JP5301957B2 - イオン化電源の計器の自己較正のための方法及び装置 - Google Patents

イオン化電源の計器の自己較正のための方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5301957B2
JP5301957B2 JP2008294448A JP2008294448A JP5301957B2 JP 5301957 B2 JP5301957 B2 JP 5301957B2 JP 2008294448 A JP2008294448 A JP 2008294448A JP 2008294448 A JP2008294448 A JP 2008294448A JP 5301957 B2 JP5301957 B2 JP 5301957B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ionizer
ionization system
ionization
calibration
calibration data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008294448A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009135102A (ja
Inventor
エー.ゴルクジカ ジョン
シー.ブランコ マヌエル
ジェイ.マンドラキア スティーブン
Original Assignee
イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=40340817&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP5301957(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド filed Critical イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド
Publication of JP2009135102A publication Critical patent/JP2009135102A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5301957B2 publication Critical patent/JP5301957B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T23/00Apparatus for generating ions to be introduced into non-enclosed gases, e.g. into the atmosphere

Description

本発明は、イオン化電源の計器の自己較正のための方法と装置に関する。
(関連出願に対する相互参照)
本出願は、「Method And Apparatus For Self Calibrating Meter Movement For Ionization Power Supplies」という名称の2007年11月19日付けで出願された米国仮特許出願第60/003,797号の利益を主張するものであり、この内容は、本引用により、そのすべてが本明細書に包含される。
空気のイオン化は、非導電性材料及び絶縁された導体上において静電荷を生成又は除去する有効な方法である。空気イオナイザは、空気中において電荷の可動担体として機能する大量の正又は負のイオンを周辺雰囲気中に生成する。イオンは、空気を通じて流れるのに伴って、反対に帯電した粒子及び表面に吸引される。このプロセスを通じて、静電気に帯電した表面の生成又は中和を迅速に実現可能である。
空気のイオン化は、コロナ放電と呼ばれるプロセスにおいてイオンを生成する電気イオナイザを使用し、実行可能である。電気イオナイザは、電界が周辺空気の絶縁耐力を超える時点まで、尖った点の周辺の電界を強化することにより、空気イオンを生成する。電子が電極から周辺空気に流れる際に、負のコロナ放電が発生する。空気の分子から電極内への電子の流れの結果として、正のコロナ放電が発生する。
静電帯電システム、イオン化システム、又は交流(AC)又は直流(DC)電荷中和システムなどのイオナイザ装置は、イオン化バー、空気イオン化ブロア、空気イオン化ノズル、及びこれらに類似したものなどの多数の形態を有しており、且つ、正及び負のイオンを作業空間内又はエリアの表面上に放射することにより、静電荷を生成又は中和するべく利用される。イオン化バーは、通常、紙の印刷、高分子シート材料、又はプラスチックバッグの製造などの連続的なウェブ作業において使用される。空気イオン化ブロア及びノズルは、通常、静電放電(ElectroStatic Discharge:ESD)の影響を受け易いハードディスクドライブ、集積回路、及びこれらに類似したものなどの電子装置を組み立てる作業空間内において使用される。静電帯電システムは、通常、雑誌やルーズリーフ用紙などの紙製品を1つにピン留めするべく使用される。
