JP5297941B2 - 移動体通信システムおよび移動体通信システムにおけるページングエリア決定方法ならびに呼処理制御装置 - Google Patents

移動体通信システムおよび移動体通信システムにおけるページングエリア決定方法ならびに呼処理制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、移動体通信システムに関し、特に移動体通信システム内の移動機を呼び出すページング技術に関する。
移動体通信システムの移動機に求められる要件としては、デザインや操作性のよさなどに加え、電池の持ちがよいことも非常に重要視されている。そのため、いかにバッテリの消費を抑えるように通信の仕組みを構築するかが課題となる。例えば、現在の移動体通信システムにおいては、移動機は、データ通信を行なわない場合は基地局と双方向通信を行なわず報知情報だけを受信している状態(待ち受け状態)で移動を行なうことで、バッテリの消費を抑えている。
待ち受け状態の移動機に対してデータ着信が発生した場合、移動体通信システムは移動機がどこに存在するか分からないため、移動機が存在する可能性のある複数の基地局から移動機に着信信号を送信する必要がある。このように、1台の移動機の着信に対して多数の基地局から着信信号を送信すると無線リソースの浪費となる。着信信号による無線リソースの浪費を抑えるため、移動機の存在する基地局をある範囲内に特定するための位置登録という技術が非特許文献1および非特許文献2に示されている。非特許文献1と非特許文献2は3.9G次世代無線通信技術であるLTE(Long Term Evolution)システムにおける技術仕様が記載された標準文書である。
非特許文献1および2には、複数の基地局群から構成されるトラッキングエリア(TA:Tracking Area)を使った位置登録方式が示されている。呼処理制御装置は、TAをTAI(Tracking Area Identity)というエリア識別子で区別している。TAIは、すべての基地局またはセルに割り振られており、複数の基地局またはセルに対して同じ値を割り当てることも可能である。移動機の存在するトラッキングエリアはTAIによって管理される。
1つのトラッキングエリアで移動機の管理行なうことを考える。移動機は、トラッキングエリア内に存在する間は位置登録の必要はなく、位地登録を行なわない。移動機がトラッキングエリア間を移動した場合に、位置登録が行われる。1つのトラッキングエリアで移動機の管理行なうと、着信用のページメッセージを送信するエリア(以下、ページングエリア)が、1つのトラッキングエリアに限定されるため、着信に使用する無線リソースを抑えることが可能となる。しかし、前述のように移動機が異なるトラッキングエリアに移動する度に位置登録の処理を行なう必要があるため、位置登録の処理による無線リソースの消費が増加する。位置登録の処理による無線リソースの消費の増加を抑制するための方式として、複数のTAIからなるトラッキングエリア識別子リスト(TAI list:Tracking Area Identity list)を用いて移動機の管理行なう方法が非特許文献1と非特許文献2に記載されている。
この複数のTAIからなるTAI listを用いることで、移動機は、TAI listに対応するエリア(以下、トラッキングエリアベースページングエリア)内を移動する際には位置登録の処理を行なわなくなる。このとき、移動機が長時間にわたりトラッキングエリアベースページングエリアに属し、かつ、長時間通信を行ってこなかった場合、呼処理制御装置は、移動機が基地局と通信できなくなった状態(例 トンネルや地下などに移動機が入ったりために基地局からの報知情報すら受信できなくなったり、またその状態で電源を切ったために、基地局と呼処理制御装置に電源を切ったことを通知することなく通信ができなくなったような状態)なのかそれとも移動機が待ち受け状態なのか判断することができない。基地局と通信できなくなった状態のときは、呼処理制御装置は、自身のメモリ容量を有効活用するために、移動機の呼情報を削除する処理を実行する。一方、移動機が待ち受け状態のときは、今後移動機が通信をする可能性があるため、移動機の呼制御を削除しない。呼処理制御装置が移動機の状態を把握するために、移動機は、定期的に位置登録処理を行なう。移動機は、定期的に位置登録を行なうための位置登録用のタイマを所持している。タイマが満了すると移動機は位置登録処理を行い、位置登録処理が終わった後にタイマを再始動する。周期的に繰り返すタイマを使った位置登録(以下、周期タイマ位置登録)を行なえば、呼処理制御装置は、移動機が待ち受け状態であると判断し、そうでなければ、呼切断状態であると判断する。
呼処理制御装置は、移動機が待ち受け状態のときにデータ着信通知がゲートウェイから来た場合、移動機に着信が来たことを通知する処理を開始する。着信通知は、トラッキングエリアベースページングエリアに属する全基地局へ行われる。
この他、広帯域無線通信ネットワークと、無線LANの双方に接続可能な端末において消費電力を低減する技術として、特許文献1がある。特許文献1は、広帯域無線通信ネットワークまたは無線LANを介して端末と接続される接続情報提供装置に、無線LANのアクセスポイントを示す接続情報を位置情報と対応付けて格納しておき、端末の位置に対応する接続情報を接続情報提供装置から端末に提供し、端末は、端末自身の位置と提供された接続情報とから動作周期を決定して無線LANのアクセスポイントの検知動作を行なうようにしたものである。
