JP5297452B2 - ステータ製造装置 - Google Patents
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Description
本発明は、モータや発電機のような回転電機を構成するステータを製造するステータ製造装置に関し、詳細には、前記ステータを構成するコイルの接続部位を樹脂によって絶縁するためのステータ製造装置に関する。
電動機等の回転電機のステータには、複数の分割コアから構成されているものがあり、前記分割コアは、円弧状のヨーク部と、内径方向に延在するポール部とからなり、該ポール部に対してコイルが巻回されている。
本出願人は、特許第4073705号公報に開示されているように、分割コアを構成するインシュレータにコイルを巻回し、複数の分割コアを互いに環状に連結してケースに収容した後、前記コイルの結線部に樹脂等のシール剤を充填して硬化させることによって該接続部位の絶縁を行うステータ構造を提案している。
このようなシール剤には、一般的に、加熱することによって硬化する熱硬化性樹脂が用いられることが多く、前記ステータに充填されたシール剤を硬化させる場合には、該ステータを加熱炉に入れて加熱したり、前記ステータの外周近傍に設けられたヒータによって加熱させることが行われている。
しかしながら、ステータにおいてシール剤は所定容量で充填されているため、その表面から内部まで熱を伝達させるのに時間を要し、その結果として、前記シール剤の加熱工程に長時間を要することとなる。
そこで、例えば、特開2006−158094号公報に開示されているように、シール剤をステータの外部から加熱する外部加熱機構と、前記シール剤によって絶縁されたコイルを通電させて加熱するためのコイル通電機構とを備え、前記シール剤を迅速に加熱して硬化時間を短縮可能な技術的思想が既に提案されている。
しかしながら、上述した特開2006−158094号公報に係る従来技術を用いてステータを製造する場合、その加熱工程において外部加熱機構によって加熱されるシール剤の表面側と、コイル側となる前記シール剤の内部側との間に温度差が生じることが懸念される。このような温度差が生じた場合には、該温度差に起因して前記シール剤の硬化速度に差が生じ、それに伴って、シール剤の硬化部位に歪み、亀裂等が生じて所望の絶縁機能が得られないことが想定される。
本発明の一般的な目的は、ステータを構成するコイルの接続部位において樹脂を迅速に硬化させて製造時間の短縮を図ると共に、品質の安定化を図ることが可能なステータ製造装置を提供することにある。
前記の目的を達成するために、本発明は、コアに巻回された複数のコイルの端部が互いに接続され、且つ、外部から通電される給電部に接続されたステータにおいて、前記コイルの接続部位に樹脂を注入して該樹脂を硬化させるためのステータ製造装置であって、
前記給電部に通電し、前記コイルを発熱させて前記樹脂を加熱するコイル通電機構と、
前記コイルの接続部位に臨むように前記ステータに対向配置され、該ステータとの離間距離を変化自在に設けられると共に、前記樹脂を外部から加熱する外部加熱機構と、
前記外部加熱機構によって加熱される前記樹脂の外部側温度と、前記コイル通電機構の通電作用下に前記コイルによって加熱される該樹脂の内部側温度とが、略均等となるように制御する制御機構と、
を備えることを特徴とする。
前記給電部に通電し、前記コイルを発熱させて前記樹脂を加熱するコイル通電機構と、
前記コイルの接続部位に臨むように前記ステータに対向配置され、該ステータとの離間距離を変化自在に設けられると共に、前記樹脂を外部から加熱する外部加熱機構と、
前記外部加熱機構によって加熱される前記樹脂の外部側温度と、前記コイル通電機構の通電作用下に前記コイルによって加熱される該樹脂の内部側温度とが、略均等となるように制御する制御機構と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ステータのコイルに対して通電可能なコイル通電機構を備え、コイルに通電することによって該コイルを発熱させ、前記コイルの接続部位に注入される樹脂の内部側を加熱すると共に、前記ステータに対向配置された外部加熱機構によって前記樹脂を外部から加熱して該樹脂の外部側を加熱している。そして、この樹脂の外部側温度と内部側温度とが略均等となるように制御部によって温度が制御される。
