JP5298827B2 - 画像処理装置、電源制御方法、電源制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、電源制御方法、電源制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置に関し、特に、電源制御を行う技術に関するものである。
近年、省エネルギー化(グリーン化とも言う)をより進める傾向が顕著になってきている。その背景には、CO2の削減など環境対策やエネルギーコスト削減などが、企業内で積極的に取り組まれるようになったことが挙げられる。
そのため、画像処理装置は、例えばエネルギースター(Energy Star)などの消費電力基準を満たすように設計され、さらに、消費電力を抑制するために、例えば特許文献1及び2に開示されるような電源制御機能を有している。
特許文献1には、入室管理システムと連動して電源のオン/オフを制御する画像処理装置が開示されている。特許文献2には、設置環境の照明光量の変化に基づいて省エネモードへの移行を制御する画像形成装置が開示されている。
特開平02−90180号公報 特開2004−170457号公報
しかしながら、従来の電源制御では、実際に使用されるオフィス環境を想定し、ユーザの使用感を損なうことなく、電力消費を軽減する点について、十分に考慮されていない。
上記特許文献1に開示される画像処理装置は、入室者が居なくなったときに電源がオフされる。このような画像処理装置では、例えば、室内の4つのエリアに1台ずつ配置されており、入室者が1人で作業を行っていた場合、入室者が使用する可能性が高い画像処理装置は、入室者が居るエリアと同じエリアに配置された装置である。そのため、他の3台の画像処理装置は、その間、無駄に電力を消費していることになる。
また、上記特許文献2に開示される画像形成装置は、設置環境の照明光量が所定の光量以下となったときに省エネモードに移行する。このような画像形成装置では、例えば、室内の照明を消し忘れた場合、無駄に電力を消費することになる。
このように、従来の電源制御では、電源のオン/オフ(通常モード/省エネモード)を行うか否かの判断が、画像処理装置の配置位置と使用が想定されるユーザの位置とを考慮して行われていない。
また、電源のオン/オフを行うと判断されても、必ずしも画像処理装置が実行可能な状態とは限らず、画像処理装置(自機)やその画像処理装置に隣接する他の画像処理装置(他機)などの動作状態を考慮して行われていない。
そのため、電源制御が大まかに行われていることになり、必ずしも最適な電源制御と言えず、結果、ユーザの使用感を損なう恐れがある。
本発明は上記従来技術の問題点を鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、ユーザの使用感を損なうことなく消費電力を抑制することができる画像処理装置、電源制御方法、電源制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明にあっては、ユーザの機器使用可能性に応じて判定された電源制御の要否判定結果に基づいて、電源装置における電源制御の実行を指示する電源制御指示手段と、前記電源制御指示手段による電源制御の実行指示を受け付けると、当該画像処理装置の動作状態や機能搭載状況に応じて判定された電源制御の可否判定結果に基づいて、電源装置に対して、指示された電源制御を実行する電源制御実行手段と、を有することを要旨としている。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、電源制御指示手段が、
前記電源制御の要否判定を行う第1の判定手段を有し、前記第1の判定手段が、当該画像処理装置の配置位置と、当該画像処理装置の動作環境における設備の使用状況から推定したユーザ位置とに基づいて、ユーザの機器使用可能性を判断し、判断した前記機器使用可能性に基づいて、前記電源制御の要否を判定する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、前記設備の使用状況を判断する際に用いる使用状況判断情報を、所定の記憶領域に保持する判断情報保持手段を有し、前記第1の判定手段が、前記判断情報保持手段により保持される使用状況判断情報を基に、当該画像処理装置の使用が想定される前記ユーザ位置を推定する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、前記判断情報保持手段が、前記設備の使用状況を検知する各種センサ類から得られた検知情報に、センサの配置位置を示すロケーション情報が対応付けられた使用状況判断情報を保持し、前記第1の判定手段が、前記検知情報と、前記ロケーション情報とに基づいて、当該画像処理装置の使用が想定される前記ユーザ位置を推定する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、前記判断情報保持手段が、ユーザ端末である情報処理装置から得られた応答情報に、前記情報処理装置の配置位置を示すロケーション情報が対応付けられた使用状況判断情報を保持し、前記第1の判定手段が、前記応答情報と、前記ロケーション情報とに基づいて、当該画像処理装置の使用が想定される前記ユーザ位置を推定する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、前記第1の判定手段が、当該画像処理装置から取得した当該画像処理装置の配置位置を示すロケーション情報と、前記設備の使用状況からユーザ位置を推定する際に用いた前記使用状況判断情報に含まれるロケーション情報とを比較し、比較結果が一致していた場合に、前記ユーザの機器使用可能性が高いと判断する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、状態監視装置から、前記検知情報及び/又は前記応答情報を、状態監視情報として取得する状態監視情報取得手段を有し、前記第1の判定手段が、前記状態監視情報取得手段により取得した前記検知情報及び/又は前記応答情報と、前記ロケーション情報とに基づいて、当該画像処理装置の使用が想定される前記ユーザ位置を推定する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、電源制御実行手段が、前記電源制御の可否判定を行う第2の判定手段を有し、前記第2の判定手段が、当該画像処理装置から取得した動作状態に関する情報及び/又は搭載機能に関する情報を基に、所定の判定条件に従って、前記電源制御の可否を判定する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、前記所定の判定条件に従って電源制御の実行を確認する1つ又は複数の実行確認処理に係る手続きが定義された実行確認制御情報を、所定の記憶領域に保持する制御情報保持手段を有し、前記第2の判定手段が、前記制御情報保持手段により保持される実行確認制御情報に定義された手続きに従って、1つ又は複数の実行確認処理を行い、実行確認結果に基づいて、前記電源制御の可否を判定する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、前記制御情報保持手段が、前記実行確認処理に係る手続きに、前記手続きの有効/無効を示す制御情報が対応付けられた実行確認制御情報を保持し、前記第2の判定手段が、前記制御情報を基に、前記実行確認制御情報に定義された手続きのうち、有効な手続きに従って実行確認処理を行う。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、他の画像処理装置の動作状態に関する情報及び/又は搭載機能に関する情報を取得する他機情報取得手段を有し、前記第2の判定手段が、前記他機情報取得手段により取得した前記動作状態に関する情報及び/又は前記搭載機能に関する情報を基に、前記所定の判定条件に従って、前記電源制御の可否を判定する。
このような構成によって、本発明に係る画像処理装置は、自機の配置位置と設備の使用状況から推定したユーザ位置とから判断したユーザの機器使用可能性に基づいて、電源制御(通常モード/省エネモードへの移行)を行う必要があるか否かを判定する。その判定結果に基づいて実行を指示する。さらに、自機及び/又は自機に隣接する他機の動作状態や機能搭載状況に応じて、指示された電源制御が実行可能か否かを判定する。その判定結果に基づいて電源制御を実行する。
これによって、本発明に係る画像処理装置は、ユーザの使用感を損なうことなく消費電力を抑制することができる。
上記目的を達成するため、本発明に係る電源制御方法は、画像処理装置における電源制御方法であって、ユーザの機器使用可能性に応じて判定された電源制御の要否判定結果に基づいて、電源装置における電源制御の実行を指示する電源制御指示手順と、前記電源制御指示手順による電源制御の実行指示を受け付けると、前記画像処理装置の動作状態や機能搭載状況に応じて判定された電源制御の可否判定結果に基づいて、電源装置に対して、指示された電源制御を実行する電源制御実行手順と、を有することを特徴とする。
このような手順によって、本発明に係る電源制御方法は、まず、自機の配置位置と設備の使用状況から推定したユーザ位置とから判断したユーザの機器使用可能性に基づいて、電源制御(通常モード/省エネモードへの移行)を行う必要があるか否かを判定し、その判定結果に基づいて実行を指示する。続いて、自機及び/又は自機に隣接する他機の動作状態や機能搭載状況に応じて、指示された電源制御が実行可能か否かを判定し、その判定結果に基づいて電源制御を実行するという動作を実現する。
これによって、本発明に係る電源制御方法は、ユーザの使用感を損なうことなく消費電力を抑制することが可能な環境を提供できる。
