JP2013106430A - 永久磁石モータおよび洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】可変磁力永久磁石が増磁または減磁されたときに、トルク変動のない安定したトルクが得られる。
【解決手段】永久磁石モータ4は、ロータ5のロータコア13に多数の磁極を形成する永久磁石14,15を備え、ステータ7のステータコア9に各相のステータコイルに対応した磁極歯8を備えている。多数の磁極を形成する永久磁石14,15は、保磁力の異なる2種類の永久磁石14,15から1極当たり1種類となるように選択されて保磁力が一定な固定磁力永久磁石15と保磁力が変化可能な可変磁力永久磁石14とに区分され、可変磁力永久磁石14は、ステータコイルが発生する磁力により増磁または減磁されたときには、その発生磁力が固定磁力永久磁石15の発生磁力とほぼ同一になるように構成されている。
【選択図】図3

Description

本実施形態は、ロータに多数の永久磁石を備えた永久磁石モータおよび当該永久磁石モータを用いた洗濯機に関する。
例えば、ドラム式洗濯機に用いられる永久磁石モータにおいては、駆動する洗濯機負荷たるドラムの低速回転時(洗い、すすぎ時)および高速回転時(脱水時)に応じて、ステータのステータコイルに鎖交する永久磁石の磁束量(誘起電圧)を適正に調整することが望まれている。
このため、最近では、ロータに保磁力が異なる2種類の永久磁石例えば高保磁力のネオジム磁石(固定磁力永久磁石)および低保磁力のアルニコ磁石(可変磁力永久磁石)を1磁極当たり1種類ずつ交互に配置した構成の永久磁石モータが考えられている。この場合、洗い、すすぎ時には、ステータのステータコイルが発生する磁力により可変磁力永久磁石を増磁させて磁力を増加させることにより、高トルクで低速回転させ、脱水時には、ステータコイルが発生する磁力により可変磁力永久磁石を減磁させて磁力を減少させることにより低トルクで高速回転させる。
しかしながら、上記構成では、固定磁力永久磁石と可変磁力永久磁石とは、材料が異なって磁化曲線が異なるので、可変磁力永久磁石を増磁させてもその発生磁力は固定磁力永久磁石の発生磁力には及ばずこれより小になるものであり、永久磁石モータとして安定したトルクを必要とする洗い、すすぎ時に磁気アンバランスによりトルク変動が生じる問題がある。
なお、永久磁石モータとしては、前述とは逆に、可変磁力永久磁石を増磁させたときにその発生磁力が固定磁力永久磁石の発生磁力より大となり、可変磁力永久磁石を減磁させたときにその発生磁力が固定磁力永久磁石の発生磁力と等しくなって、安定したトルクを得たい場合も考えられる。この場合も、固定磁力永久磁石と可変磁力永久磁石とは、材料が異なって磁化曲線が異なるので、可変磁力永久磁石を減磁させてもその発生磁力は固定磁力の発生磁力とは等しくはならず、トルク変動が生じる。
特開2009−112454号公報
そこで、可変磁力永久磁石がステータコイルが発生する磁力により増磁または減磁されたときに、その発生磁力が前記固定磁力永久磁石の発生磁力とほぼ同一になるようにして、トルク変動のない安定したトルクを得ることができる永久磁石モータおよび洗濯機を提供する。
本実施形態の永久磁石モータは、ロータのロータコアに多数の磁極を形成する永久磁石を備え、ステータのステータコアに各相のステータコイルに対応した磁極歯を備えており、前記多数の磁極を形成する永久磁石は、保磁力の異なる2種類の永久磁石から1極当たり1種類となるように選択されて保磁力が一定な固定磁力永久磁石と保磁力が変化可能な可変磁力永久磁石とに区分され、前記可変磁力永久磁石は、前記ステータコイルが発生する磁力により増磁または減磁されたときには、その発生磁力が前記固定磁力永久磁石の発生磁力とほぼ同一になるように構成されていることを特徴とする。
本実施形態の洗濯機は、請求項1ないし3のいずれかに記載の永久磁石モータにより洗濯機負荷を回転駆動するようにしたことを特徴とする。
