JP5299608B2 - 光計測及びプロファイルモデルと重要プロファイル形状との相関を用いた自動プロセス制御 - Google Patents

光計測及びプロファイルモデルと重要プロファイル形状との相関を用いた自動プロセス制御 Download PDF

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Description

本願は概して、半導体ウエハ上に形成された構造体の光計測に関する。より具体的には、本願は、光計測及びプロファイルモデルと重要プロファイル形状との相関を用いた自動プロセス制御に関する。
半導体製造では、品質を保証するために、周期回折格子が一般的に用いられる。たとえば周期回折格子に係る一の典型的な利用には、半導体チップの動作構造近傍に周期回折格子を製造する工程が含まれる。続いて周期回折格子は電磁波放射線によって照射される。その周期回折格子によって偏向されるその電磁波放射線は、回折信号として得られる。続いてその回折信号が解析されることで、周期回折格子ひいては半導体チップの動作構造が仕様に従って製造されているか否かが決定される。
一の従来システムでは、周期回折格子を照射することによって得られる回折信号(計測された回折信号)は、シミュレーションによる回折信号のライブラリと比較される。ライブラリ中の各シミュレーションによる回折信号は、仮説プロファイルと関連する。測定された回折信号とライブラリ中の各シミュレーションによる回折信号のうちの1つとが一致するとき、そのシミュレーションによる回折信号と関連する仮説プロファイルは、その周期回折格子の実際のプロファイルを表すものと推定される。
米国特許第6913900号明細書 米国特許第6891626号明細書 米国特許第10/608300号明細書 米国特許第11/061303号明細書
シミュレーションによる回折信号を生成するのに用いられる仮説プロファイルは、検査される構造体を特徴付けるプロファイルモデルに基づいて生成される。よって光計測を用いてその構造体のプロファイルを正確に決定するためには、その構造体を正確に特徴付けるプロファイルモデルが用いられなければならない。
1以上のプロセス工程及び1以上のプロセスパラメータを有するウエハ成膜では、ウエハ上への構造体の製造のプロセス工程は、1組のプロファイルモデルと1以上の重要プロファイル形状の変数との相関を決定することによって制御される。各プロファイルモデルは、構造体の形状を特徴付ける1組のプロファイルパラメータを用いて定義される。様々なプロファイルパラメータの組が、その組内でプロファイルモデルを定義する。1以上の重要プロファイル形状変数は、1以上のプロファイルパラメータ又は1以上のプロセスパラメータを有する。1のプロファイルモデルは、プロファイルモデルの組から選択される。そのプロファイルモデルの組は、前記相関、及び構造体の製造に用いられるウエハへの応用のプロセスに係る少なくとも1の重要プロファイル形状変数の値に基づく。構造体は、プロセス工程及び少なくとも1の重要プロファイル形状変数の値を用いることによって、第1製造プロセスクラスタ内で製造される。測定回折信号は、構造体を回折したときに得られる。その構造体の1以上のプロファイルパラメータは、測定回折信号及び選択されたプロファイルモデルに基づいて決定される。その1以上の決定されたプロファイルパラメータは、第1製造プロセスクラスタ又は第2製造プロセスクラスへ送られる。
本発明の説明を補助するため、本発明の基本的な考え方を応用したものを図示するのに半導体ウエハが用いられて良い。本方法及びプロセスは、繰り返し構造を有する他の作業部位にも同様に適用される。さらに本願では、特に言及がなければ構造という語は、パターニングされた構造を指す。
図1Aは、典型的な実施例を図示する概略図である。この実施例では光計測は、半導体ウエハ上の構造のプロファイルを決定するのに用いられて良い。光計測システム40は計測ビーム源41を有し、そのビーム源41はウエハ47が有する最大の構造59にビーム43を照射する。計測ビーム43は、ターゲット構造59へ向けて入射角θで照射され、回折角θで回折される。回折ビーム49は、計測ビーム受光器51によって計測される。回折ビームデータ57は、プロファイル適用サーバー53へ伝送される。プロファイル適用サーバー53は、計測された回折ビームデータ57と、ターゲット構造の限界寸法と解像度との様々な組み合わせを表す、シミュレーションによって得られた回折ビームデータのライブラリ60とを比較する。一の典型的実施例では、計測された回折ビームデータ57と最もよく一致するライブラリ60の事例が選ばれる。たとえ本発明の基本的な考え方及び原理を例示するのに、回折スペクトル又は信号及びそれに関連する仮定プロファイルのライブラリが頻繁に用いられるとしても、本発明は、シミュレーションによる回折信号及びそれに関連するプロファイルパラメータの組を有するデータ空間へも同様に適用される。データ空間とはたとえば、回帰分析、ニューラルネット及びプロファイル抽出に用いられる同様の方法である。仮定プロファイル及びそれに関連する選ばれたライブラリ60の事例の限界寸法は、ターゲット構造59に係る部位の実際の断面プロファイル及び限界寸法に対応すると推定される。光計測システム40は、リフレクトメータ、エリプソメータ、又は回折ビーム又は信号を計測する他の光計測装置を用いて良い。光計測システムは、特許文献1で説明されている。光計測においてライブラリの使用を要しない、本発明の他の典型的な実施例については後述する。
シミュレーションによる回折信号は、マクスウエル方程式を適用して、数値解析手法を用いてマクスウエル方程式を解くことによって生成されて良い。数値解析手法には、厳密結合波解析(RCWA)のバリエーションを含む様々な手法が用いられて良いことに留意して欲しい。RCWAのより詳細な記載については、特許文献2を参照のこと。
シミュレーションによる回折信号はまた、機械学習システム(MLS)を用いて生成されても良い。シミュレーションによる回折信号のライブラリを生成する前に、既知の入出力データを用いてMLSが訓練される。一の典型的実施例では、シミュレーションによる回折信号は、たとえば逆誤差伝播法、動径基底関数法、サポートベクタ、カーネル回帰等の機械学習アルゴリズムを用いたMLSを用いて生成されて良い。機械学習システム及びアルゴリズムについては、特許文献3でより詳細に説明されている。
本明細書では“1次元構造”という語は、1次元にのみ変化するプロファイルを有する構造を指す。たとえば図1Bは、1次元(つまりx方向)に変化するプロファイルを有する周期回折格子を図示している。図1Bに図示されている周期回折格子のz方向でのプロファイルは、x方向の関数として変化する。しかし図1Bに図示された周期回折格子のプロファイルは、y方向では実質的に均一又は連続的であると推定される。
本明細書では“2次元構造”という語は、少なくとも2次元的に変化するプロファイルを有する構造を指す。たとえば図1Cは、2次元(つまりx方向及びy方向)に変化するプロファイルを有する周期回折格子を図示している。図1Cに図示されている周期回折格子のプロファイルは、y方向で変化する。
