JP5302798B2 - 保守管理方法、プログラムおよび保守管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、保守管理方法、プログラムおよび保守管理装置の技術に関する。
従来、医療現場の事故についてリスク評価を行い、一定の期間に発生する損失の期待値を計算できるようにした技術が提案されている。例えば、特許文献1には、以下の処理を行うことで非期待損失を算出するリスク評価装置およびプログラムなどが提案されている。
すなわち、リスク評価装置は、医療システムの故障モードについて、頻度、潜在度、危険度、および影響度を入力し、入力された頻度に対応する頻度確率、潜在度に対応する潜在確率、危険度に対応する危険度確率をそれぞれデータベースから読み出し、単位期間あたりに事故が発生する確率を算出する。そして、リスク評価装置は、この単位期間あたりに事故が発生する確率に基づいて、計測期間Tにおいて事故が発生する確率の分布が示す値と損失量の値とから非期待損失を算出する。
特開2007−316753号公報
ところで、近年、システム開発においてプロジェクト管理、特にリスク分析の重要性が高まってきている。このようなリスク分析において、システム開発時の障害案件の数が一定の割合に収まっている場合は、それらを人間系だけで把握することは可能である。しかし、障害案件の件数が増えてくると、障害多発によるスパイラルに陥り、プロジェクトの問題(タスクをこなせる担当者の人数の問題、新任担当者の能力の問題、障害解決までの納期の問題など)により、それらすべての不良を人間系だけで把握することは非常に困難である。
一般的に、トラブルを多く抱えるシステム開発プロジェクトにおいては、障害案件が数多く発生している。その対策方法としては、開発担当者独自の基準で優先/非優先の判断を行い、各々の障害案件の完了予定日や納期に応じて順番に対策に取り掛かる場合がほとんどである。そのため、致命的な障害を後回しにして、納期の迫っている案件から先行して着手し、被害が拡大することが散見されている。このように混乱しているプロジェクトにおいては、致命的な障害をいかに早期に検出し、対応改善できるかが問題解決の鍵となる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術のように、混乱していない正常プロジェクトのシステム開発におけるリスク評価方法は存在するが、障害案件の乱立により混乱している状態下での、優先障害案件と非優先案件を切り分けする技術に関しては、確立されていない。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、障害案件の優先度をユーザに明示することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、システム障害の保守を管理する保守管理装置による保守管理方法であって、過去における障害案件に関する情報が、前記障害案件が生じた日付に対応付けられて格納されている障害案件実績情報と、プロジェクトに係る要員である、複数のPJ(Project)要員のスキルに関する情報が記憶部に格納されており、前記障害案件実績情報における過去に発生した障害案件に関する情報と、該障害案件が生じた日付とを基に、入力部を介して入力された所定の期間における前記障害案件の発生確率を算出し、前記算出した発生確率を基に、障害がプロジェクトに与える影響の度合いである障害影響度を、前記発生確率が大きいほど、当該障害影響度が大きくなるように設定された式を用いて算出し、すべてのPJ要員について、現在の日付を基に、前記障害案件の保守に費やすことのできる作業残日数を算出し、前記PJ要員のスキルに関する情報を基に、当該PJ要員が前記障害案件の保守に費やす作業日数を算出し、前記作業残日数から前記作業日数を減算した要員可能残日数を算出し、前記要員可能残日数が0以上の値となった場合、当該障害案件を対応可能と判定し、前記要員可能残日数が負の値となった場合、処理対象となっているPJ要員では、該当する障害案件を対応不可能と判定する判定処理を行った後、前記障害案件に関する情報を前記障害影響度でソートし、対応可能障害案件に関する情報、対応不可能な障害案件に関する情報とを区別して表示する表示処理を行うことを特徴とする。
その他の解決手段については、実施形態中において記述する。
本発明によれば、障害案件の優先度をユーザに明示することができる。
本実施形態に係る保守管理システムの構成例を示す図である 本実施形態に係る保守管理システムのハード構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係るリスク情報管理DB登録処理の手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る発生頻度集計処理の手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係るリスク情報管理DB検索処理の手順を示すフローチャートである(その1)。 本実施形態に係るリスク情報管理DB検索処理の手順を示すフローチャートである(その2)。 本実施形態に係るリスク情報管理DB更新処理の手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る障害案件切り分け処理の手順を示すフローチャートである(その1)。 本実施形態に係る障害案件切り分け処理の手順を示すフローチャートである(その2)。 本実施形態に係る障害案件切り分け処理の手順を示すフローチャートである(その3)。 本実施形態に係る現象コードDBのテーブルメンテナンス処理の手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る原因コードDBのテーブルメンテナンス処理の手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係るPJ要員DBのテーブルメンテナンス処理の手順を示すフローチャートである。 初期画面例を示す図である。 プロジェクトデータ登録処理画面例を示す図である。 発生頻度集計機能画面例を示す図である。 障害データ一覧画面例を示す図である(その1)。 プロジェクト障害データ更新画面例を示す図である。 障害データ一覧画面例を示す図である(その2)。 現象コードDB一覧画面例を示す図である。 現象コードDB登録画面例を示す図である。 原因コードDB一覧画面例を示す図である。 原因コードDB登録画面例を示す図である。 PJ要員DB一覧画面例を示す図である。 PJ要員DB登録画面例を示す図である。 リスク情報管理DB、障害No.退避ワークテーブルの例を示す図である。 リスク情報管理DB、発生頻度DBワークテーブル、発生頻度DBの例を示す図である。 リスク情報管理DBの例を示す図である。 発生頻度DBおよびワークテーブルAの例を示す図である。 ワークテーブルAおよびリスク情報管理DBの例を示す図である。 PJ要員DBの例を示す図である(その1)。 ワークテーブルBの例を示す図である(その1)。 ワークテーブルBの例を示す図である(その2)。 ワークテーブルBの例を示す図である(その3)。 ワークテーブルBの例を示す図である(その4)。 ワークテーブルBの例を示す図である(その5)。 ワークテーブルBの例を示す図である(その6)。 ワークテーブルBの例を示す図である(その7)。 ワークテーブルBの例を示す図である(その8)。 ワークテーブルBの例を示す図である(その9)。 ワークテーブルBの例を示す図である(その10)。 ワークテーブルBの例を示す図である(その11)。 ワークテーブルBの例を示す図である(その12)。 ワークテーブルBの例を示す図である(その13)。 ワークテーブルBの例を示す図である(その14)。 ワークテーブルBの例を示す図である(その15)。 ワークテーブルBの例を示す図である(その16)。 ワークテーブルBの例を示す図である(その17)。 ワークテーブルBの例を示す図である(その18)。 ワークテーブルBの例を示す図である(その19)。 現象コードDBの例を示す図である(その1)。 現象コードDBの例を示す図である(その2)。 原因コードDBの例を示す図である(その1)。 原因コードDBの例を示す図である(その2)。 PJ要員DBの例を示す図である(その2)。 PJ要員DBの例を示す図である(その3)。 ITSSレベル‐スキル補正係数対応テーブルの例を示す図である。 ユーザ要望対応テーブルの例を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