従って、ステータにおけるコイルの接続部位に注入された樹脂を、該樹脂の内部側と外部側とから加熱することができるため、前記樹脂を迅速且つ確実に硬化させることができ、前記ステータの製造時間を短縮することができる。
先ず、本発明の第1の実施の形態に係るステータ製造装置100によって製造されるステータ10について、図1及び図2を参照しながら簡単に説明する。
このステータ10は、3相Y型結線のステータであり、中空状のハウジング12と、該ハウジング12に設けられる3相の入力端子U、V、Wと、前記ハウジング12の内部に収容される複数の分割コア(コア)14とを有する。分割コア14には、樹脂製材料からなるインシュレータ16を介してコイル18が巻回され、該コイル18は接続ワイヤ(図示せず)を介して前記入力端子U、V、Wにそれぞれ接続される。そして、分割コア14は、ハウジング12の内周面に沿って環状に組み付けられ、隣接する一方の分割コア14に他方の分割コア14が嵌合して互いに連結されると共に、コイル18同士も電気的に接続される。
また、分割コア14の内周部には、インシュレータ16の内周壁20とその外側の中間壁21を介してコイル18の接続部位に臨む第1充填溝22が環状に形成され、一方、前記分割コア14の外周部には、外周壁24とハウジング12の内周面との間に第2充填溝26が環状に形成される。なお、第1充填溝22は、その外周側に設けられた第2充填溝26に対して小径である。
そして、第1及び第2充填溝22、26に、例えば、シリコーン等の熱硬化性樹脂からなるシール剤(樹脂)28a、28bをそれぞれ充填すると共に、該シール剤28a、28bを加熱することによって硬化させている。これにより、硬化したシール剤28a、28bによってコイル18の接続部位が分割コア14及びハウジング12に対して固定されると共に絶縁される。すなわち、ステータ10における第1充填溝22には、シール剤28aが硬化して第1ポッティング部30が形成される。この第1ポッティング部30は、断面略矩形状であり、その底部(内部側)30aと側部がインシュレータ16の壁部によって囲繞されると共に、該底部30aの反対側となる表面部(外部側)30bが外部に露呈している。
一方、ステータ10における第2充填溝26には、シール剤28bが硬化して第2ポッティング部32が形成される。この第2ポッティング部32は、第1ポッティング部30と同様に断面略矩形状である。なお、第1ポッティング部30は、3相Y結線の中性点を被覆し、第2ポッティング部32は、U、V、W相の3種類の接続ワイヤを被覆しており、第2ポッティング部32の断面積は、第1ポッティング部30の断面積に対して大きく形成される。
すなわち、第2ポッティング部32は、第1ポッティング部30と同様に、その底部(内部側)32aと側部の一部とがインシュレータ16によって囲繞されると共に、該底部32aの反対側となる表面部(外部側)32bが外部に露呈している。
この場合、第2ポッティング部32の表面部32bは、第1ポッティング部30の表面部30bに対して分割コア14から離間する方向(矢印A方向)に所定高さだけ大きく形成されている。
前記第1充填溝22は、第2充填溝26に対して内周側に設けられて直径が小さく形成されるため、該第1充填溝22の内部容積が前記第2充填溝26の内部容積に対して小さくなり、それに伴って、前記第1充填溝22に充填されるシール剤28aの充填量は、前記第2充填溝26に充填されるシール剤28bの充填量に対して少なくなる。
次に、上述したステータ10を製造するためのステータ製造装置100について、図3〜図5を参照しながら説明する。
このステータ製造装置100は、床面112に設置されてステータ10を保持可能な基台116と、前記基台116の側部に立設された複数のフレーム118a、118bと、前記フレーム118a、118bに保持されるベースプレート120と、前記ステータ10のコイル18に対して通電可能なコイル通電機構(コイル通電機構)124と、前記ステータ10に対向配置され該ステータ10を外部から加熱可能なヒータ機構(外部加熱機構)126と、前記ヒータ機構126を昇降動作させる昇降機構128と、前記コイル通電機構124に電流供給を行うコイル用電源130と、前記ヒータ機構126に電流供給を行うヒータ用電源132とを含む。
基台116は、図3に示されるように、床面112の上部に設けられ、その上面は平坦に形成されている。