以降での図2A、図2B及び図2Cについての議論は、光計測モデル化を行うための2次元繰り返し構造の評価について説明する。図2Aは、2次元繰り返し構造のユニットセルの典型的な直交グリッドの上面を図示している。仮定的グリッド線は、繰り返し構造の上面で重なる。ここでグリッド線は周期方向に沿って引かれている。仮説グリッド線はユニットセルと呼ばれる領域を形成する。ユニットセルは、直交するように配置されて良いし、又は直交しないように配置されても良い。2次元繰り返し構造は、ユニットセル内部に特徴部位を有して良い。特徴部位とはたとえば、繰り返し柱、コンタクトホール、ビア、又はそれら2以上の形状を組み合わせたものである。さらにその特徴部位は、様々な形状を有して良く、かつ凹面若しくは凸面部位、又は凹面及び凸面部位との結合であって良い。図2Aを参照すると、繰り返し構造300は、直交するように備えられている穴を有するユニットセルを有する。ユニットセル302は、全ての特徴部位及び部品をその内部に有し、基本的にはユニットセル302のほぼ中心に穴304を有する。
図2Bは2次元繰り返し構造の上面を図示している。ユニットセル310は凹面の楕円穴を有する。図2Bでは、ユニットセル310は、楕円穴を有する部位320を有する。その楕円穴の大きさは、その底部へ進むに従って徐々に小さくなる。その構造を特徴付けるのに用いられるプロファイルパラメータは、X方向のピッチ312及びY方向のピッチ314を有する。それに加えて、部位320の上部を表す楕円の主軸316、及び部位320の底部を表す楕円316の主軸318は、部位320を特徴付けるのに用いられて良い。さらに部位上部と部位底部との間にある中間部の主軸及び上部楕円、中間部楕円又は底部楕円の短軸(図示されていない)が用いられても良い。
図2Cは、2次元繰り返し構造の上面を特徴付ける典型的な方法である。ユニットセル330は部位332及び上から見てピーナッツ形状を有する島を有する。一のモデル化方法は、部位332を、変数又は楕円及び多角形の組み合わせによって近似する手順を有する。さらに部位322の上面から見た形状の変化を解析した後に、2つの楕円である楕円1、楕円2、及び2つの多角形である多角形1、多角形2が十分に部位332を特徴付けるということが分かったと仮定する。よって、2つの楕円及び2つの多角形を特徴付けるのに必要なパラメータは:楕円1についてT1及びT2;多角形1についてT3、T4及びθ;多角形2についてT4、T5及びθ;楕円2についてT6及びT7;の9個である。他多くの形状の組み合わせが、ユニットセル330内の部位332の上面を特徴付けるのに用いられて良い。2次元繰り返し構造のモデル化についての詳細な説明については、特許文献3を参照のこと。
図3は、ウエハ成膜においてウエハ上に製造される構造体についての1以上のプロファイルパラメータを決定する典型的なフローチャートである。ウエハ成膜は、1以上のプロセス工程及び1以上のプロセスパラメータを有する。
工程350では、ウエハ上の積層体の層が特徴付けられる。典型的には、ウエハ構造の積層体の層は、材料の種類、屈折率、及び各層の厚さを特定することによって特徴付けることができる。係る層は、ウエハ構造に属する如何なる薄膜をも含む。層に用いられる材料の種類は一般に、成膜レシピ中で特定される。屈折率n及び消散係数kを有する複素屈折率は、経験的データから得られるか、又は散乱計測装置を用いて測定される。工程350は、用途によっては、たとえば積層体の層が事前に分かっているようなときには、省略されて良い。
図4Aは、ウエハ構造の層のデータを取得して統合する工程の典型的なフローチャートである。工程400では、積層体中の層の経験的データによる厚さが得られる。各層の厚さは一般的に、公称厚さ及び厚さの範囲うちの高い値と低い値で表される。工程410では、積層体の層が、たとえばエリプソメータ、リフレクトメータ等の散乱計測装置によって測定される。複数回の層の測定が統計的アルゴリズムを用いて処理されることで、公称厚さ及び厚さの範囲うちの高い値と低い値が決定される。工程420では、層のデータは、製造プロセスシミュレータを用いることによって得られて良い。プロセスシミュレータの例には、シルバコ・インターナショナル(Silvaco International)のアテナ(Athena)(商標)、KLA−テンコール(Tencor)のプロリス(Prolith)(商標)、シグマ−C有限会社(Sigma−C Gmbh)のソリッド−C(Solid−C)、及びシノプシス(Synopsis)のTCAD(商標)が含まれる。工程430では、ウエハ成膜用レシピに含まれる仕様を含む様々な情報源が統合されることで、構造体の層が特徴付けられる。
図3を参照すると、工程352では、1組のプロファイルモデルと1以上の重要プロファイル形状変数との相関が明らかにされる。各プロファイルモデルが1組のプロファイルパラメータを用いて定義されることで、構造体の形状が特徴付けられて良い。たとえばプロファイルモデルに係るプロファイルパラメータの組は、長方形、台形、2重台形、又は3重台形を特徴付けることが可能である。構造体の形状は、円形上部、T字上部、アンダーカット又はフーチングの特徴を有して良い。
様々なプロファイルパラメータの組が、その組のプロファイルモデルを定義する。たとえば一のプロファイルモデルを定義する一の組のプロファイルパラメータは、底部の幅に係るパラメータ、上部の幅に係るパラメータ、及び高さに係るパラメータを有して良い。他のプロファイルモデルを定義する他の組のプロファイルパラメータは、底部の幅に係るパラメータ、中間部の幅に係るパラメータ、上部の幅に係るパラメータ、及び高さに係るパラメータを有して良い。
1以上の重要プロファイル形状変数は、1以上のプロファイルパラメータ及び1以上のプロセスパラメータを有する。たとえば1以上の重要プロファイル形状変数は、プロファイルパラメータ(たとえばプロセス工程で用いられるマスクの大きさ、構造体に係る1以上の限界寸法、構造体の高さ及び/若しくは側壁角度、又はコンタクトホールの主軸及び/若しくは短軸)のみを有しても良いし、プロセスパラメータ(たとえばフォトリソグラフィの照射量及び/若しくは焦点、エッチングプロセスのエッチャント、エッチングチャンバ圧力及び/若しくは温度、化学気相成長のチャンバ圧力及び/若しくは先駆体蒸気の種類、又はCMPプロセス中でのCMP工程を行う時間の長さ)のみを有しても良いし、あるいはプロファイルパラメータとプロセスパラメータの両方を有しても良い。
1組のプロファイルモデルと1以上の重要プロファイル形状変数との相関を明らかにする典型的方法が、図4Bに図示されている。図4Bを参照すると、工程450では、構造体の計測を必要とする製造プロセス工程が特定される。たとえばフォトリソグラフィでの現像、エッチング、物理気相成長(PVD)、化学気相成長(CVD)、イオン注入及び拡散、CMP、及びフォトレジスト剥離のように、材料の追加又は削除を行う製造プロセス工程は一般的に、計測を必要とする。たとえば乾燥や熱処理のような工程は一般的に計測を必要としない。
図4Bの工程455では、プロセス工程後の構造の蓋然的形状を特徴付けるプロファイルモデルの組が決定される。この工程を図示するため、フォトリソグラフィプロセスを含む図5A、図5B、及び図5Cについて論じる。図5Aは、フォトリソグラフィ装置500の典型的な構造図である。構造体の蓋然的形状は、プロセスパラメータの値に関連づけられる。ステッパ(図示されていない)は、集光レンズ512を介してビーム502をウエハ504内の位置に投影する。ウエハ504は、上部層であるフォトレジスト506、底部反射防止コーティング(BARC)508、及び基板510を有する。ステッパは、後でフォトレジスト506を現像するように、フォトレジスト506でビーム502を集光するように設定される。
図5Bは、浅溝素子分離(STI)成膜におけるフォトリソグラフィプロセスでのレジスト露光に用いられるビームプロファイルの典型的拡大図である。フォトレジスト506との接触点でのビームプロファイル520が、3箇所で示されている。フォトレジスト506が位置1でビーム502(図5A)に露光される場合、ビーム502(図5A)のプロファイルは、逆台形の形状522に近似される。露光されたフォトレジスト506の現像後、溝の蓋然的形状は、ビームプロファイル522、すなわち逆台形と相似になる。
