JP5295832B2 - 永久磁石モータ、モータ制御システム、及び、洗濯機 - Google Patents

永久磁石モータ、モータ制御システム、及び、洗濯機 Download PDF

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Description

本発明は、回転子コアの磁石保持部に複数の永久磁石を備えた永久磁石モータ、当該永久磁石モータを備えたモータ制御システム、及び、当該モータ制御システムを備えた洗濯機に関する。
この種の永久磁石モータでは、当該永久磁石モータによって駆動する負荷(例えばドラム式洗濯乾燥機のドラム)に応じて、固定子巻線に鎖交する永久磁石の磁束量(鎖交磁束量)を適正に調整することが望まれている。
ところが、永久磁石モータの回転子コアに備えられる永久磁石は1種類で構成されることが一般的であり、従って、永久磁石の磁束量が常に一定となる。この場合、例えば、保磁力が大きい永久磁石のみで構成すると、高速回転時の永久磁石による誘導電圧が極めて高くなり電子部品の絶縁破壊などを招くおそれがある。一方、保磁力が小さい永久磁石のみで構成すると、低速回転時の出力が低下してしまう。
そこで、回転子コアに保磁力が異なる2種類の永久磁石を配設し、そのうち、保磁力が小さい永久磁石の磁化状態を、電機子反作用による外部磁界(固定子巻線に流れる電流によって発生する磁界)によって減磁または増磁させ、これにより、永久磁石の磁束量を調整するようにしたものが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
また、この種の永久磁石モータでは、回転子コアの磁石保持部うち磁石挿入孔と固定子との間に介在する部分の周方向の両端部、即ち、永久磁石の磁束が通り易い磁路が形成される部分に、磁石挿入孔に連通して固定子側に開口した開口部を設け、これにより、永久磁石の磁束漏れを低減するようにしたものが考えられている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−280195号公報 特開2006−157996号公報
上記した特許文献2のような構成では、磁石挿入孔に挿入された永久磁石は、固定子側の面のうち周方向の両端部が、開口部を介して固定子側に露出した状態となる。そして、このような構成において、固定子からの電機子反作用による外部磁界を永久磁石に作用させた場合、永久磁石の周方向の中央部においては、当該外部磁界が、磁石保持部のうち磁石挿入孔と固定子との間に介在する部分を介して永久磁石に間接的に作用する。しかしながら、永久磁石の周方向の両端部においては、当該外部磁界が、固定子側に開口する開口部を介して永久磁石に直接的に作用してしまう。そのため、固定子からの電機子反作用による外部磁界が永久磁石に不均一に作用するようになり、永久磁石に作用する実効的な磁束量が少なくなることから、永久磁石の磁束量の調整範囲が小さくなってしまう。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電機子反作用による外部磁界によって永久磁石の磁束量を調整するものにおいて、永久磁石の磁束漏れを低減しつつ当該永久磁石に作用する実効的な磁束量を多くすることができ、永久磁石の磁束量の調整範囲を大きくすることができる永久磁石モータ、当該永久磁石モータを備えたモータ制御システム、及び、当該モータ制御システムを備えた洗濯機を提供することにある。
本発明の永久磁石モータは、固定子と、軟磁性体からなる回転子コアを有し、前記固定子に対して回転可能に設けられた回転子と、保磁力が異なる複数種類の永久磁石と、前記回転子コアのヨーク部に設けられ、前記永久磁石が1つずつ配置されることによって、1つあたり1磁極を形成する複数の磁石保持部とを備え、前記磁石保持部は、軸方向に形成された磁石挿入孔と、周方向の両端部に形成された開口部とを有し、前記永久磁石は、前記磁石挿入孔に挿入された状態で、周方向の両端面が前記開口部を介して露出した状態となっており、前記磁石挿入孔に挿入された前記永久磁石は、前記固定子側の面が前記磁石保持部の先端部によって覆われた状態となっていることに特徴を有している。
本発明のモータ制御システムは、請求項1ないし請求項8の何れかに記載の永久磁石モータと、この永久磁石モータの駆動を制御する制御部とを備え、前記制御部によって、保磁力が相対的に小さい前記永久磁石の磁化状態を切り換えるように構成したことに特徴を有している。
本発明の洗濯機は、請求項9記載のモータ制御システムを備え、前記モータ制御システムの前記制御部によって、保磁力が相対的に小さい前記永久磁石の磁化状態を運転行程ごとに切り換えるように構成したことに特徴を有している。
