JP5297872B2 - モロヘイヤ抽出物を含有する自発運動量低下剤 - Google Patents

モロヘイヤ抽出物を含有する自発運動量低下剤 Download PDF

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Description

本発明は、モロヘイヤ抽出物を含有する自発運動量低下剤に関する。具体的には、本発明は、モロヘイヤ抽出物を含有する医薬品及び食品用の自発運動量低下剤に関する。
昨今、薬物療法と一般療法の中間に位置するともいえる治療又は予防方法に食品が用いられるようになってきている。このような食品は、健康食品、機能性食品、健康補助食品、特定保健用食品と呼ばれている。
これらの食品として、ストレス解消作用やリラックス作用を有する物質を添加したもの等があり、健康食品、飲料等として販売されている。
ストレス解消作用やリラックス作用等に効果を有する成分として、テアニン、L−カルニチン、L−ドーパ、γ−アミノ酪酸(GABA)等が知られている。
治療効果又は予防効果を有する食品に対するニーズは高まってきており、さらに効き目のある商品、安心して長期に渡って服用できる商品、経済的負担がより少ない商品が、常に求められている。
モロヘイヤは、エジプトを中心とした地中海地方を原産地とする黄麻の一種であり、その栄養価の高さから、近年特に注目されてきた食品素材のひとつである。モロヘイヤは、細かく刻んだり茹でたりすると、オクラやヤマイモの様に独特のヌメリを生じ、このヌメリは植物ゴム(Plant gum)及び粘質多糖(ムコ多糖)を含んでいる。また栄養学的にはビタミン類やミネラル類が豊富で、特に総カロチン及びカルシウム含量が多い等の特徴を有する。カロチンはブロッコリーの約12倍、ビタミンBはトマトの約3倍、ビタミンBはピーマンの約14倍、カルシウムは牛乳の約2.4倍、食物繊維はレタスの約20倍と言われている。そのため、最近、我が国でも栽培され、生葉と共にその乾燥粉末が食品素材として注目を集めつつある。
現在までに、モロヘイヤに関してはモロヘイヤ抽出物やそれを乾燥粉末化したモロヘイヤ粉末、所謂モロヘイヤエキス、それらを含有する食品や組成物が多数提案されている。
例えば、特許文献1には、モロヘイヤ葉又はその乾燥粉末からの水溶性画分のエタノール析出物を有効成分として含有する脂質代謝改善組成物が開示されている。
特許文献2には、胃粘膜保護作用を有するモロヘイヤの水性エキスを必須成分として含有することからなる組成物が開示されている。
また、特許文献3には、NO産生抑制活性剤として使用されるモロヘイヤの脂肪酸抽出物が開示されている。
さらに、特許文献4には、モロヘイヤ由来の処理物を有効成分として含有するインスリン量またはインスリン応答の変調を伴う疾患の治療剤又は予防剤が開示されている。
特開平7−69910公報 特開2000−26305号公報 特開平11−322667号公報 国際公開第2004/100969号パンフレット
しかしながら、従来より知られている前述したような食品成分は、効き目のある商品、安心して長期に渡って服用できる商品、経済的負担がより少ない商品を提供するという観点から、さらに優れた食品成分が望まれている。
また、モロヘイヤは、栄養価の高い食品素材として知られているものの、ストレス解消作用やリラックス作用等を有することについては、知られていない。
本発明は、上記観点からなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、ストレス解消作用やリラックス作用を有する新たな自発運動量低下剤を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために、鋭意検討を重ねた結果、モロヘイヤ抽出物が自発運動量低下作用を有することを見出し、本発明を完成した。