さらに図5Bを参照すると、フォトレジスト506が位置2でビーム502(図5A)に露光される場合、ビーム502(図5A)のプロファイルは、長方形の形状524に近似される。露光されたフォトレジスト506の現像後、溝の蓋然的形状は、ビームプロファイル524、すなわち長方形と相似になる。フォトレジスト506が位置3でビーム502(図5A)に露光される場合、ビーム502(図5A)のプロファイルは、台形の形状526に近似される。露光されたフォトレジスト506の現像後、溝の蓋然的形状は、ビームプロファイル526、すなわち台形と相似になる。ビーム502(図5A)のプロファイル、ひいては溝の蓋然的形状は、ビーム502(図5A)の焦点に関連する。
図5Cは、ウエハ550内部の位置の関数としての構造体の蓋然的形状の分布を明らかにする焦点露光監視(FEM)ウエハ550の典型的構造図である。ウエハ550は、上から見てウエハ550の直径にわたって一連の測定位置554を有する。最も左側の測定位置570では、対応する溝560の形状が、逆台形として図示されている。右から3番目の測定位置572でも、溝の形状は依然として逆台形562である。しかし逆台形562では、平行な2辺のうちの上側の長い辺は、逆台形560での上側の長い平行な辺よりも短くなっている。最も右側の位置576では、溝のプロファイル形状は台形566に対応する。FEMウエハは、焦点及び露光すなわち照射量が、構造体の形状に大きく影響する重要プロファイル形状変数であることを示している。焦点及び照射量は焦点補正の際に測定され、それぞれμm及びmJ/cmで表される。
図4Bを参照すると、工程460では、製造プロセスに関連する重要プロファイル形状変数が決定される。工程470では、プロセス工程と、重要プロファイル形状変数と、プロファイルモデルとの相関が明らかとなる。
上述したように、フォトリソグラフィプロセスでは、重要プロファイル形状変数には、照射量及び/又は焦点が含まれると考えられる。フォトリソグラフィプロセスでは、重要プロファイル形状変数には、マスク内での穴の大きさ及び特定のレジストパラメータをも含まれると考えられる。特定のレジストパラメータとは、たとえば抑制因子濃度、拡散係数、Dillパラメータ、及び現像中での現像速度のようなものである。
エッチングプロセスでは、重要プロファイル形状変数には、エッチャントの種類、エッチングチャンバの圧力及び/又は温度、並びにプロファイルの初期プロファイルパラメータ値が含まれると考えられる。たとえば構造体の上部層のみがエッチングされる場合には、重要プロファイル形状変数には、その構造体の元の形状を特徴付けるプロファイルパラメータが含まれると考えられる。ここでエッチングされていない層の側壁角度及び上部幅は、エッチングが行われた後のその構造体の形状に最も大きな影響を及ぼす。
化学気相成長では、重要プロファイル形状変数には、チャンバの圧力及び/又は種類、並びに用いられた先駆体蒸気の流速が含まれると考えられる。同様にCMPプロセスでは、重要プロファイル形状変数には、CMPプロセスが実行される時間の長さが含まれると考えられる。
めっきのように単純に層を加えるようなプロセス工程、又は層の除去のようなプロセス工程では、構造体の最終形状でのプロセスパラメータの影響は小さい。よって重要プロファイル形状変数には、プロセス前の構造体の形状を特徴付けるプロファイルパラメータが含まれると考えられる。たとえば成膜中のビアが、めっき初期において長方形又は逆台形である場合には、その構造体の形状はめっき後であっても依然として長方形又は逆台形である。CMPでは、研磨初期での層直下の構造体の形状が台形である場合には、その形状は一般的に、CMPの終了時でも台形である。
複雑なエッチングプロセス工程によっては、重要プロファイル形状変数は、プロセスパラメータとプロファイルパラメータとの結合であると考えられる。たとえば構造体の初期形状が2重又は3重台形形状である場合には、エッチング後の最終形状は、エッチング時間、台形の厚さ、及び側壁角度によって決定されると考えられる。
重要プロファイル形状変数には、プロセス工程初期の構造体の形状を特徴付けるプロファイルパラメータが含まれると考えられる。重要プロファイル形状変数の値は、プロセス工程初期でのプロファイルパラメータの値であって良い。以降の例は、どのようにして底部CD及び側壁角度が、プロセス工程実行後の構造体のプロファイル形状に影響を及ぼすのかを示す。
マスクリソグラフィを用いた金属積層体のパターニング工程での、構造体のプロファイルパラメータからの重要プロファイル形状変数の選択が、図6A及び図6Bに図示されている。図6A及び図6Bは、重要プロファイル形状変数を明らかにする典型的構造図である。ここでの重要プロファイル形状変数は、金属積層体のパターニング工程前のウエハ構造の形状を特徴付けるプロファイルパラメータを有する。
具体的には、図6Aは、後続のエッチング工程が行われる前の、ガラス層588上の金属積層体586上のレジスト582を露光及び現像した後の、ウエハ構造580の典型的な図を示している。レジスト582は、側壁角度α及び底部CD584を有する。底部CD584は、台形形状のレジスト構造582の底部に対応する。側壁角度αの値及び底部CD584が、エッチング工程の初期に記録される。エッチング工程後に形成されたウエハ構造590が、図6Bに図示されている。図6Bでは、レジストはすべて除去され、金属積層体層586の一部は、レジスト582(図6A)底部の両側面から除去される。エッチング後に残る構造体586は、エッチングプロセスによって除去されたレジスト582(図6A)と同一の側壁角度αを有する台形プロファイルを有する。さらに図6Aのレジスト582の底部CDは、金属パターン586の上部CDと同一である。ガラス層588は、プロセス工程前と同一のまま残される。図6A及び図6Bに図示されたエッチング工程についての選択された重要プロファイル形状変数は、レジスト582の底部CD及びレジスト582の側壁角度αである。たとえば側壁角度αが90°に近い場合には、エッチング工程後の金属パターン586の形状は、長方形になりやすい。同様に側壁角度αが、図6Aに図示されているように90°よりもはるかに小さい場合には、なりやすい形状は通常の台形である。よってレジスト582の底部CD584は、エッチング工程後に形成される金属パターンの上部CDを決定する。
図7A、図7B、及び図7Cは、化学機械研磨(CMP)成膜での重要プロファイル形状を明らかにする典型的構造図である。図7Aを参照すると、仮説製造プロセスでは、ウエハ構造600は、酸化物堆積後であって第1CMPプロセス工程前には、層内に繰り返し構造604を有する。繰り返し構造604は、基板608上の層内に存在する。また繰り返し構造604は、底部に台形を有し、さらに、その台形の上辺よりも短い長辺を有する第1長方形、及びその第1長方形よりもわずかに長い長辺を有する第2長方形をも有する。さらに付加された酸化物606及びバンプ602が、繰り返し構造604の上で、繰り返し構造604の各特徴部位の中心に位置する領域を覆う。
