JP5305886B2 - 飛翔インク滴の速度測定装置および速度測定方法 - Google Patents

飛翔インク滴の速度測定装置および速度測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、インクジェット記録ヘッドから吐出されるインク滴の飛翔速度を測定するための飛翔物体の速度測定装置および速度測定方法に関するものである。
インクジェットプリンタなどに用いられるインクジェット記録ヘッドからの液滴の吐出速度の測定方法としては、特許文献1に記載されているような信号処理方法が知られている。
この方法は、図17のような光学系を用いて、記録ヘッド906から吐出されるインク滴(液滴)907の光学像をフォトダイオード911,921に形成する。その光学系において、半導体レーザ903のレーザ光は、モード拡散素子部904から光ファイバ905に導かれ、その光ファイバ905の端部から拡散して対物レンズ908の周辺を照明する。その対物レンズ908は、インク滴907の光学像をフォトダイオード911,921に結像する。フォトダイオード911,921の出力信号は、アナログ回路912,922と高速AD変換器913,923によってデジタル値に変換されてから、処理部901に取り込まれる。処理部901は、電流回路902から半導体レーザ903に駆動電流を供給する。
このような光学系においては、対物レンズ908周辺の照明光が集光されていないため、充分な検出信号を得るために、半導体レーザ903として大出力のものが使用されている。この半導体レーザ903からのレーザ光をインク滴907に対して放射し、そのインク滴907によってレーザ光が遮られたときにフォトダイオード911,921の出力信号が低下する。その出力信号の低下を検出することにより、インク滴907がフォトダイオード911,921のぞれぞれに対応する位置を通過したときの時間を検出することができる。そして、2つのフォトダイオード911,921の出力信号が低下したときの時間差と、それらのフォトダイオード911,921の間の距離から、インク滴907の速度が算出される。
特開2002−48810号公報
しかし、上記の従来例では、使用するレーザ光源が大出力の半導体レーザであるため、レーザ光に対する安全のために、充分な遮光カバーやレーザ保護眼鏡などを用いることが必要となり、作業者はレーザ安全教育等を充分積んだ者でなければならなかった。また、レーザ光の光量を落とした場合には、その光量が少なくなって、充分なS/Nの信号が得られず、正確な測定が難しくなるおそれがある。
本発明の目的は、飛翔インク滴を照明するための照明光の光量が少なくても、その照明光を有効に利用して、飛翔インク滴の飛翔速度をより確実に検出することができる飛翔インク滴の速度測定装置おび速度測定方法を提供することにある。
本発明の飛翔インク滴の速度測定装置は、インクジェット記録ヘッドから吐出される飛翔中のインク滴を照明するための照明光を出射する光源と、照明された前記インク滴の光学像を形成する結像手段と、前記インク滴の所定の飛翔位置における前記光学像を電気信号に変換する変換手段と、前記照明光を前記飛翔位置に集光させる集光手段と、を備え、前記電気信号の出力タイミングに基づいて、前記インク滴の飛翔速度を測定可能な飛翔インク滴の速度測定装置において、前記集光手段は、前記インク滴の飛翔方向と、当該飛翔方向と直交する方向と、において前記照明光の屈折力が異なる光学素子を含み、前記光学素子は前記照明光を絞って前記飛翔位置に導き、前記インク滴の飛翔方向における前記照明光の絞り量は、前記直交する方向の絞り量よりも大きく、前記変換手段は、前記飛翔位置における前記インク滴の光学像を通過させるスリットを含み、前記インク滴の飛翔方向における前記スリットの長さは、前記直交する方向の前記スリットの長さよりも小さいことを特徴とする。