《システム構成例》
図1は、本実施形態に係る保守管理システムの構成例を示す図である。
この保守管理システム100は、入出力機能101と、リスク情報管理DB(Data Base)110と、発生頻度DB111と、PJ(Project)要員DB112(PJ要員のスキルに関する情報)と、ワークテーブルA 113(リスク管理情報)と、ワークテーブルB 114と、現象コードDB115と、原因コードDB116と、リスク情報管理DB登録機能120と、リスク情報管理DB更新機能121と、リスク情報管理DB検索機能122と、発生頻度集計機能123と、障害案件切り分け機能124(処理部)と、テーブルメンテナンス機能125とを有している。入出力機能101は、各プロジェクトの管理者(例えば、チームリーダ:運用管理者)がプロジェクトの障害情報をリアルタイムに登録し、更新などを行う機能を有する。リスク情報管理DB110は、過去または現在開発中の詳細なプロジェクトの障害情報を蓄積し、管理する。発生頻度DB111には、一定期間に同様の障害が発生する頻度が格納されている。PJ要員DB112には、システム開発に携わるプロジェクト要員全員に関する情報(要員のスキルに関する情報など)が登録されている。ワークテーブルA 113およびワークテーブルB 114は、障害案件の検索結果を表示するためのデータ退避領域である。現象コードDB115は、障害案件のエラーの状態が体系化してまとめている。原因コードDB116は、障害案件のエラーを起こす原因が体系化してまとめられて格納されている。
リスク情報管理DB登録機能120は、入出力機能101から入力された情報をリスク情報管理DB110に登録する機能を有する。リスク情報管理DB更新機能121は、入出力機能101から入力された情報を基に、リスク情報管理DB110を更新する機能を有する。リスク情報管理DB検索機能122は、リスク情報管理DB110を検索し、障害案件の障害影響度を算出し、ワークテーブルA 113をソートして、その結果をワークテーブルA 113へ格納したり、ディスプレイなどに表示する機能を有する。発生頻度集計機能123は、リスク情報管理DB110を基に、障害案件の発生頻度を集計し、その集計結果を発生頻度DB111へ格納する機能を有する。障害案件切り分け機能124は、PJ要員DB112、ワークテーブルA 113を基に、障害案件の対策可否を判定し、判定結果をワークテーブルB 114へ格納する機能を有している。テーブルメンテナンス機能125は、入出力機能101から入力された情報を基に、現象コードDB115や、原因コードDB116や、PJ要員DB112の各種DBをメンテナンスする機能を有する。
《ハードウェア構成》
図2は、本実施形態に係る保守管理システムのハード構成例を示すブロック図である。なお、図2において、図1と同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
図2において、サーバ設置エリア201、運用管理エリア202を示している。サーバ設置エリア201にはAP(Application)サーバ210、DBサーバ230が設置されている。運用管理エリア202には運用管理者が使用する運用管理端末250(結果表示端末)が設置されている。APサーバ210、DBサーバ230および運用管理端末250は通信回線(LAN(Local Area Network)など)で互いに接続されている。
APサーバ210はCPU(Central Proccesing Unit)211、RAM(Ramdom Access Memory)などのメモリ212、HD(Hard Disk)や、ROM(Read Only memory)や、フラッシュメモリなどの記憶装置213、ディスプレイ220、キーボード221、マウス222を有している。記憶装置213には、リスク情報管理DB登録機能120、リスク情報管理DB更新機能121、リスク情報管理DB検索機能122、発生頻度集計機能123、障害案件切り分け機能124、テーブルメンテナンス機能125がプログラムとして記憶されており、このプログラムがメモリ212に読み込みされ、CPU211によって実行されることにより、各機能120〜125が具現化する。
DBサーバ230はCPU231、RAMなどのメモリ232、212、HDや、ROMや、フラッシュメモリなどの記憶装置233、ディスプレイ242、キーボード243、マウス244を有している。記憶装置233には、リスク情報管理DB110、発生頻度DB111、PJ要員DB112、ワークテーブルA113、ワークテーブルB114、現象コードDB115、原因コードDB116が記憶されている。各DB110〜112,115,116および各テーブル113,114の構成は後記する。
運用管理端末250は、CPU251、RAMなどのメモリ252、HDや、ROMや、フラッシュメモリなどの記憶装置253、ディスプレイ259、キーボード260、マウス261を有している。記憶装置253には、リスク情報管理DB登録画面254、リスク情報管理DB更新画面255、リスク情報管理DB検索画面256、発生頻度集計画面257、テーブルメンテナンス画面258に関する各情報が記憶されており、これらの情報がメモリ252に読み込みされ、CPU251によって実行されることにより、各画面254〜258が運用管理端末250のディスプレイ259に表示される。運用管理者(チームリーダ)は、ディスプレイ259を参照し、キーボード260や、マウス261などを介して情報を入力することにより、リスク情報管理DB110の登録と更新と検索、発生頻度DB111の生成、PJ要員DB112と現象コードDB115と原因コードDB116のマスタメンテナンスなどを行う。
なお、本実施形態では、APサーバ210、DBサーバ230および運用管理端末250を別の装置としているが、これに限らず、これらの装置210,230,250のうち、少なくとも2つの装置が一体となっていてもよい。
《フローチャート》
次に、図3〜図55を参照して、各処理の手順を説明する。なお、本実施形態において、入力情報は運用管理端末250のキーボード260や、マウス261を使用して入力された情報がAPサーバ210に送信され、出力情報は、APサーバ210から運用管理端末250のディスプレイ259に表示されるが、これに限らず、APサーバ210のキーボード221や、マウス222を介して入力情報が入力され、APサーバ210のディスプレイ220に出力情報が表示されてもよい。
(リスク情報管理DB登録処理)
図1、図2、図11、図12および図23を参照しつつ、図3に沿ってリスク情報管理DB登録処理の手順を説明する。
図3は、本実施形態に係るリスク情報管理DB登録機能処理の手順を示すフローチャートであり、図11は、初期画面例を示す図であり、図12は、プロジェクトデータ登録処理画面例を示す図であり、図23は、リスク情報管理DB、障害No.退避ワークテーブルの例を示す図である。なお、図12のプロジェクトデータ登録処理画面は、図2のリスク情報管理DB登録画面254に相当する画面である。
まず、ステップS300にて、運用管理端末250のディスプレイ259に表示されている初期画面(図11)におけるラジオボタン「障害データ登録機能」が選択されたのち、「実行」ボタンが押下されることにより、リスク情報管理DB登録機能120は、ラジオボタン「障害データ登録機能」選択のイベントを検知する。
そして、ステップS301にて、リスク情報管理DB登録機能120は、プロジェクトデータ登録処理画面(図12)を運用管理端末250のディスプレイ259に表示する。
次に、ステップS302にて、リスク情報管理DB登録機能120は、画面の各項目に入力されている「プロジェクトコード」〜「ヘルプデスク工数」の情報までを、運用管理端末250を介することで、プロジェクトデータ登録処理画面(図12)から取得する。
なお、ステップS302の段階において、リスク情報管理DB登録機能120は、プロジェクトデータ登録処理画面より取得したユーザ要望度の文字列を、ユーザ要望対応テーブル(図55)を参照して数値に変換する。
