JP5302165B2 - 計測装置を具備する工作機械を制御する数値制御装置 - Google Patents
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Description
(FACING);
T1M6;
G1020 D30.T5.H0.L10.J5.F300.E100.I100.W1.P1.V0.C0.M0.A1.B1.Z1.;
G1220 T1.B0.H50.V50.U100.W100.R0.A0.;
;
(MEASURE FACE);
T2M6;
G2042 P2.Q1.H50.V50.L0.R10.F300.U2.M1.K0.5E1;
;
(POCKETING);
T3M6;
G1040 D10.T0.S0.L5.J4.K0.H0.F50.V30.E10.W1.B0.C0.Z1.A25.P0.Q0.;
G1221 T3.B0.L−10.H50.V50.R20.;
;
(DRILLING)
T4M6;
G1001 W3.H2.Q5.I1.J10.K0.C5.F200.P1.Z1.;
G1215 B0.L−20.H50.V50.R30.A0.C60.D6.E0.F0.I0.J0.;
;
(MEASURE POCKET/HOLE);
T2M6;
G2044 Q1.D40.H50.V50.L−10.R10.F300.P4.M1.U1.K0.5E1;
G2062 Q1.D30.H50.V50.L−20.R10.F300.P6.U2.M1.K0.5E1;
;
M30;
(FACING)
T1M6は工具番号1の工具に交換する工具交換指令である。T1はフェイスミル工具を意味する。G1020とG1220は平面加工サイクル(四角形状)のブロックである。
(MEASURE FACE)
T2M6は工具番号2の計測装置(この場合はタッチプローブ)を意味する。計測指令を作成する際、計測位置を指定する必要がある。G2042のブロックは端面計測サイクル指令である。
(POCKETING)
T3M6は工具交換指令(この場合、エンドミル工具)を意味する。G1040とG1221のブロックはポケット加工サイクル指令(この場合は、円形状)を意味する。
(DRILLING)
T4M6は工具交換指令(この場合、ドリル工具)を意味する。G1001とG1215のブロックは穴加工サイクル指令(この場合、円周上の点)を意味する。
(MEASURE POCKET/HOLE)
T2M6は工具交換指令(この場合、タッチプローブ)を意味する。G2044は円内径計測サイクル指令を意味し、G2062は円周穴位置計測サイクル指令を意味する。
M30はプログラムエンドを意味する。
そこで本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、加工サイクルで定義された加工形状データを利用することにより、計測指令を簡単に作成することが可能な加工サイクルの形状を利用した計測を行う数値制御装置を提供することである。
図1は、本発明に係る数値制御装置の要部ブロック図である。数値制御装置20は、プロセッサ(CPU)201と、数値制御装置20の全体を制御するプログラムを記憶するROM205、RAM206、各種パラメータやオフセットデータ等を記憶する書き換え可能な不揮発性メモリ207、表示装置208、キーボード209、各軸の軸制御回路202、所定のシーケンスを実行し外部(機械側強電盤、操作盤)とデータ入出力を行うPMC203とI/Oユニット204、計測装置30からの計測情報を入力するためのインタフェース210を備え、上記各要素はバス211で接続されている。計測装置30は例えば従来周知のタッチ式プローブやレーザ測距装置などであり、数値制御装置20によって制御される工作機械によって加工されたワークの形状を測定するための計測装置である。なお、工作機械にワークの形状測定を行う計測装置を機上に設けることは従来から行われている。
なお、NCプログラムの1つのブロックは、一般的に、ワードによって構成されている。そのワードは数値の意味を示すアドレス(アルファベット)と、それに続く数値とで構成されている。アドレスとは、あとに続く数値の意味を示すためのキャラクタである。この数値を以下、データという。
(FACING);
T1M6;
G1020 D30.T5.H0.L10.J5.F300.E100.I100.W1.P1.V0.C0.M0.A1.B1.Z1.;
G1220 T1.B0.H50.V50.U100.W100.R0.A0.;
;
(MEASURE FACE);
T2M6;
G2500;
;
(POCKETING);
T3M6;
G1040 D10.T0.S0.L5.J4.K0.H0.F50.V30.E10.W1.B0.C0.Z1.A25.P0.Q0.;
G1221 T3.B0.L−10.H50.V50.R20.;
;
(DRILLING)
T4M6;
G1001 W3.H2.Q5.I1.J10.K0.C5.F200.P1.Z1.;