本発明の永久磁石モータによれば、永久磁石の磁束漏れを低減しつつ当該永久磁石に作用する実効的な磁束量を多くすることができ、永久磁石の磁束量の調整範囲を大きくすることができる。
本発明のモータ制御システムによれば、永久磁石の磁束量を効率良く調整することができる。
本発明の洗濯機によれば、永久磁石の磁束量を運転行程ごとに効率良く調整することができる。
本発明の第1の実施形態を示すものであり、永久磁石モータの全体構成を概略的に示す斜視図 固定子の構成を概略的に示す斜視図 回転子の構成を概略的に示す斜視図 磁石保持部及びその周辺を拡大して示す斜視図 磁石保持部及びその周辺を拡大して示す断面図 ドラム式洗濯乾燥機の内部構成を概略的に示す縦断側面図 ドラム式洗濯乾燥機の電気的構成を概略的に示すブロック図 本発明の第2の実施形態に係る図4相当図 図5相当図 本発明の第3の実施形態に係る図4相当図 図8相当図 従来構成を示す図5相当図
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図7を参照しながら説明する。図1は、永久磁石モータ1(アウタロータ型ブラシレスモータ)の全体構成を概略的に示す斜視図である。永久磁石モータ1は、固定子2と、これの外周において当該固定子2に対して回転可能に設けた回転子3とから構成されている。
固定子2は、図2にも示すように、固定子コア4と固定子巻線5とから構成されている。固定子コア4は、打ち抜き形成した軟磁性体であるケイ素鋼板を多数枚積層し且つかしめることによって構成したもので、環状のヨーク部4aと、当該ヨーク部4aの外周部から放射状に突出する多数のティース部4bとを有している。固定子コア4の表面は、回転子3の内周面との間に空隙を形成する外周面4c(各ティース部4bの先端面)を除き、PET樹脂(モールド樹脂)によって覆われている。また、PET樹脂から成る複数の取付部6が、固定子2の内周部に一体的に成形されている。これら取付部6には複数のねじ穴6aが設けられており、これら取付部6をねじ止めすることで、固定子2が、この場合、ドラム式洗濯乾燥機21の水槽25(図6参照)の背面に固着されるようになっている。この場合、固定子巻線5は三相からなり、各ティース部4bに巻装されている。
回転子3は、図3にも示すように、フレーム7と回転子コア8と複数の永久磁石9とを図示しないモールド樹脂によって一体化した構成となっている。フレーム7は、磁性体である例えば鉄板をプレス加工することによって扁平な有底円筒状に形成したもので、円形の主板部7aと、この主板部7aの外周部から段部7bを経て起立する環状の周側壁7cとを有する。主板部7aの中心部には、回転軸26(図6参照)を取り付けるための軸取付部10が設けられており、この軸取付部10と段部7bとの間には、複数の通風孔11及びリブ12が軸取付部10を中心に放射状に形成されている。
回転子コア8は、全体としてほぼ環状に構成されており、打ち抜き形成した軟磁性体であるケイ素鋼板を多数枚積層し且つかしめることによって構成したものである。この回転子コア8は、フレーム7の周側壁7cの内周部に配置されている。
回転子コア8は、当該回転子コア8の円環状部分を構成するヨーク部13(図4参照)と、このヨーク部13の内周側に円弧状に突出する複数の磁石保持部14(図4参照)とを有する。これら磁石保持部14は、当該磁石保持部14に1つずつ配置される永久磁石9によって磁極が形成される部分である。即ち、1つの磁石保持部14あたり1磁極が形成される。これら磁石保持部14は、周方向に長い矩形状の磁石挿入孔15(図4参照)と、当該磁石挿入孔15の周方向両側部にて開口する軸方向に長い矩形状の開口部16(図4参照)とを有している。
磁石挿入孔15は、磁石保持部14の中央部において回転子コア8の軸方向(ケイ素鋼板の積層方向)に貫通して形成されている。この磁石挿入孔15は、回転子コア8において、永久磁石モータ1(回転子コア8)の周方向に沿って環状に並んで配置された構成となっている。また、磁石挿入孔15は、その短辺方向(永久磁石モータ1の径方向)の寸法が2.1mm、長辺方向(永久磁石モータ1の周方向)の寸法が12.0mm、深さ方向(永久磁石モータ1の軸方向)の寸法が19.0mmとなっている。なお、磁石挿入孔15の各方向の寸法は、適宜変更して設定することができる。開口部16は、磁石保持部14の周方向の両端部において磁石挿入孔15に連通して形成されている。