本発明は、以下のとおりである。
[1]
酵素処理して得られるモロヘイヤ抽出物を含有する自発運動量低下剤。
[2]
前記モロヘイヤ抽出物が、モロヘイヤ合成樹脂吸着画分を含む、[1]に記載の自発運動量低下剤。
[3]
前記酵素が、プロテアーゼである、[1]又は[2]に記載の自発運動量低下剤。
[4]
[1]〜[3]のいずれか1項に記載の自発運動量低下剤を含有する、抗ストレス用、リラックス用、抗不安用、精神安定用、鎮静用、興奮抑制用、行動障害改善用、衝動性抑制用、情動障害改善用、又は多動性抑制用組成物。
[5]
[1]〜[3]のいずれか1項に記載の自発運動量低下剤を含有する、抗ストレス用、リラックス用、抗不安用、精神安定用、鎮静用、興奮抑制用、行動障害改善用、衝動性抑制用、情動障害改善用、又は多動性抑制用飲食品。
本発明によれば、新たな自発運動量低下剤を提供することができる。
実施例1における、モロヘイヤエキスMP投与時の自発運動量の測定結果を示す。 実施例1における、モロヘイヤエキスMP投与時の測定開始後240分までの総自発運動量の測定結果を示す。 実施例1における、モロヘイヤエキスAMP投与時の自発運動量の測定結果を示す。 実施例1における、モロヘイヤエキスAMP投与時の測定開始後240分までの総自発運動量の測定結果を示す。 実施例2における、モロヘイヤエキスMP及びカフェイン投与時の自発運動量の測定結果を示す。 実施例2における、カフェイン投与後240分までの総自発運動量の測定結果を示す。
以下、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
本発明の自発運動量低下剤は、酵素処理して得られるモロヘイヤ抽出物を含有するものである(以下、酵素処理して得られるモロヘイヤ抽出物を単に「モロヘイヤ抽出物」と略記する場合がある。)。
本発明において、モロヘイヤとは、シナノキ科の一年生の草本であり、学名がCorchorus olitorius L.である。
モロヘイヤは、エジプトを中心とした地中海地方を原産地とする黄麻の一種である。
本発明における酵素処理して得られるモロヘイヤ抽出物は、モロヘイヤエキス溶液を酵素処理して得られるものである。
モロヘイヤ抽出物としては、モロヘイヤエキス溶液を酵素処理後のモロヘイヤ酵素処理エキス溶液であってもよく、モロヘイヤ酵素処理エキス溶液を希釈した溶液であってもよく、モロヘイヤ酵素処理エキス溶液を乾燥させて得られる固形物であってもよい。
酵素としては、プロテアーゼが挙げられる。
プロテアーゼは、ペプチド結合の加水分解反応に対して触媒作用をするタンパク質分解酵素である。プロテアーゼとしては、特に限定されないが、例えば、エンドペプチダーゼ又はエンドペプチダーゼを主体とする複合酵素が挙げられる。
中でも、Bacillus属の産生するプロテアーゼが好ましく、Bacillus subtilis又はBacillus thermoproteolyticusの産生するプロテアーゼがより好ましい。プロテアーゼとしては、1種のプロテアーゼを使用してもよく、複数のプロテアーゼを組み合わせて使用してもよい。
モロヘイヤエキス溶液を酵素処理する方法は、従来公知の方法に従って行うことができ、特に限定されるものではない。
酵素処理する方法としては、例えば、以下の方法が挙げられる。
モロヘイヤエキス溶液を95℃以上の温度で加熱殺菌処理を施した後、適当な温度まで冷却する。ウォーターバス中で液温を保ったまま、少量の水に溶解した適量のプロテアーゼを適量添加する。