G1215 B0.L−20.H50.V50.R30.A0.C60.D6.E0.F0.I0.J0.;
;
(MEASURE POCKET/HOLE);
T2M6;
G2500;
;
M30;
(FACING)
T1M6は工具番号1の工具に交換する工具交換指令である。T1はフェイスミル工具を意味する。G1020とG1220は平面加工サイクル(四角形状)のブロックである。G1020のブロックは平面加工における荒切削を行う加工種ブロックを意味し、G1220は平面加工における四角形状の定型形状ブロックを意味する。
(MEASURE FACE)
T2M6は工具番号2の計測装置(この場合はタッチプローブ)を意味する。G2500は、計測の開始を示すだけの指令(計測サイクル開始指令)であり、従来のように計測種類や計測位置を指令する必要はない。なお、計測サイクル開始指令は、補助機能のMコードや所定の信号のON/OFFを用いてもよい。
(POCKETING)
T3M6は工具交換指令(この場合、エンドミル工具)を意味する。G1040とG1221のブロックはポケット加工サイクル指令(この場合は、円形状)を意味する。G1040はポケット加工における荒切削を行う加工種ブロックを意味し、G1221はポケット加工における円形状の定型形状ブロックを意味する。
(DRILLING)
T4M6は工具交換指令(この場合、ドリル工具)を意味する。G1001とG1215のブロックは穴加工サイクル指令(この場合、円周上の点)を意味する。G1001はミリング穴加工におけるドリリングを行う加工種ブロックを意味し、G1215は円周上に穴加工を行う穴位置ブロックを意味する。
(MEASURE POCKET/HOLE)
T2M6は工具交換指令(この場合、タッチプローブ)を意味する。G2500は、計測の開始を示すだけの指令である。
M30はプログラムエンドを意味する。
計測サイクル開始指令G2500で上記のデータより、円周穴位置計測G2062を呼び出し、全穴位置(各穴毎に円筒側面4点、合計4*6=24点)を計測位置として、実行する。
(1)平面加工サイクル指令G1020と四角形状サイクル指令G1220より、計測サイクルとしてはZ軸方向端面計測(G2042)が決定される(詳細は※1を参照)。また、計測サイクル開始指令G2500で四角形状サイクル指令G1220のデータより、XY平面の四角形状の中心が計測位置として決定される(詳細は※2を参照)。
具体的には、基準位置Bのデータと円中心座標(X,Y)H,Vのデータと深さLのデータと半径Rのデータより、計測位置は円中心座標(50,50,−10)の半径20の円筒側面4点となる。
計測サイクル開始指令G2500で上記のデータより、円内径計測G2044を呼び出し、円筒側面の4点を計測位置として、実行する。
具体的には、基準位置Bのデータと円中心座標(X,Y)H,Vのデータと深さLデータと半径Rのデータと穴個数Cのデータより、計測位置は中心座標(50,50,−20)、半径30の円周上の全穴位置6個となる。
計測サイクル開始指令G2500で上記のデータより、円周穴位置計測G2062を呼び出し、全穴位置(各穴毎に円筒側面4点、合計4*6=24点)を計測位置として、実行する。
●[ステップSA1]1ブロックを読み込み、解析する。
●[ステップSA2]ステップSA1で読み込んだブロックは加工サイクル指令か否か判断し、加工サイクル指令の場合にはステップSA3へ移行し、そうでない場合にはステップSA9へ移行する。
●[ステップSA3]1ブロックを読み込み、解析する。
●[ステップSA4]計測サイクル一覧に基づき加工種類と加工形状から計測サイクルを決定する(※1)。
●[ステップSA5]計測位置一覧に基づき加工形状から計測位置のアドレスを取得する(※2)。
●[ステップSA6]計測サイクルをメモリに格納する(※3)。
●[ステップSA7]計測位置をメモリに格納する(※4)。
●[ステップSA8]加工サイクルを実行し、ステップSA1へ戻る。
●[ステップSA9]計測指令か否か判断し、計測指令の場合にはステップSA10へ移行し、そうでない場合にはステップSA13へ移行する。
●[ステップSA10]計測データに計測サイクルがあるか否か判断し、在る場合にはステップSA11へ移行し、ない場合にはステップSA13へ移行する(※5)。
●[ステップSA11]計測データを用いて計測を実行する(※6)。
●[ステップSA12]メモリの初期化を行う(※7)。
●[ステップSA13]プログラムの終了か否か判断し、終了でない場合にはステップSA1に戻り処理を継続し、終了の場合には処理を終了する。
※1:加工サイクル指令から加工種類のデータと加工形状のデータを取得し、その2つのデータから、予め数値制御装置内のメモリに記憶されている計測サイクル一覧(表1参照)のテーブルをもとに必要な計測サイクルを決定する。図1に対応して説明すれば、前記計測サイクル一覧のテーブルは、ROM205または不揮発性メモリ207に記憶、あるいはRAM206に一時的に記憶してもよい。
表1は計測サイクル一覧を抜粋して説明する表である。