CMPプロセスには、ウエハ構造から材料を連続して除去する複数の段階が存在する。図7Bは、繰り返し構造604の典型的な図を示している。図7Bでは、CMPプロセスは、繰り返し構造604の上に堆積されている酸化物606の一部を含むバンプ602(図7A)を除去する。繰り返し構造604の形状は変化しないため、重要プロファイル形状変数は、CMPプロセス工程初期の時点と同一である。CMPプロセス工程初期の時点での重要プロファイル形状変数とは具体的に、台形及び長方形の幅と高さである。図7Cに図示されているように後続のCMPプロセス工程後、たとえば堆積された酸化物606のような付加された材料が、繰り返し構造604の形状を変化させることなく除去される。よって重要プロファイル形状変数は、CMPプロセス工程初期の時点と同一である。繰り返し構造の形状を変化させない製造プロセス工程は一般的に、計測目的の重要プロファイル形状変数の過去の値及び範囲を用いて良い。
同様に、構造体に材料を加える特定の製造プロセス工程も、繰り返し構造の基本形状を変化させないと考えられる。図8A及び図8Bは、めっき及びCMP成膜における重要プロファイル形状変数を表す典型的構造図である。図8Aを参照すると、ウエハ構造660は、バリヤ層666、シード層664、及びCu層662によって満たされたエッチングされたビア680を表している。基板672もまた、Cuの相互接続674が設けられるようにエッチングされる。めっき工程初期の前に、バリヤ層666が基板に加えられ、それに続いてシード層664も加えられた。めっきプロセス工程の初期では、重要プロファイル形状変数は、過去の工程で製造されたビア684の上部幅である。他の重要プロファイル形状変数は、ビア682の下側部分の幅である。図8Bを参照すると、余剰Cuめっきを除去するCMPプロセス終了時点では、シード層664上に堆積されたCuが除去される。上述したように、CMPプロセスの例では、重要プロファイル形状変数は、ビア684の上部幅及びビア682の内側の幅である。
図3を参照すると、工程360では、構造体の製造に用いられるウエハ成膜のプロセス工程に係る少なくとも1の重要プロファイル形状変数の値が決定される。この値は、測定値、経験値、レシピからのデータ、及び/又は過去のプロセス工程から得られた結果を用いることによって得られてよい。プロセスパラメータである重要プロファイル形状変数の測定値は、適切なセンサを用いたプロセスパラメータの測定によって得られて良い。たとえば露光工程の照射量及び焦点が、現像工程での重要プロファイル形状変数である場合には、露光工程で測定された照射量及び焦点が用いられる。中間部での幅及び側壁角度が重要プロファイル形状変数である場合には、これらのパラメータは、たとえばAFM、SEM等の計測装置を用いて測定されて良い。たとえば同一又は同様のレシピを過去に実行した経験から得られた値のような経験値が用いられても良い。プロファイルパラメータを含む重要プロファイル形状変数はまた、レシピに示されたプロファイルパラメータの公称値をも用いることができる。プロファイルパラメータの値が一般的に、過去のプロセス工程用である、たとえば散乱計測装置のような計測システムを用いて決定される場合には、それらの値が用いられても良い。
工程362では、プロファイルモデルの組から1のプロファイルモデルが、工程352で決定される相関及び工程360で決定される少なくとも1の重要プロファイル形状変数の値に基づいて、選択される。上述したようにフォトリソグラフィの例では、露光焦点の値が構造体の形状を決定する。よってフォトリソグラフィプロセスでは、工程360で決定された露光焦点の値について、プロファイルモデルの組の中の、露光焦点の値に関連するプロファイルモデルが選ばれる。CMP又は単純エッチングプロセスでは、上部幅及び側壁角度の値が、構造体の最終形状を決定する。よってCMP又は単純エッチングプロセスでは、工程360で決定された上部幅及び側壁角度の値が選択される。
工程356では、製造プロセス工程は、構造体の製造における工程360で決定された少なくとも1の重要プロファイル形状変数の値を用いて決定される。たとえばフォトリソグラフィプロセスでは、工程360で決定された露光焦点の値が、構造体を製造するフォトリソグラフィプロセスの実行に用いられて良い。CMP又は単純エッチングプロセスでは、工程360で決定された上部幅及び側壁角度の値は、CMP又は単純エッチングプロセス初期の対応するパラメータの値である。
工程356で構造体が製造された後、工程358では、構造体で回折された測定回折信号が得られる。一の典型的実施例では、測定回折信号は、図1Aに図示された光計測システム40を用いて測定されて良い。
図3に図示されているように、工程356及び工程358は、工程360及び工程362と並行して実行されて良い。
工程364では、選択されたプロファイルモデルが最適化されて良い。2次元繰り返し構造のプロファイルモデルの最適化についてのさらなる詳細については、特許文献4を参照のこと。しかし用途によっては、工程364は省略されても良いことに留意して欲しい。
工程366では、最適化されているといないとに関わらず、構造体のプロファイルパラメータのうちの少なくとも1が、測定回折信号及び選択されたプロファイルモデルを用いて決定される。他の実施例では、積層体のCD及び下地の厚さを含む、構造体の全プロファイルパラメータが決定される。上述したように、構造体の1以上のプロファイルパラメータは、測定回折信号と、選択されたプロファイルモデルを用いて生成されたシミュレーションによる回折信号とを比較することによって決定されて良い。工程368では、プロファイルパラメータの範囲は、工程366で決定されたプロファイルパラメータの値に基づいて更新される。
図9は、システム900の典型的構造図である。そのシステム900は、プロセス工程と、構造体のプロファイルモデルと、重要プロファイル形状変数との相関を明らかにするように備えられている。そのシステム900は、入力プリプロセッサ904、製造プロセスシミュレータ914、相関器920、計測装置912、及びモデル最適化装置930を有する。入力プリプロセッサ904は、入力を処理する。その入力は、重要プロファイル形状変数801、計測を必要とする各製造工程でのレシピデータと構造プロファイルパラメータの範囲803、経験的計測データ805、及び計測を必要とする各製造工程でのプロファイルモデル809を含む。
レシピデータには、ウエハ構造の成膜の特定するものが含まれている。ウエハ構造の成膜の特定するものとは具体的に、浅溝素子分離(STI)、ハードマスク開口部、スペーサを有するゲート、深溝、コンタクトホール、柱、及び、島、ピーナッツ形状の楕円等のような他の3次元繰り返し構造である。さらにレシピデータはまた、1組の工程を特定するものを含んでも良い。1組の工程を特定するものとはたとえば、マスクリソグラフィ、金属積層体パターニング、フォトレジストのスピンオン、STIリソグラフィ、STIエッチング、酸化物の堆積、及び様々なCMPの段階である。プロファイルパラメータの範囲は典型的に、プロファイルパラメータの公称値、高い値、及び低い値を有する。係るプロファイルパラメータとはたとえば、積層体中の下地膜の厚さ、底部CD、側壁角度、上部CD等である。経験的計測データには、たとえば屈折率又は消散係数のような複素屈折率が含まれる。プロファイルモデルは、長方形、通常の台形、逆台形、2重台形、3重台形、又はこれら2以上を結合させた形状を有して良い。プロファイルモデルは、たとえば上部円形、T字型上部、フーチング、又はアンダーカットのような形状を特徴付けて良い。上述したように、たとえば柱、穴、及び島のような2次元構造は、円形、正方形、又は楕円形状の計測モデルを用いて特徴付けられて良い。断面で見れば、2次元構造は、凹形状、凸形状、又は2以上の形状を結合した形状であって良い。
