JP5295979B2 - 歯科用印象トレイ作成方法 - Google Patents

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Description

この発明は印象トレイ、特に、患者の歯列弓の印象を測定する為に使用される、個別タイプの、作成方法に関係している。
良く知られている如く、審美的又は機能的な理由の為に、歯科治療を必要としている患者の歯列弓の印象を得る為に歯科分野の専門家によって通常使用されている種々の形式の印象トレイが存在している。
通常、印象トレイは金属又はプラスチック材料により形成されていて、U形状の横断面を有している。
歯の印象を得る操作は、患者の口中に順に挿入された印象トレイ中に印象材料を置くことを必要とする。粘った状態から始まり個体状態へと変化するプラスチック印象材料は、歯列弓の形状に型取られる。印象材料は最終的には硬くなって患者の歯の上に強力な把持力を創出する。従って、患者の口から印象トレイを取り去る間には、歯科医はトレイの取っ手に強い力を加える必要がある。この力は材料の一部に過度に負荷され石膏型の最終形状に影響を与えるような変更不可能な変形を生じさせる。この結果、患者の歯の位置や向きが精密に決定されない。
さらに、口の形態学的な特徴及び寸法は個々の患者により異なっていることから、異なった寸法を有した印象トレイを準備する必要がある。
測定を行ないあつらえによる印象トレイを提供する技術もまた知られている。
例えば、米国4401616には、熱可塑性材料のシートをそれが可塑状態に到達する軟化温度まで加熱することを必要とする方法が記載されている。熱可塑性材料は従って歯列弓の標準石膏型上に型取られることが出来、そして次にあつらえによる印象トレイを形成するために固い状態にまで冷却される。
しかしながら、上述した如き手順を経て印象トレイを提供するのに使用された加熱された熱可塑性材料は、変形可能な軟化状態を長い時間維持できない。従って、困難でゆっくりした手順においては、型上で型取る工程の間に材料を何回も加熱する必要がある。
さらに、石膏は多孔性で吸湿性の材料であり、従って、型が「崩れ」、即ち荒廃し、歯科治療の為に必要な衛生状態を危うくするので、熱可塑性材料のシートが熱く、従って湿潤な時には熱可塑性材料のシートとの接触を保ち続けることは出来ない。他方、熱可塑性材料のシートが低温に置かれた時には、その型取りを行なうことが出来ない。従って、困難な手順において取り扱うことが出来て多くの時間を費やすことがない、妥協した精密な温度に熱可塑性材料のシートをする必要がある。これらの全ては、個々の印象トレイを得る為に熱可塑性材料のシートに対し行なう作業を非常に複雑にしている。
さらに、石膏は常に、その高度な吸湿性の故に、圧力がま(オートクレーブ)において殺菌することが出来ない。従って、衛生上の理由から、同じ石膏型を一回以上使用することが出来ない。
誂え治療の為の歯科材料を保持する為の個々の「トレイ」を作成する方法の一例が、米国2005/0181334に記載されている。
詳細には、米国2005/0181334は、歯を白くする治療の如き、歯の外表面に特に関係している特別な歯科治療の間に歯医者を手助けする柔軟で弾力性のある形式の個々の「トレイ」を作成する方法を記載している。トレイを提供する為に高度に柔軟で弾力性のある熱可塑性材料を使用するという選択は、使用する白くする又はフッ化物ゲルの厚さを出来る限り小さくし、そして一旦治療が終了するとそれを口から容易に取り除く為に必要であると説明されている。米国2005/0181334の目的は、歯に対する治療を手助けする為の柔軟性を含むトレイである。個々の「トレイ」は、その高度な柔軟性と弾力性のお蔭で、アンダーカット部分に対してさえも、白くする又はフッ化物ゲルの正確な付着を最大にすることを許容している。
他方、強力な動作、詳細には操作状況中における印象材料の強い力、に対してさえ抵抗することが出来る、変形可能でなく高度に固い材料により印象トレイを形成することも望まれている。しかしながら、このような結果を達成する為には、個々の印象トレイとして米国2005/0181334中に記載されているトレイを使用することは出来ない。
米国4401616 米国2005/0181334
従って、この発明の特徴は、専門家によって容易に急速に使用される個々の印象トレイを作成する方法を提供することである。
この発明のもう一つの特徴は、患者の印象を得る為に使用することが出来、現存する技術に比べて高度な節約を許容する、材料の量を減少させる為の方法を提供することである。
これらの特徴は、この発明に従っている、歯列弓の印象を得る為の印象トレイを作成する1つの例示的な方法によって達成され、この発明の主たる特徴は以下の複数の工程を備えている:
歯列弓を再現する耐熱材料の型と、
歯列弓において型の上方に配置された熱成形可能材料の半完成品と、
型と半完成品とが浸される伝熱流体と、
を容器中に配置し;
上記材料の軟化温度よりも高い温度Tに前記流体を加熱することにより前記半完成品の熱成形可能材料を軟化させ、半完成品を型上で熱成形して型の歯列弓に隣接する半完成品の側に凹所を得るとともに反対側に突起を得;
熱成形可能材料を冷却する。
好ましくは、半完成品は、前記冷却工程の終了以前に、完成させることが出来、患者の歯列弓上で直接造形し、個々の印象トレイを得ることが出来る。
半完成品はまた、熱成形可能材料の新たな軟化工程を介して、前記冷却工程の終了後に患者の歯列弓上で完成させることが出来る。
好ましくは、型は、専門家による握りを助けるように適合されている取っ手を有していて、この取っ手は、使用時には、容器から突出し又は前記流体から飛び出ている。さらに詳細には、取っ手は、熱い流体から立ち上る蒸気との遭遇を避ける為に、容器の外方に折れ曲がっている。
詳細には、型の歯列弓は、平均的な解剖学的寸法に関して20%〜30%大きな寸法の複数の型を備えている。このことにより、印象材料は、しかしながら、印象材料の過剰な量を使用することなく印象トレイ中に容易に置くことが出来る。さらに、型の歯は、異なった寸法を有している口の為であるとともに下側又は上側の歯列弓に所属することから独立している印象トレイを使用することを許容するように大きな寸法にされている。
好ましくは、型の耐熱材料は低熱伝導材料である。詳細には、低熱伝導材料は、それによって流体中に浸されている部分をより熱くして半完成品を柔らかくし、そして飛び出ている部分をより冷たくするという不均一熱拡散を型上に生じさせる。このことは、従って、印象トレイの熱成形された半完成品を抜き取り、そしてそれをさらなる加工にさらす為に、型の取っ手を容易に握ることを許容する。
好ましくは、型の耐熱材料は:セラミック材料及びガラス材料からなるグループから選択される。セラミック材料は、実際、低い熱膨張率,温度に対する高い耐性,低い誘電率,剛性,そして寸法安定性を有している。セラミック材料の選択は、さらに、使い捨て製品の分類に属さない他の歯科用具と同様に圧力がまに入れて容易に殺菌することが可能なので、型の多数回の使用を許容する。