本発明の飛翔インク滴の速度測定方法は、インクジェット記録ヘッドから吐出される飛翔中のインク滴を照明するための照明光を出射する光源と、照明された前記インク滴の光学像を形成する結像手段と、前記インク滴の飛翔位置における前記光学像を電気信号に変換する変換手段と、前記照明光を前記飛翔位置に集光させる集光手段と、を用い、前記電気信号の出力タイミングに基づいて、前記インク滴の飛翔速度を測定可能な飛翔インク滴の速度測定方法において、前記集光手段は、前記インク滴の飛翔方向と、当該飛翔方向と直交する方向と、において前記照明光の屈折力が異なる光学素子を含み、前記光学素子によって前記照明光を絞って前記飛翔位置に導き、前記インク滴の飛翔方向における前記照明光の絞り量を前記直交する方向の絞り量よりも大きくし、前記変換手段は、前記インク滴の飛翔方向における長さが前記直交する方向長さよりも小さいスリットを含み、前記飛翔位置における前記インク滴の光学像が前記スリットを通過することを特徴とする。
本発明によれば、光源から出射された照明光を飛翔物体の飛翔位置に集光させることにより、光源からの照明光の光量が少なくても、その照明光を有効に利用して、飛翔物体の飛翔速度をより確実に検出することができる。
また、照明光を飛翔位置に集光させるために、物体の飛翔方向と、その飛翔方向と直交する方向と、において照明光の屈折力が異なる光学素子を用いることにより、物体の飛翔方向と関連した最適なプロファイルの照明光を飛翔位置に集光させることができる。例えば、物体の飛翔方向における照明幅を狭くし、飛翔方向と直交する方向の照明幅を広くすることにより、光源からの照明光を効率的に集光できると共に、物体の飛翔位置が飛翔方向と直交する方向にぶれたときの測定位置マージンを広く取ることが可能となる。また、そのような光学素子としては、例えば、シリンドリカルレンズやホログラムレンズを用いることができる。ホログラムレンズは、他の光学素子も同時に1枚のホログラムに作りこむことが可能であるため、安価に大量生産することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1から図7は、本発明の第1の実施形態を説明するための図である。本実施形態における飛翔物体の速度想定装置は、インクを吐出可能なジェット記録ヘッドから吐出されるインク滴(液滴)の速度を測定して、その測定結果の良否を判定するための検査機としての適用例である。
図1は本発明を最もよく表す図であり、1は、マイクロコンピュータ等の形態の小型計算機である。この小型計算機1は、キャリッジ2に装着されたインクジェット記録ヘッド3からのインクの吐出を制御すると共に、2つの半導体レーザ素子4、8のON/OFFも制御する。本例の記録ヘッド3は、いわゆるシリアルスキャンタイプやフルラインタイプのインクジェット記録装置に用いられる記録ヘッドであり、電気熱変換素子(ヒータ)やピエゾ素子などの吐出エネルギー発生素子を用いて、吐出口からインクを吐出する構成となっている。吐出エネルギー発生素子として電気熱変換素子を用いた場合には、吐出口に連通するインク流路内のインクを発泡させ、その発泡エネルギーを利用して吐出口からインク滴を吐出することができる。
半導体レーザ素子(光源)4から放射されたレーザ光(照明光)は、レンズ5によって、所定の距離の先にビームウエストができるように調整される。本例では、ワークディスタンスとして150mmを確保したいために、ビームスプリッタ12の先の150mmの位置(所定の飛翔位置)で結像するように、レンズ5を調整している。6はシリンドリカルレンズであり、本例では、焦点距離が2000mmのものを用い、メリジオナル方向(光軸に対して放射線方向)とサジタル方向(光軸に対して同心円方向)において、焦点位置がわずかに異なる照明光7を生成する。照明光7は、後述するように、シリンドリカルレンズ6により絞られてから、速度の検出対象のインク滴(物体)の飛翔位置に導かれる。その照明光7の絞り量は、インク滴の飛翔方向と、それと直交する方向と、において異なる。半導体レーザ素子8、レンズ9、シリンドリカルレンズ10も同様に、メリジオナル方向とサジタル方向において焦点位置が異なる照明光11を生成する。