フレーム118a、118bは、基台116を中心として床面112から垂直に立設され、その上端部がベースプレート120によって互いに連結されると共に、該ベースプレート120から所定距離離間した下側(矢印B方向)にサブプレート134が連結される。なお、ベースプレート120とサブプレート134とは、互いに略平行に設けられている。
コイル通電機構124は、ステータ10の入力端子U、V、W(図1参照)に接続される複数の電極136a〜136cと、該電極136a〜136cを保持するためのホルダ138と、フレーム118a、118bの側面に設けられて前記ホルダ138及び電極136a〜136cを昇降動作させる電極用シリンダ140とを有する。電極用シリンダ140から延在するシリンダロッド140aは、前記ホルダ138に連結される。
電極136a〜136cは、ステータ10の入力端子U、V、Wに対応して3本設けられ、前記ホルダ138の端部に互いに所定間隔離間して装着され、電極用シリンダ140の駆動作用下にシリンダロッド140aが進退して前記入力端子U、V、Wに対して接近・離間するように移動可能である。
ホルダ138の上端部には、コイル用電源130に接続されるリード線142が接続されている。そして、3本の電極136a〜136cが、ホルダ138を介してコイル用電源130に対してそれぞれ電気的に接続され、該コイル用電源130からの電流が前記電極136a〜136cへと供給されると共に、前記コイル用電源130に接続された制御部144によってその供給電流が制御される。
ヒータ機構126は、基台116の所定位置に臨むように配設され、円盤状の第1パネルヒータ(発熱部)150と、該第1パネルヒータ150の外周側に設けられたリング状の第2パネルヒータ(発熱部)152とを有し、前記第1及び第2パネルヒータ150、152がリード線154を介してそれぞれヒータ用電源132に電気的に接続されている。そして、ヒータ用電源132からリード線154を通じて電流が供給されて第1及び第2パネルヒータ150、152がそれぞれ加熱される。
この場合、第1及び第2パネルヒータ150、152には、例えば、熱電対等の温度センサ156(図4参照)が設けられ、該第1及び第2パネルヒータ150、152の温度が検出されてヒータ用電源132に接続された制御部144へと温度検出に係る信号が出力される。
第1パネルヒータ150は、プレート体158に貼着された面状発熱体を含み(図5参照)、基台116の中央部に臨むように配置される。この面状発熱体は、例えば、ニクロム線を配した薄板状に形成され、前記プレート体158の下面に設けられ、後述する基台116の上面に載置されたステータ10と対峙する。この第1パネルヒータ150の外周径は、ステータ10における第1充填溝22の外周径に対して若干だけ大きく設定される。
すなわち、第1パネルヒータ150を含むヒータ機構126に対峙するように基台116上にステータ10を載置した際、該第1パネルヒータ150によってシール剤28aの充填される第1充填溝22の上方が覆われるように配置されている(図4参照)。
第2パネルヒータ152は、第1パネルヒータ150と同様に、プレート体160に貼着された面状発熱体を含み、前記第1パネルヒータ150の外周側に配置される。この面状発熱体は、例えば、ニクロム線を配した薄板状に形成され、前記プレート体160の下面に設けられてステータ10と対峙する。
第2パネルヒータ152の内周径は、第1パネルヒータ150の外周径に対して若干だけ大きく設定され、該第1パネルヒータ150の外周部位と所定間隔離間して配置されると共に、前記第2パネルヒータ152の外周径は、ステータ10における第2充填溝26の外周径に対して若干だけ大きく設定される。すなわち、第2パネルヒータ152を含むヒータ機構126の下方であって、基台116の上面にステータ10を載置した際、該第2パネルヒータ152が第2充填溝26に対峙し、該第2充填溝26の上方が覆われるように配置されている(図4参照)。
次に、前記のように構成されるヒータ機構126を昇降動作させる昇降機構128について説明する。
前記第1パネルヒータ150と第2パネルヒータ152は、可動プレート170に保持されている。すなわち、前記第1パネルヒータ150の中央部には、可動プレート170に連結されたサブシリンダ172のロッド172aが連結されると共に、該ロッド172aに対して半径外方向に離間して複数の第1ガイド軸174が連結されている。