本発明によれば、自機の配置位置やユーザ位置などの利用環境を考慮した電源制御の要否判定、ならびに自機及び/又は自機に隣接する他機の動作状態や機能搭載状況を考慮した電源制御の可否判定などの各判定結果に基づいて電源制御を実行することにより、ユーザの使用感を損なうことなく消費電力を抑制可能な画像処理装置、電源制御方法、電源制御プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、「実施形態」という。)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<ハードウェア構成>
まず、本実施形態に係る画像処理装置100のハードウェア構成について説明する。図1は、本実施形態に係る画像処理装置100のハードウェア構成例を示す図である。
図1に示すように、画像処理装置100は、操作パネル11、外部記憶I/F12、コントローラ13、データ通信I/F14、HDD(Hard Disk Drive)110、スキャナ15、及びプロッタ16を有し、それぞれがバスで相互に接続されている。
操作パネル11は、入力装置101と表示装置102とを有しており、入力装置101は、ハードウェアキーなどで構成され、当該画像処理装置100に各操作信号を入力するのに用いられる。また、表示装置102は、ディスプレイなどで構成され、例えば動作条件などの画像処理動作に関する各種情報を表示する。
データ通信I/F14は、インタフェース装置109を有しており、当該画像処理装置100を、有線及び/又は無線回線などデータ通信網に接続するインタフェースである。
HDD110は、当該画像処理装置100で取り扱われる画像データなどの各種データを格納する。また、HDD110は、これらの各種データを、所定のファイルシステムやDB(Data Base)により管理する。
外部記憶I/F12は、例えばSDメモリカード(SD Memory Card)やUSBメモリ(Universal Serial Bus Memory)を含むフラッシュメモリなどの記録媒体104を、当該画像処理装置100に接続するためのインタフェースである。この外部記憶I/F12によって、当該画像処理装置100と記録媒体104との間でデータのやり取りが行える。例えば、記録媒体104は、アプリケーションプログラムなどをインストールするときに利用する。
コントローラ13は、ROM(Read Only Memory)105、RAM(Random Access Memory)106、NV−RAM(Non Volatile RAM)107、及びCPU(Central Processing Unit)108を有している。
ROM105は、当該画像処理装置100全体を制御する基本ソフトウェアやアプリケーションソフトウェアなどの各種プログラム及びデータを格納する。また、RAM106は、ROM105やHDD110から読み出されたプログラムやデータを一時保持する。NV−RAM107は、画像形成動作を制御するための初期設定値などのデータを格納する。さらにCPU108は、RAM106上に読み出されたプログラムを実行する。コントローラ13は、上記構成により、ROM105からRAM106上に読み出された基本ソフトウェアプログラムをCPU108により実行し、当該画像処理装置100全体を制御する。
スキャナ15は、画像読取装置111を有し、読み取り面上の原稿を光学的に読み取り画像データを生成する。プロッタ16は、タンデム方式の印刷装置112を有し、例えば電子写真方式によって、コントローラ13から転送されたビットマップイメージを用紙に印刷する。なお、画像形成方式については、電子写真方式に限らない。
また、ファクシミリ(非図示)は、上記プロッタ16及び上記データ通信I/F14により実現される。ファクシミリは、データ通信I/F14によりファックスデータを受信し、プロッタ16により受信データを印刷する。
電源装置(非図示)は、上記ハードウェアに対して所定の電力を供給する装置である。なお、電源装置は、当該画像処理装置100に備えられていてもよいし、当該画像処理装置100に外部から電力供給を行う構成であってもよい。
このように、本実施形態に係る画像処理装置100では、コントローラ13のRAM106に読み出された所定のプログラムがCPU108で実行され、当該装置が備える各インタフェースから入力されたデータに対して要求された画像処理を行う。
なお、上記ハードウェア構成は、本実施形態に係る画像処理装置100が複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である場合の例である。本実施形態に係る画像処理装置100は、複合機以外にも、プリンタ、ファクシミリ、スキャナと言った装置も含まれる。ただし、以降の説明では、便宜上、複合機を例に挙げる。
<動作環境>
次に、上記画像処理装置100の動作環境について説明する。図2は、本実施形態に係る画像処理装置100の動作環境例(その1)を示す図である。
図2に示すように、本実施形態に係る画像処理装置100の動作環境には、3通りの環境が主な例として挙げられる。まず図2(A)に示すような、1つ又は複数の光センサ201と、所定のデータ伝送路で相互に接続される動作環境である。また、図2(B)に示すような、1つ又は複数のクライアントPC(Personal Computer)300(以下、単に「PC」という。)と、所定のデータ伝送路で相互に接続される動作環境である。
このような動作環境の場合、例えば画像処理装置100は、接続された複数の光センサ201nによる検知情報又は複数のPC300nによる応答情報といった電源制御の要否判定において用いる複数の動的情報を取得する。ただし、取得可能な動的情報は同種の情報である。
次に、図2(C)に示すような、光センサ201、温度センサ202、人感センサ203、及びPC300と、所定のデータ伝送路で相互に接続される動作環境である。(A)と(B)に示す動作環境との違いは、異なる種のセンサ(以下「各種センサ類」という)が接続されている点や、各種センサ類とPC300とが組み合わせられて接続されている点である。
このような動作環境の場合、例えば画像処理装置100は、接続された各種センサ類による検知情報及びPC300による応答情報といった電源制御の要否判定において用いる複数の動的情報を取得する。つまり、取得可能な動的情報は異種の情報である。
<電源制御機能>
ここからは、本実施形態に係る画像処理装置100が有する電源制御機能について詳しく説明する。
本実施形態に係る画像処理装置100では、自機の配置位置と設備の使用状況から推定したユーザ位置とから判断したユーザの機器使用可能性に基づいて、電源制御(通常モード/省エネモードへの移行)を行う必要があるか否かを判定し、その判定結果に基づいて実行を指示する。さらに、自機の動作状態や機能搭載状況に応じて、指示された電源制御が実行可能か否かを判定し、その判定結果に基づいて電源制御を実行する。このような電源制御機能を有している。
画像処理装置100をユーザが利用する場面には、ユーザ端末などのPC300を介して利用する場面(例えば「印刷ジョブ要求」など)や、当該画像処理装置100に対峙して利用する場面(例えば「コピー」など)が挙げられる。そこで、画像処理装置100では、自機の配置位置とユーザ位置などの利用環境を考慮した電源制御の要否判定を行う。
また、画像処理装置100では、動作状態や機能搭載状況によって、電源制御の実行が行えない場合や実行タイミングを所定の条件が満たされるまで遅延させる必要がある。そこで、画像処理装置100では、自機の動作状態や機能搭載状況を考慮した電源制御の可否判定を行う。
これによって、より細かい単位で電源制御を実行することができる。その結果、ユーザの使用感を損なうことなく消費電力を抑制することができる。
では、上記電源制御機能の構成とその動作について説明する。
《機能構成》
図3は、本実施形態に係る電源制御機能の構成例(その1)を示す図である。なお、図3には、図2(A)に示した動作環境における画像処理装置100の機能構成例が示されている。
図3に示すように、画像処理装置100は、電源制御指示部21、設備の使用状況を判断するための情報(以下「使用状況判断情報」という)31が保持された記憶装置の所定の記憶領域である判断情報保持部22、及び電源制御実行部23を含む電源制御部20を有している。
このように、本実施形態に係る電源制御機能は、上記各機能部が連係動作することにより実現される。
(電源制御の指示)
電源制御指示部21は、後述する電源制御実行部23に電源制御の実行を指示する機能部である。電源制御指示部21は、電源制御を行う必要があるか否かを判定する第1の判定部21aを有しており、判断情報保持部22が保持する使用状況判断情報31を参照し、第1の判定部21aが判定した結果に基づいて電源制御の実行を指示する。判断情報保持部22は、例えば図4に示すような使用状況判断情報31aを保持している。
図4は、本実施形態に係る使用状況判断情報31aのデータ例(その1)を示す図である。図4に示すように、使用状況判断情報31aは、「センサ識別情報」、「ロケーション情報」、及び「検知情報」の各項目を含み、それぞれが対応付けられている。
「センサ識別情報」は、光センサ201を識別する情報である。「ローケーション情報」は、光センサ201の配置位置を表す情報である。「検知情報」は、光センサ201からの取得される受光量を表す情報(入力情報)である。また、上記各項目は、管理者を含むユーザが、当該画像処理装置100が備える操作パネル11、所定のツール(ブラウザなど)、又は所定のコマンドを用いて設定・変更が可能となっている。なお、上記「検知情報」については、電源制御部20が、各光センサ2011〜3から検知情報を受信し、該当項目のデータを更新する。このようにして、使用状況判断情報31は、最新の状態に保たれる。