特開2008−182507
3GPP(3rd generation partnerships) 3GPP TS 24.301 V8.0.0 5.6.2 Paging Procedure 3GPP(3rd generation partnerships) 3GPP TS 23.401 V8.4.0 5.3.4.3 Network Triggered Service Request
前述のように、呼処理制御装置がトラッキングエリアベースページングエリアに属する全基地局にページングを行なう態様にすると、移動機が在圏している基地局以外はページングに失敗してしまうため、その分だけ無線リソースを無駄に消費することになる。このような無線リソースの無駄な消費を抑えるためには、呼処理制御装置は、トラッキングエリアベースページングエリアに属する基地局から、移動機が在圏しうる基地局がどれなのかをさらに絞り込む必要がある。絞り込みを行ったページングエリアに属する基地局対して呼処理制御装置がページングを行なうようにすると、トラッキングエリアベースページングエリアに属する全基地局にページングを行なう前述の方法よりも無線リソースを節約することが可能である。
本発明は、トラッキングエリアベースページングエリアに属する全基地局にページングを行なうと、無線リソース消費量が大きいという課題を解決するためになされたもので、呼処理制御装置がトラッキングエリアベースページングエリア内で移動機の在圏しうる基地局を絞り込む方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、トラッキングエリアベースでページングが行なわれる移動体通信システムにおいて、各移動機について、トラッキングエリア情報と、最後の位置登録情報および最後から所定回数番目の位置登録情報を記憶した位置登録情報データベースを有し、位置登録情報データベースに記憶した位置登録情報に基づいて移動機毎に移動距離の統計データを計算し、計算した移動距離の統計データを半径とするエリアとトラッキングエリアの両方に含まれる基地局を、ページング対象とすることを特徴とするようにした。
また、移動距離の統計データを予め設定した方法に基づいて複数算出し、複数の統計データのうち小さい値のものから順に、該統計データを半径とするエリアと前記トラッキングエリアの両方に含まれる基地局に対して移動機のページングを行い、ページングに失敗した場合、次に小さい値の統計データを半径とするエリアについて同様にページングを行なうことにより、段階的にページングエリアを拡大するようにした。
またより詳しくは、統計データとは、移動機が最後の位置登録と、最後から所定回数番目の位置登録の間に移動した基地局間距離Xと、移動した基地局間距離Xの取りうる確率で示される確率密度関数f(x)を算出し、確率密度関数f(x)の累積確率の閾値により決定するものであり、閾値を複数設定することにより、複数の統計データを算出するようにした。
本発明によれば、トラッキングエリアベースページングエリア内で移動機の在圏しうる基地局を絞り込むことができるので、トラッキングエリアベースページングの問題点である無線リソース消費量が大きいという課題を解決することができる。
本発明を適用する移動体通信システムの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態における移動機の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における基地局101の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における呼処理制御装置102の構成を示すブロック図である。 無線通信システムにおいて呼処理制御装置がページングエリアを決定する処理手順を示したシーケンス図である。 本発明の一実施形態における基地局間距離を求めるための統計処理内容を説明する図である。 移動機に着信があった場合のページング処理手順を説明するシーケンス図である。 本発明の一実施形態における距離ベースページングエリアを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、本発明の概要を説明する。呼処理制御装置は、事前に基地局の緯度経度を記憶しておく。呼処理制御装置は、移動機が行った周期タイマ位置登録で基地局を介して位置登録メッセージを受信すると、最後からN(Nは1以上の整数)番目に位置登録メッセージを受信した基地局と最後に位置登録メッセージを受信した基地局との基地局間距離を計算する。以下の説明では、Nを周期タイマ位置登録回数と呼ぶ。
呼処理制御装置は、移動機が周期タイマ位置登録を行なうたびに基地局間距離の計算結果データを自身のデータベースに統計データとして蓄積し、移動機が次に周期タイマ位置登録を行なうまでにどのくらいの距離を移動するのかを予測する。呼処理制御装置が基地局間距離の統計データから予測した距離は、最後に位置登録メッセージを送信した基地局を中心とする円状の距離ベースページングエリアを構築するのに使用する。