さらに図9を参照すると、製造プロセスシミュレータ914は、プロセス工程をシミュレーションし、かつパラメータ範囲、プロファイルモデル、及び屈折率811を供するのに用いられて良い。入力プリプロセッサ904は、レシピ中で特定されるプロセスパラメータの範囲を製造プロセスシミュレータ914に供して良い。レシピ中で特定されるプロセスパラメータとはたとえば、プロセス工程の照射量及び露光813である。プロセスシミュレータ914はそのデータを用いて、プロセス工程のシミュレーション完了後にプロファイルモデル及びパラメータを生成及び送信する。上述したように、プロセスシミュレータの例には、たとえばシルバコ・インターナショナル(Silvaco International)のアテナ(Athena)(商標)、KLA−テンコール(Tencor)のプロリス(Prolith)(商標)、シグマ−C有限会社(Sigma−C Gmbh)のソリッド−C(Solid−C)、及びシノプシス(Synopsis)のTCAD(商標)のようなソフトウエアが、プロセス工程をシミュレーションするのに用いられて良い。
入力プリプロセッサ904からのデータ815は、相関器920へ送られる。ここでプロファイルモデルと重要プロファイル形状変数とは、計測の必要なプロセス工程のために関連づけられる。関連づけの例には、フォトリソグラフィプロセスの現像工程が含まれて良い。ここで重要プロファイル形状変数は、マスクの露光に用いられるステッパの焦点及び照射量、並びにマスク開口部の大きさを含む。関連づけの他の例として、所与の照射量及びマスク開口部の大きさでは、焦点が小さな値では逆台形となる一方で、焦点が大きな値では通常の台形となり、かつ焦点が中程度の値では長方形の形状となるものと推定される。他の例として、露光工程の所与の照射量及び焦点では、ウエハ上の位置は、構造体の形状に影響を及ぼすものと推定される。具体的には、ウエハの一端のある位置では逆台形をとり、そこからそのウエハの中間部分のある位置では通常の長方形をとり、そのウエハの一端とは反対側の端部のある位置では通常の台形をとる。
計測を必要とする各プロセス工程では、相関器920は、プロファイルモデルと重要プロファイル形状変数とを関連づける。この重要プロファイル形状変数は、1以上のプロセスパラメータ、1以上のプロファイルパラメータ、又は1以上のプロセスパラメータと1以上のプロファイルパラメータの両方を含んで良い。リソグラフィ及び複雑なエッチングプロセスでは、プロセス変数が構造体の形状を決定する。基本的には材料を構造体に加える、又は材料を構造体から除去するプロセス工程のほとんどでは、重要プロファイル形状変数は、プロセス工程前の構造体の形状のプロファイルパラメータである。ビア又はコンタクトホールは、材料で満たされたときには形状を変化させない。Cu又は他の金属でのめっきは、大抵の場合形状を変化させない。CMP及び洗浄で材料は除去されるが、ほとんど場合において、構造体の形状は同一のままである。よって重要プロファイル形状変数は、プロセス初期の構造体の形状を特徴付けるプロファイルパラメータである。
関連づけは、プロファイルモデルを生成する重要プロファイル形状変数の範囲を用いることによって実行されて良い。たとえば露光工程における低焦点、中焦点、及び高焦点範囲は、逆台形、長方形、又は通常の台形に、それぞれ対応すると考えられる。同様に、側壁角度の範囲は特定の形状に対応すると考えられる。線形方程式又はより複雑な関数を用いた他の関連づけが、2次元構造の形状を取得するのに用いられても良い。その関連づけの結果は、表又はデータベース中のコンピュータメモリ、又は記憶装置内に保存されて良い。
計測装置912は、プロセス工程終了後のウエハ構造を測定するのに用いられる。測定回折信号819は、モデル最適化装置930に送られる。相関器内で生成された相関を利用することで、モデル最適化装置930は、得られた重要プロファイル形状変数の値を用いることによって、その工程のプロファイルモデルを選択する。用途によっては、モデル最適化装置930は選択されたプロファイルモデルを最適化する。プロファイル形状変数の値は、たとえばAFM、SEM、反射率計、エリプソメータ、ハイブリッド装置等の計測装置を用いることによって得ることができる。あるいはその代わりに、上述したように、プロファイル形状変数の値は、経験的データ、又はプロセス最適化装置内での過去の工程のシミュレーションから得られても良い。モデル最適化装置930は、構造体の最適化されたプロファイルモデルを生成する。しかし上述したように、用途によっては、プロファイルモデルの最適化は省略されて良い。
プロファイルモデルを用いることで、計測装置912を用いて測定される、構造体で回折する測定回折信号は、その構造体の1以上のプロファイルパラメータを決定するのに用いられる。上述したように、ライブラリベース、又は回帰分析ベースのプロセスが、プロファイルモデル及び測定回折信号に基づいた1以上のプロファイルパラメータを決定するのに用いられて良い。
図10は、ウエハ構造の特徴部位を決定し、かつプロファイルパラメータ及び先端プロセス制御のプロファイルパラメータを用いる計測プロセッサと接続する製造クラスタシステムに係る典型的構造図である。第1製造システム940は、モデル最適化装置942、プロファイルサーバー946、製造クラスタ948、及び計測クラスタ950を有する。第1製造システム940は計測プロセッサ1010と結合する。計測プロセッサ1010は、計測データ源1000、計測データ記憶装置1040、及び製造ホストプロセッサ1020と結合する。モデル最適化装置942は、測定された構造体のプロファイルモデルを選択する論理回路を含む。モデル最適化装置はまた、プロファイルモデルを最適化する論理回路をも有して良い。プロファイルサーバー946は、測定回折信号及び選択されたプロファイルモデルに基づいて、測定された構造体の1以上のプロファイルパラメータを決定する論理回路を含む。製造クラスタ948は、トラックプロセス、エッチングプロセス、堆積プロセス用装置であって良い。計測クラスタ950は、たとえば角度分解分光散乱測定装置のような1組の計測装置を有する。第2製造システム970は、モデル最適化装置972、プロファイルサーバー976、製造クラスタ978、及び計測クラスタ980を有する。それらの装置は、第1製造システム940内の等価な装置と同一の機能を有する。第1製造システム940及び第2製造システム970は、計測プロセッサ1010と結合する。
図10を参照すると、計測プロセッサ1010は、一体化していない又は一体化した計測データ源1000から計測データ864を受け取る。オフラインの計測データ源1000は、たとえばリフレクトメータ、エリプソメータ、SEM等の製造位置に存在する一体化していない計測装置のクラスタであって良い。遠隔計測データ源1000は、成膜用の計測データを供するリモートデータサーバー又はリモートプロセッサ、又はウエブサイトを有して良い。第1製造システム940から計測プロセッサ1010へのデータ860は、最適化された計測モデルのプロファイルパラメータ範囲及び記憶されたデータを有することで、構造プロファイルパラメータを決定して良い。データ記憶装置1040は、シミュレーションによる回折信号とそれに対応するプロファイルパラメータの組との対のライブラリ、又は入力された測定回折信号のプロファイルパラメータの組を生成することができる訓練されたMLSシステムを有して良い。データ記憶装置1040から計測プロセッサ1010へのデータ870は、プロファイルパラメータ及び/又はシミュレーションによる回折信号の組を有する。計測プロセッサ1010から計測データ記憶装置1040へのデータ874は、ライブラリ又は訓練されたMLS記憶装置内で探索されるデータ空間の一部を特定するための、プロファイルパラメータ、材料の屈折率に関するパラメータ、及び計測装置に関するパラメータの値を計測データ記憶装置1040内に有する。第2製造システム970へ伝送され、及びそこから計測プロセッサ1010へ伝送されるデータ862は、第1製造システム940へ伝送され、及びそこから伝送されるデータ860と同一である。