((電源制御の要否判定))
第1の判定部21aは、上述したような使用状況判断情報31の各項目のデータを基に、画像処理装置100の配置位置と照明の使用状況から推定したユーザ位置とから、ユーザの機器使用可能性を判断する。第1の判定部21aは、判断したユーザの機器使用可能性に基づいて、電源制御(通常モード/省エネモードへの移行)を行う必要があるか否かを判定する。
例えば、光センサ201の場合、光センサ201が受光した光量(検知情報)と、照明点灯時(オン)/消灯時(オフ)を判定する基準ルクスである所定の光量とに基づき、照明の使用状況を判断できる。具体的には、光センサ201が受光した光量が"多い"場合には、照明点灯時であると判断でき、一方、受光した光量が"少ない"場合には、照明消灯時であると判断できる。
このようにして判断された上記照明の使用状況から、ユーザの位置が推定できる。ユーザ位置の推定は、上記「ロケーション情報」を用いて行う。具体的には、照明が消灯時であると判断された場合、該当した照明が配置されたエリア、すなわち、受光した光量が少ない光センサ201が配置されたエリアにユーザが存在しないことが想定できる。一方、照明が点灯時であると判断された場合、該当した照明が配置されたエリアにユーザが存在することが想定できる。
そして、このようにして推定したユーザ位置と、画像処理装置100の配置位置とが同じであれば、画像処理装置100が使用される可能性が高いと考えられる。なぜなら、一般的に、ユーザは、自身が作業を行っている場所(例えば「デスクのそば」など)に最も近い機器を利用するからである。
そこで、第1の判定部21aは、画像処理装置100のロケーション情報と、ユーザ位置を推定する際に用いた光センサ201のロケーション情報とを比較し、その比較結果からユーザの機器使用可能性を判断する。具体的には、互いのロケーション情報が一致した場合、画像処理装置100がユーザに近いことが予想され、画像処理装置100がユーザに使用される可能性が高いと判断できる。一方、ロケーション情報が不一致の場合、画像処理装置100がユーザから遠いことが予想され、ユーザに使用される可能性が低いと判断できる。
その結果、第1の判定部21aは、上記使用可能性が低いと判断された場合、画像処理装置100の電源が通常モード状態であれば、消費電力を低減するため省エネモードへの移行を指示する必要があると判定する。一方、使用可能性が高いと判断された場合、画像処理装置100の電源が省エネモード状態であれば、ユーザの使用感向上のため通常モードへの移行を指示する必要があると判定する。
このように、画像処理装置100では、電源制御指示部21が有する第1の判定部21aにより、自機の配置位置とユーザ位置などの利用環境を考慮した電源制御の要否判定を行うことができる。
なお、画像処理装置100のロケーション情報は、以下に説明するソフトウェア構成によって、電源制御指示部21が有する第1の判定部21aにより取得することができる。
図5は、本実施形態に係るソフトウェア構成例を示す図である。本実施形態に係る画像処理装置100では、図5に示すようなソフトウェア構成により電源制御部20が実装される。
電源制御部20を実現するプログラム(ソフトウェア部品)は、Java(登録商標)アプリケーションソフトウェアである。そのため、Java(登録商標)アプリケーションの開発をする際に必要となる、ライブラリ、各種サンプル、ツール、ドキュメントなどで構成されたソフトウェア開発者向けのキットであるSDKJ(Software Development Kit for Java)42上に実装される。また、SDKJ42は、Java(登録商標)バイトコードをプラットフォームPFのネイティブコード(実行可能なコード)に変換して実行するソフトウェアであるJava(登録商標)VM(Java Virtual Machine)41上に実装される。また、Java(登録商標)VM41は、画像処理装置100が搭載するプラットフォームPF上に実装される。
なお、上記プラットフォームPFは、コントロールサービス(CS:Control Service)、システムリソースマネージャ(SRM:System Resource Manager)、及びOS(Operating System)などを含む。コントロールサービスは、アプリケーションからの処理要求を解釈してハードウェア資源の獲得要求(例えば「メモリの確保」など)を発生させる。システムリソースマネージャは、1つ又は複数のハードウェア資源の管理を行い、コントロールサービスからの獲得要求を調停する。
また、ソフトウェア構成は、上記構成に限らず、SDKJ42を含まない構成であってもよい。ただし、以降の説明では、便宜上、電源制御部20を実現するプログラムがSDKJ42上に実装される構成を例に挙げる。
画像処理装置100では、上記ソフトウェア構成により、電源制御部20を実現するプログラムが、当該画像処理装置100が備える各種ハードウェア51と、SNMP(Simple Network Management Protocol)を用いたデータ処理を行うことができる。つまり、電源制御部20がSNMPマネージャ機能を有し、一方、ハードウェア51がSNMPエージェント機能を有する。
これにより、第1の判定部21aは、SNMPのGetコマンドを用いて、エージェントにロケーション情報の設定値を問い合わせ、応答を受信する。
なお、上記ロケーション情報の取得については、Getコマンドを用いた情報取得(例えば「ポーリング処理による取得」など)以外に、Trapによるエージェントからの通知を受信することで取得する方法であってもよい。
(電源制御の実行)
電源制御実行部23は、実行指示に従って当該画像処理装置100の電源制御を実行する機能部である。電源制御実行部23は、電源制御指示部21からの実行指示を受け付けると、当該画像処理装置100が備える電源装置(非図示)に対して電源状態の移行を指示することにより、電源制御を実行する。具体的には、通常モードから省エネモード、又は省エネモードから通常モードへの状態移行を指示する。
電源制御実行部23は、実行指示に従って電源制御が実行できるか否かを判定する第2の判定部23aを有しており、第2の判定部23aが、所定の判定条件に従って判定した結果に基づいて、電源装置(非図示)に対して電源状態の移行を指示する。
((電源制御の可否判定))
上述したように、画像処理装置100では、動作状態や機能搭載状況によって、電源制御の実行が行えない場合や実行タイミングを所定の条件が満たされるまで遅延させる必要がある。例えば、ユーザから受け付けた印刷ジョブが完了していない場合などである。そこで、第2の判定部23aは、画像処理装置100の動作状態や機能搭載状況に応じて、指示された電源制御が実行できるか否かを判定する。
以下に、上記動作状態や機能搭載状況に応じた電源制御の可否判定例を示す。
・未処理ジョブの有無
第2の判定部23aは、まず、未処理のジョブ実行要求を一時保持しているキューを参照し、処理完了していないジョブが存在するか否かを確認する。このとき、電源制御指示部21から、通常モードから省エネモードへの電源状態の移行指示を受け付けていた場合、第2の判定部23aは、処理完了していないジョブ(未処理のジョブ)が存在していることが確認されると、指示された電源制御が実行できないと判定する。その結果、電源制御実行部23は、上記判定結果に基づいて、キューに保持されている全てのジョブの処理が完了するまで、通常モードから省エネモードへの電源状態の移行を遅延させる。
・機能搭載状況
第2の判定部23aは、画像処理装置100がファクシミリ機能を搭載しているか否かを確認する。このとき、電源制御指示部21から、通常モードから省エネモードへの電源状態の移行指示を受け付けていた場合、第2の判定部23aは、ファクシミリ機能を搭載していることが確認されると、指示された電源制御が実行できないと判定する。その結果、電源制御実行部23は、上記判定結果に基づいて、通常モードから省エネモードへの電源状態の移行を行わない。
このように、画像処理装置100では、電源制御実行部23が有する第2の判定部23aにより、自機の動作状態や機能搭載状況を考慮した電源制御の可否判定を行うことができる。
なお、電源制御実行部23は、SNMPのSetコマンドを用いて、当該画像処理装置100が備える電源装置(非図示)に対して電源状態を指定する制御値を設定し、電源状態の移行を指示する。
なお、上記機能構成では、第1の判定部21aを電源制御指示部21が有し、また第2の判定部23aを電源制御実行部23が有しているが、この限りでない。例えば、第1の判定部21a及び第2の判定部23aを、電源制御指示部21が有する構成であってもよい。このような構成の場合には、当該画像処理装置100に外部から電力供給を行う電源装置(非図示)に対して、電源制御の実行を指示することができる。ただし、以降の説明では、便宜上、電源制御指示部21及び電源実行部23が上記各判定部を有する構成を例に挙げる。
《機能動作》
ここからは、上記に説明を行った各機能部による動作について説明する。電源制御機能は、画像処理装置100に搭載(インストール)される電源制御プログラム(ソフトウェア部品)が、CPU108により格納先(例えば「ROM105」など)からRAM106に読み出され、以下の処理が実行されることで実現される。なお、以下の処理手順の説明では、便宜上、電源制御機能における「電源制御指示」及び「電源制御実行」の各処理を分けて説明する。
(電源制御を指示する処理)
図6は、本実施形態に係る電源制御を指示する処理手順例(その1)を示すフローチャートである。
図6に示すように、画像処理装置100は、電源制御指示部21が、判断情報保持部22が保持する使用状況判断情報31を参照する(ステップS101)。