半導体レーザ素子4からの照明光7と、半導体レーザ素子8からの照明光11は、それらの光軸が平行になるように各レンズやレーザ素子の位置が調整されており、それらの光軸の間隔は300μmとなっている。照明光7,11は、図1においては、それぞれほぼ1点に集光して描かれている。しかし、それぞれの集光部分の大きさは100μm以下であり、2箇所のそれぞれを別々の照明光7,11によって照明するようになっている。13は、記録ヘッド3から吐出されたインク滴であり、その寸法が小さいためにインクの表面張力の影響が支配的になり、ほぼ球状をなして飛翔する。同図中の矢印は、インク滴13の飛翔方向を表している。
14は結像光学系であり、スリット15が配置されている位置に、インク滴13の像を結像させる。スリット15には2本のスリット部が形成されており、それらのスリット部の間隔は、結像光学系14の倍率分だけ、照明光7,11の間隔を拡大した間隔となっている。16はホトダイオードであり、スリット15を通過した光を電気信号に変換する。その電気信号はアンプ17によって増幅され、さらにアナログデジタル変換機18によってデジタル信号に変換されてから、小型計算機1に入力される。小型計算機1は、その入力信号に基づいてインク滴13の飛翔速度を計算し、その測定結果をモニタやプリンタなどの出力装置19に出力する。
結像光学系14、スリット15、ホトダイオード16は、図2のように、照明光7、11に対して所定の角度をもって配置される。図2は、図1とは別の方向から視た光学系の説明図である。図2において、記録ヘッド3は破線によって示されており、その記録ヘッド3から吐出されるインク滴13は、紙面に対して垂直な方向に飛行する。同図においては、図面が分かり難くなることを避けるために、半導体レーザ4、レンズ5、およびシリンドリカルレンズ6の図示や省略している。それらを図示した場合には、それらはビームスプリッタ12と重なる位置に示されることになる。
図2のような方向から照明光7,11を見た場合、それらはビームスプリッタ12を通過した後に重なる。これらの照明光7,11が結像光学系14に入射しないように、結像光学系14の光軸は、照明光7、11の光軸に対して角度θだけ傾けられている。この角度θが変わることにより、ホトダイオード16の受光レベルは図3の実測値のように変化する。同図は、検出信号の振幅を受光レベルとしてプロットしたものである。結像光学系14の結像レンズの大きさとの関係から、角度θが5度よりも小さい場合には、照明光7、11が直接結像レンズに入射して、ホトダイオード16上に強力な迷光として入るため、測定ができなくなる。そこで本例においては、角度θを8度より大きくしてデータを取っている。この図3のデータを考慮して、角度θが投受光効率のよい30度以下となるように、結像光学系14を配置した。
図4および図5は、照明光7,11のビームプロファイルの説明図である。
レーザダイオード素子4、8から放射された照明光7,11は、それぞれレンズ5,9およびシリンドリカルレンズ6,10を通り、ビームスプリッタ12によって同一方向に向けられる。このとき、照明光7,11の光軸が平行になるように、また、これらの光軸の間隔が約300μmとなるように、それぞれの部品の位置を調整しておく。ビームスプリッタ12における照明光7,11の出射口位置では、それらの照明光7,11は集光されず、それらのビームプロファイルの輪郭は図5(a)のような形状となる。
照明光7,11は、ワークディスタンスだけ離れた位置では、図5(b)のように、上下方向において最も細くなる。この測定位置におけるビームプロファイルの実測値は、図6のような形状となる。照明光7,11は、ワークディスタンスよりも離れた位置では、図5(c)のように、左右方向に細くなり、かつ上下方向に広がり始める。照明光7,11は、さらに離れた位置では、図5(d)のように広がったビームプロファイルとなる。
シリンドリカルレンズ6,10の焦点距離は、ワークディスタンスに対して、5倍から30倍くらいの長さが丁度よい。それが5倍を下回った場合には、ビームプロファイルが横に広がり過ぎ、集光した光のピーク値が低くなり過ぎて好ましくない。また、それが30倍以上となった場合には、ビームプロファイルがあまり横に広がらず、インク滴13と測定器の位置合わせのマージンが小さくなってしまう。本例の場合は、ワークディスタンスが150mmのときに、焦点距離が2000mmのシリンドリカルレンズ6,10を使用する。照明光7,11の測定において、それが図6のような形状となることにより、それらを効率的に集光させることができる。