詳細には、印象トレイ上に、外側表面から突出しているとともに専門家の為の握り部分提供するよう適合される少なくとも1つの翼を形成することが出来る。
好ましくは、切歯の前の部分において突出している第1の翼,右側の大臼歯の前の部分における第2の翼,そして左側の大臼歯の前の部分における第3の翼である。
より詳細には、内側で固くなった印象材料を伴っている印象トレイを取り外す時、専門家は、外側表面から突出している複数の翼に働きかけ、患者の歯列弓からの印象トレイの対応している部分の取り外しを生じさせる。このことは、印象トレイの内表面と患者の歯列弓との間に空気を入り込ませ、印象トレイの取り外しを手助けする。突出している翼は、さらに、印象トレイの為に従来の取っ手を作成することを無くす。従って、印象トレイの垂直な邪魔物が劇的に減少され、2つの印象トレイを相互に干渉させることなく個々の歯の印象を得る為に一方を上側の歯列弓の為に他方を下側の歯列弓の為に2つの印象トレイの同時使用を可能にする。
好ましくは、半完成品の縁を折り曲げることにより得られた補強玉縁を作成する工程が設けられている。詳細には、補強玉縁は、印象トレイの前部分及び後部分の両方に形成することが出来る。
例えば、前の補強玉縁では印象トレイの厚さを元の約2倍にすることが出来、後の部分では印象トレイの厚さを元の約3倍にすることが出来る。
好ましくは、熱成形された半完成品の突起に、側方包含縁が形成される。これにより、単一の印象トレイでもって、凹所に印象材料を導入して作動筋(agonist)歯列弓の印象を測定できるとともに、包含縁の間に印象材料を導入して拮抗筋(antagonist)歯列弓の印象を測定できる.
好ましくは、熱可塑性材料の半完成品が、U形状であることが出来る均一な厚さの板部材である。
或いは、半完成品は、実質的にU形状をしているとともに一方の側に凹所を反対側に対応している突起を有している前印刷されている(pre-printed)半完成品であることが出来る。
この場合には、前印刷されている(pre-printed)半完成品は、突起において側方包含縁の外側に突出している、及び/又は側方包含縁の翼を有していることが出来る。或いは、翼及び包含縁は、二次的な動き(second moment)において、即ち材料を軟化させた後に、形成されることが出来る。
詳細には、板部材の場合には、これは0.5mmと10mmとの間、好ましくは1mmと4mmとの間、に厚さを設定できる。
好ましくは、前印刷されている(pre-printed)半完成品は、造形工程を完成させる為にそれを再度軟化させるよう加熱された流体中に僅かの瞬間再び置くことが出来る。
詳細には、熱源は、600と2000ワットとの間、好ましくは800ワット、のパワー設定を伴った電子レンジであることが出来る。このことによる、歯科医師の作業に対する固有の問題がこの後に記載される。
第1に、熱湯を素早く有し、そして均一な温度にしておく必要性が感じられている。電子レンジは水の分子を相互に摩擦させて内容物を均一に加熱するが、電気抵抗の如き他の熱源は直接接触により水のみを加熱し、そして、温度を急速に均一にしなければならない場合には流体の再循環システムを容器中に入れなければならず、追加の費用と複雑さをもたらす。電子レンジを使用することにより、平均して約60秒以内に所望の温度が得られる。
さらに、高度な衛生状態を確実にしておく必要性が感じられている。電子レンジの場合には、熱源は流体中に浸されておらず、従って使用の度に殺菌しなければならないことはない。さらに、他の装置により邪魔をされることなく、一回使用された流体容器のみを殺菌することは容易である。電子レンジはまた、細菌を分解させる殺菌作用を有している。
他の一面は、操作の安全性である。電子レンジは必要な時のみスイッチが入れられるが;抵抗が使用されると、待ち時間を抑制する為には、それは常にスイッチを入れられていなければならず、このことは、容器中への石灰岩の載置,最初は冷たいが正しい温度にしなければならない流体の使用後の頻繁な交換による遅さ,そして、特に処置の終了時においてスイッチを入れておいたことを忘れた場合の過熱の危険性、を生じさせる。
電子レンジは、さらに、費用の限定と最小限の邪魔物による最小限の間隔の必要性とを許容する。
小さな温度計を伴った熱源において流体の温度が一旦測定されると、流体の量,マイクロ波照射の出力及び時間は知られているので、全ての電子レンジに備えられているタイマーによって設定できる時間内に所望の温度を達成することが出来る。
好ましくは、患者の歯列弓上で熱成形可能材料の半完成品の造形を行なう以前に、歯列弓上に界面活性剤を噴霧する工程が設けられる。
この発明のもう一つの理念に従えば、歯列弓の印象を検出する為の印象トレイを提供する為の歯科用キットは:
歯列弓を再現する耐熱材料の標準型と;
上記歯列弓において上記標準型上に置かれるよう適合されている熱成形可能材料の半完成品と;
共に加熱されるよう上記半完成品と上記型とがその中に置かれる熱交換流体を収容するよう適合されている容器と;
を備えている。
好ましくは、上記キットは、上記熱成形可能材料を軟化させる為に必要である以上に上記流体の温度を加熱させるよう適合されている熱源を提供する。
詳細には、容器及び標準型は精密な相対配置を確実にする為に適している個々の参照表面を有している。より詳細には、容器及び標準型は相互に対になることが出来る円錐台形状(frustoconical)の断面を有することが出来る。
好ましくは、標準型及び半完成品は相互配置を手助けする為に適合された相互共同手段を有している。
好ましくは、上記熱成形可能材料は、補綴基礎(prosthetic base)の為の材料、特に、
ポリメチルメタクリレート(polymethyl methacrylate: PMMA);
アクリル樹脂(acrylic resins)、
ビニール−アクリル 共重合体(vinyl-acrylic copolymers)、
ウレタン 低重合体(urethane oligomers)、
コーパル(copal),ロジン(colophony)、天然樹脂,及び合成樹脂,そしてこれらの混合物からなるグループから選択された物質に加えることが出来る、セラック(shellac);
これらの組み合わせ、
から成るグループから選択された材料である。
好ましくは、上述した如く作成された印象トレイは少なくとも1つの孔を有する。このことは、特に、材料の保持及び、特に印象が公知の形式の印象転写(impression transfer)によって得られた場合の、歯移植(dental implant)の分野における印象の握りを手助けすることを許容する。
さらには、実質的にU形状の基部及び所定の高さの側部を有している間隔要素を設けることが出来、上記間隔要素は、使用時には、印象を得なければならない歯列弓と熱成形可能材料の半完成品との間に配置されるよう適合されている。これは、利用可能な印象材料の厚さを最適にすること、及び/又は、印象を得なければならない患者の歯列弓を断熱すること、を許容する。
