JP5296352B2 - Pd−soiテクノロジにおけるスイッチング遅延ヒストリ効果のインライン計測の方法及び装置 - Google Patents

Pd−soiテクノロジにおけるスイッチング遅延ヒストリ効果のインライン計測の方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、一般に、集積回路デバイスに関し、より具体的には、集積回路デバイスにおけるスイッチング遅延ヒストリ効果の計測のためのインライン技術に関する。
部分空乏型シリコン・オン・インシュレータ(PD−SOI)テクノロジにおける相補型金属酸化膜半導体(CMOS)回路において、遅延は、そのスイッチングのヒストリに依存する。回路が数ミリ秒(ms)又はそれ以上の間アイドルであった後に、最初にスイッチングする場合、回路は、数ナノ秒(ns)以内に再びスイッチングする場合よりも、長い又は短い遅延を有することになる。この回路の第1のスイッチングを、本明細書においては1SWと呼び、第2のスイッチングを、本明細書においては2SWと呼ぶ。同じ回路が、規則的に(on a regular basis)、数ナノ秒又はそれ以下の時間ごとにスイッチングする場合、回路は、定常状態動作の第3の遅延特性を有することになり、これを本明細書においてはSSと呼ぶ。これらの効果は、SOIヒストリとして知られており、PD−SOI回路の性能を正確に特徴付けるために計測する必要がある。
SOIヒストリの計測は、数nsの幅とピコ秒(ps)の時間解像度をもつ入力パルスを必要とするが、例えば、非特許文献1を参照されたい。典型的には、このような計測は、高速探査技術及び装置を用いて、有限のハードウェアに対するベンチテストとして行われている。これらの計測は、騒音、遮蔽及び試験時間に付随する問題のため、製造環境における加工中に実行することは困難である。ベンチ計測は、PD−SOIヒストリが現在のCMOS技術においては10〜15%であることが多く、デバイス設計と強い相関があることを示している。ウェハ全体にわたるヒストリの変化は、5%を超えることがある。
近年、直流信号の入力及び出力による、自動較正式の、自動タイミング(self-timed)技術を用いてSOIヒストリを計測する方法が記述されており、例えば、非特許文献2を参照されたい。解像度が1%のヒストリ計測は、高周波数装置を用いずに達成可能である。この設計は、実現しており、現在、ヒストリに対する製法及び統計的変動の影響を理解するためのデータを集めるために、製造環境において日常的に使用されている。この方法では、1SW遅延と2SW遅延の間の部分差(fractional difference)のみを計測する。1SW遅延及び2SW遅延に対してSS遅延がどこに存在するかという問題は、この構造体によっては具体的に取り組まれず、実際の1SW及び2SW遅延自体も計測されない。
テクノロジは、SS遅延を与える1つ又は複数のリング・オシレータ(RO)の性能によって評価されることが多い。現在のところ、SS遅延と1SW及び2SW遅延との間の差異は、適切に設計され活性化されたディレイ・チェーン(DLC)構造体に対する時間分解ベンチテスト計測のみから得ることができる。例として、図1は、130ナノメートル(nm)PD−SOIテクノロジにおけるインバータ・チェーン実験に関するベンチテスト・データを示す図である。ここで、1SW−SS、2SW−SS、及び1SW−2SWのヒストリとして表される1SW、2SW及びSSのスイッチング・シーケンスについての百分率遅延差は、全て、公称動作電圧VDD=1.2Vである電源電圧VDDの関数としてプロットされている。1SW−2SWヒストリは、1.1V周辺でピークに達する。低いVDDにおいては、ヒストリの大部分は、2SWのSSに比べての加速に関連し、他方、高いVDDでは、ヒストリの大部分は、1SWのSSに対する減速に関係していることは注目に値する。VDD=1.2Vにおいて、同じくROによって計測されるSS遅延は、1SW及び2SWの遅延の平均よりも約3.5%大きくなり、他方、VDD=1.8Vにおいては、3.5%小さくなる。
Ketchen他、"Circuit and Technique forCharacterizing Switching Delay History Effects in Silicon on Insulator LogicGates,"Review of Scientific Instruments、第75巻、768−771頁、2004年3月 Ketchen他、"High Speed Test Structures forIn-Line Process Monitoring and Model Calibration,"Proc.2005 IEEE International Conference on Microelectronic Test Structures、33−38頁、2005年4月
1SW−2SWヒストリのみの計測でも、遅延の変動性に関するかなりの知見が得られるが、このヒストリをSS遅延と相関させることはできない。従って、1SW−SS及び2SW−SSのヒストリを同様に、標準的なパラメトリック・テスタ上でインライン・テストとして日常的に計測することを可能とするテスト構造体を開発することは、重要であり、価値がある。
