JP5297814B2 - 量的hiv表現型又は向性アッセイ - Google Patents

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Description

本発明は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染した患者における量的表現型(quantitative phenotype)、例えばgag表現型(gag phenotype)、インテグラーゼ表現型又は向性の予測方法に関する。
通常HIVと呼ばれるヒト免疫不全ウイルスは、主にヒト免疫系の生体成分、例えばCD4+T細胞、マクロファージ及び樹状細胞に感染するレトロウイルスである。HIVは、直接又は間接的に、CD4+T細胞を破壊さえする。十分なCD4+細胞がHIVにより破壊されてしまうと、免疫系はほとんど働かず、それはAIDS(後天性免疫不全症候群)に導く。さらに、HIVは腎臓、心臓及び脳のような器官を直接攻撃し、急性腎不全、心筋症、痴呆及び脳症に導く。HIVに感染した人々が直面する問題の多くは、免疫系が日和見感染及びガンから彼らを保護できないことから生ずる。
AIDSは20世紀の間にサブ−サハラアフリカ(sub−Saharan Africa)に発したと考えられ、それは現在世界的規模の流行病である。2004年の終わりに、UNAIDSは、4千万人に近い人々がHIVと共に生きていると見積もった。世界保健機構は、3百万人より多い人々がAIDS流行病にやられ、5百万人の人々が同じ年にHIVに感染したと見積もった。現在、2千8百万人の人々が死亡し、アフリカ人のみで9千万人にそれが感染しつつあると見積もられ、アフリカ大陸のみにおいて最小で千8百万人の孤児の見積もりを生ずる。
細胞に感染するために、ウイルスは最初にその中に侵入することができなければならない。HIVは包膜ウイルスであり、ウイルス膜を細胞の原形質膜と融合させることにより、細胞侵入を行なう。このプロセスはウイルス包膜タンパク質gp120及びgp41により行なわれ、それらは切断前に1個の160kDタンパク質として合成される。この切断の生成物は、細胞中へのウイルスの侵入のプロセスが始まるまで会合したままである。gp120はCD4+Tリンパ球上のCD4及び単球/マクロファージ系列(lineage)の細胞に結合する。この結合事象及びgp120と細胞共−受容体の間のさらなる相互作用は、gp41からのgp120解離に導く。gp120の解離は、gp41におけるコンフォーメーション的変化の一部として起こり、それはgp41を「融合−活性」形態で残す。このgp41の形態は、次いで細胞膜とウイルス膜の間の融合を媒介することができる。
HIV侵入のための一次細胞受容体はCD4である。しかしながら、標的細胞上におけるCD4の発現は、HIV侵入及び感染のために必要であるが十分ではない。いくつかのケモカイン受容体が補因子として働き、それは細胞表面上でCD4と共−発現されるとHIV侵入を許す。
CCR5及びCXCR4は、HIVがヒト細胞中に侵入するために用いる主要なケモカイン共受容体である。この共−受容体使用に基づき、新しいHIV分類、すなわちCCR5−向性(R5)、CXCR4−向性(X4)又は二重向性(R5/X4)HIV株が1998年に確立された。それより数年早く、ウイルス表現型(すなわち非−シンシチウム−誘導、NSI又はシンシチウム−誘導、SI)とHIV株の病原性の間の関連性が同定されていた。
現在の知識は、試験管内でR5ウイルスが通常T−細胞系上のNSIに相当し、単球−マクロファージ中で複製することができる(M−向性)ことを示し、すべての特徴は以前
に、より病原性でない株に結びつけられた。対照的に、X4株はT−細胞系上のSIであり、Tリンパ球上で好適に複製し(T−向性)、すべてより病原性のウイルス株の特徴である。この知識に基づき、HIV共−受容体使用は疾患の進行と関連すると思われる。
同定されるべきこれらの補因子の第1は、T細胞上で発現されるCXCR4又はフシン(fusin)であった(非特許文献1)。細胞上におけるCXCR4とCD4の共−発現は、T−向性HIV単離物が細胞と融合し且つ感染することを許す。CXCR4は多くのT細胞上で発現されるが、通常マクロファージ上で発現されず、従ってマクロファージ−向性(M−向性)HIV単離物との融合を許さない(非特許文献1)。
CXCR4の同定から少し後に、別の共−受容体が同定された。マクロファージ及びT細胞のいくつかの集団上で発現されるCCR5もCD4と共同して機能し、HIV膜融合を許すことができる(非特許文献2)。CCR5へのHIV gp120結合はCD4−依存性であり、それは、CD4の抗体阻害がCCR5への結合を87%低下させることができるからである(非特許文献3)。M−向性HIV単離物は、マクロファージ及びいくつかのT細胞の両方の感染のためのそれらの共−受容体としてCCR5を使用するようである。
上記のCCR5及びCXCR4として既知のこれらの2つの比較的大きなHIVの受容体の存在は、種々のウイルス変異体が、2つの受容体の1つのみにより、または両方の受容体により細胞中に侵入するそれらの能力に従って3つのカテゴリー:R5、X4及びR5X4に分類されることを意味する。CCR5及びCXCR4は7−貫膜Gタンパク質−共役受容体群に属する。それらは4つの貫膜ドメイン、3つの細胞外ループ及び1つのN−末端ドメインから成るα−らせん構造を示す。CD4−gp120複合体は、gp120のV3可変ドメインを介して共−受容体に結合するが、V1/V2及びC4のような他のgp120領域もこの相互作用に含まれる。しかしながら、V3のアミノ酸配列はCCR5又はCXCR4使用の主要な決定因子であると思われる。