一方、第2パネルヒータ152は、複数の固定ロッド176を介して可動プレート170の外周部位に固定され、昇降機構128を構成するメインシリンダ178(後述する)の駆動作用下にシリンダロッド178aが進退して前記可動プレート170と共にステータ10に接近・離間する方向(矢印A、B方向)に昇降動作する。
昇降機構128は、さらに前記可動プレート170に挿通されて第1パネルヒータ150を上下方向(矢印A、B方向)に沿って案内する第1ガイド軸174と、前記可動プレート170に固定され該可動プレート170の上下方向(矢印A、B方向)に沿って案内する第2ガイド軸180とを含む。
可動プレート170には、シリンダロッド178aを中心として半径外方向に所定間隔離間して、前記のように第2ガイド軸180が連結されているため、前記可動プレート170が移動する際に、該可動プレート170はベースプレート120及びサブプレート134に挿通された第2ガイド軸180によって上下方向(矢印A、B方向)に案内される。
すなわち、昇降機構128は、メインシリンダ178の駆動作用下に可動プレート170を介してヒータ機構126を構成する第1及び第2パネルヒータ150、152を一体的に昇降動作させると共に、サブシリンダ172を駆動させることによって前記第1パネルヒータ150を前記第2パネルヒータ152に対してさらに上下方向(矢印A、B方向)に独立して相対変位させることができる。換言すれば、第1及び第2パネルヒータ150、152とステータ10との離間距離を自由に設定可能であり、それに伴って、後述するようにバランス温度TPを最適な値とすることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るステータ製造装置100は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について図3〜図5を参照しながら説明する。
先ず、第1及び第2充填溝22、26が上方に臨み、且つ、入力端子U、V、Wがコイル通電機構124に臨むようにステータ10を基台116の上面に載置し、該基台116に対して保持すると共に、前記第1及び第2充填溝22、26に対して図示しない注入ノズルを介してシール剤28a、28bが注入された準備状態とする。なお、シール剤28a、28bは、適度な粘性を有する液状であり、未だ硬化が開始されずに流動性を有した状態にある。
この準備状態において、電極用シリンダ140の駆動によってホルダ138を介して電極136a〜136cを降下させ、該電極136a〜136cをステータ10の入力端子U、V、Wに対してそれぞれ接触させる。そして、コイル用電源130からリード線142を介して電流を供給することにより、前記入力端子U、V、Wに接続された分割コア14のコイル18に通電され、それによって、前記コイル18が発熱して該コイル18側となる第1及び第2充填溝22、26内のシール剤28a、28bの底部30a、32a側(矢印B方向)が徐々に加熱される。
この際、第1充填溝22に充填されたシール剤28aの充填量が、第2充填溝26に充填されているシール剤28bの充填量に対して少ないため、該充填量の少ないシール剤28aがコイル18の発熱によって加熱されやすく、前記シール剤28aの温度が、前記第2充填溝26のシール剤28bの温度よりも高くなった状態で、前記シール剤28a、28bの温度がそれぞれ上昇していく。
また、同時に、昇降機構128のメインシリンダ178を駆動させてヒータ機構126をステータ10側(矢印B方向)に接近させるように降下させ、前記ステータ10の上面に対して所定間隔離間させた状態で対峙させると共に、ヒータ用電源132からリード線154を介して第1及び第2パネルヒータ150、152に電流を供給することにより、該第1及び第2パネルヒータ150、152を構成する面状発熱体が加熱し、それに伴って、該第1及び第2パネルヒータ150、152に対峙した前記ステータ10の第1及び第2充填溝22、26に充填されたシール剤28a、28bが加熱される。その際、シール剤28a、28bは、第1及び第2充填溝22、26内においてヒータ機構126側(矢印A方向)となる表面側から加熱される。
この際、第1及び第2パネルヒータ150、152を含むヒータ機構126の設定温度Thは、第1及び第2充填溝22、26においてヒータ機構126に対峙したシール剤28a、28bの表面部30b、32b側温度(外部側温度)T1と、コイル18側となる底部30a、32a側温度(内部側温度)T2とが一致した状態となるように設定されている(T1=T2)。