イオナイザは、通常、高電圧電源によって電力供給される少なくとも1つのイオン化エミッタを含む。イオン化エミッタによって生成される電荷は、高電圧源を通じてイオン化エミッタに流入する電流に比例する。時間の経過に伴って、イオナイザは、ごみを蓄積する。イオナイザの性能を最適に維持するために、ごみを除去するべくイオナイザをクリーニングする必要がある。イオナイザがごみを蓄積するのに伴って、イオナイザの電荷が減少し、この結果、電源からイオナイザに流入する電流も減少することになる。従来、電源を通じてイオナイザに流入する電流は、電源からの合計電流の計測を許容する高電圧変圧器又は電源の帰還線(return leg)を使用することにより、計測可能である。
要すれば、本発明の実施例は、イオン化システム内のイオナイザの相対的な状態を決定する方法を具備する。その方法は、イオン化システムを較正モードに置き、1つ又は複数の調節範囲でイオン化システムを段階的に変化させ、それぞれの段階において較正データを収集し、較正データをメモリ内に保存し、イオン化システムを動作モードに置き、イオン化システムの出力に関するリアルタイムデータを収集し、リアルタイムデータを較正データと比較し、これらの間の差を決定し、差の値を使用し、イオナイザの相対的な状態を決定することを、含む。
本発明の更なる実施例は、イオン化システム内のイオナイザの相対的な状態を識別する装置を具備する。その装置は、較正モジュールと、イオン化システムを1つ又は複数の調節範囲で段階的に変化させるレンジモジュールと、を含む。第1収集モジュールは、それぞれの段階において較正データを収集し、較正データをメモリ内に保存する。動作モジュールは、イオン化システムを動作モードに置く。第2収集モジュールは、イオン化システムの出力に関するリアルタイムデータを収集する。比較モジュールは、リアルタイムデータを較正データと比較し、システムの動作ポイントに基づいて、これらの間の差の値を決定し、且つ、差の値を使用してイオナイザの相対的な状態を決定する。
以上の概要、並びに、本発明の好適な実施例に関する以下の詳細な説明については、添付の図面との関係において参照された際に、更に理解することができよう。本発明の例示を目的とし、添付図面には、現時点において好ましい実施例が示されている。但し、本発明は、図示の構成及び方法そのままに限定されるものではないことを理解されたい。
本発明の好適な実施例によるバイポーラパルスイオン化システムの概略ブロック図である。 本発明の好適な実施例によるイオン化システムの較正データの収集と関連するフローチャートである。 本発明の好適な実施例によるイオン化システムのセットポイント調節を伴うリアルタイムサンプリングの収集及び比較プロセスと関連するフローチャートである。 本発明の好適な実施例によるイオン化システムの固定されたセットポイントを伴うリアルタイムサンプリングの収集及び比較プロセスと関連するフローチャートである。 本発明の好適な実施例によるイオン化システムの計器の図である。 本発明の好適な実施例によるイオン化システムのベースライン値及び調節範囲の表である。
本明細書に使用される特定の用語は、便宜のためのものに過ぎず、本発明に対する限定として解釈されてはならない。添付図面においては、いくつかの図において、同一の参照符号を使用して同一の要素を表記している。
図1は、本発明の一実施例によるイオン化装置10の概略ブロックダイアグラムでる。イオン化装置の例は、静電帯電システム、イオン化システム、及び交流(AC)又は直流(CD)電荷中和システムを含む。イオン化装置10は、イオナイザ電源12を含み、これは、少なくとも1つの高電圧(HV)電源13を含む。HV電源13は、約3キロボルト(kV)〜約6kVのAC又はDC電圧を供給可能である。イオナイザ電源12は、制御装置又は制御装置モジュール14(以下、簡潔に「制御装置14」と呼ぶ)を更に含む。好適な一実施例においては、制御装置14は、マイクロプロセッサである。別の好適な実施例においては、制御装置14は、検知回路である。イオン化装置10は、図1にイオナイザバーとして示された少なくとも1つのイオン化エミッタ16を更に含む。エミッタ16は、コネクタシステム18によってイオナイザ電源12に接続されている。イオナイザ電源12は、入力電圧20を供給し、イオン化エミッタ16に電力を供給する。入力電圧20は、電圧レベル、電流レベル、周波数、最大電圧、最小電圧、最大電流、最小電流、又はパルス時間などの動作パラメータによって表現可能である。コネクタシステム18は、「High Voltage Power Supply Connector System」という名称の同時係属中の米国特許出願第11/763,270号に記述されているように、エミッタ16の1つ又は複数の特性をイオナイザ電源12内の制御装置14に提供可能であり、この特許出願の内容は、本引用により、本明細書に包含される。制御装置14は、HV電源13の1つ又は複数の動作パラメータを制御して接続されたエミッタ16の正しい設定を調節する検出ロジック22を有する。代替実施例においては、コネクタシステム18が、コネクタシステム18内に提供された特性に基づいてHV電源13内のアナログ制御電圧を直接的に変更するように、検出ロジック22をコネクタシステム18内に包含可能である。エミッタ又はイオナイザバー16が検出されない場合には、HV電源13は、好ましくは、出力電圧を自動的にシャットダウンする。
HV電源及びイオナイザを有するDC、パルス、又はACイオン化システムは、通常、システムの相対的な性能を示すべく計器又は棒グラフ表示を有する。イオナイザが動作するのに伴って、ごみ及びほこりが収集され、この結果、電荷を中和するイオナイザの能力が低下する可能性があることから、これらのタイプのインジケータは重要である。このごみは、絶縁性であることも導電性であることもあり、これらは、それぞれ、イオナイザバーからの電流の流れを制限するか又は増大させる。現時点において入手可能であるシステムは、ポテンショメーターを使用して手動で調節されており、これは、エンドユーザーにとって、わかりにくく、且つ/又は、面倒であろう。