詳細には、間隔要素は歯列弓の所定の地点に配置された参照領域を有している。
より詳細には、間隔要素を患者の歯列弓上に配置した後に、操作者は上記参照領域の幾つかを取り除く。従って、半完成品が患者の歯列弓上に載る個々の突起、即ち「シュー(shoes)」を提供させる為に、それが型取り出来る温度にされている半完成品が参照領域を取り除くことにより作成された開口において間隔要素を横断するよう強制されている。
好ましくは、参照領域は、使用中における操作者による取り除きを手助けする引き離し線により規定されている。
詳細には、間隔要素は:
複数の球(pluriball);
チューインガムの為に使用される形式の配合物を得る為に他の配合物と混合することが出来る天然ゴム;
錫箔;
積層体を形成するよう錫箔上に配置されることが出来るポリエチレンのシート、
生物組織状(tissue)のシート、例えばアルカンタラ(Alcantara:登録商標)、
から成るグループから選択された材料により形成されることが出来る。
好ましくは、それが保持している流体の温度を測定し、その温度の対応している信号を制御手段に送るよう適合されている、温度センサー、例えば液晶ディスプレイを伴っている、を有している容器が提供されている。上記制御手段は、熱源によって流体を開始温度から上記材料を軟化させる為の温度よりも高い所定の温度Tにする為に必要な加熱時間を決定するよう適合されている。
容器は、好ましくは、そこから流体が排出されるタップ(tap)に対応している寸法の流体入口を有している。
好ましくは、使用時において、印象を得なければならない歯列弓上に、内側に印象材料を伴って配置されている印象トレイと他の歯列弓との間に配置される補助押し要素が提供されている。上記補助押し要素は、印象材料を歯列弓の基部に向かうように強制させるために患者の口を印象トレイに対し閉じさせる時に押される。
詳細には、補助押し要素は:
歯列弓の少なくとも1つの歯、又は歯の残片、を含むよう適合されている中空体と;
上記中空体と相互に枢動するよう連結されていて、印象材料に係わることがない歯列弓がそこにおいて上記中空体を上記印象トレイ上に押すよう動作する押し表面と;
上記中空体と一体であり、上記中空体を動作させる為に操作者により握られるよう適合されている取っ手と、
を備えることが出来る。
より詳細には、補助押し要素は、印象を得なければならない歯、又は複数の歯、の基部に向かう印象材料の押しを増大させる。これは、架工義歯(bridge)や冠(crown)の如き人工物を作成する以前の印象、特に加工された歯の場合、又は歯の残片、の精密さを向上させる。
この発明の第3の理念は、実質的にU形状にされているとともに一方の側に凹所を反対側に突起を有している個々の印象トレイを作成する為の前印刷されている(pre-printed)半完成品を提供し、上記半完成品は:
外方に突出している翼と;
上記突起における側方包含縁と、
の中の少なくとも一つを提供している。
詳細には、前印刷されている(pre-printed)半完成品は、使用時に視認可能に残っている少なくとも1つの握り部分を備えていることが出来、上記握り部分は、個々の印象トレイの保持能力を増大させる為に、患者の歯列弓の印象を得る工程の最後における印象トレイの取り外しの間に印象材料を維持するように適合されている。
好ましくは、上記握り部分は、熱成形可能材料中に一体化されている少なくとも一つの硬い挿入部に形成されていて、患者の歯及び口内細胞組織の為に有害でない外部表面を有している。
詳細には、上記挿入部は:
球形状;
円錐形状;
環形状;
円筒形状;
プリズム形状;
ピラミッド形状;
楕円形状、
から成るグループから選択された形状を有することが出来る。
この発明の別の例示的な実施形態においては、上記握り部分は:
織物;
不織布;
編物;
所定の割合の多孔性を有している材料;
これらの組み合わせ、
から成るグループから選択された材料のシートの部分上に形成されることが出来る。
より詳細には、上記握り部分は、作成段階で半完成品中に一体化されていてサンドブラスト(sandblast)後に露出されることが出来るし、或いは温風又はランプの下で加熱されている表面上に付着させることが出来るし、或いは適切な加熱の後に仕上げの段階で操作者により半完成品の上に直接配置されることも出来る。
この発明の第4の理念に従えば、個々の印象トレイを作成する為に使用される前印刷されている(pre-printed)半完成品を作成する為の方法は:
実質的にU形状にされているハウジングを有している第1ハーフ部と、
実施的にU形状にされている突起が設けられていて、使用時には上記突起を上記ハウジングに配置する為に第1ハーフ部と重複させられる第2ハーフ部と、
が設けられている鋳型を配置する工程と;
熱成形可能材料を溶融状態で上記ハウジング中に導入する工程と;
上記溶融状態の材料を冷却し、次にそれを硬化させる工程と;
上記前印刷されている(pre-printed)半完成品を上記ハウジングから抜き出す工程と、
を備えており、
上記ハウジングは少なくとも1つの側方付加物を有していて、そこにおいては、一旦硬化された熱成形可能材料が、上記鋳型から抜き出された上記前印刷されている(pre-printed)半完成品から突出した対応している外方突出翼を形成している。
好ましくは、上記熱成形可能材料の上記冷却工程が完遂される前に:
上記印象材料の為に、上記前印刷されている(pre-printed)半完成品中に視認可能に残っている握り部分を有している保持要素を配置する工程が設けられている。
詳細には、上記保持要素は:
患者の歯及び口内細胞組織の為に有害でない外部表面を有している固い挿入部;
織物、
不織布、
編物、
所定の割合の多孔性を有している材料、
これらの組み合わせ、
から成るグループから選択された材料のシート;
から成るグループから選択されている。
さらに、上記鋳型から抜き出された上記前印刷されている(pre-printed)半完成品の仕上げ工程が設けられることが出来、上記仕上げ工程は上記前印刷されている(pre-printed)半完成品からの上記挿入部の部分的な出現を提供するよう適合されている。
詳細には、上記前印刷されている(pre-printed)半完成品を得る為に鋳物作業が行なわれる前に、熱成形可能材料は:
接着物質;
印象材料、
から成るグループから選択された所定の量の物質に混合される。
この発明の第5の理念に従えば、熱成形可能材料の鋳込み作業を介して、個々の印象トレイを提供する為の前印刷されている(pre-printed)半完成品を準備する為の鋳型は:
実質的にU形状にされているハウジングが設けられている第1のハーフ部と;
実質的にU形状にされていて使用時に上記ハウジング中に配置される突起が設けられている第2のハーフ部と;
を備えていて、
上記ハウジングは少なくとも1つの突出部を有していて、そこにおいては、一旦硬化された熱成形可能材料が、上記前印刷されている(pre-printed)半完成品から突出した対応している外方突出翼を形成している。