永久磁石9は、全体として矩形平板状をなしており、上記した複数の磁石挿入孔15内にそれぞれ挿入されている。磁石挿入孔15内に挿入された永久磁石9は、その表面のうち固定子2側のほぼ全面及びヨーク部13側のほぼ全面が、磁石挿入孔15の内面のうち固定子2側のほぼ全域及びヨーク部13側のほぼ全域に接触して保持された状態となる。これら永久磁石9は、この場合、保磁力が大きい高保磁力永久磁石であるネオジム磁石9aと、保磁力が小さい低保磁力永久磁石であるサマコバ磁石9b(サマリウム・コバルト磁石)とから構成されている。即ち、永久磁石9a,9bは、各々希土類磁石であるネオジム磁石,サマコバ磁石で構成されている。なお、図1及び図3にて、白抜きで示す永久磁石がネオジム磁石9aであり、黒塗りで示す永久磁石がサマコバ磁石9bである。
この場合、ネオジム磁石9aの保磁力は約900kA/m、サマコバ磁石9bの保磁力は約200〜500kA/mであり、保磁力が1.8〜4.5倍程度異なっている。即ち、永久磁石9は保磁力が異なる2種類の永久磁石9a,9bから構成され、これら永久磁石9a,9bは、回転子コア8内部においてほぼ環状に、且つ、1つの磁石保持部14(磁石挿入孔15)に対して1つずつ、交互に配置されている。
なお、ネオジム磁石9aが高保磁力であり、サマコバ磁石9bが低保磁力であるというのは、固定子2(固定子巻線5)から電機子反作用による外部磁界(固定子巻線5を流れる電流によって発生する磁界)を作用させた場合に、サマコバ磁石9bの着磁量を変化させることができる程度の電流ではネオジム磁石9aの着磁量が変化しないという基準において、前者を高保磁力,後者を低保磁力と称している。
また、これら2種類の永久磁石9a,9bは、それぞれ1種類の永久磁石で1磁極を形成しており、その磁化方向が永久磁石モータ1の径方向(永久磁石モータ1の外周部から固定子2と回転子3間の空隙に向かう方向)に沿うように配設されている。このように2種類の永久磁石9a,9bを交互に、且つ、その磁化方向が径方向に沿うように配置することによって、隣どうしに配置された永久磁石9a,9bが互いに反対方向に磁極を有する状態(一方のN極が内側、他方のN極が外側となる状態)となり、これらネオジム磁石9aとサマコバ磁石9bとの間に、例えば矢印B(図3参照)で示す方向に磁気経路(磁束)が生ずる。なお、図3にて破線で示す矢印は、回転子コア8のヨーク部13を経由する磁束である。
このような構成により、保磁力が大きいネオジム磁石9aと保磁力が小さいサマコバ磁石9bの双方を通過する磁気経路が形成されるようになっている。なお、永久磁石モータ1は、この場合、48極/36スロット構成(48個の永久磁石9に対して36個のティース部4bが設けられた構成)となっており、3スロットあたりでは4極が対応する(4極/3スロット構成)。
次に、上記した回転子コア8の構成について図4及び図5を参照しながら詳細に説明する。図4は、回転子コア8の磁石保持部14及びその周辺を拡大して示す斜視図、図5は、回転子コア8の磁石保持部14及びその周辺を拡大して示す断面図(図4中、手前側の積層端の第2の鋼板8bを除去した状態を示す図)である。
回転子コア8は、形状が異なる第1の鋼板8aと第2の鋼板8bとを積層し且つかしめることによって構成されている。第1の鋼板8aは、ヨーク部13を形成する鋼板片13aと、磁石保持部14の先端部17(磁石保持部14のうち磁石挿入孔15と固定子2との間に介在する部分)を形成する鋼板片17aとからなる。図5にも示すように、この鋼板片17aは、固定子2側の部分(回転子コア8の内周部を構成する部分)が円弧状に形成され、ヨーク部13側の部分(磁石挿入孔15のうち固定子2側の内面を構成する部分)が直線状に形成されている。この場合、鋼板片17aは、鋼板片13aから完全に分離された独立の鋼板片となっている。
一方、第2の鋼板8bは、ヨーク部13を形成する鋼板片部13bと、磁石保持部14の先端部17を形成する鋼板片部17bとからなる。この場合、鋼板片部13bと鋼板片部17bは、これら鋼板片部13bと鋼板片部17bの周方向両端部とをつなぐブリッジ部18を介して一体的に形成されている。
回転子コア8は、第1の鋼板8aを複数枚積層することによって積層体8d(図4参照)を形成し、さらに、この積層体8dの積層方向(回転子コア8の軸方向)の両端部にそれぞれ第2の鋼板8bを積層することによって形成されている。即ち、ヨーク部13は、積層された複数枚の鋼板片13aと、その積層方向の両端部にそれぞれ積層された2枚の鋼板片部13bとから構成されている。また、磁石保持部14の先端部17は、積層された複数枚の鋼板片17aと、その積層方向の両端部にそれぞれ積層された2枚の鋼板片部17bとから構成されている。
そして、ヨーク部13と磁石保持部14の先端部17とが、軸方向の両端部にてブリッジ部18のみを介して連結され、軸方向の両端部を残してヨーク部13と先端部17とが分離した構成となっている。なお、第2の鋼板8bのブリッジ部18は、回転子コア8の周方向においては、磁石挿入孔15の周方向の両端部を構成し、回転子コア8の軸方向においては、開口部16の軸方向の両端部を構成する。