プロテアーゼ添加から、例えば、10分おきに撹拌を行いながら、酵素処理を行う。その後、加熱により酵素を失活させ、ろ過等任意の方法で固液分離を行い、抽出液を回収して、モロヘイヤ抽出物としてモロヘイヤ酵素処理エキス溶液を得ることができる。
プロテアーゼ処理の際の処理温度、処理時間、酵素濃度、pH等の処理条件は、使用するプロテアーゼが最適に作用するように調整すればよく、特に限定されない。
プロテアーゼ処理の際の処理温度は、好ましくは40℃〜70℃、より好ましくは50℃〜65℃である。
プロテアーゼ処理の際の処理時間は、好適な温度において、好ましくは15分〜2時間、より好ましくは45分〜90分である。
プロテアーゼ処理の際の酵素濃度は、モロヘイヤの乾燥重量に対して、好ましくは0.01〜3重量%、より好ましくは0.05〜2重量%、さらに好ましくは0.1〜1.5重量%である。
プロテアーゼ処理の際のpHは、好ましくはpH5.0〜8.5、より好ましくはpH5.5〜7.0である。
例えば、Bacillus subtilisの産生するプロテアーゼを使用する場合には、処理温度55℃〜60℃、処理時間1時間〜2時間、処理濃度はモロヘイヤの乾燥重量に対して0.1〜1.0重量%、pH6.0〜7.0、で酵素処理することが好ましい。
Bacillus thermoproteolyticusの産生するプロテアーゼを使用する場合には、処理温度60℃〜70℃、処理時間1時間〜2時間、処理濃度はモロヘイヤの乾燥重量に対して0.1〜1.0重量%、pH6.0〜7.0で酵素処理することが好ましい。
酵素の失活方法は、特に限定されないが、例えば、95℃〜沸騰状態で、5分から10分間保持することによりプロテアーゼを失活させる方法が挙げられる。
固液分離の方法は、特に限定されないが、目開き100μm〜1mmのふるいでろ過後、ろ紙を用いて吸引ろ過する方法が挙げられ、例えば、目開き850μmのふるいでろ過後、例えば、No.2のろ紙を用いて吸引ろ過する方法等が挙げられる。
モロヘイヤエキス溶液としては、モロヘイヤ抽出成分を含有する溶液であればよく、特に限定されるものではない。
モロヘイヤ抽出成分は、モロヘイヤの種子を除く地上部部分の葉、茎、花、及び皮等の植物体から抽出したものである。モロヘイヤ抽出成分としては、硬い茎の部分を除去した葉の部分を用いたモロヘイヤ葉抽出成分であることが好ましい。
モロヘイヤ抽出成分としては、生の植物体から直接抽出した抽出成分であってもよく、一度乾燥させた植物体から抽出された抽出成分であってもよい。また、ピューレ状物をモロヘイヤ抽出成分として用いることもできる。
モロヘイヤエキス溶液を得る方法としては、特に限定されず、公知の抽出方法によりモロヘイヤエキス溶液を得ることができる。
モロヘイヤエキス溶液としては、例えば、モロヘイヤから水又は温水抽出することにより得られるモロヘイヤ抽出液、モロヘイヤ粉末を水又は温水に溶解又は混合させたモロヘイヤ粉末溶液、及びモロヘイヤピューレ溶液等が挙げられる。
モロヘイヤエキス溶液としては、モロヘイヤ葉等の固形分を含んでいてもよく、モロヘイヤ葉等の固形分をろ過により除去した溶液であってもよい。モロヘイヤエキス溶液としては、ろ過後固液分離して、モロヘイヤ葉等を除去した溶液を用いることが好ましい。
モロヘイヤ抽出液は、例えば、モロヘイヤの葉を水又は温水に加えて浸漬させて抽出することにより得ることができる。
具体的には、硬い茎の部分を除去したモロヘイヤ葉を水又は温水を加水した後、スチーム加熱し、これを破砕処理し、次いで、破砕処理したモロヘイヤ葉を熱風乾燥することによって得られたモロヘイヤ乾燥葉に10〜40倍重量、好ましくは20〜30倍重量程度の熱水を加水して抽出することによって得ることができる。
また、モロヘイヤ抽出液は、モロヘイヤピューレに水又は温水を加え、抽出することによっても得ることができる。