ここで、ユーザ要望度は、プロジェクトデータ登録処理画面においてプルダウンメニューから選択入力される。すなわち、プログラムデータ登録処理画面のユーザ要望度のプルダウンメニューには「最優先」「優先」「通常」「低位」の文字列が表示され、ユーザがマウスによって、これらの文字列のうち、いずれかを選択することによってユーザ要望度の文字列がリスク情報管理DB登録機能120に入力される。
また、ユーザ要望度の文字列は、キーボードを介した入力でもよい。
ここでユーザ要望度は、障害案件の対策優先度を示す指標であり、「最優先」「優先」「通常」「低位」の4つの値をユーザ要望対応テーブルに保持している(図55)。それぞれの数値を「最優先」の場合「2.0」、「優先」の場合「1.5」、「通常」の場合「1.0」、「低位」の場合「0.8」として定義する。
具体例を示すと、「最優先」は、通常業務に非常に深刻な影響があり即時対応が必要な場合や、本稼働システムが完全にダウンしている場合や、この障害により重大な損失が発生する可能性がある場合を対象とする。「優先」は、通常業務に深刻な影響がある場合や、機能不良によって本稼働システム全体に影響を及ぼしできるだけ迅速な対応が必要な場合を対象とする。「通常」は、通常業務に影響がある場合や、システムの機能が正しく実行しない場合や、実行できない場合を対象とする。「低位」は、通常業務に影響が少ない場合、または全く影響がない場合を対象とする。リスク情報管理DB検索機能122は、運用管理端末250を介して入力された「最優先」や、「通常」など対策優先度に関する情報を、ユーザ要望対応テーブルに格納されている、対応するユーザ要望度(「2.0」,「1.5」など)へと変換する。
続いて、ステップS303にて、リスク情報管理DB登録機能120は、取得した「プロジェクトコード」をキーにして、リスク情報管理DB110(図23(a))を検索し、障害No.を取得する。
そして、ステップS304にて、リスク情報管理DB登録機能120は、取得した障害No.を障害No.退避ワークテーブルに一括退避する(図23(b))。
次に、ステップS305にて、リスク情報管理DB登録機能120は、障害No.退避ワークテーブルの件数分、障害No.の末尾3桁を取得し、障害No.退避ワークの枝番に格納する処理を繰り返す(図23(c))。
そして、ステップS306にて、リスク情報管理DB登録機能120は、障害No.退避ワークテーブルに対し枝番で降順ソートを行い、第1レコードの枝番(最も大きい枝番)を取得する。
続いて、ステップS307にて、リスク情報管理DB登録機能120は、取得した枝番に対して1を加算し、この数値をリスク情報管理DB110に新たに登録する「障害No.」とする。
そして、ステップS308にて、プロジェクトデータ登録処理画面(図12)の登録ボタン押下のイベントを検知したリスク情報管理DB登録機能120は、ステップS307で生成した障害No.に該当するレコードをリスク管理情報DB110に新規追加し、ステップS302で取得した「プロジェクトコード」〜「ヘルプデスク工数」までの情報をリスク管理情報DB110に書き込む(図23(d)の符号501)。新規登録するレコードのステータスはデフォルトで「未完了」とする。リスク情報管理DB110は、1日1回業務が始まる時間前にチームリーダにより、発生した障害案件を随時登録する運用とする。あるいは、リスク情報管理DB110は、障害が発生するとチームリーダにより、入出力機能101を介してリアルタイムに障害案件が登録されてもよい。
(発生頻度集計処理)
次に、図1、図11、図13、図24、図48〜図51を参照しつつ、図4に沿って発生頻度集計処理の手順を説明する。
図4は、本実施形態に係る発生頻度集計処理の手順を示すフローチャートであり、図13は、発生頻度集計機能画面例を示す図であり、図24は、リスク情報管理DB、発生頻度DBワークテーブル、発生頻度DBの例を示す図であり、図48および図49は、現象コードDBの例を示す図であり、図50および図51は、原因コードDBの例を示す図である。なお、図13の発生頻度集計機能画面は、図2の発生頻度集計画面257に相当する画面である。また、図24(a)のリスク情報管理DB110は、図23(d)の状態から、さらにデータが追加され、さらに一部のデータが変更された状態を示している。
まず、ステップS400にて、運用管理端末250のディスプレイ259に表示されている初期画面(図11)のラジオボタン「発生頻度集計機能」が選択された後、「実行」ボタンが押下されることにより、発生頻度集計機能123は、ラジオボタン「発生頻度集計機能」選択のイベントを検知する。
次に、ステップS401にて、発生頻度集計機能123は、発生頻度集計機能画面(図13)を運用管理端末250のディスプレイ259に表示する。
そして、ステップS402にて、発生頻度集計機能123は、運用管理端末250を介することで、発生頻度集計画面(図13)に入力されている障害発生の「対象年月」を発生頻度集計画面(図13)から取得する。
続いて、ステップS403にて、発生頻度集計機能123は、取得した「対象年月」をキーにリスク情報管理DB110の発生年月を検索し(図24(a))、該当するプロジェクトコードと発生日付と現象コード(障害の種類に関する情報)と原因コード(障害の原因に関する情報)を一括取得する。ここで、発生日付は先頭6バイトを取得し、その値を発生月度とする。また現象コード、原因コードは、リスク情報管理DB110に障害案件ごとに定義されている。現象コードは障害案件のエラーの状態を体系化したコードで、原因コードは障害案件のエラーを起こした原因を体系化してまとめたコードである。リスク情報管理DB110で定義される現象コードおよび原因コードは、それぞれ図48や図49に示す現象コードDB115または図50や図51に示す原因コードDB116を用いて参照される。
次に、ステップS404にて、発生頻度集計機能123は、リスク管理情報DB110を参照して、取得したプロジェクトコードと発生月度と現象コードと原因コードの毎に、発生件数をカウントし、発生頻度DBワークテーブルに格納する(図24(b))。
そして、ステップS405にて、発生頻度集計機能123は、算出した発生件数を30[日](=約1ヶ月)で除算し、障害の発生確率を算出する。
続いて、ステップS406にて、発生頻度集計機能123は、プロジェクトコードと、発生月度と、現象コードと、原因コードと、算出した発生確率を発生頻度DB111に書き込む(図24(c))。
(リスク情報管理DB検索処理)
次に、図1、図11、図14、図25、図26、図27(a)、図55を参照しつつ、図5Aおよび図5Bに沿ってリスク情報管理DB検索処理の手順を説明する。
図5A、図5Bは、本実施形態に係るリスク情報管理DB検索処理の手順を示すフローチャートであり、図14は、障害データ一覧画面例を示す図であり、図25は、リスク情報管理DBの例を示す図であり、図26および図27(a)は、発生頻度DBおよびワークテーブルAの例を示す図であり、図55は、ユーザ要望対応テーブルの例を示す図である。なお、図14に示す障害データ一覧画面は、図2のリスク情報管理DB検索画面256に相当する画面である。また、図26(a)の発生頻度DB111は、図24(c)の状態より、データが追加され、さらにデータの一部が変更された状態である。
まず、図5AのステップS500にて、リスク情報管理DB検索機能122は、運用管理端末250のディスプレイ259に表示されている初期画面(図11)のラジオボタン「障害データ一覧表示」が選択された後、「実行」ボタンが押下されることにより、リスク情報管理DB検索機能122は、初期画面(図11)のラジオボタン「障害データ一覧表示」選択のイベントを検知する。このとき、リスク情報管理DB検索機能122は、初期画面(図11)の「障害データ一覧表示」の下のプロジェクトコード入力フォームに入力されたプロジェクトコードを取得する。
次に、ステップS501にて、リスク情報管理DB検索機能122は、システム日付(現在の日付)を取得する。このシステム日付は、後記する障害案件切り分け処理で使用する残日数を算出する際に必要となる。
残日数は、(プロジェクトコードに対応する対策予定日)−(システム日付)から算出するためである。