呼処理制御装置は、移動機にページングをする際に、トラッキングエリアベースページングエリアと距離ベースページングエリアの重複するエリアを1stページングエリアと決定する。呼処理制御装置は、まず、1stページングエリアに対してページングを行い、1stページングエリアへのページングに失敗した場合に限りトラッキングエリアベースページングエリアに対してページングを行なう。
呼処理制御装置がK回まで段階的なページングを許容し、かつ、移動機の在圏する可能性の高い距離ベースページングエリアの候補がM個あった場合、半径の小さい距離ベースページングエリアの順番でM(MはK以下)回まで段階的なページングを行なう。呼処理制御装置は、1stページングエリア,2ndページングエリア,…,Mthページングエリアへのページングにすべて失敗した場合に限りトラッキングエリアベースページングエリアに対してページングを行なう。
本実施形態では、段階ページングの許容数Kを1とし、基地局間距離を計算するための周期タイマ位置登録回数Nを2として説明する。
図1は、本発明を適用する移動体通信システムの構成例を示す図である。
移動体通信システムは、移動機100と、基地局101−1、101−2、101−3、101−4と、呼処理制御装置102と、ゲートウェイ103と、インターネット網104とを備える。移動機100と基地局101は無線で通信を行なう。基地局101と呼処理制御装置102とゲートウェイ103は有線にてメッシュ状で接続される。ゲートウェイ103は、インターネット網104と接続される。移動機100は、基地局101およびゲートウェイ103を介してインターネット網104に位置するサーバとの間でデータの送受信を行なう。
移動機100は基地局101を介して呼処理制御装置102と周期タイマ位置登録105を実施する。例えば移動機100が基地局A101−1を介して周期タイマ位置登録105を実施する場合、移動機100は、無線上で基地局A101−1に対して位置登録メッセージを送信する。基地局A101−1は、移動機100から受信した位置登録メッセージを呼処理制御装置102へ転送する。呼処理制御装置102は、位置登録メッセージを受信すると基地局A101−1の支配下に移動機100が在圏していることを認識する。
移動機100は、自身が所持する周期タイマを使って周期的に位置登録処理を行なう。呼処理制御装置102は、移動機100が最後から2番目に周期タイマ位置登録メッセージを受信した基地局101と、最後に周期タイマ位置登録メッセージを受信した基地局101との基地局間距離を計算する。本実施形態では、移動機が最後から2番目に周期タイマ位置登録メッセージを受信した基地局A101−1から最後に周期タイマ位置登録メッセージを受信した基地局B101−2までの距離を計算する。呼処理制御装置102は、移動機100が周期タイマ位置登録105を行なうたびに基地局間距離の計算結果データを自身のデータベースに統計データとして蓄積し、移動機100が次に周期タイマ位置登録105を行なうまでにどのくらいの距離を移動するのかを予測する。統計処理の具体例は、図6を用いて説明する。呼処理制御装置102が基地局間距離の統計データから予測した距離は、最後に位置登録メッセージを送信した基地局B101−2を中心とする円状の距離ベースページングエリア106を構築するのに使用する。図1では、呼処理制御装置102は、距離ベースページングエリア106に含まれる基地局を、基地局A101−1、基地局B101−2、基地局C101−3と決定している。呼処理制御装置102は、トラッキングエリアベースページングエリア107に含まれる基地局101を基地局A101−1、基地局B101−2、基地局C101−3、基地局D101−4と決定していたので、基地局A101−1、基地局B101−2、基地局C101−3を1stページングエリアと決定する。
図2は、本発明の一実施形態における移動機100の構成を示すブロック図である。
移動機100は、送受信アンテナ200と、各アンテナ200に接続された無線アナログ部201と、無線アナログ部201と接続されたデジタル信号処理部202と、デジタル信号処理部202と接続された呼処理部203とを備えている。
ここで、無線アナログ部201は、アンテナ200を介して受信した基地局101からのアナログ信号をデジタル信号に変換し、デジタル信号処理部202に出力する。また、無線アナログ部201は、デジタル信号処理部202から受信したデジタル信号をアナログ信号に変換し、アンテナ200を介して基地局101に送信する。デジタル信号処理部202は、無線アナログ部201からの信号の復調や基地局101への信号の変調を行なう。呼処理部203は、プロセッサ(制御部)210と、プロセッサ210が実行するプログラム等を格納するメモリ211と、呼処理制御装置102から送信されるTAI listと、周期タイマ位置登録105を行なうための周期タイマ値とを格納する位置登録情報データベース212とを備えている。
移動機100は、周期タイマ値が満了したことを契機に周期タイマ位置登録105を行い基地局101へ位置登録メッセージを送信する機能と、周期タイマ位置登録105を行なうために待ち受け状態から通信状態に遷移する機能と、周期タイマ位置登録105処理が終了した後に移動機が通信状態から待ち受け状態に遷移したことを契機にタイマを再始動する機能とを少なくとも有する。