さらに図10を参照すると、計測プロセッサ1010へ伝送され、及びそこから製造ホストプロセッサ1020へ伝送されるデータ866は、成膜レシピに関連するデータ、並びに第1製造システム940及び第2製造システム970内で計測クラスタ950及び980によってそれぞれ計測されるプロセスデータを有して良い。図10の計測データ記憶装置1040は、計測データを記憶する場所である。計測データは、第1製造システム940及び/又は第2製造システム970で利用可能となる。上述したように、第1製造システム940及び/又は第2製造システム970は、フォトリソグラフィ、エッチング、熱処理システム、メタライゼーション、注入、化学気相成長、化学機械研磨、又は他の製造ユニットのうちの1以上を有して良い。
第1製造システム940内のプロファイルサーバー946によって決定される測定構造体の特徴部位のデータは、製造ホストプロセッサ1020に送られて良い。そのデータは製造ホストプロセッサによって用いられることによって、第1製造システム940の製造クラスタ948内のプロセスパラメータを調節し、又は第2製造システム970の製造クラスタ978内のプロセスパラメータを調節して良い。たとえば製造クラスタ948がフォトリソグラフィユニットで、かつ製造クラスタ978がエッチングユニットである場合には、そのデータは、計測クラスタ950によって測定される測定構造体の上部限界寸法であって良い。上部限界寸法の値は、製造ホストプロセッサ1020がフォトリソグラフィユニットの焦点又は露光を調節するのに用いられて良い。さらに上部限界寸法の値は、製造ホストプロセッサ1020が、たとえばエッチャントの流速のようなエッチング変数を調節するのに用いられて良い。同様に、計測クラスタ980によって測定され、かつ第2製造システム970のプロファイルサーバー976によって決定される測定構造体のプロファイルパラメータの値は、製造ホストプロセッサ1020へ送られて良い。そのプロファイルパラメータの値は、製造ホストプロセッサによって用いられることによって、第1製造システム940の製造クラスタ948内のプロセスパラメータを調節し、又は第2製造システム970の製造クラスタ978内のプロセスパラメータを調節して良い。第2製造システムは、ウエハ製造プロセスに含まれる如何なる製造クラスタを有しても良いことに留意して欲しい。
さらに図10を参照すると、計測を必要とするプロセス工程では、計測プロセッサ1010は、図3、図4A及び4Bに図示されているように、プロファイルモデルの組と重要プロファイル形状変数の相関を生成するようにさらに構成されている。レシピデータ、プロファイルパラメータの範囲、測定から得られた経験的計測データ、及びプロセス工程終了後のウエハ構造のプロファイルモデル876は、他の電子化された情報源から得られ、又は入力1060で手動入力されても良い。その生成された相関は、計測プロセッサ1010又は計測データ記憶装置1040内のメモリに保存されて良い。その保存された相関は、第1製造システム940又は第2製造システム970から、接続860又は862を介して計測プロセッサ1010への要求により、モデル最適化装置942又は972によってアクセスされる。プロセス工程のプロファイルモデルはまた、計測プロセッサにより、プロセスシミュレータ1050から接続868を介して得られても良い。代替実施例では、レシピデータ、プロファイルパラメータの範囲、測定から得られる経験的計測データ、及びプロセス工程のプロファイルモデルへのアクセスがある限り、設備内の局所又は遠隔プロセッサ内で相関は生成されて良い。上述したように、計測プロセッサの構成は1つの典型例であって、モデル最適化装置942と972、及びプロファイルサーバー946と976についての他多くの構成が、独立した遠隔又は局所プロセッサ(図示されていない)内に存在し、又は計測プロセッサ1010によって動作するように構成されて良い。
図11は、自動でプロセス及び装置制御を行うために計測データを管理し、かつ利用する典型的フローチャートである。工程1100では、ウエハ構造のプロファイルモデルの組と重要プロファイル形状変数の相関が明らかになる。工程1110では、プロファイルモデルの組から1のプロファイルモデルが、その相関に基づいて選択される。工程1120では、少なくとも1のプロファイルパラメータの値が、プロファイルモデル及び測定回折信号を用いて決定される。
工程1130では、その少なくとも1のプロファイルパラメータの値が、現在、過去、又は未来の製造プロセスに送られる。たとえば現在のプロセス工程が、フォトリソグラフィプロセスの現像工程である場合には、構造体の厚さ又はCDは、現像装置、露光を実行するステッパ、又はエッチング動作を実行するエッチング装置へ送られて良い。
工程1140では、少なくとも1のプロセスパラメータ又は装置設定が、送られたプロファイルパラメータの値に基づいて修正される。上記例で説明を続けると、レジスト現像後の構造体のCDは現像装置へ送られて良く、そして現像装置の制御装置は、そのCDの値に基づいてプロセスパラメータを調節して良い。同様にCDがステッパに送られる場合には、そのステッパは、そのCDの値に基づいて、焦点及び/又は照射量を調節して良い。CDがエッチング装置に送られる場合には、そのエッチング装置は、たとえばエッチングチャンバの圧力若しくは温度、又はエッチング時間のようなエッチングプロセスパラメータを調節して良い。
工程1150では、プロファイルパラメータについて決定された値及び範囲が保存される。このデータは、たとえばデータベース又はコンピュータメモリのようなコンピュータ記憶装置に保存されて良い。さらに工程1160では、たとえば成膜レシピ、ロット番号、ウエハ番号、及びウエハ内のサイト番号のような識別データが、その保存された値及び範囲と関連づけられて良い。製造情報は、傾向及び平均を特定する統計的手法によって処理されて良い。
工程1170においてより多くの工程が存在する場合には、その成膜の次のプロセス工程は、工程1180で特定される。そのプロセスは、工程1110を起点として繰り返される。
典型的実施例について説明されているが、本発明の技術的思想及び/又は技術的範囲から逸脱することなく様々な修正型が可能である。従って本発明は、図及び上述の説明に示された特定の実施形態に限定されるものと解されてはならない。