以下、各ステップに従って説明する。
●[ステップSB2]ステップSB1で読み込んだブロックは加工サイクル指令か否か判断し、加工サイクル指令の場合にはステップSB3へ移行し、そうでない場合にはステップSB5へ移行する。
●[ステップSB3]1ブロックを読み込み、解析する。
●[ステップSB4]加工サイクルを実行し、ステップSB1へ戻る。
●[ステップSB5]ステップSB1で読み込んだブロックは計測指令か否か判断し、計測指令の場合にはステップSB6へ移行し、計測指令ではない場合にはステップSB14へ移行する。
●[ステップSB6]前回の計測指令まで逆サーチを実行する。なお、前回の計測指令が存在しない場合には加工プログラムの最初まで逆サーチする。
●[ステップSB7]逆サーチして特定されたブロックの次の1ブロックを読み込み、解析する。
●[ステップSB9]1ブロックを読み込み、解析する。
●[ステップSB10]計測サイクル一覧に基づき加工種類と加工形状から計測サイクルを決定する。なお、このステップの処理は図9のステップSA4と同じ処理である。
●[ステップSB11]計測位置一覧に基づき加工形状から計測位置のアドレスを取得する。なお、このステップの処理は図9のステップSA5と同じ処理である。
●[ステップSB12]ステップSB10で決定された計測サイクルとステップSB11で取得されたアドレスに従って計測を実行し、ステップSB7へ戻る。
●[ステップSB13]今回の計測指令か否か判断し、今回の計測指令の場合にはステップSB1へ戻り、今回の計測指令ではない場合にはステップSB7へ戻る。
●[ステップSB14]プログラムの終了か否か判断し、終了でない場合にはステップSB1に戻り処理を継続し、終了の場合には処理を終了する。
20 数値制御装置
201 プロセッサ(CPU)
202 軸制御回路
203 PMC
204 I/Oユニット
205 ROM
206 RAM
207 不揮発性メモリ
208 表示装置
209 キーボード
210 インタフェース
211 バス
30 計測装置
Claims (2)
- 加工種類及び加工形状を指定した加工サイクル指令で作成された加工プログラムを解析し、実行すると共に、該加工サイクル終了後に加工部位を計測する計測装置を具備する工作機械を制御する数値制御装置において、
加工種類及び加工形状毎に加工部位の計測を行う指令である計測サイクルを定義した計測サイクル一覧を記憶する計測サイクル一覧記憶手段と、
加工形状毎に計測すべき位置を定義した計測位置一覧を記憶する計測位置一覧記憶手段と、
前記加工プログラムの加工サイクル指令から加工種類の情報と加工形状の情報を取得する手段と、
取得した加工種類の情報と加工形状の情報を元に前記計測サイクル一覧を用いて計測サイクルを決定する計測サイクル決定手段と、
前記取得した加工形状の情報を元に前記計測位置一覧を用いて計測位置の情報を取得する計測位置情報取得手段と、
を備え、
前記計測サイクル決定手段により決定された計測サイクルと前記計測位置情報取得手段により取得された計測位置の情報に基づいて前記計測装置を用いて計測サイクルを実行することを特徴とする計測装置を具備する工作機械を制御する数値制御装置。 - 加工種類及び加工形状を指定した加工サイクル指令で作成された加工プログラムを解析し、実行すると共に、該加工サイクル終了後に加工部位を計測する計測装置を具備する工作機械を制御する数値制御装置において、
加工種類及び加工形状毎に加工部位の計測を行う指令である計測サイクルを定義した計測サイクル一覧を記憶する計測サイクル一覧記憶手段と、
加工形状毎に計測すべき位置を定義した計測位置一覧を記憶する計測位置一覧記憶手段と、
前記加工プログラムの加工サイクル指令から加工種類の情報と加工形状の情報を取得する手段と、
取得した加工種類の情報と加工形状の情報を元に前記計測サイクル一覧を用いて計測サイクルを決定する計測サイクル決定手段と、
前記取得した加工形状の情報を元に前記計測位置一覧を用いて計測位置の情報を取得する計測位置情報取得手段と、
前記計測サイクル決定手段により決定された計測サイクルと前記計測位置情報取得手段により取得された計測位置の情報を格納する計測データ格納手段と、
を備え、
前記計測データ格納手段に格納された計測サイクルと計測位置の情報に基づいて前記計測装置を用いて計測サイクルを実行することを特徴とする計測装置を具備する工作機械を制御する数値制御装置。
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JP2009253246A JP5302165B2 (ja) | 2009-11-04 | 2009-11-04 | 計測装置を具備する工作機械を制御する数値制御装置 |
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2009
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