インク滴13に対しては、図5(b)のように上下方向に細いビームプロファイルの照明光7,11が当たる。そのため、同じ放射光量の光源(半導体レーザ素子4,8)を用いた場合に、本例のようなビームプロファイルとすることにより、ビームプロファイルが広がった照明光よりもインク滴13に当たる光量が大きくなり、必然的に、受光信号の強度も大きくなる。ワークディスタンスだけ離れた位置において、照明光7,11のビームプロファイルは、図5(b)のように、インク滴13が飛ぶ方向には最も細く絞られているものの、その方向と直交する方向に少しだけ広がっている。そのビームプロファイルの広がりにより、測定対象であるインク滴13の飛行経路がぶれたときにも安定して測定することでき、インク滴13と測定器の位置合わせのマージンを大きくすることができる。
図7は、スリット15におけるスリット部のパターンと、結像光学系14にて結像されるインク滴13の像の範囲と、の関係の説明図である。
スリット15自体はガラス製であり、図7中の斜線部分は、アルミニュームが蒸着されて光が通過できない部分である。151,152はスリット部であり、アルミニュームが蒸着されていないために、光が透過できる領域である。結像光学系14は、このスリット部151,152の位置にインク滴13の像を結像する。そのとき、インク滴13による反射光は、範囲207および211に結像する可能性のある。相対的に、インク滴13の大きさは、これらの範囲207および211よりも小さい。そのため、これらの範囲207および211内にインク滴13の像が結像される。
このようにインク滴13の像が結像する可能性のある範囲207および211が2箇所に分かれているのは、照明光7,11が当る空間が図5(b)のような形状になっているからである。したがって、照明光7,11が当たる領域にインク滴13が存在する場合のみ、そのインク滴13による反射光が観測できることになる。インク滴13による照明光7の反射光が結像する可能性のある範囲207と、スリット部151の開口位置と、が一致するように、位置調整をする。同様に、インク滴13による照明光11の反射光が結像する可能性のある範囲211と、スリット部152の開口位置と、が一致するように、位置調整をする。このような位置調整により、最も効率的に反射光を捉えて、受光信号の強度を高めることができる。
インク滴13が飛行して、このスリット15を横切るときに、スリット部151,152の開口部分を光が通過するため、フォトダイオード16から光信号が2回出力されることになる。図8は、その光信号の波形を示す。その波形においては、まず、スリット部151を通過した光による信号パルス1510が現れ、それから時間Δtだけ経過した後に、スリット部152を通過した光による信号パルス1520が現れる。時間の間隔Δtは、スリット部151,152の間隔dが広くなると長くなり、また、インク滴13の飛行速度vが遅くなっても長くなる。
すなわち、それらの間隔Δt,間隔d,飛行速度vは、下式(1)の関係にある。
Δt=d/(k・v) ・・・(1)
ここでkは結像光学系14の光学倍率である。スリット部151,152の間隔dと結像光学倍率kは、固定値であるから、間隔Δtを測定することにより、下式(2)によって飛行速度vを求めることができる。
v=d/(k・Δt) ・・・(2)
このようにして求めたインク滴の速度vは、出力装置19に表示される。また小型計算機1は、速度vの測定値が予め設定しておいた許容速度の範囲内に入っている場合に、本例の検査機の上位の生産ラインを制御している不図示のシーケンサに対して、測定対象の記録ヘッドが良品であることを示す良品信号を出力することができる。速度vの測定値が予め設定しておいた許容速度の範囲内に入っていない場合には、そのシーケンサに対して、測定対象の記録ヘッドが不良品であることを示す不良信号を出力する。これにより、記録ヘッドによって記録用紙などの記録媒体にテストパターンを記録することなく、その記録ヘッドの品質を検査して、その品質を保証することが可能となる。
(第2の実施形態)
図9から図11は、本発明の第2の実施形態を説明するための図である。