本発明の典型的な実施例を図示する概略図である。この実施例では光計測は、半導体ウエハ上の構造のプロファイルを決定するのに用いられて良い。 典型的な1次元の繰り返し構造を図示している。 典型的な2次元の繰り返し構造を図示している。 2次元繰り返し構造のユニットセルに係る典型的な直交グリッドを図示している。 2次元繰り返し構造の上面図を示している。 2次元繰り返し構造の上面図を特徴付ける典型的な方法である。 構造体の1以上のプロファイルパラメータを決定する工程の典型的なフローチャートである。 ウエハ構造の層のデータを取得して統合する工程の典型的なフローチャートである。 1組のプロファイルモデルと1以上の重要プロファイル形状変数との相関を決定する典型的フローチャートである。 フォトリソグラフィ装置の典型的な構造図である。ここでは、構造体のプロファイルモデルは、プロセスパラメータの値に関連づけられる。 フォトリソグラフィプロセスでのレジスト露光に用いられるビームプロファイルの典型的拡大図である。 焦点露光監視ウエハの典型的構造図である。 プロファイルパラメータの初期値に基づいて重要プロファイル形状変数を明らかにする典型的構造図である。 プロファイルパラメータの初期値に基づいて重要プロファイル形状変数を明らかにする典型的構造図である。 化学機械研磨(CMP)成膜での重要プロファイル形状を明らかにする典型的構造図である。 化学機械研磨(CMP)成膜での重要プロファイル形状を明らかにする典型的構造図である。 化学機械研磨(CMP)成膜での重要プロファイル形状を明らかにする典型的構造図である。 リソグラフィ、エッチング及びCMP成膜における重要プロファイル形状変数の効果を表す典型的構造図である。 リソグラフィ、エッチング及びCMP成膜における重要プロファイル形状変数の効果を表す典型的構造図である。 プロセス工程と、構造体のプロファイルモデルと、重要プロファイル形状変数との相関を明らかにするように備えられたシステム900の典型的構造図である。 ウエハ構造の特徴部位を決定し、かつプロファイルパラメータ及び先端プロセス制御のプロファイルパラメータを用いる計測プロセッサと接続する製造クラスタシステムに係る典型的構造図である。 自動でプロセス及び装置制御を行うために計測データを管理し、かつ利用する典型的フローチャートである。
符号の説明
40 光計測システム
41 計測ビーム源
43 ビーム
45 入射角
47 ウエハ
49 回折ビーム
51 回折ビーム受光器
53 プロファイル適用サーバー
57 回折信号
59 ターゲット構造
60 ライブラリ
500 フォトリソグラフィ装置
502 ビーム
504 ウエハ
506 フォトレジスト
508 底部反射防止コーティング(BARC)
510 基板
520 ビームプロファイル
522 逆台形
524 長方形
526 台形
550 ウエハ
554 一連の測定位置
560 逆台形の溝
562 逆台形の溝
564 長方形の溝
566 台形の溝
570 測定位置
572 測定位置
574 測定位置
576 測定位置
580 ウエハ構造
582 レジスト
584 底部限界寸法
586 金属積層体
588 ガラス層
600 ウエハ構造
602 バンプ
604 繰り返し構造
606 酸化物
608 基板
610 ウエハ構造
615 ウエハ構造
660 ウエハ構造
662 Cu層
664 シード層
666 バリヤ層
668 絶縁層
669 エッチストップ
670 絶縁層
672 基板
674 相互接続
680 ビア
682 ビア
684 ビア
690 ビア
801 重要プロファイル形状変数
803 レシピデータ及びプロファイルパラメータの範囲
805 経験的計測データ
809 プロファイルモデル
811 データ
813 データ
815 データ
819 測定回折信号
900 システム
904 入力プリプロセッサ
912 計測装置
914 製造プロセスシミュレータ
920 相関器
930 モデル最適化装置
940 第1製造システム
942 モデル最適化装置
946 プロファイルサーバー
948 製造クラスタ
950 計測クラスタ
970 第2製造システム
972 モデル最適化装置
976 プロファイルサーバー
978 製造クラスタ
980 計測クラスタ
1000 計測データ源
1010 計測プロセッサ
1020 製造ホストプロセッサ
1040 計測データ記憶装置
1050 プロセスシミュレータ
1060 レシピデータ、経験的計測データ、及びプロファイルモデル

Claims (26)

  1. 1以上のプロセス工程及び1以上のプロセスパラメータを有するウエハ成膜において、ウエハ上への構造体の製造に係るプロセス工程を制御する方法であって:
    1組のプロファイルモデルと1以上の重要プロファイル形状変数との相関を決定する工程であって、各プロファイルモデルは前記構造体の形状を特徴付ける1組のプロファイルパラメータを用いて定義され、各異なる組のプロファイルパラメータは前記組内でプロファイルモデルを定義し、かつ前記1以上の重要プロファイル形状変数は1以上のプロファイルパラメータ又は1以上のプロセスパラメータを有する、工程;
    前記相関及び前記構造体の製造に用いられる前記ウエハ成膜プロセスに係る少なくとも1の重要プロファイル形状変数の値に基づいて、プロファイルモデルの前記組から1のプロファイルモデルを選択する工程;
    前記プロセス工程及び前記の重要プロファイル形状変数の値を用いることによって、第1製造プロセスクラスタ内で前記構造体を製造する工程;
    前記構造体で回折される測定回折信号を得る工程;
    前記測定回折信号及び前記の選択されたプロファイルモデルに基づいて、前記構造体の1以上のプロファイルパラメータを決定する工程;及び
    前記の1以上のプロファイルパラメータを、前記第1製造プロセスクラスタ又は第2製造プロセスクラスタへ送る送信工程;
    を有する方法。
  2. 前記送信工程で送られた前記の1以上のプロファイルパラメータに基づいて前記第1製造プロセスクラスタのプロセスパラメータを調節する工程をさらに有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記送信工程で送られた前記の1以上のプロファイルパラメータに基づいて前記第2製造プロセスクラスタのプロセスパラメータを調節する工程をさらに有する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第2製造プロセスクラスタが、前記第1製造プロセスクラスタに先立ってウエハを処理する、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第2製造プロセスクラスタが、前記第1製造プロセスクラスタに続いてウエハを処理する、請求項3に記載の方法。
  6. 前記の1以上のプロファイルパラメータと関連するウエハ番号、ロット番号、及び成膜の実行を識別するデータを解析することで、精度及び厳密性の統計を決定する工程をさらに有する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記の1以上のプロファイルパラメータと関連するデータの解析から得られた前記統計を、前記第1又は第2製造プロセスクラスタ内のプロセスパラメータの少なくとも1の調節に利用する工程をさらに有する、請求項6に記載の方法。
  8. 前記の1以上のプロファイルパラメータの値及び範囲を保存する工程をさらに有する、請求項1に記載の方法。
  9. 識別データを前記の保存された値及び範囲に関連づける工程;及び
    製造情報を解析する工程;
    をさらに有する、請求項8に記載の方法。
  10. 1以上のプロセス工程及び1以上のプロセスパラメータを有するウエハ成膜において、ウエハ上への構造体の製造に係るプロセス工程を制御するシステムであって:
    1組のプロファイルモデルと1以上の重要プロファイル形状変数との相関を決定するように備えられている計測プロセッサであって、各プロファイルモデルは前記構造体の形状を特徴付ける1組のプロファイルパラメータを用いて定義され、各異なる組のプロファイルパラメータは前記組内でプロファイルモデルを定義し、かつ前記1以上の重要プロファイル形状変数は1以上のプロファイルパラメータ又は1以上のプロセスパラメータを有する、計測プロセッサ;
    前記相関及び前記構造体の製造に用いられる前記ウエハ成膜プロセスに係る少なくとも1の重要プロファイル形状変数の値に基づいて、プロファイルモデルの前記組から1のプロファイルモデルを選択するように備えられているモデル最適化装置;