ウイルス向性という用語は、ウイルスが感染し、その中で複製する細胞型を指す。現在、ウイルス向性の決定は診断試験として行なわれないが、それはHIV研究のある分野において非常に有用なパラメーターに相当する。さらに、HIV侵入を標的とする、そしてさらに特定的に共−受容体CCR5又はCXCR4を標的とする特定の薬剤の導入は、HIV−感染患者のウイルス向性の特性化が処置の開始の前に非常に重要になるであろうことを意味する。
共−受容体アンタゴニストは有望な新しい種類の抗−HIV−1薬を構成し、いくつかの先駆的化合物が現在、全臨床的開発(full clinical development)中である。
HIV向性の決定のためにいくつかのアッセイが開発されている。現在、どれが最も簡単且つ信頼できる方法であるかは、不明瞭なままである。MT−2アッセイは、HIV単離物の細胞変性効果を調べるために1980年代の後期の間に広く用いられ、HIV株のSI及びNSIウイルスへの分類を確立するために役立った。MT−2細胞アッセイは、それらの細胞の表面上におけるCCR5ではなくてCXCR4の独特の発現(unique expression)に基づく。しかし、主な欠点は、刺激された患者のPBMC(末梢血単核細胞)からのウイルス株を必要とすることである。MT−2アッセイは、共−受容体アンタゴニストを用いて処置されている患者において使用するのに最も適してはいないかも知れない。
ウイルス向性決定のための別の手段は、Phenoscript(VIRallian
ce,Paris)及びPhenoSense(Monogram Biosciences,San Francisco)のような組換えウイルス向性アッセイの使用である。両アッセイは、患者の血漿試料からのHIV−1包膜糖タンパク質遺伝子配列を増幅し、それぞれ複製−感応又は複製能−欠損組換えウイルスを作る。次いでこれらのウイルスを用いて、CCR5又はCXCR4共−受容体と組み合わせてCD4を発現する細胞系に感染させ、それはウイルス向性の決定を可能にする。これらのアッセイの重大な限界は、混合集団(R5+X4)中のX4ウイルスの検出に関する閾値、すなわち混合ウイルス集団の存在下における少数派の準種(quasispecies)の検出に関する閾値である。
この限界は、CCR5アンタゴニストを用いる処置を受けている患者において重要な意味を有するかも知れず、その患者においては、ベースラインにおける比較的小さい集団として存在するX4ウイルスの出現が有利であり得る。
CCR5アンタゴニストを用いる治療の開始の前の共−受容体使用(又は向性)に関する試験は、CXCR4又は二重向性株に感染する患者におけるこれらの化合物の使用を避けるために重要であろう。
HIV向性の分子的基礎はまだ研究下にあるが、いくつかの研究は、おそらくgp120包膜タンパク質のV3ループが含まれ得ることを示した。V3ドメイン内のどの残基がウイルス共−受容体使用の決定に含まれ得るかを同定するための試みが成された。単独の変化が向性を担うとは思われないが、いくつかの遺伝子型のクラスターがウイルス向性を決定し得る。V3遺伝子配列に基づいてHIV共−受容体使用を予測するためにいくつかのアルゴリズムが作られた。
しかしながら、ウイルス株の共−受容体使用を正確に且つ高い感度を以って決定することができるウイルス包膜向性決定アッセイに対する緊急の必要性がある。さらに、成功した侵入阻害剤の開発の故に、侵入阻害剤及び融合阻害剤に対する耐性へのウイルス包膜変異の影響を評価することを目的とするアッセイは、HIV治療を導くために確実に非常に重要になるであろう。
HIVに感染した患者は、それぞれそれら自身の共−受容体使用を有する多様なウイルス亜種を宿しているので、患者のウイルス集団全体における向性表現型の分布を分析することが重要である。さらに、向性表現型の予測方法は高度に可変な領域のヌクレオチド及び/又はアミノ酸配列に基づくので、クローンレベルで配列を決定することが必要である。
従って、簡単であり且ついずれの分析実験室にも得ることができる方法、これまで利用できなかったシステムにより、臨床的単離物内におけるCCR5及びCXCR4−向性準−種の可変性及び分布の我々の知識に実質的に寄与するために、患者でのHIV感染におけるウイルス向性の特性化を可能にする信頼できる適した方法を得るという満たされない高い要求が確かに存在する。
Feng et al.著,HIV−1 entry cofactor:functional cDNA cloning of a seven−transmembrane,G protein−coupled receptor.,Science 1996 May 10;272(5263):872−877 Deng et al.著,Identification of a major co−receptor for primary isolates of HIV−1.,Nature 1996 Jun 20;381(6584):661−6 Trkola et al.著,CD4−dependent,antibody−sensitive interactions between HIV−1 and its co−receptor CCR−5.,Nature 1996 Nov 14;384(6605):184−7
本開示は、疾患の進行に関するマーカーとしてのHIV共−受容体使用を同定するための方法及び従って向性試験を記載する。
少なくとも2つの向性予測アルゴリズム、PSSM http://ubik.microbiol.washington.edu/computing/pssm/及び支持ベクターマシーン(support vector machine)法(SVM)である手段のために示されたGeno2Pheno(G2P) http://coreceptor.bioinf.mpi−sb.mpq.de/cgi−bin/coreceptor.pl/が公共的に利用可能であり、両方ともHIV−1 envのV3−ループの特定のアミノ酸特性の分析に基づく。しかしながらこれらのアルゴリズムの予測価値はまだ限られている。