この加熱状態において、第1及び第2パネルヒータ150、152の温度は、温度センサ156で検出された後、ヒータ用電源132に接続された制御部144へと出力され、予め設定された設定温度Thと比較され、該設定温度Thとなるように前記第1及び第2パネルヒータ150、152に供給される電流量を制御するフィードバック制御が行われる。
本実施の形態において、上述したように第1充填溝22に充填されたシール剤28aの温度が、第2充填溝26に充填されたシール剤28bの温度に対して高温となるため、サブシリンダ172を駆動させて前記第1充填溝22に対峙した第1パネルヒータ150を上方(矢印A方向)へと変位させ、ステータ10に対する第1パネルヒータ150の離間距離L1(図5参照)を、第2パネルヒータ152の離間距離L2(図5参照)に対して大きくする(L1>L2)ことができる。すなわち、第1パネルヒータ150を第2パネルヒータ152に対して相対変位させ、該第1パネルヒータ150と比較して第2パネルヒータ152をステータ10に接近させた状態とする。これにより、第2充填溝26のシール剤28bを、第1充填溝22のシール剤28aに対してより加熱することが可能となる。
このように、第1パネルヒータ150で加熱される第1充填溝22におけるシール剤28aの温度と比較し、第2パネルヒータ152で加熱される第2充填溝26におけるシール剤28bの温度を高めることができるため、前記シール剤28a、28bの充填量の差に起因して生じる該シール剤28a、28bの温度差を抑制して略均等な温度となるように加熱することができる。
すなわち、第1及び第2充填溝22、26に充填されたシール剤28a、28bが、制御部144によって設定温度Thに制御された第1及び第2パネルヒータ150、152によってその表面部30b、32b側及び底部30a、32a側からそれぞれ均等に加熱され、且つ、前記シール剤28a、28bの充填量の違いに起因した温度差に基づいて前記第1及び第2パネルヒータ150、152を相対的に上下方向(矢印A、B方向)に変位させ、該シール剤28a、28bの温度が均等となるように加熱することにより、前記シール剤28a、28bが略同速度で内部に向かって徐々に硬化していき、完全に硬化して第1及び第2ポッティング部30、32が形成される。その結果、ステータ10におけるコイル18の接続部位が第1及び第2ポッティング部30、32によって固定されると共に電気的に絶縁される。
以上のように、第1の実施の形態では、ステータ10を構成するコイル18に通電可能なコイル通電機構124を備え、該コイル18を通電させることによって発熱させシール剤28a、28bの底部30a、32a側を加熱すると共に、前記ステータ10の上面に臨むようにヒータ機構126を備える。このヒータ機構126を構成する第1及び第2パネルヒータ150、152に通電加熱させることによって前記シール剤28a、28bの表面部30b、32bを外部から加熱することができる。これにより、ステータ10におけるコイル18の接続部位に充填されたシール剤28a、28bを迅速且つ確実に硬化させることができるため、ステータ10の製造時間を短縮することができる。
また、第1パネルヒータ150を第2パネルヒータ152に対して相対変位させ、ステータ10に対する前記第1パネルヒータ150の離間距離L1と第2パネルヒータ152の離間距離L2を調整可能としている。これにより、第1及び第2パネルヒータ150、152によって第1充填溝22及び第2充填溝26に充填されたシール剤28a、28bの加熱温度をそれぞれ別個に変化させることができる。
さらに、コイル通電機構124及びヒータ機構126に供給される電流量を制御し、コイル18によるシール剤28a、28bの底部30a、32a側に対する加熱温度と第1及び第2パネルヒータ150、152による前記シール剤28a、28bの表面側に対する加熱温度とが均等になるバランス温度TPを可変制御することにより、充填するシール剤28a、28bの樹脂の種類に応じた最適な硬化温度にしてもよい。その結果、シール剤28a、28bを硬化させた第1及び第2ポッティング部30、32に歪み、亀裂等が生じることがなく、該第1及び第2ポッティング部30、32によってコイル18の接続部位が確実に固定され且つ絶縁され、安定した品質のステータ10を製造することが可能となる。
