JP5295514B2 - 堆肥化処理施設の天井構造 - Google Patents

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Description

本発明は、有機廃棄物を発酵させて堆肥化させる堆肥化処理施設の天井構造に関する。
近年、適切な家畜糞尿の処理、良質な堆肥の生産利用の重要性が高まり、生ゴミや家畜の糞尿、剪定屑等の有機廃棄物を発酵により堆肥化させる堆肥化処理施設が建設されている。これらの堆肥化処理施設には、発酵槽が備えられ、発酵槽に有機廃棄物を堆積させて好気性微生物により発酵分解して堆肥化させる発酵室が設けられている。この発酵室における発酵分解過程の有機廃棄物からは、その発酵熱により水蒸気が室内に発生する。一般に、発酵室の湿度調節すなわち除湿は換気により行われるが、堆肥化処理施設の換気は悪臭対策を主目的としているため、発酵室の湿度調節は二次的な効果として期待されるだけである。従って、発生した水蒸気は発酵室の天井面や屋根裏面で結露し発酵槽に滴下して堆積物の通気性を阻害し発酵を妨げる。堆肥処理施設の天井面における結露水対策としては、特許文献1の技術が知られている。特許文献1では、堆肥化区画から発生した水蒸気は、堆肥製造装置の天井部において波状の傾斜面に結露し、天井部の傾斜面を通じて結露水が集水されることにより、結露水が堆肥化区画上への落下を防止する技術が示されている。
特開2005−239483号公報
しかし、特許文献1における結露水対策は、結露水が移動する天井面の傾斜が緩やかなため、結露水がある程度の大きくなった段階で移動が開始され、移動途中で他の結露水と合体することで短時間に大きな水滴に発達し、自重により途中で滴下する割合が高くなる。また、特許文献1における結露水対策では、結露水を壁際まで移動させた後に集水しているため、結露水は長い距離移動し、その間に合体する他の結露水の数も増加して、大きな水滴となって移動途中で滴下する割合が高くなる。さらに、結露水の移動速度も低いため天井面での滞留時間が長くなり、換気による気流などの影響を受けやすくなり、移動途中で滴下する割合が高くなる。これらにより、結露水の集水効率が低下し、発酵槽への結露水の滴下の可能性が高くなってしまう。また、夏期に換気を行っても高温多湿の外気が導入されるだけで、発酵室内の除湿効果を冬期ほど期待できない。このため、発酵室は高温多湿状態が維持され、朝方等のわずかな外気温低下の影響により一気に多量の結露水が発生して天井面等から滴下する場合もある。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、結露水を確実に集水でき、夏期の除湿機能も有する、堆肥化処理施設の天井構造を提供することを目的とする。
本発明にかかる堆肥化処理施設の天井構造は、有機廃棄物を発酵により堆肥化する堆肥化処理施設の天井構造において、上記堆肥化処理施設に設けられ、搬入された有機廃棄物が、一方の側から他方の側へ堆積位置が移動されて、発酵度の浅いものから発酵度の進んだものへと配置される発酵槽と、該堆肥化処理施設の屋根の下方に設置され、下方に突出させた傾斜面を有し、有機廃棄物の発酵により生じた水蒸気が接触する天井と、上記傾斜面に近接させて配置され、上記天井に接触した上記水蒸気を結露させるために、該天井を冷却する冷却配管と、上記傾斜面の下方に、それから流下する結露水を受ける樋材とを備え、上記冷却配管は、発酵度が浅く水蒸気の発生量が多い区域で配置間隔が小さく設定され、発酵度が進み水蒸気の発生量が少ない区域で配置間隔が広く設定されることを特徴とする。
前記傾斜面が平面で形成されることを特徴とする。
前記傾斜面が曲面で形成されることを特徴とする。
本発明にかかる堆肥化処理施設の天井構造にあっては、結露水を確実に集水でき、夏期には室内の除湿も可能となる。詳細には、搬入された有機廃棄物が、一方の側から他方の側へ堆積位置が移動されて、発酵度の浅いものから発酵度の進んだものへと配置される発酵槽に対し、水蒸気の発生量の多い区域における冷却配管の配置間隔は小さく設定し、水蒸気の発生量が少ない区域における冷却配管の配置間隔を広く設定していて、発酵槽の有機廃棄物からの水蒸気の発生状態に応じた天井構造を形成でき、効率的に結露水を処理できる。