本発明は、PD−SOIテクノロジにおける定常状態遅延を基準とするスイッチング遅延ヒストリ効果のインライン計測のための技術を提供する。
例えば、本発明の1つの態様において、集積回路デバイスにおけるスイッチング遅延ヒストリ効果のインライン計測の方法が提供される。パルスがディレイ・チェーンに送出される。パルスは、リング・オシレータの信号と実質的に同期される。ディレイ・チェーン及びリング・オシレータは、ディレイ・チェーンの遠端に対応するリング・オシレータ上の規定されたポイントまで、実質的に同一のゲートを含む。リング・オシレータ内の信号のエッジが横切るゲートの数と、ディレイ・チェーン内の対応するパルスのエッジが横切るゲートの数との少なくとも1つの差が、パルスがディレイ・チェーンの遠端に到達したときに計測される。集積回路デバイスにおける1つ又は複数のスイッチング・ヒストリが、信号のエッジ及び対応するパルスのエッジが横切るゲートの数における少なくとも1つの計測された差に従って、決定される。
少なくとも1つの差を計測するために、リング・オシレータ内の信号の立上りエッジ及び立下りエッジの遅延と、ディレイ・チェーン内のパルスの立上りエッジの遅延との部分差(fractional difference)を決定することができる。さらに、集積回路デバイスにおける1つ又は複数の遅延を、遅延の部分差及びリング・オシレータの発振周波数に従って決定することができる。
本発明の別の態様により、集積回路デバイスが提供される。この集積回路デバイスは、複数のゲート及び1つの発振周期を有するリング・オシレータと、リング・オシレータの信号と実質的に同期されたパルスを発生するための、リング・オシレータと一体化されたパルス発生回路とを含む。集積回路デバイスは、さらに、ディレイ・チェーンの遠端に対応するリング・オシレータの規定されたポイントまでの、このリング・オシレータと実質的に同じゲートを有するディレイ・チェーンを含む。ディレイ・チェーンは、パルス発生回路と電気的に接続されてリング・オシレータの信号と同期されたパルスを受信する。最後に、集積回路デバイスは、リング・オシレータ及びディレイ・チェーンに電気的に接続された信号遅延計測回路を含み、パルスがディレイ・チェーンの遠端に到達したとき、リング・オシレータ内の信号のエッジが横切ったゲートの数と、ディレイ・チェーン内の対応するパルスのエッジが横切ったゲートの数との、少なくとも1つの計測された差に従って、集積回路デバイスにおける1つ又は複数のスイッチングを決定する。
本発明のこれら及び他の目的、特徴及び利点は、添付の図面と関連して理解されるべき、以下の例証的な実施形態の詳細な説明から、当業者には明らかとなる。
PD−SOIテクノロジで製作されたCMOSゲートにおける1SW−SS、2SW−SS及び1SW−2SWヒストリを計測するための集積回路デバイスが提供される。本発明の実施形態では、1SW遅延、2SW遅延及びSS遅延の相対的な大きさに関係なく、計測が行われる。このような実施形態は、数nsの発振周期を有するリング・オシレータ(RO)と、ディレイ・チェーン(DLC)と、ROの信号と同期してDLCにパルスを送出する回路と、パルスの立上り及び立下りエッジの位置を、対応するROの信号のエッジを基準にして計測する回路とからなる。SS遅延を基準とする1SW遅延及び2SW遅延における差、並びにこれらの遅延の絶対値は、両方ともに、RO及びDLC内に使用される反転CMOSゲートの遅延を単位として決定される。SSゲート遅延は、数MHzに分割した後で既製の周波数カウンタにより容易に計測することができるROの発振周波数から抽出されるが、例えば、非特許文献2を参照されたい。計測されたROのSSゲート遅延は、次いで、1SW及び2SWのゲート遅延の絶対値、並びに1SW−SS及び2SW−SSの遅延差を決定するために用いられる。
回路は、直流のDC入力及び出力のみを必要とし、且つ、全ての計測が標準的なパラメトリック・テスタ上でインライン・テストとして行えるように、構成される。RO及びDLCの両方は、同一の反転ゲートを含み、物理的にきわめて近接して配置される。ROの発振周期(数ns)の半分に等しい幅のパルスが、ROを循環する第2の信号に同期されてDLCに送出される。このパルスがDLCの末端に到達するタイミングは、ROを巡回する対応するパルスを基準にして、ゲート遅延の単位で決定される。DLC内のゲート数と、RO内の信号が横切る対応するゲート数との間の部分差は、パルスの先端(立上りエッジ)に関する1SW−SSヒストリ、及びパルスの終端(立下りエッジ)に関する2SW−SSヒストリの尺度である。ゲートのSS遅延は、ROの発振周波数から直接決定することができるので、1SW遅延及び2SW遅延もまた決定することができる。
ここで、図2を参照すると、図は、本発明の実施形態によるRO及びDLCの構成を示す。RO202は、大きな数のn個の同一の反転ステージ、例えば、約千個のステージを含む。その定常発振状態において、RO202は、一定の発振周波数f=1/(2nτ)を有し、ここでτはステージ毎の遅延である。RO202と同じステージを含むDLC204は、RO202から幅1/(2f)の単一のパルスをポイントAで受信し、このパルスはDLC204の末端のポイントBdまで進行する。回路の設計によって、DLC204内のAからノードBdまでの構成及び公称遅延は、RO202内のAからBrまでの経路の構成及び公称遅延と同じである。