電源制御指示部21が有する第1の判定部21aは、使用状況判断情報31の全ての検知情報が"少ない"(受光量が少ない)かつ機器電源が"通常モード"であるか否かを判定する(ステップS102)。
ステップS102において、上記条件が満たされた場合には(ステップS102:YES)、ユーザの使用可能性が低いと判断し、画像処理装置100の電源制御を行う必要があると判定する。つまり、全ての検知情報が"少ない"ということは全ての照明が消灯状態であることが予想され、画像処理装置100の使用可能性は低いと判断できる。その結果、電源制御指示部21は、第1の判定部21aの判定結果に基づいて、電源制御実行部23に通常モードから省エネモードへ移行する電源制御を指示する(ステップS103)。その後、ステップS101の処理手順へ移行する。
一方ステップS102において、上記条件が満たされなかった場合には(ステップS102:NO)、第1の判定部21aは、SNMPのコマンドを用いて当該画像処理装置100のロケーション情報を取得する。続いて、取得したロケーション情報と、使用状況判断情報31において検知情報が"多い"光センサ201のロケーション情報とを比較し、互いのロケーション情報が一致する検知情報を参照する(ステップS104)。
その後、第1の判定部21aは、該当する検知情報が"多い"(受光量が多い)かつ機器電源が"省エネモード"であるか否かを判定する(ステップS105)。
ステップS105において、上記条件が満たされた場合には(ステップS105:YES)、第1の判定部21aは、ユーザの使用可能性が高いと判断し、画像処理装置100の電源制御を行う必要があると判定する。つまり、照明の点灯状態を検知した光センサ201付近には、ユーザが存在することが予想される。その結果、光センサ201付近に配置される画像処理装置100の使用可能性は高いと判断できる。よって、電源制御指示部21は、第1の判定部21aの判定結果に基づいて、電源制御実行部23に省エネモードから通常モードへ移行する電源制御を指示する(ステップS106)。その後、ステップS101の処理手順へ移行する。
一方、ステップS105において、上記条件が満たされなかった場合には(ステップS105:NO)、第1の判定部21aは、該当する検知情報が"少ない"かつ機器電源が"通常モード"であるか否かを判定する(ステップS107)。
ステップS107において、上記条件が満たされた場合には(ステップS107:YES)、第1の判定部21aは、ユーザの使用可能性が低いと判断し、画像処理装置100の電源制御を行う必要があると判定する。つまり、照明の消灯状態を検知した光センサ201付近には、ユーザが存在しないことが予想される。その結果、光センサ201付近に配置される画像処理装置100の使用可能性は低いと判断できる。よって、電源制御指示部21は、第1の判定部21aの判定結果に基づいて、電源制御実行部23に通常モードから省エネモードへ移行する電源制御を指示する(ステップS108)。その後、ステップS101の処理手順へ移行する。
一方、ステップS107において、上記条件が満たされなかった場合には(ステップS107:NO)、第1の判定部21aは、ユーザの使用可能性が高いと判断し、画像処理装置100の電源制御を行う必要がないと判定する。
(電源制御を実行する処理)
図7は、本実施形態に係る電源制御を実行する処理手順例(その1)を示すフローチャートである。
図7に示すように、画像処理装置100は、電源制御実行部23が、電源制御指示部21から電源制御の指示(電源状態の移行指示)を受け付けると(ステップS201:YES)、受け付けた指示が、通常モードから省エネモードへの移行指示か否かを判定する(ステップS202)。
ステップS202において、省エネモードへの移行指示であった場合には(ステップS202:YES)、電源制御実行部23は、画像処理装置100の電源状態が通常モードであるか否かを判定する(ステップS203)。
ステップS203において、通常モードであった場合には(ステップS203:YES)、電源制御実行部23が有する第2の判定部23aが、未処理のジョブ実行要求を一時保持しているキューを参照し、処理完了していないジョブが存在するか否かを確認する(ステップS204)。
ステップS204において、処理完了していないジョブ(未処理のジョブ)が存在していることが確認されると(ステップS204:YES)、第2の判定部23aは、キューに保持されている全てのジョブの処理が完了するまで、電源制御の実行を待つ。
一方、ステップS204において、要求を受け付けた全てのジョブについて処理が完了したことが確認されると(ステップS204:NO)、電源制御実行部23が、第2の判定部23aによる上記判定結果に基づいて、当該画像処理装置100が備える電源装置(非図示)に対して電源状態を通常モードから省エネモードへ移行する制御値を設定し、電源制御を実行する(ステップS205)。その後、ステップS201の処理手順へ移行する。
また、ステップS203において、電源状態が通常モードでなかった場合には(ステップS203:NO)、電源制御実行部23は、指示された電源状態と現在の電源状態が同じく電源状態の移行を行う必要がないことから、電源制御を実行せず、ステップS201の処理手順へ移行する。
また、ステップS202において、電源制御の指示が、省エネモードへの移行指示でなかった場合には(ステップS202:NO)、電源制御実行部23が、画像処理装置100の電源状態が省エネモードであるか否かを判定する(ステップS206)。
ステップS206において、省エネモードであった場合には(ステップS206:YES)、電源制御実行部23が、上記判定結果に基づいて、当該画像処理装置100が備える電源装置(非図示)に対して電源状態を省エネモードから通常モードへ移行する制御値を設定し、電源制御を実行する(ステップS207)。その後、ステップS201の処理手順へ移行する。
一方、ステップS207において、省エネモードでなかった場合には(ステップS206:NO)、電源制御実行部23は、指示された電源状態と現在の電源状態が同じく電源状態の移行を行う必要がないことから、電源制御を実行せず、ステップS201の処理手順へ移行する。
<変形例>
さらにここからは、上述した電源制御機能の各種変形例について図面を用いて説明する。
(1)電源制御の要否判定の拡張
上記電源制御機能において、電源制御指示部21が有する第1の判定部21aでは、機器使用が想定されるユーザ位置を推定するために、ユーザ作業時に点灯状態となる照明の使用状況(同種の設備の使用状況)に基づいて、電源制御の要否判定を行う。
上記ユーザ位置の推定では、上記照明の使用状況に限らず、例えば図8に示すようなユーザ端末であるPC300の使用状況も含む使用状況判断情報31bを用いてもよい。つまり、図2(C)の示したような動作環境に対応する電源制御機能である。
図8は、本実施形態に係る使用状況判断情報31bのデータ例(その2)を示す図である。図8に示すように、使用状況判断情報31bは、「センサ・PC識別情報」、「ロケーション情報」、及び「検知・応答情報」の各項目を含み、それぞれが対応付けている。
「センサ・PC識別情報」は、光センサ201又はPC300を識別する情報である。「ロケーション情報」は、光センサ201又はPC300の配置位置を表す情報である。「検知・応答情報」は、光センサ201又はPC300からの取得情報である。
なお、上記「検知・応答情報」については、電源制御部20が、各光センサ2011〜3から検知情報、又はPC300から応答情報を受信し、該当項目のデータを更新する。このようにして、使用状況判断情報31は、最新の状態に保たれる。
また、上記応答情報とは、電源制御部20が、当該画像処理装置100が備えるデータ通信I/F14を介してネットワークなどの所定のデータ伝送路を経由し、PC300から取得したレスポンス結果に関する情報である。電源制御部20は、例えばPC識別情報であるIPアドレスに基づいてPC300を指定し、所定のコマンド(例えば「pingコマンド」など)を用いてPC300からのレスポンスを要求する。その結果、電源制御部20は、PC300からの応答情報(レスポンス結果)を使用状況判断情報31に記録する。
((電源制御の要否判定))
本変形例に係る第1の判定部21aは、画像処理装置100の配置位置と、上述したような使用状況判断情報31の各項目のデータを基に推定したユーザ位置とから、ユーザの機器使用可能性を判断する。第1の判定部21aは、判断したユーザの機器使用可能性に基づいて、電源制御(通常モード/省エネモードへの移行)を行う必要があるか否かを判定する。
例えば、PC300の場合、PC300からの応答情報を基に、PC300の使用状況を判断できる。具体的には、PC300からの応答情報が"レスポンスあり"の場合には、PC300が電源オンの状態で通信可能(稼動状態)であると判断できる。一方、応答情報が"レスポンスなし"の場合には、PC300が電源オフの状態で通信不可能(停止状態)であると判断できる。
このようにして判断された上記PC300の使用状況から、照明と同じようにユーザの位置が推定できる。ユーザ位置の推定は、上記「ロケーション情報」を用いて行う。具体的には、PC300が停止状態であると判断された場合、該当したPC300が配置されたエリアにユーザが存在しないことが想定できる。一方、PC300が稼動状態であると判断された場合、該当したPC300が配置されたエリアにユーザが存在することが想定できる。つまり、正常なレスポンスが行われたPC300が配置されたエリアがユーザ位置となる。
そして、このようにして推定したユーザ位置と、画像処理装置100の配置位置とが同じであれば、画像処理装置100が使用される可能性が高いと考えられる(理由は照明と同様)。