そして、ステップS502にて、リスク情報管理DB検索機能122は、初期画面(図11)に入力されたプロジェクトコードをキーにリスク情報管理DB110(図25)を検索する。このとき、リスク情報管理DB検索機能122は、リスク情報管理DB110のステータスが「未完了」のデータを抽出対象とし、取得したデータに関して、上から順にステップS503〜S506の処理を繰り返す。
次に、ステップS503にて、損害規模を算出する。損害規模は、以下の式(1)のように、リスク情報管理DB110の「リカバリ工数」と、「影響を受ける人数」と、「ユーザ時間単価」を乗算することで算出できる。
損害規模=(リスク情報管理DB110のユーザのリカバリ工数[h/人])×(リスク情報管理DB110のユーザ時間単価[K¥/h])×(リスク情報管理DB110の影響人数[人])・・・(1)
ここで、リカバリ工数は障害を復旧するためにユーザ1人当たりが費やす工数(日数)であり、ユーザ時間単価は1時間当たりのユーザの単価であり、影響人数は障害によって影響を受ける(障害復旧に携わる)ユーザの人数を示す。
そして、ステップS504にて、リスク情報管理DB検索機能122は、リスク情報管理DB110において、取得したプロジェクトコードに対応している「発生日付」の先頭6バイトを取得し、「発生月度」とする。
次に、ステップS505にて、リスク情報管理DB検索機能122は、ステップS500の段階で取得したプロジェクトコードと、処理対象と、発生月度と、現象コードと原因コードの組み合わせをキーに、発生頻度DB111(図26(a))を検索し、該当する発生頻度を取得する。現象コードおよび原因コードは、現在、処理対象となっているデータに対応するコードがそれぞれリスク情報管理DB110から、リスク情報管理DB検索機能122によって取得される。
続いて、ステップS506にて、リスク情報管理DB検索機能122は、障害影響度を算出する。障害影響度は、以下の式(2)で算出できる。ここで、ユーザ要望度は、現在、処理対象となっているデータに対応するユーザ要望度がリスク情報管理DB110から、リスク情報管理DB検索機能122によって取得される。
障害影響度=ユーザ要望度×損害規模×発生頻度・・・(2)
次に、図5BのステップS507にて、リスク情報管理DB検索機能122は、ステップS502〜S506で取得した情報をワークテーブルA 113に格納する(図26(b))。
そして、ステップS508にて、リスク情報管理DB検索機能122は、ワークテーブルA 113に対して、ソート条件として、障害影響度を第1キーに降順ソート、対策予定日を第2キーに昇順ソートをかける(図27(a):符号511〜514は後記)。
続いて、ステップS509にて、ワークテーブルA 113の内容(図27(a))を障害データ一覧画面(図14)として運用管理端末250のディスプレイ259に表示する。このとき、ワークテーブルA 113すべての項目を障害データ一覧画面に表示する必要はなく、図14に示されるように、必要な項目が表示されていればよいものとする。
ステップS510では、障害データ一覧画面が表示された以降のイベント処理について記載している。図14に示すように、障害データ一覧画面の各レコードにはラジオボタンが表示されており、運用管理端末250のマウス261を介して各レコードのラジオボタンのいずれかが選択され、「更新」ボタンが押下された場合は、リスク情報管理DB更新機能121が呼び出され、図6の処理へ進み、リスク情報管理DBの更新を行う。また「足切り」ボタンを押下した場合は、障害案件切り分け機能124が実行され、図7の処理へ進み、足切り線を引くことによって障害案件の優先/非優先の切り分けを行う。
図5の処理はプロジェクトの障害案件に対し、現在未完了である障害案件を検索する処理であり、この検索処理を実行するのはチームリーダだけではなく、プロジェクトメンバ全員可能とする。ステップS508におけるソートの結果、障害データ一覧画面で上位に表示される案件ほど障害が解決できない場合の被害額が大きいと判断できるため、プロジェクト内でのリスク意識の共有が可能となる。
(リスク情報管理DB更新処理)
次に、図1、図14、図15、図25、図27(b)、図27(c)を参照しつつ、図6に沿ってリスク情報管理DB更新処理の手順を説明する。
図6は、本実施形態に係るリスク情報管理DB更新処理の手順を示すフローチャートであり、図15は、プロジェクト障害データ更新画面例を示す図であり、図27(b)、図27(c)は、リスク情報管理DBの例を示す図である。なお、図15に示すプロジェクト障害データ更新画面は、図2のリスク情報管理DB更新画面255に相当する画面である。
まず、ステップS600にて、リスク情報管理DB更新機能121は、運用管理端末250における図14の障害データ一覧画面において、ラジオボタンが選択された上での「更新」ボタン押下のイベントを検知する。
次に、ステップS601にて、リスク情報管理DB更新機能121は、ラジオボタンが選択されたレコードに対して障害No.を運用管理端末250から取得する。
そして、ステップS602にて、リスク情報管理DB更新機能121は、取得した障害No.をキーにして、リスク情報管理DB110(図25)を検索する。ステップS602の結果、リスク情報管理DB更新機能121は、リスク情報管理DB110における該当するレコードを取得する(図27(b))。
次に、ステップS603にて、リスク情報管理DB更新機能121は、取得したリスク情報管理DB110の内容をプロジェクト障害データ更新画面(図15)として運用管理端末250のディスプレイ259に表示する。このとき、障害No.とプロジェクトコードについてはグレイアウトされており、更新不可とする。
ステップS604にて、リスク情報管理DB更新機能121は、運用管理端末250における図15のプロジェクト障害データ更新画面における「実行」ボタン押下のイベントを検知する。
そして、ステップS605にて、リスク情報管理DB更新機能121は、入力されたプロジェクト障害データ更新画面(図15)の障害No.をキーとして、プロジェクト障害データ更新画面(図15)の内容にリスク情報管理DB110のデータを更新する。ここでは、更新を行いたいプロジェクト障害データ更新画面(図15)のレコードに対し、1レコードずつラジオボタン選択後更新ボタンを押下すると更新が行われる仕組みで、チームリーダ等が主体となり更新作業を行うことにより、リスク情報管理DB110が更新される運用となる。この処理で行われる作業の例としては、図27(b)の符号521に示すようなステータスが「未完了」の障害案件を、図27(c)の符号522に示すように「完了」に修正する作業があげられる。
なお、リスク情報管理DB更新処理ではステータスの他にも、発生日付、ユーザ要望度、対策予定日、現象コード、原因コード、1人あたりのリカバリ工数(リカバリ工数/人)、影響を受ける人数、ユーザ時間単価、SE(System Engineering)工数、PG(Progrmming)
工数、インフラ工数などの値を更新することができる。つまり、プロジェクト障害データ更新画面(図15)においてグレイアウトしている項目以外の項目について、更新することができる。これらの値の入力方法は、プロジェクトデータ登録処理画面(図12)と同様であるため、説明を省略する。
また、図15に図示していないが、ヘルプデスク工数およびコンサル工数の項目をプロジェクト障害データ更新画面(図15)に表示させることによって、ヘルプデスク工数およびコンサル工数を更新することもできる。
(障害案件切り分け処理)
次に、図1、図14、図16、図28〜図47を参照しつつ、図7A、図7B、図7Cに沿って障害案件切り分け処理の手順を説明する。
図7A、図7B、図7Cは、本実施形態に係る障害案件切り分け処理の手順を示すフローチャートであり、図16は、障害案件切り分け処理の実行後における障害データ一覧画面例を示す図であり、図28は、PJ要員DBの例を示す図であり、図29〜図47は、ワークテーブルBの例を示す図である。
まず、図7AのステップS700にて、障害案件切り分け機能124は、運用管理端末250における図14の障害データ一覧画面の「足切り」ボタン押下のイベントを検知する。