ここで図3を参照すると、図は、本発明の実施形態による、図2のポイントA、Bd、及びBrにおける波形を示す。この実施例及びこの後の議論において、比較するポイントは偶数個の反転ステージで隔てられていると仮定する。図3の波形(a)は、ポイントAにおける定常状態の方形波を示し、他方、図3の波形(b)は、パルス・セレクタ/シンクロナイザ回路によって選抜されてDLCに送出されるパルス306を示す。図3の波形(c)は、ポイントBrにおけるROの波形を示し、これは時間にしてD0=MτだけAにおける波形から変位しており、ここでMはAとBrの間のゲートの数である。図3の波形(d)は、ポイントBdに到達したときの、DLC内のパルス306を示す。以前のスイッチング・ヒストリに対する遅延依存性がなかったとすれば、ポイントBdにおけるパルス306は、幅WAのままであるはずであり、ポイントBrにおけるRO波形の対応するパルスと完全に同期したままのはずであり、ポイントAにおける波形から時間でD0だけ変位しているはずである。ヒストリ効果が存在すると、ポイントBdにおけるパルス306は、WAよりも大きな又は小さな新しい幅WBdを有する。パルス306の立上りエッジ及び立下りエッジの両方が、ポイントBrにおけるRO波形の対応するエッジに対して変位する可能性がある。ディレイ・チェーンに沿った立上り1SW遷移エッジの遅延はD1であり、一方、立下り2SW遷移エッジの遅延はD2である。対応するヒストリ値は、以下のように定義される。
H(1SW−SS)=(D1−D0)/D0 (1)
H(2SW−SS)=(D2−D0)/D0 (2)
H(1SW−2SW)=(D1−D2)/D0 (3)
図3の波形(d)内のパルス306は、1SW遅延>2SW遅延(WBd<WBr=WA)の場合であり、その公称作動電圧における典型的な130nm、90nm及び65nmのPD−SOIテクノロジを表し、図1に示されるデータと調和するものである。さらに、BdにおけるDLC波形は、BrにおけるRO波形の対応するパルスによって跨がれている。その代わりに1SW遅延<2SW遅延の場合には、パルスは、DLCに沿って進行するにつれて広がることになり、Br及びBdにおける波形を比較すると、WBd>WBr=WAとなる。初めのうちは、本発明の説明される実施形態は、図3に示されるようなWBd<WBrの場合に限定される。しかしながら、この場合は、後に他の全ての可能性を包含するように一般化されることになる。
ここで、図4を参照すると、図は、本発明の実施形態による、図3の波形を重ね合わせたRO及びDLCを示す。パルス406が、DLC404のポイントBdに示され、波形がRO402のポイントBrに示される。図4はまた、Brの左側にポイントBr(l)、Brの右側に第2のポイントBr(r)を示す。
ここで、図5(a)を参照すると、図は、本発明の実施形態による、図4のBd及びBr、Bd及びBr(l)、並びにBd及びBr(r)において、同じ時間軸で計測された波形を示す。中央の波形のセット502は、図3及び図4で先に説明されている。第1の波形セット504において、RO波形は、Br(l)へのより早い到着に対応して、左にシフトしている。最後の波形セット506においては、RO波形は、Br(r)へのより遅い到着に対応して、右にシフトしている。Br(l)及びBr(r)は、これらのポイントにおけるROパルスが、もはやBdにおけるDLCパルスを跨がないほど充分に、Brから離れている。重なり状態は(Bd,Br_)で定義され、ここでBdは、Bdにおけるパルスの存在又は非存在に対応して「1」又は「0」となり、Br_は、Br、Br(l)又はBr(r)におけるパルスの存在又は非存在に対応して「1」又は「0」となる。種々の領域における重なり状態は、図中に示されたとおりである。中央の波形セット502においては、3つの重なり状態(0,0)、(0,1)、及び(1,1)のみが出現する。Br(l)ポイントを含んだ第1の波形セット504においては、追加の状態(1,0)が、Br(l)におけるROパルスの立下りとBdにおけるDLCパルスの立下りとの間の時間出現する。Br(r)ポイントを含んだ最後の波形セット506においては、再び(1,0)状態が、このときは、BdにおけるDLCパルスの立上りとBr(r)におけるROパルスの立上りとの間の時間出現する。図5(b)は、3つの波形セットについて、(1,0)状態の出現を時間の関数として示す図である。図5(c)は、(1,0)状態がすこしでも出現するか、或いは出現しないかをデジタル形式で示す図である。
Br(l)とBrの間のゲートの数が変化すると、図5(b)の(1,0)状態パルスの幅が変化することになる。ゲートの数が減少するにつれ、(1,0)状態パルスの幅が0まで収縮し、図5(c)におけるデジタル表示が「1」から「0」に切り換わる臨界分離(critical separation)に達することになる。この臨界分離においては、信号がリングに沿ってBr(l)からBrまで進行する時間は、Bdで計測されるDLC立下りエッジとBrで計測されるRO立下りエッジとの間の時間遅延に、正確に等しい。対応する分析を立上りエッジに対して行って、信号がROに沿ってBrからBr(r)まで進行する時間が、Brで計測されるRO立上りエッジとBdで計測されるDLC立上りエッジとの間の時間遅延に正確に等しい同様の臨界分離を示すことができる。これら両方の場合、時間は、それぞれ、Br(l)とBr、又はBrとBr(r)の間のゲートの数(又はゲート遅延)として、等しく適切に表現することができる。