なお、上述した第1及び第2パネルヒータ150、152において、ステータ10に対する該第1及び第2パネルヒータ150、152の離間距離L1、L2を変化させる代わりに、前記第1及び第2パネルヒータ150、152を構成する面状発熱体の加熱特性をそれぞれ異なるものとしてもよい。
例えば、第1パネルヒータ150における面状発熱体のニクロム線の線径を大きくし、第2パネルヒータ152における面状発熱体のニクロム線の線径を小さくすることによって、前記第1及び第2パネルヒータ150、152に同一の電流量を供給した場合でも、その加熱特性を変化させることができる。
また、上述した第1及び第2パネルヒータ150、152を有するヒータ機構126の代わりに、図6及び図7に示されるように、ステータ10の第1充填溝22を加熱可能な第1パネルヒータ(第1発熱部)150aと、第2充填溝26における入力端子U、V、W近傍を加熱可能な比較的短い円弧状の第2パネルヒータ(第2発熱部)152aと、該第2充填溝26において該入力端子U、V、Wとは反対側となる部位を加熱可能な比較的長尺に湾曲した第3パネルヒータ(第3発熱部)190とを有するヒータ機構192を備えるステータ製造装置194を採用してもよい。
この第1パネルヒータ150aは、第1充填溝22に臨むように環状に形成され、第2及び第3パネルヒータ152a、190は、前記第1パネルヒータ150aの外周側に設けられ、それぞれ第2充填溝26に臨むように配設される。そして、第1〜第3パネルヒータ150a、152a、190は、図示しない昇降機構によってそれぞれ独立して別個に昇降自在に設けられている。
ここで、コイル18の発熱によって加熱するシール剤28a、28bの底部30a、32a側の温度であり、3相Y結線の中性点が接続される第1充填溝22における温度T2aと、第2充填溝26において入力端子U、V、W近傍の温度T2bと、前記第2充填溝26において該入力端子U、V、Wとは反対側となる部位の温度T2cと前記コイル18の発熱によって加熱するシール剤28a、28bの表面側温度T1との関係を示す図8を参照しながら、ヒータ機構192の設定温度Thについて説明する。
図8から諒解されるように、シール剤28a、28bの表面側温度T1と、第1充填溝22における中性点の温度T2a、第2充填溝26における入力端子U、V、W近傍の温度T2b、該入力端子U、V、Wとは反対側となる部位の温度T2cの変化特性はそれぞれ相違する。前記表面側温度T1の変化率が最も大きく、前記温度T2a、T2b、T2cの変化率は略同等の変化率となる。また、温度T2aが最も高く、温度T2b、T2cの順番に徐々に低くなる特性を有すると共に、前記温度T2bとT2cとの温度差と比較し、該温度T2bと温度T2aとの温度差が大きいことが諒解される。
すなわち、第1充填溝22におけるシール剤28aの充填量が、第2充填溝26に対するシール剤28bの充填量に対して少ないため、前記シール剤28aの温度T2aが、前記シール剤28bの温度T2b、T2cに対して高くなる。一方、第2充填溝26では、通電されたコイル18による発熱量が入力端子U、V、W近傍で大きく、該入力端子U、V、Wと反対側の部位では前記発熱量が小さくなるため、前記入力端子U、V、W近傍の温度T2bが温度T2cに対して相対的に高くなる。
そして、ヒータ機構192によるシール剤28a、28bの表面側温度T1の特性曲線と、第1及び第2充填溝22、26における各部位のシール剤28a、28bの底部側温度T2a、T2b、T2cの特性曲線とが一致したバランス温度TP1、TP2、TP3が設定される。
すなわち、コイル通電機構124によりコイル18に所定の電流値を通電しておき、ヒータ機構192の設定温度Thを、表面側温度T1の特性曲線と底部30a、32a側温度T2a、T2b、T2cの特性曲線とが交差するバランス温度TP1、TP2、TP3となるように個別にそれぞれ設定することにより、シール剤28a、28bを表面側と底部30a、32a側からそれぞれ同じ温度で均等に加熱することが可能となり、該シール剤28a、28bにおける表面側及び底部30a、32a側の温度分布を均等としながら徐々に硬化させていくことができる。