図3は、本発明の一実施形態における基地局101の構成を示すブロック図である。
基地局101は、1つまたは複数の送受信アンテナ300と、アンテナ300の各々に接続された無線アナログ部301と、これら無線アナログ部301と接続されたデジタル信号処理部302と、デジタル信号処理部302と接続された呼処理部304と、呼処理部304と接続された回線インタフェース部303とを備えている。回線インタフェース部303は、有線通信回線を介して呼処理制御装置102と、ゲートウェイ103とも接続されている。
ここで、無線アナログ部301は、アンテナ300を介して受信した移動機100からのアナログ信号をデジタル信号に変換し、デジタル信号処理部302に出力する。また、無線アナログ部301は、デジタル信号処理部302から受信したデジタル信号をアナログ信号に変換し、アンテナ300を介して移動機100に送信する。デジタル信号処理部302は、無線アナログ部301からの信号の復調や移動機100への信号の変調を行なう。呼処理部304は、プロセッサ(制御部)310と、プロセッサ310が実行するプログラム等を格納するメモリ311と、基地局101が設置されている緯度経度と基地局識別子とトラッキングエリア識別子とを格納する基地局情報データベース312とを備えている。
基地局101は自局の緯度経度と基地局識別子とトラッキングエリア識別子とを呼処理制御装置102へ送信する機能と、移動機100から送信された位置登録メッセージを呼処理制御装置102へ送信する機能と、呼処理制御装置102から送信された位置登録メッセージの応答を移動機100へ送信する機能と、呼処理制御装置102からのページング要求を基に移動機100にページングメッセージを送信する機能とを少なくとも備えている。
図4は、本発明の一実施形態における呼処理制御装置102の構成を示すブロック図である。
呼処理制御装置102は、基地局101とゲートウェイ103と接続される回線インタフェース部400と、回線インタフェース部400と接続された呼処理部401とを備えている。
ここで、呼処理部401は、プロセッサ(制御部)410と、プロセッサ410が実行するプログラム等を格納するメモリ411と、移動機毎にTAI listと移動機が最後に位置登録を行った基地局識別子と移動機が最後から2番目に位置登録を行った基地局識別子とを対応付けて格納する位置登録情報データベース412と、基地局100が送信した緯度経度とIPアドレスとトラッキングエリア識別子を格納する基地局情報データベース413と、最後からN番目に位置登録メッセージを受信した基地局と最後に位置登録メッセージを受信した基地局101との基地局間距離を統計情報として複数格納するための基地局間距離データベース414と、段階ページングの許容数Kと基地局間距離を計算するための周期タイマ位置登録回数Nとを格納するためのページング情報データベース415とを備えている。図4で示したデータベース構成は一例であり、これらのデータベースのうちのいくつかを1つのデータベースにまとめて有する構成としてもよい。
呼処理制御装置102は、基地局間距離データベース414に格納されている基地局間距離の統計データを処理する機能と、移動機100が送信した位置登録メッセージの応答メッセージを返信する機能と、移動機100が最後に位置登録を行った基地局識別子を位置登録情報データベース412に記憶する機能と、移動機100が最後から2番目に位置登録を行った基地局識別子を位置登録情報データベース412に記憶する機能と、移動機への着信が来たことを契機に1stページングエリアに属する基地局101にページングをするように要求する機能と、1stページングエリアへのページングに失敗した場合にトラッキングエリアベースページングエリアに属する基地局101にページングをするよう要求する機能とを備えている。
次に、ページングエリアを決定する手順について説明する。
図5は、無線通信システムにおいて、移動機による周期タイマ位置登録処理で呼処理制御装置が1stページングエリアを決定する処理を示したシーケンス図である。
図5のシーケンス図において、周期タイマ位置登録105を行なう前の初期状態として、移動機100の位置登録情報データベース212を表1に、基地局A101−1と基地局B101−2と基地局C101−3と基地局D101−4と基地局E101−5と基地局F101−6と基地局G101−7と基地局H101−8との基地局情報データベース312を表2、表3、表4、表5、表6、表7、表8、表9に、呼処理制御装置102の位置登録情報データベース412と基地局情報データベース413とページング情報データベース415を、それぞれ、表10と表11と表12に示す。
Figure 0005297941
表1は、移動機100の位置登録情報データベース212の例を示した表である。
位置登録情報データベース212には、TAI listにTAI1とTAI2が、周期タイマ値として1時間という時間情報が格納されている。移動機100は、TAI 1とTAI 2のエリアに属する基地局配下にいるとき、周期タイマが満了した場合に限り周期タイマ位置登録105を行なう。
Figure 0005297941
表2は、基地局A101−1の基地局情報データベース312の例を示した表である。