そこで、第1の判定部21aは、画像処理装置100のロケーション情報と、ユーザ位置を推定する際に用いたPC300のロケーション情報とを比較し、その比較結果からユーザの機器使用可能性を判断する。
その結果、第1の判定部21aは、上記使用可能性が低いと判断された場合(ロケーション情報が異なる場合)、画像処理装置100の電源が通常モード状態であれば、消費電力を低減するため省エネモードへの移行を指示する必要があると判定する。一方、使用可能性が高いと判断された場合(ロケーション情報が一致した場合)、画像処理装置100の電源が省エネモード状態であれば、ユーザの使用感向上のため通常モードへの移行を指示する必要があると判定する。
このように、本変形例は、電源制御指示部21が有する第1の判定部21aにより、PC300や光センサ201などから取得可能な異種の動的情報を基に、自機の配置位置とユーザ位置などの利用環境を考慮した電源制御の要否判定を行うことができる。また、このように異種の動的情報を基に判定を行った場合、より正確な電源制御の要否を判定することができる。例えば、あるユーザが、自身のデスクに設置されたPC300の電源はオフしたものの、照明を消し忘れて帰宅したというような場合が考えられる。このような場合、照明の使用状況のみに基づいた要否判定では、電源制御を行う必要がないものと判断してしまい、誤った電源制御を招くこととなる。このように、本変形例では、誤った判定やそれに伴う電源制御を防ぐことができる。
(電源制御を指示する処理:その2)
本変形例に係る電源制御機能の動作について説明する。なお、上記電源制御の要否判定の主な処理手順については、上述した図6に示す処理手順のとおりである。よって、以下の説明では、便宜上、図6に示す処理手順と異なる手順についてのみ行う。
図9は、本実施形態に係る電源制御を指示する処理手順例(その2)を示すフローチャートである。
図6に示す処理手順との違いは、図9に示すステップS302からS308の各処理手順である。
図9に示すように、画像処理装置100は、電源制御指示部21が有する第1の判定部21aが、使用状況判断情報31の全ての検知情報が"少ない"又は全ての応答情報が"レスなし"、かつ機器電源が"通常モード"であるか否かを判定する(ステップS302)。
ステップS302において、上記条件が満たされた場合には(ステップS302:YES)、第1の判定部21aは、ユーザの使用可能性が低いと判断し、画像処理装置100の電源制御を行う必要があると判定する。その結果、電源制御指示部21は、第1の判定部21aの判定結果に基づいて、電源制御実行部23に通常モードから省エネモードへ移行する電源制御を指示する(ステップS303)。
一方ステップS302において、上記条件が満たされなかった場合には(ステップS302:NO)、第1の判定部21aは、SNMPのコマンドを用いて当該画像処理装置100のロケーション情報を取得する。続いて、取得したロケーション情報と、使用状況判断情報31において検知情報が"多い"光センサ201のロケーション情報又は応答情報が"レスあり"PC300のロケーション情報のどちらか一方とを比較し、互いのロケーション情報が一致する検知情報又は応答情報を参照する(ステップS304)。
その後、第1の判定部21aは、該当する検知情報が"多い"又は応答情報が"レスあり"、かつ機器電源が"省エネモード"であるか否かを判定する(ステップS305)。
ステップS305において、上記条件が満たされた場合には(ステップS305:YES)、第1の判定部21aは、ユーザの使用可能性が高いと判断し、画像処理装置100の電源制御を行う必要があると判定する。その結果、電源制御指示部21は、第1の判定部21aの判定結果に基づいて、電源制御実行部23に省エネモードから通常モードへ移行する電源制御を指示する(ステップS306)。
一方、ステップS305において、上記条件が満たされなかった場合には(ステップS305:NO)、第1の判定部21aは、該当する検知情報が"少ない"又は応答情報が"レスなし"、かつ機器電源が"通常モード"であるか否かを判定する(ステップS307)。
ステップS307において、上記条件が満たされた場合には(ステップS307:YES)、第1の判定部21aは、ユーザの使用可能性が低いと判断し、画像処理装置100の電源制御を行う必要があると判定する。その結果、電源制御指示部21は、第1の判定部21aの判定結果に基づいて、電源制御実行部23に通常モードから省エネモードへ移行する電源制御を指示する(ステップS308)。
一方、ステップS307において、上記条件が満たされなかった場合には(ステップS307:NO)、第1の判定部21aは、ユーザの使用可能性が高いと判断し、画像処理装置100の電源制御を行う必要がないと判定する。
(2)電源制御の可否判定の拡張
上記電源制御機能において、電源制御実行部23が有する第2の判定部23aでは、機器の動作状態や機能搭載状況に応じて、電源制御の可否判定を行う。このときの電源制御の可否判定条件は、電源制御機能の設計段階において予め決められたものであり、条件の変更や追加、また条件の有効/無効などの設定を行うためには、改めて設計しなおす必要がある。
((電源制御の可否判定))
そこで、本変形例では、電源制御の可否判定条件を容易に拡張可能な構成とする。具体的には、第2の判定部23aが、所定の判定条件に従って電源制御の実行を確認する手続きが複数定義された、例えば図10に示すような実行確認制御情報32aに基づいて、画像処理装置100の電源制御が実行できるか否かを判定する。
図10は、本実施形態に係る実行確認制御情報32aのデータ例を示す図である。図10に示すように、実行確認制御情報32aは、「機能識別情報」、「機能定義情報」、及び「有効/無効情報」の各項目を含み、それぞれが対応付けられている。
「機能識別情報」は、定義された各実行確認機能を識別する情報である。「機能定義情報」は、電源制御の実行を確認する手続き(実行確認処理)を定義した情報である。「有効/無効情報」は、実行確認機能の有効/無効を示す情報である。つまり、上述した第2の判定部23aの判定条件を、上記機能定義情報の項目に複数定義することができる。
図10に示すデータ例では、電源制御の可否判定条件として、3つの条件が定義されている。具体的には、画像処理装置100における未処理ジョブの存在を確認する「未処理ジョブ確認」、画像処理装置100がメンテナンス状態であるかを確認する「メンテナンス状態確認」、及び画像処理装置100がファクシミリ機能を搭載しているかを確認する「搭載機能確認」である。
また、上記各項目は、管理者を含むユーザが、当該画像処理装置100が備える操作パネル11、所定のツール(ブラウザなど)、又は所定のコマンドを用いて設定・変更が可能となっている。このようにして、実行確認制御情報32は、最新の状態に保たれる。
なお、図中の機能定義情報では、便宜上、電源制御の実行を確認する手続きとして、C言語などで記述したプログラムコード例を記載したが、これに限らない。
このように、画像処理装置100では、実行確認制御情報32に定義された電源制御の実行を確認する手続き、すなわち、電源制御実行部23が有する第2の判定部23aの判定条件に従って、自機の動作状態や機能搭載状況を考慮した電源制御の可否判定を行うことができる。本変形例では、可否判定の際に用いる条件を定義したデータを、実行確認制御情報32として、電源制御プログラムから別途独立させた(例えば「外部ファイル」とした)ことにより、条件の変更や追加、また条件の有効/無効などの設定を容易に行うことができる。つまり、このような構成により、電源制御の可否判定を容易に拡張することができる。
(電源制御を実行する処理)
本変形例に係る電源制御機能の動作について説明する。なお、上記電源制御の可否判定の主な処理手順については、上述した図7に示す処理手順のとおりである。よって、以下の説明では、便宜上、図7に示す処理手順と異なる手順についてのみ行う。
図11は、本実施形態に係る電源制御を実行する処理手順例(その2)を示すフローチャートである。
図7に示す処理手順との違いは、図11に示すステップS404からS407の処理手順である。
図11に示すように、画像処理装置100は、電源制御実行部23が、画像処理装置100の電源状態が通常モードであるか否かを判定する(ステップS403)。
ステップS403において、通常モードであった場合には(ステップS403:YES)、電源制御実行部23が、当該画像処理装置100が備える記憶装置(例えば「HDD110」など)の所定の記憶領域に保持している実行確認制御情報32を参照する(ステップS404)。
続いて、電源制御実行部23は、実行確認制御情報32の有効/無効設定に基づき、有効な実行確認処理(電源制御の可否判定処理)が存在するか否かを判定する(ステップS405)。
ステップS405において、有効な実行確認処理が存在する場合には(ステップS405:YES)、第2の判定部23aが、機能定義情報を基に有効な実行確認処理を行う(ステップS406)。その結果、第2の判定部23aは、上記実行確認処理の結果に基づいて、指示された電源制御が実行できるか否かを判定する(ステップS407)。
ステップS407において、電源制御が実行できるとの判定結果の場合には(ステップS407:YES)、電源制御実行部23が、上記判定結果に基づいて、当該画像処理装置100が備える電源装置(非図示)に対して電源状態を省エネモードから通常モードへ移行する制御値を設定し、電源制御を実行する(ステップS408)。
一方、ステップS407において、電源制御が実行できないとの判定結果の場合には(ステップS407:NO)、ステップS404の処理手順へ移行する。つまり、電源制御実行部23は、指示された電源制御が実行可能になるまで待つ。
また、ステップS405において、有効な実行確認機能が存在しない場合(全て無効だった場合)には(ステップS405:NO)、ステップS408の処理手順へ移行する。