第1の実施形態を示す永久磁石モータの斜視図 要部の拡大斜視図 ステータおよびロータの一部を直線状に展開して示す作用説明図 ドラム式洗濯機の概略的構成を示し、(a)は縦断側面図、(b)は縦断背面図 磁化曲線図 第2の実施形態を示す図3相当図 図5相当図
以下、ドラム式洗濯機に適用した複数の実施形態について図面を参照して説明するに、各実施形態において、同一部分には同一符号を付して示す。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態につき、図1ないし図5を参照して説明する。
まず、図4において、ドラム式洗濯機の外箱1内には水槽2が配設されている。水槽2は、一端部である後面部2a(図4(a)の右端面部)が閉塞された略円筒状をなし、軸方向をほぼ水平にした状態で図示しないダンパ機構により弾性的に支持されている。水槽2内には、回転槽を構成するドラム3が回転自在に配設されている。このドラム3も、一端部である後面部3a(図4(a)の右端面部)が閉塞されたほぼ円筒状をなし、軸方向を略水平にした状態で配設されている。ドラム3の周壁には、多数の孔(図示せず)が形成されている。なお、図示はしないが、外箱1の前面部1aには洗濯物出入口を開閉する扉が設けられ、また、水槽2およびドラム3の前面側に開口部が形成されていて、洗濯物が洗濯物出入口を通してドラム3に対して出し入れされるようになっている。
水槽2の後面部2aの背面には、ドラム3を回転駆動する永久磁石モータ(以下、単にモータと称する)4が配設されている。モータ4は、この場合、アウタロータ形のブラシレスDCモータからなり、ロータ5に連結された軸6が、ドラム3の後部に連結されている。従って、モータ4によりドラム3を直接回転駆動するダイレクトドライブ方式となっている。ドラム3が、モータ4により回転駆動される洗濯機負荷(負荷)に相当する。
モータ4について、図1ないし図3および図5を参照して説明する。モータ4のステータ7は、外周部に多数個例えば36個の磁極歯8を有するステータコア9と、各磁極歯8に巻回されたステータコイル10と、合成樹脂製の取付部11を備えた構成となっていて、その取付部11を介して前記水槽2の後面部2aに固定状態に取り付けられる。この場合、ステータコア9は、図3に示すように、6等分された如き分割コア9Aを6個、一方の端部に形成された係合凸部9aを他方の端部に形成された係合凹部9bに互いに挿入係合することにより連結されて構成されている。従って、1つの分割コア9Aは、6個の磁極歯8を有し、隣接する3つの磁極歯8は3相のU、VおよびW相に対応する。
ロータ5は、外周部に環状壁12aを有する浅底容器状の磁性体製のフレーム12と、その環状壁12aの内周部に配置された円環状をなすロータコア13と、このロータコア13に形成された多数個の磁石挿入孔17に挿入された保磁力の異なる永久磁石14および15とを備えた構成となっていて、フレーム12の中央部に設けられた軸取付部16に前記軸6が連結される。
この場合、低(小)保磁力の永久磁石14および高(大)永久磁石15は、主成分がNd(ネオジム)、Fe(鉄)、B(ポロン)からなる同一の材料たるネオジム磁石で構成されるが、添加されるDy(ジスプロシウム)の割合によって磁化曲線が異なるネオジム磁石が得られる。図5は、横軸に保磁力、磁界(電流)をとり、縦軸に磁力をとって示す磁化曲線であり、添加されるDyの割合が大の場合は、高保磁力の固定磁力永久磁石たる永久磁石15が得られ、添加されるDyの割合が小の場合は、低保磁力の可変磁力永久磁石たる永久磁石14が得られる。ここで、低保磁力の永久磁石(可変磁力永久磁石)14の保磁力は、例えば350kA/m以下に設定され、高保磁力の永久磁石(固定磁力永久磁石)15の保磁力は、例えば700kA/m以上に設定されている。
ロータコア13は、図3に示すように、6等分に分割された6個の分割コア13Aを組合せて構成されている。分割コア13Aは、夫々交互にN極とS極の磁極が形成されるように、各8個の磁石挿入孔17に8個の永久磁石14或いは15が挿入配置されて構成される。分割コア13Aでは、分割コア9Aの一方側(左側)からのU、V、W、U、VおよびW相の磁極歯8の配列に対して、高(大)保磁力の永久磁石15(「大 N」)、低(小)保磁力の永久磁石14(「小 S」)、高保磁力の永久磁石15(「大 N」)、高保磁力の永久磁石15(「大 S」)、高保磁力の永久磁石15(「大 N」、高保磁力の永久磁石15(「大 S」)、低保磁力の永久磁石14(「小 N」)および高保磁力の永久磁石15(「大 S」)が応じるように配置されている。