基地局A101−1の基地局情報データベース312には、緯度経度35.40、139.53と基地局識別子Global eNB ID Aとトラッキングエリア識別子TAI 1とが格納されている。
Figure 0005297941
表3は、基地局B101−2の基地局情報データベース312の例を示した表である。
基地局B101−2の基地局情報データベース312には、緯度経度35.40、139.55と基地局識別子Global eNB ID Bとトラッキングエリア識別子TAI 1とが格納されている。
Figure 0005297941
表4は、基地局C101−3の基地局情報データベース312の例を示した表である。
基地局C101−3の基地局情報データベース312には、緯度経度35.40、139.57と基地局識別子Global eNB ID Cとトラッキングエリア識別子TAI 2とが格納されている。
Figure 0005297941
表5は、基地局D101−4の基地局情報データベース312の例を示した表である。
基地局D101−4の基地局情報データベース312には、緯度経度35.40、139.59と基地局識別子Global eNB ID Dとトラッキングエリア識別子TAI 2とが格納されている。
Figure 0005297941
表6は、基地局E101−5の基地局情報データベース312の例を示した表である。
基地局E101−5の基地局情報データベース312には、緯度経度35.42、139.53と基地局識別子Global eNB ID Eとトラッキングエリア識別子TAI 3とが格納されている。
Figure 0005297941
表7は、基地局F101−6の基地局情報データベース312の例を示した表である。
基地局F101−6の基地局情報データベース312には、緯度経度35.42、139.55と基地局識別子Global eNB ID Fとトラッキングエリア識別子TAI 3とが格納されている。
Figure 0005297941
表8は、基地局G101−7の基地局情報データベース312の例を示した表である。
基地局G101−7の基地局情報データベース312には、緯度経度35.42、139.57と基地局識別子Global eNB ID Gとトラッキングエリア識別子TAI 4とが格納されている。
Figure 0005297941
表9は、基地局H101−8の基地局情報データベース312の例を示した表である。
基地局G101−8の基地局情報データベース312には、緯度経度35.42、139.59と基地局識別子Global eNB ID Hとトラッキングエリア識別子TAI 4とが格納されている。
Figure 0005297941
表10は、呼処理制御装置102の位置登録情報データベース412を示した表である。
呼処理制御装置は、移動機毎に、その移動機のTAI listとその移動機が最後に位置登録を行なった基地局の識別子、その移動機が最後からN番目に位置登録を行なった基地局の識別子を格納する。表10は、呼処理制御装置102の移動機100の位置登録情報データベース412を例として示しているものであり、TAI listにTAI 1とTAI 2が、eNB of last TAUとeNB of second last TAUにNULLが格納されている。
Figure 0005297941
表11は、呼処理制御装置100の基地局情報データベース413の例を示した表である。
呼処理制御装置100の基地局情報データベース413には、基地局A101−1と基地局B101−2と基地局C101−3と基地局D101−4と基地局E101−5と基地局F101−6と基地局G101−7と基地局H101−8とから取得した緯度経度と基地局識別子とトラッキングエリア識別子が格納されている。
Figure 0005297941
表12は、呼処理制御装置102のページング情報データベース415の例を示した表である。
呼処理制御装置102のページング情報データベース415には、距離ベースページングエリアの最大候補数Kとして1、基地局間を計算するために必要な周期タイマ位置登録回数Nとして2を格納している。距離ベースページングエリアの最大候補数Kが1のとき、呼処理制御装置102が構築する距離ベースページングエリアの数は1つのみである。周期タイマ位置登録回数Nが2のとき、呼処理制御装置は、最後から2番目に位置登録を行った基地局から最後に位置登録を行った基地局までの距離を基地局間距離として計算する。
図5に戻り、移動機100は、待ち受け状態で基地局Aに在圏している(ステップ501)。移動機100は、待ち受け状態のときに周期タイマを開始する(ステップ502)。移動機100が開始した周期タイマが満了(ステップ503)すると、移動機100は、周期タイマ位置登録メッセージを基地局A101−1から呼処理制御装置102に送信する(ステップ504)。移動機100からの周期タイマ位置登録メッセージを受信すると、呼処理制御装置102は、基地局A101−1を示す識別子としてGlobal eNB ID AをeNB of last TAUに設定する(ステップ506)。
Figure 0005297941
表13は、図5のステップ506のときの呼処理制御装置102の位置登録情報データベース412の例を示した表である。