(実行確認を行う処理)
続いて、上記ステップS406の処理手順(実行確認処理)について詳しく説明する。
図12は、本実施形態に係る電源制御の実行確認を行う処理手順例を示すフローチャートである。
図12に示すように、第2の判定部23aは、有効/無効設定に基づき、参照中の実行確認処理が有効か否かを判定する(ステップS501)。
ステップS501において、実行確認処理が有効であった場合には(ステップS501:YES)、第2の判定部23aが、対応する機能定義情報から、電源制御の実行を確認する手続き(電源制御の可否判定条件)を特定し、特定した手続きに従って、実行確認処理を行う(ステップS502)。具体的には、機能定義情報に設定された実行確認モジュール(電源制御の可否判定条件が記述されたプログラム)を実行する。その結果、実行確認結果である真偽値が得られる。
続いて、第2の判定部23aは、設定された機能識別情報を最後まで参照したか否かを判定する(ステップS503)。
ステップS503において、最後まで参照されたことが確認できると(ステップS503:YES)、第2の判定部23aは、得られた実行確認結果(真偽値)を戻り値に代入する(ステップS504)。
また、ステップS503において、機能識別情報を最後まで参照していない場合には(ステップS503:NO)、第2の判定部23aは、次に設定されている機能識別情報を参照し(ステップS505)、ステップS501の処理手順へ移行する。
このように、上記実行確認処理では、実行確認制御情報32に定義された電源制御の実行を確認する手続き(電源制御の可否判定条件)のうち、実行確認処理として有効な手続きが順に実行される。よって、電源制御の可否判定は、画像処理装置100の動作状態や機能搭載状況に応じた複数の実行確認結果に基づいて判定される。
<他の動作環境に対応した機能構成例>
上述した画像処理装置100では、光センサ201、温度センサ202、及び人感センサ203などの各種センサ類からの検知情報、またユーザ端末であるPC300からの応答情報などに基づいて電源制御を実行する電源制御機能について説明を行った。
ここでは、その変形例として、例えば図13に示すような動作環境に対応する機能構成について説明する。
図13は、本実施形態に係る画像処理装置の動作環境例(その2)を示す図である。
図13に示すように、本変形例に係る動作環境は、光センサ201、温度センサ202、人感センサ203、及びPC300が、所定のデータ伝送路で相互に接続される状態監視装置400に、画像処理装置100が接続される動作環境である。図2(C)に示した動作環境との違いは、各種センサ類とPC300とが、画像処理装置100に接続されているのではなく、状態監視装置400に接続されている点である。
このような動作環境の場合、例えば画像処理装置100は、各種センサ類による検知情報及びPC300による応答情報といった電源制御の要否判定において用いる異種の動的情報を、状態監視装置400から取得する。
図14は、本実施形態に係る電源制御機能の構成例(その2)を示す図である。
図14に示すように、本変形例に係る電源制御部20は、図3に示した電源制御指示部21及び電源制御実行部23の他に、状態監視情報取得部24を有している。
状態監視情報取得部24は、状態監視装置400から、各種センサ類による検知情報及びPC300による応答情報を取得する機能部である。
図3に示した電源制御機能では、電源制御の要否判定において用いる異種の動的情報を、判断情報保持部22に保持する構成であった。しかし、上記動作環境において、これらの動的情報は、状態監視装置400により状態監視情報34として定期的に収集・保持される。
このことから、本変形例では、状態監視装置400から状態監視情報34を取得することにより、画像処理装置100内部に最新の検知情報及び応答情報を保持しない構成としている。つまり、判断情報保持部22を有していない構成としている。
よって、本変形例に係る電源制御指示部21は、状態監視情報取得部24により取得した状態監視情報34である検知情報及び応答情報を基に、電源制御の要否判定を行い、判定結果に基づいて、電源制御実行部23へ実行を指示する。
このように、本変形例に係る画像処理装置100では、上記状態監視装置400などの情報収集機能を有する外部装置と連係して電源制御を行うことができる。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る画像処理装置100は、自機の配置位置やユーザ位置などの利用環境を考慮した電源制御の要否判定、ならびに自機の動作状態や機能搭載状況を考慮した電源制御の可否判定などの各判定結果に基づいて電源制御を実行する。
これにより、画像処理装置100は、ユーザの使用感を損なうことなく消費電力を抑制することができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、個々の画像処理装置100が有する電源制御機能について説明を行った。
本実施形態では、複数の画像処理装置100(以下、「複数の画像処理装置100n」という。)が連係して行う電源制御について説明する。具体的には、図15に示すような動作環境である。
図15は、本実施形態に係る画像処理装置の動作環境例を示す図である。図15に示すように、本実施形態に係る動作環境は、光センサ201、温度センサ202、人感センサ203、及びPC300が、所定のデータ伝送路で相互に接続される複数の画像処理装置100nから構成され、さらに、互いの画像処理装置100と100とが接続される動作環境である。
<電源制御機能>
では、本実施形態に係る画像処理装置100が有する電源制御機能について詳しく説明する。
本実施形態に係る画像処理装置100では、電源制御の実行が指示されると、自機及び自機に隣接する他機の動作状態や機能搭載状況に応じて、指示された電源制御が実行可能か否かを判定し、その判定結果に基づいて電源制御を実行するという電源制御機能を有している。
画像処理装置100では、自機及び自機に隣接する他機の動作状態や機能搭載状況によって、電源制御の実行が行えない場合や実行タイミングを所定の条件が満たされるまで遅延させる必要がある。そこで、画像処理装置100では、自機及び他機の動作状態や機能搭載状況を考慮した電源制御の可否判定を行う。
これによって、画像処理装置100が他の画像処理装置100と連係して電源制御を実行することができる。その結果、複数の画像処理装置100nが導入された環境において、ユーザの使用感を損なうことなく消費電力を抑制することができる。
では、上記電源制御機能の構成とその動作について説明する。なお、以下の説明では、画像処理装置100の連係を分かり易く説明するために、電源制御における動作において主体となる画像処理装置100を自機100とし、他の画像処理装置100を他機100として表す。また、第1の実施形態と同様の事項については、その説明を便宜省略し、異なる点についてのみ説明を行う。
《機能構成》
図16は、本実施形態に係る電源制御機能の構成例を示す図である。
図16に示すように、本実施形態に係る画像処理装置100では、第1の実施形態において説明を行った電源制御指示部21、判断情報保持部22、及び電源制御実行部23に加えて、他機情報取得部25及び制御情報保持部26から構成される電源制御部20を有している。
他機情報取得部25は、他機100から、電源制御の可否判定を行う際に用いる各種情報(他機100の動作状態情報及び/又は搭載機能情報)を取得する機能部である。
また、制御情報保持部26は、例えば図17に示すような実行確認制御情報32b、及び図18に示すような自機100に隣接する他機100の関連情報が設定される他機一覧情報33を、所定の記憶領域に保持する機能部である。
図17は、本実施形態に係る実行確認制御情報32bのデータ例を示す図である。また、図18は、本実施形態に係る他機100に関する一覧情報33のデータ例を示す図である。
図17に示すように、実行確認制御情報32bには、第1の実施形態において説明を行った実行確認制御情報32aと異なり、画像処理装置100が自機100又は他機100のどちら機器であるかを識別する「機器識別情報」の項目が追加されている。また、「機能定義情報」の項目には、自機100の動作状態や機能搭載状況を考慮した判定条件の他に、他機100の動作状態や機能搭載状況を考慮した判定条件が定義されている。
図17に示すデータ例では、他機100に対応する電源制御の可否判定条件として、3つの条件が定義されている。具体的には、稼働中の他機100が何台存在するかを確認する「稼働状態確認」、他機100において未処理ジョブの存在を確認する「未処理ジョブ確認」、及び他機100がファクシミリ機能を搭載しているかを確認する「搭載機能確認」である。
また、図18に示すように、他機一覧情報33は、「他機識別情報」、「ロケーション情報」、及び「搭載機能情報」の各項目を含み、それぞれが対応付けられている。
「他機識別情報」は、他機100を識別する情報である。「ロケーション情報」は、他機100の配置位置を表す情報である。「搭載機能情報」は、他機100が搭載する各機能を表す情報である。
また、上記各項目は、管理者を含むユーザが、当該画像処理装置100が備える操作パネル11、所定のツール(ブラウザなど)、又は所定のコマンドを用いて設定・変更が可能となっている。
なお、上記「搭載機能情報」については、電源制御部20が、他機100から搭載機能に関する情報を受信し、該当項目のデータを更新する。このようにして、他機一覧情報33は、最新の状態に保たれる。