クローンV3 env配列を用い、PSSMにより与えられる予測とSVMモデルにより得られるものの間の比較が行なわれた。両プログラムモデルの間でR5−向性単離物に関して高い一致が見出されたが、X4予測は、一致が有意により低かった。
さらに特定的に、本開示は、HIVに感染した患者における量的表現型、例えばgag表現型、インテグラーゼ表現型又は向性の予測方法を記載し、それは
a)患者からのウイルス遺伝物質を含んでなる試料を用い;
b)該試料からウイルス遺伝物質を抽出し、続いて以下の段階:
1.特定のHIV領域のウイルス遺伝物質を増幅し、
2.アンプリコン一体性を分析し且つ試料をプールし、
3.プールされたアンプリコンを精製し、
4.アンプリコンのプールをベクター中に連結し、そして連結された生成物をコンピテント細胞中に形質転換し、
5.得られる個々の形質転換細胞を分析し、
6.得られる単クローン(single clone)を配列決定して単クローン遺伝子型配列を得る
段階を含んでなる単ゲノム配列決定を行い;
c)該遺伝子型配列を用いて、以下の段階:
1.該遺伝子型配列において、少なくとも1つの自然の可変性(variability)、後天的可変性、薬剤選択突然変異又は突然変異パターンが量的表現型の結果、例えばgag表現型、インテグラーゼ表現型又は向性と関連する遺伝子パターン(genetic pattern)を同定し、
2.段階c1において遺伝子配列中で同定される自然の可変性、後天的可変性、薬剤選択突然変異又は突然変異パターンの少なくとも1つに類似の遺伝子パターンを有する少なくとも1つの遺伝子型エントリーに関して遺伝子型/表現型相関データベースを検索し、
3.相関遺伝子型/表現型データベースにおいて適合する表現型を有する類似の遺伝子パターンを有する該少なくとも1つの遺伝子型エントリーを得、そして
4.類似の遺伝子パターンを有する少なくとも1つの遺伝子型エントリーのデータベースからHIV表現型を予測する
段階を含んでなる予測アルゴリズムを用いて特定の表現型、例えばgag表現型、インテグラーゼ表現型又は向性を予測し;
d)HIV感染患者の試料中に存在するすべての単配列クローンに関し、段階c1〜c4で得られる情報に基づいて量的表現型、例えばgag表現型、インテグラーゼ表現型又は向性を予測する
ことを含んでなる。
本発明に従う方法は、段階(c)の後且つ段階(d)の前に以下の段階
1.予測可能な表現型を含まないクローン配列を単クローン生物学的表現型決定アッセイにおいて分析し、
2.該分析の後に得られる情報を段階(c)で用いられる相関遺伝子型−表現型データベースに負荷する(loaded)
追加の段階をさらに含んでなることができる。
上記の単クローン生物学的表現型決定アッセイは以下の段階
1.クローン部分的もしくは全−長HIVゲノムを形成し、
2.該ゲノムを用いて、組換えHIVを得るのに適した主鎖と一緒に又は全長HIV−1ゲノムとして直接、哺乳類細胞をトランスフェクションし、
3.細胞系を該組換えHIVに感染させ、感染プロセスが起こっているそれらの生物学的表現型を決定し、
4.その後、得られる情報を段階(c)で用いられる相関遺伝子型−表現型データベースに負荷する
段階を含んでなる。
上記の段階の2つ、すなわち段階2(トランスフェクション)及び段階3(感染)を一段階で行なうことができる。
段階(b1)における特定のHIV領域のウイルス遺伝物質の増幅は、RT−PCR又はPCRにより行なわれる。段階(b4)で用いられるコンピテント細胞はE.コリ(E.Coli)、バチルス(Bacillus)又は酵母である。
上記の感染プロセスを、全−長HIVゲノム中に導入されるマーカー遺伝子により、又は指示細胞系(indicator cell line)中に導入されるマーカー遺伝子により、あるいは細胞変性効果スコアリング(scoring)又はシンシチウム(syncitia)形成により顕微鏡的に監視することができる。
本発明の他の態様において、HIVに感染した患者の試料から得られ、且つ配列決定されたHIV配列を量的表現型、例えばgag表現型、インテグラーゼ表現型又は向性の予測のためのアルゴリズムに続いて相関遺伝子型−表現型データベース中に負荷し、その後、該表現型又は向性を報告する。
gag表現型を用いて、例えばプロテアーゼ又はgag阻害剤耐性を意味し、インテグラーゼ表現型を用いて、例えば侵入阻害剤耐性を意味する。
方法を実施するために用いられる患者からの試料は、血液試料、生検試料、血漿試料、唾液試料、組織試料及び体液又は粘液試料から選ばれる生物学的試料から得られる。
本方法に加えて且つ本発明に従って、HIVに感染した患者の試料においてウイルス負荷量を決定する。
例えばCCR5からCXCR4、CXCR4からCCR5あるいは二重向性ウイルスからCCR5又はCXCR4へのHIV−1共−受容体使用における量的シフトとしての量的向性の予測は、本発明の一部である。
本発明の他の態様において、量的gag−表現型の予測を、gag読取り枠中及び/又はgag−切断部位における自然の可変性又は薬剤−誘導/選択可変性の結果としてのHIV−1プロテアーゼ酵素活性と関連付ける。
あるいはまた、量的インテグラーゼ−表現型の予測は本発明の一部であり、それをインテグラーゼ読取り枠及び/又はインテグラーゼ供与体/受容体部位における自然の可変性又は薬剤−誘導/選択可変性の結果としてのHIV−1インテグラーゼ酵素活性と関連付ける。
本発明に従う方法の最終的結果として報告を作成し、ここで該報告は処置する医師にHIV治療又は処置のための指針を与える予測された表現型又は向性を含んでなる。
本発明に従って行なわれる方法のいずれかを用いて予測される表現型又は向性を含んでなるコンピューター読取り可能な媒体も本発明の一部である。