以下に、本発明にかかる堆肥化処理施設の天井構造の好適な一実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態にかかる堆肥化処理施設の天井構造は基本的には、図1から図6に示すように、堆肥化処理施設1の屋根2の下方に設置され、下方に突出させた傾斜面4を有し、有機廃棄物15の発酵により生じた水蒸気が接触する天井3と、傾斜面4に近接させて配置され、天井3に接触した水蒸気を結露させるために、天井3を冷却する冷却配管5と、傾斜面4の下方に、それから流下する結露水を受ける樋材6とを備える。
本実施形態における堆肥化処理施設1は、鉄骨構造で構築されている。堆肥化処理施設1には、発酵槽10を備えた発酵室11と、発酵室11に隣接して機械室12が設けられている。発酵室11は、臭気対策のために外部と区画された横長の部屋として形成され、一方の短辺側には機械室12との間仕切り壁13が設けられ、他方の短辺側の壁にはシャッター14が設けられている。発酵室11の床面には、家畜の糞尿、生ゴミ、剪定枝等を混練りした有機廃棄物15を堆積し発酵させる発酵槽10が設けられている。堆肥化処理施設1に搬入された有機廃棄物15は、発酵槽10の間仕切り壁13側に堆積され、スクープ式攪拌機等により有機廃棄物15の発酵に必要な所定時間(数時間から数日)おきに攪拌されて、順次シャッター14側へと堆積位置が移動される。従って、発酵槽10内の有機廃棄物15は、間仕切り壁13側からシャッター14側へ、発酵度の浅いものから発酵度の進んだものへと配置される。最終的に発酵が完了し堆肥となった有機廃棄物15は、図示していないホッパーやベルトコンベアなどを組み合わせた搬送設備を利用して、製品化するために熟成室(図示せず)へ搬送されたり、戻し堆肥として混練り室(図示せず)へ搬送されたりする。この際の搬送設備は、堆肥となった有機廃棄物15の搬送に伴って発酵室11の臭気や水蒸気が移行しないよう考慮される。具体的には、発酵室11の長辺方向の壁に沿って気密通路を設け、その内部にベルトコンベアを設置して熟成室等へ搬送する。また、堆肥となった有機廃棄物15はシャッター14から外部へ搬出することも可能である。
有機廃棄物15は発酵初期段階で、アンモニア系の強い臭気を盛んに発生させ、発酵熱により盛んに水蒸気を発生させる。発酵が進むと臭気や水蒸気の発生量は減少する。このため、臭気が強く、水蒸気の発生量が多い発酵室の間仕切り壁13側と、臭気が弱く水蒸気の発生量が比較的少ないシャッター14側の間にはシートカーテン16が設けられ、臭気や水蒸気の拡散が抑制されている。本実施形態において、間仕切り壁13とシートカーテン16間の区域を第1発酵室11a、シートカーテン16とシャッター14間の区域を第2発酵室11bとする。
第1発酵室11aの間仕切り壁13には、機械室12内に設置された給気用送風機20からの給気ダクト21が接続された給気口22と、機械室12に設置され主に第1発酵室11aの空気を脱臭し排出する排気脱臭装置23から延びる排気ダクト24が接続された排気口25が設けられている。第2発酵室11bの長辺側の両側壁面には、主に第2発酵室11bを換気するための給気用ファン26と排気ファン27が設けられ、さらに、長辺側の一方の側壁面に沿って、天井面の結露を抑制するための強制気流を形成するエア搬送ファン19が配置されている。機械室12の外壁には主に第1発酵室11aへの給気を行うための外気取り入れ口28、および排気脱臭装置23からの脱臭処理済み排気を外気へ放出するダクトに接続された排気口29が設けられている。第1発酵室11a、第2発酵室11b、機械室12の各気圧は外気の大気圧より低く設定され、さらに、機械室12から第2発酵室11a、第1発酵室11bの順に気圧が低くなるよう換気などにより調節されて、強い臭気が外部に直接出ないように調整されている。