個々の印象トレイの使用が必須であって任意ではない印象転写による移植学(implantology)における印象技術において、この発明は、アルジネート(alginate)又は同様の材料による印象に関係した第1工程,石膏型の鋳造に関係した第2工程,そして、歯科技術により穴あけされた個々の印象トレイの作成に関係した第3工程を、無くすことを許容する。最初の2つの工程は無くされ、そして患者は歯科治療に対する準備時間を節約し;第3工程は1回の期間において歯科医によって直接行なわれ、3回の期間に亘り歯科技術者により行なわれない。この発明によれば、歯科医は印象転写の型取りを行なう個々の穴明けされた印象トレイを患者に対し直ちに1回の期間であてがうことが出来る。
この発明はまた、最初の印象が、特に連続的なコンピュータ補助型板の作成過程において、原物に対し出来る限り正確でなければならない矯正分野において有利に適用することが出来る。この発明の精密さは、誤りや最初の印象を繰り返すという危険性を減少させ、連続する工程の為に有利である。
この発明は、添付の図面を参照した、例示はするが限定はしない、その例示的な実施形態の以下の記載によりより明らかになる。
図1は、この発明に従った、印象トレイを提供する為のキットの本質的な構成要素の斜視図を示している。 図2は、図1のキットの、標準型の為の可能性のある例示的な実施形態の斜視図を示している。 図3は、図1の型上に再現された歯列弓の詳細を概略的に示している。 図4は、この発明に従った印象トレイ、詳細には個々の印象トレイ、を提供することが出来る、可能性のある一連の工程を概略的に示している。 図5は、この発明に従った印象トレイ、詳細には個々の印象トレイ、を提供することが出来る、可能性のある一連の工程を概略的に示している。 図6は、この発明に従った印象トレイ、詳細には個々の印象トレイ、を提供することが出来る、可能性のある一連の工程を概略的に示している。 図7は、この発明に従った印象トレイ、詳細には個々の印象トレイ、を提供することが出来る、可能性のある一連の工程を概略的に示している。 図8は、この発明に従った印象トレイ、詳細には個々の印象トレイ、を提供することが出来る、可能性のある一連の工程を概略的に示している。 図9は、この発明に従った印象トレイ、詳細には個々の印象トレイ、を提供することが出来る、可能性のある一連の工程を概略的に示している。 図10は、この発明に従った印象トレイ、詳細には個々の印象トレイ、を提供することが出来る、可能性のある一連の工程を概略的に示している。 図11は、図4乃至図10中に示されていた一連の工程を通じて作成された個々の印象トレイを示している。 図12は、図1の半完成品の可能性のある例示的な実施形態を示している。 図13は、図11の印象トレイで歯列弓の印象を得る1つの瞬間を概略的に示している。 図14は、図11の印象トレイで歯列弓の印象を得るもう1つの瞬間を概略的に示している。 図15Aは、従来の印象トレイの場合における印象トレイの取り外しの動きの概略的な側面図を示している。 図15Bは、この発明に従っている印象トレイの場合における印象トレイの取り外しの動きの概略的な側面図を示している。 図16は、図11の印象トレイにより患者の2つの歯列弓の印象を同時に取る可能性を概略的に示している。 図17は、図11の印象トレイの可能性のある例示的な実施形態の斜視図を示している。 図18は、図1の型の為のさらなる例示的な実施形態の斜視図を示している。 図19は、図1の型の為及び半完成品の為の他の例示的な実施形態の斜視図を示している。 図20は、図1の型の為のさらなる例示的な実施形態の斜視図を示している。 図21は、精密な自動中心決め組み立て体を許容する型及び容器の特定の形状の横断面図を示している。 図22は、この発明に従った、前印刷されている半完成品を得る為に使用されることが出来る鋳型の為の可能性のある例示的な実施形態の斜め前図を示している。 図23は、この発明に従った、前印刷されている半完成品を得る為に使用されることが出来る鋳型の為の可能性のある例示的な実施形態の斜め前図を示している。 図24は、この発明に従っており、印象材料に関する保持能力を増大させる為に使用される握り部分を有している、印象トレイの斜視図を示している。 図25は、図24の印象トレイを矢印XXV−XXVに従った横断面図により示している。 図26は、この発明に従っており、図24の握り部分に代わる握り部分を有している、印象トレイを示している。 図27は、図26の印象トレイを、矢印XXVII−XXVIIに従った横断面図により示している。 図28は、加工された歯、又は歯の残片、が、例えば冠,架工義歯,その他の人工部分を受け入れる為に形成されている、患者の下方歯列弓を示している。 図29Aは、この発明に従った印象トレイがその上に配置されている図28の歯列弓、及び、特に歯の残片の場合に、印象を検出するのを手助けするこの発明の補助押し要素を示している。 図29Bは、図29Aの補助押し要素の可能性のある例示的な実施形態を示している。 図30は、図29中に示されている装置による図28の歯列弓上で印象を得る幾つかの工程の1つを示している。 図31は、図29中に示されている装置による図28の歯列弓上で印象を得る幾つかの工程の1つを示している。 図32は、図29中に示されている装置による図28の歯列弓上で印象を得る幾つかの工程の1つを示している。 図33は、この発明に従っていて、患者の歯列弓と印象トレイとの間に置かれた間隔要素を示している。 図34は、この発明に従っていて、患者の歯列弓と印象トレイとの間に置かれた間隔要素を示している。 図35は、この発明に従っていて、患者の歯列弓と印象トレイとの間に置かれた間隔要素を示している。
図1を参照すると、歯科用の個々の印象トレイを作成する為のキット1は本質的に、歯列弓24を再現している標準型20と、例えば板部材30である熱成形可能材料の半完成品と、そして、電熱流体(図1)の為の容器10と、を備えている。
個々の印象トレイ100を提供する為に歯医者により実行されることが出来る第1工程は、容器10中への型20の挿入である。次に、型20の歯列弓に隣接して板部材30が配置され、そしてその後、板部材30を覆うまで容器10中に所定量の流体15、例えば水、が入れられる。
流体15は次に熱源、好ましくは電子レンジ40(図6)、により加熱される。加熱工程は、流体15の温度が板部材30の熱成形可能材料を軟化させる為の温度よりも高い値Tに到達した時に停止される。温度Tにおいて、熱成形可能材料の板部材30はゴム状態にあり、それ故に標準型20上で潰れ、実質的にその形状になり、型20に対面している側に凹所101が、反対側に対応している突起102が設けられている(図7及び図9)熱成形可能な板部材30´を得る。流体15が水の場合、加熱工程は流体の温度Tが約80℃である時に停止させることが出来る。流体15の温度は、好ましくは図示されていない熱電対又は他の温度検出器によって連続的に監視されることが出来る。