配列番号:6を有するベクターpHXB2D−ΔNH−V4−eGFP及び上記の方法のいずれかにおける該配列番号:6を有するベクターpHXB2D−ΔNH−V4−eGFPの使用も本発明に属する。
図面への説明
図1において、フロー−チャートは、本発明において用いられる方法を概述して示す。
図2は、臨床的env NH−V4アンプリコンのpHXB2D−ΔNH−V4−eGFP主鎖への組換え、バクテリア中へのクローニング、293 T細胞における全長HIVゲノム組換えプラスミドのヌクレオフェクション(nucleofection)及びU87−CD4(−CXCR4又は−CCR5)細胞中への組換えウイルスの感染の略表示を示す。
図3.クローン番号に従うPSSMスコア。クローンを、PSSM又はSVMによるそれらの予測に従ってグループに細分した。表現型決定のために選ばれるクローンを、それらの対応する番号により記す。
図4.60個のクローン中に存在するV3ループの可変性を示す配列ロゴ。ロゴ中の各積重ねの全体的な高さは、その位置における配列保存を示すが、積重ね内の各文字の高さは、その位置におけるその相対的頻度に比例する。
図5.研究下にあるHIV−感染患者に関する系統樹。枝をPSSM及びSVMによる予測に基づく分類に従って着色した:暗緑:両プログラムによりR5と予測された;明緑:PSSMによりR5と予測されSVMにより予測されなかった;青:PSSMによりR5予測及びSVMによりX4予測;赤:両プログラムによりX4予測。X4配列のブートストラップ値(bootstrap values)をその枝の基に示す。目盛りは、ヌクレオチド整列に基づく遺伝子距離を示す。
図6.12個の選ばれたクローン及びHXB2DのNH−V4領域のヌクレオチド整列。保存的塩基対を青で示し、同じ塩基対を黄色で示す。env V1、V2、V3及びV4ループを赤線で示す。
図7.12個の選ばれたクローンならびに正(HXB2D−eGFP及びHXB2D−JRCSF−eGFP)及び負の標準(HXB2D−ΔNH−V4−eGFP)に感染したU87−CD4−CXCR4及びU87−CD4−CCR5の蛍光顕微鏡画像。
実施例1
RNA抽出
3つの臨床的血漿試料を無作為に選び、患者1、2及び3と呼んだ。合計で300μlの血漿から、EasyMagTM RNA抽出プラットフォーム(Biomerieux,Boxtel,The Netherlands)を用いて全RNAを抽出した。25μlの溶出緩衝液中における溶出の後、溶出液の5μlを、NucliSens(R) EasyQ HIV−1 v1.1システム(Biomerieux,Boxtel,The Netherlands)を用いるウイルス負荷量測定に用いた。RNA試料の残りをアンプリコン生成のために用いた。
アンプリコン生成
残る20μlのRNAを、2x反応緩衝液、0.2μM プライマー Env 6210F(CAGAAGACAGTGGCAATGAGAGTGA)(配列番号:1)、0.2μM プライマー HMA R3(ATGGGAGGGGCATACATTGCT)(配列番号:2)及び2単位のSuperScriptTM III One−Step RT−PCR SystemからのPlatinum(R) Taq High Fidelity(Invitrogen,Merelbeke,Belgium)と、120μlの合計体積において混合した。この混合物をそれぞれ15μlの8回の反応を経て分割し、53℃で30分間、逆転写を行なった。初期変性は94℃で2分間であり、熱サイクリングは92℃における15秒間の変性、55℃における30秒間のアニーリング及び68℃における1分20秒間の伸張の50サイクルから成った。最終的伸張を68℃で7分間行なった。得られるアンプリコンをプールし、LC90プラットフォーム(Caliper,Mountainview,California)を用いて分析し、続いてQiaQuickゲル精製キット(Qiagen,Hilden,Germany)を用いて精製した。精製されたアンプリコンプールの最終的な体積は30μlであった。
TOPO−TA Cloning (R)
配列決定のためのTOPO TA Cloning(R)キット(Invitrogen,Merelbeke,Belgium)からのpCR(R)4−TOPO(R)ベクター(商業的に入手可能)中への連結のために、合計で2μlの精製されたアンプリコンプールを用い、2μlのクローニング反応混合物を用いて1アリコートのOne Shot(R) TOP10化学的コンピテント細胞(Invitrogen,Merelbeke,Belgium)を、製造者の指示に従って形質転換した。
コロニーPCR
50μlのPCR反応混合物に接種するために、臨床的試料当たり合計で95個のコロニー(プラス1個のブランク標準反応)を、無菌のチップ(tip)を用いて採取した(手動でか又はロボットを用いて)。PCR反応混合物は10xPCR緩衝液、25mM dNTPs、0.33μM プライマー T3(ATTAACCCTCACTAAAGGGA)(配列番号:3)、0.33μM プライマー T7(TAATACGACTCACTATA GGG)(配列番号:4)及び0.03単位のExpand High Fidelit Enzyme Mix(Roche,Penzberg,Germany)から成った。94℃における10分間の変性、94℃における15秒間の変性、50℃における30秒間のアニーリング及び72℃における2分間の伸張の10サイクルで熱サイクリングを開始した。これに、94℃における15秒間の変性、50℃における30秒間のアニーリング及び72℃における2分間の伸張の伸張の20サイクルが続き、伸張の時間をサイクル当たり5秒間づつ増加させた。最後の伸張を72℃において7分間行なった。Qiagen 9600 PCR精製プラットフォームを用い、50μlで溶出させて(Qiagen,Hilden,Germany)コロニーPCR生成物を精製した。