このような構成により、電源制御実行部23は、まず、第2の判定部23aにより、制御情報保持部26が保持する実行確認制御情報32を参照し、有効な電源制御の実行を確認する手続き(実行確認処理)を特定する。続いて、他機情報取得部25は、第2の判定部23aから、上記実行確認処理の中で可否判定に必要な情報の取得要求を受け付け、他機一覧情報33の他機識別情報を基に、自機100に隣接する他機100から各種情報(動作状態情報及び/又は搭載機能情報)を取得する。その結果、第2の判定部23aは、特定した実行確認処理を行い、他機情報取得部25により取得した情報を基に、手続きの中に定義される判定条件に従って、電源制御の可否判定を行う。
(電源制御に係る他機との連係動作)
ここで、上述した他機100に対応する電源制御の可否判定条件について、図19に示す自機100と他機100との連係動作例を基に簡単に説明する。図19は、本実施形態に係る自機100と他機100との間で行われる電源制御の動作例を示す図である。なお、図19では、図中の■が自機100、その他の□が他機1002〜4を表し、これら合計4台の画像処理装置100nが、同じロケーション(エリアA)Raに配置されている場合の例を示す。
以下に示す各判定条件を含む実行確認処理は、電源制御に係る自機100と他機100との間で連係動作を行うことにより、同一ロケーションRaに配置された複数の画像処理装置100nにおいて、ユーザの使用感向上と機器の消費電力低減を考慮した適切な電源制御を行うための処理である。
・稼働状態確認
図17に示す実行確認制御情報32bには、「稼働中の他機100が3台以下か否か」という判定条件が定義されている(図中のif文の条件式)。
このような判定条件の場合には、自機100は、まず、他機一覧情報33の他機識別情報(IPアドレス)を基に、例えばpingコマンドなどを用いて、他機1002〜4から応答情報を取得する。続いて、取得した応答情報を基に稼働中か否かを確認する。
その結果、図19(A)に示すように、他機100及び100の2台のみ稼働中であることが確認されると、上記判定条件に従って、自機100の電源制御が実行可能か否かを判定する。具体的には、隣接する他機1002〜4のうち、稼働中の機器が3台以下であることから、自機100が通常モード状態であれば、省エネモード移行への電源制御を実行できないと判定し、実行確認結果として真偽値の'偽(false)'を返す。
この判定条件により、機器使用が想定されるユーザからのジョブ要求に対して、3台の画像処理装置100nで対応することができる。
・未処理ジョブ確認
図17に示す実行確認制御情報32bには、「稼働中の他機100において未処理ジョブが2個以上存在し、かつその他機100を除く稼働中の機器が存在するか否か」という判定条件が定義されている(図中のif文の条件式)。
このような判定条件の場合には、自機100は、まず、他機一覧情報33の他機識別情報(IPアドレス)を基に、例えばpingコマンドなどを用いて、他機1002〜4から応答情報を取得する。続いて、取得した応答情報を基に稼働中か否かを確認する。さらに、例えばSNMPのGetコマンドなどを用いて、稼働中の他機100及び100からキューに保持されるジョブ情報を取得する。続いて、取得したジョブ情報を基に、未処理ジョブの存在を確認する。
その結果、図19(B)に示すように、稼働中の他機100及び100の2台のうち、他機100の未処理ジョブが2個以上存在することが確認されると、上記判定条件に従って、自機100の電源制御が実行可能か否かを判定する。具体的には、未処理ジョブが2個以上存在する他機100以外に、稼働中の他機100が存在することから、自機100が、通常モード状態であれば省エネモード移行への電源制御を実行できると判定し、実行確認結果として真偽値の'真(true)'を返す。
また、図19(C)に示すように、稼働中している機器が他機100のみで、他機100の未処理ジョブが2個以上存在することが確認されると、未処理ジョブが2個以上存在する他機100以外に、稼働中の機器が存在しないことから、自機100が、通常モード状態であれば省エネモード移行への電源制御を実行できないと判定し、実行確認結果として真偽値の'偽(false)'を返す。
この判定条件により、機器使用が想定されるユーザからのジョブ要求を、ジョブ完了までに処理時間のかかる画像処理装置100以外の稼働中の機器により受け付けることができる。つまり、ユーザから要求ジョブを少なくとも2台の画像処理装置100nにより分散処理し、最小の稼働機器構成により遅延なく対応することができる。
・搭載機能確認
図17に示す実行確認制御情報32bには、「全ての他機1002〜4がファクシミリ機能を搭載しておらず、かつ自機100がファクシミリ機能を搭載しているか否か」という判定条件が定義されている(図中のif文の条件式)。
このような判定条件の場合には、自機100は、他機一覧情報33の他機識別情報(IPアドレス)を基に、例えばSNMPのGetコマンドなどを用いて、他機1002〜4から搭載機能情報を取得する。続いて、取得した搭載機能情報を基にファクシミリ機能の搭載状況を確認する。
その結果、図19(D)に示すように、全ての他機1002〜4がファクシミリ機能を搭載していないことが確認されると、上記判定条件に従って、自機100の電源制御が実行可能か否かを判定する。具体的には、ファクシミリ機能を搭載する機器が自機100以外に存在しないことから、自機100が、通常モード状態であれば省エネモード移行への電源制御を実行できないと判定し、実行確認結果として真偽値の'偽(false)'を返す。
この判定条件により、ファクシミリデータなどのように、外部から電気通信回線などを介して要求された受信データの処理を、最小の稼働機器構成により遅延なく対応することができる。
《機能動作》
本実施形態に係る電源制御機能の動作について説明する。なお、上記電源制御の可否判定の主な処理手順については、第1の実施形態において上述した図7に示す処理手順のとおりである。よって、以下の説明では、便宜上、図7に示す処理手順と異なる手順についてのみ行う。
図20は、本実施形態に係る電源制御を実行する処理手順例を示すフローチャートである。
図7に示す処理手順との違いは、図20に示すステップS605からS609の各処理手順である。
図20に示すように、画像処理装置100は、電源制御実行部23が、実行確認制御情報32の有効/無効設定に基づき、有効な実行確認処理(電源制御の可否判定処理)が存在するか否かを判定する(ステップS605)。
ステップS606において、有効な実行確認処理が存在する場合には(ステップS605:YES)、第2の判定部23aが、実行確認制御情報32の機器識別情報を基に、該当した実行確認処理が他機100に対応する処理か否かを判定する(ステップS606)
ステップS606において、他機100に対応する実行確認処理であると判定された場合には(ステップS606:YES)、第2の判定部23aが、他機情報取得部25に対して、実行確認処理の中で可否判定に必要な情報の取得を要求する。その結果、他機情報取得部25は、制御情報保持部26が保持する他機一覧情報33を参照し(ステップS607)、所定のコマンドを用いて、他機100から要求された各種情報を取得する(ステップS608)。
他機情報取得部25は、取得した情報を要求元の第2の判定部23aに渡し、第2の判定部23aは、機能定義情報を基に有効な実行確認処理を行う(ステップS609)。
また、ステップS606において、有効な実行確認処理が、他機100に対応する実行確認処理ではないと判定された場合(自機100の実行確認処理と判定された場合)には(ステップS605:YES)、ステップS609の処理手順へ移行する。
なお、上記ステップS609の処理手順は、第1の実施形態において上述した図12に示す処理手順のとおりである。
このように、上記電源制御の可否判定では、実行確認制御情報32に定義された電源制御の実行を確認する手続きのうち、実行確認処理として有効な自機100及び他機100それぞれに対応する手続きが順に実行される。よって、電源制御の可否判定は、自機100及び他機100の動作状態や機能搭載状況に応じた複数の実行確認結果に基づいて判定される。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る画像処理装置100は、自機100の配置位置やユーザ位置などの利用環境を考慮した電源制御の要否判定、ならびに自機100及び自機100に隣接する他機100の動作状態や機能搭載状況を考慮した電源制御の可否判定などの各判定結果に基づいて、複数の画像処理装置100nが連係して電源制御を実行する。
これにより、画像処理装置100は、複数の画像処理装置100nが導入された環境においても、ユーザの使用感を損なうことなく消費電力を抑制することができる。
ここまで、上記各実施形態の説明を行ってきたが、各実施形態に係る画像処理装置100が有する「電源制御機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化し、プログラムをCPU108により実行することで実現される。よって、上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体104に記憶させることができる。
また、上記プログラムは、フロッピー(登録商標)ディスク、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード、USBメモリなどの記録媒体104に記憶させることによって、これらの記録媒体104を読み取り可能なドライブ装置(非図示)や外部記憶I/F12を介して画像処理装置100にインストールすることができる。また、画像処理装置100は、データ通信I/F14を備えていることから、電気通信回線を介してインストールすることもできる。