以上のように、各分割コア13Aは、2個の低保磁力の永久磁石14と6個の高保磁力の永久磁石15を備えていて、夫々総磁束量はほぼ等しいのである。そして、分割コア9Aには、6個の磁極歯8が形成され、分割コア13Aには、2個の低保磁力の永久磁石14(図3において、左側から数えて2番目と7番目)と6個の高保磁力の永久磁石15とが配置されているので、ロータ4が回転しても、分割コア9の複数の相たるU、V、W、U、VおよびW相の6つの相の磁極歯8に対応する8つの永久磁石のうちの1以上たる2つは、必ず低保磁力の永久磁石14になる。
一方、図2および図3に示すように、分割コア13Aにおいて、一方の端部には係合凸部13aが形成され、他方の端部には、係合凹部13bが形成されている。そして、ロータコア13は、6個の分割コア13Aを、連接する一方の係合凸部13aを他方の係合凹部13bに互いに挿入係合することにより連結されて構成されている。
上記モータ4において、ロータコア13の12個の磁極歯8に巻回される12個のU相のステータコイル10は直列に接続され、12個の磁極歯8に巻回される12個のV相のステータコイル10は直列に接続され、12個の磁極歯8に巻回される12個のW相のステータコイル10は直列に接続された上で、これらの直列回路はスター結線されるようになっている。そして、モータ4は、図示はしないが、制御手段としてのマイクロコンピュータを含む制御装置により、インバータ回路を介して制御されるようになっている。制御装置は、後述する洗い行程、すすぎ行程および脱水行程からなる洗濯運転の制御を行なう機能を有している。
次に、第1の実施形態の作用を説明する。
制御装置は、洗濯運転を開始すると、まず、洗い行程を行なう。洗い行程では、給水弁(図示せず)を開放して水を水槽2内ひいてはドラム3内に供給して貯留する給水を行なう。次に、水槽2内に洗剤を投入した状態で、ドラム3をモータ4により例えば50〜60rpmの低い回転速度で正逆回転させる。これにより、ドラム3内に収容された洗濯物が洗浄される洗いを行なう。洗いを所定時間行なった後、ドラム3を停止させた状態で、水槽2の排出口に接続された排水弁(図示せず)を開放することにより、水槽2内(ドラム3内)の水を機外へ排出する排水を行なう。
次に、制御装置は、洗い行程の中間脱水を行なう。この中間脱水では、ドラム3をモータ4により一方向に例えば1500rpmの高速度で回転させる。これにより、ドラム3内の洗濯物が遠心脱水される。洗濯物から排出された水分は、排出口から機外へ排出される。
制御装置は、中間脱水が完了したら、すすぎ行程に移行する。すすぎ行程では、まず、ドラム3の回転を停止させた状態で、再び給水を行ない、水槽2内ひいてはドラム3内に水を供給して貯留する。次に、すすぎを行なう。すすぎでは、洗剤を使用しないこと以外は洗いと同様な制御を行なう。すなわち、ドラム3をモータ4により例えば50〜60rpmの低い回転速度で正逆回転させることにより、ドラム3内の洗濯物をすすぐすすぎを所定時間行なった後、前述と同様な排水を行なう。以下、同様の給水、すすぎ、排水を複数回繰り返し、すすぎ行程を終了する。
制御装置は、次に、脱水行程を行なう。脱水行程では、ドラム3をモータ4により一方向に例えば1000rpmの高速度で回転させる。これにより、ドラム3内の洗濯物が遠心脱水される。洗濯物から排出された水分は、排出口から機外へ排出される。以上の脱水が所定時間行なわれると、脱水行程が完了し、洗濯運転が終了する。
ここで、上記した洗い行程の洗いにおいては、ドラム3(モータ4)の回転速度は低く(50〜60rpm)、モータ4としては低速回転、高トルクを必要とすることから、洗い行程の洗いの前の給水において、制御装置は、モータ4の永久磁石14の磁束を増加させるべく、増磁を行なう。