サイクル配列決定
各精製されたコロニーPCR生成物から1μlを、2.5x 希釈緩衝液、1μl Big Dye Terminator Mix及び0.2μM 配列決定プライマーと、11.5μlの合計体積において混合した。プライマーT3及びT7を用い、別々の反応において各生成物を配列決定した。熱サイクリングは、96℃における10秒間の変性、50℃における5秒間のアニーリング及び60℃における4分間の伸張の25サイクルから成った。エタノール/酢酸ナトリウム沈降を用いて過剰のBig Dyeを除去し、生成物を95℃において2分間変性させ、ABI3730キャピラリーシークエンサー上で分析した。
未修正(raw)配列決定分析
ABI3730キャピラリーシークエンサーから電気泳動図を回収し、Seqscape v2(Applied Biosystems,Foster City,CA,USA)中に移した。特性値(quality value)及びJR−CSF参照配列の長さに基づいて配列末端をトリミングした(trimmed);参照配列は増幅プライマー間の領域に及んだ。
生成した配列が:
●増幅プライマー配列の間の問題の全領域に及ばない
●STOPコドンを含有する
場合、あるクローンを分析から除去した。
向性予測
1.V3−ループアミノ酸配列抽出
PSSM予測アルゴリズムはアミノ酸配列を必要とするので、Envのアミノ末端部分からV4−ループまでの全領域に及ぶヌクレオチド配列からV3−領域の正しい翻訳を行なった。HXB2 V3−ループアミノ酸配列を含有する小さいデータベースに対して翻訳されたヌクレオチド配列のBLAST検索を行なうことにより(6個の枠すべてにおいて)、V3と最も高い適合を有する領域を境界付けることができた。続いてこれらの領域を抽出し、翻訳した。
2.PSSM向性予測
V3−ループアミノ酸配列を:http://ubik.microslu.washington.edu/computing/pssm/に、Jensen,M.A.,F.S.Li,A.B.van’t Wout,D.C.Nickle,D.Shriner,H.X.He,S.McLaughlin,R.Shankarappa,J.B.Margolick,and J.I.Mullins.2003.Improved coreceptor usage prediction and genotypic monitoring of R5−to−X4 transition by motif analysis of human immonodeficiency virus type 1 env V3 loop sequences.J Virol 77:13376−88に従って負荷する(uploading)ことにより、位置特異的スコアリングマトリックス(PSSM)予測を作成した。
3.geno2pheno向性予測手段において利用可能な支持ベクターマシーン(SVM)アルゴリズム
geno2pheno共受容体予測手段(SVMと示される)は、ヌクレオチド配列のバッチ寄託(batch submitting)を許さないので、すべての配列の寄託(submission)を自動化するPerlスクリプトを書き、次いでHTML出力(SVM)を他のperlスクリプトと一緒に分析して(parsed)、患者ごとにgeno2pheno向性予測を与えた。
4.SVM及びPSSM向性予測の比較
SASスクリプトはすべての予測を1つのデータセットとし、各患者に関する分割表を作る。
結果
3つの臨床的単離物を無作為に選択した。各単離物からウイルスRNAを逆転写し、数回増幅し、得られるアンプリコンをプールし、精製し、バクテリア細胞中にクローニングした。50個より多い無作為に選ばれたクローンを配列決定し、2つの予測プログラムに寄託した。この分析の結果を表1に示す。
G2P:SVM法を用いてhttp://coreceptor.bioinf.mpi−sb.mpq.de/cgi−bin/coreceptor.pl)において利用可能な予測手段;PSSM:http://ubik.microbiol.washington.edu/computing/pssm/において利用可能な予測手段。
DUAL:CCR5及びCXCR4発現細胞の両方に感染すると予測されるV3配列。
NONE:標準的な設定でのSVMにおいて予測が得られない。
この研究で調べたすべての患者の場合に、SVMアルゴリズムにおいて予測を生じない有意な量のクローン配列があったが、PSSM法で予測が得られた。さらに、これらの予測を微調整するために、もっと大きな相関データベースに基づく予測手段の改良が必要である。単クローン表現型決定アッセイは、そのようなデータベースの構築のために役立つ。
実施例2
単クローン表現型決定アッセイ
完全なgp160又はgp160の一部を構成する患者−由来クローン配列を、それぞ
れ完全なgp160又はその一部が欠失したhXB2D−eGFP主鎖(配列番号:5)中に、BD In Fusionシステムを介して導入した。HXB2D−eGFPは、nefの代わりにGFPを含有するベクターである(Chen et al著,(1997),J Virol 71:5495−5504)。マーカーとしてのeGFPの代わりに、他の周知のマーカー、例えばルシフェラーゼ又は他の商業的に入手可能な蛍光タンパク質を本アッセイにおいて用いることができる。この方法で作られるすべての患者−由来全−長組換えHIV−eGFPクローンに関し、DNAを調製し、制限分析により検査した。1μgの正のクローンを、Amaxaヌクレオフェクション法を用いて293T細胞にトランスフェクションした。トランスフェクションから24〜48時間後に上澄みウイルス培養物を収穫し、U87細胞(U87を親とする、U87−CD4、U87−CD4−CXCR4及びU87−CD4−CCR5細胞)の感染に用いた。感染から24〜96時間後に、蛍光顕微鏡により共受容体使用を決定した。あるいはまた、上澄みウイルス培養物を用いて、CXCR4−CCR5キメラ受容体を含有するU87に感染させた(Karlsson et al.著(2003) AIDS 17:2561−2569)。この方法で、CCR5−使用ウイルスがCXCR4−向性ウイルスにシフトするポテンシー(potency)に関する予測が行なわれる。