このように構成された回転子コア8の磁石保持部14において、永久磁石9(ネオジム磁石9a,サマコバ磁石9b)は、磁石挿入孔15に挿入された状態で、周方向の両端面が、開口部16を介して固定子2と回転子3との間の空隙に露出した状態となる。また、磁石挿入孔15に挿入された永久磁石9が固定子2側に対向する部分(この場合、永久磁石9の固定子2側の面)と、その部分に磁石挿入孔15が接する部分(この場合、積層された複数枚の鋼板片17aのヨーク部13側の部分によって形成される面であって、磁石挿入孔15のうち固定子2側の内面)とは、それぞれ平面状に形成されている。
このような構成によれば、磁石挿入孔15に挿入された永久磁石9は、その固定子2側のほぼ全面が、磁石保持部14の先端部17によって覆われた状態となる。
なお、図12に示すように、従来の一般的な回転子101の磁石挿入孔では、当該磁石挿入孔の周方向両端部に、ヨーク部側に突出する突起部102が形成されている。このような構成では、突起部102部分に永久磁石9の磁束が通り易い磁路が形成され、永久磁石9の磁束漏れが生じてしまうとともに、当該突起部102部分に外部磁界が集中し易くなってしまう。そのため、本実施形態では、磁石挿入孔15の周方向の両端部において、このような突起部が除去された構成となっている。
また、磁石保持部14間にてヨーク部13の内周側に突出する突部19(図5参照)は、従来構成における突部103(図12参照)よりも、その突出量が少なく形成されている。これにより、磁石挿入孔15に挿入された永久磁石9の周方向の両端面が、開口部16のほぼ全域を介して、固定子2と回転子3との間の空隙に広く開放されるようになっている。
次に、上記のように構成された永久磁石モータ1を備えたドラム式洗濯乾燥機21の構成について説明する。図6は、ドラム式洗濯乾燥機21の内部構成を概略的に示す縦断側面図である。
ドラム式洗濯乾燥機21の外殻を形成する外箱22は、前面に円形状に開口する洗濯物出入口23を有しており、この洗濯物出入口23は、ドア24によって開閉されるようになっている。外箱22の内部には、背面が閉塞された有底円筒状の水槽25が配置されており、この水槽25の背面中央部には上述の永久磁石モータ1(固定子2)がねじ止めによって固着されている。この永久磁石モータ1の回転軸26は、後端部(図6では右側の端部)が永久磁石モータ1(回転子3)の軸取付部10に固定されており、前端部(図6では左側の端部)が水槽25内に突出している。回転軸26の前端部には、背面が閉塞された有底円筒状のドラム27が水槽25に対して同軸状となるように固定されており、このドラム27は、永久磁石モータ1の駆動によって回転子3及び回転軸26と一体的に回転する。なお、ドラム27には、空気及び水を流通可能な複数の流通孔28と、ドラム27内の洗濯物の掻き上げやほぐしを行うための複数のバッフル29が設けられている。
水槽25には給水弁30が接続されており、当該給水弁30が開放されると、水槽25内に給水されるようになっている。また、水槽25には排水弁31を有する排水ホース32が接続されており、当該排水弁31が開放されると、水槽25内の水が排出されるようになっている。
水槽25の下方には、前後方向へ延びる通風ダクト33が設けられている。この通風ダクト33の前端部は前部ダクト34を介して水槽25内に接続されており、後端部は後部ダクト35を介して水槽25内に接続されている。通風ダクト33の後端部には、送風ファン36が設けられており、この送風ファン36の送風作用によって、水槽25内の空気が、矢印で示すように、前部ダクト34から通風ダクト33内に送られ、後部ダクト35を通して水槽25内に戻されるようになっている。
通風ダクト33内部の前側には蒸発器37が配置されており、後側には凝縮器38が配置されている。これら蒸発器37及び凝縮器38は、圧縮機39及び絞り弁(図示せず)とともにヒートポンプ40を構成しており、通風ダクト33内を流れる空気が、蒸発器37によって除湿され凝縮器38によって加熱されて、水槽25内に循環されるようになっている。
外箱22の前面にはドア24の上方に位置して操作パネル41が設けられており、この操作パネル41には運転コースなどを設定するための複数の操作スイッチ(図示せず)が設けられている。操作パネル41は、マイクロコンピュータを主体として構成されドラム式洗濯乾燥機21の運転全般を制御する制御回路部42(制御部に相当)に接続されており、当該制御回路部42は、操作パネル41を介して設定された内容や制御プログラムに従って、永久磁石モータ1、給水弁30、排水弁31、圧縮機39、絞り弁などの駆動を制御しながら各種の運転コースを実行する。