呼処理制御装置102は、呼処理制御装置102の位置登録情報データベース412のeNB of last TAUにGlobal eNB ID Aを設定する。
呼処理制御装置102は、基地局A101−1を介して移動機100に周期タイマ位置登録メッセージの応答メッセージを送信する(ステップ507)。移動機100は、周期タイマ位置登録メッセージの応答メッセージを受信した後に、通信状態(ステップ505)から待ち受け状態に遷移し(ステップ508)、再び周期タイマを開始する(ステップ509)。移動機100は、基地局A101−1から基地局B101−2へ移動する(ステップ510)。移動機が持つ周期タイマが満了(ステップ511)すると、移動機100は、基地局B101−2配下で周期タイマ位置登録メッセージを送信する(ステップ512)。移動機100からの周期タイマ位置登録メッセージを受信すると、呼処理制御装置102は、基地局B101−2を示す識別子としてGlobal eNB ID BをeNB of last TAUに設定(ステップ514)、基地局A101−1を示す識別子としてGlobal eNB ID AをeNB of second last TAUに設定(ステップ515)する。
Figure 0005297941
表14は、図5のステップ514とステップ515のときの呼処理制御装置102の位置登録情報データベース412の例を示した表である。
図5のステップ514で、呼処理制御装置102は、eNB of last TAUにGlobal eNB ID Bを設定し、図5のステップ515で、eNB of second last TAUにGlobal eNB ID Aを設定する。
呼処理制御装置102は、基地局B101−2を介して移動機100に周期タイマ位置登録メッセージの応答メッセージを送信する(ステップ516)。移動機100は、周期タイマ位置登録メッセージの応答メッセージを受信した後に、通信状態(ステップ513)から待ち受け状態(ステップ517)に遷移し、再び周期タイマを開始する(ステップ518)。呼処理制御装置102は、自身の位置登録情報データベース412のeNB of last TAUとeNB of second last TAUに基地局識別子が格納されると、eNB of last TAUとeNB of second last TAUとの基地局間距離Xを計算する(ステップ519)。呼処理制御装置102は、計算した基地局間距離Xを呼処理制御装置102の基地局間距離データベース414に格納する(ステップ520)。ステップ512からステップ520までの動作を繰り返し、呼処理制御装置102は、基地局間距離Xのデータを基地局間距離データベース414に蓄積する(ステップ521)。蓄積した基地局間距離Xの統計データは、呼処理制御装置102の基地局間距離データベース414で統計処理される(ステップ522)。
Figure 0005297941
表15は、呼処理制御装置102の基地局間距離データベース414の、最後から2番目に位置登録を行った基地局101から最後に位置登録を行った基地局101までの基地局間距離Xの統計データを示す表である。
呼処理制御装置は、移動機毎に、基地局間距離Xの統計データを持っている。表15は、呼処理制御装置102の移動機100の基地局間距離Xの統計データを例として示しているものである。
呼処理制御装置102の基地局間距離データベース414には、基地局間距離がXmaxからXminまで格納されている。呼処理制御装置102は、XmaxからXminまでの連続値である基地局間距離Xにおいて、周期タイマが満了するまでに移動機がどのくらいの基地局間距離Xを移動したのかと、移動した基地局間距離Xの取りうる確率とで示される確率密度関数f(x)を導出する。呼処理制御装置は、あらかじめ確率密度関数f(x)の累積確率の閾値を定めておき、基地局間距離Xが0からXpaging_radiusまでの間の累積確率が閾値を超えたとき、Xpaging_radiusを距離ベースページングエリアの半径と決定する。本実施形態では、累積確率の閾値を0.7とする。
図6は、本発明の一実施形態における基地局間距離を求める統計処理内容を説明する図である。
図6では確率密度関数f(x)において、基地局間距離Xが0からXpaging_radius601のときの累積確率が0.7となったときのXpaging_radius601を示している。図6の確率密度関数f(x)の横軸は、(N-1)*周期タイマ値の間に移動機100がどれだけの距離を移動したのかを示す基地局間距離Xである。本実施形態では表12に示すようにN=2なので、図6の確率密度関数f(x)の横軸は、1回周期タイマ値が満了した時に移動機が移動した基地局間距離Xとなる。図6の確率密度関数f(x)の縦軸は、基地局間距離Xの取りうる確率を示している。呼処理制御装置は、あらかじめ確率密度関数f(x)の累積確率の閾値を定めておき、確率密度関数f(x)において、基地局間距離Xが0からXpaging_radius601までの間の累積確率が閾値を超えたとき、Xpaging_radius601を距離ベースページングエリアの半径と決定する。本実施形態では表15に示すように、累積確率の閾値を0.7とした。
図7は、移動機に着信があった場合のページング処理を説明するシーケンス図である。