また、コイル通電機構124及びヒータ機構192に供給される電流量を制御し、コイル18によるシール剤28a、28bの底部30a、32a側に対する加熱温度と第1及び第2パネルヒータ150a、152aによる前記シール剤28a、28bの表面側に対する加熱温度とが均等になるバランス温度TP1、TP2、TP3を可変制御することにより、充填するシール剤28a、28bの樹脂の種類に応じた最適な硬化温度にしてもよい。
さらに、第1パネルヒータ150a、第2パネルヒータ152a及び第3パネルヒータ190をそれぞれ別個に相対変位させ、ステータ10におけるシール剤28aの温度T2a、前記シール剤28bの温度T2b、T2cの温度差に応じて該ステータ10に対する第1〜第3パネルヒータ150a、152a、190の離間距離L1、L2、L3(図7参照)をそれぞれ調整することができる。
これにより、図7に示されるように、最も高温となるシール剤28aの充填された第1充填溝22に臨んだ第1パネルヒータ150aをステータ10に対して最も離間させ、反対に、最も低温となる第2充填溝26における入力端子U、V、Wと反対側の部位に臨んだ第3パネルヒータ190を前記ステータ10に対して最も接近させる。なお、この場合、第2パネルヒータ152aは、第1パネルヒータ150aと第3パネルヒータ190との中間となる位置とするとよい。
この結果、ステータ10においてコイル18を発熱させた際に各部位で生じていたシール剤28a、28bの温度差に基づいて各部位の温度が略均等となるように加熱することが可能となる。
次に、第2の実施の形態に係るステータ製造装置200を図9に示す。なお、上述した第1の実施の形態に係るステータ製造装置100と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この第2の実施の形態に係るステータ製造装置200では、ヒータ機構202がステータ10側(矢印B方向)に向かって先細となる略円錐状に形成されたパネルヒータ(発熱部)204を備える点で、第1の実施の形態に係るステータ製造装置100と相違している。
このヒータ機構202を構成するパネルヒータ204は、その中央に孔部206を有する略円錐状に形成され、ステータ10と同軸上に設けられる。
パネルヒータ204は、その内周側が最もステータ10に接近し、外周側に向かって徐々に拡径しながら前記ステータ10から離間するように形成される。換言すれば、パネルヒータ204の軸線を中心として所定角度で傾斜しながら外周側に向かって拡径している。
このパネルヒータ204の傾斜角度は、例えば、第1充填溝22におけるシール剤28a(第1ポッティング部30)と第2充填溝26におけるシール剤28b(第2ポッティング部32)との高さの差に基づいた角度で設定される。
このように第2の実施の形態では、外周側に向かって拡径して徐々にステータ10から離間する略円錐状のパネルヒータ204を設けることにより、ステータ10における第1及び第2充填溝22、26のシール剤28a、28bと前記パネルヒータ204との離間距離を変化させることができるため、該離間距離に応じて前記シール剤28a及びシール剤28bに対する加熱量を変化させることが可能となる。その結果、コイル18の通電作用下に加熱された第1充填溝22のシール剤28aと第2充填溝26のシール剤28bとの間に温度差がある場合でも、該温度差に応じて前記シール剤28a、28bと前記パネルヒータ204との離間距離を変化させ、前記シール剤28a、28bの温度が略均等となるように加熱することができる。
一方、図10に示されるステータ製造装置300のように、ステータ10に充填されるシール剤28a、28bを予め所定温度まで加熱しておくようにしてもよい。
このステータ製造装置300は、ステータ10の第1及び第2充填溝22、26に対してシール剤28a、28bを充填可能な注入ノズル302と、該注入ノズル302が接続され、該シール剤28a、28bで満たされたタンク304と、前記注入ノズル302の先端部に設けられ、該注入ノズル302を加熱可能なノズルヒータ(加熱装置)306と、前記注入ノズル302から導出されたシール剤28a、28bに対して熱風を噴射可能な熱風噴射機構(加熱装置)308とを含む。
そして、タンク304から注入ノズル302へとシール剤28a、28bが供給され、該シール剤28a、28bをステータ10における第1及び第2充填溝22、26へと充填する際、該シール剤28a、28bが注入ノズル302を通過することによってノズルヒータ306で加熱されて所定温度まで上昇すると共に、該注入ノズル302の先端部からステータ10側に向かって導出された際、熱風噴射機構308から噴射された熱風によってさらに加熱された後、前記第1及び第2充填溝22、26へと充填される。