実施例3
前以て処置を受けていない(treatment−naive)HIV−1感染患者試料についての遺伝子型的V3−ループ向性予測のクローン表現型的確証
RNA抽出及びVirco TypeTM
無作為に選択されたHIV−1−感染患者から得た合計で300μlの血漿から、EasyMagTM RNA抽出プラットフォーム(Biomerieux,Boxtel,The Netherlands)を用いてRNAを抽出した。NucliSens(R) EasyQ HIV−1 v1.1システム(Biomerieux;IU/mlにおいて出力)によりウイルス負荷量を決定した。Virco TypeTMを作成した。
増幅
Platinum(R) Taq High Fidelityを有するSuperScriptTM III One−Step RT−PCR System(Invitrogen,Merelbeke,Belgium)を用い、RNAを逆転写して7−倍において増幅した。前進プライマーをEnvの開始コドンの前に置き、逆プライマーをEnv C4領域中に置いた。PCRフラグメントをNH−V4アンプリコンと呼んだ。
クローン配列決定
プールした後、アンプリコンをpCR4−TOPO(R)ベクター(Invitrogen)中にクローニングした。感応TOP10 E.コリ細胞中への形質転換の後、個々のクローンを採取し、前進及び逆プラスミドプライマーを用いるコロニーPCRにより挿入断片を増幅した。精製の後、BigDye Terminatorサイクル配列決定キット(Applied Biosystems,Foster City,California,USA)を用いてコロニーPCR生成物を配列決定し、ABI 3730 XL自動シークエンサー上に流した(run on)。SeqScape v2.5(Applied Biosystems)を用いて配列修正及びコンティグ集合(contig assembly)を行なった。
データ分析
ClustalW(http://www.ebi.ac.uk/clustalw)を用いて整列を構築し、配列ロゴの作成のための入力として用いた(http://weblogo.berkeley.edu/logo.cgi)。PSSMアルゴリズム(http://ubik.microbiol.washington.edu/computing/pssm)及びSVM(http://coreceptor.bioinf.mpi−sb.mpg.de/cgi−bin/coreceptor.pl)により、ウェブサイト上に与えられる標準的な設定を用いて、V3ループ配列に基づいてウイルス向性を予測した。系統発生的分析は、全NH−V4配列(〜1260bp)のヌクレオチド整列に基づいた。距離を計算し(DNADIST)、ツリーを構築し(NEIGHBOR)、そして最後にコンセンサスツリー(consensus tree)を組み立てた(CONSENSE)。V3−ループのN−結合グリコシル化を、EMBOSSプログラムpatmatdb(http://bioweb.pasteur.fr/docs/EMBOSS/patmatdb.html)により評価した。すべてのクローン配列を、Los Alamosウェブサイト(http://hiv−web.lanl.gov/content:index)からダウンロードされた66個のHIV−1クレード(clade)参照株の同じ領域と整列させることにより、NH−V4配列に基づくクレーディング(clading)を行なった。類似性の表を回収し、すべてのクローンとの同一性の最高のパーセンテージを示す参照株を記録した。
クローン表現型決定
クローンNH−V4アンプリコンを、hXB2Dに基づくeGFP−含有NH−V4−欠失主鎖(配列番号:6)であるpHXB2D−ΔNH−V4−eGFP中に、In−FusionTM CF Dry−Down Cloning Kit(BD Biosciences,Erembodegem,Belgium)により組み換えた。マーカーとしてのeGFPの代わりに他の周知のマーカー、例えばルシフェラーゼ又は他の商業的に入手可能な蛍光タンパク質を本アッセイにおいて用いることができる。MAX Efficiency Stbl細胞(Invitrogen)中への形質転換の後、QiaPrep Spin Miniprep Kit(Qiagen,Hilden,Germany)を用いてDNAを調製した。Amaxaヌクレオフェクション法を用いて組換えプラスミドを293T細胞中にトランスフェクションした後、調製されたウイルスを、U87−CD4、U87−CD4−CXCR4及びU87−CD4−CCR5細胞の感染に用いた(図2)。37℃における120時間のインキュベーションの後、蛍光顕微鏡により感染を視覚化した。BigDye Terminatorサイクル配列決定キット(Applied Biosystems)を用いて組換えプラスミド及びウイルス株を配列決定し、ABI 3730 XL−自動シークエンサー上に流した。SeqScape v2.5(Applied Biosystems)を用いて配列修正及びコンティグ集合を行なった。
結果
クローン遺伝子型的V3−ループ向性予測