次に、ステップS701にて、障害案件切り分け機能124は、以下2つの抽出条件をもとにPJ要員DB112を検索し、必要なPJ要員に関するデータを取得する。ここでは、コンサル要員のデータを取得することとする。1つ目の抽出条件は、現在の日付であるシステム日付がアサイン開始日とアサイン終了日の範囲に存在することで、2つ目の抽出条件は、PJ要員DB112の担当業務が「コンサル」であることである。この結果、図28の符号531に示されるデータが取得される。ここでは、まず担当業務が「コンサル」であるPJ要員から処理を行っているが、「コンサル」のPJ要員についての処理が終了した後、「SE」や、「PG」や、「インフラ工」に関する他のPJ要員についても処理を行う。
そして、ステップS702にて、障害案件切り分け機能124は、取得したPJ要員DB112のデータ(図28の符号531)をワークテーブルB 114に退避する(図29)。このとき、スキルの高い要員が障害影響度の高い案件に優先的に割り当てられるように、障害案件切り分け機能124は、スキル補正係数をキーにしてワークテーブルB 114に降順ソートをかける。スキル補正係数とは、前記PJ要員のスキルに関する情報は、平均的なPJ要員の作業効率を1としたときにおける該当するPJ要員作業効率を示した値である。
次のステップS703〜S714までは、ワークテーブルA 113のデータ(図27(a)参照)に関して、上から順に繰り返す処理となる。
ステップS704にて、障害案件切り分け機能124は、図27(a)に示す図5BのステップS508にてソートされたワークテーブルA 113の先頭レコード(図27(a)の符号511)の「コンサル工数」を取得する。ここで、「コンサル工数」を取得するのは、ステップS701で前記したように担当業務を参照する順番がコンサル要員からはじまるためである。対象となるPJ要員が、例えばSE要員であれば、ステップS704で取得するのは、「SE工数」となる。
このとき、取得したレコードにおけるコンサル工数が0ならば、すなわち、対象となっているPJ要員であるコンサル要員を必要としないならば、以下処理を行わずワークテーブルA 113の次レコードに進む。取得したレコードにおけるコンサル工数が0以外ならば、次処理(ステップS705)へ進む。なお、ワークテーブルA 113のデータが無くなればステップS715へ進む。
ステップS705〜S710までは、ワークテーブルB 114のデータ(図29)が無くなるまでの繰り返し処理となる。なお、当繰り返し処理の中で、ワークテーブルA 113の対策予定日がワークテーブルB 114のアサイン開始日と、アサイン終了日の間に存在しない場合は、障害案件切り分け機能124は、処理を行わずに、ワークテーブルA 113における次のレコードを取得する。
ステップS706にて、障害案件切り分け機能124は、ワークテーブルA 113の対策予定日と、図5AのステップS501で取得したシステム日付から「残日数」(作業残日数)を算出し、ワークテーブルB 114の残日数を更新する。ここで、残日数は、対策予定日までどのくらいの余裕があるかを示す日数であり、残日数=ワークテーブルA 113の対策予定日−システム日付で計算される。処理対象となっている図27(a)の符号511における対策予定日は2008/08/20であり、前記したようにシステム日付を2008/08/17とすると、残日数は「3」となる(図30の符号532)。
次に、図7BのステップS707にて、障害案件切り分け機能124は、ワークテーブルB 114における対象となっているPJ要員のインクリメントカウンタの値(図31の符号533)を同一レコードのカウンタワーク(図31の符号534)に退避する。
そして、ステップS708にて、障害案件切り分け機能124は、ワークテーブルA 113において、処理対象となっているコンサル工数を、ワークテーブルB 114において、処理対象となっているメンバのスキル補正係数で割った値(小数点第1位を切り上げ)を、ワークテーブルB 114の当該メンバのインクリメントカウンタとして加算する(図32の符号535)。ここでは、図27(a)に示すワークテーブルA 113の符号531におけるレコードのコンサル工数が「1」で、図32に示すワークテーブルB 114の要員Iにおけるスキル補正係数が1.5なので、インクリメントカウンタは1/1.5 = 0.666・・・≒1と算出できる。つまり、要員Iは、平均的なコンサル要員であれば1日で終わる工程(コンサル工数)を0.666・・・日で終えることができることになり、ステップS708で算出される値は、PJ要員のスキルに応じた保守の作業日数である。ここで、小数点1位を切り上げている理由は、障害案件の解決に0.66日の工数がかかるとしても、障害内容の理解、引継ぎなどで実際には0.66日以上工数を割かれることが予想されるため、作業のバッファを考慮するためである。
ここで、ステップS709でワークテーブルB 114における前レコードが0未満となった場合、ワークテーブルA 113のコンサル工数からワークテーブルB 114における前レコードの要員が対応した工数分を差し引いたものが本来の工数となるが、現在はワークテーブルB 114における最初の要員であり、前レコードが存在しないので、この処理は行わない。なお、この処理は後記して説明する。
次に、ステップS709にて、障害案件切り分け機能124は、ワークテーブルB 114において処理対象となっている残日数から、同じPJ要員のインクリメントカウンタの値を減算する(図33の符号536:要員可能残日数)。このとき、障害案件切り分け機能124は、以下の分岐処理(α)、(β)、(γ)を行う。
(α)減算した値(残日数)が0以上(>=0)の場合、障害案件切り分け機能124は、当該メンバで対応可能と判断し、ワークテーブルA 113(同一担当業務)の次レコードに進む(処理704に戻る)。つまり、ここでは、コンサル要員Iを処理対象メンバとしたまま、図27(a)のワークテーブルA 113における符号512(「障害案件13」)について、ステップS704〜S709の処理を繰り返す。
(β)減算した値が0未満(<0)の場合、障害案件切り分け機能124は、当該メンバだけでは対応できないと判断し、ステップS710に進む(このとき残日数は更新しない)。
(γ)ワークテーブルB 114の最終レコードになった場合、障害案件切り分け機能124は、ワークテーブルB 114の残日数を更新してステップS714に進む。
図33の符号536を参照すると、残日数が「2」であり、要員Iだけで対応可能と判断できるため、この場合はワークテーブルB 114の次レコード(つまり、要員J)に進まず、図27(a)の符号512のレコードに対しステップS704に戻る(S709:分岐α)。
障害案件切り分け機能124は、ステップS704,S705を行ったあと、ステップS706にて、ワークテーブルA 113の対策予定日とシステム日付から「残日数」を算出し、ワークテーブルB 114の残日数を更新する(図34の符号537)。図27(a)の符号512における対策予定日は、「2008/8/20」であり、前記したようにシステム日付は、「2008/8/17」とするので、障害案件切り分け機能124は、「3」を図34の符号537に格納する。
そして、ステップS707にて、障害案件切り分け機能124は、ワークテーブルB 114のインクリメントカウンタの値(図35の符号538)を同一レコードのカウンタワーク(図35の符号539)に退避する。
次に、ステップS708にて、障害案件切り分け機能124は、ワークテーブルA 113のコンサル工数をワークテーブルB 114の処理対象メンバのスキル補正係数で割った値(小数点第1位を切り上げ)を、当該メンバのインクリメントカウンタとして加算する(図36の符号540)。図27(a)の符号512におけるコンサル工数は、「1」であり要員Iのスキル補正係数が1.5であるため、「1÷1.5=0.66・・・≒1」を要員Iのインクリメントカウンタに加算することで、図36の符号540のようになる。
次に、ステップS709にて、ワークテーブルB 114の残日数からインクリメントカウンタの値を減算する(図37の符号541)。図37の符号540に示すように、残日数が「1」となり、この案件も要員Iだけで対応可能と判断できるため、この場合もワークテーブルB 114の次レコードに進まない(ステップS709における分岐α)。
従って、障害案件切り分け機能124は、図27(a)の符号513(障害案件11)について、ステップS704〜S709の処理を行う。
障害案件切り分け機能124は、ステップS704,S705を実行した後、ステップS706に進む。