ここで、図6を参照すると、図は、本発明の実施形態による、選択されたパルスの1SW立上りエッジを示す。立上りエッジは、DLC604の末端のポイントBdに到達し、同時に、RO602に沿って、ポイントBrの右の対応する位置に到達する。特定のポイントPj(j=1から8)が、リング・オシレータに沿って、Brの近傍に選択される。
図示された場合に関しては、8つのポイントは、それぞれ隣から、時間的に偶数m個のゲート遅延mτだけ隔てられるように規定される。ポイントBd及びBr=P5を、選択された立上りエッジがどちらにも到達する前に見ると、状態(Bd,P5)は(0,0)である。立上りエッジがポイントP5を通過した直後は、(Bd,P5)=(0,1)であり、1SWエッジがポイントBdに到着した直後は、(Bd,P5)=(1,1)である。この状態のシーケンスは、P5のすぐ上に表示されている。P5の左側のPjにおいては、同様に画像には(1,0)状態は決して現れない。P5の右側のPjにおいては、状況は初めは同様であるが、ついには、シーケンスが(0,0)、(1,0)、(1,1)となり、(0,1)状態がもはや出現しなくなる境界が右に越えられる。図6において、この境界はP7とP8の間にある。Pjポイントにおける(1,0)状態の出現は、図6の右上部分に渡る「0」及び「1」のストリングによって表される。H(1SW−SS)>d(P7−P5)/D0=2mτ/Mτ=2m/M、及び、H(1SW−SS)<d(P8−P5)/D0=3m/Mであることは明らかである。これは、実際の遅延の知見は必要としない自動較正された結果であることに注目し、例えば、非特許文献2を参照されたい。
ここで図7を参照すると、図は、本発明の実施形態による、選択されたパルスを終了させる2SW立下りエッジを示す。立下りエッジは、ポイントAを出発してDLC704のBdに到達し、同時に、RO702に沿って、ポイントBrの左側の対応する位置に到達する。ポイントBd及びBr=P5を、選択された立下りエッジがどちらにも到達する前に見ると、(Bd,P5)の状態は(1,1)である。2SWエッジがポイントBdに到着した直後は、(Bd,P5)=(0,1)であり、立下りエッジがポイントP5を通過した直後は、(Bd,P5)=(0,0)である。P5の右側のPjにおいては、同様に画像には状態(1,0)は決して現れない。P5の左側のPjにおいては、状況は初めは同様であるが、ついには、シーケンスが(1,1)、(1,0)、(0,0)となり、(0,1)状態がもはや出現しなくなる境界が左に越えられる。図7において、この境界はP2とP3の間にある。種々のPjにおける(1,0)状態の出現は、やはり「1」及び「0」のストリングで表される。この画像から、H(2SW−SS)>d(P2−P5)/D0=−3m/M、且つ、H(2SW−SS)<d(P3−P5)/D0=−2m/Mであることが明らかである。
ここで、図8(a)を参照すると、図は、本発明の実施形態による、図6及び図7の内容の概要を示す。上記の境界は、DLC804上のBdにおけるパルスの立下りエッジに関しては、RO802に沿ってP2とP3の間に示され、立上りエッジに関しては、P7とP8の間に示される。図8(a)は、1SW−SS及び2SW−SSのヒストリを、種々のPjの上方の「1」及び「0」のストリングによって表されるように、(Bd,Pj)の状態が(1,0)になり得て、且つ(1,0)になり得ない領域によって、自己矛盾なく表すことができることを示す。P5=Brであることが既知であるので、1SW−SS及び2SW−SSのm/M単位のヒストリ値は、このストリングから直接読み取ることができる。
ここで、図8(b)を参照すると、図は、本発明の実施形態による、ポイントBdとPjを接続し、状態(1,0)が現れるポイントPjを決定するために用いられる回路を概念的に示す。例えば、この回路の1つのバージョンにより、8個の別々であるが公称は同一のパルスの送出イベントが開始され、その各々に対して、デコーダが特定のPjを選択するようにセットされる。各イベントに対して、(1,0)状態は検出される「1」か或いは検出されない「0」。結果は、図8に示されるように、8個の「1」及び「0」のセットであり、解像度m/MでH(1SW−SS)及びH(2SW−SS)を示す。