本発明の1つ又は複数の好適な実施例によれば、制御装置14を有するイオン化システム10を開発することにより、ボタンに触れることによって計器を較正することができる。制御装置14は、好ましくは、すべての用途及び範囲について十分なダイナミックレンジを有するように設計される。基本的に、制御装置14は、好ましくは、電流の流れが本質的に異なる様々な長さのバーにおいてデータを正確に収集すべく十分なレンジを含む。計器を較正すべく、制御装置14は、イオン化システム10の出力においてベースライン情報を収集する。内部に保存された動作ポイント又はステップのレンジに従って、イオナイザ電源12は循環的に動作する。それぞれの動作ポイント又はステップにおいて、値をデータポイントとして記録し、内部に保存する。記録された値に基づいて、スケーリング式を生成し、計器に適用する。計器は、無線、デジタルポート、又はアナログ出力を使用し、制御装置14によって制御される。調節範囲は、高速、ハイブリッド、及び遠距離という動作モードの1つであるか又は組み合わせであってよい。
この技法の1つ又は複数の好適な用途においては、複数の動作ポイントにおいて、ベースライン電流を計測し、保存する。ベースラインレベルにおいてフルスケールを読み取るべく、計器を調節する。ベースライン電流からの相対的な増大又は減少は、レベルの減少として計器上に示される。ベースライン電流からの相対的な増大及び減少は、イオナイザにおける導電性のごみに起因した実際の増大又は絶縁性のごみに起因した減少が存在するかどうかとは無関係に、減少として示される。両方のタイプのごみは、結果的に電荷を中和させるイオナイザの能力を劣化させる負の効果をもたらすため、これらは、このような方式で示される。代表的な用途においては、これは、導電性又は絶縁性のごみ又はほこりのいずれかに起因したイオナイザバーの効率の減少を示すことにより、ユーザーを支援している。ベースラインレベルからのごみ又はほこりの相対的なレベルを示すディスプレイ又はその他の効率性に関するインジケータなどのその他の表示ディスプレイも、本発明の範囲に属している。
図1を再度参照すれば、イオナイザ電源12は、ユーザー入力、センサデータ、マイクロプロセッサデータ、又はその他のリモートデータを含む1つ又は複数の供給源から入力24を受信する。ユーザー、センサ、又はマイクロプロセッサからのデータに応答し、システムは、中和の目標領域26に関するデータを収集する。好適な実施例においては、イネーブル信号28によって高電圧パルスのタイミングを設定している。Vprogram+/−信号30によって出力レベルを設定している。好適な実施例においては、センサ32によって中和の目標領域又は移動ウェブに関するデータを収集している。
図2は、較正データの収集を示すフローチャートである。入力は、ユーザー、マイクロプロセッサ、或いは、イオン化システム10に結合された又はこれと一体であるその他の装置から受信される。フローチャートに示された例においては、較正ボタンを押下し、較正モードに入る224。この後に、較正モジュール又はシーケンス240が起動される。このシーケンスにおいては、イオナイザに対する高電圧電源の1つ又は複数のポイントにおいて、イオナイザの複数のベースライン出力電流を計測する。これらの出力計測は、計測ポイントのそれぞれにおけるベースライン較正データとしてコンパイルされる。計測ポイントは、予めプログラムされた、或いは、ユーザー、マイクロプロセッサ、又はイオン化システムに結合された又はこれと一体であるその他のコネクタシステムによってプログラム可能であるセットポイントである。好ましくは、範囲を均一に分割してセットポイントを決定することにより、メモリ内のセットポイントは、すべての設定範囲をカバーする。一実施例においては、ベースライン電流データをコンパイルすべく、250個のセットポイントがメモリ内に保存されている。それぞれのポイントにおいて、ベースライン電流を計測し、保存する248。
図1及び図2を参照すれば、選択された電離バーのベースラインデータの較正を開始する入力を受信する。好適な実施例においては、較正シーケンスを開始し240、複数のポイントにおけるイオナイザの出力電流をそれぞれのポイントにおいて計測し、保存する。これらのポイント、即ち、セットポイントは、メモリから、又は入力源から取得可能である258。セットポイントは、すべての設定範囲をカバーしている。すべての設定範囲をカバーすべく、範囲を均一に分割し、セットポイントを決定する。好適な実施例においては、100〜300個のセットポイントの範囲をセットポイントの配列260として計測し、保存する。更に好適な実施例においては、250個のセットポイントを計測し、保存する。電源をポイントのそれぞれのものに対して設定し262、ポイントのそれぞれのものにおいてデータをサンプリングする264。データを収集し、選択されたイオナイザバーのベースライン値をコンパイルする。実施すべき更なるセットポイントが存在しておらず246、且つ、ポイントのそれぞれのものにおいてデータが収集された際に、較正データを保存する248。その他の好適な実施例においては、収集プロセスにおいてデータを保存する。このプロセスは、選択されたイオナイザに対して電源を較正する。好適な実施例においては、較正の際には、ユーザー、センサ、又はマイクロプロセッサ入力に応答するプロセスが一時停止される。更には、この較正の際には、電流の出力値を、選択されたイオナイザバーのベースライン値に対してリセットする245。その後、電源は、その正常な動作に復帰する249。