好ましい例示的な実施形態においては、標準型20は、歯医者60の握りを手助けするよう適合されている取っ手25を有している(図2)。さらに詳細には、取っ手25は、加熱工程の間に流体から立ち上る蒸気との遭遇を避ける為に容器10の外方に折り曲げられている。
型20は、さらに、不均一な熱分散を有するよう低熱伝導材料、好ましくはセラミック、により形成されている。従って、型20は、流体15中に浸されている部分においてより熱く、操作中に容器10から突出している(図5)取っ手25においてより冷たい。
詳細には、型20の歯列弓24は、平均的な解剖学的寸法よりも約20%〜約30%大きな寸法(d1及びd2)を有している複数の歯27の型板を備えている(図3)。従って、印象トレイ100はまた、印象材料を挿入することが出来る空いた間隔(図13)を入手可能なように大きな寸法にされている。次に、印象トレイ100は患者の口52,55中で上部又は下部の歯列弓上に置かれる。型20及び板部材30は、異なった寸法の複数の中から選択することが出来る。
熱成形可能な板部材30´は次に、それを実質的にU形状に造形するために歯医者60の手により加工される(図8)。或いは、板部材30は最初から既にU形状で供給されることが出来る(図12)。
患者の口52,55中における直接的な造形工程が終了する以前に、誂えられた形態を得て(図10)図11中に示されている個々の印象トレイ100を得る為に、熱成形可能な板部材30´はまた固い玉縁35(図9)を形成する為に複数の地点で折り曲げられることが出来る。さらに、板部材30´の側表面に外方に突出している翼36を形成することも出来、例えば切歯の前方の部分に形成された第1翼36a,右側の大臼歯の前の部分に形成された第2翼36b,そして左側の大臼歯の前の部分に形成された第3翼36cである。
詳細には、突出している翼36a〜36cは、固くなった印象材料を内側に伴っている印象トレイ100を取り外す時(図14)の操作握りとして歯医者60により使用されることが出来る。より詳細には、翼36b及び36c上に働きかけて、歯医者60は印象トレイ100の対応している部分を患者の歯列弓55から僅かに離す。これによって、空気70は印象トレイ100の内側表面と患者の歯列弓55との間に入り込むことが許される。このことは、吸引力の増大を阻止し、印象トレイ100を変形させたり印象に悪影響を及ぼすといった危険性を印象トレイ100に強いることなく、口52からの印象トレイ100の取り外しを手助けする。
従来、実際には、固くなった印象材料を内側に伴っている印象トレイを取り外す時に、印象トレイを除去するのに反対する主たる障害は、唇に隣接している領域において切歯によって形成されている、図15A及び図15B中に角度αとして指摘されている、アンダーカット部分により示されている如き、患者の歯列弓上で固まっている印象材料の保持力である。図15A中に常に詳細に示されている如く、トレイを取り外す時、歯医者は、歯列弓上で固まっている印象材料の抵抗Rを克服するとともに腕bが梃子にされている切歯から成る障害を克服するように、取り外し201の方向及び反対方向202の両方に通常は抑制することが出来ない大きな力Pを印象トレイの取っ手上に作用させなければならない。得られた梃子の種類は通常好ましくない形式(bp < bR)であるので、歯医者の力Pは従って大きい。
代わりに、この発明に従った印象トレイ100を取り外す為には、得られた梃子が常に好ましいII形式(支点と負荷された力Pとの間に設定された抵抗力)であるので、後部の翼36b及び36cに減少された力P´を適用させることで十分である。さらに、切歯を超えて方向202に直接的に力P´を負荷することも出来る。
熱成形可能材料は熱源からそれが遠ざけられた後のある程度の時間内に可塑性を残しているので、患者の頬の筋肉及び唇と干渉しないようにする為に、翼36、特に患者の大臼歯に配置されている後部の翼、の形状及び位置が口の形態的特徴に適合する。
歯医者60の為の握り部分として翼36のみを有していて、印象トレイ100の為の従来の取っ手が無いことは、全体的に垂直な邪魔物を無くすことを許容する。従って、歯医者60は、一方は上部の歯列弓の印象を測定する為であり、もう一方は下部の歯列弓の為である、2つの印象トレイ100及び100´を同時に使用することが出来(図16)、従来の技術に関連した節約をもたらす。
印象トレイ100の突起102に、包含縁37を形成することが出来る(図17)。このようであれば、凹所101中に印象材料を導入している作動筋歯列弓の印象と包含縁37により規定されている凹所38中に印象材料を導入している拮抗筋歯列弓の印象との両方を得るために単一の印象トレイ100を使用することを可能にしている。
好ましい例示的な実施形態においては、半完成品の開始時に、前印刷されている(pre-printed)半完成品130を使用することが出来る(図20)。板部材30の為に上述したように、製品130は型20上に置かれ、そして容器10中に保持されている加熱されている流体中に置かれて、印象トレイ100を提供するために必要な軟化の作業が行なわれる。
図18及び図19中に示されている如く、精密な配置を手助けする為に、板部材30の場合と前印刷されている(pre-printed)半完成品130の場合との両方で、型20と半完成品との間の相互参照の為の手段を設けることが出来る。より詳細には、板部材30の場合には、型20が板部材30の下部表面中に形成されているハウジング32と係合するピン23を有している(図19)。
前印刷されている(pre-printed)半完成品130の場合には、型20が、歯列弓の大臼歯と切歯とにおいて、切り欠き22を有している突部21を有していて、切り欠き22には前印刷されている(pre-printed)半完成品130の突出している翼136が配置されている(図20)。
さらに、図21中に詳細に示されている如く、容器10及び型20は、精密な相対位置決めを確実にするのに適した夫々の参照表面11及び29を有している。より詳細には、容器10及び標準型20は精密な自動中心決め動作を行なう相互に対にされた円錐台形状断面を有している。
図22及び図23中に示されている如く、前印刷されている(pre-printed)半完成品は、実質的にU形状にされているハウジング83が設けられている第1ハーフ部81とまた実質的にU形状にされている突起84が設けられている第2ハーフ部82とを備えている鋳型80を使用して得ることが出来る。使用時には、ハウジング83に突起84を配置するよう2つのハーフ部81及び82が重複され、ハウジング83中には熱成形可能材料の所定の量が溶融状態で置かれ、冷却により固まって、前印刷されている(pre-printed)半完成品130を得る。
詳細には、ハウジング83は、中央及び端部分に側端83a,83b,そして83cを有していて、そこでは、一旦固まった熱成形可能材料が、型80から抜き出された前印刷されている(pre-printed)半完成品130から外方に突出している対応している翼となっている。