具体的には、ステータコイル10に所定アンペア(A)例えば+15Aの電流を印加することで、永久磁石14の磁束を最大まで上げ、電流の印加を解除しても、その磁束が保持されようにする。この場合、図5に示すように、可変磁力永久磁石たる永久磁石14の発生磁力は、固定磁力永久磁石たる永久磁石15の発生磁力とほぼ同一なる。これにより、ステータ7に対して作用するロータ5全体としての磁束が増加するようになる。この状態で、モータ4によりドラム3を低速度で回転駆動させて洗い行程の洗いを実行することで、モータ4としては安定した高トルクを発揮できる。この洗い行程の際には、ステータコイル10への通常の運転電流は約±7Aの範囲であるので、低保磁力の永久磁石14でも磁束が変化してしまうことはない。
次に、洗い行程の中間脱水においては、ドラム3(モータ4)の回転速度は高く(1500rpm)、モータ4としては低トルク、高速回転を必要とすることから、中間脱水の前の排水において、制御装置は、永久磁石14の磁束を減少させるべく、減磁を行なう。
具体的には、ステータコイル10に例えば−7Aより負側に大きい電流例えば−12〜−13Aを印加することで、永久磁石14の発生磁力を下げ、電流の印加を解除しても、その磁力が保持されるようにする。これにより、ステータ7に対して作用するロータ5全体としての磁束が減少するようになる。この状態で、モータ4によりドラム3を高速度で回転駆動させて中間脱水を実行することで、モータ4としては低トルク、高速回転に適したものとなる。この中間脱水の際にも、ステータコイル10への通常の運転電流は約±7Aの範囲であるので、低保磁力の永久磁石14でも磁束が変化してしまうことはない。
次に、すすぎ行程のすすぎにおいては、洗い行程の洗いと同様に、ドラム3(モータ4)の回転速度は低く(50〜60rpm)、モータ4としては低速回転、高トルクを必要とすることから、すすぎの前の給水において、永久磁石14の磁束を増加させるべく、前述と同様な増磁を行なう。このように増磁した状態で、すすぎを行なう。
そして、脱水行程においては、洗い行程の中間脱水行程と同様に、ドラム3(モータ4)の回転速度は高く(1000rpm)、モータ4としては低トルク、高速回転を必要とすることから、最終脱水行程の前のすすぎ行程の排水において、永久磁石14の磁束を減少させるべく、前述と同様な減磁を行なう。このように減磁した状態で、脱水行程を行なう。
上記した第1の実施形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。
低保磁力の永久磁石14は、増磁されたときに、その発生磁力が高保磁力の永久磁石15の発生磁力とほぼ同一になるように構成されているので、モータ4として磁気アンバランスによるトルク変動がない安定したトルクを得ることができるとともに、磁力増加にともないトルクの増加も図ることができ、安定した高トルクを必要とする洗濯運転の洗い、すすぎに好適である。そして、低保磁力の永久磁石14および高保磁力の永久磁石15を同一の材料たるネオジム磁石で構成したので、上述したような永久磁石14の磁気特性(磁化曲線)を容易に得ることができる。
また、分割コア9Aには、6個の磁極歯8が形成され、分割コア13Aには、2個の低保磁力の永久磁石14(図3において、左側から数えて2番目と7番目)と6個の高保磁力の永久磁石15とが配置されているので、ロータ4が回転しても、分割コア9の複数の相たるU、V、W、U、VおよびW相の6つの相の磁極歯8に対応する8つの永久磁石のうちの1以上たる2つは、必ず低保磁力の永久磁石14になる。従って、永久磁石14が減磁されたときにおいては、各分割コア9Aに作用する総磁束量はほぼ等しくなり、磁気アンバランスを極力なくすことができて、トルク変動を抑制することができ、振動、騒音の発生を防止できる。
(第2の実施形態)
図6および図7は、第2の実施形態を示す。