モロヘイヤ粉末としては、市販のモロヘイヤエキス粉末であってもよく、モロヘイヤ乾燥葉を粉末化したものであってもよい。
本発明において、酵素処理して得られるモロヘイヤ抽出物は、さらに合成樹脂吸着処理を行って得られるモロヘイヤ合成樹脂吸着画分を含むことが好ましい。
モロヘイヤ合成樹脂吸着画分を含むモロヘイヤ合成樹脂吸着画分組成物は、モロヘイヤエキス溶液を酵素処理した後、合成樹脂吸着剤で吸着処理し、その吸着画分を溶出溶媒により溶出処理することによって得ることができる。
本発明のモロヘイヤ合成樹脂吸着画分組成物は、モロヘイヤエキス溶液を合成樹脂吸着剤で吸着処理してから、酵素処理を行ったものであってもよい。
合成樹脂吸着処理を行う方法は、従来公知の方法に従って行うことができ、特に限定されるものではない。
合成樹脂吸着処理する方法としては、例えば、以下の方法が挙げられる。
モロヘイヤ酵素処理エキス溶液を合成樹脂吸着剤で吸着処理し、合成樹脂吸着剤へ水を通液して水押し後、例えば60%エタノールを通液して回収することによりモロヘイヤ合成樹脂吸着画分として回収することによって、目的とするモロヘイヤ合成樹脂吸着画分組成物を得ることができる。
本発明において、酵素処理に先だって、合成樹脂吸着処理を行う場合には、まず、モロヘイヤエキス抽出液に上記方法と同様に、合成樹脂吸着処理を行う。次いで、モロヘイヤエキス抽出液に対して行うのと同様の方法により酵素処理を行うことにより、モロヘイヤ合成樹脂吸着画分組成物を得ることができる。
合成樹脂吸着剤による処理は、バッチ法、カラム法の何れで行ってもよいが、比較的少量の合成樹脂吸着剤により効率よく処理できるカラム法が好ましい。
合成樹脂吸着剤による処理は、少なくとも一回行えばよい。
合成樹脂吸着剤としては、水溶性低分子物質を吸着するのに適した多孔性の吸着剤であることが好ましい。
合成樹脂吸着剤の比表面積は、好ましくは100m2/g〜1200m2/g、より好ましくは250m2/g〜900m2/g程度である。
合成樹脂吸着剤の細孔容積、粒度分布、最頻度半径は、それぞれ0.9mL/g〜1.6mL/gであり、250μm以上が90%以上、30Å〜260Åであることが好ましい。
合成樹脂吸着剤としては、例えば、親水性合成樹脂吸着剤、疎水性合成樹脂吸着剤が挙げられ、疎水性合成樹脂吸着剤が好ましい。
親水性合成樹脂吸着剤の樹脂母体として、例えば、スチレン系マクロポーラス、シリカ、メタクリル酸エステル重合体等が挙げられる。
親水性合成樹脂吸着剤としては、具体的には、ダイヤイオン(登録商標;三菱化学株式会社)、Muromac(登録商標;ムロマチテクノス株式会社)等が挙げられる。
疎水性合成樹脂吸着剤の樹脂母体として、例えば、スチレン重合体、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、スチレン−アクリル酸アミドの共重合体、フェノール樹脂等が挙げられる。
疎水性合成樹脂吸着剤としては、例えば、スチレン等の芳香族系の樹脂母体に臭素等の極性基を化学的に修飾結合させてなる多孔性修飾ポリスチレン系合成吸着剤が好適である。
疎水性合成樹脂吸着剤としては、具体的には、セパビーズ(登録商標;三菱化学株式会社)等が挙げられ、中でも、好ましくはセパビーズSP70、SP700、SP850、SP207、より好ましくはSP207(比表面積590m2/g、細孔容積1.1mL/g、粒度分布250μm以上が90%以上、最頻度半径120Å)が挙げられる。
合成樹脂吸着剤は、吸着処理に先立って予め前処理しておいてもよい。
前処理としては、例えば、合成樹脂吸着剤をメタノール又はエタノールなどの溶媒で洗浄して不純物を除去した後、さらに水で洗浄してメタノール又はエタノールなどの溶媒を除去することにより行うことができる。