図7には、インターネット網104から移動機100宛の着信データが来たことを契機にページングを行なう場合の例を示している。
インターネット網104から着信データが来たことを契機に、ゲートウェイ103は、呼処理制御装置102に着信データを通知する(ステップ701、702)。呼処理制御装置102は、表15に示す呼処理制御装置の基地局間距離データベース414から距離ベースページングエリアの半径となるXpaging_radius601を決定する(ステップ703)。呼処理制御装置102は、Xpaging_radius601の半径内に存在する基地局101を、呼処理制御装置の基地局情報データベース413にある基地局101の緯度経度情報を基に選択する。呼処理制御装置102は、呼処理制御装置102の位置登録情報データベース412からトラッキングエリアベースページングエリア107(TAI list内のTAI1とTAI2のエリア)に含まれる基地局101を選択する。呼処理制御装置102は、距離ベースページングエリア106とトラッキングエリアベースページングエリア107の両方に含まれる基地局101を1stページング対象の基地局101と決定する(ステップ704)。呼処理制御装置102は、基地局A101−1、基地局B101−2、基地局C101−3へページングメッセージを送信する(705)。基地局A101−1、基地局B101−2、基地局C101−3は、呼処理制御装置102からページングメッセージを受信すると、自身の配下にページングメッセージを送信し移動機100に着信が来たことを通知する(706)。
図8は、本発明の一実施形態における距離ベースページングエリアを示す図である。
図8は、移動機100による周期タイマ位置登録105で決定した1stページングエリアを示している。トラッキングエリアベースページングエリア107に含まれる基地局101は、基地局A101−1、基地局B101−2、基地局C101−3、基地局D101−4であり、距離ベースページングエリア106に含まれる基地局101は、基地局A101−1、基地局B101−2、基地局C101−3、基地局F101−6である。呼処理制御装置102は、トラッキングエリアベースページングエリア107と距離ベースページングエリア106の両方に含まれる基地局A101−1、基地局B101−2、基地局C101−3を1stページング対象の基地局802と決定する。呼処理制御装置102は、1stページング対象の基地局に対してページングメッセージを送信する。呼処理制御装置102は、1stページング対象の基地局802によるページングに失敗した場合に限り、トラッキングエリアベースページングエリア107にページングを行なう。
本実施形態では、呼処理制御装置がトラッキングエリアベースページングエリアよりも小さな距離ベースページングエリアを使ってページングを行なうようにし、かつ、距離ベースページングエリアの決定方法を移動機が一定周期時間内に移動した基地局間距離を基準として決定したので、従来方式よりも移動機の存在エリアを正確に判定することができ、ページングに伴う無線リソースの消費量を抑えることができる。
本実施形態では、基地局間距離Xを計算するために、最後からN番目(N=2)に位置登録メッセージを受信した基地局101を利用したが、N=3以上の基地局間距離Xのデータを呼処理制御装置の基地局間距離データベース414に格納してもよい。
本実施形態では、確率密度関数f(x)において、基地局間距離Xが0からXpaging_radius601までの累積確率の閾値を0.7としたが、0.7以外の閾値を使ってXpaging_radius601の値を導出してもよい。
本実施形態では、呼処理制御装置102のページング情報データベース415で示される段階ページング許容数Kを1としたが、Kを2以上の値とし段階的なページングを複数回行なってもよい。複数回段階的なページングを行なうには、確率密度関数f(x)の累積確率の閾値を複数設定することによって可能となる。たとえば、確率密度関数f(x)の累積確率の閾値を0.5と0.7と設定し、基地局間距離Xが0からXp_0.5で累積確率が0.5に、0からXp_0.7で累積確率が0.7になったとき、Xpaging_radiusの値をXp_0.5とXp_0.7にしてもよい。
本実施形態では、呼処理制御装置102が基地局101の緯度経度を保持して基地局間距離を計算したが、基地局間距離でなくともセルの中心値の緯度経度を保持してセル間距離を計算しても本実施形態と同様に距離ベースページングエリア106の半径を計算することができる。
移動機による周期的な位置登録処理を利用して一定周期時間内にどのくらいの距離を移動するのかを呼処理制御装置が予測することによって、効率的なページング処理を行なうことができる。
100…無線端末、101…基地局、102…呼処理制御装置、103…ゲートウェイ、104…インターネット網、105…周期タイマ位置登録、106…距離ベースページングエリア、107…トラッキングエリアベースページングエリア、200…受信アンテナ、201…無線アナログ部、202…デジタル信号処理部、203…呼処理部、210…プロセッサ、211…プログラム格納メモリ、212…位置登録情報データベース、300…受信アンテナ、301…無線アナログ部、302…デジタル信号処理部、303…回線インタフェース部、304…呼処理部、310…プロセッサ、311…プログラム格納メモリ、312…基地局情報データベース、400…回線インタフェース、401…呼処理部、410…プロセッサ、411…プログラム格納メモリ、412…位置登録情報データベース、413…基地局情報データベース、414…基地局間距離データベース、415…ページング情報データベース。

