JP5302705B2 - レーザ光照射装置及び照射方法 - Google Patents
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によって与えられる。ここで、λは加工用のレーザ光の波長、fは結像光学系でのレンズの焦点距離、Mは光像の縮小倍率、Δdは空間光変調器の画素サイズを示している。
(x,y)=(nx−0.5,ny−0.5)
とする。このとき、加工対象物30へのレーザ光の照射パターンにおいて、パターン要素の中心点に対応する光像の中心点の座標P(x,y)は、
となる。
(P(xk),P(yk))
とし、また、k+1回目のレーザ光照射での加工対象要素の中心点の座標を
(P(xk+1),P(yk+1))
とする。この場合、これらの中心点間の距離Δは、
によって求められる。
P1(nx=5)=(L/10)×4.5=0.45L
となる。また、第2照射パターンP2での加工対象要素A2の中心点の座標は
P2(nx=6)=(L/10)×5.5=0.55L
となる。このとき、y軸方向へのレーザ光の照射位置の移動距離が充分に小さいと仮定すると、照射パターンP1、P2間での中心点の移動距離はΔx=0.10Lである。
P1(nx=5)=(L/10)×4.5=0.45L
となる。また、第2照射パターンP2での加工対象要素A2の中心点の座標は
P2(nx=6)=(L/11)×5.5=0.50L
となる。このとき、照射パターンP1、P2間での中心点の移動距離は、図3(b)の場合よりも小さくΔx=0.05Lとなる。
P1(nx=5)=(L/10)×4.5=0.45L
となる。また、第2照射パターンP2での加工対象要素A2の中心点の座標は
P2(nx=10)=(L/20)×9.5=0.475L
となる。このとき、照射パターンP1、P2間での中心点の移動距離は、図6(b)の場合よりも小さくΔx=0.025Lとなる。このように、レーザ光の照射パターンでのパターン要素数、及び加工対象要素の要素番号を好適に設定することにより、対象物30の加工条件を、レーザ光照射による実際の加工幅に応じて制御することが可能である。
と求められる。ここで、図8(b)に示したようにパターン要素数をN=512で固定とした場合、レーザ光照射による加工点の最小間隔Δxは
となる。この場合、レーザ光照射による加工パターン同士は部分的には重なるものの、充分に光が導波可能な構造を実現することは難しい。
となる。このように、要素数を可変に設定することにより、隣接するパターン同士の連続性を改善して、好適な光導波路パターンを形成することが可能となる。
Claims (10)
- 加工対象物に対して、所定の移動方向に照射位置を変えながら加工用のパルスレーザ光を照射するレーザ光照射装置であって、
加工対象物に対して照射するパルスレーザ光を出力するレーザ光源と、
前記パルスレーザ光を入力し、2次元配列された複数の画素において前記レーザ光の位相を変調するホログラムパターンを呈示して、その位相変調後の変調レーザ光を出力する位相変調型の空間光変調器と、
前記変調レーザ光を前記ホログラムパターンに対応する照射パターンで前記加工対象物に結像する結像光学系と、
前記空間光変調器に呈示される前記ホログラムパターンを制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記加工対象物の第1照射位置に対して適用される第1ホログラムパターン及び第1照射パターンと、前記第1照射位置に隣接する第2照射位置に対して適用される第2ホログラムパターン及び第2照射パターンとで、照射位置の移動方向に直交する方向でのパターンの要素数が異なるように、前記ホログラムパターンを制御することを特徴とするレーザ光照射装置。 - 前記制御部は、前記第1照射パターンでレーザ光が照射される加工対象要素と、前記第2照射パターンでレーザ光が照射される加工対象要素とについて、それらを合わせた全体の加工パターンにおいて加工対象要素同士が接続された状態となるように、前記ホログラムパターンを制御することを特徴とする請求項1記載のレーザ光照射装置。
- 前記制御部は、各照射パターンでの前記加工対象要素の要素幅について、前記加工対象要素内で照射されるレーザ光の強度分布及び加工閾値によって決まる加工幅を考慮し、前記加工幅の範囲内で加工対象要素同士が接続された状態となるように、前記ホログラムパターンを制御することを特徴とする請求項2記載のレーザ光照射装置。
- 前記制御部は、前記第1照射パターン及び前記第2照射パターンのそれぞれが、その照射パターンでレーザ光が照射される加工対象要素として複数の加工対象要素を有するように、前記ホログラムパターンを制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のレーザ光照射装置。
- 前記ホログラムパターンによって変調された前記変調レーザ光が所定の照射位置に照射されるように前記加工対象物を支持する加工ステージと、
前記加工対象物に対する前記変調レーザ光の前記照射位置を前記移動方向に可変に設定する照射位置設定部とを備え、
前記制御部は、前記空間光変調器に呈示される前記ホログラムパターン、及び前記照射位置設定部によって設定される前記照射位置を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載のレーザ光照射装置。 - 加工対象物に対して、所定の移動方向に照射位置を変えながら加工用のパルスレーザ光を照射するレーザ光照射方法であって、
加工対象物に対して照射するパルスレーザ光を出力する出力ステップと、
前記パルスレーザ光を位相変調型の空間光変調器に入力し、前記空間光変調器の2次元配列された複数の画素において前記レーザ光の位相を変調するホログラムパターンを呈示して、その位相変調後の変調レーザ光を出力する変調ステップと、
前記変調レーザ光を前記ホログラムパターンに対応する照射パターンで前記加工対象物に結像する結像ステップと、
前記空間光変調器に呈示される前記ホログラムパターンを制御する制御ステップとを備え、
前記制御ステップにおいて、前記加工対象物の第1照射位置に対して適用される第1ホログラムパターン及び第1照射パターンと、前記第1照射位置に隣接する第2照射位置に対して適用される第2ホログラムパターン及び第2照射パターンとで、照射位置の移動方向に直交する方向でのパターンの要素数が異なるように、前記ホログラムパターンを制御することを特徴とするレーザ光照射方法。 - 前記制御ステップにおいて、前記第1照射パターンでレーザ光が照射される加工対象要素と、前記第2照射パターンでレーザ光が照射される加工対象要素とについて、それらを合わせた全体の加工パターンにおいて加工対象要素同士が接続された状態となるように、前記ホログラムパターンを制御することを特徴とする請求項6記載のレーザ光照射方法。
- 前記制御ステップにおいて、各照射パターンでの前記加工対象要素の要素幅について、前記加工対象要素内で照射されるレーザ光の強度分布及び加工閾値によって決まる加工幅を考慮し、前記加工幅の範囲内で加工対象要素同士が接続された状態となるように、前記ホログラムパターンを制御することを特徴とする請求項7記載のレーザ光照射方法。
- 前記制御ステップにおいて、前記第1照射パターン及び前記第2照射パターンのそれぞれが、その照射パターンでレーザ光が照射される加工対象要素として複数の加工対象要素を有するように、前記ホログラムパターンを制御することを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項記載のレーザ光照射方法。
- 前記ホログラムパターンによって変調された前記変調レーザ光が所定の照射位置に照射されるように前記加工対象物を支持する加工ステージと、
前記加工対象物に対する前記変調レーザ光の前記照射位置を前記移動方向に可変に設定する照射位置設定部とを用い、
前記制御ステップにおいて、前記空間光変調器に呈示される前記ホログラムパターン、及び前記照射位置設定部によって設定される前記照射位置を制御することを特徴とする請求項6〜9のいずれか一項記載のレーザ光照射方法。
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