、
前記第2ソレノイドコイルの少なくとも1ターンの巻き線は、前記第1ソレノイドコイルの互いに隣り合う2ターンの巻き線の間を、前記2ターンの巻き線に沿って配置されるとともに、
前記第1ソレノイドコイルと前記第2ソレノイドコイルのどちらか一方は、同調整合回路に接続して所望の共鳴周波数に同調整合され、他方は開回路にする
ことを特徴とするNMRプローブ。 - 第1ソレノイドコイルを搭載したNMRプローブにおいて、
内径が前記第1ソレノイドコイルに等しく、中心軸が前記第1ソレノイドコイルの中心軸に一致するように配置される第2ソレノイドコイルを有し、
前記第2ソレノイドコイルの少なくとも1ターンの巻き線は、前記第1ソレノイドコイルの互いに隣り合う2ターンの巻き線の間を、前記2ターンの巻き線に沿って配置されるとともに、
前記第1ソレノイドコイルと前記第2ソレノイドコイルのそれぞれは、対応する同調整合回路に接続して所望の共鳴周波数に同調整合される
ことを特徴とするNMRプローブ。
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