製品130の鋳型成形工程は、射出成形の公知の技術によっても達成することが出来る。この場合には、鋳型80は開口を有していて、この開口を介し、図中に示されていない溶融した状態の材料がハウジング83中に注入される。
さらには、正しい相対位置を確実にする為に、相互係合手段、例えば2つのハーフ部81及び82上に形成されたピン85と孔86、を設けることが出来る。
上述した鋳型成形工程の間、熱成形可能材料中に、材料の印象の為の握り部分を有している保持要素を挿入させることが出来る。詳細には、握り部分は、前印刷されている(pre-printed)半完成品130が一旦作成されると、図24〜図27中に示されている如く、視認可能に残るとともに印象材料の保持能力を非常に増大させる。
より詳細には、表面上に握り部分を生じさせて前印刷されている(pre-printed)半完成品130を準備する為に、例えばサンドブラスト(sandblast)作業からなる仕上げ工程を設けることが出来る。
握り部分は、固いインサート部、例えば凹所133を有している球132、で作成することが出来、そこにおいては、増大している保持力で印象材料が導入される(図24及び図25)。
或いは、握り部分は、半完成品130の塊に従って配置されている繊維134の部分で形成されることが出来る。詳細には、繊維の部分は、織物,不織布,編物,又は所定の割合の多孔性を有している異なった材料であることが出来る(図26及び図27)。
印象を得なければならない歯列弓上に、冠や架工義歯の如き人工物を受け入れるように設定されている加工された歯又は歯の残片が存在している場合には(図28)、この発明に従っているキットは、補助押し要素150を備えていることが出来る(図29A及び図29B)。
これは、使用時には、歯列弓、例えば下部の弓57、上に印象材料50を伴って配置されている印象トレイ30と、印象材料とは関係のない患者の歯列弓、図29Aでは上部の歯列弓56、と、の間に配置される。詳細には、図29B中に示されている如く、補助押し要素150は、使用時に歯列弓57の歯、又は歯の残片58、に向かい外部から移動する中空体151、例えばC形状、を備えている。中空体151は次に押し表面、例えば回転可能板152上で得られている、に枢動可能に連結されていて、回転可能板152上には中空体151を印象トレイ上に押すことにより印象を得る間に歯列弓57が作用する(図30)。
補助押し要素150は、さらに、中空体151と一体になっていて取っ手を備えていることが出来る操縦スティック153(図29B)を有していて、操縦スティック153は、歯58の全ての側面の為に、印象を得るときの正しい操作、即ち基部に向かう印象材料50の効果的な押し、を確実にするよう押し要素150を操作するとともに、それを邪魔にならない位置にもたらすよう、操作者によって保持される(図31)。
使用の間、図32中に概略的に示されている如く、印象材料50は、正確で精密な印象を得る為に、押し要素150により歯の残片58の基部に向かい押される。歯の残片58が存在している場合、実際には、印象を得なければならない歯列弓57上での印象トレイ58による「自由な」歯列弓の押しは印象材料50を歯の基部に到達させるのを確実にするのには十分ではない。従って、歯の残片上で写された印象は精密でない。
図29B中に概略的に示されている如く、補助押し要素150は、操縦スティック153の一端153aに第1の中空体151を、反対端153bにもう1つの中空体151´を有している。詳細には、中空体151及び151´は、異なった寸法の歯又は歯の残片を取り扱う為に同じ補助要素150を使用するのを許容するように異なった寸法を有している。
夫々がこの発明に従っているキットの上方からの斜視図および下方からの斜視図である図33及び図34中に示されている如く、さらに、間隔要素200が設けられていることが出来る。間隔要素200は、使用時に、熱成形可能材料の半完成品30と歯列弓、例えば上部の歯列弓56、との間に配置される(図35)。間隔要素200は、詳細には、実質的にU形状にされている基部208と、所定の高さの側部209と、を有している。
間隔要素200は、プラスチック材料、例えばポリエチレン、又はチューインガムの為に使用される形式の混合物を得る為に他の混合物と混合することが出来る天然ゴム、又は錫箔、又はアルカンタラ(Alcantara:登録商標)であることが出来る。
詳細には、半完成品30を歯列弓56上で直接造形する前に、間隙要素200は、患者の歯列弓と半完成品30とを熱的に分離する為に、患者の歯列弓上に配置されるか、又は半完成品30中に配置される。このようであれば、半完成品30を構成している熱成形可能材料が、熱いままで、患者の歯列弓又は歯肉と接触することが出来る。
さらに、間隔要素200が存在していることは、印象を得た後の工程の間に印象材料50の厚さを最適にすることを許容する。
間隔要素200の基部208には、歯列弓の所定の地点に配置される、例えば引き裂き線205により規定されている、参照領域201を設けることが出来る。
患者の歯列弓上又は半完成品30中に間隔要素200を配置する前に、操作者は、この場合、第4と第8との間の歯の如き、右側の一つ及び左側の一つの後側の歯の位置に対応している所定の参照領域201、例えば領域201b及び201c、を取り除く。例えば、操作者は、図示されていないものを使用して基部208の参照領域201を取り除くことが出来る。同様に、歯列弓の前部の歯の部分、例えば第1前歯に対応している参照領域201a、が取り除かれる。次に、一旦軟化温度よりも高い温度にされている熱成形可能材料が間隙要素200の上方に配置される。このようにして、熱成形可能材料は、除去された参照領域201a〜201cにより残された開口207a〜207cにおいて間隙要素200を横切ることを強制されることが出来る。従って、間隙要素200の開口207a〜207cにおいて、半完成品30の凹所38の基部から突出している個々の突起31a〜31cが形成されている。
印象を得る時は、半完成品30、既に間隙要素200を伴わない、は、突起31a〜31cにおいてのみ歯列弓56に接触し、間隙要素200により以前占拠されていた容積は印象材料に対し有用な容積として使用されることが出来る。
特定の実施形態の前述した記載は概念的な観点に従っている発明を十分に実現しており、そして現在の知識を適用することにより、その他は、さらなる研究なしで、そしてこの発明から離れることなしで、このような実施形態を変更し、及び/又は種々の適用の為に適合させることが可能である。そして、従って、このような適合及び変更は特定の実施形態の均等物として考慮しなければならないことが理解される。ここに記載されている異なった機能を実現する為の手段及び材料は、この理由の為に、この発明の分野から離れることなく異なった性質を有することが出来る。ここで採用された用語は記載の目的の為であり限定の目的の為ではない。
なおこの明細書には、下記の発明も記載されている。
[1].