ステップS706にて、障害案件切り分け機能124は、ワークテーブルA 113の対策予定日とシステム日付から「残日数」を算出し、ワークテーブルB 114の該当する残日数を更新する(図38の符号542)。図27(a)の符号513を参照すると、対策予定日は「2008/8/20」であり、前記したようにシステム日付は「2008/8/17」であるので、残日数は図38の符号542で示すように「3」となる。
そして、ステップS707にて、障害案件切り分け機能124は、ワークテーブルB 114において、処理対象となっているインクリメントカウンタの値(図39の符号543)を、同一レコードのカウンタワーク(図39の符号544)に退避する。
ステップS708にて、障害案件切り分け機能124は、ワークテーブルA 113において処理対象のコンサル工数をワークテーブルB 114の処理対象メンバのスキル補正係数で割った値(小数点第1位を切り上げ)を、ワークテーブルB 114の該当メンバのインクリメントカウンタとして加算する(図40の符号545)。図27(a)の符号513を参照すると、コンサル工数は「3」である。従って、障害案件切り分け機能124は、コンサル要員Iのスキル補正係数「1.5」でコンサル工数「3」を除算した結果「2」を図40の符号545に加算する。
次に、ステップS709にて、障害案件切り分け機能124は、ワークテーブルB 114の残日数から、インクリメントカウンタの値を減算する。図40の符号546の残日数が「3」で、図40の符号545のインクリメントカウンタが「4」なので、減算処理を行うと「−1」となり、0未満になる。この場合、障害案件切り分け機能124は、要員Iだけでは対応できないと判断し、この減算結果(「−1」)を、APサーバ210の記憶装置213に一時保存し、残日数を更新せず、ステップS710に進む。つまり、ステップS709で分岐(β)となる。
ステップS710にて、障害案件切り分け機能124は、ワークテーブルB 114の残日数(図40の符号546)からカウンタワーク(図40の符号547)の値を減算し(3−2=1)、ワークテーブルB 114のカウンタワークを減算した結果に更新する(図41の符号548)。
そして、ステップS711にて、障害案件切り分け機能124は、ワークテーブルB 114の残日数を、ワークテーブルB 114の同一レコードのインクリメントカウンタに退避する(図42の符号549)。
次に、ステップS712にて、障害案件切り分け機能124は、ステップS709で一時保存していた減算の結果(「−1」)を残日数として更新し(図43の符号550)、ワークテーブルB 114(同一担当業務)の次レコード(要員Jのレコード)に進む。
ステップS713においては、障害案件切り分け機能124は、ステップS705へ戻り、要員Jに関してステップS704〜S709までの処理を繰り返す。なお、ここでワークテーブルA 113については、図27(a)の符号513のレコードが処理対象となる。
要員Jについて、ステップS704,S705の後、ステップS706にて、障害案件切り分け機能124は、ワークテーブルA 113の対策予定日とシステム日付から「残日数」を算出し、ワークテーブルB 114の残日数を更新する(図44の符号551)。具体的には、障害案件切り分け機能124は、図27(a)の符号513における対策予定日「2008/8/20」からシステム日付「2008/8/17」を減算することにより残日数「3」を算出し、図44の符号551に格納する。
そして、ステップS707にて、障害案件切り分け機能124は、ワークテーブルB 114のインクリメントカウンタの値(図45の符号552)を同一レコードのカウンタワークに退避する(図45の符号553)。
次に、ステップS708にて、障害案件切り分け機能124は、ワークテーブルA 113のコンサル工数をワークテーブルB 114のメンバのスキル補正係数で割った値(小数点第1位を切り上げ)を、ワークテーブルB 114の当該メンバのインクリメントカウンタとして加算する。ここで、ステップS709でワークテーブルB 114における前レコードが0未満となった場合、ワークテーブルA 113のコンサル工数からワークテーブルB 114における前レコードの要員が対応した工数分を差し引いたものが本来の工数となる。具体的には、前記したステップS709で、ワークテーブルB 114の前レコード(ここでは、要員I)の減算値が0未満(「−1」)となっているため、ワークテーブルA 113のコンサル工数は、ワークテーブルB 114の前レコード(ここでは、要員I)のスキル補正係数1.5と、ワークテーブルB 114の前レコード(ここでは、要員I)のカウンタワーク値「1」を乗算した1.5の工数分を差し引いたものになる。例えば、処理対象となっているワークテーブルA 113のコンサル工数は、図27(a)の符号513のレコードから「3」であるため、ワークテーブルB 114の前レコードの要員I対応分「1.5」を減算した「1.5」が残コンサル工数となる。そして、障害案件切り分け機能124は、残コンサル工数「1.5」をワークテーブルB 114におけるの要員Jのスキル補正係数「0.5」で割った「3」をインクリメントカウンタに加算する(図46の符号554参照)。つまり、要員Jは、ワークテーブルB 114における前レコードの要員Iが対応しきれない部分をカバーする。
次に、ステップS709にて、障害案件切り分け機能124が、ワークテーブルB 114において、処理対象となっているレコードにおける残日数からインクリメントカウンタの値を減算する(図47の符号556)。具体的には、図46の符号555の値から符号554の値を減算した値が「0」となり、ステップS709における0以上の場合の処理に分岐できるため(分岐(α))、この障害案件は要員Iと要員Jの2人で対応可能と判断し、ワークテーブルB 114の繰り返し処理から抜け、ワークテーブルA 113(同一担当業務)の次レコード(符号514)に進む(ステップS704に戻る)。そして、障害案件切り分け機能124は、図27(a)の符号514について、ステップS704〜S709の処理を行うが、ステップS709において減算した値が0未満となり、かつワークテーブルB 114の最終レコードであるため、ステップS709において分岐γが選択され、ステップS714の処理へ進む。
このように、ステップS714については、ステップS709の結果、減算した値が0未満になった場合、かつワークテーブルB 114の最終レコードになった場合に処理を行う。
ステップS714にて、障害案件切り分け機能124は、ワークテーブルB 114の最終レコードの残日数を判定して、ワークテーブルB 114の最終レコードの残日数が0未満の場合、ワークテーブルA 113の障害案件の切捨フラグに「×」をセットする。ここでは、図27(a)の符号514以下のレコードの切捨フラグに「×」がセットされる(図示せず)。
保守管理システム100は、ワークテーブルA 113の切捨フラグに「×」が立った障害案件を、このプロジェクトのリソースでは対応できないと判断し、非優先案件と判断する。
ステップS715では、障害案件切り分け機能124が、SE工数に関して、ステップS701〜S714の処理を行う。ステップS716では、障害案件切り分け機能124が、PG工数に関して、ステップS701〜S714の処理を行う。ステップS717では、インフラ工数に関して、ステップS701〜S714の処理行う。ステップS718では、障害案件切り分け機能124が、ヘルプデスク工数に関して、ステップS701〜S714の処理を行う。このとき、障害案件切り分け機能124は、ワークテーブルA 113における切捨フラグにおいて新たな「×」のみを上書きする。すなわち、コンサル工数において、「×」ではないが、SE工数では「×」となった障害案件があれば、切捨フラグは「×」となるが、コンサル工数におおいて「×」であるが、SE工数では、「×」とならなかった障害案件は「×」のままとする。
ステップS719では、障害案件切り分け機能124が、以下のキー条件でワークテーブルA 113に対して再ソートを行う。すなわち、第1キーは切捨フラグにて昇順で、第2キーは障害影響度にて降順で、第3キーは対策予定日にて昇順でソートする。