本実施形態における堆肥化処理施設1には、発酵室11の屋根2の下方に、発酵室11全面亘って、有機廃棄物の15の攪拌等の作業の障害とならないよう、十分な高さを確保して天井3が設けられている。発酵室11の天井3は、屋根2の母屋7等から合板等を吊り支持して水平に設けた天井下地8に、天井材9を取り付けて構成されている。本実施形態における天井材9は、山部9aと谷部9bを交互に傾斜面4で連続させて、W字状を連続させた断面形状の横長の折板鋼板で形成されている。本実施形態において隣接する山部9a間および隣接する谷部9b間の間隔は、付着した結露水の傾斜面4に沿った流下距離が長くならないように20cmから200cm程度の間で設定されている。天井材9には、有機廃棄物15からのアンモニア性の臭気成分を含んだ結露水を考慮して耐アンモニア(耐アルカリ性)を高めるコーティングが施されている。さらにこのコーティングにより、臭気を含んだ結露水は天井材9の表面を円滑に流下し、表面に臭気物質が付着しにくくなり、天井材9表面の清掃等が容易になる。本実施形態の天井材9の山部9a、谷部9bの開き角度は約60度に設定されている。
天井3は、天井材9の傾斜面4を発酵室11の短辺方向に沿わせて、隣接する天井材9の長さ方向の両側面同士を重ねて、発酵室11の長辺方向へ複数配置して水平に形成されている。天井材9は、その山部9aを天井下地8に当接し、その山部9aをネジ等により天井下地8に固定して設けられている。これにより、下方に突出させた傾斜面4が天井3に形成される。このように形成された天井3は、その表面で有機廃棄物15からの水蒸気に接触して結露水を発生させ、その傾斜面4で結露水を流下させる機能を有している。傾斜面4が水平面と成す傾斜角度は、表面の結露水が、自重で滴下することなく天井材9の表面に沿って流下し、傾斜面4の端部まで到達できる角度であればよい。本実施形態における天井材9の山部9a、谷部9bの各開き角度は約60度に設定されているため、傾斜面4が天井下地8すなわち水平面と成す傾斜角度は60度程度となる。
本実施形態における天井材9の端部には塞ぎ板が設けられるため、天井材9と天井下地8で囲まれた、断面略三角形の部分(以下「天井材裏空間S」という)に臭気や水蒸気が進入するのが防止されている。天井材裏空間Sには適宜、天井3を冷却する冷却配管5が設けられる。冷却配管5は、その内部の冷却水により天井3を冷却する機能を有している。天井材裏空間S内の冷却配管5は天井材9の谷部9bに沿わせて、天井3の母屋7等から配管用吊りボルト37で支持される。本実施形態における1つの天井材裏空間Sに配置される冷却配管5は1本であるが、天井材裏空間Sの大きさや、天井材9の冷却効率等を考慮して複数本配置してもよい。
天井3の熱が冷却配管5を介して冷却水へ効率よく伝達されるよう、鋼管や銅管等の熱伝導率の高い金属管が使用される。さらに、本実施形態では、天井材裏空間Sにアンモニアを含む水蒸気などが侵入しないため、耐アルカリ性には劣るが熱伝導率の高いアルミニウム管を冷却配管5として、天井材裏空間S内で使用することも可能である。また、本実施形態における冷却配管5は天井材裏空間Sの左右の傾斜面4に同時に近接するよう谷部9bの下部に配置されている。冷却配管5が傾斜面4に近接して配置されるため、両者間の熱交換効率が高くなる。すなわち、冷却配管5と天井3(主に天井材9)間の熱交換は、輻射や、空気を介した熱伝導、熱伝達により行われるが、両者が接近することで熱交換時の熱損失が小さくなり、熱交換の効率が高くなる。