Claims (6)

  1. 複数の移動機と複数の基地局と、前記移動機が基地局を介して行なう位置登録要求により移動機と基地局の対応付けを行って呼処理制御を行なう呼処理制御装置とを含む移動体通信システムであって、
    前記移動体通信システムにおける移動機の位置登録およびページングは、1つ以上の基地局から構成されるトラッキングエリアベースで行なわれるものであり、
    前記呼処理制御装置は、各移動機について、前記トラッキングエリア情報と、最後の位置登録情報および最後から所定回数番目の位置登録情報を記憶した位置登録情報データベースを有し、該位置登録情報データベースに記憶した位置登録情報に基づいて移動機毎に移動距離の統計データを予め設定した方法に基づいて複数算出し、前記複数の統計データのうち小さい値のものから順に、該統計データを半径とするエリアと前記トラッキングエリアの両方に含まれる基地局に対して移動機のページングを行い、ページングに失敗した場合、次に小さい値の統計データを半径とするエリアについて同様にページングを行なうことにより、段階的にページングエリアを拡大することを特徴とする、移動体通信システム。
  2. 前記統計データとは、移動機が最後の位置登録と、最後から所定回数番目の位置登録の間に移動した基地局間距離Xと、移動した基地局間距離Xの取りうる確率で示される確率密度関数f(x)を算出し、該確率密度関数f(x)の累積確率の閾値により決定するものであり、該閾値を複数設定することにより、複数の統計データを算出するものであることを特徴とする請求項に記載の移動体通信システム。
  3. 複数の移動機と複数の基地局と、前記移動機が基地局を介して行なう位置登録要求により移動機と基地局の対応付けを行って呼処理制御を行なう移動体通信システムにおけるページングエリアの決定方法であって、
    前記移動体通信システムにおける移動機の位置登録およびページングは、1つ以上の基地局から構成されるトラッキングエリアベースで行なわれるものであり、
    各移動機について、前記トラッキングエリア情報と、最後の位置登録情報および最後から所定回数番目の位置登録情報を記憶した位置登録情報データベースを有し、該位置登録情報データベースに記憶した位置登録情報に基づいて移動機毎に移動距離の統計データを予め設定した方法に基づいて複数算出し、前記複数の統計データのうち小さい値のものから順に、該統計データを半径とするエリアと前記トラッキングエリアの両方に含まれる基地局に対して移動機のページングを行い、ページングに失敗した場合、次に小さい値の統計データを半径とするエリアについて同様にページングを行なうことにより、段階的にページングエリアを拡大することを特徴とするページングエリアの決定方法。
  4. 前記統計データとは、移動機が最後の位置登録と、最後から所定回数番目の位置登録の間に移動した基地局間距離Xと、移動した基地局間距離Xの取りうる確率で示される確率密度関数f(x)を算出し、該確率密度関数f(x)の累積確率の閾値により決定するものであり、該閾値を複数設定することにより、複数の統計データを算出するものであることを特徴とする請求項に記載のページングエリアの決定方法。
  5. 複数の移動機と複数の基地局とを有する移動体通信システムにおいて、前記移動機が基地局を介して行なう位置登録要求により移動機と基地局の対応付けを行って呼処理制御を行なう呼処理制御装置であって、
    前記移動体通信システムにおける移動機の位置登録およびページングは、1つ以上の基地局から構成されるトラッキングエリアベースで行なわれるものであって、
    前記呼処理制御装置は、各移動機について、前記トラッキングエリア情報と、最後の位置登録情報および最後から所定回数番目の位置登録情報を記憶した位置登録情報データベースを有し、該位置登録情報データベースに記憶した位置登録情報に基づいて移動機毎に移動距離の統計データを予め設定した方法に基づいて複数算出し、前記複数の統計データのうち小さい値のものから順に、該統計データを半径とするエリアと前記トラッキングエリアの両方に含まれる基地局に対して移動機のページングを行い、ページングに失敗した場合、次に小さい値の統計データを半径とするエリアについて同様にページングを行なうことにより、段階的にページングエリアを拡大することを特徴とする、呼処理制御装置。
  6. 前記統計データとは、移動機が最後の位置登録と、最後から所定回数番目の位置登録の間に移動した基地局間距離Xと、移動した基地局間距離Xの取りうる確率で示される確率密度関数f(x)を算出し、該確率密度関数f(x)の累積確率の閾値により決定するものであり、該閾値を複数設定することにより、複数の統計データを算出するものであることを特徴とする請求項に記載の呼処理制御装置。
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