図3は、第2収集モジュールと関連するフローチャートであり、これは、リアルタイムサンプリングの収集であって、比較モジュール又は比較プロセスにも関係付けられており、本発明の好適な実施例によるイオン化システムのセットポイント調節を伴っている。図3には、保存された較正データがそれぞれのループにおいて呼び出されるように、ループ内にセットポイント調節が存在している。読み出されるデータポイントは、適用されるセットポイント又は動作ポイントに最も近い電源によって取得されたポイントである。図4は、固定されたセットポイントによるリアルタイムサンプリングの収集及び比較プロセスと関連するフローチャートであり、この場合には、1つの保存された較正値448、即ち、固定されたセットポイント又は動作ポイントに最も近いもののみが使用される366。図3及び図4における実質的に類似した段階は、同一の参照符号によって表現されている。本発明の好適な実施例によれば、電源は、アナログ/デジタル読み取り値を継続的にサンプリングしている364。サンプリングは、継続的又は間欠的であってよい。計測されたセットポイントに基づいて、そのセットポイントについて保存されたベースライン値から、そのセットポイントの較正データを取得する368。保存された値及びセットポイントにおけるリアルタイムの読み取り値から、百分率差の絶対値を算出する370。好適な実施例においては、取得されたIcalは、そのセットポイントにおけるベースライン較正計測値である。取得されたIcalには、100%の値が割り当てられる。100%からの誤差を算出する。好適な実施例においては、差を決定するべく使用される計算は、次式のとおりである。
D=[Ical−Irt
ここで、IDは、ベースライン較正計測値(Ical)からリアルタム計測値(Irt)を減算したものの絶対値である。ベースライン較正からの百分率差E%は、次式によって算出される372。
E%=100*(1−(ID/Ical
百分率差を算出した際に、イオナイザ電源のメーター又はディスプレイが更新される374。又、イオナイザ電源に接続されたユーザーインターフェイスも更新され、百分率差E%を表示する。百分率差E%を、選択されたイオナイザバーの閾値限度と比較する376。閾値限度を超過している際には、クリーンバーインジケータを点灯させる378。本発明の様々な好適な実施例においては、イオナイザバーのクリーニングを要する限度の閾値は、ユーザー、センサ、マイクロプロセッサによって構成可能であり、或いは、イオナイザ電源に結合された又はこの内部に配置されたソフトウェアによって設定可能である。本発明の好適な実施例においては、電流は、ディスプレイ上において監視されており、且つ、クリーンバーインジケータは、電流がIcalの較正値から60%のE%だけ逸脱した際に、点灯される。
図5は、イオン化システムの計器の図である。図5は、本発明の計器の詳細及びクリーンバーインジケータを表示する1つの好適なユーザーインターフェイス500を示している。図5の計器インジケータにおいては、内部百分率スケール550が右側に表示され、且つ、内部百分率スケールに対して数値が割り当てられており、これらの数値は、単純な数値スケール552上において、イオナイザのベースライン較正からのイオナイザのリアルタイム出力の逸脱の低いものから高いものまでの優先順位を示している。百分率差の増大に伴って、一連のインジケータライト554が、最低から最高に向かって点灯される。ポイントの百分率差が閾値限度を超過している際には、クリーンバーライト556が点灯される。イオナイザバーがクリーニングされた際には、システムは、リセットされる。いくつかの好適な実施例においては、イオナイザバーのクリーニングを伴うことなしに、システムをリセットすることができる。
図6は、イオン化システムのベースライン値及び調節範囲の表600である。本発明の好適な実施例においては、電源は、装着されたイオナイザバーのタイプを設定する。好適な実施例においては、電源は、コネクタシステムを使用し、装着されたバーのタイプを自動的に設定している。この実施例においては、イオナイザバーのタイプは、異なる動作距離について最適化された異なるピン間隔を有している。電源は、図6の表6に示されているように、異なる周波数及び出力電圧においてバーを動作させる。較正を開始する前に、イオナイザバーを望ましい場所に設置することを要する。較正の際には、アナログ/デジタル読み取り値を収集する。これらの読み取り値は、新しい条件又はベースライン条件におけるバーの性能を反映しており、且つ、設備のその他のファクタをも反映している。例えば、このような1つのファクタは、接地された金属表面に対するバーの近接性であろう。考慮及び補償対象であるその他のファクタは、イオナイザバーの長さを含む。バーが短いほど、少ない数のエミッタピンを具備し、且つ、低い電流において動作し、バーが長いほど、多くの数のピンを具備し、且つ、大きな電流において動作する。自動較正サイクルにおいては、このファクタが反映され、且つ、必要に応じて、ベースラインデータにおいて補正される。イオナイザ電源は、設置の際にイオナイザバーの性能を計測するため、イオナイザ電源は、較正を使用し、ユーザーインターフェイス又はユーザーディスプレイを含む図5の計器を自動的にスケーリングすることができる。ポテンショメーターを調節するか又はその他の方法で電源を「微調整」する必要はない。