本実施形態においては、第1の実施形態におけるシリンドリカルレンズ6,10を使用しない構成となっている。シリンドリカルレンズを用いないことにより、ワークディスタンスだけ離れた位置における照明光7,11のビームプロファイルは、図11(b)のように、メリジオナル方向とサジタル方向において等方的なスポットになる。照明光7,11のスポットサイズに比べて、記録ヘッド3を充分に高い精度で位置決めできる場合には、前述した実施形態の図5(b)ように照明光7,11を左右方向に広げておく必要がなくなり、本実施形態のようにシリンドリカルレンズが不要になる。本実施形態の場合には、照明光7,11をさらに小さい範囲に絞り込むため、光密度がさらにアップし、シリンドリカルレンズを使用するときよりも受光信号を大きくすることができる。
(第3の実施形態)
図12は、本発明の第3の実施形態を説明するための図である。
本実施形態においては、ビームスプリッタ12の後ろにシリンドリカルレンズ61が1個だけ配置されている。前述した第1の実施形態と同様に、本実施形態においてもメリジオナル方向とサジタル方向で屈折力を異ならせることが可能であり、図4および図5と同様のビームプロファイルビームとすることができる。本実施形態では、シリンドリカルレンズの個数を減らすことによって、計測器をコストダウンを図ることができる。
(第4の実施形態)
図13および図14は、本発明の第4の実施形態を説明するための図である。
本実施形態においては、前述した実施形態におけるスリット15がなく、その代わりに、2つのフォトダイオード161、162が配置されている。これらのフォトダイオード161、162における受光面の位置の間隔は、前述した第1の実施形態におけるスリット部151,152の間隔dに相当する。図13では、2個のフォトダイオード161、162を個別に構成されたものとして表している。しかし、1パッケージに複数のフォトダイオードを備えたものを用いることにより、さらに計測器の小型化を図ることができる。フォトダイオード161、162の出力信号は、それぞれ、対応するアンプ171,172によって増幅され、さらにアナログデジタル変換機181,182によってデジタル信号に変換されてから、小型計算機1に入力される。フォトダイオード161、162の出力信号は、インク滴13が通過することにより、図14のようにパルス1610、1620を1回ずつ出力する。これらのパルス1610、1620の時間間隔Δtは、前述した実施形態における間隔Δtに相当する。したがって、前述した第1の実施形態と同様に速度vを求めることができる。
本実施形態においては、記録ヘッド3から連続的にインク滴13が吐出された場合に、連続する2つのインク滴に対応する受光信号は、フォトダイオード161、162の信号線に分離して検出することができる。すなわち、連続的に吐出されるインク滴13の間隔がフォトダイオード161、162の間隔(第1の実施形態におけるスリット部151,152の間隔dに相当)以下となる場合でも、それらのインク滴13の速度vを測定することができる。そのため、速度が測定可能なインク滴の吐出間隔を短くして、それらのインク滴を連続的に吐出するときの連続吐出周波数をより高くすることが可能となる。しかも、より遅いインク滴の速度の測定も可能となる。
(第5の実施形態)
図15および図16は、本発明の第5の実施形態を説明するための図である。
本実施形態においては、前述した実施形態におけるビームスプリッタ12がなく、照明光7,11が直接、インク滴13に照射される構成となっている。ビームスプリッタがなくても光が照射できるように、半導体レーザ素子4、レンズ5、およびシリンドリカルレンズ6の光軸と、半導体レーザ素子8、レンズ9、およびシリンドリカルレンズ10の光軸と、がねじれの位置となるように、それらを配置する。
図16は、このような光軸のねじれ部分を説明するための平面図である。2つの照明光7,11の光軸は、高さ方向に300μmの差を設け、横方向に角度(θ1−θ2)をもたせる。結像光学系14は、どちらの照明光7,11も入射しないように、角度θ2をもたせて配置する。本実施形態においては、ビームスプリッタによる光の損失がないため、半導体レーザ素子4、8として、出力が小さい安価なものを用いることができ、計測器のコストダウンを図ることができる。