この第2の実施形態においては、図6に示すように、低保磁力の永久磁石14の代わりに低保磁力の永久磁石18が用いられる。この永久磁石18は、主成分がSm(サマリウム)、Co(コバルト)、Fe(鉄)からなるサマリウムコバルト磁石で構成される。この場合、通常のサマリウムコバルト磁石は、図7に示すように、保磁力、磁力とも小なる磁化曲線を有するものであるが、そのCoの割合を減少させFeの割合を増加させると、永久磁石14と同様の磁化曲線を有する可変磁力永久磁石たる低保磁力の永久磁石18が得られる。
この低保磁力の永久磁石18の増磁、減磁の作用は前記永久磁石14と同様であり、従って、この第2の実施形態でも第1の実施形態と同様の効果を奏する。
(その他の実施形態)
ステータコアおよびロータコアは、分割コアの組み合わせによらず、一体のものを用いてもよい。
ステータコアの磁極数およびロータコアの磁極たる永久磁石数は適宜設定すればよい。
上記実施形態では、可変磁力永久磁石たる永久磁石14或いは18は、増磁されたきにその発生磁力が固定磁力永久磁石たる永久磁石15の発生磁力とほぼ同一になるように構成されているが、逆に、可変磁力永久磁石が増磁されたときにその発生磁力が固定磁力永久磁石の発生磁力より大になり、可変磁力永久磁石が減磁されたときにその発生磁力が固定磁力永久磁石の発生磁力とほぼ同一になるような永久磁石モータとしてもよい。この場合、永久磁石モータとしては、可変磁力永久磁石が減磁されたときに安定したトルクを発生することになる。
ドラム式洗濯機に限らず、洗濯機全般に適用することができる。
以上のように本実施形態によれば、ロータのロータコアに多数の磁極を形成する永久磁石を備え、ステータのステータコアに各相のステータコイルに対応した磁極歯を備えた永久磁石モータにおいて、前記多数の磁極を形成する永久磁石は、保磁力の異なる2種類の永久磁石から1極当たり1種類となるように選択されて保磁力が一定な固定磁力永久磁石と保磁力が変化可能な可変磁力永久磁石とに区分され、前記可変磁力永久磁石は、前記ステータコイルが発生する磁力により増磁または減磁されたときには、その発生磁力が前記固定磁力永久磁石の発生磁力とほぼ同一になるように構成されていることを特徴とする。このような構成により、可変磁力永久磁石が増磁または減磁されたときに、トルク変動のない安定したトルクを得ることができる。
以上、いくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は外箱、3はドラム(負荷、洗濯機負荷)、4は永久磁石モータ、5はロータ、7はステータ、8は磁極歯、9はステータコア、9Aは分割コア、10はステータコイル、13はロータコア、13Aは分割コア、14は低保磁力の永久磁石(可変磁力永久磁石)、15は高保磁力の永久磁石(固定磁力永久磁石)、18は低保磁力の永久磁石(可変磁力永久磁石)を示す。

Claims (4)

  1. ロータのロータコアに多数の磁極を形成する永久磁石を備え、ステータのステータコアに各相のステータコイルに対応した磁極歯を備えた永久磁石モータにおいて、
    前記多数の磁極を形成する永久磁石は、保磁力の異なる2種類の永久磁石から1極当たり1種類となるように選択されて保磁力が一定な固定磁力永久磁石と保磁力が変化可能な可変磁力永久磁石とに区分され、
    前記可変磁力永久磁石は、前記ステータコイルが発生する磁力により増磁または減磁されたときには、その発生磁力が前記固定磁力永久磁石の発生磁力とほぼ同一になるように構成されていることを特徴とする永久磁石モータ。
  2. 固定磁力永久磁石と可変磁力永久磁石は、同一の材料で構成されていることを特徴とする請求項1記載の永久磁石モータ。
  3. ロータの永久磁石は、ステータコアの複数の相の磁極歯に対応する複数の永久磁石のうちの1以上が可変磁力永久磁石になるように配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の永久磁石モータ。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の永久磁石モータにより洗濯機負荷を回転駆動するようにしたことを特徴とする洗濯機。
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