本実施形態において「傾斜面に近接させて配置」には、冷却配管5と傾斜面4を直接接触させることや、熱伝導率の高い金属等を介して冷却配管5と傾斜面4を連結することも含まれる。直接接触させることや熱伝導率の高い金属等で連結することは熱交換の効率を高める上で有効である。本実施形態では、天井下地8が比熱の大きい合板であり、天井材9は比熱の小さい折板鋼板であるため、天井材9の温度が主に低下する。また天井材9自体が熱伝導率の高い鋼板製であり、隣接する天井材9と側面同士が重ねられているため、熱伝導により一方の天井材9を冷却することで他方の天井材9まで冷却できる。したがって、天井3の広さと一の冷却配管5で冷却できる範囲を考慮し、冷却配管5の配置間隔を調整しながら、天井3に対して適宜冷却配管5を設置する。本実施形態においては、水蒸気の発生量の多い第1発酵室11aにおける冷却配管5の配置間隔は小さく設定し、各天井材裏空間Sに冷却配管5を配置している。また、第2発酵室11bでは、水蒸気の発生量が少ないため冷却配管5の配置間隔を広く設定し、天井材裏空間S数個おきに冷却配管5を設置している。このように、発酵室11の有機廃棄物15からの水蒸気の発生状態に応じた天井構造を形成している。
冷却配管5の各端部は天井材9の端部から突出し、一方の端部は、冷却ポンプ30の吐出側に接続される一次側配管31に接続され、他方の端部は、冷却水槽33に接続される二次側配管32に接続されている。本実施形態における冷却水槽33は、堆肥化処理施設1の近傍に設けられているが、冷却水温度が上昇しにくい場所で有れば機械室12内等に設けてもよい。
天井材9の端部の塞ぎ板により、冷却配管5で冷却された天井材裏空間S内の空気が発酵室11に逃げることもなく、逆に発酵室11からの水蒸気等も侵入しない。このため、冷却配管5により天井材裏空間S内の空気を効率良く冷却できる。また、冷却配管5の熱量が、その表面の結露により潜熱として奪われないため有効に顕熱として天井材9の温度を下げることに利用できる。さらに、アンモニアを含んだ水蒸気により、冷却配管5の表面や天井下地8が腐食されることも少なくなる。
冷却水槽33には、補給水管34、オーバーフロー管35、水抜き管36が設けられている。冷却水槽33では、天井材9の温度より低い温度の補給水が供給され、冷却水温度が天井材9の温度より低くなるように維持する機能を有している。本実施形態において補給水として井戸水、市水、河川水等が利用され、補給水により増加した冷却水はオーバーフローさせて冷却水槽33から排出される。なお、冷却水槽33に冷却塔を接続して、冷却水を冷却しながら循環させてもよい。冷却水は、冷却水槽33から冷却水ポンプ30により一次側配管31で天井3の冷却配管5まで圧送され、天井材9等と熱交換を行った後、二次側配管32を経て冷却水槽33へ戻る。
天井3の傾斜面4の下方には樋材6が設けられている。本実施形態の樋材6は傾斜面4の下端部すなわち、谷部9bの下部に谷部9bに沿って配置されている。樋材6は傾斜面4から流下する結露水を受け止めて、結露水が発酵槽10の有機廃棄物15に滴下するのを防止する機能と、結露水をまとめて排水管40まで導く機能を有している。本実施形態の樋材6は熱伝導率の低い合成樹脂で成形された断面半円形の長尺材で構成され、その下面側表面には結露防止のための断熱材が施されている。樋材6は樋材支持金物41により支持される。樋材支持金物41は、樋材6に直交させて、天井材9の山部9aから吊り支持されている。樋材支持金物41には複数の樋材6が支持されている。樋材6は、半円形の開口側を谷部9bに向け、長さ方向に結露水を排水するための排水勾配を有して支持される。隣接する樋材6間には、発酵槽10の有機廃棄物15から上昇してきた水蒸気が、天井材9と接触しやすくなるよう間隔が設けられている。
各樋材6の排水勾配下流側の端部付近には、結露水を排水するための排水管40が接続されている。各樋材6からの各排水管40は、配管径が大きいメイン排水管42にまとめられ、メイン排水管42は発酵室11の床に設けた結露水ピット44まで延伸される。本実施形態における排水管40、メイン排水管42は合成樹脂管で構成される。結露水ピット44には機械室12の排水処理装置43からの配管が接続される。結露水ピット44内に溜まった結露水は、そのまま液肥として利用されたり、排水処理装置43によって臭気等の処理を行って排水される。
以上説明した本実施形態にかかる堆肥化処理施設の天井構造の作用について説明する。施工について説明すると、発酵室11の母屋7に取り付けた金属製の天井吊りボルト8aで支持して、所定高さに合板等で天井下地8を設ける。次いで、天井下地8の下方に、発酵室11の短辺方向に沿って適宜間隔で水平に、冷却配管5を母屋7から配管用吊りボルト37で支持して取り付ける。この段階で、冷却配管5が傾斜面4に近接するよう、冷却配管5の取付高さを調整しておく。