当業者には、この発明の概念を逸脱することなしに、前述の実施例に変更を加えることができることを理解するであろう。従って、本発明は、開示された特定の実施例に限定されるものではなく、本発明は、添付の請求項によって定義された本発明の精神及び範囲内の変更を含むべく意図されていることを理解されたい。

Claims (26)

  1. イオン化システム内のイオナイザの相対的な状態を決定する方法であって、
    a)前記イオン化システムを較正モードに置き、
    b)前記イオン化システムを1つ又は複数の調節範囲で段階的に変化させ、
    c)それぞれの段階において較正データを収集し、前記較正データをメモリ内に保存し、
    d)前記イオン化システムを動作モードに置き、
    e)前記イオン化システムの出力に関するリアルタイムデータを収集し、
    f)前記リアルタイムデータを前記較正データと比較し、これらの間の差の値を決定し、
    g)前記差の値を使用し、前記イオナイザの前記相対的な状態を決定すること、
    を具備する方法。
  2. 前記出力は、前記イオン化システムの出力電流である請求項1記載の方法。
  3. 前記調節範囲の1つは、前記イオン化システムの出力電圧である請求項1記載の方法。
  4. 前記調節範囲の1つは、前記イオン化システムのデューティサイクルである請求項1記載の方法。
  5. 前記調節範囲の1つは、前記イオン化システムの周波数である請求項1記載の方法。
  6. 前記イオン化システムの出力電圧及び前記イオン化システムのデューテイサイクルを含む少なくとも2つの調節範囲で前記イオン化システムは段階的に変化させられる請求項1記載の方法。
  7. 前記差の値を使用し、前記相対的なイオナイザ状態のインジケータを制御することを更に具備する請求項1記載の方法。
  8. 前記メモリは、不揮発性メモリであり、これにより、前記較正データは、前記イオナイザに対する電力が遮断された場合にも、保存された状態に留まる請求項1記載の方法。
  9. 前記イオナイザは、1つ又は複数のイオン化ピンを含み、前記方法は、前記イオン化ピンがクリーニングされた後に、段階(a)〜(g)を反復することを更に具備する請求項1記載の方法。
  10. 前記イオナイザは、中和イオナイザである請求項1記載の方法。
  11. 前記較正は、ユーザーインターフェイスから受信される請求項1記載の方法。
  12. 段階(f)において、前記リアルタイムデータと前記較正データの前記比較は、前記イオン化システムの動作ポイントに最も近い前記収集された較正データの較正値を使用して実行される請求項1記載の方法。
  13. 段階(f)において、前記リアルタイムデータと前記較正データの前記比較は、固定されたセットポイントである保存された較正値を使用して実行される請求項1記載の方法。
  14. イオン化システム内のイオナイザの相対的な状態を識別する装置であって、
    a)較正モジュールと、
    b)前記イオン化システムを1つ又は複数の調節範囲で段階的に変化させる範囲モジュールと、
    c)それぞれの段階において較正データを収集し、前記較正データをメモリ内に保存する第1収集モジュールと、
    d)前記イオン化システムを動作モードに置く動作モジュールと、
    e)前記イオン化システムの出力に関するリアルタイムデータを収集する第2収集モジュールと、
    f)前記リアルタイムデータを前記較正データと比較し、前記システムの動作ポイントに基づいて、これらの間の差の値を決定し、前記差の値を使用して前記イオナイザの前記相対的な状態を決定する比較モジュールと、
    を具備する装置。
  15. 前記出力は、前記イオン化システムの出力電流である請求項14記載の装置。
  16. 前記調節範囲の1つは、前記イオン化システムの出力電圧である請求項14記載の装置。
  17. 前記調節範囲の1つは、前記イオン化システムのデューティサイクルである請求項14記載の装置。
  18. 前記調節範囲の1つは、前記イオン化システムの周波数である請求項14記載の装置。
  19. 前記範囲モジュールは、前記イオン化システムの出力電圧及び前記イオン化システムのデューティサイクルを含む少なくとも2つの調節範囲で前記イオン化システムを段階的に変化させる請求項14記載の装置。
  20. 前記相対的なイオナイザ状態のインジケータを制御するために前記比較モジュールの前記差の値が使用される請求項14記載の装置。
  21. 前記メモリは、不揮発性メモリであり、これにより、前記較正データは、前記イオナイザに対する電力が遮断された場合にも、保存された状態に留まる請求項14記載の装置。
  22. 前記イオナイザは、1つ又は複数のイオン化ピンを含む請求項14記載の装置。
  23. 前記イオナイザは、中和イオナイザである請求項14記載の装置。
  24. 前記較正データは、ユーザーインターフェイスから受信される請求項14記載の装置。
  25. 前記比較モジュールは、比較のために、前記イオン化システムの動作ポイントに最も近い前記収集された較正データの較正値を呼び出す請求項14記載の装置。
  26. 前記比較モジュールは、比較のために、固定されたセットポイントである保存された較正値を呼び出す請求項14記載の装置。