ここまでは、Br及びBdにおける波形は、それぞれ、図3の波形(c)及び(d)で示されると仮定してきた。そこでは、1SW遅延>2SW遅延(WBd<WBr=WA)であり、BdにおけるDLC波形は、BrにおけるRO波形の対応するパルスによって跨がれている。図6及び図7の議論に立ち戻ると、波形に対するこれらの制約が緩和されても、画像は本質的に同じままであることが、いまや明らかである。特に、1SW立上りエッジは、対応するSS立上りエッジがポイントBrに到達する前又は後にポイントBdに到達することができ、2SW立ち下りエッジは、対応するSS立ち下りエッジがポイントBrに到達する前又は後にポイントBdに到達することができる。全ての場合において、(1,0)状態の出現を表す「1」及び「0」のストリングにおける「1」から「0」への遷移は、Br(この場合=P5)の右又は左のいずれに出現しても、それぞれのヒストリ値を表す。図8(a)に示される組み合わせ画像もまた、保持されるが、1SW遅延が2SW遅延よりも大きいままである場合にだけである。2SW遅延が1SW遅延よりも大きい場合には、(1,0)状態の出現を表す「1」及び「0」のストリングは、「1」のみのストリングとなり、ヒストリ情報は失われる。実際には、典型的には1SW遅延の方が2SW遅延よりも長いので、最初に複合計測を行うために用いることができるが、最初の計測が「1」のみのストリングを与える場合には、その後の各エッジの個別的な計測を可能にする、回路を有することが望ましい。
本発明の1つの実施形態によれば、このヒストリ及び遅延計測機能を上記の全ての特徴と共に実装するために、回路をリング・オシレータ周波数計測と組み合わせることができる。このような回路の1つは、RO内を循環する信号と同期させて、必要なパルスをDLCに送出するための、パルス・セレクタ/シンクロナイザ回路である。別のこのような回路は、定常状態にあるリング・オシレータを巡回する信号の相対的な遅延/ステージを、類似のゲートを有する静止していたDLCに、同期させて送出された信号を基準にして計測するための、回路スキームである。
ここで、図9を参照すると、図は、本発明の実施形態による、パルス・セレクタ/シンクロナイザ回路の実施を示す。この回路には、所望のタスクを遂行するために、4つのアクティブ・ラッチ902、904、906、908、ロード・ラッチ910、種々の組み合わせ論理ゲート、及びRO912が使用されている。各ラッチのクロック・ポート、データ入力ポート、及びデータ出力ポートは、各々、C#、D#、及びZ#で表され、ここで#はラッチの番号である。パルスを発生するための、3つの直流入力、Sel、Arm及びLaunchがある。入力G1及びG2は、後で論じる検出回路と組み合わせて使用されるDC入力である。外部から印加される全ての入力信号の遷移時間及び形状は、重要ではない。ノードROUTにおける電圧出力は、RO周波数を、例えば256で除した後に、外部周波数カウンタで計測するために用いられる。RO912は、発振を可能にするように、好ましくは、n>1000であるn個のゲートと1つのNAND2ゲート914とを含む。ラッチ6 910及びNAND2ゲート914は、RO912内のノードAの右側に挿入して、AからBrまでのRO912内の遅延経路構成を、DLC内のAからBdまでの遅延経路構成にできる限り近づけて保持するようにする。
ここで図10を参照すると、タイミング図は、本発明の実施形態による、パルス発生イベント中の、図9の回路内の異なるノードにおける電圧レベルを示す。Sel入力が「1」にセットされたとき、ROは有効にされ、100μs−1msのオーダーの時間の後に定常状態の条件が達成される。Aにおいて観察されるROの方形波は、図10のトレースAに示される。RO内を循環する信号からノードX1及びX2を横切って発生されるタイミング・パルスは、図10のトレースC2で表され、ラッチ2のクロック入力C2を駆動する。このパルスの幅は、X1とX2と間の偶数個のゲートのゲート遅延に等しく、〜100psとなるように設計され、例えば10−20nsといったROの周期より遥かに小さい。定常状態にあるROにより、入力Launchは「1」にセットされ、入力Armは「0」とされ、システムは、この構成において、ROの多数のサイクルと等価な時間実行させることが可能になる。この動作は、ラッチ出力Z1、Z2及びZ3を「0」にセットし、Z4を「1」にセットする。ラッチ1への入力は、Z1及びD2において「0」を確立する。C2における次のタイミング・パルスは、D2における「0」がZ2及びD3へ転送されることを可能にする。C2タイミング・パルスを発生させた立上りエッジが、ROに沿ってポイントAまでさらに移動するとき、これは「1」をC3に印加し、そしてインバータを通して、「0」をC4に印加する。D3の「0」はZ3に通され、Z4に「1」をセットし、ラッチ4の次のNAND2の下側の入力に「0」をセットする。RO半サイクルの後、立下りエッジは、ポイントX1、X2、及びAを通過する。これは、ポイントX1及びX2を通過するときには影響を及ぼさないが、ポイントAを通過するときに、C4に「1」がセットされ、これが、D4の「1」の、Z4へ及び次のNAND2の上側の入力への転送を可能にする。ROが発振を続けているときは、4つのラッチのデータ入力ポート及びデータ出力ポートにおけるさらなる変化はない。次に、Launch入力を「0」にセットし、次いでArm入力を「1」にセットしてパルス送出のための回路のプリセットを完了させる。