冷却配管5の取付が完了した段階で、天井下地8に天井材9を取り付ける。天井材9は、隣接する天井材9の傾斜面4同士を重ねながら、冷却配管5を谷部9bと傾斜面4で覆うようにして天井材裏空間Sに収め、各山部9aを天井下地8にビス等で固定する。この際、天井材9の端部から冷却配管5を突出させるとともに、天井材9の端部に塞ぎ板を取り付け天井材裏空間Sを密閉する。突出させた冷却配管5の一方の端部に冷却ポンプ30からの一次側配管31を接続し、突出した他方の端部に、冷却水槽33へ延びる二次側配管32を接続する。冷却水槽33には井戸水等を供給する補給水管34、オーバーフロー管35および水抜き管36を取り付ける。補給水管34には冷却水槽33内の冷却水温度を制御するために、補給水量を調整する電動バルブ等も取り付ける。
次に、天井材9の山部9bから樋材支持金物41を吊り下げて樋材6を支持する。配置された樋材9が排水勾配を有するように、樋材支持金物41の取り付け高さを予め調整しておく。隣接する樋材6同士は、樋材支持金物41で支持固定されることにより、相互間の間隔が保持される。なお、樋材6の下面側表面には、樋材支持金物41への設置前に、予め結露防止のための断熱材を施しておく。取り付けた各樋材6の排水勾配下流側の樋材端部の底面に、結露水を排水するための排水管40を接続する。接続された排水管40をメイン排水管42に接続し、メイン排水管42を発酵室11の床の結露水ピット44まで配管する。結露水ピット44には排水処理装置43からの配管を設ける。
堆肥化処理施設1の発酵室11の天井構造の、夏期の作用について説明する。なお、本実施形態の夏期は、四季における「夏」の意味に限定されず、冷却前の天井材9の温度が井戸水等の冷却水温度以上となる場合も含む。夏期は外気温が高く日射も強いため、換気を行っても天井材9の温度は、冷却水温度より高くなる。従って夏期は冷却水を利用した発酵室11の除湿を積極的に行う。冷却水を冷却水槽33から冷却水ポンプ30により一次側配管31経由して天井3に配置された冷却配管5へ供給して冷却配管5の表面温度を低下させ、それに近接する天井材9を冷却する。天井材9との熱交換により水温の上昇した冷却水は二次側配管32を経て冷却水槽33へ戻る。冷却水槽33では補給水により冷却水温度が低く維持される。本実施形態においては冷凍機などで冷水を発生させて冷却水として利用するのではなく、井戸水等をそのまま冷却水として利用してるため、冷却水用の熱源システムが簡略化され設置、管理費用が軽減される。上記冷却水の循環により冷却配管5の温度が低くなり、それに近接する天井材9の表面温度も低くなる。天井材9の表面温度が、発酵室11の空気の露天温度以下となった時点で、天井材9の表面で結露が発生し、発酵室11内が除湿される。この際密閉されている天井材裏空間S内では結露は発生せず、結露水の排水処理等も不要である。
天井材9表面の結露水は発達し、ある程度の大きさになると重力によりその傾斜面4を伝って流下する。結露水は、流下途中で傾斜面4に付着している他の結露水滴と合体して大きな水滴に発達しながら下方へ移動し、傾斜面4の端部すなわち谷部9bから樋材に滴下する。本実施形態では傾斜面4の傾斜角度が約60度あり、結露水はある程度発達した段階で流下するため、移動開始時の結露水も、移動途中で合体する他の結露水も比較的小さな水滴の段階である。さらに傾斜面4での移動距離も短い。このため、結露水が移動途中で大きな水滴に成長し、その自重により途中で落下する可能性が小さくなり確実に集水できる。
樋材6に滴下し集水された結露水は、樋材6の排水勾配により樋材6端部へ移動し、排水管40からメイン排水管42を通って結露水ピット44へ排出される。本実施形態の樋材6は熱伝導率の低い合成樹脂製であり、その下面側表面には断熱材を有しているため、樋材6の下面側表面での結露は抑制される。このように、夏期に発酵室11を積極的に除湿することにより、夏期の朝方等の外気温のわずかな低下により、一気に多量の結露水が発生し、天井面3から発酵槽10の有機廃棄物15への結露水が滴下することを防止できる。