また、永久磁石モータ1において永久磁石9に対向する部分には、当該永久磁石9の磁気を検出する磁気センサ43(図7参照)が配置されている。この磁気センサ43は、固定子2側に取り付けられた回路基板(図示せず)に実装されている。図7に示すように、制御回路部42は、この磁気センサ43からの検出信号に基づいて回転子3の回転位置を演算する。そして、この演算結果に応じたゲート駆動信号Gによって、6個のIGBT44a(図7では2個のみ図示)を三相ブリッジ接続してなるインバータ回路44を駆動し、これにより、固定子巻線5の通電を制御しながら回転子3を回転させるようになっている。この制御回路部42は、永久磁石モータ1とともに本発明のモータ制御システム45を構成する。
次に、上記のように永久磁石モータ1を備えたドラム式洗濯乾燥機21の作用について説明する。
モータ制御システム45の制御回路部42がインバータ回路44を介して固定子巻線5に通電すると、電機子反作用による外部磁界(固定子巻線5を流れる電流によって発生する磁界)が、回転子3の永久磁石9a,9bに作用するようになる。そして、これら永久磁石9a,9bのうち、保磁力が小さいサマコバ磁石9bの磁化状態が、この電機子反作用による外部磁界によって減磁または増磁され、これにより、固定子巻線5に鎖交する磁束量(鎖交磁束量)を増減することができる。そこで、本実施形態では、モータ制御システム45は、制御回路部42による固定子巻線5の通電を制御することによって、サマコバ磁石9bの磁化状態を運転行程(例えば、洗濯行程、脱水行程、乾燥行程)ごとに切り換えて実行するようになっている。ここで、各運転行程における動作内容について順に説明する。
まず、洗濯行程では、制御回路部42は、給水弁30を開放して水槽25内に給水を行い、続いてドラム27を回転させて洗濯を行う。この洗濯行程においては、水を含んだ洗濯物を掻き上げるためにドラム27を高トルクで回転させる必要があるが、回転速度は低速でよい。そこで、モータ制御システム45は、サマコバ磁石9bの磁化状態が増磁されるように、制御回路部42を介してインバータ回路44による固定子巻線5の通電を制御する。これにより、固定子巻線5に作用する磁束量が多く(磁力が強く)なることから、ドラム27を高トルク低速度で回転させることができる。
次に、脱水行程では、制御回路部42は、排水弁31を開放して水槽25内の水を排出し、続いてドラム27を高速回転させることによって洗濯物に含まれる水分を脱水する。この脱水行程においては、脱水効率を向上するためにドラム27を高速で回転させる必要があるが、トルクは小さくてもよい。そこで、モータ制御システム45は、サマコバ磁石9bの磁化状態が減磁されるように、制御回路部42を介してインバータ回路44による固定子巻線5の通電を制御する。これにより、固定子巻線5に作用する磁束量が少なく(磁力が弱く)なることから、ドラム27を低トルク高速度で回転させることができる。
最後に、乾燥行程では、制御回路部42は、送風ファン36及びヒートポンプ40を駆動させるとともにドラム27を回転させることによって洗濯物の乾燥を行う。この乾燥行程においては、モータ制御システム45は、次回の洗濯行程に備えて、サマコバ磁石9bの磁化状態が増磁されるように、制御回路部42を介してインバータ回路44による固定子巻線5の通電を制御する。これにより、固定子巻線5に作用する磁束量を多くした状態とすることができ、次回の洗濯行程において、ドラム27を高トルク低速度で回転させ易くすることができる。
以上に説明したように本実施形態によれば、回転子3は、磁石挿入孔15に挿入された永久磁石9の周方向の両端面が、開口部16を介して固定子2と回転子3との間の空隙に露出した状態となっている。従って、このような構成の回転子3を備えた永久磁石モータ1においては、固定子2からの電機子反作用による外部磁界が、磁石保持部14の先端部17を介して、永久磁石9の固定子2側の全面から均一に、しかも、永久磁石9の周方向の両端面側に殆ど漏れることなく作用するようになる。これにより、永久磁石9の磁束漏れを低減しつつ当該永久磁石9に作用する実効的な磁束量を多くすることができ、永久磁石9の磁束量の調整範囲を大きくすることができる。