一人のHIV−1−感染患者を、クローン遺伝子型的及び表現型的向性分析のために無作為に選んだ。Virco TypeTM分析は、選ばれたHIV−1株がすべてのFDAに承認されたプロテアーゼ及びRT阻害剤に感受性であることを示した。さらに、血漿試料は5.48 log IU/mlのウイルス負荷量を含有し、患者が前以て処置を受けていないことを示した。GPRT(Virco Type TM)及びEnv NH−V4−配列の両方に基づくクレーディングは、選ばれた株がクレードBであることを示した。
RNA抽出の後、一巡(single round)RT−PCR反応でNH−V4領域を7−倍において増幅した。プールし、NH−V4アンプリコンをpCR4−TOPOベクター中にクローニングした後、合計で95個のコロニーを配列決定のために採取した。2個のクローンはNH−V4挿入断片を含有せず、4個のクローンは早すぎる停止コドンを含有した。
89個の残りのクローンの中から、60個をアルゴリズムPSSM(Position
Specific Scoring Matrix)及びSVM(Support Vector Machine)による向性予測のために選択した。4種のカテゴリー:R=R5−向性、X=X4−向性、U=予測不可能であるRR、XX、RX及びRUを特性化し、ここでそれぞれの二重項(duplet)中の第1の文字はPSSMによる予測を示し、第2の文字はSVMによる予測を示す。2つのアルゴリズムの間で、11.7%の一致したR5予測及び16.7%の一致したX4予測が観察された。クローンのほとんど12%は一致しない予測(PSSMによりR5及びSVMによりX4)を示し、クローンの60%はSVMにより予測を与えなかった。PSSMプロット(図3)及び配列ロゴ(図4)は、選ばれたHIV−1株における大きな可変性を示した。さらに、PSSMスコアは、1)両プログラムによりR5と予測されたクローン(RR群)から2)SVMによる予測なしに対してPSSMによるR5を有するクローン(RU群)に、3)一致しない結果を有するクローン(PSSMによりR5及びSVMによりX4,RX群)に、4)一致したX4クローン(XX群)に徐々に増加することが観察された。最後に、R5予測に関するカット−オフ(−7.3)とX4予測に関するカット−オフ(−3.2)の間の中間区域内に1個のみのクローン(RX群から)が位置することを観察することができた。
配列間の関連性を示すために、系統発生的分析を完全NH−V4ヌクレオチド領域に関して行なった(図5)。大きな可変性の他に、X4クローンが密集し、X4クラスターとR5クラスターの間の遺伝子距離が比較的短いことが明らかであった。ブートストラッピングにより評価すると、X4密集は有意であった。
すべてのクローンを、R5 gp120とCCR5の相互作用に含まれ得るN−結合グリコシル化モチーフ、N{P}S/T{P}の存在に関してスクリーニングしたが、それはCXCR4使用を排除し得る。合計で11個のクローン:XX群からの10個のクローン及びPSSMスコアリングの中間区域中に位置するRX群からの1個のクローン(クローン30)にグリコシル化モチーフがなかった。
クローン表現型的向性決定
12個のクローン:クローン1及び74(RR群)、クローン14及び83(RU群)、クローン27及び30(RX群)ならびにクローン23、54、59、72、80及び87(XX群)を、表現型的向性決定のために選択した。選ばれたクローンのいくつかの特性を含むNH−V4ヌクレオチド整列を行い、図6に示した。
それぞれのクローンNH−V4領域をpHXB2D−ΔNH−V4−eGFP(配列番号:6)主鎖ベクター中に組換え、nefにeGFPを保有するHIV完全ゲノムプラスミドを得た。293T細胞中へのトランスフェクションの後、複製−感応組換えウイルス株を得た。組み換えプラスミド及び組換えウイルス株の両方の組換え部位を含むNH−V4領域の配列決定は、クローン遺伝子型決定実験で得た最初のクローン配列と比較すると、誤対合がないことを明らかにした。
U87−CD4、U87−CD4−CXCR4及びU87−CD4−CCR5細胞の感染により、組換えウイルス株を表現型的に調べた(図7)。RR群及びRU群から選ばれたクローンはR5−向性のみであったが、XX群から選ばれたクローンはCXCR4使用のみを示した。RX群から選ばれた1個のクローンはCCR5使用を示したが(クローン27)、この群からの他のクローンは二重−向性であると表現型決定された(クローン30)。興味深いことに、後者のクローンは−7.11の中間PSSMスコアを示した。
前以て処置を受けていないHIV−1−感染患者についてのクローン遺伝子型的及び表現型的向性分析は、R5−、二重−及びX4−向性ウイルス株のいずれもの存在を明らか
にした。向性アルゴリズムは、単離物の共−受容体に関して明白な親和性を有する単離物(RR及びXX群、おそらくRU群も)に関しては正確であり、一致しない予測を示す単離物(RX及びおそらくRU群)のためには改善を要する。
上記は、このプラットフォームが最初の(original)患者の試料中に存在するウイルス準−種の、正確な再現性を持った量的(NH−V4クローン配列決定及びNH−V4クローン表現型決定)向性試験を可能にすることを示す。さらに、40種のHIV−1試料についてNH−V4集団表現型決定を行い、V3集団配列決定と該NH−V4集団表現型決定の間に優れた相関性が観察された。
本発明において用いられる方法を概述するフロー−チャート。 臨床的env NH−V4アンプリコンのpHXB2D−ΔNH−V4−eGFP主鎖への組換え、バクテリア中へのクローニング、293 T細胞における全長HIVゲノム組換えプラスミドのヌクレオフェクション及びU87−CD4(−CXCR4又は−CCR5)細胞中への組換えウイルスの感染の略表示。 クローン番号に従うPSSMスコア。 60個のクローン中に存在するV3ループの可変性を示す配列ロゴ。 研究下にあるHIV−感染患者に関する系統樹。 12個の選ばれたクローン及びHXB2DのNH−V4領域のヌクレオチド整列。 12個の選ばれたクローンならびに正(HXB2D−eGFP及びHXB2D−JRCSF−eGFP)及び負の標準(HXB2D−ΔNH−V4−eGFP)に感染したU87−CD4−CXCR4及びU87−CD4−CCR5の蛍光顕微鏡画像。