(他の実施形態)
本発明は、飛翔中の物体を照明するための照明光を出射する光源と、照明された物体の光学像を形成する結像光学系と、物体の所定の飛翔位置における光学像を電気信号に変換する変換部と、を備える種々の飛翔物体の速度測定装置として、広く適用することができる。その速度測定装置は、変換部の電気信号の出力タイミングに基づいて、物体の飛翔速度を測定することができるものであればよい。
また、照明光を飛翔位置に集光させるために、物体の飛翔方向と、その飛翔方向と直交する方向と、において照明光の屈折力が異なる光学素子を用いることにより、物体の飛翔方向と関連した最適なプロファイルの照明光を飛翔位置に集光させることができる。例えば、物体の飛翔方向における照明幅を狭くし、飛翔方向と直交する方向の照明幅を広くすることにより、光源からの照明光を効率的に集光できると共に、物体の飛翔位置が飛翔方向と直交する方向にぶれたときの測定位置マージンを広く取ることが可能となる。また、そのような光学素子としては、例えば、シリンドリカルレンズやホログラムレンズを用いることができる。
また、1つの飛翔位置における物体の光学像を検出し、その検出タイミング(変換部の電気信号の出力タイミング)と、その物体を飛翔開始のタイミング、あるいは物体が所定位置を通過したときのタイミングと、に基づいて物体の飛翔速度を測定することもできる。また、2つの飛翔位置(第1および第2の飛翔位置)における物体の光学像を検出し、その検出タイミングの差に基づいて、その物体の飛翔速度を測定することもできる。
また、物体の第1および第2の飛翔位置に、個別の第1の照明光および第2の照明光を集光させるように、第1の光源および第2の光源を備えてもよい。その場合、それら第1および第2の照明光の光軸を平行とすることにより、第1および第2の光源を容易に位置決めすることができる。例えば、光源としてストロボ光源やハロゲンランプなどを用いる場合には、それらの照明光の光路を細くして、それらの光源を容易に配置することができる。また、第1および第2の光源に対して1つの照明光学系を備え、その照明光学系の第1の集光部および第2の集光部によって、第1および第2の照明光を別々に集光させてもよい。この場合には、1つの照明光学系を共通化して、装置構成の簡素化および低下価格化を図ることができる。
また、第1のスリットを通して、第1の飛翔位置における物体の光学像を通過させ、第2のスリットを通して、第2の飛翔位置における物体の光学像を通過させて、それらのスリットを通過した2つの光学像を1つの光電変換素子によって検出することができる。これにより、光電変換素子を共通化し、さらに信号増幅用のアンプなども共通化して、装置構成の簡素化および低下価格化を図ることができる。また、第1および第2のスリットを通過した2つの光学像を別々の第1の光電変換素子および第2の光電変換素子によって検出することにより、複数の物体が極めて短い間隔で連続的に飛翔する場合にも、それらの物体の飛翔速度を検出することができる。また、物体の飛翔速度が極めて遅い場合にも、その飛翔速度を検出することができる。
また、飛翔位置に集光する照明光の光軸と、検出対象の物体の光学像の光軸と、が、5度から30度の範囲となるように、照明光学系と結像光学系を配置することにより、物体により散乱された光を結像光学系によって光電変換素子などに導くことができる。その場合、物体が飛翔位置にないときには光電変換素子の出力信号がなく、その物体が存在するときは出力信号が現れる。それらの光軸が5度から30度の範囲においては、物体による光の散乱の強度分布が大きく、その強度分布が大きい空間に結像光学系を配置することができる。この結果、同じ放射強度の照明光を用いた場合であっても、より大きい検出信号を得ることができる。仮に、それらの光軸の角度が5度よりも小さい場合には、照明光が直接結像光学系に入射して、物体が存在しないときにも検出信号が現れるしまうおそれがある。また、それらの光軸の角度が30度を越えた場合には、結像光学系に入射する照明光の散乱強度が小さくなり、効率的に検出信号を得ることが難しくなる。