    前記プロセス工程及び前記の重要プロファイル形状変数の値を用いることによって、前記構造体を製造するように備えられている第1製造プロセスクラスタ;
    前記構造体で回折される測定回折信号を生成するように備えられている計測クラスタ;及び
    前記測定回折信号及び前記の選択されたプロファイルモデルに基づいて、前記構造体の1以上のプロファイルパラメータを決定するように備えられているプロファイルサーバー;
    を有し、
    前記計測プロセッサは、前記の1以上のプロファイルパラメータを、前記第1製造プロセスクラスタ又は第2製造プロセスクラスタへ送る、
    システム。
  11. 前記第2製造プロセスクラスタが、前記第1製造プロセスクラスタに先立ってウエハを処理する、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記第2製造プロセスクラスタが、前記第1製造プロセスクラスタに続いてウエハを処理する、請求項10に記載のシステム。
  13. 前記の決定されたプロファイルパラメータに基づいて、前記第1製造プロセスクラスタ又は前記第2製造プロセスクラスタを制御するように備えられている、製造ホストプロセッサをさらに有する、請求項10に記載のシステム。
  14. 1以上のプロセス工程及び1以上のプロセスパラメータを有するウエハ成膜において、ウエハ上への構造体の製造に係るプロセス工程を制御するシステムであって:
    前記ウエハを処理するように備えられている第1製造システム;及び
    計測プロセッサ;
    を有し、
    前記第1製造システムは:
    ウエハ成膜のために前記ウエハを処理するように備えられている第1製造クラスタ;
    前記第1製造クラスタと結合する1以上の光計測装置を有する第1計測クラスタであって、第1構造で回折される回折信号を測定するように備えられている第1計測クラスタ;及び
    前記第1計測クラスタと結合するプロファイルサーバーであって、当該プロファイルサーバーは、前記測定回折信号及びプロファイルモデルの前記組と1以上の重要プロファイル形状変数との相関に基づいて、1組のプロファイルモデルから選択される第1プロファイルモデルに基づいて、前記第1構造体の1以上のプロファイルパラメータを決定するように備えられ、各プロファイルモデルは前記構造体の形状を特徴付ける1組のプロファイルパラメータを用いて定義され、各異なる組のプロファイルパラメータは前記組内でプロファイルモデルを定義し、かつ前記1以上の重要プロファイル形状変数は1以上のプロファイルパラメータ又は1以上のプロセスパラメータを有する、プロファイルサーバー;
    を有し、
    前記計測プロセッサは前記第1製造システムと結合し、
    当該計測プロセッサは、前記の第1構造体の1以上の決定されたプロファイルパラメータを受け取り、処理し、保存し、かつ送信するように備えられ、かつ
    前記の1以上の決定されたプロファイルパラメータは、前記第1製造クラスタ又は第2製造クラスタを制御するのに用いられる、
    システム。
  15. 前記計測プロセッサが、前記第1プロファイルモデル、下地膜厚、プロファイルパラメータ、重要プロファイル形状変数とプロファイルモデルの前記組からの前記第1プロファイルモデルに関連するプロセス工程、限界寸法、材料の屈折率、及び前記第1構造体に係るプロセス変数の組を、受け取り、処理し、保存し、かつ送信するようにさらに備えられている、請求項14に記載のシステム。
  16. 前記計測プロセッサが、前記1以上の重要プロファイル形状変数の値を、受け取り、処理し、保存し、かつ送信するようにさらに備えられている、請求項14に記載のシステム。
  17. 前記1以上の重要プロファイル形状変数が製造プロセスパラメータを有する、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記計測プロセッサと結合する計測データ記憶装置であって、前記第1プロファイルモデル、下地膜厚、プロファイルパラメータ、重要プロファイル形状変数とプロファイルモデルの前記組からの前記第1プロファイルモデルに関連するプロセス工程、限界寸法、材料の屈折率、及び前記第1構造体に係るプロセス変数の前記組を、受け取り、処理し、保存し、かつ送信するようにさらに備えられている、計測データ記憶装置をさらに有する、請求項14に記載のシステム。
  19. 前記計測データ記憶装置が:
    シミュレーションによる回折信号及び対応する第1パターニング構造のプロファイルパラメータの対応する組の対を保存し、及び/又は、
    前記第1パターニング構造の機械学習システムの訓練データの組を保存する、
    ように備えられている、請求項17に記載のシステム。
  20. 前記計測プロセッサが第2製造システムと結合する、請求項19に記載のシステム。
  21. パターニング構造である第2構造体、及びパターニングされていない構造である第3構造体を有する他のウエハを処理するように備えられている前記第2製造システムであって:
    ウエハを処理するように備えられている前記第2製造クラスタ;
    前記第2製造クラスタと結合する1以上の光計測装置を有する第2計測クラスタであって、前記第2及び第3構造体で回折される回折信号を測定するように備えられている第2計測クラスタ;及び
    前記第2計測クラスタと結合する第2プロファイルサーバーであって、当該第2プロファイルサーバーは、前記測定回折信号及び第2プロファイルモデルに基づいて前記第1構造体の1以上のプロファイルパラメータを決定するように備えられ、前記第2プロファイルモデルは、プロファイルモデルの前記組と前記1以上の重要プロファイル形状変数との相関に基づいて、プロファイルモデルの前記組から選択される、第2プロファイルサーバー;
    を有する、
    請求項20に記載のシステム。
  22. 前記の第2構造体の1以上の決定されたプロファイルパラメータが、前記第2製造クラスタのプロセスパラメータのうちの少なくとも1、又は前記第1製造クラスタのプロセスパラメータのうちの少なくとも1を変化させるのに用いられる、請求項21に記載のシステム。
  23. 前記の第2構造体の1以上の決定されたプロファイルパラメータが、前記第1製造クラスタのプロセスパラメータのうちの少なくとも1を変化させるのに用いられる、請求項21に記載のシステム。
  24. 前記計測プロセッサが、オフライン又は遠隔の計測データ源から計測データを受け取り、前記計測データを処理し、かつ前記オフライン又は遠隔の計測データ源へ前記計測データを送るように備えられている、請求項14に記載のシステム。
  25. 前記計測プロセッサが製造プロセスクラスタと結合する、請求項14に記載のシステム。
  26. 前記計測プロセッサが製造プロセスシミュレータと結合し、
    前記計測プロセッサは、他のデータ源からの計測データを受け取ってかつ処理し、及び/又は、
    前記製造プロセスシミュレータからの計測データを処理し、かつ他の製造システムへ送信する、
    ように備えられ、
    前記計測データは、選択されたプロファイルパラメータ、重要プロファイル形状変数とプロファイルモデルの前記組からの前記第1プロファイルモデルに関連するプロセス工程、限界寸法、材料の屈折率、及び前記第1構造体に係るプロセス変数の前記組が含まれる、
    請求項14に記載のシステム。
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