次に冬期の作用について説明する。本実施形態における冬期とは、四季における「冬」に限定されるものではない。一般に冬期には外気温より冷却水温度(井戸水等)が高くなるため、原則として冷却配管5へ冷却水を循環させない。冬期は外気温が低いため、外気に接する屋根2下方すなわち天井裏の温度低下、母屋7に接続される天井吊りボルト8aの温度低下、換気により導入される外気の温度低温を生じ、天井材9の表面温度が低下し、天井材9の表面で結露水が発生する。発生した結露水は夏期の場合と同様に処理される。ただし、天井下地8により水蒸気が天井裏に侵入しないため天井裏での結露は抑制される。冬期における上記の冷却要素にもかかわらず、有機廃棄物15の発酵熱により、天井材9の表面が冷却水温度より高くなる場合は、冷却配管5に冷却水を循環させて天井材9の表面温度を下げて結露水を発生させて除湿する。
以上説明した本実施形態にかかる堆肥化処理施設1の天井構造にあっては、屋根2の下方に設置され、下方に突出させた傾斜面4を有し、有機廃棄物15の発酵により生じた水蒸気が接触する天井3と、傾斜面4に近接させて配置され、天井3に接触した水蒸気を結露させるために、天井3を冷却する冷却配管5と、傾斜面4の下方に、それから流下する結露水を受ける樋材6とを備えているため、堆肥処理施設1の発酵室11内に発生する水蒸気を、天井3を冷却することで積極的に除湿できる。また、傾斜面4を利用して結露水を発生させ、傾斜面4に沿って流下させて樋材で受けることで確実に集水でき、発酵槽10への結露水の滴下を防止できる。また、年間を通して発酵室11の状況に応じて結露水を確実に集水でき、併せて除湿も可能となるため、通年稼働する排気脱臭装置23や排気ダクト24等の換気設備における結露や結露水の吸い込み防止でき、換気設備の負担軽減および設備寿命を長くできる。
冷却配管5が、天井3に対し適宜配置されることにより、冷却配管5の設置間隔を広く確保して配管量を減じつつも、的確に水蒸気を結露させることが出来る。また、発酵室11における水蒸気の発生状況に応じた冷却配管5の配置ができ、効率的に結露水を処理できる。また、傾斜面4が平面で形成されているため、天井材9の加工や施工が容易になる。
なお、本実施形態において、傾斜面4を平面で構成したが、傾斜面4を上に凸の曲面や、下に凸の曲面で構成してもよい(図7参照)。これにより傾斜面4の面積を広くしつつ、下方への突出が少ない天井3となり、結露水を発生させる面積を拡大でき、同時に天井3に意匠的な変化を持たせることが出来る。また、本実施形態において、天井材9を天井下地8に固定したが、天井下地8を省略して屋根2の母屋7等から直接天井材9を支持しても良い。この場合、天井裏面に発酵槽10からの水蒸気などが侵入するため、天井材9の上側表面、冷却配管5表面、屋根材部分でも結露するが、その結露水は天井材9の上面で受け止めて傾斜面4に沿って谷部9bへ流下させることができる。なお、谷部9bには、上面から流下してきた結露水を樋材6に滴下させるための水抜き孔やスリットを設けておく。また、本実施形態において天井3を、発酵室11全体に設けたが、臭気や水蒸気の発生量が多い、第1発酵室11aの上部にのみ設けてもよい。
本発明にかかる堆肥化処理施設1の天井構造の好適な一実施形態の他の実施形態を図8に示す。本変形実施形態における発酵室11の天井3は、屋根3の母屋7等から天井吊りボルト8aで合板等を支持して水平に設けた天井下地8に天井材90を取り付けて構成されている。天井材90はへ字状の横長の折板鋼板で構成され、へ字状の開き角度は約150度に設定されている。へ字状の両辺の長さは等しくても、一方が長くても構わない。天井材90の上下面とも耐アンモニア性のコーティングが施されている。天井材90は、へ字状の一辺を天井材90の水平面90aとして天井下地8に密着させ、他方の辺を、天井下地8の下方に突出させた傾斜面4とし、その傾斜面4を発酵室11の短辺方向に沿わせて設けられている。