歯列弓の印象を得る為の個々の印象トレイを作成する、前印刷されている半完成品であって、前記前印刷されている半完成品は実質的にU形状にされているとともに1つの側に凹所を反対側に突起を有していて:
外方に突出している翼;
上記突起における側方包含縁;
の中の少なくとも1つを有している、
ことを特徴とする前印刷されている半完成品。
[2].
使用時に視認可能に残る少なくとも1つの握り部分を備えていて、前記握り部分は、個々の印象トレイの保持能力を増大させる為に、印象を得る工程の最後における、患者の歯列弓からの上記印象トレイの取り外しの間に印象材料を保持するよう適合されている、
ことを特徴とする上記[1].に記載の前印刷されている半完成品。
[3].
前記握り部分は、前記熱成形可能材料中に一体にされているとともに患者の歯に対し有害でない外表面を有している少なくとも1つの固いインサート部で作られている、
ことを特徴とする上記[2].に記載の前印刷されている半完成品。
[4].
前記握り部分は、
織物;
不織布;
編物;
所定の割合の多孔性を有している材料;
これらの組み合わせ;
から成るグループから選択された材料の繊維の部分で形成されている、
ことを特徴とする上記[2].に記載の前印刷されている半完成品。
[5].
歯列弓の印象を得る為の個々の印象トレイを作成するよう歯科用キットにおいて使用される、前印刷されている半完成品を作成する為の方法であって:
実質的にU形状にされているハウジングが設けられている第1ハーフ部;
実質的にU形状にされている突起が設けられていて、使用時に上記ハウジングに上記突起を配置するよう上記第1ハーフ部と重複される第2ハーフ部;
を備えている鋳型を配置する工程;
上記ハウジング中に溶融状態で熱成形可能材料を導入する工程;
上記溶融している材料を冷却し、引き続きそれを固くする工程;
上記ハウジングから上記前印刷されている半完成品を抜き出す工程;
を備えており、
一旦固まった前記熱成形可能材料が、上記鋳型から抜き出された上記前印刷されている半完成品から突出している外方に突出した翼を、側方付加物により達成している、
ことを特徴とする、前印刷されている半完成品作成方法。
[6].
前記熱成形可能材料の前記冷却工程が終了する前に、
前記印象材料の為の握り部分を有している保持要素を、前記握り部分を前記熱成形可能材料中に視認可能に残して前記熱成形可能材料中に配置する工程が設けられている、
ことを特徴とする、上記[5].に記載の前印刷されている半完成品作成方法。
[7].
前記鋳型から抜き出された前記前印刷されている半完成品から前記保持要素を部分的に出現させる為に適合されている仕上げ工程を更に備えている、
ことを特徴とする、上記[6].に記載の前印刷されている半完成品作成方法。
[8].
前記熱成形可能材料は:
接着物質;
印象材料;
から成るグループから選択された所定の量の物質と予め混合されている、
ことを特徴とする、上記[5].に記載の前印刷されている半完成品作成方法。
[9].
歯列弓の印象を得る為の個々の印象トレイを作成するよう歯科用キットにおいて使用される熱成形可能材料の鋳造作業を介して、前記[1].に従っている前印刷されている半完成品を準備する鋳型であって:
実質的にU形状にされているハウジングが設けられている第1ハーフ部と;
実質的にU形状にされているとともに使用時に上記ハウジング中に配置される突起が設けられている第2ハーフ部と;
を備えていて、
上記ハウジングが、一旦固まった熱成形可能材料が前記前印刷されている半完成品から外方に突出した翼をそこにおいて形成している少なくとも1つの側方付加物を有している、
ことを特徴としている鋳型。
[10].