また、物体の飛翔速度として、インクジェット記録ヘッドから吐出されるインク滴の速度を測定することにより、記録ヘッドの特性を確認することができ、インク滴の速度の測定結果に基づいて記録ヘッドの品質の良否を判定することもできる。そのため、記録ヘッドから記録用紙などの記録媒体にインク滴を吐出して、その記録媒体上におけるインク滴の着弾位置や着弾状態から記録ヘッドの特性を検査する必要がない。そのような検査においては、記録媒体におけるインクのにじみなどのバラツキの影響を受けるおそれがある。このような検査をせずに記録ヘッドの特性が検査できるため、その検査精度が向上し、記録ヘッドの生産効率を上げて、その生産コストを下げることもできる。また、記録用紙などを用いることなく検査ができるため、資源環境の面からも好ましい。
また、飛翔速度の測定対象として物体は、インクジェット記録ヘッドから吐出されるインク滴のみに特定されない。要は、所定の飛翔位置を通過したときに、光学像が形成できる物体あればよい。
本発明の第1の実施形態における速度測定装置の要部の構成図である。 図1の速度測定装置における照明光学系と結像光学系との配置関係を説明するための平面図である。 図2における結像光学系の角度と受光レベルとの関係の説明図である。 図1の速度測定装置における照明光のビームプロファイルの説明図である。 (a)は、図4のVa−Vaに沿うビームプロファイルの断面図、(b)は、図4のVb−Vbに沿うビームプロファイルの断面図、(c)は、図4のVc−Vcに沿うビームプロファイルの断面図、(d)は、図4のVd−Vdに沿うビームプロファイルの断面図である。 測定位置における照明光のビームプロファイルの説明図である。 図1におけるスリットと結像との位置関係の説明図である。 図1におけるフォトダイオードの出力波形の説明図である。 本発明の第2の実施形態における速度測定装置の要部の構成図である。 図9の速度測定装置における照明光のビームプロファイルの説明図である。 (a)は、図10のXIa−XIaに沿うビームプロファイルの断面図、(b)は、図10のVIb−XIbに沿うビームプロファイルの断面図、(c)は、図10のXIc−XIcに沿うビームプロファイルの断面図である。 本発明の第3の実施形態における速度測定装置の要部の構成図である。 本発明の第4の実施形態における速度測定装置の要部の構成図である。 図13におけるフォトダイオードの出力波形の説明図である。 本発明の第5の実施形態における速度測定装置の要部の構成図である。 図15の速度測定装置における照明光学系と結像光学系との配置関係を説明するための平面図である。 従来の速度測定装置の一例を説明するための要部の構成図である。
符号の説明
1 小型計算機
2 キャリッジ
3 記録ヘッド
4,8 半導体レーザ素子
5,9 レンズ
6,10 シリンドリカルレンズ
7,11 照明光
12 ビームスプリッタ
13 インク滴(液滴)
14 結像光学系
15 スリット
16 フォトダイオード

Claims (12)

  1. インクジェット記録ヘッドから吐出される飛翔中のインク滴を照明するための照明光を出射する光源と、照明された前記インク滴の光学像を形成する結像手段と、前記インク滴の所定の飛翔位置における前記光学像を電気信号に変換する変換手段と、前記照明光を前記飛翔位置に集光させる集光手段と、を備え、前記電気信号の出力タイミングに基づいて、前記インク滴の飛翔速度を測定可能な飛翔インク滴の速度測定装置において、
    前記集光手段は、前記インク滴の飛翔方向と、当該飛翔方向と直交する方向と、において前記照明光の屈折力が異なる光学素子を含み、前記光学素子は前記照明光を絞って前記飛翔位置に導き、前記インク滴の飛翔方向における前記照明光の絞り量は、前記直交する方向の絞り量よりも大きく、
    前記変換手段は、前記飛翔位置における前記インク滴の光学像を通過させるスリットを含み、前記インク滴の飛翔方向における前記スリットの長さは、前記直交する方向の前記スリットの長さよりも小さい
    ことを特徴とする飛翔インク滴の速度測定装置。
  2. 前記光学素子は、シリンドリカルレンズであることを特徴とする請求項に記載の飛翔インク滴の速度測定装置。