また、永久磁石モータ1は、磁石保持部14において、永久磁石9が固定子2側に対向する部分(永久磁石9の固定子2側の面)と、その部分に磁石挿入孔15が接する部分(磁石挿入孔15のうち固定子2側の内面)とがそれぞれ平面状に形成されている。ここで、磁石挿入孔15の内面が段付きになっていたり突起が形成されていたりすると、その部分における磁石挿入孔15の間隔(ヨーク部13と先端部17との間の距離)が短くなり、当該部分の磁気抵抗が小さくなる。そのため、固定子2(固定子巻線5)からの電機子反作用による外部磁界が、このような磁気抵抗が小さい部分に集中するようになる。従って、外部磁界を永久磁石9に均一に効率良く作用させることができず、磁化状態を調整し難くなる。本実施形態によれば、磁石挿入孔15の内面が平坦となり、しかも、永久磁石9に均一に接触するようになることから、外部磁界を永久磁石9の一部に集中させることなく均一に効率良く作用させることができ、磁化状態の調整をし易くすることができる。
また、保磁力が異なる2種類の永久磁石9a,9bのうち保磁力が小さいサマコバ磁石9bの磁化状態を、電機子反作用による外部磁界により減磁または増磁することで、駆動する負荷(本実施形態ではドラム式洗濯乾燥機21のドラム27)に応じた永久磁石9の磁束量の調整が可能となる。これにより、永久磁石9の磁束量が常に一定となることがなく、高速回転時の絶縁破壊や低速回転時の出力低下などを防止できる。
しかも、保磁力が異なる2種類の永久磁石9a,9bを1磁極あたり1種類で交互に且つほぼ環状となるように配置した構成は簡素であり、このような簡素な構成にて、駆動する負荷(ドラム27)に応じた永久磁石9の磁束量の調整を実現することができる。
また、2種類の永久磁石9a,9bにより形成される磁気経路は、何れも、保磁力が大きいネオジム磁石9aと保磁力が小さいサマコバ磁石9bの双方を通過する。これにより、全ての磁気経路の磁束量をほぼ同じにでき、安定した磁束量によりドラム27を駆動することができる。
また、本実施形態のモータ制御システム45によれば、永久磁石9の磁束量を効率良く調整することができる。
また、本実施形態のドラム式洗濯乾燥機21によれば、運転行程に応じて永久磁石9の磁束量を効率よく調整することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図8及び図9を参照しながら説明する。なお、上述した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態は、磁石保持部51において、永久磁石9が固定子2側に対向する部分の周方向幅と、その部分に磁石挿入孔52が接する部分の周方向幅とが同一となるように形成されている点が上述の第1の実施形態とは異なる。
即ち、回転子コア8を構成する第1の鋼板8aは、鋼板片13aと、上述の鋼板片17aに代わる鋼板片53aとからなる。図9にも示すように、この鋼板片53aは、固定子2側の部分(回転子コア8の内周部を構成する部分)が円弧状に形成され、ヨーク部13側の部分(磁石挿入孔52のうち固定子2側の内面を構成する部分)が直線状に形成されている。さらに、鋼板片53aは、その周方向両端部が切り落とされ、その周方向幅が磁石挿入孔52の周方向幅とほぼ同一となるように形成されている。そして、本実施形態の磁石保持部51の先端部53(磁石保持部51のうち磁石挿入孔52と固定子2との間に介在する部分)は、積層された複数枚の鋼板片53aと、その積層方向の両端部にそれぞれ積層された2枚の鋼板片部17bとから構成されている。
このように構成された回転子コア8の磁石保持部51において、永久磁石9は、磁石挿入孔52に挿入された状態で、周方向の両端面が、開口部54を介して固定子2と回転子3との間の空隙に露出した状態となる。また、磁石挿入孔52に挿入された永久磁石9が固定子2側に対向する部分(この場合、永久磁石9の固定子2側の面)の周方向幅と、その部分に磁石挿入孔52が接する部分(この場合、積層された複数枚の鋼板片53aのヨーク部13側の部分によって形成される面であって、磁石挿入孔52のうち固定子2側の内面)の周方向幅とは、ほぼ同一となるように形成されている。
本実施形態によれば、磁石挿入孔52に挿入された永久磁石9は、その固定子2側のほぼ全面が、磁石保持部51の先端部53によって覆われた状態となる。また、永久磁石9の周方向の両端部において、ヨーク部13側に突出する突起部が除去された構成となっているとともに、磁石保持部51間の突部55の突出量が低く形成された構成となっている。しかも、磁石保持部51の先端部53のうち軸方向の両端部を残す部分(複数の鋼板片53aによって形成された部分)の周方向幅が永久磁石9の周方向幅とほぼ同一となっていることから、磁石保持部の先端部の周方向幅が永久磁石9の周方向幅よりも大きくなっている構成に比べ、磁束漏れが一層防止されるようになっている。