合成樹脂吸着剤の洗浄は、エタノールを用いることが好ましい。
合成樹脂吸着剤とモロヘイヤ酵素処理エキス溶液等の抽出液との割合は、使用する吸着剤の種類などに応じて選択できる。
溶出処理に用いる溶媒は、使用する合成樹脂吸着剤に適した溶出溶媒を適宜選定することができる。
例えば、芳香族系の合成樹脂吸着剤を用いた場合には、溶出溶媒として、多量の水や温水を用いてもよく、溶出効率を上げるために、好ましくは50〜70%濃度、より好ましくは55〜65%濃度に水で希釈したエタノールを用いてもよい。
より具体的には、モロヘイヤエキス溶液又はモロヘイヤ酵素処理エキス溶液を、合成樹脂吸着剤充填カラムに通液後、カラム排出液がBrix測定値でBrix1%以下、好ましくはBrix0.5%以下になるように純水等にて洗浄し、適当な濃度のエタノール等の溶出バッファーにて溶出して吸着画分を回収すればよい。
吸着画分の回収は、例えば60%エタノール溶液であれば、樹脂容量の1〜10倍量、より好ましくは1〜5倍量、さらに好ましくは1〜2.5倍量を通液することにより効率よく吸着物を回収できる。また水を用いる場合は純水により樹脂中に残存するモロヘイヤエキスを洗浄後、樹脂容量の3倍量以上を通液することにより吸着物を回収することができる。
合成樹脂吸着処理においては、必要に応じて、ろ過操作を行ってもよく、例えば、目開き850μmのふるいでろ過後、例えば、No.2のろ紙を用いて吸引ろ過を行うことができる。
合成樹脂吸着処理により得られたモロヘイヤ合成樹脂吸着画分組成物をより精製してもよく、例えば、陽イオン交換カラムクロマトグラフィー、ゲルろ過クロマトグラフィーによりさらに精製を行ってもよい。
合成樹脂吸着処理により回収された合成樹脂吸着画分は、適当な濃度まで減圧濃縮してもよく、又は凍結乾燥し粉末とすることもできる。
本発明において、酵素処理して得られるモロヘイヤ抽出物は、溶液状物として得られた場合には、そのまま飲料として、又は他の果汁、野菜ジュース及びミックスジュースに配合して利用することができる。
モロヘイヤ抽出物は、適当な濃度まで減圧濃縮することによって濃厚な液状組成物とすることも可能である。
酵素処理して得られるモロヘイヤ抽出物は、溶液状物を乾燥したものであってもよく、乾燥物とすることにより保存安定性に優れる。乾燥物は、そのまま飲食品として、又は他の果汁、野菜ジュース及びミックスジュースに配合して利用することができる。
本発明のモロヘイヤ抽出物は、抗ストレス(ストレス解消)用、リラックス用、抗不安用、精神安定用、鎮静用、興奮抑制用、行動障害改善用、衝動性抑制用、情動障害改善用、又は多動性抑制用組成物として、医薬品又は飲食品として用いることができる。
本発明のモロヘイヤ抽出物は、飲食品として、特定保健用食品、栄養機能食品、健康食品、機能性食品、健康補助食品等として利用できる他、清涼飲料水や食品の配合剤として利用することができる。
飲食品は、抗ストレス(ストレス解消)作用、リラックス作用、抗不安作用、精神安定作用、鎮静作用、興奮抑制作用、行動障害改善作用、衝動性抑制作用、情動障害改善作用、又は多動性抑制作用を有する旨の表示を付した飲食品であってもよい。
飲食品として好ましい形態は、飴、ゼリー、錠菓、飲料、スープ、麺、煎餅、和菓子、冷菓、焼き菓子等の食品や飲料であり、好ましくは、果汁飲料、野菜ジュース、果物野菜ジュース、茶飲料、コーヒー飲料、スポーツドリンク等の容器詰飲料である。
モロヘイヤ抽出物は、味・臭いに特異な厭味が少ないことから液状又は固形形態で経口投与により摂取することが可能であり、それ自体または適宜製剤上の都合で賦形剤などと混合して粉末、顆粒、錠剤、カプセル剤などの形態で投与することができる。