すなわち、ステータ10における第1及び第2充填溝22、26に充填される前に予めシール剤28a、28bを所定温度に加熱しておくことにより、該シール剤28a、28bを発熱したコイル18及びヒータ機構126によってより一層迅速に加熱して硬化温度まで到達させることが可能となる。
なお、本発明に係るステータ製造装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
Claims (9)
- コア(14)に巻回された複数のコイル(18)の端部が互いに接続され、且つ、外部から通電される給電部(U、V、W)に接続されたステータ(10)において、前記コイル(18)の接続部位に樹脂(28a、28b)を注入して該樹脂(28a、28b)を硬化させるためのステータ製造装置(100、194、200、300)であって、
前記給電部(U、V、W)に通電し、前記コイル(18)を発熱させて前記樹脂(28a、28b)を加熱するコイル通電機構(124)と、
前記コイル(18)の接続部位に臨むように前記ステータ(10)に対向配置され、該ステータ(10)との離間距離を変化自在に設けられると共に、前記樹脂(28a、28b)を外部から加熱する外部加熱機構(126、192、202)と、
前記外部加熱機構(126、192、202)によって加熱される前記樹脂(28a、28b)の外部側温度と、前記コイル通電機構(124)の通電作用下に前記コイル(18)によって加熱される該樹脂(28a、28b)の内部側温度とが、略均等となるように制御する制御機構(144)と、
を備えることを特徴とするステータ製造装置。 - 請求項1記載の装置において、
前記ステータ(10)は、前記コア(14)を挟んだ内周側及び外周側にそれぞれ前記接続部位を有し、前記外部加熱機構(126)が、前記内周側の接続部位と外周側の接続部位にそれぞれ臨む同心円状の発熱部(150、152)を備えることを特徴とするステータ製造装置。 - 請求項2記載の装置において、
前記発熱部(150、152)は、前記ステータ(10)における内周側の接続部位と外周側の接続部位との離間距離がそれぞれ一定となるように設けられることを特徴とするステータ製造装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置において、
前記樹脂(28a、28b)が前記ステータ(10)に注入される前に該樹脂(28a、28b)を加熱可能な加温装置を備えることを特徴とするステータ製造装置。 - 請求項4記載の装置において、
前記加温装置は、前記樹脂(28a、28b)を前記ステータ(10)に対して充填するノズル(302)を加熱可能なノズルヒータ(306)からなることを特徴とするステータ製造装置。 - 請求項5記載の装置において、
前記加温装置は、前記ノズル(302)から導出された前記樹脂(28a、28b)に対して熱風を噴射可能な熱風噴射機構(308)からなることを特徴とするステータ製造装置。 - 請求項1記載の装置において、
前記外部加熱機構(202)は、孔部(206)を中央に有した略円錐状に形成され、前記ステータ(10)と同軸上に設けられた発熱部(204)を備え、前記発熱部(204)は、内周側が前記ステータ(10)に最も接近し、外周側に向かって徐々に拡径しながら前記ステータ(10)から離間するように形成されることを特徴とするステータ製造装置。 - 請求項1記載の装置において、
前記外部加熱機構(192)は、前記ステータ(10)における前記内周側の接続部位に臨む第1発熱部(150a)と、
前記外周側の接続部位において前記給電部(U、V、W)近傍を加熱可能な円弧状の第2発熱部(152a)と、
前記外周側の接続部位において前記給電部(U、V、W)とは反対側となる部位を加熱可能な第3発熱部(190)と、
を備えることを特徴とするステータ製造装置。 - 請求項8記載の装置において、
前記第1発熱部(150a)、第2発熱部(152a)及び第3発熱部(190)は、前記ステータ(10)に対してそれぞれ別個に相対変位させることにより、該ステータ(10)に対する離間距離を調整自在に設けられることを特徴とするステータ製造装置。
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