従って、固定子2からの電機子反作用による外部磁界が、磁石保持部51の先端部53を介して、永久磁石9の固定子2側の全面から均一に、しかも、永久磁石9の周方向の両端面側に殆ど漏れることなく作用するようになる。これにより、永久磁石9の磁束漏れを低減しつつ当該永久磁石9に作用する実効的な磁束量を多くすることができ、永久磁石9の磁束量の調整範囲を大きくすることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図10及び図11を参照しながら説明する。上述の各実施形態では、磁石保持部14,51の周方向の両端部に開口部16,54が形成された構成を示した。本実施形態は、磁石保持部61,71の周方向両端部に開口部を有しない構成となっている。
即ち、図10に示す磁石保持部61は、上述の第1の実施形態にて示した磁石保持部14においてブリッジ部18を除去した構成となっている。従って、磁石保持部61の周方向両端部には、上述の開口部16(図4参照)に代わり、回転子コア8の軸方向の全長にわたってスリット状に開放した開放部62が形成されている。
また、図11に示す磁石保持部71は、上述の第2の実施形態にて示した磁石保持部51においてブリッジ部18を除去した構成となっている。従って、磁石保持部71の周方向両端部には、上述の開口部54(図8参照)に代わり、回転子コア8の軸方向の全長にわたってスリット状に開放した開放部72が形成されている。
なお、図10及び図11に示す構成は、例えば、磁石保持部61,71の磁石挿入孔(図示しないが、上述の第1の実施形態,第2の実施形態にて示した磁石挿入孔15,52に相当する挿入孔)に永久磁石9を挿入し、回転子コア8と永久磁石9とをモールド樹脂によって固定した後、ブリッジ部18をレーザー等で切断することによって実現することができる。
このように構成された磁石保持部61,71において、永久磁石9は、その周方向の両端面が、開放部62,72を介して固定子2と回転子3との間の空隙に露出した状態となる。また、永久磁石9は、回転子コア8のヨーク部13に、1磁極あたり1種類となるように固定配置された状態となる。また、磁石保持部61,71の先端部63,73(分離コア部に相当)は、回転子コア8のヨーク部13から完全に分離されるとともに、永久磁石9が固定子2側に対向する面に固定配置された状態となる。
本実施形態によれば、永久磁石9は、その固定子2側のほぼ全面が、磁石保持部61,71の先端部63,73によって覆われた状態となる。従って、固定子2からの電機子反作用による外部磁界が、磁石保持部61,71の先端部63,73を介して、永久磁石9の固定子2側の全面から均一に、しかも、永久磁石9の周方向の両端面側に殆ど漏れることなく作用するようになる。これにより、永久磁石9の磁束漏れを低減しつつ当該永久磁石9に作用する実効的な磁束量を多くすることができ、永久磁石9の磁束量の調整範囲を大きくすることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の各実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
第1の実施形態及び第2の実施形態に示した開口部16,54を、少なくとも、保磁力が相対的に小さい永久磁石が配置される磁石保持部14,51に形成し、保磁力が相対的に大きい永久磁石が配置される磁石保持部には形成しない構成としてもよい。また、第3の実施形態に示した開放部62,72を、少なくとも、保磁力が相対的に小さい永久磁石が配置される磁石保持部61,71に形成し、保磁力が相対的に大きい永久磁石が配置される磁石保持部には形成しない構成としてもよい。
保磁力が小さい低保磁力永久磁石として使用可能な磁石は、上記したサマコバ磁石9bに限られるものではなく、電機子反作用による外部磁界によって着磁量を変化可能な程度に保磁力が低い永久磁石であれば材料は問わない。このような保磁力が小さい永久磁石としては、例えば、アルニコ磁石(アルミニウム・ニッケル・コバルト磁石)やフェライト磁石、或いは、相対的に保磁力が小さいネオジム磁石などがある。また、保磁力が大きい高保磁力永久磁石もネオジム磁石9aに限られるものではない。
従って、保磁力が異なる2種類の永久磁石9の組み合わせとしては、ネオジム磁石9aとサマコバ磁石9bの組み合わせに限られるものではなく、例えば、ネオジム磁石9aとアルニコ磁石の組み合わせなど、その他の種類の永久磁石の組み合わせを用いることができる。なお、これら2種類の永久磁石9は、保磁力が概ね2倍以上異なることが好ましい。
また、永久磁石9は2種類に限られるものではなく、保磁力が大、中、小の3種類の永久磁石で構成してもよいし、4種類や5種類など複数種類の永久磁石で構成してもよい。この場合、モータ制御システム45は、制御回路部42によって、これら永久磁石のうち相対的に保磁力が小さい永久磁石の磁化状態を運転行程ごとに切り換えるようにするとよい。