同期パルスをディレイ・チェーンに送出するために、次に、「1」がLaunch入力に印加されるが、これは図10のLaunchのトレースの第2のパルスである。このパルスがオンであり、RO内を循環する信号に関しては完全に任意であるポイントにおいて、ラッチ1のクロックはオンとなり、D1における「1」がZ1及びD2に通される。次のC2クロック・パルスは、D2の「1」が、Z2及びD3に通ることを可能にする。C2パルスを発生させた立上りエッジがポイントAに到着するとき、これはC3=「1」及びC4=「0」とセットする。D3における「1」は、次にZ3に通り、そしてラッチ4に続くNAND2の下側の入力まで通り、同時に、(C4が「0」にセットされた後に)D4において「0」を確立する。他方の入力が「1」の状態で待機していたNAND2は、直ちにスイッチングして1SWエッジをDLCにそって通過させ、その際、ポイントAdにおける立上りエッジはポイントArにおける対応する立上りエッジと並べられる。RO半サイクルの後、次の立下りエッジがポイントX1、X2、及びAを通過する。これは、ポイントX1及びX2を通過するときには影響を及ぼさないが、ポイントAを通過するときには、C4に「1」がセットされ、これが、D4で待機中の「0」の、Z4へ及び次のNAND2の上側の入力への転送を可能にする。このことは、NAND2をプルアップし、2SW遷移をDLCにそって通過させ、その際、Adにおける立下りエッジはArにおける対応する立下りエッジと並べられる。ROが発振し続けているときは、さらなる変更が外部入力信号に対してなされるまでは、4つのラッチのデータ入力ポート及びデータ出力ポートにはさらなる変化はない。これらのイベントの最終結果は、図10のAdと表示されたトレースに示されるように、初めの幅がWAの単一パルスをDLCに送ることであるが、これは、最初は、RO内の信号と完全に同期されている。RO内のラッチ6及びNAND2によって、DLCパルス及び対応するROパルスは、ポイントAにおいて一致するように見えることができることに留意されたい。また、Z1からの「1」が、C2クロック・パルスが印加されるのと偶然同時にD2に到着する場合、C2が充分長く「1」に留まるならば、「1」はZ2に対して継続し、その後にDLCパルスが発生することになることにも留意されたい。C2が充分長くオンでない場合には、「1」は、1ROサイクル時間後まで、ラッチ2を通過しない。いずれの場合でも、1つの唯一のパルスが、DLCに送出されることになる。
ここで図11を参照すると、図は、本発明の実施形態による、図8(b)の(1,0)検出回路を示す。パルス・セレクタ/シンクロナイザ回路からの信号は、図9及び図11に示されているように、(1,0)検出器内のラッチ5 1102を制御するために用いられる。
ここで図12を参照すると、タイミング図は、本発明の実施形態による、計測イベント中の、図11の回路内の異なるノードにおける電圧レベルを示す。Arm=「0」及びLaunch=「1」のときのラッチ・リセット・サイクルの間、Z3は「0」、Z4は「1」にあり、C2は周期的にパルス振動している(pulsing)。C2パルスがC5に印加されると、これは、D5における「0」がZ5に送られることを可能にする。ラッチ2クロックがDLCパルス発生プロセスを開始するパルスを入力した直後に、Z3は「1」に変化し、これがD5に印加されてラッチ5 1102が次のパルスをC5において検出する準備のできた状態となる。
図11に戻ると、8つのPjポイントの場合、3ビット(Y1、Y2、Y3)デコーダ1104が、対応するNAND3入力に「1」をセットすることによって、8つのポイントのうちの1つを選択するために用いられる。全てのNAND3 1106はその出力に「1」を有するが、例外的に、選択されたNAND3が図6−図8に関する議論による(1,0)状態が存在する持続時間とほぼ同じ幅をもつ、短い相補的なパルスを発生することになる可能性もある。このようなパルスが発生する場合、これは次に、8入力NANDの入力に加えられ、他の7つの入力は「1」である。これは、ノードBd−rにおいて、同じく(1,0)状態が存在する持続時間とほぼ同じ幅を有する、短い正パルスを生じる。入力Q=「1」という条件において、このパルスは、NAND2 1108、インバータ1110、及びORゲート1112を通して、そのデータ・ポートD5にプリロードされた「1」をもって待機しているラッチ5 1102のクロック・ポートC5まで続く。この「1」は、Z5にまで送られ、そこで、その後のOUT端末における観察のために保持される。2SWエッジは、Z4に現れる「0」に応答して、ディレイ・チェーンに送出されることに留意されたい。その結果として、その後のC2パルスは、Z5が「0」又は「1」のいずれであるか観察された後に、別のリセット・サイクルが開始されるまでは、C5まで送られることはない。
入力Qは、図9に示されるように、外部DC入力G1及びG2、並びにノード電圧Adから生成される。G1=「1」且つG2=「0」の場合、Qは、立上りエッジ計測イベントに関してだけ「1」となる。G1=「0」且つG2=「1」の場合には、Qは、立下りエッジ計測イベントに関してだけ「1」となる。G=「1」且つG2=「1」の場合には、Qは、立上り及び立下りエッジ計測イベントの両方に関して「1」となる。これらの3つの状況は、図6−図8に説明された3つの場合に対応する。
DLC上でパルスを発生し、選択されたPjポイントに関する(1,0)状態の存在又は非存在を検出し、次いで回路をリセットする上記プロセスは、ROに沿って、Pjポイントの各々に対して逐次的に繰り返される。得られた「1」及び「0」値の読み出しパターンは、次いで、直接翻訳処理されて図6−図8の議論によるヒストリ値を与える。さらに加えて、図7に示されるように、ROからの出力は、分周器を通され、低周波数(〜MHz)で直接読み出すことができて、SS、1SW、及び2SW遅延の絶対時間較正を与える。図13は、テスト構造体を部分的に動作させ、読み出すために用いられる、ビット・パターンの表を示す。