モロヘイヤ抽出物を飲料に含有させる場合は、500mL当り、乾燥物換算で、好ましくは50mg〜25000mg、より好ましくは100mg〜10000mgである。また、下記摂取量又は投与量を達成できるように、食品として又は医薬品として、他の添加物と適宜混合した製剤とすることができる。
モロヘイヤ抽出物の摂取量は、用途に応じて適宜調整することができるが、乾燥物換算で、好ましくは1回50mg〜25000mgであり、より好ましくは1回100mg〜10000mg、さらに好ましくは1回100mg〜1000mgである。
摂取回数は、特に限定されないが、好ましくは1日1〜3回であり、必要に応じて摂取回数を増減してもよい。
本発明のモロヘイヤ抽出物は、医薬品として、薬学的に許容可能な賦形剤を添加して、医薬製剤として用いることができる。
医薬製剤としては、粉末、顆粒、錠剤等の公知の剤型に製剤化して用いることができ、液体、ペースト等の液剤として用いることもできる。
医薬製剤としては、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、液剤、シロップ剤、チュアブル、トローチ等の経口剤、軟膏剤、ゲル剤、クリーム剤、貼付剤等の外用剤、注射剤、舌下剤、吸入剤、点眼剤、坐剤等の剤形として用いることができる。医薬製剤の剤形として、好ましくは、錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、注射剤である。
医薬製剤は、動物、中でも哺乳類において、抗ストレス(ストレス解消)用、リラックス用、抗不安用、精神安定用、鎮静用、興奮抑制用、行動障害改善用、衝動性抑制用、情動障害改善用、又は多動性抑制用に有用であり、動物、中でも哺乳類に投与することができる。
哺乳類としては、ヒト、イヌ、ネコ、ウシ、ウマなどが挙げられ、ヒトであることが好ましい。
モロヘイヤ抽出物の投与量は、個々の薬剤の活性、患者の症状、年齢、体重等の種々の条件により適宜調整することができるが、例えば、乾燥物換算で、好ましくは1回50mg〜25000mgであり、より好ましくは1回100mg〜10000mg、さらに好ましくは1回100mg〜1000mgである。
投与回数は、特に限定されないが、好ましくは1日1〜3回であり、必要に応じて投与回数を増減してもよい。
本発明のモロヘイヤ抽出物を含有する医薬品及び飲食品は、自発運動低下作用を有するため、抗ストレス(ストレス解消)用、リラックス用、抗不安用、精神安定用、鎮静用、興奮抑制用、行動障害改善用、衝動性抑制用、情動障害改善用、又は多動性抑制用の組成物として用いることができる。
本発明において、自発運動低下作用は、自発運動量測定試験により、自発運動量が低下することにより確認することができる。
マウスを用いた自発運動量測定試験およびカフェイン誘発性興奮の抑制作用検討試験により、マウスの自発運動量が低下する場合には、抗ストレス(ストレス解消)作用、リラックス作用、抗不安作用、精神安定作用、鎮静作用、興奮抑制作用、行動障害改善作用、衝動性抑制作用、情動障害改善作用、又は多動性抑制作用を有すると評価することができることは、当業者に公知の事項である。
本発明においては、モロヘイヤ抽出物が自発運動低下作用を有することにより、動物に投与又は摂取した場合に、抗ストレス(ストレス解消)作用、リラックス作用、抗不安作用、精神安定作用、鎮静作用、興奮抑制作用、行動障害改善作用、衝動性抑制作用、情動障害改善作用、又は多動性抑制作用を発揮させることができる。
以下、本発明を実施例及び比較例により具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
[製造例1]
(モロヘイヤ抽出物:酵素処理なし)