ステップS720にて、ワークテーブルA 113のデータを基に、運用管理端末250のディスプレイ259に表示されている障害データ一覧画面上に足切り線を表示する(図16)。足切り線を引く条件は、切捨フラグが立っている(「×」が登録されている)レコードと、立っていないレコードの境界に対して行う。これは、一覧表示された各障害案件に対して、優先案件と非優先案件の切り分けを行う処理である。足切り線で境界下に出力された障害案件は、グレイアウト表示する仕様のため、その障害案件は対応しなくてよいという意味となる。つまり、エンドユーザの視点からみて、どれだけ重要だと思われる障害案件でも、足切り線の下に表示されればその障害案件を無視し、足切り線より上に表示された案件を順番に対応する運用を行う必要がある。ただし、すべての障害案件に切捨フラグが立っていて足切り線が表示できない場合は、障害影響度の一番大きな案件(ワークテーブルA 113の先頭レコード)を優先的に対応することとし、1件目と2件目の間に足切り線を引く。この場合は、2件目以降の障害案件はグレイアウト表示される。
なお、本実施形態では、コンサル、SE、PG、インフラについての処理を記述したが、これらだけに限らず、作業の工程であればよいことは当然である。
(テーブルメンテナンス処理:現象コードDB)
次に、図1、図11、図17〜図22、図48〜図53を参照しつつ、図8〜図10に沿って現象コードDB115、原因コードDB116、PJ要員DB112のテーブルメンテナンス処理の手順を説明する。
図8は、本実施形態に係る現象コードDB115のテーブルメンテナンス処理の手順を示すフローチャートであり、図17は、現象コードDB一覧画面例を示す図であり、図18は、現象コードDB登録画面例を示す図である。なお、図17の現象コードDB一覧画面および図18の現象コードDB登録画面は、図2におけるテーブルメンテナンス画面258の1つである。
まず、ステップS800にて、運用管理端末250において、初期画面(図11)のラジオボタン「テーブルメンテナンス機能」の中の「現象コードDB」が選択された後、「実行」ボタンが押下されることにより、テーブルメンテナンス機能125は、ラジオボタン「テーブルメンテナンス機能」の中の「現象コードDB」選択のイベントを検知する。
次に、ステップS801にて、テーブルメンテナンス機能125は、現象コードDB115(図48)を取得する。
ステップS802にて、テーブルメンテナンス機能125は、取得した現象コードDB115の内容を現象コードDB一覧画面(図17)として、運用管理端末250のディスプレイ259に表示する。
図17に示すように、現象コードDB一覧画面には、レコード毎にラジオボタンが表示されており、運用管理者が運用管理端末250のマウス261を使用して、ラジオボタンを選択した後、「削除」ボタンを押下することにより、ステップS803にて、テーブルメンテナンス機能125が、「削除」ボタン押下のイベントを検知し、ステップS804にて、ラジオボタンで選択されたレコードを現象コードDB115から削除する。
また、運用管理者が運用管理端末250のマウス261を使用して、ラジオボタンを選択した後、「追加」ボタンを押下することにより、ステップS805にて、「追加」ボタン押下のイベントを検知し、ステップS806にて、テーブルメンテナンス機能125は、現象コードDB登録画面(図18)を運用管理端末250のディスプレイ259に表示する。
ステップS807にて、現象コード登録画面(図18)に入力された現象コードと名称を取得し、現象コードDB115に追加する(図49の符号601)。
(テーブルメンテナンス処理:原因コードDB)
図9は、本実施形態に係る原因コードDBのテーブルメンテナンス処理の手順を示すフローチャートであり、図19は、原因コードDB一覧画面例を示す図であり、図20は、原因コードDB登録画面例を示す図である。なお、図19の原因コードDB一覧画面および図20の原因コードDB登録画面は、図2のテーブルメンテナンス画面258の1つである。
ステップS900にて、テーブルメンテナンス機能125は、運用管理端末250において初期画面(図11)のラジオボタン「テーブルメンテナンス機能」の中の「原因コードDB」が選択された後、「実行」ボタンが押下さることによる、ラジオボタン「テーブルメンテナンス機能」の中の「原因コードDB」選択のイベントを検知する。
次に、ステップS901にて、原因コードDB116(図50)を取得する。
ステップS902にて、テーブルメンテナンス機能125は、取得した原因コードDB116の内容を原因コードDB一覧画面(図19)として、運用管理端末250のディスプレイ259に表示する。
図19に示すように、原因コードDB一覧画面には、レコード毎にラジオボタンが表示されており、運用管理者が運用管理端末250のマウス261を使用して、ラジオボタンを選択した後、「削除」ボタンを押下することにより、ステップS903にて、テーブルメンテナンス機能125が、「削除」ボタン押下のイベントを検知し、ステップS904にて、テーブルメンテナンス機能125は、ラジオボタンで選択されたレコードを原因コードDB116から削除する。
また、ステップS902にて、運用管理者が運用管理端末250のマウス261を使用して、ラジオボタンを選択した後、「追加」ボタンを押下することにより、ステップS905にて、テーブルメンテナンス機能125が、「追加」ボタン押下のイベントを検知し、ステップS906にて、テーブルメンテナンス機能125が、原因コードDB登録画面(図20)を運用管理端末250のディスプレイ259に表示する。
そして、ステップS907にて、テーブルメンテナンス機能125は、原因コード登録画面(図20)に入力された「原因コード」と「名称」を取得し、原因コードDB116に追加する(図51の符号611)。
(テーブルメンテナンス処理:PJ要員DB)
図10は、本実施形態に係るPJ要員DBのテーブルメンテナンス処理の手順を示すフローチャートであり、図21は、PJ要員DB一覧画面例を示す図であり、図22は、PJ要員DB登録画面例を示す図であり、図52および図53は、PJ要員DBの例を示す図である。なお、図21のPJ要員DB一覧画面および図22のPJ要員DB登録画面は、図2のテーブルメンテナンス画面258の1つである。
まず、ステップS1000にて、テーブルメンテナンス機能125は、運用管理端末250において初期画面(図11)のラジオボタン「テーブルメンテナンス機能」の中の「PJ要員DB」が選択された後、「実行」ボタン押下のイベントを検知する。
次に、ステップS1001にて、テーブルメンテナンス機能125は、PJ要員DB112(図52)を取得する。
そして、ステップS1002にて、テーブルメンテナンス機能125は、取得したPJ要員DB112の内容をPJ要員DB一覧画面(図21)として、運用管理端末250のディスプレイ259に表示する。
図21に示すように、PJ要員DB一覧画面には、レコード毎にラジオボタンが表示されており、運用管理者が運用管理端末250のマウス261を使用して、ラジオボタンを選択した後、「削除」ボタンを押下することにより、ステップS1003にて、テーブルメンテナンス機能125が、ラジオボタン「削除」ボタン押下のイベントを検知し、ステップS1004にて、テーブルメンテナンス機能125は、ラジオボタンで選択されたレコードをPJ要員DB112から削除する。
また、ステップS1002にて、運用管理者が運用管理端末250のマウス261を使用して、ラジオボタンを選択した後、「追加」ボタンを押下することにより、ステップS1005にて、テーブルメンテナンス機能125が、「追加」ボタン押下のイベントを検知し、ステップS1006にて、テーブルメンテナンス機能125は、PJ要員DB登録画面(図22)を表示する。
そして、ステップS1007にて、PJ要員DB登録画面(図22)に入力されたメンバIDと、メンバ名称と、担当業務と、スキル補正係数と、契約開始日(アサイン開始日)と、契約終了日(アサイン終了日)を取得し、PJ要員DB112に追加する(図53の符号612)。
なお、図8〜図10の処理のうち、最も重要となる処理はPJのメンバを管理するPJ要員DB112のメンテナンスであり、当該メンバのプロジェクトへの参画、または離脱が決定した場合は、チームリーダ等により速やかにPJ要員DB112に反映されるようにしなければならない。PJ要員DB112が実態の要員と乖離していると、障害案件切り分け機能によって正確な足切り線が表示されなくなるため重要である。