JP2008294448A 2007-11-19 2008-11-18 イオン化電源の計器の自己較正のための方法及び装置 Active JP5301957B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US379707P 2007-11-19 2007-11-19
US61/003,797 2007-11-19
US12/266,102 US8039789B2 (en) 2007-11-19 2008-11-06 Method and apparatus for self calibrating meter movement for ionization power supplies
US12/266,102 2008-11-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009135102A JP2009135102A (ja) 2009-06-18
JP5301957B2 true JP5301957B2 (ja) 2013-09-25

Family

ID=40340817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008294448A Active JP5301957B2 (ja) 2007-11-19 2008-11-18 イオン化電源の計器の自己較正のための方法及び装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8039789B2 (ja)
EP (1) EP2061125B1 (ja)
JP (1) JP5301957B2 (ja)
KR (1) KR101511726B1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011007136A1 (de) 2011-04-11 2012-10-11 Hildebrand Technology AG Antistatikvorrichtung und zugehöriges Betriebsverfahren
US8681470B2 (en) * 2012-08-22 2014-03-25 Illinois Tool Works Inc. Active ionization control with interleaved sampling and neutralization
JP5956317B2 (ja) * 2012-11-28 2016-07-27 シャープ株式会社 荷電粒子発生装置
US20150258587A1 (en) * 2014-03-15 2015-09-17 Cleveland W. Alleyne System and method for deep cleaning water ionizers
US9356434B2 (en) 2014-08-15 2016-05-31 Illinois Tool Works Inc. Active ionization control with closed loop feedback and interleaved sampling
WO2019148095A1 (en) * 2018-01-27 2019-08-01 Static Clean International, Inc. Static-neutralization system and high-voltage power supply for use in conjunction therewith

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4809127A (en) 1987-08-11 1989-02-28 Ion Systems, Inc. Self-regulating air ionizing apparatus
JPH0612718B2 (ja) 1990-03-14 1994-02-16 春日電機株式会社 除電器のイオンバランス制御装置
US5250906A (en) 1991-10-17 1993-10-05 Granville-Phillips Company Ionization gauge and method of using and calibrating same
US5703360A (en) * 1996-08-30 1997-12-30 Hewlett-Packard Company Automated calibrant system for use in a liquid separation/mass spectrometry apparatus
US6130815A (en) * 1997-11-10 2000-10-10 Ion Systems, Inc. Apparatus and method for monitoring of air ionization
US5930105A (en) 1997-11-10 1999-07-27 Ion Systems, Inc. Method and apparatus for air ionization
US6252756B1 (en) 1998-09-18 2001-06-26 Illinois Tool Works Inc. Low voltage modular room ionization system