Claims (9)

  1. HIVに感染した患者におけるCCR5からCXCR4又はCXCR4からCCR5へのHIV−1共−受容体使用における量的シフトである量的向性を予測するための各種データの収集方法であって、
    a)患者から予め得られたウイルス遺伝物質を含む試料を用意する工程、
    b)該試料からウイルス遺伝物質を抽出し、続いて、
    1.特定のHIV領域のウイルス遺伝物質を増幅する段階、
    2.アンプリコン一体性を分析し且つ試料をプールする段階、
    3.プールされたアンプリコンを精製する段階、
    4.アンプリコンのプールをベクター中に連結し、そして連結された生成物をコンピテント細胞中に形質転換する段階、
    5.得られる個々の形質転換細胞を分析する段階、
    6.得られる単クローン(single clones)を配列決定して単クローン遺伝子型配列を得る段階
    を含む単ゲノム配列決定を行う工程、
    c)該遺伝子型配列を用い、以下の
    1.該遺伝子型配列において、少なくとも1つの自然の可変性(variability)、後天的可変性、薬剤選択突然変異又は突然変異パターンが量的向性と関連する遺伝子パターン(genetic pattern)を同定する段階、
    2.段階1において遺伝子配列中で同定される自然の可変性、後天的可変性、薬剤選択突然変異又は突然変異パターンの少なくとも1つに類似の遺伝子パターンを有する少なくとも1つの遺伝子型エントリーに関して遺伝子型/表現型相関データベースを検索する段階、
    3.相関遺伝子型/表現型データベースにおいて適合する表現型を有する類似の遺伝子パターンを有する該少なくとも1つの遺伝子型エントリーを得る段階、次いで
    4.類似の遺伝子パターンを有する少なくとも1つの遺伝子型エントリーのデータベースからHIV表現型を予測する段階
    を含む予測アルゴリズムを用いて特定の向性を予測する工程、
    d)さらなる工程であって、
    1.予測可能な向性を含まないクローン配列を単クローン生物学的表現型決定アッセイにおいて分析する段階、
    2.該分析の後に得られる情報をc)工程で用いられる相関遺伝子型−表現型データベースに負荷する(loaded)段階
    をさらに含み、かつ、該単クローン生物学的表現型決定アッセイが以下の
    (1)配列番号:6を有するベクターpHXB2D−ΔNH2−V4−eGFPを用いることによりクローンの部分的もしくは全長HIVゲノムを形成する段階、
    (2)該ゲノムを用いて、組換えHIVを得るのに適した主鎖と一緒に又は全長HIV−1ゲノムとして直接、哺乳類細胞をトランスフェクションする段階、
    (3)細胞系を該組換えHIVに感染させ、感染プロセスが起こっているそれらの生物学的表現型を決定する段階、
    (4)その後、得られる情報をc)工程で用いられる相関遺伝子型−表現型データベースに負荷する段階
    を含む、工程、並びに
    e)HIV感染患者の試料中に存在するすべての単配列クローンに関し、c)工程の段階1〜4で得られる情報に基づいて前記向性を予測する工程、
    を含んでなる、前記量的向性を予測するための各種データの収集方法。
  2. d)工程の単クローン生物学的表現型決定アッセイにおける、段階(2)のトランスフェクション及び段階(3)の感染を一段階で行なうことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. b)工程の段階1における特定のHIV領域のウイルス遺伝物質の増幅をRT−PCR又はPCRにより行なうことを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. b)工程の段階4で用いられるコンピテント細胞がE.コリ(E.Coli)、酵母又はバチルス(Bacillus)であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 全長HIVゲノム中に導入されるマーカー遺伝子によるか、若しくは指示細胞系(indicator cell line)中に導入されるマーカー遺伝子によるか、又は細胞変性効果スコアリング(scoring)又はシンシチウム(syncitia)形成により顕微鏡的に感染プロセスを監視することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. HIVに感染した患者の試料から得られ且つ配列決定されたHIV配列を量的向性の予測のためのアルゴリズムに続いて相関遺伝子型−表現型データベース中に負荷し、その後、該向性を報告することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 患者からの試料が血液試料、生検試料、血漿試料、唾液試料、組織試料及び体液又は粘液試料から選ばれる生物学的試料から得られることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. さらにHIVに感染した患者の試料においてウイルス負荷量(viral load)を決定することを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 報告が請求項1〜8記載のいずれかの方法を用いて予測される表現型又は向性を含む報告の作成法。
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