  3. 前記光学素子は、ホログラムレンズであることを特徴とする請求項1または2に記載の飛翔インク滴の速度測定装置。
  4. 前記飛翔位置は、第1および第2の飛翔位置を含み、
    前記光源は、前記第1の飛翔位置の前記インク滴を照明するための第1の照明光を出射する第1の光源と、前記第2の飛翔位置の前記インク滴を照明するための第2の照明光を出射する第2の光源と、を含み、
    前記集光手段は、前記第1の照明光を前記第1の飛翔位置に集光させ、前記第2の照明光を前記第2の飛翔位置に集光させる集光部を備える
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の飛翔インク滴の速度測定装置。
  5. 前記集光部は、前記第1および第2の飛翔位置に向かう前記第1および第2の照明光の光軸を平行とすることを特徴とすることを特徴とする請求項に記載の飛翔インク滴の速度測定装置。
  6. 前記集光手段は、前記第1の照明光を前記第1の飛翔位置に集光させる第1の集光部と、前記第2の照明光を前記第2の飛翔位置に集光させる第の集光部と、を含むことを特徴とする請求項4または5に記載の飛翔インク滴の速度測定装置。
  7. 前記スリットは、前記第1の飛翔位置における前記インク滴の光学像を通過させる第1のスリットと、前記第2の飛翔位置における前記インク滴の光学像を通過させる第2のスリットと、を含み、
    前記変換素子は、前記第1および第2のスリットを通過した前記2つの光学像を電気信号に変換する光電変換素子含むことを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の飛翔インク滴の速度測定装置。
  8. 前記光電変換素子は、前記第1のスリットを通過した前記光学像を電気信号に変換する第1の光電変換素子と、前記第2のスリットを通過した前記光学像を電気信号に変換する第2の光電変換素子と、を含むことを特徴とする請求項に記載の飛翔インク滴の速度測定装置。
  9. 前記変換手段は、前記第1および第2の飛翔位置における前記インク滴の前記光学像を電気信号に変換し、
    前記速度測定装置は、前記電気信号の出力タイミングに基づいて前記インク滴の飛翔速度を測定する測定手段を備える
    ことを特徴とする請求項4から8のいずれかに記載の飛翔インク滴の速度測定装置。
  10. 前記飛翔位置に集光される前記照明光の光軸と、前記結像手段によって形成される前記光学像の光軸と、は、5度から30度の範囲の角度をなすことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の飛翔インク滴の速度測定装置。
  11. 前記インク滴の飛翔速度の測定結果に基づいて、前記インクジェット記録ヘッドの良否を判定する手段を備えることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の飛翔インク滴の速度測定装置。
  12. インクジェット記録ヘッドから吐出される飛翔中のインク滴を照明するための照明光を出射する光源と、照明された前記インク滴の光学像を形成する結像手段と、前記インク滴の飛翔位置における前記光学像を電気信号に変換する変換手段と、前記照明光を前記飛翔位置に集光させる集光手段と、を用い、前記電気信号の出力タイミングに基づいて、前記インク滴の飛翔速度を測定可能な飛翔インク滴の速度測定方法において、
    前記集光手段は、前記インク滴の飛翔方向と、当該飛翔方向と直交する方向と、において前記照明光の屈折力が異なる光学素子を含み、前記光学素子によって前記照明光を絞って前記飛翔位置に導き、前記インク滴の飛翔方向における前記照明光の絞り量を前記直交する方向の絞り量よりも大きくし、
    前記変換手段は、前記インク滴の飛翔方向における長さが前記直交する方向長さよりも小さいスリットを含み、前記飛翔位置における前記インク滴の光学像が前記スリットを通過する
    ことを特徴とする飛翔インク滴の速度測定方法。
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