また、上記実施形態では、使用状況判断情報31、実行確認制御情報32、及び他機一覧情報33を、画像処理装置100が備える記憶装置(例えば「HDD110」など)に保持する構成(判断情報保持部22及び制御情報保持部26を有する構成)について説明を行ったが、この限りでない。例えば、例えば、SDメモリカードやUSBメモリなどが保持する判断情報31、制御情報32、及び一覧情報33を、外部記憶I/F12を介して読み取り、電源制御の要否判定及び可否判定の際に用いることもできる。さらに、画像処理装置100が備えるデータ通信I/F14を介して、所定のデータ伝送路(非図示)により接続される外部装置が保持する判断情報31、制御情報32、及び一覧情報33を、電源制御の要否判定及び可否判定の際に用いることもできる。
最後に、上記実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の動作環境例(その1)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電源制御機能の構成例(その1)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る使用状況判断情報のデータ例(その1)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るソフトウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電源制御を指示する処理手順例(その1)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る電源制御を実行する処理手順例(その1)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る使用状況判断情報のデータ例(その2)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電源制御を指示する処理手順例(その2)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る実行確認制御情報のデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電源制御を実行する処理手順例(その2)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る電源制御の実行確認を行う処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の動作環境例(その2)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電源制御機能の構成例(その2)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置の動作環境例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る電源制御機能の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る実行確認制御情報のデータ例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る他機一覧情報のデータ例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る自機と他機との間で行われる電源制御の動作例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る電源制御を実行する処理手順例を示すフローチャートである。
符号の説明
20 電源制御部
21 電源制御指示部(a:第1の判定部)
22 判断情報保持部
23 電源制御実行部(a:第2の判定部)
24 状態監視情報取得部
25 他機情報取得部
26 制御情報保持部
31 使用状況判断情報
32 実行確認制御情報
33 他機一覧情報
34 状態監視情報
41 ソフトウェア(JavaVM)
42 ソフトウェア(SDKJ)
51 ハードウェア
100 画像処理装置
11 操作パネル
101 入力装置
102 表示装置
12 外部記憶I/F
104 記録媒体
13 コントローラ
105 ROM(不揮発性の半導体メモリ)
106 RAM(揮発性の半導体メモリ)
107 NV−RAM(不揮発性の半導体メモリ)
108 CPU(中央処理装置)
14 データ通信I/F
109 インタフェース装置
110 HDD(不揮発性の記憶装置)
15 スキャナ
111 画像読取装置(スキャナ装置)
16 プロッタ
112 印刷装置(プロッタ装置)
201 光センサ
202 温度センサ
203 人感センサ
300 クライアントPC(情報処理装置)
400 状態監視装置(情報処理装置)
PF プラットフォーム

Claims (6)

  1. 少なくとも2つの電源モードを切り替えることにより、自機の消費電力を制御する画像処理装置であって、
    ネットワークを介して、少なくとも一のセンサと、自機とは異なる少なくとも一の他機と接続される接続手段と、
    前記自機が設置されている領域を示す自機領域情報を記憶する第1の記憶手段と、
    前記センサをそれぞれ識別するセンサ識別情報と、前記センサそれぞれが設置されている領域を示すセンサ領域情報とをそれぞれ対応付けて記憶する第2の記憶手段と、
    前記他機それぞれが設置されている領域を示す他機領域情報と、前記他機それぞれの機能に関する機能情報とをそれぞれ対応付けて記憶する第3の記憶手段と、
    前記ネットワークを介して前記センサから前記電源モードの切り替えの要否を判定するために必要な検知情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した検知情報を送信したセンサのセンサ領域情報が前記自機領域情報と一致する場合、前記受信手段で受信した前記検知情報と自機の前記電源モードとに基づいて、前記電源モードの切り替えの要否を判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段において前記電源モードの切り替えが必要と判定した場合、前記自機領域情報と一致する前記他機領域情報と対応付けられた他機の機能搭載情報自機の機能搭載情報が含まれるか否かに基づいて、前記電源モードを切り替えるか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段において前記電源モードを切り替えると判定した場合、前記電源モードを切り替える電源モード切替手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 少なくとも一の情報処理装置と前記接続手段を介して接続し、
    前記第2の記憶手段は、さらに、
    前記情報処理装置をそれぞれ識別する情報処理装置識別情報と、前記情報処理装置それぞれが設置されている領域を示す情報処理装置領域情報とをそれぞれ対応付けて記憶し、
    前記受信手段は、
    前記ネットワークを介して前記情報処理装置からの応答情報を受信し、
    前記第1の判定手段は、
    前記受信手段で受信された応答情報を送信した情報処理装置の情報処理装置領域情報が、前記自機領域情報と一致する場合、前記応答情報に基づいて、前記電源モードの切り替えの要否を判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記電源モードを切り替える条件を記憶する条件記憶手段を備え、
    前記第2の判定手段は、
    前記条件記憶手段に記憶された条件に基づいて、前記電源モードを切り替えるか否かを判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 少なくとも2つの電源モードを切り替えることにより、自機の消費電力を制御する画像処理装置が、
    ネットワークを介して、少なくとも一のセンサと、自機とは異なる少なくとも一の他機と接続される手順と、
    前記自機が設置されている領域を示す自機領域情報を、第1の記憶手段から読み出す手順と、
    前記センサをそれぞれ識別するセンサ識別情報と、前記センサそれぞれが設置されている領域を示すセンサ領域情報とをそれぞれ対応付けて第2の記憶手段から読み出す手順と、
    前記他機それぞれが設置されている領域を示す他機領域情報と、前記他機それぞれの機能に関する機能情報とをそれぞれ対応付けて、第3の記憶手段から読み出す手順と、
    前記ネットワークを介して前記センサから前記電源モードの切り替えの要否を判定するために必要な検知情報を受信する受信手順と、
    前記受信手順で受信した検知情報を送信したセンサのセンサ領域情報が前記自機領域情報と一致する場合、前記受信手順で受信した前記検知情報と自機の前記電源モードとに基づいて、前記電源モードの切り替えの要否を判定する第1の判定手順と、
    前記第1の判定手順において前記電源モードの切り替えが必要と判定した場合、前記自機領域情報と一致する前記他機領域情報と対応付けられた他機の機能搭載情報自機の機能搭載情報が含まれるか否かに基づいて、前記電源モードを切り替えるか否かを判定する第2の判定手順と、
    前記第2の判定手順において前記電源モードを切り替えると判定した場合、前記電源モードを切り替える電源モード切替手順と、
    を有することを特徴とする電源制御方法。
  5. 請求項4に記載の電源制御方法をコンピュータに実行させるための電源制御プログラム。
  6. 請求項5に記載の電源制御プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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