上記の分析は、RO及びDLCにおける平均ゲート遅延は同一であると仮定しており、この仮定が正しいことを検証することが重要である。これは、DLCにゲートを追加し、これを元のROと公称上同一のリング・オシレータとして構成することによって達成される。プロセス・バイアス(process bias)によって引き起こされる、RO及びDLCにおけるゲート遅延の如何なる違いも、DLCをこのリング・オシレータ・モードで作動させることによって計測することができる。これは、図14に示すスキームによって実行することができる。3つのトランスミッション・ゲート・スイッチTG1、TG2及びTG3が、この図に示されるように配置される。DLC1404の周波数を計測するためには、スイッチTG2は閉じられ、RO1402上のTG1及びTG3は開放される。通常の操作のためには、TG1及びTG3は閉じられ、TG2は開放される。
ここで、図15を参照すると、フロー図は、本発明の実施形態による、スイッチング遅延ヒストリ効果のインライン計測方法を示す。この方法は、ブロック1502で始まり、リング・オシレータが有効にされる。ブロック1504において、リング・オシレータ内の信号からパルスが発生される。パルスは、この信号に実質的に同期される。ブロック1506において、パルスは、リング・オシレータからディレイ・チェーンにおいて受信される。ブロック1508において、パルスは、ディレイ・チェーンの遠端に対応するリング・オシレータ上の規定のポイントまでのリング・オシレータと実質的に同一のゲートを有するディレイ・チェーンに送出される。ブロック1510において、リング・オシレータ内の信号の立上りエッジの遅延とディレイ・チェーン内のパルスの立上りエッジの遅延との間の部分差が決定される。ブロック1512において、リング・オシレータ内の信号の立下りエッジの遅延とディレイ・チェーン内のパルスの立下りエッジの遅延との部分差が決定される。ブロック1514において、1SW−SS、2SW−SS、及び1SW−2SWのスイッチング・ヒストリが決定される。
ブロック1502から、リング・オシレータの発振周波数はブロック1516において計測される。ブロック1518において、定常状態(SS)遅延が決定される。ブロック1502において、実際の遅延1SW及び2SWが、スイッチング・ヒストリ及び定常状態遅延から決定され、この方法は終了する。
本発明の例証的な実施形態が、添付の図面を参照して、本明細書において説明されているが、本発明はこれらの実施形態のとおりに限定されるものではないこと、及び種々の他の変更及び改変が、本発明の範囲及び精神から逸脱することなく、当業者によってなされ得ることが理解されるべきである。
インバータ・チェーン実験のためのベンチテスト・データを示す図である。 本発明の実施形態による、RO及びDLCの構成を示す図である。 本発明の実施形態による、ポイントAにおける定常状態波形(a)、選抜されたパルス(b)、ポイントBrにおける波形(c)、及びポイントBdにおけるパルス(d)を示す図である。 本発明の実施形態による、図3の波形の重ね合わせを有するRO及びDLCを示す図である。 (a)本発明の実施形態による、図4のBd及びBr、Bd及びBr(l)、並びにBd及びBr(r)において計測された波形を示す図である。 (b)本発明の実施形態による、3つの波形セットに関して、時間の関数としての(1,0)状態の出現を示す図である。 (c)本発明の実施形態による、(1,0)状態が少しでも出現するか、或いは出現しないかをデジタル形式で示す図である。 本発明の実施形態による、選択されたパルスの1SW立上りエッジ計測を有するRO及びDLCの構成を示す図である。 本発明の実施形態による、選択されたパルスを終了させる2SW立下りエッジ計測を有するRO及びDLCの構成を示す図である。 (a)本発明の実施形態による、図6及び図7の内容の概要を示す図である。 (b)本発明の実施形態による、ポイントBdとPjを接続し、そして状態(1,0)が現れるポイントPjを決定するために用いられる回路を概念的に示す図である。 本発明の実施形態による、パルス・セレクタ/シンクロナイザ回路の具体化を示す図である。 本発明の実施形態による、パルス発生イベント中の、図9の回路内の異なるノードにおける電圧レベルを示す、タイミング図である。 本発明の実施形態による、図8(b)の(1,0)検出器の回路を示す図である。 本発明の実施形態による、計測イベント中の、図11の回路内の異なるノードにおける電圧レベルを示す、タイミング図である。 本発明の実施形態による、テスト構造体を部分的に動作させ、読出し表示するために用いられる、ビット・パターンを示す表である。 本発明の実施形態による、RO及びDLCにおける平均ゲート遅延が同一であることを検証することができる、RO及びDLCの構成を示す図である。 本発明の実施形態による、スイッチング遅延ヒストリ効果のインライン計測方法を示す、フロー図である。
符号の説明
202、402、602、702、802,912、1402:リング・オシレータ