永久磁石9の磁束量を調整する手段としては、インバータ回路44によって固定子巻線5の通電を制御する構成に限られるものではなく、例えば、固定子巻線5とは別の巻線を設け、この巻線の通電を制御する構成としてもよい。
本発明は、48極/36スロット構成のモータに限らず、4極/3スロット構成を基本単位とするモータ、或いは、その他の構成を基本単位とするモータにも適用可能である。
本発明の永久磁石モータ1は、上述のドラム式洗濯乾燥機21のみならず、例えば、乾燥機能を有しない洗濯機や回転槽の軸方向が縦向きである縦軸型の洗濯機にも適用することができる。また、本発明は、上述のようなアウタロータ型の永久磁石モータ1のみならず、固定子の内周に回転子を回転可能に設けたインナーロータ型モータにも適用することができる。さらに、本発明は、エアコンなどに搭載される圧縮機駆動用のモータなど種々のモータに適用することができる。
図面中、1は永久磁石モータ、2は固定子、3は回転子、8は回転子コア、9は永久磁石、9aはネオジム磁石、9bはサマコバ磁石、13はヨーク部、14,51,61,71は磁石保持部、15,52は磁石挿入孔、16,54は開口部、21はドラム式洗濯乾燥機(洗濯機)、42は制御回路部(制御部)、45はモータ制御システム、63,73は磁石保持部の先端部(分離コア部)を示す。

Claims (11)

  1. 固定子と、
    軟磁性体からなる回転子コアを有し、前記固定子に対して回転可能に設けられた回転子と、
    保磁力が異なる複数種類の永久磁石と、
    前記回転子コアのヨーク部に設けられ、前記永久磁石が1つずつ配置されることによって、1つあたり1磁極を形成する複数の磁石保持部とを備え、
    前記磁石保持部は、軸方向に形成された磁石挿入孔と、周方向の両端部に形成された開口部とを有し、
    前記永久磁石は、前記磁石挿入孔に挿入された状態で、周方向の両端面が前記開口部を介して露出した状態となっており、
    前記磁石挿入孔に挿入された前記永久磁石は、前記固定子側の面が前記磁石保持部の先端部によって覆われた状態となっていることを特徴とする永久磁石モータ。
  2. 前記磁石保持部において、前記永久磁石が固定子側に対向する部分と、その部分に前記磁石挿入孔が接する部分とがそれぞれ平面状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の永久磁石モータ。
  3. 前記磁石保持部において、前記永久磁石が固定子側に対向する部分の周方向幅と、その部分に前記磁石挿入孔が接する部分の周方向幅とが同一となるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の永久磁石モータ。
  4. 前記開口部を、少なくとも、保磁力が相対的に小さい前記永久磁石が配置される前記磁石保持部に形成することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の永久磁石モータ。
  5. 前記永久磁石は、ほぼ環状に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の永久磁石モータ。
  6. 前記永久磁石は、保磁力が異なる2種類の永久磁石から構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載の永久磁石モータ。
  7. 前記2種類の永久磁石は、保磁力が2倍以上異なることを特徴とする請求項6記載の永久磁石モータ。
  8. 軟磁性体からなり、ヨーク部を有する回転子コアと、
    前記ヨーク部に1磁極あたり1種類となるように固定配置された、保磁力が異なる複数種類の永久磁石と、
    軟磁性体からなり、前記永久磁石が固定子側に対向する面に固定配置される分離コア部とを備え、
    前記永久磁石は、周方向の両端面が露出した状態となっていることを特徴とする永久磁石モータ。
  9. 請求項1ないし請求項8の何れかに記載の永久磁石モータと、
    この永久磁石モータの駆動を制御する制御部とを備え、
    前記制御部によって、保磁力が相対的に小さい前記永久磁石の磁化状態を切り換えるように構成したことを特徴とするモータ制御システム。
  10. 請求項9記載のモータ制御システムを備え、
    前記モータ制御システムの前記制御部によって、保磁力が相対的に小さい前記永久磁石の磁化状態を運転行程ごとに切り換えるように構成したことを特徴とする洗濯機。
  11. 前記運転行程は、洗濯、脱水または乾燥の何れかであることを特徴とする請求項10記載の洗濯機。
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