本願の特許請求の範囲の請求項1乃至6中に記載されている方法を介して作成されたことを特徴としている、歯列弓の印象を得る為の個々の印象トレイ。

Claims (28)

  1. 歯列弓の印象を得る為の印象トレイを作成する方法であって:
    歯列弓を再現する耐熱材料の型と、
    歯列弓において型の上方に配置された熱成形可能材料の半完成品と、
    型と半完成品とが浸される伝熱流体と、
    を容器中に配置する工程;
    上記材料を軟化させる温度よりも高い温度Tに前記流体を加熱することにより前記半完成品の熱成形可能材料を軟化させ、半完成品を型上で熱成形して型の歯列弓に隣接する半完成品の側に凹所を得るとともに反対側に突起を得る、工程;
    熱成形可能材料を冷却する工程;
    を備えたことを特徴とする、歯列弓個別印象トレイ作成方法。
  2. 前記半完成品は、患者の歯列弓上で直接造形し個々の印象トレイを得ることにより仕上げられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の歯列弓個別印象トレイ作成方法。
  3. 前記型は、専門家による握りを助けるように適合されていて使用時に前記容器から突出している取っ手を有している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の歯列弓個別印象トレイ作成方法。
  4. 印象材料に対する十分な空間を残すよう、前記型の前記歯列弓は、平均的な解剖学的寸法に関して20%〜30%大きな寸法の複数の型を備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の歯列弓個別印象トレイ作成方法。
  5. 前述した如く一方の側に凹所を反対側に突起を得ている記半完成品の外側表面から突出している少なくとも1つの翼を作成する工程;
    前述した如く一方の側に凹所を反対側に突起を得ている記半完成品の縁を折り曲げて固い玉縁を作成する工程;
    前述した如く一方の側に凹所を反対側に突起を得ている記半完成品の前記突起に側方包含縁を作成する工程;
    の少なくとも1つがさらに設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の歯列弓個別印象トレイ作成方法。
  6. 前述した如く一方の側に凹所を反対側に突起を得ている記半完成品の前記外側表面から突出している少なくとも1つの翼を作成する工程は:
    切歯の前の部分に少なくとも1つの翼を作成する工程;
    右側大臼歯の前の部分に少なくとも1つの第2の翼を作成する工程;
    左側大臼歯の前の部分に少なくとも1つの第3の翼を作成する工程;
    の少なくとも1つを提供する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の歯列弓個別印象トレイ作成方法。
  7. 患者の歯列弓上での造形により熱成形可能材料の半完成品を仕上げる前に歯列弓上に界面活性剤を噴霧する工程が設けられている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の歯列弓個別印象トレイ作成方法。
  8. 歯列弓の印象を得る為の個々の印象トレイを作成する為の歯科用キットであって:
    歯列弓を再現する耐熱材料の標準型と;
    上記歯列弓において上記標準型上に置かれるよう適合されている熱成形可能材料の半完成品と;
    共に加熱する為に上記半完成品及び上記型がその中に置かれる熱交換流体を保持するよう適合された容器と;
    を備えたことを特徴とする歯科用キット。
  9. 前記熱成形可能材料の軟化温度よりも高い温度まで前記流体を加熱するよう適合されている熱源をさらに備えている、
    ことを特徴とする請求項8に記載の歯科用キット。
  10. 前記熱源が電子レンジである、
    ことを特徴とする請求項9に記載の歯科用キット。
  11. 前記容器及び前記標準型は、精密な相対位置を確実にするのに適した夫々の参照表面を有している、
    ことを特徴とする請求項に記載の歯科用キット。
  12. 前記参照表面が相互に対になることが出来る円錐台形横断面である、
    ことを特徴とする請求項11に記載の歯科用キット。
  13. 前記標準型及び前記半完成品は、相互位置決めを手助けするよう適合された相互協働手段を有している、
    ことを特徴とする請求項8,11,そして12の何れか1項に記載の歯科用キット。
  14. 前記型の前記耐熱材料は低熱伝達材料である、
    ことを特徴とする請求項に記載の歯科用キット。
  15. 前記低熱伝達材料はセラミック材料である、
    ことを特徴とする請求項14に記載の歯科用キット。
  16. 前記半完成品は補綴基礎の為の材料で形成されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の歯科用キット。
  17. 前記補綴基礎の為の材料は、
    ポリメチルメタクリレート(PMMA);
    アクリル樹脂;
    ビニール−アクリル 共重合体;
    ウレタン 低重合体;
    コーパル,ロジン,天然樹脂,及び合成樹脂に加入することが可能なセラック;
    これらの組み合わせ;
    から成るグループから選択された材料である、
    ことを特徴とする請求項16に記載の歯科用キット。
  18. 前記半完成品は、
    U形状であることが出来る板部材;
    一方の側に凹所を反対側に対応している突起を有している半完成品;
    から成るグループから選択されている、
    ことを特徴とする請求項8,16,そして17の何れか1項に記載の歯科用キット。
  19. 実質的にU形状にされている基礎部分と、所定の高さを有している側部分と、を備えており、使用時に、印象を得なければならない歯列弓と熱成形可能材料の前記半完成品との間に配置されるよう適合されている間隙要素がさらに設けられている、
    ことを特徴とする請求項に記載の歯科用キット。
  20. 前記間隙要素は参照領域を有していて、
    前記参照領域は前記歯列弓の所定の地点に対応していて、
    前記患者の前記歯列弓上に前記半完成品及び前記間隙要素を配置する前に前記参照領域の少なくとも一部が取り除かれて対応している開口が形成され、
    前記半完成品の前記熱成形可能材料が、前記歯列弓上に置かれる個々の突起、即ち「シュー」、によって前記開口においてのみ前記間隙要素を横切る、
    ことを特徴とする請求項19に記載の歯科用キット。
  21. 前記参照領域は前記トレイを取り外すことを手助けする引き裂き線によって規定されている、
    ことを特徴とする請求項20に記載の歯科用キット。
  22. 前記間隙要素は:
    複数の球;
    ゴム;
    錫箔;
    アルカンタラ(Alcantara:登録商標);
    から成るグループから選択された材料で作成されている、
    ことを特徴とする請求項19,20,そして21の何れか1項に記載の歯科用キット。
  23. 前記ゴムはチューインガムの為に使用されているゴムである、
    ことを特徴とする請求項22に記載の歯科用キット。
  24. 前記容器には、その中に保持されている流体の温度を測定するとともに対応する温度の信号を制御手段に送るよう適合されている温度センサーが設けられていて、
    前記制御手段は、所定の熱源により前記流体を開始温度から前記材料を軟化させる為の温度よりも高い所定の温度T にするのに必要な加熱時間を決定するよう適合されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の歯科用キット。
  25. 前記温度センサーは液晶表示パネルを伴っている、
    ことを特徴とする請求項24に記載の歯科用キット。
  26. 前記所定の熱源は電子レンジである、
    ことを特徴とする請求項24に記載の歯科用キット。
  27. 印象を得なければならない歯列弓上に内側に前記印象材料を伴って置かれている前記印象トレイと他の歯列弓との間に使用時に配置される補助押し要素が更に設けられていて、
    印象材料を歯列弓の基礎に向かうよう強制する為に、前記補助押し要素は患者の口が閉じる時に印象トレイに対し押される、
    ことを特徴とする請求項8に記載の歯科用キット。
  28. 前記補助押し要素は、
    歯列弓の少なくとも1つの歯又は歯の残片を含むよう適合された中空体;
    前記中空体と相互に枢動可能に連結されていて、その上で、印象材料とは無関係な歯列弓が前記中空体を前記印象トレイ上に押すために作用する押し表面;
    前記中空体に対し一体であるとともに、前記中空体を作用させる為に操作者により握られるよう適合されている取っ手;
    を備えている、
    ことを特徴とする請求項27に記載の歯科用キット。
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