204、404、604、704、804,1404:ディレイ・チェーン
306、406:パルス
502、504、506:波形
902、904、906、908,910,1102:ラッチ
914、1108:NAND2ゲート
1104:デコーダ
1110:インバータ
1112:ORゲート

Claims (4)

  1. 集積回路デバイスにおけるスイッチング遅延ヒストリ効果のインライン計測の方法であって、
    (a)パルスをディレイ・チェーンに送出するステップであって、前記パルスは、リング・オシレータの発振周期の半分に実質的に等しい幅を備えるように当該リング・オシレータの信号に実質的に同期され、前記ディレイ・チェーン及び前記リング・オシレータは、該ディレイ・チェーンの遠端に対応する該リング・オシレータ上の規定のポイントまで実質的に同一のゲートを含む、前記送出するステップと、
    (b)前記パルスが前記ディレイ・チェーンの遠端に到達したときに、前記リング・オシレータ内の信号のエッジが横切るゲートの数と、該ディレイ・チェーン内の対応するパルスのエッジが横切るゲートの数との間の、少なくとも1つの差を計測するステップと、
    (c)前記信号のエッジが横切るゲートの数と、前記対応するパルスのエッジが横切るゲートの数との、前記少なくとも1つの計測された差によって、前記集積回路デバイスにおける1つ又は複数のスイッチング・ヒストリを決定するステップであって、第1のスイッチング遅延が第2のスイッチング遅延よりも大きい場合において及び前記第2のスイッチング遅延が前記第1のスイッチング遅延よりも大きい場合においてのいずれにおいても前記1つ又は複数のスイッチング・ヒストリを決定するステップを実行するように動作可能である、前記決定するステップと
    を含み、
    前記少なくとも1つの差を計測するステップ(b)は、
    前記リング・オシレータ内の前記信号の立上りエッジの遅延と、前記ディレイ・チェーン内の前記パルスの立上りエッジの遅延との第1の部分差を決定するステップと、
    前記リング・オシレータ内の前記信号の立下りエッジの遅延と、前記ディレイ・チェーン内の前記パルスの立下りエッジの遅延との第2の部分差を決定するステップと
    を含み、
    前記遅延における第1の部分差を決定するステップは、
    前記信号が、前記ディレイ・チェーンの遠端におけるパルスの立上りエッジの重なりを終える位置で、前記リング・オシレータ上の立上りポイントを決定するステップと、
    前記リング・オシレータ上の前記立上りポイントと該リング・オシレータ上の前記規定されたポイントとの間のゲートの数における第1の部分差を計測するステップであって、該第1の部分差は前記集積回路デバイスの第1のスイッチング・ヒストリに対応する、前記計測するステップと
    を含み、
    前記遅延における第2の部分差を決定するステップは、
    前記信号が、前記ディレイ・チェーンの遠端におけるパルスの立下りエッジの重なりを終える位置で、前記リング・オシレータ上の立下りポイントを決定するステップと、
    前記リング・オシレータ上の前記立下りポイントと該リング・オシレータ上の前記規定されたポイントとの間のゲートの数における第2の部分差を計測するステップであって、該第2の部分差は前記集積回路デバイスにおける第2のスイッチング・ヒストリに対応する、前記計測するステップと
    をさらに含み、
    前記方法は、
    前記遅延における前記第1の部分差及び前記リング・オシレータの前記発振周波数に従って、前記集積回路デバイスにおける1つ又は複数の遅延を決定するステップと、
    前記遅延における前記第2の部分差と前記リング・オシレータの前記発振周波数とに従って、前記集積回路デバイスにおける1つ又は複数の遅延を決定するステップと
    をさらに含み、
    前記方法は、
    前記リング・オシレータの発振周波数を決定するステップと、
    前記リング・オシレータの前記発振周波数から定常状態遅延を決定するステップと、
    前記定常状態遅延及び前記集積回路デバイスにおける前記第1のスイッチング・ヒストリに従って、第1のスイッチング遅延を決定するステップと、
    前記定常状態遅延及び前記集積回路デバイスにおける前記第2のスイッチング・ヒストリに従って、第2のスイッチング遅延を決定するステップと
    をさらに含む、
    前記方法。
  2. 前記パルスを送出するステップ(a)は、
    前記リング・オシレータ内の前記信号から、該信号と実質的に同期されたパルスを発生させるステップと、
    前記ディレイ・チェーンにおいて、前記リング・オシレータから前記パルスを受信するステップと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ディレイ・チェーン内と、前記リング・オシレータの前記規定されたポイントまでとにおいて、回路構成及び公称遅延が実質的に等しい、請求項1に記載の方法。
  4. 前記送出するステップ(a)、前記計測するステップ(b)、及び前記決定するステップ(c)は、直流電流の入力のみを必要とする、請求項1に記載の方法。
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