JP4057795B2 (ja) 2001-07-02 2008-03-05 春日電機株式会社 除電器のクリーニング時期表示装置
FR2832546B1 (fr) * 2001-11-20 2008-04-04 Centre Nat Rech Scient Dispositif de reglage d'un appareil de generation d'un faisceau de particules chargees
JP2004127858A (ja) * 2002-07-31 2004-04-22 Sunx Ltd 除電装置
US6998846B2 (en) 2002-11-01 2006-02-14 Visteon Global Technologies, Inc. Ignition diagnosis using ionization signal
US6985346B2 (en) 2003-01-29 2006-01-10 Credence Technologies, Inc. Method and device for controlling ionization
US7064318B2 (en) 2003-08-26 2006-06-20 Thermo Finnigan Llc Methods and apparatus for aligning ion optics in a mass spectrometer
US7180722B2 (en) 2004-06-24 2007-02-20 Illinois Tool Works, Inc. Alternating current monitor for an ionizer power supply
US7828586B2 (en) 2007-06-14 2010-11-09 Illinois Tool Works Inc. High voltage power supply connector system

Also Published As

Publication number Publication date
US20090127452A1 (en) 2009-05-21
US8039789B2 (en) 2011-10-18
EP2061125A3 (en) 2012-11-07
EP2061125B1 (en) 2014-03-05
KR101511726B1 (ko) 2015-04-13
EP2061125A2 (en) 2009-05-20
KR20090051702A (ko) 2009-05-22
JP2009135102A (ja) 2009-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5301957B2 (ja) イオン化電源の計器の自己較正のための方法及び装置
EP1647776A2 (en) Apparatus and method for controlling air cleaning
US6259591B1 (en) Apparatus and method for monitoring of air ionization
US7833322B2 (en) Air treatment apparatus having a voltage control device responsive to current sensing
US8681470B2 (en) Active ionization control with interleaved sampling and neutralization
KR101950491B1 (ko) 기능성 에어필터를 포함하는 공기정화기 및 그 동작 방법
EP1647777A2 (en) Apparatus and method for controlling air cleaning in an air conditioner
JP2008059795A (ja) イオン発生装置
JP2008196952A (ja) コロナ放電型イオナイザの検査方法及び検査装置
JP2003178899A (ja) イオン化装置用電源の電流制御回路
WO2013187383A1 (ja) 除電装置
US9356434B2 (en) Active ionization control with closed loop feedback and interleaved sampling
JP6688257B2 (ja) 帯電プレートモニタ装置
US20200188931A1 (en) Electronic device with advanced control features
JP2000356664A (ja) 電極のアレイを試験するための装置及び方法
JP7275548B2 (ja) 電気集塵機
JP2024029884A (ja) 絶縁劣化検出装置
JP6364616B2 (ja) 電気集塵装置
JP3117459U7 (ja)
JP2008157781A (ja) イオナイザの除電性能評価方法
EP2775577A1 (en) Ionization apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110902

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5301957

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250