なお、チームリーダが、要員のレベルを入力し、保守管理システム100が入力されたレベルを図54のようなITSSレベル‐スキル補正係数対応テーブル(作業レベル‐スキル補正係数情報)を利用して、スキル補正係数に換算してもよい。
《まとめ》
本実施形態によれば、混乱プロジェクトにおけるリスク評価に用いられる情報として、障害一覧を障害影響度の順序、つまり被害の大きい順に並べ替えて出力する機能を有するため、開発者の障害対応を支援することが可能となる。すなわち、障害対応を納期情報だけを判断材料に使用し、納期の差し迫っている案件順に対応していくよりも、本実施形態では被害の大きな障害かつ納期が差し迫った案件という2つの基準を統合的に判断してから着手していくため、被害が最も少ない方法で障害対応できる。ただし、障害案件がプロジェクトのリソースキャパシティ(PJ要員で指定納期まで対応できる能力)を超えてしまった場合、障害一覧画面上に足切り線の表示が行われ、納期までに対応できない案件が出てくる場合が存在する。足切り線にかかった障害案件は障害影響度的にも納期的にも、被害が少ない案件とみなされ、プロジェクトでは対応しない方針とすることができる。
100 保守管理システム(保守管理装置)
101 入出力機能
110 リスク情報管理DB
111 発生頻度DB
112 PJ要員DB(PJ要員のスキルに関する情報)
113 ワークテーブルA
114 ワークテーブルB
115 現象コードDB
116 原因コードDB
120 リスク情報管理DB登録機能
121 リスク情報管理DB更新機能
122 リスク情報管理DB検索機能
123 発生頻度集計機能
124 障害案件切り分け機能(処理部)
125 テーブルメンテナンス機能

Claims (11)

  1. システム障害の保守を管理する保守管理装置による保守管理方法であって、
    過去における障害案件に関する情報が、前記障害案件が生じた日付に対応付けられて格納されている障害案件実績情報と、プロジェクトに係る要員である、複数のPJ要員のスキルに関する情報が記憶部に格納されており、
    前記障害案件実績情報における過去に発生した障害案件に関する情報と、該障害案件が生じた日付とを基に、入力部を介して入力された所定の期間における前記障害案件の発生確率を算出し、
    前記算出した発生確率を基に、障害がプロジェクトに与える影響の度合いである障害影響度を、前記発生確率が大きいほど、当該障害影響度が大きくなるように設定された式を用いて算出し、
    すべてのPJ要員について、
    現在の日付を基に、前記障害案件の保守に費やすことのできる作業残日数を算出し、
    前記PJ要員のスキルに関する情報を基に、当該PJ要員が前記障害案件の保守に費やす作業日数を算出し、
    前記作業残日数から前記作業日数を減算した要員可能残日数を算出し、
    前記要員可能残日数が0以上の値となった場合、
    当該障害案件を対応可能と判定し、
    前記要員可能残日数が負の値となった場合、
    処理対象となっているPJ要員では、該当する障害案件を対応不可能と判定する判定処理を行った後、
    前記障害案件に関する情報を前記障害影響度でソートし、
    応可能障害案件に関する情報、対応不可能な障害案件に関する情報とを区別して表示する表示処理を行う
    ことを特徴とする保守管理方法。
  2. 前記保守管理装置は、
    前記対応可能障害案件に関する情報と、前記対応不可能な障害案件に関する情報とを区別して表示する際に、前記対応可能な障害案件に関する情報が上位になるよう前記障害案件に関する情報をソートする
    ことを特徴とする請求項1に記載の保守管理方法。
  3. 前記障害案件を対応不可能と判定されたPJ要員の作業日数を差し引いて、他のPJ要員の要員可能残日数を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の保守管理方法。
  4. 前記PJ要員のスキルに関する情報は、平均的なPJ要員の作業効率を1としたときにおいて該当するPJ要員作業効率を示したスキル補正係数であり、
    前記作業日数は、
    前記平均的なPJ要員が、処理対象となっている障害案件に係る日数である工数をスキル補正係数で除算し、当該除算の結果を小数点第1位で切り上げた値である
    ことを特徴とする請求項1に記載の保守管理方法。
  5. 前記PJ要員の作業効率に関するレベルである作業レベルと、前記スキル補正係数と、を対応付けている作業レベル‐スキル補正係数テーブルが、記憶部にさらに格納されており、
    前記保守管理装置は、
    前記入力部を介して、入力された前記作業レベルを、前記作業レベル‐スキル補正係数テーブルを基に、前記スキル補正係数に変換する
    ことを特徴とする請求項4に記載の保守管理方法。
  6. 前記障害影響度は、
    前記障害案件の対策優先度を示す指標であるユーザ要望度と、補修にかかるコストである損害規模と、障害の発生頻度とを乗算した値である
    ことを特徴とする請求項に記載の保守管理方法。
  7. 前記対策優先度の情報と、前記ユーザ要望度と、が対応付けられているユーザ要望対応テーブルが、記憶部にさらに格納されており、
    前記保守管理装置は、
    前記入力部を介して、入力された前記対策優先度の情報を、前記ユーザ要望対応テーブルを基に、前記ユーザ要望度に変換する
    ことを特徴とする請求項に記載の保守管理方法。
  8. 前記障害案件に関する情報には、前記障害の種類に関する情報と、前記障害の原因に関する情報と、が格納されており、
    前記障害の発生頻度は、前記リスク管理情報に格納されている障害において、特定の種類および原因を有する障害が所定期間中に発生した割合である
    ことを特徴とする請求項に記載の保守管理方法。
  9. 前記PJ要員のスキルに関する情報は、前記PJ要員が行う作業の種類毎に格納されており、
    前記保守管理装置が、
    前記判定処理と、前記表示処理とを前記作業の種類毎に行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の保守管理方法。
  10. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の保守管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  11. システム障害の保守を管理する保守管理装置であって、
    処理部と、記憶部と有し、
    前記記憶部には、
    過去における障害案件に関する情報が、前記障害案件が生じた日付に対応付けられて格納されている障害案件実績情報と、プロジェクトに係る要員である、複数のPJ要員のスキルに関する情報が格納されており、
    前記処理部は、
    前記障害案件実績情報における過去に発生した障害案件に関する情報と、該障害案件が生じた日付とを基に、入力部を介して入力された所定の期間における前記障害案件の発生確率を算出し、
    前記算出した発生確率を基に、障害がプロジェクトに与える影響の度合いである障害影響度を、前記発生確率が大きいほど、当該障害影響度が大きくなるように設定された式を用いて算出し、
    すべてのPJ要員について、
    現在の日付を基に、前記障害案件の保守に費やすことのできる作業残日数を算出し、
    前記PJ要員のスキルに関する情報を基に、当該PJ要員が前記障害案件の保守に費やす作業日数を算出し、
    前記作業残日数から前記作業日数を減算した要員可能残日数を算出し、
    前記要員可能残日数が0以上の値となった場合、
    当該障害案件を対応可能と判定し、
    前記要員可能残日数が負の値となった場合、
    処理対象となっているPJ要員では、該当する障害案件を対応不可能と判定する処理を行った後、
    前記障害案件に関する情報を前記障害影響度でソートし、
    応可能障害案件に関する情報、対応不可能な障害案件に関する情報とを区別して表示する
    ことを特徴とする保守管理装置。
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