天井材90は、隣接する天井材90の水平面90aの端部付近に、その天井材90の傾斜面4の付け根付近の水平面90aを重ね、その重なり部分をネジ等により天井下地8に固定する。天井3は、隣接する天井材90が接触し、天井材90が天井下地8を覆うように連続した形態で構築される。これにより、下方に突出させた傾斜面4の傾斜角度が約30度の天井3が形成されるとともに、天井材90間の熱伝導も確保される。冷却配管5は、屋根2の母屋7等から配管用吊りボルト37により、天井材90の傾斜面4の下端部付近に近接して支持される。樋材6は、屋根2の母屋7等から支持された樋材支持金物41上に、傾斜面4の下端部の下方でかつ隣接する傾斜面4の天井下地8側の端部の下方となる位置で固定、支持される。これにより天井下地8に沿った水平面90aからの結露水の滴下を樋材6でも受け止めることができ、確実に結露水を集水できる。その他の部分に関しては前述の実施形態と同様であるため説明は省略する。
本変形実施形態における堆肥化処理施設1の天井構造においては、天井材90の傾斜面4の上下面、水平面90a、および冷却配管5の表面で結露水を発生させることが出来、広い面積を結露水の付着面として利用することが出来る。また、天井材90の水平面90a、冷却配管5表面の結露水の滴下を、隣接する傾斜面4が受けて樋材6まで流下させ、さらに、隣接する傾斜面4で受けることができない結露水は樋材6で直接受けることが出来る。このため、結露水を確実に集水できる。なお、本変形実施形態においても、傾斜面4を利用した結露水の集水に関する効果は、前述の実施形態と同様である。
本変形実施形態において、隣接する天井材90の水平面90a同士を重ねて天井下地8に固定したが、重ねることなく各々天井下地8に固定しても良い。さらに、天井下地8を省略して、天井材90を直接母屋7等から支持しても良い。
本発明に係る堆肥化処理施設の天井構造の好適な一実施形態の天井における結露水の発生および処理方法を説明する図である。 本発明に係る堆肥化処理施設の天井構造の好適な一実施形態における堆肥化処理施設を説明する平面図である。 図2に示す堆肥化処理施設を説明する長辺方向断面図である。 図3に示す堆肥化処理施設の天井部分を説明する拡大断面図である。 図2に示す堆肥化処理施設を説明する短辺方向断面図である。 図2に示す堆肥化処理施設における換気方法を説明する平面図である。 本発明に係る堆肥化処理施設の天井構造の好適な他の実施形態の天井部分を説明する拡大断面図である。 本発明に係る堆肥化処理施設の天井構造の好適な他の実施形態を説明する天井部分の拡大断面図である。
符号の説明
1 堆肥化処理施設
2 屋根
3 天井
4 傾斜面
5 冷却配管
6 樋材
15 有機廃棄物

Claims (3)

  1. 有機廃棄物を発酵により堆肥化する堆肥化処理施設の天井構造において、
    上記堆肥化処理施設に設けられ、搬入された有機廃棄物が、一方の側から他方の側へ堆積位置が移動されて、発酵度の浅いものから発酵度の進んだものへと配置される発酵槽と、
    該堆肥化処理施設の屋根の下方に設置され、下方に突出させた傾斜面を有し、有機廃棄物の発酵により生じた水蒸気が接触する天井と、
    上記傾斜面に近接させて配置され、上記天井に接触した上記水蒸気を結露させるために、該天井を冷却する冷却配管と、
    上記傾斜面の下方に、それから流下する結露水を受ける樋材とを備え、
    上記冷却配管は、発酵度が浅く水蒸気の発生量が多い区域で配置間隔が小さく設定され、発酵度が進み水蒸気の発生量が少ない区域で配置間隔が広く設定されることを特徴とする堆肥化処理施設の天井構造。
  2. 前記傾斜面が平面で形成されることを特徴とする請求項1に記載の堆肥化処理施設の天井構造。
  3. 前記傾斜面が曲面で形成されることを特徴とする請求項1に記載の堆肥化処理施設の天井構造。
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