純水に湿潤状態の合成吸着剤SP207(三菱化学社製)80ccをガラスカラムへ充填し、十分な純水を通液してSP207充填カラムとした。
硬い茎を除去したモロヘイヤ葉をスチーム加熱後、破砕し熱風乾燥を行い、モロヘイヤ乾燥葉を得た。このモロヘイヤ乾燥葉50gに20倍重量の60℃前後の蒸留水熱水を加水し、95℃以上に加熱して殺菌処理を施した後60℃まで冷却し、ウォーターバス中で液温60℃に保ったまま10分おきに撹拌を行った。1時間後に、95℃達温で5分間保持し、目開き850μmのふるいでろ過後、次いでNo.2のろ紙を使用し吸引ろ過を行い、モロヘイヤエキス溶液を得た。
得られたモロヘイヤエキス溶液300mL(Brix0.9、pH6.0)を前記ガラスカラムへSV=4の速度で通液後、10bed容量の純水にて十分にモロヘイヤエキス溶液を洗い出した。モロヘイヤエキス溶液通液開始直後からカラム排出液を回収し、素通り画分とした。次いで、60%濃度に調整したエタノールを5bed容量通液し、通液開始から1/2bed容量のカラム排出液を廃棄した後、カラム排出液の回収を開始しエタノール通液終了まで回収した。これを吸着画分とした。素通り画分、吸着画分をそれぞれ減圧濃縮した後、凍結乾燥して、粉末状の素通り画分エキス(Ae1)1.9gおよび吸着画分エキス(Ae2)0.29gを得た。なお、「bed」とは、吸着剤の充填容積(=かさ)を示す。
[製造例2]
(モロヘイヤ抽出物:酵素処理あり)
純水に湿潤状態の合成吸着剤SP207(三菱化学社製)80ccをガラスカラムへ充填し、十分な純水を通液してSP207充填カラムとした。
硬い茎を除去したモロヘイヤ葉をスチーム加熱後、破砕し熱風乾燥を行い、モロヘイヤ乾燥葉を得た。このモロヘイヤ乾燥葉50gに20倍重量の60℃前後の蒸留水熱水を加水し、95℃以上に加熱して殺菌処理を施した後60℃まで冷却し、ウォーターバス中で液温60℃に保ち、原料のモロヘイヤ乾燥葉に対して0.7重量%のプロテアーゼNアマノG(株式会社天野エンザイム社製)を少量の水に溶解して添加した。その後、液温60℃に保ったまま10分おきに撹拌を行った。酵素添加から1時間経過後、96℃達温で5分間保持し、目開き850μmのふるいでろ過後、次いでNo.2のろ紙を使用し吸引ろ過を行い、モロヘイヤ酵素処理エキス溶液を得た。
得られたモロヘイヤ酵素処理エキス溶液300mL(Brix1.2,pH6.0)を前記ガラスカラムへSV=4の速度で通液後、10bed容量の純水にて十分にモロヘイヤエキスを洗い出した。モロヘイヤ酵素処理エキス溶液通液開始直後からカラム排出液を回収し、素通り画分とした。次いで、60%濃度に調整したエタノールを5bed容量通液し、通液開始から1/2bed容量のカラム排出液を廃棄した後、カラム排出液の回収を開始しエタノール通液終了まで回収した。これを吸着画分とした。素通り画分、吸着画分をそれぞれ減圧濃縮した後、凍結乾燥して、粉末状の素通り画分エキス(Be1)2.1gおよび吸着画分エキス(Be2)0.8gを得た。なお、「bed」とは、吸着剤の充填容積(=かさ)を示す。
[実施例1]
(自発運動量測定装置による自発運動量の測定)
自発運動量の測定には、マウス(CD1(ICR)、雄、7週齢;日本チャールス・リバー株式会社)を1週間予備飼育した後に用いた。
実験期間中、マウスには、水及び飼料(FR−2;株式会社船橋農場)を自由に摂取させた。
製造例2の方法により得られたBe2を投与した群を、モロヘイヤエキスMP群とし、注射用水を投与した群を対照群として、以下の実験を行った。
ゾンデにより、Be2を1000mg/マウスの体重(kg)で経口投与した。経口投与後、60分経過後にマウスを自発運動量測定用のケージに入れ、自発運動量測定装置(株式会社ニューロサイエンス NS−AS01)を用いて、測定開始後から240分までの30分毎の自発運動量を測定した。Be2は、5mL/マウスの体重(kg)の注射用水(株式会社大塚製薬工場)に溶解したものを用いた。1群のn数を10として、測定開始後240分までの自発運動量の測定結果を図1に示す。また、測定開始後240分までの総自発運動量の測定結果を表1及び図2に示す。
注射用水のみを5mL/マウスの体重(kg)でゾンデにより経口投与したものを対照群として、モロヘイヤエキスMP群と同様にして、自発運動量を測定した。
Be2をAe2に変更した以外は上記と同様にして、製造例1の方法により得られたAe2を投与した群を、モロヘイヤエキスAMP群とし、注射用水を投与した群を対照群として、実験を行った。
1群のn数を10として、測定開始後240分までの自発運動量の測定結果を図3に示す。また、測定開始後240分までの総自発運動量の測定結果を表2及び図4に示す。
モロヘイヤエキスMP群は対照群と比較して、測定用ケージへ移動後0分〜210分の間で探索行動が減少していたことから、モロヘイヤエキスBe2は環境の変化などの刺激に対して鎮静効果を有すると考えられた。
一方、モロヘイヤエキスAMP群は対照群と比較して、今回の試験結果においては少なくとも効果は確認されなかった。
[実施例2]
(カフェイン投与時の自発運動量測定装置による自発運動量の測定)
自発運動量の測定には、マウス(CD1(ICR)雄、7週齢;日本チャールス・リバー株式会社)を1週間予備飼育した後に用いた。
実験期間中、マウスには、水及び飼料(FR−2;株式会社船橋農場)を自由に摂取させた。
製造例2の方法により得られたBe2を投与した群を、モロヘイヤエキスMP群とし、注射用水を投与した群を対照群として、以下の実験を行った。
ゾンデにより、Be2を1000mg/マウスの体重(kg)で経口投与した。マウスを自発運動量測定用のケージに入れ、自発運動量測定装置(株式会社ニューロサイエンス NS−AS01)を用いて、30分毎の自発運動量を測定した。経口投与1時間後に、カフェイン10mg/マウスの体重(kg)を腹腔内投与した。
カフェイン投与後240分までの自発運動量を測定した。Be2は、5mL/マウスの体重(kg)の注射用水(株式会社大塚製薬工場)に溶解したものを用い、カフェイン(和光純薬工業株式会社)は、5mL/マウスの体重(kg)の注射用水に溶解したものを用いた。1群のn数を15として、自発運動量の測定結果を表3、図5、及び図6に示す。
注射用水のみを5mL/マウスの体重(kg)でゾンデにより経口投与したものを対照群として、モロヘイヤエキスMP群と同様にして、自発運動量を測定した。
モロヘイヤエキスMP群はカフェイン投与による興奮作用を抑制することが明らかとなった。また、カフェインは中枢神経系に作用して興奮作用を引き起こすことから、モロヘイヤエキスBe2の興奮抑制作用は中枢神経系に作用する可能性が考えられた。
本発明のモロヘイヤ抽出物は、自発運動量低下作用を有する。本発明のモロヘイヤ抽出物は、医薬品及び食品用の自発運動量低下剤として産業上の利用可能性を有する。

Claims (3)

  1. プロテアーゼ処理して得られるモロヘイヤ抽出物を含有する自発運動量低下剤。
  2. 前記モロヘイヤ抽出物が、モロヘイヤ合成樹脂吸着画分を含む、請求項1に記載の自発運動量低下剤。
  3. 請求項1又は2に記載の自発運動量低下剤を含有する、抗ストレス用、リラックス用、抗不安用、精神安定用、鎮静用、興奮抑制用、行動障害改善用、衝動性抑制用、情動障害改善用、又は多動性抑制用組成物。
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